JP2007211376A - 含フッ素重合体を鞘に含む芯鞘構造複合繊維および該複合繊維を有する物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の含フッ素重合体を溶融混練した後紡糸することにより、少量の含フッ素重合体の添加においても効果的に撥液性を発現する複合繊維を提供する。
【解決手段】 (A)熱可塑性樹脂を含んでなる芯、および(B)融点225℃以下の熱可塑性樹脂と含フッ素化合物を含んでなる鞘であって、含フッ素化合物は、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を含有する含フッ素重合性化合物から誘導された繰り返し単位を有する含フッ素重合体、あるいは炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を含有する含フッ素ウレタン化合物であり、含フッ素化合物の量が鞘に対して0.1〜10.0重量%である鞘からなる芯鞘構造を有する複合繊維。
【選択図】なし
Description
例えば、特開2000−96348号公報では、芯部にポリエチレンテレフタレート、鞘部にポリエステル、ナイロンを用い、鞘部において前記樹脂と溶融粘度が類似したフッ素系重合体を溶融紡糸、延伸、捲き取りした後に160〜200℃の熱処理を施すことにより、複合繊維表面に撥水、撥油、防汚性を付与することができることが記載されている。
特開平2004−292960号公報では、ポリアミド系樹脂からなる芯部と反応性基を有する変性エチレンテトラフルオロエチレン共重合樹脂からなる鞘部とから構成された複合モノフィラメントからなる釣り糸において、撥水性能が向上することが記載されている。
また、特表2003−520659号公報において、特定の含フッ素化合物をポリプロピレンに含有してなるエレクトレット物品において、鞘部に95〜99.5重量パーセントのポリプロピレン及び0.5〜5重量パーセントの含フッ素化合物を含む芯鞘構造を有する繊維に関することが記載されている。しかし、この化合物はポリプロピレンとの相溶性が低いため、ブリードアウトがおこりやすいという欠点がある。
(A)熱可塑性樹脂を含んでなる芯、および
(B)融点225℃以下の熱可塑性樹脂と含フッ素化合物を含んでなる鞘であって、含フッ素化合物は、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を含有する含フッ素重合性化合物から誘導された繰り返し単位を有する含フッ素重合体、あるいは炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を含有する含フッ素ウレタン化合物であり、含フッ素化合物の量が鞘に対して0.1〜10.0重量%である鞘
からなる芯鞘構造を有する複合繊維を提供する。
本発明は、複合繊維から作成された物品、例えば、釣り糸、不織布にも関する。
ポリエチレンには、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンを含む。またポリプロピレンには、アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレン、アタクティックポリプロピレン、非晶性ポリプロピレンを含む。
また前記アイソタクティックポリプロピレンとは、ZIgler−Natta系触媒、メタロセン触媒により作成されたアイソタクティックポリプロピレンを主体とする高結晶性ポリプロピレンのことであり、一般に市販されているポリプロピレンより選択、入手することが可能である。
前記非晶性ポリプロピレンは、メタロセン触媒を用いて作成した結晶性の極めて低いプロピレンである。非晶性ポリプロピレンは、メタロセン触媒を用いて作成した結晶性の極めて低いポリプロピレン(例えば、混合物の合計量の少なくとも50重量%)と他のプロピレンとの混合物であってよい。
非晶性ポリプロピレンは、住友化学社製タフセレンT−3512、T−3522等として入手可能である。
含フッ素重合性化合物は、一般に、フルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基に加えて、炭素−炭素二重結合を有する。含フッ素重合性化合物の例は(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ化合物、ウレタン化合物、ビニルエーテル化合物である。(メタ)アクリル酸エステルが特に好ましい。
フルオロアルキル基の例は、−CF3、−CF2CF3、−CF2CF2CF3、−CF(CF3) 2、−CF2CF2CF2CF3、−CF2CF(CF3)2、−C(CF3)3、−(CF2)4CF3、−(CF2)2CF(CF3)2、−CF2C(CF3)3、−CF(CF3)CF2CF2CF3、−(CF2)5CF3、−(CF2)3CF(CF3)2、−(CF2)4CF(CF3)2、−(CF2)7CF3、−(CF2)5CF(CF3)2、−(CF2)6CF(CF3)2、−(CF2)9CF3等である。フルオロアルケニル基の例は、−C(CF(CF3)2)=C(CF3)(CF2CF2CF3)、−C(CF(CF3)2)=C(CF3)(CF(CF3)2)、−C(CF3)=C(CF(CF3)2)2等である。
CH2=C(−X)−C(=O)−A−Rf (I)
[式中、Xは、水素原子、メチル基、炭素数2〜20の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX1X2基(但し、X1およびX2は、水素原子、フッ素原子または塩素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、あるいは置換または非置換のフェニル基、
Aは、−O−Y1−(ここで、Y1は、炭素数1〜10の脂肪族基、炭素数6〜10の芳香族基または環状脂肪族基、−CH2CH2N(R1)SO2−(CH2CH2)a−基(但し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、aは0または1である。)または−CH2CH(OR11)CH2−基(但し、R11は水素原子またはアセチル基である。)である。)、あるいは
−Y2−[−(CH2)m−Z−]p−(CH2)n− (ここで、Y2は、−O−または−NH−であり;Zは、−S−または−SO2−であり;mは1〜10、nは0〜10、pは0または1である。)、
Rfは、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基である。]
で示される含フッ素(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
[式中、Rfは炭素数1〜21のパーフルオロアルキル基
R1 は水素または炭素数1〜10のアルキル基、
R2 は炭素数1〜10のアルキレン基、
R3 は、水素原子、塩素原子またはメチル基、
Ar は置換基を有することもあるアリール基、
n は1〜10の整数を表わす。]
で示される含フッ素(メタ)アクリル酸エステルを挙げることができる。
CF3(CF2)3(CH2)OCOCH=CH2、
CF3(CF2)3(CH2)OCOC(CH3)=CH2、
CF3(CF2)3(CH2)OCOCCl=CH2、
CF3(CF2)3SO2(CH2)3OCOCH=CH2、
CF3(CF2)5(CH2)OCOCH=CH2、
CF3(CF2)5(CH2)OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)3(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)3(CH2)2OCOC(CH3)=CH2、
CF3(CF2)3(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3CF2(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)3SO2N(CH3)(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)3SO2N(C2H5)(CH2)2OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)3CH2CH(OCOCH3)CH2OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)3CH2CH(OH)CH2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)5(CH2)2OCOCH=CH2
CF3(CF2)7(CH2)2OCOCH=CH2
CF3(CF2)5(CH2)2OCOC(CH3)=CH2、
CF3(CF2)7(CH2)2OCOC(CH3)=CH2、
を例示することができる。
[式中、Rfは炭素数1〜21のパーフルオロアルキル基、
n は1〜2の整数を表わす。]
で示される含フッ素エポキシ化合物を挙げることができる。
(−O−CH2CH (CH2Rf)−) m
[式中、Rfは炭素数1〜21のパーフルオロアルキル基、
m は1以上の整数(例えば、10〜1000)を表わす。]
のポリエーテル構造を繰り返し単位とするもの、式:
(−OCO−Ph−CO−O−CH2CH(CH2Rf)−)m
[式中、Rfは炭素数1〜21のパーフルオロアルキル基、
Phはフェニル基、
m は1以上の整数(例えば、10〜1000)を表わす。]
のポリエステル構造を繰り返し単位とするもの
等が例示される。
I[-NHC(=O)O-((Rf-A1-)X1O)a-R1]m[-NHC(=O)O-((ClCH2-)X2O)b-R2]n (III)
[式中、Iはポリイソシアネート化合物からイソシアネート基を除いた基であり、
Rfは炭素数1〜21パーフルオロアルキル基であり、
X1およびX2は3価の炭素数2〜5の直鎖状または分岐状の脂肪族基であり、
A1は直接結合または炭素数1〜21の2価の有機基であり、
R1およびR2は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、
aおよびbは1〜20の数であり、
mは1〜15の数であり、
nは0〜14の数であり、
mとnの合計は2〜15の数である。]
で示される含フッ素ウレタン化合物を挙げることができる。
脂肪族系ポリイソシアナート、特に脂肪族系ジイソシアナートの例は、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート、水素化キシリレンジイソシアナート、水素化ジシクロヘキシルメタンジイソシアナートである。芳香族系ポリイソシアナート、特に芳香族系ジイソシアナートの例は、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)、トリジンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナートである。
変性イソシアナートの例は、ウレタン変性ジイソシアナート、アロファネート変性ジイソシアナート、ビウレット変性ジイソシアナート、イソシアヌレート変性ジイソシアナート、カルボジイミド変性ジイソシアナート、ウレトニミン変性ジイソシアナート、アシル尿素ジイソシアナートである。
C(−A)(−D)=C(−X)−O−Y−(CH2)m−Rf (IV)
[式中、AおよびDおよびXは、水素原子、メチル基、炭素数2〜20の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFL1L2基(但し、L1およびL2は、水素原子、フッ素原子または塩素原子である)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、置換または非置換のフェニル基であり;
Yは、直接結合、−CH2−CH(−OH)−、または−(CF2CF(-CF3)O−)g−(但し、gは1〜21である)であり;
Rfは、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基であり;
mは、0〜10である。]
ビニルエーテル化合物の具体例は、次のとおりである。
CF2=C(−F)−O−Rf
CF2=C(−F)−O−CH2−Rf
CF2=C(−F)−O−CH2−CH2−Rf
CH2=C(−H)−O−CH2−CH2−Rf
CF2=C(−F)−O−CH2−CH(−OH)−CH2−Rf
CH2=C(−H)−O−CH2−CH(−OH)−CH2−Rf
CH2=C(−H)−O−(CF2−CF(−CF3)−O ) 2−Rf
CH2=C(−Cl)−O−(CF2−CF(−CF3)−O ) 2−Rf
[式中、Rfは炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基である。]
(1)アクリル酸およびメタクリル酸ならびにこれらのメチル、エチル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、プロピル、2−エチルヘキシル、ヘキシル、デシル、ラウリル、ステアリル、イソボルニル、β−ヒドロキシエチル、グリシジルエステル、フェニル、ベンジル、4−シアノフェニルエステル類、
(2)酢酸、プロピオン酸、カプリル酸、ラウリル酸、ステアリン酸等の脂肪酸のビニルエステル類、
(3)スチレン、α−メチルスチレン、 p−メチルスチレン等のスチレン系化合物、
(4)フッ化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニルまたはビニリデン化合物類、
(5)ヘプタン酸アリル、カプリル酸アリル、カプロン酸アリル等の脂肪族のアリルエステル類、
(6)ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン等のビニルアルキルケトン類、
(7)N−メチルアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等のアクリルアミド類および
(8)2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、イソプレン等のジエン類などを例示できる。
含フッ素重合体は、構成繰り返し単位として、含塩素重合性化合物を含んでいてよい。含塩素重合性化合物は、一般に、塩素原子および炭素−炭素二重結合を有する化合物である。含塩素重合性化合物の例は、塩化ビニル、塩化ビニリデン、α−クロロアクリレート(例えば、アルキル(炭素数1〜30)エステル)および3−クロロー2−ヒドロキシプロピルメタクリレートである。
非フッ素重合性化合物は、例えば、非フッ素アルキル(メタ)アクリレートであってよい。
X1−CX2=CH2 (I)
[式中、X1は、アルキルカルボキシレート基(アルキル基の炭素数1〜18)、X2は水素原子またはメチル基である。]
で示される化合物である。含フッ素重合体は、非フッ素アルキル(メタ)アクリレートを含まなくてもよい。
含フッ素重合体の分子量は、一般に、1,000〜1,000,000、例えば1,500〜500,000、特に3,000〜100,000であってよい(例えば、GPCで測定してポリスチレン換算)。
鞘に含まれる含フッ素重合体の量は、樹脂混合物100重量部に対し、0.1〜10重量部、例えば0.1〜5重量部、特に0.5〜3重量部であってよい。
複合繊維の横断面の形状は、特に限定されないが、一般に、円形である。複合繊維の太さ(直径)は、5〜1500マイクロメートル、特に15〜1200マイクロメートルであってよい。鞘の厚さは、0.5〜400マイクロメートル、特に1.0〜300マイクロメートルであってよい。繊維の長さは、用途により定まり、特に限定されない。
融点については、DSCにより測定することができる。第2樹脂の融点が第1樹脂の融点に比べて10℃以上、好ましくは15℃以上、例えば20℃以上、特に25℃以上低くてよい。
本発明の複合繊維は、芯の熱可塑性樹脂、鞘のポリオレフィン樹脂と含フッ素重合体を混練(例えば、溶融混練)したものを用いて従来公知の方法にて作成することができる。鞘のポリオレフィン樹脂と含フッ素重合体とは、溶融状態において相溶性である。得られた繊維については、公知の技術に沿って紡糸後さらにオーブン、乾燥炉等で加熱処理を施してもよい。またこの複合繊維からなる布、モノフィラメント等についても、公知の技術により表面処理、加熱処理等を施してもよい。特に80℃以上にて1分以上加熱すると、撥液性が向上する。
芯にポリプロピレン(日本ポリプロ社製SA3A、MFR=11)100重量部、鞘に熱可塑性樹脂としてアイソタクティックポリプロピレン(日本ポリプロ社製SA03D、MFR=30、融点167℃)97重量部、含フッ素化合物としてCnF2n+1CH2CH2OCOCH=CH2 (n=6,8,10,12,14(nの平均は8)の化合物の混合物)(含フッ素モノマー、以下「17FA」と表す)とステアリルメタクリレート(以下「StMA」と表す)との含フッ素重合体で、FA/StMA=70/30(重量比)の組成を有する含フッ素重合体3重量部である混合樹脂を用い、芯は押出温度230℃で複合糸の70重量%、鞘は押出温度210℃で複合糸の30重量%となるように紡糸の後、延伸倍率5.8で延伸し巻き取ることにより、300デニール(繊維直径210マイクロメートル)の複合モノフィラメントを得た。
この複合糸の撥水性を確認するため、以下の評価を行った。
JIS L 1013に順じ、試験片長さ300mm、引張速度300mm/minで複合モノフィラメントの伸び率を測定。5点測定しその平均値を採用した。
撥液性
複合糸を用いて作成した網目状の織物(以下、「織物」と表す)を作成して、105℃にて30分間加熱処理した。この織物をIPA/水=70/30(体積比)混合液、および水の中に10秒間浸漬した後に引き上げ、その際の液のはじき度合いを目視にて評価した。
鞘に第1樹脂としてアイソタクティックポリプロピレン(日本ポリプロ社製SA03D、結晶化熱量109.1kJ/kg)87重量部、第2樹脂として非晶質ポリプロピレン(住友化学社製タフセレンT−3512、結晶化熱量14.9kJ/kg)10重量部、含フッ素重合体[17FAとステアリルアクリレート(以下「StA」と表す)からなり17FA/StA=50/50(重量比)の組成を有する含フッ素重合体]3重量部である混合樹脂とした以外は実施例1と同様の方法にて複合モノフィラメントを作成し評価を行った。
含フッ素重合体としてC4F9CH2CH2OCOCH=CH2(含フッ素モノマー、以下「9FA」と表す)とStMAからなり9FA/StMA=60/40(重量比)の組成を有する共重合体を用いる以外は実施例2と同様の方法にて複合モノフィラメントを作成し評価を行った。
含フッ素重合体としてC4F9CH2CH2OCOCCl=CH2(含フッ素モノマー、以下「9FClA」と表す)とStAからなり9FClA/StA=40/60(重量比)の組成を有する共重合体を1重量部で用いた以外は実施例2と同様の方法にて複合モノフィラメントを作成し評価を行った。
芯にポリプロピレン(日本ポリプロ社製SA3A、MFR=11)100重量部、鞘に熱可塑性樹脂としてポリアミド樹脂(宇部興産社製UBE NYLON 5021T、ナイロン6)97重量部、含フッ素重合体[9FAとStAからなり9FA/StA=70/30(重量比)の組成を有する共重合体]3重量部である混合樹脂を用い、芯は押出温度230℃で複合糸の70重量%、鞘は押出温度250℃で複合糸の30重量%となるように紡糸の後、延伸倍率4.8で延伸し巻き取ることにより、300デニール(繊維直径210マイクロメートル)の複合モノフィラメントを得た。これを実施例1と同様の方法にて評価を行った。
鞘をポリプロピレン(日本ポリプロ社製SA03D) 100重量部とした以外は実施例1と同様の方法にて複合モノフィラメントを作成し評価を行った。
比較例2
鞘をポリアミド樹脂(宇部興産社製UBE NYLON 5021T、ナイロン6) 100重量部とした以外は実施例1と同様の方法にて複合モノフィラメントを作成し評価を行った。
撥液性の評価 ○:液滴としてはじく
△:やや液滴としてはじく
×:液滴としてはじかず、ぬれている
Claims (13)
- (A)熱可塑性樹脂を含んでなる芯、および
(B)融点225℃以下の熱可塑性樹脂と含フッ素化合物を含んでなる鞘であって、含フッ素化合物は、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を含有する含フッ素重合性化合物から誘導された繰り返し単位を有する含フッ素重合体、あるいは炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基を含有する含フッ素ウレタン化合物であり、含フッ素化合物の量が鞘に対して0.1〜10.0重量%である鞘
からなる芯鞘構造を有する複合繊維。 - 芯(A)の熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン、ポリエステルまたはポリアミドである請求項1に記載の複合繊維。
- 鞘(B)の熱可塑性樹脂の融点が80〜180℃である請求項1に記載の複合繊維。
- 鞘(B)の熱可塑性樹脂がポリオレフィンである請求項1に記載の複合繊維。
- 鞘(B)の熱可塑性樹脂が、2種以上のポリオレフィンの混合物である請求項1に記載の複合繊維。
- 含フッ素重合性化合物が、フルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基、および炭素−炭素二重結合を有する化合物である請求項1に記載の複合繊維。
- 含フッ素重合性化合物が、(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ化合物、ビニルエーテル化合物のいずれかである請求項1に記載の複合繊維。
- 含フッ素重合性化合物が、
式:
CH2=C(−X)−C(=O)−A−Rf (I)
[式中、Xは、水素原子、メチル基、炭素数2〜20の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX1X2基(但し、X1およびX2は、水素原子、フッ素原子または塩素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、あるいは置換または非置換のフェニル基、
Aは、−O−Y1−(ここで、Y1は、炭素数1〜10の脂肪族基、炭素数6〜10の芳香族基または環状脂肪族基、−CH2CH2N(R1)SO2−(CH2CH2)a−基(但し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、aは0または1である。)または−CH2CH(OR11)CH2−基(但し、R11は水素原子またはアセチル基である。)である。)、あるいは
−Y2−[−(CH2)m−Z−]p−(CH2)n− (ここで、Y2は、−O−または−NH−であり;Zは、−S−または−SO2−であり;mは1〜10、nは0〜10、pは0または1である。)、
Rfは、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基である。]
で示される含フッ素(メタ)アクリル酸エステルである請求項1に記載の複合繊維。 - 式(I)においてRfが炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基である請求項8に記載の複合繊維。
- 式(I)において、Rfが炭素数1〜5の基であり、Xが、炭素数2〜20の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX1X2基(但し、X1およびX2は、水素原子、フッ素原子または塩素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、あるいは置換または非置換のフェニル基である請求項8に記載の複合繊維。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の複合繊維から作成された布を有してなる、衣料品、レジャー用品、家庭用品、ワイパー、フィルター、土木資材用品、建築資材用品、サニタリー用品または医療用品である物品。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の複合繊維からなる釣り糸。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の複合繊維からなる不織布。
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