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JP2007035907A - 熱電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱特性が高く、かつ、高温多湿環境において長期信頼性に優れる熱電モジュールを得ることである。
【解決手段】金属板6と、該金属板6の一方の主面側に配列された複数の熱電素子3と、該熱電素子3と金属板6との間に配設され、隣接するN型熱電素子3a及びP型熱電素子3b間を電気的に連結する電極2と、金属板6の他方の主面側に配設された熱交換器7とを備え、金属板6と電極2との間には樹脂層5が配設され、さらに金属板6と熱交換器7との間にはこれらを連結するための金属からなる連結部材8が配設された熱電モジュールである。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷却あるいは放熱用の熱交換器を兼ね備え、空調機、冷温庫、発熱体の冷却、熱電発電等に好適に使用され、特に自動車シートの冷却または加温の用途に好適な熱電モジュールに関する。
従来より、ペルチェ効果を利用した熱電素子は、冷却用途の熱電モジュールとして恒温槽、冷蔵庫、半導体製造装置等に多用されている。また、電流を反転させることで冷却と加熱の両方が可能であるので、冷温庫や空調機の用途にも使用されている。さらに、この熱電モジュールは温度差を与えることで電気を取り出すことも可能なため、熱電発電装置としても注目されている。
これらの熱電モジュールの代表的な構造としては、図1に示すように、支持基板1a、1bの表面に、それぞれ配線導体(電極)2a、2bが形成され、熱電素子3(N型熱電素子3a及びP型熱電素子3b)が配線導体2a、2bによって挟持されるとともに、電気的に直列に連結されるように構成されている。このN型熱電素子3a及びP型熱電素子3bは、交互に配列され、電気的に直列になるように配線導体2a、2bで接続され、さらに外部接続端子4に接続されている。これにより、外部接続端子4から熱電素子3に直流電圧を印加することができ、その電流の向きに応じて吸熱あるいは発熱させることができる。
この熱電モジュールにおいて吸熱された熱量は、放熱面から放熱され、同時に放熱面は通電されたジュール発熱も放熱させる必要がある。従って、吸熱あるいは発熱のエネルギーを冷温庫あるいは空調機に用いるためには、放熱面を放熱しやすい構造にする必要がある。放熱特性が悪いと放熱できない熱量が冷却面に移動するため、冷却特性を大幅に低下させる。従って、熱電モジュールの冷却効率を高める上で放熱特性を高めることは特に重要である。
放熱面の放熱特性を向上させる方法としては、放熱特性の高い水冷のヒートシンクを接合することが理想的であるが、水冷構造が複雑で大型になるため、一般的にはフィンあるいはファン、さらにはフィン付きのファンなどの熱交換器を放熱面に接着して使用されている。また、冷却面にも熱交換器を使用することで冷却、加熱の両方に使用することが可能になるばかりではなく、フィンを空冷させ、その空気を利用することで冷却あるいは放熱可能な簡易的な空調機として使用可能となる。
ここで、冷却あるいは放熱の両方に使用が可能な熱電モジュールにおける熱交換器の連結方法としては、グリースによる連結手段が簡便であり、一般的に用いられている。また、特許文献1には、放熱特性を高めるために、絶縁層を熱交換器と電極の間に配し、グリースの代わりに熱伝導率の高い導電性接着剤を使用して密着させる方法が開示されている。また、特許文献2には、絶縁基板に樹脂材料からなる薄いシートを使用し、粘着材を用いて接着させる方法 が開示されている。さらに、特許文献3には、絶縁基板の代わりに電気絶縁性のグリースを用いて接着させる方法が開示されている。
特開平6−216413号公報 特開平7−7187号公報 特開平11−168245号公報
しかしながら、冷却、加熱の両方に用いられる熱交換器を兼ね備えた熱電モジュールは、消費電力と冷却性能の比(冷却性能/消費電力)で示される成績係数(COP)では、未だ実用領域では1以下であり、圧縮型冷凍機のCOPの3〜4と比較すると効率が格段に悪く、限定された用途でしか使用されていない。また、近年では、例えば自動車のシートの冷却など、性能を保証する温度及び湿度の幅が広がり、より過酷な環境での用途が広がっており、性能向上と同時に高い耐久特性及び信頼性が要求されている。
このような見地において、上述した接着剤、粘着材あるいはグリースなどによる接着では、それらの熱伝導率が低いために放熱特性が良好とは言えず、また気孔を含んだり、あるいは厚みばらつきを生じやすく性能安定性も高めることが困難である。特に、これらの接着材料は有機成分を混合しているために、自動車用などの高温多湿条件で長期間使用した場合に、有機成分の変性により密着性が悪くなり耐久性が十分ではないという問題がある。
従って、本発明は、放熱特性が高く、かつ、高温多湿環境において長期信頼性に優れる熱電モジュールを得ることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の熱電モジュールは、支持基板と、該支持基板の一方の主面側に配列された複数の熱電素子と、該熱電素子と前記支持基板との間に配設され、隣接する熱電素子間を電気的に連結する電極と、前記支持基板の他方の主面側に配設された熱交換器とを備えた熱電モジュールにおいて、前記支持基板が金属板であり、該金属板と前記熱交換器との間にはこれらを連結するための金属からなる連結部材が配設されていることを特徴とする。
また、本発明における前記連結部材ははんだであるのが好ましく、前記はんだはSn、Bi、Ag、Cu、Au、ZnおよびInからなる群より選ばれる少なくとも一種を主成分とするPbフリーはんだであるのがより好ましく、前記はんだの厚みは5μm以上であるのがさらに好ましい。
本発明における前記金属板と前記電極との間には、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、エポキシおよびポリエチレンテレフタレートからなる群より選ばれる少なくとも1種を主成分とする樹脂層が配設されているのが好ましく、前記樹脂層は無機酸化物または無機窒化物からなるフィラーを含有しているのがより好ましく、前記樹脂層の厚みは0.01mm以上であるのがさらに好ましい。
本発明では、前記金属板の厚みは0.5mm以下であるのがよく、また、前記金属板及び/または熱交換器は銅またはアルミニウムであるのがよい。
本発明の熱電モジュールによれば、熱交換器が、支持基板である金属板に、金属からなる連結部材により連結されているので、グリース、導電性接着剤、粘着剤などのように有機成分を多く含む材料を用いて熱交換器を接合する場合と比較して、熱抵抗を大幅に低減することができるため、熱電モジュールの効率を高めることができる。また、連結部材が有機成分を含まないので、高温高湿下における変性が少なく、自動車用途などのように高温多湿条件下であっても、長期的に安定した性能を得ることができる。
また、金属板と電極との間に樹脂層を配設するときには、電極と、金属板および熱交換器との電気的絶縁状態を維持し、熱交換器の確実な絶縁が可能となる。また、樹脂層がポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、エポキシおよびポリエチレンテレフタレートからなる群より選ばれる少なくとも1種を主成分とするときには、高温高湿雰囲気中における樹脂の変質を抑え、長期間の使用が可能となる。さらに、樹脂層が酸化物または窒化物からなるフィラーを含有しているときには、樹脂の熱伝導性を高め、放熱特性を向上させることができる。また、樹脂層の厚みを0.01mm以上にするときには、電気的な絶縁性能の耐久性を安定して高いレベルに維持することができる。
また、連結部材としてはんだを用いるときには、熱応力あるいは変形に対してはんだが応力を緩和する働きをするので、冷却あるいは放熱の繰り返しを行う使用条件下においても優れた耐久性を発揮する。このはんだがSn、Bi、Ag、Cu、Au、ZnおよびInからなる群より選ばれる少なくとも一種を主成分とするPbフリーはんだであるときには、Pbを含有することによる環境への影響を低減できると同時にこれらのはんだは密着性が高いために熱交換器と金属板の連結強度を高めることができる。さらに、はんだの厚みを5μm以上にするときには、はんだの一部が熱交換器の側面にまで広がって熱交換器と金属板との接合面積が大きくなるので、接合強度を高めることができるとともに、熱抵抗および熱抵抗のばらつきを低下させ、熱電モジュールの性能ばらつきを低減することができる。
また、金属板の厚みが0.5mm以下であるときには、熱電モジュールの可撓性が向上し、熱電モジュールの変形に対する応力を緩和することが可能となるので、モジュールの耐久性を高めることができる。さらに、金属板及び/または熱交換器が銅またはアルミニウムであるときには、熱電モジュールの放熱性能をより高めることができる。
以上のように、本発明によれば、放熱特性及び耐久特性が優れた熱電モジュールが得られ、本発明の熱電モジュールを用いて冷温庫、空調機等に用いることで冷却効率が高く、高温高湿の環境下でも長期間使用することが可能となる。
図2は本発明の一実施形態にかかる熱電モジュールを示す断面図である。
図2に示すように、本実施形態にかかる熱電モジュールは、金属板6a、6bからなる一対の金属板6と、金属板6aおよび金属板6bのそれぞれの一方の主面側(対向する主面間)に配列された複数のN型熱電素子3a及びP型熱電素子3bからなる熱電素子3と、該熱電素子3と金属板6aとの間および熱電素子3と金属板6bとの間に配設され、隣接するN型熱電素子3a及びP型熱電素子3b間を電気的に連結する電極2と、金属板6aの他方の主面側および金属板6bの他方の主面側にそれぞれ配設された熱交換器7,7とを備えている。また、金属板6aと電極2との間および金属板6bと電極2との間には樹脂層5がそれぞれ配設されている。さらに、金属板6aと熱交換器7との間および金属板6bと熱交換器7との間にはこれらを連結するための金属からなる連結部材8,8がそれぞれ配設されている。各熱電素子3は、電極2により電気的に直列に連結されている。
このような構造の熱電モジュールでは、電極2に発生する吸熱または放熱を熱交換器7に伝熱し、熱交換器7によって冷却または放熱される。このとき、熱交換器7に空気を流し空冷させることによって、冷却または加熱された空気が発生し、空調機として使用することが可能である。また、熱交換器7を直接断熱された空間に入れることで冷温庫を容易に作製できる。
本発明では、図2における熱交換器7と金属板6とが金属からなる連結部材8により連結されていることが重要である。金属からなる連結部材によって連結することで、有機成分を含むグリース等で連結した場合と比べて、熱電素子3を連結する電極2の表面に発生した吸熱あるいは放熱の熱伝導性を高め、熱抵抗を低減できる。さらに、有機成分を含まないために、長期使用による蒸発や揮発による変性等がなく、安定して使用することができる。
具体的には、自動車の車内では、例えば温度−10℃〜80℃、湿度10〜85%といった幅広い温度、湿度域に晒されるため、有機成分を含むグリース等の連結部材の場合、有機成分の蒸発や揮発による重量減少によって密着性及び熱伝導性が損なわれていくが、金属からなる連結部材8ではそのような重量減少がないために安定して使用することができる。
さらに、本発明によれば、連結部材8は、金属であれば特に限定されるものではなく、例えばAg、Cu、Zn、Ti、Alなどのロウ材であってもよいが、はんだであるのが望ましい。はんだが好ましい理由は、以下の通りである。すなわち、前述したように熱電モジュールは両面において大きな温度差を発生させるために熱応力が発生しやすい。この熱応力は特に連結部に集中しやすいため、連結部に変形しやすいはんだを用いることで冷熱の繰り返しに対する耐久性を大幅に高めることが可能となる。特に、Sn、Bi、Ag、Cu、Au、ZnおよびInからなる群より選ばれる少なくとも一種を主成分とするはんだを用いることで、接合強度を高め、耐久性を高めることができる。具体的なはんだ組成としては、質量%比で、42Sn−58Bi、95Sn−5Sb、96.5Sn−3.5Ag、48Sn−52In、96.5Sn−3Ag−0.5Cu、80Au−20Sn、91Sn−9Znなどが好適に使用できる。また、Pbフリーはんだとすることで環境への影響を小さくし、Pbイオンによる耐久性の劣化を抑制することができる。
連結部材8の厚みは、5μm以上、好ましくは10μm以上、より好ましくは10〜20μmにするのがよい。これにより、熱交換器7と連結部材8の界面に密着不良が生じるのを防止し、熱抵抗を低減させることができる。この厚みが5μm未満である場合、密着していない空間が発生しやすくなり熱抵抗を増大させると同時に密着性を低下させるおそれがある。特にそのような密着不良の領域は応力も集中しやすく繰り返し使用における耐久性も劣化させるおそれがある。
金属板6の厚みは、熱応力を緩和する見地から、0.5mm以下、好ましくは0.1〜0.3mmであるのがよい。厚みが0.5mmを超える場合、剛性が高くなり容易に変形できずに応力集中を引き起こし繰り返しの耐久特性を低下させるおそれがある。
また、金属板6は、連結部材8で熱交換器7と連結される面と反対側の面に絶縁層を形成するが、この絶縁層は樹脂層5であることが望ましい。樹脂層5としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、エポキシ、ポリエチレンテレフタレート(PET)の少なくとも1種を用いることで前述した高温高湿環境においても化学的に安定した特性を得ることができる。樹脂層5の厚みは、0.01mm以上にすることが絶縁性を保つ上で好ましく、より好ましくは0.02mm以上、さらに好ましくは0.03mm以上、特に好ましくは0.03〜0.1mmであるのがよい。金属板6の表面に樹脂層5を形成する方法としては、例えば200〜400℃程度の温度をかけながら応力をかけ圧着する熱圧着による方法が例示できる。
樹脂層5には、無機酸化物または無機窒化物といった高熱伝導性のフィラーを含有することが絶縁層の熱伝導率を高め、熱抵抗を低減させるうえで好ましい。フィラーの添加率は、30体積%以上、好ましくは30〜70体積%であるのがよい。また、フィラーは、粒径が1μm以上、好ましくは10〜100μm程度で、鱗片状の粒子であるのが、熱伝導率を高める上で好ましい。フィラーとしては、例えばアルミナ、酸化亜鉛、酸化ケイ素などの酸化物、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素などの窒化物を例示することができる。
金属板6及び/または熱交換器7を構成する材料は、銅またはアルミニウムであるのが高い熱伝導率が得られ、熱交換特性を高める上で望ましい。特に、両方とも同じ材料で熱膨張率を合わせることで、連結時の熱応力を低減することができる。さらに、両方とも銅を用いることがはんだ接合を容易にさせる上で好ましい。アルミニウムを用いる場合は、表面にSnなどのメッキ層を形成することではんだ接合が可能になる。
本発明では、熱交換器7としては、放熱するための構造を有しているものであれば特に限定されず、図2に示すような空気が流れる空間を有する構造や放熱用のピンが多数ある構造のフィンなどが好ましく、さらにファンを兼ね備えたものであれば空冷が同時に可能となる。また、熱交換器7としては、表面積を大きくしたウェーブ型や表面に凹凸を設けた構造を付与することでさらに熱交換効率を高めることが可能となるので望ましい。
次に、本実施形態にかかる熱電モジュールの製造方法について説明する。まず、公知の技術で作製された熱電材料からなる熱電素子を準備する。この熱電材料は、ビスマス、テルル系材料が高い熱電特性を得られる点で好ましい。また、熱電材料としては、一度溶融させて固化した溶製材料、合金粉末を粉砕しホットプレス等で焼結させた焼結材料、ブリッジマン法などにより一方向に凝固させた単結晶材料などを使用することができるが、特に単結晶材料が高性能である点で好ましい。
これらの熱電材料を用いて公知の技術により熱電素子を作製する。熱電素子の作製方法は、インゴットをスライスして、ニッケルなどでメッキ、蒸着、溶射などにより反応防止層を形成した後、ダイシング加工を行い、素子を得る方法がある。また、単結晶状の棒に耐環境性を有するエポキシ樹脂などの耐メッキ性の樹脂をコーティングした後、切断し、電解メッキ、無電界メッキなどで切断面のみにニッケルを成膜させる方法がコストと水分による腐食をさらに防止する上で好ましい。また、ニッケル層の上にSnまたはAuの層を配設することが連結部材との連結性を高める上で好ましい。
次に、前述した金属板6および絶縁基板を準備する。本発明では、絶縁基板は樹脂層5であるのが好ましい。金属板を樹脂層5の一方の面に、電極を樹脂層5の他方の面に形成する方法としては、公知の方法であれば良いが、熱圧着による接着が容易であるため望ましい。接着強度を高めるために接着剤をコーティングする方法など施しても良い。これらの面に金属板および電極を接着した後に片面あるいは両面をフォトレジスト法によりパターンエッチングを行い、電極が金属配線された絶縁基板が得られる。パターンエッチングする金属としてはアルミニウムまたは銅がよく、特に銅が熱伝導率及び電気伝導性も高いため好ましい。
次に、熱電素子3と樹脂層5を接合する。まず、樹脂層5に形成した電極2の表面にはんだを配列する。はんだを配列する方法はいくつかあるが、スクリーン印刷法により配列する方法が容易である。ついで、はんだが配列された電極2の表面に熱電素子3を配列する。熱電素子3はN型とP型の2種類の素子を千鳥状に配列する。接合する方法としては公知の技術であればいずれでも良いが、N型およびP型それぞれを別々に振動させながら配列穴加工された冶具に振り込む振込み式で配列させた後、転写し絶縁基板上に配列する方法が簡便で好ましい。熱電素子3を配列した後、はんだを配列させた反対の絶縁基板を上面に設置する。配置された熱電素子を挟んだ絶縁基板を公知の技術によりはんだ接合する。はんだ接合の方法としては、リフロー炉あるいはヒーターによる加熱などいずれでも良いが、絶縁基板に樹脂を用いる場合、上下面に応力をかけながら加熱することがはんだと素子の密着性を高める上で好ましい。
次に、得られた熱電素子の両面に取り付けられた金属板6と熱交換器7を連結部材8にて連結する。使用する熱交換器7はその用途によって形、材質が異なるが、冷却を主とする空調機器として使用する場合は、銅製のフィンが好ましく、特に空冷で使用する場合、空気と接触する面積が増えるように波状の形で作製されたフィンが望ましい。また、放熱側の熱交換器7をより熱交換量が大きいものにすることによって放熱をよくし、冷却特性を向上させることが出来る。
はんだを用いて連結させる場合は、はんだを両面の金属板6上に印刷したのち熱交換器7を両側に配置し、熱電素子3を接合させた場合と同様に両側に応力をかけながら加熱することで連結できる。このとき、印刷に使用するはんだの種類、量によって連結状態の厚み、耐熱性、密着性を調整することが可能である。連結される金属の面の凹凸が大きく荒れた面にすることでアンカー効果が発生し、密着性を高めることができる。最後に、得られた熱交換器7が連結された熱電モジュールに電流を通電するためのリード線(図示せず)をはんだこて等で接合し、本発明の熱電モジュールが得られる。
上記のようにして得られた熱電モジュールは熱交換器7と熱電素子3の間の連結部にグリースなどの有機成分を用いないため、長期間にわたって連結部の変質による性能変化が起こらず、また水分等による腐食も少なく、さらには冷却と加熱を交互に用いるような用途においても高い耐久特性を有する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、支持基板が金属板であり、該金属板と熱交換器との間にこれらの連結するための金属からなる連結部材が配設されている種々の熱電モジュールを包含するものである。
以下に本発明の実施例を示す。
まず、サイズが1.5mm角の熱電素子と、表1に示す材質でサイズが40mm×40mmの絶縁基板を準備した。次に、熱交換器として銅、アルミニウム、鉄、真鍮から作製され、金属板との接合面のサイズが40mm×40mmの波型のフィンを準備した。銅以外の熱交換器の表面にはSnメッキを施した。熱電モジュールの作製方法とフィンを連結させる方法として、以下の3種類の方法で行った。
(方法1)はんだによる連結:表1に示す金属板を絶縁基板の一方の主面に熱圧着した。この絶縁基板の他方の主面には、配線導体(電極)として厚み105μmの銅を所定のパターンで配線した。その後、熱電素子を80Au−20Snのはんだで電極に接合し、熱電モジュールを作製した。次に、表1に示す種類と厚みのはんだを金属板に印刷し、熱交換器と熱電モジュールを接着させた後、0.1〜0.5MPaで加圧しながらリフロー炉で処理した。リフロー温度は使用するはんだ融点より50〜100℃高い温度にて行った。
(方法2)金属ロウによる連結:表1に示す連結部材を用いて金属板と熱交換器を真空炉にてロウ材の融点より50〜100℃高い温度で接合した。次に、絶縁基板と金属板が連結された熱交換器を熱圧着し、最後に80Au−20Snのはんだで熱電素子と熱交換器が連結している配線導体付き絶縁基板とを接合し熱電モジュールを得た。
(方法3)グリース、導電性接着剤による連結:はんだによる接合の方法と同じ手順で熱電モジュールを作製し、次に熱交換器を連結した。連結面に表1に示す連結部材を塗布後、0.1〜0.5MPaの加圧を施し連結させた。
得られた熱交換器付熱電モジュールに50Wの電力を投入して温度差を発生させながら、両方の熱交換器にそれぞれ6m/secの風を放熱、冷却面にあてて、冷却側の風の入り口温度と出口温度の差を温度差とし、流れた空気の比熱から冷却能力を計算した。同時に通電を1分おきに反転させる耐久試験を10000サイクル実施し、耐久試験後の冷却能力の変化を計算した。さらに、湿度80%の環境で1000時間通電し、連続通電後の冷却能力の変化も合わせて算出した。結果を表1に示す。
Figure 2007035907
表1において、金属板と熱交換器の連結部材として金属以外のグリース等を用いた本発明外である試料No.9〜11は、初期の冷却能力は比較的高いものの、10000サイクルの耐久試験後では、冷却能力が初期と比べて81〜84%まで低下した。また、湿度80%で1000時間運転させたあとの冷却能力は初期と比べて50〜56%と大幅に低下した。一方、本発明の範囲内である試料No.1〜8および12〜35では絶縁基板の厚みが10μm以下でショートした試料No.22を除けばいずれも初期冷却能力が28W以上あり、10000サイクルの耐久試験後の冷却特性が85%以上と高く、また湿度80%で1000時間運転させたあとの変化率が89%以上と高く、本発明品の反転運転及び高湿下における耐久特性が優れていることが確認された。
従来の熱電モジュールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる熱電モジュールを示す断面図である。
符号の説明
1 支持基板
2 配線導体
3 熱電素子
3a N型熱電素子
3b P型熱電素子
4 外部接続端子
5 樹脂層
6 連結部材
6a 連結部材
6b 連結部材
7 熱交換器
8 金属板

Claims (9)

  1. 支持基板と、該支持基板の一方の主面側に配列された複数の熱電素子と、該熱電素子と前記支持基板との間に配設され、隣接する熱電素子間を電気的に連結する電極と、前記支持基板の他方の主面側に配設された熱交換器とを備えた熱電モジュールにおいて、前記支持基板が金属板であり、該金属板と前記熱交換器との間にはこれらを連結するための金属からなる連結部材が配設されていることを特徴とする熱電モジュール。
  2. 前記連結部材がはんだであることを特徴とする請求項1記載の熱電モジュール。
  3. 前記はんだがSn、Bi、Ag、Cu、Au、ZnおよびInからなる群より選ばれる少なくとも一種を主成分とするPbフリーはんだであることを特徴とする請求項2記載の熱電モジュール。
  4. 前記はんだの厚みが5μm以上であることを特徴とする請求項2または3記載の熱電モジュール。
  5. 前記金属板と前記電極との間には、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、エポキシおよびポリエチレンテレフタレートからなる群より選ばれる少なくとも1種を主成分とする樹脂層が配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱電モジュール。
  6. 前記樹脂層が無機酸化物または無機窒化物からなるフィラーを含有していることを特徴とする請求項5記載の熱電モジュール。
  7. 前記樹脂層の厚みが0.01mm以上であることを特徴とする請求項5または6記載の熱電モジュール。
  8. 前記金属板の厚みが0.5mm以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の熱電モジュール。
  9. 前記金属板及び/または熱交換器が銅またはアルミニウムであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の熱電モジュール。
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