JP2006325066A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006325066A JP2006325066A JP2005147779A JP2005147779A JP2006325066A JP 2006325066 A JP2006325066 A JP 2006325066A JP 2005147779 A JP2005147779 A JP 2005147779A JP 2005147779 A JP2005147779 A JP 2005147779A JP 2006325066 A JP2006325066 A JP 2006325066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- imaging
- dynamic range
- exposure
- control unit
- photoelectric conversion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 176
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 92
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 16
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 238000005375 photometry Methods 0.000 description 5
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 5
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 3
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 1
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N sodium;9,10-dioxoanthracene-2-sulfonic acid Chemical compound [Na+].C1=CC=C2C(=O)C3=CC(S(=O)(=O)O)=CC=C3C(=O)C2=C1 GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
【課題】 複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像装置において、適正な露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像を可能にすること。
【解決手段】 露出とダイナミックレンジを各々独立して制御することで、適正な露出とダイナミックレンジを両立させた複数のブラケット撮像モードを備えた撮像装置および撮像方法を提供することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 露出とダイナミックレンジを各々独立して制御することで、適正な露出とダイナミックレンジを両立させた複数のブラケット撮像モードを備えた撮像装置および撮像方法を提供することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置に関し、特に、複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を備え、ブラケット撮像モードを備えた撮像装置に関する。
従来、フォトダイオード等の光電変換素子をマトリクス状に配置してなる固体撮像素子に、MOSFET等を備えた対数変換回路を付加し、前記MOSFETのサブスレッショルド特性を利用することで、固体撮像素子の出力特性を入射光量に対して電気信号が対数的に変換されるようにした対数変換型撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、対数変換型撮像素子において、MOSFETに特定のリセット電圧を与えることで、固体撮像素子本来の出力特性、すなわち入射光量に応じて電気信号が線形的に変換されて出力される線形動作状態と、前述の対数動作状態とを自動的に切り替えることが可能とされた対数変換型撮像素子が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、線形動作状態から対数動作状態へ自動的に切り替え可能とすると共に、MOSFETのリセット時間を調整することでMOSFETのポテンシャル状態を調整可能とした撮像装置が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
ところで、対数変換型撮像素子を線形動作状態で用いた場合、光電変換素子で発生した電荷量に比例した出力が得られることから、低輝度の被写体でも高コントラストな(高い階調性を有した)画像信号が得られる等の利点がある反面、ダイナミックレンジが狭くなってしまうという不都合がある。一方、対数変換型撮像素子を対数動作状態で用いた場合、入射光量に対して自然対数的に変換された出力が得られることから、広いダイナミックレンジが確保できるという利点がある反面、画像信号が対数圧縮されることからコントラスト性が悪くなるという不都合がある。
さらに、対数変換型撮像素子以外にも、露光量の異なる複数の画面から適正レベルの画面部分を選択して合成することにより、個々の画面よりも広いダイナミックレンジの画像を合成する撮像素子(例えば、特許文献4参照)や、撮像素子の光電変換信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部を持ち、電荷電圧変換部は異なる電圧依存性を有する複数の容量からなり、ダイナミックレンジが可変であるような撮像素子(例えば、特許文献5参照)等も提案されている。
しかし、特許文献4で提案された撮像素子は、露光量の異なる画像から画像処理で画像を合成することから、単純な画像合成では合成の繋ぎ目が不自然で非常に見にくい画像になるため、非常に複雑な画像合成が必須となり、そのためにコストが非常に高くなる。また、特許文献5で提案された撮像素子は、素子構造が複雑で製造コストが高くなり、また容量の電圧依存性の制御も難しく、素子毎の調整等が必要でコストアップの要因となる。
特許文献1乃至3に係る撮像素子および撮像装置は、撮像素子を線形動作状態から対数動作状態へ自動的に切り替え可能とすることを開示しているに止まる。しかしながら、上述の線形動作状態及び対数動作状態の長所並びに短所に鑑みた場合、単に自動切り替えさせるだけでなく、それぞれの動作状態が備える長所を積極的に活用して撮像動作を行わせる構成とすることが望ましいと言える。例えば自動露光制御を行う場合においても、ターゲットとなる被写体の輝度と、撮像センサの線形動作状態から対数動作状態への切り替り点とを関連付けてその制御を行えば、専ら各動作状態が備える長所を活用した最適な自動露光制御を行い得る可能性がある。
そこで、本件出願人は、特願2004−159760号において、撮像装置の露出制御を、当該撮像装置が備える撮像センサの光電変換特性と関連づけて行うことで、被写体からの光量(被写体輝度)に応じて、被写体を最適な露光状態で、しかも所定のダイナミックレンジを確保した状態で撮像することができる撮像装置及び撮像方法を提案した。
一方、撮像装置の代表例であるデジタルカメラにおいて、露出に関する撮像モード(例えば、露出ブラケット撮像モード)をもつものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。ここで、露出ブラケット撮像とは、撮像者の意図に合致した主被写体と背景の露出バランスの画像を得るために、絞りまたはシャッタスピードを少しずつ変えて露出の異なる複数枚の写真を連続で撮像する手法である。
特開平11−298798号公報
特開2002−77733号公報
特開2002−300476号公報
特公平7−97841号公報
特開2000−165755号公報
コニカミノルタフォトイメージング株式会社:α−7DIGITAL カタログ((http://konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/catalogue/pdf/a-7digital.pdf)9/9ページ「撮影機能」の「露出ブラケット撮影」欄;2005年4月8日検索)
しかしながら、特願2004−159760号に示した方法では、該方法を露出に関する撮像モード、例えば露出ブラケット撮像に適用する場合までは言及しておらず、該方法を露出ブラケット撮像に適用すると、露出の変更に連動してダイナミックレンジも変化してしまうため、場合によっては、ダイナミックレンジが不足して、高輝度側で白つぶれが発生するという不具合が発生する可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像に際して、露出とダイナミックレンジを独立で、あるいは連動させて制御することで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
(請求項1)
複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を備えた撮像装置において、
被写体の輝度情報に基づいて、被写体を撮像するに際しての露出の制御を行う露出制御部と、
前記撮像素子のダイナミックレンジを制御するダイナミックレンジ制御部と、
ブラケット撮像モードを設定するモード設定手段と、
前記モード設定手段によりブラケット撮像モードが設定されたときに、
撮像毎に、前記露出制御部に露出を制御させ、前記ダイナミックレンジ制御部にダイナミックレンジを制御させながら、前記撮像素子による複数枚の撮像を行う撮像制御部とを有することを特徴とする撮像装置。
複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を備えた撮像装置において、
被写体の輝度情報に基づいて、被写体を撮像するに際しての露出の制御を行う露出制御部と、
前記撮像素子のダイナミックレンジを制御するダイナミックレンジ制御部と、
ブラケット撮像モードを設定するモード設定手段と、
前記モード設定手段によりブラケット撮像モードが設定されたときに、
撮像毎に、前記露出制御部に露出を制御させ、前記ダイナミックレンジ制御部にダイナミックレンジを制御させながら、前記撮像素子による複数枚の撮像を行う撮像制御部とを有することを特徴とする撮像装置。
(請求項2)
前記露出制御部は露出を一定に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを複数の異なる値に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なるダイナミックレンジ毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
前記露出制御部は露出を一定に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを複数の異なる値に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なるダイナミックレンジ毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(請求項3)
前記露出制御部は露出を複数の異なる値に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを一定に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なる露出毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
前記露出制御部は露出を複数の異なる値に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを一定に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なる露出毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(請求項4)
前記露出制御部は露出を複数の異なる値に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを複数の異なる値に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なる露出とダイナミックレンジの組毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
前記露出制御部は露出を複数の異なる値に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを複数の異なる値に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なる露出とダイナミックレンジの組毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(請求項5)
前記撮像素子は、入射光量に応じた電気信号を発生すると共に、前記入射光量に対して電気信号が線形的に変換されて出力される線形特性領域と、前記入射光量に対して電気信号が対数的に変換されて出力される対数特性領域とからなる光電変換特性を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
前記撮像素子は、入射光量に応じた電気信号を発生すると共に、前記入射光量に対して電気信号が線形的に変換されて出力される線形特性領域と、前記入射光量に対して電気信号が対数的に変換されて出力される対数特性領域とからなる光電変換特性を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
(請求項6)
前記撮像素子は、露光量の異なる複数の画面から適正レベルの画面部分を選択して合成することにより、個々の画面よりも広いダイナミックレンジの画像を合成するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
前記撮像素子は、露光量の異なる複数の画面から適正レベルの画面部分を選択して合成することにより、個々の画面よりも広いダイナミックレンジの画像を合成するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
(請求項7)
前記撮像素子は、前記撮像素子の光電変換信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部を持ち、前記電荷電圧変換部は異なる電圧依存性を有する複数の容量からなり、ダイナミックレンジが可変であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
前記撮像素子は、前記撮像素子の光電変換信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部を持ち、前記電荷電圧変換部は異なる電圧依存性を有する複数の容量からなり、ダイナミックレンジが可変であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
請求項1に記載の発明によれば、複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像に際して、露出とダイナミックレンジを制御してブラケット撮像を行うことで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像に際して、露出を一定にし、ダイナミックレンジのみを変化させてブラケット撮像を行うことで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像に際して、ダイナミックレンジを一定にし、露出のみを変化させてブラケット撮像を行うことで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像に際して、露出とダイナミックレンジ双方を変化させてブラケット撮像を行うことで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、撮像素子として、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する撮像素子を用いることで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、撮像素子として、露光量の異なる複数の画面から適正レベルの画面部分を選択して合成することにより、個々の画面よりも広いダイナミックレンジの画像を生成するものを用いることで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、撮像素子として、撮像素子の光電変換信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部を持ち、電荷電圧変換部は異なる電圧依存性を有する複数の容量からなり、ダイナミックレンジが可変であるものを用いることで、露出とダイナミックレンジを両立させたブラケット撮像の可能な撮像装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラ1の外観模式図で、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図である。
ボディ10の正面には、交換レンズ20が取り付けれられている。
ボディ10の上面には、撮像のための操作部材であるレリーズボタン101が設置されており、ボディ10の内部でレリーズボタン101の下部には、レリーズボタン101の押し込みの1段目で動作するAF/AEスイッチ101aと、レリーズボタンの押し込みの2段目で動作するレリーズスイッチ101bを構成する2段スイッチが配置されている。また、ボディ10の上部には、フラッシュ102が内蔵され、デジタルカメラ1の動作モードを設定するモード設定ダイアル112が配置されている。
ボディ10の背面には、デジタルカメラ1の電源をオン/オフするための電源スイッチ111、上下左右と中央の5つのスイッチから成り、デジタルカメラ1の各動作モードでの各種設定を行うためのジョグダイアル115、ファインダ接眼レンズ121a、記録された画像を表示するための画像表示部131が配置されている。
図2は、図1に示したデジタルカメラ1の回路の一例を示すブロック図である。図中、図1と同じ部分には同じ番号を付与した。
デジタルカメラ1の制御部であるカメラ制御部150は、CPU(中央処理装置)151、ワークメモリ152、記憶部153等から構成され、記憶部153に記憶されているプログラムをワークメモリ152に読み出し、当該プログラムに従ってデジタルカメラ1の各部を集中制御する。また、カメラ制御部150は、電源スイッチ111、モード設定ダイアル112、ジョグダイアル115、AF/AEスイッチ101a、レリーズスイッチ101b等からの入力を受信し、光学ファインダ121上の測光モジュール121bと交信することで測光動作を制御し、AFモジュール144と交信することで合焦動作を制御し、ミラー駆動部143を介してレフレックスミラー141及びサブミラー142を駆動し、シャッタ駆動部146を介してシャッタ145を制御し(ここに、カメラ制御部150は、本発明における露出制御部として機能する)、フラッシュ制御部147を介してフラッシュ102を制御し、撮像制御部161と交信することで撮像動作を制御すると共に、撮像された画像データや各種情報を画像表示部131に表示し、インファインダ表示部132に各種情報を表示する。
さらに、カメラ制御部150は、ボディ10と交換レンズ20の間の交信部として機能する、マウント(ボディ側)171上に設けられたBL交信部(ボディ側)172と、マウント(レンズ側)271上に設けられたBL交信部(レンズ側)272を介して、交換レンズ20のレンズインターフェース251経由で、レンズ211のフォーカスとズームを制御するレンズ制御部241、絞り221の制御を行う絞り制御部222、交換レンズ20の固有情報を格納しているレンズ情報記憶部231と交信を行うことで、交換レンズ20全体を制御する(ここに、カメラ制御部150は、本発明における露出制御部として機能する)。
交換レンズ20のレンズ211によって結像される画像は、撮像素子162で光電変換された後、アンプ163で増幅され、アナログ/デジタル(A/D)変換器164でデジタルデータに変換され、画像処理部165で既定の画像処理を施したデジタル画像データに変換され、一旦画像メモリ181に記録された後、最終的にはメモリカード182に記録される。これらの動作は、カメラ制御部150の制御下で、撮像制御部161によって制御される(ここに、カメラ制御部150および撮像制御部161は、本発明におけるダイナミックレンジ制御部として機能する)。
次に、本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラ1におけるブラケット撮像について説明する。図3乃至図6は、本発明におけるブラケット撮像の動作の流れを示すフローチャートであり、図3がメインルーチン、図4乃至図6が各ブラケット撮像モードを示すサブルーチンである。
図3で、ステップS101で電源スイッチ111が操作されてカメラ電源が投入されると、ステップS111で、モード設定ダイアル112で設定されているデジタルカメラ1の動作モードが確認される。カメラモードに設定されている場合(ステップS111;YES)は、ステップS121に進む。カメラモード以外(例えば、画像再生モード等)に設定されている場合(ステップS111;NO)は、設定に従った各モードの制御に移行する。説明は省略する。
ステップS121で、デジタルカメラ1のカメラモードでの撮像モードが、ブラケット撮像モードに設定されているかどうかが確認される。ブラケット撮像モードに設定されている場合(ステップS121;YES)は、ステップS131に進む。ブラケット撮像モード以外の撮像モード(例えば、連写モード等)に設定されている場合(ステップS121;NO)は、設定に従った各モードの制御に移行する。説明は省略する。
ステップS131で、ブラケット撮像モード時に露出を一定にする設定がなされているかどうかが確認される。露出を一定にする設定がなされている場合(ステップS131;YES)は、ステップS132に進み、図4の「ブラケットAモード」サブルーチンが実行されて、ステップ111に戻り、デジタルカメラ1の動作モードがカメラモードから変更されていないかどうかが確認される。以降、上述の動作の流れを繰り返す。
ステップS131で、露出を一定にする設定がなされていない場合(ステップS131;NO)は、ステップS141で、ブラケット撮像モード時にダイナミックレンジを一定にする設定がなされているかどうかが確認される。ダイナミックレンジを一定にする設定がなされている場合(ステップS141;YES)は、ステップS142に進み、図5の「ブラケットBモード」サブルーチンが実行されて、ステップ111に戻り、以降、上述の動作の流れを繰り返す。
ステップS141で、ダイナミックレンジを一定にする設定がなされていない場合(ステップS141;NO)は、ステップS151に進み、図6の「ブラケットCモード」サブルーチンが実行されて、ステップ111に戻り、以降、上述の動作の流れを繰り返す。
図4は、上述のステップS132の「ブラケットAモード」、すなわち露出を一定にしたブラケット撮像を行うモードのサブルーチンである。
ステップS301で、レリーズボタン101が操作されて、AF/AEスイッチ101aがオンされたかどうかが確認される。オンされるまで、ステップS301で待機する。オンされたら(ステップS301;YES)、ステップS311でAF動作が行われて合焦される。ステップS312で、測光モジュール121bで測光が行われ、ステップS313で、測光結果から、露出、すなわち交換レンズ20の絞り221の絞り値とシャッタ145のシャッタ速度が設定される。
ステップS314で、ステップS313で設定された露出に合わせて、ブラケット撮像の1コマ目のダイナミックレンジが設定される。ステップS321で、レリーズボタン101が操作されて、レリーズスイッチ101bがオンされたかどうかが確認される。オンされるまで、ステップS301からステップS321の動作の流れが繰り返される。オンされたら(ステップS321;YES)、ステップS322で、ステップS313で設定された絞り値およびシャッタ速度と、ステップS314で設定されたダイナミックレンジで撮像が行われ、ステップS323で、撮像された画像と画像の付属情報(ブラケットAモードで撮像されたことを表すフラグ等)が、画像メモリ181に一旦記録される。露出、すなわち絞り値とシャッタ速度は、既定のコマ数のブラケット撮像が終了するまで同一設定に保持される。
ステップS331で既定のブラケット撮像のコマ数が終了したか否かが確認される。終了していない場合(ステップS331;NO)は、ステップS341で、現在設定されているダイナミックレンジを既定値だけずらせて再設定し、ステップS322に戻って、保持された露出と再設定されたダイナミックレンジで撮像が行われ、ステップS323で、撮像された画像と画像の付属情報が、画像メモリ181に一旦記録される。既定のブラケット撮像のコマ数が終了した場合(ステップS331;YES)、ステップS332で、画像メモリ181に記録されたブラケット撮像コマ数分の画像をメモリカード182に記録し、メインルーチンに戻る。
図5は、上述のステップS142の「ブラケットBモード」、すなわちダイナミックレンジを一定にしたブラケット撮像を行うモードのサブルーチンである。図4と同じステップには同じ番号を付与し、説明は省略する。
「ブラケットBモード」では、ステップS422で、ステップS313で設定された絞り値およびシャッタ速度と、ステップS314で設定されたダイナミックレンジで撮像が行われ、ダイナミックレンジは、既定のコマ数のブラケット撮像が終了するまで同一設定に保持される。ステップS441で、現在設定されている露出、すなわち絞り値とシャッタ速度の組み合わせを既定値だけずらせて再設定し、ステップS422に戻って、保持されたダイナミックレンジと再設定された露出で撮像が行われる。
図6は、上述のステップS151の「ブラケットCモード」、すなわち露出もダイナミックレンジも一定にしないブラケット撮像を行うモードのサブルーチンである。図4および図5と同じステップには同じ番号を付与し、説明は省略する。
「ブラケットCモード」では、ステップS522で、ステップS313で設定された絞り値およびシャッタ速度と、ステップS314で設定されたダイナミックレンジで撮像が行われるが、露出もダイナミックレンジも、ブラケット撮像中一定にされることはなく、ステップS541で、現在設定されている露出、すなわち絞り値とシャッタ速度の組み合わせを既定値だけずらせて再設定し、ステップS542で、現在設定されているダイナミックレンジを既定値だけずらせて再設定し、ステップS522に戻って、再設定された露出と再設定されたダイナミックレンジで撮像が行われる。
なお、上述の説明では、露出の再設定は、絞り値とシャッタ速度の組み合わせを既定値だけずらせることで行うとしたが、もちろん絞り値のみ、あるいはシャッタ速度のみを変更してもよい。また、露出およびダイナミックレンジの再設定は、現在の設定値を既定値だけずらせて再設定するとしたが、もちろん、ずらし量をユーザが外部から設定できるようにしてもよいし、プログラマブルにしてもよい。
次に、本発明における、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する撮像素子162の第1の例について、図7および図8を用いて説明する。
図7は、撮像素子162の内部構成を示すブロック図である。図中、図2と同じ部分には同じ番号を付与した。撮像素子162上には、画素162aが2次元的に配列されている。垂直走査回路162bによって選択された水平行の画素162aの光電変換出力VPは、垂直信号線306に出力され、サンプルホールド回路162cに1行分同時にホールドされ、水平走査回路162eの走査により、出力回路162dから画像出力307として順次出力され、アンプ163に入力される。撮像素子162の各動作は、撮像制御部161からの撮像制御信号305に従って、タイミングジェネレータ(TG)162fにより制御される。
図8は、撮像素子162を構成する、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する画素162aの回路の第1の例を示す回路図である。
画素162aは、フォトダイオードPD、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)としてのトランジスタT1〜T6、及び積分用のコンデンサとしてのキャパシタCから構成されている。トランジスタT1〜T6は、本例ではPチャンネルMOSFETが採用されている。φVD、φV、φVPS、φRST、φS及びRSBは、各トランジスタやキャパシタCに対する信号(電圧)を示し、GNDは接地を示している。
フォトダイオードPDは光電変換部であり、被写体からの入射光量に応じた光電流IPDを出力する。
トランジスタT1は、トランジスタT2の製造バラツキに起因して発生する画素間の誤差成分を示す画素バラツキ信号を取り出す際に用いるスイッチであり、通常はオン状態とされており、トランジスタT2とフォトダイオードPD間に光電流IPDが流れるようになっている。画素バラツキ信号を取り出す際には、トランジスタT1がオフ状態となりフォトダイオードPDの光電流IPDが遮断され、前記の画素バラツキ信号だけが取り出される。
トランジスタT2は、ゲートとドレインが接続されており、MOSFETにおけるサブスレッショルド特性(ゲート電圧が閾値以下の時に、サブスレッショルド電流と呼ばれる微小電流が流れる特性)を利用して、同トランジスタのゲートに、光電流IPDに対して線形変換又は対数変換した電圧を発生させる働きをする。
具体的には、撮像される被写体が暗い場合、すなわち、フォトダイオードPDに入射される入射光量が少ない場合には、トランジスタT2のゲート電位が同トランジスタのソース電位より高くなっているために、トランジスタT2が所謂カットオフ状態であり、トランジスタT2にサブスレッショルド電流が流れず、フォトダイオードPDで発生する光電流IPDがフォトダイオードPDの寄生容量CPDに流れて光電流IPDが積分され、積分電荷量に応じた電圧が発生する。
このときT1はオンされているので、寄生容量CPDに積分された光電流IPDに応じた電圧が、電圧VGとしてトランジスタT2、T3のゲートに発生する。この電圧VGにより、トランジスタT3に電流が流れ、この電圧VGに比例した量の電荷がキャパシタCに蓄積される(トランジスタT3とキャパシタCとで積分回路を構成している)。そして、トランジスタT3とキャパシタCとの接続ノードa、すなわち出力VOUTには、光電流IPDの積分値に対して線形的に比例した電圧が現れる。これが線形特性領域における動作である。
一方、撮像される被写体が明るく、フォトダイオードPDに入射される入射光量が多い場合には、トランジスタT2のゲート電位が同トランジスタのソース電位以下となり、トランジスタT2がサブスレッショルド領域で動作するためにサブスレッショルド電流が流れ、光電流IPDを自然対数的に変換した値の電圧VGがトランジスタT2、T3のゲートに発生する。そして、この電圧VGにより、トランジスタT3に電流が流れ、キャパシタCに、光電流IPDの積分値を自然対数的に変換した値と同等の電荷が蓄積される。これにより、キャパシタCとトランジスタT3との接続ノードa(出力VOUT)には、光電流IPDの積分値を自然対数的に変換した値に比例した電圧が生じる。これが当該撮像センサ30の、対数特性領域における動作である。
上述したように、画素162aの動作が線形特性となるか対数特性となるかは、トランジスタT2のゲート電位VGとソース電位φVPSの高低の関係によって決まる。ゲート電位VGは上述のように光電流IPDによって決まるので、ソース電位φVPSを制御することで線形特性と対数特性の切り替わる点(変曲点)を制御することができる。
以上のように、被写体の明るさ、すなわち入射光量に応じて、各画素毎に、光電流IPDの積分値に線形的又は自然対数的に比例した電圧が発生される。
トランジスタT4は、キャパシタCをリセットするためのトランジスタであり、該トランジスタT4のゲートに印加される電圧φRSTに応じてオン、オフされるスイッチとして動作する。トランジスタT4がオンされると、キャパシタCにリセット電圧RSBが印加され、蓄積されていた電荷が積分開始前の状態に戻される。
トランジスタT5は、ソースフォロワ増幅回路を構成するものであり、前述した出力VOUTに対する電流増幅を行うことで、出力インピーダンスを下げる働きをする。
トランジスタT6は、信号読み出し用のトランジスタであり、ゲートに印加される電圧φVに応じてオン、オフされるスイッチとして動作する。トランジスタT6のソースは、出力信号線306に接続されており、トランジスタT6がオンされると、トランジスタT5で電流増幅されて低インピーダンス化された光電変換出力VPを、出力信号線306へ導出する。
続いて、図8に示した画素162aを用いた撮像素子162の光電変換特性と、それに基づいたブラケット撮像時の露出制御及びダイナミックレンジ制御の再設定方法について詳述する。図9は、露出を一定にしてダイナミックレンジのみを制御する場合の撮像素子162の画素162aの光電変換特性の変化を示す模式図、図10は、ダイナミックレンジを一定にして露出のみを制御する場合の撮像素子162の画素162aの光電変換特性の変化を示す模式図、図11は、ダイナミックレンジと露出の両方を制御する場合の撮像素子162の画素162aの光電変換特性の変化を示す模式図である。図9乃至図11は、横軸が被写体輝度Bの対数座標(被写体輝度の対数値)、縦軸が光電変換出力VPである。
まず、露出を一定にしてダイナミックレンジのみを制御するブラケットAモードの撮像(図4のフローチャートに相当)について、図9を用いて説明する。ここでは、説明を簡単にするために、ブラケット撮像を、適正ダイナミックレンジ1コマに対して、ダイナミックレンジが広い側と狭い側を1コマずつの計3コマを撮像するとして説明する。
光電変換特性402は、図4のステップS312の測光動作の結果から、例えば前述の特願2004−159760号に記載の方法によって決定される適正なダイナミックレンジを示す光電変換特性である。光電変換特性402は変曲点412(このときの光電変換出力はVth42)を境として線形特性領域(被写体輝度の暗い側)と対数特性領域(同、明るい側)とに分かれている。
この光電変換特性402に対して、ブラケットAモードの撮像時のダイナミックレンジずらし量として設定されている、既定値分だけダイナミックレンジをずらせるために必要な図8のトランジスタT2のソース電位φVPSの制御の再設定値が演算される。この時、露出、すなわち絞り値とシャッタ速度は、光電変換特性402と同じに保たれる。光電変換特性401がダイナミックレンジの狭い側、光電変換特性403がダイナミックレンジの広い側の特性で、それぞれ、適正ダイナミックレンジの光電変換特性402に対して、変曲点の光電変換出力が、それぞれVth41とVth43にシフトされており、それによって、それぞれ、ダイナミックレンジがDR42より狭いDR41、および広いDR43に変更されている。
これによって、同一の被写体で、露出を一定にしたままでも、ダイナミックレンジを変化させることで、見た目の異なるブラケット撮像画像を得ることができる。
実際のブラケット撮像においては、ステップS312の測光動作の結果に基づいて、まずステップS314で、光電変換特性401のダイナミックレンジDR41となるようなトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が設定され、ステップS322でその制御値を用いて撮像が行われる。次にステップS341で、光電変換特性402のダイナミックレンジDR42となるようなトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が再設定され、ステップS322で撮像が行われる。次にステップS341で、光電変換特性403のダイナミックレンジDR43となるようなトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が再設定され、ステップS322で撮像が行われる。以上で既定の3コマの撮像が終了したので、ステップS331でループから抜けてサブルーチンを終了する。
次に、ダイナミックレンジを一定にして露出のみを制御するブラケットBモードの撮像(図5のフローチャートに相当)について、図10を用いて説明する。ここでは、説明を簡単にするために、ブラケット撮像を、適正露出1コマに対して、露出オーバー側とアンダー側を1コマずつの計3コマを撮像するとして説明する。
光電変換特性502は、図5のステップS312の測光動作によって得られた適正露出での光電変換特性である。光電変換特性502は変曲点512(このときの光電変換出力値はVth52)を境として線形特性領域(被写体輝度の暗い側)と対数特性領域(同、明るい側)とに分かれている。
この光電変換特性502に対して、ブラケットBモードの撮像時の露出ずらし量として設定されている既定の露出オーバー量および露出アンダー量だけ露出をずらせるために必要な絞り値とシャッタ速度が演算される。この時、図8のトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値をVth52のままにすると、線形特性領域のカーブの傾きのみが変化して、線形特性領域と対数特性領域の切り替わり点および対数特性領域が図10の水平方向に平行移動するので、ダイナミックレンジが変化してしまうので、ダイナミックレンジDR51を一定にするために、演算された絞り値とシャッタ速度に合わせて図8のトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値も再設定される。光電変換特性501が露出オーバー側、光電変換特性503が露出アンダー側の特性であり、変曲点はVth52からそれぞれVth51およびVth53に変更されている。
これによって、ダイナミックレンジを一定にすることで、露出を変化させても撮像可能な被写体輝度範囲が変わらない、すなわち高輝度側で白つぶれしない撮像が可能となる。
実際のブラケット撮像においては、ステップS312の測光動作の結果に基づいて、まずステップS313で、光電変換特性501に相当する絞り値とシャッタ速度が設定され、ステップS314で、ダイナミックレンジがDR51となるようにトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が設定され、ステップS422で撮像が行われる。次にステップS441で、光電変換特性502に相当する絞り値とシャッタ速度が再設定され、ステップS442で、ダイナミックレンジがDR51に一定にされるようにトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が再設定され、ステップS422で撮像が行われる。次にステップS441で、光電変換特性503に相当する絞り値とシャッタ速度が再設定され、ステップS442で、ダイナミックレンジがDR51に一定にされるようにトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が再設定され、ステップS422で撮像が行われる。以上で既定の3コマの撮像が終了したので、ステップS331でループから抜けてサブルーチンを終了する。
最後に、ダイナミックレンジも露出も制御するブラケットCモードの撮像(図6のフローチャートに相当)について、図11を用いて説明する。ここでは、説明を簡単にするために、ブラケット撮像を、適正の1コマに対して、露出がオーバーでダイナミックレンジの狭い1コマと露出がアンダーでダイナミックレンジが広い1コマの計3コマを撮像するとして説明する。
光電変換特性602は、図6のステップS312の測光動作によって得られた適正露出での光電変換特性である。光電変換特性602は変曲点612(このときの光電変換出力値はVth62)を境として線形特性領域(被写体輝度の暗い側)と対数特性領域(同、明るい側)とに分かれている。
この光電変換特性602に対して、ブラケットCモードの撮像時の露出ずらし量として設定されている既定の露出オーバー量および露出アンダー量だけ露出をずらせるために必要な絞り値とシャッタ速度が演算される。さらに、演算された絞り値とシャッタ速度に合わせて、ダイナミックレンジをDR62からD61あるいはD63に再設定するための図8のトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値も再設定される。光電変換特性601が露出オーバー側、光電変換特性603が露出アンダー側の特性であり、変曲点はVth62からそれぞれVth61およびVth63に変更されている。
これによって、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する撮像素子を用いた撮像装置においても、通常の銀塩フィルムカメラや通常のデジタルカメラでのブラケット撮像の画像に近いブラケット撮像画像が得られる。
実際のブラケット撮像においては、ステップS312の測光動作の結果に基づいて、まずステップS313で、光電変換特性601に相当する絞り値とシャッタ速度が設定され、ステップS314で、ダイナミックレンジがDR61となるようにトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が設定され、ステップS522で撮像が行われる。次にステップS541で、光電変換特性602に相当する絞り値とシャッタ速度が再設定され、ステップS542で、ダイナミックレンジがDR62に変更されるようにトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が再設定され、ステップS522で撮像が行われる。次にステップS541で、光電変換特性603に相当する絞り値とシャッタ速度が再設定され、ステップS542で、ダイナミックレンジがDR63に変更されるようにトランジスタT2のソース電位φVPSの制御値が再設定され、ステップS522で撮像が行われる。以上で既定の3コマの撮像が終了したので、ステップS331でループから抜けてサブルーチンを終了する。
次に、本発明における、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する撮像素子162の第2の例について、図12を用いて説明する。図12は、撮像素子162を構成する、線形特性領域と対数特性領域とからなる光電変換特性を有する画素162aの回路の第2の例を示す回路図である。
画素162aは、埋め込み型フォトダイオードPD10、NチャンネルMOSFETとしてのトランジスタT11〜T14から構成されている。トランジスタT1のドレインとT2のソースの接続部は、フローティングディフュージョンFDで構成されている。φRSB、φRST、φTX、φVは、各トランジスタに対する信号(電圧)を示し、VDDは電源、GNDは接地を示している。
埋め込み型フォトダイオードPD10は光電変換部であり、被写体からの入射光量に応じた光電流IPDを発生する。埋め込み型フォトダイオードは、光電変換された光電流を直接取り出せないため、転送ゲートとフローティングディフュージョンと呼ばれる取り出し部を介して出力する。
トランジスタT11は転送ゲートと呼ばれ、埋め込み型フォトダイオードPD10によって光電変換された光電荷をフローティングディフュージョンFDに転送するための素子であり、通常はオン状態とされており、トランジスタT12とフォトダイオードPD10間に光電流IPDが流れるようになっている。
トランジスタT12は、リセットゲートと呼ばれ、埋め込み型フォトダイオードPD10およびフローティングディフュージョンFDを高電位にリセットする働きと、MOSFETにおけるサブスレッショルド特性(ゲート電圧が閾値以下の時に、サブスレッショルド電流と呼ばれる微小電流が流れる特性)を利用して、同トランジスタのソースに、光電流IPDに対して線形変換又は対数変換した電圧を発生させる働きをする。
具体的には、撮像される被写体が暗い場合、すなわち、フォトダイオードPD10に入射される入射光量が少ない場合には、リセット動作によりトランジスタT12のゲート電位が同トランジスタのソース電位より低くなっているために、トランジスタT12が所謂カットオフ状態であり、トランジスタT12にサブスレッショルド電流が流れず、埋め込み型フォトダイオードPD10で発生する光電流IPDが、高電位にリセットされた埋め込み型フォトダイオードPD10の寄生容量CPD10を放電することで光電流IPDが積分され、積分電荷量に応じた電圧VFDがフローティングデフュージョンFDに発生する。これが線形特性領域における動作である。
一方、撮像される被写体が明るく、フォトダイオードPD10に入射される入射光量が多い場合には、トランジスタT12のゲート電位が同トランジスタのソース電位以上となり、トランジスタT12がサブスレッショルド領域で動作するためにサブスレッショルド電流が流れ、光電流IPDを自然対数的に変換した電圧VFDがフローティングディフュージョンFDに発生する。これが対数特性領域における動作である。本第2の例では、図8に示した第1の例のように積分用キャパシタCを持っていないため、対数特性領域での出力VFDは、光電流IPDの積分値を対数変換したものではなく、その瞬間での光電流IPDの対数変換値となる。
上述したように、画素162aの動作が線形特性となるか対数特性となるかは、トランジスタT12のゲート電位とソース電位の高低の関係によって決まる。従って、ゲート電位φRSTを適切に制御することで線形特性と対数特性の切り替わる点(変曲点)を制御することができる。
トランジスタT13は、ソースフォロワ増幅回路を構成するものであり、前述した出力VFDに対する電流増幅を行うことで、出力インピーダンスを下げる働きをする。
トランジスタT14は、信号読み出し用のトランジスタであり、ゲートに印加される電圧φVに応じてオン、オフされるスイッチとして動作する。トランジスタT14のソースは、出力信号線306に接続されており、トランジスタT14がオンされると、トランジスタT13で電流増幅されて低インピーダンス化された光電変換出力VPを、出力信号線306へ導出する。
本第2の例の画素回路を用いてブラケット撮像を行う場合は、図4から図6に示したフローチャートのφVPSをφRSTと読み替えればよい。ただし、図5のフローチャートに示した制御を行う場合は、ステップS314でφRSTを設定すれば、上述のように、対数特性領域では、光電変換出力は、撮像の瞬間の光電流IPDの対数変換値となるため、ステップS441で露出(絞り値とシャッタ速度)を変更することで、ステップS442でのφRSTの変更を行わなくてもVthが自動的に変化してダイナミックレンジを一定に保つので、図10に示した光電変換特性を得ることができる。
また、その他に、特許文献4に示した、露光量の異なる複数の画面から適正レベルの画面部分を選択して合成することにより、個々の画面よりも広いダイナミックレンジの画像を合成する撮像素子や、特許文献5に示した撮像素子の光電変換信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部を持ち、電荷電圧変換部は異なる電圧依存性を有する複数の容量からなり、ダイナミックレンジが可変である撮像素子等の対数変換型以外の広ダイナミックレンジ撮像素子を用いた撮像装置に対しても、本発明は適用可能である。
以上に述べたように、本発明によれば、複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を用いたブラケット撮像に際して、露出とダイナミックレンジを各々独立して制御することで、適正な露出とダイナミックレンジを両立させた複数のブラケット撮像モードを備えた撮像装置および撮像方法を提供することができる。
尚、本発明に係る撮像装置を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 デジタルカメラ
10 ボディ
20 交換レンズ
101 レリーズボタン
101a AF/AEスイッチ
101b レリーズスイッチ
102 フラッシュ
111 電源スイッチ
112 モード設定ダイアル
115 ジョグダイアル
121 ファインダ
121a ファインダ接眼レンズ
121b 測光モジュール
131 画像表示部
132 インファインダ表示部
141 レフレックスミラー
142 サブミラー
143 ミラー駆動部
144 AFモジュール
145 シャッタ
146 シャッタ駆動部
147 フラッシュ制御部
150 カメラ制御部
151 CPU(中央処理装置)
152 ワークメモリ
153 記憶部
161 撮像制御部
162 撮像素子
163 アンプ
164 アナログ/デジタル(A/D)変換器
165 画像処理部
171 マウント(ボディ側)
172 BL交信部(ボディ側)
181 画像メモリ
182 メモリカード
211 レンズ
221 絞り
222 絞り制御部
231 レンズ情報記憶部
241 レンズ制御部
251 レンズインターフェース
271 マウント(レンズ側)
272 BL交信部(レンズ側)
10 ボディ
20 交換レンズ
101 レリーズボタン
101a AF/AEスイッチ
101b レリーズスイッチ
102 フラッシュ
111 電源スイッチ
112 モード設定ダイアル
115 ジョグダイアル
121 ファインダ
121a ファインダ接眼レンズ
121b 測光モジュール
131 画像表示部
132 インファインダ表示部
141 レフレックスミラー
142 サブミラー
143 ミラー駆動部
144 AFモジュール
145 シャッタ
146 シャッタ駆動部
147 フラッシュ制御部
150 カメラ制御部
151 CPU(中央処理装置)
152 ワークメモリ
153 記憶部
161 撮像制御部
162 撮像素子
163 アンプ
164 アナログ/デジタル(A/D)変換器
165 画像処理部
171 マウント(ボディ側)
172 BL交信部(ボディ側)
181 画像メモリ
182 メモリカード
211 レンズ
221 絞り
222 絞り制御部
231 レンズ情報記憶部
241 レンズ制御部
251 レンズインターフェース
271 マウント(レンズ側)
272 BL交信部(レンズ側)
Claims (7)
- 複数の異なる光電変換特性を有する撮像素子を備えた撮像装置において、
被写体の輝度情報に基づいて、被写体を撮像するに際しての露出の制御を行う露出制御部と、
前記撮像素子のダイナミックレンジを制御するダイナミックレンジ制御部と、
ブラケット撮像モードを設定するモード設定手段と、
前記モード設定手段によりブラケット撮像モードが設定されたときに、
撮像毎に、前記露出制御部に露出を制御させ、前記ダイナミックレンジ制御部にダイナミックレンジを制御させながら、前記撮像素子による複数枚の撮像を行う撮像制御部とを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記露出制御部は露出を一定に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを複数の異なる値に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なるダイナミックレンジ毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記露出制御部は露出を複数の異なる値に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを一定に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なる露出毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記露出制御部は露出を複数の異なる値に制御し、
前記ダイナミックレンジ制御部はダイナミックレンジを複数の異なる値に制御し、
前記撮像制御部は、該複数の異なる露出とダイナミックレンジの組毎に撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子は、入射光量に応じた電気信号を発生すると共に、前記入射光量に対して電気信号が線形的に変換されて出力される線形特性領域と、前記入射光量に対して電気信号が対数的に変換されて出力される対数特性領域とからなる光電変換特性を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子は、露光量の異なる複数の画面から適正レベルの画面部分を選択して合成することにより、個々の画面よりも広いダイナミックレンジの画像を合成するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子は、前記撮像素子の光電変換信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部を持ち、前記電荷電圧変換部は異なる電圧依存性を有する複数の容量からなり、ダイナミックレンジが可変であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005147779A JP2006325066A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005147779A JP2006325066A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 撮像装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006325066A true JP2006325066A (ja) | 2006-11-30 |
| JP2006325066A5 JP2006325066A5 (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=37544385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005147779A Withdrawn JP2006325066A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006325066A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009017229A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び撮像制御方法 |
| CN113899312A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-07 | 苏州天准科技股份有限公司 | 一种影像测量设备及影像测量方法 |
-
2005
- 2005-05-20 JP JP2005147779A patent/JP2006325066A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009017229A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び撮像制御方法 |
| CN113899312A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-07 | 苏州天准科技股份有限公司 | 一种影像测量设备及影像测量方法 |
| CN113899312B (zh) * | 2021-09-30 | 2022-06-21 | 苏州天准科技股份有限公司 | 一种影像测量设备及影像测量方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5045791B2 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
| JP4556722B2 (ja) | 撮像装置 | |
| CN102075687B (zh) | 摄影装置和摄影装置的控制方法 | |
| JP6278713B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
| US7295241B2 (en) | Image capturing apparatus, image capturing method, and computer-readable medium storing a program for an image capturing apparatus | |
| US20200021744A1 (en) | Image sensor, focus detection method and storage medium | |
| JP5569298B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
| US9888189B2 (en) | Image capturing apparatus and storage medium for storing image capturing control program | |
| JP4661285B2 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
| JP2006050541A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2006325066A (ja) | 撮像装置 | |
| JP4735051B2 (ja) | 撮像装置 | |
| JP2006339761A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2007180718A (ja) | 撮像装置、撮像システムおよび撮像方法 | |
| JP4507929B2 (ja) | 撮像装置 | |
| JP2006352534A (ja) | 撮像装置 | |
| US20070076106A1 (en) | Image pickup apparatus and image pickup method | |
| JP2011217317A (ja) | カメラ | |
| JP5045788B2 (ja) | 撮像装置 | |
| JP2012204938A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2007060493A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2006332936A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2007028167A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2006025122A (ja) | 撮像装置 | |
| JP2006352825A (ja) | 撮像装置および撮像システム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071030 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080424 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20091106 |