JP2005505524A - 殺虫剤として有用なアゾール誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、改良されたアゾール誘導体、それを含有してなる殺虫、殺ダニ、殺軟体動物及び殺線虫剤組成物並びにその昆虫、ダニ、軟体動物及び線虫害虫を防除するための使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アゾール及びアジン誘導体は、国際出願公開第W095/31448号、第W097/18198号、第W098/02424号、第W098/05670号及び第W098/17630号明細書に記載されている。国際出願公開第WO00/06566号明細書には、殺虫性アゾール誘導体が記載されている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本出願人は、国際出願公開第WO00/06566号明細書に記載の化合物よりも利点を示す一群の化合物を見出した。従って、本発明は、次の式(I):
{式中、BはO原子又はS原子であり;Hetは下記の複素環(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)、(g)及び(h):
の中から選択される複素環であり、そのそれぞれの矢印は前記の式(I)のN原子に結合する位置を表し、
R1 は水素原子、C1 〜 2アルキル基、(C1 〜 6)アルコキシメチル基又はプロパルギル基であり;R2 は水素原子、メチル基又はフルオロ基であり;R3、R4及びR5は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 2アルキル基、C1 〜 2アルコキシ基又はC1 〜 2ハロアルキル基であり;R6及びR10は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 3アルキル基、
C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 8アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルフィニル基、C1 〜 6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1 〜 3アルキルアミノ基又はジ(C1 〜 3)アルキルアミノ基であり(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする);R7、R8及びR9は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、C2 〜 6ハロアルケニルオキシ基、基S(O)pR11、OSO2R12、NR13SO2R14、NR15R16、NR17COR18、COR19、SiR20R21R22、SCN、置換されていてもよいアリール基又は置換されていてもよいヘテロアリール基であり;R11、R12及びR14は独立してC1 〜 6アルキル基、C1 〜 6ハロアルキル基又は置換されていてもよいアリール基であり;R13及びR17は独立して水素原子又はC1 〜 2アルキル基であり;R15及びR16は独立して水素原子又はC1 〜 3アルキル基であるか;あるいはR15及びR16はこれらが結合しているN原子と一緒になって置換されていてもよい5員又は6員複素環を形成し(該複素環はO原子及びS原子から選択される別の異種原子を含有していてもよい);R18及びR19は独立して水素原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基又は基NR23R24であり;R20、R21及びRR22は独立してC1 〜 4アルキル基又はアリール基であり;R23及びR24は独立して水素原子又はC1 〜 3アルキル基であるか;あるいはR23及びR24はこれらが結合しているN原子と一緒になって置換されていてもよい5員又は6員複素環を形成し(該複素環はO原子及びS原子から選択される別の異種原子を含有していてもよい);且つpは0、1又は2である;但し、Hetが複素環(a)、(b)、(c)及び(d)の中から選択される複素環であり;且つR1が水素原子、C1 〜 2アルキル基、(C1 〜 2)アルコキシメチル基又はプロパルギル基であり;且つR2が水素原子であり;且つR3、R4及びR5がそれぞれ水素原子である場合には、次の部分(M):
〔式中、矢印は前記の式(I)で示されるベンゾ縮合環系に結合する位置を表す〕が、
2-Br-C6H4 、2-Cl-C6H4 、2,3-ジCl-C6H3 、2,4-ジCl-C6H3 、2,5-ジCl-C6H3 、2,6-ジCl-C6H3 、2,4,6-トリCl-C6H2 、C6Cl5 、2-Cl-4-F-C6H3 、2-Cl-6-F-C6H3 、4-Cl-2,5-ジF-C6H2 、2-Cl-4-N02-C6H3 、2-Cl-4-CF3-C6H3 、2-Cl-6-CF3-C6H3 、2-Cl-4-メタンスルホニル-C6H3 、2,4-ジCl-5-F-C6H2 、2-F-C6H4 、2,3-ジF-C6H3 、2,4-ジF-C6H3 、2,5-ジF-C6H3 、2,6-ジF-C6H3 、2,3,4-トリF-C6H2 、2,3,5-トリF-C6H2 、2,3,6-トリF-C6H2 、2,4,6-トリF-C6H2 、2,3,4,5-テトラF-C6H 、C6F5 、2-F-3-CF3-C6H3 、2-F-4-CF3-C6H3 、2-F-5-CF3-C6H3 、2-F-6-CF3-C6H3 、4-F-2-CF3-C6H3 、5-F-2-CF3-C6H3 、2-CN-C6H4 、2-C2H5O-C6H4 、2-C2H5-C6H4 、2-CH30-C6H4 、2,6-ジCH3O-C6H3 、2-CH3-C6H4 、2,3-ジCH3-C6H3 、2,4-ジCH3-C6H3 、2,5-ジCH3-C6H3 、2,6-ジCH3-C6H3 、2,4,6-トリCH3-C6H2 、2-N02-C6H4 、4-メタンスルホニル-2-ニトロフェニル基又は2-トリフルオロメチルフェニル基ではないものとする}
で示される化合物を提供する。
【0004】
前記の式(I)で示される化合物は、種々の幾何異性体又は光学異性体又は互変異性体として存在していてもよい。本発明はかかる異性体及び互変異体並びにこれらの種々の割合の混合物、並びに重水素化化合物などの同位体に及ぶ。
【0005】
それぞれのアルキル部分は直鎖又は分岐鎖であり、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、
sec-ブチル基、iso-ブチル基、tert-ブチル基又はneo-ペンチル基である。
【0006】
ハロゲン原子は、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である。
【0007】
ハロアルキル基は、1個又はそれ以上の同一又は異なるハロゲン原子で置換されているアルキル基であり、例えば、基CF3 、CF2Cl、CF3CH2 又はCHF2CH2である。
【0008】
アルケニル部分及びアルキニル部分は、直鎖又は分岐鎖の形であることができる。アルケニル部分は、適当ならば、(E)-配置又は(Z)-配置であることができる。その例はビニル基、アリル基、エチニル基及びプロパルギル基である。
【0009】
ハロアルケニル部分は、1個又はそれ以上の同一又は異なるハロゲン原子で置換されているアルキル部分であり、その例はCH2CH=CCl2である。
【0010】
アリール基としては、ナフチル基、アントラニル基、フルオレニル基及びインデニル基が挙げられるが、フェニル基であることが好ましい。
【0011】
ヘテロアリール基という用語は、O原子、S原子及びN原子の中から選択される1個又はそれ以上の異種原子(好ましくは1個又は2個の異種原子)を含めて最大で10個の原子を含有する芳香族環をいう。かかる環の例としては、ピリジン環、ピリミジン環、フラン環、キノリン環、キナゾリン環、ピラゾール環、チオフェン環、チアゾール環、オキサゾール環及びイソキサゾール環が挙げられる。
【0012】
シクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。
【0013】
存在する場合には、アリール基又はヘテロアリール基上の任意の置換基は、独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、
C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、
C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、C1 〜 2アルキルチオ基、基SO2CH3 、SO2CH2CH3 、OSO2CH3及びSCNの中から選択される。
【0014】
ジアルキルアミノ置換基は、そのジアルキル基がこれらが結合しているN原子と一緒になって5員、6員又は7員複素環を形成し、該複素環がO原子、N原子又はS原子から選択される1個又は2個の別の異種原子を含有していてもよく且つ(C1 〜 6)アルキル基の中から独立して選択される1個又は2個の基で置換されていてもよいものであるジアルキルアミノ置換基を包含することが理解されるべきである。N原子の2個の基が結合することによって複素環が形成される場合には、得られる環はピロリジン環、ピペリジン環、チオモルホリン環及びモルホリン環であり、そのそれぞれは(C1 〜 6)アルキル基から独立して選択される1個又は2個の基で置換されていてもよい。
【0015】
シクロアルキル基の任意の置換基としては、好ましくは ハロゲン原子、シアノ基及びC1 〜 3アルキルが挙げられる。
【0016】
本発明の一つの態様においては、R6及びR10が独立して水素原子、ハロゲン原子、
C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 2アルキルチオ基、アミノ基、C1 〜 3アルキルアミノ基又はジ(C1 〜 3)アルキルアミノ基であり(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする);且つR7、R8及びR9が独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、基S(O)pR11、OSO2R12、NR13SO2R14、NR15R16、NR17COR18、COR19、SiR20R21R22、SCN、置換されていてもよいアリール基又は置換されていてもよいヘテロアリール基である前記の式(I)で示される化合物が提供される。
【0017】
BはO原子であることが好ましい。
【0018】
Hetは複素環(a)、(c)、(f)及び(g)の中から選択される複素環であることが好ましい。
Hetは複素環(a)、(c)及び(g)の中から選択される複素環であることがさらに好ましい。
Hetは複素環(a)及び(c)の中から選択される複素環であることがさらにより好ましい。
【0019】
R1は水素原子、C1 〜 2アルキル基又は(C1 〜 6)アルコキシメチルであることが好ましい。
R1は水素原子、エチル基、基CH2OCH3又はCH2OCH2CH3であることがさらに好ましい。
R1は水素原子、エチル基又は基CH2OCH2CH3であることがさらにより好ましい。
R1は水素原子又は基CH2OCH2CH3であることがさらに一層好ましい。
R2は水素原子又はメチル基であることが好ましい。
【0020】
本発明の一つの態様においては、R2がメチル基であることが好ましい。
R3、R4及びR5はそれぞれ独立して水素原子又はハロゲン原子であることが好ましい。
R3は水素原子又は弗素原子であることが好ましい。
R3は水素原子であることがさらに好ましい。
【0021】
R4は水素又は弗素原子であることが好ましい。
R4は水素原子であることがさらに好ましい。
【0022】
R5は水素又は弗素原子であることが好ましい。
R5は水素原子であることがさらに好ましい。
【0023】
R7、R8及びR9はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルホニル基又はC2 〜 6ハロアルケニルオキシ基であることが好ましい。
【0024】
R7は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、ニトロ基又はシアノ基であることが好ましい。
【0025】
R7は水素原子、塩素原子、弗素原子、メチル基、OC2H4OCH3 、ニトロ基又はシアノ基であることがさらに好ましい。
【0026】
R7は水素原子又は塩素原子であることがさらにより好ましい。
R7は水素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0027】
R8は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、シアノ基、C1 〜 6アルキルスルホニル基又はC2 〜 6ハロアルケニルオキシ基であることが好ましい。
R8は水素原子、塩素原子、弗素原子、臭素原子、基CF3 、エトキシ基、基OC2H4OCH3 、基OCH2C≡CH、シアノ基、基SO2CH3又はOCH2CH=CCl2であることがさらに好ましい。
R8は水素原子、塩素原子、基CN、CF3 又はSO2CH3であることがさらにより好ましい。
R8 は水素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0028】
R9 は水素原子、ハロゲン原子又はC1 〜 6アルキルチオ基であることが好ましい。
R9 は水素原子、塩素原子、弗素原子、ヨウ素原子又はSCH3基であることがさらに好ましい。
R9 は水素原子、塩素原子又は弗素原子であることがさらにより好ましい。
R9 は水素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0029】
R6及びR10は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 8アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルフィニル基又はC1 〜 6アルキルスルホニル基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)であることが好ましい。
【0030】
本発明の一つの態様においては、R6及びR10が独立して水素原子、ハロゲン原子、
C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基又はC1 〜 2アルキルチオ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)ことが好ましい。
【0031】
R6 が水素原子、メチル基、塩素原子、弗素原子又は臭素原子であり且つR10が水素原子、メチル基、塩素原子、弗素原子、OCH3基、SCH3基、CF3基又はニトロ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)であることがさらに好ましい。
【0032】
R6が水素原子、塩素原子、弗素原子又は臭素原子であり且つR10が水素原子、塩素原子、弗素原子、OCH3基、SCH3基、CF3基又はニトロ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)ことがさらにより好ましい。
【0033】
R6が水素原子、塩素原子、弗素原子又は臭素原子であり且つR10が塩素原子、弗素原子又は臭素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0034】
R6 が水素原子である場合には、R10が弗素原子、塩素原子又は臭素原子であること及びR6が全て塩素原子又は弗素原子である場合にはR10が弗素原子であることが最も好ましい。
【0035】
表1の化合物は本発明の化合物を例証する。表1にBが酸素原子であり且つR3、R4 及びR5 がH原子である場合の式(I)で示される化合物207個を示す。
【0036】
本明細書全体を通じて下記の略号を使用する:
m.p.=融点 ppm=パーツ・パー・ミリオン
s=一重線 br=幅広い
d=二重線 dd=二重線の二重線
t=三重線 q=四重線
m=多重線
【0037】
表2に、式(I)で示される化合物について選択された融点及び選択されたNMRデータを示す。全て溶媒としてCDCl3を用いた〔特に明記しない限りは;溶媒混合物が存在する場合には、これは例えば、(CDCl3/d6-DMSO)として示す〕(全ての場合の特性データ全部をリストアップしたわけではない)。
【0038】
本発明の化合物は種々の方法で製造し得る。
例えば、式(A)で示される化合物〔式中、Het、B、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、R1がH原子でない以外は、式(I)で示される化合物について定義した前記の意義を有する〕である式(I)で示される化合物は、式(B)で示される化合物〔式中、Het、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について定義した前記の意義を有する〕である式(I)で示される化合物から、場合によっては塩基の存在下で、アルキル化剤(例えば、ハロゲン化アルキル、硫酸ジアルキル又はトリアルキルオキソニウム塩)で処理することによって製造し得る。
【0039】
【0040】
式(B)で示される化合物〔式中、Het、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有する〕である式(I)で示される化合物は、式(C)で示される化合物から、式(II)で示される化合物〔式中、
Hetは式(I)で示される化合物について前記に定義した意義を有する〕を、適当な式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはOH基である〕と好ましくは適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中で反応させるか、あるいは適当な式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはハロゲン原子、アシルオキシ基、アルコキシ基(特にメトキシ基)、置換アルコキシ基又はアリールオキシ基である〕と、場合によっては塩基(例えば、トリエチルアミン又はナトリウムメトキシド)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、1,1,2,2-テトラクロロエタン、テトラヒドロフラン、N,N-ジメチルアセトアミド又はメシチレン)中で反応させることによって製造し得る。
【0041】
【0042】
化合物(II)は公知化合物であるか、又は公知の化合物から公知の方法で製造することができる。
【0043】
式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアシルオキシ基である〕は、式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕から公知の方法で製造し得る。
【0044】
式(C)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、R2はメチル基であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(D)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕を適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で適当な塩基〔例えば、リチウム ジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム又はリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド〕で処理し、次いで適当なメチル化剤(例えば、ヨウ化メチル又は硫酸ジメチル)で処理することによって製造し得る。
【0045】
【0046】
式(C)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、R2は弗素原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(D)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕を適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で適当な塩基〔例えば、リチウム ジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム又はリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド〕で処理し、次いで適当な弗素化剤(例えば、N-フルオロベンゼンスルホンイミド)で処理することによって製造し得る。
【0047】
式(D)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕から公知の条件下で製造し得る。例えば、式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXは塩素原子である〕を用いて、場合によっては塩基(例えば、ピリジン又は炭酸水素ナトリウム)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルアセトアミド又は1,2-ジメトキシエタン)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、トルエン、キシレン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化し得る。別法として、式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つYはOH基である〕を用いて、場合によっては適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、キシレン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化してもよい。
【0048】
【0049】
式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(F)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕から当該技術で知られている方法(例えば、J. March, Advanced Organic Chemistry, Third Edition, John Wiley and Sons, New York, 1985, 及びその参考文献参照)を使用して還元することによって製造し得る。
【0050】
【0051】
式(F)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、BはS原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(F)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕から文献 J. Scheigetz, R. Zamboni and B. Roy, Synth. Commun., 25(1995)(18), 2791-2806頁に記載の条件と同様の条件を使用して製造し得る。
【0052】
式(F)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(G)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕から公知の条件下でニトロ化することによって製造し得る。
【0053】
【0054】
化合物(G)は公知の化合物であるし、公知の化合物から公知の方法で製造し得る。
【0055】
別法として、式(B)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕である式(I)で示される化合物は、式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕から前記の条件と同様の条件下で製造し得る。
【0056】
【0057】
例えば、式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXは塩素原子である〕を用いて、場合によっては塩基(例えば、ピリジン)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルアセトアミド)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、トルエン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化し得る。
【0058】
別法として、式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つYはOH基である〕を用いて、場合によっては適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、キシレン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化し得る。
【0059】
式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つYはOH基である〕は、Paul Froyen によって報告された方法(Tetrahedron Letters, Vol.38, No.30, pp 5359-5362, 1997)に従って処理し、次いで得られたアシルオキシホスホニウム塩を式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕と反応させ、その後に前記の方法に従って環化して式(B)で示される化合物である別の式(I)で示される化合物を製造し得る。
【0060】
式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(J)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕から当該技術で知られている方法(例えば、J. March, Advanced Organic Chemistry, Third Edition, John Wiley and Sons, New York, 1985 及びその参考文献参照)を使用して還元することによって製造し得る。
【0061】
【0062】
式(J)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(K)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはOH基である〕を、式(II)で示される化合物〔式中、Hetは式(I)で示される化合物について前記に定義した意義を有する〕を用いて、好ましくは適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中で処理することによって製造し得る。
【0063】
【0064】
別法として、式(J)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(K)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはハロゲン原子、アシルオキシ基、アルコキシ基(特にメトキシ基)、置換アルコキシ基又はアリールオキシ基である〕を、場合によっては塩基(例えば、トリエチルアミン又はナトリウムメトキシド)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、1,1,2,2-テトラクロロエタン、テトラヒドロフラン、N,N-ジメチルアセトアミド又はメシチレン)中で処理することによって製造し得る。
【0065】
式(K)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(L)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕から公知の条件下でニトロ化することによって製造し得る。
【0066】
【0067】
式(L)で示される化合物は公知の化合物であるし、公知の化合物から公知の方法で製造し得る。
【0068】
式(I)で示される化合物は、昆虫害虫 例えば、鱗翅目(Lepidoptera)、双翅目(Diptera)、半翅目(Hemiptera)、総翅目(Thysanoptera)、直翅目(Orthoptera)、網翅類(Dictyoptera)、鞘翅目(Coleoptera)、ノミ目(Siphonaptera)、膜翅目(Hymnoptera)及び等翅目(Isoptera) 並びにその他の無脊椎動物害虫、例えば、ダニ、線虫及び軟体動物害虫の蔓延を防除するのに使用できる。昆虫、ダニ、線虫及び軟体動物を一緒にして以下害虫という。発明化合物を使用することによって防除し得る害虫としては、農業(この用語は食物及び繊維製品用の作物の生長を包含する)、園芸及び畜産、伴侶動物、林業並びに植物起源の製品(例えば、果実、穀物及び木材)の貯蔵に関連した害虫;人の造った構造物の損傷並びに人及び動物の病気の伝染に関連した害虫;さらにまた迷惑害虫(例えば、ハエ)が挙げられる。
【0069】
本発明の前記の式(I)で示される化合物で防除し得る害虫種の例としては、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、マメノクロアブラムシ(Aphis fabae)、メクラカメムシ(Lygus)種、ホシカメムシ(Dysdercus)種、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、カメムシ(Nezara)種、Euschistus種、ヘリカメムシ(Leptocorisa)種、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、アザミウマ(Thrips)種、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、ワタミハナゾウムシ (Anthonomus grandis)、マルカイガラムシ(Aonidiella)種、コナジラミ(Trialeurodes)種、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、スポドプテラ・リットラリス(Spodoptera littoralis)、オオタバコガ(Heliothis virescens)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、タバコガ(Helicoverpa zea)、ワタノメイガ(Sylepta derogata)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、コナガ(Plutella xylostella)、ヤガ(Agrotis)種、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、コルチオケテス・テルミニフェラ(Chortiocetes terminifera)(ワタリバッタ類)、デアブロチカ(Diabrotica)種(ウリハムシ類)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、フィルロコプトゥルータ・オレイボーラ(Phyllocoptruta oleivora)(ミカンサビダニ)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、ヒメハダニ(Brevipalpus)種、オウシマダニ(Boophilus microplus)、アメリカイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)、ネコノミ(Ctenocephalidesfelis)、ハモグリバエ(Liriomyza)種、イエバエ(Musca domestica)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ハマダラカ(Anopheles)種、イエカ(Culex)種、キンバエ(Lucillia)種、チャバネゴキブリ(Blattellagermanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ムカシシロアリ科(Mastotemiitidae)〔例えば、ムカシシロアリ(Mastotermes)種〕、レイビシロアリ科(Kalotermitidae)〔例えば、ネオテルメス(Neotermes)種〕、ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)〔例えば、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、Reticulitermes flavipes、ヤマトシロアリ(R. speratus)、 R. virginicus, R. hesperus、及びR. santonensis)〕及びオオシロアリ科(Termitidae)〔例えば、キイロマルガシラシロアリ(Globitermes sulphureus)〕のシロアリ類、アカカミアリ(Solenopsis geminate)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ダマリニア(Damalinia)種及びケモノジラミ(Linognathus)種(咬及び吸血シラミ)、ネコブセンチュウ(Meloidogyne)種、グロボデラ(Globodera)種及びシストセンチュウ(Heterodera)種、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus)種、ロドホルス(Rhodopholus)種、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus)種、捻転胃虫(Haemonchus contortus)、線虫(Caenorhabditis elegans)、モウヨウセンチュウ(Trichostrongylus)種及びノハラナメクジ(Deroceras reticulatum)が挙げられる。
【0070】
前記の式(I)で示される化合物はまた活性な殺菌剤でもあり、下記の病原菌の1種又はそれ以上を防除するのに使用し得る:イネ及びコムギのイモチ病菌(Pyricularia oryzae)(Magnaporthe grised)並びにその他の宿主のイモチ病原菌(Pyricularia spp);コムギの赤さび病原菌(Puccinia recondita)、黄さび病原菌(Puccinia striiformis)及びその他のさび病原菌、オオムギの小さび病原菌(Puccinia hordei)、黄さび病原菌(Puccinia striiformis)及びその他のさび病原菌、その他の宿主(例えば、芝生、ライムギ、コーヒー、ナシ、リンゴ、ラッカセイ、サトウダイコン、野菜類及び観賞植物)のさび病原菌;ウリ科植物(例えば、メロン)のうどんこ病原菌(Erysiphe cichoracearum);オオムギ、コムギ、ライムギ及び芝生のうどんこ病原菌(Erysiphe graminis)並びに種々の宿主のその他のうどんこ病原菌、例えばホップのうどんこ病原菌(Sphaerotheca macularis)、ウリ科植物(例えば、キュウリ)のうどんこ病原菌〔Sphaerotheca fusca (Sphaerotheca fuliginea)〕、トマト、ナス及びアマトウガラシのうどんこ病原菌(Leveillula taurica)、リンゴのうどんこ病原菌(Podosphaera leucotricha)及びブドウのうどんこ病原菌(Uncinula necator);穀草類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ)、芝生及びその他の宿主のコクリオボルス(Cochliobolus)種、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種、ドレクスレラ(Drechslera)種〔ピレノホーラ(Pyrenophora)種〕、リンコスポリウム(Rhynchosporium)種、Mycosphaerella graminicola〔葉枯病原菌(Septoria tritici)〕及びPhaeosphaeria nodorum〔Stagonospora nodorum 又はふ枯病原菌(Septoria nodorum)〕、眼紋病原菌(Pseudocercosporella herpotrichoides) 及び立枯病原菌(Gaeumannomyces graminis);落花生の褐斑病原菌(Cercospora arachidicola)及び黒斑病原菌(Cercosporidium personatum)並びにその他の宿主、例えば、サトウダイコン、バナナ、ダイズ及び稲のその他のセルコスポラ(Cercospora)種;トマト、イチゴ、野菜類、ブドウ及びその他の宿主の灰色カビ病原菌(Botrytis cinerea)並びにその他の宿主のその他のボトリチス(Botrytis)種;野菜類(例えば、ニンジン)、セイヨウアブラナ、リンゴ、トマト、ジャガイモ、穀草類(例えば、コムギ)及びその他の宿主のアルタナリア(Alternaria)種;リンゴ、ナシ、核果、木の実及びその他の宿主の黒星病原菌(Venturia)種〔例えば、リンゴ黒星病原菌(Venturia inaequalis)〕;一連の宿主 例えば穀草類(例えば、コムギ)及びトマトのクラドスポリウム(Cladosporium)種;核果、木の実及びその他の宿主のモニリニア(Monilinia)種;トマト、芝生, コムギ, ウリ科植物及びその他の宿主のDidymella種;セイヨウアブラナ、芝生、稲、ジャガイモ、コムギ及びその他の宿主のホーマ(Phoma)種;コムギ、木材及びその他の宿主のアスペルギルス(Aspergillus)種及びアウレオバシジウム(Aureobasidium)種;エンドウ、コムギ、オオムギ及びその他の宿主の輪紋病原菌 (Ascochyta)種;リンゴ、ナシ、タマネギ及びその他の宿主の斑点病原菌(Stemphylium)種〔斑点病菌(Pleospora)種〕;リンゴ及びナシの夏季の病気(summer diseases)〔例えば、炭疽病原菌(Glomerella cingulata)、黒腐病原菌(Botryosphaeria obtusa)、黒点病原菌 (Mycosphaerella pomi)、赤星病原菌(Gymnosporangium juniperi-virginianae)、すす斑病原菌(Gloeodes pomigena)、すす点病原菌(Schizothyrium pomi) 及び胴腐病原菌(Botryosphaeria dothidea)〕;ブドウのベト病(Plasmopara viticola);その他のべと病、例えばレタスのべと病原菌(Bremia lactucae)、ダイズ、タバコ、タマネギ及びその他の宿主のべと病原菌(Peronospora)種、ホップのべと病原菌(Pseudoperonospora humuli)並びにウリ科植物のべと病原菌(Pseudoperonospora cubensis);芝生及びその他の宿主のフハイカビ(Pythium)病原菌〔例えば、苗腐敗病原菌(Pythium ultimum)〕;ジャガイモ及びトマトの疫病原菌(Phytophthora infestans)並びに野菜類、イチゴ、アボカド、コショウ、観賞植物、タバコ、カカオ及びその他の宿主のその他の疫病原菌(Phytophthora)種;稲及び芝生の葉腐病原菌(Thanatephorus cucumeris)並びに種々の宿主、例えば、コムギ、オオムギ、落花生、野菜類、ワタ及び芝生のリゾクトニア菌(Rhizoctonia)種;芝生、落花生、ジャガイモ、セイヨウアブラナ及びその他の宿主の菌核病菌(Sclerotinia)種;芝生、落花生及びその他の宿主のスクレロチウム菌(Sclerotium)種;イネの馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi);一連の宿主、例えば、芝生、コーヒー及び野菜類のコレクトリチクム(Colletotrichum)種;芝生のラエチサリア・フキホルミス(Laetisaria fuciformis);バナナ、落花生、柑橘類、ペカン、パパイア及びその他の宿主の(Mycosphaerella)菌種;柑橘類、ダイズ、メロン、ナシ、ルピナス及びその他の宿主のDiaporthe菌種;柑橘類、ブドウ、オリーブ、ペカン、バラ及びその他の宿主のElsinoe 菌種;一連の宿主、例えば、ホップ、ジャガイモ及びトマトのバーティシリウム病菌(Verticillium)種;セイヨウアブラナ及びその他の宿主のPyrenopeziza種;立枯れ病(vascular streak dieback)を引き起こすココアのオンコバシジウム・テオブロマエ(Oncobasidium theobromae);種々の宿主、特にコムギ、オオムギ、芝生及びトウモロコシのフザリウム(Fusarium)種、Typhula種、紅色雪腐病菌(Microdochium nivale)、クロボ菌(Ustilago)種、Urocystis種、チレチア菌(Tilletia)種及び麦角病菌(Claviceps purpurea);サトウダイコン、オオムギ及びその他の宿主のラムラリア(Ramularia)種;特に果物の収穫後の病気〔例えば、柑橘類の緑かび病原菌(Penicillium digitatum)、青かび病原菌(Penicilliurn italicum) 及び立枯れ病原菌(Trichoderma viride)、バナナの輪腐病原菌(Colletotrichum musae) 及び炭疽病原菌(Gloeosporiun musarum)並びにブドウの灰色カビ病原菌(Botrytis cinerea)〕;ブドウのその他の病原菌、特にEutypa lata、黒腐病原菌(Guignardia bidwellii)、卒中病原菌(Phellinus igniarus)、つる割病原菌(Phomopsis viticola)、Pseudopeziza tracheiphila 及び Stereum hirsutum;樹木すなわち木材のその他の病原菌(例えば、Lophodermium seditiosum)、特にセファロアスクス・フラグランス(Cephaloascus fragrans)、ケラトシスチス(Ceratocystis)種、オフィオストーマ・ピケアエ(Ophiostoma piceae)、ペニシリウム(Penicillium)種、トリコデルマ・プソイドコンギー(Trichoderma pseudokoningii)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、トリコデルマ・ハルチアナム(Trichoderma harzianum)、アルペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、レプトグラフィウム・リンドベルギ(Leptographium lindbergi) 及びオーレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans);並びにウイルス病の菌ベクター〔例えば、オオムギ黄色モザイクウイルス(BYMV)のベクターとしての穀草類のポリミキサ・グラミニス(Polymyxa graminis) 及びリゾマニア(rhizomania)のベクターとしてのサトウダイコンのポリミキシ・ベタエ(Polymyxa betae)〕1種又はそれ以上を防除するのに使用できる。
【0071】
式(I)で示される化合物は、1種又はそれ以上の真菌類に対して活性であるべき植物組織において求項的に、求基的に又は局部的に移動し得る。また、式(I)で示される化合物は、植物上の1種又はそれ以上の真菌類に対して蒸気相中で活性であるのに十分に揮発し得る。
【0072】
従って、本発明は、殺虫、殺ダニ、殺線虫又は殺軟体動物有効量の式(I)で示される化合物、又は式(I)で示される化合物を含有する化合物を、害虫、害虫の生息場所、又は害虫の襲撃に対して感受性の植物に施用することからなる昆虫、ダニ、線虫又は軟体動物の防除方法を提供し、また殺菌有効量の式(I)で示される化合物又は式(I)で示される組成物を含有する化合物を、植物、植物の種子、植物又は種子の生育場所、土壌又はその他の栽培培体(例えば、栄養溶液)に施用することからなるカビ菌類の防除方法を提供する。前記の式(I)で示される化合物は、昆虫、ダニ、線虫又は真菌に対して使用することが好ましい。
【0073】
本明細書で使用する“植物”という用語は、苗、低木及び高木を包含する。また、本発明の殺カビ方法は、保護処理、治療処理、全身処理、撲滅処理及び胞子形成阻害処理を含む。
【0074】
殺カビ剤として、前記の式(I)で示される化合物は、農業用途、園芸用途及び芝草用途に組成物の形で使用することが好ましい。
【0075】
式(I)で示される化合物を殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は殺軟体動物剤として害虫、害虫の生息場所、又は害虫による襲撃に感受性の植物に施用するか、あるいは殺菌剤として植物、植物の種子、植物又は種子の生育場所、土壌又は他の栽培媒体に施用するためには、式(I)で示される化合物は通常は、式(I)で示される化合物のほかに適当な不活性希釈剤又は担体と、場合によっては界面活性剤(SFAと略記する)とを含有する組成物に製剤化される。SFA類は、界面張力を下げることによって界面(例えば、液体/固体、液体/空気又は液体/液体の界面)の性質を変えることができ、それによってその他の性質(例えば、分散、乳化、湿潤)に変化をもたらすことができる化学物質である。全ての組成物(固形製剤及び液状製剤の両方)は式(I)で示される化合物を重量で0.0001〜95%、さらに好ましくは1〜85%、例えば5〜60%を含有することが好ましい。前記の組成物は、一般に式(I)で示される化合物を1ヘクタール当たり0.1g〜10kg、好ましくは1ヘクタール当たり1g〜6kg、さらに好ましくは1ヘクタール当たり1g〜1kgの薬量で施用するように、害虫又は真菌類の防除に使用される。
【0076】
種子粉衣に使用する場合には、式(I)で示される化合物は、種子1kg当たり0.0001g〜10g(例えば、0.001g又は0.05g)、好ましくは0.005g〜10g、さらに好ましくは0.005g〜4gの薬量で施用する。
【0077】
別の要旨において、本発明は、殺虫、殺ダニ、殺線虫、殺軟体動物又は殺菌有効量の前記の式(I)で示される化合物とそれ用の担体又は希釈剤とを含有してなる殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤又は殺菌剤組成物を提供する。該組成物は、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は殺菌剤組成物であることが好ましい。
【0078】
さらに別の要旨において、本発明は、害虫又はカビ菌あるいは害虫又はカビ菌の生息場所を、殺虫、殺ダニ、殺線虫、殺軟体動物又は殺菌有効量の式(I)で示される化合物を含有する組成物を用いて処理することからなる生息場所の害虫又はカビ菌の防除方法を提供する。前記の式(I)で示される化合物は、昆虫、ダニ、線虫又は真菌に対して使用することが好ましい。
【0079】
該組成物は、多数の製剤、例えば粉剤(DP)、水溶剤(SP)、水溶性顆粒剤(SG)、水和性顆粒剤(WG)、水和剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性又は速放性)、可溶性濃厚物(SL)、油混和性液剤(OL)、微量液剤(UL)、乳剤(EC)、分散性濃厚物(DC)、エマルジョン〔水中油型(EW)及び油中水型(EO)の両方〕、マイクロエマルジョン(ME)、フロアブル剤(SC)、エーロゾル、燻蒸/燻煙剤、カプセル懸濁剤(CS)及び種子処理製剤の中から選択することができる。いずれの場合にも選択した剤型は、想定した特定の目的及び前記の式(I)の化合物の物理的、化学的及び生物学的性質に左右されるであろう。
粉剤(DP)は、式(I)で示される化合物を1種又はそれ以上の固形希釈剤〔例えば、天然クレー、カオリン、ピロフィライト、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、ケイソウ土(kieselguhr)、チョーク、ケイソウ土(diatomaceous earth)、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルク及びその他の有機及び無機固体担体〕と混合し、次いで得られる混合物を微細粉末に機械粉砕することにより製造し得る。
【0080】
水溶剤(SP)は、式(I)で示される化合物を、1種又はそれ以上の水溶性無機塩(例えば、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム又は硫酸マグネシウム)又は1種又はそれ以上の水溶性有機固体(例えば多糖)と、場合によっては水分散性/溶解性を向上させるための1種それ以上の湿潤剤、1種又はそれ以上の分散剤あるいはこれらの混合物と混合することにより製造し得る。次いで、得られた混合物を微細粉末に粉砕する。また、同様の組成物を粉砕して水溶性顆粒(SG)を形成することもできる。
【0081】
水和剤(WP)は、式(I)で示される化合物を、1種又はそれ以上の固体希釈剤又は担体と、1種又はそれ以上の湿潤剤と、好ましくは1種又はそれ以上の分散剤と、場合によっては液体中への分散を促進する1種又はそれ以上の懸濁剤とを混合することにより製造し得る。次いで得られた混合物を微細な粉末に粉砕する。また、同様な組成物を造粒して水和性顆粒剤(WG)を形成してもよい。
【0082】
粒剤(GR)は、式(I)で示される化合物と1種又はそれ以上の粉末状固体希釈剤又は担体との混合物を造粒化することにより形成してもよいし、あるいは予備形成したブランク顆粒から、式(I)で示される化合物(又はその適当な薬剤に溶解した溶液)を多孔質の粒状材料〔例えば、軽石、アタパルジャイトクレー、フラー土、ケイソウ土(kieselguhr)、ケイソウ土(diatomaceous earth)又は粉砕したトウモロコシ穂軸〕に吸収させるか 又は 式(I)で示される化合物(又はその適当な薬剤に溶解した溶液)を硬質芯材(例えば、砂、ケイ酸塩、鉱物質炭酸塩、硫酸塩又はリン酸塩)に吸着させ、必要ならば乾燥させることによって形成してもよい。吸収又は吸着を促進するのに常用される薬剤としては、溶媒(例えば、脂肪族及び芳香族石油溶媒、アルコール、エーテル、ケトン及びエステル)及び粘着剤(例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖及び植物油)が挙げられる。また、別の1種又はそれ以上の添加剤を顆粒に含有させてもよい(例えば、乳化剤、湿潤剤又は分散剤)。
【0083】
分散性濃厚物(DC)は、式(I)で示される化合物を水又は有機溶媒、例えばケトン、アルコール又はグリコールエーテルに溶解することにより製造し得る。これらの溶液は、界面活性剤(例えば、水希釈を向上させるか又は噴霧タンク中での晶出を防止するため)を含有し得る。
【0084】
乳剤(EC)又は水中油エマルジョン(EW)は、式(I)で示される化合物を、有機溶媒(場合によっては1種又はそれ以上の湿潤剤、1種又はそれ以上の乳化剤あるいはこれらの混合物を含有する)に溶解することにより製造し得る。ECに使用するのに適した有機溶媒としては、芳香族炭化水素〔例えば、SOLVESSO 100、SOLVESSO 150及びSOLVESSO 200(SOLVESSOは登録商標である)によって代表されるアルキルベンゼン又はアルキルナフタレン〕、ケトン類(例えば、シクロヘキサノン又はメチルシクロヘキサノン)及びアルコール類(例えば、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール又はブタノール)、N−アルキルピロリドン類(例えば、N−メチルピロリドン又はN−オクチルピロリドン)、脂肪酸のジメチルアミド類(例えば、C8〜C10脂肪酸ジメチルアミド)及び塩素化炭化水素が挙げられる。EC製品は、水に添加すると自然に乳化して、適当な装置による噴霧施用を可能にするのに十分な安定性を有するエマルジョンを生成し得る。EWの調製には、式(I)で示される化合物を液体として(該化合物が室温で液体でない場合には、合理的な温度、典型的には70℃以下で溶融してもよい)あるいは溶解した状態(前記化合物を適当な溶媒に溶解することにより)で得て、次いで得られる液体又は溶液を高剪断下で1種又はそれ以上のSFAを含有する水に乳化させてエマルジョンを生成させることを伴なう。EWに使用するのに適した溶媒としては、植物油、塩素化炭化水素(例えば、クロロベンゼン)、芳香族溶媒(例えば、アルキルベンゼン又はアルキルナフタレン)及び水への低い溶解度を有する他の適当な有機溶媒が挙げられる。
マイクロエマルジョン(ME)は、1種又はそれ以上の溶媒と1種又はそれ以上のSFAとの配合物を、水と混合して、熱力学的に安定な等張液配合物を製造することにより調製し得る。式(I)で示される化合物は、最初に水に又は溶媒/SFA配合物に存在させる。MEに使用するのに適した溶媒としては、EC又はEWにおける使用について前記した溶媒が挙げられる。MEは水中油系又は油中水系のいずれであってもよく(どちらの系が存在するかは電導率測定により決定し得る)、しかも水溶性及び油溶性の農薬(pesticide)を同じ配合物に混合するのに適当であり得る。MEはマイクロエマルジョンとして残留させるか又は慣用の水中油型エマルジョンを形成して水に希釈するのに適している。
【0085】
フロアブル剤(SC)は、式(I)で示される化合物の微細不溶性固体粒子の水性又は非水性懸濁物を含有し得る。SCは、式(I)で示される化合物の固体を適当な媒体中で、場合によっては1種又はそれ以上の分散剤と共にボールミル又はビーズミル粉砕して該化合物の微粒子懸濁物を生成させることにより製造し得る。1種又はそれ以上の湿潤剤を該組成物に含有させてもよいし、また懸濁剤を含有させて粒子が沈降する速度を低下させてもよい。別法として、式(I)で示される化合物を乾燥粉砕してもよいし、前記の薬剤を含有する水に添加して所望の最終製品を製造してもよい。
【0086】
エーロゾル組成物は、式(I)で示される化合物と適当な噴射剤(例えばn−ブタン)とを含有する。また、式(I)で示される化合物は、適当な媒体(例えば、水又は水混和性液体、例えばn−プロパノール)に溶解又は分散させて非加圧式手動噴霧ポンプに用いる組成物を提供し得る。
【0087】
式(I)で示される化合物は、乾燥状態で火工混合物と混合して、密閉空間中で該化合物含有煙を発生させるのに適した組成物を形成し得る。
【0088】
カプセル懸濁剤(CS)は、EW製剤の製造と同様にして調製し得るが、油滴の水性分散物が得られるように追加の重合工程を用いる。該水性分散物中で各々の油滴は重合体状外被(shell)によってカプセル化されており、しかも式(I)で示される化合物と場合によってはそれ用の担体又は希釈剤とを含有する。重合体状外被は、界面重縮合反応によるか又はコアセルベーション法により製造し得る。該組成物は式(I)で示される化合物の制御された放出を提供し得、種子の処理に使用し得る。式(I)で示される化合物はまた、生分解性の重合体マトリックスに配合して該化合物の緩やかな制御された放出を提供し得る。
【0089】
組成物は、(例えば、表面の湿潤性、保持力又は分布;処理した表面の耐雨性;又は式(I)で示される化合物の吸収又は移動性を向上させることにより)該組成物の生物学的性能を向上させるために1種又はそれ以上の添加剤を含有し得る。かかる添加剤としては、界面活性剤、油基剤の噴霧添加剤、例えば、ある種の鉱物油又は天然植物油(例えば、ダイズ油及びナタネ油)、及びこれらと別の生体機能強化補助剤〔式(I)で示される化合物の作用を促進するか改質し得る成分〕との混合物がある。
【0090】
式(I)で示される化合物はまた、種子処理剤として、例えば粉末組成物、例えば乾燥種子処理用粉末(DS)、水溶性粉末(SS)又はスラリー処理用の水分散性粉末(WS)として製剤してもよいし、あるいは液体組成物、例えば流動性濃厚物(FS)、液剤(LS)又はカプセル懸濁物(CS)として使用するのために製剤してもよい。DS、SS、WS、FS 及びLS組成物の製造は、それぞれ前記したDP、SP、WP、SC及びDC組成物の製造と極めて似ている。種子処理用の組成物は、種子に対する該組成物の付着を促進する薬剤(例えば、鉱物油又は皮膜形成性遮断剤)を含有し得る。
【0091】
湿潤剤、分散剤及び乳化剤は、陽イオン性、陰イオン性、両親媒性又は非イオン性の界面活性剤(SFA)であり得る。
【0092】
陽イオン性の適当なSFAとしては、第四級アンモニウム化合物(例えばセチルトリメチルアンモニウムブロミド)、イミダゾリン類及びアミン塩が挙げられる。
【0093】
適当な陰イオン性SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ブチルナフタレンスルホン酸塩、及びジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩とトリイソプロピルナフタレンスルホン酸塩との混合物)、エーテル硫酸、アルコールエーテルサルフェート(例えば ラウレス-3-硫酸ナトリウム)、エーテルカルボキシレート(例えば ラウレス-3-カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル〔1種又はそれ以上の脂肪アルコールと、リン酸との反応による生成物(主としてモノエステル) 又は五酸化リンとの反応による生成物(主としてジエステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との反応による生成物;更にこれらの生成物はエトキシル化してもよい〕、スルホコハク酸エステル、パラフィン又はオレフィンスルホネート、タウレート及びリグノスルホネートが挙げられる。
【0094】
両親媒性の適当なSFAとしては、ベタイン、プロピオネート及びグリシネートが挙げられる。
【0095】
非イオン性の適当なSFAとしては、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物と脂肪アルコール(例えば、オレイルアルコール又はセチルアルコール)との縮合生成物又はアルキルフェノール(例えば、オクチルフェノール、ノニルフェノール又はオクチルクレゾール)との縮合生成物;長鎖脂肪酸又はヘキシトール無水物から誘導した部分エステル;前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含有する);アルカノールアミド;単純エステル(例えば、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド);及びレシチンが挙げられる。
【0096】
適当な懸濁剤としては、親水性コロイド(例えば、多糖、ポリビニルピロリドン又はカルボキシメチルセルロースナトリウム)及び膨潤性クレー(例えば、ベントナイト又はアタパルジャイト)が挙げられる。
【0097】
式(I)で示される化合物は、殺虫性(pesticidal)又は殺カビ性化合物を施用する公知の手段で施用し得る。例えば、式(I)で示される化合物は、製剤化するか又は製剤化せずに、害虫に又は害虫の生息場所(例えば、害虫の生息環境又は害虫が蔓延し易い栽培植物)に、あるいは植物の部分、例えば葉、茎、枝又は根に、播種する前の種子に又は植物が生長中か又は植物を植えようとするその他の媒体(例えば、根を取り巻く土壌、一般的には土壌、水田又は水耕栽培系)に直接施用してもよいし、あるいは土壌又は水性環境に噴霧してもよいし、散布してもよいし、浸漬により施用してもよいし、クリーム又はペースト製剤として施用してもよいし、蒸気として施用してもよいし、又は組成物(例えば、粒剤組成物又は水溶性包装製剤に充填した組成物)の分布又は配合によって施用してもよい。
【0098】
式(I)で示される化合物は、植物中に注入してもよいし又は電動噴霧法もしくは他の少量法を用いて植物部分に噴霧してもよいし、あるいは土壌又は空中散水装置(land or irrigation system)により施用してもよい。
【0099】
水性製剤(水溶液又は分散液)として用いる組成物は、一般に有効成分を高い割合で含有する濃厚物の形で供給され、該濃厚物は使用前に水に添加される。これらの濃厚物としてはDC、SC、EC、EW、ME、SG、SP、WP、WG及びCSを挙げ得、これらの濃厚物は長期間の貯蔵に耐えることが必要である場合が多く、しかもかかる貯蔵後に水に添加してこれらを慣用の噴霧装置で施用できるのに十分な時間均質である水性製剤を形成できることが必要である場合が多い。かかる水性製剤は、使用されるべき目的に応じて式(I)で示される化合物を種々の量(例えば、0.0001〜10重量%)で含有し得る。
【0100】
式(I)で示される化合物は、肥料(例えば、窒、カリ又はリン含有肥料)と混合して使用してもよい。適当な剤型としては、肥料の粒剤が挙げられる。該混合物は、式(I)で示される化合物を最大で25重量%含有するのが適当である。
【0101】
従って、本発明はまた、肥料と式(I)で示される化合物とを含有してなる肥料組成物を提供する。
【0102】
本発明の組成物は、生物学的活性を有する別の化合物、例えば微量栄養剤を含有していてもよいし、あるいは同様の活性もしくは補完的殺菌活性を有する化合物かあるいは植物生長調節活性、除草活性、殺虫活性、殺線虫活性又は殺ダニ活性を有する化合物を含有していてもよい。
【0103】
別の殺菌剤を含有することにより、得られる組成物は、式(I)で示される化合物単独の場合よりも広い範囲の活性又は大きな個有の活性を有し得る。また、別の殺菌剤は式(I)で示される化合物の殺菌活性に対して相乗効果を有し得る。
前記の式(I)の化合物は、前記組成物の唯一の有効成分であってもよいし又は適当な場合には1種又はそれ以上の追加の有効成分、例えば、殺虫剤、殺菌剤、共力剤、除草剤又は植物生長調節剤と混合されていてもよい。追加の有効成分は、施用される場所でさらに広い活性スペクトルを有するか又は高められた持続性を有する組成物を提供し得;前記の式(I)で示される化合物の活性に相乗作用を与えるか又は該活性を(例えば、効果の速度を高めるか又は忌避性を克服することによって)補足し得;あるいは個々の成分の抵抗性の発生を克服するか又は防止することを促進し得る。具体的な追加の有効成分は、組成物の所定の用途に依存するであろう。適当な殺虫剤(pesticide)の例としては、下記の殺虫剤が挙げられる:
a) ピレスロイド類、例えばペルメトリン、シペルメトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、デルタメトリン、シハロトリン(特にλ-シハロトリン)、ビフェントリン、フェンプロパトリン、シフルトリン、テフルトリン、魚類安全性ピレスロイド(例えば、エトフェンプロックス)、天然ピレトリン、テトラメトリン、s-ビオアレスリン、フェンフルトリン、プラレスリン又は5-ベンジル-3-フリルメチル-(E)-(1R,3S)-2,2-ジメチル-3-(2-オキソチオラン-3-イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレート;
b) 有機リン酸エステル類、例えば、プロフェノホス、スルプロホス、アセフェート、メチルパラチオン、アジンホス・メチル、ジメトン-S-メチル、ヘプテノホス、チオメトン、フェナミホス、モノクロトホス、プロフェノホス、トリアゾホス、メタミドホス、ジメトエート、ホスファミドン、マラチオン、クロルピリホス、ホサロン、テルブホス、フェンスルホチオン、ホノホス、ホレート、ホキシム、ピリミホス・メチル、ピリミホス・エチル、フェニトロチオン、ホスチアゼート又はダイアジノン;
c) カルバメート類(アリールカルバメートを含む)、例えば、ピリミカーブ、トリアゼメート、クロエトカルブ、カルボフラン、フラチオカルブ、エチオフェンカルブ、アルジカルブ、チオフロックス、カルボスルファン、ベンダイオカルブ、フェノブカルブ、プロポキスル、メソミル又はオキサミル;
d) ベンゾイルウレア類、例えば、ジフルベンズロン、トリフルムロン、ヘキサフルムロン、フルフェノクスロン又はクロルフルアズロン;
e) 有機スズ化合物、例えば、シヘキサチン、酸化フェンブタスズ又はアゾシクロチン;
f) ピラゾール類、例えば、テブフェンピラド及びフェンピロキシメート;
g) マクロライド類、例えば、アバメクチン類又はミルベマイシン類、例えば、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、イベルメクチン、ミルベマイシン、スピノサド又はアザジラクチン;
h) ホルモン類又はフェロモン類;
i) 有機塩素化合物、例えば、エンドスルファン、ベンゼンヘキサクロリド、DDT、クロルデン又はディルドリン;
j) アミジン類、例えば、クロルジメホルム又はアミトラズ;
k) 燻蒸剤、例えば、クロルピクリン、ジクロロプロパン、臭化メチル又はメタム;
l) クロロニコチニル化合物、例えば、イミダクロプリド、チアクロプリド、アセタミプリド、ニテンピラム又はチアメトキサム;
m) ジアシルヒドラジン類、テブフェノジド、クロマフェノジド 又はメトキシフェノジド;
n) ジフェニルエーテル類、例えば、ジオフェノラン又はピリプロキシフェンプロ;
o) インドキサカルブ;
p) クロルフェナピル; あるいは
q) ピメトロジン。
【0104】
前記に挙げた主要な化学分類の殺虫剤の他に、前記組成物の所定の用途に適当ならば、特定の標的を有する別の殺虫剤を組成物に用いてもよい。例えば、特定の作物についての選択的殺虫剤、例えば稲に使用するニカメイチュウ特異的殺虫剤(例えば、カルタップ)又は半翅目害虫特異的殺虫剤(例えば、ブプロフェジン)を使用してもよい。また、特定の昆虫/段階に特異的な殺虫剤又は殺ダニ剤を組成物に含有させてもよい(例えば、殺ダニ性殺卵-殺幼虫剤、例えばクロフェンテジン、フルベンジミン、ヘキシチアゾックス又はテトラジホン;殺ダニ性運動阻害剤(motilicide)、例えばジコホル又はプロパルギット;殺ダニ剤、例えばブロモプロピレート又はクロルベンジレート;あるいは植物生長調節剤、例えばヒドラメチルノン、シロマジン、メトプレン、クロルフルアズロン又はジフルベンズロン)。
【0105】
本発明の組成物に含有させ得る殺菌性化合物の例は、(E)-N-メチル-2-[2-(2,5-ジメチルフェノキシメチル)フェニル]-2-メトキシ-イミノアセトアミド(SSF-129)、4-ブロモ-2-シアノ-N,N-ジメチル-6-トリフルオロメチルベンズイミダゾール-1-スルホンアミド、α-[N-(3-クロロ-2,6-キシリル)-2-メトキシアセトアミド]-γ-ブチロラクトン、4-クロロ-2-シアノ-N,N-ジメチル-5-p-トリルイミダゾール-1-スルホンアミド(IKF-916、シアミドアゾスルファミド)、3-5-ジクロロ-N-(3-クロロ-1-エチル-1-メチル-2-オキソプロピル)-4-メチルベンズアミド(RH-7281、ゾキサミド)、N-アリル-4,5-ジメチル-2-トリメチルシリルチオフェン-3-カルボキサミド(MON65500)、N-(1-シアノ-1,2-ジメチルプロピル)-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)プロピオンアミド(AC382042)、N-(2-メトキシ-5-ピリジル)-シクロプロパンカルボキサミド、アシベンゾラル(CGA245704)、アラニカルブ、アルジモルフ、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベノミル、ビロキサゾール、ビテルタノール、ブラストサイジンS、ブロムコナゾール、ブプリメート、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、カルベンダジム塩酸塩、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、CGA41396、CGA41397、キノメチオネート、クロロタロニル、クロゾリネート、クロジラコン、銅含有化合物、例えば塩基性塩化銅、オキシキノリン銅、硫酸銅、銅タレート(copper tallate)及びボルドー液、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、デバカルブ、ジ-2-ピリジル-ジスルフィド-1,1´-ジオキシド、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェンコナゾール、ジフェンゾコート、ジフルメトリン、O,O-ジイソプロピル-S-ベンジル-チオホスフェート、ジメフルアゾール、ジメトコナゾール、ジメトモルフ、ジメチリモール、ジニコナゾール、ジノカップ、ジチアノン、ドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ドデモルフ、ドジン、ドグアジン、エディフェンホス、エポキシコナゾール、エチリモール、エチル=(Z)-N-ベンジル-N([メチル(メチルチオエチリデンアミノオキシカルボニル)アミノ]チオ)-β-アラニナート、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン(RPA407213)、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド(KBR2738)、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、酢酸トリフェニル錫、水酸化トリフェニル錫、ファーバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルメトオーバー(flumetover)、フルオロイミド、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトラニル、フルトリアホール、フォルペット、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、ヘキサコナゾール、ヒドロキシイソキサゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジン三酢酸塩、イプコナゾール、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ(SZX0722)、イソプロパニルブチルカルバメート、イソプロチオラン、カスガマイシン、クレソキシムメチル、LY186054、LY211795、LY248908、マンコゼブ、マネブ、メフェノキサム(mefenoxam)、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メトコナゾール、メチラム、メチラム-亜鉛、メトミノストロビン、マイクロブタニル、ネオアソジン、ジチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル・イソプロピル、ヌアリモール、オフレース、有機水銀化合物、オキサジキシル、オキサスルフロン、オキソリン酸、オキソポコナゾール、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、フェナジンオキシド、ホセチル・アルミニウム、リン酸類、フサライド、ピコシキストロビン(ZA1963)、ポリオキシンD、ポリラム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、プロピオン酸、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、ピロールニトリン、四級アンモニウム化合物、キニメチオナート、キノキシフェン、キントゼン、シプコナゾール(F-155)、ヒドロキシペンタクロロベンゼンナトリウム塩、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、2-(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、チオファネート・メチル、チラム、チミベンコナゾール、トルクロホス・メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン(CGA279202)、トリホリン、トリフルミゾール、トリチコナゾール、バリダマイシンA、バパム、ビンクロゾリン、ジネブ及びジラムである。
【0106】
式(I)で示される化合物は、種子起源の病気、土壌起源の病気又は葉の病気から植物を守るために土壌、ピート又はその他の発根媒体と混合してもよい。
【0107】
本発明の組成物に使用する適当な共力剤の例としては、ピペロニルブトキシド、セサメックス、サフロキサン及びドデシルイミダゾールが挙げられる。
【0108】
前記の組成物に含有させるのに適当な除草剤及び植物成長調節剤は、初期の標的及び必要な効果に左右されるであろう。
【0109】
含有させ得る稲の選択的除草剤の例はプロパニルである。ワタに使用する植物成長調節剤の例はPIX(登録商標)である。
【0110】
幾つかの混合物は、同一の慣用の剤型に容易に適さないような著しく異なる物理学的性質、化学的性質又は生物学的性質をもつ有効成分を含有し得る。これらの状況において、別の剤型を調製し得る。例えば、一方の有効成分が水不溶性固体であり且つ他方の水不溶性液体である場合には、それにもかかわらず、前記固体成分を(SCの製造法と同様の製造法を使用して)懸濁物として分散させることによって、しかし液体成分を(EWの製造法と同様の製造法を使用して)エマルジョンとして分散させることによって、それぞれの有効成分を同一の連続水性相に分散させることが可能であり得る。得られる組成物はサスポエマルジョン(SE)製剤である。
【実施例】
【0111】
本発明を下記の実施例により例証する。
【0112】
実施例1
本実施例は化合物No.24の製造を例証する。
【0113】
工程1 − (4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルの製造
(4-ヒドロキシフェニル)酢酸(25g、0.16モル)をメタノール(100ml)に溶解した溶液に室温で塩化水素を吹き込んだ。溶液還流中に約10分間発熱が生じた。得られた混合物を室温まで冷却し、溶媒を真空中で蒸発させて(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルを黄色油状物(27.5g)として得た。これは種結晶により結晶化した。融点46〜52℃。
1NMR(CDCl3)δ:3.57(2H, s); 3.71(3H, s); 6.0(1H, s); 6.76(2H, m); 7.10(2H, m)ppm。
【0114】
工程2 - (4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)酢酸メチルの製造
(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチル (50.0g、0.3モル)を酢酸(500 ml)に溶解した溶液に、外部冷却によって15℃以下に反応の温度を維持しながら硝酸(69重量%、16M、20ml)を、滴加した。(誘導期がこの反応について認められた)。ガスクロマトグラフィー分析により反応が完結したことが確認された後、激しく攪拌しながら水(2リットル)に混合物を注意深く入れて急冷した。エマルジョンが形成され、これはその後に結晶化した。濾過し、水洗し、乾燥した後に、所望の生成物が黄色粉末として得られた。
1NMR(CDCl3)δ:3.63(2H, s); 3.72(3H, s); 7.14(1H, d); 7.52(1H, dd); 8.02(1H,d); 10.5(1H,s)ppm。
【0115】
工程3 − (3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルの製造
(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)酢酸メチル(48.9g、0.23モル) 及び5%パラジウム担持炭素をメタノールに懸濁し、得られた混合物を出発原料が消費されるまで水素添加した。反応混合物を濾過して触媒を取り除き、濾過ケーキをメタノールで洗浄した。得られた濾濾液と洗液を一緒にして真空中で濃縮して(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルを固体(41.0g)として得た。
1NMR(d6-DMSO)δ:3.51(2H, s); 4.45(2H, b); 6.20(1H, dd); 6.40(1H, d); 6.49(1H, d); 8.87(1H, b)ppm。
【0116】
工程4 - [2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]酢酸メチルの製造
(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチル(51.95g、0.287モル)と炭酸水素ナトリウム(24.1g、0.287mol)との混合物を1,2-ジメトキシエタン(750ml)中で攪拌し、これに2-クロロ-6-フルオロベンゾイルクロリド(55.1g、0.287モル)を、反応温度が22℃以下に維持されるような速度で滴加した。滴加が完結した後、混合物を2時間攪拌し、次いで水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。得られた固体(44g)をキシレン(500ml)に懸濁し、p-トルエンスルホン酸(4.98g、0.0261モル)を加え、混合物を31時間還流した(Dean-Starkレシーバーを使用した)。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルと水の間で分配した。得られた有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:4の混合物で溶出することによってさらに精製して、[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]酢酸メチル(23.4g)を淡黄色油状物として得た。
1NMR(CDCl3)δ:3.72(s, 3H); 3.81(s, 2H); 7.18(m, 1H); 7.38(m, 2H); 7.46(m, 1H); 7.60(d, 1H);7.8(d, 1H)ppm。
【0117】
工程5 − 2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンメチル酸の製造
[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]酢酸メチル(6.3g、0.0197モル)をテトラヒドロフラン(70ml)に溶解した溶液を激しく攪拌し、これに−70℃でリチウム ジイソプロピルアミド(2.0Mヘキサン溶液、10.85ml、0.0217モル)を、滴加した。滴加が完結した後、混合物を−70℃で1時間攪拌した。ヨウ化メチル(8.39g、0.0591モル)を、混合物の温度が−65℃以下に維持されるような速度で滴加し、滴加が完結した後、混合物を−65℃で15分間攪拌し、次いで混合物の温度を徐々に室温に加熱し、さらに2時間攪拌した。得られた混合物を水に注加し、希塩酸溶液を加えることにより中和し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:9の混合物で溶出することによってさらに精製して、[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸メチル(23.4g)を融点104〜105℃の淡黄色固体として得た。
1NMR(CDCl3)δ:1.6(d, 3H); 3.70(s, 3H); 3.90(m, 1H); 7.188(m, 1H); 7.39(m, 2H); 7.45(m, 1H); 7.6(dd, 1H); 7.81(d, 1H)ppm。
【0118】
工程6 − 2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸の製造
2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸メチル(2.16g、0.0065モル)をトルエン(20ml)に溶解した溶液に、ヘキサメチルシラン(0.852g、0.006モル)とヨウ素(1.73g、0.007モル)を加え、得られた混合物を6時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで連続して水、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。得られた固体をヘキサンと共に磨砕して、2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸(1.90g)を得た。
1NMR(CDCl3)δ:1.62(d, 3H); 3.92(q, 1H); 7.2(m, 1H); 7.45(m, 3H); 7.62(d, 1H); 7.88(br, 1H)ppm。
【0119】
工程7 − N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド
4-アミノ-8-フルオロキノリン(0.282g、0.00174モル)、2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸(0.505g、0.00158モル)及び1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール(0.215g、0.00158モル)の混合物をN,N-ジメチルホルムアミド(8ml)中で攪拌し、これに1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.334g、0.00174モル)を滴加し、得られた混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物を氷/水に注加し、沈殿した固体を濾過して採取し、酢酸エチルに溶解し、次いで食塩水で洗浄した。得られた有機相を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:1の混合物で溶出することによりさらに精製して、淡黄色ゴム状物を得た。これをヘキサン/ジエチルエーテルと共に磨砕して、N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.326g)を無色固体として得た。
【0120】
実施例2
本実施例は化合物No.27の製造を例証する。
N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.482g、0.001モル)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶解した溶液にリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド(1.0Mテトラヒドロフラン溶液、1.25ml)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。クロロメチルエチルエーテル(0.298g、0.003モル)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。得られた混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ジクロロメタンが1:4の混合物で溶出することによってさらに精製し、N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.21g)を淡橙色ゴム状物として得た。
【0121】
実施例3
本実施例は化合物No.1の製造を例証する。
2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸(1.90g、0.00596モル)とN,N-ジメチルホルムアミド(2滴)とをジクロロメタン(20ml)に溶解した溶液に、塩化オキサリル(0.907g、0.00715モル)を滴加し、混合物を室温で90分間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、残留物を1,2-ジクロロエタン(20ml)に溶解し、混合物を加熱還流した。5-アミノ-4-クロロ-3-エチルイソチアゾール(1.13g、0.00693モル)を1,2-ジクロロエタン(5ml)に溶解した溶液を滴加し、滴加が完結し後、混合物を2時間還流した。得られた混合物を室温まで冷却し、溶媒を真空中で蒸発させた。残留物を酢酸エチルと水の間で分配し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:3の混合物で溶出することによってさらに精製して、N-(4-クロロ-3-エチルイソキサゾール-5-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(1.92g)を融点178〜179℃のクリーム色固体として得た。
【0122】
実施例4
本実施例は化合物No.21の製造を例証する。
N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.463g、0.001モル)をジクロロメタンに溶解した溶液にN,O-ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(0.244g、0.0012モル)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。クロロメチルエチルエーテル(0.189g、0.002モル)を加え、混合物を室温で42時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注加し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムウで乾燥し、濾過し次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:3の混合物で溶出することによってさらに精製して、N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-N-エトキシメチル-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.294g)を得た。
【0123】
実施例5
本実施例は化合物No.11の製造を例証する。
工程1 − 2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオン酸の製造
2-(4-ヒドロキシフェニル)プロピオン酸(20.0g、0.12モル)をエタノール(200ml)に溶解した溶液に、硝酸第二鉄9水和物(48.67g、0.12モル)を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。得られた混合物を希塩酸水溶液(400ml)に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を希塩酸水溶液及び食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物をヘキサンと共に磨砕して、融点136〜138℃の黄色固体として得た。
1NMR(d6-DMSO)δ:1.3(d, 3H); 3.65(m, 1H); 7.03(d, 1H); 7.41(dd, 1H); 7.71(d, 1H); 10.85(s, 1H)ppm。
【0124】
工程2 − N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオンアミドの製造
2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオン酸(39.0g、0.186モル)とN,N-ジメチルホルムアミド(0.4ml)をジクロロメタン(250ml)に溶解した溶液に、塩化オキサリル(25.9g、0.204モル)を滴加し、混合物を室温で1時間攪拌し、次いで35℃で30分間攪拌した。揮発成分を真空中で除去し、残留物を1,2-ジクロロエタン(450ml)に溶解し、84℃に加熱した。5-アミノ-4-クロロ-3-エチルイソチアゾール(31.9g、0.050モル)を1,2-ジクロロエタン(150ml)に溶解した溶液を滴加し、滴加が完結した後に、混合物を2時間還流した。混合物を室温まで冷却し、溶媒を真空中で蒸発させた。残留物を酢酸エチルに溶解し、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物をヘキサンと共に磨砕して、N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオンアミド(48.0g)を得た。
1NMR(CDCl3)δ: 1.27(t, 3H); 1.67(d, 3H); 2.73(q, 2H); 3.89(m, 1H); 7.2(d, 1H); 7.63(dd, 1H); 8.1(d, 1H); 8.2(br, 1H); 10.6(s, 1H)ppm。
【0125】
工程3 − N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミドの製造
N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオンアミド(30.0g、0.084モル)と1%白金担持炭素(15g)とをN,N-ジメチルホルムアミドに懸濁し、得られた混合物を15バールで水素添加し、30℃で5時間攪拌した。反応混合物を濾過して触媒を除き、濾液を真空中で濃縮した。残留物をジクロロメタンと共に磨砕して、N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド(17.6g)を得た。
1NMR(d6-DMSO)δ:1.25(t, 3H); 1.52(d, 3H); 2.7(q, 2H); 3.9(m, 1H); 6.57(dd, 1H); 6.69(d, 1H); 6.76(d, 1H); 9.52(br, 1H)ppm。
【0126】
工程4 − N-(4-クロロ-3-メチルイソチアゾール-5-イル)-2-[2-(2,3-ジクロロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミドの製造
N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド(0.50g、0.0015モル)と ピリジン(0.12ml)とをN,N-ジメチルアセトアミド(5ml)に溶解した溶液を冷却し(氷浴)、これに2,3-ジクロロベンゾイルクロリド(0.32g、0.0015モル)を加え、混合物を3時間攪拌した。冷却浴を取り除き、混合物を一夜放置してその温度を室温に戻した。混合物を氷/水に注加し、沈殿を濾過して採取し、真空中で乾燥した。得られた生成物を1,1,2,2-テトラクロロエタン(7ml)に懸濁し、p-トルエンスルホン酸(0.073g、0.0004モル)を加え、混合物を一夜加熱還流した。混合物をクロロホルムで希釈し、食塩水で洗浄した。得られた有機抽出液を真空中で蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で最初にヘキサンで溶出し、次いで酢酸エチル:ヘキサンが3:7の混合液で溶出することによってさらに精製し、N-(4-クロロ-3-メチルイソチアゾール-5-イル)-2-[2-(2,3-ジクロロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミドを融点158〜161℃のクリーム色固体として得た。
【0127】
実施例6
本実施例は式(I)で示される化合物の殺害虫/殺虫特性(pesticidal/insecticidal properties)を例証する。
式(I)で示される個々の化合物の活性を種々の害虫を用いて測定した。式(I)で示される化合物を重量で500パーツ・パー・ミリオン(ppm)含有する液体組成物を用いて、害虫を処理した。各々の組成物は、前記化合物をアセトンとエタノールの混合物(容量比で50:50)に溶解し、得られた溶液を、湿潤剤SYNPERONIC NP8を0.05容量%含有する水で、液体組成物が所要濃度の化合物を含有するまで希釈することにより調製した。SYNPERONICは登録商標である。
各々の害虫について使用した試験方法は本質的に同じであり、媒体(これは通常は害虫が食する基材、宿主植物又は食材であった)上で多数の害虫を飼胃、前記の媒体及び害虫のいずれか又はその両方を前記組成物で処理することからなっていた。害虫の死虫率は通常は処理後2日〜5日の間に評価した。
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)に対する各々の試験においては、白菜の葉にアブラムシを蔓延させ、蔓延した葉に供試組成物を噴霧し、3日後に死虫率を評価した。
同様の試験をナミハダニ(Tetranychus urticae)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogastger)、オオタバコガ(Heliothis virescens)、コナガ(Plutella xylostgella)及びDiabrotica balteataそれぞれに対して行った。
また試験を、生体外(in vitro)試験を使用してネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)に対しても行った。この試験ではセンチュウを、式(I)で示される化合物を12.5ppm(重量)の濃度で含有し且つSYNPERONIC NP8を含有しない以外は前記のようにして調製したされた液体組成物に懸濁した。
これらの試験の結果を表3に示す。表中のそれぞれの死虫率(得点)は9、5又は0として示し、9は80〜100%の死虫率を示し、5は40〜79%の死虫率を示し且つ0は40%よりも低い死虫率を表す;またMpはモモアカアブラムシ(Myzus persicae)を表し;DbはDiabrotica balteataを表し;Hvはオオタバコガ(Heliothis virescens)を表し; Pxはコナガ(Plutellaxylostgella)を表し;Miはネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)を表し、且つDmはキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogastger)を表す。
【0128】
【0001】
本発明は、改良されたアゾール誘導体、それを含有してなる殺虫、殺ダニ、殺軟体動物及び殺線虫剤組成物並びにその昆虫、ダニ、軟体動物及び線虫害虫を防除するための使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アゾール及びアジン誘導体は、国際出願公開第W095/31448号、第W097/18198号、第W098/02424号、第W098/05670号及び第W098/17630号明細書に記載されている。国際出願公開第WO00/06566号明細書には、殺虫性アゾール誘導体が記載されている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本出願人は、国際出願公開第WO00/06566号明細書に記載の化合物よりも利点を示す一群の化合物を見出した。従って、本発明は、次の式(I):
{式中、BはO原子又はS原子であり;Hetは下記の複素環(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)、(g)及び(h):
の中から選択される複素環であり、そのそれぞれの矢印は前記の式(I)のN原子に結合する位置を表し、
R1 は水素原子、C1 〜 2アルキル基、(C1 〜 6)アルコキシメチル基又はプロパルギル基であり;R2 は水素原子、メチル基又はフルオロ基であり;R3、R4及びR5は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 2アルキル基、C1 〜 2アルコキシ基又はC1 〜 2ハロアルキル基であり;R6及びR10は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 3アルキル基、
C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 8アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルフィニル基、C1 〜 6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1 〜 3アルキルアミノ基又はジ(C1 〜 3)アルキルアミノ基であり(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする);R7、R8及びR9は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、C2 〜 6ハロアルケニルオキシ基、基S(O)pR11、OSO2R12、NR13SO2R14、NR15R16、NR17COR18、COR19、SiR20R21R22、SCN、置換されていてもよいアリール基又は置換されていてもよいヘテロアリール基であり;R11、R12及びR14は独立してC1 〜 6アルキル基、C1 〜 6ハロアルキル基又は置換されていてもよいアリール基であり;R13及びR17は独立して水素原子又はC1 〜 2アルキル基であり;R15及びR16は独立して水素原子又はC1 〜 3アルキル基であるか;あるいはR15及びR16はこれらが結合しているN原子と一緒になって置換されていてもよい5員又は6員複素環を形成し(該複素環はO原子及びS原子から選択される別の異種原子を含有していてもよい);R18及びR19は独立して水素原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基又は基NR23R24であり;R20、R21及びRR22は独立してC1 〜 4アルキル基又はアリール基であり;R23及びR24は独立して水素原子又はC1 〜 3アルキル基であるか;あるいはR23及びR24はこれらが結合しているN原子と一緒になって置換されていてもよい5員又は6員複素環を形成し(該複素環はO原子及びS原子から選択される別の異種原子を含有していてもよい);且つpは0、1又は2である;但し、Hetが複素環(a)、(b)、(c)及び(d)の中から選択される複素環であり;且つR1が水素原子、C1 〜 2アルキル基、(C1 〜 2)アルコキシメチル基又はプロパルギル基であり;且つR2が水素原子であり;且つR3、R4及びR5がそれぞれ水素原子である場合には、次の部分(M):
〔式中、矢印は前記の式(I)で示されるベンゾ縮合環系に結合する位置を表す〕が、
2-Br-C6H4 、2-Cl-C6H4 、2,3-ジCl-C6H3 、2,4-ジCl-C6H3 、2,5-ジCl-C6H3 、2,6-ジCl-C6H3 、2,4,6-トリCl-C6H2 、C6Cl5 、2-Cl-4-F-C6H3 、2-Cl-6-F-C6H3 、4-Cl-2,5-ジF-C6H2 、2-Cl-4-N02-C6H3 、2-Cl-4-CF3-C6H3 、2-Cl-6-CF3-C6H3 、2-Cl-4-メタンスルホニル-C6H3 、2,4-ジCl-5-F-C6H2 、2-F-C6H4 、2,3-ジF-C6H3 、2,4-ジF-C6H3 、2,5-ジF-C6H3 、2,6-ジF-C6H3 、2,3,4-トリF-C6H2 、2,3,5-トリF-C6H2 、2,3,6-トリF-C6H2 、2,4,6-トリF-C6H2 、2,3,4,5-テトラF-C6H 、C6F5 、2-F-3-CF3-C6H3 、2-F-4-CF3-C6H3 、2-F-5-CF3-C6H3 、2-F-6-CF3-C6H3 、4-F-2-CF3-C6H3 、5-F-2-CF3-C6H3 、2-CN-C6H4 、2-C2H5O-C6H4 、2-C2H5-C6H4 、2-CH30-C6H4 、2,6-ジCH3O-C6H3 、2-CH3-C6H4 、2,3-ジCH3-C6H3 、2,4-ジCH3-C6H3 、2,5-ジCH3-C6H3 、2,6-ジCH3-C6H3 、2,4,6-トリCH3-C6H2 、2-N02-C6H4 、4-メタンスルホニル-2-ニトロフェニル基又は2-トリフルオロメチルフェニル基ではないものとする}
で示される化合物を提供する。
【0004】
前記の式(I)で示される化合物は、種々の幾何異性体又は光学異性体又は互変異性体として存在していてもよい。本発明はかかる異性体及び互変異体並びにこれらの種々の割合の混合物、並びに重水素化化合物などの同位体に及ぶ。
【0005】
それぞれのアルキル部分は直鎖又は分岐鎖であり、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、
sec-ブチル基、iso-ブチル基、tert-ブチル基又はneo-ペンチル基である。
【0006】
ハロゲン原子は、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である。
【0007】
ハロアルキル基は、1個又はそれ以上の同一又は異なるハロゲン原子で置換されているアルキル基であり、例えば、基CF3 、CF2Cl、CF3CH2 又はCHF2CH2である。
【0008】
アルケニル部分及びアルキニル部分は、直鎖又は分岐鎖の形であることができる。アルケニル部分は、適当ならば、(E)-配置又は(Z)-配置であることができる。その例はビニル基、アリル基、エチニル基及びプロパルギル基である。
【0009】
ハロアルケニル部分は、1個又はそれ以上の同一又は異なるハロゲン原子で置換されているアルキル部分であり、その例はCH2CH=CCl2である。
【0010】
アリール基としては、ナフチル基、アントラニル基、フルオレニル基及びインデニル基が挙げられるが、フェニル基であることが好ましい。
【0011】
ヘテロアリール基という用語は、O原子、S原子及びN原子の中から選択される1個又はそれ以上の異種原子(好ましくは1個又は2個の異種原子)を含めて最大で10個の原子を含有する芳香族環をいう。かかる環の例としては、ピリジン環、ピリミジン環、フラン環、キノリン環、キナゾリン環、ピラゾール環、チオフェン環、チアゾール環、オキサゾール環及びイソキサゾール環が挙げられる。
【0012】
シクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。
【0013】
存在する場合には、アリール基又はヘテロアリール基上の任意の置換基は、独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、
C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、
C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、C1 〜 2アルキルチオ基、基SO2CH3 、SO2CH2CH3 、OSO2CH3及びSCNの中から選択される。
【0014】
ジアルキルアミノ置換基は、そのジアルキル基がこれらが結合しているN原子と一緒になって5員、6員又は7員複素環を形成し、該複素環がO原子、N原子又はS原子から選択される1個又は2個の別の異種原子を含有していてもよく且つ(C1 〜 6)アルキル基の中から独立して選択される1個又は2個の基で置換されていてもよいものであるジアルキルアミノ置換基を包含することが理解されるべきである。N原子の2個の基が結合することによって複素環が形成される場合には、得られる環はピロリジン環、ピペリジン環、チオモルホリン環及びモルホリン環であり、そのそれぞれは(C1 〜 6)アルキル基から独立して選択される1個又は2個の基で置換されていてもよい。
【0015】
シクロアルキル基の任意の置換基としては、好ましくは ハロゲン原子、シアノ基及びC1 〜 3アルキルが挙げられる。
【0016】
本発明の一つの態様においては、R6及びR10が独立して水素原子、ハロゲン原子、
C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 2アルキルチオ基、アミノ基、C1 〜 3アルキルアミノ基又はジ(C1 〜 3)アルキルアミノ基であり(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする);且つR7、R8及びR9が独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、基S(O)pR11、OSO2R12、NR13SO2R14、NR15R16、NR17COR18、COR19、SiR20R21R22、SCN、置換されていてもよいアリール基又は置換されていてもよいヘテロアリール基である前記の式(I)で示される化合物が提供される。
【0017】
BはO原子であることが好ましい。
【0018】
Hetは複素環(a)、(c)、(f)及び(g)の中から選択される複素環であることが好ましい。
Hetは複素環(a)、(c)及び(g)の中から選択される複素環であることがさらに好ましい。
Hetは複素環(a)及び(c)の中から選択される複素環であることがさらにより好ましい。
【0019】
R1は水素原子、C1 〜 2アルキル基又は(C1 〜 6)アルコキシメチルであることが好ましい。
R1は水素原子、エチル基、基CH2OCH3又はCH2OCH2CH3であることがさらに好ましい。
R1は水素原子、エチル基又は基CH2OCH2CH3であることがさらにより好ましい。
R1は水素原子又は基CH2OCH2CH3であることがさらに一層好ましい。
R2は水素原子又はメチル基であることが好ましい。
【0020】
本発明の一つの態様においては、R2がメチル基であることが好ましい。
R3、R4及びR5はそれぞれ独立して水素原子又はハロゲン原子であることが好ましい。
R3は水素原子又は弗素原子であることが好ましい。
R3は水素原子であることがさらに好ましい。
【0021】
R4は水素又は弗素原子であることが好ましい。
R4は水素原子であることがさらに好ましい。
【0022】
R5は水素又は弗素原子であることが好ましい。
R5は水素原子であることがさらに好ましい。
【0023】
R7、R8及びR9はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルホニル基又はC2 〜 6ハロアルケニルオキシ基であることが好ましい。
【0024】
R7は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、ニトロ基又はシアノ基であることが好ましい。
【0025】
R7は水素原子、塩素原子、弗素原子、メチル基、OC2H4OCH3 、ニトロ基又はシアノ基であることがさらに好ましい。
【0026】
R7は水素原子又は塩素原子であることがさらにより好ましい。
R7は水素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0027】
R8は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、シアノ基、C1 〜 6アルキルスルホニル基又はC2 〜 6ハロアルケニルオキシ基であることが好ましい。
R8は水素原子、塩素原子、弗素原子、臭素原子、基CF3 、エトキシ基、基OC2H4OCH3 、基OCH2C≡CH、シアノ基、基SO2CH3又はOCH2CH=CCl2であることがさらに好ましい。
R8は水素原子、塩素原子、基CN、CF3 又はSO2CH3であることがさらにより好ましい。
R8 は水素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0028】
R9 は水素原子、ハロゲン原子又はC1 〜 6アルキルチオ基であることが好ましい。
R9 は水素原子、塩素原子、弗素原子、ヨウ素原子又はSCH3基であることがさらに好ましい。
R9 は水素原子、塩素原子又は弗素原子であることがさらにより好ましい。
R9 は水素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0029】
R6及びR10は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 8アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルフィニル基又はC1 〜 6アルキルスルホニル基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)であることが好ましい。
【0030】
本発明の一つの態様においては、R6及びR10が独立して水素原子、ハロゲン原子、
C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基又はC1 〜 2アルキルチオ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)ことが好ましい。
【0031】
R6 が水素原子、メチル基、塩素原子、弗素原子又は臭素原子であり且つR10が水素原子、メチル基、塩素原子、弗素原子、OCH3基、SCH3基、CF3基又はニトロ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)であることがさらに好ましい。
【0032】
R6が水素原子、塩素原子、弗素原子又は臭素原子であり且つR10が水素原子、塩素原子、弗素原子、OCH3基、SCH3基、CF3基又はニトロ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする)ことがさらにより好ましい。
【0033】
R6が水素原子、塩素原子、弗素原子又は臭素原子であり且つR10が塩素原子、弗素原子又は臭素原子であることがさらにいっそう好ましい。
【0034】
R6 が水素原子である場合には、R10が弗素原子、塩素原子又は臭素原子であること及びR6が全て塩素原子又は弗素原子である場合にはR10が弗素原子であることが最も好ましい。
【0035】
表1の化合物は本発明の化合物を例証する。表1にBが酸素原子であり且つR3、R4 及びR5 がH原子である場合の式(I)で示される化合物207個を示す。
【0036】
本明細書全体を通じて下記の略号を使用する:
m.p.=融点 ppm=パーツ・パー・ミリオン
s=一重線 br=幅広い
d=二重線 dd=二重線の二重線
t=三重線 q=四重線
m=多重線
【0037】
表2に、式(I)で示される化合物について選択された融点及び選択されたNMRデータを示す。全て溶媒としてCDCl3を用いた〔特に明記しない限りは;溶媒混合物が存在する場合には、これは例えば、(CDCl3/d6-DMSO)として示す〕(全ての場合の特性データ全部をリストアップしたわけではない)。
【0038】
本発明の化合物は種々の方法で製造し得る。
例えば、式(A)で示される化合物〔式中、Het、B、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、R1がH原子でない以外は、式(I)で示される化合物について定義した前記の意義を有する〕である式(I)で示される化合物は、式(B)で示される化合物〔式中、Het、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について定義した前記の意義を有する〕である式(I)で示される化合物から、場合によっては塩基の存在下で、アルキル化剤(例えば、ハロゲン化アルキル、硫酸ジアルキル又はトリアルキルオキソニウム塩)で処理することによって製造し得る。
【0039】
【0040】
式(B)で示される化合物〔式中、Het、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有する〕である式(I)で示される化合物は、式(C)で示される化合物から、式(II)で示される化合物〔式中、
Hetは式(I)で示される化合物について前記に定義した意義を有する〕を、適当な式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはOH基である〕と好ましくは適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中で反応させるか、あるいは適当な式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはハロゲン原子、アシルオキシ基、アルコキシ基(特にメトキシ基)、置換アルコキシ基又はアリールオキシ基である〕と、場合によっては塩基(例えば、トリエチルアミン又はナトリウムメトキシド)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、1,1,2,2-テトラクロロエタン、テトラヒドロフラン、N,N-ジメチルアセトアミド又はメシチレン)中で反応させることによって製造し得る。
【0041】
【0042】
化合物(II)は公知化合物であるか、又は公知の化合物から公知の方法で製造することができる。
【0043】
式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアシルオキシ基である〕は、式(C)で示される化合物〔式中、B、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕から公知の方法で製造し得る。
【0044】
式(C)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、R2はメチル基であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(D)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕を適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で適当な塩基〔例えば、リチウム ジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム又はリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド〕で処理し、次いで適当なメチル化剤(例えば、ヨウ化メチル又は硫酸ジメチル)で処理することによって製造し得る。
【0045】
【0046】
式(C)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、R2は弗素原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(D)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕を適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で適当な塩基〔例えば、リチウム ジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム又はリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド〕で処理し、次いで適当な弗素化剤(例えば、N-フルオロベンゼンスルホンイミド)で処理することによって製造し得る。
【0047】
式(D)で示される化合物〔式中、B、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕から公知の条件下で製造し得る。例えば、式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXは塩素原子である〕を用いて、場合によっては塩基(例えば、ピリジン又は炭酸水素ナトリウム)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルアセトアミド又は1,2-ジメトキシエタン)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、トルエン、キシレン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化し得る。別法として、式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つYはOH基である〕を用いて、場合によっては適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、キシレン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化してもよい。
【0048】
【0049】
式(E)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕は、式(F)で示される化合物〔式中、B、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXはアルコキシ基である〕から当該技術で知られている方法(例えば、J. March, Advanced Organic Chemistry, Third Edition, John Wiley and Sons, New York, 1985, 及びその参考文献参照)を使用して還元することによって製造し得る。
【0050】
【0051】
式(F)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、BはS原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(F)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕から文献 J. Scheigetz, R. Zamboni and B. Roy, Synth. Commun., 25(1995)(18), 2791-2806頁に記載の条件と同様の条件を使用して製造し得る。
【0052】
式(F)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(G)で示される化合物〔式中、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕から公知の条件下でニトロ化することによって製造し得る。
【0053】
【0054】
化合物(G)は公知の化合物であるし、公知の化合物から公知の方法で製造し得る。
【0055】
別法として、式(B)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕である式(I)で示される化合物は、式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕から前記の条件と同様の条件下で製造し得る。
【0056】
【0057】
例えば、式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つXは塩素原子である〕を用いて、場合によっては塩基(例えば、ピリジン)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルアセトアミド)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、トルエン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化し得る。
【0058】
別法として、式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つYはOH基である〕を用いて、場合によっては適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中でアシル化し、次いで適当な溶媒(例えば、キシレン又は1,1,2,2-テトラクロロエタン)中で(好ましくはp-トルエンスルホン酸又はピリジニウムp-トルエンスルホネートなどの酸の存在下で)環化し得る。
【0059】
式(III)で示される化合物〔式中、R6、R7、R8、R9及びR10は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つYはOH基である〕は、Paul Froyen によって報告された方法(Tetrahedron Letters, Vol.38, No.30, pp 5359-5362, 1997)に従って処理し、次いで得られたアシルオキシホスホニウム塩を式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕と反応させ、その後に前記の方法に従って環化して式(B)で示される化合物である別の式(I)で示される化合物を製造し得る。
【0060】
式(H)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(J)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕から当該技術で知られている方法(例えば、J. March, Advanced Organic Chemistry, Third Edition, John Wiley and Sons, New York, 1985 及びその参考文献参照)を使用して還元することによって製造し得る。
【0061】
【0062】
式(J)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(K)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはOH基である〕を、式(II)で示される化合物〔式中、Hetは式(I)で示される化合物について前記に定義した意義を有する〕を用いて、好ましくは適当なカップリング剤〔例えば、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド又は1,1´-カルボニルジイミダゾール〕の存在下で且つ場合によっては適当な添加剤(例えば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール又は1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)の存在下に適当な溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド)中で処理することによって製造し得る。
【0063】
【0064】
別法として、式(J)で示される化合物〔式中、Het、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し且つBは酸素原子である〕は、式(K)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはハロゲン原子、アシルオキシ基、アルコキシ基(特にメトキシ基)、置換アルコキシ基又はアリールオキシ基である〕を、場合によっては塩基(例えば、トリエチルアミン又はナトリウムメトキシド)の存在下で且つ適当な溶媒(例えば、1,1,2,2-テトラクロロエタン、テトラヒドロフラン、N,N-ジメチルアセトアミド又はメシチレン)中で処理することによって製造し得る。
【0065】
式(K)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕は、式(L)で示される化合物〔式中、R2、R3、R4及びR5は式(I)で示される化合物について前記で定義した意義を有し、Bは酸素原子であり且つXはアルコキシ基である〕から公知の条件下でニトロ化することによって製造し得る。
【0066】
【0067】
式(L)で示される化合物は公知の化合物であるし、公知の化合物から公知の方法で製造し得る。
【0068】
式(I)で示される化合物は、昆虫害虫 例えば、鱗翅目(Lepidoptera)、双翅目(Diptera)、半翅目(Hemiptera)、総翅目(Thysanoptera)、直翅目(Orthoptera)、網翅類(Dictyoptera)、鞘翅目(Coleoptera)、ノミ目(Siphonaptera)、膜翅目(Hymnoptera)及び等翅目(Isoptera) 並びにその他の無脊椎動物害虫、例えば、ダニ、線虫及び軟体動物害虫の蔓延を防除するのに使用できる。昆虫、ダニ、線虫及び軟体動物を一緒にして以下害虫という。発明化合物を使用することによって防除し得る害虫としては、農業(この用語は食物及び繊維製品用の作物の生長を包含する)、園芸及び畜産、伴侶動物、林業並びに植物起源の製品(例えば、果実、穀物及び木材)の貯蔵に関連した害虫;人の造った構造物の損傷並びに人及び動物の病気の伝染に関連した害虫;さらにまた迷惑害虫(例えば、ハエ)が挙げられる。
【0069】
本発明の前記の式(I)で示される化合物で防除し得る害虫種の例としては、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、マメノクロアブラムシ(Aphis fabae)、メクラカメムシ(Lygus)種、ホシカメムシ(Dysdercus)種、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、カメムシ(Nezara)種、Euschistus種、ヘリカメムシ(Leptocorisa)種、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、アザミウマ(Thrips)種、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、ワタミハナゾウムシ (Anthonomus grandis)、マルカイガラムシ(Aonidiella)種、コナジラミ(Trialeurodes)種、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、スポドプテラ・リットラリス(Spodoptera littoralis)、オオタバコガ(Heliothis virescens)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、タバコガ(Helicoverpa zea)、ワタノメイガ(Sylepta derogata)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、コナガ(Plutella xylostella)、ヤガ(Agrotis)種、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、コルチオケテス・テルミニフェラ(Chortiocetes terminifera)(ワタリバッタ類)、デアブロチカ(Diabrotica)種(ウリハムシ類)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、フィルロコプトゥルータ・オレイボーラ(Phyllocoptruta oleivora)(ミカンサビダニ)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、ヒメハダニ(Brevipalpus)種、オウシマダニ(Boophilus microplus)、アメリカイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)、ネコノミ(Ctenocephalidesfelis)、ハモグリバエ(Liriomyza)種、イエバエ(Musca domestica)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ハマダラカ(Anopheles)種、イエカ(Culex)種、キンバエ(Lucillia)種、チャバネゴキブリ(Blattellagermanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ムカシシロアリ科(Mastotemiitidae)〔例えば、ムカシシロアリ(Mastotermes)種〕、レイビシロアリ科(Kalotermitidae)〔例えば、ネオテルメス(Neotermes)種〕、ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)〔例えば、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、Reticulitermes flavipes、ヤマトシロアリ(R. speratus)、 R. virginicus, R. hesperus、及びR. santonensis)〕及びオオシロアリ科(Termitidae)〔例えば、キイロマルガシラシロアリ(Globitermes sulphureus)〕のシロアリ類、アカカミアリ(Solenopsis geminate)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ダマリニア(Damalinia)種及びケモノジラミ(Linognathus)種(咬及び吸血シラミ)、ネコブセンチュウ(Meloidogyne)種、グロボデラ(Globodera)種及びシストセンチュウ(Heterodera)種、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus)種、ロドホルス(Rhodopholus)種、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus)種、捻転胃虫(Haemonchus contortus)、線虫(Caenorhabditis elegans)、モウヨウセンチュウ(Trichostrongylus)種及びノハラナメクジ(Deroceras reticulatum)が挙げられる。
【0070】
前記の式(I)で示される化合物はまた活性な殺菌剤でもあり、下記の病原菌の1種又はそれ以上を防除するのに使用し得る:イネ及びコムギのイモチ病菌(Pyricularia oryzae)(Magnaporthe grised)並びにその他の宿主のイモチ病原菌(Pyricularia spp);コムギの赤さび病原菌(Puccinia recondita)、黄さび病原菌(Puccinia striiformis)及びその他のさび病原菌、オオムギの小さび病原菌(Puccinia hordei)、黄さび病原菌(Puccinia striiformis)及びその他のさび病原菌、その他の宿主(例えば、芝生、ライムギ、コーヒー、ナシ、リンゴ、ラッカセイ、サトウダイコン、野菜類及び観賞植物)のさび病原菌;ウリ科植物(例えば、メロン)のうどんこ病原菌(Erysiphe cichoracearum);オオムギ、コムギ、ライムギ及び芝生のうどんこ病原菌(Erysiphe graminis)並びに種々の宿主のその他のうどんこ病原菌、例えばホップのうどんこ病原菌(Sphaerotheca macularis)、ウリ科植物(例えば、キュウリ)のうどんこ病原菌〔Sphaerotheca fusca (Sphaerotheca fuliginea)〕、トマト、ナス及びアマトウガラシのうどんこ病原菌(Leveillula taurica)、リンゴのうどんこ病原菌(Podosphaera leucotricha)及びブドウのうどんこ病原菌(Uncinula necator);穀草類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ)、芝生及びその他の宿主のコクリオボルス(Cochliobolus)種、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種、ドレクスレラ(Drechslera)種〔ピレノホーラ(Pyrenophora)種〕、リンコスポリウム(Rhynchosporium)種、Mycosphaerella graminicola〔葉枯病原菌(Septoria tritici)〕及びPhaeosphaeria nodorum〔Stagonospora nodorum 又はふ枯病原菌(Septoria nodorum)〕、眼紋病原菌(Pseudocercosporella herpotrichoides) 及び立枯病原菌(Gaeumannomyces graminis);落花生の褐斑病原菌(Cercospora arachidicola)及び黒斑病原菌(Cercosporidium personatum)並びにその他の宿主、例えば、サトウダイコン、バナナ、ダイズ及び稲のその他のセルコスポラ(Cercospora)種;トマト、イチゴ、野菜類、ブドウ及びその他の宿主の灰色カビ病原菌(Botrytis cinerea)並びにその他の宿主のその他のボトリチス(Botrytis)種;野菜類(例えば、ニンジン)、セイヨウアブラナ、リンゴ、トマト、ジャガイモ、穀草類(例えば、コムギ)及びその他の宿主のアルタナリア(Alternaria)種;リンゴ、ナシ、核果、木の実及びその他の宿主の黒星病原菌(Venturia)種〔例えば、リンゴ黒星病原菌(Venturia inaequalis)〕;一連の宿主 例えば穀草類(例えば、コムギ)及びトマトのクラドスポリウム(Cladosporium)種;核果、木の実及びその他の宿主のモニリニア(Monilinia)種;トマト、芝生, コムギ, ウリ科植物及びその他の宿主のDidymella種;セイヨウアブラナ、芝生、稲、ジャガイモ、コムギ及びその他の宿主のホーマ(Phoma)種;コムギ、木材及びその他の宿主のアスペルギルス(Aspergillus)種及びアウレオバシジウム(Aureobasidium)種;エンドウ、コムギ、オオムギ及びその他の宿主の輪紋病原菌 (Ascochyta)種;リンゴ、ナシ、タマネギ及びその他の宿主の斑点病原菌(Stemphylium)種〔斑点病菌(Pleospora)種〕;リンゴ及びナシの夏季の病気(summer diseases)〔例えば、炭疽病原菌(Glomerella cingulata)、黒腐病原菌(Botryosphaeria obtusa)、黒点病原菌 (Mycosphaerella pomi)、赤星病原菌(Gymnosporangium juniperi-virginianae)、すす斑病原菌(Gloeodes pomigena)、すす点病原菌(Schizothyrium pomi) 及び胴腐病原菌(Botryosphaeria dothidea)〕;ブドウのベト病(Plasmopara viticola);その他のべと病、例えばレタスのべと病原菌(Bremia lactucae)、ダイズ、タバコ、タマネギ及びその他の宿主のべと病原菌(Peronospora)種、ホップのべと病原菌(Pseudoperonospora humuli)並びにウリ科植物のべと病原菌(Pseudoperonospora cubensis);芝生及びその他の宿主のフハイカビ(Pythium)病原菌〔例えば、苗腐敗病原菌(Pythium ultimum)〕;ジャガイモ及びトマトの疫病原菌(Phytophthora infestans)並びに野菜類、イチゴ、アボカド、コショウ、観賞植物、タバコ、カカオ及びその他の宿主のその他の疫病原菌(Phytophthora)種;稲及び芝生の葉腐病原菌(Thanatephorus cucumeris)並びに種々の宿主、例えば、コムギ、オオムギ、落花生、野菜類、ワタ及び芝生のリゾクトニア菌(Rhizoctonia)種;芝生、落花生、ジャガイモ、セイヨウアブラナ及びその他の宿主の菌核病菌(Sclerotinia)種;芝生、落花生及びその他の宿主のスクレロチウム菌(Sclerotium)種;イネの馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi);一連の宿主、例えば、芝生、コーヒー及び野菜類のコレクトリチクム(Colletotrichum)種;芝生のラエチサリア・フキホルミス(Laetisaria fuciformis);バナナ、落花生、柑橘類、ペカン、パパイア及びその他の宿主の(Mycosphaerella)菌種;柑橘類、ダイズ、メロン、ナシ、ルピナス及びその他の宿主のDiaporthe菌種;柑橘類、ブドウ、オリーブ、ペカン、バラ及びその他の宿主のElsinoe 菌種;一連の宿主、例えば、ホップ、ジャガイモ及びトマトのバーティシリウム病菌(Verticillium)種;セイヨウアブラナ及びその他の宿主のPyrenopeziza種;立枯れ病(vascular streak dieback)を引き起こすココアのオンコバシジウム・テオブロマエ(Oncobasidium theobromae);種々の宿主、特にコムギ、オオムギ、芝生及びトウモロコシのフザリウム(Fusarium)種、Typhula種、紅色雪腐病菌(Microdochium nivale)、クロボ菌(Ustilago)種、Urocystis種、チレチア菌(Tilletia)種及び麦角病菌(Claviceps purpurea);サトウダイコン、オオムギ及びその他の宿主のラムラリア(Ramularia)種;特に果物の収穫後の病気〔例えば、柑橘類の緑かび病原菌(Penicillium digitatum)、青かび病原菌(Penicilliurn italicum) 及び立枯れ病原菌(Trichoderma viride)、バナナの輪腐病原菌(Colletotrichum musae) 及び炭疽病原菌(Gloeosporiun musarum)並びにブドウの灰色カビ病原菌(Botrytis cinerea)〕;ブドウのその他の病原菌、特にEutypa lata、黒腐病原菌(Guignardia bidwellii)、卒中病原菌(Phellinus igniarus)、つる割病原菌(Phomopsis viticola)、Pseudopeziza tracheiphila 及び Stereum hirsutum;樹木すなわち木材のその他の病原菌(例えば、Lophodermium seditiosum)、特にセファロアスクス・フラグランス(Cephaloascus fragrans)、ケラトシスチス(Ceratocystis)種、オフィオストーマ・ピケアエ(Ophiostoma piceae)、ペニシリウム(Penicillium)種、トリコデルマ・プソイドコンギー(Trichoderma pseudokoningii)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、トリコデルマ・ハルチアナム(Trichoderma harzianum)、アルペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、レプトグラフィウム・リンドベルギ(Leptographium lindbergi) 及びオーレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans);並びにウイルス病の菌ベクター〔例えば、オオムギ黄色モザイクウイルス(BYMV)のベクターとしての穀草類のポリミキサ・グラミニス(Polymyxa graminis) 及びリゾマニア(rhizomania)のベクターとしてのサトウダイコンのポリミキシ・ベタエ(Polymyxa betae)〕1種又はそれ以上を防除するのに使用できる。
【0071】
式(I)で示される化合物は、1種又はそれ以上の真菌類に対して活性であるべき植物組織において求項的に、求基的に又は局部的に移動し得る。また、式(I)で示される化合物は、植物上の1種又はそれ以上の真菌類に対して蒸気相中で活性であるのに十分に揮発し得る。
【0072】
従って、本発明は、殺虫、殺ダニ、殺線虫又は殺軟体動物有効量の式(I)で示される化合物、又は式(I)で示される化合物を含有する化合物を、害虫、害虫の生息場所、又は害虫の襲撃に対して感受性の植物に施用することからなる昆虫、ダニ、線虫又は軟体動物の防除方法を提供し、また殺菌有効量の式(I)で示される化合物又は式(I)で示される組成物を含有する化合物を、植物、植物の種子、植物又は種子の生育場所、土壌又はその他の栽培培体(例えば、栄養溶液)に施用することからなるカビ菌類の防除方法を提供する。前記の式(I)で示される化合物は、昆虫、ダニ、線虫又は真菌に対して使用することが好ましい。
【0073】
本明細書で使用する“植物”という用語は、苗、低木及び高木を包含する。また、本発明の殺カビ方法は、保護処理、治療処理、全身処理、撲滅処理及び胞子形成阻害処理を含む。
【0074】
殺カビ剤として、前記の式(I)で示される化合物は、農業用途、園芸用途及び芝草用途に組成物の形で使用することが好ましい。
【0075】
式(I)で示される化合物を殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は殺軟体動物剤として害虫、害虫の生息場所、又は害虫による襲撃に感受性の植物に施用するか、あるいは殺菌剤として植物、植物の種子、植物又は種子の生育場所、土壌又は他の栽培媒体に施用するためには、式(I)で示される化合物は通常は、式(I)で示される化合物のほかに適当な不活性希釈剤又は担体と、場合によっては界面活性剤(SFAと略記する)とを含有する組成物に製剤化される。SFA類は、界面張力を下げることによって界面(例えば、液体/固体、液体/空気又は液体/液体の界面)の性質を変えることができ、それによってその他の性質(例えば、分散、乳化、湿潤)に変化をもたらすことができる化学物質である。全ての組成物(固形製剤及び液状製剤の両方)は式(I)で示される化合物を重量で0.0001〜95%、さらに好ましくは1〜85%、例えば5〜60%を含有することが好ましい。前記の組成物は、一般に式(I)で示される化合物を1ヘクタール当たり0.1g〜10kg、好ましくは1ヘクタール当たり1g〜6kg、さらに好ましくは1ヘクタール当たり1g〜1kgの薬量で施用するように、害虫又は真菌類の防除に使用される。
【0076】
種子粉衣に使用する場合には、式(I)で示される化合物は、種子1kg当たり0.0001g〜10g(例えば、0.001g又は0.05g)、好ましくは0.005g〜10g、さらに好ましくは0.005g〜4gの薬量で施用する。
【0077】
別の要旨において、本発明は、殺虫、殺ダニ、殺線虫、殺軟体動物又は殺菌有効量の前記の式(I)で示される化合物とそれ用の担体又は希釈剤とを含有してなる殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤又は殺菌剤組成物を提供する。該組成物は、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は殺菌剤組成物であることが好ましい。
【0078】
さらに別の要旨において、本発明は、害虫又はカビ菌あるいは害虫又はカビ菌の生息場所を、殺虫、殺ダニ、殺線虫、殺軟体動物又は殺菌有効量の式(I)で示される化合物を含有する組成物を用いて処理することからなる生息場所の害虫又はカビ菌の防除方法を提供する。前記の式(I)で示される化合物は、昆虫、ダニ、線虫又は真菌に対して使用することが好ましい。
【0079】
該組成物は、多数の製剤、例えば粉剤(DP)、水溶剤(SP)、水溶性顆粒剤(SG)、水和性顆粒剤(WG)、水和剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性又は速放性)、可溶性濃厚物(SL)、油混和性液剤(OL)、微量液剤(UL)、乳剤(EC)、分散性濃厚物(DC)、エマルジョン〔水中油型(EW)及び油中水型(EO)の両方〕、マイクロエマルジョン(ME)、フロアブル剤(SC)、エーロゾル、燻蒸/燻煙剤、カプセル懸濁剤(CS)及び種子処理製剤の中から選択することができる。いずれの場合にも選択した剤型は、想定した特定の目的及び前記の式(I)の化合物の物理的、化学的及び生物学的性質に左右されるであろう。
粉剤(DP)は、式(I)で示される化合物を1種又はそれ以上の固形希釈剤〔例えば、天然クレー、カオリン、ピロフィライト、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、ケイソウ土(kieselguhr)、チョーク、ケイソウ土(diatomaceous earth)、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルク及びその他の有機及び無機固体担体〕と混合し、次いで得られる混合物を微細粉末に機械粉砕することにより製造し得る。
【0080】
水溶剤(SP)は、式(I)で示される化合物を、1種又はそれ以上の水溶性無機塩(例えば、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム又は硫酸マグネシウム)又は1種又はそれ以上の水溶性有機固体(例えば多糖)と、場合によっては水分散性/溶解性を向上させるための1種それ以上の湿潤剤、1種又はそれ以上の分散剤あるいはこれらの混合物と混合することにより製造し得る。次いで、得られた混合物を微細粉末に粉砕する。また、同様の組成物を粉砕して水溶性顆粒(SG)を形成することもできる。
【0081】
水和剤(WP)は、式(I)で示される化合物を、1種又はそれ以上の固体希釈剤又は担体と、1種又はそれ以上の湿潤剤と、好ましくは1種又はそれ以上の分散剤と、場合によっては液体中への分散を促進する1種又はそれ以上の懸濁剤とを混合することにより製造し得る。次いで得られた混合物を微細な粉末に粉砕する。また、同様な組成物を造粒して水和性顆粒剤(WG)を形成してもよい。
【0082】
粒剤(GR)は、式(I)で示される化合物と1種又はそれ以上の粉末状固体希釈剤又は担体との混合物を造粒化することにより形成してもよいし、あるいは予備形成したブランク顆粒から、式(I)で示される化合物(又はその適当な薬剤に溶解した溶液)を多孔質の粒状材料〔例えば、軽石、アタパルジャイトクレー、フラー土、ケイソウ土(kieselguhr)、ケイソウ土(diatomaceous earth)又は粉砕したトウモロコシ穂軸〕に吸収させるか 又は 式(I)で示される化合物(又はその適当な薬剤に溶解した溶液)を硬質芯材(例えば、砂、ケイ酸塩、鉱物質炭酸塩、硫酸塩又はリン酸塩)に吸着させ、必要ならば乾燥させることによって形成してもよい。吸収又は吸着を促進するのに常用される薬剤としては、溶媒(例えば、脂肪族及び芳香族石油溶媒、アルコール、エーテル、ケトン及びエステル)及び粘着剤(例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖及び植物油)が挙げられる。また、別の1種又はそれ以上の添加剤を顆粒に含有させてもよい(例えば、乳化剤、湿潤剤又は分散剤)。
【0083】
分散性濃厚物(DC)は、式(I)で示される化合物を水又は有機溶媒、例えばケトン、アルコール又はグリコールエーテルに溶解することにより製造し得る。これらの溶液は、界面活性剤(例えば、水希釈を向上させるか又は噴霧タンク中での晶出を防止するため)を含有し得る。
【0084】
乳剤(EC)又は水中油エマルジョン(EW)は、式(I)で示される化合物を、有機溶媒(場合によっては1種又はそれ以上の湿潤剤、1種又はそれ以上の乳化剤あるいはこれらの混合物を含有する)に溶解することにより製造し得る。ECに使用するのに適した有機溶媒としては、芳香族炭化水素〔例えば、SOLVESSO 100、SOLVESSO 150及びSOLVESSO 200(SOLVESSOは登録商標である)によって代表されるアルキルベンゼン又はアルキルナフタレン〕、ケトン類(例えば、シクロヘキサノン又はメチルシクロヘキサノン)及びアルコール類(例えば、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール又はブタノール)、N−アルキルピロリドン類(例えば、N−メチルピロリドン又はN−オクチルピロリドン)、脂肪酸のジメチルアミド類(例えば、C8〜C10脂肪酸ジメチルアミド)及び塩素化炭化水素が挙げられる。EC製品は、水に添加すると自然に乳化して、適当な装置による噴霧施用を可能にするのに十分な安定性を有するエマルジョンを生成し得る。EWの調製には、式(I)で示される化合物を液体として(該化合物が室温で液体でない場合には、合理的な温度、典型的には70℃以下で溶融してもよい)あるいは溶解した状態(前記化合物を適当な溶媒に溶解することにより)で得て、次いで得られる液体又は溶液を高剪断下で1種又はそれ以上のSFAを含有する水に乳化させてエマルジョンを生成させることを伴なう。EWに使用するのに適した溶媒としては、植物油、塩素化炭化水素(例えば、クロロベンゼン)、芳香族溶媒(例えば、アルキルベンゼン又はアルキルナフタレン)及び水への低い溶解度を有する他の適当な有機溶媒が挙げられる。
マイクロエマルジョン(ME)は、1種又はそれ以上の溶媒と1種又はそれ以上のSFAとの配合物を、水と混合して、熱力学的に安定な等張液配合物を製造することにより調製し得る。式(I)で示される化合物は、最初に水に又は溶媒/SFA配合物に存在させる。MEに使用するのに適した溶媒としては、EC又はEWにおける使用について前記した溶媒が挙げられる。MEは水中油系又は油中水系のいずれであってもよく(どちらの系が存在するかは電導率測定により決定し得る)、しかも水溶性及び油溶性の農薬(pesticide)を同じ配合物に混合するのに適当であり得る。MEはマイクロエマルジョンとして残留させるか又は慣用の水中油型エマルジョンを形成して水に希釈するのに適している。
【0085】
フロアブル剤(SC)は、式(I)で示される化合物の微細不溶性固体粒子の水性又は非水性懸濁物を含有し得る。SCは、式(I)で示される化合物の固体を適当な媒体中で、場合によっては1種又はそれ以上の分散剤と共にボールミル又はビーズミル粉砕して該化合物の微粒子懸濁物を生成させることにより製造し得る。1種又はそれ以上の湿潤剤を該組成物に含有させてもよいし、また懸濁剤を含有させて粒子が沈降する速度を低下させてもよい。別法として、式(I)で示される化合物を乾燥粉砕してもよいし、前記の薬剤を含有する水に添加して所望の最終製品を製造してもよい。
【0086】
エーロゾル組成物は、式(I)で示される化合物と適当な噴射剤(例えばn−ブタン)とを含有する。また、式(I)で示される化合物は、適当な媒体(例えば、水又は水混和性液体、例えばn−プロパノール)に溶解又は分散させて非加圧式手動噴霧ポンプに用いる組成物を提供し得る。
【0087】
式(I)で示される化合物は、乾燥状態で火工混合物と混合して、密閉空間中で該化合物含有煙を発生させるのに適した組成物を形成し得る。
【0088】
カプセル懸濁剤(CS)は、EW製剤の製造と同様にして調製し得るが、油滴の水性分散物が得られるように追加の重合工程を用いる。該水性分散物中で各々の油滴は重合体状外被(shell)によってカプセル化されており、しかも式(I)で示される化合物と場合によってはそれ用の担体又は希釈剤とを含有する。重合体状外被は、界面重縮合反応によるか又はコアセルベーション法により製造し得る。該組成物は式(I)で示される化合物の制御された放出を提供し得、種子の処理に使用し得る。式(I)で示される化合物はまた、生分解性の重合体マトリックスに配合して該化合物の緩やかな制御された放出を提供し得る。
【0089】
組成物は、(例えば、表面の湿潤性、保持力又は分布;処理した表面の耐雨性;又は式(I)で示される化合物の吸収又は移動性を向上させることにより)該組成物の生物学的性能を向上させるために1種又はそれ以上の添加剤を含有し得る。かかる添加剤としては、界面活性剤、油基剤の噴霧添加剤、例えば、ある種の鉱物油又は天然植物油(例えば、ダイズ油及びナタネ油)、及びこれらと別の生体機能強化補助剤〔式(I)で示される化合物の作用を促進するか改質し得る成分〕との混合物がある。
【0090】
式(I)で示される化合物はまた、種子処理剤として、例えば粉末組成物、例えば乾燥種子処理用粉末(DS)、水溶性粉末(SS)又はスラリー処理用の水分散性粉末(WS)として製剤してもよいし、あるいは液体組成物、例えば流動性濃厚物(FS)、液剤(LS)又はカプセル懸濁物(CS)として使用するのために製剤してもよい。DS、SS、WS、FS 及びLS組成物の製造は、それぞれ前記したDP、SP、WP、SC及びDC組成物の製造と極めて似ている。種子処理用の組成物は、種子に対する該組成物の付着を促進する薬剤(例えば、鉱物油又は皮膜形成性遮断剤)を含有し得る。
【0091】
湿潤剤、分散剤及び乳化剤は、陽イオン性、陰イオン性、両親媒性又は非イオン性の界面活性剤(SFA)であり得る。
【0092】
陽イオン性の適当なSFAとしては、第四級アンモニウム化合物(例えばセチルトリメチルアンモニウムブロミド)、イミダゾリン類及びアミン塩が挙げられる。
【0093】
適当な陰イオン性SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ブチルナフタレンスルホン酸塩、及びジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩とトリイソプロピルナフタレンスルホン酸塩との混合物)、エーテル硫酸、アルコールエーテルサルフェート(例えば ラウレス-3-硫酸ナトリウム)、エーテルカルボキシレート(例えば ラウレス-3-カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル〔1種又はそれ以上の脂肪アルコールと、リン酸との反応による生成物(主としてモノエステル) 又は五酸化リンとの反応による生成物(主としてジエステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との反応による生成物;更にこれらの生成物はエトキシル化してもよい〕、スルホコハク酸エステル、パラフィン又はオレフィンスルホネート、タウレート及びリグノスルホネートが挙げられる。
【0094】
両親媒性の適当なSFAとしては、ベタイン、プロピオネート及びグリシネートが挙げられる。
【0095】
非イオン性の適当なSFAとしては、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物と脂肪アルコール(例えば、オレイルアルコール又はセチルアルコール)との縮合生成物又はアルキルフェノール(例えば、オクチルフェノール、ノニルフェノール又はオクチルクレゾール)との縮合生成物;長鎖脂肪酸又はヘキシトール無水物から誘導した部分エステル;前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含有する);アルカノールアミド;単純エステル(例えば、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド);及びレシチンが挙げられる。
【0096】
適当な懸濁剤としては、親水性コロイド(例えば、多糖、ポリビニルピロリドン又はカルボキシメチルセルロースナトリウム)及び膨潤性クレー(例えば、ベントナイト又はアタパルジャイト)が挙げられる。
【0097】
式(I)で示される化合物は、殺虫性(pesticidal)又は殺カビ性化合物を施用する公知の手段で施用し得る。例えば、式(I)で示される化合物は、製剤化するか又は製剤化せずに、害虫に又は害虫の生息場所(例えば、害虫の生息環境又は害虫が蔓延し易い栽培植物)に、あるいは植物の部分、例えば葉、茎、枝又は根に、播種する前の種子に又は植物が生長中か又は植物を植えようとするその他の媒体(例えば、根を取り巻く土壌、一般的には土壌、水田又は水耕栽培系)に直接施用してもよいし、あるいは土壌又は水性環境に噴霧してもよいし、散布してもよいし、浸漬により施用してもよいし、クリーム又はペースト製剤として施用してもよいし、蒸気として施用してもよいし、又は組成物(例えば、粒剤組成物又は水溶性包装製剤に充填した組成物)の分布又は配合によって施用してもよい。
【0098】
式(I)で示される化合物は、植物中に注入してもよいし又は電動噴霧法もしくは他の少量法を用いて植物部分に噴霧してもよいし、あるいは土壌又は空中散水装置(land or irrigation system)により施用してもよい。
【0099】
水性製剤(水溶液又は分散液)として用いる組成物は、一般に有効成分を高い割合で含有する濃厚物の形で供給され、該濃厚物は使用前に水に添加される。これらの濃厚物としてはDC、SC、EC、EW、ME、SG、SP、WP、WG及びCSを挙げ得、これらの濃厚物は長期間の貯蔵に耐えることが必要である場合が多く、しかもかかる貯蔵後に水に添加してこれらを慣用の噴霧装置で施用できるのに十分な時間均質である水性製剤を形成できることが必要である場合が多い。かかる水性製剤は、使用されるべき目的に応じて式(I)で示される化合物を種々の量(例えば、0.0001〜10重量%)で含有し得る。
【0100】
式(I)で示される化合物は、肥料(例えば、窒、カリ又はリン含有肥料)と混合して使用してもよい。適当な剤型としては、肥料の粒剤が挙げられる。該混合物は、式(I)で示される化合物を最大で25重量%含有するのが適当である。
【0101】
従って、本発明はまた、肥料と式(I)で示される化合物とを含有してなる肥料組成物を提供する。
【0102】
本発明の組成物は、生物学的活性を有する別の化合物、例えば微量栄養剤を含有していてもよいし、あるいは同様の活性もしくは補完的殺菌活性を有する化合物かあるいは植物生長調節活性、除草活性、殺虫活性、殺線虫活性又は殺ダニ活性を有する化合物を含有していてもよい。
【0103】
別の殺菌剤を含有することにより、得られる組成物は、式(I)で示される化合物単独の場合よりも広い範囲の活性又は大きな個有の活性を有し得る。また、別の殺菌剤は式(I)で示される化合物の殺菌活性に対して相乗効果を有し得る。
前記の式(I)の化合物は、前記組成物の唯一の有効成分であってもよいし又は適当な場合には1種又はそれ以上の追加の有効成分、例えば、殺虫剤、殺菌剤、共力剤、除草剤又は植物生長調節剤と混合されていてもよい。追加の有効成分は、施用される場所でさらに広い活性スペクトルを有するか又は高められた持続性を有する組成物を提供し得;前記の式(I)で示される化合物の活性に相乗作用を与えるか又は該活性を(例えば、効果の速度を高めるか又は忌避性を克服することによって)補足し得;あるいは個々の成分の抵抗性の発生を克服するか又は防止することを促進し得る。具体的な追加の有効成分は、組成物の所定の用途に依存するであろう。適当な殺虫剤(pesticide)の例としては、下記の殺虫剤が挙げられる:
a) ピレスロイド類、例えばペルメトリン、シペルメトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、デルタメトリン、シハロトリン(特にλ-シハロトリン)、ビフェントリン、フェンプロパトリン、シフルトリン、テフルトリン、魚類安全性ピレスロイド(例えば、エトフェンプロックス)、天然ピレトリン、テトラメトリン、s-ビオアレスリン、フェンフルトリン、プラレスリン又は5-ベンジル-3-フリルメチル-(E)-(1R,3S)-2,2-ジメチル-3-(2-オキソチオラン-3-イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレート;
b) 有機リン酸エステル類、例えば、プロフェノホス、スルプロホス、アセフェート、メチルパラチオン、アジンホス・メチル、ジメトン-S-メチル、ヘプテノホス、チオメトン、フェナミホス、モノクロトホス、プロフェノホス、トリアゾホス、メタミドホス、ジメトエート、ホスファミドン、マラチオン、クロルピリホス、ホサロン、テルブホス、フェンスルホチオン、ホノホス、ホレート、ホキシム、ピリミホス・メチル、ピリミホス・エチル、フェニトロチオン、ホスチアゼート又はダイアジノン;
c) カルバメート類(アリールカルバメートを含む)、例えば、ピリミカーブ、トリアゼメート、クロエトカルブ、カルボフラン、フラチオカルブ、エチオフェンカルブ、アルジカルブ、チオフロックス、カルボスルファン、ベンダイオカルブ、フェノブカルブ、プロポキスル、メソミル又はオキサミル;
d) ベンゾイルウレア類、例えば、ジフルベンズロン、トリフルムロン、ヘキサフルムロン、フルフェノクスロン又はクロルフルアズロン;
e) 有機スズ化合物、例えば、シヘキサチン、酸化フェンブタスズ又はアゾシクロチン;
f) ピラゾール類、例えば、テブフェンピラド及びフェンピロキシメート;
g) マクロライド類、例えば、アバメクチン類又はミルベマイシン類、例えば、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、イベルメクチン、ミルベマイシン、スピノサド又はアザジラクチン;
h) ホルモン類又はフェロモン類;
i) 有機塩素化合物、例えば、エンドスルファン、ベンゼンヘキサクロリド、DDT、クロルデン又はディルドリン;
j) アミジン類、例えば、クロルジメホルム又はアミトラズ;
k) 燻蒸剤、例えば、クロルピクリン、ジクロロプロパン、臭化メチル又はメタム;
l) クロロニコチニル化合物、例えば、イミダクロプリド、チアクロプリド、アセタミプリド、ニテンピラム又はチアメトキサム;
m) ジアシルヒドラジン類、テブフェノジド、クロマフェノジド 又はメトキシフェノジド;
n) ジフェニルエーテル類、例えば、ジオフェノラン又はピリプロキシフェンプロ;
o) インドキサカルブ;
p) クロルフェナピル; あるいは
q) ピメトロジン。
【0104】
前記に挙げた主要な化学分類の殺虫剤の他に、前記組成物の所定の用途に適当ならば、特定の標的を有する別の殺虫剤を組成物に用いてもよい。例えば、特定の作物についての選択的殺虫剤、例えば稲に使用するニカメイチュウ特異的殺虫剤(例えば、カルタップ)又は半翅目害虫特異的殺虫剤(例えば、ブプロフェジン)を使用してもよい。また、特定の昆虫/段階に特異的な殺虫剤又は殺ダニ剤を組成物に含有させてもよい(例えば、殺ダニ性殺卵-殺幼虫剤、例えばクロフェンテジン、フルベンジミン、ヘキシチアゾックス又はテトラジホン;殺ダニ性運動阻害剤(motilicide)、例えばジコホル又はプロパルギット;殺ダニ剤、例えばブロモプロピレート又はクロルベンジレート;あるいは植物生長調節剤、例えばヒドラメチルノン、シロマジン、メトプレン、クロルフルアズロン又はジフルベンズロン)。
【0105】
本発明の組成物に含有させ得る殺菌性化合物の例は、(E)-N-メチル-2-[2-(2,5-ジメチルフェノキシメチル)フェニル]-2-メトキシ-イミノアセトアミド(SSF-129)、4-ブロモ-2-シアノ-N,N-ジメチル-6-トリフルオロメチルベンズイミダゾール-1-スルホンアミド、α-[N-(3-クロロ-2,6-キシリル)-2-メトキシアセトアミド]-γ-ブチロラクトン、4-クロロ-2-シアノ-N,N-ジメチル-5-p-トリルイミダゾール-1-スルホンアミド(IKF-916、シアミドアゾスルファミド)、3-5-ジクロロ-N-(3-クロロ-1-エチル-1-メチル-2-オキソプロピル)-4-メチルベンズアミド(RH-7281、ゾキサミド)、N-アリル-4,5-ジメチル-2-トリメチルシリルチオフェン-3-カルボキサミド(MON65500)、N-(1-シアノ-1,2-ジメチルプロピル)-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)プロピオンアミド(AC382042)、N-(2-メトキシ-5-ピリジル)-シクロプロパンカルボキサミド、アシベンゾラル(CGA245704)、アラニカルブ、アルジモルフ、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベノミル、ビロキサゾール、ビテルタノール、ブラストサイジンS、ブロムコナゾール、ブプリメート、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、カルベンダジム塩酸塩、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、CGA41396、CGA41397、キノメチオネート、クロロタロニル、クロゾリネート、クロジラコン、銅含有化合物、例えば塩基性塩化銅、オキシキノリン銅、硫酸銅、銅タレート(copper tallate)及びボルドー液、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、デバカルブ、ジ-2-ピリジル-ジスルフィド-1,1´-ジオキシド、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェンコナゾール、ジフェンゾコート、ジフルメトリン、O,O-ジイソプロピル-S-ベンジル-チオホスフェート、ジメフルアゾール、ジメトコナゾール、ジメトモルフ、ジメチリモール、ジニコナゾール、ジノカップ、ジチアノン、ドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ドデモルフ、ドジン、ドグアジン、エディフェンホス、エポキシコナゾール、エチリモール、エチル=(Z)-N-ベンジル-N([メチル(メチルチオエチリデンアミノオキシカルボニル)アミノ]チオ)-β-アラニナート、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン(RPA407213)、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド(KBR2738)、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、酢酸トリフェニル錫、水酸化トリフェニル錫、ファーバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルメトオーバー(flumetover)、フルオロイミド、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトラニル、フルトリアホール、フォルペット、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、ヘキサコナゾール、ヒドロキシイソキサゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジン三酢酸塩、イプコナゾール、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ(SZX0722)、イソプロパニルブチルカルバメート、イソプロチオラン、カスガマイシン、クレソキシムメチル、LY186054、LY211795、LY248908、マンコゼブ、マネブ、メフェノキサム(mefenoxam)、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メトコナゾール、メチラム、メチラム-亜鉛、メトミノストロビン、マイクロブタニル、ネオアソジン、ジチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル・イソプロピル、ヌアリモール、オフレース、有機水銀化合物、オキサジキシル、オキサスルフロン、オキソリン酸、オキソポコナゾール、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、フェナジンオキシド、ホセチル・アルミニウム、リン酸類、フサライド、ピコシキストロビン(ZA1963)、ポリオキシンD、ポリラム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、プロピオン酸、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、ピロールニトリン、四級アンモニウム化合物、キニメチオナート、キノキシフェン、キントゼン、シプコナゾール(F-155)、ヒドロキシペンタクロロベンゼンナトリウム塩、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、2-(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、チオファネート・メチル、チラム、チミベンコナゾール、トルクロホス・メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン(CGA279202)、トリホリン、トリフルミゾール、トリチコナゾール、バリダマイシンA、バパム、ビンクロゾリン、ジネブ及びジラムである。
【0106】
式(I)で示される化合物は、種子起源の病気、土壌起源の病気又は葉の病気から植物を守るために土壌、ピート又はその他の発根媒体と混合してもよい。
【0107】
本発明の組成物に使用する適当な共力剤の例としては、ピペロニルブトキシド、セサメックス、サフロキサン及びドデシルイミダゾールが挙げられる。
【0108】
前記の組成物に含有させるのに適当な除草剤及び植物成長調節剤は、初期の標的及び必要な効果に左右されるであろう。
【0109】
含有させ得る稲の選択的除草剤の例はプロパニルである。ワタに使用する植物成長調節剤の例はPIX(登録商標)である。
【0110】
幾つかの混合物は、同一の慣用の剤型に容易に適さないような著しく異なる物理学的性質、化学的性質又は生物学的性質をもつ有効成分を含有し得る。これらの状況において、別の剤型を調製し得る。例えば、一方の有効成分が水不溶性固体であり且つ他方の水不溶性液体である場合には、それにもかかわらず、前記固体成分を(SCの製造法と同様の製造法を使用して)懸濁物として分散させることによって、しかし液体成分を(EWの製造法と同様の製造法を使用して)エマルジョンとして分散させることによって、それぞれの有効成分を同一の連続水性相に分散させることが可能であり得る。得られる組成物はサスポエマルジョン(SE)製剤である。
【実施例】
【0111】
本発明を下記の実施例により例証する。
【0112】
実施例1
本実施例は化合物No.24の製造を例証する。
【0113】
工程1 − (4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルの製造
(4-ヒドロキシフェニル)酢酸(25g、0.16モル)をメタノール(100ml)に溶解した溶液に室温で塩化水素を吹き込んだ。溶液還流中に約10分間発熱が生じた。得られた混合物を室温まで冷却し、溶媒を真空中で蒸発させて(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルを黄色油状物(27.5g)として得た。これは種結晶により結晶化した。融点46〜52℃。
1NMR(CDCl3)δ:3.57(2H, s); 3.71(3H, s); 6.0(1H, s); 6.76(2H, m); 7.10(2H, m)ppm。
【0114】
工程2 - (4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)酢酸メチルの製造
(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチル (50.0g、0.3モル)を酢酸(500 ml)に溶解した溶液に、外部冷却によって15℃以下に反応の温度を維持しながら硝酸(69重量%、16M、20ml)を、滴加した。(誘導期がこの反応について認められた)。ガスクロマトグラフィー分析により反応が完結したことが確認された後、激しく攪拌しながら水(2リットル)に混合物を注意深く入れて急冷した。エマルジョンが形成され、これはその後に結晶化した。濾過し、水洗し、乾燥した後に、所望の生成物が黄色粉末として得られた。
1NMR(CDCl3)δ:3.63(2H, s); 3.72(3H, s); 7.14(1H, d); 7.52(1H, dd); 8.02(1H,d); 10.5(1H,s)ppm。
【0115】
工程3 − (3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルの製造
(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)酢酸メチル(48.9g、0.23モル) 及び5%パラジウム担持炭素をメタノールに懸濁し、得られた混合物を出発原料が消費されるまで水素添加した。反応混合物を濾過して触媒を取り除き、濾過ケーキをメタノールで洗浄した。得られた濾濾液と洗液を一緒にして真空中で濃縮して(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルを固体(41.0g)として得た。
1NMR(d6-DMSO)δ:3.51(2H, s); 4.45(2H, b); 6.20(1H, dd); 6.40(1H, d); 6.49(1H, d); 8.87(1H, b)ppm。
【0116】
工程4 - [2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]酢酸メチルの製造
(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチル(51.95g、0.287モル)と炭酸水素ナトリウム(24.1g、0.287mol)との混合物を1,2-ジメトキシエタン(750ml)中で攪拌し、これに2-クロロ-6-フルオロベンゾイルクロリド(55.1g、0.287モル)を、反応温度が22℃以下に維持されるような速度で滴加した。滴加が完結した後、混合物を2時間攪拌し、次いで水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。得られた固体(44g)をキシレン(500ml)に懸濁し、p-トルエンスルホン酸(4.98g、0.0261モル)を加え、混合物を31時間還流した(Dean-Starkレシーバーを使用した)。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルと水の間で分配した。得られた有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:4の混合物で溶出することによってさらに精製して、[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]酢酸メチル(23.4g)を淡黄色油状物として得た。
1NMR(CDCl3)δ:3.72(s, 3H); 3.81(s, 2H); 7.18(m, 1H); 7.38(m, 2H); 7.46(m, 1H); 7.60(d, 1H);7.8(d, 1H)ppm。
【0117】
工程5 − 2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンメチル酸の製造
[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]酢酸メチル(6.3g、0.0197モル)をテトラヒドロフラン(70ml)に溶解した溶液を激しく攪拌し、これに−70℃でリチウム ジイソプロピルアミド(2.0Mヘキサン溶液、10.85ml、0.0217モル)を、滴加した。滴加が完結した後、混合物を−70℃で1時間攪拌した。ヨウ化メチル(8.39g、0.0591モル)を、混合物の温度が−65℃以下に維持されるような速度で滴加し、滴加が完結した後、混合物を−65℃で15分間攪拌し、次いで混合物の温度を徐々に室温に加熱し、さらに2時間攪拌した。得られた混合物を水に注加し、希塩酸溶液を加えることにより中和し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:9の混合物で溶出することによってさらに精製して、[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸メチル(23.4g)を融点104〜105℃の淡黄色固体として得た。
1NMR(CDCl3)δ:1.6(d, 3H); 3.70(s, 3H); 3.90(m, 1H); 7.188(m, 1H); 7.39(m, 2H); 7.45(m, 1H); 7.6(dd, 1H); 7.81(d, 1H)ppm。
【0118】
工程6 − 2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸の製造
2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸メチル(2.16g、0.0065モル)をトルエン(20ml)に溶解した溶液に、ヘキサメチルシラン(0.852g、0.006モル)とヨウ素(1.73g、0.007モル)を加え、得られた混合物を6時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで連続して水、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。得られた固体をヘキサンと共に磨砕して、2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸(1.90g)を得た。
1NMR(CDCl3)δ:1.62(d, 3H); 3.92(q, 1H); 7.2(m, 1H); 7.45(m, 3H); 7.62(d, 1H); 7.88(br, 1H)ppm。
【0119】
工程7 − N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド
4-アミノ-8-フルオロキノリン(0.282g、0.00174モル)、2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸(0.505g、0.00158モル)及び1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール(0.215g、0.00158モル)の混合物をN,N-ジメチルホルムアミド(8ml)中で攪拌し、これに1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.334g、0.00174モル)を滴加し、得られた混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物を氷/水に注加し、沈殿した固体を濾過して採取し、酢酸エチルに溶解し、次いで食塩水で洗浄した。得られた有機相を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:1の混合物で溶出することによりさらに精製して、淡黄色ゴム状物を得た。これをヘキサン/ジエチルエーテルと共に磨砕して、N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.326g)を無色固体として得た。
【0120】
実施例2
本実施例は化合物No.27の製造を例証する。
N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.482g、0.001モル)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶解した溶液にリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド(1.0Mテトラヒドロフラン溶液、1.25ml)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。クロロメチルエチルエーテル(0.298g、0.003モル)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。得られた混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ジクロロメタンが1:4の混合物で溶出することによってさらに精製し、N-(8-フルオロキノリン-4-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.21g)を淡橙色ゴム状物として得た。
【0121】
実施例3
本実施例は化合物No.1の製造を例証する。
2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオン酸(1.90g、0.00596モル)とN,N-ジメチルホルムアミド(2滴)とをジクロロメタン(20ml)に溶解した溶液に、塩化オキサリル(0.907g、0.00715モル)を滴加し、混合物を室温で90分間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、残留物を1,2-ジクロロエタン(20ml)に溶解し、混合物を加熱還流した。5-アミノ-4-クロロ-3-エチルイソチアゾール(1.13g、0.00693モル)を1,2-ジクロロエタン(5ml)に溶解した溶液を滴加し、滴加が完結し後、混合物を2時間還流した。得られた混合物を室温まで冷却し、溶媒を真空中で蒸発させた。残留物を酢酸エチルと水の間で分配し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:3の混合物で溶出することによってさらに精製して、N-(4-クロロ-3-エチルイソキサゾール-5-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(1.92g)を融点178〜179℃のクリーム色固体として得た。
【0122】
実施例4
本実施例は化合物No.21の製造を例証する。
N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.463g、0.001モル)をジクロロメタンに溶解した溶液にN,O-ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(0.244g、0.0012モル)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。クロロメチルエチルエーテル(0.189g、0.002モル)を加え、混合物を室温で42時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注加し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムウで乾燥し、濾過し次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、カラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で酢酸エチル:ヘキサンが1:3の混合物で溶出することによってさらに精製して、N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-N-エトキシメチル-2-[2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミド(0.294g)を得た。
【0123】
実施例5
本実施例は化合物No.11の製造を例証する。
工程1 − 2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオン酸の製造
2-(4-ヒドロキシフェニル)プロピオン酸(20.0g、0.12モル)をエタノール(200ml)に溶解した溶液に、硝酸第二鉄9水和物(48.67g、0.12モル)を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。得られた混合物を希塩酸水溶液(400ml)に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を希塩酸水溶液及び食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物をヘキサンと共に磨砕して、融点136〜138℃の黄色固体として得た。
1NMR(d6-DMSO)δ:1.3(d, 3H); 3.65(m, 1H); 7.03(d, 1H); 7.41(dd, 1H); 7.71(d, 1H); 10.85(s, 1H)ppm。
【0124】
工程2 − N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオンアミドの製造
2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオン酸(39.0g、0.186モル)とN,N-ジメチルホルムアミド(0.4ml)をジクロロメタン(250ml)に溶解した溶液に、塩化オキサリル(25.9g、0.204モル)を滴加し、混合物を室温で1時間攪拌し、次いで35℃で30分間攪拌した。揮発成分を真空中で除去し、残留物を1,2-ジクロロエタン(450ml)に溶解し、84℃に加熱した。5-アミノ-4-クロロ-3-エチルイソチアゾール(31.9g、0.050モル)を1,2-ジクロロエタン(150ml)に溶解した溶液を滴加し、滴加が完結した後に、混合物を2時間還流した。混合物を室温まで冷却し、溶媒を真空中で蒸発させた。残留物を酢酸エチルに溶解し、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、次いで濾液を真空中で蒸発させた。残留物をヘキサンと共に磨砕して、N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオンアミド(48.0g)を得た。
1NMR(CDCl3)δ: 1.27(t, 3H); 1.67(d, 3H); 2.73(q, 2H); 3.89(m, 1H); 7.2(d, 1H); 7.63(dd, 1H); 8.1(d, 1H); 8.2(br, 1H); 10.6(s, 1H)ppm。
【0125】
工程3 − N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミドの製造
N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)プロピオンアミド(30.0g、0.084モル)と1%白金担持炭素(15g)とをN,N-ジメチルホルムアミドに懸濁し、得られた混合物を15バールで水素添加し、30℃で5時間攪拌した。反応混合物を濾過して触媒を除き、濾液を真空中で濃縮した。残留物をジクロロメタンと共に磨砕して、N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド(17.6g)を得た。
1NMR(d6-DMSO)δ:1.25(t, 3H); 1.52(d, 3H); 2.7(q, 2H); 3.9(m, 1H); 6.57(dd, 1H); 6.69(d, 1H); 6.76(d, 1H); 9.52(br, 1H)ppm。
【0126】
工程4 − N-(4-クロロ-3-メチルイソチアゾール-5-イル)-2-[2-(2,3-ジクロロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミドの製造
N-(4-クロロ-3-エチルイソチアゾール-5-イル)-2-(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド(0.50g、0.0015モル)と ピリジン(0.12ml)とをN,N-ジメチルアセトアミド(5ml)に溶解した溶液を冷却し(氷浴)、これに2,3-ジクロロベンゾイルクロリド(0.32g、0.0015モル)を加え、混合物を3時間攪拌した。冷却浴を取り除き、混合物を一夜放置してその温度を室温に戻した。混合物を氷/水に注加し、沈殿を濾過して採取し、真空中で乾燥した。得られた生成物を1,1,2,2-テトラクロロエタン(7ml)に懸濁し、p-トルエンスルホン酸(0.073g、0.0004モル)を加え、混合物を一夜加熱還流した。混合物をクロロホルムで希釈し、食塩水で洗浄した。得られた有機抽出液を真空中で蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーによりシリカゲル上で最初にヘキサンで溶出し、次いで酢酸エチル:ヘキサンが3:7の混合液で溶出することによってさらに精製し、N-(4-クロロ-3-メチルイソチアゾール-5-イル)-2-[2-(2,3-ジクロロフェニル)ベンゾオキサゾール-5-イル]プロピオンアミドを融点158〜161℃のクリーム色固体として得た。
【0127】
実施例6
本実施例は式(I)で示される化合物の殺害虫/殺虫特性(pesticidal/insecticidal properties)を例証する。
式(I)で示される個々の化合物の活性を種々の害虫を用いて測定した。式(I)で示される化合物を重量で500パーツ・パー・ミリオン(ppm)含有する液体組成物を用いて、害虫を処理した。各々の組成物は、前記化合物をアセトンとエタノールの混合物(容量比で50:50)に溶解し、得られた溶液を、湿潤剤SYNPERONIC NP8を0.05容量%含有する水で、液体組成物が所要濃度の化合物を含有するまで希釈することにより調製した。SYNPERONICは登録商標である。
各々の害虫について使用した試験方法は本質的に同じであり、媒体(これは通常は害虫が食する基材、宿主植物又は食材であった)上で多数の害虫を飼胃、前記の媒体及び害虫のいずれか又はその両方を前記組成物で処理することからなっていた。害虫の死虫率は通常は処理後2日〜5日の間に評価した。
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)に対する各々の試験においては、白菜の葉にアブラムシを蔓延させ、蔓延した葉に供試組成物を噴霧し、3日後に死虫率を評価した。
同様の試験をナミハダニ(Tetranychus urticae)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogastger)、オオタバコガ(Heliothis virescens)、コナガ(Plutella xylostgella)及びDiabrotica balteataそれぞれに対して行った。
また試験を、生体外(in vitro)試験を使用してネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)に対しても行った。この試験ではセンチュウを、式(I)で示される化合物を12.5ppm(重量)の濃度で含有し且つSYNPERONIC NP8を含有しない以外は前記のようにして調製したされた液体組成物に懸濁した。
これらの試験の結果を表3に示す。表中のそれぞれの死虫率(得点)は9、5又は0として示し、9は80〜100%の死虫率を示し、5は40〜79%の死虫率を示し且つ0は40%よりも低い死虫率を表す;またMpはモモアカアブラムシ(Myzus persicae)を表し;DbはDiabrotica balteataを表し;Hvはオオタバコガ(Heliothis virescens)を表し; Pxはコナガ(Plutellaxylostgella)を表し;Miはネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)を表し、且つDmはキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogastger)を表す。
【0128】
Claims (9)
- 次の式(I):
{式中、BはO原子又はS原子であり;Hetは下記の複素環(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)、(g)及び(h):
の中から選択される複素環であり、そのそれぞれの矢印は前記の式(I)のN原子に結合する位置を表し、
R1 は水素原子、C1 〜 2アルキル基、(C1 〜 6)アルコキシメチル基又はプロパルギル基であり;R2 は水素原子、メチル基又はフルオロ基であり;R3、R4及びR5は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 2アルキル基、C1 〜 2アルコキシ基又はC1 〜 2ハロアルキル基であり;R6及びR10は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 3アルキル基、
C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 8アルキルチオ基、C1 〜 6アルキルスルフィニル基、C1 〜 6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1 〜 3アルキルアミノ基又はジ(C1 〜 3)アルキルアミノ基であり(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする);R7、R8及びR9は独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルコキシ基、C2 〜 6アルキニルオキシ基、C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、C2 〜 6ハロアルケニルオキシ基、基S(O)pR11、OSO2R12、NR13SO2R14、NR15R16、NR17COR18、COR19、SiR20R21R22、SCN、置換されていてもよいアリール基又は置換されていてもよいヘテロアリール基であり;R11、R12及びR14は独立してC1 〜 6アルキル基、C1 〜 6ハロアルキル基又は置換されていてもよいアリール基であり;R13及びR17は独立して水素原子又はC1 〜 2アルキル基であり;R15及びR16は独立して水素原子又はC1 〜 3アルキル基であるか;あるいはR15及びR16はこれらが結合しているN原子と一緒になって置換されていてもよい5員又は6員複素環を形成し(該複素環はO原子及びS原子から選択される別の異種原子を含有していてもよい);R18及びR19は独立して水素原子、C1 〜 6アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基又は基NR23R24であり;R20、R21及びR22は独立してC1 〜 4アルキル基又はアリール基であり;R23及びR24は独立して水素原子又はC1 〜 3アルキル基であるか;あるいはR23及びR24はこれらが結合しているN原子と一緒になって置換されていてもよい5員又は6員複素環を形成し(該複素環はO原子及びS原子から選択される別の異種原子を含有していてもよい);且つpは0、1又は2である;但し、Hetが複素環(a)、(b)、(c)及び(d)の中から選択される複素環であり;且つR1が水素原子、C1 〜 2アルキル基、(C1 〜 2)アルコキシメチル基又はプロパルギル基であり;且つR2が水素原子であり;且つR3、R4及びR5がそれぞれ水素原子である場合には、次の部分(M):
〔式中、矢印は前記の式(I)で示されるベンゾ縮合環系に結合する位置を表す〕が、
2-Br-C6H4 、2-Cl-C6H4 、2,3-ジCl-C6H3 、2,4-ジCl-C6H3 、2,5-ジCl-C6H3 、2,6-ジCl-C6H3 、2,4,6-トリCl-C6H2 、C6Cl5 、2-Cl-4-F-C6H3 、2-Cl-6-F-C6H3 、4-Cl-2,5-ジF-C6H2 、2-Cl-4-N02-C6H3 、2-Cl-4-CF3-C6H3 、2-Cl-6-CF3-C6H3 、2-Cl-4-メタンスルホニル-C6H3 、2,4-ジCl-5-F-C6H2 、2-F-C6H4 、2,3-ジF-C6H3 、2,4-ジF-C6H3 、2,5-ジF-C6H3 、2,6-ジF-C6H3 、2,3,4-トリF-C6H2 、2,3,5-トリF-C6H2 、2,3,6-トリF-C6H2 、2,4,6-トリF-C6H2 、2,3,4,5-テトラF-C6H、C6F5 、2-F-3-CF3-C6H3 、2-F-4-CF3-C6H3 、2-F-5-CF3-C6H3 、2-F-6-CF3-C6H3 、4-F-2-CF3-C6H3 、5-F-2-CF3-C6H3 、2-CN-C6H4 、2-C2H5O-C6H4 、2-C2H5-C6H4 、2-CH30-C6H4 、2,6-ジCH3O-C6H3 、2-CH3-C6H4 、2,3-ジCH3-C6H3 、2,4-ジCH3-C6H3 、2,5-ジCH3-C6H3 、2,6-ジCH3-C6H3 、2,4,6-トリCH3-C6H2 、2-N02-C6H4 、4-メタンスルホニル-2-ニトロフェニル基又は2-トリフルオロメチルフェニル基ではないものとする}
で示される化合物。 - R6及びR10が独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 3アルキル基、C1 〜 2ハロアルキル基、C1 〜 2アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 2ハロアルコキシ基、C1 〜 2アルキルチオ基、アミノ基、C1 〜 3アルキルアミノ基又はジ(C1 〜 3)アルキルアミノ基である(但し、R6及びR10の少なくとも一つは水素原子ではないものとする);且つR7、R8及びR9が独立して水素原子、ハロゲン原子、C1 〜 6アルキル基、C2 〜 6アルケニル基、C2 〜 6アルキニル基、C1 〜 6ハロアルキル基、C1 〜 6アルコキシ(C1 〜 6)アルキル基、C1 〜 6アルコキシ基、C3 〜 6シクロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C1 〜 6ハロアルコキシ基、基S(O)pR11、OSO2R12、NR13SO2R14、NR15R16、NR17COR18、COR19、SiR20R21R22、SCN、置換されていてもよいアリール基又は置換されていてもよいヘテロアリール基である請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
- BがO原子である請求項1又は2に記載の式(I)で示される化合物。
- Hetが複素環(a)、(c)、(f)及び(g)の中から選択される複素環である請求項1〜3のいずれか1項に記載の式(I)で示される化合物。
- R1が水素原子、C1 〜 2アルキル基又は(C1 〜 6)アルコキシメチル基である請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)で示される化合物。
- R2が水素原子又はメチル基である請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(I)で示される化合物。
- R3、R4及びR5がそれぞれ独立して水素原子又はハロゲン原子である請求項1〜6のいずれか1項に記載の式(I)で示される化合物。
- 殺虫、殺ダニ、殺軟体動物又は殺線虫有効量の請求項1に記載の式(I)で示される化合物とそれ用の担体又は希釈剤とを含有してなる殺虫、殺ダニ、殺軟体動物又は殺線虫剤組成物。
- 害虫、害虫の生息場所又は害虫による攻撃に感受性の植物に、殺虫、殺ダニ、殺軟体動物又は殺線虫有効量の請求項1に記載の式(I)で示される化合物又は請求項8に記載の組成物を施用することからなる昆虫、ダニ、線虫又は軟体動物の防除方法。
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