JP2006335950A - 水性ポリウレタン樹脂およびコーティング材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アルキレン基の炭素数が3〜10のポリオキシアルキレンポリオールおよび/またはポリエステルポリオールからなる疎水性マクロポリオールと、少なくとも4、4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)を含むポリイソシアネートと、2つ以上の活性水素基または2つ以上のイソシアネート基を含み、側鎖にポリオキシエチレン基を有するノニオン性内部乳化剤とを反応させて得られたイソシアネート基末端プレポリマーを、少なくともポリアミンを含む鎖伸長剤によって鎖伸長する。
【選択図】 なし
Description
近年、環境負荷の観点から、有機溶剤の使用を低減することが望まれており、溶媒として有機溶剤を使用する有機溶媒系ポリウレタン樹脂から、分散媒として水を使用する水性ポリウレタン樹脂への転換が検討されている。
このような水性ポリウレタン樹脂に、親水性基を導入して、親水性を高くし、得られる被膜の透湿性を高くすることが知られている。水性ポリウレタン樹脂に、導入する親水性基の量を多くすれば、水性ポリウレタン樹脂の親水性、および、被膜の透湿性は高くなる一方、導入する親水性基の量を多くしすぎると、水性ポリウレタン樹脂のゲル化などを生じ、安定性が低下したり、被膜の強度が低くなる。
そのため、水性ポリウレタン樹脂に導入する親水性基および疎水性基の量を調節して、安定性を高くし、所望の透湿性および強度を有する被膜を得ることが、検討されている。
例えば、親水性の水溶性ポリエーテル系ポリウレタンと、疎水性の自己乳化型ポリエーテル系ポリウレタンとを混合した水性ポリウレタン樹脂が、提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、マクロポリオールがポリ(オキシエチレン)ジオールであり、さらに側鎖ポリエーテル鎖含有グリコールを反応させることにより得られる高親水性のポリウレタン樹脂を含む水性ポリウレタン樹脂が、提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
また、特許文献2、3に記載される水性ポリウレタン樹脂では、導入する側鎖型ポリエチレンオキシドの量が少なく、ポリウレタン樹脂に水分散性を付与できるものの、得られる被膜に透湿性を付与できるものではない。
本発明の目的は、ノニオン性内部乳化剤が有する側鎖のポリオキシエチレン基によって、得られる被膜に透湿性能を付与し、親水性および疎水性のバランスがとれ、しかも、得られる被膜に、所望の透湿性および強度を付与することができる、水性ポリウレタン樹脂、および、その水性ポリウレタン樹脂を含むコーティング材を提供することにある。
また、本発明の水性ポリウレタン樹脂では、前記ポリウレタン樹脂中の芳香環および脂環の総量が、12〜30重量%であることが好適である。
また、本発明の水性ポリウレタン樹脂では、前記ポリウレタン樹脂は、芳香環および/または脂環が、ウレタン結合またはウレア結合に隣接しているか、または、炭素原子1つを介してウレタン結合またはウレア結合に隣接していることが好適である。
また、本発明の水性ポリウレタン樹脂では、前記ポリオキシエチレン基の平均分子量が、600〜6000であることが好適である。
また、本発明の水性ポリウレタン樹脂では、前記疎水性マクロポリオールが、アルキレン基の炭素数が3〜10のポリオキシアルキレンポリオールであることが好適である。
また、本発明のコーティング材は、上記の水性ポリウレタン樹脂を含んでいる。
本発明において、疎水性マクロポリオールは、アルキレン基の炭素数が3〜10のポリオキシアルキレンポリオールおよび/またはポリエステルポリオールからなる。
このような疎水性マクロポリオールは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用することもできる。また、好ましくは、アルキレン基の炭素数が3〜10のポリオキシアルキレンポリオールが挙げられる。
そのような低分子量ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、アルカン(炭素数7〜22)ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、アルカン−1,2−ジオール(炭素数17〜20)、水素化ビスフェノールA、1,4−ジヒドロキシ−2−ブテン、2,6−ジメチル−1−オクテン−3,8−ジオール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、キシレングリコール、ビスヒドロキシエチレンテレフタレートなどの低分子量ジオール、例えば、グリセリン、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルペンタン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)プロパン、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−3−ブタノールなどの低分子量トリオールなどが挙げられる。
低分子量ポリオールは、疎水性マクロポリオール100重量部に対して、0.5〜15重量部、好ましくは、1〜8重量部の割合で配合される。
本発明において、ポリイソシアネートは、少なくとも4,4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)を含み、その他のジイソシアネートを併用することもできる。
芳香族ジイソシアネートとしては、例えば、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−または2,6−トリレンジイソシアネートもしくはその混合物、4,4´−トルイジンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルエーテルジイソシアネートなどが挙げられる。
脂環族ジイソシアネートとしては、例えば、1,3−シクロペンテンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(慣用名:イソホロンジイソシアネート)、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、2,5(2,6)−ビス(イソシアナトメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどが挙げられる。
さらに、ジイソシアネートの変性体としては、例えば、上記したジイソシアネートやジイソシアネートの誘導体と、上記した低分子量ポリオールとを、ジイソシアネートのイソシアネート基が、低分子量ポリオールの水酸基よりも過剰となる当量比で反応させることによって得られる、ポリオール変性体などが挙げられる。
本発明において、ノニオン性内部乳化剤は、2つ以上の活性水素基または2つ以上のイソシアネート基を含み、側鎖にポリオキシエチレン基を有している。このノニオン性内部乳化剤において、ポリオキシエチレン基は、好ましくは、50重量%以上、さらに好ましくは、60〜90重量%含有されており、ポリオキシエチレン基の数平均分子量が、好ましくは、600〜6000、さらに好ましくは、700〜3000、とりわけ好ましくは、800〜2500である。
ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールは、疎水性マクロポリオール100重量部に対して、20〜300重量部、好ましくは、25〜200重量部の割合で配合される。
ポリオキシエチレン側鎖含有ポリイソシアネートは、ポリイソシアネート100重量部に対して、100〜5000重量部、好ましくは、200〜2000重量部の割合で配合される。
本発明において、鎖伸長剤は、少なくともポリアミンを含み、その他のポリオールを併用することもできる。
なお、このようなポリアミンは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用することもできる。
鎖伸長剤としては、好ましくは、ポリアミンのみが用いられ、さらに好ましくは、芳香族ポリアミン、芳香脂肪族ポリアミンおよび脂環族ポリアミンが、それらの総量が50重量%以上となる割合で用いられ、とりわけ好ましくは、芳香族ポリアミン、芳香脂肪族ポリアミンおよび脂環族ポリアミンから選択される少なくとも1種のみが用いられる。
次に、本発明の水性ポリウレタン樹脂の製造方法について、説明する。
本発明の水性ポリウレタン樹脂を得るには、まず、疎水性マクロポリオールと、ポリイソシアネートと、ノニオン性内部乳化剤と、必要により低分子量ポリオールと、必要によりカルボン酸基を含有する活性水素化合物とを反応させて、イソシアネート基を分子末端に有するイソシアネート基末端プレポリマーを得る。
溶液重合では、例えば、窒素雰囲気下において、有機溶媒に、疎水性マクロポリオールと、ポリイソシアネートと、ノニオン性内部乳化剤と、必要により低分子量ポリオールと、必要によりカルボン酸基を含有する活性水素化合物とを加えて、反応温度20〜80℃で、1〜20時間程度反応させる。
また、このような反応では、必要に応じて、例えば、アミン系、スズ系、鉛系などの公知のウレタン化触媒を添加してもよく、また、得られるイソシアネート基末端プレポリマーから未反応ポリイソシアネートを、例えば、蒸留や抽出などの公知の手段により除去することもできる。
イソシアネート基末端プレポリマーと鎖伸長剤とを水中で反応させるには、例えば、まず、イソシアネート基末端プレポリマーを水中に添加して、イソシアネート基末端プレポリマーを水分散させ、次いで、これに鎖伸長剤を添加して、イソシアネート基末端プレポリマーを鎖伸長剤によって鎖伸長する。
また、鎖伸長剤は、イソシアネート基末端プレポリマーが水分散された水中に、攪拌下、鎖伸長剤の活性水素基(アミノ基およびヒドロキシル基)に対するイソシアネート基末端プレポリマーのイソシアネート基の当量比(イソシアネート基/活性水素基)が、例えば、0.8〜1.2の割合となるように、滴下する。鎖伸長剤は、好ましくは、30℃以下の温度で滴下し、滴下終了後は、さらに撹拌しつつ、例えば、常温にて反応を完結させる。
そして、本発明の水性ポリウレタン樹脂においては、ポリウレタン樹脂(つまり、水性ポリウレタン樹脂の固形分)中には、ポリオキシエチレン基が、15〜50重量%、好ましくは、20〜45重量%、とりわけ好ましくは、25〜40重量%の割合で含まれている。ポリウレタン樹脂中のポリオキシエチレン基の割合が、これより少ないと、得られる被膜の透湿性が低くなり、これより多いと、得られる被膜の強度が発現しにくくなる。
より具体的には、このような部分化学構造は、例えば、ポリイソシアネートとして、4、4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)が用いられ、鎖伸長剤として、芳香族ポリアミン、芳香脂肪族ポリアミンおよび脂環族ポリアミンから選択されるポリアミンが用いられた場合に、構成される。
界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩などのアニオン系界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミドなどのノニオン系界面活性剤、例えば、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、アルキルベタイン、アミンオキサイドなどのカチオン系および両性イオン系界面活性剤などが挙げられる。好ましくは、ノニオン系界面活性剤が挙げられる。これら界面活性剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用することもできる。
また、界面活性剤は、例えば、水中に分散する前のイソシアネート基末端プレポリマーに配合してもよく、また、ポリウレタン樹脂が水中に分散した後に配合してもよく、さらに、溶液重合の場合には、有機溶媒の除去後に配合することもできる。
そして、本発明の水性ポリウレタン樹脂は、疎水性マクロポリオールと、側鎖にポリオキシエチレン基を有するノニオン性内部乳化剤とを含んでいるので、親水性および疎水性のバランスがとれ、高い安定性を得ることができる。また、ノニオン性内部乳化剤が有する側鎖のポリオキシエチレン基によって、得られる被膜に透湿性能を付与することができるので、そのような被膜に、所望の透湿性および強度を付与することができる。そのため、本発明の水性ポリウレタン樹脂は、透湿防水布帛用途のコーティング材として、好適に用いられる。
コーティング材のキャスティングまたはコーティングは、公知のキャスティング法またはコーティング法が用いられる。より具体的には、ラミネート法、ダイレクトコート法などが用いられ、適宜その目的および用途によって選択される。
布帛としては、例えば、ポリエステル、ナイロン、綿などの繊維からなる織物、編物、不織布などが挙げられる。
そして、このようなキャスティングにより、布帛の表面に、ポリウレタン樹脂からなる透湿防水性を有する被膜が形成され、これによって、布帛の表面が透湿防水加工される。
そして、このようなコーティングにより、基布の表面に、ポリウレタン樹脂からなる透湿防水性を有する被膜が形成され、これによって、布帛の表面が透湿防水加工される。
なお、透湿防水性とは、被膜が、雨やその他の水は通さないが、湿気(水蒸気)を通す性能であって、例えば、衣料用途では、身体からの発汗による水蒸気を衣服外へ放出し、かつ、雨が衣服内に入ることを防止する性能である。なお、透湿防水性を有した被膜は、その被膜が微多孔質または無孔質のいずれでもよい。
また、本発明のコーティング材は、形成された被膜の透湿性が、透湿性試験A−1法(JIS L1099に準拠)において、キャスティングした被膜の厚み0.02mmで、例えば、4500(g/m2・24hrs)以上、好ましくは、5000(g/m2・24hrs)以上であることが好適である。
合成例1(ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールAの合成)
温度計、窒素ガス導入管および攪拌機を備えた反応器中で、窒素ガスを導入しながら、ヘキサメチレンジイソシアネート(タケネートT−700、三井武田ケミカル社製)627.1部、50℃に加温した数平均分子量1000のメトキシポリエチレングリコール(MPEG−1000、東邦化学社製)372.9部を仕込み、80℃で6時間反応させた。所定のイソシアネート基含有量に到達した後、スミス式薄膜蒸留器にて未反応のヘキサメチレンジイソシアネートを取り除き、ポリオキシエチレン鎖含有モノイソシアネートAを得た。このポリオキシエチレン鎖含有モノイソシアネートAの計算上の数平均分子量は、1168g/モルであった。
温度計、窒素ガス導入管および攪拌機を備えた反応器中で、窒素ガスを導入しながら、ヘキサメチレンジイソシアネート(タケネートT−700、三井武田ケミカル社製)456.8部、50℃に加温した数平均分子量2000のメトキシポリエチレングリコール(アルドリッチ社製試薬)543.2部を仕込み、80℃で6時間反応させた。所定のイソシアネート基含有量に到達した後、スミス式薄膜蒸留器にて未反応のヘキサメチレンジイソシアネートを取り除き、ポリオキシエチレン鎖含有モノイソシアネートBを得た。このポリオキシエチレン鎖含有モノイソシアネートBの計算上の数平均分子量は、2168g/モルであった。
還流冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌機を備えた4つ口フラスコ中に、ポリイソシアネートとして、4,4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(商品名デスモジュールW、バイエル社製)87.4gと、疎水性マクロポリオールとして、数平均分子量2000のポリオキシテトラメチレングリコール(商品名PTG−2000SN、保土ヶ谷化学社製)136gと、低分子量ポリオールとして、エチレングリコール2.8gと、ノニオン系内部乳化剤として、ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールA158gと、有機溶媒として、アセトニトリル170gとを仕込み、窒素雰囲気下で、反応液温度を75〜78℃に調整して、反応触媒としてオクチル酸第1錫(商品名:スタノクト、APIコーポレーション社製)を微量加え、7時間で反応率99%以上まで反応させた。次いで、これを30℃まで冷却し、イソシアネート基末端プレポリマーを得た。
下記の表1に示す配合処方に基づいて、実施例1と同様の方法により、水性ポリウレタン樹脂を調製した。
また、実施例1と同様に、得られた水性ポリウレタン樹脂について、固形分(重量%)、粘度(mPa・s)および平均粒子径(nm)と、ポリウレタン樹脂について、ポリオキシエチレン基の含有量(EO含量(重量%))、ウレタン基当量およびウレア基当量の総量(ウレタン/ウレア基当量(mmol/g)、芳香環および脂環の総量(総リング含量(重量%))とを表1に示す。
H12MDI:4,4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、商品名デスモジュールW、バイエル社製
H6XDI:1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、商品名タケネート600、三井武田ケミカル社製
IPDI:イソホロンジイソシアネート、デグサ−ヒュルス社製
PTG−1:数平均分子量2000のポリオキシテトラメチレングリコール、商品名PTG−2000SN、保土ヶ谷化学社製
PTG−2:数平均分子量1000のポリオキシテトラメチレングリコール、商品名PTG−1000、保土ヶ谷化学社製
ESTER−1:1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、アジピン酸からなる、数平均分子量2000のポリエステルポリオール
EG:エチレングリコール
A:ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールA
B:ポリオキシエチレン側鎖含有ポリオールB
AN:アセトニトリル
IPDA:イソホロンジアミン、デグサ−ヒュルス社製
H6XDA:1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、三菱ガス化学社製
HYD:ヒドラジン・1水和物
評価
1)透湿性試験A法
各実施例および各比較例の水性ポリウレタン樹脂を、キャスティングして、膜厚0.02mmの乾燥透明被膜を形成した。その後、この被膜を、JIS L1099−A1法に準拠して透湿性を評価した。その結果を表1に示す。
2)機械強度試験
各実施例および各比較例の水性ポリウレタン樹脂を、キャスティングして、膜厚0.1mmの乾燥透明被膜を形成した。その後、この被膜を1cmの短冊状に切断し、引張り速度200mm/分の条件で引張り試験し、破断時の応力(引張強度(MPa))、伸び率(%)および100%モジュラス(MPa)を測定した。その結果を表1に示す。
Claims (10)
- アルキレン基の炭素数が3〜10のポリオキシアルキレンポリオールおよび/またはポリエステルポリオールからなる疎水性マクロポリオールと、
少なくとも4、4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)を含むポリイソシアネートと、
2つ以上の活性水素基または2つ以上のイソシアネート基を含み、側鎖にポリオキシエチレン基を有するノニオン性内部乳化剤と、
少なくともポリアミンを含む鎖伸長剤と
を反応させて得られたポリウレタン樹脂が、水中に分散または溶解され、
前記ポリウレタン樹脂中のポリオキシエチレン基が、15〜50重量%であることを特徴とする、水性ポリウレタン樹脂。 - 前記ポリウレタン樹脂中のウレタン基当量およびウレア基当量の総量が、1.8〜3.2ミリモル当量であることを特徴とする、請求項1に記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 前記ポリウレタン樹脂中の芳香環および脂環の総量が、12〜30重量%であることを特徴とする、請求項1または2に記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 前記ポリウレタン樹脂は、芳香環および/または脂環が、ウレタン結合またはウレア結合に隣接しているか、または、炭素原子1つを介してウレタン結合またはウレア結合に隣接していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 前記鎖伸長剤中、芳香族ポリアミン、芳香脂肪族ポリアミンおよび脂環族ポリアミンの総量が、50重量%以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 前記ポリオキシエチレン基の平均分子量が、600〜6000であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 前記ノニオン性内部乳化剤は、ウレア基、ウレタン基およびアロファネート基から選択される化学結合を、少なくとも1つ有していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 前記疎水性マクロポリオールが、アルキレン基の炭素数が3〜10のポリオキシアルキレンポリオールであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 透湿防水布帛用途に用いられることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の水性ポリウレタン樹脂を含んでいることを特徴とする、コーティング材。
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