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JP2006017585A - マルチチャンネル色彩計及び強度特性測定方法 - Google Patents

マルチチャンネル色彩計及び強度特性測定方法 Download PDF

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JP2006017585A
JP2006017585A JP2004195783A JP2004195783A JP2006017585A JP 2006017585 A JP2006017585 A JP 2006017585A JP 2004195783 A JP2004195783 A JP 2004195783A JP 2004195783 A JP2004195783 A JP 2004195783A JP 2006017585 A JP2006017585 A JP 2006017585A
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Konica Minolta Opto Inc
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Abstract

【課題】 単色光のような狭帯域光の測定においても誤差を可及的に抑制し、高い精度で色彩値の測定が行えるマルチチャンネル色彩計を提供する。
【解決手段】 所定の波長ごとに分離された被測定光を受光して各波長に対応する受光信号をそれぞれ出力する複数の受光チャンネルCH〜CHを備える受光センサアレイ43を有するポリクロメータ4と、各受光チャンネルCH〜CHの出力に所定の重み係数を乗じて積算して所定の分光感度に近似した合成分光感度に基づく前記被測定光の特性を求める演算部62とを備える。さらに、被測定光の分光強度に応じて、前記重み係数を新たな重み係数に設定する特殊重み係数設定部623を具備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光源からの光や照明された試料からの反射光および透過光などの被測定光(入射光)の色彩値を測定するマルチチャンネル色彩計、及び分光強度測定方法に関するものである。
入射光の色彩値を測定する色彩計にあっては、CIE(国際照明委員会)が推奨する標準観察者の等色関数に近似した分光感度を具備する必要がある。近年、液晶やプラズマなどのディスプレイ、又はLED(半導体発光素子)など、単色光や単色光の組み合わせによる光源が増加するに伴い、これら光源の色彩値の測定精度を上げるため、前記等色関数に対する近似精度を一層向上させる要求が高まりつつある。
等色関数に近似した分光感度を実現する方式として、従来、
(1)複数の光学フィルタ(バンドパスフィルタ)を組み合わせて、等色関数に近似したフィルタ特性を構築するフィルタ方式、及び
(2)例えば5nmピッチで試料からの入射光(分光強度)を測定し、その分光強度測定値を加重加算する分光方式、
の2つ方式が用いられてきた。このうち、上記(1)の光学フィルタの組み合わせによる近似は、使用可能なフィルタの制約やその特性のばらつきから、求められる精度を満たすことが難しいため、上記(2)の分光方式が主流となりつつある。分光方式では、入射光の波長毎の強度を求める分光手段が必須となるが、非定常光を測定することが多い色彩計では、波長分散素子とセンサアレイとから構成され、全波長が同時測定できるポリクロメータが専ら用いられている。
上記分光方式のカテゴリーにおいて、例えば特許文献1に開示されているような、比較的粗い波長ピッチ(数十nmピッチ程度)と広い半値幅の分光感度に、予め設定された所定の重みを乗じて積算し、特定の分光感度に近似した合成分光感度を求めて測定を行うマルチチャンネル色彩計が知られている。このようなマルチチャンネル色彩計は、
(a)分光感度の近似精度が上記(1)のフィルタ方式よりも高い、
(b)受光チャンネル毎の波長域が広いため、光量が大きく、S/N比が高い、
(c)受光チャンネルが少ないので、リニアリティー、S/N比、ダイナミックレンジに優れるシリコンフォトダイオードアレイを用いることができ、これらの点で劣るCCD(固体撮像素子)など電荷転送型センサアレイを用いる必要がない、
などの利点がある。
特開2002−13981号公報
上記の通りマルチチャンネル色彩計は種々の利点を有するものであるが、前述の各種ディスプレイやLED等の単色光の色彩値測定においては、誤差が十分に除去されない場合がある。すなわち、従来の一般的なマルチチャンネル色彩計では、前記重み係数は最小自乗法などによって、合成分光感度と目標の等色関数間の誤差が「全体として」最小になるように、具体的には合成分光感度とCIEの等色関数との波長毎の差の二乗和が最小になるように設定される。しかし、単色光の色彩値測定においては、等色関数の一部、つまり単色光が強度をもつ波長域部分しか寄与しないにもかかわらず、「全体として」誤差が最小とされた合成分光感度が用いられることになる。従って、全体の近似精度が高くても、当該単色光の波長域での近似精度が低ければ、その測定精度は低くなるという不都合がある。
本発明は上記事情に鑑み、単色光のような狭帯域光の測定においても誤差を可及的に抑制し、高い精度で色彩値の測定が行えるマルチチャンネル色彩計及び強度特性測定方法を提供する事を目的とする。
本発明の請求項1にかかるマルチチャンネル色彩計は、被測定光を所定の波長ごとに分離する分光手段と、分離された前記被測定光を受光して各波長に対応する受光信号をそれぞれ出力する複数の受光チャンネルを備える光電変換手段と、各受光チャンネルの出力に所定の重み係数を乗じて積算して所定の分光感度に近似させた合成分光感度に基づく前記被測定光の特性を求める演算手段とを備えたマルチチャンネル色彩計において、被測定光の分光強度に応じて、前記重み係数を新たな重み係数に設定する特殊重み係数設定部を具備することを特徴とする。
この構成によれば、予め製造時に設定された合成分光感度を画一的に用いるのではなく、当該マルチチャンネル色彩計により実際に被測定光を測定して得られた分光強度から、かかる被測定光の色彩を検知するに際しての最適な重み係数を特殊重み係数設定部で再設定し、これにより得られた新たな合成分光感度に基づき被測定光の特性が演算手段により求められる。つまり、波長毎に分光された被測定光につき、各波長の誤差を一様な重みで評価するのではなく、測定される波長に応じた異なる重み付けがなされる。
上記マルチチャンネル色彩計の構成において、被測定光が特定の波長帯域の狭帯域光であり、特殊重み係数設定部は、前記狭帯域光の波長帯域において、近似誤差を改善させる重み係数を設定するよう構成することができる(請求項2)。また、被測定光が特定波長の単色光であり、特殊重み係数設定部は、前記単色光のピーク波長近傍において、近似誤差を改善させる重み係数を設定するよう構成することができる(請求項3)。これらの構成によれば、測定対象となる前記狭帯域光又は単色光の波長域について残存誤差が小さい合成分光感度に基づいて、被測定光(前記狭帯域光又は単色光)の特性が求められる。
さらに上記マルチチャンネル色彩計の構成において、特殊重み係数設定部は、所定の分光感度と合成分光感度間の波長毎の誤差若しくは誤差の関数に、被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを乗じて積算した積算誤差が最小になるように、前記重み係数を求めるよう構成することができる(請求項4)。この場合、被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを、被測定光の分光強度と前記所定の分光感度との波長ごとの積とするよう構成することができる(請求項5)。
本発明の請求項6にかかる強度特性測定方法は、被測定光を分光して所定の波長チャンネルごとに受光し、各波長チャンネルの出力に所定の重み係数を乗じて積算し、所定の分光感度に近似した合成分光感度に基づく被測定光の強度を測定するにあたり、前記重み係数を、被測定光の強度特性に応じて設定することを特徴とする。
この構成によれば、予め製造時に設定された合成分光感度を画一的に用いるのではなく、実際に被測定光を測定して得られた分光強度から、かかる被測定光の色彩を検知するに際しての最適な重み係数を特殊重み係数設定部で再設定し、これにより得られた新たな合成分光感度に基づき被測定光の強度特性が測定される。
上記分光強度測定方法において、被測定光の分光強度に基づいて当該被測定光の波長帯域が検知され、重み係数は、少なくとも前記被測定光の波長帯域について、近似誤差を改善させる重み係数に設定されるよう構成することができる(請求項7)。
請求項1にかかるマルチチャンネル色彩計によれば、複数の受光チャンネルの分光感度に重み係数を乗じて積算し、所定の分光感度に近似した合成分光感度によって入射光(被測定光)の強度を測定する際、被測定光の分光強度に応じた最適の重み係数を設定するので、白色光や異なる波長の単色光など様々な被測定光に対して、従来のマルチチャンネル色彩計より高精度の色彩値測定が可能になるという効果を奏する。
請求項2にかかるマルチチャンネル色彩計によれば、測定対象となる狭帯域光の波長域について近似誤差が小さい合成分光感度に基づいて、被測定光(前記狭帯域光)の特性が演算手段により求められるので、従来のように「全体として」の誤差は最小とされているものの当該狭帯域光の波長を見れば必ずしも誤差が最小となっていないというような合成分光感度に基づいた測定を回避できる。従って、当該狭帯域光について、従来のマルチチャンネル色彩計よりも高精度な色彩値測定が可能になる。
請求項3にかかるマルチチャンネル色彩計によれば、測定対象となる単色光のピーク波長近傍において近似誤差が小さい合成分光感度に基づいて、被測定光(前記単色光)の特性が演算手段により求められるので、従来のように「全体として」の誤差は最小とされているものの当該単色光の波長を見れば必ずしも誤差が最小となっていないというような合成分光感度に基づいた測定を回避できる。従って、当該単色光について、従来のマルチチャンネル色彩計よりも高精度な色彩値測定が可能になる。
請求項4にかかるマルチチャンネル色彩計によれば、所定の分光感度と合成分光感度間の波長毎の誤差若しくは誤差の関数に、被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを乗じて積算した積算誤差が最小になるように、前記重み係数を求めるので、白色光や異なる波長の単色光などさまざまの入射光に最適の重み係数を設定することができる。
請求項5にかかるマルチチャンネル色彩計によれば、被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを、被測定光の分光強度と前記所定の分光感度との波長ごとの積とするので、前述の被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを容易に設定することができる。
請求項6にかかる強度特性測定方法によれば、各波長に対応して配置された受光チャンネルの分光感度に重み係数を乗じて積算し、所定の分光感度に近似した合成分光感度によって被測定光の強度を測定するにあたり、被測定光の分光強度に応じた最適の重み係数を設定するので、白色光や異なる波長の単色光など様々な被測定光に対して、誤差の少ない高精度な強度特性測定が行えるという効果を奏する。
請求項7にかかる強度特性測定方法によれば、少なくとも被測定光の波長帯域について残存誤差が小さい合成分光感度に基づいて、被測定光(前記単色光)の特性が演算手段により求められるので、従来のように「全体として」の誤差は最小とされているものの当該単色光の波長を見れば必ずしも誤差が最小となっていないというような合成分光感度に基づいた分光強度測定を回避できるようになる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態につき説明する。
(装置構成の説明)
図1は、本発明の一実施形態にかかるマルチチャンネル色彩計1の要部構成を模式的に示す構成図である。このマルチチャンネル色彩計1は、受光光学系(受光レンズ)2、シャッタ3及びシャッタ駆動モータ31、ポリクロメータ4、信号処理回路5及び演算制御手段6を備えて構成されている。
受光レンズ2は、被測定光をポリクロメータ4の入射スリットSLに導くものである。なお、被測定光(入射光)としては、試料によって反射された反射光、試料を透過した透過光、あるいは光源から照明される照明光等がある。本実施形態においては、前記照明光が特定波長帯域の狭帯域光の光源である場合、特に各種ディスプレイやLED等の光源から発せられる単色光である場合に、誤差の少ない色彩値測定が行える利点がある。この点については、後に詳述する。
シャッタ3は、光路の遮断機能を有する開閉装置であり、例えば開口部と遮断部とを備える円板状部材からなる。受光レンズ2からポリクロメータ4の入射スリットSLへ至る光路の途中に前記開口部が配置されたとき(シャッタ開)、被測定光はポリクロメータ4に入射される。一方、前記光路の途中に前記遮断部が配置されたとき(シャッタ閉)、被測定光はポリクロメータ4に入射されない。シャッタ駆動モータ31は、演算制御手段6より出力される制御信号に基づいて、上記のようなシャッタ3の開閉動作を行う。
ポリクロメータ4は、入射スリットSL、結像光学系としてのコリメートレンズ41、波長分散手段としての回折格子42(分光手段)及び受光センサアレイ43(光電変換手段)を備えて構成される。
入射スリットSLは、ポリクロメータ4の側壁に設けられた矩形状のスリットであり、前述の通り該入射スリットSLを介して被測定光がポリクロメータ4の内部へ導入される。コリメートレンズ41は、入射スリットSLを通過した被測定光を平行光にして回折格子42へ導くと共に、回折格子42によって分散された入射スリットSLの分散像を受光センサアレイ43の受光面に結像させる。回折格子42は、入射された測定光を波長に応じて反射・分散させる機能を果たし、受光センサアレイ43上への前記入射スリットSLの分散像結像を可能とさせるものである。
受光センサアレイ43は、所定の間隔で配列された複数の受光チャンネル(画素)CH〜CH(例えばn=31の画素とされる)を備えている。受光チャンネルCH(kは画素あるいはチャンネル番号でk=1〜n)は、例えばシリコンフォトダイオードが図2に示すように横方向に1列に配列(複数列に配列してもよい)されたシリコンフォトダイオードアレイにて形成されており、それぞれの受光面に、波長ごとに分散された入射スリットSLの分散像が結像される。各受光チャンネルCH(k=1〜n)から出力される受光強度に応じた電気信号は、処理回路5及び演算制御部6によって処理され、被測定光の分光強度(及び該分光強度に基づく色彩値)が測定されるようになっている。
信号処理回路5は、各受光チャンネルCH〜CHから出力されるアナログ受光信号に対して、増幅処理及びディジタル変換処理を行う。図3は、信号処理回路5の構成を示すブロック図である。この信号処理回路5は、受光チャンネルCH毎に配置された帰還抵抗Rfと電流電圧変換回路Aとを備え、電流電圧変換回路Aの出力を択一的に順次選択するマルチプレクサ51と、前記マルチプレクサ51の出力を増幅する可変ゲインアンプ52と、前記可変ゲインアンプ52から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器53とを備えている。
センサアレイ43の各受光チャンネルCH〜CHに入射された分散光(入射スリット分散像)は、各々のフォトダイオードの光電変換作用により電流に変換され、画素PD毎に接続された電流電圧変換回路Aによって電圧信号に変換される。電流電圧変換回路Aから出力される各画素の電圧信号は、演算制御手段90によって制御されるマルチプレクサ51で順次選択されて取り出される。そして、前記電圧信号は可変ゲインアンプ52で増幅され、アナログ−ディジタル変換器53にてディジタル信号に変換されて演算制御手段6へ送信される。
演算制御手段6は、例えば、CPU(中央演算処理装置)及びEEPROM(電気的に書き換え可能な記憶装置)等で構成され、マルチチャンネル色彩計1の全体の動作を制御するものである。すなわち演算制御手段6は、測定光の分光強度測定のために各部の動作を制御すると共に、所定の分光感度を適用して色彩値を求める演算動作を行う。図4は、演算制御手段6の機能ブロック図を示している。この演算制御手段6は、測定制御部61、演算部62及びメモリ部97を備えている。
測定制御部61は、被測定光の特性測定に際し、各部へ制御信号を送信し、測定動作を制御する。例えば測定制御部61のシャッタ動作制御部611は、測定時においてシャッタ駆動モータ31を駆動してシャッタ3を開き、受光レンズ2を通過した被測定光をポリクロメータ4のスリットSLに入射させる。なおシャッタ動作制御部611は、後述のオフセット信号測定時においては、シャッタ駆動モータ31を駆動してシャッタ3を閉じ、被測定光の入射を遮断させる。また測定制御部61は、信号処理回路5に対し、マルチプレクサ51の選択動作を制御する制御信号を与える。
演算部62(演算手段)は、受光センサアレイ43に入射された測定光の分光強度を算出すると共に、各受光チャンネルCH〜CHの分光感度に所定の重み係数を乗じて積算して所定の分光感度に近似した合成分光感度に基づく前記被測定光の特性を求める。この演算部62は、分光強度算出部621、特殊重み係数設定部622及び合成分光感度強度での強度を合成する合成強度算出部623を備えている。
分光強度算出部621は、測定時(シャッタ3が「開」)において、入射スリットSLの分散像が結像した受光センサアレイ43の各センサの各受光チャンネルCH〜CH出力を、信号処理回路5からディジタル信号データ(測定データ)として受け取り、これを一時的にメモリ部63のRAM等に格納する。続いて、オフセット信号測定時(シャッタ3が「閉」)において、被測定光が遮断された状態における信号処理回路5からのディジタル信号データ(オフセット信号)を受け取る。そして、分光強度算出部621は、先に受け取った測定データからオフセット信号を減算することによって、オフセットを除去した被測定光の分光強度を求める演算を行う。さらに後述の感度校正の演算を行うことにより、各受光チャンネルCHの分光強度データIが求められる。
特殊重み係数設定部622は、分光強度算出部621で求められた被測定光の分光強度データIに基づいて、当該被測定光に最適な重み係数を設定する。具体的には、分光強度データIは被測定光の波長スペクトルとして得られることから、該波長スペクトルに応じた重み付けをメモリ部63の重み係数記憶部631に予め記憶されている、CIEの等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)を合成するための一般重み係数Gx、Gy、Gzを、当該被測定光にマッチするよう最適化した特殊重み係数Sx、Sy、Szに修正する。
合成強度算出部623は、前記特殊重み係数設定部622で新たに設定された特殊重み係数Sx、Sy、Szを前記分光強度データIに乗じて積算することで、CIEの等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)による三刺激値X、Y、Zに近似するデータX´、Y´、Z´(合成強度)を求める。
メモリ部63は、ROMやRAM等からなり、測定動作の制御プログラム等が格納されていると共に、前述の信号処理回路5から与えられる測定データ等を一時的に格納する。またメモリ部63の重み係数記憶部631は、入射光の分光強度に依存しない一般的な重み係数であって、製造過程において測定される各受光チャンネルCH〜CHの分光感度に基づいて設定される一般重み係数Gx、Gy、Gzが格納される。この一般重み係数Gx、Gy、Gzは、前記特殊重み係数Sx、Sy、Szを求めるに際しての初期値となる。さらにメモリ部63には、分光強度算出部621における感度校正の際に用いられる校正係数等も格納される。
(動作の説明)
続いて、以上の通り構成されたマルチチャンネル色彩計1の動作について説明する。図5は、かかる動作を説明するためのフローチャートである。本発明に関連深い動作として、当該マルチチャンネル色彩計1の製造時に行われる動作(各種の設定動作)ステップと、実際に当該マルチチャンネル色彩計1を用いて色彩値(強度特性)を測定する動作ステップとに大別できる。製造時においては、分光感度校正(ステップS1)、感度校正(ステップS2)、及び一般重み係数設定(ステップS3)の各ステップが実行される。
ステップS1の分光感度校正では、センサアレイ43の各受光チャンネルCH(k=1〜n)が、如何なる分光感度R(λ)を備えているかが求められ、これがメモリ部63等に一時的に記憶される。ステップS2の感度校正では、各受光チャンネルCHの感度のばらつきを校正するための校正係数Cが求められ、これがメモリ部63等に記憶される。またステップS3の一般重み係数設定では、前記ステップS1で求められた分光感度R(λ)を用い、CIEの等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)を合成するための一般重み係数Gx、Gy、Gzが算出され、これが重み係数記憶部631に記憶される。そして測定時(ステップS4)においては、前記一般重み係数Gx、Gy、Gzを初期値として、被測定光にマッチするよう最適化した特殊重み係数Sx、Sy、Szが逐次求められ、CIEの等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)による三刺激値X、Y、Zに近似する三刺激値X´、Y´、Z´が算出される。以下、各々のステップについて順次説明する。
(ステップS1;分光感度校正)
図6は、分光感度校正のフローを示すフローチャートである。ここでは、基準となる単波長を、波長をシフトさせつつ順次マルチチャンネル色彩計1に入射させることで、センサアレイ43の各受光チャンネルCH(k=1〜n)それぞれの分光感度が測定される。この測定は、例えば基準モノクロメータを受光レンズ2に対向配置し、該基準モノクロメータから半値幅2nm程度の等エネルギー単波長を、波長2nmピッチ(走査ピッチ=2nm)程度で順次、ポリクロメータ4の入射スリットSLに入射させる。波長走査の範囲は、例えば400〜700nmの測定域に対する両端の画素(受光チャンネルCHとCH)の分光感度R(λ)、R(λ)が裾を引く範囲、例えば350〜750nmの波長域とする。
この場合、図6のフローチャートに示すように、単波長光の中心波長λcの初期値としてλc=348nmが設定され(ステップS11)、2nmの走査ピッチに合わせてλc=λc+2nm加算ルーチンを経由して第1回目に射出される単波長の波長が決定され(ステップS12)、モノクロメータからλc=350nmの単波長が射出される(ステップS13)。このλc=350nmの単波長は入射スリットSLに入射され、このときセンサアレイ43の各受光チャンネルCH(k=1〜n)で感知される出力が、λc=350nmに対する各画素の出力P(350)として演算制御手段6へ送られ、そのメモリ部63に中心波長λc=350nmに関連付けて一時的に格納される(ステップS14)。そして、λcが750nmを超過しているかが確認されるステップが置かれ(ステップS15)、λc>750nmの状態になるまで(ステップS15でYes)、前記ステップS11〜ステップS14までが2nmの走査ピッチで繰り返される。
このような測定を350〜750nmの波長域で行ない、それぞれのλcにおける各画素出力Pk(λc)を波長軸上にプロットすると、図7に示すように、受光チャンネルCH毎の相対分光感度R(λ)が求められる(ステップS16)。なお、図7では、k=1〜8の受光チャンネル数n=8の分光感度R(λ)〜R(λ)を示しているが、実際は全ての受光チャンネルCH(この例ではk=1〜31)の全波長域λ=350〜750nmにわたる分光感度Rが求められることとなる。
ここで、入射スリットSLに入射させる単波長の半値幅(2nm)が、波長走査ピッチ(2nm)との関係で問題になる場合は、公知のデコンボリューション技術を用いて前記各画素出力P(λc)を補正し、2nm以下の分解能が必要な場合はデータ補間を行う(ステップS17)。このような補正が加えられた各画素出力P(λc)に基づくR(λ)が、各受光チャンネルCH〜CHの相対分光感度R(λ)として、前記メモリ部63に格納される(ステップS18)。後に説明する一般重み係数Gx、Gy、Gzは、この相対分光感度R(λ)に対する重みとして求められる。なお、求められた相対分光感度R(λ)から、各画素の重心波長Wcも算出される。
(ステップS2;感度校正)
図8は、感度校正のフローを示すフローチャートである。一般重み係数Gx、Gy、Gzは、ピーク感度を基準化された相対分光感度R(λ)に対して設定されるが、センサアレイ43の各画素感度は一様ではなく、また信号処理回路5が備える可変ゲインアンプ52等のゲインも受光チャンネル毎に一様ではないため、感度校正が必要になる。ここでは、上記のような感度やゲインのばらつき等を校正するための校正係数Ckが求められる。
かかる感度校正にあたり、ステップS1の分光感度校正で用いたような基準モノクロメータでは、一般にその単波長出力は十分な精度を有する等エネルギーであるとはいえないので、感度校正は既知の分光強度A(λ)を具備する校正用白色光源を用いて行われる。このような校正用光源から白色光がポリクロメータ4の入射スリットSLに入射され、このときのセンサアレイ43における各画素出力Pが測定される(ステップS21)。
一方、各画素の記憶された分光感度R(λ)と、校正用白色光源の既知の分光強度A(λ)とから想定される画素出力基準値Bが、次の(1)式で算出される(ステップS22)。
=∫A(λ)・ R(λ)dλ ・・・(1)
そして、前記画素出力基準値Bと、実際に校正用白色光源を用いて測定したときの各画素の校正済み出力C・Pとが一致するように、各画素の出力Pに乗じるべき校正係数Ckが、次の(2)式により波長毎に求められる(ステップS23)。
=B/P ・・・(2)
このようにして算出された校正係数Ckは、メモリ部63に格納され、実際に色彩値測定を行う際のデータ補正要素として活用される。
(ステップS3;一般重み係数設定)
一般重み係数Gx、Gy、Gzは、被測定光の分光強度に依存しない一般的な重み係数であって、製造時において上記ステップS1、S2による分光感度校正及び感度校正の後に設定される。図9は、CIEによる10°視野の等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)を示すグラフ図である。一般重み係数Gx、Gy、Gzは、この所定の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)に、上記ステップS1で求められた各受光チャンネルCHの相対分光感度R(λ)の重みつき積算による合成分光感度を近似させるための係数として求められる。
等色関数z(λ)の合成について説明すると、図11に示す各受光チャンネルCH(図ではk=1〜31)の相対分光感度R(λ)(k=1〜31)にチャンネル毎に異なる重み係数Gzを乗じて積算し、所定の等色関数z(λ)に近似する合成分光感度zg(λ)を得る。図から明らかなように、重み係数Gzはk=6を中心に大きく、その両側に向かって減少し、k>16では実質的に0となるべきである。重み係数Gzは、合成分光感度zg(λ)と所定の分光感度z(λ)との差が最小になるように、例えば最小自乗法によって求められる。同様に、合成合成感度xg(λ)、yg(λ)と所定の分光感度x(λ)、y(λ)との差が最小になるように、重み係数Gx、Gy(k=1〜31)が求められる。
図10は、実際に一般重み係数Gx、Gy、Gzを設定(算出)する場合のルーチン例を示すフローチャートである(図10のフローチャートは、y感度について設定する場合を例示している)。かかる設定にあたり、先ず所定の限界誤差Egtが設定される(ステップS31)。この限界誤差Egtは、一定の近似精度を担保するために適宜設定される値であり、近似誤差を所定範囲に抑制する目標値となる。
一般重み係数算出の端緒として、Gx、Gy、Gz=0と設定され(ステップS32)、算出ルーチン(最小二乗法ループ)に入る。一般重み係数Gx、Gy、Gzは、ステップS1で求められた各画素の分光感度R(λ)に関連付けられた下記(3−1)式、(3−2)式、(3−3)式にて示される一般合成分光感度xg(λ)、yg(λ)、zg(λ)が、図9に示す等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)に近似するよう最小二乗法により求められる。
xg(λ)=ΣGx・R(λ) ・・・(3−1)
yg(λ)=ΣGy・R(λ) ・・・(3−2)
zg(λ)=ΣGz・R(λ) ・・・(3−3)
すなわち、一般重み係数を適宜な値Gx1、Gy1、Gz1を修正し、上記(3−1)式、(3−2)式、(3−3)式により、このときの一般合成分光感度xg(λ)、yg(λ)、zg(λ)が設定される(ステップS33)。そして、下記(4−1)式、(4−2)式、(4−3)式によって、ステップS33で設定された一般合成分光感度xg(λ)、yg(λ)、zg(λ)と各々目標とする等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)の波長毎の差の自乗和Exg、Eyg、Ezgが評価関数として算出される(ステップS34)。
Exg=Σλ[xg(λ)−x(λ)] ・・・(4−1)
Eyg=Σλ[yg(λ)−y(λ)] ・・・(4−2)
Ezg=Σλ[xg(λ)−z(λ)] ・・・(4−3)
続いて、ステップS34で算出された自乗和Exg、Eyg、Ezgと、ステップS31で設定された各々の限界誤差Egtとが対比され(ステップS35)、自乗和Exg、Eyg、Ezgの値が限界誤差Egtを超過している場合(ステップS35でNo)、上記演算で用いられた一般重み係数Gx1、Gy1、Gz1を更に修正して、新たな一般重み係数Gx2、Gy2、Gz2が設定され(ステップS36)、ステップS33に戻って最小二乗法ループが繰り返される。
つまり、上記(4−1)式、(4−2)式、(4−3)式の自乗和Exg、Eyg、Ezgを評価関数とし、これらが、各々しきい値である限界誤差Egtを下回るよう(最小になるよう)に、一般重み係数Gx、Gy、Gzが最小自乗法で求められる。そして、そのような一般重み係数Gx、Gy、Gzが求められたなら(ステップS35でYes)、当該一般重み係数Gx、Gy、Gzがメモリ部63の重み係数記憶部631に格納される。以上のステップが、マルチチャンネル色彩計1の製造時(初期設定時)に実行される。なお、目標とする等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)毎に異なる限界誤差Egtを設定しても良い。
(ステップS4;測定時のフロー)
次に、本実施形態にかかるマルチチャンネル色彩計1を用いて、実際に色彩値(分光強度)を測定する場合の動作について説明する。図12は、測定時の動作を示すフローチャートである。測定にあたり、被測定光を発生する光源にマルチチャンネル色彩計1が対向配置される。そして図示省略の操作部等で「測定開始」の指示が与えられると、演算制御手段6のシャッタ動作制御部611(図4参照)は、シャッタ3を「開」状態としてポリクロメータ4の入射スリットSLから被測定光を入射させる。このとき、センサアレイ43の各受光チャンネルCH(k=1〜n)で感知される出力が、当該被測定光に対する各画素出力Qkとして信号処理回路5から演算部62の分光強度算出部621へ入力される(ステップS41)。なお、被測定光が特定の波長帯域の狭帯域光、特にLED光などの単色光である場合、本実施形態にかかるマルチチャンネル色彩計1を用いれば、従来装置よりも一層高精度な測定を行うことができる。
分光強度算出部621において、各画素出力Qは、上記ステップS2のフローで求められ、メモリ部63に格納されている校正係数Cを用い、次の(5)式により校正済みの分光強度データIに補正される(ステップS42)。
=C・Q ・・・(5)
さらに、受光チャンネルCH(k=1〜n)、あるいは画素PDと重心波長Wc(図7参照;この値もメモリ部63に格納されている)との対応表を用い、データ補間を施すことによって、上記分光強度データIは分光強度I(λ)に変換される(ステップS43)。
次に、特殊重み係数設定部622により、分光強度算出部621で求められた被測定光の分光強度データIに基づいて、重み係数記憶部631に予め記憶されている一般重み係数Gx、Gy、Gzを、当該被測定光にマッチするよう最適化した特殊重み係数Sx、Sy、Szに修正する特殊重み係数の設定ルーチンが実行される(ステップS44)。
図13は、実際に特殊重み係数Sx、Sy、Szを設定(算出)する場合のルーチン例を示すフローチャートである(図13のフローチャートも、y感度について設定する場合を例示している)。かかる設定にあたり、先ず所定の誤差しきい値Estが設定される(ステップS441)。この誤差しきい値Estは、一定の近似精度を担保するために適宜設定される値であり、近似誤差を所定範囲に抑制する目標値となる。
次に、波長毎に異なる誤差重みが算出される(ステップS442)。これは、被測定光の分光強度に応じた重み係数を設定するためである。つまり、一般重み係数Gx、Gy、Gzの評価関数Exg、Eyg、Ezgの設定では、各波長の誤差を一様な重み「1」として評価したのに対し、特殊重み係数の設定では、波長毎に異なる誤差重みFx(λ)、Fy(λ)、Fz(λ)によって重み付けを与える。このことは、測定光が特定の波長帯域の狭帯域光である場合、この狭帯域光の波長帯域において、近似誤差を改善させる重み係数を設定することに繋がる。また、被測定光が特定波長の単色光の場合、この単色光のピーク波長近傍において、近似誤差を改善させる重み係数を設定することに繋がるものである。
このような誤差重みは、上記ステップS43で求められた分光強度I(λ)と、等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)との波長毎の積である、次の(6−1)式、(6−2)式、(6−3)式によって与えられる。
Fx(λ)=I(λ)・x(λ) ・・・(6−1)
Fy(λ)=I(λ)・y(λ) ・・・(6−2)
Fz(λ)=I(λ)・z(λ) ・・・(6−3)
以上のステップを経て、特殊重み係数算出の端緒として、Sx=Gx、Sy=Gy、Sz=Gzと設定され(ステップS443)、算出ルーチン(最小二乗法ループ)に入る。そして、一般重み係数の場合と同様に、特殊重み係数Sx、Sy、Szは、ステップS1で求められた各画素の分光感度Rk(λ)に関連付けられた下記(7−1)式、(7−2)式、(7−3)式にて示される特殊合成分光感度xs(λ)、ys(λ)、zs(λ)が、図9に示す等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)に近似するよう最小二乗法により求められる。しかし、そのときの評価関数に(6−1)式、(6−2)式、(6−3)式で求められた誤差重みFx(λ)、Fy(λ)、Fz(λ)を与え、評価関数に重み付けをする点で一般重み係数の場合と相違する。
xs(λ)=ΣSx・R(λ) ・・・(7−1)
ys(λ)=ΣSy・R(λ) ・・・(7−2)
zs(λ)=ΣSz・R(λ) ・・・(7−3)
従って算出ルーチンは、先ずは特殊重み係数=一般重み係数として、上記(7−1)式、(7−2)式、(7−3)式により、このときの一般合成分光感度xs(λ)、ys(λ)、zs(λ)が算出される(ステップS444)。そして、ステップS444で算出された値と、等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)の値を用い、下記の誤差重みFx(λ)、Fy(λ)、Fz(λ)を含む(8−1)式、(8−2)式、(8−3)式を評価関数として、特殊合成分光感度xs(λ)、ys(λ)、zs(λ)と各々目標とする分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)の波長毎の差の自乗和Exs、Eys、Ezsが算出される(ステップS445)。
Exs=ΣλFx(λ)・[xs(λ)−x(λ)] ・・・(8−1)
Eys=ΣλFy(λ)・[ys(λ)−y(λ)] ・・・(8−2)
Ezs=ΣλFz(λ)・[xs(λ)−z(λ)] ・・・(8−3)
続いて、ステップS445で算出された自乗和Exs、Eys、Ezsと、ステップS441で設定された各々の誤差しきい値Estとが対比され(ステップS446)、自乗和Exs、Eys、Ezsの値が誤差しきい値Estを超過している場合(ステップ446でNo)、上記演算で用いられた特殊重み係数Sx、Sy、Szを再修正して、新たな特殊重み係数Sx、Sy、Szが設定され(ステップS447)、ステップS444に戻って最小二乗法ループが実行される。
つまり、上記(8−1)式、(8−2)式、(8−3)式の自乗和Exs、Eys、Ezsを評価関数とし、これらが、各々誤差しきい値Estを下回るよう(最小になるよう)に、特殊重み係数Sx、Sy、Szが最小自乗法で求められる。そして、そのような特殊重み係数Sx、Sy、Szが求められたなら(ステップS446でYes)、これを用いて合成分光感度算出部623にて三刺激値が算出される(図12のステップS45)。なお、目標とする等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)毎に異なる誤差しきい値Estを設定しても良い。
すなわち、合成強度算出部623は、図13のフローで求められた特殊重み係数Sx、Sy、Szを、上記(5)式(ステップS42)で求められた校正後の分光強度データIkに乗じて積算する下記の(9−1)式、(9−2)式、(9−3)式に基づいて、CIEの等色関数x、y、zによる三刺激値X、Y、Zに近似するデータX´、Y´、Z´(合成強度)を求めて出力する。
X´=ΣSx・I ・・・(9−1)
Y´=ΣSy・I ・・・(9−2)
Z´=ΣSz・I ・・・(9−3)
上記の合成強度X´、Y´、Z´に基づいて、被測定光の特性、例えば被測定光の色彩値が求められるものである。
以上説明した本実施形態にかかる手法によれば、誤差重みFx(λ)、Fy(λ)、Fz(λ)は、被測定光の分光強度I(λ)の三刺激値X、Y、Zへの寄与度合いを表すことになるので、これら誤差重みFx(λ)、Fy(λ)、Fz(λ)を考慮した評価関数Exs、Eys、Ezsを用いることで、入射光に最適な特殊重み係数を設定することができる。さらに特殊重み係数設定部622で設定される特殊重み係数Sx、Sy、Szは、製造時に設定される一般重み係数Gx、Gy、Gzを初期値とするので、特殊重み係数Sx、Sy、Szで合成された分光感度による評価関数Exs、Eys、Ezsで表される近似誤差が、一般重み係数Gx、Gy、Gzで合成された分光感度による評価関数Exg、Eyg、Ezgで表される近似誤差を上回ることはない。
なお、図10及び図13に示したフローチャートにおいて、一般重み係数及び特殊重み係数設定のための最小自乗法ループは、評価関数Exg、Eyg、Ezg、若しくは評価関数Exs、Eys、Ezsが、予め設定された限界誤差Egt若しくは誤差しきい値Est以下になることがループ脱出条件になっている(ステップS35、ステップS446)が、評価関数の改善率が所定のしきい値以下になることを併せて条件としても良い。評価関数Exgを例にとると、ループ回数をnとし、n回目のループでの評価関数を(Exg)とした場合、1つ前のn−1回目のループからの改善率
dExg=[(Exg)n−1−(Exg)]/(Exg)
が、別に設定された所定のしきい値dEgt以下になることもループ脱出条件としても良い。これにより、ループ脱出性を確実かつ迅速にでき、測定に要する時間の短縮化を図ることができる。
図14及び図15は、本実施形態にかかるマルチチャンネル色彩計1にて、ピーク波長が460nmの単色光(被測定光)のY刺激値測定を行った場合の効果を説明するためのグラフ図である。図14において、L(λ)は単色光(波長=460nm)の分光強度であり、y(λ)は、y感度の理論値(CIEの等色関数等の「所定の分光感度」)、yg(λ)は、y(λ)に対する一般重み係数Gykによる一般合成感度である。前記yg(λ)とy(λ)とは良く一致しており、yg(λ)はy(λ)に高精度に近似されているように見えるが、これを10倍に拡大した10・y(λ)及び10・yg(λ)において比較すると、前記単色光の波長域である460nmの近傍(図中の点線aで囲んだ領域)で残存誤差が存在していることが分かる。
図15は、上記のようなY刺激値測定を行った場合の残存誤差を示すグラフ図である。F(λ)は、上記ステップS442の手法で求められた誤差重みであり、分光強度I(λ)に依存することから、概ね前記単色光の分光強度L(λ)の分布と一致した分布を備えることになる。また、dyg(λ)は一般合成感度yg(λ)の残存誤差を、dys(λ)は特殊重み係数Syによる特殊合成感度ys(λ)の残存誤差をそれぞれ示している。図示するように、特殊合成感度ys(λ)の残存誤差dys(λ)は、誤差重みF(λ)の大きい波長域(つまり単色光の波長域)において、図中矢印で示すΔdy(λ)の分だけ一般合成感度の誤差dyg(λ)より改善されるようになる。具体的には、単色光の特殊合成感度ys(λ)による合成刺激値Y´の誤差は約2.3%であり、一方、一般合成感度yg(λ)による合成刺激値Y´の誤差は約6.7%であって、残存誤差は約1/3程度に改善されている。
一方、単色光の波長域外では、残存誤差は劣化するようになるが、かかる領域には被測定光が存在しないことから、そのような劣化は測定に何等影響を与えない。換言すると、結果的に特殊重み係数設定部622は、一般合成感度yg(λ)に基づく「全体として」の近似精度をさておいて、被測定光が特定波長の単色光である場合、その単色光のピーク波長近傍において、残存誤差を改善させる特殊重み係数Sx、Sy、Szを設定する。また被測定光が、半値幅が比較的広いブロードな光源や50nm程度の波長帯域内に複数のピークを有する光源等、特定の波長帯域を備えた狭帯域光である場合、特殊重み係数設定部622は、前記狭帯域光の波長帯域において、残存誤差を改善させる重み係数Sx、Sy、Szを設定するものである。
従って、特殊合成感度ys(λ)を用いた場合、「全体として」の近似精度は低くなるものの、当該単色光の波長域での近似精度は高くなり、結果的にその測定精度は高くなるという利点がある。また、通常のマルチチャンネル色彩計では、受光チャンネルCH〜CHを10nm程度のピッチで配置して等色関数の合成を行っているが、本実施形態にかかるマルチチャンネル色彩計1によれば、分光強度I(λ)に応じた特殊重み係数Sx、Sy、Szを設定することから、受光チャンネルの波長ピッチを粗くすることが可能である。例えば、波長を20nmピッチとして、受光チャンネルCH〜CH(n=16)としても十分な色彩値(分光強度)測定精度を得ることができ、チャンネル数の半減によってコストダウンと小型化が可能となる。
本発明の一実施形態にかかるマルチチャンネル色彩計の要部構成を模式的に示す構成図である。 受光センサアレイの受光チャンネルを示す説明図である。 信号処理回路の回路構成を示すブロック図である。 演算制御手段の機能ブロック図である。 マルチチャンネル色彩計の全体的な動作を説明するためのフローチャートである。 分光感度校正時の動作を示すフローチャートである。 受光チャンネルの相対分光感度を示すグラフ図である。 感度校正時の動作を示すフローチャートである。 CIEによる10°視野の等色関数の分光感度x(λ)、y(λ)、z(λ)を示すグラフ図である。 一般重み係数設定時の動作を示すフローチャートである。 分光感度算出の際の手順を説明するためのグラフ図である。 測定時の動作を示すフローチャートである。 特殊重み係数設定時の動作を示すフローチャートである。 y感度の理論値と一般合成感度との関係を示すグラフ図である。 Y刺激値測定を行った場合の残存誤差を示すグラフ図である。
符号の説明
1 マルチチャンネル色彩計
2 受光レンズ(受光光学系)
3 シャッタ
4 ポリクロメータ
41 コリメートレンズ(結像光学系)
42 回折格子(分光手段)
43 受光センサアレイ(光電変換手段)
5 信号処理回路
6 演算制御手段
61 測定制御部
62 演算部(演算手段)
621 分光強度算出部
622 特殊重み係数設定部
623 合成強度算出部
63 メモリ部
631 重み係数記憶部
SL 入射スリット
CH〜CH 受光チャンネル

Claims (7)

  1. 被測定光を所定の波長ごとに分離する分光手段と、
    分離された前記被測定光を受光して各波長に対応する受光信号をそれぞれ出力する複数の受光チャンネルを備える光電変換手段と、
    各受光チャンネルの出力に所定の重み係数を乗じて積算して所定の分光感度に近似させた合成分光感度に基づく前記被測定光の特性を求める演算手段とを備えたマルチチャンネル色彩計において、
    被測定光の分光強度に応じて、前記重み係数を新たな重み係数に設定する特殊重み係数設定部を具備することを特徴とするマルチチャンネル色彩計。
  2. 被測定光が特定の波長帯域の狭帯域光であり、
    特殊重み係数設定部は、前記狭帯域光の波長帯域において、近似誤差を改善させる重み係数を設定することを特徴とする請求項1記載のマルチチャンネル色彩計。
  3. 被測定光が特定波長の単色光であり、
    特殊重み係数設定部は、前記単色光のピーク波長近傍において、近似誤差を改善させる重み係数を設定することを特徴とする請求項2記載のマルチチャンネル色彩計。
  4. 特殊重み係数設定部は、所定の分光感度と合成分光感度間の波長毎の誤差若しくは誤差の関数に、被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを乗じて積算した積算誤差が最小になるように、前記重み係数を求めることを特徴とする請求項1記載のマルチチャンネル色彩計。
  5. 被測定光の分光強度に応じた波長毎の重みを、被測定光の分光強度と前記所定の分光感度との波長ごとの積とすることを特徴とする請求項4記載のマルチチャンネル色彩計。
  6. 被測定光を分光して所定の波長チャンネルごとに受光し、各波長チャンネルの出力に所定の重み係数を乗じて積算し、所定の分光感度に近似した合成分光感度に基づく被測定光の強度を測定するにあたり、
    前記重み係数を、被測定光の分光強度に応じて設定することを特徴とする強度特性測定方法。
  7. 被測定光の分光強度に基づいて当該被測定光の波長帯域が検知され、
    重み係数は、少なくとも前記被測定光の波長帯域について、近似誤差を改善させる重み係数に設定されることを特徴とする請求項6記載の強度特性測定方法。
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