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JP2006116570A - レーザ集光ユニット及びレーザ加工装置 - Google Patents

レーザ集光ユニット及びレーザ加工装置 Download PDF

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JP2006116570A
JP2006116570A JP2004308012A JP2004308012A JP2006116570A JP 2006116570 A JP2006116570 A JP 2006116570A JP 2004308012 A JP2004308012 A JP 2004308012A JP 2004308012 A JP2004308012 A JP 2004308012A JP 2006116570 A JP2006116570 A JP 2006116570A
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cylindrical lens
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Nobuyuki Yamazaki
信幸 山崎
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Miyachi Technos Corp
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Abstract

【課題】 ビームスポットを一方向で任意の長さに可変出来るレーザ集光ユニット及びそれを備えたレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 集光ユニット12において、上方のシリンドリカルレンズ20は固定レンズ保持部27に保持され、下方のシリンドリカルレンズ22は本体24の空洞部25内で鉛直方向(光軸方向)に移動可能な可動レンズ保持部34に保持される。可動レンズ保持部34は、それよりも径が一回り大きい回転リング42の上に支持されている。回転リング42を回すと、回転リング42が回転方向に応じて垂直上方もしくは垂直下方へ移動し、それによって可動レンズ保持部34および可動シリンドリカルレンズ22も垂直上方もしくは垂直下方へ移動する。可動シリンドリカルレンズ22の光軸上の位置を変えることでレーザ光の線状ビームスポットの長さを可変することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レーザ光のビームスポット形状を可変できるレーザ光学技術に係わり、より詳しくはビームスポットを一方向で任意の長さに可変できるレーザ集光ユニットおよびレーザ加工装置に関する。
近年、高出力レーザは、被加工物の表面処理、溶接あるいは切断等の加工分野で広く利用されている。この種のレーザ加工は、被加工物ないし加工箇所の複雑化、微細化および多様化に対応できる適応性ないし汎用性の向上と、作業性の効率アップが必要とされてきている。たとえば、半導体パッケージのリード端子あるいは電子部品のコネクタ端子における表面の金(Au)メッキ層の選択的な剥離等に見られるように、高出力レーザにより特殊な被加工領域を選択的にしかも効率的に加工することが強く望まれている。
レーザ加工用の高出力レーザには、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザや炭酸ガスレーザが主に使用されている。従来より、このような高出力レーザを用いて、たとえばメッキを線状のパターンに剥離するには、円形のビームスポットをX−Yステージあるいはガルバノメータ・スキャナによって被加工物上で連続的に移動させる方法が行われている。
しかしながら、上記のように円形のビームスポットを被加工物上で連続的に移動させる方法は、レーザエネルギーの入熱量を各レーザ照射位置(加工位置)で一定値以上確保するうえでビームスポットの移動速度に制限があり、加工効率が低いという問題があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、レーザ光を一方向に可変の長さを有する線状ないし帯状のビームスポットに集光できるレーザ集光ユニットを提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、被加工物にレーザ光を線状ないし帯状のビームスポットで集光照射して瞬時に線状ないし帯状パターンのレーザ加工を行えるレーザ加工装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のレーザ集光ユニットは、所定のレーザ照射位置にレーザ光を集光するためのレーザ集光ユニットであって、前記レーザ照射位置と一定の距離を置いて前記レーザ光の光軸上に配置される第1のシリンドリカルレンズと、前記第1のシリンドリカルレンズと直交し、前記レーザ照射位置と可変の距離を置いて前記レーザ光軸上に配置される第2のシリンドリカルレンズと、前記レーザ光のビームスポットサイズを所定の一方向で可変調整するために前記レーザ光軸上で前記第2のシリンドリカルレンズを移動させるレンズ移動手段とを有する。
上記の構成においては、第1のシリンドリカルレンズを固定したまま、レンズ移動手段により第2のシリンドリカルレンズをレーザ光軸上で移動させることにより、第2のシリンドリカルレンズの焦点をレーザ照射位置から任意にずらし、レーザ照射位置に形成されるビームスポットのサイズを所定の方向つまり第2のシリンドリカルレンズの円柱面の母線と直交する方向で任意に可変することができる。
本発明の好適な一態様によれば、第1および第2のシリンドリカルレンズが共に平坦面をレーザ照射位置側に向けた平凸シリンドリカルレンズで構成される。あるいは、第1および第2のシリンドリカルレンズが共に湾曲面をレーザ照射位置側に向けた平凸シリンドリカルレンズで構成されてもよい。
また、本発明では、レーザ照射位置が、第1のシリンドリカルレンズの焦点位置の近傍に設定されるのが好ましい。
また、好適な一態様によれば、第1および第2のシリンドリカルレンズがそれぞれ水平に配置され、レーザ光が両シリンドリカルレンズを鉛直下方に通ってレーザ照射位置に集光される。
また、好適な一態様によれば、レンズ移動手段が、光軸の周りに回転可能な回転部材と、この回転部材の回転運動を第2のシリンドリカルレンズのレーザ光軸上の並進運動に変換する送りねじ機構とを有する。かかる構成においては、回転部材を回す操作により、第2のシリンドリカルレンズの位置、ひいてはビームスポットの長さを可変することができる。この場合、レンズ移動手段が回転部材を手動で回すための操作摘みを備えることで、手動調整を行うことができる。また、レンズ移動手段が、電気モータと、この電気モータの回転駆動力を回転部材に伝達する伝動手段とを備えることで、自動調整を行うこともできる。
自動式において、好ましくは、伝動手段が、電気モータの回転軸に結合された原動プーリと、回転部材に結合された従動プーリと、原動プーリと従動プーリとの間に掛け渡された無端ベルトとを有してよい。この場合、原動プーリおよび従動プーリがそれぞれねじ歯車からなり、ベルトがねじ歯車と螺合するねじ歯を有し、電気モータの回転駆動によって従動プーリがレーザ光軸上で移動するようにしてよい。
また、好適な一態様によれば、第2のシリンドリカルレンズをレーザ光軸上の所望の位置で固定するための固定手段が設けられる。
本発明のレーザ加工装置は、レーザ加工用のレーザ光を発振出力するレーザ発振器と、前記レーザ発振器からの前記レーザ光を被加工物上に設定された前記レーザ照射位置に集光する本発明のレーザ集光ユニットとを有する。
上記の構成によれば、レーザ集光ユニットにおいて、レーザ光を一方向に可変の長さを有する線状ないし帯状のビームスポットに集光し、1回のレーザ照射で帯状パターンのレーザ加工を行うことができる。被加工部材が複雑化/多様化しても、あるいはレーザ加工領域が種々に変化しても、迅速かつ柔軟に対応できる。
本発明の好適な一態様によれば、レーザ光のビーム径を拡大するためにレーザ発振器とレーザ集光ユニットとの間のレーザ光軸上にビームエキスパンダが配置される。また、レーザ発振器より出力されたレーザ光を光ファイバを介してレーザ集光ユニットまで伝送することも可能である。
本発明の好適な一態様によれば、レーザ発振器としてYAGレーザ発振器が用いられる。この場合、好適な一態様として、YAGレーザ発振器がQスイッチパルスの高調波YAGレーザ光を出力し、レーザ集光ユニットが前記Qスイッチパルスの高調波YAGレーザ光を被加工物表面の金属膜上に集光して、金属膜を高調波のレーザエネルギーで剥離する。たとえば、被加工物はリードフレームあるいは電子部品のコネクタ端子であり、金属膜がAuメッキ層である。
別の好適な一態様によれば、レーザ発振器が、ロングパルスの高調波YAGレーザ光を出力し、レーザ集光ユニットがロングパルスの高調波YAGレーザ光を被加工物の溶接部に集光して、該溶接部を高調波のレーザエネルギーで溶融接合する。この場合、被加工物がAu系、Cu系あるいはAl系金属であるのが好ましい。
本発明のレーザ集光ユニットによれば、上記のような構成と作用により、レーザ光を一方向に可変の長さを有する線状ないし帯状のビームスポットに集光することができる。
また、本発明のレーザ加工装置によれば、上記のような構成と作用により、被加工物にレーザ光を線状ないし帯状のビームスポットで集光照射して瞬時に線状ないし帯状パターンのレーザ加工を行うことができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1に、本発明のレーザ集光ユニットを含むレーザ加工装置の基本構成を示す。このレーザ加工装置は、加工用のレーザ光LBを発生するレーザ光源10と、レーザ光LBを被加工物12に集光照射する本発明のレーザ集光ユニット(以下、単に「集光ユニット」という。)12と、この集光ユニット12にレーザ光源10を光学的に結ぶレーザ光学系14とを有している。
レーザ光源10は、たとえばYAGレーザ、炭酸ガスレーザ等からなり、シングルモードつまり断面円形のレーザ光LBを発振出力する。レーザ光学系14は、ビームエキスパンダ16とベントミラー18とを有している。ビームエキスパンダ15は、複数の光学レンズからなり、レーザ光源10からのレーザ光LBのビーム径を一定の倍率で拡大する。ベントミラー16は、ビームエキスパンダ16を通ってきたレーザ光LBの光路をそれまでの水平方向から鉛直下方に曲げて集光ユニット12に送る。
集光ユニット12は、ベントミラー16からの実質的に平行光で断面形状がほぼ円形のレーザ光LBを内蔵の光学レンズにより集光して、被加工物W上にビームスポットSPを形成する。本発明によれば、集光ユニット12において、被加工物Wとの距離間隔またはワークディスタンスを一定に保ったまま、ユニット12内の簡単な調整機構を用いて、図2の(a)、(b)、(c)、(d)に示すように被加工物W上のビームスポットSPの形状ないしサイズを一方向(図の例では横方向)で任意に可変でき、たとえば縦横比を約1:1〜約1:100の範囲内で任意に変えることができる。
図3〜図6に、本発明の一実施形態における集光ユニット12の構成を示す。図3はユニット内部構造図(縦断面図)、図4はユニット正面図(底面図)、図5はユニット背面図(上面図)、図6は図3のA−A矢視図である。
図3〜図6に示すように、この集光ユニット12は、たとえばアルミニウムからなる略直方体形状の本体24を有し、この本体24の中心部を鉛直方向(光軸方向)に貫通する孔または空洞部25内に2つのシリンドリカルレンズ20,22を上下に可変の距離間隔を空けて配置している。両シリンドリカルレンズ20,22は、たとえば合成石英あるいはBK7材質からなる平凸シリンドリカルレンズであり、それぞれの平坦面を下(被加工物W側)に向けて、それぞれの円柱面の母線を互いに直交させて水平に配置される。
上方のシリンドリカルレンズ20は、本体24の上面から内奥に筒状に延在する固定レンズ保持部27のフランジ部に載置され、対向する左右両端部にて上からレンズ押え部材28を介してボルト30により挟着保持される。レンズ押え部材28は、このシリンドリカルレンズ20の表面にキズなどの損傷を与えないテフロン(商標名)のような樹脂材で構成されてよい。
下方のシリンドリカルレンズ22は、本体24の空洞部25内で鉛直方向(光軸方向)に移動可能な角筒状の可動レンズ保持部34に保持される。より詳細には、シリンドリカルレンズ22は、可動レンズ保持部34の下部に形成されたフランジ部に載置され、対向する左右両端部にて上からテフロン製のレンズ押え部材36を介してボルト38により挟着保持される。可動レンズ保持部34の上部は、空洞部25の断面矩形に形成された上部内壁25aに沿って鉛直方向に擦動可能なガイド部34aを構成している。本体24の一側面に形成された孔23の奥に空洞部25に通じるネジ孔39が複数個形成されており、それらのネジ孔39からネジ40の先端を可動レンズ保持部34のガイド部34aに当接させることで、可動レンズ保持部34およびシリンドリカルレンズ22を光軸上の所望の位置で固定できるようになっている。
可動レンズ保持部34は、それよりも径が一回り大きい回転リング42の上に支持されている。空洞部25の下部は、矩形の上部内壁25aよりも径が一回り大きい断面円形に形成され、その内壁25bにはねじ山(雌ねじ)44が形成されている。回転リング42の外周面には、空洞部25の下部内壁25bのねじ山44と螺合するねじ山(雄ねじ)が形成されている。回転リング42の下面には回転操作用のつまみを構成するボルト46が取り付けられており、この回転操作つまみ46を人が指で?んで回すと、たとえば時計回りでは回転リング42が垂直上方へ送られ、それによって可動レンズ保持部34およびシリンドリカルレンズ22も垂直上方へ移動し、反時計回りでは回転リング42が垂直下方へ送られ、それによって可動レンズ保持部34およびシリンドリカルレンズ22も垂直下方へ移動するようになっている。
回転リング42の開口部には、下部シリンドリカルレンズ22を外部(特に被加工物W側)の粉塵から遮断するための保護ガラス板48がデルリンリング50を介してネジリング52により外側から着脱可能に取り付けられる。なお、ネジリング52の外周面にはねじ山(雄ねじ)54が形成され、回転リング42の開口部の内周面にネジリング52のねじ山54と螺合するねじ山(雌ねじ)が形成されている。
本体24の角隅部には、この集光ユニット12をユニット支持部(図示せず)に取り付けるためのボルト(図示せず)を通す孔56が形成されている。
図7および図8に、本発明の別の実施形態における集光ユニット12の構成を示す。上記した第1の実施形態(図3〜図6)は、上述したように手動の回転操作によって可動型のシリンドリカルレンズ22を鉛直方向(光軸方向)に移動させるものであった。これに対して、この第2の実施形態は、シリンドリカルレンズ22の移動を人手を要することなく自動で行うものである。以下に、自動式に関係する部分を説明する。他の部分つまり手動式と共通する部分には同一の符号を附している。
この第2の実施形態では、本体24の一側面に電気モータ60が下向きに取り付けられ、この電気モータ60の回転軸に原動プーリ62が結合されるとともに、回転リング42に従動プーリ64が結合され、原動プーリ62と従動プーリ64との間に無端状のタイミングベルト66が掛け渡される。ここで、原動プーリ62と従動プーリ64はそれぞれねじ歯車からなり、それらの外周面にはねじ山が形成されている。また、タイミングベルト66の内側面には、両プーリ62,64のねじ山と螺合するねじ山が形成されている。従動プーリ64は、回転リング42よりも一回り大きな径を有し、底面のフランジ部64aにて回転リング42に結合され、上部の円筒部は本体24の下面に形成されている環状のガイド孔68に軸方向で案内されるようになっている。
電気モータ60が作動して、原動プーリ62をたとえば時計回りに回転駆動すると、その回転駆動力がタイミングベルト66を介して従動プーリ64に伝達され、従動プーリ64が回転リング42と一体的に時計回りに回転しながら鉛直上方に移動し、それによって可動レンズ保持部34およびシリンドリカルレンズ22も垂直上方へ移動する。また、電気モータ60が原動プーリ62を反時計回りに回転駆動すると、その回転駆動力がタイミングベルト66を介して従動プーリ64に伝達され、従動プーリ64が回転リング42と一体的に反時計回りに回転しながら鉛直下方に移動し、それによって可動レンズ保持部34およびシリンドリカルレンズ22も垂直下方へ移動するようになっている。
なお、電気モータ60は、たとえばサーボモータからなり、制御部(図示せず)の制御の下でシリンドリカルレンズ22を鉛直方向(光軸方向)の所望の位置に位置決めできるようになっている。
ここで、図9および図10につき、本発明における集光ユニット12の光学的な作用(特に集光作用)を説明する。図9および図10において、固定シリンドリカルレンズ20の母線をX軸とし、可動シリンドリカルレンズ22の母線をX軸に直交したY軸とする。
レーザ光源10(図1)からのレーザ光LBは、小さな拡がり角度θを有する断面円形の平行光であり、固定シリンドリカルレンズ20を透過することにより、その母線方向であるX軸方向には屈折しないでY軸方向に屈折(収束)しながら、可動シリンドリカルレンズ22に入射する。そして、レーザ光LBは、可動シリンドリカルレンズ22ではY軸方向に屈折せずにそのまま真直ぐ進み、図9の(a)および図10の(a)に示すように固定シリンドリカルレンズ20の焦点距離f20の位置にY軸方向の焦点を結ぶ。ここで、レーザ光LBには拡がり角度θが存在するために、Y軸方向には点状ではなく少し拡がりが生じる。この拡がりは、レーザ光源10やレーザ光学系14の特性によって決まり、通常10μm〜40μm程度にすることができる。この実施形態では、固定シリンドリカルレンズ20の焦点付近に被加工物W上の加工ポイントが位置するようにワーキングディスタンスが設定される。
一方で、レーザ光LBは、固定シリンドリカルレンズ20を透過するときは上述したようにX軸方向には屈折しないで、拡がり角度θでもって可動シリンドリカルレンズ22に入射し、可動シリンドリカルレンズ22を透過することによりX軸方向に屈折(収束)して、焦点距離f22の位置にX軸方向の焦点を結ぶように進む。可動シリンドリカルレンズ22が、その焦点距離f22を被加工物Wの加工ポイントとの距離間隔に一致させているとき、つまり基準位置Qに置かれているときは、図10の(b)に示すように、レーザ光LBはX軸方向でもほぼオンフォーカスで被加工物Wの加工ポイントに集光する。しかし、被加工物Wの加工ポイントに対する可動シリンドリカルレンズ22の距離間隔が可動シリンドリカルレンズ22の焦点距離f22からオフセットしているときは、たとえば図9の(b)に示すように、X軸方向では焦点が合わずデフォーカスで被加工物Wの加工ポイントに集光する。この場合、被加工物Wの加工ポイントにおけるビームスポットSPは線状または帯状のパターンとなり、その長さ方向のサイズはオフセット量に比例する。
このように、この実施形態の集光ユニット12は、ワークディスタンスの調整を要することなく、鉛直方向(光軸方向)における可動シリンドリカルレンズ22の位置を可変調整するだけで、被加工物Wの加工ポイントに形成されるビームスポットSPの縦横比を任意に可変することができる。
もっとも、ワークディスタンスを可変調整することも可能である。つまり、被加工物Wの加工ポイントに対する固定シリンドリカルレンズ20の距離間隔を焦点距離f20からオフセットさせることで、ビームスポットSPのサイズを縦方向で可変調整することも可能である。
なお、この実施形態では、可動レンズ保持部34を回転不能で回転リング42上に載せている。しかし、可動レンズ保持部34を回転リング42に固着し、回転リング42と一体に回転移動するようにしてもよい。また、バネ部材(図示せず)によって可動レンズ保持部34を回転リング42側に付勢する構成も可能であり、その場合は集光ユニット12を水平姿勢で使用することもできる。
次に、図11を参照して、本発明の集光ユニットを用いたレーザ加工装置の具体例を説明する。このレーザ加工装置は、高出力である基本波長(1064nm)のYAGパルスレーザ光から第2高調波(532nm)のQスイッチYAGレーザ光を生成し、このQスイッチYAGレーザ光を被加工物Wに集光照射して、加工ポイントにメッキ層の選択的な剥離加工を施すものである。このYAG高調波のレーザ加工装置は、特に金(Au)系金属膜、銅(Cu)系金属膜、アルミニウム(Al)系金属膜等の剥離加工に有用である。
図11において、レーザ発振器70は、図1のレーザ光源10に相当するものであり、YAGロッド72と、このYAGロッド72に励起用の光を供給する電気光学励起部74と、YAGロッド72の両端面にそれぞれ対向し、かつ互いに所定の間隔を隔てて配置された一対の光共振器ミラー(全反射ミラー76および出力ミラー78)と、YAGロッド72の光軸上に配置されたQスイッチ80および波長変換器82とを有している。YAGロッド72は、母材のYAG(Y3Al512)結晶に希土類活性イオン(Nd3+、Yb3+等)をドープしたものである。
YAGロッド72は、電気光学励起部74からの励起光の照射エネルギーによって励起される。この励起によりYAGロッド72の両端面より放出された光のうち共振周波数の光が全反射ミラー76と出力ミラー78との間で閉じ込められて増幅され、基本波YAGレーザ光(波長1064nm)が生成される。
Qスイッチ80はたとえば音響光学Qスイッチからなる。レーザ電源部84内のQスイッチ制御回路(図示せず)がQスイッチドライバ86を介して所定の周期で一時中断する高周波電気信号によりQスイッチ80を駆動する。これにより、高周波電気信号が中断する度毎にピークパワーのきわめて高いジャイアントパルスのQスイッチYAGレーザ光LBQ(波長1064nm)が出力ミラー78より出力される。このQスイッチYAGレーザ光LBQの繰り返し周波数は、高周波電気信号を一時中断させるQスイッチ周波数に相当する。
波長変換器82は、異方性結晶または非線形結晶を有しており、その異方性結晶の非線型効果を利用することにより、出力ミラー78からの基本波(波長1064nm)のQスイッチYAGレーザ光LBQを第2高調波(波長532nm)のQスイッチYAGレーザ光LBSHGに変換する。このQスイッチYAGレーザ光LBSHGのビーム断面形状はほぼ円形である。
レーザ発振器70より出力された第2高調波のQスイッチYAGレーザ光LBSHGは、光ファイバを介することなく空中を伝播してレーザ出射部88のレーザ入射口88aまで伝送される。レーザ発振器70のレーザ出射口からレーザ出射部88のレーザ入射口88aまでのレーザ伝送路の回りには筒状の光路カバー90が設けられてよい。
制御部92は、たとえばマイクロコンピュータおよび所要の周辺装置で構成されてよく、内蔵のメモリに格納されるプログラムやユーザにより設定入力される各種条件データ等に応じて、レーザ電源部84を通じてレーザ発振動作を制御する。
レーザ出射部88は、逆さL形の筒状筐体94内にビームエキスパンダ16、ベントミラー18および集光ユニット12を設けている。ビームエキスパンダ16はレーザ入射口88a付近に配置され、集光ユニット12はレーザ出射口88b付近に配置される。レーザ出射口88bの真下にはたとえばX−Yステージ98が配置され、ステージ上に被加工部材Wが載置される。上述したように、レーザ出射口88bと被加工部材Wの加工ポイントとの間の距離間隔またはワークディスタンスは、固定シリドリカルレンズ20の焦点距離f20にほぼ一致するように設定されてよい。
このレーザ加工装置では、レーザ発振器70で生成したビーム断面形状が円形の第2高調波QスイッチYAGレーザ光LBSHGをレーザ出射部88に送り、レーザ出射部88内で先ずビームエキスパンダ16によりYAGレーザ光LBSHGのビーム径を拡大してから、集光ユニット12によりYAGレーザ光LBSHGのビーム断面形状を線状あるいは帯状に整形してX−Yステージ98上の被加工物W表面の加工ポイントに照射し、YAG第2高調波のレーザエネルギーによってAuメッキ層等の剥離加工を行う。
ここで、図12につき、上記レーザ加工装置の適用可能なメッキ層の選択的な剥離加工の一例を説明する。図12の(a)は半導体チップを実装するQFP(Quad Flat Package)リードフレーム100の平面図であり、図12の(b)は図12の(a)の点線で囲んだ領域の拡大図である。
リードフレーム100には半導体チップがマウントされるダイパッド102と多数のインナーリード104およびアウターリード106が形成されている。このリードフレーム100の素材は、鉄(Fe)−ニッケル(Ni)合金、Cu−Fe−白金(Pt)合金等である。
このリードフレーム100において、図12の(b)に拡大して示す金メッキされたアウターリード106の特定箇所の金メッキ層をこの実施例のレーザ加工装置(図11)により選択的にレーザ剥離し、金メッキ層の剥離領域108を形成する。このレーザ剥離加工において、第2高調波のQスイッチYAGレーザ光LBSHGは、たとえばパワーが5ワット、パルス周波数が20kHz、パルス幅が15nsecになるように設定される。この局所的な金メッキ層の剥離は、このリードフレーム100を使用しモールド樹脂に封止して形成された半導体装置において、半導体装置の実装時に上記剥離領域においてハンダ付着が生じないようにし、モールド樹脂あるいはその内部に封止した半導体チップをハンダ損傷から保護するために必要とされるものである。
アウターリード106の線幅の寸法は1mm(典型的には0.3mm〜0.5mm)以下である。また、図12の(b)に示す剥離領域108の幅Kはユーザあるいは半導体装置の製品により異なり、たとえばK=1mm〜1.5mmと多様である。そこで、このレーザ加工装置において、集光ユニット12により剥離領域108上に形成される線状ビームスポットSPの長さKを適宜調整し、たとえばL=1.3mm程度に合わせる。また、線状ビームスポットSPの幅(太さ)をたとえば15μm程度にする。このビームスポット幅は、ビームエキスパンダ16の倍率を調整することで、たとえば10μm〜40μm程度の範囲内で選定することができる。そして、X−Yステージ98による水平移動走査を利用して、第2高調波QスイッチYAGレーザ光LBSHGによる線状パターンの剥離加工を二次元方向に展開またはスキャニングして、所望の剥離領域108を形成することができる。
このレーザ加工装置で用いる第2高調波QスイッチYAGレーザ光LBSHGはAuやCuとの光学的結合が非常に高いという特徴がある。図13に、Au、Cu、Feのレーザ光波長吸収特性を示す。代表的なYAGレーザであるNd:YAGレーザの基本波(ω)は1064nmである。このYAG基本波(ω)を、Feは比較的良好に吸収するが、AuやCuは僅かしか吸収しない。したがって、上記の金メッキ層のレーザ剥離にYAG基本波(ω)のレーザ光を用いたならば、加工部Wへのエネルギー吸収が非常に難しく、無理にレーザパワーを上げるとリードフレームに損傷を与えてしまうこともあり、安定確実な選択的レーザ剥離は殆ど不可能である。ところが、AuやCuは、YAG基本波(ω)の高調波である第2高調波(2ω:532nm)、第3高調波(3ω:355nm)あるいは第4高調波(4ω:266nm)等では吸収率が急増する。そして、第2高調波(2ω:532nm)に対するAuの吸収率は50%以上になる。YAG基本波(ω)をよく吸収するといわれるFeの吸収率は、第2高調波(2ω:532nm)ではその増加は小さく40%程度であり、逆にAuの吸収率よりも小さくなる。上記のようにFe−Ni合金、Fe−Cu−Pt合金等を素材とするリードフレーム100の吸収率は、Feのそれより更に小さく、その光学的結合はAuメッキ層よりも低い。
このようにして、このレーザ加工装置によれば、YAG基本波(ω)の高調波である第2高調波(2ω:532nm)を用いることにより、Auに比べて光学的結合の低いリードフレーム素材に対して損傷を与えることなく、金メッキ層の選択的なレーザ剥離を行うことができる。
また、このレーザ加工装置において、線状ビームスポットSPの長さを調整するには回転リング42を手動または自動で回すだけでよく、集光ユニット12と被加工物Wとの相対距離またはワークディスタンスを調整する必要がない。このことにより、多品種に対応するために線状ビームスポットSPの長さを変化させても、X−Yステージ98の上下方向の調整は全く不要であり、金メッキ層のレーザ剥離加工において、多品種製品への対応が極めて間便/迅速に行えるようになる。
また、可動シリンドリカルレンズ22は、その下(外側)に設けられる保護ガラス板48によって外部からの例えばレーザ剥離物のスプラッシュ等の粉塵から保護される。保護ガラス板48は着脱自在に取り付けられているために、新品との交換が簡便に行える。
上記のようなメッキ層のレーザ剥離は、ダイパッド102上の半導体チップの電極とインナーリード104とをワイヤボンディングするためにインナーリード104表面に形成するAuメッキ層の不要部分を選択的に除去する場合にも、全く同様に適用できる。また、その他に、電子部品のコネクタ端子表面の金メッキ層を選択的に除去する場合にも同様に適用できる。
次に、図15につき、本発明のレーザ加工装置の別の例を説明する。このレーザ加工装置は、高出力である基本波長(1064nm)のYAGパルスレーザ光から第2高調波(532nm)のパルス幅が100μm以上(典型的には2〜3ms)になるロングパルスのレーザ光を生成し、この第2高調波のロングパルスYAGレーザ光を線状ビームスポットSPに集光して被加工物Wに照射するものであり、比較的大きなレーザ入熱量を必要とするレーザ加工に適している。特に、基本波長(1064nm)との光学的結合性の低いAu系素材、Cu系素材、Al系素材の溶接加工に有用である。
このレーザ加工装置は、図15に示すように、第2高調波ロングパルスYAGレーザ光を発生するレーザ発振器110、光ファイバからなる光伝送部112、第2高調波ロングパルスYAGレーザ光を被加工物Wに集光照射するレーザ出射部114から構成される。
レーザ発振器110は、支持台(図示せず)上に直線配列型で一対の終端ミラー116,118、固体レーザ活性媒質120、波長変換結晶122、偏光素子124および高調波分離出力ミラー126を配置している。
両終端ミラー116,118は互いに向かい合って光共振器を構成している。一方の終端ミラー116の反射面116aには、基本波長(1064nm)に対して反射性の膜がコーティングされている。他方の終端ミラー118の反射面118aには、基本波長(1064nm)に対して反射性の膜がコーティングされるとともに、第2高調波(532nm)に対して反射性の膜がコーティングされている。
活性媒質120は、たとえばNd:YAGロッドからなり、一方の終端ミラー116寄りに配置され、電気光学励起部128によって光学的にポンピングされる。電気光学励起部128は、活性媒質120に向けて励起光を発生するための励起光源(たとえば励起ランプあるいはレーザダイオード)を有し、この励起光源をレーザ電源部130からの励起電流(パルス電流)でパルス点灯駆動することにより、活性媒質120を持続的または断続的にポンピングする。なお、レーザ電源部130は制御部132の制御の下で電気光学励起部128を駆動する。活性媒質120で生成される基本波長(1064nm)の光ビームLBcwは、終端ミラー116,118の間に閉じ込められて増幅される。このように、両終端ミラー(光共振器)116,118、活性媒質120および電気光学励起部128によって基本波長(1064nm)の光ビームまたはレーザ光LBcwを生成するレーザ発振器が構成される。
偏光素子124は、たとえばポラライザまたはブリュースタ板等からなり、活性媒質120からの基本波長の光ビームが非法線方向で入射するように光共振器の光路または光軸に対して所定の斜めの角度で配置されている。活性媒質120からの基本波長の光ビームLBcwのうち、P偏光は偏光素子124をまっすぐ透過して波長変換結晶122に入射し、S偏光は偏光素子124で所定の方向に向けて反射するようになっている。ここで、P偏光およびS偏光は基本波長の光ビームの進行方向に垂直な面内で振動方向が互いに直交する直線偏光成分(電界成分)である。たとえば、P偏向は鉛直方向で振動する直線偏光成分であり、S偏向は水平方向で振動する直線偏光成分である。好ましくは、基本波長(1064nm)においてP偏光透過率は略100%でS偏光反射率は略100%であるような偏光フィルタ特性が選ばれる。
波長変換結晶122は、たとえば非線形光学結晶であるKTP(KTiOPO4)結晶からなり、他方の終端ミラー118寄りに配置され、この光共振器で励起された基本モードに光学的に結合され、基本波長との非線形光学作用により第2高調波(532nm)の光ビームSHGを光共振器の光路上に生成する。
波長変換結晶122より終端ミラー118側に出た第2高調波の光ビームSHGは、終端ミラー118で戻されて、波長変換結晶122を通り抜ける。波長変換結晶122より終端ミラー118の反対側に出た第2高調波の光ビームSHGは、光共振器の光路または光軸に対して所定の角度(たとえば45°)で斜めに配置されている高調波分離出力ミラー126に入射し、このミラー126で所定の方向に反射または分離出力されるようになっている。そして、高調波分離出力ミラー126より分離出力された第2高調波の光ビームSHGは、ベントミラー134で光軸を曲げられて光伝送部112の入射ユニット136へ向けられる。
入射ユニット136は集光レンズ138を内蔵しており、ベントミラー134からの第2高調波の光ビームSHGを集光レンズ138により集束して光ファイバ140の一端面(入射端面)に入射させる。光ファイバ140は、第2高調波の光ビームSHGをレーザ出射部114まで伝送する。
レーザ出射部114には、コリメートレンズ142と集光ユニット12が設けられている。コリメートレンズ142は、光ファイバ140の他端面より放射状に出射された第2高調波の光ビームSHGを平行光にする。集光ユニット12は、コリメートレンズ142からの平行光の第2高調波の光ビームSHGをビームスポットSPに集光して被加工物Wの加工ポイントに照射する。これにより、加工ポイントにビームスポットSPの形状に応じたパターンのスポット溶接部が形成される。
このレーザ加工装置でも、レーザ出射部114の集光ユニット12において上記のような調整機構により線状(あるいは帯状)のビームスポットSPの形状、特に長さを調整することができる。
このレーザ加工装置のレーザ発振器110では、第2高調波の光ビームSHGすなわちYAG第2高調波パルスレーザ光SHGについてパワーフィードバック制御を行うために、ベントミラー134の背後に漏れたYAG第2高調波パルスレーザ光SHGの漏れ光MSHG を受光する受光素子またはフォトセンサ144が配置されている。測定回路146は、フォトセンサ144の出力信号を基に第2高調波パルスレーザ光SHGのレーザ出力測定値を表す電気信号(レーザ出力測定値信号)を生成する。制御部132は、測定回路146からのレーザ出力測定値信号を基準値または基準波形と比較し、比較誤差に応じてたとえばパルス幅変調(PWM)方式の制御信号を生成する。レーザ電源部130は、制御部132からの制御信号に応じてスイッチング素子をスイッチング動作させ、電気光学励起部128に供給する励起電流のパルス幅および電流値を制御する。
ここで、図14および図15につき、このレーザ加工装置を用いる溶接加工の一例を説明する。
図15に示すように、銅製部材148に肉厚1mm程度の銅板150を溶接するものとする。この溶接加工においては、図15の(a)に示すように、初めに仮溶接のために複数の仮留め部位に略円形のビームスポットSPとなるように第2高調波パルスレーザ光SHGを照射し、各箇所に点状パターンの溶接部152を形成する。この点状溶接部152により、被溶接材の銅製部材148と銅板150とを所望の位置関係で仮留めすることができる。この点状溶接に際しては、集光ユニット12において可動シリンドリカルレンズ22の位置を基準位置Q(図10)付近に合わせてよい。
この仮溶接を行った後に、図15の(b)に示すように本溶接を行う。この本溶接では、帯状パターンの溶接部154を形成して、銅製部材148に銅板150を最終的に溶融接合させる。この帯状溶接に際しては、集光ユニット12において可動シリンドリカルレンズ22の位置を基準位置Qから適当にオフセットした位置(図9)に合わせてよい。
上記のように、自動式の集光ユニット12(図7、図8)においては、第2高調波パルスレーザ光SHGのビームスポットSPの形状を自動的に円形状から帯状に(あるいはその逆に)瞬時に切り替えられる。これにより、従来のシーム溶接と比較して溶接作業の効率が格段に向上する。
なお、帯状溶接部154と点状溶接部152との位置合わせの微調整を簡便に行うために、X−Yステージ98やガルバノメータ等を用いてよい。
また、上記レーザ加工装置では、ロングパルスの第2高調波YAGレーザ光SHGのレーザパワーを任意に可変制御することができる。図16に、レーザ出力波形制御の一例を示す。パワーフィードバック方式でレーザパワー、パルス幅、パルス波形等を任意に設定・制御することができる。
また、本発明では、レーザ光LBに必ずしも高調波を用いる必要はない。たとえば、被加工部材WがCu、Au、Al系以外の金属材料からなる場合は、通常のYAG基本波あるいは炭酸ガスレーザ光を用いるのが好ましい。
以上、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
たとえば、上記実施形態の集光ユニット12において、上部シリンドリカルレンズ20の方を鉛直方向(光軸方向)に移動できるように構成し、下部シリンドリカルレンズ22の方を固定してもよい。また、両シリンドリカルレンズ20,22の湾曲面を共に被加工物側に向けてレーザ光軸上に配置することも可能である。
また、レーザ発振器70,110より集光ユニット12に与えるYAGレーザの高調波としては、第2高調波の他に、第3高調波あるいは第4高調波等も可能である。
また、上記実施形態ではレーザ剥離およびレーザ溶接の場合について説明しているが、本発明のレーザ集光ユニットを用いたレーザ加工装置は被加工部材のトリミング、リペア、マーキング、ハンダ付け、穴あけのレーザ加工にも同様に適用できる。
本発明のレーザ集光ユニットを用いたレーザ加工装置の全体構成を模式的に示す図である。 本発明のレーザ集光ユニットで得られるビームスポットの断面形状である。 一実施形態によるレーザ集光ユニットの内部構造を示す縦断面図である。 上記レーザ集光ユニットの底面図である。 上記レーザ集光ユニットの上面図である。 図3のX−X矢視図である。 別の実施形態によるレーザ集光ユニットの内部構造を示す縦断面図である。 上記レーザ集光ユニットの底面図である。 本発明におけるレーザ集光ユニットの作用を説明するための図である。 本発明におけるレーザ集光ユニットの作用を説明するための図である。 一実施形態におけるレーザ加工装置の全体構成を示す図である。 実施形態におけるAuメッキ層のレーザ剥離を説明するためのリードフレームの平面図である。 Au、Cu、Feの波長吸収特性を示す図である。 別の実施形態におけるレーザ加工装置の全体構成を示す図である。 実施形態におけるCu系の被加工物に対するレーザ溶接加工を説明するための図である。 実施形態におけるYAG第2高調波パルスレーザ光のレーザ出力波形の一例を示す図である。
符号の説明
10 レーザ光源
12 レーザ集光ユニット
14 レーザ光学系
16 ビームエキスパンダ
20 固定シリンドリカルレンズ
22 可動シリンドリカルレンズ
24 本体
25 空洞部
27 固定レンズ保持部
34 可動レンズ保持部
42 回転リング
46 回転操作つまみ
48 保護ガラス板
60 電気モータ
62 原動プーリ
64 従動プーリ
66 タイミングベルト
70,110 レーザ発振器
88,114 レーザ出射部
98 X−Yステージ
100 リードフレーム
106 アウターリード
108 剥離領域
112 光伝送部
140 光ファイバ
142 コリメートレンズ
148 銅製部材
150 銅板

Claims (20)

  1. 所定のレーザ照射位置にレーザ光を集光するためのレーザ集光ユニットであって、
    前記レーザ照射位置と一定の距離を置いて前記レーザ光の光軸上に配置される第1のシリンドリカルレンズと、
    前記第1のシリンドリカルレンズと直交し、前記レーザ照射位置と可変の距離を置いて前記レーザ光軸上に配置される第2のシリンドリカルレンズと、
    前記レーザ光のビームスポットサイズを所定の一方向で可変調整するために前記レーザ光軸上で前記第2のシリンドリカルレンズを移動させるレンズ移動手段と
    を有するレーザ集光ユニット。
  2. 前記第1および第2のシリンドリカルレンズが共に平坦面を前記レーザ照射位置側に向けた平凸シリンドリカルレンズである請求項1に記載のレーザ集光ユニット。
  3. 前記第1および第2のシリンドリカルレンズが共に湾曲面を前記レーザ照射位置側に向けた平凸シリンドリカルレンズである請求項1に記載のレーザ集光ユニット。
  4. 前記レーザ照射位置が、前記第1のシリンドリカルレンズの焦点位置の近傍に設定される請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザ集光ユニット。
  5. 前記第1および第2のシリンドリカルレンズがそれぞれ水平に配置され、前記レーザ光が両シリンドリカルレンズを鉛直下方に通って前記レーザ照射位置に集光される請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザ集光ユニット。
  6. 前記レンズ移動手段が、前記光軸の周りに回転可能な回転部材と、前記回転部材の回転運動を前記第2のシリンドリカルレンズの前記レーザ光軸上の並進運動に変換する送りねじ機構とを有する請求項1〜5のいずれか一項に記載のレーザ集光ユニット。
  7. 前記レンズ移動手段が、前記回転部材を手動で回すための操作摘みを有する請求項6に記載のレーザ集光ユニット。
  8. 前記レンズ移動手段が、電気モータと、この電気モータの回転駆動力を前記回転部材に伝達する伝動手段とを有する請求項6に記載のレーザ集光ユニット。
  9. 前記伝動手段が、前記電気モータの回転軸に結合された原動プーリと、前記回転部材に結合された従動プーリと、前記原動プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡された無端ベルトとを有する請求項8に記載のレーザ集光ユニット。
  10. 前記原動プーリおよび従動プーリがそれぞれねじ歯車からなり、前記ベルトが前記ねじ歯車と螺合するねじ歯を有し、前記電気モータの回転駆動によって前記従動プーリが前記レーザ光軸上で移動する請求項9に記載のレーザ集光ユニット。
  11. 前記第2のシリンドリカルレンズを前記レーザ光軸上の所望の位置で固定するための固定手段を有する請求項1〜10のいずれか一項に記載のレーザ集光ユニット。
  12. レーザ加工用のレーザ光を発振出力するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器からの前記レーザ光を被加工物上に設定された前記レーザ照射位置に集光する請求項1〜11のいずれか一項に記載のレーザ集光ユニットと
    を有するレーザ加工装置。
  13. 前記レーザ光のビーム径を拡大するために前記レーザ発振器と前記レーザ集光ユニットとの間のレーザ光軸上に配置されたビームエキスパンダを有する請求項12に記載のレーザ加工装置。
  14. 前記レーザ発振器より出力された前記レーザ光を前記レーザ集光ユニットまで伝送するための光ファイバを有する請求項12または請求項13に記載のレーザ加工装置。
  15. 前記レーザ発振器が、YAGレーザ光を発振出力するYAGレーザ発振器からなる請求項12〜14のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  16. 前記YAGレーザ発振器がQスイッチパルスの高調波YAGレーザ光を出力し、前記レーザ集光ユニットが前記Qスイッチパルスの高調波YAGレーザ光を前記被加工物表面の金属膜上に集光して、前記金属膜をYAG高調波のレーザエネルギーで剥離する請求項15に記載のレーザ加工装置。
  17. 前記金属膜がAu系の金属からなる請求項16に記載のレーザ加工装置。
  18. 前記被加工物がリードフレームあるいは電子部品のコネクタ端子であり、前記金属膜がAuメッキ層である請求項17に記載のレーザ加工装置。
  19. 前記レーザ発振器が、ロングパルスの高調波YAGレーザ光を出力し、前記レーザ集光ユニットが前記ロングパルスの高調波YAGレーザ光を前記被加工物の溶接部に集光して、前記溶接部をYAG高調波のレーザエネルギーで溶融接合する請求項15に記載のレーザ加工装置。
  20. 前記被加工物がAu系、Cu系あるいはAl系金属からなる請求項19に記載のレーザ加工装置。



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