JP2007179965A - 固体電解質型燃料電池及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタック化に際して要求される柔軟性を有しているのは勿論のこと、単セルとこれを支持するセル支持板との接合部分に亀裂などの不具合が生じる可能性がほとんどない固体電解質型燃料電池を提供する。
【解決手段】一対の電極層3,4間に電解質層5を挟み込んで形成した単セル2と、この単セル2を支持する金属製のセル支持板6を備え、単セル2とセル支持板6との間には、単セル2に接合する高剛性の接合部11と、この接合部11の周囲に位置して接合部11よりも剛性を低くした応力緩和部12を有する接合体11を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】一対の電極層3,4間に電解質層5を挟み込んで形成した単セル2と、この単セル2を支持する金属製のセル支持板6を備え、単セル2とセル支持板6との間には、単セル2に接合する高剛性の接合部11と、この接合部11の周囲に位置して接合部11よりも剛性を低くした応力緩和部12を有する接合体11を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、一対の電極層で固体電解質層を挟持して成る単セルを有する固体電解質型燃料電池及びその製造方法に関するものである。
従来の固体電解質型燃料電池としては、例えば、燃料極層上に電解質層及び空気極層を順次積層して成る単セルと、この単セルを支持する金属製のセル支持板を備えたものがあり、この固体電解質型燃料電池では、単セルの電解質層とセル支持板とを接合するようにしている。
このような固体電解質型燃料電池は、積層してスタック化する都合上、小型軽量化が要求されるうえ、熱的衝撃及び機械的衝撃を緩和するために柔軟性も要求されることから、セル支持板として金属製の薄板を使用するようにしている。
特開2004−220954号公報
ところが、上記した従来の固体電解質型燃料電池において、セル支持板として金属製の薄板を使用するようにしているので、このセル支持板が組み立て時や電池使用時に変形して、単セルの電解質層との接合部分に熱的及び機械的ストレスが加わり、その結果、接合部分に亀裂などの不具合が生じる恐れがあるという問題を有しており、この問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたものであり、スタック化に際して要求される柔軟性を有しているのは勿論のこと、単セルとこれを支持するセル支持板との接合部分に亀裂などの不具合が生じる可能性がほとんどない固体電解質型燃料電池及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、一対の電極層間に電解質層を挟み込んで形成した単セルと、この単セルを支持する金属製のセル支持板を備えた固体電解質型燃料電池において、単セルとセル支持板との間には、単セルに接合する高剛性の接合部と、この接合部の周囲に位置して接合部よりも剛性を低くした応力緩和部を有する接合体を設けた構成としたことを特徴としており、この固体電解質型燃料電池の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の固体電解質型燃料電池では、金属製のセル支持板が、組み立て時や電池使用時に変形したとしても、単セルとセル支持板との間に位置する接合体の低剛性の応力緩和部が、セル支持板の変形を柔軟に吸収するので、単セルと接合体との接合部分には熱的及び機械的ストレスがほとんど伝わらないこととなり、また、例え単セルと接合体との接合部分に僅かながら熱的及び機械的ストレスが加わったとしても、接合体の接合部を高剛性としていることから、単セルとの接合部分に亀裂などの不具合が生じることが回避されることとなる。
本発明によれば、上記した構成としているので、スタック化する際に要求される柔軟性を従来同様に保持することができるのは言うまでもなく、単セルとこれを支持するセル支持板との接合部分に亀裂などの不具合が生じる可能性がほとんど皆無の固体電解質型燃料電池を提供することができるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の固体電解質型燃料電池において、単セルと集電体を介して接触する金属製のセパレータと、このセパレータを支持する金属製のセパレータ支持板との間にも、セパレータに接合する高剛性の接合部と、この接合部の周囲に位置して接合部よりも剛性を低くした応力緩和部を有する接合体を設けた構成とすることができる。
この場合には、金属製のセパレータが、組み立て時や電池使用時に変形したとしても、セパレータとセパレータ支持板との間に位置する接合体の低剛性の応力緩和部が、セパレータの変形を柔軟に吸収するので、セパレータと集電体との間及び集電体と単セルの電極部分との間に接触不良が生じることが回避されることとなる。
また、本発明の固体電解質型燃料電池において、接合体の応力緩和部の周囲に位置してセル支持板又はセパレータ支持板と接合する接合部を、応力緩和部よりも高い剛性の接合部とした構成を採用することが可能であり、この際、接合体の応力緩和部を挟んで位置する接合部は、いずれも略同一の断面形状を成している構成とすることができる。
この構成を採用すると、例えば、金属製のセル支持板が、組み立て時や電池使用時に変形したとしても、接合体の低剛性の応力緩和部が、セル支持板の変形を柔軟に吸収するので、セル支持板に対する接合体の接合部分には熱的及び機械的ストレスがほとんどかからないこととなり、また、例え接合部分に僅かながら熱的及び機械的ストレスが加わったとしても、接合体の接合部を高剛性としていることから、セル支持板に対する接合部分に亀裂などの不具合が生じることが回避されることとなる。
さらに、本発明の固体電解質型燃料電池において、接合体の接合部及び応力緩和部を同一の材料、例えば、フェライト系ステンレスで形成した構成を採用することができ、この際、接合体の接合部及び応力緩和部を一体で成形して成るものとしたり、互いに別体を成す接合部及び応力緩和部をロウ付けなどによって接合して成るものとしたりしてもよい。
ここで、接合体の接合部及び応力緩和部に剛性の差を持たせる手段として、接合体の応力緩和部の肉厚を高剛性の接合部よりも薄くして剛性を低くする構成を用いることが可能であり、具体的には、接合体の応力緩和部をその断面が溝形状や鉤形状や波形を成すものとした構成とすることが望ましい。
さらにまた、本発明の固体電解質型燃料電池において、接合体の接合部及び応力緩和部を互いに異なる材料で形成してもよい。例えば、接合体の接合部をフェライト系ステンレスから成るものとし、応力緩和部をオーステナイト系ステンレスから成るものとすることができる。
上記した固体電解質型燃料電池のいずれかを製造するに際しては、単セルとセル支持板との間に、高剛性の接合部及びこの接合部よりも剛性を低くした応力緩和部を有する接合体を配置し、接合体の接合部を単セルに接合すると共に、応力緩和部側をセル支持板に接合して、単セルとセル支持板とを結合する製造方法を採用することができる。
この際、接合体の接合部と単セルとの接合には、熱膨張率を合わせることを考慮して、バリウム酸化物,シリカ,アルミナ及びカルシアから成るガラス(BSACガラスと称する;Ba(52wt%)−SiO2(33wt%)−Al2O3(3wt%)−CaO(12wt%))を用いることが望ましい。
そして、本発明において、上記した固体電解質型燃料電池のいずれかを積層することで、固体電解質型燃料電池のスタック構造体を形成することができ、この際、固体電解質型燃料電池の金属製のセル支持板やセパレータが柔軟性を有しているので、運転時における熱的衝撃及び機械的衝撃が緩和されることとなる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1は、本発明の固体電解質型燃料電池の一実施例を示しており、図1に示すように、この固体電解質型燃料電池1は、一対の電極層3,4間に電解質層5を挟み込んで形成した単セル2と、この単セル2を支持する金属製のセル支持板6を備た全体で円盤状を成すものであって、単セル2とセル支持板6との間には、単セル2に接着材14を介して接合する高剛性の接合部11と、この接合部11の周囲に位置して接合部11よりも剛性を低くした応力緩和部12と、この応力緩和部の周囲に位置してセル支持板6と接合する高剛性の接合部13を有する接合体10が設けてあり、この際、接合体10の応力緩和部12を挟んで位置する接合部11,13は、いずれも略同一の断面四角形状を成している。
図1は、本発明の固体電解質型燃料電池の一実施例を示しており、図1に示すように、この固体電解質型燃料電池1は、一対の電極層3,4間に電解質層5を挟み込んで形成した単セル2と、この単セル2を支持する金属製のセル支持板6を備た全体で円盤状を成すものであって、単セル2とセル支持板6との間には、単セル2に接着材14を介して接合する高剛性の接合部11と、この接合部11の周囲に位置して接合部11よりも剛性を低くした応力緩和部12と、この応力緩和部の周囲に位置してセル支持板6と接合する高剛性の接合部13を有する接合体10が設けてあり、この際、接合体10の応力緩和部12を挟んで位置する接合部11,13は、いずれも略同一の断面四角形状を成している。
この実施例において、単セル2は、いわゆる燃料極支持型セルであって、ニッケル及び8YSZ(8mol%イットリア安定化ジルコニア)から成るφ80mmで且つ厚さ0.6mmのNi−YSZサーメット多孔質層を燃料極層3とし、この燃料極層3の上面の全面に、電解質層5として膜厚8μmの8YSZを成膜すると共に、この電解質層5の上面における中心からφ60mmの範囲に、空気極層4として膜厚15μmのランタン−ストロンチウム−マンガン酸化物を成膜して単セル2を形成した。
一方、セル支持板6は、肉厚100μmのフェライト系ステンレス(SUS430)を用いて、ドーナツ形状に形成した。
単セル2とセル支持板6との間に位置する接合体10は、図2にも示すように、厚さ0.4mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ80mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部11と、厚さ0.4mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ100mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部13とを、応力緩和部12としての厚み50μmのフェライト系ステンレス(SUS430)箔で接合して成り、接合部11,13は、応力緩和部12に対してニッケル/銀ロウによるロウ付けにより接合した。
この場合、接合体10の応力緩和部12をその断面が溝形状となるように成形し、溝の深さを約0.2mmに調整した。
そして、単セル2の電解質層5と接合体10の接合部11とをBSACガラス14を介して接合すると共に、接合体10の接合部13とセル支持板6とを接合して、この実施例の固体電解質型燃料電池1を得た。
次いで、このようにして得た固体電解質型燃料電池1を順次積層し、すなわち、図3に示すように、接合体10で接合して成る単セル2及びセル支持板6を平板状のセパレータ7及び図4に示す集電体8とともに順次積層し、セル支持板6及びセパレータ7をステンレス製のフレーム9にBSACガラス14を介して接合固定して、15段(図3では3段)のスタック構造体を得た。
そこで、上記スタック構造体における固体電解質型燃料電池1の単セル2の空気極層4側に空気を供給すると共に、単セル2の燃料極層3側に水素を供給して、室温から700℃の範囲で運転させたところ、30回の昇降温を繰り返しても、単セル2及びセル支持板6のみならず、単セル2と接合体10の接合部11との接合部分にも亀裂などの不具合が生じることはなかった。また、当然のことながら、アノード室及びカソード室間のガスリークも発生しなかった。
これにより、この実施例における固体電解質型燃料電池1及びこれを積層して成るスタック構造体が、要求される柔軟性を従来同様に保持しつつ、優れた耐久性を有していることが実証できた。
[実施例2]
図5は、本発明の固体電解質型燃料電池の他の実施例を示しており、図5に示すように、この実施例の固体電解質型燃料電池21が、先の実施例の固体電解質型燃料電池1と相違するところは、接合体30が、厚さ0.4mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ80mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部31と、厚さ1.0mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ100mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部33とを、応力緩和部32としての厚み50μmのフェライト系ステンレス(SUS430)箔で接合して成っている点にあり、他の構成は先の実施例と同じである。
図5は、本発明の固体電解質型燃料電池の他の実施例を示しており、図5に示すように、この実施例の固体電解質型燃料電池21が、先の実施例の固体電解質型燃料電池1と相違するところは、接合体30が、厚さ0.4mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ80mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部31と、厚さ1.0mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ100mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部33とを、応力緩和部32としての厚み50μmのフェライト系ステンレス(SUS430)箔で接合して成っている点にあり、他の構成は先の実施例と同じである。
この実施例における固体電解質型燃料電池21を積層して成るスタック構造体を、先の実施例と同様に、室温から700℃の範囲で運転させたところ、30回の昇降温を繰り返しても、単セル2及びセル支持板6のみならず、単セル2と接合体30の接合部31との接合部分にも亀裂などの不具合が生じることはなかった。
したがって、この実施例における固体電解質型燃料電池21及びこれを積層して成るスタック構造体も、要求される柔軟性を従来同様に保持しつつ、優れた耐久性を有していることが実証できた。
[実施例3]
図6は、本発明の固体電解質型燃料電池のさらに他の実施例を示しており、図6に示すように、この実施例の固体電解質型燃料電池41が、先の実施例の固体電解質型燃料電池1と相違するところは、接合体50の応力緩和部52をその断面が鉤形状となるように成形した点にあり、他の構成は先の実施例と同じである。
図6は、本発明の固体電解質型燃料電池のさらに他の実施例を示しており、図6に示すように、この実施例の固体電解質型燃料電池41が、先の実施例の固体電解質型燃料電池1と相違するところは、接合体50の応力緩和部52をその断面が鉤形状となるように成形した点にあり、他の構成は先の実施例と同じである。
この実施例における固体電解質型燃料電池41を積層して成るスタック構造体を、先の実施例と同様に、室温から700℃の範囲で運転させたところ、30回の昇降温を繰り返しても、単セル2及びセル支持板6のみならず、単セル2と接合体50の接合部51との接合部分にも亀裂などの不具合が生じることはなかった。
したがって、この実施例における固体電解質型燃料電池41及びこれを積層して成るスタック構造体も、要求される柔軟性を従来同様に保持しつつ、優れた耐久性を有していることが実証できた。
[実施例4]
図7は、本発明の固体電解質型燃料電池のさらに他の実施例を示しており、図7に示すように、この実施例の固体電解質型燃料電池61が、先の実施例の固体電解質型燃料電池1と相違するところは、接合体70の応力緩和部72をその断面が波形となるように成形した点にあり、他の構成は先の実施例と同じである。
図7は、本発明の固体電解質型燃料電池のさらに他の実施例を示しており、図7に示すように、この実施例の固体電解質型燃料電池61が、先の実施例の固体電解質型燃料電池1と相違するところは、接合体70の応力緩和部72をその断面が波形となるように成形した点にあり、他の構成は先の実施例と同じである。
この実施例における固体電解質型燃料電池61を積層して成るスタック構造体を、先の実施例と同様に、室温から700℃の範囲で運転させたところ、30回の昇降温を繰り返しても、単セル2及びセル支持板6のみならず、単セル2と接合体70の接合部71との接合部分にも亀裂などの不具合が生じることはなかった。
したがって、この実施例における固体電解質型燃料電池61及びこれを積層して成るスタック構造体も、要求される柔軟性を従来同様に保持しつつ、優れた耐久性を有していることが実証できた。
[実施例5]
図8は、本発明のさらに他の実施例における固体電解質型燃料電池81の金属製セパレータ87及びこのセパレータ87を支持する金属製セパレータ支持板88を示している。この実施例では、セパレータ87とセパレータ支持板88との間にも接合体90を設けており、他の構成は先の実施例1と同じである。
図8は、本発明のさらに他の実施例における固体電解質型燃料電池81の金属製セパレータ87及びこのセパレータ87を支持する金属製セパレータ支持板88を示している。この実施例では、セパレータ87とセパレータ支持板88との間にも接合体90を設けており、他の構成は先の実施例1と同じである。
この実施例において、セパレータ87及びセパレータ支持板88には、いずれも肉厚100μmのフェライト系ステンレス(SUS430)を用いた。
セパレータ87とセパレータ支持板88との間に位置する接合体90は、厚さ0.4mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ80mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部91と、厚さ0.4mmで且つ幅4mmの四角形断面を有する外径φ100mmのリング状を成すフェライト系ステンレス(SUS430)製の接合部93とを、応力緩和部92としての厚み50μmのフェライト系ステンレス(SUS430)箔で接合して成り、接合部91,93は、応力緩和部92に対してニッケル/銀ロウによるロウ付けにより接合した。
この場合、接合体90の応力緩和部92をその断面が波形となるように成形した。
そして、セパレータ87と接合体90の接合部91とを接合すると共に、接合体90の接合部93とセパレータ支持板88とを接合して、この実施例の固体電解質型燃料電池81を得た。
次いで、図9に示すように、このようにして得た固体電解質型燃料電池81を順次積層し、セル支持板6及びセパレータ支持板88をステンレス製のフレーム9にBSACガラス14を介して接合固定して、15段(図9では3段)のスタック構造体を得た。
そこで、上記スタック構造体における固体電解質型燃料電池81の単セル2の空気極層4側に空気を供給すると共に、単セル2の燃料極層3側に水素を供給して、室温から700℃の範囲で運転させたところ、30回の昇降温を繰り返しても、単セル2及びセル支持板6のみならず、単セル2と接合体10との接合部分や、セパレータ87と接合体90との接合部分にも亀裂などの不具合が生じることはなかった。また、当然のことながら、アノード室及びカソード室間のガスリークも発生しなかった。
これにより、この実施例における固体電解質型燃料電池81及びこれを積層して成るスタック構造体が、要求される柔軟性を従来同様に保持しつつ、優れた耐久性を有していることが実証できた。
加えて、この実施例では、金属製のセパレータ87及び金属製のセパレータ支持板88が、いずれも柔軟性を保ち得るので、セパレータ87と集電体8との間に接触不良が生じることが回避されることとなる。
上記した実施例では、本発明の固体電解質型燃料電池がいずれも円盤状を成している場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、四角形状を成していてもよい。
また、上記した実施例では、接合体の接合部及び応力緩和部をいずれもフェライト系ステンレスで形成した場合を例に挙げて説明したが、接合体の接合部及び応力緩和部を互いに異なる材料で形成して、応力緩和部のヤング率を接合部のヤング率よりも大きく設定するように成してもよく、例えば、接合体の接合部をフェライト系ステンレスから成るものとし、応力緩和部をオーステナイト系ステンレスから成るものとすることができる。
1,21,41,61,81 固体電解質型燃料電池
2 単セル
3 燃料極層(電極層)
4 空気極層(電極層)
5 電解質層
6 セル支持板
7,87 セパレータ
8 集電体
10,30,50,70,90 接合体
11,13,31,33,51,71,91,93 接合部
12,32,52,72,92 応力緩和部
88 セパレータ支持板
2 単セル
3 燃料極層(電極層)
4 空気極層(電極層)
5 電解質層
6 セル支持板
7,87 セパレータ
8 集電体
10,30,50,70,90 接合体
11,13,31,33,51,71,91,93 接合部
12,32,52,72,92 応力緩和部
88 セパレータ支持板
Claims (14)
- 一対の電極層間に電解質層を挟み込んで形成した単セルと、この単セルを支持する金属製のセル支持板を備えた固体電解質型燃料電池において、単セルとセル支持板との間には、単セルに接合する高剛性の接合部と、この接合部の周囲に位置して接合部よりも剛性を低くした応力緩和部を有する接合体を設けたことを特徴とする固体電解質型燃料電池。
- 単セルと集電体を介して接触する金属製のセパレータと、このセパレータを支持する金属製のセパレータ支持板を備え、セパレータとセパレータ支持板との間にも、セパレータに接合する高剛性の接合部と、この接合部の周囲に位置して接合部よりも剛性を低くした応力緩和部を有する接合体を設けた請求項1に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の応力緩和部の周囲に位置してセル支持板又はセパレータ支持板と接合する接合部を、応力緩和部よりも高い剛性の接合部とした請求項1又は2に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の応力緩和部を挟んで位置する接合部は、いずれも略同一の断面形状を成している請求項3に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の接合部及び応力緩和部を同一の材料で形成した請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の応力緩和部の肉厚を高剛性の接合部よりも薄くして剛性を低くしてある請求項5に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の応力緩和部が断面溝形状を成している請求項6に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の応力緩和部が断面鉤形状を成している請求項6に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の応力緩和部が断面波形を成している請求項6に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合部及び応力緩和部を一体で有する接合体がフェライト系ステンレスから成っている請求項1〜9のいずれか一つの項に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の接合部及び応力緩和部を互いに異なる材料で形成し、応力緩和部のヤング率を接合部のヤング率よりも大きく設定した請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の固体電解質型燃料電池。
- 接合体の接合部がフェライト系ステンレスから成り、応力緩和部がオーステナイト系ステンレスから成っている請求項11に記載の固体電解質型燃料電池。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の固体電解質型燃料電池を製造するに際して、単セルとセル支持板との間に、高剛性の接合部及びこの接合部よりも剛性を低くした応力緩和部を有する接合体を配置し、接合体の接合部を単セルに接合すると共に、応力緩和部側をセル支持板に接合して、単セルとセル支持板とを結合することを特徴とする固体電解質型燃料電池の製造方法。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の固体電解質型燃料電池を積層して成ることを特徴とする固体電解質型燃料電池のスタック構造体。
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| JP (1) | JP2007179965A (ja) |
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