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JP2007144131A - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

車両用シートリクライニング装置 Download PDF

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JP2007144131A
JP2007144131A JP2006269233A JP2006269233A JP2007144131A JP 2007144131 A JP2007144131 A JP 2007144131A JP 2006269233 A JP2006269233 A JP 2006269233A JP 2006269233 A JP2006269233 A JP 2006269233A JP 2007144131 A JP2007144131 A JP 2007144131A
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seat reclining
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Yukifumi Yamada
幸史 山田
Yasutaka Kojima
康敬 小島
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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  • Seats For Vehicles (AREA)
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Abstract

【課題】部品点数の増大を抑制しつつ、好適な操作感が得られる車両用シートリクライニング装置を提供する。
【解決手段】連結軸34は、各アッパプレートのロアプレートに対する回動を規制又は許容するカム31にクリアランスを有して嵌合される。スプリング33は、各カム31の回転軸O周りに巻回されるとともに一端33a及び他端33bがそれぞれロアプレート及びカム31に係止され、カム31をアッパプレートのロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向に付勢する。スプリング33は、カム31がアッパプレートのロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向で、カム31及び連結軸34の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように連結軸34を押圧する押圧部33cを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、シートクッションに対してシートバックを傾斜させるための車両用シートリクライニング装置として種々のものが提案されている。こうした車両用シートリクライニング装置は、シートの左右両側にシートクッションに対するシートバックの回動を規制するロック機構が配設されており、これらロック機構の作動(ロック・アンロック)を切り替えることで、シートバックを乗員着座等に好適な所要の傾斜角度に調整・保持することができる。
例えば、特許文献1では、連結軸(17)の回転軸周りに巻回されるとともに一端及び他端がそれぞれロアプレート(7)及び連結軸に係止されたスプリング(18)を備えており、このスプリングにより連結軸を介して、アッパプレート(8)の歯部(13)とポール(11)の歯部(12)とが噛合する側にカム(16)を付勢することで、シートクッションに対するシートバックの回動を規制している。しかしながら、このスプリングは、シートの左右両側に配設されるロック機構の連結に供される連結軸を介してカムを付勢するため、例えばシートフレームやフロア面の歪みなどで、左右のロック機構間に回転方向の組付け誤差が生じると、一方のロック機構が上述した噛み合いを保持できても、他方のロック機構は付勢力が不十分で噛み合いを保持できないといったことが生じる可能性がある。
一方、特許文献2では、カム(32)の回転軸周りに巻回されるとともに一端及び他端がそれぞれロアプレート(1)及びカムの溝部(32f)に係止されたスプリング(5)を備えており、このスプリングにより、アッパプレート(2)の歯部(25a)とポール(33)の歯部(33a)とが噛合する側にカムを付勢することで、連結軸(4)に依存することなく、シートクッションに対するシートバックの回動を規制している。
特開2001−299489号公報 特開2000−342368号公報
ところで、特許文献2では、連結軸とカムとの嵌合部には、左右両側のロック機構間での回転方向の組付け誤差を吸収し得る十分なクリアランスが設定されており、連結軸と一体で設けられた操作レバー(7)は、上述した回転方向に一致する操作方向で上記クリアランス分の遊びが生じることになる。従って、操作レバーの操作に節度感がなくなって操作感が悪くなってしまう。また、例えば車両走行時などにおいて、操作レバーが連結軸とともに上記クリアランスの範囲でがたついて異音を発生することがある。
なお、このような操作レバーの遊びの影響を回避するために、別途、スプリングを設けて操作レバーを直に付勢したり、あるいは連結軸とカムとの嵌合部に弾性体を介装したりすることも本出願人により提案されている。しかしながら、この場合には、部品点数の増大を余儀なくされる。
本発明の目的は、部品点数の増大を抑制しつつ、好適な操作感が得られる車両用シートリクライニング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に保持される一対のロアプレートと、該各ロアプレートに回動自在に支持されシートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に保持される一対のアッパプレートと、回転に伴い該各アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制又は許容する一対のカムと、該各カムにクリアランスを有して嵌合され、操作力が入力されて前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容するように前記一対のカムを一体回転させる連結軸と、前記各カムの回転軸周りに巻回されるとともに一端及び他端がそれぞれ前記ロアプレート及び前記カムに係止され、前記カムを前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向に付勢する一対のスプリングとを有する車両用シートリクライニング装置において、前記スプリングは、一側の回転方向で、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように該連結軸を押圧する押圧部を有することを要旨とする。
同構成によれば、前記一対のカムを一体回転させる連結軸は、回転方向の組付け誤差を吸収すべく、当該方向にクリアランスを有してカムに嵌合される。そして、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びは、前記スプリングの押圧部が該連結軸を押圧することで、一側の回転方向で解消される。従って、前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容すべく、前記連結軸に操作力を入力する場合には、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、好適な操作感が得られる。また、前記押圧部は、前記カムを前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向に付勢する前記スプリングを利用して形成されているため、部品点数の増大が抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記押圧部は、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向で、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように該連結軸を押圧することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記カムは、前記スプリングの他端が係止されて該スプリングからの押圧力を受ける突設部を有し、前記押圧部は、前記スプリングの他端が係止される前記突設部の位置とは異なる位置で、前記連結軸に押圧力を付与する曲成部であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記カムは、前記連結軸と嵌合する嵌合孔を有して軸方向に突設された突壁部を備え、該突壁部には、前記嵌合孔側に開口するとともに前記スプリングの他端が係止される溝部が形成され、前記押圧部は、前記溝部に係止される前記スプリングの他端が、前記嵌合孔側に導入されて前記連結軸を押圧する先端部であることを要旨とする。
上記各構成によれば、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びは、前記スプリングの押圧部が該連結軸を押圧することで、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向で、解消される。従って、前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容すべく、前記連結軸に操作力を入力する場合には、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、好適な操作感が得られる。すなわち、操作の初期は、前記スプリングの押圧部による押圧力に抗して前記連結軸を回転させるための操作力が必要とされ、その後は、前記スプリングの付勢力に抗して前記カムとともに前記連結軸を回転させるための操作力が必要とされることになり、操作期間を通じて節度感のある操作感が得られる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記押圧部は、前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置で、該連結軸を押圧することを要旨とする。
同構成によれば、前記押圧部は、前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置で、該連結軸を押圧することで、例えば前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置からずれて該連結軸を押圧する場合に比べ、前記連結軸の軸線がより安定化される。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記押圧部は、前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置に対し、該軸方向に隣接した位置で、前記連結軸を押圧することを要旨とする。
同構成によれば、前記押圧部は、前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置に対し、該軸方向に隣接した位置で、前記連結軸を押圧することで、例えば前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置からずれて該連結軸を押圧する場合に比べ、前記連結軸の軸線がより安定化される。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記押圧部は、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容する側の回転方向で、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように該連結軸を押圧することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記カムは、前記スプリングの他端が係止される突起を有し、前記押圧部は、前記スプリングの他端が係止される前記突起の位置から延出して前記連結軸に押圧力を付与する端末部であることを要旨とする。
上記各構成によれば、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びは、前記スプリングの押圧部が該連結軸を押圧することで、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容する側の回転方向で、解消される。従って、前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容すべく、前記連結軸に操作力を入力する場合には、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、好適な操作感が得られる。すなわち、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びが、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容する側の回転方向で予め解消されていることで、前記連結軸に操作力の入力が開始されると、直ちに前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容する側の回転方向に回転して、当該回動の許容が始まる。このとき、前記カムとともに前記連結軸を回転させるための操作力は、前記スプリングの付勢力に抗して徐々に増加するため、操作の不感帯のないダイレクトな操作感が得られる。
請求項1乃至8に記載の発明では、部品点数の増大を抑制しつつ、好適な操作感が得られる車両用シートリクライニング装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面に従って説明する。
図1及び図2は、自動車などの車両に搭載される車両用シートリクライニング装置を示す分解斜視図及び正面図である。また、図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。なお、車両用シートリクライニング装置は、基本的に図1〜図3で示される構造を、車両シートの幅方向で一対で備えており、ここでは車両の前方に向かって右側に配置される構造を代表して示している。従って、以下の説明は、各側に配置される構造に共通のものとして、右側に配置される構造を代表して説明する。
図3に示したように、車両用シートリクライニング装置は、シートクッションの骨格をなす金属板からなるシートクッションフレーム11を備えるとともに、このシートクッションフレーム11には、シートバックの骨格をなす金属板からなるシートバックフレーム12が、ロック機構20を介して回転軸Oを中心に回動可能に連結されている。なお、上記ロック機構20は、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動を規制する状態と許容する状態とを切り替えるためのもので、基本的にシートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動規制状態を保持する。
次に、上記ロック機構20について説明する。
前記シートクッションフレーム11の内側面に溶接にて固着されるロアプレート21は、金属板の半抜き(ハーフブランキング)により成形されたもので、図1に示したように、中央部に貫通孔21aを有するリング状に形成されている。なお、上記ロアプレート21には、貫通孔21aに連続してその径方向外側に凹設された係止孔21bが形成されている。
また、上記ロアプレート21には、シートクッションフレーム11の反対側において円形に凹設された凹部22が形成されている。そして、この凹部22には、その底壁から突出する複数(3つ)の凸部23が所定角度ごとに形成されている。なお、各凸部23は、周方向に2分される2つの成形部23a,23bからなるとともに、隣接する凸部23との間で平行になるように径方向に平坦に伸びる側面23cを有している。そして、上記ロアプレート21は、各隣接する側面23c間において径方向に伸びるガイド溝24を形成している。
図1及び図3に示したように、前記シートバックフレーム12の内側面に溶接にて固着されるアッパプレート26は、金属板の半抜きにより成形されたもので、前記凹部22の内径と同等の外径を有するとともに中央部に軸挿通孔26aを有するリング状に形成されている。このアッパプレート26は、その外周面が前記凹部22の内周面と摺接するように装着されている。すなわち、アッパプレート26は、ロアプレート21に軸支されている。これにより、前記シートバックフレーム12は、ロアプレート21及びアッパプレート26(ロック機構20)を介してシートクッションフレーム11に対し回動可能に連結されている。
図3に示したように、上記アッパプレート26には、シートバックフレーム12の反対側(ロアプレート21側)において円形に凹設された第1凹部27が形成されている。そして、この第1凹部27の内周面には内歯27aが形成されている。アッパプレート26がロアプレート21に装着された状態では、前記ガイド溝24の径方向に内歯27aが対向する。また、上記第1凹部27には、その内径よりも縮小された内径を有して同心で更に円形に凹設された第2凹部28が形成されている。
アッパプレート26がロアプレート21に装着された状態において、これらの外周部には、金属板からなるリング状のホルダ29が装着されており、ロアプレート21及びアッパプレート26は、このホルダ29により相対回動が許容された状態で軸方向に抜け止めされている。
アッパプレート26がロアプレート21に装着された状態において、前記凹部22と第1及び第2凹部27,28とで形成される内部空間には、金属板の半抜きにより成形されたカム31が回転軸Oを中心に回転可能に収容されている。図1に示したように、このカム31は、所定角度ごとに径方向に伸びる複数(3つ)のカム部31aを有するとともに、各カム部31aには、軸方向と平行にアッパプレート26側に突出するピン状の突起31bが形成されている。また、上記カム31には、その中央部を軸方向に貫通する断面扁平円形状(小判形状)の嵌合孔31cが形成されている。さらに、図3に示したように、上記カム31には、軸方向と平行にロアプレート21側に突出するピン状の突設部31dが形成されている。なお、カム31がロアプレート21及びアッパプレート26間(内部空間)に収容された状態では、上記突設部31dは、径方向で前記貫通孔21a及び嵌合孔31cの中間部の位置であり、且つ、同貫通孔21a(及び係止孔21b)の軸方向の位置と一致するように配置されている。
図1に示したように、前記各ガイド溝24には、その周方向の幅よりも若干小さい幅を有して矩形の板状に形成されたポール32が配置されるとともに、各ポール32は、前記凸部23の側面23cと摺接することで径方向の移動が案内されている。また、各ポール32の先端部には、前記アッパプレート26の内歯27a(図3参照)と噛み合う外歯32aが形成されるとともに、各ポール32の基端部には、厚さ方向に貫通するカム穴32bが形成されている。このカム穴32bは回転軸Oを中心とする周方向に対して傾斜しており、ポール32はカム穴32bに前記カム31の突起31bが挿入されることでこれと係合する。
さらに、図3に示したように、各ポール32には、外歯32aとカム穴32bとの間において軸方向の段差部が設定されるとともに、この段差部の径方向に対向する端面はポールカム面32cを形成している。このポールカム面32cは、ポール32の側面を横切るように、且つ、外歯32aのピッチ円に対して傾斜角を持つように伸びている。ポール32は、ポールカム面32cに前記カム部31aの先端面が当接することでこれと係合する。
すなわち、ロアプレート21及びアッパプレート26間(内部空間)にカム31及びポール32が収容された状態においてカム31が一側(図1において時計回転方向)に回動するとき、ポール32はカム穴32bがカム31の突起31bに押圧されることでガイド溝24に沿って径方向に引き込むように移動する。このとき、ポール32の外歯32aとアッパプレート26の内歯27aとの噛み合いが解除されることで、同アッパプレート26はロアプレート21に対して回動可能になる。そして、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態が設定される。
一方、カム31が他側(図1において反時計回転方向)に回動するとき、ポール32はカム穴32bがカム31の突起31bに押圧され、且つ、ポールカム面32cがカム部31aの先端面に押圧されることでガイド溝24に沿って径方向に飛び出すように移動する。このとき、ポール32の外歯32aとアッパプレート26の内歯27aとが噛み合い、同アッパプレート26はロアプレート21に対して回動不能になる。そして、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態が設定される。
前記ロアプレート21の中央部、即ち前記貫通孔21aの内周側には、略四角形の一定断面を有する線材を渦巻き状に曲成してなるスプリング33が収容されるとともに、その一端33a及び他端33bがそれぞれ前記ロアプレート21の係止孔21b及び前記カム31の突設部31dに係止されている。なお、上記スプリング33は、前記嵌合孔31cを軸方向に開放するようにカム31の回転軸O周りに巻回されている。このスプリング33は、ロアプレート21に対してカム31が他側(図1において反時計回転方向)に回動するように、即ちロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態が設定される側に付勢する。
従って、上記カム31は、スプリング33の付勢力により、基本的にロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態を保持し、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動規制状態を保持する。そして、カム31は、スプリング33に抗してロアプレート21に対し図示時計方向に回動するときに、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態へと切り替える。
前記スプリング33の収容されたロアプレート21の貫通孔21a、カム31の嵌合孔31c及びアッパプレート26の軸挿通孔26aに順次、挿通される金属棒からなる連結軸34は、外側に延出するフランジ34aを有するとともに、このフランジ34aから軸方向一側(ロアプレート21側)に突設され前記嵌合孔31cに回転方向のクリアランスを有して嵌合する断面扁平円形状(小判形状)の嵌合部34bと、同嵌合部34bに連続して軸方向一側に更に突設された連結部34cとを一体的に備える。なお、上記連結軸34は、軸挿通孔26aから突出するその先端部に環状のプッシュナット35が装着されることで、前記スプリング33に近接するフランジ34aとの間で軸方向に位置決めされている。このとき、上記嵌合部34bは、前記嵌合孔31cの軸方向の位置に合わせて配置され(図3参照)、カム31と一体回転するように連結されている。また、前記スプリング33は、前記カム31及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置に合わせて配置されている。
また、この連結軸34は、その連結部34cにおいて、対をなす反対側の連結軸34の対応する連結部34cと一体回転するように連結されている。従って、両側の連結軸34が連動して回転することで、各対応する連結軸34の嵌合部34bと嵌合孔31cにおいて嵌合する両側のカム31も一体回転する。なお、前記一対のカム31を一体回転させる連結軸34を、回転方向にクリアランスを有してカム31に嵌合させるのは、両側のロック機構20間での当該方向の組付け誤差を吸収するためである。
さらに、前記連結軸34は、フランジ34aから軸方向他側(ロアプレート21の反対側)に突設された取付部34dを一体的に備えるとともに、図1に示した一側の連結軸34には、取付部34dが挿通されて当該連結軸34と一体回転するように連結された操作レバー36が取着されている。この操作レバー36は、連結軸34を介して両側のカム31を、スプリング33に抗してロアプレート21に対し図示時計方向に回動させるための操作力、即ちロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態へと切り替えるための操作力を入力するためのものである。
ここで、本実施形態のスプリング33について更に説明する。図2に示したように、スプリング33は内周側から外周側に向かって図示反時計回転方向に巻回されている。そして、外周側に配置されたその一端33aは、径方向外側に屈曲して前記係止孔21bに挿通・係止されるとともに、内周側に配置されたその他端33bは、径方向外側に屈曲して前記突設部31dに対し回転軸O側から圧接してこれに係止される。また、上記スプリング33は、上記突設部31dの反時計回転方向の側の近傍で、小判形状をなす前記嵌合部34bの角部を弾性的に押圧する押圧部としての曲成部33cを有する。既述のように、前記カム31(嵌合孔31c)及び連結軸34(嵌合部34b)の間には、回転方向の嵌合のクリアランスを有しており、これらの間に回転軸Oを中心とする遊び角θが存在する。上記曲成部33cは、上記クリアランス分の遊び角θを解消するように図示反時計回転方向、即ちカム31がアッパプレート26のロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向で、同連結軸34を押圧する。前記曲成部33cが、前記カム31及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置に対し、該軸方向に隣接した位置で、連結軸34を押圧していることはいうまでもない。
詳述すると、回転軸Oの近傍では、スプリング33の押圧力は、他端33bと曲成部33cとの2点で生じている。他端33bにおけるカム31(突設部31d)への押圧力をp、曲成部33cにおける連結軸34(嵌合部34b)への押圧力を、押圧力pの大きさに等しく逆方向となる−pとすると、これら2点間の距離をlとして、カム31に作用するスプリング33の発生トルクTは、T=p×lとなる。
また、押圧力−pの方向は、回転軸Oに対し偏心量eのオフセットがあるため、連結軸34には、−p×eの回転トルクが付与され、連結軸34は、カム31に対し図示反時計回転方向に付勢される。これにより、カム31及び連結軸34の嵌合のクリアランス分の遊び角θが解消される。
このような構造において、アッパプレート26のロアプレート21に対する回動を許容すべく、前記操作レバー36を操作して連結軸34に操作力を入力する場合には、上記クリアランス分の遊び角θが解消されていることで、好適な操作感が得られる。すなわち、操作の初期は、前記スプリング33の曲成部33cによる押圧力に抗して前記連結軸34を回転させるための操作力が必要とされ、その後は、前記スプリング33の付勢力に抗して前記カム31とともに連結軸34を回転させるための操作力が必要とされることになり、操作期間を通じて節度感のある操作感が得られる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記カム31及び前記連結軸34の嵌合のクリアランス分の遊び(遊び角θ)は、前記スプリング33の曲成部33cが連結軸34を押圧することで、前記カム31が前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向で、解消される。従って、前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を許容すべく、前記連結軸34に操作力を入力する場合には、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、好適な操作感を得ることができる。また、前記曲成部33cは、前記カム31を前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向に付勢する前記スプリング33を利用して形成されているため、部品点数の増大を抑制することができる。
さらに、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、例えば車両走行時などにおいて、操作レバー36が連結軸34とともにカム31に対しがたついて異音を発生したりすることを抑制することができる。
(2)本実施形態では、前記曲成部33cは、前記カム31及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置に対し、該軸方向に隣接した位置で、連結軸34を押圧することで、例えば前記カム31及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置からずれて連結軸34を押圧する場合に比べ、前記連結軸34の軸線をより安定化させることができる。
(3)本実施形態では、前記連結軸34(嵌合部34b)の断面形状は、小判形状であることで、例えばセレーション形状に比べて前記曲成部33cとの接触位置を容易に確保でき、前記曲成部33cは、より安定した状態で前記連結軸34を押圧することができる。
(4)本実施形態では、対をなす両側のロック機構20の組付け誤差を、前記カム31及び前記連結軸34の嵌合のクリアランスを利用して吸収することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態について図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態におけるカム及び連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びの解消態様を変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図4及び図5は、自動車などの車両に搭載される車両用シートリクライニング装置を示す分解斜視図及び正面図である。また、図6は、図5のB−B線に沿った断面図である。図6に示したように、本実施形態のロック機構40において、ロアプレート21及びアッパプレート26間(内部空間)には、金属製のカム41が回転軸Oを中心に回転可能に収容されている。このカム41は、前記貫通孔21aの内径よりも小さい外径を有して軸方向一側(ロアプレート21側)に円柱状に突設された突壁部41aを備えるとともに、この突壁部41aともどもその中央部を軸方向に貫通する断面扁平円形状(小判形状)の嵌合孔41bが形成されている。この嵌合孔41bには、前記連結軸34の嵌合部34bが回転方向のクリアランスを有して嵌合する。
また、図5に示したように、上記突壁部41aには、回転軸Oから偏心量eだけオフセットする態様で径方向と並行に伸びて嵌合孔41b側に開口する溝部41cが形成されている。なお、図6に示したように、カム41がロアプレート21及びアッパプレート26間(内部空間)に収容された状態では、上記溝部41c(突壁部41a)は、前記貫通孔21a(及び係止孔21b)の軸方向の位置と一致するように配置されている。
図5に示したように、前記ロアプレート21の中央部、即ち前記貫通孔21aの内周側には、略四角形の一定断面を有する線材を渦巻き状に曲成してなるスプリング42が収容されるとともに、その一端42a及び他端42bがそれぞれ前記ロアプレート21の係止孔21b及び前記カム41の溝部41cに係止されている。なお、上記スプリング42は、前記嵌合孔41bを軸方向に開放するようにカム41の回転軸O周り、即ち突壁部41aの外周側に巻回されている。このスプリング42は、ロアプレート21に対してカム41が他側(図4において反時計回転方向)に回動するように、即ちロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態が設定される側に付勢する。
従って、上記カム41は、スプリング42の付勢力により、基本的にロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態を保持し、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動規制状態を保持する。そして、カム41は、スプリング42に抗してロアプレート21に対し図示時計方向に回動するときに、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態へと切り替える。
ここで、本実施形態のスプリング42について更に説明する。図5に示したように、スプリング42は内周側から外周側に向かって図示反時計回転方向に巻回されている。そして、外周側に配置されたその一端42aは、径方向外側に屈曲して前記係止孔21bに挿通・係止されるとともに、内周側に配置されたその他端42bは、径方向内側に屈曲して前記溝部41cに挿通・係止される。
このとき、溝部41cを介して前記嵌合孔41b側に導入された他端42bは、同嵌合孔41b側に突出して、小判形状をなす前記嵌合部34bの角部を弾性的に押圧する押圧部としての先端部42cを有する。従って、連結軸34には、回転軸Oから偏心量eだけオフセットする押圧力が加えられることで回転トルクが付与され、連結軸34は、カム41に対し図示反時計回転方向に付勢される。既述のように、前記カム41(嵌合孔41b)及び連結軸34(嵌合部34b)の間には、回転方向の嵌合のクリアランスを有しており、これらの間に回転軸Oを中心とする遊び角が存在する。上記先端部42cは、上記クリアランス分の遊び角を解消するように図示反時計回転方向、即ちカム41がアッパプレート26のロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向で、同連結軸34を押圧する。前記先端部42cが、前記カム41及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置で、連結軸34を押圧していることはいうまでもない。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)(3)(4)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記先端部42cは、前記カム41及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置で、連結軸34を押圧することで、例えば前記カム41及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置からずれて連結軸34を押圧する場合に比べ、前記連結軸34の軸線をより安定化させることができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態について図面に従って説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態におけるカム及び連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びの解消態様を変更した構成であるため、同様の部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図7及び図8は、本実施形態に係る車両用シートリクライニング装置が備えるロック機構の一部を示す正面図である。本実施形態のロック機構において、前記ロアプレート21及び前記アッパプレート26間(内部空間)に、回転軸Oを中心に回転可能に収容される金属製のカム51は、図7に示したように、前記突設部31dに代えて、軸方向と平行に突出する一対のピン状の突起51a,51bを有する。これら突起51a,51bは、間隔をおいて配置されている。
前記ロアプレート21の中央部に収容されるスプリング52は、略四角形の一定断面を有する線材を渦巻き状に曲成してなり、内周側から外周側に向かって図示反時計回転方向に巻回されている。そして、このスプリング52の一端52a及び他端52bがそれぞれ前記ロアプレート21の係止孔21b(図2参照)及び前記カム51の突起51a,51bに係止されている。
すなわち、スプリング52の内周側の先端部を屈曲してなる直線状の他端52bは、基端の内周側で突起51aに位置決めされ、中間部の外周側で突起51bに位置決めされる態様で、これら突起51a,51b間に挿入されている。そして、他端52bは、突起51bの位置から延出して押圧部としての端末部52cを形成する。上記スプリング52は、基本的に前記嵌合孔31cを軸方向に開放するようにカム51の回転軸O周りに巻回されるものの、図7にハッチングを付して明示したように、前記端末部52cにおいて前記嵌合孔31cの外周側の一部を覆う。
なお、このスプリング52は、前記カム51をロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態が設定される側の回転方向(図示矢印方向)に付勢する。従って、上記カム51は、スプリング52の付勢力により、基本的にロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態を保持し、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動規制状態を保持する。そして、カム51は、スプリング52に抗してロアプレート21に対し図示時計方向に回動するときに、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態へと切り替える。
図8に示したように、前記嵌合孔31cの外周側の一部を覆う前記端末部52cは、小判形状をなす前記嵌合部34bの角部を弾性的に押圧する。従って、連結軸34には、押圧力が加えられることで回転トルクが付与され、連結軸34は、カム51に対し図示時計回転方向に付勢される。既述のように、前記カム51(嵌合孔31c)及び連結軸34(嵌合部34b)の間には、回転方向の嵌合のクリアランスを有しており、これらの間に回転軸Oを中心とする遊び角が存在する。上記端末部52cは、上記クリアランス分の遊び角を解消するように図示時計回転方向、即ちカム51がアッパプレート26のロアプレート21に対する回動を許容する側の回転方向で、連結軸34を押圧する。前記端末部52cが、前記カム51及び前記連結軸34の嵌合する軸方向の位置に対し、該軸方向に隣接した位置で、連結軸34を押圧していることはいうまでもない。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(2)〜(4)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記カム51及び前記連結軸34の嵌合のクリアランス分の遊びは、前記スプリング52の端末部52cが連結軸34を押圧することで、前記カム51が前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を許容する側の回転方向で、解消される。従って、前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を許容すべく、前記連結軸34に操作力を入力する場合には、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、好適な操作感を得ることができる。
すなわち、前記カム51及び前記連結軸34の嵌合のクリアランス分の遊びが、前記カム51が前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を許容する側の回転方向で予め解消されていることで、前記連結軸34に操作力の入力が開始されると、直ちに前記カム51が前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を許容する側の回転方向に回転して、当該回動の許容(ロック解除)が始まる。このとき、前記カム51とともに前記連結軸34を回転させるための操作力は、前記スプリング52の付勢力に抗して徐々に増加するため、操作の不感帯のないダイレクトな操作感が得られる。また、前記端末部52cは、前記カム51を前記アッパプレート26の前記ロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向に付勢する前記スプリング52を利用して形成されているため、部品点数の増大を抑制することができる。
さらに、上記クリアランス分の遊びが解消されていることで、例えば車両走行時などにおいて、操作レバー36が連結軸34とともにカム51に対しがたついて異音を発生したりすることを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1の実施形態において、連結軸34を押圧する曲成部33cの配置は一例である。例えば、回転軸Oを挟んだ反対側に曲成部を形成し、この曲成部により小判形状をなす嵌合部34bの反対側の角部を押圧してもよい。要は、スプリング33により、カム31がアッパプレート26のロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向で、同連結軸34が押圧されるのであればよい。
・前記第2の実施形態において、連結軸34を押圧する先端部42cの配置は一例である。例えば、回転軸Oを挟んだ反対側にカム41の溝部を形成し、この溝部から導入される他端42bの先端部により小判形状をなす嵌合部34bの反対側の角部を押圧してもよい。要は、スプリング42により、カム41がアッパプレート26のロアプレート21に対する回動を規制する側の回転方向で、同連結軸34が押圧されるのであればよい。
・前記各実施形態において、嵌合孔31c,41b及び嵌合部34bの断面は、小判形状に限らず、D字形状又は多角形状であってもよい。また、扁平円形状には、楕円形状なども含まれる。
・前記各実施形態において、スプリング33,42及び連結軸34を押圧する曲成部33c又は先端部42cは、カム31,41及び連結軸34の嵌合する軸方向の位置からずれていてもよい。
・前記各実施形態においては、ロアプレート21及びアッパプレート26をそれぞれシートクッション側及びシートバック側に保持するようにしたが、これらの関係は逆であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記カムと嵌合する前記連結軸の断面形状は、扁平円形状(小判形状)又はD字形状又は多角形状であることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。同構成によれば、前記連結軸の断面形状は、扁平円形状又はD字形状又は多角形状であることで、例えばセレーション形状に比べて前記押圧部との接触位置を容易に確保でき、前記押圧部は、より安定した状態で前記連結軸を押圧することができる。
本発明の第1の実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す正面図。 図2のA−A線に沿った断面図。 本発明の第2の実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す正面図。 図5のB−B線に沿った断面図。 本発明の第3の実施形態を示す正面図。 同実施形態を示す正面図。
符号の説明
O…回転軸、11…シートクッションフレーム、12…シートバックフレーム、20,40…ロック機構、21…ロアプレート、21b…係止孔、26…アッパプレート、31,41,51…カム、31a…カム部、31c,41b…嵌合孔、31d…突設部、32…ポール、33,42,52…スプリング、33a,42a,52a…一端、33b,42b,52b…他端、33c…押圧部としての曲成部、34…連結軸、34b…嵌合部、36…操作レバー、41a…突壁部、41c…溝部、42c…押圧部としての先端部、51a,51b…突起、52c…押圧部としての端末部。

Claims (8)

  1. シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に保持される一対のロアプレートと、該各ロアプレートに回動自在に支持されシートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に保持される一対のアッパプレートと、回転に伴い該各アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制又は許容する一対のカムと、該各カムにクリアランスを有して嵌合され、操作力が入力されて前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容するように前記一対のカムを一体回転させる連結軸と、前記各カムの回転軸周りに巻回されるとともに一端及び他端がそれぞれ前記ロアプレート及び前記カムに係止され、前記カムを前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向に付勢する一対のスプリングとを有する車両用シートリクライニング装置において、
    前記スプリングは、一側の回転方向で、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように該連結軸を押圧する押圧部を有することを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記押圧部は、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を規制する側の回転方向で、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように該連結軸を押圧することを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  3. 請求項2に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記カムは、前記スプリングの他端が係止されて該スプリングからの押圧力を受ける突設部を有し、
    前記押圧部は、前記スプリングの他端が係止される前記突設部の位置とは異なる位置で、前記連結軸に押圧力を付与する曲成部であることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  4. 請求項2に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記カムは、前記連結軸と嵌合する嵌合孔を有して軸方向に突設された突壁部を備え、該突壁部には、前記嵌合孔側に開口するとともに前記スプリングの他端が係止される溝部が形成され、
    前記押圧部は、前記溝部に係止される前記スプリングの他端が、前記嵌合孔側に導入されて前記連結軸を押圧する先端部であることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  5. 請求項4に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記押圧部は、前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置で、該連結軸を押圧することを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  6. 請求項3に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記押圧部は、前記カム及び前記連結軸の嵌合する軸方向の位置に対し、該軸方向に隣接した位置で、前記連結軸を押圧することを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  7. 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記押圧部は、前記カムが前記アッパプレートの前記ロアプレートに対する回動を許容する側の回転方向で、前記カム及び前記連結軸の嵌合のクリアランス分の遊びを解消するように該連結軸を押圧することを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  8. 請求項7に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記カムは、前記スプリングの他端が係止される突起を有し、
    前記押圧部は、前記スプリングの他端が係止される前記突起の位置から延出して前記連結軸に押圧力を付与する端末部であることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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