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JP2005325750A - 加減弁 - Google Patents

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JP2005325750A JP2004143934A JP2004143934A JP2005325750A JP 2005325750 A JP2005325750 A JP 2005325750A JP 2004143934 A JP2004143934 A JP 2004143934A JP 2004143934 A JP2004143934 A JP 2004143934A JP 2005325750 A JP2005325750 A JP 2005325750A
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Abstract

【課題】より小さい騒音ないし振動で流体の流量を調節することが可能な加減弁である。
【解決手段】加減弁20は、流体Xの流路上に設けられた弁座23と、この弁座23との隙間により流体Xの流路29を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁22と、この主弁22を固定する弁棒21と、この弁棒21を保護するスリーブ25と、主弁22を保護するガイドスリーブ26とを備える。主弁22、ガイドスリーブ26、弁棒21、スリーブ25の隙間により形成される間隙部31の所要の部位に、不等ピッチPで複数の溝32を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蒸気等の流体の流量を調節する加減弁に係り、特に騒音を低減させた加減弁に関する。
従来、蒸気タービン等の設備には蒸気の流量を調整するために図21に示すような加減弁が設けられる。
加減弁1は、弁ケーシング2内に棒状の弁棒3を覆う状態で固定された筒状の主弁4と弁座5とを備え、弁棒3を介して主弁4を弁座5に向けて進退駆動させることにより主弁4を弁座5の座面6に着脱可能に接触させることができるように構成される。
そして、弁ケーシング2内において、主弁4の側面側から主弁4と弁座5との隙間を経由し、さらに弁座5の孔内部に向かう蒸気Yの流路7が形成され、加減弁1は主弁4と弁座5との弁開度を調節することにより、主弁4と弁座5との隙間を通過する蒸気Yの流量を調節することができる。
また、弁棒3の外周は筒状のスリーブ8で覆われ、さらに、スリーブ8と主弁4は、筒状のガイドスリーブ9で覆われる。スリーブ8はガイドスリーブ9に固定され、さらにガイドスリーブ9は弁ケーシング2に固定される。これにより、スリーブ8で弁棒3は長手方向と主直な方向に移動して傾かないように保護される一方、ガイドスリーブ9で主弁4は長手方向と垂直な方向に移動して傾かないように保護される。
一方、主弁4とガイドスリーブ9との間、主弁4ないし弁棒3とスリーブ8の間の間隙部10に、主弁4の側面から流れてくる蒸気Yのうち一部の蒸気Y1が流れ込み、主弁4とガイドスリーブ9との間、主弁4とスリーブ8との間、弁棒3とスリーブ8との間により蒸気Y1の流路が形成される。
そこで、加減弁1では、主弁4の外表面に主弁4の横断面の外周方向に複数の溝11が一定のピッチPで設けられて、蒸気Y1の流れを乱すことにより主弁2とガイドスリーブ9とに流れ込む蒸気Y1の流量が低減されるように構成される。
一般に、流体の流路の壁面に溝や空洞部が存在し、溝や空洞部近傍をせん断流体が流れるとキャビティートーンと呼ばれる純音に近い流体自励音が発生する。これは、溝や空洞部近傍において渦流れ等の乱れた流れが生じることにより発生する圧力変動と音波によるフィードバックループが形成されるためである。
このため、従来の加減弁1においては、主弁4とガイドスリーブ9との間の間隙部10において、蒸気Y1は主弁4の各溝11に対してせん断流となるため流体自励音が生じる。さらに、主弁4の各溝11は等ピッチで設けられているため、各溝11において同様な周波数の流体自励音がそれぞれ生じ、生じた各流体自励音は蒸気Y1が上流側から下流側に流れるにつれて互いに増幅されてより大きな騒音ないし振動となる。
また、加減弁1の主弁4等の各構成部から騒音や振動が発生すると、発生した騒音や振動の振動数と一致した固有振動数を持つ構成部や加減弁1に接続された部品は共鳴して騒音,振動がさらに増幅される。
このように増幅した振動は、弁棒3、主弁4およびスリーブ8などの薄肉部に対して大きな機械的な応力を発生させ、それにより弁棒3などに微小亀裂などが発生する場合もある。さらに、振動により弁棒3とスリーブ8が摩耗し、場合によってはその寿命を低減させることもある。そのため、肉厚やリブを設けることによって、構造的に耐振動性を持たせた加減弁が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−161011号公報
ところで、加減弁1に接続される配管の固有振動数に一致する振動数の騒音ないし振動が加減弁1に発生すると共鳴現象により騒音、振動がさらに増幅される。配管の固有振動数には、配管長さに依存する気柱振動の固有振動数の他に配管の内径に依存する高次音響モードの固有振動数があるが、特に配管の高次音響モードによる固有振動数と加減弁1で発生する騒音および振動の振動数が一致した場合には、より大きな騒音、振動が発生する。
そして、加減弁1から生じた騒音および振動が増幅されると、増幅された騒音および振動は加減弁1のみならず加減弁1に接続された配管や蒸気タービンその他の機器に伝播し、各機器の破損等の事故を引き起こす原因となる恐れがある。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、より小さい騒音ないし振動で流体の流量を調節することが可能な加減弁を提供することを目的とする。
本発明に係る加減弁は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを備え、前記主弁、ガイドスリーブ、弁棒、スリーブの隙間により形成される間隙部の所要の部位に、不等ピッチで複数の溝を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る加減弁は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを備え、前記主弁、ガイドスリーブ、弁棒、スリーブの隙間により形成される間隙部の所要の部位に、前記間隙部に流れ込んだ前記流体に圧力変動が誘起されにくい横断面形状の溝を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る加減弁は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、配管により形成された流体の流路上に設けられた複数の加減弁構成部品により構成され、この加減弁構成部品のうち所要の加減弁構成部品の固有振動数を前記配管の内径に依存する高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とするものである。
本発明に係る加減弁においては、より小さい騒音ないし振動で流体の流量を調節することができる。
本発明に係る加減弁の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は本発明に係る加減弁の第1の実施形態を示す断面構成図である。
蒸気タービン等の設備に導かれる流体の一例としての蒸気Xの流路には、上流側から図示しない蒸気止め弁と蒸気Xの流量を調整するための加減弁20とが設けられる。
加減弁20は、棒状の弁棒21に固定された筒状の主弁22と弁座23とを弁ケーシング24内に設けた構成である。そして、筒状の主弁22の内部に弁棒21の一端が挿入され、挿入された弁棒21の端部に主弁22が固定される一方、弁棒21の他端は弁ケーシング24の外部に導かれる。弁棒21は長手方向に移動可能であり、弁棒21の移動に伴って主弁22は弁棒21の長手方向に移動可能に構成される。
また、弁棒21の外周は筒状のスリーブ25で覆われ、さらに、弁棒21を覆う主弁22およびスリーブ25は、筒状のガイドスリーブ26で覆われる。ガイドスリーブ26は弁ケーシング24に固定され、さらにスリーブ25はガイドスリーブ26に固定される。
そして、弁棒21はスリーブ25により長手方向と主直な方向に移動して傾かないように保護される一方、弁棒21の長手方向には移動可能に構成される。このためスリーブ25は、弁棒21および主弁22のいずれに対しても隙間を有する状態で設けられる。
同様に、主弁22はガイドスリーブ26により長手方向と垂直な方向に移動し傾かないように保護される一方、主弁22の長手方向には移動可能に構成される。このためガイドスリーブ26はスリーブ25とは密着して固定される一方、主弁22との間に隙間を有する状態で設けられる。
一方、主弁22の弁棒21が突出しない側の端部側にはテーパ状孔27を有する筒状の弁座23が設けられ、弁座23のテーパ状孔27の径が大きい側の端部側内面は座面28を形成する。そして、弁棒21を介して主弁22を駆動させることにより主弁22を弁座23の座面28に着脱可能に接触させることができるように構成される。
そして、主弁22の側面側から主弁22と弁座23との隙間を経由し、さらに弁座23のテーパ状孔27内部に向かう蒸気Xの流路29が形成される。さらに弁座23のテーパ状孔27の主弁22が設けられない側、すなわち加減弁20の下流側の蒸気Xの流路29は配管30に接続される。そして、加減弁20の蒸気Xの流路29の下流側に接続された配管30は図示しない蒸気タービンに接続され、加減弁20を経由した蒸気Xは蒸気タービンに導かれるように構成される。
この結果、加減弁20は、弁棒21を介して主弁22を長手方向に駆動させることにより主弁22と弁座23との隙間の量すなわち弁開度を調節し、主弁22と弁座23との隙間における蒸気Xの流量を調節することができるように構成される。
すなわち、加減弁20は、主弁22を長手方向に駆動させて弁開度を調節することにより、図示しない蒸気止め弁側から流れてくる蒸気Xのうち所要の流量の蒸気Xを調節して蒸気タービンに導くことができる。
一方、主弁22とガイドスリーブ26との間、主弁22ないし弁棒21とスリーブ25の間には間隙部31が形成されるため、主弁22の側面から流れてくる蒸気Xのうち一部の蒸気X1は主弁22とガイドスリーブ26との間に流れ込む。このため、主弁22とガイドスリーブ26との間、主弁22スリーブ25との間、弁棒21とスリーブ25との間の間隙部31により蒸気X1の流路が形成される。このうち主弁22とガイドスリーブ26との間の蒸気X1の流路は環状に形成されるため、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31を流れる蒸気X1の流れの向きは主弁22の長手方向となる。
そこで、主弁22の外表面には主弁22の横断面の外周方向に少なくとも3つ以上の任意数の溝32が設けられる。すなわち、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31を流れる蒸気X1の流量を低減させるため、蒸気X1が流れる方向に対して所要の角度で、例えば垂直な向きで主弁22の外表面に任意数の溝32を設け、蒸気X1の流れに乱れを生じさせるように構成される。
一般に、流体の流路の壁面に溝や空洞部が存在し、溝や空洞部近傍をせん断流体が流れるとキャビティートーンと呼ばれる純音に近い流体自励音が発生する。これは、溝や空洞部近傍をせん断流体が流れると、溝や空洞部近傍において渦流れ等の乱れた流れが生じ、乱流の発生に伴う圧力変動と音波によるフィードバックループが形成されるためである。
このため、主弁22とガイドスリーブ26との間の蒸気X1の流路において、主弁22の外表面の各溝32近傍を蒸気X1が通過する際には、蒸気X1は各溝32に対してせん断流となり流体自励音が生じる。
そこで、主弁22の外表面の各溝32間の各ピッチPは一定とされず不等ピッチとされる。すなわち、主弁22の外表面のある1つ溝32近傍を蒸気X1が通過する際に生じた流体自励音の周波数と、別の溝32近傍を蒸気X1が通過する際に生じた流体自励音の周波数とが互いに異なる値となるように各溝32が主弁22の外表面に形成される。
そして、主弁22の外表面の各溝32近傍で生じた各流体自励音が互いに強め合って増幅されないように構成される。
次に加減弁20の作用について説明する。
まず、図示しない蒸気止め弁から加減弁20に蒸気Xが導かれる。加減弁20に導かれた蒸気Xは、主弁22の側面側から主弁22と弁座23との隙間を経由し、弁座23のテーパ状孔27に向かって流れる。
このとき、加減弁20は、弁棒21を介して主弁22を長手方向に駆動させることにより主弁22と弁座23との隙間の量すなわち弁開度を調節し、主弁22と弁座23との隙間における蒸気Xの流量が所要の流量となるように調整される。
そして、主弁22と弁座23との隙間を通過した所要の流量の蒸気Xは弁座23のテーパ状孔27内を経由した後、配管30内に流出される。さらにこの配管30内を経由した所要の流量の蒸気Xは蒸気タービンに導かれ、蒸気タービンの入力エネルギとして仕事をする。
一方、主弁22の側面から流れてくる蒸気Xのうち一部の蒸気X1は主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込み、主弁22の長手方向に向かって流れる。
ここで、主弁22の外表面には複数の溝32が、主弁22の横断面の外周方向すなわち蒸気X1が流れる方向に対して垂直な向きで設けられているため、蒸気X1の流れは乱れて主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込む蒸気X1の流量は低減される。
さらに、このとき主弁22の各溝32近傍には、蒸気X1の流れに伴って流体自励音が生じる。ここで、主弁22の各溝32間の各ピッチPは一定とされず不等ピッチであり、各溝32近傍において生じた流体自励音の周波数は互いに異なるため、各流体自励音同士は互いに強め合うことなく増幅が抑制されてより小さい騒音ないし振動を伴って伝播する。
この結果、加減弁20により蒸気Xは、より小さい騒音ないし振動で流量が調整されて蒸気タービンに導かれる。
すなわち加減弁20は、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込む蒸気X1の流量を低減させるために主弁22の外表面に設けられた各溝32間の各ピッチPを不等ピッチとすることにより、主弁22の各溝32近傍を蒸気X1が通過することにより流体自励音が生じても、生じた各流体自励音の周波数が互いに異なるものとして流体自励音の増幅を抑制させる構成である。
従来の加減弁1においては、主弁の外表面に設けられた各溝は等ピッチPであるため、主弁51とガイドスリーブ58との間に流れ込んだ蒸気X1により、主弁の各溝近傍において同程度の周波数の流体自励音がそれぞれ生じ、上流側から下流側に蒸気X1が流れるにつれて次第に各流体自励音が互いに増幅され、大きな騒音,振動となるという問題があった。
加減弁20においては、主弁22の外表面に設けられた各溝32間の各ピッチPが不等ピッチであるため、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させることができるのみならず、主弁22の各溝32近傍で流体自励音が生じても各流体自励音の周波数は互いに異なるものとして増幅を抑制し、加減弁20の振動ないし騒音を低減させることができる。
さらに、例えば蒸気タービンに使用される蒸気Xの流量調整を行うための加減弁においては、蒸気タービンに流入する前の蒸気Xは高温かつ高圧であるため、蒸気タービン設備に用いられる機器の中では特に過酷な条件で使用される。
このため、蒸気タービンに使用される加減弁にはより高い機械強度の信頼性が要求されるが、加減弁20では蒸気タービンの運転時のように過酷な条件で使用されても、振動を低減させて信頼性を向上させることができる。
尚、加減弁20において、主弁22の外表面に設けられた各溝32の間隔は、必要な程度で各流体自励音の増幅を抑制することができればよい。従って、少なくとも溝32間のピッチPが異なる部位が2箇所存在すればよく、互いに等ピッチとなるような溝32を主弁22の外表面に設けても良い。すなわち、全ての溝32間のピッチPが不等ピッチとなる構成、全ての溝32間のピッチPのうち一部のみが不等ピッチとなるように溝32が形成される構成のいずれであってもよい。
また、加減弁20において、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させることができれば、主弁22の外表面に設けられた各溝32の間隔自体および溝32の数は任意である。
(実施例2)
図2は本発明に係る加減弁の第2の実施形態を示す断面構成図である。
図2に示された、加減弁20Aでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させるための溝32を設ける部位が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Aでは、加減弁20において主弁22の外表面に設けられた溝32と同様な不等ピッチの複数の溝32が、主弁22の外表面に設けられる代わりに筒状のガイドスリーブ26の内表面に設けられる。このとき、ガイドスリーブ26の内表面の溝32は、蒸気X1の流れに対して垂直な方向となるように設けられる。
このため、加減弁20Aでは、図1に示す加減弁20と同様の効果を得ることができる。
(実施例3)
図3は本発明に係る加減弁の第3の実施形態を示す断面構成図である。
図3に示された、加減弁20Bでは、主弁22の溝32a近傍の形状が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Bでは、主弁22の外表面に複数の溝32aが規則的なピッチPで設けられる。ただし、主弁22の溝32a近傍の形状は、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に蒸気X1の渦流れや流れの剥離等の乱れた流れが形成されにくい、すなわち蒸気X1に圧力変動が誘起されにくい形状とされる。
図4は図3に示す主弁22の溝32a近傍の一例を示す拡大断面図である。
図4に示すように、加減弁20Bにおける主弁22の溝32a近傍の形状は、主弁22に設けられる隣接する各溝32a間のピッチPが規則的に変化する形状とされる。すなわち各溝32a間のピッチPが徐々に規則的に広くなるように、あるいは徐々に狭くなるように主弁22に溝32aが設けられる。
例えば、主弁22には4つの溝32aが設けられ、各溝32a間の3箇所のピッチPを一方側から他方側に向かってa,a,aとすると式(1)のような関係となる。
[数1]
<a<a ……(1)
すなわち、主弁22に設けられる各溝32a間のピッチPは、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31を流れる蒸気X1に圧力変動が誘起されにくいピッチPとされる。
図5は図3に示す主弁22の溝32a近傍の別の例を示す拡大断面図である。
図5に示すように、加減弁20Bにおける主弁22の溝32aの長さ方向の横断面形状は、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込んだ蒸気X1に圧力変動が誘起されにくい形状とされ、各溝32aは例えば等ピッチPで設けられる。
すなわち例えば図5に示すように主弁22の溝32aのうちある溝32aの長さ方向の横断面形状は傾斜角度が非線対称なV字状とされ、別の溝32aの断面形状は線対称のV字状とされる。
加減弁20Bでは、主弁22に設けられる各溝32a間のピッチPないし各溝32aの断面形状が、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込んだ蒸気X1に圧力変動が誘起されにくいピッチPないし断面形状であるため、流体自励音の発生量を低減させることができる。
このため、加減弁20Bでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込む蒸気X1の流量を低減させることができるとともに、流体自励音の発生を抑制して振動および騒音を低減させることができる。
(実施例4)
図6は本発明に係る加減弁の第4の実施形態を示す断面構成図である。
図6に示された、加減弁20Cでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させるための溝32aを設ける部位が図3に示す加減弁20Bと相違する。他の構成および作用については図3に示す加減弁20Bと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Cでは、加減弁20Bにおいて主弁22の外表面に設けられた溝32aと同様な蒸気X1の圧力変動が誘起されにくいピッチPないし断面形状の複数の溝32aが、主弁22の外表面に設けられる代わりに筒状のガイドスリーブ26の内表面に設けられる。
このため、加減弁20Cでは、図3に示す加減弁20Bと同様の効果を得ることができる。
(実施例5)
図7は本発明に係る加減弁の第5の実施形態を示す断面構成図である。
図7に示された、加減弁20Dでは、主弁22の溝32a近傍の形状が図3に示す加減弁20Bと相違する。他の構成および作用については図3に示す加減弁20Bと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Dでは、蒸気X1の圧力変動が誘起されにくい断面形状の複数の溝32aが不等ピッチPで主弁22の外表面に設けられる。
このため、加減弁20Dでは、図1に示す加減弁20と図3に示す加減弁20Bの双方の効果を得ることができる。すなわち、加減弁20Dでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させることができるとともに、流体自励音の発生を抑制し、かつ流体自励音が生じても増幅されることを回避させて加減弁20Dの振動および騒音を低減させることができる。
(実施例6)
図8は本発明に係る加減弁の第6の実施形態を示す断面構成図である。
図8に示された、加減弁20Eでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させるための溝32aを設ける部位が図7に示す加減弁20Dと相違する。他の構成および作用については図7に示す加減弁20Dと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Eでは、加減弁20Dにおいて主弁22の外表面に設けられた溝32aと同様に、蒸気X1の圧力変動が誘起されにくい断面形状の複数の溝32aが、主弁22の外表面に設けられる代わりに筒状のガイドスリーブ26の内表面に不等ピッチPで設けられる。
このため、加減弁20Eでは、図7に示す加減弁20Dと同様の効果を得ることができる。
尚、加減弁20B、20C、20D、20Eにおいて主弁22あるいはガイドスリーブ26の溝32a近傍の形状は、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込んだ蒸気X1に圧力変動が誘起されにくい形状であれば、溝32aの幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32aの数およびピッチP、Pは任意であり、かつ同一の主弁22あるいはガイドスリーブ26における各溝32aの形状が互いに異なるものであってもよい。
また、全ての溝32aあるいは各溝32a間のピッチP、Pを蒸気X1の流れに乱れが生じにくい横断面形状あるいはピッチPとする必要はなく、一部の溝32aあるいは各溝32a間のピッチP、Pを蒸気X1の流れに乱れが生じにくい形状あるいはピッチPとしてもよい。
(実施例7)
図9は本発明に係る加減弁の第7の実施形態を示す断面構成図である。
図9に示された、加減弁20Fでは、蒸気X1の流路に形成される溝32aの構成が図3に示す加減弁20Bと相違する。他の構成および作用については図3に示す加減弁20Bと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Fでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31に流れ込む蒸気X1の流量を低減させるために、蒸気X1の圧力変動が誘起されにくい断面形状の複数の溝32aが、主弁22の外表面および筒状のガイドスリーブ26の内表面の双方に不等ピッチPで設けられる。
ここで、主弁22の外表面の溝32aとガイドスリーブ26の内表面の溝20とが互いに対向する数が、より少なくなる位置に溝32aおよび溝32aが設けられる。
加減弁20Fにおいて、主弁22は弁座23と接触して弁開度が全閉となる位置から最大の流量の蒸気Xが主弁22と弁座23との間を流れることができる弁開度が全開となる位置まで移動することができる。
このため、主弁22の外表面の溝32aとガイドスリーブ26の内表面の溝32aとの相対的な位置関係は主弁22の位置によって変化するが、主弁22の移動範囲において、主弁22を移動させた場合に主弁22の外表面の溝32aとガイドスリーブ26の内表面の溝32aとが互いに対向する箇所の数がより少なくなるように構成される。
例えば、主弁22を移動させた場合に、主弁22の溝32aとガイドスリーブ26の溝32aとが最大でも1箇所のみ対向し、他の各溝32aは互いに対向しないような位置とされる。
ただし、主弁22を移動させた場合に、主弁22の溝32aとガイドスリーブ26の溝32aとが対向する数は低減されるように構成されていれば複数箇所であってもよい。
このため、加減弁20Fでは、主弁22とガイドスリーブ26との間の間隙部31を流れる蒸気X1に、主弁22の溝32aとガイドスリーブ26の溝32aとが対向することによる圧力変動が誘起されるのを抑制することができる。
そして、主弁22とガイドスリーブ26との間の隙間に流れ込む蒸気X1の流量を低減させることができるとともに、流体自励音の発生をさらに抑制し、かつ流体自励音が生じても増幅されることを回避させて加減弁20Fの振動および騒音を低減させることができる。
尚、加減弁20Fにおいて主弁22およびガイドスリーブ26の溝32a近傍の形状は、溝32aの対向箇所数が低減される構成であれば、溝32aの幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32aの数およびピッチPは任意であり、かつ同一の主弁22あるいはガイドスリーブ26における各溝32aの形状が互いに異なるものであってもよい。
(実施例8)
図10は本発明に係る加減弁の第8の実施形態を示す断面構成図である。
図10に示された、加減弁20Gでは、ガイドスリーブ26aの形状および主弁22の溝32の構成が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Gにおいて生じた騒音の周波数と加減弁20Gに接続された配管30の内径Dに依存する高次音響モードによる周波数とが一致すると共鳴現象によって、より大きな騒音ないし振動が発生する。
ここで、配管30の高次音響モードの周波数ωは一般に式(2)で求められる。
[数2]
ω=Ca{Umn/(D/2)+kz}(1/2) ……(2)
ただし、Caは流体すなわち蒸気X、X1の音速、Dは配管30の内径、Umnはn次の第1種ベッセル関数のm番目の根、kzは配管30内の軸方向波数を示す。
加減弁20Gに騒音ないし振動が生じると、騒音および振動は加減弁20Gのみならず加減弁20Gに接続された配管30および蒸気タービンに伝播して各機器の破損等の事故に繋がる恐れがある。
そこで加減弁20Gでは、加減弁20Gから生じる騒音の周波数が加減弁20Gに接続された配管30の内径Dによる高次音響モードの周波数と異なる周波数となって離調するように、ガイドスリーブ26aの固有振動数が調整されてガイドスリーブ26aの形状が形成される。すなわち、ガイドスリーブ26aの外周形状を調整して例えば壁厚の一部を増加させて剛性を増加させることにより、ガイドスリーブ26aの固有振動数が調整され、加減弁20Gから生じる騒音の振動数が配管30の高次音響モードの固有振動数から離調される。
一方、加減弁20Gにおいて主弁22の溝32の幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32の数およびピッチは任意であり、かつ同一の主弁22における各溝32の形状が互いに異なるものであってもよい。さらに、ガイドスリーブ26aに溝32を設けてもよい。
加減弁20Gにおいては、ガイドスリーブ26aの固有振動数が調整され、加減弁20Gから生じる騒音の周波数が配管30の高次音響モードの周波数から離調されるため、加減弁20Gから騒音が生じても、騒音の周波数が配管30の高次音響モードの周波数と異なる。このため、配管30と騒音との共鳴現象に伴う騒音の増幅を回避させることが可能となり加減弁20Gの振動および騒音を低減させることができる。
そして、蒸気タービンに接続されて高温かつ高圧の蒸気Xの流量調整を行うような特に過酷な条件で加減弁20Gが使用されても、機械強度上より高い信頼性を得ることができる。
(実施例9)
図11は本発明に係る加減弁の第9の実施形態を示す断面構成図である。
図11に示された、加減弁20Hでは、ガイドスリーブ26bの形状が図10に示す加減弁20Gと相違する。他の構成および作用については図10に示す加減弁20Gと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Hでは、ガイドスリーブ26の外周形状を調整して例えば壁厚の一部を薄くして剛性を減少させることにより、ガイドスリーブ26bの固有振動数が調整され、加減弁20Hから生じる騒音の周波数が配管30の高次音響モードの周波数から離調される。
このため、加減弁20Hでは、加減弁20Gと同様の効果を得ることができる。
(実施例10)
図12は本発明に係る加減弁の第10の実施形態を示す断面構成図である。
図12に示された、加減弁20Iでは、主弁22aの形状および主弁22aの溝32の構成が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Iでは、主弁22aの外周形状を調整して例えば壁厚の一部を厚くして剛性を増加させることにより、主弁22aの固有振動数が調整され、加減弁20Iから生じる騒音の周波数が配管30の高次音響モードの周波数から離調される。
一方、加減弁20Iにおいて主弁22aの溝32の幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32の数およびピッチは任意であり、かつ同一の主弁22aにおける各溝32の形状が互いに異なるものであってもよい。さらに、ガイドスリーブ26bに溝32を設けてもよい。
このため、加減弁20Iでは、加減弁20Gと同様の効果を得ることができる。
(実施例11)
図13は本発明に係る加減弁の第11の実施形態を示す断面構成図である。
図13に示された、加減弁20Jでは、主弁22bの形状が図12に示す加減弁20Iと相違する。他の構成および作用については図12に示す加減弁20Iと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Jでは、主弁22bの外周形状を調整して例えば壁厚の一部を薄くして剛性を減少させることにより、主弁22bの固有振動数が調整され、加減弁20Jから生じる騒音の周波数が配管30の高次音響モードの周波数から離調される。
このため、加減弁20Jでは、加減弁20Iと同様の効果を得ることができる。
尚、加減弁20G、20H、20I、20Jにおいて、ガイドスリーブ26a,26bあるいは主弁22a,22bの固有振動数を調整するために、ガイドスリーブ26a,26bあるいは主弁22a,22bの形状を変更することにより調整したが、加減弁20G、20Hから生じる騒音の周波数を配管30の高次音響モードの周波数から離調できれば、ガイドスリーブ26a,26bあるいは主弁22a,22b単独のみならず加減弁20G、20Hを構成する加減弁構成部品のうち所要の加減弁構成部品の任意の部位の形状を変更することにより固有振動数を調整してもよい。
また、ガイドスリーブ26a,26bあるいは主弁22a,22bやその他の加減弁20G、20Hを構成する部品の固有振動数を調整する場合において、形状を変更するのみならず剛性の異なる材質に変更するという方法により固有振動数を調整してもよい。
(実施例12)
図14は本発明に係る加減弁の第12の実施形態を示す断面構成図である。
図14に示された、加減弁20Kでは、主弁22cの形状および主弁22cの溝32の構成が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Kにおいて筒状の主弁22cは筒状のガイドスリーブ26で覆われるため、主弁22cとガイドスリーブ26の二重管状部分から環状の間隙部31aが形成される。このため、加減弁20Kには、主弁22とガイドスリーブ26とで形成される環状の間隙部31aの長さbに応じた周波数の気柱共鳴が生じる。
そこで、加減弁20Kでは主弁22cの長さが調整される。そして、主弁22cとガイドスリーブ26とで形成される環状の間隙部31aの長さbを調整することにより、主弁22cとガイドスリーブ26とで形成される環状の間隙部31aで生じる気柱共鳴の振動数が、加減弁20Kに接続される配管30の高次音響モードの固有振動数と異なる振動数となるように離調される。
一方、加減弁20Kにおいて主弁22cの溝32の幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32の数およびピッチは任意であり、かつ同一の主弁22cにおける各溝32の形状が互いに異なるものであってもよい。さらに、ガイドスリーブ26に溝32を設けてもよい。
加減弁20Kでは、主弁22cとガイドスリーブ26とで形成される環状の間隙部31aにおいて気柱共鳴が生じても、生じた気柱共鳴の周波数が配管30の高次音響モードの周波数から離調されるため、加減弁20Kの振動および騒音が配管30との共鳴現象により増幅されるのを抑制することができる。このため、加減弁20Kの振動および騒音を低減させることができる。
(実施例13)
図15は本発明に係る加減弁の第13の実施形態を示す断面構成図である。
図15に示された、加減弁20Lでは、主弁22dの形状が図14に示す加減弁20Kと相違する。他の構成および作用については図14に示す加減弁20Kと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Lでは、筒状の主弁22dの外表面の任意の部位、例えば端部に溝あるいは段差を設けることにより、主弁22dとガイドスリーブ26とで形成される環状の間隙部31aの長さbが調整される。そして、主弁22dとガイドスリーブ26とで形成される環状の間隙部31aで生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20Lに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調される。
このため、加減弁20Lでは、加減弁20Kと同様な効果を得ることができる。
(実施例14)
図16は本発明に係る加減弁の第14の実施形態を示す断面構成図である。
図16に示された、加減弁20Mでは、ガイドスリーブ26cの形状および主弁22の溝32の構成が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Mでは、筒状のガイドスリーブ26cの内表面のうち、主弁22のガイドスリーブ26c側の端部側の所要の部位に溝あるいは段差を設けることにより、主弁22とガイドスリーブ26cとで形成される環状の間隙部31aの長さbが調整される。そして、主弁22とガイドスリーブ26cとで形成される環状の間隙部31aで生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20Mに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調される。
一方、加減弁20Mにおいて主弁22の溝32の幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32の数およびピッチは任意であり、かつ同一の主弁22における各溝32の形状が互いに異なるものであってもよい。さらに、ガイドスリーブ26cに溝32を設けてもよい。
このため、加減弁20Mでは、加減弁20Kと同様な効果を得ることができる。
(実施例15)
図17は本発明に係る加減弁の第15の実施形態を示す断面構成図である。
図17に示された、加減弁20Nでは、ガイドスリーブ26dの形状が図16に示す加減弁20Mと相違する。他の構成および作用については図16に示す加減弁20Mと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Nでは、筒状のガイドスリーブ26dの内表面のうち、主弁22側の端部における所要の部位に溝あるいは段差を設けることにより、主弁22とガイドスリーブ26dとで形成される環状の間隙部31aの長さbが調整される。そして、主弁22とガイドスリーブ26dとで形成される環状の間隙部31aで生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20Nに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調される。
このため、加減弁20Nでは、加減弁20Kと同様な効果を得ることができる。
(実施例16)
図18は本発明に係る加減弁の第16の実施形態を示す断面構成図である。
図18に示された、加減弁20Oでは、スリーブ25aの形状および主弁22の溝32の構成が図1に示す加減弁20と相違する。他の構成および作用については図1に示す加減弁20と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Oにおいて、棒状の弁棒21は筒状のスリーブ25aで覆われるため、弁棒21とスリーブ25aとの間に環状の間隙部31bが形成される。このため、加減弁20Oには、弁棒21とスリーブ25aとで形成される環状の間隙部31の長さbに応じた周波数の気柱共鳴が生じる。
そこで、加減弁20Oでは、スリーブ25aの主弁22側端部の内表面における所要の部位に溝あるいは段差を設けることにより、弁棒21とスリーブ25aとで形成される環状の間隙部31bの長さbが調整される。そして、弁棒21とスリーブ25aとで形成される環状の間隙部31bで生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20Oに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調される。
一方、加減弁20Oにおいて主弁22の溝32の幅、深さ、広がり角度、端部の面取りの有無および形状並びに溝32の数およびピッチは任意であり、かつ同一の主弁22における各溝32の形状が互いに異なるものであってもよい。さらに、ガイドスリーブ26に溝32を設けてもよい。
加減弁20Oでは、弁棒21とスリーブ25aとで形成される環状の間隙部31bにおいて気柱共鳴が生じても、生じた気柱共鳴の周波数が配管30の高次音響モードの周波数から離調されるため、加減弁20Oの振動および騒音が配管30との共鳴現象により増幅されるのを抑制することができる。このため、加減弁20Oの振動および騒音を低減させることができる。
(実施例17)
図19は本発明に係る加減弁の第17の実施形態を示す断面構成図である。
図19に示された、加減弁20Pでは、スリーブ25bの形状が図18に示す加減弁20Oと相違する。他の構成および作用については図18に示す加減弁20Oと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Pでは、スリーブ25bの内表面における所要の部位に単一ないし複数の溝あるいは段差を設けることにより、弁棒21とスリーブ25bとで形成される環状の間隙部31bが分割されてその長さb、bが調整される。そして、弁棒21とスリーブ25bとで形成される環状の間隙部31bで生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20Pに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調される。
このため、加減弁20Pでは、加減弁20Oと同様な効果を得ることができる。
(実施例18)
図20は本発明に係る加減弁の第18の実施形態を示す断面構成図である。
図20に示された、加減弁20Qでは、スリーブ25cの形状が図18に示す加減弁20Oと相違する。他の構成および作用については図18に示す加減弁20Oと実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
加減弁20Qでは、スリーブ25cの主弁22と逆側端部の内表面における所要の部位に溝あるいは段差を設けることにより、弁棒21とスリーブ25cとで形成される環状の間隙部31bの長さbが調整される。そして、弁棒21とスリーブ25cとで形成される環状の間隙部31bで生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20Qに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調される。
このため、加減弁20Qでは、加減弁20Oと同様な効果を得ることができる。
加減弁20K,20L,20M,20N,20O,20P,20Qにおいては、主弁22,22a,22b,22c,22dとガイドスリーブ26,26a,26b,26c,26dあるいは弁棒21とスリーブ25a,25b,25cにより形成される二重管状部位の環状の間隙部31a,31bの長さb、b、b、bを調節したが、その他の加減弁構成部品で二重管状に形成される部分の環状の間隙部の長さを調節し、環状の間隙部で生じる気柱共鳴の周波数が、加減弁20K,20L,20M,20N,20O,20P,20Qに接続される配管30の高次音響モードの周波数と異なる周波数となるように離調してもよい。
尚、各実施形態における加減弁20,20A,20B,20C,20D,20E,20F,20G,20H,20I,20J,20K,20L,20M,20N,20O,20P,20Qを複合的に組み合わせて構成してもよい。
また、主弁22ないしガイドスリーブ26の溝32は蒸気X1が流れる方向に対して正確に垂直に設けられる必要はなく、適切に蒸気X1の流れに乱れを生じさせて流量を低減させることができれば向きは任意であり、かつ各溝32は必ずしも平行である必要はない。
さらに、溝32は、主弁4とガイドスリーブ26との間、主弁4ないし弁棒21とスリーブ25の間の間隙部31に面していれば、主弁22やガイドスリーブ26に限らず弁棒21あるいはスリーブ25に設けても良い。
また、ガイドスリーブ26は弁ケーシング24に直接固定せずに、他の加減弁構成部品に固定してもよい。
本発明に係る加減弁の第1の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第2の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第3の実施形態を示す断面構成図。 図3に示す主弁の溝傍の一例を示す拡大断面図。 図3に示す主弁の溝近傍の別の例を示す拡大断面図。 本発明に係る加減弁の第4の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第5の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第6の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第7の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第8の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第9の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第10の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第11の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第12の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第13の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第14の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第15の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第16の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第17の実施形態を示す断面構成図。 本発明に係る加減弁の第18の実施形態を示す断面構成図。 従来の加減弁の構成を示す断面図。
符号の説明
20,20A,20B,20C,20D,20E,20F,20G,20H,20I,20J,20K,20L,20M,20N,20O,20P,20Q 加減弁
21 弁棒
22,22a,22b,22c,22d 主弁
23 弁座
24 弁ケーシング
25,25a,25b,25c スリーブ
26,26a,26b,26c,26d ガイドスリーブ
27 テーパ状孔
28 座面
29 流路
30 配管
31,31a,31b 間隙部
32,32a 溝
X、X1 蒸気

Claims (12)

  1. 流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを備え、前記主弁、ガイドスリーブ、弁棒、スリーブの隙間により形成される間隙部の所要の部位に、不等ピッチで複数の溝を設けたことを特徴とする加減弁。
  2. 流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを備え、前記主弁、ガイドスリーブ、弁棒、スリーブの隙間により形成される間隙部の所要の部位に、前記間隙部に流れ込んだ前記流体に圧力変動が誘起されにくい横断面形状の溝を設けたことを特徴とする加減弁。
  3. 前記溝は、前記主弁の前記間隙部に面した部位に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の加減弁。
  4. 前記溝は、前記ガイドスリーブの前記間隙部に面した部位に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の加減弁。
  5. 前記溝は、前記主弁および前記ガイドスリーブの双方の前記間隙部に面した部位に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の加減弁。
  6. 前記溝は、前記主弁および前記ガイドスリーブの双方の前記間隙部に面した部位に設けられ、かつ前記溝のピッチは、前記主弁の溝と前記ガイドスリーブの溝とが互いに対向する箇所が少なくなるピッチとされることを特徴とする請求項1または2記載の加減弁。
  7. 配管により形成された流体の流路上に設けられた複数の加減弁構成部品により構成され、この加減弁構成部品のうち所要の加減弁構成部品の固有振動数を前記配管の内径に依存する高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とする加減弁。
  8. 前記加減弁構成部品は、流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを含み、前記ガイドスリーブの固有振動数を前記配管の内径による高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とする請求項7記載の加減弁。
  9. 前記加減弁構成部品は、流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを含み、前記主弁の固有振動数を前記配管の内径による高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とする請求項7記載の加減弁。
  10. 前記加減弁構成部品は二重管状に構成されて環状の間隙部を形成する加減弁構成部品を含み、この環状の間隙部の長さを調節することにより、前記環状の間隙部に生じる気柱振動の固有振動数を前記配管の内径による高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とする請求項7記載の加減弁。
  11. 前記加減弁構成部品は、流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを含み、前記主弁と前記ガイドスリーブとにより形成された二重管状部分の環状の間隙部に生じる気柱振動の固有振動数を前記配管の内径による高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とする請求項7記載の加減弁。
  12. 前記加減弁構成部品は、流体の流路上に設けられた弁座と、この弁座との隙間により前記流体の流路を形成するとともに前記隙間の量である弁開度を調節可能に設けられた主弁と、この主弁を固定する弁棒と、この弁棒を保護するスリーブと、前記主弁を保護するガイドスリーブとを含み、前記弁棒と前記スリーブとにより形成された二重管状部分の環状の間隙部に生じる気柱振動の固有振動数を前記配管の内径による高次音響モードの固有振動数から離調したことを特徴とする請求項7記載の加減弁。
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