[go: up one dir, main page]

JP2006183018A - ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置 - Google Patents

ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006183018A
JP2006183018A JP2005086721A JP2005086721A JP2006183018A JP 2006183018 A JP2006183018 A JP 2006183018A JP 2005086721 A JP2005086721 A JP 2005086721A JP 2005086721 A JP2005086721 A JP 2005086721A JP 2006183018 A JP2006183018 A JP 2006183018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
solution
polyaddition
micromixer
polymer fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005086721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4780514B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Tawara
勝彦 田原
Jiro Mizuie
次朗 水家
Masaaki Sato
正明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority to JP2005086721A priority Critical patent/JP4780514B2/ja
Publication of JP2006183018A publication Critical patent/JP2006183018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4780514B2 publication Critical patent/JP4780514B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 容易に粒子形状、粒度分布等を制御でき、また、単分散性に優れたポリマー微粒子の製造方法を提供すること。
【解決手段】 重付加系モノマー(A)溶液および重付加系モノマー(A)と重付加しうる重付加系モノマー(B)溶液をマイクロミキサーにより混合、反応させ、得られた反応物を析出させることを特徴とする重付加系ポリマー微粒子の製造方法;マイクロミキサーの一の原料供給口が重付加系モノマー(A)供給手段に、他の原料供給口が重付加系モノマー(A)と縮合反応しうる重付加系モノマー(B)供給手段に接続されており、マイクロミキサーの混合物吐出口から供給される混合物を反応させるリアクターが設けられたポリマー微粒子製造装置を用いる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置に関する。
重付加系ポリマーとしては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミック酸などがあり、これらは、その優れた特徴に応じて広く用いられている。通常これらのポリマーは、重付加系モノマーを混合し、必要に応じ触媒を添加し、反応させることにより製造されている。これらの重付加系ポリマーを均一な微粒子として製造することができれば、電機・電子材料等の材料として非常に有用である。
ところで、粒子形状、粒度分布等を制御できるポリアミック酸微粒子の製造方法として、無水テトラカルボン酸類溶液と、ジアミン類溶液を混合し、混合溶液からポリアミック酸を析出させる方法が提案されている。(特許文献1)当該文献には、微粒子を析出させるために、攪拌しながら無水テトラカルボン酸とジアミン化合物とを反応させる方法が開示されており、特に超音波照射により微粒子を析出させる方法が開示されているが、超音波を照射するには、専用の装置が必要となるうえ、連続生産には適しておらず、また、スケールアップすると、超音波を反応容器内に均一に照射しにくくなり、均一な微粒子が得られない可能性があるという問題があった。
特開平11−140181号公報
本発明は、容易に粒子形状、粒子径、粒度分布、分子量等を制御でき、また、単分散性に優れたポリマー微粒子の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決すべく、本発明者は鋭意検討を行った結果、マイクロミキサーを利用することにより前記課題を解決しうることを見出した。
すなわち、本発明は、重付加系モノマー(A)溶液および重付加系モノマー(A)と重付加しうる重付加系モノマー(B)溶液をマイクロミキサーにより混合、反応させ、得られた反応物を析出させることを特徴とする重付加系ポリマー微粒子の製造方法;マイクロミキサーの一の原料供給口が重付加系モノマー(A)供給手段に、他の原料供給口が重付加系モノマー(A)と縮合反応しうる重付加系モノマー(B)供給手段に接続されており、マイクロミキサーの混合物吐出口から供給される混合物を反応させるリアクターが設けられたことを特徴とするポリマー微粒子製造装置;マイクロミキサーの一の原料供給口が重付加系モノマー(A)供給手段に、他の原料供給口が重付加系モノマー(A)と縮合反応しうる重付加系モノマー(B)供給手段に接続されており、マイクロミキサーの混合物吐出口から供給される混合物を貯蔵する微粒子析出槽が設けられたことを特徴とするポリマー微粒子製造装置に関する。
本発明によれば、容易に粒子形状、粒度分布等を制御でき、また、単分散性に優れたポリマー微粒子を得ることができる。また、本発明は微小系で行われるものであり、温度制御が容易で、反応も速やかに進行させることができる。
本発明は、重付加系モノマー(A)(以下、(A)成分という)溶液および重付加系モノマー(A)と重付加しうる重付加系モノマー(B)(以下、(B)成分という)溶液をマイクロミキサーにより混合、反応させ、得られた反応物を析出させることを特徴とする重付加系ポリマー微粒子の製造方法に関する。本発明で重付加系モノマーとは重付加によりポリマーが生じるモノマーをいう。
本発明において用いられる、マイクロミキサーとは、微小流路を有する各種溶液の混合および/または反応装置であれば特に限定されず公知のものを用いることができる。具体的には、少なくとも1の混合対象溶液の供給口とそれ以外の混合対象溶液の供給口を有し、これらの供給口から溶液が混合される部分(混合室ということもある)へとつながる供給ラインが微小流路となっており混合室で混合された混合溶液が排出される吐出口を有することを特徴とするものである。なお、本発明では、微小流路とは、流路の等価直径(流路の断面を円に換算したときの直径)が1000μmより小さいものをいう。
具体的には、例えば、“Microreactors New Technology for Modern Chemistry”(Wolfgang Ehrfeld,Volker Hessel,Holger Loewe著、WILEY-VCH社 2000年発行)に記載されている装置の他、国際公開公報WO96/12541、WO96/12540、WO97/16239、WO00/078438等に記載されたものが例示できる。また、マイクロミキサーは、市販のものをそのまま用いても良い。市販のマイクロミキサーの例としては、例えば、IMM(商品名、インスティテュート・フュール・マイクロテクニック・マインツ社(Institut fur Mikrotechnik Mainz GmbH,Germany)製)、YM1(商品名、(株)山武製)などが挙げられる。
マイクロミキサーは、例えば、図3に示したような構造のものが挙げられる。当該マイクロミキサーは、通常、モノマー溶液の供給口22を2つ有する。(なお、使用する成分により、混合の際に悪影響を与えない範囲で供給口の数は適宜選択できる。)供給口22の口径は特に限定されないが、通常、1000μm以下程度(好ましくは1μm以上)である。当該供給口22から供給されるモノマー溶液は、1000μm程度以下程度(好ましくは1μm以上)の微小流となる。当該微小流路21は反対方向からの微小流路21と衝突し、ここで混合が行われる。このようにして混合された混合物は混合物吐出口23から吐出される。
(A)成分および(B)成分は、製造する重付加系ポリマー微粒子の種類によって適宜選択される。重付加系ポリマーとしては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミック酸などの公知のものが挙げられる。
ポリウレタン微粒子を製造する場合には、例えば、(A)成分としてジオール類、(B)成分としてジイソシアネート類を用いる。
ジオール類としては、特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、オクタンジオール、1,4−ブチンジオール、ジプロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の飽和もしくは不飽和の各種公知の低分子グリコール類、ダイマー酸を水素化して得られるジオール、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポリオール類、ポリカーボネートポリオール類、ポリブタジエンポリオール類等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用される。また、本発明では、本発明の効果を損なわない範囲で、ジオール類のほかに、他のアルコール類(モノアルコール、3価アルコール等)も用いることができる。これらにより、得られるポリウレタン微粒子の特性を変えることができる。
ジイソシアネート類としては、特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、メチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸が有するカルボキシル基をイソシアネート基に置き換えたダイマージイソシアネートなどの鎖状脂肪族ジイソシアネート;シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,3−ジ(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネートなどの環状脂肪族ジイソシアネート;4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネートなどのジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルテトラメチルメタンジイソシアネートなどのテトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート;リジンジイソシアネートなどのアミノ酸ジイソシアネートなどが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用される。また、本発明では、本発明の効果を損なわない範囲で、ジイソシアネート類のほかに、他のイソシアネート類(モノイソシアネート、3価のイソシアネート類等)も用いることができる。これらにより、得られるポリウレタン微粒子の特性を変えることができる。
ポリウレア微粒子を製造する場合には、例えば、(A)成分としてジアミン類、(B)成分としてジイソシアネート類を用いる。
ジアミン類としては、特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、4,4'−ジアミノジフェニルメタン(DDM)、4,4'−ジアミノジフェニルエーテル(DPE)、4,4'−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル(BAPB)、1,4'−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン(TPE−Q)、1,3'−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン(TPE−R)、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、3,4'−ジアミノジフェニルエーテル、4,4'−ジアミノジフェニルスルフォン、3,4−ジアミノジフェニルスルフォン、3,3'−ジアミノジフェニルスルフォン、4,4'−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、3,3'−ジメチル−4,4'−ジアミノビフェニル、4,4'−ジアミノジフェニルスルフィド、2,6'−ジアミノトルエン、2,4−ジアミノクロロベンゼン、1,2−ジアミノアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、3,3'−ジアミノベンゾフェノン、3,4−ジアミノベンゾフェノン、4,4'−ジアミノベンゾフェノン、4,4'−ジアミノビベンジル、R(+)−2,2'−ジアミノ−1,1'−ビナフタレン、S(+)−2,2'−ジアミノ−1,1'−ビナフタレン等の芳香族ジアミン;1,2−ジアミノメタン、1,4−ジアミノブタン、テトラメチレンジアミン、1,10−ジアミノドデカン等の脂肪族ジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、4,4'−ジアミノジシクロヘキシルメタン等の脂環族ジアミンのほか、3,4−ジアミノピリジン、1,4−ジアミノ−2−ブタノン等を使用することができる。これらは、1種又は2種以上を用いることができる。また、本発明では、本発明の効果を損なわない範囲で、他のアミン類(モノアミン、トリアミン等)も用いることができる。これらにより、得られるポリウレア微粒子の特性を変えることができる。
ジイソシアネート類としては、特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、先述したポリウレタンの製造に用いることができるポリイソシアネート類を用いることができる。
ポリアミック酸微粒子を製造する場合には、例えば、(A)成分として無水テトラカルボン酸類、(B)成分としてジアミン類を用いる。
無水テトラカルボン酸類としては、特に限定されず公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、3,3',4,4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)、3,3',4,4'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3',4'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、1,3−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、2,3,3',4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2',3,3'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2',3,3'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2',6,6'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸二無水物、アントラセン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、フェナンスレン−1,8,9,10−テトラカルボン酸二無水物等の芳香族テトラカルボン酸二無水物;ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物;シクロブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物等の脂環族テトラカルボン酸二無水物;チオフェン−2,3,4,5−テトラカルボン酸二無水物、ピリジン−2,3,5,6−テトラカルボン酸無水物等の複素環族テトラカルボン酸二無水物等を用いることができる。これらは、1種又は2種以上を用いることができる。本発明では、特にBTDA、ピロメリット酸二無水物等が好ましい。また、本発明では、無水テトラカルボン酸の一部を酸クロライドで置換したものを使用することができる。
また、本発明の効果を失わない範囲で、トリメリット酸無水物、ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、ナフタレン−1,2,4−トリカルボン酸などのトリカルボン酸類、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ビメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸など脂肪族ジカルボン酸類の酸無水物、イソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカルボン酸など芳香族ジカルボン酸類の酸無水物を併用することが出来る。但し、テトラカルボン酸類に対するこれらの割合が多すぎると、得られる硬化物の耐熱性が悪化する傾向があるため、通常、その使用量はテトラカルボン酸類に対し、30モル%以下であることが好ましい。
ジアミン類としては、特に限定されず、公知のものを使用することができる。具体的には、例えば、先述したポリウレアの製造に用いることができるジアミン類を用いることができる。これらの中では、特にDPE、TPE−R等が好ましい。
(A)成分溶液、(B)成分溶液を調製する際に用いる溶媒としては、(A)成分、(B)成分と反応せず、実質的に(A)成分、(B)成分を溶解し、かつ、実質的に生成するポリマーが溶解しないもの(または難溶解性のもの)であれば特に制限されず用いることができる。
通常、同一の溶媒を用いるが、相溶する溶媒であれば別々の溶媒を用いることもできる。本発明に用いられる溶媒としては、例えば、ケトン系溶媒、塩素系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、芳香族系溶媒等が挙げられる。ケトン系溶媒としては、例えば、2−プロパノン、3−ペンタノン、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)等が挙げられる。塩素系溶媒としては、ジクロロメタン等が挙げられる。エーテル系溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン(THF)、テトラヒドロピラン、ジエチルエーテル等が挙げられる。エステル系溶媒としては、例えば、酢酸エチル等が挙げられる。ニトリル系溶媒としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル等が挙げられる。アミド系溶媒としては、例えば、アセトアニリド、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、芳香族系溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン等が挙げられる。これら溶媒は、一種を単独で用いても良く、数種を併用してもよい。これらの中では、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒を用いることが好ましい。また、例えばポリマー微粒子を溶解するような溶媒であっても、複数の溶媒を混合してポリマー微粒子が析出するように調整すれば、このものも使用することができる。
特に、ポリアミック酸を製造する際に用いる溶媒は、実質的に無水テトラカルボン酸類、ジアミン類が溶解し、かつ、生成するポリマー微粒子が溶解しないものであれば特に制限されない。例えば、ケトン系溶媒、塩素系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、芳香族系溶媒等が挙げられ、これらの一種または数種を併用することができる。これらの中では、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、ニトリル系溶媒を用いることが好ましく、特にケトン系溶媒が好ましい。また、例えばDMF、DMAc、NMP等の非プロトン極性溶媒のようなポリアミック酸が溶解する溶媒であっても、アセトン、酢酸エチル、MEK、トルエン、キシレン等のポリアミック酸の貧溶媒と混合してポリアミック酸が析出するように調整すれば、これらも使用できる。
例えば、BTDAとDPEを反応させることにより得られるポリアミック酸であって、粒径が1μm程度の微粒子を得るためには、アセトンを溶媒として用いることが好ましい。なお、ポリマーを溶解する溶媒を用いてポリマーを製造する場合であっても、最終的にポリマーを溶解しにくい溶媒(貧溶媒)を用いて微粒子を析出させるような場合(例えば、ポリマー微粒子溶液を貧溶媒中に加える等)には、ポリマーを溶解する溶媒を用いてもよい。
(A)成分溶液の濃度は、用いる(A)成分の種類、(A)成分溶液の濃度等に応じて適宜設定すれば良いが、通常は0.001〜1モル/リットル程度、好ましくは0.01〜0.1モル/リットルとする。
(B)成分溶液の濃度は、用いる(B)成分の種類、(B)成分溶液の濃度等に応じて適宜設定すれば良いが、通常は0.001〜1モル/リットル程度、好ましくは0.01〜0.1モル/リットルとする。
(A)成分溶液および(B)成分溶液の供給速度は、(A)成分と(B)成分との反応性により適宜選択すればよく、特に限定されないが、通常、(A)成分/(B)成分の比(モル)が、0.9〜1.1程度となるようにそれぞれの供給速度を設定する事が収率等の面において好ましい。例えば、0.04モル/リットルの濃度の溶液を供給する場合には0.5〜10ミリリットル/分程度とすればよい。
マイクロミキサーの内部温度は、各成分が反応して目的とするポリマーが高分子量化し、析出した際、マイクロミキサーが閉塞しないような温度であれば特に限定されない。内部温度が高くなると、ミキサー内で粒子の形成が進み過ぎて、マイクロミキサーの閉塞の原因となる。マイクロミキサーの内部温度は、通常は、−100〜200℃程度とすることが好ましく、−50〜50℃とすることが特に好ましい。
本発明のポリマー微粒子の製造方法では、(A)成分及び(B)成分を溶解するが、得られるポリマーを実質的に溶解しない溶媒を用いる場合は、(A)成分および(B)成分がマイクロミキサーで混合され、混合された各成分が反応し、溶媒がポリマーを溶解できる限界にまで分子量が大きくなったときに析出する。各成分がマイクロミキサーで混合された場合、マイクロミキサー内では各成分が混在または各成分の一部もしくは全部が反応していると考えられるが、最終的には、マイクロミキサーの吐出口より吐出された後、(マイクロミキサーに、例えば、リアクターまたは微粒子析出槽が接続されている場合はリアクター内または微粒子析出槽内で)微粒子の析出が完結する。析出したポリマー微粒子は、ろ過、遠心分離等の公知の方法で分離される。なお、(A)成分として無水テトラカルボン酸類、(B)成分としてジアミン類を用いるポリアミック酸微粒子を製造する際には、(A)成分と(B)成分の反応を、アミン化合物の存在下に行ってもよい。アミン化合物を添加することにより、粒子系を制御し易くなり、また、収率を向上させることができるため好ましい。アミン化合物は、無水テトラカルボン酸類溶液に添加しておいても良く、ジアミン類溶液に添加しておいてもよく、また、無水テトラカルボン酸類溶液、ジアミン類溶液の両者に添加しておいても良く、さらには無水テトラカルボン酸類およびジアミン類を混合する際に添加してもよい。アミン化合物としては、先述したジアミン類以外のものを用いることができる。具体的には、アンモニア、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノプロピルアミン等の一級アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン等の二級アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリシクロヘキシルアミン等の三級アミンが挙げられる。これらの中では、三級アミン、二級アミンが好ましい。アミン化合物を添加する場合の使用量は、特に限定されないが、通常、アミン化合物を、テトラカルボン酸無水物1モルに対し、0.001〜10モル程度、好ましくは、0.01〜2モルである。
本発明により得られるポリマー微粒子(粉末)は、使用溶媒、加熱条件、流速等を制御することにより平均粒径等を変化させることができる。ポリマー微粒子が、球状として生成される場合は、一般には、平均粒径0.03〜10μmであって、標準偏差0.02〜0.07、変動係数3〜15%の範囲にある単分散状のものである。なお、不定形状である場合は、一片の大きさ(平均)が通常0.03〜10μm程度である。ポリマー微粒子の粒子形状は、球状、不定形等の所望の形態をとることができる。
特にポリアミック酸微粒子(粉末)を製造する場合は、球状として生成される場合は、一般には、平均粒径0.03〜10μmであって、標準偏差0.02〜0.07、変動係数3〜15%の範囲にある単分散状のものである。なお、不定形状である場合は、一片の大きさ(平均)が通常0.1〜1.0μm程度である。
当該方法により製造されたポリマー微粒子がポリアミック酸微粒子の場合には、当該得られたポリアミック酸微粒子を閉環イミド反応させることによりポリイミド微粒子とすることができる。また、必要に応じて当該微粒子を溶剤に溶解して溶液とし、当該溶液を加熱することにより微粒子を生成させても良い。閉環反応は、ポリアミック酸微粒子を加熱させることにより進行させることができる。加熱する場合は、通常、80〜300℃程度、好ましくは100〜250℃で、0.5〜50時間程度、好ましくは1〜20時間で行えばよい。また、これらの操作は減圧下で行ってもよい。またこの閉環反応では、生じる水を除去したり、脱水剤を用いてもよく、触媒として第3級アミンやピリジンなどの複素環アミンを使用してもよい。当該脱水剤としては、例えば、無水酢酸等の脂肪族酸無水物、芳香族酸無水物などが挙げられる。また触媒としては、例えばトリエチルアミンなどの脂肪族第3級アミン類、ジメチルアニリン等の芳香族第3級アミン類、ピリジン、ピコリン、イソキノリン等の複素環式第3級アミン類などが挙げられる。
このようにして得られたポリイミド微粒子は、球状として生成される場合は、一般には、平均粒径0.03〜10μmであって、標準偏差0.02〜0.07、変動係数3〜15%の範囲にある単分散状のものである。なお、不定形状である場合は、一片の大きさ(平均)が通常0.03〜10μm程度である。ポリマー微粒子の粒子形状は、通常はポリアミック酸微粒子の形状に由来し、球状、不定形等の所望の形態をとることができる。
前記微粒子の製造方法を実施する際には、公知の装置により実施をすればよいが、マイクロミキサーの一の原料供給口が(A)成分供給手段に、他の原料供給口が(A)成分と反応しうる(B)成分供給手段に接続されており、マイクロミキサーの混合物吐出口から混合物が微粒子析出槽またはリアクターに供給されるポリマー微粒子製造装置を用いて行うことが好ましい。以下、本ポリマー微粒子製造装置について説明する。
(A)成分供給手段は、(A)成分を貯蔵する貯蔵槽と当該貯蔵槽からマイクロミキサーへ(A)成分を供給する供給手段を有するものであれば特に限定されない。ラインや貯蔵槽に温度制御装置等が設けられていてもよく、また、貯蔵槽には攪拌装置が設けられていても良い。なお、(A)成分の供給手段としては、特に限定されず公知のものを用いることができる、通常は、送液ポンプが用いられる。(A)成分供給手段の具体例として、図4に示したものが挙げられる。貯蔵槽31には攪拌装置34、温度調節装置33が設けられており、貯蔵槽31からは送液ポンプ32によりマイクロミキサーへと(A)成分溶液が供給される。攪拌装置34、温度調整装置33は各種公知のものを用いることができる。
(B)成分供給手段としては、(A)成分供給手段と同様のものを用いることができる。
このようにして各成分の供給手段から供給された各成分はマイクロミキサーにて混合される。当該マイクロミキサーとしては、前述したように公知のものを使用することができるが、当該マイクロミキサーは、製造するポリマー微粒子や使用溶媒によっては混合が行われる混合室内の冷却および/または加熱することができる(温度制御が可能)ものを用いる必要がある。本発明のポリマー微粒子製造装置は、マイクロミキサーで各モノマーを混合し反応を進行させた後、微粒子を析出させることを特徴とするものであるが、微粒子を析出させるためには、前述したように、ポリマー微粒子を自然に析出させる方法と強制的に析出させる方法がある。前者の例としては、ポリマーを実質的に溶解しない溶媒を使う方法が挙げられ、後者の例としては、ポリマーを溶解することができる溶媒を用いたポリマー溶液を、(1)ポリマーを溶解しない溶媒(貧溶媒)に注ぎ込む方法、(2)加熱・冷却させる方法などが挙げられる。
そのため、ポリマーを実質的に溶解しない溶媒を使う方法の場合には、マイクロミキサー内で(A)成分と(B)成分との反応が進行することにより、ポリマーが析出し、マイクロミキサーの吐出口が詰まることを防止するために、マイクロミキサー内の温度制御が特に必要となる。温度制御は、通常、温度調節機等を用いればよいが、単に冷却するだけであれば、マイクロミキサーの周囲を水冷、氷冷するような構造としたものでも良い。当該温度は、マイクロミキサー内でのポリマー微粒子の付着、閉塞を防止するためのものであるため、(A)成分溶液や(B)成分溶液を調製する際の溶媒種および(A)成分および(B)成分の反応性により決定される。
このようにして混合された各成分は、温度制御がされたマイクロミキサー中では、反応の進行が調整されるため、ポリマー微粒子による閉塞が発生することはない。
当該混合溶液は、マイクロミキサーの吐出口から微粒子析出槽またはリアクターに供給される。微粒子析出槽またはリアクターに供給された混合液は、当該析出層またはリアクター内でさらに反応が進行し、微粒子の析出が完了する。そのため、使用溶媒のポリマーの溶解性により、微粒子の粒径を制御することができる。また、微粒子析出槽またはリアクター内の温度を制御することにより溶媒の溶解度を制御することができるため、微粒子析出槽またはリアクター内の温度を制御することにより得られるポリマー微粒子の粒径を所望のものに制御することもできる。
一方、ポリマー微粒子を強制的に析出させる方法として、(1)ポリマーを溶解しない溶媒(いわゆる貧溶媒)に注ぎ込む方法を実現しうるポリマー微粒子製造装置では、マイクロミキサーにより混合した溶液を、貧溶媒を貯えた微粒子析出槽に注ぎ込むため、微粒子析出槽には貧溶媒を貯えられるようにしておく必要がある。また、(2)加熱・冷却させる方法を実現させるには、微粒子析出槽に加熱・冷却ができるような機能を設けておく必要がある。
なお、特に得られるポリマー微粒子がポリアミック酸の場合には、さらに閉環させることによりポリイミド微粒子とすることができるため、微粒子析出槽またはリアクターに、例えば、閉環反応を促進させる触媒等を添加する設備を設けたり、加熱により閉環反応を進行させるために温度調節機能を設けておいてもよい。なお、加熱する場合には、生成する水を除去できるようにしておくことが、反応を速やかに進行させることができるため好ましい。
微粒子析出槽においては、ポリマー微粒子と溶媒とを公知の方法で分離し、更に乾燥させることにより、目的とするポリマー微粒子を収得できる。溶媒と分離する方法としては、具体的には、ろ別する方法が簡便で好ましい。そのため、微粒子析出槽で析出した微粒子をろ別する設備を、設ければよいが、微粒子析出槽内に設けても良い。微粒子析出槽内にろ別装置を設ける場合には、例えば、図5に示したように、ろ別しようとする微粒子よりも狭い直径の穴を有する網45を、昇降手段により昇降できるように保持し、微粒子析出過程においては網45が微粒子析出槽41の底部にあり、微粒子析出後に昇降手段により持ち上げられるようにしておけばよい。なお、網と微粒子析出槽との隙間はできるだけ狭くすることが微粒子の収率を向上させるためにも好ましい。
マイクロミキサーとリアクターを連結する場合のリアクターとしては、種々の形状のものを用いることができるが、例えばマイクロミキサーで混合された混合物を流通させることができる筒状のものを用いることができる。リアクターの形状、断面積、長さは特に限定されず、反応の目的等に応じて公知のものを用いることができる。口径、長さ等は、目的とする微粒子の粒径等に応じて適宜決定すればよいが、一般的には、口径は、1μm〜10mm程度、長さは、5cm〜5m程度である。なお、口径は、10〜1000μmとすることが、反応が速やかに進行し、また、閉塞も起こりにくくなるため好ましい。リアクターに温度調節装置を設けることにより、反応を制御することができ、得られるポリマー微粒子の粒径を適宜調節することができる。また、リアクターの長さを調節すれば、滞留時間を調整する事ができ、分子量や粒径、収率等を制御する事ができる。リアクターにて得られたポリマー微粒子は、公知の方法で溶媒と分離し、乾燥させればよい。溶媒と分離する方法としては、具体的には、ろ別する方法が簡便で好ましい。
実施例1
3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸 (BTDA)0.1289gをアセトン10ミリリットルに溶解し、これを(A)成分溶液とした。4,4´−ジアミノジフェニルエーテル(DPE)0.0801gをアセトン10ミリリットルに溶解し、これを(B)成分溶液とした。マイクロミキサーとしてはIMM社製のシングルミキサー(流路幅25μm)を用い、図1に示すような反応装置でポリアミック酸微粒子の合成を実施した。マイクロミキサーを2℃に保ちながらシリンジポンプを用い、(A)成分溶液と(B)成分溶液を2ミリリットル/分の流速で各々送液した。ライン6および微粒子析出槽7は20℃に保った。(A)成分溶液と(B)成分溶液との混合液を流出させた後、10分後にろ過し、アセトンで洗浄、次いで乾燥することによりポリアミック酸微粒子を得た。得られた微粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、均一な球状の微粒子から構成されていることを確認した。そのSEM写真を図6に示す。SEM写真から任意の100個の微粒子を選びだし、これらの粒径の平均値を算出し、さらに標準偏差と変動係数を算出した。変動係数が大きいほどばらつきが大きいことを示す。結果を表1に示す。
実施例2
マイクロミキサーとして(株)山武製のYM−1型マイクロミキサーを用いた以外は実施例1と同様の方法で合成を実施し、ポリアミック酸微粒子を得た。得られた微粒子をSEMで観察し、均一な球状の微粒子から構成されていることを確認した。そのSEM写真を図7に、平均粒径、標準偏差、変動係数を表1に示す。
実施例3
マイクロミキサーの代わりに東ソー(株)製のT型ミキサー(流路幅0.4mm、3方ジョイント)を用いた以外は実施例1と同様の方法で合成を実施し、ポリアミック酸微粒子を得た。そのSEM写真を図8に、平均粒径、標準偏差、変動係数を表1に示す。
比較例1
実施例1と同様の方法で調製した(A)成分溶液を(B)成分溶液に加え、溶液を20℃に保ったまま静置した。10分後にろ過し、アセトンで洗浄、乾燥することによりポリアミック酸を得た。そのSEM写真を図9に示す。均一な形状の粒子は得られず、粒子径もばらばらであることを確認した。
Figure 2006183018
表中、混合方法のIMMは、IMM社製のシングルミキサー、YM−1は、山武製のマイクロミキサー、Tは、東ソー製のT型ミキサーを用いたことを表す。
実施例4
(株)山武製のYM−1型マイクロミキサーに、リアクター(内径:1mm、長さ:0.5m)を結合し、マイクロミキサー、リアクターを50℃に保ち、実施例1と同様の方法で調製した(A)成分溶液および(B)成分溶液を2ミリリットル/分で各々送液した。(A)成分溶液と(B)成分溶液との混合液を流出させた後、10分後にろ過し、アセトンで洗浄、次いで乾燥することによりポリアミック酸微粒子を得た。得られたポリアミック酸微粒子(平均粒子径:2.317μm、標準偏差:0.244、変動係数:10.544)を200℃で6時間加熱することにより微粒子を得た。得られた微粒子をIRにて分析したところ、1720cm−1(イミドのC=O対称伸縮振動)、1380cm−1(イミドのC−N伸縮振動)、720cm−1(イミドのC=O偏角振動)の吸収が観測され、イミド化していることを確認した。さらに得られた微粒子をSEMで観察し、微粒子の形態を保ったままポリイミド化されていることを確認した。平均粒子径は2.084μm、標準偏差は0.238、変動係数は11.396であった。SEM写真を図10に示す。
実施例5
IMM社製のマイクロミキサー(流路幅40μmのシングルミキサー)に、リアクター(内径:1mm、長さ:2.5m)を結合し、マイクロミキサーを50℃に、リアクターを10℃に保ち、実施例1と同様の方法で調製した(A)成分溶液および(B)成分溶液を2ミリリットル/分で各々送液した。(A)成分溶液と(B)成分溶液との混合液を流出させた後、10分後にろ過し、アセトンで洗浄、次いで乾燥することによりポリアミック酸微粒子を得た(平均粒子径:1.186μm、標準偏差:0.053、変動係数:19.376)。
実施例6
実施例5で得られたポリアミック酸微粒子0.05gを10mlのデカノールに分散し、シリンジポンプを用い、4ミリリットル/分で、200℃に加熱したリアクター(内径:1mm、長さ:2.5m)に送液した。得られた分散溶液をろ過、乾燥して微粒子が得られた。なお、得られた微粒子をIRで分析し、1720cm−1(イミドのC=O対称伸縮振動)、1380cm−1(イミドのC−N伸縮振動)、720cm−1(イミドのC=O偏角振動)の吸収が観測され、イミド化していることを確認した。さらに得られた微粒子をSEMで観察し、微粒子の形態を保ったままポリイミド化されていることを確認した。平均粒径は1.059、標準偏差:0.186、変動係数:17.602であった。SEM写真を図11に示す。
実施例7
(株)IMM社製のシングルミキサー(流路幅40μm)に、リアクター(内径:1mm、長さ:0.5m)を結合し、マイクロミキサー、リアクターを50℃に保ち、実施例1と同様の方法で調製した(A)成分溶液および(B)成分溶液を2ミリリットル/分で各々送液した。(A)成分溶液と(B)成分溶液との混合液を流出させた後、10分後にろ過し、アセトンで洗浄、次いで乾燥することによりポリアミック酸微粒子を得た。得られた微粒子の収率、平均粒径、標準偏差、変動係数を表2に示す。
実施例8
(B)成分溶液に、DPE1モルに対し、トリエチルアミン0.1モルとなるように、トリエチルアミンを添加したものを用いた他は実施例6と同様の方法でポリアミック酸微粒子を製造した。結果を表2に示す。
実施例9
(B)成分溶液にDPE1モルに対し、トリエチルアミン0.5モルとなるようにトリエチルアミンを添加したものを用いた他は実施例6と同様の方法でポリアミック酸微粒子を製造した。結果を表2に示す。また、得られたポリアミック酸微粒子のSEM写真を図12に示す。
Figure 2006183018
図1は、ポリマー微粒子製造装置の概念図である。 図2は、ポリマー微粒子製造装置の概念図である。 図3は、マイクロミキサーの概念図である。 図4は、重付加系モノマー溶液供給手段の一例である。 図5は、ろ別装置を微粒子析出槽内に設けた微粒子析出槽の一例である。 図6は、実施例1の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 図7は、実施例2の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 図8は、実施例3の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 図9は、比較例1の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 図10は、実施例4の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 図11は、実施例6の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。 図12は、実施例8の方法により得られたポリマー微粒子の走査型電子顕微鏡写真である。
符号の説明
1 重付加系モノマー(A)溶液供給手段
2 重付加系モノマー(B)溶液供給手段
3 重付加系モノマー(A)溶液供給ライン
4 重付加系モノマー(B)溶液供給ライン
5 マイクロミキサー
6 混合物排出ライン
7 微粒子析出槽
11 重付加系モノマー(A)溶液供給手段
12 重付加系モノマー(B)溶液供給手段
13 重付加系モノマー(A)溶液供給ライン
14 重付加系モノマー(B)溶液供給ライン
15 マイクロミキサー
16 混合物排出ライン
17 リアクター
18 分離機
21 混合室
22 モノマー供給口
23 混合物吐出口
31 重付加系モノマー貯蔵槽
32 送液ポンプ
33 温度調節装置
34 攪拌装置
35 重付加系モノマー
41 微粒子析出槽
42 温度調節装置
43 排液口
44 昇降装置
45 網
46 混合物供給口

Claims (16)

  1. 重付加系モノマー(A)溶液および重付加系モノマー(A)と重付加しうる重付加系モノマー(B)溶液をマイクロミキサーにより混合、反応させ、得られた反応物を析出させることを特徴とする重付加系ポリマー微粒子の製造方法。
  2. マイクロミキサー内の温度を−100℃〜200℃に調節することを特徴とする請求項1に記載のポリマー微粒子の製造方法。
  3. 重付加系モノマー(A)溶液および重付加系モノマー(B)溶液に用いられる溶媒が、重付加系モノマー(A)および重付加系モノマー(B)と反応せず、実質的に重付加系モノマー(A)および重付加系モノマー(B)を溶解し、かつ、実質的に生成するポリマーが溶解しない溶媒である請求項1または2に記載のポリマー微粒子の製造方法。
  4. 重付加系モノマー(A)溶液および重付加系モノマー(B)溶液に用いられる溶媒が、ケトン系溶媒、エステル系溶媒およびニトリル系溶媒からなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項1〜3のいずれかに記載のポリマー微粒子の製造方法。
  5. 重付加系モノマー(A)溶液が、無水テトラカルボン酸類溶液、重付加系モノマー(B)溶液がジアミン類溶液である請求項1〜4のいずれかに記載のポリマー微粒子の製造方法。
  6. アミン化合物の存在下に無水テトラカルボン酸類およびジアミン類を反応させる請求項5に記載のポリマー微粒子の製造方法。
  7. アミン化合物が三級アミンおよび/または二級アミンであることを特徴とする請求項6に記載のポリマー微粒子の製造方法。
  8. アミン化合物がトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリシクロヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミンおよびジシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項6に記載のポリマー微粒子の製造方法。
  9. 請求項5〜請求項8のいずれかの方法により得られたポリマー微粒子をさらに加熱することを特徴とするポリマー微粒子の製造方法。
  10. マイクロミキサーの一の原料供給口が重付加系モノマー(A)供給手段に、他の原料供給口が重付加系モノマー(A)と縮合反応しうる重付加系モノマー(B)供給手段に接続されており、マイクロミキサーの混合物吐出口から供給される混合物を反応させるリアクターが設けられたことを特徴とするポリマー微粒子製造装置。
  11. リアクターの口径が1000μm以下である請求項10記載のポリマー微粒子製造装置。
  12. リアクターが温度調節機能を有するものである請求項10または11に記載のポリマー微粒子製造装置。
  13. マイクロミキサーの一の原料供給口が重付加系モノマー(A)供給手段に、他の原料供給口が重付加系モノマー(A)と縮合反応しうる重付加系モノマー(B)供給手段に接続されており、マイクロミキサーの混合物吐出口から供給される混合物を貯蔵する微粒子析出槽が設けられたことを特徴とするポリマー微粒子製造装置。
  14. 微粒子析出槽が温度調節機能を有するものである請求項13に記載のポリマー微粒子製造装置。
  15. 微粒子析出槽に、ポリマーの貧溶媒が蓄えられている請求項13または14のいずれかに記載のポリマー微粒子製造装置。
  16. マイクロミキサーが温度調節機能を有するものである請求項10〜15のいずれかに記載のポリマー微粒子製造装置。

JP2005086721A 2004-11-30 2005-03-24 ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置 Expired - Fee Related JP4780514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005086721A JP4780514B2 (ja) 2004-11-30 2005-03-24 ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346017 2004-11-30
JP2004346017 2004-11-30
JP2005086721A JP4780514B2 (ja) 2004-11-30 2005-03-24 ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006183018A true JP2006183018A (ja) 2006-07-13
JP4780514B2 JP4780514B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=36736365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005086721A Expired - Fee Related JP4780514B2 (ja) 2004-11-30 2005-03-24 ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4780514B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182903A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Arakawa Chem Ind Co Ltd シラン変性ポリアミック酸微粒子の製造法、ポリイミド−シリカ複合微粒子の製造法、当該複合微粒子および導電性微粒子
JP2006182845A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Osaka Prefecture ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子の製造方法
JP2006249380A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子の製造方法
WO2009041275A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 M.Technique Co., Ltd. 樹脂微粒子水分散体の製造方法及びこの製造方法にて得られた樹脂微粒子水分散体、樹脂微粒子
JP2012122065A (ja) * 2010-11-18 2012-06-28 Sekisui Chem Co Ltd ポリアミド酸粒子の製造方法、ポリイミド粒子の製造方法、ポリイミド粒子及び電子部品用接合材
JP2020090589A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 日立化成株式会社 ポリイミド粒子の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242622A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Nitto Denko Corp ポリイミド粉末
JPH11140181A (ja) * 1997-08-29 1999-05-25 Osaka Prefecture ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子ならびにそれらの製造方法
JP2004209430A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Kumamoto Technology & Industry Foundation マイクロカプセル、およびその製造方法
JP2004531369A (ja) * 2001-02-13 2004-10-14 キネテイツク・リミテツド マイクロチャネル装置
JP2005105079A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポリイミド前駆体およびポリイミド樹脂の製造方法
JP2005528978A (ja) * 2002-06-07 2005-09-29 アルケマ 少なくとも二つの流体を連続的かつ動的に混合する方法およびマイクロミキサ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242622A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Nitto Denko Corp ポリイミド粉末
JPH11140181A (ja) * 1997-08-29 1999-05-25 Osaka Prefecture ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子ならびにそれらの製造方法
JP2004531369A (ja) * 2001-02-13 2004-10-14 キネテイツク・リミテツド マイクロチャネル装置
JP2005528978A (ja) * 2002-06-07 2005-09-29 アルケマ 少なくとも二つの流体を連続的かつ動的に混合する方法およびマイクロミキサ
JP2004209430A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Kumamoto Technology & Industry Foundation マイクロカプセル、およびその製造方法
JP2005105079A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポリイミド前駆体およびポリイミド樹脂の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182903A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Arakawa Chem Ind Co Ltd シラン変性ポリアミック酸微粒子の製造法、ポリイミド−シリカ複合微粒子の製造法、当該複合微粒子および導電性微粒子
JP2006182845A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Osaka Prefecture ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子の製造方法
JP2006249380A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子の製造方法
WO2009041275A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 M.Technique Co., Ltd. 樹脂微粒子水分散体の製造方法及びこの製造方法にて得られた樹脂微粒子水分散体、樹脂微粒子
JP2012122065A (ja) * 2010-11-18 2012-06-28 Sekisui Chem Co Ltd ポリアミド酸粒子の製造方法、ポリイミド粒子の製造方法、ポリイミド粒子及び電子部品用接合材
JP2020090589A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 日立化成株式会社 ポリイミド粒子の製造方法
JP7259297B2 (ja) 2018-12-04 2023-04-18 株式会社レゾナック ポリイミド粒子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4780514B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3478977B2 (ja) ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子ならびにそれらの製造方法
CN1111182C (zh) 聚酰胺酸和聚酰亚胺微细颗粒以及它们的制备方法
TWI486378B (zh) 光學膜、光學膜之製造方法、透明基板、圖像顯示裝置及太陽電池
JP5915193B2 (ja) ポリイミド前駆体アルコール溶液組成物、及びポリイミド前駆体アルコール溶液組成物の製造方法
CN102186906B (zh) 高分子粒子的制造方法及制造装置
CN109415508A (zh) 用于制备聚合物粉末的全尺寸方法
JP4780514B2 (ja) ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子製造装置
JP5120898B2 (ja) ポリアミド酸微粒子、ポリイミド微粒子の連続製造法
JP5468256B2 (ja) ポリイミド類からのブロック共重合体を生成するための製造方法並びに粉末及び成型品の生産のためのブロック共重合体の使用方法
JPS59108030A (ja) ポリイミド粉体の製造方法
JP4284451B2 (ja) ポリイミド微粒子及びその製造方法
JP4661282B2 (ja) ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子の製造方法
JP5672210B2 (ja) ポリアミック酸微粒子の製造方法およびポリイミド微粒子の製造方法
JP2006143890A (ja) ポリイミド微粒子の製造方法
JP5522335B2 (ja) ポリアミック酸微粒子またはポリイミド微粒子、ポリアミック酸微粒子の製造方法およびポリイミド微粒子の製造方法
JP2007217486A (ja) ポリマー微粒子の製造方法およびポリマー微粒子
JPH02302417A (ja) 粉末状のポリイソシアネート付加物およびその連続的製造方法
JP4621852B2 (ja) ポリイミド多孔体及び微粒子の製造方法
JP4817165B2 (ja) 多孔性ポリイミド膜の製造方法
JP2004010653A (ja) 複合微粒子及びその製造方法
JP4696948B2 (ja) ポリアミド酸微粒子等の製造方法
CN1159365C (zh) 热固型酰胺酸微粒、热固型酰亚胺微粒和交联酰亚胺微粒及其制备方法
JP2004002731A (ja) ポリアミド微粒子及びその製造方法
JP2006182845A (ja) ポリアミド酸微粒子及びポリイミド微粒子の製造方法
JP4905878B2 (ja) ポリイミド合成用組成物及びポリイミドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110613

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees