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JP2006323291A - 記録媒体、再生装置、再生方法 - Google Patents

記録媒体、再生装置、再生方法 Download PDF

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JP2006323291A JP2005148420A JP2005148420A JP2006323291A JP 2006323291 A JP2006323291 A JP 2006323291A JP 2005148420 A JP2005148420 A JP 2005148420A JP 2005148420 A JP2005148420 A JP 2005148420A JP 2006323291 A JP2006323291 A JP 2006323291A
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善之 寺岡
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Abstract

【課題】大容量化とクロストークの点で好適なホログラム記録媒体、及び簡易な構成で安定にデータ読出が可能な再生装置の実現。
【解決手段】
ホログラム記録媒体は、第1種のデータの物体光と第1の角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第1種の要素ホログラムと、第n種のデータの物体光と第nの角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第n種の要素ホログラムとが記録されていると共に(但しn≧2)、第1種の要素ホログラムから第n種の要素ホログラムまでのそれぞれは、他の要素ホログラムと重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が他の種の要素ホログラムと重畳した状態で連続的に記録されるようにする。再生装置は、各要素ホログラムの走査タイミングを検出し、その走査タイミングで、その要素ホログラムに対応する1つの参照光発生手段のみから再生用参照光を照射させてデータを取り込む。
【選択図】 図3

Description

本発明はデータに応じた画像の物体光と参照光とを干渉させ、干渉縞によってデータを記録するホログラム記録媒体、及びその再生装置、再生方法に関するものである。
特開2005−32308号公報
物体光と参照光の干渉縞によって各種データを記録するホログラム記録媒体が知られている。そしてホログラム記録媒体は、記録密度を飛躍的に向上させ、著しい大容量化が可能であることも知られており、例えばコンピュータデータや、オーディオやビデオ等のAV(Audio-Visual)コンテンツデータなどに対する大容量のストレージメディアとして有用であると考えられている。
ホログラム記録媒体にデータを記録する際には、データを二次元ページデータとして画像化する。そして液晶パネル等に画像化したデータを表示させ、その液晶パネルを透過した光を物体光、つまり二次元ページデータの像となる物体光をホログラム記録媒体に照射する。加えて、所定の角度から参照光をホログラム記録媒体に照射する。このとき物体光と参照光によって生ずる干渉縞として、1つの要素ホログラムが記録されることになる。つまり1つの要素ホログラムは、1つの二次元ページデータを記録したものとなる。
このようなホログラム記録に関する技術として、上記特許文献1にはシフト多重、角度多重と呼ばれる手法で、ホログラム記録媒体において著しい大容量化を実現する手法が記述されている。
例えばシフト多重と呼ばれる手法は、コリニア光学系などを用いることにより参照光を集光光(もしくは拡散光)にすることで、ホログラム記録媒体上に要素ホログラムを重ねて記録することにより記録密度を向上させる。
また角度多重は、参照光の角度を変化させながららホログラム記録媒体上の同一の位置に多数の要素ホログラムを重ねて記録することで、記録密度を向上させる。
ところで、例えばシート状等のホログラムメモリを考え、コンピュータデータやAVコンテンツデータなどを記録し、一般ユーザーがホログラムリーダとしての再生装置を用いて、ホログラムメモリに記録されたデータを取得できるようにするシステムを考える。
シート状のホログラムメモリとは、メディア表面としての平面上に多数の要素ホログラムを敷き詰めるように記録するものであり、このメディア表面に対してホログラムリーダを対向させて、各要素ホログラムとして記録されたデータを読み取っていくようにするものである。
このようなシステムを考えた場合、次のような特徴を実現することが必要とされる。
・ホログラムメモリの或る程度の大容量化。
・ホログラムメモリの大量複製の容易性。
・ホログラムリーダのユーザーへの安価な提供及びそのための簡易な装置構成。
・ホログラムリーダの安定したデータ再生性能。
これに対して従来のホログラムメモリでは、次のような問題が存在している。
まず、上述したシフト多重、角度多重によれば、ホログラムメモリの大容量化は十分すぎるレベルが実現できる。例えばテラバイトオーダーも可能と考えられている。ところが、一般ユーザーにコンピュータデータやAVコンテンツデータを提供するためのシステムとしては、これほどの容量は必要ない。例えばこれらのシフト多重、角度多重を用いなくても、ホログラムメモリでは、AVコンテンツデータ等の記録に必要な容量を実現することができる。
そして、シフト多重、角度多重の場合、それらの記録方式に対応した再生装置構成が必要になるため、ホログラムリーダを簡易な構成で安価に製造することが困難になる。例えば角度多重方式で記録した場合、ホログラムリーダには、再生のための参照光をホログラムメモリに対して、多様な角度で照射する構造を設ける必要があり、ホログラムリーダの大型化やコストアップが生ずる。
さらに、シフト多重では、いわゆる密着コピーによる大量複製が難しいという点がある。
つまり、シフト多重、角度多重等の方式は、著しい大容量を求めるシステムには有用であるが、ホログラムメモリを大量に頒布し、簡易に一般ユーザーに各種データを提供するシステムとしては最適とは言い難い。
そこで次に、シフト多重、角度多重を用いず、平面上のホログラムメモリに、要素ホログラムが重ならないように記録していくことを考える。
この場合、考慮しなければならないのは、或る程度の記録密度、つまり容量の確保と、クロストークの問題である。
物体光と、特定の角度で与えられる参照光を用いて、ホログラムメモリの平面上に要素ホログラムを互いに重ならないように記録していく場合、各要素ホログラム間の距離は読み出し時のクロストークを軽減するために十分な距離だけ離す必要がある。これは当然ながら記録密度を制限することになり、必要な程度の容量が実現できなくなるおそれがある。
また要素ホログラムを敷き詰めたホログラムメモリからデータを読み出す場合には、各要素ホログラムのパターンになんらかの識別パターンを埋め込み、そこから位置関係を示す信号を取り出せればサーボ信号として用いることができるが、このときには逆に、クロストークが少ないように十分な距離をおいて各ホログラムを配置した場合には信号が間欠的にしか得られず、サーボ信号としては適さない。
そこで本発明は、或る程度の容量を確保でき、かつクロストークの点でも問題が生じないようなホログラム記録媒体、及びそのホログラム記録媒体に対して簡易な構成で安定にデータ読出が可能な再生装置、再生方法を実現することを目的とする。
本発明のホログラム記録媒体は、画像化したデータの物体光と参照光とを干渉させ、干渉縞によって上記データを要素ホログラムとして記録するホログラム記録媒体において、第1種のデータの物体光と、第1の角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第1種の要素ホログラムと、第n種のデータの物体光と、第nの角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第n種の要素ホログラムとが記録されていると共に(但しn≧2)、第1種の要素ホログラムから第n種の要素ホログラムまでのそれぞれは、他の要素ホログラムと重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が他の種の要素ホログラムと重畳した状態で連続的に記録されているものである。
また上記第1種のデータから上記第n種のデータには、画像化された際に第1種から第n種のデータのそれぞれにおいて異なる状態にあらわれる識別マークが付加されている。
なお、ここでいう第1種のデータ、第n種のデータとは、それぞれが互いに異なる角度で照射される参照光を用いて記録されるデータのことを示しており、データ自体の種別を示すものではない。
そして第1種の要素ホログラムとは、第1種のデータを記録した要素ホログラムであり、第n種の要素ホログラムとは、第n種のデータを記録した要素ホログラムである。
本発明の再生装置は、上記ホログラム記録媒体に対して再生を行う再生装置として、上記第1の角度から上記第nの角度までのそれぞれの角度状態で、上記ホログラム記録媒体に再生用参照光を照射する第1から第nの参照光発生手段と、上記再生用参照光が照射されたホログラム記録媒体から得られる再生像を検出し、再生像信号を出力する再生像検出手段と、上記再生像検出手段で検出される再生像信号のうちで、上記各要素ホログラムについての再生像信号を取り込む信号取込手段と、上記信号取込手段で取り込まれた再生像信号からデータを再生する再生処理手段と、上記第1から第nの参照光発生手段による各再生用参照光を照射した状態において上記再生像検出手段から出力される再生像信号から、上記ホログラム記録媒体に記録された各要素ホログラムの走査タイミングを検出するタイミング検出手段と、上記タイミング検出手段で検出された1つの要素ホログラムの走査タイミングで、上記第1から第nの参照光発生手段のうちでその要素ホログラムに対応する1つの参照光発生手段のみから再生用参照光を照射させるとともに、当該走査タイミングで上記再生像検出手段から出力される再生像信号の取り込みを、上記信号取込手段に実行させる制御手段とを備える。
また、上記タイミング検出手段は、上記再生像検出手段から出力される、上記識別マークの再生像信号を用いて、上記ホログラム記録媒体に記録された各要素ホログラムの走査タイミングを検出する。
本発明の再生方法は、上記ホログラム記録媒体に対する再生方法として、上記第1の角度から上記第nの角度までのそれぞれの角度状態の再生用参照光を、上記ホログラム記録媒体に照射した状態で、上記ホログラム記録媒体から得られる再生像信号から、上記ホログラム記録媒体に記録された各要素ホログラムの走査タイミングを検出するタイミング検出ステップと、上記タイミング検出ステップで検出された1つの要素ホログラムの非重畳部分の走査タイミングで、その要素ホログラムに対応する角度の再生用参照光を照射させ、再生像信号を取り込む再生像信号取込ステップと、上記再生像信号取込ステップで取り込んだ再生像信号について再生処理を行い、データを再生する再生処理ステップとを備える。
2次元ページデータを1つの要素ホログラムとして記録したホログラム記録媒体に対して、再生装置で各要素ホログラムを読み出していき、再生データを得るようにすることで、例えばコンピュータデータやAVコンテンツデータを提供できる比較的大容量なストレージメディアシステムを実現できる。
但し上述したように、各要素ホログラム間の距離を狭めれば狭めるほど記録密度が上がるものの、再生時に参照光が要素ホログラムより大きい場合には隣接するホログラムからの再生信号も拾ってしまうことになり、クロストークが生じてしまう。
ここでホログラムメモリは、記録されたときと同じ角度から参照光をあてたときに、その記録された信号が再生されることに着目する。すなわちホログラム記録媒体において、異なる角度での参照光で記録した要素ホログラムを隣り合うように配置すれば、隣接する要素ホログラム間のクロストークを軽減しつつ記録密度を高めることが可能となる。
つまり、第1種の要素ホログラムから第n種の要素ホログラムまでのそれぞれは、他の要素ホログラムと重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が他の種の要素ホログラムと重畳した状態で連続的に記録されているようにすることが、記録密度の向上とクロストーク低減に有効となる。
またこのように要素ホログラムを記録したホログラム記録媒体からデータを読み出す上記の再生装置においては、再生参照光用の照明、つまり参照光発生手段を複数持ち、その点灯タイミングを制御することにより、各要素ホログラムを読み出すときにはクロストークが少ない信号を読みつつ、同時に各ホログラム間の位置関係を示す信号を取り出すことも可能で、かつ適切なタイミング信号等を生成することもできる。
本発明のホログラム記録媒体では、隣接する要素ホログラムからのクロストークを大幅に軽減することが可能なため、高密度なホログラム・アレイとしてのホログラム記録媒体を実現でき、また各要素ホログラム間の距離や方向およびタイミングを示すサーボ信号も取り出しやすい。
本発明の再生装置では、再生用の参照光を発生する参照光発生手段を複数持ち、そのそれぞれの点灯タイミングを制御することにより、再生時にはクロストークが少ない信号を読み出しつつ、同時に各要素ホログラム間の位置関係を示す信号を取り出すことも可能なので適切なタイミング信号等を生成することもできる。つまり簡易な構成で安定した読出が可能となる。
また本発明のように要素ホログラムを記録したホログラム記録媒体は密着コピーによる大量複製も容易に可能である。
従って本発明によれば、ホログラム記録媒体の或る程度の大容量化、大量複製の容易性、再生装置の簡易な装置構成、安定したデータ再生性能という効果を得ることができるるものとなる。このため、例えばコンピュータデータやAVコンテンツデータなどをホログラム記録媒体に記録し、これを広く頒布するとともに、一般ユーザーが再生装置を用いて、ホログラム記録媒体に記録されたデータを取得できるようにするシステムなどを想定した場合、非常に好適なものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態を次の順序で説明する。
[1.ホログラムメモリの記録再生]
[2.実施の形態のホログラムメモリ]
[3.再生装置構成]
[4.ホログラムメモリに対する再生動作]
[1.ホログラムメモリの記録再生]

まず実施の形態におけるホログラムメモリ3の基本的な記録再生動作について図1で説明する。
図1(a)はホログラムメモリ3に対するデータ記録の様子を示している。記録しようとするデータは、図示するような例えば二次元バーコード状の画像データに変換され、液晶パネル1において二次元ページデータ画像として表示される。
所定の光源から出力され、例えば平行光とされたレーザ光L1は、二次元ページデータ画像が表示された液晶パネル1を通過することで、その二次元ページデータ画像の像としての物体光L2となる。
この物体光L2は、集光レンズ2で集光され、ホログラムメモリ3上にスポットとして集光される。
このとき、ホログラムメモリ3に対しては、所定角度で記録参照光L3を照射する。これにより物体光L2と参照光L3が干渉し、その干渉縞により要素ホログラムが記録されることになる。
このように集光レンズ2を用いる場合、要素ホログラムとして記録されるデータは、集光レンズ2のフーリエ変換作用により、記録データの像のフーリエ像となる。
このように要素ホログラムが記録されたホログラムメモリ3に対しては図1(b)のように再生が行われる。図1(b)に示すコリメータレンズ4及びイメージャ5は、ホログラムリーダとしての再生装置内に設けられる構成である。
ホログラムメモリ3に対しては、記録時と同じ照射角度で、再生参照光L4を照射する。再生参照光L4を照射すると、要素ホログラムとして記録された再生像が得られる。つまり二次元ページデータの像が、記録時の液晶パネル1と共役な場所に現れる。これをイメージャ5で読み取ればよい。
即ちホログラムメモリ3からの再生像光L5はコリメータレンズ4で平行光とされ、例えばCCD撮像素子アレイ、もしくはCMOS撮像素子アレイなどで形成されたイメージャ5に入射する。ホログラムメモリ3上でのフーリエ像は、コリメータレンズ4で逆フーリエ変換されて二次元ページデータの像となるため、この二次元ページデータ画像としての再生像がイメージャ5で読み取られる。
イメージャ5は再生像に応じた電気信号としての再生像信号を発生させる。この再生像信号についてデコード処理を行うことで、元々のデータ、つまり記録のために二次元ページデータに変換する前のデータが得られることになる。
[2.実施の形態のホログラムメモリ]

以上のような記録再生動作を基本とした、本実施の形態のホログラムメモリ3について説明する。図2は記録時の様子を示している。
記録時には、記録光学系として液晶パネル1、集光レンズ2の他、図示しない光源や所要の光学系素子が配置される。
また記録参照光は、光源位置6A、6Bからの記録参照光L3A、L3Bとしてそれぞれ異なる角度状態でホログラムメモリ3に参照光を照射できるようにしている。なお、光源位置6A,6Bは、記録光学系によってホログラムメモリ3に対して参照光を照射する位置としており、その位置にそれぞれ異なる光源素子を配置することを必要とするものではない。
実施の形態においては、記録するデータを、1つの二次元ページデータとする単位としてのデータブロック毎に、順番に第1種のデータ(データDa)と第2種のデータ(データDb)に振り分ける。
例えばコンピュータデータやAVコンテンツデータとしての1つの記録データは、図2(c)のように所定バイト(xバイト)毎のデータブロックBLKに分割し、各データブロックをそれぞれ1つの二次元ページデータにエンコードする。
この1つのデータブロックBLKが最終的にホログラムメモリ3に1つの要素ホログラムとして記録されるわけであるが、二次元ページデータにエンコードする際には、例えば最初のxバイトのデータブロックBLKをデータDa、次のデータブロックBLKをデータDb、次のデータブロックBLKをデータDa・・・というように第1種のデータ、第2種のデータとして交互に振り分けていく。但し、必ずしも順番に振り分ける必要はない。
そして、データDaについては、二次元ページデータにエンコードする際に、図2(a)に示すようにその画像上に、識別マークとして左上隅に白領域Waが、左下隅に黒領域Baが設けられるようにする。
またデータDbについては、二次元ページデータにエンコードする際に、図2(c)に示すようにその画像上に、識別マークとして左上隅に黒領域Bbが、左下隅に白領域Wbが設けられるようにする。
データDaとされた或るデータブロックBLKのデータを記録するタイミングでは、図2(a)のように、そのデータDaの二次元ページデータを液晶パネル1に供給し、二次元ページデータ画像を表示させる。このとき液晶パネル1を通過した二次元ページデータ画像の像としての物体光L2が集光レンズ2で集光されてホログラムメモリ3上にスポットとして照射されるが、このタイミングでは光源位置6Aからの第1の角度の記録参照光L3Aをホログラムメモリ3に与える。この記録参照光L3Aと物体光L2による干渉縞により、データDaについての要素ホログラム(第1種の要素ホログラム)が記録される。
またデータDbとされた或るデータブロックBLKのデータを記録するタイミングでは、図2(b)のように、そのデータDbの二次元ページデータを液晶パネル1に供給し、二次元ページデータ画像を表示させる。このとき液晶パネル1を通過した二次元ページデータ画像の像としての物体光L2が集光レンズ2で集光されてホログラムメモリ3上にスポットとして照射されるが、このタイミングでは光源位置6Bからの第2の角度の記録参照光L3Bをホログラムメモリ3に与える。この記録参照光L3Bと物体光L2による干渉縞により、データDbについての要素ホログラム(第2種の要素ホログラム)が記録される。
さらに、このようにデータDa、Dbを、記録参照光L3A、L3Bと切換ながら交互に記録していく。この際には、図示しない移送機構により、ホログラムメモリ3(ホログラム材料)の位置を移送させ(もしくは記録光学系を移送させ)、要素ホログラムの記録位置をホログラムメモリ3の平面上で僅かにずらせていくことで、データDaにかかる第1種の要素ホログラムと、データDbにかかる第2種の要素ホログラムが、互いに重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が重畳した状態で連続的に記録されていくようにする。
図3(a)に、データDaに基づく第1種の要素ホログラム8Aと、データDbに基づく第2種の要素ホログラム8Bが順次記録された際の様子を示している。
物体光L2のスポット照射位置と、ホログラムメモリ3との相対位置が、図3(a)の距離d1だけ移送されながら上記記録が行われていくことで、隣接する要素ホログラム8A、8Bは、その移送方向にみて重畳部分Wが形成されるとともに、それぞれの要素ホログラム8A、8Bにおいて非重畳部分NWa、NWbが存在するように記録されていく。
非重畳部分NWaは、要素ホログラム8Aにおいて、要素ホログラム8Bが重畳されていない部分である。また非重畳部分NWbは、要素ホログラム8Bにおいて要素ホログラム8Aが重畳されていない部分である。
ホログラムメモリ3としての二次元平面上に、図3(a)のように要素ホログラム8A、8Bを記録していく場合は、図3(b)のように、各行の要素ホログラム8A、8Bを、例えば距離d2だけ離間させながら、各行で、同様にそれぞれ重畳部分Wと非重畳部分NWa,NWbが設けられるように要素ホログラム8A、8Bを形成していけばよい。
なおこのとき、図のように各行で要素ホログラム8A、8Bの位置がずれるようにすること、つまり図面上の上下方向に同一種の要素ホログラムが隣接しないようにすることが好適である。
例えばホログラムメモリ3をディスク形状などとして実現し、周回トラック方向に要素ホログラム8A、8Bを記録していく場合、図3(a)のような要素ホログラム8A、8Bをトラック線方向に記録していけばよい。
またホログラムメモリ3をカード状、シート状などとして2次元平面に要素ホログラム8A、8Bを配列する場合は、図3(b)のように記録を行えばよい。
このように要素ホログラム8A、8Bが記録されたホログラムメモリ3に対する再生時の動作は次のようになる。
図3(a)(b)のように要素ホログラム8A、8Bが記録されたホログラムメモリ3に対する再生動作には、ホログラムリーダが、それぞれ記録参照光L3A、L3Bと同様の角度から再生参照光を照射し、その際に得られる再生像を読み取っていく動作となる。
図4(a)(b)に、ホログラムメモリ3に照射する再生参照光のスポットの様子を示している。図4(a)の参照光スポットSPAは、記録参照光L3Aと同一の角度状態で照射される再生参照光のスポットであるが、この参照光スポットSPAのスポット径は、要素ホログラム8A、8Bの径以上とされ、即ち、参照光スポットSPAは、1つの要素ホログラム8Aの全体の再生像を導出できるサイズとされている。さらには、図のように、参照光スポットSPAが或る要素ホログラム8Aの非重畳部分NWaを中心として照射されているときに、その参照光スポットSPAは、隣接する要素ホログラム8Bをひとつおいて位置する左右の要素ホログラム8Aにはかからないサイズとされている。
図示していないが、記録参照光L3Bと同一の角度状態で照射される再生参照光のスポットSPBのサイズについても同様である。
図4(b)では、記録参照光L3Bと同一の角度状態で照射される再生参照光の参照光スポットSPBについて示しているが、この場合もスキャン方向には上記と同一の条件となるようにスポットサイズが設定されている。つまり、参照光スポットSPBが或る要素ホログラム8Bの非重畳部分NWbを中心として照射されているときに、その参照光スポットSPBは、スキャン方向に隣接する要素ホログラム8Aをひとつおいて位置する左右の要素ホログラム8Bにはかからないサイズとされている。
さらには、参照光スポットSPBは、図面上で上下方向に隣接する行の要素ホログラム8Bにかからないサイズともされている。
図示していないが、記録参照光L3Aと同一の角度状態で照射される再生参照光のスポットSPAのサイズについても同様である。
換言すれば、図4(a)(b)のような要素ホログラム8A、8Bと参照光スポットSPA、SPBが得られるように、スポットサイズと要素ホログラムのサイズ関係を考慮して、図3(a)(b)に示した記録時の相対位置移送距離、即ち要素ホログラムの離間距離d1,d2が設定されるものである。
図5(a)(b)に、要素ホログラム8A、8Bに対するデータ読出、つまり再生像の取込の様子を示す。
ホログラムリーダ側には、再生像の取込のためにコリメータレンズ4、イメージャ5が備えられるとともに、再生参照光を発生させる参照光光源7A、7Bが用意される。参照光光源7Aからは、記録参照光L3Aと同一の角度状態で、ホログラムメモリ3に再生参照光L4Aが照射される。参照光光源7Bからは、記録参照光L3Bと同一の角度状態で、ホログラムメモリ3に再生参照光L4Bが照射される。
要素ホログラム8Aのスキャンタイミングは、図5(a)に示すように、再生参照光L4Aの参照光スポットSPAが、1つの要素ホログラム8Aの全体を含む状態となっているときである。つまり参照光スポットSPAの中心が、或る1つの要素ホログラム8Aの中心付近にあるタイミングである。このとき参照光光源7Aのみがオンとされ、参照光光源7Bはオフとされる。そして参照光スポットSPAによって要素ホログラム8Aの再生像が発生され、コリメータレンズ4を介して、その再生像がイメージャ5によって取り込まれる。
この場合、要素ホログラム8Aに一部が重畳して隣接する左右の要素ホログラム8Bは、再生参照光L4Aとは異なる角度の記録参照光L3Bで記録された要素ホログラムである。従って、図のように参照光スポットSPAに含まれている部分が存在しても、要素ホログラム8Bからの再生像は発生しない。また、図5(a)には示していない、さらに左右の要素ホログラム8Aについては、図4の説明からわかるように、このタイミングでは参照光スポットSPAの範囲内に位置しない。従って、図5(a)に示すスキャンタイミングでは、図示する要素ホログラム8Aの再生像のみを、ほとんどクロストークなくイメージャ5によって取り込めることになる。
また要素ホログラム8Bのスキャンタイミングは、図5(b)に示すように、再生参照光L4Bの参照光スポットSPBが、1つの要素ホログラム8Bの全体を含む状態となっているときである。つまり参照光スポットSPBの中心が、或る1つの要素ホログラム8Bの中心付近にあるタイミングである。このとき参照光光源7Bのみがオンとされ、参照光光源7Aはオフとされる。そして参照光スポットSPBによって要素ホログラム8Bの再生像が発生され、コリメータレンズ4を介して、その再生像がイメージャ5によって取り込まれる。
この場合、要素ホログラム8Bに一部が重畳して隣接する左右の要素ホログラム8Aは、再生参照光L4Bとは異なる角度の記録参照光L3Aで記録された要素ホログラムである。従って、図のように参照光スポットSPBに含まれている部分が存在しても、要素ホログラム8Aからの再生像は発生しない。また、図5(b)には示していない、さらに左右の要素ホログラム8Bについては、図4の説明からわかるように、このタイミングでは参照光スポットSPBの範囲内に位置しない。従って、図5(b)に示すスキャンタイミングでは、図示する要素ホログラム8Bの再生像のみを、ほとんどクロストークなくイメージャ5によって取り込めることになる。
なお、再生時の参照光スポットSPA,SPBは、1つの要素ホログラムの再生像を適正に得るためには、要素ホログラムのサイズ以上としなければならない。再生スキャン時に、要素ホログラムの中心と参照光スポットSPA,SPBの中心が一致するとは限らないため、或る程度の余裕をみて、実際にはスポットサイズは要素ホログラムサイズよりも大きくする必要がある。
ここで、要素ホログラム8A、8Bは、上記のように非重畳部分NWa,NWbを形成しながら、一部が重畳部分Wとされて連続していることも、クロストークの低減に寄与するものである。つまり非重畳部分NWaが形成されるように、各要素ホログラム間に距離的な余裕をもつことで、例えば参照光スポットSPAが1つの要素ホログラム8Aの中心付近に照射されたタイミングでは、その要素ホログラム8Aよりも径の大きい参照光のスポットSPAが照射されても、要素ホログラム8Bを1つおいて隣接する同種の要素ホログラム8Aにかからないようになるためである。
以上のことをまとめる。
2次元ページデータに基づく要素ホログラムを順次ホログラムメモリ3に記録していくことで、例えばコンピュータデータやAVコンテンツデータを記録できる比較的大容量のメディアを実現できる。
このとき各要素ホログラムの間の距離を狭めれば狭めるほど記録密度が上がるものの、再生時には、参照光スポットが要素ホログラムより大きい場合に、隣接する要素ホログラムからの再生像も拾ってしまうことになり、クロストークが生じてしまう。これはフォトポリマーを用いたリップマン・ホログラムであっても、CGH(計算機ホログラム)を用いたエンボス・ホログラムでも同様である。
ここで本実施の形態では、記録された要素ホログラムは、記録されたときと同じ角度から参照光をあてたときに再生像が得られることに着目する。
ホログラムメモリ3において、異なる角度での記録参照光L3A、L3Bで記録した要素ホログラム8A、8Bを隣り合うように配置すれば、隣接ホログラム間のクロストークを軽減しつつ記録密度を高めることが可能となる。
つまり要素ホログラム8Aを再生するときには、再生参照光L4Aを用いるが、これは要素ホログラム8Bを記録した際の記録参照光L3Bの角度と大きく異なっているため、たとえ再生参照光L4Aが要素ホログラム8Bにかかっていたとしても、要素ホログラム8Bからは信号は再生されない。よって隣接ホログラム間の距離を狭めても、クロストークは増大しない。
また図4(a)(b)で説明したように再生時の参照光スポットSPA,SPBのサイズと、要素ホログラム8A、8Bのサイズ、及び要素ホログラム8A、8Bの間の距離d1,d2が設定されていることで、特定のタイミングでは、1つの参照光スポットSPA内には1つ要素ホログラム8Aが含まれるのみという状態を得ることができる。つまり参照光スポットSPAの中心が要素ホログラム8Aの中心とほぼ一致しているタイミングでは、同種の他の要素ホログラム8Aからの再生像も発生しない。従って、このタイミングで再生像を取り込むようにすれば、他の要素ホログラム8Aからのクロストークもほとんど発生しない。
これらのことから本実施の形態では、要素ホログラム8A、8Bを高密度に記録していきながら、クロストークのほとんどない状態でのデータ読出が可能となるものである。
なお要素ホログラム8A、8Bは重畳部分Wで重なった状態で記録されるが、ホログラムメモリ3の材料としてフォトポリマーを用いた場合には、複数の要素ホログラムを重ねて記録することが可能であることは既に知られている。上述したシフト多重、角度多重も、複数の要素ホログラムを重ねて記録することからも、これは明らかである。
また上記のようにクロストークを排除できるタイミングで各要素ホログラムの再生像の読出を行うには、再生装置(ホログラムリーダ)側で、そのタイミング(スキャンタイミング)を判別する必要がある。これには上述した識別マークを利用する。即ちデータDaの二次元ページデータにおける白領域Wa、黒領域Baと、データDbの二次元ページデータにおける黒領域Bb、白領域Wbである。これについては再生装置の実施の形態としての図7,図8,図9で述べるホログラムリーダの説明中で述べる。
また、本実施の形態の場合、記録参照光L3A、L3Bを用いて要素ホログラム8A、8Bを記録するものであるが、この場合、密着コピーでホログラムメモリ3を大量複製することが容易に可能である。即ちコピーマスターとなるホログラムメモリ3に、ホログラム材料を密着させ、記録参照光L3Aと同一の角度で参照光をあてていくことで、要素ホログラム8Aを転写でき、同様に記録参照光L3Bと同一の角度で参照光をあてていくことで、要素ホログラム8Bを転写できるためである。
ところで、ここまでは、参照光として2つの異なる角度で照射する記録参照光L3A,L3Bを用いた例を述べたが、さらに多数の異なる角度の参照光を用いることも可能である。
図6は、4種類の要素ホログラム8A、8B、8C、8Dを記録する例である。
この場合、図2(c)に示したような記録するデータを、1つの二次元ページデータとする単位としてのデータブロック毎に、順番に第1種のデータ(データDa)、第2種のデータ(データDb)、第3種のデータ(データDc)、第4種のデータ(データDd)に振り分ける。
そして図6(c)に示すように、データDaについては、二次元ページデータにエンコードする際に、その画像上に、識別マークとして左上隅に白領域Waが、左下隅に黒領域Baが設けられるようにする。
データDbについては、二次元ページデータにエンコードする際に、その画像上に、識別マークとして左上隅に黒領域Bbが、左下隅に白領域Wbが設けられるようにする。
データDcについては、二次元ページデータにエンコードする際に、その画像上に、識別マークとして右上隅に白領域Wcが、右下隅に黒領域Bcが設けられるようにする。
データDdについては、二次元ページデータにエンコードする際に、その画像上に、識別マークとして右上隅に黒領域Bdが、右下隅に白領域Wdが設けられるようにする。
そして、まず図3(a)で説明したものと同様に、まずデータDa、Dbによる第1種及び第2種の要素ホログラム8A、8Bを1行記録していく。要素ホログラム8Aの記録時には第1の角度の記録参照光を与え、要素ホログラム8Bの記録時には第2の角度の記録参照光を与える。
続いての行は、データDc、Ddによる第3種及び第4種の要素ホログラム8C、8Dを1行記録していく。要素ホログラム8Cの記録時には第3の角度の記録参照光を与え、要素ホログラム8Dの記録時には第4の角度の記録参照光を与える。
なお各行の離間間隔d3は、図3(b)に示した離間間隔d2よりも狭くする。
このような記録動作を繰り返していくことで、図6(a)のように各要素ホログラム8A、8B、8C、8Dが記録される。
図6(b)には、要素ホログラム8Bに対応する再生時の参照光スポットSPBを例示しているが、この図からわかるように、スキャン中の特定のタイミング、つまり参照光スポットSPBの中心が或る1つの要素ホログラム8Bの中心と略一致した時点では、この参照光スポットSPB内には、他の要素ホログラム8A、8C、8Dの一部が含まれるが、同種の他の要素ホログラム8Bは含まれない。また、この参照光スポットSPBによっては、他の要素ホログラム8A、8C、8Dの再生像は発生されない。
従って、この図6(b)の状態のタイミングでは、1つの要素ホログラム8Bのみの再生像をクロストークなく取り込むことができる。
即ち、この例のように参照光角度を4種類で異なるものとして要素ホログラム8A、8B、8C、8Dを記録していくようにすれば、各行の離間間隔d3を狭くすることもでき、より高密度のデータ記録が実現できるものとなる。
[3.再生装置構成]

続いて、図2、図3で説明したホログラムメモリ3に対して図4、図5で説明した再生動作を実行する再生装置としてのホログラムリーダ20について説明する。
図7によりホログラムリーダ20の構成を説明する。
図7においてシステムコントローラ21は、例えばマイクロコンピュータにより形成され、ホログラムメモリ3からのデータ読取のための動作を実行するために各部を制御する。
またシステムコントローラ21は操作部33の操作情報を監視し、ユーザーの操作に応じて必要な制御を行う。またシステムコントローラ21は、表示部34を制御してユーザーに提示する各種の情報の表示を実行させる。
ホログラムメモリ3からのデータ読取のために、コリメータレンズ4、イメージャ5,及び2つの参照光光源7A、7Bを備える。
参照光光源7Aは、図2に示した記録時の記録参照光L3Aと同じ角度でホログラムメモリ3に対して再生参照光L4Aを照射するように配置されている。
また参照光光源7Bは、図2に示した記録時の記録参照光L3Bと同じ角度でホログラムメモリ3に対して再生参照光L4Bを照射するように配置されている。
レンズ4はホログラムメモリ3からの再生像光をイメージャ5に導く。イメージャ5は、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の固体撮像素子アレイによって構成され、コリメータレンズ4を介して入射した再生像の光を受光し、電気信号としての再生像信号を出力する。
例えばLED(Light Emitting Diode)による参照光光源7A,7Bは、それぞれ発光駆動回路30によって発光される。発光駆動回路30は、当該ホログラムリーダ20によってホログラムメモリ3の再生を行う場合に、システムコントローラ21の指示によって参照光光源7A、7Bのそれぞれを所定のタイミングでオン/オフさせるように発光駆動する。
ホログラムスキャン制御部22は、イメージャ5の動作を制御すると共に、イメージ5によって得られる再生像信号の処理を行う。
即ちホログラムスキャン制御部22は、イメージャ5に対して転送タイミング信号、転送アドレス信号等を供給して、いわゆる撮像動作により固体撮像素子アレイで得られる再生像信号を順次転送出力させる。そしてイメージャ5から転送されたきた再生像信号について、サンプリング処理、AGC処理、A/D変換処理等を施して出力する。
またイメージャ5において、上述したように二次元ページデータに付加されている識別マークに相当するセンス領域からの信号SA,SBは演算器32に供給され、その差分信号(SA−SB)がホログラムスキャン制御部22を介してシステムコントローラ21に供給される。
後述するが、システムコントローラ21は、差分信号(SA−SB)を用いてスキャンタイミングを判別し、ホログラムスキャン制御部22によるイメージャ5からの再生像信号の取込やDRAM24への格納、参照光光源7A、7Bの発光制御を行う。
ホログラムスキャン制御部22から出力されるデジタルデータ化された再生像信号は、メモリコントローラ23の制御によってDRAM24に蓄積される。
メモリコントローラ23は、DRAM24、フラッシュメモリ25に格納するデータについての各部の転送制御や、書込/読出制御を行う。、
DRAM(Dynamic Random Access Memory)24に蓄積された再生像信号に関する信号処理系として、ホログラム画像処理部27,信号処理部28が設けられる。
またホログラム画像処理部27や信号処理部28と、処理結果や処理に必要な情報についてのシステムコントローラ21とのやりとりを行うためにSRAM(Static Random Access Memory)29が用いられる。
また、フラッシュメモリ25には、例えば上記各部での信号処理に必要な設定値、係数、その他の各種制御パラメータ等が記憶される。
ホログラム画像処理部27は、再生像信号について、光学的な原因によるデータ値の変動である光学歪み補正や、明るさ調整、画像位置ズレ補正、画像回転ズレ補正を行う。またイメージャ5によっては階調のある撮像データとして再生像信号が得られるが、これを白黒の二値に変換する二値化処理も行う。ホログラムメモリ3から読み取るべきデータは、元々の記録データを白黒の二値のデータとして二次元ページデータ化されたものであるからである。
信号処理部28は、二次元の画像パターンとして二値化された再生像信号について、デコード処理やエラー訂正処理を行い、元のデータを得る。
即ち、1枚の二次元画像としての再生像信号から、図2(c)に示したような1つのデータブロックBLKとしてのデータ列を生成する。
信号処理部28は、DRAM24に蓄積された各二次元ページデータ画像としての再生像信号について、それぞれデータブロックBLKとしてのデータ列を生成していき、各データブロックBLKのデータを所定のアドレス順に並べて、記録された元のデータ、例えばコンピュータデータやAVコンテンツデータを生成していく。
なお、信号処理部28は、データブロックから抽出したコンピュータデータやAVコンテンツデータについて、そのデータ形態に応じて、圧縮処理や圧縮に対する伸長処理、送信用又は記録用のエンコード処理、或いは暗号化に対するデコード処理等を行うこともある。
信号処理部28で得られたデータは、外部インターフェース26を介して外部機器100、例えばパーソナルコンピュータや、オーディオプレーヤ或いはビデオプレーヤ等のAV装置、又は携帯電話器等の外部機器に対して、ホログラムメモリ3からの再生データとして転送される。外部インターフェース26は例えばUSBインターフェース等が想定される。もちろん外部インターフェース26はUSB以外の規格のインターフェースでもよい。ユーザーは外部機器側で、ホログラムメモリ3からの再生データを利用できる。例えばパーソナルコンピュータでコンピュータデータを利用したり、AV装置や携帯電話等で、AVコンテンツデータを再生させることができる。
なお図示していないが、所定の記録メディアに対して記録を行うメディアドライブを設け、信号処理部28で得られた再生データを、そのメディアドライブにより記録メディアに記録されるようにしてもよい。
記録メディアとしては、例えば光ディスク、光磁気ディスク等が想定される。例えばCD(Compact Disc)方式、DVD(Digital Versatile Disc)方式、ブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)方式、MD(Mini Disc)方式などの各種方式の記録可能型のディスクが記録メディアとして考えられる。これらのディスクが記録メディアとされる場合、メディアドライブは、ディスク種別に対応したエンコード処理、エラー訂正コード処理、或いは圧縮処理等を施して、オーディオデータをディスクに記録する。
また記録メディアとしてハードディスクも想定され、その場合、メディアドライブは、いわゆるHDD(ハードディスクドライブ)として構成される。
さらに記録メディアは、固体メモリを内蔵した可搬性のメモリカード、或いは内蔵型固体メモリとしても実現でき、その場合メディアドライブは、メモリカード或いは内蔵型固体メモリに対する記録装置部として構成され、必要な信号処理を行ってオーディオデータ記録を行う。
さらには、例えば記録メディアに記録したAVコンテンツデータをメディアドライブで再生し、その再生したAVコンテンツデータをデコードして出力する音声再生出力系、映像再生出力系を備えることは当然考えられる。
またメディアドライブで再生したオーディオデータを外部インターフェース26を介して外部機器に転送することもできる。
さらに上記のCD、DVD、ブルーレイディスク、MD、メモリカード等の可搬性の記録メディアに記録した場合は、その記録メディアを外部機器で再生させることで、ユーザーはホログラムメモリ3から読み出した再生データを利用できる。
[4.ホログラムメモリに対する再生動作]

このホログラムリーダ20により図5で説明した再生動作が行われるが、このためにホログラムリーダ20は、ホログラムメモリ3上の要素ホログラム8A、8Bに対して適切なタイミングで参照光光源7A、7Bの発光状態を制御し、イメージャ5による撮像信号として再生像信号を取り込む必要がある。以下、この動作について説明する。
図8はホログラムメモリ3からのデータ読込時のシステムコントローラ21の処理を示し、また図9はその際の信号波形を示している。
ホログラムメモリ3には、図2,図3で説明した動作により、図9(a)のように要素ホログラム8A、8Bが互いに一部重畳しながら記録されており、このようなホログラムメモリ3に対してホログラムリーダ20は、図示するスキャン方向に、要素ホログラム8A、8Bを交互にスキャンしていく。
なお、本実施の形態ではスキャンのための動作自体は限定されないが、多様に考えられる。例えばホログラムリーダ20にホログラムメモリ3の装填機構を設けるようにし、ホログラムメモリ3に対して、コリメータレンズ4及びイメージャ5の位置が移動されるようにするスキャン機構を設けても良い。或いは、コリメータレンズ4及びイメージャ5による固定的な読取位置上を、ホログラムメモリ3が移送されるようにしてもよい。
さらにはホログラムリーダ20を小型の装置とし、ユーザーがホログラムリーダ20を手に持ってホログラムメモリ3の表面上をなぞるように移動させることも考えられる。
いずれにしても、コリメータレンズ4及びイメージャ5によって再生像を読み取る位置が、図9(a)のように要素ホログラム8A、8Bの上を移動していくようにすればよい。
図9(b)に示す信号SAは、イメージャ5において再生像の左上隅の撮像信号として得られる信号である。
また図9(c)に示す信号SBは、イメージャ5において再生像の左下隅の撮像信号として得られる信号である。
つまり信号SAは図2(a)(b)に示した識別マークとしての、データDaの白領域Wa、データDbの黒領域Bbの部分の撮像信号(再生像信号)であり、信号SBは、データDaの黒領域Ba、データDbの白領域Wbの部分の撮像信号(再生像信号)である。
図9(d)の差分信号(SA−SB)は、この信号SA、SBの差分として演算器32で得られる信号である。
図8のフローチャートにより、データ読取時の処理を説明する。
システムコントローラ21は、ステップF101として、発光駆動回路30に指示を与え、参照光光源7A、7Bを発光させる。つまり再生参照光L4A,L4Bをホログラムメモリ3に照射させる。
再生参照光L4A、L4Bの両方を照射している期間は、要素ホログラム8A、8Bの両方から再生像がイメージャ5に検出されることになる。
ここで、信号SA、SB及び差分信号(SA−SB)は図9(b)(c)(d)のようになる。
まず、図2(a)からわかるように、データDa、つまり要素ホログラム8Aの再生像では、その再生像の左上隅が白領域Waとされており、この部分に関しては高輝度の領域であるとして、高レベルの撮像信号が検出される。
また図2(b)からわかるように、データDb、つまり要素ホログラム8Bの再生像では、その再生像の左上隅が黒領域Bbとされており、この部分に関しては低輝度の領域であるとして、低レベル(黒レベル)の撮像信号が検出される。
今、図9(a)のようにスキャンが進むとするとき、再生像の左上隅は、白画像→白黒混合画像→黒画像→白黒混合画像→白画像・・・と遷移していく。即ち要素ホログラム8Aの中心タイミングで最も白い像となり、要素ホログラム8Bの中心タイミングで最も黒い像となる。この様子が信号SAとしてあらわれる。
一方、再生像の左下隅も、同様に黒画像、白黒混合画像、白画像を遷移していくが、この場合、要素ホログラム8Aの中心タイミングで最も黒い像となり、要素ホログラム8Bの中心タイミングで最も白い像となる。この様子が信号SBとしてあらわれる。
この信号SA、SBの差分信号(SA−SB)が演算器32で得られてシステムコントローラ21に供給される。
システムコントローラ21は、ステップF102で、この信号SA、SBの差分信号(さ−SB)の絶対値と、特定の閾値thを比較する。そして|SA−SB|>thとなったらステップF103に進み、ここでは差分信号(SA−SB)が正値であるか負値であるかを判別して処理を分岐する。
差分信号(SA−SB)が正値であれば、ステップF104に進んで、参照光光源7Bをオフとし、参照光光源7Aによる参照光L4Aのみがホログラムメモリ3に照射される状態とする。そしてステップF105で、その参照光L4Aのみの期間にイメージャ5から得られる再生像信号を、要素ホログラム8A(データDa)の再生像信号として取り込むようにホログラムスキャン制御部22に指示する。
また差分信号(SA−SB)が負値であれば、ステップF106に進んで、参照光光源7Aをオフとし、参照光光源7Bによる参照光L4Bのみがホログラムメモリ3に照射される状態とする。そしてステップF107で、その参照光L4Bのみの期間にイメージャ5から得られる再生像信号を、要素ホログラム8B(データDb)の再生像信号として取り込むようにホログラムスキャン制御部22に指示する。
ステップF105又はF107で取り込んだ再生像信号については、ホログラムスキャン制御部22で処理させて、ステップF108でDRAM24に格納させる。
そして、ステップF109で全ての要素ホログラムからの二次元ページデータとしての再生像信号の取込が完了したか否かを判断し、完了していなければステップF101に戻ってスキャン動作を継続する。
なお、全ての要素ホログラム(8A、8B)から再生像信号の読み取りとは、図2(c)の記録データの全てのデータブロックBLKについての読取が完了したということである。1つのデータブロックBLKが1つの要素ホログラムとしてホログラムメモリ3に記録されているのであれば、ホログラムメモリ3の要素ホログラムについて全てステップF105又はF107での読込が完了した時点で、ステップF109で完了と判断される。ただし、記録形式として、1つのデータブロックBLKを複数の要素ホログラムとして記録することも考えられる。即ち同じデータを記録した要素ホログラムが複数存在する場合である。例えば再生信頼性の向上やスキャン動作の確度を向上させるために、このような手法を採ることも考えられる。その場合は、全ての要素ホログラムについて読込を行う前に、ステップF109で完了と判断されることもある。つまり、図2(c)のような記録データの全てのデータブロックBLKについての再生像信号が読み取れた時点で、ステップF109で読取完了と判断されるものである。
読取完了となったら、ステップF110で、ホログラムメモリ3から読み取ったデータの再構築を行う。つまりDRAM24に格納した、全てのデータブロックBLKの再生像信号について、ホログラム画像処理部27、信号処理部28の処理を実行させ、記録された元のデータを再構築する。
またステップF111で、参照光光源7A、7Bをオフとし、再生参照光L4A、L4Bの照射を終了させる。
以上で、ホログラムメモリ3からのデータ読取処理を終える。
ステップF105,F107でのデータ取込のタイミングを図9で説明する。
図9(g)に示す期間ABは、ステップF101以降で参照光光源7A、7Bの両方がオンとされている期間である。
図9(b)(c)の信号SA,SBの差分信号(SA−SB)は図9(d)のようになるが、ステップF102で差分信号の絶対値|SA−SB|>thとなるのは、差分信号(SA−SB)が図9(d)の正負のいずれかの閾値thを越えている期間となる。
そしてステップF103で差分信号(SA−SB)が正値であるとき、つまり図9(d)の正側の閾値thを越えている期間は、ステップF104で、図9(f)に示すように参照光光源7Bがオフとされ、ホログラムメモリ3には参照光光源7Aによる再生参照光L4Aのみが照射される。これは、図9(g)の期間Aの状態である。
図9(a)(e)(f)(g)からわかるように、この期間Aは、スキャン方向に移動する参照光L4AのスポットSPAの中心が要素ホログラム8Aの中心とほぼ一致している期間である。つまり図5(a)で説明した状態になっている期間である。
このため、図9(h)に示すように、システムコントローラ21は、期間Aにおいて、ホログラムスキャン制御部22にデータ取込タイミング信号TAを与え、そのときの再生像信号を、要素ホログラム8Aの再生像信号として取り込ませる。この期間Aは、参照光L4Bはオフであるので、そのときに再生参照光L4AのスポットSPAに含まれている要素ホログラム8Bの再生像は発生しない。また、そのときのスポットSPAは、そのときに照射している要素ホログラム8A以外の要素ホログラム8Aには照射されていない。
つまり、期間Aには、そのときにスポットSPAがあてられている1つの要素ホログラム8Aのみの再生像がイメージャ5に検出されているものとなり、従ってステップF105として、期間Aにイメージャ5からの再生像信号を取込を行えば、当該対象の要素ホログラム8Aの再生像信号として、他の要素ホログラム8B、8Aからのクロストークの少ない再生像信号を得ることができる。
またステップF103で差分信号(SA−SB)が負値であるとき、つまり図9(d)の負側の閾値thを越えている期間は、ステップF106で、図9(e)に示すように参照光光源7Aがオフとされ、ホログラムメモリ3には参照光光源7Bによる再生参照光L4Bのみが照射される。これは、図9(g)の期間Bの状態である。
図9(a)(e)(f)(g)からわかるように、この期間Bは、スキャン方向に移動する参照光L4BのスポットSPBの中心が要素ホログラム8Bの中心とほぼ一致している期間である。つまり図5(b)で説明した状態になっている期間である。
このため、図9(h)に示すように、システムコントローラ21は、期間Bにおいて、ホログラムスキャン制御部22にデータ取込タイミング信号TBを与え、そのときの再生像信号を、要素ホログラム8Bの再生像信号として取り込ませる。この期間Bは、参照光L4Aはオフであるので、そのときに再生参照光L4BのスポットSPBに含まれている要素ホログラム8Aの再生像は発生しない。また、そのときのスポットSPBは、そのときに照射している要素ホログラム8B以外の要素ホログラム8Bには照射されていない。
つまり、期間Bには、そのときにスポットSPBがあてられている1つの要素ホログラム8Bのみの再生像がイメージャ5に検出されているものとなり、従ってステップF107として、期間Bにイメージャ5からの再生像信号を取込を行えば、当該対象の要素ホログラム8Bの再生像信号として、他の要素ホログラム8A、8Bからのクロストークの少ない再生像信号を得ることができる。
以上のようにして本例のホログラムリーダ20は、要素ホログラム8A、8Bが一部重畳され(図3のW)、かつ非重畳部分(図3のNWa、NWb)が設けられながら連続的に記録されたホログラムメモリ3から、各要素ホログラム8A,8B,8A,8B・・・の再生像信号を品質良くより込むことができる。
特に、そのためには、要素ホログラム8A、8Bの再生像における識別マークとしての白領域、黒領域から、サーボ信号として機能する差分信号(SA−SB)を得、スキャンタイミングを検出できるため、取込タイミングの制御のために複雑な構成を必要としない。さらには、要素ホログラム8A、8Bの再生像自体からスキャンタイミングを検出できることは、スキャンの際の、レンズ4及びイメージャ5と、ホログラムメモリ3の相対位置の移送動作に精度が要求されないことにもなる。例えばユーザーがホログラムリーダ20を手に持って、レンズ3をホログラムメモリ3に対向させた状態でホログラムリーダ20を左右に移動させるようなスキャン手法も採用できるものとなる。
これらのことから、簡易な装置構成で安定したデータ再生性能を備えたホログラムリーダ20を実現できる。このため、例えばコンピュータデータやAVコンテンツデータなどをホログラムメモリ3に記録し、これを広く頒布するとともに、一般ユーザーがホログラムリーダ20を用いて、ホログラムメモリ3に記録されたデータを取得できるようにするシステムなどに好適となる。
なお、以上の図7、図8,図9の実施の形態においては、本発明の再生装置の請求項の構成要件には、以下の部位又は処理機能が対応する。
参照光発生手段:参照光光源7A、7B、及び発光駆動回路30。
再生像検出手段:イメージャ5。
信号取込手段:ホログラムスキャン制御部22、DRAM24。
再生処理手段:ホログラム画像処理部27、信号処理部28。
タイミング検出手段:演算器32及び差分信号(SA−SB)に関するシステムコントローラ21のステップF101,F102,F103の処理機能。
制御手段:システムコントローラ21のステップF104〜F108の処理機能。
また本発明の再生方法の請求項の構成要件は、以下のように対応する。
タイミング検出ステップ:ステップF101、F102、F103。
再生像信号取込ステップ:ステップF104〜F108。
再生処理ステップ:ステップF110。
ところで、以上では図3のように要素ホログラム8A、8Bを記録したホログラムメモリ3に対するホログラムリーダ20として説明したが、図6のように要素ホログラム8A、8B、8C、8Dを記録したホログラムメモリ3に対するホログラムリーダも実現可能である。その場合、再生参照光の光源として、要素ホログラム8A、8B、8C、8Dのそれぞれの記録時の記録参照光と同じ角度状態でホログラムメモリ3に再生参照光を照射する4つの参照光光源を設けるようにする。
またスキャンタイミングについては、図6(c)に示した各データDa,Db,Dc,Ddの識別マークによる再生像信号を利用して判別すればよい。
再生装置(ホログラムリーダ)の構成は上記図7の構成に限られない。ホログラムメモリ3から再生したデータの出力形態も多様に考えられる。
またホログラムメモリ3は、それ自体がコンピュータデータやAVコンテンツデータ等の提供媒体として、現在一般に流通しているCD、DVDのようなパッケージメディア形態でユーザーに販売、提供されるものでもよいし、ポスターや書籍などに貼付されたり印刷形成されて、ユーザーがホログラムリーダを用いて、各種データ等を入手できるような形態とされてもよい。
本発明の実施の形態のホログラムメモリの記録再生原理の説明図である。 実施の形態のホログラムメモリのデータ記録時の動作の説明図である。 実施の形態のホログラムメモリに記録された要素ホログラムの説明図である。 実施の形態のホログラムメモリにおける要素ホログラムと再生参照光のスポットの関係の説明図である。 実施の形態のホログラムメモリに対するデータ再生時の動作の説明図である。 他の実施の形態のホログラムメモリの説明図である。 実施の形態のホログラムリーダのブロック図である。 実施の形態のホログラムリーダの再生時の処理のフローチャートである。 実施の形態のホログラムリーダの再生時の動作波形の説明図である。
符号の説明
3 ホログラムメモリ、4 レンズ、5 イメージャ、7A,7B 参照光光源、8A,8B,8C,8D 要素ホログラム、21 システムコントローラ、22 ホログラムスキャン制御部、30 発光駆動回路、32 演算器

Claims (5)

  1. 画像化したデータの物体光と参照光とを干渉させ、干渉縞によって上記データを要素ホログラムとして記録するホログラム記録媒体において、
    第1種のデータの物体光と、第1の角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第1種の要素ホログラムと、
    第n種のデータの物体光と、第nの角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第n種の要素ホログラムとが記録されていると共に(但しn≧2)、
    第1種の要素ホログラムから第n種の要素ホログラムまでのそれぞれは、他の要素ホログラムと重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が他の種の要素ホログラムと重畳した状態で連続的に記録されていることを特徴とするホログラム記録媒体。
  2. 上記第1種のデータから上記第n種のデータには、画像化された際に第1種から第n種のデータのそれぞれにおいて異なる状態にあらわれる識別マークが付加されていることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録媒体。
  3. 画像化したデータの物体光と参照光とを干渉させ、干渉縞によって上記データを要素ホログラムとして記録するホログラム記録媒体であって、
    第1種のデータの物体光と、第1の角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第1種の要素ホログラムと、
    第n種のデータの物体光と、第nの角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第n種の要素ホログラムとが記録されていると共に(但しn≧2)、
    第1種の要素ホログラムから第n種の要素ホログラムまでのそれぞれは、他の要素ホログラムと重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が他の種の要素ホログラムと重畳した状態で連続的に記録されているホログラム記録媒体に対して再生を行う再生装置として、
    上記第1の角度から上記第nの角度までのそれぞれの角度状態で、上記ホログラム記録媒体に再生用参照光を照射する第1から第nの参照光発生手段と、
    上記再生用参照光が照射されたホログラム記録媒体から得られる再生像を検出し、再生像信号を出力する再生像検出手段と、
    上記再生像検出手段で検出される再生像信号のうちで、上記各要素ホログラムについての再生像信号を取り込む信号取込手段と、
    上記信号取込手段で取り込まれた再生像信号からデータを再生する再生処理手段と、
    上記第1から第nの参照光発生手段による各再生用参照光を照射した状態において上記再生像検出手段から出力される再生像信号から、上記ホログラム記録媒体に記録された各要素ホログラムの走査タイミングを検出するタイミング検出手段と、
    上記タイミング検出手段で検出された1つの要素ホログラムの走査タイミングで、上記第1から第nの参照光発生手段のうちでその要素ホログラムに対応する1つの参照光発生手段のみから再生用参照光を照射させるとともに、当該走査タイミングで上記再生像検出手段から出力される再生像信号の取り込みを、上記信号取込手段に実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  4. 上記ホログラム記録媒体に要素ホログラムとして記録された上記第1種のデータから上記第n種のデータには、画像化された際に第1種から第n種のデータのそれぞれにおいて異なる状態にあらわれる識別マークが付加されており、
    上記タイミング検出手段は、上記再生像検出手段から出力される、上記識別マークの再生像信号を用いて、上記ホログラム記録媒体に記録された各要素ホログラムの走査タイミングを検出することを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
  5. 画像化したデータの物体光と参照光とを干渉させ、干渉縞によって上記データを要素ホログラムとして記録するホログラム記録媒体であって、
    第1種のデータの物体光と、第1の角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第1種の要素ホログラムと、
    第n種のデータの物体光と、第nの角度で入射される記録用参照光とを用いて形成される第n種の要素ホログラムとが記録されていると共に(但しn≧2)、
    第1種の要素ホログラムから第n種の要素ホログラムまでのそれぞれは、他の要素ホログラムと重ならない非重畳部分が設けられながら、一部が他の種の要素ホログラムと重畳した状態で連続的に記録されているホログラム記録媒体に対する再生方法として、
    上記第1の角度から上記第nの角度までのそれぞれの角度状態の再生用参照光を、上記ホログラム記録媒体に照射した状態で、上記ホログラム記録媒体から得られる再生像信号から、上記ホログラム記録媒体に記録された各要素ホログラムの走査タイミングを検出するタイミング検出ステップと、
    上記タイミング検出ステップで検出された1つの要素ホログラムの非重畳部分の走査タイミングで、その要素ホログラムに対応する角度の再生用参照光を照射させ、再生像信号を取り込む再生像信号取込ステップと、
    上記再生像信号取込ステップで取り込んだ再生像信号について再生処理を行い、データを再生する再生処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする再生方法。
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