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JP2007103636A - 発光素子の固定方法およびこの方法を用いた投光装置 - Google Patents

発光素子の固定方法およびこの方法を用いた投光装置 Download PDF

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JP2007103636A JP2005291029A JP2005291029A JP2007103636A JP 2007103636 A JP2007103636 A JP 2007103636A JP 2005291029 A JP2005291029 A JP 2005291029A JP 2005291029 A JP2005291029 A JP 2005291029A JP 2007103636 A JP2007103636 A JP 2007103636A
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Akiro Sumiya
彰朗 角谷
Masayuki Kono
雅行 河野
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

【課題】発光素子の光の出射位置の高さや光の出射方向が精度良く合わせられるように、発光素子を固定する。
【解決手段】平坦な基板支持面30の外側に凹部31が形成され、さらに凹部31の外周縁に沿って基板支持面30より高い凸壁部32が形成された構成のMID3を成形し、その基板支持面30にレーザーチップ1が実装されたサブマウント基板2を設置する。凹部31の内面には回路パターン36が形成されているが、基板支持面30には回路パターン36は形成されていない。凹部31内には、前記サブマウント基板2の底面の周縁部に接触するように、導電性ペースト4が充填される。さらにサブマウント基板2の側面と凸壁部32の内壁面との間の空間には、導電性ペースト4が山状に盛り上げられたフィレット40が形成され、これによりサブマウント基板2の側面が支持される。
【選択図】図1

Description

この発明は、発光ダイオード、レーザーダイオードなどの発光素子のベアチップを光源とする投光装置に関するもので、特に、前記ベアチップをサブマウント基板を介してMIDに固定した構成の投光装置において、ベアチップを固定するための技術に関する。
MID(Molded Interconnect Device:三次元射出成形回路部品)は、組み込まれる装置の形状等に合わせて種々の立体形状に成形することができるため、装置に対する位置決め精度を向上でき、また装置の小型化をはかることができる。
この特性を利用して、出願人は、以前に、光学素子が搭載されたMIDを組み込んだ光電センサを開発した(特許文献1参照。)。この光電センサでは、MIDの表面に凹部を形成し、この凹部内に前記LEDチップやフォトICをダイボンディングすることにより、光軸のずれを防止するようにしている。
特開2000−322989 公報
また、上記の特許文献1と同様の技術的思想が開示された文献として、下記の特許文献2がある。この特許文献2には、MIDを使用するという記載はないが、特許文献1と同様に、基板の表面に凹部を形成し、その内部にLEDチップを設置した後に、その周囲に導電性ペーストを注入してLEDチップを固定するようにしている。
特開2000−277813 公報
しかしながら上記の特許文献1,2では、発光素子の搭載される面に平行な方向(この明細書では、便宜上、「水平方向」とする。)における発光素子のずれに対応することはできるが、前記搭載面からみた発光素子の高さのばらつきや発光素子の傾きまで防止することはできない。特許文献1では、前記凹部内に導電性ペーストを塗布した後に、その上にLEDチップを搭載しているので、ペーストの厚みのばらつきにより、LEDチップの搭載面を均一にできない。また、特許文献2では、凹部内に半導体パターンによる素子載置部を形成し、その上にLEDチップを実装しているが、半導体パターンの厚みにもばらつきが生じる。このように素子の搭載面を均一にできないと、発光素子の高さにばらつきが生じたり、発光素子が斜めに設置されるなどの状態が生じる。その結果、光の出射位置の高さや進行方向にばらつきが生じ、レンズ体や投光窓などとの位置合わせに支障が生じるおそれがある。
また特許文献1のような光電センサの場合には、物体検出用のビームの光量が増減したり、検出対象の方向に十分なビームが導かれないなどの問題が生じ、検出精度が低下する可能性がある。
この発明は上記問題に着目してなされたもので、発光素子の光の出射位置の高さや光の出射方向が精度良く合わせられるように、発光素子を固定することを目的とする。
この発明にかかる発光素子の固定方法では、発光素子のベアチップをサブマウント基板を介してMID上に固定する場合に、前記サブマウント基板の底面より小さく、かつ回路パターンのない平坦面と、この平坦面の外側に形成され、内面に回路パターンが設けられた凹部とを有するMIDを作成する。そして、前記ベアチップが上面に実装された状態のサブマウント基板を、その底面を前記平坦面に接触させて設置するとともに、前記凹部内に、前記サブマウント基板の前記平坦面に接していない底面に接触するように導電性ペーストを充填する。
上記の方法によれば、サブマウント基板およびその上面のベアチップは、MIDの平坦面により支持されるが、この平坦面には回路パターンが形成されておらず、また導電性ペーストも塗布されていないため、サブマウント基板やベアチップの高さのばらつきを防止することができる。また平坦面の面積を調整することにより、サブマウント基板を安定して支持することができるので、サブマウント基板やベアチップが傾くのを防止することができる。
一方、サブマウント基板の底面の平坦面に接していない部分は、凹部内に充填された導電性ペーストに接触しているので、このペーストを硬化させることによって、サブマウント基板をMIDに接着することができる。また、この導電性ペーストを介して、サブマウント基板と回路パターンとを電気接続できるので、ベアチップと回路パターンとの間を導通状態にすることができる。
なお、凹部内の回路パターンは、凹部の外側(前記平坦面以外のMIDの表面)に引き出され、さらに、電源や制御回路などへの接続位置まで連続形成されるのが望ましい。
上記の発光素子の固定方法の好ましい態様では、MIDの作成において、前記凹部の外周縁に沿って前記平坦面よりも高い凸壁部を形成する。そして、前記平坦面上に硬化前の導電性ペーストを載せた後に、前記ベアチップが実装されたサブマウント基板を前記導電性ペーストの上に載せることにより、前記導電性ペーストを凹部内に流し込む。
上記の態様によれば、平坦面上に導電性ペーストを載せ、さらにその上にベアチップが実装されたサブマウント基板を載せることにより、前記導電性ペーストを凹部内に充填することができるので、サブマウント基板の固定および電気接続を簡単に行うことが可能になる。また、先にサブマウント基板を設定してから凹部にペーストを注入する方法では、設置したサブマウント基板が位置ずれする可能性があるが、上記態様の方法によれば、サブマウント基板を平坦面に設置することによって、直ちにその底面を導電性ペーストに接触させた状態にすることができ、サブマウント基板の位置ずれを防止することができる。
さらに、凹部の外周縁の凸壁部の存在によって、導電性ペーストが凹部外に流れ出すのを防止することができる。よって、導電性ペーストの量を凹部の容量よりも多くすることにより、このペーストを凸壁部側で平坦面よりも高く盛り上げて、サブマウント基板の側面を支持することができる。このようにすれば、水平方向においても、サブマウント基板やベアチップを安定した位置に安定した姿勢で固定することが可能になる。
なお、サブマウント基板を載せる場合には、平坦面上のペーストが完全に流されるように、サブマウント基板に若干の押圧力をかけてもよい。
さらに、
この発明にかかる投光装置は、発光素子のベアチップをサブマウント基板を介してMID上に固定した構成のもので、MIDは、前記サブマウント基板の底面より小さく、かつ回路パターンのない平坦面と、この平坦面の外側に形成され、内面に回路パターンが設けられた凹部とを有する。また、前記サブマウント基板は、上面に前記ベアチップが実装された状態で、その底面を前記平坦面に接触させて設置され、前記凹部には、前記サブマウント基板の前記平坦面に接していない底面に接触するように導電性ペーストが充填される。
上記構成の投光装置は、前述した発光素子の固定方法を用いて作成されたものである。この構成によれば、サブマウント基板およびベアチップの高さのばらつきや傾きを抑え、かつ電気接続も良好に設定できるから、光の出射位置の高さや出射の方向を安定させることができる。
好ましい構成の投光装置では、前記MIDに、前記凹部の外周縁に沿って前記平坦面よりも高い凸壁部が形成される。また凹部内の導電性ペーストは、前記サブマウント基板の底面周縁部および側面の下部に接触するように、前記凸壁部側で平坦面よりも高く盛り上げられる。
この構成によれば、サブマウント基板やベアチップの横ずれも防止できるので、出射光の光軸の位置合わせ精度をさらに高めることができる。
さらに好ましい構成の投光装置では、前記MIDの前記凹部を挟んで平坦面に対向する位置に、レンズ体を支持するための第2の平坦面が形成される。また前記ベアチップは、その光出射面を前記第2の平坦面上のレンズ体に向けて配備される。
この構成によれば、サブマウント基板とレンズ体とを同じ高さの平面に支持することが可能になるから、ベアチップとレンズ体との光軸を高い精度で合わせることが可能になり、出射光量や出射方向などを精度良く調整することができる。なお、第2の平坦面もサブマウント基板を支持するための平坦面と同じく、回路パターンが形成されない面とするのが望ましい。
上記の投光装置は、光電センサの投光部として使用できるほか、マーキング装置、光ディスク装置など、種々の光学製品に組み込むことが可能である。
この発明によれば、回路パターンや導電性ペーストが存在しない平坦面によりサブマウント基板を支持するとともに、平坦面の外側に形成された凹部に充填された導電性ペーストによって、MIDとサブマウント基板との接着および電気接続を行うようにしたから、発光素子の高さのばらつきや傾きを抑えることが可能になる。よって、光の出射位置の高さや出射方向の精度を確保することが可能になり、投光装置の性能を格段に向上することができる。
図1は、この発明にかかる投光装置の構成例を示す。
この投光装置は、レーザーダイオードのベアチップ1(以下、「レーザーチップ1」という。)を光源とするもので、その他の構成として、サブマウント基板2およびMID3が含まれる。レーザーチップ1は、サブマウント基板2を介してMID3の表面に固定される。
上記構成の投光装置は、後記する光電センサなどの光学機器の一部を構成する。前記MID3も、前記光学機器に応じた形状に成形されるが、図9までの実施例では、便宜上、投光装置に含まれる部分のみを、平板状のMID3として示す。
前記MID3の上面には、前記レーザーチップ1が実装されたサブマウント基板2を支持するための面30(以下、「基板支持面30」という。)が形成され、この基板支持面30の外側に、所定深さの凹部31が形成される。さらに、この凹部31の外周縁に沿って、前記基板支持面30よりも高い凸壁部32が形成される。
なお、凸壁部32より外側の平面34(以下、「外側平面34」という。)は、前記基板支持面30と同じ高さの平坦面に形成される。
前記レーザーチップ1は、金および錫の合金層を介してサブマウント基板2上に固定される。この固定処理は、前記レーザーチップ1の底面およびサブマウント基板2の上面に、それぞれ金、錫によるメッキ層を形成し、両メッキ層を合わせた状態下でサブマウント基板2を加熱し、さらにレーザーチップ1に上方から加圧力をかける公知の方法により行われる。
前記基板支持面30は、サブマウント基板2の底面よりも小さな面として形成されている。前記レーザーチップ1が実装されたサブマウント基板2は、基板支持面30に中心部を合わせた状態で設置されるので、その底面の周縁部は、前記凹部31の上に位置することになる。
また図1において、36はMID3の表面に形成された回路パターンである。この実施例の回路パターン36は、凹部31の内面から凸壁部32を介して外側平面34に延びており、さらに図示しない制御基板への接続位置へと導かれる。これに対し、前記基板支持面30には回路パターン36は形成されていない。
前記凹部31には、導電性ペースト4が充填される。この導電性ペースト4は、前記サブマウント基板2の底面の前記基板支持面30に接していない部分(前記底面の周縁部)に接触し、さらにサブマウント基板2の側面と凸壁部32の内壁面との間の空間に山状に盛り上げられる(以下、この導電性ペースト4が山状に盛り上がった部分40を「フィレット40」という。)。なお、サブマウント基板2の側面とは、この基板2の厚み、言い換えれば前記レーザーチップ1が実装される上面とMID3に設置される底面との間に位置する4枚の面すべてを指す。
上記の構成によれば、前記サブマウント基板2の底面の周縁部および側面の下端部が導電性ペースト4によって固定されるので、サブマウント基板2は、基板支持面30上に支持された状態で固定される。また、サブマウント基板2は、この導電性ペースト4を介して回路パターン36に電気接続されるので、レーザーチップ1と回路パターン36とを導通させることができる。
図2は、上記サブマウント基板2およびMID3のサイズを例示したものである。なお、図中、サイズを表す数値の単位はミリメートルである。
図示例のサブマウント基板2の横幅は約0.75〜0.8mm、縦幅(図2の紙面に直交する方向の幅)は約0.6mm、高さは約0.2〜0.25mmである。前記凹部31の深さは約0.1〜0.2mmに、基板支持面35や外側平面34から見た凸壁部32の高さは約0.05〜0.2mmに、それぞれ設定される。またサブマウント基板2の側面から凸壁部32までの距離は約0.2〜0.3mmに設定される。
上記図2の例に示すように、前記投光装置は、微細な構成のものである。またこの投光装置は、光電センサなど、レーザー光の出射位置や出射光量の精度を確保する必要性の高い機器に組み込まれるため、レーザーチップ1の光出射位置や光出射方向がわずかに変化しただけでも、検出や計測に支障が生じるおそれがある。しかし、前記図1の構成によれば、レーザーチップ1の位置や姿勢を精度良く合わせることができるので、上記のような問題が生じるのを防止することができる。
すなわち、前記基板支持面30には、回路パターン36が形成されず、また導電性ペースト4も塗布されないため、サブマウント基板2を均一な水平面に設置することが可能になる。また前記フィレット40によって、サブマウント基板2の側面も支持されるので、水平方向における位置ずれも防止することができる。よって、水平方向および垂直方向のいずれにおいても、レーザーチップ1の位置がばらつくのを抑えることができ、またレーザーチップ1が傾いた状態で固定されるのを防止することができる。
図3は、前記図1の構成のMID3上にサブマウント基板2を固定するための方法を示す。この例では、まず図3(1)に示すように、サブマウント基板2を載せる前の基板支持面30に硬化前の導電性ペースト4を載せた後、この導電性ペースト4の上にレーザーチップ1が実装されたサブマウント基板2を載せる。このようにすると、レーザーチップ1およびサブマウント基板2の重みによって前記導電性ペースト4が凹部31内に流し込まれる。また導電性ペースト4の量が凹部31の容量より若干多くなるように調整することにより、凹部31の全体が導電性ペースト4で満たされた後、新たに流し込まれた導電性ペースト4によって、先に流し込まれた導電性ペースト4が前記サブマウント基板2と凸壁部32との間の空間に押し上げられ、前記フィレット40が形成される(図3(2))。この状態下で導電性ペースト4が硬化することにより、サブマウント基板2の底面および側面を接着することができる。
上記の方法によれば、サブマウント基板2を基板支持面30に設置することによって、直ちにその底面や側面の下端部を導電性ペースト4に接触させることができるから、サブマウント基板2の位置ずれを防止することができる。また凸壁部32の存在によって、凹部31からあふれた導電性ペースト4をせきとめて確実にフィレット40を形成することができるので、サブマウント基板2およびレーザーチップ1を安定して支持することが可能になる。
なお、基板支持面30に載せられた導電性ペースト4の殆どは、レーザーチップ1およびサブマウント基板2の重みにより凹部31内に流されるが、サブマウント基板2の上面に若干の加圧力をかけて、導電性ペースト4が完全に流し込まれるようにするのが望ましい。
また水平方向におけるレーザーチップ1の位置の安定化を考慮しなくとも良い場合には、図4に示すように、凸壁部32が形成されていないMID3を使用してもよい。この場合には、導電性ペースト4が凹部31からはみ出すと、外側平面34の方に流れてしまうので、ペーストの量を抑える必要がある。よってフィレット40を形成することはできず、サブマウント基板2の周縁部のみが導電性ペースト4により固定されるようになる。
なお、この図4の構成を適用する場合には、前記図3の方法は使用せずに、基板支持面30にサブマウント基板2を設置してから、凹部31内に導電性ペースト4を注入するのが望ましい。
図5は、前記図1の断面形状を有する投光装置の外観を示す。前記図1や図3は、この図5のA−A線に沿う断面図に相当する。
この投光装置では、前記MID3として、図6に示すような構成のMID3Aを使用する。このMID3Aには、外周が矩形状の凹部31が形成されるとともに、この凹部31内に十字状部33が突出形成される。さらに凹部31の外周縁に沿って、所定の幅を具備する凸壁部32が形成される。
前記十字状部33の上面33aは平坦面であって、その十字を構成する4つの片の幅はいずれもサブマウント基板2の縦横の幅より小さく設定されている。前記サブマウント基板2は、この上面33aに中心を合わせて固定される。したがって、図6に点線で示すように、上面33aのうち、前記4つの片が交差する中心部を含み、前記サブマウント基板2の大きさに応じた範囲の面が前記基板支持面30として機能する。
図7は、前記図1の断面形状を導き出せるMID3の他の構成を示す。この実施例のMID3Bは、図6のMID3Aにおけるのと同様の凹部31や凸壁部32を具備し、さらに凹部31内には、円筒状の支持部35が突出形成される。
このMID3Bでは、前記支持部35の上面全体が前記基板支持面30として機能する。基板支持面30の直径は、サブマウント基板2の縦横の幅より小さく設定される。またサブマウント基板2は、基板支持面30に中心部を合わせて設置されるので、その底面の周縁部は基板支持面30に接触せず、凹部31上に位置する状態となる。
上記図6,7に示したMID3A,3Bは、専用の金型を用いた射出成形により構成される。この金型は、所定厚みの板状体をNC制御により切削加工することにより得られるものである。
図8は、前記MID3Aを成形するための金型の加工方法を示す。この方法では、原型となる板状体5の表面を削ることにより、上面に4つの矩形状の突部51を有する中間型5aを製作した後、各突部51の周囲を掘り下げて、一定幅の溝部53が形成された最終型5Aを製作する。前記MID3Aの凹部31は各突部51により形成され、前記十字状部33は突部51間の平面52により形成される。また前記凸壁部32は前記溝部53により形成される。
上記の中間型5aでは、前記突部51間の平面52と突部51より外側の平面54とが連続した状態にある。また各突部51の並び方向は型5aの各辺に平行である。この構成の場合、板状体5の直交する2辺について、それぞれその辺に沿う方向を全幅にわたって削る処理を、他方の辺に沿う方向に切削装置の刃を移動させながら繰り返す(ただし、突部51に対応する位置は切削の対象外となる。)ことによって、各平面52,54を形成することができる。
上記の加工方法によれば、平面52,54を一連の面として同時に形成することができるから、平面52,54間に生じる高さをほぼ均一にすることができる。したがって、最終型5Aから成形されたMID3においても、基板支持面30と外側平面34との高さをほぼ均一にできる。
図9は、前記MID3Bを成形するための金型の加工方法を示す。この方法では、板状体5の表面を削って矩形状の突部55を有する第1の中間型5bを製作した後に、前記突部55の一部を削ることにより、突部55内に円筒状の凹部56が形成された第2の中間型5cを製作する。さらに、前記突部55の周囲を掘り下げる処理を行うことにより、所定幅の溝部57を有する最終型5Bを製作する。
前記MID3Bの支持部35は前記凹部56により形成され、凹部31は突部55により形成される。また凸壁部32は、前記溝部57により形成される。
図9の例の加工方法でも、前記基板支持面30に対応する凹部56の内底面と外側平面34に対応する平面54との高さが均一になるように制御される。しかし、この例では、これらの平面が連続しておらず、外側の平面54を形成し終えてから、凹部56を形成するための切削処理を行わなければならないため、切削装置の刃の高さを安定できず、各平面間の高さの誤差が大きくなる可能性がある。その結果、最終型5Bにより成形されるMID3Bでも、基板支持面30と外側平面34の間の高さの誤差が大きくなる可能性がある。
後記する光電センサのように、外側平面34の回路パターン36が形成されていない領域をレンズ体などの支持面として使用する場合には、前記基板支持面30と外側平面34との間の高さの誤差が小さいMID3Aを使用することにより、レンズ体とレーザーチップ1とを高精度で位置合わせすることが可能になる。しかし、MID3Aの場合には、十字状部43により凹部42が4分割されて、導電性ペーストを充填できる空間が小さくなるため、導電性ペースト4の量を正確に調整する必要がある。
これに対し、MID3Bでは、レーザーチップ1の位置決め精度の面ではMID3Aより劣るが、凹部の空間を大きくすることができるので、導電性ペースト4の量の調整をさほど正確に行わなくてすむ。
図10は、前記図1の構成の投光装置が組み込まれた光電センサの内部構成例を示す。この例の光電センサの主要部は、投光部61、受光部62、およびレンズ体100を含む前面部64を、MID63に組み付けた構成のものである。
前記MID63は、前面および背面が開口されており、内部にアパーチャ631を有する遮蔽部632が形成されている。またMID63の内周面の前端部には、前記前面部64を支持するための段部633が形成され、表面には、前記図1に示したのと同様の回路パターン36(図では一部のみ示す。)が形成されている。
前記前面部64は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネートなどの光学プラスチック材料(透明)による成形品であって、円形の窓部104を有する板状体103と、前記窓部104内に前面を臨ませて配備されたレンズ体100とを一体にしたものである。なお、板状体103の外縁は、前記段部633に対応する大きさおよび形状に設定され、この板状体103の板面の左寄りの位置に前記窓部104が形成される。
前記レンズ体100の前面は、円形状の平坦面101の周囲に曲面102が連続形成された構成のものである。さらにこのレンズ体100には、後記するように、プリズム部105やコリメートレンズ106が設けられる。
前記受光部62は、フォトダイオード7を含むフォトICである。この受光部62は、前記遮蔽部632の背面側にフリップチップ実装される。
一方、投光部61は、レーザーチップ1をサブマウント基板2に実装した構成のもので、遮蔽部632の前面に固定される。遮蔽部632の前面の前記投光部61が設置される部分(以下、「投光部支持部」という。)の表面は、前記MID3Aまたは3Bと同様の形状に成形される。
サブマウント基板2に対するレーザーチップ1の固定方法、および投光部支持部に対するサブマウント基板2の固定方法については、前記した投光装置で説明したのと同様の方法が適用される。なお、前記レーザーチップ1は、サブマウント基板2が固定された後に、図示しない制御基板にワイヤボンディングされる。
前記前面部64は、前記板状体103の下面を前記段部633上に載せることによって、前記遮蔽部632の前方の空間内に設置される。さらに板状体103と段部633との接合部分などを光硬化性樹脂により接着することにより、前面部64もMID63に固定された状態となる。
なお、この固定状態になったとき、前記レンズ体100の底面は遮蔽部632の前面に接し、前記した凹部105がアパーチャ631に連通した状態になる(つぎの図11を参照。)。レンズ体100が接する面は、前記投光部支持部を形成するMID3A(3B)の外側平面34に、段差なしに一連に形成される。また、レンズ体100が接する面も前記基板支持面30と同様に、回路パターン36を具備しない平面として形成される。
図11は、前記投光部61、受光部62、およびレンズ体100により実施される物体検出処理の原理を示す。なお、この図11は、前記レンズ体100の前面を上方に向けた状態を示すものである。また、前記図1は、この投光部支持部およびその上の投光部61を、紙面に直交する方向に沿って切断したときの断面図に相当する。この図11では、遮蔽部632のうち、前記投光部支持部に相当する部分(MID3Aまたは3Bに相当する部分)を網点の領域として示す。
前記したように、レンズ体100は光学プラスチック材料による成形品であって、背面に正三角柱状の凹部105が形成されるとともに、前記投光部61に対向する側面にコリメートレンズ106が一体に設けられている。なお、このコリメートレンズ106は、前記凹部105の斜面にも対向している。
投光部61のレーザーチップ1から出射された光は、コリメートレンズ106により平行にされた後、前記凹部105に到達する。この場合、光学的に密な媒体(樹脂)から粗になる媒体(空気)に向かってコリメート光が進行し、また両媒体の境界が45度の傾斜角度を持つ斜面になるため、この斜面で前記コリメート光が全反射する。すなわち、前記凹部105がプリズム部として機能することにより、前記コリメート光は前面の平坦面101に導かれ、さらに検出ビームとして前方の空間に出射される。
この検出ビームの出射された方向に被検出物体Sがあると、検出ビームは被検出物体Sに照射されて反射してレンズ体100の方に戻り、その前面に照射される。ここで前記平坦面101の周囲に形成された曲面102が集光レンズとして機能するため、前記反射光は、レンズ体100の内部を収束しながら背面に導かれる。この実施例では、この反射光の集光位置が前記レンズ体100よりも若干後方になるように、前記球面102の曲率を調整するとともに、その集光位置に前記受光部62が配備されるように、前記遮蔽部632の厚みを定めている。
上記の構成により、レンズ体100の背面から出た光は、前記遮蔽部632のアパーチャ631を通過した後に、前記受光部62のフォトダイオード7に入射する。よって、前記投光部61の投光タイミングに応じて受光部62からの信号を処理することにより、前記物体Sの有無を検出することが可能になる。さらに、物体Sが存在する場合には、受光部62で検出された受光量によって、前記物体Sまでの距離を計測することが可能になる。
上記の光電センサでは、前記遮蔽部632の投光部支持部に前記図1のMID3の構成を適用し、レーザーチップ1およびサブマウント基板2を、前記図1と同様の状態で固定する。これによりレーザーチップ1の位置や光の出射方向を正確に合わせることが可能になる。
また前記レンズ体100の底面が接する面と前記投光部支持領域の外側平面34との間には段差がないので、前記サブマウント基板2とレンズ体100とを同じ高さの平面で支持することが可能になる。しかも、いずれの平面にも回路パターン36が形成されていないので、サブマウント基板2の厚みを調整することにより、前記レーザーチップ1をレンズ体100の定められた高さ位置(前記コリメートレンズ106の位置)に、精度良く合わせることが可能になる。
このようにコリメートレンズ106とレーザーチップ1とを精度良く位置合わせすることができるから、レンズ体100から出射される検出ビームの光量やビームの出射方向が安定し、物体検出や距離計測の精度を向上することが可能になる。
なお、上記の実施例では、レンズ体100の支持面を投光部支持領域の外側平面34にが段差なしに連続するようにしているが、前記段部633と投光用支持領域との間の距離の精度を確保できるのであれば、レンズ体100の支持面を前記外側平面34との間に段差を設けてもよい。
この発明にかかる投光装置の構成を示す断面図である。 図1の構成の各部のサイズを示す説明図である。 レーザーチップが実装されたサブマウント基板をMIDに固定する方法を示す説明図である。 投光装置の他の構成を示す断面図である。 図1の構成に対応する投光装置の外観を示す斜視図である。 図5の投光装置に使用されるMIDの構成を示す斜視図である。 MIDの他の構成例を示す斜視図である。 図6のMIDを成形するための型を加工する方法を示す説明図である。 図7のMIDを成形するための型を加工する方法を示す説明図である。 投光装置が組み込まれた光電センサの主要構成を示す分解斜視図である。 図10の光電センサにおける物体の検出原理を示す説明図である。
符号の説明
1 レーザーチップ
2 サブマウント基板
3,3A,3B MID
4 導電性ペースト
30 基板支持面
31 凹部
32 凸壁部
36 回路パターン

Claims (5)

  1. 発光素子のベアチップをサブマウント基板を介してMID上に固定する方法において、
    前記サブマウント基板の底面より小さく、かつ回路パターンのない平坦面と、この平坦面の外側に形成され、内面に回路パターンが設けられた凹部とを有するMIDを作成し、
    前記ベアチップが上面に実装された状態のサブマウント基板を、その底面を前記平坦面に接触させて設置するとともに、前記凹部内に、前記サブマウント基板の前記平坦面に接していない底面に接触するように導電性ペーストを充填することを特徴とする発光素子の固定方法。
  2. 請求項1に記載された方法において、
    前記MIDの作成において、前記凹部の外周縁に沿って前記平坦面よりも高い凸壁部を形成しておき、
    前記平坦面上に硬化前の導電性ペーストを載せた後に、前記ベアチップが実装されたサブマウント基板を前記導電性ペーストの上に載せることにより、前記導電性ペーストを凹部内に流し込むようにした発光素子の固定方法。
  3. 発光素子のベアチップをサブマウント基板を介してMID上に固定した構成の投光装置であって、
    前記MIDは、前記サブマウント基板の底面より小さく、かつ回路パターンのない平坦面と、この平坦面の外側に形成され、内面に回路パターンが設けられた凹部とを具備し、
    前記サブマウント基板は、上面に前記ベアチップが実装された状態で、その底面を前記平坦面に接触させて設置され、前記凹部には、前記サブマウント基板の前記平坦面に接していない底面に接触するように導電性ペーストが充填されている投光装置。
  4. 前記MIDには、前記凹部の外周縁に沿って前記平坦面よりも高い凸壁部が形成され、前記凹部内の導電性ペーストは、前記サブマウント基板の底面周縁部および側面の下部に接触するように、前記凸壁部側で平坦面よりも高く盛り上げられている請求項3に記載された投光装置。
  5. 前記MIDには、前記凹部を挟んで平坦面に対向する位置にレンズ体を搭載するための第2の平坦面が形成され、前記ベアチップは、その光出射面を前記第2の平坦面上のレンズ体に向けて配備される請求項3または4に記載された投光装置。
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WO2014092359A1 (ko) * 2012-12-13 2014-06-19 서울반도체 주식회사 발광 다이오드 및 그것을 제조하는 방법

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