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JP2006164365A - 樹脂マスク層形成方法、情報記録媒体製造方法および樹脂マスク層形成装置 - Google Patents

樹脂マスク層形成方法、情報記録媒体製造方法および樹脂マスク層形成装置 Download PDF

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JP2006164365A JP2004352196A JP2004352196A JP2006164365A JP 2006164365 A JP2006164365 A JP 2006164365A JP 2004352196 A JP2004352196 A JP 2004352196A JP 2004352196 A JP2004352196 A JP 2004352196A JP 2006164365 A JP2006164365 A JP 2006164365A
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Shuichi Okawa
秀一 大川
Minoru Fujita
実 藤田
Kazuhiro Hattori
一博 服部
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Abstract

【課題】製造コストを低減しつつ、残渣の厚みや凸部の高さが全域において均一な凹凸パターンを有する樹脂マスク層を形成する。
【解決手段】エッチング処理用の樹脂マスク41を形成する際に、スタンパー20における凹凸パターン31の形成面に樹脂材料を塗布する塗布処理と、スタンパー20における樹脂材料の塗布面を中間体10の表面に押し付けてスタンパー20に塗布した樹脂材料の層を中間体10に貼付する貼付処理と、中間体10に貼付した樹脂材料の層(樹脂層22)からスタンパー20を剥離する剥離処理とを実行し、かつスタンパー20に塗布した樹脂材料の層を硬化させる硬化処理を塗布処理の完了時点から剥離処理の開始時点までの間に実行することにより、中間体10の表面にスタンパー20の凹凸パターン31を転写した樹脂材料の層(樹脂層22)からなる樹脂マスク41を形成する。
【選択図】図10

Description

本発明は、スタンパーの凹凸パターンを転写した樹脂材料の層からなる樹脂マスク層を加工対象体の表面に形成する樹脂マスク層形成方法および樹脂マスク層形成装置、並びに形成した樹脂マスク層を用いて情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法に関するものである。
例えば半導体素子や記録媒体の製造に際して基材(加工対象体)の表面に微細な(ナノメートルサイズの)凹凸パターンを転写した樹脂層を形成する方法として、ステファン Y.チョウ(Stephen Y.Chou)著,「Imprint of sub 25nm vias and trenches in polymers」,Applied Physics Letters,(米国),1995年11月20日,第67巻,第21号,p.3114−3116において、インプリント法によって樹脂層に凹凸パターンを形成する方法が提案されている。このインプリント法は、スタンパー(モールド)に形成したナノメートルサイズの凹凸部(凸部)を基材表面の樹脂層に押し当てることによってスタンパーの凹凸部の凹凸形状を樹脂層に転写する。
具体的には、まず、その表面にナノメートルサイズ(最小幅25nm)の凹凸部を形成したスタンパーを作製する。この場合、スタンパーの凹凸部は、表面に酸化シリコン層を形成したシリコン基板に電子ビームリソグラフィ装置を用いてパターンを描画し、反応性イオンエッチング装置(RIE)を使用してエッチング処理して形成される。次に、シリコン製の基材の表面に樹脂材料としてのPMMA(ポリメチルメタクリレート)をスピンコート法によって塗布して55nmの樹脂層を形成する。次いで、スタンパー、基材および樹脂層を加熱した後に、13.1MPa(1900psi)の圧力で基材表面の樹脂層にスタンパーの凹凸部を押し当てる。続いて、スタンパー、基材および樹脂層を冷却した後に、スタンパーを樹脂層から引き離す。これにより、スタンパーにおける凹凸部の凹凸形状が樹脂層に転写されてナノメートルサイズの凹凸パターンが転写されて基材の表面に樹脂層(樹脂マスク層)が形成される。
ステファン Y.チョウ(Stephen Y.Chou)著,「Imprint of sub 25nm vias and trenches in polymers」,Applied Physics Letters,(米国),1995年11月20日,第67巻,第21号,p.3114−3116
ところが、従来のインプリント法には、以下の問題点がある。すなわち、このインプリント法では、基材表面に形成した樹脂層にスタンパーを押し付けてスタンパーの凸部を樹脂層に押し込むことによって樹脂層に凹凸パターンを転写している。この場合、スタンパーの表面には、幅(先端面の面積)が相違する各種の凸部が形成されている。したがって、スタンパーの全域を均一な押圧力で樹脂層に押し付けたとしても、幅が広い凸部と、幅が狭い凸部とでは、樹脂層に対する押し込み量(凸部が樹脂層に押し込まれる深さ)に差異が生じる。この結果、スタンパーの凸部の先端面と基材表面との間の樹脂層(以下、この部位の樹脂層を「残渣」ともいう)の厚みにばらつきが生じる。
この場合、凹凸パターンを転写した樹脂層をマスクとして用いて基材をエッチング処理するときには、凹凸パターンにおける凹部底面の残渣をエッチング処理等によって基材上から取り除く必要がある。この残渣の取り除きに際しては、例えば、厚手の残渣を確実に取り除くことができるように十分な時間のエッチング処理を実行したときに、厚手の残渣の取り除きが完了するのに先立って、薄手の残渣の取り除きが完了する。この結果、厚手の残渣が存在していた部位に先立って残渣の取り除きが完了した部位では、基材全域に亘って残渣の取り除きが完了するまで照射され続けているガスによって凹部の内側壁が浸食されて凹部の幅が必要以上に拡がってしまう。したがって、従来のインプリント方法には、基材上に凹凸パターンを形成する際に、残渣の取り除き後(エッチング処理後)の凹部の幅を所望の幅に形成するのが困難のため、基材(加工対象体)に所望の状態の凹部を形成するのが困難であるという問題点が存在する。
また、従来のインプリント法では、基材表面の樹脂層にスタンパーを押し付けた際に、凸部を押し込んだ部位に存在していた樹脂がスタンパーの凹部内に向けて移動して樹脂層の凸部が形成される。この場合、スタンパーの表面には、幅(底面の面積)が相違する各種の凹部が形成されている。したがって、スタンパーの凸部の押し込みによってスタンパーの凹部内に樹脂が移動した際に、幅が広い凹部と、幅が狭い凹部とでは、移動した樹脂によって形成される凸部の高さに差異が生じる。この場合、凹凸パターンを転写した樹脂層をマスクとして用いて基材をエッチング処理するときには、転写された凹凸パターンにおける凸部が基材を保護してエッチングされるのを阻止する。したがって、樹脂層における凸部の高さが低い部位(スタンパーの凹部が広い部位)では、エッチング処理が完了するまでの間に樹脂層が消失して基材を十分に保護するのが困難となるおそれがある。このため、従来のインプリント法には、基材(加工対象体)の保護されるべき部位がエッチングされるおそれがあるという問題点が存在する。
さらに、従来のインプリント法では、基材表面の樹脂層にスタンパーを押し付けて凹凸パターンを転写するため、凹凸パターンを転写する都度、スタンパーに大きなストレスが加わる。このため、従来のインプリント法には、比較的短期間でスタンパーの寿命を迎える結果、1枚のスタンパーで作製可能な樹脂層(凹凸パターンが転写された樹脂層)の数が少ないことに起因して、情報記録媒体等の製造コストを低減するのが困難となっているという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、製造コストを低減しつつ、残渣の厚みや凸部の高さが全域において均一な凹凸パターンを有する樹脂マスク層を形成し得る樹脂マスク層形成方法、樹脂マスク層形成装置および情報記録媒体製造方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る樹脂マスク層形成方法は、加工対象体をエッチング処理するための樹脂マスク層を形成する際に、スタンパーの凹凸パターン形成面に樹脂材料を塗布する塗布処理と、前記スタンパーにおける前記樹脂材料の塗布面を前記加工対象体の表面に押し付けて当該スタンパーに塗布した当該樹脂材料の層を当該加工対象体に貼付する貼付処理と、前記加工対象体に貼付した前記樹脂材料の層から前記スタンパーを剥離する剥離処理とを実行し、かつ前記スタンパーに塗布した前記樹脂材料の層を硬化させる硬化処理を前記塗布処理の完了時点から前記剥離処理の開始時点までの間に実行することにより、前記加工対象体の前記表面に前記スタンパーの凹凸パターンを転写した前記樹脂材料の層からなる前記樹脂マスク層を形成する。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法は、前記樹脂材料として溶剤で希釈した樹脂材料を前記塗布処理において塗布する。
さらに、本発明に係る樹脂マスク層形成方法は、前記塗布処理の開始に先立ち、前記硬化させた樹脂材料の層に対する前記スタンパーの密着力を低減するための密着力低減層を当該スタンパーの前記凹凸パターン形成面に形成する密着力低減層形成処理を実行する。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法は、前記貼付処理に先立って前記硬化処理を実行すると共に、前記硬化させた樹脂材料の層を前記加工対象体に接着するための接着層を当該加工対象体の前記表面に形成する接着層形成処理を前記貼付処理の開始に先立って実行する。
さらに、本発明に係る樹脂マスク層形成方法は、前記樹脂材料としてSOG系樹脂材料を用いると共に、前記塗布したSOG系樹脂材料の層に対するベーク処理を前記硬化処理として実行する。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法は、前記樹脂材料として放射線硬化型樹脂材料を用いると共に、前記塗布した放射線硬化型樹脂材料に放射線を照射する放射線照射処理を前記硬化処理として実行する。
また、本発明に係る情報記録媒体製造方法は、上記のいずれかの樹脂マスク層形成方法に従って形成した前記樹脂マスク層を用いて前記加工対象体をエッチング処理して情報記録媒体を製造する。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成装置は、加工対象体をエッチング処理するための樹脂マスク層を形成可能に構成され、スタンパーの凹凸パターン形成面に樹脂材料を塗布する塗布装置と、前記スタンパーにおける前記樹脂材料の塗布面を前記加工対象体の表面に押し付けて当該スタンパーに塗布した当該樹脂材料の層を当該加工対象体に貼付する貼付装置と、前記加工対象体に貼付した前記樹脂材料の層から前記スタンパーを剥離する剥離装置と、前記スタンパーに塗布した前記樹脂材料の層を硬化させる硬化装置とを備え、前記加工対象体の前記表面に前記スタンパーの前記凹凸パターンを転写した前記樹脂材料の層からなる前記樹脂マスク層を形成する。
本発明に係る樹脂マスク層形成方法および樹脂マスク層形成装置では、スタンパーに樹脂材料を塗布する塗布処理と、スタンパーに塗布した樹脂材料の層を加工対象体に貼付する貼付処理と、貼付した樹脂材料の層からスタンパーを剥離する剥離処理とを実行し、かつ塗布した樹脂材料の層を硬化させる硬化処理を塗布処理の完了時点から剥離処理の開始時点までの間に実行して加工対象体の表面にスタンパーの凹凸パターンを転写した樹脂マスク層を形成する。したがって、本発明に係る樹脂マスク層形成方法および樹脂マスク層形成装置によれば、樹脂材料の塗布量等を適宜調整してスタンパーの表面全域に亘って樹脂材料を均一に塗布するだけで、スタンパーにおける凹凸パターンの凸部の広さに影響されることなく樹脂マスク層における凹部の底部(残渣)の厚みを全域に亘って均一化することができる。これにより、残渣の取り除き時に凹部の横幅等が必要以上に大きくなる事態を回避することができる。また、塗布した樹脂材料がスタンパーにおける凹凸パターンの凹部内に入り込んで樹脂マスク層における凹凸パターンの凸部が形成されるため、凹部の広さに影響されることなく全域に亘って凸部の高さが均一な樹脂マスク層を形成することができる。したがって、この樹脂マスク層を用いて情報記録媒体を製造する際に、エッチング処理の進行を加工対象体の全域に亘って均一化することができる結果、所望状態の凹凸パターンを有する情報記録媒体を製造することができる。さらに、基材表面の樹脂層にスタンパーを強い力で押し付ける従来のインプリント法とは異なり、樹脂マスク層の形成に際してスタンパーに大きなストレスが加わることがないため、スタンパーの長寿命化を図ることができる。したがって、1枚のスタンパーを用いて多数の樹脂マスク層を形成することができる結果、情報記録媒体の製造コストを十分に低減することができる。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法によれば、樹脂材料を溶剤で希釈した樹脂材料を塗布することにより、スタンパーに塗布する樹脂材料の粘度が十分に低いため、凹凸パターンに樹脂材料を確実かつ容易に馴染ませることができる。したがって、各凸部の高さが全域に亘って均一な樹脂マスク層を形成することができると共に、樹脂材料の塗布むら(塗布厚のばらつき) が生じる事態を回避して、全域において残渣の厚みが均一な樹脂マスク層を加工対象体上に形成することができる。
さらに、本発明に係る樹脂マスク層形成方法によれば、塗布処理に先立って密着力低減層形成処理を実行することにより、樹脂材料の層からスタンパーを剥離する際にスタンパーの凹凸パターンと樹脂材料の層における凹凸パターンとの双方に大きなストレスを加えることなく樹脂材料の層からスタンパーをスムーズに剥離することができる。したがって、スタンパーの剥離に際して樹脂材料の層における凹凸パターンに変形や欠落が生じる事態を回避することができると共に、スタンパーの寿命を一層延ばして情報記録媒体の製造コストを一層低減することができる。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法によれば、加工対象体の表面に接着層を形成する接着層形成処理を貼付処理の開始に先立って実行することにより、樹脂材料の層と加工対象体とを十分に強く接着することができるため、樹脂材料の層からスタンパーを剥離する際にスタンパーの凹凸パターンと樹脂材料の層における凹凸パターンとの双方に大きなストレスを加えることなく樹脂材料の層からスタンパーをスムーズに剥離することができる。したがって、スタンパーの剥離に際して樹脂材料の層における凹凸パターンに変形や欠落が生じる事態を回避することができると共に、スタンパーの寿命を一層延ばして情報記録媒体の製造コストを一層低減することができる。
さらに、本発明に係る樹脂マスク層形成方法によれば、樹脂材料としてSOG系樹脂材料を用いることにより、SOG系樹脂材料を硬化させるためのベーク処理時にSOG系樹脂材料の流動性を十分に高めることができる結果、リフロー効果によって裏面側(後に加工対象体に貼付される面)の平坦性を十分に向上させることができるため、樹脂マスク層における凹凸パターンの残渣の厚みを全域において一層均一化することができる。また。樹脂材料の層を加工対象体に押し付ける際に、加工対象体に対して十分に密着させることができる。
また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法によれば、樹脂材料として放射線硬化型樹脂材料を用いることにより、塗布した樹脂材料に放射線照射装置を用いて放射線を照射するだけで樹脂材料を硬化できるため、樹脂材料の層の形成に要する時間を短縮することができる。また、放射線硬化型樹脂材料を採用することで、例えば、樹脂材料を塗布したスタンパーを加工対象体に押し付けてから放射線を照射して樹脂材料を硬化させることができるため、加工対象体に接着層等を形成することなく加工対象体に樹脂材料の層を密着(接着)することができる。
また、本発明に係る情報記録媒体製造方法によれば、上記の樹脂マスク層形成方法に従って形成した樹脂マスク層を用いて加工対象体をエッチング処理して情報記録媒体を製造することにより、樹脂マスク層に転写された凹凸パターンの残渣の厚みが全域に亘って均一で、しかも凸部の高さが全域に亘って均一のため、加工対象体に対するエッチング処理の進行を加工対象体の全域に亘って均一化することができる。したがって、過度なエッチングや、エッチング不足が生じるのを回避して、過不足のない所望状態の凹凸パターンを形成することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る樹脂マスク層形成方法、情報記録媒体製造方法および樹脂マスク層形成装置の最良の形態について説明する。
最初に、樹脂マスク層形成装置の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す情報記録媒体製造装置100は、本発明に係る情報記録媒体の製造方法に従って図2に示す情報記録媒体1を製造可能に構成された装置であって、中間体製造装置101、樹脂マスク形成装置102およびエッチング装置103を備えている。この場合、情報記録媒体1は、一例としてディスクリートトラック型の磁気記録媒体であって、図2に示すように、所定の配列ピッチ(例えば150nm)で互いに分割された同心円状の数多くのデータ記録用トラックやサーボパターン等を構成する複数の凸部35a,35a・・および複数の凹部35b,35b・・からなる凹凸パターン35が形成されている。なお、ディスクリートトラック型の磁気記録媒体の構成等については公知のため、その詳細な説明を省略する。この情報記録媒体1は、図3に示す中間体10の表面(同図における上面)に図4に示すスタンパー20を用いて樹脂マスク41(本発明における樹脂マスク層の一例:図10参照)を形成し、この樹脂マスク41を用いてエッチング処理を実行することによって製造される。
中間体10は、本発明における加工対象体の一例であって、図3に示すように、シリコン、ガラスまたはセラミック等で円板状に形成されたディスク基材11の上に、磁性層12、カーボン層13およびニッケル層14がこの順で積層されて構成されている。なお、実際には、ディスク基材11と磁性層12との間に軟磁性層や配向層等の各種機能層が存在するが、本発明についての理解を容易とするために、これらについての説明および図示を省略する。この場合、カーボン層13は、磁性層12に対するエッチング処理に際して情報記録媒体1において凸部35a,35a・・となる部位を保護するためのカーボンマスク43(図12参照)を形成するために使用される。また、ニッケル層14は、カーボン層13にエッチング処理してカーボンマスク43を形成するためのニッケルマスク42(図11参照)を形成するために使用される。スタンパー(モールド)20は、後述するように、樹脂マスク41(樹脂層22:図10参照)を中間体10の表面に形成するためのものであって、全体として円板状に形成され、図4に示すように、複数の凸部31a,31a・・および凹部31b,31b・・からなる凹凸パターン31がその表面(同図における上面)に形成されている。なお、凹凸パターン31における凹部31bの深さ(凸部31aの高さ)は、一例として80nmとなっている。
一方、中間体製造装置101は、ディスク基材11の表面に各種材料を例えばスパッタリングすることによって磁性層12、カーボン層13およびニッケル層14をディスク基材11の上にこの順で形成した中間体10を製造する。
樹脂マスク形成装置102は、本発明における樹脂マスク層形成装置に相当し、図1に示すように、剥離層形成装置111、樹脂材料塗布装置112、ベーク装置113、接着層形成装置114およびプレス装置115を備えている。剥離層形成装置111は、本発明における密着力低減層形成処理を実行する装置であって、スタンパー20における凹凸パターン31の形成面(本発明における凹凸パターン形成面)にフッ素系材料のコーティング剤を例えばスピンコート法によって塗布することにより、図5に示すように、凹凸パターン31を覆うようしてスタンパー20の表面に剥離層21を形成する。なお、密着力を低減させる材料としては、フッ素系材料のコーティング剤に限定されず、樹脂層22とスタンパー20との密着力を軽減し得る各種材料を採用することができる。樹脂材料塗布装置112は、本発明における塗布処理を実行する装置(本発明における塗布装置)であって、図6に示すように、剥離層形成装置111によって形成された剥離層21を覆うようにして例えばスピンコート法によってSOG(Spin On Glass )系樹脂材料22aを塗布してSOG系樹脂材料22aの層を形成する。この場合、SOG系樹脂材料22aは、本発明における樹脂材料に相当し、下記一般式Aにおけるシロキサン成分を溶剤で希釈して作製されている。
一般式A:RSi(OH)4−n (ただし、「R」は、Hまたはアルキル基。「」は、0〜3の整数)
ベーク装置113は、本発明における硬化装置に相当し、樹脂材料塗布装置112によって塗布されたSOG系樹脂材料22aの層をベーク処理して硬化させることにより(本発明における硬化処理の一例)、樹脂層22を形成する。接着層形成装置114は、本発明における接着層形成処理を実行する装置であって、中間体10の表面にHMDS(Hexamethyldisilazane :密着力向上塗布剤)を例えばスピンコート法によって塗布することにより、図8に示すように、中間体10の表面に接着層15を形成する。プレス装置115は、本発明における貼付処理を実行する装置(本発明における貼付装置)であって、図9に示すように、スタンパー20に形成された樹脂層22を、接着層15が形成された中間体10に向けて押し付ける(プレスする)ことにより、接着層15を介して中間体10に樹脂層22を貼付する。また、プレス装置115は、本発明における剥離処理を実行する装置(本発明における剥離装置)であって、図10に示すように、中間体10に対してスタンパー20を離反する方向に移動させることにより、中間体10に貼付した樹脂層22からスタンパー20を剥離する。
エッチング装置103は、中間体10に対するエッチング処理を実行して情報記録媒体1を製造する。具体的には、エッチング装置103は、樹脂マスク形成装置102によって中間体10の表面に形成された樹脂マスク41の残渣を除去する。また、エッチング装置103は、残渣が除去された樹脂マスク41を用いてニッケル層14をエッチング処理することにより、図11に示すように、カーボン層13の上に凹凸パターン33を形成してニッケルマスク42を形成する。さらに、エッチング装置103は、ニッケルマスク42を用いてカーボン層13をエッチング処理することにより、図12に示すように、磁性層12の上に凹凸パターン34を形成してカーボンマスク43を形成する。また、エッチング装置103は、カーボンマスク43を用いて磁性層12をエッチング処理することにより、図2に示すように、凹凸パターン35を形成して情報記録媒体1を製造する。
次に、本発明に係る情報記録媒体製造方法に従って情報記録媒体1を製造する工程について、図面を参照して説明する。
最初に、スタンパー20を製造する。具体的には、まず、基材の表面にレジストをスピンコートすることによってレジスト層を形成する。次いで、例えば電子ビームリソグラフィ装置を用いてレジスト層に電子線(放射線)を照射して露光パターン(潜像)を描画する。続いて、描画が完了したレジスト層を現像処理して電子線の照射によって形成された潜像の部位を消失させることにより、基材の上に凹凸パターンを形成する。これにより、マスター原盤が作製される。なお、現像処理後に基材上に残留しているレジスト層をマスクとして用いて基材をエッチング処理して基材に凹凸パターンを彫り込むことによってマスター原盤とすることもできる。次いで、マスター原盤における凹凸パターンの凹凸形状に沿って電鋳用の電極膜を成膜した後に、成膜した電極膜を電極として使用して電鋳処理を実行してニッケル層を形成する。続いて、基材、レジスト層、電極膜およびニッケル層の積層体をレジスト剥離液に浸してレジスト層を消失させることにより、電極膜およびニッケル層の積層体を基材から剥離する。これにより、マスター原盤の凹凸パターンが電極膜およびニッケル層に転写されて凹凸パターン31が形成される。この後、ニッケル層の裏面側を研磨して平坦となるように整形することにより、図4に示すように、スタンパー20が完成する。
また、スタンパー20の作製と並行して、中間体製造装置101によって中間体10を作製する。具体的には、まず、表面が平坦となるように研磨したディスク基材11を中間体製造装置101にセットして磁性材料をスパッタリングすることにより、ディスク基材11上に磁性層12を形成する。次いで、形成したディスク基材11を覆うようにしてカーボンをスパッタリングすることにより、磁性層12の上にカーボン層13を形成する。続いて、形成したカーボン層13を覆うようにしてニッケルをスパッタリングすることにより、カーボン層13の上にニッケル層14を形成する。これにより、図3に示すように、中間体10が完成する。
次いで、製作したスタンパー20および中間体10を樹脂マスク形成装置102にセットして、中間体10の表面に樹脂マスク41を形成する。具体的には、図5に示すように、まず、剥離層形成装置111がスタンパー20の凹凸パターン31を覆うようにしてフッ素系材料のコーティング剤をスピンコートすることによってスタンパー20の表面に剥離層21を形成する(本発明における密着力低減層形成処理)。なお、この剥離層21の形成処理については、樹脂マスク41の形成の都度、毎回実行してもよいが、後述する樹脂層22からのスタンパー20の剥離性が損なわれない程度に、複数回に1回の頻度で実行してもよい。続いて、図6に示すように、樹脂材料塗布装置112がスタンパー20の凹凸パターン31の形成面を覆うようにして剥離層21を介してSOG系樹脂材料22aをスピンコートする(本発明における塗布処理)。
この場合、前述したように、SOG系樹脂材料22aが溶剤で希釈されてその粘度が十分に低くなっている。したがって、樹脂マスク形成装置102によって塗布されたSOG系樹脂材料22aがスタンパー20の凹凸パターン31における凹部31b,31b・・の奥深くまで十分に入り込む(SOG系樹脂材料22aが凹凸パターン31に十分に馴染む)と共に、塗布むら(塗布厚のばらつき)の生じる事態が回避されてSOG系樹脂材料22aがスタンパー20の表面全域に亘ってほぼ均一な厚みに塗布される。なお、SOG系樹脂材料22aのスピンコート時には、スタンパー20上に滴下するSOG系樹脂材料22aの滴下量、SOG系樹脂材料22aの溶剤による希釈状態(粘度)、スピンコート時のスタンパー20の回転速度および時間等を適宜調整することで、スタンパー20における凹凸パターン31の凸部31a,31a・・上にSOG系樹脂材料22aが大量に(厚手に)塗布されるのを回避するのが好ましい。
続いて、樹脂材料塗布装置112によってスタンパー20に塗布されたSOG系樹脂材料22aの層に対して、ベーク装置113が例えば140℃で3分程度に亘ってベーク処理を実行する(本発明における硬化処理)。この際には、ベーク処理によってSOG系樹脂材料22aの層から溶剤が揮発する結果、図7に示すように、SOG系樹脂材料22aが硬化してスタンパー20の上に樹脂層22が形成される。この場合、図6に示すように、樹脂材料塗布装置112による塗布処理時において、スタンパー20上に形成されたSOG系樹脂材料22aの層には、スタンパー20の凹凸パターン31における凸部31a,31a・・の上の部位が僅かに盛り上がるようにして表面に極く小さな凹凸が生じることがある。しかし、ベーク装置113によってSOG系樹脂材料22aの層をベーク処理することにより、塗布完了の時点において生じていた極く小さな凹凸が一層小さな凹凸となる(凹凸がほぼ消失する)。
次いで、図8に示すように、接着層形成装置114が中間体10の表面(ニッケル層14の表面)にHMDSをスピンコートすることにより、中間体10の表面に接着層15を形成する(本発明における接着層形成処理)。続いて、樹脂層22が形成された面を下向きにしてスタンパー20をプレス装置115にセットすると共に、接着層15が形成された面を上向きにして中間体10をプレス装置115にセットする。次いで、プレス装置115が中間体10に向けてスタンパー20を下降させて中間体10(接着層15)にスタンパー20(樹脂層22)を押し付ける。この際に、プレス装置115は、一例として、2MPa(290psi)程度の圧力をかけた状態を1分間に亘って維持する。これにより、図9に示すように、スタンパー20に形成した樹脂層22の裏面(同図における下面)が中間体10の表面に接着層15を介して密着した状態で接着される(本発明における貼付処理)。
続いて、プレス装置115が、中間体10に対して離反するようにしてスタンパー20を上昇させる。この際には、図10に示すように、接着層15を介して中間体10に接着されている樹脂層22が中間体10側に取り残されるようにして、樹脂層22からスタンパー20が引き剥がされる(本発明における剥離処理)。これにより、スタンパー20の凹凸パターン31における凸部31aが存在していた部位が凹部32bとなり、凹凸パターン31における凹部31bが存在していた部位が凸部32aとなって樹脂層22に凹凸パターン32に形成され(凹凸パターン31が樹脂層22に転写され)、中間体10の上に樹脂層22からなる樹脂マスク41が形成される。この場合、樹脂マスク41(凹凸パターン32)は、スタンパー20に形成された凹凸パターン31の凹部31b,31b・・内にSOG系樹脂材料22aが十分に馴染んだ状態で形成されているため、中間体10の全域に亘って凸部32a,32a・・の高さ(凹部32b,32b・・の深さ)が80nmで均一となっている。また、プレス装置115によってスタンパー20を剥離するのに先立って剥離層形成装置111によってスタンパー20の凹凸パターン31を覆うようにして剥離層21が形成されているため、スタンパー20の剥離に際しては、凹凸パターン31,32の双方に大きなストレスが加わることなく樹脂層22からスタンパー20がスムーズに引き剥がされる。この結果、凹凸パターン31,32の双方に変形や欠落が生じる事態が回避される。以上により、本発明における樹脂マスク層としての樹脂マスク41の形成が完了する。
次いで、樹脂マスク41を用いて情報記録媒体1を製造する際には、樹脂マスク41が形成された中間体10をエッチング装置103にセットしてエッチング処理を実行する。具体的には、まず、残渣除去用のエッチングガスを用いて樹脂マスク41(凹凸パターン32)における凹部32b,32b・・の底面に残存している残渣を除去する。続いて、ニッケル層エッチング用のエッチングガスを用いて中間体10におけるニッケル層14をエッチング処理することにより、樹脂マスク41(凹凸パターン32)における凹部32b,32b・・の底面からニッケル層14の下のカーボン層13の表面を露出させて、図11に示すように、カーボン層13の上に凹凸パターン33(ニッケルマスク42)を形成する。この際に、樹脂マスク41(凹凸パターン32)における凸部32aによって覆われていた部位のニッケル層14がエッチングガスから保護されてカーボン層13上に残留して凸部33aを形成し、凹凸パターン32における凹部32bの部位がエッチングガスによってカーボン層13上から除去されて凹部33bを形成する。
続いて、カーボン層エッチング用のエッチングガスを用いて中間体10におけるカーボン層13をエッチング処理することにより、ニッケルマスク42(凹凸パターン33)における凹部33b,33b・・の底面からカーボン層13の下の磁性層12の表面を露出させて、図12に示すように、磁性層12の上に凹凸パターン34を形成する。この際には、ニッケルマスク42(凹凸パターン33)における凸部33aによって覆われていた部位のカーボン層13がエッチングガスから保護されて磁性層12上に残留して凸部34aを形成し、凹凸パターン33における凹部33bの部位がエッチングガスによって磁性層12上から除去されて凹部34bを形成する。次いで、磁性層エッチング用のエッチングガスを用いて中間体10における磁性層12をエッチング処理することにより、カーボンマスク43(凹凸パターン34)における凹部34b,34b・・の底面からディスク基材11の表面を露出させて、図2に示すように、ディスク基材11の上に凹凸パターン35を形成する。この際には、カーボンマスク43(凹凸パターン34)における凸部34aによって覆われていた部位の磁性層12がエッチングガスから保護されてディスク基材11上に残留して凸部35aを形成し、凹凸パターン34における凹部34bの部位がエッチングガスによってディスク基材11上から除去されて凹部35bを形成する。この後、必要に応じて凹部35b,35b・・内に二酸化ケイ素等の非磁性材料を充填した後に表面仕上げ処理を実行する。また、必要に応じて、例えばDLC(Diamond Like Carbon )で表面に保護膜を形成すると共に潤滑剤を塗布する。これにより、情報記録媒体1が完成する。
このように、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法(樹脂マスク41の形成方法)では、スタンパー20にSOG系樹脂材料22aを塗布する塗布処理と、スタンパー20に塗布したSOG系樹脂材料22aの層を中間体10に貼付する貼付処理と、貼付したSOG系樹脂材料22aの層からスタンパー20を剥離する剥離処理とを実行し、かつ塗布したSOG系樹脂材料22aの層を硬化させる硬化処理を塗布処理の完了時点から剥離処理の開始時点までの間(この例では、塗布処理の完了直後であって貼付処理の開始以前)に実行して中間体10の表面にスタンパー20の凹凸パターン31を転写した樹脂マスク41(樹脂層22)を形成する。したがって、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法(樹脂マスク41の形成方法)によれば、SOG系樹脂材料22aの塗布量等を適宜調整してスタンパー20の表面全域に亘ってSOG系樹脂材料22aを均一に塗布するだけで、スタンパー20における凹凸パターン31の凸部31a,31a・・の広さに影響されることなく樹脂マスク41(樹脂層22)における凹部32b,32b・・の底部(残渣)の厚みを全域に亘って均一化することができる。これにより、残渣の取り除き時に凹部32bの横幅等が必要以上に大きくなる事態を回避することができる。また、スタンパー20における凹凸パターン31の凹部31b,31b・・内に塗布したSOG系樹脂材料22aが入り込んで凹凸パターン32の凸部32a,32a・・が形成されるため、凹部31bの広さに影響されることなく全域に亘って凸部32aの高さが均一な樹脂マスク41(樹脂層22)を形成することができる。したがって、この樹脂マスク41を用いて情報記録媒体1を製造する際に、エッチング処理の進行を中間体10の全域に亘って均一化することができる結果、所望状態の凹凸パターン35を有する情報記録媒体1を製造することができる。さらに、基材表面の樹脂層にスタンパーを強い力で押し付ける従来のインプリント法とは異なり、樹脂マスク41(樹脂層22)の形成に際してスタンパー20に大きなストレスが加わることがないため、スタンパー20の長寿命化を図ることができる。したがって、1枚のスタンパー20を用いて多数の樹脂マスク41を形成することができる結果、情報記録媒体1の製造コストを十分に低減することができる。
また、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法(樹脂マスク41の形成方法)によれば、シロキサン成分を溶剤で希釈したSOG系樹脂材料22aを塗布することにより、スタンパー20に塗布するSOG系樹脂材料22aの粘度が十分に低いため、凹凸パターン31にSOG系樹脂材料22aを確実かつ容易に馴染ませることができる。したがって、凸部32a,32a・・の高さが全域に亘って均一な樹脂マスク41(樹脂層22)を形成することができると共に、SOG系樹脂材料22aの塗布むら(塗布厚のばらつき) が生じる事態を回避して、全域において残渣の厚みが均一な樹脂マスク41(樹脂層22)を中間体10上に形成することができる。
さらに、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法(樹脂マスク41の形成方法)によれば、スタンパー20にSOG系樹脂材料22aを塗布する塗布処理に先立って密着力を低減させる材料を塗布する塗布処理(本発明における密着力低減層形成処理)を実行することにより、樹脂層22からスタンパー20を剥離する際にスタンパー20の凹凸パターン31と樹脂層22の凹凸パターン32との双方に大きなストレスを加えることなく樹脂層22からスタンパー20をスムーズに剥離することができる。したがって、スタンパー20の剥離に際して凹凸パターン32に変形や欠落が生じる事態を回避することができると共に、スタンパー20の寿命を一層延ばして情報記録媒体1の製造コストを一層低減することができる。
また、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法(樹脂マスク41の形成方法)によれば、中間体10の表面に接着層15を形成する接着層形成処理を中間体10に対するスタンパー20の貼付処理の開始に先立って実行することにより、樹脂層22と中間体10とを十分に強く接着することができるため、樹脂層22からスタンパー20を剥離する際にスタンパー20の凹凸パターン31と樹脂層22の凹凸パターン32との双方に大きなストレスを加えることなく樹脂層22からスタンパー20をスムーズに剥離することができる。したがって、スタンパー20の剥離に際して凹凸パターン32に変形や欠落が生じる事態を回避することができると共に、スタンパー20の寿命を一層延ばして情報記録媒体1の製造コストを一層低減することができる。
さらに、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法(樹脂マスク41の形成方法)によれば、本発明における樹脂材料としてSOG系樹脂材料22aを用いることにより、SOG系樹脂材料22aを硬化させるためのベーク処理時にSOG系樹脂材料22aの流動性を十分に高めることができる結果、リフロー効果によって裏面側(後に中間体10に貼付される面)の平坦性を十分に向上させることができる。したがって、凹凸パターン32の残渣の厚みを全域において一層均一化することができると共に、樹脂層22を中間体10に押し付ける際に、中間体10に対して十分に密着させることができる。
また、この情報記録媒体製造装置100による情報記録媒体1の製造方法によれば、上記の方法に従って形成した樹脂マスク41(樹脂層22)を用いて中間体10をエッチング処理して情報記録媒体1を製造することにより、樹脂マスク41(樹脂層22)の残渣の厚みが全域に亘って均一で、しかも凸部32a,32a・・の高さが全域に亘って均一のため、中間体10に対するエッチング処理の進行を中間体10の全域に亘って均一化することができる。したがって、過度なエッチングや、エッチング不足が生じるのを回避して、過不足のない所望状態の凹凸パターン35(凹凸パターン33,34)を形成することができる。
なお、本発明は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、上記の情報記録媒体製造装置100では、本発明における樹脂材料としてSOG系樹脂材料22aを用いて樹脂マスク41(樹脂層22)を形成しているが、SOG系樹脂材料22aに代えて、例えば紫外線硬化型樹脂材料、熱線硬化型樹脂材料および電子線硬化型樹脂材料等の各種放射線硬化型樹脂材料を用いて樹脂マスク41(樹脂層22)を形成するように構成することもできる。この場合、放射線硬化型樹脂材料を用いて樹脂マスク41(樹脂層22)を形成することにより、前述したベーク装置113によるベーク処理に代えて、塗布した樹脂材料に放射線照射装置(本発明における硬化装置の一例)を用いて放射線を照射するだけで樹脂材料を硬化できるため、樹脂マスク41(樹脂層22)の形成に要する時間を短縮することができる。また、放射線硬化型樹脂材料を採用することで、例えば、樹脂材料を塗布したスタンパー20を中間体10に押し付けてから放射線を照射して樹脂材料を硬化させることができるため、中間体10に接着層15を形成することなく中間体10に樹脂層22を密着(接着)することができる。この場合、放射線硬化型樹脂材料として紫外線硬化型樹脂材料を採用するときには、上記のスタンパー20に代えて光透過性材料を用いて作製したスタンパーを用いる。また、放射線硬化型樹脂材料として電子線硬化型樹脂材料を採用するときには、上記のスタンパー20に代えて電子線の通過が可能な材料を用いて作製したスタンパーを用いる。
また、SOG系樹脂材料22aに代えて、例えばアクリル系樹脂材料を用いて樹脂マスク41(樹脂層22)を形成することもできる。また、揮発性が高い溶剤を用いて樹脂材料を希釈し、室温で所定時間放置するだけで樹脂材料を硬化させて(この場合、所定時間の放置が本発明における硬化処理に相当する)樹脂層22を形成することもできる。さらに、上記の情報記録媒体製造装置100では、剥離層形成装置111がコーティング剤をスピンコート法によって塗布すると共に、樹脂材料塗布装置112がSOG系樹脂材料22aをスピンコート法によって塗布しているが、本発明はこれに限定されず、スピンコート法以外の各種塗布方法で密着力低減材料や樹脂材料を塗布することができる。また、上記の情報記録媒体製造装置100では、スタンパー20にフッ素系材料のコーティング剤を塗布して剥離層21を形成しているが、本発明における密着力低減層形成処理はこれに限定されず、例えばCVD法(化学気相蒸着法)等の各種形成方法によってスタンパーに密着力低減層を形成することができる。
さらに、上記の情報記録媒体製造装置100では、接着層形成装置114によって中間体10の表面に接着層15を形成して中間体10に樹脂層22を接着しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、樹脂層22の形成が完了したスタンパー20を樹脂層22のガラス転移点以上の温度まで温度上昇させ、その状態において接着層15が形成されていない中間体10に押し付けた後に、スタンパー20の温度を低下させることで樹脂層22を中間体10に対して直接密着させて(接着して)樹脂マスク41を形成することもできる。また、本発明に係る樹脂マスク層形成方法によって形成した凹凸パターンの用途は、ディスクリートトラック型の情報記録媒体の製造に限定されず、トラック状のパターン以外のパターンを有するパターンド媒体や、情報記録媒体以外の電子部品などの製造に利用することができる。
情報記録媒体製造装置100の構成を示す構成図である。 情報記録媒体1の断面図である。 中間体10の断面図である。 スタンパー20の断面図である。 凹凸パターン31の形成面に剥離層21を形成した状態のスタンパー20の断面図である。 剥離層21を介して凹凸パターン形成面にSOG系樹脂材料22aを塗布した状態のスタンパー20の断面図である。 SOG系樹脂材料22aの層に対するベーク処理を行って樹脂層22を形成した状態のスタンパー20の断面図である。 表面に接着層15を形成した状態の中間体10の断面図である。 スタンパー20に形成した樹脂層22を中間体10に押し付けた状態の断面図である。 中間体10に貼付した樹脂層22からスタンパー20を剥離した状態の断面図である。 樹脂層22をマスクとして用いてニッケル層14をエッチング処理して凹凸パターン33を形成した状態の中間体10の断面図である。 凹凸パターン33をマスクとして用いてカーボン層13をエッチング処理して凹凸パターン34を形成した状態の中間体10の断面図である。
符号の説明
1 情報記録媒体
10 中間体
15 接着層
20 スタンパー
21 剥離層
22 樹脂層
22a SOG系樹脂材料
31,35 凹凸パターン
41 樹脂マスク
100 情報記録媒体製造装置
102 樹脂マスク形成装置
103 エッチング装置
111 剥離層形成装置
112 樹脂材料塗布装置
113 ベーク装置
114 接着層形成装置
115 プレス装置

Claims (8)

  1. 加工対象体をエッチング処理するための樹脂マスク層を形成する際に、
    スタンパーの凹凸パターン形成面に樹脂材料を塗布する塗布処理と、
    前記スタンパーにおける前記樹脂材料の塗布面を前記加工対象体の表面に押し付けて当該スタンパーに塗布した当該樹脂材料の層を当該加工対象体に貼付する貼付処理と、
    前記加工対象体に貼付した前記樹脂材料の層から前記スタンパーを剥離する剥離処理とを実行し、かつ前記スタンパーに塗布した前記樹脂材料の層を硬化させる硬化処理を前記塗布処理の完了時点から前記剥離処理の開始時点までの間に実行することにより、前記加工対象体の前記表面に前記スタンパーの凹凸パターンを転写した前記樹脂材料の層からなる前記樹脂マスク層を形成する樹脂マスク層形成方法。
  2. 前記樹脂材料として溶剤で希釈した樹脂材料を前記塗布処理において塗布する請求項1記載の樹脂マスク層形成方法。
  3. 前記塗布処理の開始に先立ち、前記硬化させた樹脂材料の層に対する前記スタンパーの密着力を低減するための密着力低減層を当該スタンパーの前記凹凸パターン形成面に形成する密着力低減層形成処理を実行する請求項1または2記載の樹脂マスク層形成方法。
  4. 前記貼付処理に先立って前記硬化処理を実行すると共に、前記硬化させた樹脂材料の層を前記加工対象体に接着するための接着層を当該加工対象体の前記表面に形成する接着層形成処理を前記貼付処理の開始に先立って実行する請求項1から3のいずれかに記載の樹脂マスク層形成方法。
  5. 前記樹脂材料としてSOG系樹脂材料を用いると共に、前記塗布したSOG系樹脂材料の層に対するベーク処理を前記硬化処理として実行する請求項1から4のいずれかに記載の樹脂マスク層形成方法。
  6. 前記樹脂材料として放射線硬化型樹脂材料を用いると共に、前記塗布した放射線硬化型樹脂材料に放射線を照射する放射線照射処理を前記硬化処理として実行する請求項1から4のいずれかに記載の樹脂マスク層形成方法。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の樹脂マスク層形成方法に従って形成した前記樹脂マスク層を用いて前記加工対象体をエッチング処理して情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法。
  8. 加工対象体をエッチング処理するための樹脂マスク層を形成可能に構成され、
    スタンパーの凹凸パターン形成面に樹脂材料を塗布する塗布装置と、
    前記スタンパーにおける前記樹脂材料の塗布面を前記加工対象体の表面に押し付けて当該スタンパーに塗布した当該樹脂材料の層を当該加工対象体に貼付する貼付装置と、
    前記加工対象体に貼付した前記樹脂材料の層から前記スタンパーを剥離する剥離装置と、
    前記スタンパーに塗布した前記樹脂材料の層を硬化させる硬化装置とを備え、
    前記加工対象体の前記表面に前記スタンパーの前記凹凸パターンを転写した前記樹脂材料の層からなる前記樹脂マスク層を形成する樹脂マスク層形成装置。
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