JP2006350707A - 検出手段の故障診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象とするセンサ群のいずれか1つが故障状態にあるとき、冗長でなく、コスト高を招くことなく、その故障を的確に判定できるようにする。
【解決手段】一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個のセンサ11、12、13を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、少なくとも3個のセンサ11〜13の出力を互いの相関性に従って同一の一つの物理量Aに変換し、変換した同一の物理量Aを用いてセンサの異常判定を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個のセンサ11、12、13を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、少なくとも3個のセンサ11〜13の出力を互いの相関性に従って同一の一つの物理量Aに変換し、変換した同一の物理量Aを用いてセンサの異常判定を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、3個以上の検出手段を有する装置システムにおける検出手段の故障診断装置に係り、特に、車両や動力プラント、産業機械、化学プラント等で用いられる検出手段の故障診断装置に関する。
状態検出手段、つまり、センサ類の故障診断装置として、車両の挙動(物理現象)を示す第1の物理量を第1の計測信号に変換するための第1のセンサ以外に、第1の物理量とは異なる車両の挙動を示す第2の物理量を第2の計測信号に変換するための第2のセンサを設け、第2の計測信号に基づいて第1の物理量に対応する近似値を演算手段によって算出し、第1のセンサの測定値と第2の計測信号に基づく近似値とを比較することによって、第1のセンサの故障の有無を判定するものがある(例えば、特許文献1)。
この故障診断装置は、第1の計測信号に基づいて第1の物理量の測定値を通信データとして多重伝送路に送信するセンサノードを備えた車両用多重伝送装置に組み込まれるものである。
一般的に、機械装置の或る物理現象をセンサで検出する場合、そのセンサの故障を判定することについて、図20を参照して説明する。ここで云う故障とは、センサが物理現象の真値を捉えることができず、真値とは異なる物理量を出力する状態のことを表す。
図20では、センサによる物理量の計測対象の機械装置が、自動車等の車両用の内燃機関(エンジン)1000である。エンジン1000の或る物理現象、たとえば、吸入空気量を計測するセンサが、センサ1001のみのように、1個のみであると、センサ1001が故障状態にあるかを検証するために、他の方法によってエンジン1000の物理現象を認識する方法がないため、センサ1001の故障を検出することができない。
そこで、センサ1001、センサ1002のように、センサを2個設定し、エンジン1000の一つの物理現象を測定するようにすると、両センサ1001、1002の検出値を比較すれば、その結果が有意に異なる場合には、いずれかのセンサが故障状態にあることは検出できる。
しかし、センサ1001、センサ1002のどちらが故障状態にあるかは、センサを1個のみ設定している場合と同様に、他の方法によってエンジン1000の物理現象を認識する方法がないため、判定することができない。つまり、故障しているセンサを特定することができない。
そこで、センサ1001、センサ1002、センサ1003のように、センサを3個設定すると、この3個のセンサの検出値X(一つの現象を表す物理量)を比較判定手段1004によって比較し、2個のセンサの検出値に対して、或る1個のセンサの検出値が有意に異なることをもって、いずれのセンサが故障状態にあるかを検出し、故障判定を行うことができる。
ここで、一般的に、センサの故障は、小さい確率で発生するものなので、2個のセンサが同時に故障状態となる現象は発生しないものと想定できる。よって、故障状態にあるセンサは1個と限定することができ、上記の如く、いずれのセンサが故障状態にあるかを検出することができる。
従って、同一の物理現象に対し3個以上のセンサで測定を行い、それらの検出値を比較し、ある1個の検出値が有意に異なることをもって、いずれのセンサが故障状態にあるかを検出することができる。
ここで、単純にある物理現象の計測システムに高い信頼性を与えようとすると、図20において、センサ1001、1002、1003を同じ仕様のセンサ(同じ物理量を計測するセンサ)とすると、単純に各センサの検出値を比較するだけでよいが、センサを3個以上設定する必要があるため、冗長で、システムのコストは高いものとなる。
本発明は、前記点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、対象とする検出手段(センサ)群のいずれか1つが故障状態にあるとき、冗長でなく、コスト高を招くことなく、その故障を的確に判定できる装置システムの検出手段の故障診断装置を提供することにある。
本発明による検出手段の故障診断装置は、一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、前記少なくとも3個の検出手段より検出された出力をそれぞれ相互比較する比較手段と、前記比較手段によって相互比較した結果がそれぞれ所定値以上の差異があるかを判定し、相互比較のうち所定値以上の差異を有する出力と、所定値以上の差異を有さない出力との比較から、一つの検出手段を異常と判定する判定手段とを有する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、前記少なくとも3個の検出手段の出力のうちの二つを各々一組として各組ごとに相互比較する比較手段と、前記比較手段によって相互比較した結果である各組の出力の差異が所定値以上の差異であるか否かを判別し、所定値以上の差異を有する組と、所定値の以上の差異を有さない組との比較により、一つの検出手段を異常と判定する判定手段とを有する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、好ましくは、前記判定手段は、所定値以上の差異を有する組に属する検出手段のうち、出力が他の検出手段の出力より乖離している一つの検出手段を異常と判定する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、好ましくは、前記判定手段は、所定以上の差異を有さない組に属する二つの検出手段を正常と判定する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、好ましくは、前記判定手段は、一つの検出手段について、所定値以上の差異を有する組に属する結果を少なくとも2つ得た該一つの検出手段を異常と判定する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、前記少なくとも3個の検出手段の出力より異常を判定するための判定基準値を求める判定基準算出手段と、判定基準算出手段によって求められた前記判定基準値と各検出手段の出力との比較し、検出手段の異常を判定する比較判定手段とを有する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、好ましくは、前記判定基準算出手段は、3個以上の検出手段の出力の平均値を算出し、当該平均値を前判定基準値とする。
本発明による検出手段の故障診断装置は、一つの現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、少なくとも3個の検出手段の出力のうち、少なくとも二つの出力とそれ以外の出力に基づいて異常を判定するための判定基準値を求める判定基準算出手段と、前記判定基準算出手段によって求められた判定基準値と前記各検出手段の少なくとも一つの検出手段の比較により前記比較された検出手段の異常を判定する比較判定手段とを有する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、好ましくは、前記比較判定手段は、一つの検出手段により求められた出力値と、それ以外の検出手段により求められた平均値を比較することにより、当該一つの検出手段の異常を判定する。
本発明による検出手段の故障診断装置は、一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、前記少なくとも3個の検出手段の出力を互いの相関性に従って同一の一つの物理量に変換し、変換した同一の物理量を用いて前記検出手段の異常判定を行う。
本発明による検出手段の故障診断装置は、好ましくは、前記検出手段の出力が前記故障判定のための所定値より大きい所定値を超えた場合には、他の故障判定に凌駕して前記検出手段を異常と判定する。
本発明による検出手段の故障診断装置によれば、同じ物理量を計測するセンサを多重にすることなく、それぞれ異なる物理量を検出する3個以上のセンサのいずれが故障状態にあるかを判定することができる。これにより対象とする検出手段群のいずれか1つが故障状態にあるとき、冗長でなく、コスト高を招くことなく、その故障を的確に判定できる。
まず、本発明による検出手段の故障診断装置の原理、有用性について説明する。
車両や動力プラント、産業機械、化学プラントの制御システムでは、例えば、エンジンの状態を検出するセンサ(検出手段)について見ても、エンジンのさまざまな状態を検出する多くの種類のセンサが設けられており、それぞれ異なる物理状態を検出している。そして、それら、それぞれ異なる物理状態は、完全に独立して変化するものではなく、互いに相関しながら変化するものも多い。
従って、エンジンの異なる物理状態を検出するセンサの検出値(出力)から、同一の物理量を算出することが可能な場合がある。よって、一つの物理現象に対して3個以上それぞれ異なる物理量を検出するセンサについて、それらの検出値を比較し、ある1個の検出値が有意に異なることをもって、いずれのセンサが故障状態にあるかを検出することができる。
このことを、図1を用いて説明する。エンジン10には、直接検出する物理状態が異なる3個のセンサ11、12、13が取り付けられている。これらのセンサ11、12、13が検出する検出量(センサ出力)B、C、Dは、それぞれ、換算処理手段21、22、23に入力される。前述のように、エンジン10のそれぞれ異なる物理状態は、完全に独立して変化するものではなく、互いに相関しながら変化するため、異なる検出量から同一の物理量Aを算出することが可能であり、換算処理手段21、22、23は、それぞれのセンサ出力のB、C、D信号を、一つの物理現象を表す物理量A(例えば、吸入空気量、吸気管圧力、エンジン回転数)に変換して出力する。
これにより、比較判定手段30は、図20で説明したような故障判定と同等の故障判定が可能となり、同じ物理量を計測するセンサを多重にすることなく、それぞれ異なる物理量を検出するセンサ11、12、13のいずれが故障状態にあるかを判定することができる。
つぎに、本発明による検出手段の故障診断装置を適用する装置システムの一つの実施形態として、動力装置である筒内噴射内燃機関を、図2を参照して説明する。
筒内噴射内燃機関(以下、エンジンと言う)100は、シリンダボア100aにピストン100bを有し、ピストン100bの図にて上側に燃焼室100cを画定している。
燃焼室100cに導入される吸入空気は、エアクリーナ102の入口部102aから取り入れられ、エンジン100の運転状態計測手段の一つである空気流量計(エアフローセンサ)103を通り、吸気流量を制御する電制スロットル弁105aを収容したスロットルボディ105を通ってコレクタ106に入る。
エアフローセンサ103は、一つの物理量である吸気流量を表す検出信号をエンジン制御装置であるコントロールユニット115に出力する。
スロットルボディ105には、エンジン100の運転状態計測手段の一つであるスロットルセンサ104が取り付けられている。スロットルセンサ104は、一つの物理量である電制スロットル弁105aの開度を表す検出信号をコントロールユニット115に出力する。
コレクタ106に吸入された空気は、エンジン100の各燃焼室100cに接続されている吸気枝管101に分配された後、燃焼室100cに導かれる。
コレクタ106には吸気管圧力センサ128が取り付けられている。吸気管圧力センサ128は、コレクタ106の圧力、すなわち、吸気管圧力を検出し、その検出信号をコントロールユニット115に出力する。
ガソリン等の燃料は、燃料タンク108から燃料ポンプ109により一次加圧されて燃料圧力レギュレータ110により一定の圧力に調圧され、さらに高圧燃料ポンプ111によって高い圧力に二次加圧されてコモンレール125へ圧送される。
コモンレール125には燃料圧力センサ121が取り付けられている。燃料圧力センサ121は、二次加圧された燃料圧力を検出し、その検出信号をコントロールユニット115に出力する。
高圧燃料は各燃焼室100c毎に設けられているインジェクタ112から燃焼室100c内に直接噴射(筒内噴射)される。燃焼室100c内に噴射された燃料は、点火コイル113により高電圧化された点火信号により点火プラグ114によって着火される。
排気弁100eのカムシャフト107にはカム角センサ116が取り付けられている。カム角センサ116は、一つの物理量であるカムシャフト107の位相を検出し、その検出信号をコントロールユニット115に出力する。なお、カム角センサ116は吸気弁100dのカムシャフト122に取り付けてもよい。
エンジン100のクランクシャフト100fにはクランク角センサ117が取り付けられている。クランク角センサ117は、一つの物理量であるクランクシャフト100fの回転と位相を検出し、その検出信号をコントロールユニット115に出力する。
排気管119には触媒120が設けられている。排気管119の触媒120より上流側には空燃比センサ118が取り付けられている。空燃比センサ118は、一つの物理量である排気ガスの空燃比(酸素)を検出し、その検出信号をコントロールユニット115に出力する。
コントロールユニット115は、マイクロコンピュータ式のものであり、図3に示されているように、MPU203と、ROM202と、RAM204及びA/D変換器を含むI/OLSI201等により構成されている。
コントロールユニット115は、エンジンの運転状態を計測(検出)する手段であるエアフローセンサ103、スロットルセンサ104、カム角センサ116、クランク角センサ117、空燃比センサ118、アクセルセンサ126、スタータスイッチ127、吸気管圧力センサ128の各々より信号を入力し、所定の演算処理を実行し、この演算結果として算定された各種の制御信号を、インジェクタ112、点火コイル113等に出力し、燃料供給量制御、点火時期制御、センサ(検出手段)の故障判定を実行するものである。
かかるエンジン制御システムにおける一つの物理現象として、エンジン100の吸入空気量について着目し、このことについて図4を用いて説明する。
エンジン100の吸入空気量は、前述のようにエアフローセンサ103により計測される。吸入空気量は、スロットルボディ105の電制スロットル弁105aによって運転者の意思、その他に基づいて制御される。スロットルボディ105には、前述のように弁開度を計測するスロットルセンサ104が設けられている。
吸入空気は、エンジン100の吸入行程により燃焼室100cに吸入されるので、電制スロットル弁105aより下流、すなわちコレクタ106内の圧力は、吸入空気量と、エンジン100が吸入しようとする力のバランスにより決まる。コレクタ106内の圧力は、前述のように吸気管圧力センサ128により計測される。
これらの現象について、以下により詳細に説明する。
まず、吸入空気量Qとスロットル弁開度の関係について、図5を用いて説明する。エンジン100の吸入空気は、エンジン100が有する、多くの場合、複数の燃焼室(シリンダ)100cに吸入される。一つの燃焼室100cが1回の吸入行程で吸入する空気量をシリンダ吸入空気量Qと呼ぶと、エアフローセンサ103が計測する吸入空気量は、所定時間でエンジン100が吸入する総空気量なので、吸入空気量=シリンダ吸入空気量Q×所定時間での吸入行程回数の関係(相関性)が成り立つ。
スロットルセンサ104が計測するスロットル開度により、吸気開口面積Sが機械的に定まる。吸気開口面積Sが定まると、エンジン100が空気を吸入しようとする力のバランスから、電制スロットル弁105aによる絞り部によって吸入空気量Qとコレクタ106内の圧力がバランスする。よって、吸気開口面積Sとシリンダ吸入空気量Qとの間に、図5に示されているように、各エンジン回転数N毎に一義的に決まる関係が得られる。
従って、スロットル開度を検出すると、エンジン回転数Nが既知であれば、スロットル開度とエンジン回転数Nから、吸入空気量Qを算出することができる。
つぎに、シリンダ吸入空気量Qと吸気管圧力Pの関係について、図6を用いて説明する。前述のようにコレクタ内の圧力、つまり、吸気管圧力Pは、シリンダ吸入空気量Qと、エンジン100が吸入しようとする力のバランスにより決まるので、吸気管圧力Pと吸入空気量Qとの間に、図6に示されているように、各エンジン回転数N毎に一義的に決まる関係(相関性)が得られる。
従って、吸気管圧力Pを検出すると、エンジン回転数Nが既知であれば、吸気管圧力Pとエンジン回転数Nから、シリンダ吸入空気量Qを算出することができる。
これらのことにより、エアフローセンサ103と、スロットルセンサ104と、吸気管圧センサ128のそれぞれの出力信号から、それぞれシリンダ吸入空気量Qを算出することができる。
かかる原理を用いて、センサの故障を診断する診断装置の一実施形態を、図7を参照して説明する。
この診断装置は、マイクロコンピュータ式のコントロールユニット115がコンピュータプログラムを実行することにより具現化されるものであり、物理量演算部904、905、906と、物理量換算部907、908、909と、判定基準算出手段としての平均値演算部910と、比較判定部911とを有する。
エアフローセンサ103、スロットルセンサ104、吸気管圧センサ128のそれぞれの出力信号は、本実施形態においては、電圧によるアナログ信号である。
物理量演算部904、905、906は、エアフローセンサ103、スロットルセンサ104、吸気管圧センサ128のそれぞれからのアナログ信号をディジタル信号に変換してそれぞれ、吸入空気量、吸気管圧力、スロットル開度の物理量を演算する。
エアフローセンサ103の信号より演算された吸入空気量は、物理量換算部907に入力される。物理量換算部907は入力された吸入空気量をエンジン回転数Nで割ってシリンダ吸入空気量Qを求める。
吸気管圧センサ128の信号より演算された吸気管圧力は、物理量換算部908に入力される。物理量換算部908は、入力された吸気管圧力Pとエンジン回転数Nとから、図6に示されているような相関性に従ってシリンダ吸入空気量Qを求める。
スロットルセンサ104の信号より演算されたスロットル開度は、物理量換算部909に入力される。物理量換算部909は、入力されたスロットル開度(吸気開口面積S)とエンジン回転数Nとから、図6に示されているような相関性に従ってシリンダ吸入空気量Qを求める。
以上説明した処理から、エアフローセンサ103、吸気管圧センサ128、スロットルセンサ104のそれぞれの信号から、同一の物理値であるシリンダ吸入空気量Qを求めることができることがわかる。
従って、図1で説明したように、それぞれのシリンダ吸入空気量Qを定量的に比較することにより、エアフローセンサ103、吸気管圧センサ128、スロットルセンサ104のいずれかが故障状態にあるかを検出することができる。
その検出処理の1実施形態として、平均値演算部910にて、エアフローセンサ103の出力信号によるシリンダ吸入空気量QをQ1、吸気管圧センサ128の出力信号によるシリンダ吸入空気量QをQ2とし、その平均値AAVq=(Q1+Q2)/2を求める。平均値AAVqは、スロットルセンサ104の故障を判定する判定基準値である。
比較判定部911は、スロットルセンサ104の出力信号から求めたシリンダ吸入空気量QをQ3とし、Q3と平均値AAVqとの比(Q3/AAVq)を求める。
ここで、各センサの測定誤差が0、かつ各演算における誤差が0である場合、スロットルセンサ104によるシリンダ吸入空気量Q3と平均値AAVqの比(Q3/AAVq)は1となり、スロットルセンサ104の信号が誤差を持つ場合、その誤差に応じて比(Q3/AAVq)は1から乖離する値になる。
比(Q3/AAVq)は、スロットルセンサ104の誤差を表す指標であり、1からの乖離が所定値以上となった場合には、スロットルセンサ104が故障状態と判定できることが分かる。
従って、比較判定部911では、比(Q3/AAVq)が所定値Xq3より大きい、あるいは所定値Yq3より小さい場合には、スロットルセンサ104が故障であると判定する。
ここで、平均値AAVqは、エアフローセンサ103と吸気管圧センサ128の出力信号からのシリンダ吸入空気量Qの平均値であるため、両センサが測定誤差を持つ場合でも、その値は、真のシリンダ吸入空気量に近い。そのため、スロットルセンサ104の信号によるシリンダ吸入空気量Q3と、平均値AAVqのシリンダ吸入空気量の比較は、精度よく行うことができる。よって、スロットルセンサ104の故障を精度よく判定することができる。
以上の説明は、スロットルセンサ104の故障を検出するための演算と判定であるが、図示していないが、同様の演算と判定を行えば、エアフローセンサ103、吸気管圧センサ128の故障を精度よく判定することができる。
エアフローセンサ102の故障判定に関しては、吸気管圧センサ128とスロットルセンサ104の出力信号より求められたシリンダ吸入空気量の平均値を算出し、該平均値とエアフローセンサ102の出力信号によるシリンダ吸入空気量とを比較することで、故障判定を行えばよい。
同様に、吸気管圧センサ128の故障判定に関しては、エアフローセンサ103とスロットルセンサ104の出力信号より求められたシリンダ吸入空気量の平均値を算出し、該平均値と吸気管圧センサ128の出力信号によるシリンダ吸入空気量とを比較することで故障判定を行えばよい。
以上、具体例により説明した故障診断装置を一般化して示したものが図8である。3個のセンサ601、602、603のうちの一つのセンサ603の出力信号を換算処理手段606によって一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A3と、それ以外のセンサ601、602の出力信号を換算処理手段604、605によって一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA2の平均値AAVとを比較する。
平均値AAVは判定基準算出手段607によって算出される。判定基準算出手段607は、複数個(3個以上)のセンサ601、602、603のうちの故障判定対象の一つのセンサ603を除く他のセンサ601、602による同一物理量の算術的平均値を算出し、これを故障判定対象の一つのセンサ603のための判定基準値とする。
平均値AAVと一つのセンサ603の同一物理量の演算値A3との比較は、比較判定手段608によって行われる。比較判定手段608は、平均値AAVと一つのセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAV)が所定値X3より大きい、あるいは所定値Y3より小さい場合には、センサ603が故障であると判定する。
なお、この処理は、センサ603にのみ有効性が限られるものではなく、センサ601、センサ602に対しても同様の演算と判定を行えば、同様の効果を得られる。
この実施形態は、さらに、一般的に云えば、少なくとも3個の検出手段より検出された出力のうちの、少なくとも2個の出力と、それ以外の出力に基づいて異常を判定するための判定基準値を求め、当該判定基準値と各検出手段のうちの少なくとも一つの検出手段の出力との比較により、前記比較された検出手段の異常を判定する実施形態である。
本実施形態による故障判定の性能をシミュレートした結果を、図9を用いて説明する。図9は、センサ1(センサ601)およびセンサ2(センサ602)による物理量の演算結果は、常に正常値1を出力し、センサ3による物理量の演算結果が0から2まで変化したときの、センサ3(センサ603)による物理量の演算結果を横軸に取り、縦軸にセンサ1とセンサ2、センサ1とセンサ3、センサ2とセンサ3による物理量の演算結果のそれぞれの平均値、およびその平均値に対する、比較するセンサによる物理量の演算結果の偏差を1を中心とする値で示している。
例えば、センサ3による物理量の演算結果の偏差とは、センサ3による物理量の演算結果の偏差をセンサ1とセンサ2による物理量の演算結果の平均値で割った値である。この値は図9にある通り、センサ3による物理量の演算結果が1のとき、すなわちセンサ3が正常状態であるときには1を示している。
図9より、センサ3が正常状態から乖離するほど、すなわち、横軸が1から乖離するほど、センサ3による物理量の演算結果の偏差が1から乖離していることが分かる。
この乖離の度合いは、センサ1およびセンサ2による物理量の演算結果の偏差の乖離の度合いより常に大きい。従って、本実施形態を適用するセンサ群、システムの持つ精度や指標の線形性などを考慮し、適宜異常と判定する所定の閾値を選定すれば、センサ3の故障を的確に検出することができる。
なお、図9では、センサ3が故障状態にある例を示しているが、センサ1、センサ2が故障状態にあるときにも、同一の現象となることは容易に理解できる。
つぎに、本発明による検出手段の故障診断装置の他の実施形態を、図10を参照して説明する。この実施形態は、図8に示されている実施形態にベースにして、本発明を適用するセンサ群、システムの持つ精度や指標の線形性によって、さらに故障判定の精度を向上させる実施形態である。なお、図10において、図8に対応する部分は、図8に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
センサ603の故障判定においては、センサ601、602の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA2の平均値AAV3を判定基準算出手段1907で求め、比較手段1908によって平均値AAV3とセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAV3)が所定値X3より大きい、あるいは所定値Y3より小さいとを比較し、この比較結果と、もう一つの比較手段1908の比較結果との論理積をANDゲート1916によって取り、両条件が成立したときのみ、センサ603を故障であると判定する。
比較手段1908は、センサ602、603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A2とA3の平均値AAV1とセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAV1)と、センサ601、603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA3の平均値AAV2とセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAV2)とがほぼ等しくて、これらの絶対値に対して平均値AAV3とセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAV3)の絶対値が乖離しているか否かを判別する。
前述の図9から理解される通り、センサ603(センサ3)の故障時には、センサ603による物理量の演算結果の偏差、すなわち、(A3/AAV3)が1から乖離すると共に、センサ601(センサ1)による物理量の演算結果の偏差、すなわち、(A1/AAV1)、およびセンサ602(センサ2)による物理量の演算結果の偏差、すなわち、(A2/AAV2)も1から乖離する。
よって、比較手段1908による比較判定は、センサ601およびセンサ603も故障と判定することを防止するための処理である。
センサ603の故障時は、(A3/AAV3)の絶対値は、(A1/AAV1)の絶対値および(A2/AAV2)の絶対値より有意に大きく、(A1/AAV1)の絶対値と(A2/AAV2)の絶対値は有意差がないことを利用し、比較手段1908においてそれに適う判定を行うことにより、センサ603の故障を、より確実に判定するようにしている。
以上の実施形態による故障判定は、センサ601、センサ602に対する故障判定にも同様に適用できる。
センサ602の故障判定においては、センサ601、603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA3の平均値AAV2を判定基準算出手段1910で求め、比較手段1911によって平均値AAV2とセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAV2)が所定値X3より大きい、あるいは所定値Y3より小さいとを比較し、この比較結果と、もう一つの比較手段1912の比較結果との論理積をANDゲート1917によって取り、両条件が成立したときのみ、センサ602を故障であると判定する。
比較手段1912は、センサ602、603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A2とA3の平均値AAV1とセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAV1)と、センサ601、602の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA2の平均値AAV3とセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAV3)とがほぼ等しくて、これらの絶対値に対して平均値AAV2とセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAV2)の絶対値が乖離しているか否かを判別する。
また、センサ601の故障判定においては、センサ602、603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A2とA3の平均値AAV1を判定基準算出手段1913で求め、比較手段1914によって平均値AAV1とセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAV1)が所定値X3より大きい、あるいは所定値Y3より小さいとを比較し、この比較結果と、もう一つの比較手段1915の比較結果との論理積をANDゲート1918によって取り、両条件が成立したときのみ、センサ601を故障であると判定する。
比較手段1915は、センサ601、603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA3の平均値AAV2とセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAV2)と、センサ601、602の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA2の平均値AAV3とセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAV3)とがほぼ等しくて、これらの絶対値に対して平均値AAV1とセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAV1)の絶対値が乖離しているか否かを判別する。
以上により、故障判定の対象とするセンサ601〜603の全てについて、故障を、より確実に判定するようにできる。
以上説明した実施形態では、平均値との比較を、比を求めることにより行う例を示したが、平均値と比較する値を比較する方法は、目的とする誤差の性質、演算手段の性能などにより適宜選択すればよく、差による比較などが考えられる。
本発明による故障診断装置の本質は、たとえば、車両の一つの部位または動力装置の状態の、一つの現象に対して3個以上それぞれ異なる状態で検出する検出手段と、その少なくとも3個の検出手段より検出された出力をそれぞれ相互比較する手段と、該相互比較した結果がそれぞれ予め定める所定以上の差異があるかを判定する手段とを有し、相互比較のうち予め定める所定以上の差異を有する出力と、予め定める所定の差異を有さない出力の比較から、一つの検出手段を異常と判定するところにあるため、その他の出力の比較の方法が、さまざまに考えられる。
例えば、3個以上の検出手段の出力値の平均値と、各々の検出値を比較することにより、当該検出手段の異常を判定する比較法、さらに一般的には、少なくとも3個の検出手段より検出された出力により異常を判定するための判定基準を求め、その判定基準と各検出手段の少なくとも一つの検出手段の比較により、比較された検出手段の異常を判定する方法がある。
この比較方法による故障診断装置の実施形態を、図11を参照して説明する。なお、図11において、図8に対応する部分は、図8に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
本実施形態では、判定基準算出手段507は、3個のセンサ601、602、603のそれぞれの出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とA2とA3の平均値AAVa=(A1+A2+A3)/3を算出し、これを共通の判定基準値とする。
センサ601の故障判定を行う比較判定手段508は、センサ601の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1と平均値AAVaとの比(A1/AAVa)が所定値X1より大きい、あるいは所定値Y1より小さい場合には、センサ601が故障であると判定する。
センサ602の故障判定を行う比較判定手段509は、センサ602の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A2と平均値AAVaとの比(A2/AAVa)が所定値X2より大きい、あるいは所定値Y2より小さい場合には、センサ602が故障であると判定する。
センサ603の故障判定を行う比較判定手段510は、センサ603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A3と平均値AAVaとの比(A3/AAVa)が所定値X3より大きい、あるいは所定値Y3より小さい場合には、センサ603が故障であると判定する。
つまり、比較判定手段508、509、510は、それぞれ同一物理量演算値A1、A2、A3と共通の判定基準値である平均値AAVaとの比を求め、それぞれの比がそれぞれの所定値X1、Y1、X2、Y2、X3、Y3を超えているかを判定する。超えている場合には、比較する同一物理量演算値A1、A2、A3を算出したセンサを故障と判定するようにしている。
すなわち、センサ601、602、603のいずれか一つが故障している場合には、平均値AAVaに対し比較する同一物理量演算値A1、A2、A3のいずれかが有意に異なる現象を利用して判定するようにしている。これにより、たとえば、スロットルセンサ104の故障を精度よく判定することができる。
本実施形態による故障判定の性能をシミュレートした結果を、図12を用いて説明する。図12は、センサ1(センサ601)およびセンサ2(センサ602)による物理量の演算結果は、常に正常値1を出力し、センサ3(センサ603)による物理量の演算結果が0から2まで変化したときの、センサ3による物理量の演算結果を横軸に取り、縦軸にセンサ1とセンサ2とセンサ3の3者による物理量の演算結果の平均値、およびその平均値に対する、比較するセンサによる物理量の演算結果の偏差を、1を中心とする値で示している。
例えば、センサ3による物理量の演算結果の偏差とは、センサ3による物理量の演算結果の偏差をセンサ1とセンサ2とセンサ3による物理量の演算結果の平均値で割った値である。この値は、図にある通り、センサ3による物理量の演算結果が1のとき、すなわちセンサ3が正常状態であるときには1を示している。
図12より、センサ3が正常状態から乖離するほど、すなわち、横軸が1から乖離するほど、センサ3による物理量の演算結果の偏差が1から乖離していることが分かる。
この乖離の度合いは、センサ1およびセンサ2による物理量の演算結果の偏差の乖離の度合いより常に大きい。従って、本実施形態を適用するセンサ群、システムの持つ精度や指標の線形性などを考慮し、適宜異常と判定する所定の閾値を選定すれば、センサ3の故障を的確に検出できるができる。
なお、図12では、センサ3が故障状態にある例を示しているが、センサ1、センサ2が故障状態にあるときにも、同一の現象となることは容易に理解できる。
つぎに、本発明による検出手段の故障診断装置の他の実施形態を、図13を参照して説明する。この実施形態は、図11に示されている実施形態にベースにして、本発明を適用するセンサ群、システムの持つ精度や指標の線形性によって、さらに故障判定の精度を向上させる実施形態である。なお、図13において、図11に対応する部分は、図11に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
センサ601の故障判定においては、比較手段508の比較結果と、もう一つの比較手段1809の比較結果との論理積をANDゲート1814によって取り、両条件が成立したときのみ、センサ601を故障であると判定する。
比較手段1809は、平均値AAVaとセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAVa)と、平均値AAVaとセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAVa)とがほぼ等しくて、これらの絶対値に対して平均値AAVaとセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAVa)の絶対値が乖離しているか否かを判別する。
センサ602の故障判定においては、比較手段509の比較結果と、もう一つの比較手段1811の比較結果との論理積をANDゲート1815によって取り、両条件が成立したときのみ、センサ602を故障であると判定する。
比較手段1811は、平均値AAVaとセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAVa)と、平均値AAVaとセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAVa)とがほぼ等しくて、これらの絶対値に対して平均値AAVaとセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAVa)の絶対値が乖離しているか否かを判別する。
また、センサ603の故障判定においては、比較手段510の比較結果と、もう一つの比較手段1813の比較結果との論理積をANDゲート1816によって取り、両条件が成立したときのみ、センサ603を故障であると判定する。
比較手段1814は、平均値AAVaとセンサ601の同一物理量の演算値A1との比(A1/AAVa)と、平均値AAVaとセンサ602の同一物理量の演算値A2との比(A2/AAVa)とがほぼ等しくて、これらの絶対値に対して平均値AAVaとセンサ603の同一物理量の演算値A3との比(A3/AAVa)の絶対値が乖離しているか否かを判別する。
図12はセンサ3(センサ603)が故障状態にある例を示しているが、センサ1(センサ601)およびセンサ2(センサ602)が故障状態にあるときにも、同一の現象となることは容易に理解できるから、図12から理解される通り、センサ601の故障時は、センサ601による物理量の演算結果の偏差、すなわち、(A1/AAVa)が、1から乖離すると共に、センサ602による物理量の演算結果の偏差、すなわち、(A2/AAVa)、およびセンサ603による物理量の演算結果の偏差、(A3/AAVa)も1から乖離する。
よって、比較手段1809による比較判定は、センサ602および603も故障と判定することを防止するための処理である。
センサ601の故障時は、(A1/AAVa)の絶対値は、(A2/AAVa)の絶対値および(A3/AAVa)の絶対値より有意に大きく、(A2/AAVa)の絶対値と(A3/AAVa)の絶対値は有意差がないことを利用し、比較手段1809によってそれに適う判定を行うことにより、センサ601の故障を、より確実に判定するようにしている。
以上の故障判定は、センサ602、センサ603に対する故障判定にも同様に適用できるから、故障判定の対象とするセンサ601〜603の全てについて、故障を、より確実に判定するようにできる。
さらに、他の比較方法として、少なくとも3個の検出手段より検出された出力をそれぞれ相互比較する比較手段と、相互比較した結果がそれぞれ予め定める所定以上の差異があるかを判定する判定手段とを設け、相互比較のうち予め定める所定以上の差異を有する出力と、予め定める所定の差異を有さない出力の比較から、一つの検出手段を異常と判定する方法もある。
換言すると、少なくとも3個の検出手段の出力のうちの二つを各々一組として各組ごとに相互比較する比較手段と、前記比較手段によって相互比較した結果である各組の出力の差異が所定値以上の差異であるか否かを判別する判定手段とを設け、所定値以上の差異を有する組と、所定値の以上の差異を有さない組との比較により、一つの検出手段を異常と判定する方法もある。
この比較方法による故障診断装置の実施形態を、図14を参照して説明する。なお、図14においても、図8に対応する部分は、図8に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
本実施形態の故障診断装置は、比較手段1207と、判定手段1208とを含む。
比較手段1207は、センサ601と602を一組として、センサ601の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A1とセンサ602の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A2との差の絶対値が、有意差である所定値Xより大きいか否かを判定する。
ここで、有意に差があると判定できるときは、図20における説明において、二つのセンサの測定値を比較する場合と同様に、センサ601あるいはセンサ602のいずれかが故障状態にあることを示している。
この場合、つまり比較手段1207によって有意に差があると判定されると、判定手段1208が、センサ603の出力信号を一つの物理量(同一物理量)に変換した演算値A3とセンサ601の出力信号による演算値A1との比較と、センサ603の出力信号による演算値A3とセンサ601の出力信号による演算値A1との比較とを行う。ここでは、その差の絶対値を用いて比較している。
ここで、センサ601あるいはセンサ602のいずれかが故障状態にあり、異なる2つのセンサが同時に故障状態となる確率は前述の通り無視できるため、センサ603の演算値A3の値は真値に近いものとみなすことができ。
従って、センサ603の演算値A3に対し、センサ601の演算値A1、センサ6021の演算値A2のいずれが、演算値A3から乖離しているかを判定することにより、センサ601、センサ602のいずれが故障状態にあるかを判定することができる。
すなわち、本実施形態では、演算値A1と演算値A3の差の絶対値が演算値A2と演算値A3の差の絶対値より大きい場合には、センサ601の故障と判定し、そうでない場合には、センサ602の故障と判定するようにしている。
以上説明した通り、図14に示されている実施形態では、センサ301、センサ602の故障を判定することができる。なお、図示しないが、同様の判定をセンサ601とセンサ603の組、及び/または、センサ602とセンサ603の組について行えば、センサ601、602、603のずれかが故障状態にあるかを判定することができる。
また、以上説明した実施形態は、少なくとも3個の検出手段の中から乖離している一つの検出手段を異常と判定することを行っていることが分かる。
本実施形態では、有意差の有無の比較を、差の絶対値を用いて行っているが、前述の通り、比較の方法は、目的とする誤差の性質、演算手段の性能などにより適宜選択すればよいことが具体的に理解できる。
たとえば、少なくとも3個の検出手段より検出された出力をそれぞれ相互比較する比較手段と、該相互比較した結果がそれぞれ予め定める所定以上の差異があるかを判定する判定手段とを設け、相互比較のうち予め定める所定以上の差異を有する出力と、予め定める所定の差異を有さない出力の比較から、一つの検出手段を異常と判定することもできる。
つまり、所定値以上の差異を有する組と、所定値の以上の差異を有さない組との比較により、一つの検出手段を異常と判定することもできる。
この判定方法による故障診断装置の実施形態を、図15を参照して説明する。なお、図15においても、図8に対応する部分は、図8に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この故障診断装置は、互いに異なる二つのセンサの物理量演算値を一組としてその比を演算する比較演算手段1407、1408、1409と、判定手段1410、1411、1412を含む。
比較演算手段1407は、物理量演算値A1とA2との比R12=A1/A2と、その逆の比R21=1/R12を算出する。
比較演算手段1408は、物理量演算値A2とA3との比R23=A2/A3と、その逆の比R32=1/R23を算出する。
比較演算手段1409は、物理量演算値A1とA3との比R13=A1/A3と、その逆の比R31=1/R12を算出する。
センサに故障がない場合には、これらの比は1に近い値を示すことは容易に理解できる。
判定手段1410、1411、1412は、それぞれの比を比較して各センサの故障を判定する。
判定手段1410は、比R12とR13とに有意差がなく、R12とR23とに有意差がある場合には、物理量演算値A1を演算した元の入力であるセンサ6011を故障と判定する。すなわち、センサ601が故障状態にあるとすれば、物理量演算値A1の値は異常値、物理量演算値A2およびA3の値はセンサと演算の誤差範囲内である正常値を示しているため、比R12と比R13の値はほぼ等しく、A1の値の異常度合いに応じて、1と乖離した値となっている。これに対し、物理量演算値A1の値を用いない演算値である比R23は、ほぼ1となる値であるため、比R12と比R23には有意差が生じている。
従って、判定手段1410の判定を行えば、物理量演算値A1の値が異常であることを判定でき、もってセンサ601の故障を判定できる。
判定手段1411、1412は、判定手段1410と同様の判定処理で、同様の原理により、それぞれ物理量演算値A2、A3の値が異常であることを判定でき、もってそれぞれセンサ602、センサ603の故障を判定できる。
判定手段1410、1411、1412による判定方法は、前述の処理のみに限って有効であるものではなく、例えば、比R12、比R13ともに1から乖離し、比R23が1に近い値であることによっても可能である。
さらに、比較演算手段1407、1408、1409において、比を演算するのでなく、3個の演算値のうち2つを各組として各組の演算値の差分を演算し、差分同士を比較することで異常演算値を判定してセンサの故障を判定することもできる。
具体的な演算方法は、前述の通り目的とする誤差の性質、演算手段の性能などにより適宜選択すればよい。
以上説明した実施形態は、少なくとも3個の検出手段の中から乖離している一つの検出手段を異常と判定することを行っていることが分かる。
本実施形態による故障判定の性能をシミュレートした結果を、図16を用いて説明する。図16は、センサ1(センサ601)およびセンサ2(センサ602)による物理量の演算結果は、常に正常値1を出力し、センサ3(センサ603)による物理量の演算結果が0から2まで変化したときの、センサ3による物理量の演算結果を横軸に取り、縦軸に、センサ1による物理量の演算結果をセンサ2による物理量の演算結果で割った指標、センサ3による物理量の演算結果をセンサ1による物理量の演算結果で割った指標、センサ3による物理量の演算結果をセンサ2による物理量の演算結果で割った指標を、1を中心とする値で示している。
センサ1による物理量の演算結果をセンサ2による物理量の演算結果で割った指標は、センサ3による物理量の演算結果を用いていないため、常に1の値を示しているが、センサ3による物理量の演算結果をセンサ1による物理量の演算結果で割った指標、センサ3による物理量の演算結果をセンサ2による物理量の演算結果で割った指標は、センサ3による物理量の演算結果に応じて線形的に1から乖離することが分かる。
従って、図15に示されている判定手段1412によって、センサ603による物理量の演算結果が1から乖離したときにセンサ603が故障であることが判定でき、このとき、判定手段1410、1411は、センサ601、602を故障とは判定しないことが理解できる。
また、一つの検出手段について、所定値以上の差異を有する組に属する結果を少なくとも2つ得た該一つの検出手段を異常と判定することもできる。
つぎに、それぞれのセンサ測定値から求める同一の物理量、すなわち、図12における物理量Aの精度に関しての対応についてを、図17を参照して説明する。図17の横軸は、該同一の物理量であり、縦軸はそれぞれのセンサ測定値から求める物理量の、所定の条件における出現の確率を示している。特性701、702、703は、それぞれ3個のセンサが正常であるときの、物理量の出現確率を示している。
それぞれのセンサが検出する状態量は、前述の通り異なっており、この異なる状態量から同一の物理量を算出するため、物理量の算出値のばらつきはそれぞれ異なる。
一例をエアフローセンサ103、吸気管圧センサ128、スロットルセンサ104からそれぞれ求めたシリンダ吸入空気量Qで説明すると、エアフローセンサ103は吸入空気量を直接計測するため、高いシリンダ吸入空気量Qの測定精度を期待でき、次いで吸気管圧センサ128によるシリンダ吸入空気量Qの測定精度は、図6で説明した吸気管圧力Pからシリンダ吸入空気量Qへの変換の際の計算誤差や個体ばらつきが重乗(重畳)するため、エアフローセンサ103によるシリンダ吸入空気量Qの精度に比して、ばらつきの大きい精度となる。
スロットルセンサ104によるシリンダ吸入空気量Qの精度は、図5で説明した吸気開口面積Sからシリンダ吸入空気量Qへの変換の際の非線形性による計算誤差や個体ばらつきが重乗するため、吸気管圧センサ128によるシリンダ吸入空気量Qの精度より、更にばらつきの大きい精度となる。
すなわち、図17において、特性701がエアフローセンサ103によるシリンダ吸入空気量Qの特性、特性702が吸気管圧センサ128によるシリンダ吸入空気量Qの特性、特性703がスロットルセンサ104によるシリンダ吸入空気量Qの特性を示すような状態がある。
かかる場合の対応は、まず第一には、前述のように、センサ群、システムの持つ精度や指標の線形性などを考慮し、適宜異常と判定する所定の閾値を選定すればよい。具体的には、前述の例では、スロットルセンサ104の故障を判定する際に指標と比較する判定の閾値を、故障判定の範囲を狭くするよう設定しておく、といった方法である。
また、図17で説明した物理量の算出値のばらつきは、システムの状態に応じてその量が変化することがある。図18は、そのばらつき誤差の出現特性の一例を示した3次元の特性で、横軸は物理量の真値、縦軸は誤差要因となる因子の物理量、上下軸は誤差の量である。
一般的にセンサには、測定の対象を計測できる範囲があり、その範囲の上下限領域では、測定誤差が大きくなる。従って、図18に示されているように、物理量真値が大きい、または小さい領域では誤差が大きくなっている。
また、センサの測定精度に影響を与える因子、例えば、センサの環境温度などによりセンサの測定誤差が左右され、図18の例においては、因子が大きい値のとき誤差が大きくなっている。
かかる場合の対応は、まず第一に、前述の判定の閾値を、物理量真値や、誤差要因物理量に応じて可変とするようにすればよい。
物理量真値は、具体的には、図8、図11に示されている実施形態では、平均値AAV、図14に示されている実施形態では、物理量演算値A3、図15に示されている実施形態では、判定するセンサ以外からの物理量とする、などすればよい。
しかしながら、以上のような方法を用いても、誤差が目的とする故障判定が可能である所定値より大きくなる場合もあり得る。
かかる場合には、故障判定を行わないようにするのがよい。具体的には、図18に示されているような場合では、所定値以上の誤差が見込まれる横軸の値が所定値以上または以下、誤差要因物理量が所定値以上の場合には、故障判定を行わないようにする。
また、以上説明してきた実施形態は、前述の通り、いずれも故障状態にあるセンサは1つであることを前提にしている。従って、一つのセンサの故障を検出したときには、他の2つのセンサの故障を同じ方法で判定することはできない。
従って、一つのセンサを故障と判定しているときには、他のセンサの故障判定を行わないようにするのがよい。かかる場合にも、故障と判定しているセンサが正常状態に復帰した場合、正常であることを検出することが望ましく、従って、故障と判定しているセンサに対しては、故障判定を継続すればよい。
また、前述のように、センサからの信号は、多くの場合、電圧などの電気的信号で演算回路に入力され、演算処理に供している。従って、電気信号を伝達する信号線に不具合が生じた場合、例えば、電圧を入力している信号において、信号線のいずれかの部位が断線した場合、グランド電位の部位に信号線が短絡した場合、電源電位の部位に信号線が短絡した場合などでは、入力する電圧が0V近辺、または電圧上限近辺となる。
かかる状態は、正常な状態における入力の範囲から逸脱するようにセンサの出力電圧範囲を規定していることが多いため、入力電圧値を観察することで容易に検出できる。
また、かかる場合には、前述の方法により、センサの故障を検出しなくても故障と判定することができる。従って、予め定める所定値を大幅に上回る第2の所定値を超えた場合は、前記検出手段を直ちに異常と判定するのがよい。つまり、検出手段の出力が故障判定のための所定値より大きい所定値を超えた場合には、他の故障判定に凌駕してその検出手段を異常と判定する。
前述の説明では、センサの信号入力が電圧である場合を示したが、他にPWMで入力する場合、パルス信号数で入力する場合においても、信号線の断線、グランド電位短絡、電源電位短絡の場合には連続してハイレベルあるいはローレベルの入力信号となるため、この状態を検出すればよく、前述と同様の方法で故障を判定することができる。
また、センサが故障状態にあるとき、それにより失陥する機能を補うフェイルセーフ機能について、一つの実施形態例を図19により説明する。
センサ2001、2002は、前述の説明で述べたセンサと同等のセンサである。
換算処理手段2003は、例えば、図1で説明した換算処理手段21のように、同一の物理量を演算する処理を行うものであり、その換算処理を関数fによって行われるいる。これにより、換算処理手段2003は物理量A1を出力する。
換算処理手段2004は、同様に、例えば、図1で説明した換算処理手段22ように、同一の物理量を演算して物理量A2を出力している。
ここで、センサ2001の出力は、前述した故障判定へ入力されると共に、故障判定以外の用途にも使用されている。
具体的には、前述の説明において、吸気管圧力センサ128の出力値から換算処理手段2003によりシリンダ吸入空気量Qを出力しているが、これとは別に吸気管圧力を、例えば、インジェクタ112の燃料噴射パルス幅を演算する際の燃料供給圧力と噴射先の圧力との差圧を求めるために用いる。
かかる場合において、センサ2001が故障状態にある場合、センサの出力値をそのまま用いて燃料噴射パルス幅を演算した場合、センサ2001の出力値は真値と異なっているため、演算された噴射パルス幅は望ましい値とは異なるものとなる。
これを防止するため、本実施形態では、禁止処理手段2006において、センサ2001の故障時には、センサ出力値に代えてフェイルセーフ値を出力するようにしている。
フェイルセーフ値は、演算処理手段2004の出力である物理量A2に対して、演算処理手段2005で、演算処理手段2004で用いる関数fの逆関数である関数f‘を施すことにより得られる。
具体的には、センサ2002をエアフローセンサ103であるとすると、エアフローセンサ103から求めたシリンダ吸入空気量Qを用いて、図6で説明した関係により、エンジン回転数Nの情報とともに吸気管圧力Pを推定することができる。
ここで、図6の横軸から縦軸を求める関数がfに相当し、縦軸から横軸を求める関数が、逆関数f’に相当する。
以上の説明から、図19で説明した処理を施すと、センサ2001の故障時、センサ2002の入力に基づき行う制御を望ましいものとすることができる。
以上の説明では、本発明を適用する具体例として、エアフローセンサ103、吸気管圧力センサ128、スロットルセンサ104の3個のセンサに対する適用をした。しかし、本発明は、3個以上の検出手段より検出された出力の比較が可能であれば、他でも適用できる。他の具体例としては、エアフローセンサ103、吸気管圧力センサ128、スロットルセンサ104、空燃比センサ118のうちの3個の組合せも可能である。
空燃比センサ118は、図4に示されているように、排気管119に設置され、排気ガスの酸素濃度から空燃比を検出できるセンサである。ガソリンエンジンの場合、空気と燃料の重量比である空燃比を目標値となるように制御するのが一般的であり、インジェクタ112から噴射する燃料量は空燃比を目標値とするように制御している。
従って、噴射する燃料量と空燃比センサ118が検出した空燃比から、吸入空気量Qを求めることができる。この場合も、エンジン回転数Nを用いてシリンダ吸入空気量Qを求めることができる。
エアフローセンサ103、吸気管圧力センサ128、スロットルセンサ104からシリンダ吸入空気量Qを求めることができるのは、前述の通りであるから、エアフローセンサ103、吸気管圧力センサ128、スロットルセンサ128、空燃比センサ118のうちの3個の組合せによる本発明の適用が可能である。
また、空燃比センサ118には、理論空燃比よりリッチまたはリーンであることを示すO2センサも存在するが、O2センサによっても、空燃比センサと同様に本発明が適用できる。
すなわち、噴射する燃料量とO2センサが検出した理論空燃比よりリッチまたはリーンであるという情報から、吸入空気量が理論空燃比相当より多いまたは少ないという情報を得ることができ、その他のセンサから算出した吸入空気量との大小比較が可能となる。
さらに、触媒120の前後にO2センサを含む空燃比センサを配する場合には、2つの排気空燃比情報を得ることができるため、本発明の2つの空燃比センサに対する適用ができる。
自動車等の車両の制御システムでは、エンジンの冷却水温を検出する水温センサ、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ、車両空調のため室内温度を検出する室内温センサ、外気の温度を検出する外気温度センサ、トランスミッションのオイル温度を検出する油温センサ、燃料の温度を検出する燃料温度センサなど、種々の温度センサを搭載している。
この場合、3個以上の各部温度センサ検出値から共通する温度が推定できれば、同じく本発明による故障診断装置を適用できる。
簡単に理解できる例では、車両全体が外気含め温度平衡状態にあるときには、各温度センサとも、正常であれば、平衡温度を示すはずなので、この現象を利用し、本発明による故障診断装置によって対象のセンサの故障判定が可能となる。
また、自動車等の車両の制御システムは、前述の吸気管圧センサ、大気圧を検出する大気圧センサ、燃料タンク内圧力を検出するタンク圧センサ、燃料圧送ラインの圧力を検出する燃圧センサなど、種々の圧力を検出する圧力センサを搭載している。
従って、前述の温度センサと同様に、3個以上の各部圧力センサ検出値から共通する圧力を推定できれば、同じく本発明による故障診断装置を適用できる。
以上の説明では、ガソリンエンジン車両を対象に説明したが、ディーゼルエンジン車両においても、本発明による故障診断装置は適用できる。
さらに、電動モータを動力元とする車両においても、同様に本発明による故障診断装置は適用できる。
例えば、同一の物理量として、電動モータの出力を、直接的、間接的に検出できる検出手段群、例えばモータ電流検出手段、車両加速度検出手段、モータ発熱量検出手段、モータトルク検出手段などの組合せにも適用できる。
次に、本発明による故障診断装置を適用した場合の、その車両での確認方法について述べる。
まず準備として、対象とする入力手段を3個以上選出し、該手段の出力をコントロールユニット115などの演算装置に入力する間の電気信号線に、ダミーの信号を入力可能、かつ入力値を該手段からの出力と切り替え可能な電気信号入力装置をそれぞれ挿入する。
次に、まず該手段からの出力を入力するようにしておき、車両を始動させ、故障判定を実施する運転状態へ操作する。この時点で、車両の故障判定表示手段などで、故障の判定がなされていないことを確認する。
ここで、第1に、一つの検出手段の入力を、故障状態のダミー信号に切り替え、車両の故障判定表示手段などで、該検出手段の故障の判定がなされることを確認する。
確認終了後、入力を該手段からの入力に戻し、適宜運転後、故障の判定が取り消されていることを確認する。
第2に、車両を始動させ、故障判定を実施する運転状態へ操作した後、該一つの検出手段と、他の一つの検出手段の入力を、2つの検出手段の検出値が異なる運転条件として整合しており、かつ実際の運転条件とは有意に異なるようなダミー信号に、該同時に切り替える。ここで、残る一つの検出手段が故障と判定されることを、車両の故障判定表示手段などで確認する。確認終了後、前述の2つの入力を該手段からの入力に戻し、適宜運転後、故障の判定が取り消されていることを確認する。
第3に、車両を始動させ、故障判定を実施する運転状態へ操作した後、第2の手順でダミー入力としなかった検出手段の入力を、故障状態のダミー信号に切り替え、車両の故障判定表示手段などで、該検出手段の故障の判定がなされることを確認する。
以上の手順により、故障の判定は2つの検出手段の相互比較でなされているのではなく、3個以上の検出手段より検出された出力の比較により、前記3個以上の検出手段のうち1つが他の検出手段により求められた値に対し、予め定められた所定値以上差異があるとき、前記一つの検出手段を異常と判定していることが確認できる。
また、以上の説明では、故障判定する検出手段の対象は3個である場合について説明したが、4つ以上の検出手段を対象として本発明による故障診断装置を適用できることは、前述の原理に鑑みて可能であることは容易に理解できる。
10 エンジン
11、12、13 センサ
21、22、23 換算処理手段
30 比較判定手段
103 エアフローセンサ
104 スロットルセンサ
115 コントロールユニット
128 吸気管圧力センサ
507 判定基準算出手段
508、509、510 比較判定手段
601、602、603 センサ
604、605、606 換算処理手段
607 判定基準算出手段
608 比較判定手段
904、905、906 物理量演算部
907、908、909 物理量換算部
910 平均値演算部
911 比較判定部
1207 比較手段
1208 判定手段
1407、1408、1409 比較演算手段
1410、1411、1412 判定手段
1809、1811、1813 比較判定手段
1814、1815、1816 ANDゲート
1907、1910、1913判定基準算出手段
1908、1909、1911、1912、1914、1915 比較判定部
1916、1917、1918 ANDゲート
2001、2002 センサ
2003 換算処理手段
2004、2005 演算処理手段
2006 禁止処理手段
11、12、13 センサ
21、22、23 換算処理手段
30 比較判定手段
103 エアフローセンサ
104 スロットルセンサ
115 コントロールユニット
128 吸気管圧力センサ
507 判定基準算出手段
508、509、510 比較判定手段
601、602、603 センサ
604、605、606 換算処理手段
607 判定基準算出手段
608 比較判定手段
904、905、906 物理量演算部
907、908、909 物理量換算部
910 平均値演算部
911 比較判定部
1207 比較手段
1208 判定手段
1407、1408、1409 比較演算手段
1410、1411、1412 判定手段
1809、1811、1813 比較判定手段
1814、1815、1816 ANDゲート
1907、1910、1913判定基準算出手段
1908、1909、1911、1912、1914、1915 比較判定部
1916、1917、1918 ANDゲート
2001、2002 センサ
2003 換算処理手段
2004、2005 演算処理手段
2006 禁止処理手段
Claims (13)
- 一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、
前記少なくとも3個の検出手段より検出された出力をそれぞれ相互比較する比較手段と、
前記比較手段によって相互比較した結果がそれぞれ所定値以上の差異があるかを判定し、相互比較のうち所定値以上の差異を有する出力と、所定値以上の差異を有さない出力との比較から、一つの検出手段を異常と判定する判定手段と、
を有することを特徴とする検出手段の故障診断装置。 - 一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、
前記少なくとも3個の検出手段の出力のうちの二つを各々一組として各組ごとに相互比較する比較手段と、
前記比較手段によって相互比較した結果である各組の出力の差異が所定値以上の差異であるか否かを判別し、所定値以上の差異を有する組と、所定値の以上の差異を有さない組との比較により、一つの検出手段を異常と判定する判定手段と、
を有することを特徴とする検出手段の故障診断装置。 - 前記判定手段は、所定値以上の差異を有する組に属する検出手段のうち、出力が他の検出手段の出力より乖離している一つの検出手段を異常と判定することを特徴とする請求項2に記載の検出手段の故障診断装置。
- 前記判定手段は、所定以上の差異を有さない組に属する二つの検出手段を正常と判定することを特徴とする請求項2に記載の検出手段の故障診断装置。
- 前記判定手段は、一つの検出手段について、所定値以上の差異を有する組に属する結果を少なくとも2つ得た該一つの検出手段を異常と判定することを特徴とする請求項2に記載の検出手段の故障診断装置。
- 一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、
前記少なくとも3個の検出手段の出力より異常を判定するための判定基準値を求める判定基準算出手段と、
判定基準算出手段によって求められた前記判定基準値と各検出手段の出力との比較し、検出手段の異常を判定する比較判定手段と、
を有することを特徴とする検出手段の故障診断装置。 - 前記判定基準算出手段は、3個以上の検出手段の出力の平均値を算出し、当該平均値を前判定基準値とすることを特徴とする請求項6に記載の検出手段の故障診断装置。
- 一つの現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、
少なくとも3個の検出手段の出力のうち、少なくとも二つの出力とそれ以外の出力に基づいて異常を判定するための判定基準値を求める判定基準算出手段と、
前記判定基準算出手段によって求められた判定基準値と前記各検出手段の少なくとも一つの検出手段の比較により前記比較された検出手段の異常を判定する比較判定手段と、
を有することを特徴とする検出手段の故障診断装置。 - 前記比較判定手段は、一つの検出手段により求められた出力値と、それ以外の検出手段により求められた平均値を比較することにより、当該一つの検出手段の異常を判定することを特徴とする請求項8記載の検出手段の故障診断装置。
- 一つの物理現象に対して、互いに相関性をもって変化する異なる物理量を検出し、検出した物理量を示す信号を出力する少なくとも3個の検出手段を有する装置システムの検出手段の故障診断装置であって、
前記少なくとも3個の検出手段の出力を互いの相関性に従って同一の一つの物理量に変換し、変換した同一の物理量を用いて前記検出手段の異常判定を行うことを特徴とする検出手段の故障診断装置。 - 前記検出手段の出力が前記故障判定のための所定値より大きい所定値を超えた場合には、他の故障判定に凌駕して前記検出手段を異常と判定することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の検出手段の故障診断装置。
- 請求項1から11のいずれか一項に記載の検出手段の故障診断装置を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
- 請求項1から11のいずれか一項に記載の検出手段の故障診断装置を備えたことを特徴とする車両。
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