JP2007305577A - 膜−電極接合体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】[1]高分子電解質膜製造用の炭化水素系高分子電解質に、低吸水化処理を行った後、当該処理物を製膜して低吸水膜を製造し、次いで得られた低吸水膜の少なくとも片面に、少なくとも触媒物質と、溶媒とを含む触媒インクを直接塗布し、該溶媒を揮発させて触媒層を形成する膜−電極接合体の製造方法。
[2]高分子電解質膜製造用の炭化水素系高分子電解質を製膜して得られた高分子電解質膜に、低吸水処理を行って低吸水膜を製造し、次いで得られた低吸水膜の少なくとも片面に、少なくとも触媒物質と、溶媒とを含む触媒インクを直接塗布し、該溶媒を揮発させて触媒層を形成する膜−電極接合体の製造方法。
【選択図】なし
Description
しかしながら、通常、高分子電解質膜に直接触媒インクを塗布する方法により触媒層を形成すると、該触媒層の周辺部に接する高分子電解質膜に、目視でも判定できるほどの大きな皺が発生しやすく、このようなMEAを用いた燃料電池では、安定的な出力性能が得られないという問題があった。
本発明は、触媒インク直接塗布法を用いた、簡便な膜−電極接合体の製造方法であって、出力性能を低下させる等の問題を起こす、皺の発生を抑制することができる製造方法を提供することを目的とする。また、当該製造方法にて得られる膜−電極接合体、およびそれを用いた固体高分子型燃料電池を提供する。
[1]高分子電解質膜製造用の炭化水素系高分子電解質に、下記に示す低吸水化処理を行った処理物を得た後、当該処理物を製膜して低吸水膜を製造し、次いで得られた低吸水膜の少なくとも片面に、触媒物質と溶媒とを含む触媒インクを直接塗布し、該溶媒を揮発させて触媒層を形成することを特徴とする膜−電極接合体の製造方法
[低吸水化処理]
塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき下式で求められる吸水率を、10%以上減少させる処理
吸水率(重量%)=100×(W1−W2)/W2 ・・・数式1
(上式中、W1は当該膜を飽和吸水させたときの重量(飽和吸水重量)を表し、W2は当該膜の乾燥重量を表す。)
また、「炭化水素系高分子電解質」とは、イオン交換基として酸性基または塩基性基を有する高分子電解質であって、塩置換率1%以下としたとき、炭素原子、水素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子およびケイ素原子からなる原子の合計組成を85重量%以上有する高分子電解質を意味するものである。
[2]高分子電解質膜製造用の炭化水素系高分子電解質を製膜して得られた高分子電解質膜に、下記に示す低吸水処理を行って低吸水膜を製造し、次いで得られた低吸水膜の少なくとも片面に、触媒物質と溶媒とを含む触媒インクを直接塗布し、該溶媒を揮発させて触媒層を形成することを特徴とする膜−電極接合体の製造方法
[低吸水化処理]
塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき下式で求められる吸水率を、10%以上減少させる処理
吸水率(重量%)=100×(W1−W2)/W2 ・・・数式1
(上式中、W1は当該膜を飽和吸水させたときの重量(飽和吸水重量)を表し、W2は当該膜の乾燥重量を表す。)
ここで、「塩置換率」と「炭化水素系高分子電解質」の定義は上記と同義である。
[3]上記低級水化処理が、塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき数式1で求められる吸水率を、30%以上減少させる処理である、上記[1]または[2]に記載の膜−電極接合体の製造方法
[4]上記炭化水素系高分子電解質が、塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき、数式1で求められる吸水率が80重量%以上である、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法
[5]さらに、触媒層形成後の低吸水膜の吸水率を向上させる、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
[6]上記低吸水膜が、塩置換率が50%以上の高分子電解質からなる膜である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
[7]上記触媒インクを、スプレー法を用いて低吸水膜に直接塗布する、上記[1]〜[6]のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法
[8]上記炭化水素系高分子電解質のイオン交換基が酸性基である、上記[1]〜[7]のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法
[9]上記いずれかの製造方法で得られる、膜−電極接合体
[10]一対のセパレータと、該一対のセパレータ間に配置された膜−電極接合体とを備えた固体高分子形燃料電池であって、該膜−電極接合体が上記[9]に記載の膜−電極接合体であることを特徴とする固体高分子型燃料電池
かかる実施様態における低吸水化処理とは、本発明に適用する高分子電解質を、その塩置換率が1%以下の高分子電解質からなる高分子電解質膜の形態としたとき、上記数式1で求められる吸水率を指標とし、当該吸水率を10%以上低減させた吸水率とする処理である。
膜を、室温雰囲気下で約200mg切り出す。切り出した膜を、スクリューキャップ付きのポリプロピレン製の250mLビーカーに入れ、そこへ予め100℃に保温されているイオン交換水約150mLを投入してから、該膜をイオン交換水に浸漬する。スクリューキャップで蓋をした後、予め100℃に保温してある恒温槽に入れ、2時間保持する。このようにすることで、わずかに加圧された状態としながら、保管温度100℃で、十分に膜を吸水させる。その後、上記のビーカーから膜を取り出し、室温(約25℃)のイオン交換水に数秒浸漬して冷却した後、膜を取り出し、濾紙で表面に付着した水を拭き取り、メトラートレド社製水分率計HR73型で飽和吸水重量W1を測定する。その後、上記水分計の加熱温度を105℃に設定し、恒量となるまで膜を乾燥せしめて、乾燥重量W2を測定する。このようにして求められるW1、W2を上記数式1に代入することで吸水率を求めることができる。
ここで、「イオン交換水」とは、25℃における抵抗率が10MΩ・cm以上である水であり、これらは市販の純水製造装置を用いれば、容易に入手しえる。さらに浸漬においては、上記の膜の形状を保持できる範囲で、緩やかに攪拌していてもよい。これらの操作において、膜には重量測定に影響する汚染を生じさせないようにする必要があるが、上記の操作において微量な埃等によって生じる汚染程度は、W1、W2測定値の誤差において許容である。
上記の、酸処理を施した酸性基を有する高分子電解質またはアルカリ処理を施した塩基性基を有する高分子電解質は、必要に応じて水洗等を行ってから、製膜することで、塩置換率1%以下の高分子電解質膜を得ることができる。該製膜の方法としては、溶液キャスト法が好ましく、この詳細については後述する。
上記のとおりの、高分子電解質膜の吸水率と比較して、10%以上低減させる処理であり、該低吸水化処理は上記に示した吸水率を低減できる処理であれば、特に限定されるものではないが、下記の(i)で示される低吸水化処理によって低吸水膜を得ると好ましい。
(i) 上記炭化水素系高分子電解質の塩置換率を50%以上に変換し、次いで該塩置換率が変換された高分子電解質から溶液キャスト法等の製膜法にて低吸水膜を製造する
具体的に、イオン交換基が塩の形態の基となることを説明する。
上記高分子電解質が、スルホン酸基(−SO3H)、カルボキシル基(−COOH)またはホスホン酸基(−PO3H2)等の酸性基を、イオン交換基として有する場合は、該酸性基にイオン結合する水素イオンを、水素イオン以外のカチオンと、イオン交換することで達成される。水素イオン以外のカチオンとしては、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオンなどのアルカリ土類金属イオン、鉄イオン、ニッケルイオン、銅イオンなどの遷移金属イオン、アンモニウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、ベンジルトリメチルアンモニウムイオン等の4級アンモニウムイオンが挙げられる。中でも、2価以上のカチオンまたは4級アンモニウムイオンであると、皺の発生を抑制する効果が、より高いので好ましい。
該イオン交換による具体的な方法としては、予め酸性基をイオン交換基として有する高分子電解質を、水および/または有機溶媒に溶解または分散させ、上記に例示したカチオンを有する塩置換剤を加えて、酸性基をイオン交換反応させることで、塩の形態の基に変換することができる。該イオン交換反応に係る処理時間は、通常10分〜24時間であり、好ましくは0.5〜10時間、より好ましくは1〜5時間である。また、処理温度は0〜100℃から選ばれ、10〜50℃が好ましいが、通常室温程度で充分である。ここで、上記カチオンを有する塩置換剤としては、塩基性化合物(例えば、前記に例示したカチオンの水酸化物)または塩(例えば、前記に例示したカチオンの塩化塩、臭化塩等)が挙げられる。
この方法としては、上記酸性基を有する高分子電解質の場合と同様に、塩基性基を有する高分子電解質を、水および/または有機溶媒に溶解または分散し、水酸化物イオン以外のアニオンを有する塩置換剤を加えて、塩基性基をイオン交換反応させることで、塩の形態の基に変換することができる。該イオン交換反応に係る処理時間、処理温度は、上記酸性基を有する高分子電解質膜と同等の条件が例示される。塩基性基に対する塩置換剤としては、酸性化合物(例えば、前記に例示したアニオンのプロトン酸)または塩(例えば、前記に例示したアニオンのナトリウム塩、カリウム塩等)が挙げられる。
該塩置換剤は、通常強酸性化合物である塩酸、硫酸、硝酸等が好ましく、特に塩酸が好ましい。これらの酸性化合物として用いると、高分子電解質中の塩基性基の種類によらず、イオン交換反応させることが可能となる。
一方、塩基性基を有する高分子電解質から得られた、塩置換率50%以上の低吸水膜の場合は、所定の濃度及び容積を有する塩酸水溶液に、該低吸水膜を浸漬することで、高分子電解質中の、水酸イオンをイオン結合している塩基性基を塩素イオンにイオン交換させた後、この塩酸溶液を、所定濃度の水酸化ナトリウム水溶液で滴定して、残存する塩酸量を求めることで算出できる。
かかる実施様態における低吸水化処理とは、本発明に適用する炭化水素系高分子電解質を予め製膜して高分子電解質膜を得、該高分子電解質膜の吸水率を、当該炭化水素系高分子電解質を塩置換率1%以下の高分子電解質膜の形態としたとき、上記数式1で求められる吸水率を10%以上低減させた吸水率とする処理である。
(ii)予め塩置換質が50%未満の高分子電解質を溶液キャスト法等にて製膜して、高分子電解質膜を得、該高分子電解質膜の塩置換率を、50%以上になるようにして、低吸水膜を製造する
(iii)高分子電解質を溶液キャスト法等にて製膜した高分子電解質膜を、加熱処理、電離放射線照射処理または化学処理から選ばれる処理により、高分子電解質分子が架橋してなる低吸水膜を製造する
この方法は、まず塩置換率が50%未満の高分子電解質膜を予め、製膜して高分子電解質膜を得、次いで、該高分子電解質膜の塩置換率を50%以上にする方法であり、最終的に得られる低吸水膜は上記(i)と同様の低吸水膜が得られる。製膜する前の塩置換率は上記の範囲のものを適用できるが、塩置換率が1%以下の高分子電解質を用いると、溶液キャスト法にて、容易に製膜できるため好ましい。
かかる方法において、予め塩置換剤を水および/または有機溶媒に溶解させ塩置換剤溶液を調整しておき、そこへ高分子電解質膜を浸漬してもよい。また、上記塩置換剤溶液を高分子電解質膜へスプレー噴霧する方法でもよい。
このように塩置換率をコントロールする方法は、上記(i)において、「高分子電解質」を「高分子電解質膜」に置換えれば、容易に実施することができる。また、低吸水化処理を施す前の高分子電解質膜の塩置換率(「初期塩置換率」とする)が、1%を越えて、50%未満である場合は、処理後の低吸水膜の塩置換率が50%以上になるようにして、用いる塩置換剤の当量比をコントロールすることができる。また、初期塩置換率を求める方法は、上記(i)にて説明した滴定法を用いればよい。
上記(iii)における、加熱処理とは、通常、カルボキシル基、スルホン酸等の酸性基を有する高分子電解質から得られる高分子電解質膜に対して有効な処理である。かかる高分子電解質からなる高分子電解質膜に対し、加熱処理を行うと、上記酸性基同士が縮合して、酸無水物の基となることで吸水率を低下させることができる。また、このように酸性基を、酸無水物の基に変換することで得た低吸水膜は、触媒層を製造後のMEAを水に浸漬し、必要に応じて加温(加水分解)することで、酸無水物を、元の酸性基に戻すことが可能となる。
より具体的には、特表2000−501223号公報に記載の方法に準拠して行うことができる。
また、上記高分子電解質膜を構成する高分子電解質に、エチレン性不飽和基(ビニル基、アリル基、スチリル基等)、アセチレン性不飽和基(エチニル基、プロピニル基等)、ニトリル基、エポキシ基、オキセタニル基等に例示される、加熱により架橋反応を生じうる基(以下、「熱架橋基」と総称する。)がある場合は、これらの熱架橋基を加熱処理によって架橋させてもよい。
上記電離放射線照射処理とは、その電離作用により、高分子電解質の分子鎖中にラジカルを生成せしめ、そのラジカル同士の再結合反応により架橋反応を生じさせる処理である。該電離放射線としては、γ線、X線、真空紫外線、紫外線、可視光線、近赤外線、赤外線、あるいは電子ビーム等から挙げられる。これらの例示から選ばれる電離放射線を上記高分子電解質膜に照射し、高分子電解質が架橋した低吸水膜を得ることができる。また、電離放射線として紫外線、可視光線を選択した場合、上記高分子電解質中に、これらの電離放射線の作用により、架橋反応を生じうる基(以下、「感電離放射線基」と総称する。)を有するものに適用できる。上記の感電離放射線基としては、ベンゾフェノン基、α−ジケトン基、アシロイン基、アシロインエーテル基、ベンジルアルキルケタール基、アセトフェノン基、キノン基、チオキサントン基、アシルフォスフィン基等が例示される。さらに、該感電離放射線基とともに、上記熱架橋基に例示したエチレン性不飽和基、アセチレン性不飽和基を併せて有すると、架橋反応が容易に生じる。
該電離放射線照射は窒素、アルゴンなどの不活性ガス中で行うことが好ましい。処理時の温度は、室温〜250℃の範囲で行うことができる。照射時間は、1秒〜100時間の間で行うことができ、より具体的には、特開2003−217342号公報に記載の方法等に準じて行うこともできる。
さらに、上記高分子電解質膜の主鎖または側鎖に飽和炭化水素基を有する場合は、X線、γ線あるいは電子ビームの照射によって、該飽和炭化水素基にラジカルを発生させることができ、このようなラジカルの再結合反応によって架橋反応を生じさせることもできる。
ここで、化学処理とは上記高分子電解質膜を構成する高分子電解質に対して共有結合を形成する反応基を、複数分子内に有する反応剤(以下、架橋剤と呼ぶ)を用いて架橋反応を生じさせる処理を意味する。該架橋剤と、高分子電解質に共存させることにより、架橋剤が高分子電解質に対して、橋架け基となり、架橋反応を生じる。ここで、架橋剤を具体的に例示すると、ジメチロール尿素、トリメチロールメラミン、ジメチロールクレゾール等のメチロール架橋剤、ビスグリシジルビスフェノールA、ビスグルシジルビスフェノールF等のエポキシ架橋剤、トリレンジイソシアネート等のイソシアネート系架橋剤等を挙げることができる。また、上記電離放射線の作用で説明したように、高分子電解質の分子鎖中のプロトンラジカル引き抜き反応を生じうる架橋剤も、上記化学処理の範疇であり、このような架橋剤としては、ケトンパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド等の過酸化物を例示することができる。
これらの化学処理は、高分子電解質膜を予め製造せしめてから行うこともできるし、高分子電解質と架橋剤とを混合した混合物から、膜化させると同時に架橋を生じさせることもできる。
これら、いずれの方法によっても、高分子電解質分子が架橋してなる低吸水膜を得ることができる。
これらの溶媒は単独で用いることもできるが、必要に応じて2種以上の溶媒を混合して用いることもできる。中でも、DMF、DMAc、NMP、DMSO等が高分子電解質の溶解性が高く好ましい。
ここで、触媒インクとは、触媒物質と、溶媒とを必須成分として含むものである。該触媒物質としては、従来の燃料電池において用いられているものをそのまま用いることができ、例えば、白金、白金−ルテニウム合金のような貴金属類等、当該分野で周知のものが挙げられる。さらに、触媒層での水素イオンと電子の輸送を容易にできるとの観点から、該触媒物質を導電性材料に担持させたものを用いると好ましい。該導電性材料としては、カーボンブラックやカーボンナノチューブなどの導電性カーボン材料、酸化チタンなどのセラミック材料などが挙げられる。
該触媒インクを構成するその他の成分は任意であり、特に制限はないが、触媒層の撥水性を高める目的で、PTFEなどの撥水材が、また触媒層のガス拡散性を高める目的で、炭酸カルシウムなどの造孔材が、さらに得られるMEAの耐久性を高める目的で金属酸化物などの安定剤などが含まれることもある。
すなわち、低吸水膜をステージ上に設置し、該低吸水膜に、触媒インクを直接塗布する。スプレー法では、触媒インクが吐出口から粒子状となって飛散し、低吸水膜上に付着する。ステージは、塗布後速やかに溶媒を除去するため、加温しておくことが望ましく、その温度は50℃〜150℃であることが好ましい。温度範囲が上記の範囲であれば、触媒インクの溶媒が速やかに除去されやすく、低吸水膜が熱的に損傷を受ける傾向が小さいため、好ましい。
このように、スプレー法による塗布に続いて、ステージの加温により溶媒が除去され、触媒層が低吸水膜上に製造される。
溶媒の除去をより確実にする目的で、触媒層が製造された低吸水膜を、加温したオーブンなどに入れて乾燥させてもよいし、必要に応じて真空乾燥を行ってもよい。
このようなブロック共重合体としては、特開2001−250567号公報に記載のスルホン化された芳香族ポリマーブロックを有するブロック共重合体、特開2003−31232号公報、特開2004−359925号公報、特開2005−232439号公報、特開2003−113136号公報等の特許文献に記載の、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホンを主鎖構造とするブロック共重合体を挙げることができる。
特に、燃料電池の動作中に、高分子電解質膜に隣接する触媒層において過酸化物が生成し、この過酸化物が拡散しながらラジカル種に変化し、これが高分子電解質膜を構成している高分子電解質を劣化させることがある。かかる不都合を回避するために、高分子電解質には、ラジカル耐性を付与し得る安定剤を添加することが好ましい。
好ましい炭化水素系高分子電解質として、酸性基をイオン交換基として有する高分子電解質である場合、上記(低吸水)膜−触媒層接合体を、酸処理を行うことで、容易に実施することができる。
また、上記酸処理において、該低吸水膜−触媒層接合体の形態を損なわない範囲で、浸漬に用いる酸水溶液を攪拌してもよい。
このようにすることで、目的とする皺の抑制と、高イオン伝導性を有するMEAを製造することができる。
また、このようにして酸処理、必要に応じて水洗を行った後、乾燥させてもよい。
また、MEAに係る片面の触媒層に、本発明の製造方法による触媒層を形成させ、もう一方の面の触媒層は、従来から用いられている公知の方法で別の触媒層を形成することもできる。ここで触媒層形成方法に係る公知の方法としては、例えば、J. Electrochem. Soc.: Electrochemical Science and Technology, 1988, 135(9), 2209 に記載されている方法等が挙げられる。
ここで、MEA20とガス拡散層16a,16bを備えたものは、膜−触媒層−ガス拡散層接合体と呼ばれ、通常MEGAと略される。
攪拌機を備えた反応器に、4,4’−ジフルオロジフェニルスルホン467gと30%発煙硫酸3500gとを加え、100℃で5時間反応させた。得られた反応混合物を冷却した後、大量の氷水中に加え、これに、さらに50%水酸化カリウム水溶液470mLを滴下した。
次いで、析出した固体を濾過して集め、エタノールで洗浄した後、乾燥させた。得られた固体を脱イオン水6.0Lに溶解させ、50%水酸化カリウム水溶液を加えて、pH7.5に調整した後、塩化カリウム460gを加えた。析出した固体を濾過して集め、エタノールで洗浄した後、乾燥させた。
その後、得られた固体をDMSO2.9Lに溶解させ、不溶の無機塩を濾過で除き、この無機塩をDMSO300mLでさらに洗浄した。得られた濾液に酢酸エチル/エタノール=24/1の溶液6.0Lを滴下し、析出した固体を濾過して、メタノールで洗浄し、100℃で乾燥させて、4,4’−ジフルオロジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホン酸ジカリウムの固体482gを得た。
(スルホン酸基を有する高分子化合物の合成)
共沸蒸留装置を備えたフラスコに、アルゴン雰囲気下、製造例1で得られた4,4’−ジフルオロジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホン酸ジカリウム9.32重量部、2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸カリウム4.20重量部、DMSO59.6重量部、及び、トルエン9.00重量部を加え、これらを室温にて撹拌しながらアルゴンガスを1時間バブリングした。
その後、得られた混合物に、炭酸カリウムを2.67重量部加え、140℃にて加熱撹拌して共沸脱水した。その後トルエンを留去しながら加熱を続け、スルホン酸基を有する高分子化合物のDMSO溶液を得た。総加熱時間は14時間であった。得られた溶液は室温にて放冷した。
共沸蒸留装置を備えたフラスコに、アルゴン雰囲気下、4,4’−ジフルオロジフェニルスルホン8.32重量部、2,6−ジヒドロキシナフタレン5.36重量部、DMSO30.2重量部、NMP30.2重量部、及び、トルエン9.81重量部を加え、室温にて撹拌しながらアルゴンガスを1時間バブリングした。
その後、得られた混合物に、炭酸カリウムを5.09重量部加え、140℃にて加熱撹拌して共沸脱水した。その後トルエンを留去しながら加熱を続けた。総加熱時間は5時間であった。得られた溶液を室温にて放冷し、イオン交換基を実質的に有さない高分子化合物のNMP/DMSO混合溶液を得た。
得られたイオン交換基を実質的に有さない高分子化合物のNMP/DMSO混合溶液を攪拌しながら、これに、上記スルホン酸基を有する高分子化合物のDMSO溶液の全量とNMP80.4重量部、DMSO45.3重量部を加え、150℃にて40時間ブロック共重合反応を行った。
得られた反応液を大量の2N塩酸に滴下し、1時間浸漬した。その後、生成した沈殿物を濾別した後、再度2N塩酸に1時間浸漬した。得られた沈殿物を濾別、水洗した後、95℃の大量の熱水に1時間浸漬した。そして、この溶液を80℃で12時間乾燥させて、ブロック共重合体である高分子電解質を得た。この高分子電解質の構造を下記に示す。
なお、下記式における「block」の記載は、スルホン酸基を有するブロック及びイオン交換基を有さないブロックをそれぞれ一つ以上有することを表している。
製造例2で得られた高分子電解質を、NMPに約30重量%の濃度となるように溶解させて、高分子電解質溶液を調製した。次いで、この高分子電解質溶液をガラス板上に滴下した。それから、ワイヤーコーターを用いて高分子電解質溶液をガラス板上に均一に塗り広げた。この際、0.2mmクリアランスのワイヤーコーターを用いて塗工厚みをコントロールした。塗布後、高分子電解質溶液を80℃で常圧乾燥した。それから、得られた膜を1N塩酸に浸漬した後、イオン交換水で洗浄し、さらに常温乾燥することによって高分子電解質膜(塩置換率1%以下)を得た。
市販の5重量%ナフィオン溶液(溶媒:水と低級アルコールの混合物)6mLに50重量%の白金が担持された白金担持カーボン(SA50BK、エヌ・イー・ケムキャット製)を0.83g投入し、さらにエタノールを13.2mL加えた。得られた混合物を1時間超音波処理したのち、スターラーで5時間攪拌し、触媒インクを得た。
[イオン交換容量の測定]
測定に供する高分子電解質膜を、加熱温度105℃に設定されたハロゲン水分率計を用いて、乾燥重量を求めた。次いで、この高分子電解質膜を0.1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLに浸漬した後、更に50mLのイオン交換水を加え、2時間放置した。その後、この高分子電解質膜が浸漬された溶液に、0.1mol/Lの塩酸を徐々に加えることで滴定を行い、中和点を求めた。そして、高分子電解質膜の乾燥重量と上記の中和に要した塩酸の量から、高分子電解質膜のイオン交換容量(単位:meq/g)を算出した。
塩置換率1%以下の高分子電解質からなる高分子電解質膜を、室温雰囲気下で約200mg切り出した。切り出した膜を、スクリューキャップ付きのポリプロピレン製の250mLビーカーに入れ、そこへ予め100℃に保温されているイオン交換水約150mLを投入し、該膜をイオン交換水に浸漬した。スクリューキャップで蓋をした後、予め100℃に保温してある恒温槽に入れ、2時間保持することで、わずかに加圧された状態にて、保管温度100℃で、十分に膜を吸水させた。その後、上記のビーカーから膜を取り出し、室温のイオン交換水に数秒浸漬して冷却した後、膜を取り出し、濾紙で表面に付着した水を拭き取り、メトラートレド社製水分率計HR73型で飽和吸水重量W1を測定した。その後、上記水分計の加熱温度を105℃に設定し、恒量となる乾燥重量W2を測定した。このようにして求められるW1、W2を上記数式1に代入することで吸水率を求めた。
まず、製造例3で得られた高分子電解質膜のイオン交換容量を測定したところ、1.9meq/gであった。一方、1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液を500mL調製し、この高分子電解質膜(8cm角)を攪拌しながら2時間浸漬した。その後、高分子電解質膜を流水で2時間洗浄し、乾燥し、該高分子電解質膜のスルホン酸基を、カルシウム塩の形態に変換した低吸水膜を得た。この低吸水膜のイオン交換容量を測定したところ、0.0meq/gであり、ほぼ全量のスルホン酸基の水素イオンがカルシウムイオンで置換されていた(塩置換率:約100%)。また、吸水率を測定したところ、59%であった。
1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液に代えて、0.1mol/L塩化カリウム水溶液を使用する以外は、実施例1と同様にして(低吸水)膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の低吸水膜のイオン交換容量は0.0meq/g(塩置換率:約100%)、吸水率は79%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この(低吸水)膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視で皺の発生は認められなかった。
1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液に代えて、0.1mol/L塩化ベンジルトリメチルアンモニウム水溶液を使用する以外は、実施例1と同様にして(低吸水)膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の低吸水膜のイオン交換容量は0.0meq/g(塩置換率:約100%)、吸水率は43%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この(低吸水)膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視で皺の発生は認められなかった。
製造例2で得られた高分子電解質2gを、0.1mol/Lの塩化ベンジルトリメチルアンモニウム水溶液500mLに浸漬し、2時間スターラーで攪拌した。攪拌後の混合物を濾別し、80℃で12時間乾燥させて、スルホン酸基がベンジルトリメチルアンモニウムイオンで塩の形態の基とされた高分子電解質を得た。得られた高分子電解質を、NMPに約30重量%の濃度となるように溶解させて、高分子電解質溶液を調製した。次いで、この高分子電解質溶液をガラス板上に滴下した。それから、ワイヤーコーターを用いて、この高分子電解質溶液をガラス板上に均一に塗り広げた。この際、0.2mmクリアランスのワイヤーコーターを用いて塗工厚みをコントロールした。塗布後、高分子電解質溶液を80℃で常圧乾燥して、低吸水膜を得た。この低吸水膜のイオン交換容量を測定したところ、0.0meq/gであり、ほぼ全量のスルホン酸基の水素イオンがベンジルトリメチルアンモニウムイオンで置換されていた(塩置換率:約100%)。また、吸水率を測定したところ、52%であった。
1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液に替えて、0.5mol/L塩化銅(II)水溶液を使用する以外は、実施例1と同様にして(低吸水)膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の低吸水膜のイオン交換容量は1.4meq/g(塩置換率:約26%)、吸水率は63%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この(低吸水)膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視で皺の発生は認められなかった。
1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液に替えて、6.9×10-4mol/L塩化カルシウム水溶液を使用する以外は、実施例1と同様にして(低吸水)膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の低吸水膜のイオン交換容量は0.25meq/g(塩置換率:約87%)、吸水率は65%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この(低吸水)膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視で皺の発生は認められなかった。
重合は、Dean−Stark管を取り付けた2mLセパラブルフラスコを用いて行った。フラスコにヒドロキノンスルホン酸カリウム 13.04g(56.95mmol)、4,4’−ジヒドロキシビフェニル23.50g(125.39mmol)、炭酸カリウム27.27g(200.58mmol)、3,3’−スルホニルビス(6−フルオロベンゼンスルホン酸カリウム)34.71 g(68.34mmol)、4,4’−ジフルオロジフェニルスルホン29.35g(114.00mmol)をとり、DMSO395mlおよびトルエン70mlを仕込んだ。その後、アルゴン雰囲気下、バス温170℃(内温140±5℃)で3時間共沸脱水を行った。3時間後、トルエンを系外に除去し、さらに内温150℃で3時間反応を行った。反応はGPC測定により追跡した。反応終了後、反応溶液を80℃まで放冷し、3Lの2N塩酸水溶液に滴下した。析出した白色のポリマーを濾過し、洗浄濾液のpHが約7になるまで水洗し、その後80℃の水で2時間処理する工程を二回行った。オーブン(80℃)で乾燥して白色透明のポリマーを81.60gを得た。続いて、製造例3と同様にして、高分子電解質膜を得た。
製造例5で得られた高分子電解質膜のイオン交換容量を測定したところ、2.0meq/gであった。この高分子電解質膜を、実施例1と同様にして(低吸水)膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の低吸水膜のイオン交換容量は0.0meq/g(塩置換率:約100%)、吸水率は45%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この(低吸水)膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視で皺の発生は認められなかった。
製造例3で得られた高分子電解質膜について、1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液への浸漬とそれに続く水洗処理をしない以外は、実施例1と同様にして膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の高分子電解質膜のイオン交換容量は1.9meq/g(塩置換率:1%以下)、吸水率は124%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視でも皺の発生が明確に認められた。
製造例5で得られた高分子電解質膜について、1.0mol/Lの塩化カルシウム水溶液への浸漬とそれに続く水洗処理をしない以外は、実施例1と同様にして膜−触媒層接合体を得た。触媒インクを塗布する前の高分子電解質膜のイオン交換容量は2.0meq/g(塩置換率:1%以下)、吸水率は122%であった。また、触媒インクを用いて得られた触媒層は、片面当り0.6mg/cm2の白金が配置されていた。この膜−触媒層接合体の触媒層周辺部に近接する高分子電解質膜には、目視でも皺の発生が明確に認められた。
2) 比較例2(塩置換率1%以下)の吸水率を1としたとき、実施例7の低吸水膜の吸水率を対比して表す。
実施例1で得られた(低吸水)膜−触媒層接合体を500mLの1規定硫酸水溶液に6時間浸漬し、イオン交換水で洗浄し、常温で乾燥させることで、高分子電解質膜にあるほぼ全てのスルホン酸基を遊離のスルホン酸基に変換したところ、高分子電解質膜の触媒層周辺部に皺は発生しなかった。このようにして得た膜−触媒層接合体(MEA)から、市販のJARI標準セルを用いて燃料電池セルを製造した。すなわち、前記で得られた膜−電極接合体の両外側に、ガス拡散層としてカーボンクロスと、ガス通路用の溝を切削加工したカーボン製セパレータを配し、さらにその外側に集電体およびエンドプレートを順に配置し、これらをボルトで締め付けることによって、有効膜面積25cm2の燃料電池セルを組み立てた。
実施例2〜7で得られた(低吸水)膜−触媒層接合体を、実施例8と同様に大過剰の1規定硫酸水溶液に浸漬すると、該低吸水膜中の、塩の形態の基はいずれも、遊離のスルホン酸基に戻すことができ、このようにして得られる膜−電極接合体(MEA)は高分子電解質膜の触媒層周辺部に皺の発生は認められないMEAとなる。なお、大過剰の硫酸水溶液を80℃程度に加温すると、より速く遊離のスルホン酸基に戻すことができる。
このようにして得られるMEAは、イオン(プロトン)伝導性に優れ、さらに皺発生による出力性能の低下もないため、燃料電池に好適に用いることができる。
ガス拡散層、18a,18b…セパレータ、20…MEA。
Claims (10)
- 高分子電解質膜製造用の炭化水素系高分子電解質に、下記に示す低吸水化処理を行った処理物を得た後、当該処理物を製膜して低吸水膜を製造し、次いで得られた低吸水膜の少なくとも片面に、触媒物質と溶媒とを含む触媒インクを直接塗布し、該溶媒を揮発させて触媒層を形成することを特徴とする膜−電極接合体の製造方法。
[低吸水化処理]
塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき下式で求められる吸水率を、10%以上減少させる処理。
吸水率(重量%)=100×(W1−W2)/W2 ・・・数式1
(上式中、W1は当該膜を飽和吸水させたときの重量(飽和吸水重量)を表し、W2は当該膜の乾燥重量を表す。) - 高分子電解質膜製造用の炭化水素系高分子電解質を製膜して得られた高分子電解質膜に、下記に示す低吸水処理を行って低吸水膜を製造し、次いで得られた低吸水膜の少なくとも片面に、触媒物質と溶媒とを含む触媒インクを直接塗布し、該溶媒を揮発させて触媒層を形成することを特徴とする膜−電極接合体の製造方法。
[低吸水化処理]
塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき下式で求められる吸水率を、10%以上減少させる処理。
吸水率(重量%)=100×(W1−W2)/W2 ・・・数式1
(上式中、W1は当該膜を飽和吸水させたときの重量(飽和吸水重量)を表し、W2は当該膜の乾燥重量を表す。) - 上記低吸水化処理が、塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき数式1で求められる吸水率を、30%以上減少させる処理であることを特徴とする、請求項1または2に記載の膜−電極接合体の製造方法。
- 上記炭化水素系高分子電解質が、塩置換率が1%以下の高分子電解質膜としたとき数式1で求められる吸水率が80重量%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
- さらに、触媒層形成後の低吸水膜の吸水率を向上させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
- 上記低吸水膜が、塩置換率が50%以上の高分子電解質からなる膜であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
- 上記触媒インクを、スプレー法を用いて低吸水膜に直接塗布することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
- 上記炭化水素系高分子電解質のイオン交換基が酸性基であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の膜−電極接合体の製造方法。
- 請求項1〜8のいずれかの製造方法により得られる、膜−電極接合体。
- 一対のセパレータと、該一対のセパレータ間に配置された膜−電極接合体とを備えた固体高分子形燃料電池であって、該膜−電極接合体が請求項9に記載の膜−電極接合体である、固体高分子型燃料電池。
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