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JP2006512360A - VonHippel−Lindau病の処置 - Google Patents

VonHippel−Lindau病の処置 Download PDF

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JP2006512360A
JP2006512360A JP2004561904A JP2004561904A JP2006512360A JP 2006512360 A JP2006512360 A JP 2006512360A JP 2004561904 A JP2004561904 A JP 2004561904A JP 2004561904 A JP2004561904 A JP 2004561904A JP 2006512360 A JP2006512360 A JP 2006512360A
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warm
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JP2004561904A
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ウィリアム・ケイリン
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Dana Farber Cancer Institute Inc
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Dana Farber Cancer Institute Inc
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

本発明はVHLの処置方法であって、それを必要とする温血動物に明細書中に記載の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法に関する。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、von Hippel−Lindau病(VHL)を有する温血動物、とりわけヒトの処置方法であって、該動物に治療上有効量の4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体、とりわけ本明細書中に定義の式Iの化合物を、単独で、またはさらなる治療手段、たとえば本明細書中に定義のものとの組み合わせで投与することを含んでなる方法;VHLの処置のための医薬を製造するための4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の使用;および、VHLの処置におけるその使用のための指示書とともに医薬組成物を含んでなる商品パッケージに関する。
VHLは、身体のある部分での腫瘍の異常な成長によって特徴づけられる、遺伝的多系障害である(血管腫症)。中枢神経系の腫瘍は、良性であり、そして血管巣を含んでなり、そして血管芽腫(もしくは目の血管腫)と呼ばれる。血管芽腫は脳、目の網膜、および神経系の他の領域で発現し得る。他の型の腫瘍は、副腎、腎臓、および膵臓で発現し得る。VHLの症状は患者ごとに変化し、腫瘍の大きさおよび位置に依存する。症状には頭痛、平衡感覚および歩行障害、眩暈、四肢の脱力、視覚障害、および高血圧が挙げられる。(良性またはがん性の)嚢腫および/または腫瘍は、血管芽腫の周囲で発現し得、そして上に列挙した症状を起こし得る。VHLのヒトはまた、ある型のがん、とりわけ腎臓癌に対し、正常なヒトと比べて危険が高い。VHLは失明および/または永続的な脳障害を起こし得る。死亡は通常脳腫瘍または腎臓癌の合併症が原因である。
もっとも一般的なVHLの臨床的な徴候は、網膜、小脳、脊髄および延髄の血管芽腫、網膜の嚢腫および癌、膵嚢腫、クロム親和細胞腫並びに精巣上体の乳頭状嚢胞腺腫である。網膜または中枢神経系の血管芽腫(Hb)の家族歴があるなら、ただ1つのHbまたは内臓の障害(腎腫瘍、膵臓の嚢腫または腫瘍、クロム親和細胞腫、精巣上体の乳頭状嚢胞腺腫)が、VHLの診断を行うのに必要となる。明確な家族歴がない、孤立症例の場合には、2つまたはそれ以上のHb、あるいは1つのHbおよび内臓の徴候が必要となる。
驚くべきことに、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体がVHLの処置に有用であることが見出された。
本発明に好適な4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体、それらの製造およびそれらを含む好適な医薬組成物は、WO 00/59509、EP 02/04892、WO 01/10859およびとりわけ米国特許第6,258,812号に記載されている。それらを出典明示により本明細書の一部とする。
4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体およびとりわけ、式I
Figure 2006512360

[式中、基および記号は以下に定義の意味である]の4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体、これらの4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体のN−オキシド、並びにその塩はチロシンキナーゼインヒビターであって、血管内皮増殖因子(VEGF)シグナル変換をVEGFレセプターのATP結合部位と直接結合することにより阻害するように設計されている。かかる4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体は微小血管系を減少し、動物モデルにおいて原発腫瘍の成長および転移を阻害し、調節解除された血管新生、とりわけ新生物疾患(固形腫瘍)、たとえば乳癌、大腸癌、肺癌、とりわけ小細胞性肺癌、および前立腺癌と関連する疾患の処置に有用である。
とりわけ、本発明はVHLが関連する血管芽腫の処置方法であって、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の治療上有効量を、それを必要とする温血動物に投与することを含んでなる方法に関する。
従って、本発明はVHLおよび/またはVHL関連血管芽腫の処置方法であって、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の治療上有効量を、好ましくは式I
〔式中、
rは0〜2であり、
nは0〜2であり、
mは0〜4であり、
およびRは、
(i)低級アルキルであるか、または、
(ii)一緒になって、部分式I
Figure 2006512360
[結合は二つの末端炭素原子を介して達成される]の架橋を形成するか、または、
(iii)一緒になって部分式I**
Figure 2006512360
[式中、環のメンバーであるT、T、TおよびTの1または2つは窒素であり、そして残りのものはそれぞれの場合においてCHであり、そしてTおよびTを介して結合は達成される]
の架橋を形成し;
A、B、D、およびEは互いに独立してNまたはCHであるが、ただしこれらの基のうち2つ以下がNであり;
Gは低級アルキレン、アシルオキシもしはヒドロキシに置換された低級アルキレン、−CH−O−、−CH−S−、−CH−NH−、オキサ(−O−)、チア(−S−)、またはイミノ(−NH−)であり;
Qは低級アルキルであり;
Rは水素または低級アルキルであり;
Xはイミノ、オキサ、またはチアであり;
Yは置換もしくは非置換アリール、ピリジル、または置換もしくは非置換シクロアルキルであり;そして
Zはアミノ、1または2置換のアミノ、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、ヒドロキシ、エーテル化またはエステル化ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル化カルボキシ、アルカノイル、カルバモイル、N−モノもしくはN,N−ジ置換カルバモイル、アミジノ、グアニジノ、メルカプト、スルホ、フェニルチオ、フェニル−低級アルキルチオ、アルキルフェニルチオ、フェニルスルホニル、フェニル−低級アルキルスルフィニルまたはアルキルフェニルスルフィニルであり、1をこえるZ基が存在する場合には、置換基Zは互いに独立して同じかまたは異なるものであり;
そして式中波線により特徴づけられる結合は、存在するならば、単結合または二重結合のいずれかである。〕
で示される4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体または該定義化合物のN−オキシド、
もしくは少なくとも1つの塩形の基をもつ該化合物の塩の治療上有効量を、それを必要とする温血動物に投与することを含んでなる方法に関する。
式Iの化合物の定義において使用される基および記号は、WO 98/35958に開示の意味であり公報を出典明示により本出願の一部とする。
たとえば、1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジン(PTK787またはZK222584としても知られている)である、式I[式中、r、nおよびmはそれぞれ0であり、RおよびRは一緒になって部分式Iの架橋を形成し、A、B、DおよびEはそれぞれCHであり、Gはメチレン、Xはイミノ、Yは4−クロロフェニル、そして波線により特徴づけられる結合は二重結合である]で示される化合物は、KDRに対しもっとも特異的であるが、Flt−1およびFlt−4も阻害し得、c−Kitを含む他のチロシンキナーゼレセプターに対しても活性を有し得る。
方法の記載において、活性成分に関する言及には薬学的に許容される塩がまた含まれるということは理解される。たとえば、これらの活性成分が少なくとも1つの塩基中心を有するならば、それらは酸付加塩を形成し得る。対応する酸付加塩はまた、所望により、さらなる塩基中心を有するように形成し得る。酸性基(たとえばCOOH)を有する活性成分はまた塩基と塩を形成し得る。活性成分またはその薬学的に許容される塩はまた、水和物の形態で用い得、または結晶化に用いる他の溶媒を含み得る。
好ましい式Iで示される化合物は1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンである。さらに好ましくは、1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンはコハク酸塩の形態で用いる。
“VHL”との用語は、本明細書ではクロム親和細胞腫を含まないVHL並びにクロム親和細胞腫を含むVHLを意味する。
“処置”との用語は、本明細書中ではVHLを有する患者、または処置が該患者において症状の進行の遅延に有効である該疾患の遺伝的素質を有する患者の処置を含む。
特に、“血管芽腫”との用語は、CNS血管芽腫、とりわけ脳の血管芽腫、および/またはvon Hippel−Lindau病の患者における網膜の血管芽腫に関する。
本発明の好ましい実施態様において、処置される該疾患は難治性の、または標準的な治療には反応しない疾患である。
本発明のさらに好ましい実施態様において、処置される疾患は、視覚機能障害を起こす、難治性の網膜血管芽腫である。
VHLの処置のために、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体を単独で、または他の処置形態、たとえば手術または高線量率組織内照射療法(focused high-dose radiation therapy)との組み合わせで投与し得る。
当該分野における当業者は、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体のVHLへの前記および後記の有利な効果を証明するための関連試験モデルを選択することが十分に可能である。たとえば、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の薬理学的な活性は、適切な臨床研究において示し得る。適切な臨床研究は、たとえば、VHLの患者における、単独またはさらなる治療方法、たとえば本明細書に記載の方法を組み合わせた、オープンラベル非無作為、用量漸増試験である。VHLに対する有利な効果は、かかる研究の結果を介して、もしくは該分野における当業者に既知の研究デザインにおける変化により、直接的に決定され得る。
4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の有効投与量は、使用する特定の化合物または医薬組成物、投与の形態、処置するVHLのタイプ、処置するVHLの重症度および共投与薬に依存して変化し得る。従って、4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の投与レジメンは、投与経路並びに患者の腎臓および肝臓の機能を含む種々の要因の変化にしたがって選択される。通常の技術を有する医師、臨床医および獣医は、症状の進行を予防し、拮抗しまたは停止させるために必要な4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の有効量を容易に決定または処方できる。有効性はあるが毒性がない範囲の有効成分の濃度達成するための最適な精度は、有効成分の標的部位における利用能の反応速度論に基づいたレジメンが必要である。
本発明において、1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジン、もしくはその薬学的に許容される塩は、1日に2回またはそれ以上、たとえば一日に2回または3回、継続的に、単独で、または減らした用量の他の治療の間、およびそれに続いて投与し得る。300mgから4000mgの範囲、たとえば300mg/日から2000mg/日または300mg/日から1000mg/日の範囲、とりわけ300、500、750、1000、1500または2000mg/日、二回に分けた1日経口投与量が、1日2回レジメンにおいて治療上有効量として予期される。1000mg/日の投与量は500mg投与を2回、6〜12時間、たとえば約8時間離して投与し、そして2000mg/日の投与量は1000mg投与を2回、6〜8時間、たとえば約12時間離して投与する。
あるいは、本発明は1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンを、1000mg/日から1400mg/日、とりわけ1200mg/日から1300mg/日、とりわけ1250mg/日の範囲の投与量で1日に1回投与することを含む、処置レジメンを包含する。
さらに本発明は、医薬組成物とともにVHLの処置におけるその使用のための指示書を含む、商品パッケージを提供する。
本発明はまた、VHLの処置用医薬の製造における4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の使用に関する。

Claims (12)

  1. VHLの処置方法であって、それを必要とする温血動物に4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  2. VHLが関連する血管芽腫の処置方法であって、それを必要とする温血動物に4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  3. 式I
    Figure 2006512360
    〔式中、
    rは0〜2であり、
    nは0〜2であり、
    mは0〜4であり、
    およびRは、
    (i)低級アルキルであるか、または、
    (ii)一緒になって、部分式I
    Figure 2006512360
    [結合は二つの末端炭素原子を介して達成される]の架橋を形成するか、または、
    (iii)一緒になって部分式I**
    Figure 2006512360
    [式中、環のメンバーであるT、T、TおよびTの1または2つは窒素であり、そして残りのものはそれぞれの場合においてCHであり、そしてTおよびTを介して結合は達成される]の架橋を形成し;
    A、B、D、およびEは互いに独立してNまたはCHであるが、ただしこれらの基のうち2つ以下がNであり;
    Gは低級アルキレン、アシルオキシもしくはヒドロキシに置換された低級アルキレン、−CH−O−、−CH−S−、−CH−NH−、オキサ(−O−)、チア(−S−)、またはイミノ(−NH−)であり;
    Qは低級アルキルであり;
    Rは水素または低級アルキルであり;
    Xはイミノ、オキサ、またはチアであり;
    Yは置換もしくは非置換アリール、ピリジル、または置換もしくは非置換シクロアルキルであり;そして
    Zはアミノ、1または2置換のアミノ、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、ヒドロキシ、エーテル化またはエステル化ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル化カルボキシ、アルカノイル、カルバモイル、N−モノもしくはN,N−ジ置換カルバモイル、アミジノ、グアニジノ、メルカプト、スルホ、フェニルチオ、フェニル−低級アルキルチオ、アルキルフェニルチオ、フェニルスルホニル、フェニル−低級アルキルスルフィニルまたはアルキルフェニルスルフィニルであり、1をこえるZ基が存在する場合には、置換基Zは互いに独立して同じかまたは異なるものであり;
    そして式中波線により特徴づけられる結合は、存在するならば、単結合または二重結合のいずれかである。〕
    で示される4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体、または1つまたはそれ以上の窒素原子が酸素原子を担持する、該定義化合物のN−オキシド、もしくは少なくとも1つの塩形の基をもつ該化合物の塩の治療上有効量を、それを必要とする温血動物に投与することを含んでなる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 式Iで示す4―ピリジルメチル−フタラジン誘導体が1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンである、請求項3に記載の方法。
  5. 温血動物がヒトである、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンまたはその薬学的に許容される塩を、患者に1日に1回の用法で、1000mg/日から1400mg/日の範囲の用量で投与することを含んでなる、請求項5に記載の方法。
  7. 1日に1回の投与量が1200mg/日から1300mg/日である、請求項6に記載の方法。
  8. 1日に1回の投与量が1250mg/日である、請求項6に記載の方法。
  9. VHLおよび/またはVHLが関連する血管芽腫の処置方法であって、手術および/または放射線療法との組み合わせにおいて、それを必要とする温血動物に4−ピリジルメチル−フタラジン誘導体の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  10. 4―ピリジルメチル−フタラジン誘導体とともに、VHLおよび/またはVHLが関連する血管芽腫の処置におけるその使用のための指示書を含む、商品パッケージ。
  11. VHLの処置用医薬製造における4―ピリジルメチル−フタラジン誘導体の使用。
  12. 4―ピリジルメチル−フタラジン誘導体が1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンである、請求項11に記載の使用。

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