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JP2007319470A - スロットマシン - Google Patents

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JP2007319470A JP2006153730A JP2006153730A JP2007319470A JP 2007319470 A JP2007319470 A JP 2007319470A JP 2006153730 A JP2006153730 A JP 2006153730A JP 2006153730 A JP2006153730 A JP 2006153730A JP 2007319470 A JP2007319470 A JP 2007319470A
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reel
unit
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slot machine
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英司 會田
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Konami Gaming Inc
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Abstract

【課題】リール列端部のシンボルをプレイヤーにとって見やすくする。
【解決手段】複数列のリール部材のうち少なくともリール列端部に位置するリールユニット100Aのリール部材101を、表示部4と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように配置する。これにより、表示部に正対したプレイヤーPがリール列端部のリール部材外周面を見る方向は、各リール部材の外周面が同一平面上に配置される従来のスロットマシンに比べて、当該外周面の法線方向に近づくことになる。よって、リール列端部のリール部材外周面上のシンボルが見やすくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2種以上の複数のシンボルを所定順序で変動表示させた後に停止表示したシンボルの配置関係に基づき、入賞判定を行うスロットマシンに関するものである。
この種のスロットマシンの中には、複数列のリール部材を個別に回転制御するという機構的な方法により表示部にシンボルを変動表示させ停止表示させるという機構的なスロットマシンがある。一方、仮想的な複数列のリール画像を表示するディスプレイ部を表示制御するという方法によりシンボルを変動表示させ停止表示させるというビデオスロットマシンも存在する。いずれのタイプのスロットマシンも長所と短所があり、両者は広く利用されている。
ところが、従来の機構的なスロットマシンにおいては、複数列のリール部材が互いに同軸となるように配置されており、各リール部材の外周面における表示部との対向部分は同一平面上に位置している。このようなスロットマシンは、通常、3列のリール部材を用い、そのリール列中央に位置するリール部材の外周面における表示部との対向部分がプレイヤーと正対するように構成される。そして、プレイヤーは、比較的近い距離から表示部を見てプレイする。よって、リール列中央のリール部材についてはその外周面をその法線方向から見ることになるが、リール列端部のリール部材についてはその外周面を斜め方向から見ることになる。そのため、プレイヤーにとって、リール列端部のリール部材外周面上のシンボルは、リール列中央のリール部材外周面上のシンボルよりも見にくいという問題があった。
プレイヤーがスロットマシンのプレイに没頭してプレイを楽しむ場合、表示部以外のものをなるべく自分の視界から排除することが望ましい。また、プレイに没頭するにつれてプレイヤーが表示部に徐々に近づく傾向もある。そのため、表示部の近くで表示部を見ながらプレイするプレイヤーは多く、このようなプレイヤーにとっては特にリール列端部のリール部材外周面上のシンボルが見にくくなり、前記問題が深刻である。
なお、従来の機構的なスロットマシンにおいては、3列のリール部材を用いるのが通常であるが、上述した問題は、リール部材の列を3列よりも増やそうとすると顕著となる。
また、前記問題と同様の問題は、ビデオスロットマシンにおいても生じる。すなわち、従来のビデオスロットマシンでは、複数列のリール画像を表示するディスプレイ部の表示面が平坦な面となっているおり、ディスプレイ部はプレイヤーと正対するように構成されている。そして、プレイヤーは比較的近い距離から表示部を見てプレイすることから、リール列端部のリール画像を斜め方向から見ることになる。そのため、プレイヤーにとって、リール列端部のリール画像中のシンボルは、リール列中央のリール画像中のシンボルよりも見にくいという問題が生じる。また、視野角の狭いディスプレイ部を用いた場合には、リール列端部のリール画像を適正なコントラストで見ることができずにリール列端部のリール画像中のシンボルが見にくくなるという問題も生じる。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、リール列端部のシンボルをプレイヤーにとって見やすくしたスロットマシンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された複数列のリール部材と、前記複数列のリール部材を回転駆動させる駆動部と、前記複数のシンボルそれぞれを含む各リール部材外周面上の複数のシンボル表示領域のうち一部分のシンボル表示領域だけを外部から視認可能とするための表示部と、操作部と、前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、前記スタート信号を受けて、前記複数列のリール部材の回転停止位置をそれぞれ決定する決定部と、前記スタート信号を受けて、前記複数列のリール部材が回転して前記決定部が決定した回転停止位置で停止するように、前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記決定部の決定結果に応じて前記表示部に停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、前記所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備えたスロットマシンにおいて、前記複数列のリール部材のうち少なくともリール列端部に位置するリール部材を、前記表示部と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように配置したことを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいて、複数列のリール部材のうち少なくともリール列端部に位置するリール部材は、表示部と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように配置されている。これにより、表示部に正対したプレイヤーがリール列端部のリール部材外周面を見る方向は、各リール部材の外周面が同一平面上に配置される従来のスロットマシンに比べて、当該外周面の法線方向に近づくことになる。よって、リール列端部のリール部材外周面上のシンボルが見やすくなる。
また、請求項2の発明は、請求項1のスロットマシンにおいて、前記リール部材を3個以上有し、これらのリール部材のうちリール列中央に位置する1個又は2個のリール部材を除く他のリール部材すべての前記表示部と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように、各リール部材を配置したことを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいては、表示部に正対したプレイヤーが外周面法線方向から見ることになるリール列中央に位置するリール部材以外のリール部材は、すべて表示部と対向する外周面部分がリール列中央側を向く。よって、リール列中央に位置するリール部材よりもリール列端部側に位置するリール部材については、すべて、プレイヤーによるリール部材外周面を見る方向が、従来のスロットマシンに比べて外周面法線方向に近づくことになる。よって、リール列端部だけでなく、リール列中央に位置するリール部材よりもリール列端部側に位置するリール部材については、シンボルが見やすくなる。
また、請求項3の発明は、請求項1のスロットマシンにおいて、前記複数列のリール部材のうちリール列中央から遠いリール部材ほど、前記表示部と対向する外周面部分のリール列中央側へ向く度合いが大きくなるように、各リール部材を配置したことを特徴とするものである。
従来の一般的なスロットマシンでは、各リール部材を互いに独立したリールユニットとして構成し、表示部と対向する外周面部分が同一平面上に位置するようにこれらのリールユニットをスロットマシン本体に組み込む。各リールユニットは、通常、リール部材を駆動する駆動部の一部、リール部材を回動可能に支持する支持部などの部材が、リール部材の軸部側方(リール部材回転軸方向の外方)に配置される。そのため、これらの部材用の側方スペースをリール部材間に確保しなければならず、リール部材を互いに近づけて配置することが困難であった。そのため、表示部内においてリール部材間の側方スペースが目立ち、プレイヤーに違和感を与えるおそれがあるという不具合があった。特に、使用するリールユニットの数が増えるほど、表示部内においてリール部材の外周面が占めるエリアに対する側方スペースの占める割合が高まることから、リール部材間の側方スペースが目立ちやすくなってプレイヤーに違和感を与えやすい。なお、このような不具合は、各リール部材を互いに独立したリールユニットとして構成する場合に限らず、リール部材の軸部側方にスペースを確保する必要がある構成であれば同様に生じる。
本スロットマシンにおいては、リール列中央から遠いリール部材ほど、表示部と対向する外周面部分のリール列中央側へ向く度合いが大きくなるように各リール部材を配置する。このような配置をとることで、従来のスロットマシンに比べて、表示部内での側方スペースが占める割合を低くするとともに、リール部材間の軸部側方に広いスペースを確保することが可能になる。その結果、プレイヤーに違和感を与えるおそれを少なくすることが可能となる。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3のスロットマシンにおいて、隣り合うリール部材間における、リール列中央側に位置するリール部材のリール列端部側外周面部分と、リール列端部側に位置するリール部材のリール列中央側外周面部分との最近接位置が、互いにほぼ同位置となるように、各リール部材を配置したことを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいては、表示部と対向するすべてのリール部材の外周面部分が、ほぼ段差のない略連続した面とすることができる。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4のスロットマシンにおいて、前記表示部は、各リール部材の該表示部と対向する外周面部分を覆う透明な板状部材を有し、前記透明な板状部材は、各リール部材の外周面に沿って設けられていることを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいては、各リール部材の外周面と透明な板状部材との距離を各リール部材間でほぼ同じ距離とすることができる。よって、透明な板状部材を介した各リール部材外周面上のシンボルの見え方が、各リール部材間でほぼ同じになる。
また、請求項6の発明は、所定順序で配列された2種以上の複数のシンボルからそれぞれ構成される複数列のリール画像を表示するディスプレイ部と、操作部と、前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、前記スタート信号を受けて、前記ディスプレイ部に停止表示させる各リール画像のシンボルを決定する決定部と、前記スタート信号を受けて、前記ディスプレイ部に表示された各リール画像の複数のシンボルを順次切り換える変動表示制御を行い、前記決定部が決定したシンボルが停止表示するように各リール画像の変動表示を停止させる停止表示制御を行う表示制御部と、前記決定部の決定結果に応じて前記ディスプレイ部に停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、前記所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備えたスロットマシンにおいて、前記ディスプレイ部は、前記複数列のリール画像のうち少なくともリール列端部に位置するリール画像の表示領域がリール列中央側を向くように構成されていることを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいて、複数列のリール画像のうち少なくともリール列端部に位置するリール画像の表示領域は、リール列中央側を向くように構成されている。これにより、ディスプレイ部に正対したプレイヤーがリール列端部のリール画像の表示領域を見る方向は、ディスプレイ部の表示面が平面であった従来のスロットマシンに比べて、当該表示領域の法線方向に近づくことになる。よって、リール列端部のリール画像中のシンボルが見やすくなる。
また、リールユニットを用いたスロットマシンでは、リール部材を駆動する駆動部の一部やリール部材を回動可能に支持する支持部などの部材がリール部材の軸部側方に配置されるため、全リールユニットの全幅がリール幅よりもずっと広くなる。これに対し、本スロットマシンでは、リール部材に代えてディスプレイ部に表示されるリール画像を用いるので、全リール画像を表示するディスプレイ部の表示領域の全幅は各リール画像のリール幅を足し合わせた幅と同等にすることが可能となる。すなわち、本スロットマシンによれば、リールユニットを用いたスロットマシンと同じリール幅をもったリール画像を使用する場合、そのリールユニットを用いたスロットマシンに比べて、リール列端部のリール画像をリール列中央側に寄せることができ、リール列端部のリール画像中のシンボルが見やすくなる。
また、請求項7の発明は、2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された少なくとも1列のリール部材と、前記リール部材を回転駆動させる駆動部と、前記複数のシンボルそれぞれを含むリール部材外周面上の複数のシンボル表示領域のうち一部分のシンボル表示領域だけを外部から視認可能とするための表示部と、所定順序で配列された2種以上の複数のシンボルから構成される少なくとも1列のリール画像を表示するディスプレイ部と、操作部と、前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、前記スタート信号を受けて、前記リール部材の回転停止位置と前記ディスプレイ部に停止表示させるリール画像のシンボルとを決定する決定部と、前記スタート信号を受けて、前記リール部材が回転して前記決定部が決定した回転停止位置で停止するように、前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記スタート信号を受けて、前記ディスプレイ部に表示されたリール画像の複数のシンボルを順次切り換える変動表示制御を行い、前記決定部が決定したシンボルが停止表示するようにリール画像の変動表示を停止させる停止表示制御を行う表示制御部と、前記決定部の決定結果に応じて前記表示部に停止表示されるシンボルと前記ディスプレイ部に停止表示されるシンボルとの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、前記所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備え、前記リール部材と前記ディスプレイ部に表示されるリール画像とで構成される複数列のリール列のうち、少なくともリール列端部に位置するリール部材の前記表示部と対向する外周面部分、及び/又は、少なくともリール列端部に位置するリール画像の表示領域が、リール列中央側を向くように構成したことを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいて、少なくとも1列のリール部材と、少なくとも1列のリール画像を表示するディスプレイ部とを併せ持ち、これらのリール部材及びリール画像によって複数列のリール列が構成される。そして、これらのリール列のうち、少なくともリール列端部に位置するリール部材の前記表示部と対向する外周面部分か、少なくともリール列端部に位置するリール画像の表示領域のいずれか一方又は両方が、リール列中央側を向くように構成されている。これにより、リール列端部のリール部材上のシンボルやリール画像中のシンボルが見やすくなる。
しかも、本スロットマシンによれば、リールユニットのみを用いたスロットマシン(ディスプレイ部を用いないスロットマシン)と同じリール幅をもったリール画像を使用する場合、そのリールユニットのみを用いたスロットマシンに比べて、リール列端部のリール画像やリール部材をリール列中央側に寄せることができ、リール列端部のリール画像中やリール部材上のシンボルが見やすくなる。
以上、請求項1乃至7の発明によれば、リール列端部のシンボルがプレイヤーにとって見やすくなるという優れた効果が奏される。
特に、請求項2の発明によれば、リール列端部だけでなく、リール列中央に位置するリール部材よりもリール列端部側に位置するリール部材についても、シンボルが見やすくなるという優れた効果が奏される。
また、請求項3の発明によれば、リール部材の軸部側方にスペースを確保する必要がある場合でも、表示部から見えるリール部材間の外周面を互いに近づけ、プレイヤーに与える違和感を少なくできるという優れた効果が奏される。
また、請求項4及び5の発明によれば、表示部から各リール部材の外周面上のシンボルが見やすくなるという優れた効果が奏される。
〔実施形態1〕
以下、本発明を、カジノに設置されるスロットマシンに適用した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
まず、本実施形態1に係るスロットマシンの基本的な構成について説明する。
図2は、本実施形態1に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。
このスロットマシン1は、箱型の筺体2、この筺体2の前面側に開閉自在に取り付けられた前面パネル3などを有する。前面パネル3には、後述のシンボル表示ユニット(リールユニット)の一部を表示するための表示部である表示窓4、貨幣受取部を構成するコイン投入口5a及び紙幣投入口5b、操作部としてのスピンボタン6及びBETボタン7a,7b、クレジット精算ボタン8、スピーカ9、返却ロ10aを有するコイン受皿10、演出パネル11、カウント表示器12などが設けられている。カウント表示器12には、プレイヤーがコイン投入口5a又は紙幣投入口5bから投入した金銭の額に相当するクレジットの量を表示するクレジット表示部、BETボタン7a,7bを操作してプレイヤーがBETしたクレジット量を表示するBET表示部、ゲーム進行の結果によりプレイヤーが獲得する獲得クレジット量を表示する獲得クレジット表示部などが設けられている。
図3は、スロットマシン1の内部構造を示す概略構成図である。
筺体2の内部には、2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列されたリール部材をそれぞれ備える5個のリールユニット100A,100B,100C,100D,100Eが組み込まれている。各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eは互いに別体で構成されたもので、リール部材の外周面に配列されるシンボルの種類や数や配列順序が異なる以外はその構成を同一とするものである。本実施形態1においては、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eのリール外周面が周方向へほぼ均等に区分され、各区分がそれぞれシンボル表示領域となっている。各シンボル表示領域には、それぞれ、星形シンボル、太陽シンボル、稲妻シンボル、セブンシンボル等の複数種のシンボルが所定の順序でプリントされている。また、本実施形態1では、ブランクのシンボル表示領域も存在し、このシンボル表示領域はシンボルを含まない。その他、リールユニットの詳細については後述する。
また、筺体2の内部には、CPUやROMその他種々の電子部品によって電子回路が形成されたメイン制御回路基板17、コインを多数枚収容可能なホッパ装置18aを持つコイン排出装置18なども組み込まれている。
図4は、前面パネル3の一部を示す詳細正面図である。
図4において、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eにおける各リールの所定の回転位置における3つのシンボル表示領域は、表示窓4を通してプレイヤーに視認されるようになっている。図示の状態は、第1リールユニット100Aのリールに星形シンボル4a、ブランク4e、ブランク4eを含む3つのシンボル表示領域が停止表示され、第2リールユニット100Bのリールに稲妻シンボル4c、ブランク4e、星形シンボル4aを含む3つのシンボル表示領域が停止表示され、第3リールユニット100Cのリールに星形シンボル4a、稲妻シンボル4c、太陽シンボル4bを含む3つのシンボル表示領域が停止表示され、第4リールユニット100Dのリールに稲妻シンボル4c、セブンシンボル4d、ブランク4eを含む3つのシンボル表示領域が停止表示され、第5リールユニット100Eのリールに稲妻シンボル4c、ブランク4e、太陽シンボル4bを含む3つのシンボル表示領域が停止表示された状態である。本実施形態1では、表示窓4内に停止表示される15個のシンボル表示領域のいずれか3個以上に同一のシンボルが含まれるという条件を満たすと、そのシンボルの種類及びその個数に対応した賞に入賞したと判定する、いわゆるスキャッター判定方式の入賞判定方式を採用する。そして、入賞すると、コイン受皿10にゲーム価値媒体としてのコインが払い出されたり、フリーゲーム等の特別ゲームを行うことができる特別ゲームモードに移行したりする。
入賞判定方式は、表示窓4に停止表示されたシンボル表示領域に含まれる各種シンボルの配置関係に応じて入賞か否かを判定するものであれば、スキャッター判定方式以外の方式を採用してもよい。
例えば、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eのリールにまたがる所定の入賞ライン上の各シンボル表示領域に同一シンボルが含まれるという条件を満たすと、そのシンボルの種類に対応した賞に入賞したと判定する、いわゆるライン判定方式を採用してもよい。
また、例えば、表示窓4内に停止表示される15個のシンボル表示領域のうちリールを跨いで互いに隣接する2個以上のシンボル表示領域に同一のシンボルが含まれるという条件を満たすと、そのシンボルの種類及びその個数に対応した賞に入賞したと判定する、いわゆる隣接判定方式を採用してもよい。
図5は、リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eの斜視図である。
図6は、リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eの分解斜視図である。
なお、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eの構造についてはそれぞれ同様であるので、第1リールユニット100Aを例に挙げて説明する。
リールユニット100Aは、リール部材101と、リール部材101を回転駆動させるための駆動力を発生させる駆動部であるステッピングモータで構成されたリール駆動モータ102と、リール部材101を回転自在に支持する支持部としての支持台103とを備えている。リール部材101は、回転体であるリール骨組101aの外周面に、複数種のシンボルがプリントされたリール帯104が接着された構造をとる。リール骨組101aは、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン樹脂)等の透明部材によって4本のスポーク部や円形梯子状部分が成形されたもので、ハムスターやリスなどの飼育用具である「回し車」のような形になっている。4本のスポーク部は、リール骨組101aの一端側だけに設けられており、駆動部であるリール駆動モータ102に接続される軸部分から放射状に延びている。4本のスポーク部の中の1本には、検知板105が円形梯子状部分の内側に受けて突出するように設けられている。リール駆動モータ102の筐体は、支持台103に固定されており、リール駆動モータ102の回転軸はリール骨組101aに固定されている。これにより、支持台103に固定されたリール駆動モータ102の回転軸が回転すると、リール骨組101aが回転する。
また、支持台103には、スロットマシン1の正面側に向けて光照射するバックライト装置106が固定されている。このバックライト装置106は、支持台103にリール骨組101aが組み付けられたときにリール骨組101aの内部に位置する。バックライト装置106は3つに区切られており、それぞれ発光部106a,106b,106cが配設されている。各発光部106a,106b,106cが発光すると、図4に示した表示窓4から視認される3つのシンボル表示領域が、それぞれリール部材101の内側から光照射される。この光照射により、各シンボル表示領域中のシンボルをプレイヤーに対して明るく照らして視認させることができる。このような発光部としては、公知のLED装置等を用いることができる。
また、バックライト装置106の背面側には、図示しない透過型フォトセンサからなるリール位置センサが設けられている。このリール位置センサは、リール骨組101aが所定の回転角度まで回転すると前記検知板105を検知する。この検知により、後述するCPUは、リール部材101の回転位置を認識でき、その結果、リール外周面上の各シンボル表示領域の位置を把握できる。
図7は、スロットマシン1の電気回路の一部を示すブロック図である。
図示のように、スロットマシン1は、ゲーム制御部としてのメイン制御回路基板17と、サブ制御回路基板21とを備えている。なお、本実施形態1では、制御回路基板として、メイン制御回路基板17とサブ制御回路基板21の2つに別れたものを用いているが、これらの回路基板の機能を1つの回路基板で実現してもよい。この場合、CPU,ROM、RAM等が1つで済む。
前記メイン制御回路基板17は、CPU17a、クロック発生回路17b、ROM17c、RAM17d、乱数発生回路17e、データ送出回路17f、送出タイミング制御回路17g、入力ポート17h、出力ポート17iなどを有している。クロック発生回路17bは、所定の周波数のクロック信号をCPU17aに出力する。また、ROM17cは、各種の制御プログラムや後述の抽選テーブルなどのデータを格納しており、これらをCPU17aに出力する。また、RAM17dは、CPU17aによって演算された変数データなどを一時的に格納する。また、乱数発生回路17eは、所定の周期毎に乱数を発生させてそのデータをCPU17aに出力する。
前記メイン制御回路基板のCPU17aには、入力ポート17hを介して、1BETボタン15a、マックスBETボタン15b、スピンボタン6、クレジット精算ボタン8、投入センサ22、各リール位置センサ25からの出力信号が入力されるようになっている。また、排出センサ23からの出力信号も入力されるようになっている。
また、前記CPU17aは、出力ポート17iを介して、各リール駆動モータ102、コイン排出装置18の排出モータ18b、カウント表示器12に制御信号を出力するようになっている。
また、前記サブ制御回路基板21は、前記前面パネル3の裏側に配設され、CPU21a、クロック発生回路21b、演出用ROM21c、RAM21d、音響用ROM21e、音響LSI21f、表示制御回路21g、アンプ回路21h、データ入力回路21i、制御用ROM21jなどを備えている。クロック発生回路21bは、所定の周波数のクロック信号をCPU21aに出力する。演出用ROM21cは、プレイヤーに対して、各種演出を行うための演出パネル11用の表示制御プログラムなどを格納しており、必要に応じてこれらをCPU21aに出力する。演出パネル11は、多数の発光体が配列されたドットマトリックスからなり、表示制御回路21gからの制御信号に従って所定の発光体のみ発光させることにより、発光体全体として所定の絵柄や文字などの静止画又は動画などの画像を表示する。RAM21dは、CPU21aによって演算された変数データなどを一時的に格納する。音響用ROM21eは、各種の音情報である音響データを格納しており、必要に応じてこれらを音響LSI21fに出力する。
次に、本スロットマシン1のゲームの流れについて説明する。
図8は、本実施形態1における1回のスロットゲームの流れを示すフローチャートである。
ゲームを行う前に、まず、プレイヤーは、その準備として、コインや紙幣をコイン投入口5a又は紙幣投入口5bに投入する必要がある。プレイヤーによってコインや紙幣が投入されると、そのコインや紙幣の種類及びその量が投入センサ22によって検知され、その検知信号がメイン制御回路基板17のCPU17aに送られる。これにより、CPU17aは、RAM17dに格納されたクレジットデータを投入金額に対応する分だけ増加させる。また、CPU17aは、カウント表示器12におけるクレジット表示器の表示カウント値を更新する。
プレイヤーがBETボタン7a,7bを操作してベット操作を行うと(S1)、この操作内容がBET操作信号としてメイン制御回路基板17のCPU17aに送られる。これにより、CPU17aは、前記クレジット表示器の表示カウント値をベット枚数分だけ減らすための制御を行う。その後、CPU17aは、スピンボタン6からの操作信号を受付可能な状態となり、プレイヤーによるスピンボタン6に対する操作が有効なものとなる。
プレイヤーがスピンボタン6を操作すると(S2)、その操作信号がメイン制御回路基板17のCPU17aに入力される。これにより、CPU17aは、クレジット処理部として機能し、RAM17dのクレジットデータからBET操作信号に応じたクレジット量分を減らすベット処理を行う(S3)。また、CPU17aは、スピンボタン6からの操作信号を受け取ることでスタート信号生成部として機能し、スタート信号を生成する。そして、CPU17aは、駆動制御部として機能し、そのスタート信号を駆動開始命令として各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eのリール駆動モータ102の駆動ドライバへ出力する。各リール駆動モータ102は、この駆動開始命令を受けて駆動し、すべてのリール部材101が回転する(S4)。これにより、各リール部材の外周面上の各シンボル表示領域が表示窓4を順次通過し、その表示窓4から見ればシンボルが次々と切り替わる変動表示がなされる。
また、CPU17aは、生成したスタート信号を乱数生成命令として乱数発生回路17eにも送る。この乱数生成命令を受けた乱数発生回路17eは、3つの乱数を生成し(S5)、これらの乱数をCPU17aに順次送る。各乱数は、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eのリール部材101にそれぞれ対応している。CPU17aは、乱数発生回路17eとともに決定部として機能し、乱数発生回路17eから送られてくる3つの乱数を受け取ると、各乱数をROM22に格納されている停止位置テーブルに照らし合わせる。この停止位置テーブルは、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eのリール部材101に対して個々に用意されている。そして、各乱数と各停止位置テーブルにより、各リール部材101の回転停止位置が決まる。
ここで、停止位置テーブルとして、各回転停止位置に割り当てられる乱数の数が互いに等しく設定されたものを用いると、各種シンボルが表示窓4に停止表示される確率を変更して各賞の入賞確率を互いに異ならせるための方法は、各リール外周面上における各種シンボルの数を変更する方法しかない。しかし、スロットマシン1を小型化する上ではリール径をある程度小さくする必要があり、そのリール外周面に表示し得るシンボル表示領域の数を増やすにも限度がある。そのため、実際には1つのリールにつき多くても20個程度のシンボル表示領域しか形成することができない。その結果、各シンボル表示領域それぞれにシンボルを含ませたとしても、各賞間における入賞確率の差を大きくすることができず、高配当の賞を設けることが困難となる。
そこで、本実施形態1では、いわゆる仮想リール方式あるいはバーチャルリール方式と呼ばれる停止制御方式を採用している。具体的に説明すると、本実施形態1では、乱数発生回路17eで発生可能な乱数範囲を、各リール部材101上におけるシンボル表示領域の数すなわち各リール部材101が停止し得る回転停止位置の数よりも多く設定しておく。そして、各リール部材101に対応した停止位置テーブルには、各回転停止位置に割り当てられる乱数の数をそれらの回転停止位置のうちの一部又は全部で異なるように設定されたものを用いる。このような設定により、乱数発生回路17eが発生させた乱数に基づき、あたかも、乱数発生回路17eで発生可能な乱数範囲の数分のシンボル表示領域を持ち、かつ、これらのシンボル表示領域に含まれる各種シンボルの比率が各リール部材101とは異なる仮想的なリール(仮想リール)の回転停止位置を決定するかのような制御が行われる。そして、このような制御により、決定した仮想リールの回転停止位置に対応する実在の各リール部材101の回転停止位置が決まる。したがって、本実施形態1においては、実在の各リール部材101上のシンボル表示領域の数あるいはそのシンボル表示領域に含まれる各種シンボルの比率に関係なく、各種シンボルが表示窓4に停止表示される確率を変更することができる。その結果、各賞間における入賞確率の差を大きくすることができ、高配当の賞を設けることが可能となる。
一方、CPU17aは、乱数発生回路17eとともに入賞判定部として機能し、乱数発生回路17eから送られてくる3つの乱数を受け取ると、これらの乱数の組み合わせを、ROM22に格納されている入賞決定テーブルに照らし合わせて、入賞したか否かを決定する入賞判定処理も行う(S6)。賞は、大別すると、プレイヤーに対して当該賞に対応した量のクレジットを払い出す払出賞(配当払出賞)や、イベント又はフリーゲームやフィーチャーゲーム等の特別ゲームであるボーナスゲームの進行を許可する賞(ボーナス賞)などがある。そして、CPU17aは、乱数の組合せと入賞決定テーブルとにより、今回のゲームで入賞する賞を決定し、又は何の賞にも入賞しなかった場合のハズレを決定する。なお、ROM22には、通常ゲームのときに使用する入賞決定テーブルと、特別ゲームのときに使用する入賞決定テーブルとの少なくとも2種類の入賞決定テーブルが、格納されている。
CPU17aは、前記入賞判定処理を終えたら、駆動制御部として機能し、決定した回転停止位置で各リール部材101がそれぞれ停止するように、各リール駆動モータ102に対し、駆動停止命令を出力する。駆動停止命令を受けた各リール駆動モータ102は、その駆動停止命令に係る回転停止位置(回転角)で停止する(S7)。これにより、表示窓4には、各回転停止位置に対応する、各リール部材101につき3つのシンボル表示領域が表示され、プレイヤーは、これらのシンボル表示領域に含まれるシンボルを視認することができる。
前記入賞判定処理において配当払出賞の入賞が決定された場合(S8のYes,S9のYes)、メイン制御回路基板17のCPU17aは、すべてのリール部材101の回転が停止した後、サブ制御回路基板21を用いて各種演出の制御を行う。そして、CPU17aは、払出処理部として機能し、RAM17dに記憶されているクレジットデータに、入賞した賞に応じたクレジット量分を加算する払出処理を行う(S10)。
また、前記入賞判定処理においてボーナス賞の入賞が決定された場合(S8のYes,S9のNo)、メイン制御回路基板17のCPU17aは、すべてのリール部材101の回転が停止した後、サブ制御回路基板21を用いて各種演出の制御を行う。そして、CPU17aによるゲーム制御形式は、通常ゲーム制御形式から、入賞した賞に応じたイベント又はボーナスゲーム等のボーナスゲームを制御するためのボーナスゲーム制御形式に切り換わり、ボーナスゲームを進行する(S11)。
次に、本発明の特徴部分である、各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eの配置について説明する。
図1は、本実施形態1におけるリールユニット100A,100B,100C,100D,100Eを上面から見たときの説明図である。
図9は、リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eを従来のスロットマシンのように配置して上面から見たときの説明図である。
図9に示すように、リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eを従来のスロットマシンのように配置すると、5列のリール部材101が互いに同軸となり、各リール部材101における表示窓4と対向する外周面部分が同一平面上に位置する。この場合、リール列中央に位置する第3リールユニット100Cのリール部材101についてはその外周面をその法線方向から見ることになるが、これ以外のリールユニット100A,100B,100D,100Eのリール部材101についてはその外周面を斜め方向から見ることになる。そのため、プレイヤーPにとって、リール列中央の第3リールユニット100C以外のリールユニットリールユニット100A,100B,100D,100Eのリール外周面上のシンボルは、リール列中央の第3リールユニット100Cのリール外周面上のシンボルよりも見にくい。なお、プレイヤーPが頭を図中左右に動かして各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eを個別に正面から見るようにすれば、1つ1つについてリール外周面法線方向からシンボルを見ることができるが、頭を図中左右に動かさずに一度にすべてのリールユニットについてリール外周面法線方向からシンボルを見ることはできない。
これに対し、本実施形態1におけるスロットマシンでは、図1に示すように、5列のリール部材101のうち、リール列中央に位置する第3リールユニット100Cを除く他のリールユニット100A,100B,100D,100Eのリール部材101すべてについて、表示窓4と対向する外周面部分101bがリール列中央側(図中左右方向中央側)を向くように、各リール部材101が配置されている。このように配置されているため、表示窓4に正対したプレイヤーPは、頭を図中左右に動かさずとも、すべてのリールユニット100A,100B,100C,100D,100Eについて、一度にリール外周面略法線方向からシンボルを見ることができる。
しかも、本実施形態1におけるスロットマシンによれば、図1に示すように、すべてのリールユニット100A,100B,100C,100D,100E間におけるリール外周面上のシンボルとプレイヤーPとの距離の差が、図9に示す従来の配置に比べて小さくなる。その結果、この距離の差によるプレイヤーPから見たシンボルの見え方の違いは、リールユニット100A,100B,100C,100D,100E間で小さくなり、表示窓4の全域においてシンボルが見やすくなる。
更に、本実施形態1において、表示窓4には、各リール部材101の表示窓4と対向する外周面部分を覆う透明な板状部材4aが設けられており、この板状部材4aは、図1に示すように、各リール部材101の外周面に沿って設けられている。これにより、各リール部材101の外周面と透明な板状部材4aとの距離が各リール部材101間でほぼ同じとなり、板状部材4aを介したシンボルの見え方が各リール部材101間でほぼ同じになり、表示窓4の全域においてシンボルが見やすくなる。
また、図9に示すように、リール部材101における表示窓4と対向する外周面部分が同一平面上に位置するように各リールユニット100A,100B,100C,100D,100Eを配置する場合、リール部材101の軸部側方に配置される支持台103等の部材が隣のリールユニットと干渉しないようにする必要がある。そのため、リール部材101を互いに近づけて配置することが困難であった。そのため、表示窓4内には比較的広い側方スペースL’が生じ、表示窓4内で側方スペースL’が占める割合が高くなり、リール部材間の側方スペースL’が目立ってプレイヤーに違和感を与えやすい。
これに対し、本実施形態1においては、5列のリール部材101のうちリール列中央から遠いリール部材ほど、表示窓4と対向する外周面部分のリール列中央側へ向く度合いが大きくなるように、各リール部材101が配置されている。そして、隣り合うリール部材101間における、リール列中央側に位置するリール部材のリール列端部側外周面部分と、リール列端部側に位置するリール部材のリール列中央側外周面部分との最近接位置が、互いにほぼ同位置となるように、各リール部材101を配置している。具体的には、第4及び第5リールユニット100D,100Eとの間を例に挙げて説明すると、第4リールユニット100Dにおけるリール部材101のリール列端部側外周面部分と、第5リールユニット100Eにおけるリール部材101のリール列中央側外周面部分との最近接位置Q,Rが、微小な側方スペースLだけ離れて配置されている。このような配置をとることで、図1に示すように、表示窓4の表示領域S内において側方スペースLの占める割合が低くなるとともに、表示窓4とは反対側に位置するリール部材の背面側においては、リール部材101間の側方スペースL''が広がる。その結果、リール部材101の軸部側方に支持台103等の部材配置スペースを確保しつつ、表示窓4の表示領域S内での側方スペースLの占める割合を低くして、プレイヤーに違和感を与えにくくすることができる。
また、本実施形態1のように各リール部材101を配置すると、同じリールユニット100を同じ数だけ使用する場合でも、図9に示す従来の配置において必要となる表示窓4の幅S’よりも、必要な表示窓4の幅Sが短くなる。その結果、従来の配置に比べ、プレイヤーが対面する前面パネル部分内の表示窓4が占める割合を低くすることができ、その分だけ前面パネル部分内にスペースが生まれ、前面パネル部分に配置されている既存の部材寸法を大きくしたり、新たな部材を前面パネル部分に設けたりすることが可能になる。また、逆に、従来の配置と同じ幅をもった表示窓4を採用する場合、本実施形態1によれば、従来の配置に比べ、リール外周面の幅を大きくすることができる。その結果、リール外周面上のシンボルの大きさを大きくでき、シンボルを見やすくすることができる。
〔変形例〕
次に、上記実施形態1の変形例について説明する。
上記実施形態1では、5列のリール部材101のうち、リール列中央に位置する第3リールユニット100Cを除く他のリールユニット100A,100B,100D,100Eのリール部材101すべてについて、表示窓4と対向する外周面部分101bがリール列中央側を向くように、各リール部材101が配置されている。しかし、少なくともリール列端部に位置する第1リールユニット100A及び第5リールユニット100Eの少なくとも一方のリール部材101について、表示窓4と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように配置すれば、プレイヤーPによるシンボルの見えやすさを改善することができる。
図10は、本変形例におけるリールユニット300A,300B,300C,300Dを上面から見たときの説明図である。
本変形例において、各リールユニット300A,300B,300C,300Dの構成は、上記実施形態1のものと同様であるが、その数と配置が異なっている。すなわち、本変形例では、4つのリールユニット300A,300B,300C,300Dを用い、そのうちの3つのリールユニット300A,300B,300Cを従来の配置と同様に、表示窓304と対向するリール外周面部分が同一平面となるように配置し、残りのリールユニット300Dについては、表示窓4と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように配置されている。このような配置であっても、リールユニット300DについてはプレイヤーPによるシンボルの見えやすさを改善することができる。
本変形例において、図8に示した通常のスロットゲームではリールユニット300Dを使用せず、3つのリールユニット300A,300B,300Cだけを用いてゲームを進行する。そして、その通常のスロットゲームで所定のボーナス賞に入賞したら、CPU17aによるゲーム制御形式が、リールユニット300Dを含む4つのリールユニットを用いてスロットゲームを進行するボーナスゲームを制御するためのボーナスゲーム制御形式に切り換わる。本変形例では、上記実施形態1と同様にスキャッター判定方式の入賞判定方式を採用するので、使用するリールユニットが増えれば表示窓304に停止表示されるシンボル表示領域の数が増え、その結果入賞確率が上昇する。
なお、本変形例では、リールユニット300Dを使用しない間は、そのリールユニット300Dのバックライト装置106を消灯しておき、リールユニット300Dの使用中はバックライト装置106を点灯させるようにしておく。これに限らず、リールユニット300Dを使用しない間はリールユニット300Dのシンボルが見えないようにするシンボル隠し手段を設けてもよい。
〔実施形態2〕
次に、本発明を、上記実施形態1と同様にカジノに設置されるスロットマシンに適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
上記実施形態1では、5列のリール部材101を個別に回転制御するという機構的な方法により表示窓4にシンボルを変動表示させ停止表示させるという機構的なスロットマシンを例に挙げて説明したが、仮想的な複数列のリール画像を表示するディスプレイ部を表示制御するという方法によりシンボルを変動表示させ停止表示させるというビデオスロットマシンについても同様の効果を得ることができる。本実施形態2では、ビデオスロットマシンの例について説明する。
図11は、本実施形態2に係るスロットマシンのディスプレイ部を水平面に沿って切断したときの断面図である。
本実施形態2のスロットマシンは、表示窓4にシンボルを変動させ停止表示させる機構が、表示制御されるディスプレイ部200である点を除き、上記実施形態1と同様の構成である。ディスプレイ部200は、所定順序で配列された2種以上の複数のシンボルからそれぞれ構成される5列のリール画像200a,200b,200c,200d,200eを表示するもので、本実施形態ではフレキシブルなディスプレイ、例えば電子ペーパーで構成されている。なお、本実施形態のディスプレイ部200は、図11に示すようにその表示面をプレイヤーPから見て凹状に湾曲させているので、このような表示面を備えたディスプレイであれば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの他のディスプレイであってもよい。
ディスプレイ部200は、5つのリール画像200a,200b,200c,200d,200eを左右方向に並べて表示し、メイン制御回路基板17等により構成される表示制御部201により表示制御される。すなわち、表示制御部201の表示制御により、上記実施形態1のスロットマシンと同様に、表示窓4に、5列のリール画像200a,200b,200c,200d,200eについてシンボルを変動表示させ停止表示させることができる。
本実施形態2におけるスロットマシンでは、5列のリール画像200a,200b,200c,200d,200eのうち、リール列中央に位置するリール画像200cを除く他のリール画像200a,200b,200d,200eすべての表示領域がリール列中央側(図中左右方向中央側)を向くように構成されている。このような構成により、表示窓4に正対したプレイヤーPは、頭を図中左右に動かさずとも、すべてのリール画像200a,200b,200c,200d,200eについて、一度に表示領域略法線方向からシンボルを見ることができる。
更に、本実施形態2のスロットマシンによれば、上記実施形態1のスロットマシンを含む機構的なスロットマシンに比べ、これと同じリール幅をもったリール画像を使用する場合には、リール列端部のリール画像やリール部材をリール列中央側に寄せることができ、リール列端部のリール画像中やリール部材上のシンボルが見やすくなる。
また、機構的なスロットマシンでは、リール部材を駆動する駆動部の一部やリール部材を回動可能に支持する支持部などの部材がリール部材の軸部側方に配置される分だけ、全リールユニットを配置するのに必要なマシン幅がリール幅よりもずっと広くなる。これに対し、本実施形態2のスロットマシンにおけるディスプレイ部200を配置するのに必要なマシン幅は、リール幅よりも僅かに広い程度で済む。その結果、カジノフロアーにおけるスロットマシンの設置面積効率を上げることができる。
なお、本実施形態2では、各種操作ボタンをメカニカルなボタンで構成しているが、ディスプレイ部200の表示面上にタッチパネルを設けてディスプレイ部200に各種操作ボタンに対応したボタン画像を表示するようにしてもよい。
〔実施形態3〕
次に、本発明を、上記実施形態1や上記実施形態2と同様にカジノに設置されるスロットマシンに適用した更に他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態3」という。)について説明する。
上記実施形態1では機構的なスロットマシンを例に挙げ、上記実施形態2ではビデオスロットマシンを例に挙げて説明したが、本実施形態3では、機構的なスロットマシンにおけるリール部材とビデオスロットマシンにおけるディスプレイ部上のリール画像との両方を利用したハイブリッド型のスロットマシンを例に挙げる。
図12は、本実施形態3に係るスロットマシンのリールユニット及びディスプレイ部の正面図である。
本実施形態3のスロットマシンは、表示窓4にシンボルを変動させ停止表示させる機構が、3個のリールユニット400A,400B,400Cと、1個のリール画像400aを表示するディスプレイ部400とから構成されている点を除き、上記実施形態1や上記実施形態2と同様の構成である。すなわち、本実施形態3のスロットマシンは合計4列のリール列を有する。なお、各リールユニット400A,400B,400Cは、上記実施形態1のリールユニットと同様の構成であり、ディスプレイ部400は、上記実施形態2のディスプレイ部と同様の構成である。
本実施形態3におけるスロットマシンでは、中央のリールユニット400Bを除くリールユニット400A,400Cとディスプレイ部400のリール画像表示領域がリール列中央側(図中左右方向中央側)を向くように構成されている。このような構成により、前面パネルに正対したプレイヤーは、頭を図中左右に動かさずとも、すべてのリールについて、一度に表示領域略法線方向からシンボルを見ることができる。
なお、本実施形態3のスロットマシンでは、リールユニット400A,400B,400Cを挟んでディスプレイ部400の反対側には、リール画像を表示しない表示パネル500が設けられている。この表示パネル500には、ルール説明や演出を行うための各種画像が表示される。この表示パネル500も、ディスプレイ部400と同様に、リール列中央側を向くように構成されており、プレイヤーが見やすいようになっている。なお、フィーチャーゲーム等の特別ゲームを進行するときにだけ、表示パネル500をディスプレイ部として機能させ、これにリール画像を表示させて、5列のリールを用いたスロットゲームを提供するようにしてもよい。
ところで、プレイヤーの中には、実在するリール部材を用いてシンボルを表示する機構的なスロットマシンの方を好んでプレイする者が多い。その理由の1つは、リール部材を用いる場合には、リール部材の外周面に描かれたシンボルが固定的であることから、すなわち、シンボルの配列変更がビデオスロットマシンよりもはるかに困難であるため、自分の知らない間に勝手にシンボル配列が変更されて自分が不利な状況に追い込まれるというような心配をプレイヤーが抱くことが少ないことが、その理由の1つである。しかし、スロットマシンの制作者側から見ると、シンボルの配列変更が困難であるために、スロットゲームの進行方法や演出方法が制限されてゲーム性を向上させにくい。
本実施形態3のスロットマシンでは、リール部材を用いた機構的なスロットマシンとビデオスロットマシンの両方の長所を併せ持ち、互いの短所を補うことが可能となる。このようなハイブリッド型のスロットマシンは、ビジネス上には有用である。特に、本実施形態3のスロットマシンにおいて、通常ゲームのときは3つのリールユニット400A,400B,400Cだけを用いてスロットゲームを進行し、特別ゲームのときには3つのリールユニット400A,400B,400Cに加えてディスプレイ部400上のリール画像400aをも用いたスロットゲームを進行するようにすれば、通常ゲームでは多くのプレイヤーに好まれる機構的なスロットマシンと同様のスロットゲームを提供でき、特別ゲームではスロットマシン制作者によりゲーム性を向上させやすいスロットゲームを提供できる。
また、本実施形態3のスロットマシンにおいても、機構的なスロットマシンに比べれば、上記実施形態2のスロットマシンの長所である、カジノフロアーにおけるスロットマシンの設置面積効率の向上を図ることができる。
実施形態1に係るスロットマシンにおける全リールユニットを上面から見たときの説明図。 同スロットマシンの外観を示す斜視図。 同スロットマシンの内部構造を示す概略構成図。 同スロットマシンの前面パネルの一部を示す詳細正面図。 同スロットマシンのリールユニットの斜視図。 同リールユニットの分解斜視図。 同スロットマシンの電気回路の一部を示すブロック図。 同スロットマシンにおける1回のスロットゲームの流れを示すフローチャート。 同リールユニットを従来のスロットマシンのように配置して上面から見たときの説明図。 変形例におけるリールユニットを上面から見たときの説明図。 実施形態2に係るスロットマシンのディスプレイ部を水平面に沿って切断したときの断面図。 実施形態3に係るスロットマシンのリールユニット及びディスプレイ部の正面図。
符号の説明
1 スロットマシン
4,304 表示窓
17 メイン制御回路基板
21 サブ制御回路基板
100A,100B,100C,100D,100E,300A,300B,300C,300D,400A,400B,400C リールユニット
101 リール部材
102 リール駆動モータ
103 支持台
200,400 ディスプレイ部
200a,200b,200c,200d,200e,400a リール画像
201 表示制御部
500 表示パネル

Claims (7)

  1. 2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された複数列のリール部材と、
    前記複数列のリール部材を回転駆動させる駆動部と、
    前記複数のシンボルそれぞれを含む各リール部材外周面上の複数のシンボル表示領域のうち一部分のシンボル表示領域だけを外部から視認可能とするための表示部と、
    操作部と、
    前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、
    前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、
    前記スタート信号を受けて、前記複数列のリール部材の回転停止位置をそれぞれ決定する決定部と、
    前記スタート信号を受けて、前記複数列のリール部材が回転して前記決定部が決定した回転停止位置で停止するように、前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記決定部の決定結果に応じて前記表示部に停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、
    前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、前記所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備えたスロットマシンにおいて、
    前記複数列のリール部材のうち少なくともリール列端部に位置するリール部材を、前記表示部と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように配置したことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1のスロットマシンにおいて、
    前記リール部材を3個以上有し、
    これらのリール部材のうちリール列中央に位置する1個又は2個のリール部材を除く他のリール部材すべての前記表示部と対向する外周面部分がリール列中央側を向くように、各リール部材を配置したことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1のスロットマシンにおいて、
    前記複数列のリール部材のうちリール列中央から遠いリール部材ほど、前記表示部と対向する外周面部分のリール列中央側へ向く度合いが大きくなるように、各リール部材を配置したことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1、2又は3のスロットマシンにおいて、
    隣り合うリール部材間における、リール列中央側に位置するリール部材のリール列端部側外周面部分と、リール列端部側に位置するリール部材のリール列中央側外周面部分との最近接位置が、互いにほぼ同位置となるように、各リール部材を配置したことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1、2、3又は4のスロットマシンにおいて、
    前記表示部は、各リール部材の該表示部と対向する外周面部分を覆う透明な板状部材を有し、
    前記透明な板状部材は、各リール部材の外周面に沿って設けられていることを特徴とするスロットマシン。
  6. 所定順序で配列された2種以上の複数のシンボルからそれぞれ構成される複数列のリール画像を表示するディスプレイ部と、
    操作部と、
    前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、
    前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、
    前記スタート信号を受けて、前記ディスプレイ部に停止表示させる各リール画像のシンボルを決定する決定部と、
    前記スタート信号を受けて、前記ディスプレイ部に表示された各リール画像の複数のシンボルを順次切り換える変動表示制御を行い、前記決定部が決定したシンボルが停止表示するように各リール画像の変動表示を停止させる停止表示制御を行う表示制御部と、
    前記決定部の決定結果に応じて前記ディスプレイ部に停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、
    前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、前記所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備えたスロットマシンにおいて、
    前記ディスプレイ部は、前記複数列のリール画像のうち少なくともリール列端部に位置するリール画像の表示領域がリール列中央側を向くように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  7. 2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された少なくとも1列のリール部材と、
    前記リール部材を回転駆動させる駆動部と、
    前記複数のシンボルそれぞれを含むリール部材外周面上の複数のシンボル表示領域のうち一部分のシンボル表示領域だけを外部から視認可能とするための表示部と、
    所定順序で配列された2種以上の複数のシンボルから構成される少なくとも1列のリール画像を表示するディスプレイ部と、
    操作部と、
    前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、
    前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、
    前記スタート信号を受けて、前記リール部材の回転停止位置と前記ディスプレイ部に停止表示させるリール画像のシンボルとを決定する決定部と、
    前記スタート信号を受けて、前記リール部材が回転して前記決定部が決定した回転停止位置で停止するように、前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記スタート信号を受けて、前記ディスプレイ部に表示されたリール画像の複数のシンボルを順次切り換える変動表示制御を行い、前記決定部が決定したシンボルが停止表示するようにリール画像の変動表示を停止させる停止表示制御を行う表示制御部と、
    前記決定部の決定結果に応じて前記表示部に停止表示されるシンボルと前記ディスプレイ部に停止表示されるシンボルとの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、
    前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、前記所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備え、
    前記リール部材と前記ディスプレイ部に表示されるリール画像とで構成される複数列のリール列のうち、少なくともリール列端部に位置するリール部材の前記表示部と対向する外周面部分、及び/又は、少なくともリール列端部に位置するリール画像の表示領域が、リール列中央側を向くように構成したことを特徴とするスロットマシン。
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