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JP2006306867A - 溶剤系美爪料 - Google Patents

溶剤系美爪料 Download PDF

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JP2006306867A
JP2006306867A JP2006101105A JP2006101105A JP2006306867A JP 2006306867 A JP2006306867 A JP 2006306867A JP 2006101105 A JP2006101105 A JP 2006101105A JP 2006101105 A JP2006101105 A JP 2006101105A JP 2006306867 A JP2006306867 A JP 2006306867A
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monomer
acrylic acid
meth
copolymer
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Mizuho Nishimura
瑞穂 西村
Masaki Okuyama
雅樹 奥山
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Kose Corp
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Abstract

【課題】爪に対する閉塞感(圧迫感)が少なく、使用性、経時安定性および化粧持ちに優れ、さらに塗膜の平滑性が高く、ツヤに優れた溶剤系美爪料を提供するものである。
【解決手段】 次の成分(A)〜(C):成分(A)特定構造をもつシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体、(B)皮膜形成剤、(C)非芳香族系溶剤を含有する溶剤系美爪料。
【選択図】 なし

Description

本発明は溶剤系美爪料に関し、さらに詳しくは、爪に対する閉塞感が少なく、使用性、化粧持ちに優れ、しかも経時安定性にも優れ、さらに塗膜の平滑性が高く、ツヤに優れた溶剤系美爪料に関するものである。
これまで溶剤系美爪料において、皮膜強度向上、皮膜のツヤ向上、化粧持ち向上等の目的でニトロセルロースをはじめ、アルキッド樹脂やスルホンアミド樹脂、アクリル酸系樹脂、シリコーン系樹脂等が皮膜形成剤として用いられてきた。なかでもシリコーン系の樹脂は耐水性を高め、塗膜表面を平滑にすることでツヤの向上や化粧持ちを向上させる効果が得られるため、検討されてきた。また、塗膜の強度や化粧持ちを向上させるにつれ、塗膜による爪の圧迫感も増大する傾向があるため、化粧持ちに優れながらも、爪の圧迫感を減少させる研究がなされてきた。例えば、特定のシリコーン樹脂とニトロセルロースを組み合わせた技術(例えば特許文献1参照)やニトロセルロースと特定の非水系ポリマーディスパージョンを組み合わせた技術(例えば特許文献2参照)が挙げられる。
また、爪の圧迫感を減少させるだけではなく、酸素透過性を更に向上させた技術としてニトロセルロースにかえて、カルボキシル基を導入したシリコーン系樹脂を用いることが検討されている。(例えば特許文献3参照)
特許第2923669号公報 特開2000−204021号公報 特開2003−342128号公報
しかしながら、特定のシリコーン樹脂や非水系ポリマーディスパージョンとニトロセルロースを組み合わせた溶剤系美爪料では、爪の圧迫感は減少するものの、まだ、期待値には至らず、樹脂同士の相溶性が悪く、使用性が悪化する場合があった。また、酸素透過性を向上させた技術は、系の粘度調整が難しく、その塗膜強度は、従来の樹脂を使用したもの程は得られなかった。
このように、これまで酸素透過性があり、他の皮膜形成剤との相溶性に優れた皮膜形成剤の開発はされてこなかった。
そこで、爪に対する閉塞感(圧迫感)が少なく、使用性、経時安定性および化粧持ちに優れた溶剤系美爪料が望まれていた。さらに、爪および指先を美しく見せる為、塗膜の平滑性が高く、ツヤに優れる溶剤系美爪料が望まれていた。
かかる事情に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果、特定の構造を持つシロキサン基含有(メタ)アクリル酸系共重合体が、溶剤中で他の皮膜形成との相溶性が良く、爪に対する閉塞感が少なく、使用性、化粧持ちに優れ、また有機溶剤が経時により分離する離漿がなく、粉体配合時は粉体の沈降がなく分散性が向上する等の経時安定性に優れ、さらに塗膜の平滑性が高く、ツヤに優れるることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする溶剤系美爪料である。
(A)下記一般式(1)で示されるモノマー(a)55〜65質量%と
(式中、RはH又はCH、pは2〜6の整数である。)
下記一般式(2)で示されるモノマー(b)20〜30質量%と
(式中、RはH又はCH、Rは炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基である。)
モノマー(c)として、アクリル酸及び/又はメタクリル酸 15〜20質量%
とを重合してなる、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体
(B)皮膜形成剤
(C)非芳香族系溶剤
本発明の溶剤系美爪料は、爪に対する閉塞感が極めて少なく、使用性、化粧持ち優れ、経時安定性に優れ、さらに塗膜の平滑性が高く、ツヤに優れた溶剤系美爪料である。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の溶剤系美爪料に用いられる、成分(A)のシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体を構成するモノマー(a)は、共重合体に気体透過性を付与する成分であり、従来コンタクトレンズ素材に使用されてきたもので、その構造は、下記一般式(1)で示される。
(式中、RはH又はCH、pは2〜6の整数である。)
上記モノマー(a)の好ましい例としては、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルアクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルヘキシルメタクリレート等が挙げられ、特にトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレートが好ましい。このモノマー(a)としては特に制限無く、各種市販品を使用することができる。
モノマー(b)は、共重合体に適度な硬さと柔軟性、他の化粧料成分との相溶性を付与する成分であり、その構造は、下記一般式(2)で示される。
(式中、RはH又はCH、Rは炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基である。)
上記モノマー(b)の好ましい例としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、フェニルアクリレート等が挙げられ、成分(A)の共重合体においては、美爪料に用いる溶剤への溶解性を考慮すると、特にメチルメタクリレートが好ましい。このモノマー(b)としては特に制限無く、各種市販品を使用することができる。
モノマー(c)は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸であり、共重合体の皮膜形成性を向上させ、親水性を付与するための成分であり、成分(A)の共重合体においては、美爪料に用いる溶剤への溶解性を考慮すると、メタクリル酸であることが好ましい。
成分(A)のシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体は、これらのモノマーを仕込み量で、(a)55〜65質量%(以下、単に「%」と略す。)、(b)20〜30%、(c)15〜20%の割合で添加し、共重合することにより得られるが、気体透過性や皮膜形成性等を損なわない範囲で、上記(a)〜(c)のモノマー以外に、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なモノマーを任意に添加し、共重合することができる。
成分(A)のシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体は、これらのモノマーを仕込み量で、(a)55〜65質量%(以下、単に「%」と略す。)、(b)20〜30%、(c)15〜20%の割合で添加し、共重合することにより得られる。更にこれは、気体透過性や皮膜形成性等を損なわない範囲で、上記、モノマー(a)〜(c)以外に、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なモノマーを任意に添加し、共重合させてもよい。
成分(A)の重合方法としては、例えば、各モノマーを溶媒中に溶解し、重合開始剤を添加し、窒素雰囲気中で加熱攪拌する、溶液重合法等が挙げられる。前記重合方法において使用する溶媒は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコールやアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒が挙げられ、これらを適宜混合して用いる。その重合反応は、通常50〜180℃、好ましくは60〜120℃の温度範囲内において行うことができ、この条件下に5〜15時間程度で完結させることができる。
本発明において、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体を製造する方法の好ましい一態様としては、まず、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート、メタクリル酸およびメチルメタクリレートと、酢酸ブチル、酢酸エチル及びイソプロパノール等の溶媒および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等の重合開始剤をフラスコ等の反応容器に入れ、窒素ガスバブリング等で反応容器中の溶存酸素を除き、密封する。次に、反応容器を恒温槽中に移し、60℃程度で攪拌しながら15時間程度かけて重合を行う方法が挙げられる。
このようにして製造されるシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体は、GPCにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量において、約3,000〜約200,000、特に約5,000〜約100,000の範囲にあることが好ましく、また−30〜+60℃の範囲のガラス転移温度を持つことが好ましい。
このような成分(A)のシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体としては、例えば、下記化学式(3)で示される構造を有するものが挙げられる。
(但し、式中のxは35〜50の整数、yは20〜30の整数、zは30〜40の整数であり、Rは下記化学式(4)で表される基である。)
本発明の溶剤系美爪料における、成分(A)のシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体の配合量は、特に制限されないが、好ましくは0.2〜10%、更に好ましくは1〜8%である。この範囲であれば良好な気体透過性、化粧持続性、爪に対する閉塞感の無さを発現できる。
本発明で使用される成分(B)である皮膜形成剤は、通常の溶剤系美爪料に用いられているものであれば特に限定されず、例えば、ニトロセルロース、フタル酸系アルキッド樹脂、トルエンスルホンアミド樹脂、(メタ)アクリル酸・アルキル共重合体、安息香酸ショ糖エステル、(メタ)アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、シリコーングラフトアクリル系共重合体、トルエンスルホンアミドエポキシ樹脂などが挙げられる。これらのうち、特にニトロセルロースが好ましく、その市販品としては、例えば、硝化綿H1/2、H1/4、L1/2、L1/4(すべて旭化成工業(株)製)等が挙げられる。
成分(B)の配合量は特に限定されないが、好ましくは、0.1〜50%、更に好ましくは、20〜35%の範囲である。この範囲であれば使用性、化粧持ち、経時安定性で良好なものが得られる。
本発明で使用される成分(C)の非芳香族系溶剤としてはトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素以外の有機溶剤を広く指称するものであり、酢酸-n-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、n-ブタノール、イソプロピルアルコール、エチルアルコール等が例として挙げられる。
成分(C)の配合量は特に限定されないが、好ましくは、溶剤系美爪料に対して、30〜70%、さらに好ましくは、45〜70%の範囲である。含有量がこの範囲であると良好な使用性、経時安定性が得られる。
また、本発明の溶剤系美爪料には、本発明の目的を損なわない範囲で、上記必須成分の他に、通常の溶剤系美爪料に使用される有機変性粘土鉱物、無水ケイ酸、可塑剤、粉体、パール剤、ラメ等が配合される。さらに、希釈剤、粘度調整剤、油剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、保湿剤、薬剤、香料、水、無機酸、有機酸等も適量配合することができる。
上記成分のうち、有機変性粘土鉱物としては、例えば、市販品としてベントン27、ベントン38(NLインダストリ−社製)等が挙げられ、また、無水ケイ酸としては、例えば、市販品としてアエロジル200、300、380、380S、R972、R974、R976S(日本アエロジル社製)、ニップシールE−220(日本シリカ工業社製)、サイリシア250、310(富士シリシア社製)等が挙げられる。
可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル系化合物、クエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリブチル等のクエン酸エステル系化合物、カンフル等も、本発明の効果を損なわない範囲で適宜、配合できる。
また、本発明の溶剤系美爪料において使用される粉体は、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層末、等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられる。これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。なお、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあってもよい。
本発明の溶剤系美爪料は、常法に従い、上記した各成分を適宜配合し、例えば、ディスパーやホモミキサー等の機器を用いて均一に混合、分散することによって調製される。
以上のようにして得られた本発明の溶剤系美爪料は、ネイルエナメル、トップコート、ベースコートなどを挙げることができる。
次に実施例を挙げ、本発明をより詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等により何ら制約されるものではない。
合成例1:シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液1
500mLフラスコにトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート60部、メタクリル酸20部、メチルメタクリレート20部、溶媒として酢酸ブチル100部、酢酸エチル100部、イソプロパノール30部、ジクミルパーオキサイド1部を仕込み、溶存酸素を除くために窒素ガスバブリングを行い、密封した。反応容器を恒温槽中に移し、60℃で攪拌しながら6時間かけて重合を行った。重合終了後、酢酸ブチルへ溶媒置換を行い、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液1(固形分濃度20%)を得た。
合成例2:シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液2
500mLフラスコにトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート55部、メタクリル酸15部、メチルメタクリレート30部、溶媒として酢酸ブチル110部、酢酸エチル70部、イソプロパノール30部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル0.5部を仕込み、溶存酸素を除くために窒素ガスバブリングを行い、密封した。反応容器を恒温槽中に移し、60℃で攪拌しながら15時間かけて重合を行った。重合終了後、酢酸ブチルへ溶媒置換を行い、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液2(固形分濃度20%)を得た。
合成例3:シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液3
500mLフラスコに、モノマー成分としてのトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート60部、メタクリル酸15部、メチルメタクリレート25部と、溶媒として酢酸ブチル110部、酢酸エチル70部、イソプロパノール30部と、反応開始剤である2,2′−アゾビスイソブチロニトリル0.5部を仕込んだ。溶存酸素を除くため、このフラスコを窒素ガスでバブリングを行い、密封した。反応容器を恒温槽中に移し、60℃で攪拌しながら15時間かけて重合を行った。重合終了後、酢酸ブチルへ溶媒置換を行い、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液の酢酸溶液(固形分濃度20%)を得た。このシロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体は前記化学式(3)において、x=45、y=25,z=30で示される構造を有するものであった。また、この重合体のGPCにおけるポリスチレン換算の数平均分子量は約20,000であった。
製造比較例1:シロキシ基含有(メタ)アクリル酸共重合体溶液4
500mLフラスコにトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート50部、メチルメタクリレート50部、溶媒として酢酸ブチル110部、酢酸エチル70部、イソプロパノール30部、ジクミルパーオキサイド0.5部を仕込み、溶存酸素を除くために窒素ガスバブリングを行い、密封した。反応容器を恒温槽中に移し、50℃で攪拌しながら8時間かけて重合を行った。重合終了後、酢酸ブチルへ溶媒置換を行い、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸共重合体溶液4(固形分濃度20%)を得た。
実施例1〜6及び比較例1〜5:ネイルエナメル
表1に示す処方のネイルエナメルを下記製造方法にて調製し、爪に対する閉塞感のなさ、使用性、化粧持ち、経時安定性、塗膜のツヤについて評価した結果を併せて表1に示す。
(注1)BY11−018(東レ・ダウコーニング社製)固形分30%シクロメチコン溶液
(注2)ベントン27(NLインダストリ−社製)
(注3)アエロジル300(日本アエロジル社製)
(製造方法)
成分(1)〜(28)をディスパーにて均一に混合分散したものを容器に充填し、ネイルエナメルを得た。
(評価項目)
イ.爪に対する閉塞感のなさ
ロ.使用性
ハ.化粧持ち
ニ.経時安定性(粉体の沈降)
ホ.経時安定性(離漿)
ヘ.塗膜のツヤ
(評価方法)
10名の化粧品専門パネルに、上記の実施例及び比較例のネイルエナメルを使用してもらい、各々に対して、前記評価項目の「爪に対する閉塞感のなさ」、「使用性」、「化粧持ち」「塗膜のツヤ」の各評価項目について、下記の評価基準に基づき7段階評価し、各パネルの評点の平均点より、下記判定基準に従って判定した。尚、「爪に対する閉塞感のなさ」および「化粧持ち」については各試料を爪に塗布し、通常の生活を行い6時間後の塗布状態について評価した。
評価基準:
(評価):(評点)
非常に良好:6
良好 :5
やや良好 :4
普通 :3
やや不良 :2
不良 :1
非常に不良:0
判定基準:
(評点の平均点) :(判定)
5点以上 :◎
3点以上5点未満 :○
1.5点以上3点未満:△
1.5点未満 :×
評価項目の経時安定性については、粉体の沈降のなさと分離(離漿)のなさの両者を評価した。
(粉体の沈降)
粉体(顔料、パール剤、ラメ等)の沈降については50℃の恒温槽に1週間放置後の状態について、外観を目視にて観察し、以下の基準にて判定した。
(沈降状態) :(判定)
微粒子の沈降が全く見られない :◎
微粒子の沈降がわずかに見られるが、振とうさせれば全く問題ない:○
微粒子の沈降がやや見られる :△
微粒子の沈降が見られる :×
(離漿)
離漿(含有有機溶剤の分離)については50℃の恒温槽に2週間放置後の状態について、外観を目視にて観察し、以下の基準にて判定した。
(離漿状態) :(判定)
離漿が見られない :◎
離漿がわずかに見られるが振とうさせれば全く問題ない:○
離漿がやや見られる :△
離漿が見られる :×
表1に示す評価結果より、本発明は爪に対する閉塞感のなさ、使用性、化粧持ち、経時安定性、塗膜のツヤの全ての項目において比較例より優れたものが得られた。比較例1のモノマーにメタクリル酸を含有しない共重合体を配合した場合では特に化粧持ちが劣り、他の皮膜形成剤との相溶性が良好ではなかった。成分(A)の代わりにトリメチルシロキシケイ酸を配合した比較例2では爪に対する閉塞感、化粧持ち、塗膜のツヤの項目が劣り、比較例3の成分(A)を配合しない場合では酸素透過性を有する樹脂を配合していないため、爪に対する閉塞感が著しく欠け、塗膜のツヤに劣るものであった。成分(B)の皮膜形成剤を含有しない比較例4は、系の粘度が得られず、皮膜が弱いため、使用性、化粧持ち、粉体の沈降の項目で良いものは得られなかった。
実施例7〜10及び比較例5〜9:ネイルエナメル
表1に示す処方のネイルエナメルを下記製造方法にて調製し、爪に対する閉塞感のなさ、化粧持ち、塗膜の平滑性について評価した結果を併せて表2に示す。尚、爪に対する閉塞感のなさ、化粧持ちについては、実施例1と同じ評価方法を用い、塗膜の平滑性については、下記評価方法を用いて下記判定基準に従って判定した。
(製造方法)
成分(1)〜(8)をディスパーにて均一に混合分散したものを容器に充填し、ネイルエナメルを得た。
(評価項目)
イ.爪に対する閉塞感のなさ
ハ.化粧持ち
ヘ.塗膜のツヤ
(塗膜の平滑性)
塗膜の平滑性については、各試料を膜厚16mil(約0.4mm)のアプリケーターにてガラス板に展開後、30℃恒温槽にて24時間乾燥した。乾燥した塗膜を、ライトにかざし、膜越しにライトを見て、塗膜の平滑性、ツヤについて目視にて観察し、以下の基準にて判定した。
(塗膜の状態) :(判定)
表面が非常に平滑でツヤに優れる :◎
表面は平滑であるが若干の筋が見られる :○
表面の平滑性が低く凹凸が見られる :△
表面に凹凸が多く、ツヤに劣る :×
表2に示す評価結果より、本発明は爪に対する閉塞感のなさ、化粧持ち、塗膜の平滑性の全ての項目において比較例より優れたものが得られた。
一方、成分(A)の代わりにトリメチルシロキシケイ酸を配合した比較例5では、爪に対する閉塞感、化粧持ち、塗膜の平滑性の全て項目が劣る結果となった。比較例6の成分(A)を配合しない場合では、爪に対する閉塞感が著しく欠けるが、化粧持ち、塗膜の平滑性は得られた。成分(B)の皮膜形成剤を含有しない比較例7は、皮膜が脆く、触ると割れてしまった。比較例8は、比較例6のニトロセルロースの配合量を増加させたが、結果は変わらなかった。比較例9は、比較例7の成分(A)の配合量を増加させたが、平滑性は向上したものの、皮膜が脆く、触ると割れてしまった。
実施例11:エナメルトップコート
(成分) (%)
1.シロキサン基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液1 0.5
2.酢酸エチル 20
3.酢酸ブチル 24.3
4.ヘプタン 20
5.ニトロセルロース 20
6.アクリル/スチレン共重合体 5
7.イソプロピルアルコール 5
8.クエン酸アセチルトリブチル 5
9.オキシベンゾン 0.2
(製造方法)
成分1〜9を均一に混合溶解しエナメルトップコートを得た。
本発明のエナメルトップコートは、爪に塗布した際、爪に対する閉塞感のなさ、化粧持ち、使用性、経時安定性の点で優れたものであった。
実施例12:エナメルベースコート
(成分) (%)
1.シロキサン基含有(メタ)アクリル酸系共重合体溶液2 7
2.酢酸エチル 20
3.酢酸ブチル 22.8
4.ヘプタン 15
5.ニトロセルロース 15
6.アクリル/スチレン共重合体 10
7.イソプロピルアルコール 5
8.クエン酸アセチルトリブチル 5
9.オキシベンゾン 0.2
(製造方法)
成分1〜9を均一に混合溶解しエナメルベースコートを得た。
本発明のエナメルベースコートは、爪に塗布した際、爪に対する閉塞感のなさ、化粧持ち、使用性、経時安定性の点で優れたものであった。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする溶剤系美爪料。
    (A)下記一般式(1)で示されるモノマー(a)55〜65質量%と
    (式中、RはH又はCH、pは2〜6の整数である。)
    下記一般式(2)で示されるモノマー(b)20〜30質量%と
    (式中、RはH又はCH、Rは炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基である。)
    モノマー(c)として、アクリル酸及び/又はメタクリル酸 15〜20質量%
    とを重合してなる、シロキシ基含有(メタ)アクリル酸系共重合体
    (B)皮膜形成剤
    (C)非芳香族系溶剤
  2. 前記成分(A)における、モノマー(b)がメチルメタクリレートであり、モノマー(c)がメタクリル酸であることを特徴とする請求項1記載の溶剤系美爪料。
  3. 成分(B)の皮膜形成剤がニトロセルロース、フタル酸系アルキッド樹脂、トルエンスルホンアミド樹脂、(メタ)アクリル酸・アルキル共重合体、安息香酸ショ糖エステル、(メタ)アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、シリコーングラフトアクリル系共重合体、トルエンスルホンアミドエポキシ樹脂から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶剤系美爪料。
  4. 成分(C)の非芳香族系溶剤が酢酸-n-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、n-ブタノール、イソプロピルアルコール、エチルアルコールから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の溶剤系美爪料。
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