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JP2005531628A - 肺線維症の処置のための4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−n−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド - Google Patents

肺線維症の処置のための4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−n−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド Download PDF

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JP2005531628A JP2004517123A JP2004517123A JP2005531628A JP 2005531628 A JP2005531628 A JP 2005531628A JP 2004517123 A JP2004517123 A JP 2004517123A JP 2004517123 A JP2004517123 A JP 2004517123A JP 2005531628 A JP2005531628 A JP 2005531628A
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Abstract

式I
【化1】
Figure 2005531628

の4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、またはその医薬的に許容される塩は、肺線維症の処置で用いられ得る。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、肺線維症の処置で使用するための医薬組成物の製造のための、「化合物I」(以下)またはその医薬的に許容される塩の使用、肺線維症の処置での化合物Iまたはその医薬的に許容される塩の使用、および肺線維症に罹患しているヒトを含む温血動物を処置する方法(該処置の必要な該動物に有効用量の化合物Iまたはその医薬的に許容される塩を投与することによる)に関する。
肺は、様々な抗原、マイトジェン、金属、化学物質、および煙により刺激される。肺損傷後、急性炎症および組織修復機序が関与し、有害な刺激を停止させ、もし存在するなら、感染生物を取り除き、そして生存のため、ガス交換を行うために機能する重要な膜の修復を直後に開始させる。これにより、普通、器官は正常機能に結果的に戻る。しかしながら、炎症を繰り返し発症している慢性的組織損傷において、この他では上手く組織化された過程を含む、多くの制御機序が迂回される。継続的修復は、組織の異常、ゆがんだ基質沈着、間葉細胞増殖、および障害されたガス交換機能を有する、正常肺構造の変化となる。該全過程は、肺線維症として知られている。肺線維症は、非特異的炎症後局所性線維化、ならびに間質性肺炎を生じる特定過程に対する共通病理反応である。線維化変化は、機能不全を引き起こし、そして疾病(例えば、間質性肺炎、および気管支拡張症)として分類される。
肺の線維化は、5つの異なるパターン:気管支、間質、実質、胸膜、および血管で生じる。該異なるパターンが、機能的障害の種類を主に決定し、しばしば同時に存在する。
−気管支の線維化は、びまん性閉塞性気腫と関係する機能的変化を引き起こす。
−間質の線維化は、拡散障害を本質的に引き起こす。
−血管の線維化は、肺高血圧を生じる。
−胸膜の線維化は、実質の線維化の進行程度に伴い、ある程度の換気障害を引き起こす。
間質性肺疾病(ILD)は、肺胞実質、肺胞上皮、毛細血管内皮、および該構造間の空間、ならびに血管周囲組織およびリンパ組織を含む、多数の状態を表す。この異質な群の異常は、類似の臨床的、X線撮影上、生理的、または病理的症状のため、総合して分類される。該異常は大抵、相当な罹患率および死亡率と関係し、そしてそれらの多くを最上に対処することについて一致する意見は、ほとんど存在しない。
200より多くの既知の個々の疾病が、結合組織病(CTD)を生じる原発性状態または多器官過程の有意な部分としてのびまん性実質性肺病変を特徴とするため、間質性肺疾病を分類するのは困難であるとされてきた。そのうち、コルチコステロイド治療に不応な末期線維化病変へと進行するものもある。しかしながら、それらの間で、線維化部分および線維化の分布の違いが存在する。
間質性肺疾病の典型的な例は、特発性肺線維症(IPE)、通常型間質性肺炎(UIP)、および非特異的間質性肺炎(NSIP)の患者で見られる、肺サルコイドーシスを伴う線維症、および慢性型間質性肺炎を伴う線維症である。
本発明により網羅される全肺疾病の分類および意味は、Nagai et al. (Heterogeneity of pulmonary fibrosis; Curr. Opin. Pulm. Med. 2001, 7:262-71)、A-L. A. Katzenstein (Idiopathic Pulmonary Fibrosis; Am. J. Respir. Crit. Care Med. , 1998, 157:1301-15,)、およびH. Y. Reynolds (Interstitial Lung Diseases; Harrison's Principles of Internal Medicine McGrwa-Hill edition-ISBN:0-07-020293-1; 14Th edition vol. 2, Chapter 259)(その内容は、引用により本明細書に取り込まれる)に記載されている。
従って、原因および症状のバリエーションにもかかわらず、この異なる群の疾病は、共通するX線撮影上の特徴および生理的特徴を有する。
肺線維症の患者間の強い臨床的類似性は、共通病理特徴と平行している。サルコイドーシスまたは過敏性肺炎の様な特定の個々の疾病を示すか、もしくは少なくとも示唆する組織パターンが存在するが、ある種の病理特徴は、ほとんどの肺線維症患者に共有される。肺胞壁の肥厚を伴う、肺表面でのコラーゲン蓄積の増加が起こる。該コラーゲンの増加は、間質および肺胞空間での線維芽細胞数の増加と関係する。
多種多様な原因に関与する肺線維症の一般的特徴は、肺胞腔を限定する上皮細胞での変化である。肺線維症において、I型肺胞上皮細胞は失われ、肺胞表面は、肥厚II型細胞で覆われている。最終的には、活動性肺線維症の患者、および線維化肺疾病の動物モデルでの一致所見は、線維化を生じている領域の数の増加した免疫および炎症細胞数の集積である。特定パターンの白血球は、線維化過程の病因および予後の両方に関係する。間質性肺線維症(IPF)の患者は、一般的に好中球優勢型肺胞炎を示す。活動性肺線維症の間動員された免疫および炎症細胞が存在するという一貫した所見は、この過程の病因について共通して立てられた仮説(肺線維症は、初期炎症侵襲後の異常修復の結果である)に対する重要な支持を提供した。
肺線維症は、罹患率および死亡率の主な要因である。患者は、典型的には咳および呼吸困難の症状を示し、この場合、状態の進行、慢性的呼吸不全、および肺性心が大抵、続いて生じる。既知起源の肺線維症のある形態は予後良好であるが、特発性肺線維症(IPF)は、あるとしても希にしか自然寛解しない、進行性の状態である。多くの経過の中で、IPF患者の5年生存率は、50%未満であった。不幸なことに、熱心な研究にもかかわらず、IPF治療結果は、乏しいままである。
IPFまたは原因不明の線維化肺胞は、複雑な肺異常であり、最も一般的な形の特発性間質性肺炎である。その病因、進行、および処置の理解を目的として、多くの基礎研究および臨床研究が成されてきたが、英文の報告において、肺悪性度とのIPFの関係を確立した報告はわずかである。特発性肺線維症は、未知原因の肺疾病であると考えられ、実質の炎症(肺胞炎)および進行性間質の線維化を特徴とする。IPFは徐々に進行し、死に至る。IPFの推定普及は広範であり、人口100,000人当たり3から29ケースの範囲である。該幅広さは、IPFの一貫した定義がないこと、およびその診断のための臨床的基準と組織学的基準の違いにより、一部引き起こされる。多くの患者は、60代および70代である。男性対女性の比は、約1:1から2:1の範囲である。
組織学的には、IPFは、正常の肺、活動性線維化、および蜂巣状変化の入り交じった(alternating)領域を有する、不均質な外観を特徴とする。病理変化は、半胸膜(sub-pleural)領域で判断され、そして斑点状の炎症を伴う。IPFの処置の伝統的柱は、他の炎症抑制剤と併用したコルチコステロイドであった。最近は、コルヒチンおよび他の抗線維薬が処置で用いられてきた。コルチコステロイドでの第1段階の治療は、非常に深刻な副作用にもかかわらず、15%から20%のみの応答率を提供する。細胞毒性薬でのより攻撃的な免疫抑制治療は、結果である死にささやか影響を与えるだけであった。
従って、現在までに、IPFの処置のための有効な治療は存在しない。
本発明は、肺線維症、特に間質の線維化、そして具体的には、特発性肺線維症の処置での代替治療の必要性に答える。
ここで、驚くべきことに、肺線維症が化合物Iまたはその医薬的に許容される塩で十分に処置され得ることが示された。
従って、本発明は、肺線維症を処置するための医薬の製造のための、式I
Figure 2005531628
を有する4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、またはその医薬的に許容される塩の使用に関する。
本発明は、具体的には、間質性線維症を処置するための医薬の製造のための、化合物Iの使用に関する。
本発明は、最も具体的には、特発性肺線維症を処置するための医薬の製造のための、化合物Iの使用に関する。
4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、または医薬的に許容される塩またはそのβ結晶形は、本明細書において化合物I(「イマチニブ」[国際的一般名]としても知られている)として言及される。
化合物Iの製造、および特に、抗腫瘍薬としてのその使用は、1993年10月6日に公開された欧州特許出願番号EP−A−0 564 409の実施例21、および多数の他国の均等出願および特許(例えば、US特許番号5,521,184および日本国特許番号2706682)に記載されている。
化合物Iの医薬的に許容される塩は、例えば、塩酸、硫酸、またはリン酸の様な無機酸、または適当な有機カルボン酸またはスルホン酸、例えば、トリフルオロ酢酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、ヒドロキシマレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、またはシュウ酸の様な脂肪族モノ−またはジ−カルボン酸、またはアルギニンまたはリジンの様なアミノ酸、安息香酸、2−フェノキシ−安息香酸、2−アセトキシ−安息香酸、サリチル酸、4−アミノサリチル酸の様な芳香族カルボン酸、マンデル酸または桂皮酸の様な芳香族−脂肪族カルボン酸、ニコチン酸またはイソニコチン酸の様な複素環式芳香族カルボン酸、メタン−、エタン−、または2−ヒドロキシエタン−スルホン酸の様な脂肪族スルホン酸、または芳香族スルホン酸、例えば、ベンゼン−、p−トルエン−、またはナフタレン−2−スルホン酸との医薬的に許容される酸付加塩である。
化合物Iのモノメタンスルホン酸付加塩(以下「メシル酸化合物I」または「メシル酸イマチニブ」)、およびその好ましい結晶形が、1999年1月28日に公開されたPCT特許出願番号WO99/03854に記載されている。有効量の化合物Iを含有する可能な医薬製剤もWO99/03854に記載されている。
本明細書で用いられる用語「処置」は、治療的処置および予防的処置を意味する。
本明細書で用いられる用語「治療的」は、肺線維症の継続中の症状を処置する際の有効性を意味する。
用語「予防的」は、肺線維症の発症または再発の予防を意味する。
種、年齢、個々の状態、投与形態、および対象の臨床像に依存して、有効用量、例えば、1日用量約100〜1000mg、例えば、200から800mg、好ましくは、200〜600mg、特に400mgが体重約70kgの温血動物に投与される。切除不可能な肺線維症の成人患者に対して、開始用量1日当たり400mgが推奨され得る。1日当たり400mgでの治療に対する応答の評価後、不十分な応答の患者に対して、用量漸増が安全に考慮され得る。そして患者は、彼らが処置の効果を受け、かつ制限的毒性が存在しない限り、処置される。
本発明は、肺線維症のヒト対象に、化合物Iまたはその医薬的に許容される塩を投与する方法にも関し、これは、医薬的有効量の化合物Iまたはその医薬的に許容される塩をヒト対象に投与することを含む。好ましくは、1日1回3ヶ月を超える期間投与される。本発明は、特に、1日用量のメシル酸化合物I 100から1000mg、例えば、200から800mg、特に、400〜600mg、好ましくは、400mgが投与される方法に関する。
化合物Iまたはその医薬的に許容される塩が、肺線維症のより有効な予防または好ましい処置となることは、確立された試験モデルにより示され得る。化合物Iまたはその医薬的に許容される塩は、現行治療より有意に少ない副作用を示す。さらに、化合物Iまたはその医薬的に許容される塩は、例えば、炎症(例えば、壁の炎症、間質の炎症、肺胞の炎症)、線維芽細胞増殖、肺コラーゲン蓄積、肺胞壁肥厚、間質リモデリング、または肺細胞外基質沈着、およびリモデリング、肺瘢痕化、蜂巣化の様な異なる態様の肺線維症において有効な作用を生じる。
化合物Iまたはその医薬的に許容される塩は、その思いがけない多機能活性、および異なる態様の肺線維症に対するその活性のため、肺線維症を予防または除去するための思いがけない高い効果を示す。
当該技術分野の技術者は、上記および下記で示される治療適応、および有利な効果(すなわち、良好な治療用量域(margin)、および本明細書で言及される他の利点)を証明するための関連試験モデルを選択することが十分にできる。医薬活性は、例えば、試験管内および生体内試験方法、または以下で本質的に記載される臨床研究において示される。例えば、生体内試験は、化合物Iまたはその医薬的に許容される塩が、マウスにおいてアスベスト誘導性肺瘢痕化の形成を阻害すること、あるいはマウスにおいてバナジウム誘導性肺線維化を有意に低減させること(すなわち、線維芽細胞増殖の阻害、ヒドロキシプロリン蓄積の減少)を示し得る(同様のプロトコールは、Driscoll KE et al. in Toxico.l Appl. Pharmacol. (1992)116:30-7に記載される)。肺線維症を処置するための化合物Iの有効性を確かめるために用いられ得る、多くのトランスジェニックマウスが開発されてきた(概説として、Ho Y. S. (1994) Transgenic models for the study of lung biology and diseases; Am. J. Physiol. 266, L139-L353を参照)。次の実施例は、上記の本発明を説明するが、本発明の範囲をいずれの点でも制限することを意図するものではない。
実施例1:フェーズII、特発性肺線維症の患者に経口投与した化合物I(メシル酸イマチニブ)の安全性および臨床作用の無作為化二重盲検プラシーボコントロール試験
コルチコステロイドでの処置に失敗した特発性肺線維症の患者の該試験の対象は、次のことである。
−IPFの患者において、経口投与した化合物I(メシル酸イマチニブ)の安全性を、プラシーボと比較して評価すること。
−経口投与した化合物I(メシル酸イマチニブ)の酸化、拡散、肺用量、運動負荷試験、および高分解能断層撮影を含む、肺機能の生物学上のマーカーおよび臨床上のマーカーへの作用をプラシーボと比較して評価すること。
試験計画:本試験は、特発性肺線維症の患者に経口投与した化合物I(メシル酸イマチニブ)の安全性および臨床作用のフェーズII、無作為化二重盲検プラシーボコントロール試験を設計する。IPFの試験対象を、1日1回、化合物I遊離塩基600mgに対応する化合物I(メシル酸イマチニブ)、対プラシーボコントロールで48週間処置する。
患者数および集団数:全体で30人の患者を臨床試験に登録する(15:活性薬物および15:プラシーボ)。該試験集団は、ステロイド治療の十分な治療クールに応答しなかったIPFの男性および女性外来患者からなる。
試験対象基準:炎症、新生物、サルコイドーシス、膠原血管病、または既知の線維化環境因子への曝露を示唆する臨床的特徴が存在しない場合、患者は、次の試験基準の全てを満たすと、該試験の登録に適格であるとされる。
1)スクリーニングの3ヶ月から48ヶ月前に発症した、IPFと一致する臨床症状
2)過去1年以内に次のいずれか1つが示す悪化:%予測FVCの>10%減少、胸部X線写真での悪化、または休息時または労作時の呼吸困難の悪化
3)年齢20から79歳(両端を含む)(年齢20〜50歳の患者は、開胸またはVATS肺生検により適格であると診断されていなければならない)
4)確定または推定(probable)IPFを示す高分解能コンピューター断層走査撮影、かつ次の:
a)確定または推定UIPを示す開胸またはVATS肺生検
b)他の状態(肉芽腫性疾病、および悪性腫瘍)、かつ異常肺機能検査での異常(FVCの低減、またはDLCOの減少、または休息時または労作時のガス交換障害)、かつ次の
−年齢>50歳
−他の不明な呼吸困難または労作の潜行性発現
−検査での両側肺底部の呼吸時ラ音
のうちの2つを除外するための非診断的経気管支生検
いずれかにより、なされ得る診断
5)ステロイドの十分な治療クール後、改善を示さないこと
6)ベースラインでの予測値の>50%および<90%のFVC
7)スクリーニング時の予測値の>30%のDLCO
8)ベースラインのPaO>60mmHg(休息時、大気)
9)インフォームド・コンセントの書類を理解してサインし、かつ該試験の要求に応じられること
除外基準:次のいずれかを有する患者を試験から除外する。
1)肺線維症を引き起こすこと知られている、臨床上有意な環境への曝露歴
2)結合組織病の診断
3)スクリーニング時(気管支拡張薬投与後)のFEV1/FVC比<0.6
4)スクリーニング時、残気量>120%予測
5)活動性感染の証拠
6)主席臨床試験医師の見解では、1年以内に患者が死亡しそうな、IPF以外の何らかの状態
7)不安定または進行性の心臓疾病または神経性疾病の病歴
8)妊娠または授乳期
9)インターフェロンγまたはβ、またはエンドセリン受容体遮断薬での前処置
10)処置の28日以内での何らかの兆候に対する治験薬治療
スクリーニング時のクレアチニン>1.5×ULN
指定限界外の血液検査結果:スクリーニング時、WBC<2,500/mm、ヘマトクリット<30%または>59%、血小板<1000,000/mm
指定限界を超える次の肝機能検査基準のいずれか:スクリーニング時、総ビリルビン>1.5×ULN、アスパラギン酸塩またはアラニンアミノトランスフェラーゼ(AST、SGOTまたはALT、SGPT)>3×ULN;アルカリホスファターゼ>3×ULN、およびアルブミン<3.0mg/dL
処置計画:処置計画は、化合物I(メシル酸イマチニブ)600mg、経口、1日1回、48週間である。薬物血中濃度評価が有利であろう。
試験期間/タイムライン:患者は、定期的に約6ヶ月間受ける。
評価基準:有効性を次の項目により判断する。
48週での%予測FVCの変化
48週での%予測DLCOでのベースラインからの変化
48週でのA−a勾配の休息時動脈血ガス評価でのベースラインからの変化
48週での6分間の歩行で歩いたメートル数の変化
48週でのHRCTスキャンのベースラインからの変化
48週での呼吸困難(MRC、BDI/TDI、およびUCSD SOBQ)のベースラインからの変化
安全性:臨床評価を4週間毎に行う。臨床検査評価を試験部署の検査室で行う。それは、血小板数を含むCBC、肝臓の酵素濃度を含む血清化学特性、顕微鏡評価での尿検査、およびプロトロンビン/部分トロンボプラスチン時間を含む。
総合すると、これらの結果は、化合物Iが肺線維症の処置のための思いがけない効果を有することを示唆する。
実施例2:4−[(4−メチル−1−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]フェニル]ベンズアミドメタンスルホン酸塩(必要に応じて、そのβ結晶形)のカプセル剤
活性物質として、化合物I(遊離塩基)100mgに対応する表題化合物(メシル酸化合物I)119.5mgを含有するカプセル剤を、次の組成で製造する。
Figure 2005531628
カプセル剤を、該成分を混合し、該混合物を硬ゼラチンカプセル、サイズ1に充填することにより、製造する。
実施例3:アスベストに曝露したマウスでの化合物I(メシル酸イマチニブ)の使用を含む実験結果
アスベストへの曝露:我々の以前の刊行物(Lasky et al. Am. J. Respir. Crit. Care Med. (1998) 157:1652-7)において詳細に既に記載するように、8週齢のC57BL/6マウスを、吸引チャンバーにおいて5時間、3日間連続してクリソタイルアスベスト15mg/mに曝露させる。該アスベストへの曝露は、肺胞管分岐点での線維芽細胞増殖および形態計測学的に特徴的な病変を誘導する(Brody et al., Am Rev Respir Dis. (1981) 123:670-9)。擬似曝露(環境大気)の動物を対照として用いる。群は、ビークルで処置する擬似曝露;ビークルで処置するアスベスト曝露;および化合物I(メシル酸イマチニブ)で処置するアスベスト曝露を含む。該4群それぞれ由来の5匹のマウスを曝露後30日で屠殺し、肺胞管分岐の面積を測定するために用いる。線維化病変を肺筋線維芽細胞および結合組織が主に占め、そしてそれらをアスベスト曝露の30日後も維持するので、30日の時間点を選択する。
化合物Iの投与:化合物I(メシル酸イマチニブ)を、曝露の前日に、化合物I遊離塩基100mg/kgの投薬量で1日1回、そしてその後は毎日、14日間マウスに腹腔内投与する。対照マウスに同じ用量の薬物投与ビークル(DMSO、Tween80、および生理食塩水)を与える。
形態計測分析:30日の時間点の曝露および対照動物由来のHE染色切片を覆う。V150画像化ソフトウエアを利用するPCを接続した、ビデオカメラ付きのオリンパスの顕微鏡を用いて、分岐領域を測定する(Fermin et al., J Anat. (1995) 186:469-81)。既に記載(Perdue et al., J. Histochem. Cytochem. (1994) 42:1061-70)のように、5つの第1肺胞管分岐それぞれの領域全体および周辺長を測定する。分岐の根拠を、分岐軸を横断するために、第1肺胞側壁により線引すべきものであると定義する。個々の動物から得た測定値(5〜6測定値/動物)を、動物当たりの分岐領域面積および領域/周辺長の平均を得るために平均をとる。
結果:
Figure 2005531628
アスベストへの曝露は、第1肺胞管分岐点での有意な線維化瘢痕を引き起こす(P<0.001)。化合物I(メシル酸イマチニブ)投与は、病変の大きさを43%低減させる(P=0.02)。
該実施例は、本発明をその範囲を制限することなく説明する。

Claims (11)

  1. 肺線維化疾病の処置のための医薬組成物の製造のための、式I
    Figure 2005531628
    の4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、またはその医薬的に許容される塩の使用。
  2. 肺線維化疾病が間質性肺疾病である、請求項1に記載の使用。
  3. 肺線維化疾病が特発性肺線維症である、請求項1に記載の使用。
  4. 肺線維症の処置での式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、またはその医薬的に許容される塩の使用。
  5. 肺線維症に罹患しているヒト対象を処置する方法であって、該処置の必要な該ヒトに肺線維症に対して有効な用量の式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、またはその医薬的に許容される塩を投与することを含む、方法。
  6. 肺線維症がアスベストにより誘導される、請求項1から4のいずれか1項に記載の使用、または請求項5に記載の方法。
  7. 肺線維症に罹患しているヒト対象への投与方法であって、医薬的有効用量の式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、またはその医薬的に許容される塩を該ヒト対象に1日1回3ヶ月を超える期間投することを含む、方法。
  8. 式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドが、その医薬的に許容される酸付加塩の形である、請求項1から7のいずれか1項に記載の使用または方法。
  9. 式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドが、そのモノメタンスルホン酸塩の形である、請求項8に記載の使用または方法。
  10. 式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドが、メシル酸塩のβ結晶形である、請求項9に記載の使用または方法。
  11. 式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドの遊離塩200から800mgに対応する、1日用量の式Iの4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドのメタンスルホン酸塩のβ結晶形が、成人に投与される、請求項11に記載の使用または方法。
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