JP2006016519A - 架橋重合体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 多糖類を酸化して得られる酸化多糖類において、酸化多糖類中の任意のカルボキシル基間で橋かけ構造を設けたことを特徴とする架橋重合体。また、少なくとも多糖類を酸化する工程、得られた酸化多糖類を水に溶解または分散させる工程、得られた酸化多糖類中の任意のカルボキシル基間で橋かけ構造を設ける工程を有することを特徴とする架橋重合体の製造方法。
【選択図】 なし
Description
<製造例1>
(N−アセチル化キトサンの調製(1))
脱アセチル化度100%のキトサンとして、大日精化工業(株)製ダイキトサン100D(VL)を用い、このキトサン10gを10%酢酸190gに溶解し、メタノール1Lで希釈し、攪拌しながら無水酢酸12.68gを加えると数分でゲル化した。これを15時間放置後、さらにメタノール1Lを加えてホモジナイザーで攪拌し、2N−NaOH水溶液を加えてpH7に中和し、これをろ過して、メタノール及び脱イオン水で十分に洗浄した後、凍結乾燥させてN−アセチル化キトサン11.6gを得た。元素分析によるN−アセチル化度は95%であった。
<製造例2>
(N−アセチル化キトサンの調製(2))
脱アセチル化度100%のキトサンとして、大日精化工業(株)製ダイキトサン100D(VL)を用い、このキトサン10gを10%酢酸190gに溶解し、メタノール1Lで希釈し、攪拌しながら無水酢酸3.17gを加え、室温で15時間攪拌した。ここに2N−NaOH水溶液を加えてpH7に中和すると、フレーク状のキトサンが析出し、これをろ過して、メタノールおよび水:アセトン=1:7よりなる溶液で十分に洗浄した後、アセトンで脱水し、40℃で減圧乾燥させてN−アセチル化キトサン10.3gを得た。このキトサンは水溶性を示し、1wt%の水溶液でpH8.2であった。さらに酸やアルカリを加えてpHを変動させても溶解していた。塩化重水素酸重水溶液に溶解して測定した1H−NMR分析結果から、N−アセチル化度は45%であった。
<製造例3>
(キトウロン酸ナトリウム塩の調製(1))
前記製造例1において調製したN−アセチル化キトサン10gを蒸留水400gに懸濁し、蒸留水100gにTEMPOを0.1g、臭化ナトリウム2.0gを溶解した溶液を加え、5℃以下まで冷却した。ここに11%濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液84gを滴下により添加し、酸化反応を開始した。反応温度は常に5℃以下に維持した。反応中は系内のpHが低下するが、0.5N−NaOH水溶液を逐次添加し、pH10.75に調整した。そして、6位の一級水酸基の全モル数に対し、100%のモル数に対応するアルカリ添加量に達した時点で、エタノールを添加し、反応を停止させ、2Lのエタノール中に反応液を投入して生成物を析出させ、水:アセトン=1:7よりなる溶液により十分洗浄した後、アセトンで脱水し、40℃で減圧乾燥させ、白色粉末状の酸化度100%のキトウロン酸ナトリウム塩10.8gを得た。この得られたキトウロン酸ナトリウム塩の水に対する溶解性は高く、5wt%水溶液でpH6であった。
<製造例4>
(キトウロン酸の調整(1))
製造例3で得られたキトウロン酸ナトリウム塩の5%水溶液に塩酸を滴下し、pHを1に調整した。過剰のエタノールで沈殿ろ過、水:アセトン=1:7よりなる溶液により十分脱塩した後、アセトンで脱水し、40℃で減圧乾燥させ、キトウロン酸のCOOH型を得た。
<製造例5>
(キトウロン酸の調整(2))
和光純薬工業(株)製キチン10gを45%水酸化ナトリウム水溶液150gに浸漬し、室温以下で2時間攪拌した。この反応槽の周囲を氷水などで冷却し、攪拌しながら砕いた氷850gを添加した。このアルカリ処理によりキチンはほぼ溶解する。塩酸で中和し、十分に水洗した後、乾燥を行わず、得られたものを酸化原料の再生キチンとした。
<製造例6>
(アミロウロン酸の調製)
コンスターチ10gを蒸留水400gに加熱溶解させ冷却した。この溶液に、蒸留水100gにTEMPOを0.18g、臭化ナトリウム2.5gを溶解した溶液を加え、11%濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液104gを滴下により添加し、酸化反応を開始した。反応温度は常に5℃以下に維持した。反応中は系内のpHが低下するが、0.5N−NaOH水溶液を逐次添加し、pH10.75に調整した。そして、6位の一級水酸基の全モル数に対し、100%のモル数に対応するアルカリ添加量に達した時点で、エタノールを添加し、反応を停止させ、2Lのエタノール中に反応液を投入して生成物を析出させ、水:アセトン=1:7よりなる溶液により十分洗浄した後、アセトンで脱水し、40℃で減圧乾燥させ、白色粉末状の酸化度100%のアミロウロン酸ナトリウム塩11.7gを得た。この得られたアミロウロン酸ナトリウム塩の水に対する溶解性は高く、5wt%水溶液でpH7であった。この水溶液を製造例4と同様に脱塩を行い、アミロウロン酸のCOOH型を得た。
(セロウロン酸ナトリウム塩の調製)
再生セルロースとして旭化成工業(株)製ベンリーゼを用い、再生セルロース10gを蒸留水400gに懸濁し、蒸留水100gにTEMPOを0.18g、臭化ナトリウム2.5gを溶解した溶液を加え、5℃以下まで冷却した。ここに11%濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液104gを滴下により添加し、酸化反応を開始した。反応温度は常に5℃以下に維持した。反応中は系内のpHが低下するが、0.5N−NaOH水溶液を逐次添加し、pH10.75に調整した。そして6位の一級水酸基の全モル数に対し、100%のモル数に対応するアルカリ添加量に達した時点で、エタノールを添加し、反応を停止させ、2Lのエタノール中に反応液を投入して生成物を析出させ、水:アセトン=1:7よりなる溶液により十分洗浄した後、アセトンで脱水し、40℃で減圧乾燥させ、白色粉末状の酸化度100%のセロウロン酸ナトリウム塩11.6gを得た。この得られたセロウロン酸ナトリウム塩の水に対する溶解性は高く、5wt%水溶液でpH7であった。この溶液に酸を添加してpH3以下にすると、白濁した均一な分散液が得られた。
<比較例1>
製造例6で作製したアミロウロン酸2gを水/グリセリン=9/1の混合溶液8gに溶解させた。この水溶液10mLをキャストし、乾燥させた後、120℃オーブンで加熱し、比較例1の架橋重合体フィルムを得た。
Claims (9)
- 多糖類を酸化して得られる酸化多糖類において、酸化多糖類中の任意のカルボキシル基間で橋かけ構造を設けたことを特徴とする架橋重合体。
- 前記多糖類が、デンプンまたはセルロースまたはキチンから選ばれる一種、またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項1に記載の架橋重合体。
- 前記架橋重合体がハイドロゲルであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の架橋重合体。
- 少なくとも、多糖類を酸化する工程、得られた酸化多糖類を水に溶解または分散させる工程、得られた酸化多糖類水溶液に反応性官能基を有する物質を混合させることにより酸化多糖類中の任意のカルボキシル基間で橋かけ構造を設ける工程を有することを特徴とする架橋重合体の製造方法。
- 前記多糖類が、デンプンまたはセルロースまたはキチンから選ばれる一種、またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項4に記載の架橋重合体の製造方法。
- 前記反応性官能基を有する物質がエポキシ化合物であることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の架橋重合体の製造方法。
- 前記架橋重合体がハイドロゲルであることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の架橋重合体の製造方法。
- 請求項1から7のいずれかに記載の架橋重合体から得られる成形物。
- 請求項1から8のいずれかに記載の架橋重合体を基材に混合または塗布または含浸することにより得られる高吸水性製品。
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