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JP2006265626A - 銀回収方法 - Google Patents

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Kenji Ichiya
健治 一箭
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Dowa Mining Co Ltd
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Abstract

【課題】 銀を含有する樹脂製品から、銀を高い回収率で、かつ効率よく、再利用に好適な銀粉末として回収可能する銀回収方法を提供する。
【解決手段】 銀含有樹脂製品を、アルカリ性溶液で処理した後、アルカリ不溶成分と銀含有処理物とを分離する工程と、前記銀含有処理物に硫酸を添加して銀粉末含有スラリーを調製する工程と、前記銀粉末含有スラリーにアニオン系界面活性剤を添加して、銀粉末凝集体を生成させ、該銀粉末凝集体を回収する工程とを少なくとも含むことを特徴とする銀回収方法である。前記銀粉末含有スラリーのpHは、1.0〜5.0であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、銀を含有する樹脂製品から、高い回収率で、かつ効率よく銀粉末を回収する銀回収方法に関する。
従来より、光学写真用のネガフィルム、レントゲン用フィルム等の銀塩フィルム、及び抗菌性フィルムなどの銀含有樹脂製品から、銀を回収する方法として、前記銀含有樹脂製品を焼却処理し、焼却灰中から銀を回収する方法や、前記銀含有樹脂製品を化学処理し、基材となる樹脂から銀成分を分離して回収する方法等が知られている。回収された銀は、例えば、適宜精錬処理等が行われ、再利用に供される。
しかしながら、前記焼却処理による方法では、大量の焼却灰から微量の銀を回収するために、過大なコストと労力とを要するという問題があり、前記化学処理による方法では、前記銀含有樹脂製品の機能性向上のために添加された様々な成分について、処理工程で生じる化学反応を考慮する必要がある。
前記銀塩フィルムは、ポリエチレンテレフタレート等の支持体樹脂上に、銀を含有する感光層の他、保護層や接着層等を有する。このような前記銀塩フィルムから、簡単な工程かつ低コストで銀を回収する方法として、例えば、前記銀塩フィルムをアルカリ性溶液で加熱処理した後、酸処理又は光照射処理し、得られた処理液を電気分解する方法が提案されている(特許文献1参照)。
ところで、前記銀塩フィルムに含まれる銀は、上記のような処理工程によって銀イオンとして処理液中に溶解することにより、金属銀として回収される。前記金属銀は、銀粉末の製造原料等としてマテリアルリサイクルに使用することができる。しかしながら、よりすすんだリサイクルという観点では、金属銀として回収されるよりも、そのまま再利用が可能な銀、すなわち、前記銀塩フィルムに含まれた状態の銀(例えば、銀粉末)として回収されることが好ましい。
したがって、銀を含有する樹脂製品から、銀を高い回収率で、かつ効率よく、再利用に好適な銀粉末として回収可能な方法は、未だ提供されていないのが現状である。
特開2004−137559号公報
本発明は従来における前記問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、銀を含有する樹脂製品から、銀を高い回収率で、かつ効率よく、再利用に好適な銀粉末として回収可能な方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、銀を含有する樹脂製品(銀含有樹脂製品)を破砕し、アルカリ性溶液で処理して得た銀含有処理物に、硫酸を添加してスラリーを調製し、さらにアニオン系界面活性剤を添加することにより、高い回収率で、前記銀含有樹脂製品中に含まれる銀を、銀粉末の状態で回収できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 銀含有樹脂製品を、アルカリ性溶液で処理した後、アルカリ不溶成分と銀含有処理物とを分離する工程と、
前記銀含有処理物に硫酸を添加して銀粉末含有スラリーを調製する工程と、
前記銀粉末含有スラリーにアニオン系界面活性剤を添加して、銀粉末凝集体を生成させ、該銀粉末凝集体を回収する工程とを少なくとも含むことを特徴とする銀回収方法である。
<2> 銀粉末含有スラリーのpHが、2.0〜6.0である前記<1>に記載の銀回収方法である。
<3> 銀含有樹脂製品を破砕した後、アルカリ性溶液で処理する前記<1>から<2>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<4> 銀含有樹脂製品を、一辺の長さが5〜50mmの細片に破砕した後、アルカリ性溶液で処理する前記<1>から<3>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<5> アルカリ性溶液が、水酸化ナトリウム溶液である前記<1>から<4>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<6> アルカリ性溶液の濃度が、0.5〜5質量%である前記<1>から<5>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<7> 硫酸が、希硫酸である前記<1>から<6>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<8> アニオン系界面活性剤が、アルキル基含有アニオン系界面活性剤である前記<1>から<7>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<9> アニオン系界面活性剤が、アルキル硫酸ナトリウムである前記<1>から<8>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<10> 生成した銀粉末凝集体を、溶媒に分散させる工程を含む前記<1>から<9>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<11> 溶媒が、水酸化ナトリウム溶液である前記<10>に記載の銀回収方法である。
<12> 銀粉末凝集体、及び銀粉末の少なくともいずれかに対し、精製処理を行う工程を含む前記<10>から<11>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<13> 精製処理が、酸化焼却処理、化学処理、電気分解処理、及び有機溶剤処理の少なくともいずれかである前記<10>から<12>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<14> 銀含有樹脂製品が、銀塩フィルムである前記<1>から<11>のいずれかに記載の銀回収方法である。
<15> 銀塩フィルムが、レントゲン用フィルムである前記<12>に記載の銀回収方法である。
本発明によると、銀を含有する樹脂製品から、銀を高い回収率で、かつ効率よく、再利用に好適な銀粉末として回収可能な銀回収方法を提供することができる。
(銀回収方法)
本発明の銀回収方法は、アルカリ処理工程と、銀粉末含有スラリー調製工程と、銀粉末凝集体回収工程とを少なくとも含み、更に必要に応じてその他の工程を含む。
<アルカリ処理工程>
前記アルカリ処理工程は、前記銀含有樹脂製品を破砕し、アルカリ性溶液で処理した後、前記アルカリ不溶成分と、前記銀含有処理物とを分離する工程である。
前記銀含有樹脂製品としては、銀の単体及び銀含有化合物の少なくともいずれかを含む樹脂製品であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択選択することができる。
前記銀含有化合物としては、例えば、ハロゲン化銀、有機銀塩、還元可能な銀イオン源を含有する有機酸、有機銀塩錯体、及び無機銀塩錯体などが挙げられる。
前記銀含有樹脂製品としては、例えば、銀塩フィルム、抗菌性フィルム、銀細工品、及び樹脂メッキ品などが挙げられる。
前記銀塩フィルムとしては、例えば、光学写真用ネガフィルム、レントゲン用フィルム、映画用フィルム、印刷用フィルム等が挙げられ、これらは未使用であってもよく、使用済み(現像済み)のものであってもよい。
前記銀塩フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂等の支持体上に、感光層、及び、必要に応じて下塗層(接着層)や、ゼラチン等がコーティングされてなる保護層等を有する。
前記銀含有樹脂製品は、前記銀含有樹脂製品同士の吸着を防止し、操作性を向上させる観点から、破砕した後、前記アルカリ性溶液で処理することが好ましい。
前記破砕の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記銀含有樹脂製品が銀塩フィルムである場合、例えば、シュレッダーにより細片に破砕する方法が好ましく、クロス型シュレッダーを使用して、一辺の長さが5〜50mmの細片に破砕する方法がより好ましい。
前記銀塩フィルムを、前記シュレッダーを使用して破砕することにより、前記銀塩フィルムの表面に衝撃や傷を与えることなくせん断することができる。
前記銀含有樹脂製品を前記アルカリ性溶液で処理する方法としては、前記銀含有樹脂製品から少なくとも銀を含む成分を分離できる限り、特に制限はなく、前記銀含有樹脂製品の態様に応じて、処理温度、処理時間、及び液量等を適宜選択することができ、例えば、前記銀含有樹脂製品を、前記アルカリ性溶液中に浸積した後、攪拌し、前記アルカリ不溶成分と、銀を含むその他の成分が懸濁してなる前記銀含有処理物とを分離し、前記銀含有処理物を回収する方法が挙げられる。
前記銀含有樹脂製品が前記銀塩フィルムの場合、前記アルカリ性溶液中に浸漬することにより、前記銀成分を含むゼラチン層が膨潤し、前記銀成分を前記銀含有樹脂製品から効率よく分離することができる。ここで、前記銀塩フィルムをアルカリ性溶液中に浸漬しながら攪拌する方法も挙げられるが、前記ゼラチン層と前記アルカリ性溶液の懸濁液が生成することにより、前記銀成分の分散が阻害されることがあるため、前記銀含有樹脂製品を前記アルカリ性溶液中に浸漬して前記ゼラチン層を膨潤させた後、前記銀含有樹脂製品を水中に浸漬して攪拌行うことが好ましい。
前記アルカリ性溶液としては、前記銀含有樹脂製品から、樹脂とと、少なくとも銀成分とを分離できる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水酸化ナトリウム溶液、水酸化カリウム溶液等のアルカリ金属塩の水溶液等が挙げられる。
前記銀含有樹脂製品が銀塩フィルムの場合、前記アルカリ性溶液としては、1〜5質量%の水酸化ナトリウム溶液が好ましい。前記水酸化ナトリウム溶液の濃度が5質量%を超えると、銀が溶解することがあり、また、ゼラチンやコーティング成分の有機物が分解されて銀成分の分散状態を維持できなくなることがある。
前記アルカリ不溶成分としては、前記支持体であるポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂ペット樹脂フィルムが主成分となる。
前記銀含有処理物を回収する方法としては、前記アルカリ不溶成分を除去可能な方法であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フィルターろ過、デカンテーション、及び遠心分離などが挙げられる。
<銀粉末含有スラリー調製工程>
前記銀粉末含有スラリー調製工程は、前記銀含有アルカリ処理物に硫酸を添加して、前記銀粉末含有スラリーを調製する工程である。該工程において、硫酸を用いるのは、前記銀アルカリ処理物の溶媒である前記アルカリ性溶液を中和する目的のみならず、前記銀粉末含有スラリーを弱酸性乃至酸性としたとき、回収物である銀粉末を溶解させないためである。
前記銀粉末含有スラリーのpHとしては、銀粉末を高い回収率で得られる点から、1.0〜5.0に調製することが好ましく、2.0〜5.0に調製することがより好ましい。
前記銀粉末含有スラリーのpHが5.0よりも高くなると、粘度が低下せず、前記銀粉末含有スラリー中の銀粉末と他の成分との分離が不十分となることがあり、また銀粉末の回収率が低下することがある。一方、前記銀粉末含有スラリーのpHが1.0よりも低くなると、銀粉末が溶解することがあり、また銀粉末の回収率が低下することがある。
前記硫酸を添加する方法としては、前記銀含有処理物の溶媒である前記アルカリ性溶液を少なくとも中和できる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。また、前記硫酸を添加することにより、前記銀粉末含有スラリーのpHが1.0〜5.0となることが好ましい。
前記硫酸としては、前記中の有機物との分離性を高めることができるものが好ましく、例えば、希硫酸が好適に挙げられる。前記硫酸は、水とともに前記銀含有アルカリ処理物に添加してもよい。
<銀粉末凝集体回収工程>
前記銀粉末凝集体回収工程は、前記銀粉末含有スラリーにアニオン系界面活性剤を添加して、前記銀粉末凝集体を生成させ、該銀粉末凝集体を回収する工程である。
前記銀粉末含有スラリー調製工程により、前記銀粉末含有スラリー中の銀粉末は、溶解せずに1μm以下の粉径(以下、「粒径」ということがある)の微粉末として前記銀粉末含有スラリー中に懸濁している。
前記銀粉末を、高い回収率で、かつ効率よく分離回収するために、前記銀粒子を凝集させ、前記銀粉末凝集体とすることが好ましい。前記銀粉末のままであると、例えば、フィルターを用いたろ過により回収する場合、微細な前記銀粉末により前記フィルターの目詰まりが生じることがあり、また、微細な前記銀粉末が流出してしまうことがある。
前記アニオン系界面活性剤としては、前記銀粉末含有スラリー中の前記銀粉末を凝集させ、前記銀粉末凝集体を生成させる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキル基を含有するものが好ましく、アルキル硫酸ナトリウムがより好ましい。
前記アニオン系界面活性剤は、1種単独であってもよく、2種以上を併用してもよい。
前記アニオン系界面活性剤の添加方法としては、前記銀粉末含有スラリー中の前記銀粉末を凝集させ、前記銀粉末凝集体を生成させる限り、特に制限はなく、前記銀粉末含有スラリーの態様に応じて、処理温度、処理時間、及び液量等を適宜選択することができるが、例えば、前記アニオン系界面活性剤の添加量を100〜1000ppmとすることが好ましい。添加量が100ppm未満であると、前記銀粉末凝集体が得られないことがあり、1000ppmを超えて添加しても、効果が飽和されてしまうことがある。
また、前記銀粉末含有スラリーを穏やかに攪拌しながら、前記アニオン系界面活性剤を添加することが好ましい。
前記アニオン系界面活性剤の添加により生成した前記銀粉末凝集体を回収する方法としては、前記銀粉末凝集体以外の液体成分を除去可能な方法であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フィルターを用いてろ過、デカンテーション、及び遠心分離などが挙げられる。
<その他の工程>
前記その他の工程としては、例えば、分散工程、精製処理工程などが挙げられる。
<<分散工程>>
前記分散工程は、回収した前記銀粉末凝集体を、溶媒に分散させる工程である。
前記溶媒としては、前記銀粉末凝集体を、前記銀粉末として分散させることができる限り、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、希アルカリ溶液等が挙げられる。前記希アルカリ溶液を使用することにより、前記銀粉末を洗浄することができる。
前記溶媒中には、分散剤を添加してもよい。
前記銀粉末凝集体を、前記溶媒に分散させる方法としては、前記銀粉末凝集体を、前記銀粉末として分散させることができる限り、特に制限はなく、適宜選択することができる。
また、前記溶媒として、有機溶媒を使用することにより、後述する精製工程を同時に行っても良い。
<<精製工程>>
前記精製工程としては、前記銀粉末凝集体、及び前記銀粉末の少なくともいずれかに対し、精製処理を行う工程であり、前記銀粉末は、前記銀粉末凝集体を前記分散工程により分散させて得られたものである。
前記精製処理としては、前記銀粉末の純度を向上させることができる限り、特に制限はなく、公知の銀精方法から選択することができ、例えば、酸化焼却処理、化学処理、電気分解処理、及び有機溶剤処理などが挙げられる。
前記銀粉末は、公知の化学分析法や、電子顕微鏡による観察、及びX線回折同定法等により、銀粉末であることを確認することができ、さらに、粒径や純度を評価することができる。
また、回収した前記銀粉末凝集体及び前記銀粉末の少なくともいずれかの重量と、前記銀含有樹脂製品中に含有していた銀の重量とを比較することにより、前記銀粉末の回収率を評価することができる。
本発明の銀粉回収方法により回収された前記銀粉末は、リサイクル性に優れ、例えば、導電材料、抗菌用材料、粉末冶金、塗料、電池材料、及びメッキ品などに好適に使用することができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の支持体上に銀含有層を有する現像済みレントゲンフィルム(以下、単に「レントゲンフィルム」という)100gを、シュレッダーを用いて約20mm×20mmの細片に破砕し、これを1%水酸化ナトリウム溶液1L中に投入し、10分間浸漬した後5mm径のフィルターでろ過して、前記レントゲンフィルムの細片を回収した。前記レントゲンフィルムの細片を水1L中に投入し、1分間攪拌した後、5mm径のフィルターでろ過して、前記支持体と、前記支持体上に塗布された成分が懸濁した銀含有処理物とを分離した。
回収した前記銀含有処理物に、75%の硫酸(希硫酸)を添加し、pH3.0の銀粉末含有スラリーを調製した。
前記銀粉末含有スラリーに、アルキル硫酸ナトリウム(1%溶液)60mLを添加し、5分間攪拌し、銀粉末凝集体を生成させ、No5Cの濾紙により濾過して回収した。
回収した前記銀粉末を、X線回折と顕微鏡により分析したところ、平均粒径1μm以下の銀粉末であることが確認された。
また、前記銀粉末の質量を化学分析、EPMAにより測定し、前記レントゲンフィルムに含まれていた銀の質量に対する比率から回収率を求めたところ、回収率は、99%であった。
さらに、前記銀粉末の純度をEPMAにより測定したところ、90%以上であった。
(実施例2)
実施例1において、pHが1.0の前記銀粉末含有スラリーを調製した以外は、実施例1と同様にして前記レントゲンフィルムから銀粉末を回収した。回収した前記銀粉末を実施例1と同様にして分析した。この結果、回収率は99%であった。
(実施例3)
実施例1において、pHが2.0の前記銀粉末含有スラリーを調製した以外は、実施例1と同様にして前記レントゲンフィルムから銀粉末を回収した。回収した前記銀粉末を実施例1と同様にして分析した。この結果、回収率は99%であった。
(実施例4)
実施例1において、pHが4.0の前記銀粉末含有スラリーを調製した以外は、実施例1と同様にして前記レントゲンフィルムから銀粉末を回収した。回収した前記銀粉末を実施例1と同様にして分析した。この結果、回収率は90%であった。
(実施例5)
実施例1において、前記銀粉末含有スラリーを、pHが5.0となるように調製した以外は、実施例1と同様にして前記レントゲンフィルムから銀粉末を回収した。回収した前記銀粉末を実施例1と同様にして分析した。この結果、回収率は90%であった。
(実施例6)
実施例1において、前記銀粉末含有スラリーを、pHが5となるように調製した以外は、実施例1と同様にして前記レントゲンフィルムから前記銀含有スラリーを調製したが、前記銀粉末が凝集せず、回収不能であった。
(比較例1)
実施例1において、前記銀粉末含有スラリーにポリメタアクリル酸エステル系カチオン系界面活性剤を添加した以外は、実施例1と同様にして前記レントゲンフィルムから銀を回収する処理を行ったが、前記銀粉末が凝集せず、回収不能であった。
本発明の銀回収方法は、銀を含有する樹脂製品から、銀を高い回収率で、かつ効率よく、再利用に好適な銀粉末として回収可能であるため、カメラ用フィルム、レントゲン用フィルム、印刷用フィルム等の銀塩写真フィルム、銀を抗菌剤として添加した各種樹脂製品、及びこれらの製造工程で生じた銀が付着した部材などの処理に好適である。
また、本発明の銀回収方法により回収された前記銀粉末は、リサイクル性に優れ、導電材料、抗菌用材料、粉末冶金、塗料、電池材料、などに好適である。

Claims (4)

  1. 銀含有樹脂製品を、アルカリ性溶液で処理した後、アルカリ不溶成分と銀含有処理物とを分離する工程と、
    前記銀含有処理物に硫酸を添加して銀粉末含有スラリーを調製する工程と、
    前記銀粉末含有スラリーにアニオン系界面活性剤を添加して、銀粉末凝集体を生成させ、該銀粉末凝集体を回収する工程とを少なくとも含むことを特徴とする銀回収方法。
  2. 銀体含有スラリーのpHが、1.0〜5.0である請求項1に記載の銀回収方法。
  3. 生成した銀粉末凝集体を、溶媒に分散させる工程を含む請求項1から2のいずれかに記載の銀回収方法。
  4. 銀含有樹脂製品が、銀塩フィルムである請求項1から3のいずれかに記載の銀回収方法。
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