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JP2006337749A - トナー供給ローラおよびそれを具備する画像形成装置 - Google Patents

トナー供給ローラおよびそれを具備する画像形成装置 Download PDF

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JP2006337749A JP2005162716A JP2005162716A JP2006337749A JP 2006337749 A JP2006337749 A JP 2006337749A JP 2005162716 A JP2005162716 A JP 2005162716A JP 2005162716 A JP2005162716 A JP 2005162716A JP 2006337749 A JP2006337749 A JP 2006337749A
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Abstract

【課題】 本発明は従来技術における問題点を解決するためのものであり、その目的とするところは、トナー供給ローラの使用環境領域によってローラ硬度、外径が変動せずローラの機能低下が生じないトナー供給ローラを提供することである。
【解決手段】 芯金と該芯金外周にポリエーテルポリオールとイソシアネートを主成分として得られるウレタンフォーム層を有するトナー供給ローラにおいて、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下に制御することにより、よってローラ硬度、外径が変動せずローラの機能低下が生じないトナー供給ローラを提供することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、トナー供給ローラに関し、特には複写装置、画像記録装置、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真感光体や静電記録誘電体等からなる潜像担持体上に形成した静電潜像を現像して、可視化するのに使用される現像装置に内蔵され、所定のトナー(現像剤)を供給して、静電潜像が形成されている感光体の如き潜像担持体の表面において、目的とするトナー像を形成するために用いられるトナー供給ローラに関するものである。
従来、複写機,プリンター,ファクシミリ等の画像形成装置においては、電子写真感光体や静電記録誘電体等からなる像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置により現像している。このような現像装置には、ホッパー内に収容された所定のトナー(現像剤)を、該現像担持体表面上にムラ無く均一に供給し、かつ現像後に該現像担持体表面上の残存トナーを掻き取るために芯金と軟質ウレタンスポンジ層とから成るトナー供給ローラが内蔵されている。トナー供給ローラにおいて、画像の高品位化のためには、画像濃度、かぶり特性、耐久性等が要求され、要求を満たすためには、トナー供給ローラのローラ硬度及びローラ外径、ローラ表面層のセル形状、セル径、通気量を適切に調整しなければならない。
例えば、画像の白抜けやかすれの発生等を抑制できる方法として、低硬度ロールを提案され(例えば特許文献1)、また、ピッチむらや濃度むらなどの不具合のない画像を得ることのできる方法として、平均発泡セル径、かつ圧縮バネ定数を調整したトナー供給ローラが提案されている(例えば特許文献2)。しかし、これらは特定温度でのローラ性能であり、ローラ硬度、圧縮バネ定数は通常、低温低湿下では高く、高温高湿下では低くなり、又ローラ外径は低温低湿下では細く、高温高湿下では太くなり、他のローラ物性においても環境によって異なり、安定した高品位な画像を得ることができない。このため、低温低湿から高温高湿への環境による変動が少ないことが望まれている。そこで、広範囲の温度領域で硬度を制御する方法として、Tgを低温に制御するポリウレタンフォームが提案されている(特許文献3)。
しかし、ガラス転移温度はポリマーの低温特性を示すものであるが、単にTgを低温に制限するだけでは、通常0℃付近から40℃付近を使用温度条件としているトナー供給ローラの場合、ローラ硬度及びローラ外径やその他ローラ物性が安定したものが得られない場合があった。
特開2002−207359号公報 特開2002−6618号公報 特開2000−143855号公報
本発明者は使用環境によってローラ硬度及びローラ外径等の環境変動の発生原因を種々検討した結果、使用環境領域でのトナー供給ローラのウレタンフォーム層のtanδ変動が重要な因子であるとの知見を得て本発明に至ったものである。
本発明は従来技術における問題点を解決するためのものであり、その目的とするところは、トナー供給ローラの使用環境領域によってローラ硬度、外径が変動せずローラの機能低下が生じないトナー供給ローラを提供することを目的とするものである。
本発明は以下により、その目的が達成される。即ち
芯金と該芯金外周にポリエーテルポリオールとイソシアネートを主成分として得られるウレタンフォーム層を有するトナー供給ローラにおいて、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下であるウレタンフォーム層からなることを特徴とするトナー供給ローラ。
また、該ウレタンフォーム層の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδのピーク温度(ガラス転移点Tg)が−40℃以下であることを特徴とするトナー供給ローラ。
また該ポリオールの重量平均分子量(Mw)が4000〜10000であり、且つOH価(酸価)が40以下であることを特徴とするトナー供給ローラ。
また、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃の範囲における、長さ50mm幅10mmの板状押し圧面を有する冶具にて10mm/min の速度で押圧して2mm変形させた時、1mm変形時の該ローラ表面にかかるの荷重(硬度)が120〜220g/mmあるトナー供給ローラ。
以上述べたところから明らかなように、この発明によれば、トナー供給ローラの使用環境領域によってローラ硬度、外径が変動せずローラの機能低下が生じないトナー供給ローラを提供することができる。
以下の本発明について詳細に説明する。
本発明は、芯金と該芯金外周にポリエーテルポリオールとイソシアネートを主成分として得られるウレタンフォーム層を有するトナー供給ローラにおいて、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1Hz正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下であるウレタンフォーム層からなることを特徴とするトナー供給ローラである。該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2を越える場合、静止状態でトナー供給ローラが現像担持体と圧接することにより生じる形状歪が戻にくくなり、トナー供給ローラ周期で発生する画像の白抜け等が発生し好ましくない。また、0℃の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2を越える場合、使用環境温度の変動に伴い、硬度、外径が変動し、安定した画像が得られない。従って、0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下にすることにより、使用環境温度による、硬度、外径の変動がなく、安定した画像が得られる。
また、該ウレタンフォーム層の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδのピーク温度(ガラス転移点Tg)が−40℃以下であることを特徴とするトナー供給ローラである。Tgが−40℃以上の場合、低温特性が損なわれ、0℃付近でのtanδを小さくすることが難しく、形状歪が戻にくくなる為、低温環境下でトナー供給ローラ周期で発生する画像の白抜け等が発生し好ましくない。従って、Tgを−40℃以下にする事により、該ウレタンフォーム層の低温での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)を小さく制御しやすく、低温での良好な画像が得られ好ましい。
また、該ポリエーテルポリオールの重量平均分子量(Mw)が4000〜10000,好ましくは4000〜8000であり、且つOH価(酸価)が40以下、好ましくは20〜40、さらに好ましくは25〜40である。
重量平均分子量が4000未満の場合、OH価が40を越え、架橋間距離が短くなり、低温でのTgが上昇し、また、Tgピークの温度幅が広がり、低温と高温でのtanδ差が生じ、使用環境温度の変動に伴い、硬度、外径が変動し、安定した画像が得られないので好ましくない。重量平均分子量が10000を越える場合、ポリオールの粘度が上がり、イソシアネート、水等との混ざりが悪化し、成形性が落ちる。また、高分子量のポリオールはOH価が低く、架橋密度も低くなり、低硬度となりトナー劣化は防ぐことができるが、該現像担持体表面上の残存トナーの掻き取り性が低下する問題が発生する。従って、重量平均分子量(Mw)が4000〜10000であり、且つOH価(酸価)が40以下にする事により、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下にすることができ、使用環境温度による、硬度、外径の変動がなく、安定した画像が得られる。
前記ポリエーテルポリオールとしては、従来公知の各種ポリエーテルポリオールの中から適宜選択して使用することが出来る。一種又は二種以上を組み合せて用いても良い。
なお、上記ポリエーテルポリオールを用いると、耐湿熱耐久性に優れた軟質高弾性ポリウレタン製造に好適である。更に、エチレンオキシドを5モル%以上含有するポリエーテルポリエーテルポリオールを使用すると、成形性が良く好ましい。また、あらかじめポリエーテルポリオールをポリイソシアネートと反応させたプレポリマーとして用いても差し支えない。
また、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃の範囲における、長さ50mm幅10mmの板状押し圧面を有する冶具にて10mm/minの速度で押圧して2mm変形させた時、1mm押圧していった時の該ローラ表面にかかる荷重が120〜220g/minであることを特徴とするトナー供給ローラである。荷重(硬度)が120g/min未満の場合、低硬度となりトナー劣化は防ぐことができるが、該現像担持体表面上の残存トナーの掻き取り性が低下する問題があり、220g/minを越えた場合、高硬度となり該現像担持体表面上のトナーにストレスを与え、トナー劣化が促進されやすいため好ましくない。
本発明のローラー(ウレタンフォーム部)の比重0.06g/cm3〜0.12g/cm3であることが好ましい。
本発明において、トナー供給ローラの硬度はイソシアネートの配合比率、発泡剤の添加部数、型内での充填率数等で調整可能であるが、本発明のトナー供給ローラを得る方法はこれに限られるもではない。本発明ではポリエーテルポリオールのMwとOH価の規定と同時に、硬度が上記範囲に入ることが好ましい。
(ポリイソシアネート)
また、前記ポリイソシアネートとしては特に制限は無く、従来公知の各種ポリイソシアネートの中から、適宜選択して使用することが出来る。例えば2、4−及び2、6−トリレンジイソシアネート(TDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、ナフチレンジイソシアネート(NDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、4、4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、及びカーボジイミド変成MDI、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、ポリメリックポリイソシアネート等が、単独で、又は二種以上を組み合せて用いても良い。なお、前記ポリイソシアネートを公知の活性水素化合物の1種または2種以上と反応させることにより得られるイソシアネート基末端プレポリマーも、ポリイソシアネートとして使用することもできる。
ポリウレタン原料のNCOインデックスは60〜120であることが好ましく、70〜100であることがより好ましい。なお、NCOインデックスとは、ポリイソシアネート中のイソシアネート基の総数をイソシアネート基と反応する活性水素の総数で除したものに100を乗じた値とする。即ち、イソシアネート基と反応する活性水素数とポリイソシアネート中のイソシアネート基が化学量論的に等しい場合にそのNCOインデックスは100となる。該イソシアネートが配合される割合は、NCOインデックスが、たとえば、60〜120、好ましくは、70〜100となる量である。NCOインデックスが60以下の場合、十分な架橋が得られず、成形が困難となり、好ましくない。また、NCOインデックスが120を越える場合、架橋が進行し、ポリオールの分子運動性を低下させ、tanδが大きくなりトナー供給ローラが現像担持体と圧接することにより生じる形状歪が戻にくくなり、トナー供給ローラ周期で発生する画像の白抜け等が発生し好ましくない。従って、NCOインデックスを、たとえば、60〜120、好ましくは、70〜100にする事により、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときの低tanδ(損失正接)に制御することができる。
(その他のポリウレタンフォーム用原料)
触媒としては特に制限は無く、従来公知の各種触媒の中から適宜選択して使用することが出来る。トリエチレンジアミン、ジメチルエタノールアミン、ビス(ジメチルアミノ)エチルエーテル等、従来公知の触媒が使用できる。
整泡剤としては特に制限は無く、従来公知の各種整泡剤の中から適宜選択して使用することが出来る。例えばシリコーン系界面活性剤としては、東レ・ダウコーニング社製のSRX−274C(商品名)、日本ユニカ社製のL−5309、L−520(商品名)等が使用できる。
発泡剤としては、特に制限は無く、水、低沸点物、ガス体等、従来公知の各種発泡剤の中から、単独で、又は複数種を組み合せて1種または2種以上用いて使用することが出来る。しかしながら、ポリウレタンフォーム製造には環境汚染の少ない水を使用することが非常に多い。発泡剤の添加部数を変えることにより、表面セル壁幅、表面セル径、硬度、通気量を調整することができる。
実施例では発泡剤として水を使用しており、水部数が粘弾性に影響を与えている。水部数は1.0〜3.0部が好ましく、水部数が3部以下だと分子内のウレア結合量が適当で、分子鎖が脆くなくtanδが小さくて好まし。水部数が1.0部未満の場合、tanδ的には問題はないが、発泡不足でトナー供給ローラの形状を得ることができない。
また、これらポリエーテルポリオール成分とポリイソシアネート成分とが配合されてなるポリウレタン原料には更に、従来と同様に架橋剤、破泡剤等が、目標とする発泡成形後のポリウレタンスポンジ層の構造、即ち、連続気泡型若しくは独立気泡型の何れか一方を生ぜしめ易い公知の配合となるように添加されて、反応性の発泡原料とされる。また、そのような原料には必要に応じて所望の導電性を付与するための導電性付与剤や帯電防止剤等も、従来と同様に公知のものが添加せしめられる。導電付与剤は公知の物を使用することができ、例えば導電付与剤としては、カーボンブラック、グラフアイト、酸化チタン、酸化錫などの導電性の金属酸化物、Cu、Agなどの金属、これら導電性材料を粒子表面に被覆して導電化した粒子などが挙げられる。これらの導電付与剤は単独、あるいは複数種を組み合わせて用いることができる。その他添加剤として、難燃剤、減粘剤、顔料、安定剤、着色剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、酸化防止剤等を必要に応じて配合することが出来る。架橋剤としてはトリエタノールアミン、ジエタノールアミン等の従来公知のものが挙げられる。
そして、混合操作の容易性や得られるポリウレタンフォームの特性の見地から、前記ポリイソシアネート、ポリエーテルポリオール、整泡剤の好適な組み合わせは、ポリイソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソシアネートとTDIを混合したものを用い、ポリエーテルポリオールとしては、ポリエーテルポリエーテルポリオール、整泡剤としては水溶性ポリエーテルシロキサンとを用いた組み合せである。
(トナー供給ローラの製造方法)
本発明のトナー供給ローラの製造方法は特に限定されず、常法によれば良い。その一例を示せば次の通りである。まず、成形型に水系離型剤をスポンジに含ませて均一に塗布し50℃に加温乾燥した。この加熱乾燥の温度は、離型剤の融点未満で行うことが好ましく、離型剤塗布面を十分に乾燥させることが好ましい。前記ポリエーテルポリオール、ポリイソシアネート、触媒及び所望により用いられる整泡剤、水、その他助剤などを均質に混合してウレタン原料を調整した後、これを型に注入し、加熱して反応硬化させることによりポリウレタンフォームを形成することができる。
前記ウレタン原料を混合する際の温度や時間については特に制限は無いが、混合温度は、通常10〜90℃、好ましくは20〜60℃の範囲であり、混合時間は、通常1秒〜10分間、好ましくは3秒〜5分間程度である。
また、加熱して反応硬化させる際、従来公知の方法により、発泡させることにより、ポリウレタンフォームからなるトナー供給ローラを作製することが出来る。発泡方法については特に制限は無く、発泡剤を用いる方法、機械的な撹拌により気泡を混入する方法など、いずれの方法をも用いることが出来る。この発泡時の成形型の温度を35〜100℃にすることが好ましく、40〜80℃にすることがより好ましい。なお、発泡倍率は、適宜定めればよく、特に制限はない。
また、成形型は従来公知の材質、形状の中から適宜選択して使用することが出来る。例えば、SUS304製で、ベントホール(型内にガスがたまり発泡体に欠肉を生じるのを未然に防止するため設けられた孔径約1mm程度の成形型内外に連通する小孔)を有し、内面に凹凸形状を有するパイプ状成形型等がある。
また、かかる成形型内表面としては、例えばフッ素樹脂コーティング剤などをコートすることにより、あるいは離型剤を塗布することにより離型層を設けることができる。またフッ素樹脂コートは使用初期においては離型性、セル開口性が良好であるが、表面が傷つくと離型性、セル開口性が低下し、成形型内表面を再度フッ素樹脂コーティング剤などでコートしなければならず、煩雑な工程を要する問題がある。離型剤塗布の場合、複雑な加工を用いず、容易に該離型層を得ることができる。
成形型内面コートするフッ素樹脂材料としては、公知の何れのものも使用することができ、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)3元共重合体(EPE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン−テトラフルオロエチレン交互共重合体(ETFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン交互共重合体(ECTFE)、ポリ弗化ビニル(PVF)等を挙げることが出来るが、トナー供給ローラのセル開口性を上げるには、撥水性の高いポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)が特に好ましい。
また、該離型剤には少なくともフッ素化合物及びワックスとシリコーンオイルを含有することが好ましく、フッ素化合物、シリコーンオイルは公知の物で良く、混合して使用することができる。
該ワックスは、例えば、ポリエチレンワックス、酸化ワックス、天然ワックス、流動パラフィンなどのワックス成分が挙げられ、一種類以上のワックス成分を有する事が好ましく、ワックスを含有しないフッ素化合物及び/又はシリコーンオイル単独の離型剤の場合、脱型性の効果はあるが、粘度が低く、流動性が良いため、発泡成形中のウレタン材料に入り込み異常発泡を起こす問題がある。また、脱型時に成型物と一緒に剥れ出るおそれがあり、成型物であるトナー供給ローラ表面に多量のフッ素化合物及び/又はシリコーンオイルが付着し、これらがトナー供給ローラと接触する現像ローラやトナーを汚染するので好ましくない。
(トナー供給ローラ)
本発明のトナー供給ローラはこのようにして得られたポリウレタンフォームを用いたものであって通常、鉄にメッキを施したものやステンレス鋼などからなる例えば直径が4〜8mm、長さが200〜400mmの芯金を、前記ポリウレタンフォームで被覆して弾性体層を形成することにより製造することができる。本発明のトナー供給ローラの外径は特に限定されず、その目的によりさまざまな外径を有するものとすることができるが、一般的には10〜20mmの外径を有する。芯金とポリウレタンフォームとの接合方法については特に限定されないが、芯金を予めモールド(成形型)内部に配設しポリウレタン原料を注型し硬化する方法や、ポリウレタンフォームを所定の形状に成形した後接着する方法などを用いることが出来る。どちらの方法においても、必要に応じて芯金とポリウレタンフォームの間に接着層を設けることが出来る。この接着層としては、接着剤やホットメルトシートなどの公知の材料を用いることが出来る。
以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明について具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが理解されるべきである。
[実施例1〜3、比較例1〜3]
下表1に示す組成のポリオール成分(ポリエーテルポリオール、整泡剤、触媒、水など)、ポリイソシアネートを液温25℃に調整した。そして、両液を、各NCOインデックスとなるように配合し、撹拌羽根で5秒撹拌した後、60℃に温調したトナー供給ロール用成形型に注入して外径14mmトナー供給ロールを製造し、各種物性を評価した。
一方、ポリオール1にはFA−703(商品名:三洋化成(株)製)、ポリオール2にはFA−908(商品名:三洋化成(株)製)、ポリオール3には7012(商品名:旭硝子(株)製)ポリオール4にはGP−3000(商品名:三洋化成(株)製)、ポリオール5にはEP−550N(商品名:三井武田ケミカル(株)製)、触媒1にはToyoCat-ET(商品名:東ソー(株)製三級アミン触媒)、触媒2にはToyoCat-MR(商品名:東ソー(株)製三級アミン触媒)、整泡剤にはL5366(商品名:日本ユニカー(株)製シリコーン系整泡剤)、イソシアネートには、コロネート1021(TDIとMDIを主成分とする混合物:商品名:日本ポリウレタン(株)製イソシアネート、NCO%=44.5)、
水を配合せしめて、ポリウレタン原料を調整した。表1中、ウレタンフォーム用樹脂組成物の各成分割合は、NCOトインデックス以外はすべて重量部である
成形型は、ワックス系離型剤を成形型内面にコートして用いた。離型剤にはフリリース600 ワックス系離型剤(商品名:ネオス(株)製)を用いた。
Figure 2006337749
動的粘弾性測定
動的粘弾性測定器を用いて、昇温温度2℃/分、周波数1Hzの条件で測定動的粘弾性試験は、該トナー供給ローラのウレタン層から高さ0.3cm、断面が0.3cm×0.3cmの立方体サンプル片を切り抜き、株式会社島津製作所製トライテック2000(商品名)にて、昇温速度2℃/分、振動数1Hz、歪振幅10μmにて測定した。得られたデータより、tanδのピーク値およびTgの値などを求めた。
硬度
硬度測定方法は、芯金と弾性体を有するトナー供給ローラにおいて、該ローラ表面の荷重を測定するに際し、図2〜3に示す、長さ50mm幅10mmの板状押し圧面を有する冶具にて10mm/min の速度で押圧して2mm変形させた後、該冶具を10mm/min の速度で開放していった時、押圧していった時と開放していった時の1mm変形時の該ローラ表面にかかる荷重差から求めた。荷重差はローラ長手方向3点、周方向4点、合計12点の平均とした。
外径測定
トナー供給ローラの外径は、次のようにして測定、計算した。まず、レーザー外径測定機を用いて両端部(左端部、右端部)付近及び中央部の3箇所を、各箇所において45°ごとに4点外径を測定し、各箇所の測定値の単純平均をその箇所の外径とした。即ち、各箇所(左端部、右端部、中央部)の外径=(d1+d2+d3+d4)/4である。
次に各箇所の外径を、次式に代入して計算して求めた値をトナー供給ローラの外径(平均外径)とした。即ち、トナー供給ローラの外径=(右端部外径+左端部径+中央部外径×2)/4である。
成形性
成形後トナー供給ローラの表面上のセルが均一に開口している物を○、非開口部が局所的に有る物を△とした。
画像評価
上記各トナー供給ローラを0℃、40℃の環境下、フルカラーレーザービームプリンタ(キヤノン(株)製;LBP−2510)のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各トナーカートリッジに組み込み、このカートリッジを取り付けたフルカラーレーザービームプリンタを用いて、連続耐久試験用のテキストページを連続4000枚出力した。出力終了後1晩以上放置してから各色ベタ画像を作像して評価した。そして、良好なものを○として表示し、欠点の発生したもの(色抜け、濃度むら)は×として表示した。色抜けとはイメージのあるところにトナーが供給されていないものをいう。濃度むらとはベタ画像が不均一になることを言う。
総合評価
このようにして得られた実施例品1〜4および比較例品1〜2のトナー供給ローラについて、成形性が○且つ0℃及び40℃の両環境下共に画像が○であるとい要件を全て満足するものを◎、成形性が△でも0℃及び40℃の両環境下共に実用可能な画像が得られた場合○、0℃及び40℃の両環境下共に画像評価に一つでも×があれば総合評価×とした。
表1の結果から、本発明に従う実施例1〜3は該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1HZの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下であるために、低温から高温にかけて高画質を得ることができることが分かる。しかし、実施例4は実施例1〜3と比べ、分子量が高いために、ポリオールの粘度が上がり、イソシアネート、水等との混ざりが若干悪く、成形性が劣るが、高画質を得ることが分かる。
これに対して、比較例1は0℃時のtanδの値が0.2を越え、トナー供給ローラが現像担持体と圧接することにより生じる形状歪が戻りにくくなり、トナー供給ローラ周期で発生する画像の白抜け等が発生し好ましくない。また、0℃と40℃のtanδの値との差が大きいため、使用環境温度の変動に伴い、硬度、外径が変動し、安定した画像が得られないので好ましくない。
比較例2は0℃、40℃の時のtanδは0.2以下であるが、0℃と40℃のtanδの値との差が大きいため、使用環境温度の変動に伴い、硬度、外径が変動し、環境によって、画像濃度が異なり、安定した画像が得られないので好ましくない。
また、比較例1〜2は重量平均分子量が4000未満の場合、OH価が40を越え、完全に架橋すると架橋間距離が短くなり、Tgが上昇し、低温特性が失われる。また、OH価が上がると、未反応部位が発生しやすくなり、Tgピークの温度幅が広がり、低温でのtanδが高くなり、高温でのtanδ差が生じ、使用環境温度の変動に伴い、硬度、外径が変動し、安定した画像が得られないので好ましくない。本願の実施例および比較例の動的粘弾性の測定結果を図2に示す。
本発明に伴うトナー供給ローラの荷重の測定方法を示す説明図であって、(a)は断面説明図、(b)は平面説明図である。 本願の実施例および比較例の動的粘弾性の測定結果を示す図である。
符号の説明
1 冶具
2 芯金
3 弾性体
4 トナー供給ローラ

Claims (5)

  1. 芯金と該芯金外周にポリエーテルポリオールとイソシアネートを主成分として得られるウレタンフォーム層を有するトナー供給ローラにおいて、該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδ(損失正接)が0.2以下でありかつ、0℃の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδと40℃での1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδの比(tanδ(0℃)/tanδ(40℃))が1.2以下であるウレタンフォーム層からなることを特徴とするトナー供給ローラ。
  2. 該ウレタンフォーム層の1Hzの正弦波振動を与えたときのtanδのピーク温度(ガラス転移点Tg)が-−40℃以下であることを特徴とする請求項1記載のトナー供給ローラ。
  3. 該ポリエーテルポリオールの重量平均分子量(Mw)が4000〜10000であり、且つOH価(酸価)が40以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー供給ローラ。
  4. 該ウレタンフォーム層の0℃〜40℃の範囲における、長さ50mm幅10mmの板状押し圧面を有する冶具にて10mm/minの速度で押圧して2mm変形させた時、1mm変形時の該ローラ表面にかかるの荷重(硬度)が120〜220g/mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトナー供給ローラ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のトナー供給ローラを具備する画像形成装置。
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