JP2007049798A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 瞬停期間中の直流電圧の減少をより低く抑え、復電後、安定且つ速やかに通常運転状態に復帰可能な電力変換装置を提供する。
【解決手段】 交流電源1を受け交流電動機5を駆動する電力変換器10と、電力変換器のインバータ部4を制御する制御部6と、交流電源の電圧を検出する電圧検出手段7と、交流電動機の入力電流を検出する電流検出手段8と、交流電動機の速度を検出する速度検出手段5とで構成し、制御部6は、電流検出手段8によって検出された電流を、トルク電流成分とこれと直交する励磁電流成分とに変換して夫々を独立に制御するベクトル制御手段を有し、電圧検出手段7で検出した電圧から求めた電気量が第1の所定値以下となったとき、低下した電気量に応じてトルク電流成分の指令値を所定の割合で低減し、前記電気量が第1の所定値より小さい第2の所定値以下となったとき、前記トルク電流成分の指令値をゼロに低減するようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 交流電源1を受け交流電動機5を駆動する電力変換器10と、電力変換器のインバータ部4を制御する制御部6と、交流電源の電圧を検出する電圧検出手段7と、交流電動機の入力電流を検出する電流検出手段8と、交流電動機の速度を検出する速度検出手段5とで構成し、制御部6は、電流検出手段8によって検出された電流を、トルク電流成分とこれと直交する励磁電流成分とに変換して夫々を独立に制御するベクトル制御手段を有し、電圧検出手段7で検出した電圧から求めた電気量が第1の所定値以下となったとき、低下した電気量に応じてトルク電流成分の指令値を所定の割合で低減し、前記電気量が第1の所定値より小さい第2の所定値以下となったとき、前記トルク電流成分の指令値をゼロに低減するようにする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、交流電源の短時間の停電又は瞬時電圧低下時(以下これ等を総称して瞬停と呼ぶ。)でも安定に交流電動機を運転継続することができる電力変換装置に関する。
誘導電動機に代表される交流電動機をインバータ装置等の電力変換装置で駆動することが近年よく行なわれている。インバータ装置を運転中に瞬停が発生したときには、一旦インバータ装置の運転を停止させ、復電後インバータ装置を再運転させ、交流電動機を再投入して運転を継続することが多かった。しかしこの場合、瞬停期間中の交流電動機はフリーランとなるため速度が大きく低下する。また、再起動するためには、電圧/周波数比をゼロ近辺から再度上昇する処理が必要となるため再起動に時間がかかり、交流電動機が駆動する負荷にとって好ましくなかった。
これに対し、停電が発生した時インバータ装置の出力を停止しない再起動方法もある。この場合、停電発生後もインバータ装置が電力を供給し続けると、急速に直流電圧が減少していく。そして、このように直流電圧が減少した状態で復電したとき、平滑コンデンサを再充電するための突入電流が過大となる恐れがあった。また、系統インピーダンスとの共振現象によって平滑コンデンサが過充電される恐れがあった。
上記の対策として、停電が発生した時インバータ装置の出力を停止せず、交流電動機に与える周波数基準及び電圧基準を所定のレートで下げて回生状態で運転し、復電後、周波数基準及び電圧基準を所定のレートで戻す方法がある(例えば特許文献1参照。)。
また、停電が発生した時、トルク電流指令が略ゼロになるように、インバータ装置の周波数および電圧を制御する手法が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
特許第2543664号公報(全体)
特公平7−20394号公報(第2−4頁、第5図)
特許文献1に記載された手法によれば、直流電圧の低下を抑えることは可能である。しかしながら、故意に回生運転状態に制御する為、停電期間中に自然減速する以上に交流電動機の速度が低下してしまう問題があった。また、絞り込んだ電圧を安定に通常運転状態まで上昇させるのに時間がかかるという問題があった。
また、特許文献2に記載された手法によれば、直流電圧の低下を抑えることができ、停電時の制御も比較的容易であるが、交流電圧の低下レベルを下回るまではインバータが電動機へ電力を供給し続け、更に、電圧が交流電圧の低下レベルを下回ってインバータがトルク電流の制御を開始しても、トルク電流が略ゼロ制御されるまでに応答遅れがある為、直流電圧の減少の抑制が不十分であった。
この発明は上記のような課題を解決するために為されたものであり、瞬停期間中の直流電圧の減少をより低く抑え、復電後、安定且つ速やかに通常運転状態に復帰することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の発明は、交流電源の交流を任意の周波数の交流に変換して交流電動機を駆動する電力変換器と、前記電力変換器のインバータ部を制御するための制御部と、前記交流電源の電圧を検出する電圧検出手段と、前記交流電動機の入力電流を検出する電流検出手段と、前記交流電動機の回転速度を直接又は間接的に検出する速度検出手段とを具備し、前記制御部は、前記電流検出手段によって検出された電流を、トルク電流成分とこれと直交する励磁電流成分とに変換して夫々を独立に制御するベクトル制御又はセンサレスベクトル制御手段を有し、前記電圧検出手段で検出した電圧から求めた電気量が第1の所定値以下となったとき、低下した電気量に応じて前記トルク電流成分の指令値又はリミット値を所定の割合で低減し、前記電気量が第1の所定値より小さい第2の所定値以下となったとき、前記トルク電流成分の指令値又はリミット値をゼロに低減するようにしたことを特徴としている。
また、本発明の第2の発明は、交流電源の交流を任意の周波数の交流に変換して交流電動機を駆動する電力変換器と、前記電力変換器のインバータ部を制御するための制御部と、前記交流電源の電圧を検出する電圧検出手段と、前記交流電動機の入力電流を検出する電流検出手段とを具備し、前記制御部は、周波数指令に応じて前記インバータ部の出力周波数及び出力電圧を制御する制御手段と、前記電流検出手段よって検出された電流から有効電流を求める手段とを有し、前記電圧検出手段で検出した電圧から求めた電気量が第1の所定値以下となったとき、低下した電気量に応じて前記有効電流又はそのリミット値を所定の割合で低減し、前記電圧検出手段で検出した電圧からが第1の所定値より小さい第2の所定値以下となったとき、前記有効電流又はそのリミット値をゼロに低減するようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、交流電圧の低下に応じてインバータの出力トルク電流或いは有効電流を抑制するようにしたので、瞬停期間中の直流電圧の減少をより低く抑え、復電後、安定且つ速やかに通常運転状態に復帰することができる電力変換装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施例1に係る電力変換装置を図1乃至図8を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電力変換装置のブロック構成図である。交流電源1から供給される交流は、コンバータ2によって直流に変換される。コンバータ2は直流を
平滑コンデンサ3に供給する。インバータ4は、この平滑コンデンサ3によって平滑された直流を所望の電圧及び周波数を有する交流に変換し、交流電動機5を駆動する。これらのコンバータ2、平滑コンデンサ3及びインバータ4は電力変換器10を形成している。この電力変換器10は所謂電圧型のインバータ装置である。
平滑コンデンサ3に供給する。インバータ4は、この平滑コンデンサ3によって平滑された直流を所望の電圧及び周波数を有する交流に変換し、交流電動機5を駆動する。これらのコンバータ2、平滑コンデンサ3及びインバータ4は電力変換器10を形成している。この電力変換器10は所謂電圧型のインバータ装置である。
インバータ4はパワー半導体デバイスをブリッジ接続した主回路を有しており、これらのパワー半導体デバイスは制御部6からの制御パルスによって制御されている。コンバータ2の入力電圧は電圧検出器7で検出され、この検出信号である交流電圧振幅値Vacは制御部6に与えられる。インバータ4の出力電流即ち交流電動機5の入力電流は電流検出器8で検出され、この検出信号は制御部6に与えられる。また、交流電動機5には速度検出器9が取り付けられており、この速度検出器9の検出信号も制御部6に与えられる。
以下、制御部6の内部構成について説明する。
速度検出器9で検出された速度信号ωrは、制御部6の外部から与えられる速度指令ωr*と比較され、速度指令ωr*と速度信号ωrの偏差がゼロになるように速度制御器61を用いてトクル指令T*を調節する。一方、励磁指令Φ*は通常一定に保たれる。トクル指令T*は励磁指令Φ*で除算され、係数倍されてトルク軸電流指令iq*となる。また、励磁指令Φ*とその微分値を夫々係数倍して加算することによりトルク軸電流指令iq*と直交する励磁軸電流指令id*が得られる。
トルク軸電流指令iq*は、詳細を後述するトルク電流指令調整回路62に与えられる。トルク電流指令調整回路62は電圧検出器7で検出された交流電圧振幅値Vacの値に応じてこのトルク軸電流指令iq*を補正し、補正後のトルク軸電流指令Iq**を出力する。
電流検出器8で検出された各相の電流Iu、Iv及びIwは3相/dq変換器63に入力される。この3相/dq変換器63は、後述する積分器66の出力である位相基準θ1を基準として電流Iu、Iv及びIwをトルク軸電流Iqと励磁軸電流Idに変換する。そしてこのトルク軸電流Iqと上記トルク軸電流指令iq*の偏差がゼロになるようにトルク軸電流制御器64Aの出力であるトルク軸電圧指令Vqを調節する。同様にして、励磁軸電流Idと上記励磁軸電流指令id*の偏差がゼロになるように励磁軸電流制御器64Bの出力である励磁軸電圧指令Vdを調節する。これらのトルク軸電圧指令Vq及び励磁軸電圧指令Vdはdq/3相変換器65に与えられる。
一方、トルク指令T*を励磁指令Φ*で除算して係数倍した値を励磁指令Φ*で除算することによりすべり周波数ωsを求め、このすべり周波数ωsに速度検出器9で検出された速度信号ωrを加算することによりインバータ4が出力する出力周波数ω1を決定する。この出力周波数ω1を積分器66で積分して得られる基準位相θ1を、上述の3相/dq変換器63の変換位相基準とする。
更に、この基準位相θ1を用いて上述のdq/3相変換器65によって、トルク軸電圧指令Vq及び励磁軸電圧指令Vdを3相に変換して出力電圧基準Vu、Vv及びVwを求める。この出力電圧基準Vu、Vv及びVwを図示しないPWM変調器等によって変調してゲートパルスを生成し、インバータ4のパワー半導体デバイスに供給する。
以上のように、交流電動機4の入力電流をトルク軸と、このトルク軸と直交する励磁軸に変換してこれらを独立に夫々制御する手法は、所謂ベクトル制御としてよく知られている。
図2はトルク電流指令調整回路62の一例を示す内部ブロック構成図である。
トルク電流指令調整回路62には、電圧検出器7で検出した交流電圧振幅値Vacおよび補正前のトルク電流指令Iq*を入力する。停電レベル設定器71で設定した停電検出レベルVpsfと、交流電圧振幅値Vacを比較回路72で比較し、交流電圧振幅値Vacが停電検出レベルVpsfを下回るときに停電を検出する。一方、トルク電流調整器73は、交流電圧振幅値Vacの低下に比例したトルク電流調整値Iq*1を出力する。最小値選択回路74は、調整前のトルク電流指令Iq*とトルク電流調整値Iq*1を比較して小さい方の値を選択する。そして切換スイッチ75により、停電検出中でなければ上記の小さい方の値を、停電検出中であればゼロ信号を補正されたトルク電流指令Iq**として出力する。
図3は他のトルク電流指令調整回路62Aを示す内部ブロック構成図である。この図3において、図2のトルク電流指令調整回路62と同一部分は同一符号を付し、その説明は省略する。このトルク電流指令調整回路62Aが図2と異なる点は、トルク電流調整器73Aの出力を最大1(100%)となる比率とし、この比率に調整前のトルク電流指令Iq*を乗算器76で乗算し、これをトルク電流調整値Iq*2として最小値選択回路74の入力とするように構成した点である。
図2に示したトルク電流指令調整回路62におけるトルク電流調整値Iq*1は、例えば最大値である定格トルク電流に対する電圧低減分である。これは、トルク電流指令調整回路62が系統電圧の低減に対し、トルクリミットを低減させる機能を有していることに他ならない。これに対し、この図3のトルク電流指令調整回路62Aにおけるトルク電流調整値Iq*2は、その時点の運転状態におけるトルク電流に対する電圧低減分となっている。従って、交流電動機5の負荷が軽く、トルク電流が定格トルク電流よりはるかに小さい運転状態であっても、補正されたトルク電流指令Iq**を低減させた方が好ましい場合は、この図3に示したトルク電流指令調整回路62Aを使用するのが良い。
図4乃至図7に示すのは、図1における電力変換器10の回路構成例である。
図4は通常の2レベル電力変換器10Aの回路構成図であり、電力変換器10Aは、コンバータ2A、平滑コンデンサ3A及び3相インバータ4Aから構成された2レベルの電圧型インバータ装置である。
図5は主に高圧大容量で使用される3レベル電力変換器10Bの回路構成図である。この3レベル電力変換器10Bは3レベルの直流を出力するコンバータ2Bと、夫々正及び負側の直流を平滑する平滑コンデンサ3P及び3Nと、3レベルの電圧を出力する3レベル3相インバータ4Bとから構成されている。この図3の例は3レベル電力変換器の例であるが、それ以上の電圧レベルを持つ多レベル電力変換器であっても良い。
図6及び図7に示すのは夫々多重構成の電力変換器10Cとこれに使用される単位インバータユニット20の回路構成図である。単位インバータユニット20は図7に示すように、コンバータ2A、平滑コンデンサ3A及び単相インバータ4Cで構成されている。図6に示す多重構成の電力変換器10Cは、入力トランス1Aによって絶縁された複数の2次交流出力を得て、この夫々の交流出力に単位インバータユニット20U1、・・・、20W3を接続し、単位インバータユニット20U1、20U2及び20U3の単相出力を直列に接続して、その一端を中性点、他端をU相出力としている。同様に単位インバータユニット20V1、20V2及び20V3の単相出力を直列に接続して、その一端を中性点、他端をV相出力とし、また単位インバータユニット20W1、20W2及び20W3の単相出力を直列に接続して、その一端が中性点、他端がW相出力となるように構成している。この図6に示すのは各相が3段構成の多重構成の電力変換器であるが、この段数は3段に限らず任意の数値であっても良い。
次に、図8を参照して本発明の実施例1に係る電力変換装置の動作について説明する。図8は本発明の実施例1に係る電力変換装置の動作タイムチャートである。この図8は、時刻t=T1で系統電圧に電圧降下が発生し、時刻t=T2で停電検出レベルとなり、更に時刻T3で復電したときの各部の波形を示している。
系統電圧は、時刻t=T1で電圧低下を開始する。交流電圧振幅値Vacは系統電圧の振幅を検出するものであるから、時刻t=T1で低下を開始する。そして時刻t=T2で交流電圧振幅値Vacは上述の停電検出レベルVpsfに到達する。
時刻t=T1で前述のトルク電流指令調整回路62のトルク電流調整器73又はトルク電流指令調整回路62Aのトルク電流調整器73Aが作動し、トルク電流指令Iqを補正されたトルク電流指令Iq**に補正する動作を開始する。これにより、図示したようにインバータ出力電流及びインバータ出力電力は低減を開始する。時刻t=T1の電圧低下に伴い、直流電圧Vdc及びインバータ出力電圧も低減を開始する。この電圧の低減は、系統電圧の減少度合いにもよるが、平滑コンデンサ3に蓄えられているエネルギーが交流電動機5に供給する電力が大きい程、その低減率が大きい。そして図8における注目点は、時刻t=T1から、インバータ出力電流の絞込みを行なっているため、破線で図示したように、この絞込み操作を行なわなかったときの直流電圧Vdc及びインバータ出力電圧の低減の度合いに比べ、はるかに緩やかな低減率となるという点である。
時刻t=T2で、交流電圧振幅値Vacは上述の停電検出レベルVpsfに到達する。このとき、トルク電流指令調整回路62又は62Aの動作により、補正されたトルク電流指令Iq**はゼロとなる。従ってインバータ出力電流及びインバータ出力電力は急速にゼロに到達する。このようにインバータ出力電力がゼロとなれば、平滑コンデンサ3に蓄えられたエネルギーは保持されるので、直流電圧Vdc及びインバータ出力電圧はそのままの状態で保持される。尚、上記において補正されたトルク電流指令Iq**がゼロと説明したが、これは厳密にはゼロである必要はなく、ゼロに近い値であれば良い。
そして時刻t=T3で復電すると、インバータは運転を開始し、インバータ出力電流及びインバータ出力電力を所定の応答速度で停電前の状態まで立ち上げる。このとき、直流電圧及びインバータ出力電圧は系統インピーダンスとの共振等の理由で振動的な波形を示すが、本発明においては直流電圧の落ち込みを最小限に制御しているので、その度合いは僅かとなる。従って、円滑な再起動が可能となる。
尚、上記において、時刻t=T1における電圧低下の検出を交流電圧振幅値ではなく、直流電圧Vdcで行なうことも考えられるが、本発明の主眼は電圧低下を素早く検出し、停電に備えることにあるので、検出に遅れの生じる直流電圧を使用することは好ましくない。
図9は本発明の実施例2に係る電力変換装置のブロック構成図である。この実施例2の各部について、図1の実施例1に係る電力変換装置のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、速度検出器9に代え、制御部6A内にトルク軸電圧指令Vq及び励磁軸電圧指令Vdを入力としてインバータ4の出力周波数を推定する周波数推定回路67を設け、この周波数推定回路67の出力を積分器66に与えると共に、周波数推定回路67の出力からすべり周波数ωsを減算して推定した速度信号ωrを速度制御器61の入力とするように構成した点である。
周知のように、図1に示した速度検出器9を使用しなくても、図9に示したように周波数推定回路67を用いれば、速度信号ωrを推定することが可能である。このように、所謂センサレスベクトル制御方式を有する電力変換装置においても、本発明は瞬停期間中の直流電圧の減少をより低く抑え、復電後、安定且つ速やかに通常運転状態に復帰することができる電力変換装置を提供することが可能となる。
図10は本発明の実施例3に係る電力変換装置のブロック構成図である。この実施例3の各部について、図1の実施例1に係る電力変換装置のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、制御部6Bの内部を、ベクトル制御ではなく、所謂V/f制御に変更した点である。
以下制御部6Bの内部構成について説明する。
外部から与えられる速度基準ωr*と励磁指令Φ*を電圧指令演算器68で演算し、1相あたりの電圧指令V*を得る。この電圧指令V*を、速度基準ωr*を積分器69で積分して得られる基準位相θ1を基準として3相電圧変換器65Aで3相に変換して出力電圧基準Vu、Vv及びVwを求める。この出力電圧基準Vu、Vv及びVwを図示しないPWM変調器等によって変調してゲートパルスを生成し、インバータ4のパワー半導体デバイスに供給するのは実施例1の場合と同様である。
電流検出器8で検出された各相の電流Iu、Iv及びIwは有効電流変換器63Aに入力される。この有効電流変換器63Aは上記の出力電圧基準Vu、Vv及びVwの位相から有効電流Ir及び無効電流Iiを出力する。
また、電圧検出器7で検出された交流電圧振幅値Vacは有効電流調整器73Bに入力される。この有効電流調整器73Bは図3に示したトルク電流調整器73Aと同様、最大で1(100%)を出力する。そして、有効電流Irから有効電流Irと有効電流調整器73Bの出力を乗算器76で乗算した値を減算して補正制御器77に与え、補正制御器77の出力である周波数補正値Δωを速度基準ωr*から減算して速度基準ωr*を補正する。ここで、交流電圧振幅値Vacが停電検出レベルVpsf以下になったとき有効電流調整器73Bがゼロを出力するようにすれば、停電検出と同時に有効電流Irをゼロにする制御を行なうことが可能となる。
以上説明したように、インバータ4がベクトル制御を行っていない場合も、系統電圧の低下に応じて有効電流Irが低減するように制御すれば、瞬停期間中の直流電圧の減少をより低く抑え、復電後、安定且つ速やかに通常運転状態に復帰することができる電力変換装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施例4に係る電力変換装置を図11及び図12を参照して説明する。図11は本発明の実施例4に係る電力変換装置のトルク電流指令調整回路62Bのブロック構成図である。この実施例4の各部について、図2の実施例1に係る電力変換装置のトルク電流指令調整回路のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例4が実施例1と異なる点は、交流電流振幅値Vacを入力とする微分回路78を設け、この微分回路78の出力を交流電流振幅値Vacに加算した値をトルク電流調整器73及び比較回路72に与えるように構成した点である。
以下、この実施例4の動作について図12を参照して説明する。
図12は本発明の実施例4に係る電力変換装置の動作タイムチャートである。この図12は、実施例1における図4のタイムチャートと同様、時刻t=T1で電圧降下が発生し、時刻t=T2で停電検出レベルVpsfとなり、更に時刻T3で復電したときの各部の波形を示している。
時刻t=T1で交流電圧振幅値Vacの電圧低下が始まったとき、その低下の度合いに応じて電圧微分値が発生し、交流電圧振幅値+電圧微分値は、図示したように、破線で示した微分回路がない場合の交流電圧振幅値Vacに比べて急激に低下する。これに伴い、インバータ出力電流及びインバータ出力電力の絞込みは急峻となる。
更に、停電検出レベルVpsfに到達する点が従来の時刻t=T2から時刻t=T2´となり、電圧低下が始まって停電検出を行なうまでの時間が大幅に短縮される。これにより、図示するように、直流電圧及びインバータ出力電圧の落ち込みは、破線で示した従来の値より大幅に改善され、著しく減少する。
以上説明したように、交流電圧振幅値Vacに電圧微分値を加算した値でトルク電流指令を制御するようにすれば、系統電圧の低下の速度が速ければ速い程、トルク電流指令の低減を早め、従って直流電圧の低下を抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施例5に係る電力変換装置を図13及び図14を参照して説明する。図13は本発明の実施例5に係る電力変換装置のブロック構成図である。この実施例5の各部について、図1の実施例1に係る電力変換装置のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例5が実施例1と異なる点は、電源位相検出回路11を設け、この出力を制御部6Cのトルク電流指令調整回路62Cに与えるように構成した点である。
図14は本発明の実施例5の電力変換装置のトルク電流指令調整回路のブロック構成図である。この実施例5の各部について、図2の実施例1に係る電力変換装置のトルク電流指令調整回路のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例5が実施例1と異なる点は、上記電源位相検出回路11の出力位相θを微分回路78Aで微分し、この出力Δθを係数倍して交流電圧振幅値Vacに加算した値をトルク電流調整器73及び比較回路72に与えるように構成した点である。
このように、交流電圧振幅値Vacに出力位相θの微分値Δθを加算した値でトルク電流指令を制御するようにすれば、系統電圧の欠相時にも速い応答でトルク電流指令を低減させることが可能となり、従って直流電圧の低下を抑制することが可能となる。
1 交流電源
1A 入力変圧器
2、2A、2B コンバータ
3、3A、3P、3N 平滑コンデンサ
4、4A、4B、4C インバータ
5 交流電動機
6、6A、6B、6C 制御部
7 電圧検出器
8 電流検出器
9 速度検出器
10、10A、10B、10C 電力変換器
11 位相検出器
20、20U1、20U2、20U3、20V1、20V2、20V3、20W1、20W2、20W3 単位インバータユニット
61 速度制御器
62、62A、62B、62C トルク電流指令調整回路
63 3相/dq変換器
63A 有効電流変換器
64A トルク軸電流制御器
64B 励磁軸電流制御器
65 dq/3相変換器
65A 3相電圧変換器
66 積分器
67 周波数推定回路
68 電圧指令演算器
69 積分器
71 停電レベル設定器
72 比較回路
73、73A トルク電流調整器
73B 有効電流調整器
74 最小値選択回路
75 切換回路
76 乗算器
77 補正制御器
78、78A 微分回路
1A 入力変圧器
2、2A、2B コンバータ
3、3A、3P、3N 平滑コンデンサ
4、4A、4B、4C インバータ
5 交流電動機
6、6A、6B、6C 制御部
7 電圧検出器
8 電流検出器
9 速度検出器
10、10A、10B、10C 電力変換器
11 位相検出器
20、20U1、20U2、20U3、20V1、20V2、20V3、20W1、20W2、20W3 単位インバータユニット
61 速度制御器
62、62A、62B、62C トルク電流指令調整回路
63 3相/dq変換器
63A 有効電流変換器
64A トルク軸電流制御器
64B 励磁軸電流制御器
65 dq/3相変換器
65A 3相電圧変換器
66 積分器
67 周波数推定回路
68 電圧指令演算器
69 積分器
71 停電レベル設定器
72 比較回路
73、73A トルク電流調整器
73B 有効電流調整器
74 最小値選択回路
75 切換回路
76 乗算器
77 補正制御器
78、78A 微分回路
Claims (5)
- 交流電源の交流を任意の周波数の交流に変換して交流電動機を駆動する電力変換器と、
前記電力変換器のインバータ部を制御するための制御部と、
前記交流電源の電圧を検出する電圧検出手段と、
前記交流電動機の入力電流を検出する電流検出手段と、
前記交流電動機の回転速度を直接又は間接的に検出する速度検出手段と
を具備し、
前記制御部は、
前記電流検出手段によって検出された電流を、トルク電流成分とこれと直交する励磁電流成分とに変換して夫々を独立に制御するベクトル制御又はセンサレスベクトル制御手段を有し、
前記電圧検出手段で検出した電圧から求めた電気量が第1の所定値以下となったとき、低下した電気量に応じて前記トルク電流成分の指令値又はリミット値を所定の割合で低減し、
前記電気量が第1の所定値より小さい第2の所定値以下となったとき、前記トルク電流成分の指令値又はリミット値をゼロに低減するようにしたことを特徴とする電力変換装置。 - 交流電源の交流を任意の周波数の交流に変換して交流電動機を駆動する電力変換器と、
前記電力変換器のインバータ部を制御するための制御部と、
前記交流電源の電圧を検出する電圧検出手段と、
前記交流電動機の入力電流を検出する電流検出手段と
を具備し、
前記制御部は、
周波数指令に応じて前記インバータ部の出力周波数及び出力電圧を制御する制御手段と、
前記電流検出手段よって検出された電流から有効電流を求める手段と
を有し、
前記電圧検出手段で検出した電圧から求めた電気量が第1の所定値以下となったとき、低下した電気量に応じて前記有効電流又はそのリミット値を所定の割合で低減し、
前記電圧検出手段で検出した電圧からが第1の所定値より小さい第2の所定値以下となったとき、前記有効電流又はそのリミット値をゼロに低減するようにしたことを特徴とする電力変換装置。 - 前記電気量は、
前記電圧検出手段で検出した電圧の振幅値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。 - 前記電気量は、
前記電圧検出手段で検出した電圧の振幅値と、
前記電圧検出手段で検出した電圧の時間変化量と
を所定の割合で加算した値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。 - 更に前記電圧検出手段で検出した電圧の電圧位相の時間変化量を検出する電圧位相変化量検出手段を有し、
前記電気量は、
前記電圧検出手段で検出した電圧の振幅値と、
前記電圧位相変化量検出手段で検出した電圧位相の時間変化量と
を所定の割合で加算した値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
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