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JP2006304430A - 電源回路 - Google Patents

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JP2006304430A
JP2006304430A JP2005119916A JP2005119916A JP2006304430A JP 2006304430 A JP2006304430 A JP 2006304430A JP 2005119916 A JP2005119916 A JP 2005119916A JP 2005119916 A JP2005119916 A JP 2005119916A JP 2006304430 A JP2006304430 A JP 2006304430A
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Hideo Sato
秀夫 佐藤
Takahiro Kobayashi
孝弘 小林
Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
Yasuhisa Arai
康久 新井
Tadashi Ryu
忠 龍
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Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

【課題】 複数のスイッチング素子を個別的に制御するために、複数のDSPを組み合わせて使用することができる電源回路を提供する。
【解決手段】 この電源回路は、複数のパワーステージを含むパワーブロックと、第1のパワーステージにおける電流等を検出する第1群の検出回路と、第2のパワーステージにおける電流等を検出する第2群の検出回路と、第1群の検出回路の検出データに基づいて第1のパワーステージを制御する第1のDSP71と、第2群の検出回路の検出データに基づいて第2のパワーステージを制御する第2のDSP72と、第1のDSPと第2のDSPとの間で通信を行うために設けられた通信回線73とを具備し、第2のDSPが、第2群の検出回路の内の少なくとも1つから出力される検出データに基づいて負荷状態を判定し、負荷状態に対応するモード情報を第1のDSPに送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に、電子機器において用いられる電源回路に関し、特に、スイッチング動作によって昇圧又は降圧を行ったり交流電圧を生成したりする電源回路に関する。
近年においては、電子機器の小型軽量化に伴い、小型軽量で効率良く電力を取り出すことのできる電源として、スイッチング動作によって昇圧又は降圧を行うスイッチング電源や、スイッチング動作によって交流電圧を生成するインバータが広く使用されている。このようなスイッチング動作を行う電源においては、スイッチング素子に対する高速かつ高精度な制御が求められており、従来のアナログ回路を用いた制御に替わって、ディジタル回路を用いた制御が検討されている。
ディジタル回路を用いることにより、制御信号の周波数帯域が制限されたり量子化誤差が発生したりするというデメリットがあるものの、制御回路をDSP(digital signal processor:ディジタル信号プロセッサ)として集積化することにより、制御回路の小型化が容易である。また、制御アルゴリズムを一般化することにより制御回路に汎用性を持たせることができるので、電源回路に対する様々な要求に応じて、同一の制御回路を能力の異なる複数種類のスイッチング素子と組み合わせることが容易となる。さらに、電源回路において複数のスイッチング素子を用いる場合には、それぞれのスイッチング素子に対して個別的に制御を行うために、複数のDSPを組み合わせて使用することも考えられる。
関連する技術として、下記の特許文献1には、フレームメモリに記憶された2次元画像データを読み出す際に、画像データの読出し順序を操作することにより画像を所望角度回転させる方法において、比較的小記憶容量のフレームメモリを利用可能とした上で、フレームメモリへのデータ書込み及び読出しを渋滞させずに画像回転可能とする画像回転の制御方法が開示されている。
この制御方法においては、第2DSPによるフレームメモリからの2次元画像データの読出しと並行して、その読出し順序と同様に書込み順序を設定して、第1DSPによりこのフレームメモリに新規な2次元画像データを書き込む。その読出しの順序操作による画像回転角度をデータメモリに記憶させ、次に、上記新規な2次元画像データを読み出す際に、CPUにより所望の画像回転角度と上記データメモリに記憶された回転角度との和を求め、画像データの読出し順序操作による画像回転角度を上記和の角度に設定する。しかしながら、特許文献1には、複数のスイッチング素子を用いる電源回路を制御するために複数のDSPを組み合わせて使用することは開示されていない。
特開平5−128246号公報(第1頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、電源回路において複数のスイッチング素子を用いる場合に、それぞれのスイッチング素子に対して個別的に制御を行うために、複数のDSPを組み合わせて使用することができる電源回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る電源回路は、昇圧又は降圧を行い又は直流電圧から交流電圧を生成する複数のパワーステージを含むパワーブロックと、第1のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第1群の検出回路と、第1のパワーステージよりも後段に位置する第2のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第2群の検出回路と、第1群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより第1のパワーステージを制御する第1のディジタル信号プロセッサと、第2群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより第2のパワーステージを制御する第2のディジタル信号プロセッサと、第1のディジタル信号プロセッサと第2のディジタル信号プロセッサとの間で通信を行うために設けられた通信回線とを具備し、第2のディジタル信号プロセッサが、第2群の検出回路の内の少なくとも1つから出力される検出データに基づいて負荷状態を判定し、負荷状態に対応するモード情報を第1のディジタル信号プロセッサに送信する。
また、本発明の第2の観点に係る電源回路は、スイッチング素子を用いて昇圧又は降圧を行い又は直流電圧から交流電圧を生成する複数のパワーステージを含むパワーブロックと、第1のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第1群の検出回路と、第2のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第2群の検出回路と、第1群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより第1のパワーステージのスイッチング素子を駆動すると共に、第1のパワーステージにおけるスイッチング動作により発生するパルス電流に同期した第1の同期信号を生成する第1のディジタル信号プロセッサと、第2群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより第2のパワーステージのスイッチング素子を駆動すると共に、第2のパワーステージにおけるスイッチング動作により発生するパルス電流に同期した第2の同期信号を生成する第2のディジタル信号プロセッサと、第1のディジタル信号プロセッサと第2のディジタル信号プロセッサとの間で通信を行うために設けられた通信回線とを具備し、第1及び第2のディジタル信号プロセッサが第1及び第2の同期信号を互いに送信することにより、第1のディジタル信号プロセッサが第2の同期信号に基づいて第1群の検出回路の検出結果を所定の期間マスキングし、及び/又は、第2のディジタル信号プロセッサが第1の同期信号に基づいて第2群の検出回路の検出結果を所定の期間マスキングする。
本発明の第1の観点によれば、第2のディジタル信号プロセッサが、第2群の検出回路の内の少なくとも1つから出力される検出データに基づいて負荷状態を判定し、負荷状態に対応するモード情報を第1のディジタル信号プロセッサに送信することにより、複数のディジタル信号プロセッサが、異常の発生、待機モードへの切換え、特性評価又は試運転等に際して円滑な連動を行うことができる。ここで、負荷状態とは、負荷が重いか軽いかという状態や、負荷が接続されていない状態等を含めて、電源回路の負荷がどのような状態にあるかをいうものとする。
また、本発明の第2の観点によれば、第1及び第2のディジタル信号プロセッサが第1及び第2の同期信号を互いに送信して、第1のディジタル信号プロセッサが第2の同期信号に基づいて第1群の検出回路の検出結果を所定の期間マスキングし、及び/又は、第2のディジタル信号プロセッサが第1の同期信号に基づいて第2群の検出回路の検出結果を所定の期間マスキングすることにより、複数のディジタル信号プロセッサがそれぞれのスイッチング制御を安全確実に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。この電源回路は、昇圧又は降圧を行い又は直流電圧から交流電圧を生成する複数のパワーステージ(図1においては、PFCステージ20及びDC/DCコンバータステージ40を示す)を含むパワーブロックと、PFCステージ20の所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第1群の検出回路61〜63と、DC/DCコンバータステージ40の所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第2群の検出回路64〜66と、パワーブロックを制御する制御ブロック70とを有している。
パワーブロックは、入力端子1及び2から供給される交流電圧を直流電圧に変換する際に、入力電圧及び入力電流における波形及び位相を合わせて力率を改善するPFC(power factor controller:力率改善コントロール)ステージ20と、PFCステージ20から出力される電圧を平滑するコンデンサ30と、コンデンサ30によって平滑された直流電圧を昇圧又は降圧して直流電圧を出力するDC/DCコンバータステージ40と、DC/DCコンバータステージ40から出力される電圧を平滑するコンデンサ50とを有している。コンデンサ50は、直流電圧の出力端子3及び4に接続されている。
PFCステージ20は、例えば、ダイオードブリッジによって構成される整流回路10と、インダクタ21と、整流回路10からインダクタ21を介して供給される電圧をスイッチングするスイッチング素子22と、駆動信号Aに基づいてスイッチング素子22を駆動するドライバ23と、スイッチングによって発生する交流電圧を整流するダイオード24とを含んでいる。スイッチング素子としては、駆動信号がゲートに印加されてドレイン・ソース間でスイッチング動作を行うMOSFETの他に、リレーや各種のアクチュエータを使用することができる。コンデンサ30は、ダイオード24によって整流された電圧を平滑して直流電圧を生成する。
第1群の検出回路は、電流検出回路61と、電圧検出回路62と、温度センサ63とを含んでいる。電流検出回路61は、整流回路10の入力電流を検出し、検出信号をA/D変換することにより検出データを出力する。電圧検出回路62は、整流回路10によって整流された電圧を検出し、検出信号をA/D変換することにより検出データを出力する。温度センサ63は、PFCステージ20の温度を検出し、検出信号をA/D変換することにより検出データを出力する。なお、検出回路の種類や数は、必要に応じて適宜変更することができる。
DC/DCコンバータステージ40は、スイッチングによって発生する1次側の矩形波電圧を昇圧又は降圧して2次側に出力するトランス41と、トランスの1次側巻線に直列に接続され、スイッチング動作を行うことによってトランスの1次側巻線に電流を流すスイッチング素子42と、駆動信号Bに基づいてスイッチング素子42を駆動するドライバ43と、トランスの2次側巻線に発生する交流電圧を半波整流するダイオード44とを含んでいる。コンデンサ50は、ダイオード44によって整流された電圧を平滑して直流電圧を生成する。
図1に示すようなフライバック型のDC/DCコンバータステージ40においては、トランス41の1次側巻線と2次側巻線とが逆極性の関係となっており、スイッチング素子42がオンしている間は、トランス41の1次側電流は増加するが、トランス41の2次側においてはダイオード44で逆バイアスされているので2次側電流は流れない。トランス41は、スイッチング素子42がオンしている時に、コアにエネルギーを蓄える。
次に、スイッチング素子42がオフすると、磁場が電流を維持しようとするので、トランス41の電圧極性が反転して、トランス41の2次側において電流が流れる。トランス41の2次側電流は、直列接続されたダイオード44を介してコンデンサ50に充電されることにより、出力端子3及び4の間に直流電圧を発生させる。
第2群の検出回路は、電流検出回路64と、電圧検出回路65と、温度センサ66とを含んでいる。電流検出回路64は、トランス41の1次側巻線に流れる電流を検出し、検出信号をA/D変換して検出データを出力する。電圧検出回路65は、コンデンサ50によって平滑された電圧を検出し、検出信号をA/D変換することにより検出データを出力する。温度センサ63は、DC/DCコンバータステージ40の温度を検出し、検出信号をA/D変換することにより検出データを出力する。なお、検出回路の種類や数は、必要に応じて適宜変更することができる。
ダイナミックに変動する負荷に対する応答性を良くするためには、高い利得のフィードバック制御が必要となるが、従来のアナログ電源回路においては、これを実現するために増幅回路が複雑になると共に、動作が不安定になるおそれがあった。これに対し、DSPを用いることにより、フィードバック制御が高速演算処理によって実現されるので応答性が良くなると共に、増幅回路が不要となるので安定性も優れたものになる。また、従来のアナログ電源回路における制御は、検出電圧に基づいて行われるか検出電流に基づいて行われるかのいずれかであったが、ディジタル信号処理を用いることにより、検出電力に基づいて電源回路の制御を行うことも可能となる。
本実施形態においては、PFCステージ20に設けられているスイッチング素子22とDC/DCコンバータステージ40に設けられているスイッチング素子42とを個別に制御(PWM制御やPFM制御等)するために、複数のDSPが専用に設けられている。一方、異常の発生や待機モードへの切換えに際しては、それらのDSPの間で相互に通信を行うことにより、円滑な連動を行うようにしている。
制御ブロック70は、第1群の検出回路61〜63から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことによりPFCステージ20を制御する第1のDSP71と、第2群の検出回路64〜66から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことによりDC/DCコンバータステージ40を制御する第2のDSP72と、DSP71とDSP72との間で通信を行うために設けられた通信回線73とを含んでいる。通信回線73としては、第1のDSP71が第2のDSP72に対して信号を送信するための回線と、第1のDSP71が第2のDSP72から信号を受信するための回線とを別個に設けても良いし、汎用のバスラインを使用しても良い。
図2は、制御ブロックの構成要素が基板に実装された状態を示す図である。図2に示すように、回路基板78には、図1に示すPFCステージ20のスイッチング素子22を駆動するための駆動信号Aを生成する第1のDSP71と、PFCステージ20における第1群の検出回路61〜63のA/D変換器部分74と、PFCステージ20のドライバ23に駆動信号Aを出力する出力回路75と、DC/DCコンバータステージ40のスイッチング素子42を駆動するための駆動信号Bを生成する第2のDSP72と、DC/DCコンバータステージ40における第2群の検出回路64〜66のA/D変換器部分76と、DC/DCコンバータステージ40のドライバ43に駆動信号Bを出力する出力回路77とが実装されている。
DSP71及び72は、個別のパッケージにモールドされて独立して交換可能であり、ソフトウェア(制御プログラム)や各種のしきい値が格納された不揮発性記憶回路としてのフラッシュメモリ71a及び72aと、データを一時的に格納するRAM71b及び72bとをそれぞれ内蔵している。また、DSP71及び72は、5Vと3.3Vの電源電位ラインに接続されると共に、0Vの基準電位(接地電位)ラインに接続されている。あるいは、第1のDSP71と第2のDSP72とに、異なる電源電位を供給するようにしても良い。
スイッチングノイズ発生時にA/D変換器74及び76に入力されるアナログ検出信号をミュートするために、DSP71及び72からA/D変換器74及び76にブランク信号がそれぞれ供給される。また、DSP71及び72には、DSP71及び72を外部から制御するために用いられる外部コントロール端子が接続されている。
DC/DCコンバータステージ40を制御する第2のDSP72は、第2群の検出回路64〜66の内の少なくとも1つから出力される検出データに基づいて、電源回路が接続される負荷に対応してどのような運転状態にあるかを検知することができ、その負荷状態を判定して、DC/DCコンバータステージ40の動作モードを、通常モードと待機モードとの内のいずれか1つ、又は、通常モードと停止モードとの内のいずれか1つ、又は、通常モードとテストモードとの内のいずれか1つに設定すると共に、負荷状態に対応するモード情報(モード切換信号及び/又はモード切換情報)を第1のDSP71に送信する。
具体的には、第2のDSP72は、第2群の検出回路64〜66の内の少なくとも1つから出力される検出データによって表される値をフラッシュメモリ72aに格納されているしきい値と比較することにより負荷状態を判定する。
また、第1のDSP71は、第2のDSP72から送信されるモード情報に従って、PFCステージ20の動作モードを、通常モードと待機モードとの内のいずれか1つ、又は、通常モードと停止モードとの内のいずれか1つ、又は、通常モードとテストモードとの内のいずれか1つに設定する。ここで、1つのモードから他のモードに移行する際に、第1のDSP71のフラシュメモリ71aに格納されている制御プログラムは、第2のDSP72から送信されるモード情報に従ってPFCステージ20の動作モードを変更する手順と、新たに設定された動作モードでPFCステージ20を制御するための演算を行う手順と、以前の設定状態と新たな設定状態とに関する情報を保存する手順とを第1のDSP71のCPUに実行させることにより、シーケンス動作が行われる。
ところで、パワーステージにおけるスイッチング動作には、スイッチングノイズの発生が付きものである。複数のDSPが並列的に複数のパワーステージのスイッチング制御を行うと、一方のパワーステージにおけるスイッチング動作によって発生するノイズが他方のパワーステージにおけるアナログ検出信号に悪影響を与えて、正常なスイッチング制御ができなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態においては、DSP71及び72の各々が、スイッチング動作に伴う同期信号(パルス信号)を生成して互いに送信することにより、この同期信号を他方のDSPに接続されたA/D変換器76及び74にブランク信号として供給して、他方のパワーステージにおける検出結果のマスキング(又はブランキング又はインヒビット)を行っている。
即ち、第1のDSP71は、第1群の検出回路61〜63から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより、PFCステージ20のスイッチング素子22を駆動する際に、PFCステージ20におけるスイッチング動作により発生するパルス電流に同期した第1のブランク信号を生成する。
また、第2のDSP72は、第2群の検出回路64〜66から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより、DC/DCコンバータステージ40のスイッチング素子42を駆動する際に、DC/DCコンバータステージ40におけるスイッチング動作により発生するパルス電流に同期した第2のブランク信号を生成する。
さらに、DSP71及び72は、第1及び第2のブランク信号を互いに送信する。第1のDSP71は、DSP72から受信した第2のブランク信号をA/D変換器74に供給することにより、A/D変換器74に入力されるアナログ検出信号をミュートする。その結果、第2のブランク信号に基づいて、第1群の検出回路61〜63の検出結果が所定の期間マスキングされる。それと共に、又は、それに替えて、第2のDSP72は、DSP71から受信した第1のブランク信号をA/D変換器76に供給することにより、A/D変換器76に入力されるアナログ検出信号をミュートするようにしても良い。その結果、第1のブランク信号に基づいて、第2群の検出回路64〜66の検出結果が所定の期間マスキングされる。これにより、複数のDSPが並列的に複数のパワーステージのスイッチング制御を行う際に、それぞれのスイッチング制御を安全確実に行うことができる。
ここで、第1のDSP71が、第1の周波数を有する第1の駆動信号を生成してPFCステージ20のスイッチング素子22に供給し、第2のDSP72が、第2の周波数を有する第2の駆動信号を生成してDC/DCコンバータステージ40のスイッチング素子42に供給する場合に、第1の周波数が第2の周波数の整数倍となるようにこれらの周波数の比を設定し、DSP71及び72が、第1の駆動信号に同期した第1及び第2のブランク信号をそれぞれ生成するようにしても良い。その場合には、PFCステージ20とDC/DCコンバータステージ40とにおいてノイズの発生タイミングを揃えると共に、第1及び第2のブランク信号の周波数を統一することができる。
次に、図1に示す電源回路の第1の動作例について、図1及び図3を参照しながら説明する。図3は、図1に示す電源回路の第1の動作例を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、ステップS11において、第2のDSP72が、DC/DCコンバータステージ40の検出データによって表される値を第1のしきい値と比較して、検出データによって表される値が第1のしきい値を超えているか否かを判定する。検出データによって表される値が第1のしきい値を超えていないと判定された場合には、ステップS11を繰り返し、検出データによって表される値が第1のしきい値を超えていると判定された場合には、処理がステップS12に移行する。
ステップS12において、第2のDSP72が、DC/DCコンバータステージ40の運転を停止すると共に、第1のDSP71にモード情報を送信する。これに応答して、ステップS13において、第1のDSP71が、フラッシュメモリ71aに予め格納されている制御プログラムを起動する。
ステップS14において、第2のDSP72が、検出データによって表される値を第2のしきい値と比較して、DC/DCコンバータステージ40の運転停止だけで良いか否かを判定する。DC/DCコンバータステージ40の運転停止だけで良いと判定された場合には、処理がステップS15に移行し、DC/DCコンバータステージ40の運転停止だけでは不十分であると判定された場合には、処理がステップS17に移行する。
ステップS15において、第2のDSP72が、PFCステージ20の運転継続を表すモード情報を第1のDSP71に送信する。制御プログラムを実行している第1のDSP71は、モード情報に従って、PFCステージ20の運転を継続する。さらに、ステップS16において、第2のDSP72が、外部コントロール端子に供給される命令に従って、及び/又は、検出データ(例えば温度データ)によって表される値を第3のしきい値と比較することにより、DC/DCコンバータステージ40の運転を再開するか否か判定する。
DC/DCコンバータステージ40の運転を再開すると判定された場合には、ステップS17において第2のDSP72がDC/DCコンバータステージ40の運転を再開した後に、処理がステップS11に戻る。一方、DC/DCコンバータステージ40を再開しないと判定された場合には、ステップS16を繰り返す。
ステップS14においてDC/DCコンバータステージ40の運転停止だけでは不十分であると判定された場合には、第2のDSP72が、PFCステージ20の運転停止を表すモード情報を第1のDSP71に送信する。制御プログラムを実行している第1のDSP71は、モード情報に従って、PFCステージ20の運転停止のためのシーケンス動作を行う(ステップS18)。その結果、ステップS19において、第2のDSP72に遅れて、第1のDSP71が、PFCステージ20の運転を停止する。
次に、図1に示す電源回路の第2の動作例について、図1及び図4を参照しながら説明する。図4は、図1に示す電源回路の第2の動作例を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、ステップS21において、第1のDSP71が、PFCステージ20の検出データによって表される値を第4のしきい値と比較して、検出データによって表される値が第4のしきい値を超えているか否かを判定する。検出データによって表される値が第4のしきい値を超えていないと判定された場合には、ステップS21を繰り返し、検出データによって表される値が第4のしきい値を超えていると判定された場合には、処理がステップS22に移行する。
検出データによって表される値が第4のしきい値を超えた場合には、電源回路の異常が原因なのか、あるいは、外部からACラインに重畳されたスパイクノイズ等が原因なのか不明であるので、直ちに電源回路の運転を停止することはせずに、所定の期間において電源回路の警戒運転を継続する。その際に、第1のDSP71の制御情報を第2のDSP72に緊急コピーさせるべく、第1のDSP71が、第1のDSP71の制御情報を第2のDSP72に送信する(ステップS22)。第1のDSP71は、所定の期間において、第1のしきい値を超えた検出データ(異常データ)の替わりに、直近データに基づいて警戒運転を継続する(ステップS23)。
ステップS24において、第1のDSP71が、異常状態が依然として継続しているか否かを判定する。異常状態が依然として継続していると判定された場合には、処理がステップS25に移行し、異常状態が終了したと判定された場合には、処理がステップS28に移行する。
ステップS25において、第1のDSP71が、警報を発報すると共に、PFCステージ20の運転をアラーム運転に移行する。ステップS26において、第1のDSP71が、検出データによって表される値を第5のしきい値と比較して、PFCステージ20の通常運転を再開するか否かを判定する。PFCステージ20の通常運転を再開すると判定された場合には、処理がステップS27に移行し、PFCステージ20の通常運転を再開しないと判定された場合には、ステップS26を繰り返す。
ステップS27において、第1のDSP71の要求に基づいて、第2のDSP72が、第1のDSP71の制御情報を第1のDSP71に戻す。さらに、ステップS28において、第1のDSP71が、PFCステージ20の通常運転を再開する。その後、処理がステップS21に戻る。
ステップS24において異常状態が終了したと判定された場合には、ステップS29において、第1のDSP71の要求に基づいて、第2のDSP72が、第1のDSP71の制御情報を第1のDSP71に戻す。さらに、ステップS30において、第1のDSP71が、PFCステージ20の警戒運転をリセットして通常運転を再開する。その後、処理がステップS21に戻る。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。この電源回路は、昇圧又は降圧を行い又は直流電圧から交流電圧を生成する複数のパワーステージ(図1においては、PFCステージ20及びインバータステージ80を示す)を含むパワーブロックと、PFCステージ20の所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第1群の検出回路61〜63と、インバータステージ80の所定の箇所における電流又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第2群の検出回路67及び68と、パワーブロックを制御する制御ブロック70とを有している。
パワーブロックは、入力端子1及び2から供給される交流電圧を直流電圧に変換する際に、入力電圧及び入力電流における波形及び位相を合わせて力率を改善するPFC(power factor controller:力率改善コントロール)ステージ20と、PFCステージ20から出力される電圧を平滑するコンデンサ30と、コンデンサ30によって平滑された直流電圧をスイッチングして、モータを駆動するための3相交流電圧を出力端子5〜7に供給するインバータステージ80とを有している。
インバータステージ80は、U相の出力端子5に接続されるスイッチング素子81及び82と、V相の出力端子6に接続されるスイッチング素子83及び84と、W相の出力端子7に接続されるスイッチング素子85及び86と、スイッチング素子81〜86に駆動信号を供給するドライバ87とを含んでいる。スイッチング素子81〜86は、それぞれの駆動信号に従って、入力される直流電圧とU相〜W相の出力端子5〜7との間でスイッチング動作を行うことにより、出力端子5〜7に3相交流電圧を供給する。これらのスイッチング素子としては、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)にダイオードが並列に接続されたものを使用することができる。
第2群の検出回路は、電流検出回路67と、温度センサ68とを含んでいる。電流検出回路67は、インバータステージ80に入力される電流を検出し、検出信号をA/D変換して検出データを出力する。温度センサ68は、インバータステージ80の温度を検出し、検出信号をA/D変換することにより検出データを出力する。なお、検出回路の種類や数は、必要に応じて適宜変更することができる。
本実施形態においては、PFCステージ20に設けられているスイッチング素子22とインバータステージ80に設けられているスイッチング素子81〜86とを個別に制御(PWM制御やPFM制御等)するために、複数のDSPが専用に設けられている。一方、異常の発生や待機モードへの切換えに際しては、それらのDSPの間で相互に通信を行うことにより、円滑な連動を行うようにしている。
制御ブロック70は、第1群の検出回路61〜63から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことによりPFCステージ20を制御する第1のDSP71と、第2群の検出回路67及び68から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことによりインバータステージ80を制御する第2のDSP72と、DSP71とDSP72との間で通信を行うために設けられた通信回線73とを含んでいる。
図2において、回路基板78には、図1に示すPFCステージ20のスイッチング素子22を駆動するための駆動信号Aを生成する第1のDSP71と、PFCステージ20における第1群の検出回路61〜63のA/D変換器部分74と、PFCステージ20のドライバ23に駆動信号Aを出力する出力回路75と、インバータステージ80のスイッチング素子81〜86を駆動するための駆動信号Bを生成する第2のDSP72と、インバータステージ80における第2群の検出回路67及び68のA/D変換器部分76と、インバータステージ80のドライバ87に駆動信号Bを出力する出力回路77とが実装されている。
A/D変換器74及び76に入力されるアナログ検出信号をミュートするために、DSP71及び72からA/D変換器74及び76にブランク信号がそれぞれ供給される。また、DSP71及び72には、DSP71及び72を外部から制御するために用いられる外部コントロール端子が接続されている。
本実施形態においては、DSP71及び72の各々が、スイッチング制御に伴う同期信号(パルス信号)を生成して互いに送信することにより、この同期信号を他方のDSPに接続されたA/D変換器76及び74にブランク信号として供給して、他方のパワーステージにおける検出結果のマスキングを行っている。
図6に、図5に示す電源回路における各部の波形を示す。インバータステージ80のドライバ87は、例えば、図6の(a)に示すように、20kHz〜25kHz程度の周波数を有する駆動信号をスイッチング素子82に出力する。これにより、スイッチング素子82の出力側の電位V82は、図6の(b)に示すように変化する。また、電源回路の負荷がモータの巻線であり、インダクタンス成分を有するので、スイッチング素子82に流れる電流I82は、図6の(c)に示すように変化する。その結果、図6の(d)に示すように、電流I82のパルスの立ち上がり部分及び/又は立ち下がり部分においてスイッチングノイズが発生する。
第1のDSP71は、図6の(e)に示すように、電流I82のパルスの立ち上がり部分及び/又は立ち下がり部分に同期した第1のブランク信号を生成する。この第1のブランク信号は、電流I82のパルスによって発生するスイッチングノイズをカバーする期間において活性化される。
また、PFCステージ20のドライバ23は、例えば、図6の(f)に示すように、100kHz程度の周波数を有する駆動信号をスイッチング素子22に出力する。これにより、スイッチング素子22のホット側の電位V22は、図6の(g)に示すように変化する。また、スイッチング素子22のホット側にはインダクタ21が接続されているので、スイッチング素子82に流れる電流I22は、図6の(h)に示すように変化する。その結果、図6の(i)に示すように、電流I22のパルスの立ち上がり部分及び/又は立ち下がり部分においてスイッチングノイズが発生する。
第2のDSP72は、図6の(j)に示すように、電流I22のパルスの立ち上がり部分及び/又は立ち下がり部分に同期した第2のブランク信号を生成する。この第2のブランク信号は、電流I22のパルスによって発生するスイッチングノイズをカバーする期間において活性化される。
図2において、DSP71及び72は、第1及び第2のブランク信号を互いに送信する。第1のDSP71は、DSP72から受信した第2のブランク信号をA/D変換器74に供給することにより、A/D変換器74に入力されるアナログ検出信号をミュートする。その結果、第2のブランク信号に基づいて、第1群の検出回路61〜63の検出結果が所定の期間マスキングされる。それと共に、又は、それに替えて、第2のDSP72は、DSP71から受信した第1のブランク信号をA/D変換器76に供給することにより、A/D変換器76に入力されるアナログ検出信号をミュートするようにしても良い。その結果、第1のブランク信号に基づいて、第2群の検出回路67及び68の検出結果が所定の期間マスキングされる。これにより、複数のDSPが並列的に複数のパワーステージのスイッチング制御を行う際に、それぞれのスイッチング制御を安全確実に行うことができる。
ここで、第1のDSP71が、第1の周波数を有する第1の駆動信号を生成してPFCステージ20のスイッチング素子22に供給し、第2のDSP72が、第2の周波数を有する第2の駆動信号を生成してインバータステージ80のスイッチング素子42に供給する場合に、第1の周波数が第2の周波数の整数倍となるようにこれらの周波数の比を設定し、DSP71及び72が、第1の駆動信号に同期した第1及び第2のブランク信号をそれぞれ生成するようにしても良い。例えば、PFCステージ20のドライバ23が生成する駆動信号の周波数が100kHzである場合には、インバータステージ80のドライバ87が生成する駆動信号の周波数を、100kHzの1/4である25kHz、又は、100kHzの1/5である20kHzとする。その場合には、PFCステージ20とインバータステージ80とにおいてノイズの発生タイミングを揃えると共に、第1及び第2のブランク信号の周波数を統一することができる。
本発明は、スイッチング動作によって昇圧又は降圧を行ったり交流電圧を生成したりする電源回路において利用することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 制御ブロックの構成要素が基板に実装された状態を示す図である。 図1に示す電源回路の第1の動作例を示すフローチャートである。 図1に示す電源回路の第2の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 図5に示す電源回路における各部の波形を示す図である。
符号の説明
1、2 交流入力端子
3、4 直流出力端子
5〜7 3相交流出力端子
10 整流回路
20 PFCステージ
21 インダクタ
22、42、81〜86 スイッチング素子
23、43、87 ドライバ
24、44 ダイオード
30、50 コンデンサ
40 DC/DCコンバータステージ
41 トランス
61、64、67 電流検出回路
62、65 電圧検出回路
63、66、68 温度センサ
70 制御ブロック
71、72 DSP
71a、72a フラッシュメモリ
71b、72b RAM
73 通信回線
74、76 A/D変換器
75 駆動信号Aの出力回路
77 駆動信号Bの出力回路
78 回路基板
80 インバータステージ

Claims (7)

  1. 昇圧又は降圧を行い又は直流電圧から交流電圧を生成する複数のパワーステージを含むパワーブロックと、
    第1のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第1群の検出回路と、
    前記第1のパワーステージよりも後段に位置する第2のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第2群の検出回路と、
    前記第1群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより前記第1のパワーステージを制御する第1のディジタル信号プロセッサと、
    前記第2群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより前記第2のパワーステージを制御する第2のディジタル信号プロセッサと、
    前記第1のディジタル信号プロセッサと前記第2のディジタル信号プロセッサとの間で通信を行うために設けられた通信回線と、
    を具備し、前記第2のディジタル信号プロセッサが、前記第2群の検出回路の内の少なくとも1つから出力される検出データに基づいて負荷状態を判定し、負荷状態に対応するモード情報を前記第1のディジタル信号プロセッサに送信することを特徴とする電源回路。
  2. 前記第2のディジタル信号プロセッサが、前記第2群の検出回路の内の少なくとも1つから出力される検出データによって表される値をしきい値と比較することにより負荷状態を判定する、請求項1記載の電源回路。
  3. 前記第1のディジタル信号プロセッサが、前記第2のディジタル信号プロセッサから送信されるモード情報に従って、前記第1のパワーステージの動作モードを、通常モードと待機モードとの内のいずれか1つ、又は、通常モードと停止モードとの内のいずれか1つ、又は、通常モードとテストモードとの内のいずれか1つに設定する、請求項1又は2記載の電源回路。
  4. 前記第1のディジタル信号プロセッサが、前記第2のディジタル信号プロセッサから送信されるモード情報に従って前記第1のパワーステージの動作モードを変更する手順と、新たに設定された動作モードで前記第1のパワーステージを制御するための演算を行う手順と、以前の設定状態と新たな設定状態とに関する情報を保存する手順とをCPUに実行させる制御プログラムを格納する格納手段を有する、請求項3記載の電源回路。
  5. スイッチング素子を用いて昇圧又は降圧を行い又は直流電圧から交流電圧を生成する複数のパワーステージを含むパワーブロックと、
    第1のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第1群の検出回路と、
    第2のパワーステージの所定の箇所における電流又は電圧又は温度を検出して検出信号をA/D変換する第2群の検出回路と、
    前記第1群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより前記第1のパワーステージのスイッチング素子を駆動すると共に、前記第1のパワーステージにおけるスイッチング動作により発生するパルス電流に同期した第1の同期信号を生成する第1のディジタル信号プロセッサと、
    前記第2群の検出回路から出力される検出データに基づいてディジタル信号処理を行うことにより前記第2のパワーステージのスイッチング素子を駆動すると共に、前記第2のパワーステージにおけるスイッチング動作により発生するパルス電流に同期した第2の同期信号を生成する第2のディジタル信号プロセッサと、
    前記第1のディジタル信号プロセッサと前記第2のディジタル信号プロセッサとの間で通信を行うために設けられた通信回線と、
    を具備し、前記第1及び第2のディジタル信号プロセッサが第1及び第2の同期信号を互いに送信することにより、前記第1のディジタル信号プロセッサが第2の同期信号に基づいて前記第1群の検出回路の検出結果を所定の期間マスキングし、及び/又は、前記第2のディジタル信号プロセッサが第1の同期信号に基づいて前記第2群の検出回路の検出結果を所定の期間マスキングすることを特徴とする電源回路。
  6. 前記第1のディジタル信号プロセッサが、第1の周波数を有する第1の駆動信号を生成して前記第1のパワーステージのスイッチング素子に供給し、
    前記第2のディジタル信号プロセッサが、第2の周波数を有する第2の駆動信号を生成して前記第2のパワーステージのスイッチング素子に供給し、
    第1の周波数が第2の周波数の整数倍であり、前記第1及び第2のディジタル信号プロセッサが、第1の駆動信号に同期した第1及び第2の同期信号をそれぞれ生成する、
    請求項5記載の電源回路。
  7. 前記第1及び第2のディジタル信号プロセッサの各々が、個別のパッケージにモールドされて独立して交換可能である、請求項1〜6のいずれか1項記載の電源回路。
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