以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)機器診断システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明を適用した機器診断システムを示し、例えば家庭内でコンピュータ構成のクライアント端末2や、テレビジョン受像機3等のLAN(Local Area Network)への接続機能を有するLAN構築電子機器を、コンピュータ構成の1次診断装置4に接続してLAMが構築されている。
また機器診断システム1では、家庭内でLANへの接続機能を有さず、またTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol )に準じたインターネット5への接続機能も有してはいないオーディオアンプ6等のシリアル接続電子機器を1次診断装置4に直接シリアル接続している。
そしてかかる機器診断システム1では、LAN構築電子機器及びシリアル接続電子機器(以下、これらをまとめて単に電子機器と呼ぶ)からそれぞれ各種処理を実行する際の環境(以下、これを処理実行環境と呼ぶ)がどのようになっているかを示す環境情報を1次診断装置4に送出することにより、その1次診断装置4により環境情報に基づいて電子機器を1次診断し、これにより得られた1次診断結果をユーザに提示する。
また機器診断システム1では、1次診断装置4が電子機器をインターネット5経由の外部からの不正な侵入から保護する保護機能や、当該電子機器に対するインターネット4へのアクセス管理機能等のように電子機器の一部機能を代理して実行する、いわゆるプロキシサーバとしての機能を有している。
従って機器診断システム1では、1次診断装置4が電子機器を1次診断した際にその1次診断とは異なる2次診断を要するときにはかかる電子機器の環境情報をインターネット5を介してコンピュータ構成の2次診断装置7に送信することにより、当該2次診断装置7により環境情報に基づいて電子機器を2次診断し、これにより得られた2次診断結果を1次診断装置4に返送してユーザに提示する。
さらに機器診断システム1では、診断対象の電子機器又は1次診断装置4において、その電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果の詳細な説明を要求する詳細説明要求信号が入力された場合、電子機器に対する1次診断及び2次診断の際に当該1次診断装置4から説明要求データをインターネット5経由でコンピュータ構成の情報提示装置8に送信する。
これにより機器診断システム1では、情報提示装置8により2次診断装置7から電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果を取得してオペレータに提示することにより、当該オペレータが例えば電話によりユーザに対して電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果の内容を詳細に説明し得るようになされている。
(1−1)クライアント端末2の回路構成
図2に示すようにクライアント端末2は、内部の中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit )10が、ROM(Read Only Memory)11に予め記憶しているOS(Operating System)や、診断要求プログラム等の各種アプリケーションプログラムをバス12を介してRAM(Random Access Memory)13に転送して展開することにより、当該展開した基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って全体を統括的に制御して各種処理を実行する。
これにより中央処理ユニット10は、リモートコントローラ等の操作入力部15に対する操作に応じて当該操作入力部15から入力処理部16を介して記録媒体の種類を指定する媒体指定信号が入力されると共にコンテンツ再生命令信号が入力されると、記録媒体に記録されているコンテンツデータの再生処理を実行する。
この場合、中央処理ユニット10は、記録媒体として、クライアント端末2に装填されたコンパクトディスク(CD:Compact Disc )が指定されると、コンパクトディスクドライブ17によりコンパクトディスクから例えば音楽のコンテンツデータを再生してオーディオデータ処理部18を介してスピーカ19に送出することにより当該スピーカ19を介して音楽を聴かせることができる。
また中央処理ユニット10は、記録媒体として、クライアント端末2に装填された光磁気ディスク(MD:Mini Disc 登録商標)が指定されると、光磁気ディスクドライブ20により光磁気ディスクから例えば音楽のコンテンツデータを再生してオーディオデータ処理部18を介してスピーカ19に送出することにより当該スピーカ19を介して音楽を聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット10は、記録媒体として、クライアント端末2に装填されたメモリスティック(登録商標)が指定されると、メモリスティックドライブ21によりメモリスティックから例えば写真画像のコンテンツデータを再生し、当該再生したコンテンツデータを表示処理部22を介して、クライアント端末2の筐体表面に直接取り付けられた又は外付けのディスプレイ23に送出することにより当該ディスプレイ23に写真画像を例えばスライドショウ形式で表示して見せることができる。
また中央処理ユニット10は、操作入力部15に対する操作に応じて当該操作入力部15から入力処理部16を介してラジオ放送の放送周波数を指定する周波数指定信号が入力されると共に当該ラジオ放送の出力命令信号が入力されると、ラジオアンテナ25で受信したラジオ放送の放送信号をラジオチューナ26に取り込む。
そして中央処理ユニット10は、ラジオチューナ26により、指定された放送周波数の放送信号を選択して復調し、得られたラジオ放送データでなるコンテンツデータをオーディオデータ処理部18を介してスピーカ19に送出することにより当該スピーカ19を介してラジオ放送の番組を聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット10は、操作入力部15に対する操作に応じて当該操作入力部15から入力処理部16を介してテレビジョン放送の放送チャンネルを指定するチャンネル指定信号が入力されると共に当該テレビジョン放送の番組視聴要求信号が入力されると、テレビジョンアンテナ27で受信したテレビジョン放送の放送信号をテレビジョンチューナ28に取り込む。
そして中央処理ユニット10は、テレビジョンチューナ28により、指定された放送チャンネル(すなわち、周波数)の放送信号を選択して復調し、得られたテレビジョン放送映像データ及びテレビジョン放送音声データでなるコンテンツデータを表示処理部22を介してディスプレイ23に送出すると共にオーディオデータ処理部18を介してスピーカ19に送出することにより当該ディスプレイ23及びスピーカ19を介してテレビジョン放送の番組を視聴させることができる。
さらに中央処理ユニット10は、操作入力部15に対する操作に応じて当該操作入力部15から入力処理部16を介してコンテンツ取得命令信号が入力されると、LAN接続用のLAN接続端子を含む外部機器インターフェース部30から1次診断装置4を介してインターネット5(図1)上のコンテンツ提供サーバ(図示せず)と通信することにより当該コンテンツ提供サーバから配信された所望のコンテンツデータを外部機器インターフェース部30で受信して取り込む。
そして中央処理ユニット10は、コンテンツ提供サーバから配信されたコンテンツデータに基づいて得られる映像データを表示処理部22を介してディスプレイ23に送出すると共に、当該コンテンツデータに基づいて得られる音声データをオーディオデータ処理部18を介してスピーカ19に送出することにより、これらディスプレイ23及びスピーカ19を介して所望の映画や写真画像、音楽等を視聴させることができる。
これに加えて中央処理ユニット10は、各種記録媒体から再生したコンテンツデータやデータ提供サーバから配信されたコンテンツデータ、またラジオ放送やテレビジョン放送の受信によって得られたコンテンツデータを単にディスプレイ23やスピーカ19を介して出力するのみならずに、これをハードディスクドライブ33に取り込んでハードディスクに記録することができる。
従って中央処理ユニット10は、ハードディスクに対するコンテンツデータの記録後に操作入力部15に対する操作に応じて当該操作入力部15から入力処理部16を介して再生命令信号が入力されたときハードディスクから指定されたコンテンツデータを再生し、これを表示処理部22を介してディスプレイ23に送出すると共にオーディオデータ処理部18を介してスピーカ19に送出することにより当該ディスプレイ23及びスピーカ19を介して映画や写真画像、音楽等の各種コンテンツを視聴させることもできる。
また中央処理ユニット10は、クライアント端末2にMD(登録商標)プレーヤや、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の携帯型記録再生装置(図示せず)が接続された状態で、操作入力部15の操作に応じて当該操作入力部15から入力処理部16を介してコンテンツ転送命令信号が入力されると、ハードディスクドライブ33のハードディスクから再生したコンテンツデータを外部機器インターフェース部30から携帯型記録再生装置に転送して記録させることにより、当該携帯型記録再生装置により外出先等でも映画や写真画像、音楽等のコンテンツを視聴させことができる。
因みに中央処理ユニット10は、かかる携帯型記録再生装置で再生されたコンテンツデータを外部機器インターフェース部30を介して取り込んで、当該取り込んだコンテンツデータを例えばハードディスクドライブ33のハードディスクに記録することもできる。
また中央処理ユニット10は、各種記録媒体から再生したコンテンツデータやデータ提供サーバから配信されたコンテンツデータ、ラジオ放送やテレビジョン放送の受信によって得られたコンテンツデータ、さらにはハードディスクから再生したコンテンツデータを外部機器インターフェース部30からテレビジョン受像機3(図1)に送出することにより、当該テレビジョン受像機3を介して映画や写真画像、音楽等の各種コンテンツを視聴させることもできる。
かかる構成に加えて中央処理ユニット10は、LAN及びインターネット5を利用して各種処理を実行するための設定項目や、コンパクトディスクから音楽のコンテンツデータを再生する再生処理の際の再生モード(コンパクトディスクの制作者側で決定された順番通りにコンテンツデータを再生するコンティニューやコンテンツデータを無作為に選択して再生するシャッフル等)のような設定項目等のように、クライアント端末2に対する使用目的に合わせて各種処理を実行する際に参照するユーザ設定可能な各種設定項目を予め用意している。
これにより中央処理ユニット10は、ユーザ設定可能な各種設定項目に対して設定内容が設定されると、これら各種設定項目の設定内容を示す情報(以下、これを設定内容情報と呼ぶ)を、クライアント端末2に対するスピーカ19による音声出力機能や、テレビジョン放送の受信機能、コンパクトディスクの再生機能及びラジオ放送の受信機能等のような機能毎に分類してハードディスクドライブ33のハードディスクやRAM13に記憶し、当該記憶した設定内容情報に従って対応する処理を実行している。
そして中央処理ユニット10は、ハードディスクやRAM13に記憶している設定内容情報に基づいて何れかの設定項目に対する設定内容が変更されたことを検知したときには、当該変更された設定内容を示す設定内容情報を変更前の設定内容情報に上書きして設定内容を更新することにより、その設定内容を更新した最新の設定内容情報に従って対応する処理を実行している。
また中央処理ユニット10は、クライアント端末2にコンパクトディスク等の記録媒体が装填されたときにはその記録媒体の種別を、対応するコンパクトディスクドライブ17等の各種ドライブを介して検出すると共に、当該クライアント端末2に携帯型記録再生装置やテレビジョン受像機3等の電子機器が接続されたときにはその電子機器の機種を外部機器インターフェース部30を介して検出し、さらにラジオ放送及びテレビジョン放送の放送信号を番組の視聴等のために受信しているときにはその受信している放送信号の受信レベルを対応するラジオチューナ26等のチューナを介して検出する等のように、クライアント端末2のこれら各種ドライブや外部機器インターフェース部30、チューナ等のハードウェアを各種処理の実行に合わせて実際に動作させるときの環境(以下、これをハードウェア動作環境と呼ぶ)がどのようになっているかを当該ハードウェアの動作の度に検出している。
そして中央処理ユニット10は、ハードウェアの動作の度にハードウェア動作環境がどのようになっているかを検出すると、当該検出したハードウェア動作環境の内容を示す情報(以下、これをハードウェア動作環境情報と呼ぶ)をクライアント端末2に対する機能毎に分類してハードディスクやRAM13に記憶すると共に、当該記憶したハードウェア動作環境情報に基づいて何れかのハードウェアに対する動作環境が変化したことを検知したときには、その変化したハードウェア動作環境の内容を示すハードウェア動作環境情報を変化前のハードウェア動作環境情報に上書きしてその内容を更新している。
さらに中央処理ユニット10は、ハードウェア状態検出部35により、端末本体に対するスピーカ19の接続の有無や、コンパクトディスクドライブ17及び光磁気ディスクドライブ20におけるレーザ光の光量及びスレッドモータによる光ピックアップの移動速度、コンパクトディスクドライブ17、光磁気ディスクドライブ20及びメモリスティックドライブ21における記録再生エラーの発生の有無、ハードディスクドライブ33におけるコンテンツデータの記録再生時のリトライ回数(すなわち、記録再生の再試行回数)等のような、クライアント端末2の各種ハードウェア(すなわち、スピーカ19や各種ドライブ等)の状態が各種処理を実行するうえでどのようになっているかを当該ハードウェアの接続時や動作時等に検出している。
そして中央処理ユニット10は、ハードウェア状態検出部35によりハードウェアの状態を検出すると、当該検出したハードウェアの状態を示す情報(以下、これをハードウェア状態情報と呼ぶ)をクライアント端末2に対する機能毎に分類してハードディスクやRAM13等に記憶すると共に、当該記憶したハードウェア状態情報に基づいて何れかのハードウェアの状態の変化を検知したときには、当該変化したハードウェアの状態を示すハードウェア状態情報を変化前のハードウェア状態情報に上書きしてその内容を更新している。
さらに中央処理ユニット10は、クライアント端末2が起動してから停止するまでの動作時間を内部の計時回路により計時すると共に、当該計時した動作時間をクライアント端末2の動作停止毎及び1次診断装置4に対してクライアント端末2の1次診断を依頼する毎に順次加算し、得られた累計動作時間をクライアント端末2が各種処理の実行用にどのくらいの時間動作していたかを示す累計動作時間情報としてハードディスクに更新しながら記憶している。
さらに中央処理ユニット10は、ROM11に予め記憶しているOSや各種アプリケーションプログラム等の各種処理に用いるソフトウェアを識別可能なソフトウェア識別情報と当該ソフトウェアの改訂版の情報とを対応付けることにより、これら対応付けたソフトウェア識別情報及び改訂版の情報をクライアント端末2が各種処理の実行用としてどのようなソフトウェアを実装しているかを示す改訂版情報(すなわち、バージョン情報)としてハードディスクドライブ33のハードディスクに記憶している。
そして中央処理ユニット10は、ソフトウェアの改訂に伴い、すでに実装しているソフトウェアをインターネット5や記録媒体を利用して最新の改訂版のソフトウェアに更新したときには、その更新したソフトウェアに対する新たな改訂版情報を更新前のソフトウェアに対する改訂版情報に上書きしてその内容も更新している。
ところで中央処理ユニット10は、クライアント端末2を電源投入による起動要求に応じて起動する毎に当該クライアント端末2に対する1次診断を自動的に要求する1次診断自動要求手法と、ユーザによりクライアント端末2が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されたときに当該クライアント端末2に対する1次診断を任意に要求する1次診断任意要求手法との2種類の1次診断要求手法を予め用意している。
そして中央処理ユニット10は、これら1次診断自動要求手法及び1次診断任意要求手法のうちのいずれか一方をユーザに選択させる。
これにより中央処理ユニット10は、ユーザにより1次診断自動要求手法が選択されていると、ユーザによる起動要求信号の入力に応じてクライアント端末2を起動させる毎に、ハードディスク及びRAM13からその時点に記憶している全ての設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を読み出して集め、当該集めた設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を現在のクライアント端末2に対する処理実行環境がどのようになっているかを示す環境情報とし、これを送信用としてハードディスクに一時記憶する。
そして中央処理ユニット10は、このようにハードディスクに送信用として環境情報を一時記憶すると、当該一時記憶した環境情報と共にその環境情報を識別するための識別情報としてユーザ固有のユーザ識別情報及びクライアント端末2固有の機器識別情報を格納した1次診断自動要求データを生成し、これを外部機器インターフェース部30から1次診断装置4に送信することにより、当該1次診断装置4によりその環境情報の内容に基づいてクライアント端末2を1次診断させるようになされている。
また中央処理ユニット10は、ユーザにより1次診断任意要求手法が選択されていると、ユーザによりクライアント端末2が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されて操作入力部15から入力処理部16を介して1次診断要求信号が入力されたとき、ハードディスク及びRAM13からその時点に記憶している全ての設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を読み出して集め、当該集めた設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を現在のクライアント端末2に対する環境情報とし、これを送信用としてハードディスクに一時記憶する。
そして中央処理ユニット10は、このようにしてハードディスクに環境情報を一時記憶した場合にも、当該一時記憶した環境情報と共にユーザ識別情報及び機器識別情報(以下、これらユーザ識別情報及び機器識別情報をまとめて単に識別情報と呼ぶ)を格納した1次診断任意要求データを生成し、これを外部機器インターフェース部30から1次診断装置4に送信することにより、1次診断装置4によりその環境情報の内容に基づいてクライアント端末2を1次診断させるようになされている。
これに加えて中央処理ユニット10は、クライアント端末2に対する1次診断の際にユーザにより操作入力部15から入力処理部16を介して2次診断要求信号が入力されると(すなわち、クライアント端末2に対する2次診断が要求されると)、これに応じて2次診断要求データを外部機器インターフェース部30から1次診断装置4に送出する。
これにより中央処理ユニット10は、1次診断装置4により2次診断装置7に対してクライアント端末2に対する2次診断を依頼させて実施させ得るようになされている。
(1−2)クライアント端末2以外のLAN構築電子機器の構成
クライアント端末2以外のテレビジョン受像機3等のLAN構築電子機器は、それぞれ固有の機能を実現するための回路構成を有しているものの、上述したクライアント端末2の中央処理ユニット10とほぼ同様にして、LAN構築電子機器が各種処理を実行する際の処理実行環境がどのようになっているかを示す環境情報を生成し、これを1次診断用に1次診断装置4へ送信している。
またかかるLAN構築電子機器は、上述したクライアント端末2の場合と同様に1次診断の際に2次診断要求信号が入力されると、これに応じて2次診断要求データを1次診断装置4に送出することにより、当該1次診断装置4を介して2次診断装置7にLAN構築電子機器に対する2次診断を依頼して実施させ得るようになされている。
ただしLAN構築電子機器は、それぞれ固有の機能を実現するためのハードウェア及びソフトウェアの構成に応じて、設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報のうちの一部又は全てを当該LAN構築電子機器に対する処理実行環境を示す環境情報としている。
(1−3)オーディオアンプ6の回路構成
図3に示すようにオーディオアンプ6は、内部のマイクロコンピュータ(以下、これをマイコンと呼ぶ)40がROM41に予め記憶しているOS等の基本プログラムや、診断依頼プログラム等の各種アプリケーションプログラムをRAM42上で展開することにより、当該展開した基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って全体を統括的に制御して各種処理を実行する。
これによりマイコン40は、外部の再生装置(図示せず)から供給される音声データを入出力端子43及びシリアル配線44を順次介してオーディオデータ処理部45に取り込む。
そしてマイコン40は、この際、ユーザにより操作入力部46から入力処理部47を介して入力される所定の設定命令等に応じてオーディオデータ処理部45を制御することにより、当該オーディオデータ処理部45により音声データにデジタル/アナログ変換処理や音質調整処理等の所定の処理を施し、得られた音声信号をシリアル配線44を介して入出力端子43から例えば外部のスピーカ(図示せず)に送出する。
これによりマイコン40は、外部のスピーカを介して所望の音質の音楽等を出力させてユーザに聴かせることができるようになされている。
またマイコン40は、図2について上述したクライアント端末2の場合と同様に、RAM42に対して、音声データを処理する際の各種設定項目に対する設定内容を示す設定内容情報や、入出力端子43に接続された外部の再生装置及びスピーカの機種等を示すハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態検出部48によって検出した入出力端子43に対するスピーカや再生装置の接続の有無等を示すハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を適宜更新しながら記憶している。
そしてマイコン40は、オーディオアンプ6の起動時やユーザによって任意に1次診断が要求されたときには、RAM42からその時点に記憶している全ての設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を一旦読み出して集める。
これによりマイコン40は、その集めた設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を現在のオーディオアンプ6に対する処理実行環境がどのようになっているかを示す環境情報とし、当該環境情報と共にその環境情報を識別するための識別情報としてユーザ固有のユーザ識別情報及びオーディオアンプ6固有の機器識別情報を格納した1次診断自動要求データ又は1次診断任意要求データを生成し、これをシリアル配線44に接続されたシリアル接続外部端子49から1次診断装置4に送信することにより、当該1次診断装置4によりその環境情報の内容に基づいてオーディオアンプ6を1次診断させ得るようになされている。
そしてマイコン40は、上述したクライアント端末2の場合と同様にオーディオアンプ6に対する1次診断の際にユーザにより操作入力部46から入力処理部47を介して2次診断要求信号が入力されると、これに応じて2次診断要求データをシリアル接続外部端子49から1次診断装置4に送信することにより、当該1次診断装置4を介して2次診断装置7にオーディオアンプ6に対する2次診断を依頼して実施させ得るようになされている。
このようにしてオーディオアンプ6では、インターネット5への接続機能やLANへの接続機能を持っていなくても、本体内部にもともと設けられているシリアル配線に対して、新たにシリアル接続外部端子を接続して設けるだけの簡易な構成で家庭内の1次診断装置4及びインターネット5上の2次診断装置7に1次診断及び2次診断を実施させることができる。
(1−4)オーディオアンプ6以外のシリアル接続電子機器の構成
オーディオアンプ6以外のスピーカ等のシリアル接続電子機器は、それぞれ固有の機能を実現するための回路構成を有しているものの、上述したオーディオアンプ6のマイコン40とほぼ同様にして、シリアル接続電子機器が各種処理を実行する際の処理実行環境がどのようになっているかを示す環境情報を生成し、これをシリアル接続外部端子から1次診断用に1次診断装置4へ送信している。
またかかるシリアル接続電子機器は、上述したオーディオアンプ6の場合と同様に1次診断の際に2次診断要求信号が入力されると、これに応じて2次診断要求データを、シリアル接続外部端子から1次診断装置4に送信することにより、当該1次診断装置4を介して2次診断装置7にシリアル接続電子機器に対する2次診断を依頼して実施させ得るようになされている。
ただしオーディオアンプ6以外のシリアル接続電子機器は、それぞれ固有の機能を実現するためのハードウェア及びソフトウェアの構成に応じて、設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報のうちの一部又は全てを当該シリアル接続電子機器に対する処理実行環境を示す環境情報としている。
(1−5)1次診断装置4の回路構成
図4に示すように1次診断装置4は、内部の制御部(以下、これを1次診断制御部と呼ぶ)50がROM51に予め記憶しているOS等の基本プログラムや、1次診断プログラム等の各種アプリケーションプログラムをRAM52上で展開することにより、当該展開した基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って全体を統括的に制御して各種処理を実行する。
これにより1次診断制御部50は、ハードディスクドライブ53のハードディスク内に、1次診断装置4に接続される電子機器を登録するためのデータベースを構築しておき、電子機器が接続される毎にユーザにより操作入力部54から入力処理部55を介して電子機器登録命令が入力されると、これに応じてLAN接続端子及びシリアル接続外部端子を含む外部機器インターフェース部56を介して、その接続された電子機器と通信することにより機器識別情報を取得し、当該取得した機器識別情報をデータベースに登録する。
また1次診断制御部50は、このときユーザにより操作入力部54から入力処理部55を介してその接続された電子機器の種類を判別可能な機器名称が入力されると、ハードディスク内のデータベースにその入力された機器名称を機器識別情報に対応付けて登録すると共に、電子機器毎の1次診断における各種診断項目の基準内容を示す1次診断基準情報を例えばインターネット5(図1)上の1次診断基準情報提供サーバ(図示せず)による配信又は所定の記録媒体からの再生によって取得して、データベースにその1次診断基準情報も機器識別情報と対応付けて登録する。
この状態で1次診断制御部50は、電子機器からその起動に応じて1次診断自動要求データが送信されると、これを外部機器インターフェース部56で受信して取り込む。
この場合、1次診断制御部50は、その1次診断自動要求データに格納されている環境情報の内容と、ハードディスク内のデータベースに登録している対応する1次診断基準情報(すなわち、1次診断自動要求データに格納されている機器識別情報に基づいて特定した1次診断基準情報)の内容とを比較するようにして診断対象の電子機器を1次診断することにより当該電子機器に対する1次診断結果を得る。
これにより1次診断制御部50は、表示処理部57を介して表示部58にその1次診断結果に基づく所定の1次診断結果提示画面を表示することにより、ユーザに対してその1次診断結果提示画面により、電子機器に対する不具合の発生の有無や、その電子機器に不具合が生じているときには当該不具合の内容及び不具合を解消するための対処法等を電子機器に対する1次診断結果として提示する。
そして1次診断制御部50は、ユーザに電子機器に対する1次診断結果を提示した後にそのユーザにより操作入力部54から入力処理部55を介して診断終了信号が入力され、又は電子機器からユーザによる操作入力部15(図2)の操作に応じて送信された診断終了通知データを外部機器インターフェース部56で受信して取り込むと、その診断終了信号及び診断終了通知データに応じて電子機器の環境情報及び識別情報(すなわち、ユーザ識別情報及び機器識別情報)と共に1次診断結果を格納した1次診断結果登録データを生成する。
これにより1次診断制御部50は、その1次診断結果登録データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信することで、当該2次診断装置7に電子機器に対する環境情報及び1次診断結果を登録し、その2次診断装置7に電子機器の2次診断は依頼せずに、1次診断を終了する。
これに対して1次診断制御部50は、ユーザにより操作入力部54から入力処理部55を介して2次診断要求信号が入力され、又は電子機器からユーザによる操作入力部15の操作に応じて送信された2次診断要求データを外部機器インターフェース部56で受信して取り込むと、これに応じて電子機器に対し2次診断を要すると判断する。
これにより1次診断制御部50は、2次診断対象となった電子機器から1次診断自動要求データとして取得していた環境情報及び識別情報(すなわち、ユーザ識別情報及び機器識別情報)と共に1次診断結果を格納した2次診断依頼データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信する。
その結果、1次診断制御部50は、2次診断装置7から環境情報の内容に基づいて電子機器を2次診断して得られる2次診断結果提示データがインターネット5経由で送信されると、これをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込む。
そして1次診断制御部50は、表示処理部57を介して表示部58にその2次診断結果提示データに基づく所定の2次診断結果提示画面を表示することにより、ユーザに対してその2次診断結果提示画面により電子機器に対する2次診断結果を提示する。
一方、1次診断制御部50は、電子機器からユーザによる任意の判断で1次診断任意要求データが送信されると、これを外部機器インターフェース部56で受信して取り込み、その1次診断任意要求データに格納されている機器識別情報に従ってデータベース内の同一の機器識別情報を特定すると共に、その特定した機器識別情報に当該電子機器に対する今回の1次診断の依頼日時(すなわち、現時点の日時)を、その電子機器に対する2次診断の依頼の有無を判定する際に用いる2次診断依頼判定情報として対応付けて登録する。
そして1次診断制御部50は、その1次診断任意要求データに格納されている環境情報の内容と、ハードディスク内のデータベースに登録している対応する1次診断基準情報(すなわち、1次診断任意要求データに格納されている機器識別情報に基づいて特定した1次診断基準情報)の内容とを比較するようにして診断対象の電子機器を1次診断することにより、当該電子機器に対する1次診断結果を得る。
これにより1次診断制御部50は、表示処理部57を介して表示部58にその1次診断結果に基づく所定の1次診断結果提示画面を表示することにより、ユーザに対してその1次診断結果提示画面により、電子機器に生じている不具合を特定できずに的確に診断できなかったことや、その電子機器に生じている不具合の内容及び不具合を解消するための対処法等を電子機器に対する1次診断結果として提示する。
ここで1次診断制御部50は、電子機器に生じている不具合の内容と当該不具合を解消するための対処法とを特定した1次診断結果を得ると、ハードディスク内のデータベースに登録している2次診断依頼判定情報に基づいて、2次診断装置7にその電子機器の2次診断を依頼するか否かを自動的に判定する。
その結果、1次診断制御部50は、今回診断対象となった電子機器を初めて1次診断した場合やその電子機器に対する前回の1次診断から今回の1次診断までの期間が予め選定された所定期間以上のときには、電子機器に対して頻繁に不具合が生じているわけではないので2次診断を依頼しないと判定する。
これにより1次診断制御部50は、このように2次診断装置7に電子機器の2次診断を依頼しないと判定すると、当該電子機器の環境情報及び1次診断結果並びに識別情報を格納した1次診断結果登録データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60から2次診断装置7に送信することでその環境情報及び1次診断結果を登録し、当該2次診断装置7に電子機器の2次診断は依頼せずに、1次診断を終了する。
これに対して1次診断制御部50は、2次診断依頼判定情報に基づいて、今回診断対象となった電子機器に対する前回の1次診断から今回の1次診断までの期間が予め選定された所定期間よりも短いときには、例えば電子機器に経年変化による劣化で不具合が生じ易くなっていると推測して2次診断装置7に1次診断とは異なる2次診断を依頼すると判定する。
また1次診断制御部50は、2次診断依頼判定情報に基づいて、2次診断装置7に電子機器の2次診断を依頼しないと判定したときでも、ユーザにより操作入力部54から入力処理部55を介して2次診断要求信号が入力され、又は電子機器からユーザによる操作入力部15(図2)の操作に応じて送信された2次診断要求データを外部機器インターフェース部56で受信して取り込むと、これに応じて2次診断装置7に電子機器の2次診断を依頼する判定し直す。
さらに1次診断制御部50は、ユーザにより電子機器が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されたにもかかわらずに、その電子機器に対して何ら不具合を検出し得なかった不適切な1次診断結果を得たときは、電子機器に実際に生じている不具合を1次診断では特定することができなかったことにより当該電子機器に対して1次診断とは異なる2次診断を要すると自動的に判断し、その結果2次診断装置7に電子機器の2次診断を依頼すると判定する。
このようにして1次診断制御部50は、2次診断装置7に電子機器の2次診断を依頼すると判定すると、上述と同様に2次診断対象となった電子機器から1次診断任意要求データとして取得していた環境情報及び識別情報と共に1次診断結果を格納した2次診断依頼データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信する。
これにより1次診断制御部50は、2次診断装置7から環境情報の内容に基づいて電子機器を2次診断して得られる2次診断結果提示データがインターネット5経由で送信されると、これをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込み、表示処理部57を介して表示部58にその2次診断結果提示データに基づく所定の2次診断結果提示画面を表示することにより、ユーザに対してその2次診断結果提示画面により電子機器に対する2次診断結果を提示する。
このようにして1次診断制御部50は、電子機器を1次診断し得ると共にその電子機器に対する2次診断を2次診断装置7に依頼し得るようになされている。
(1−6)2次診断装置7の回路構成
図5に示すように2次診断装置7は、内部の制御部(以下、これを2次診断制御部と呼ぶ)65がROM66に予め記憶しているOS等の基本プログラムや2次診断プログラム等の各種アプリケーションプログラムをRAM67上で展開することにより、当該展開した基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って全体を統括的に制御して各種処理を実行する。
これにより2次診断制御部65は、ハードディスクドライブ68のハードディスク内に環境情報及び識別情報並びに1次診断結果を登録するためのデータベースを構築しておき、ユーザに対して2次診断装置7の利用を許可した際に例えば1次診断装置4からそのユーザのユーザ識別情報を取得してデータベースに登録すると共に、1次診断装置4に新たな電子機器が接続される毎に当該1次診断装置4からその新たに接続された電子機器の機器識別情報及び機器名称を取得してデータベースにユーザ識別情報と対応付けて登録する。
また2次診断制御部65は、データベースに新たな種類の電子機器の機器識別情報及び機器名称を登録する毎に、その電子機器に実装されるソフトウェアを識別可能なソフトウェア識別情報と当該ソフトウェアの改訂版とを対応付けて生成された比較基準とする改訂版情報(以下、これを特に基準改訂版情報と呼ぶ)を機器名称と対応付けてデータベースに登録すると共に、ソフトウェアが改訂されたときには、その改訂に応じて最新の基準改訂版情報を改訂前の基準改訂版情報に上書きして登録することにより当該基準改訂版情報の内容を常に最新のものに更新する。
さらに2次診断制御部65は、初期起動時には例えば電子機器の製造会社でその電子機器に対する耐久試験を実施した場合の当該電子機器に対する初期起動からハードディスクドライブやコンパクトディスクドライブ等のハードウェアが故障した時点までの累計動作時間を示すハードウェア故障時間情報を外部から順次取得してハードディスクドライブ68のハードディスクに電子機器の種類毎に分類して(すなわち、機器名称に対応付けて)蓄積する。
これにより2次診断制御部65は、故障統計情報生成部69において、ハードディスクから電子機器の種類毎のハードウェア故障時間情報を読み出して統計をとることで当該電子機器の種類毎にハードウェアに対する故障発生時期の推測に用いる故障発生時期統計情報を生成し、これをハードディスクに電子機器の種類毎に分類して(すなわち、機器名称に対応付けて)記憶する。
この状態で2次診断制御部65は、1次診断装置4からインターネット5(図1)経由で送信された1次診断結果登録データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、その1次診断結果登録データに格納されている識別情報と、ハードディスク内のデータベースに予め登録している識別情報とを用いて、1次診断された電子機器に対する認証処理を実行する。
その結果、2次診断制御部65は、電子機器を認証すると、その1次診断結果登録データに格納されている環境情報及び1次診断結果を識別情報と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録する。
また2次診断制御部65は、1次診断装置4からインターネット5経由で送信された2次診断依頼データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、その2次診断依頼データに格納されている識別情報と、ハードディスク内のデータベースに予め登録している識別情報とを用いて2次診断対象の電子機器に対する認証処理を実行する。
その結果、2次診断制御部65は、2次診断対象の電子機器を認証すると、その2次診断依頼データに格納されている環境情報及び1次診断結果を識別情報と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録する。
そして2次診断制御部65は、電子機器に対する2次診断として、データベースに登録した環境情報の一部でなる改訂版情報と、当該環境情報に対応付いている機器名称によって特定した基準改訂版情報とを比較することにより、当該電子機器に実装されているソフトウェアが最新の改訂版のものであるか否かを判別する。
また2次診断制御部65は、電子機器に対する2次診断として、データベースに登録した環境情報の一部でなる当該電子機器の累計動作時間情報と、その環境情報に対応付いている機器名称によって特定した故障発生時期統計情報とに基づいて、その電子機器のハードウェアに対する故障発生時期を推測する。
このようにして2次診断制御部65は、ソフトウェアの改訂版に対する判別結果とハードウェアに対する故障発生時期の推測結果とを電子機器に対する2次診断結果として、これを識別情報と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録すると共に、その2次診断結果を提示するための2次診断結果提示データを生成して、これを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70からインターネット5経由で1次診断装置4に送信する。
ところで2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信された1次診断結果登録データ及び2次診断依頼データに格納されている1次診断結果をデータベースに登録して蓄積していることにより、当該登録した1次診断結果に基づいて電子機器に対する1次診断の際に、2次診断で故障発生時期の推測対象となるハードウェアが故障していると診断されたか否かを判別する。
その結果、2次診断制御部65は、電子機器に対する1次診断の際に、2次診断で故障発生時期の推測対象となるハードウェアが故障していると診断されているときには、その電子機器の環境情報の一部でなる累計動作時間情報を当該ハードウェアが故障した時点に極力近似している累計動作時間を示すものとして故障統計情報生成部69に送出する。
これにより2次診断制御部65は、故障統計情報生成部69において、ハードディスクに蓄積していたハードウェア故障時間情報に、電子機器の累計動作時間情報を加えて改めて統計をとることで故障発生時期統計情報を生成し直し、これをハードディスクに対して、生成し直す前の故障発生時期統計情報に上書きして記憶することにより当該故障発生時期統計情報の内容を更新する。
このようにして2次診断制御部65は、1次診断装置4において電子機器のハードウェアが故障していると診断される毎に、当該ハードウェアを有する電子機器の1次診断のときの累計動作時間情報をハードウェア故障時間情報に加えて統計をとり直すことで電子機器の種類毎の故障発生時期統計情報を、単に評価試験に即したものから当該電子機器に対する実際の使用状況に即して修正することができる。
従って2次診断制御部65は、電子機器に対する1次診断が順次実施される毎に、環境情報の一部でなる累計動作時間情報を加えて故障発生時期統計情報を修正することで、電子機器に対する実際の使用状況に即してハードウェアに対する故障発生時期の推測精度を向上させることができる。
因みに2次診断制御部65は、2次診断の際に情報提示装置8から、診断の説明を要求したユーザのユーザ識別情報を格納した診断結果要求データが送信されると、これを外部機器インターフェース部72で受信して取り込む。
そして2次診断制御部65は、診断結果要求データに格納されているユーザ識別情報に基づいて、ハードディスク内のデータベースから対応する環境情報及び1次診断結果並びに2次診断結果を読み出すと共に、当該読み出した環境情報及び1次診断結果並びに2次診断結果を診断結果提示データとして外部機器インターフェース部72から情報提示装置8に送信することにより当該情報提示装置8においてオペレータにその環境情報と共に1次診断結果及び2次診断結果を提示させ得るようになされている。
(1−7)情報提示装置8の回路構成
図6に示すように情報提示装置8は、内部の制御部(以下、これを装置制御部と呼ぶ)75がROM76に予め記憶しているOS等の基本プログラムや各種アプリケーションプログラムをRAM77上で展開することにより、当該展開した基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って全体を統括的に制御して各種処理を実行する。
これにより装置制御部75は、1次診断装置4から電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果の詳細な説明を要求する説明要求データがインターネット5(図1)経由で送信されると、これをネットワークインターフェース部78で受信して通信処理部79を介して取り込む。
そして装置制御部75は、このとき説明要求データに基づいて得られたユーザ識別情報を格納した診断結果要求データを生成し、これを外部機器インターフェース部80から2次診断装置7に送信する。
その結果、装置制御部75は、2次診断装置7から送信された診断結果提示データを外部機器インターフェース部80で受信して取り込み、これをRAM77に一時記憶する。
この後、装置制御部75は、オペレータにより操作入力部81から入力処理部82を介して診断結果の表示要求信号が入力されると、これに応じてRAM77から診断結果提示データを読み出すと共に、当該読み出した診断結果提示データを表示処理部83を介して表示部84に送出することにより当該表示部84に電子機器の環境情報と共に1次診断結果及び2次診断結果を表示する。
これにより装置制御部75は、オペレータに表示部84を介して電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果を提示すると共に、その際に当該電子機器の環境情報も合わせて提示することにより、1次診断結果及び2次診断結果の内容を容易かつ的確に認識させ、かくしてオペレータから例えば電話でユーザに電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果の内容を詳細に説明させ得るようになされている。
(2)電子機器診断処理シーケンス
かかる機器診断システム1では、上述したように1次診断装置4に接続された各種電子機器を当該1次診断装置4によって1次診断すると共に、その1次診断の結果、これとは異なる2次診断を要するときには2次診断装置7によって2次診断するようにしてこれら電子機器、1次診断装置4及び2次診断装置7により電子機器診断処理シーケンスを実行している。
そして機器診断システム1では、かかる電子機器診断処理シーケンスに対し、電子機器からその起動に応じて1次診断装置4に自動的に1次診断を要求する1次診断自動要求手法と、当該電子機器からユーザの判断で1次診断装置4に任意に1次診断を要求する1次診断任意要求手法との大別して2種類の手法を適用している。
このため以下には、まず1次診断自動要求手法を適用した電子機器診断処理シーケンスについて説明し、次いで1次診断任意要求手法を適用した電子機器診断処理シーケンスについても説明する。
ただし以下の電子機器診断処理シーケンスについては、1次診断及び2次診断の内容を明確にするうえで、診断対象の電子機器を図2について上述したクライアント端末2として説明する。
(2−1)1次診断自動要求手法を適用した電子機器診断処理シーケンス
(2−1−1)2次診断における診断項目をクライアント端末2に実装されたソフトウェアの改訂版の判別及びハードディスクドライブ33に対する故障発生時期の推測とした第1の電子機器診断処理シーケンス
機器診断システム1においてクライアント端末2の中央処理ユニット10は、操作入力部15を介して入力された起動要求信号に応じて当該クライアント端末2を起動すると、ROM11から読み出した診断依頼プログラムに従って図7(A)、図8(A)及び図9(A)に示す診断依頼処理手順RT11を開始する。
中央処理ユニット10は、診断依頼処理手順RT11を開始すると、ステップSP111において起動要求信号の入力に応じて、ハードディスク及びRAM13にその時点で記憶している設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を集めて現在のクライアント端末2に対する環境情報とし、これを送信用としてハードディスクに一時記憶した後、次のステップSP112移る。
ステップSP112において中央処理ユニット10は、ハードディスクに送信用として一時記憶した環境情報と共に識別情報を格納した1次診断自動要求データを生成し、これを外部機器インターフェース部30から1次診断装置4に送信して、次のステップSP113に移る。
このとき1次診断装置4の1次診断制御部50は、ROM51に記憶している1次診断プログラムに従って図7(B)、図8(B)及び図9(B)に示す1次診断処理手順RT21を開始している。
1次診断制御部50は、1次診断処理手順RT21を開始すると、ステップSP211においてクライアント端末2から送信される1次診断自動要求データの受信を待ち受け、その1次診断自動要求データを外部機器インターフェース部56で受信して取り込むと、次のステップSP212に移る。
ステップSP212において1次診断制御部50は、1次診断自動要求データに格納されている環境情報の内容と、ハードディスク内のデータベースに登録しているクライアント端末2用の1次診断基準情報(すなわち、1次診断自動要求データに格納されている機器識別情報に基づいて特定した1次診断基準情報)の内容とを比較するようにしてクライアント端末2を1次診断する。
これにより1次診断制御部50は、その1次診断によりクライアント端末2に対して、各種設定項目にそれぞれ実行対象の処理に合わせた適切な設定内容が設定されていると共に、ハードウェアの動作環境がその実行対象の処理に合わせて適切に整えられ、さらにハードウェアが当該実行対象の処理に合わせて適切に動作していることを検出すると、当該クライアント端末2に対して何ら不具合は生じていないと判断してその判断結果を1次診断結果とする。
これに対して1次診断制御部50は、その1次診断によりクライアント端末2に対して、各種設定項目に対する実行対象の処理に合わない不適切な設定内容(すなわち、再生専用の記録媒体に対する記録設定等)や、その実行対象の処理に合わないハードウェアの不適切な動作環境(すなわち、処理に合わない種類の記録媒体の装填や携帯型記録再生装置の接続等)、また実行対象の処理に合わないハードウェアの不適切な状態(すなわち、スピーカの未接続や、レーザ光の光量、光ピックアップの移動速度及びハードディスクドライブ33におけるリトライ回数が規定範囲外である等)を検出すると、当該クライアント端末2に対してその検出した内容を原因とする不具合が生じていると判断しその判断結果を1次診断結果とする。
そして1次診断制御部50は、このようにクライアント端末2に対する1次診断結果を得ると、次のステップSP213に移る。
ステップSP213において1次診断制御部50は、ステップSP212においてクライアント端末2に何ら不具合が生じてはいないと判断した1次診断結果を得ると、その1次診断結果に基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図10に示すような第1の1次診断結果提示画面90を表示する。
この場合、第1の1次診断結果提示画面90には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称90Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する1次診断の結果、何ら不具合は生じていませんので、そのまま使用できます。」のようにクライアント端末2が各種処理を正常に実行し得る状態であることを提示する1次診断結果提示文90Bが表示されている。
これにより1次診断制御部50は、ユーザに対して第1の1次診断結果提示画面90により、クライアント端末2に何ら不具合が生じてはいないことで各種処理を正常に実行し得ることを当該クライアント端末2に対する1次診断結果として提示する。
これに対して1次診断制御部50は、ステップSP212においてクライアント端末2に不具合が生じていると判断した1次診断結果を得ると、その1次診断結果に基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図11に示すような第2の1次診断結果提示画面91を表示する。
この場合、第2の1次診断結果提示画面91には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称91Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する1次診断の結果、処理に合わない記録媒体が装填されています。」のようにクライアント端末2に生じている不具合の具体的な内容を提示する1次診断結果提示文91Bが表示されている。
また第2の1次診断結果提示画面91には、クライアント端末2の機器名称91Cを文中に挿入した例えば「クライアント端末に装填すべき記録媒体を、処理に合わせて交換して下さい。」のようにクライアント端末2に生じている不具合を解消するための対処法を具体的に提示する対処法提示文91Dが表示されている。
これにより1次診断制御部50は、ユーザに対して第2の1次診断結果提示画面91により、クライアント端末2に生じている不具合の内容と、その不具合を解消するための対処法とを当該クライアント端末2に対する1次診断結果として提示する。
このようにして1次診断制御部50は、ユーザにクライアント端末2に対する1次診断結果を提示すると、次のステップSP214に移る。
ステップSP214において1次診断制御部50は、1次診断結果に基づいて、現時点でクライアント端末2に不具合が生じているか否かを判断し、1次診断によりクライアント端末2に不具合が生じていることを検出したことで肯定結果を得ると、次のステップSP215に移る。
ステップSP215において1次診断制御部50は、1次診断結果に基づいて、クライアント端末2の環境情報の内容を自動的に修正するか否かを判断する。
このステップSP215において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2の環境情報に対して設定内容情報等のように外部から任意に修正可能な情報(以下、これを任意修正可能情報と呼ぶ)の内容を修正することで、当該クライアント端末2に現時点で生じている不具合の一部又は全てを解消し得ることを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP216に移る。
ステップSP216において1次診断制御部50は、1次診断結果及び1次診断基準情報に基づいてクライアント端末2の環境情報に対し、不具合の原因である任意修正可能情報を特定し、当該特定した任意修正可能情報の内容をその1次診断基準情報の内容に従って自動的に修正する(すなわち、任意修正可能情報の内容を1次診断基準情報内の対応する基準内容に変更する)ことにより修正環境情報を生成して、次のステップSP217に移る。
これによりステップSP217において1次診断制御部50は、修正環境情報を修正環境情報データとして外部機器インターフェース部56からクライアント端末2に送信して、次のステップSP218に移る。
因みにステップSP215において否定結果が得られると、このことは1次診断の結果、クライアント端末2に不具合の生じていることが確認されたものの、任意修正可能情報の不適切な内容を原因とする不具合が生じているのではなく、ハードウェアに対する不適切な動作環境の構築や故障及び劣化等のようにハードウェアに依存した事項(以下、これをハードウェア依存事項と呼ぶ)を原因とする不具合が生じていることを表しており、このとき1次診断制御部50は、ステップSP216−SP217の処理を飛ばしてステップSP218に移る。
このときステップSP113において中央処理ユニット10は、クライアント端末2に対する1次診断が終了したか否かを判断する。
このステップSP113において否定結果が得られると、このことは1次診断装置4においてクライアント端末2を1次診断している途中であり、又はクライアント端末2に対する1次診断により不具合の生じていることが確認されたことで、その不具合を解消するための対処が施されている途中であることを表しており、このとき中央処理ユニット10は、次のステップSP114に移る。
ステップSP114において中央処理ユニット10は、1次診断装置4から送信される修正環境情報データを受信したか否かを判断する。
このステップSP114において否定結果が得られると、このことは1次診断装置4においてクライアント端末2を1次診断している途中であり、又はクライアント端末2に任意修正可能情報の不適切な内容を原因とする不具合が生じているのではなく、ハードウェア依存事項を原因とする不具合が生じていることにより修正環境情報データが送信されてはいないことを表しており、このとき中央処理ユニット10は、ステップSP113に戻る。
これにより中央処理ユニット10は、この後、少なくともステップSP113において肯定結果を得るまでの間は、ステップSP113−SP114の処理を循環的に繰り返すことにより、1次診断の終了及び修正環境情報データの受信を待ち受ける。
そしてステップSP114において肯定結果が得られると、このことは1次診断によりクライアント端末2に少なくとも任意修正可能情報の不適切な内容を原因とする不具合が生じていたことが確認されたことで、その不具合の解消を目的として1次診断装置4から送信された修正環境情報データを外部機器インターフェース部30で受信したことを表しており、このとき中央処理ユニット10は、次のステップSP115に移る。
ステップSP115において中央処理ユニット10は、修正環境情報データに基づく修正環境情報を修正の加えられた又は全く修正の必要のない設定内容情報、ハードウェア動作環境情報及びハードウェア状態情報に分離してこれらを、ハードディスクやRAM13に分散して記憶している設定内容情報、ハードウェア動作環境情報及びハードウェア状態情報に上書きする。
これにより中央処理ユニット10は、クライアント端末2で各種処理を実行する際の処理実行環境を再設定することができ、かくしてクライアント端末2に任意修正可能情報の不適切な内容を原因として生じていた不具合のみは確実に解消して、ステップSP113に戻る。
そして中央処理ユニット10は、再びステップSP113−SP114の処理を循環的に繰り返すことによりクライアント端末2に対する1次診断が終了することを待ち受ける。
このときステップSP218において1次診断制御部50は、1次診断結果に基づいて、クライアント端末2に生じている不具合を解消するために当該クライアント端末2のハードウェアに対する修理が必要であるか否かを判断する。
このステップSP218において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2の1次診断により、当該クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17等の各種ドライブや、ラジオチューナ26等の各種チューナ、ディスプレイ23、ハードディスクドライブ33等のハードウェアが故障して修理の必要なことが判明したことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP219に移る。
ステップSP219において1次診断制御部50は、1次診断結果に基づいて、クライアント端末2に対する修理箇所(すなわち、故障しているハードウェア)及び故障状況(すなわち、光ピックアップにおけるレーザ光の光量低下や、各種ドライブにおける書込みエラーの発生等)を示す見積依頼データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、次のステップSP220に移る。
このとき2次診断装置7の2次診断制御部65は、ROM66に記憶している2次診断プログラムに従って図7(C)、図8(C)及び図9(C)に示す2次診断処理手順RT31を開始している。
2次診断制御部65は、2次診断処理手順RT31を開始すると、ステップSP311において、電子機器(すなわち、この場合にはクライアント端末2)に対する1次診断結果を取得したか否かを判断する。
このステップSP311において否定結果が得られると、このことは1次診断装置4においてクライアント端末2を未だ1次診断してはいない、又はクライアント端末2の1次診断途中であるために、1次診断装置4から送信される1次診断結果登録データ及び2次診断依頼データ(すなわち、何れも1次診断結果が格納されている)の何れも受信してはいないことを表しており、このとき2次診断制御部65は、ステップSP312に移る。
ステップSP312において2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信されるクライアント端末2の修理用の見積依頼データを受信したか否かを判断する。
このステップSP312において否定結果が得られると、このことは1次診断装置4においてクライアント端末2を未だ1次診断してはいない、又はクライアント端末2の1次診断途中である、さらにはクライアント端末2を1次診断したものの修理が必要となる不具合は生じていないことを表しており、このとき2次診断制御部65は、ステップSP311に戻る。
従って2次診断制御部65は、この後、少なくともステップSP311において肯定結果を得るまでの間は、ステップSP311−SP312の処理を循環的に繰り返すことにより、1次診断装置4から送信される1次診断結果登録データ、2次診断依頼データ及び見積依頼データの受信を待ち受ける。
そしてステップSP312において肯定結果が得られると、このことは1次診断装置4においてクライアント端末2を1次診断した結果、そのクライアント端末2のハードウェアが故障していて修理の必要なことが判明したことにより、その1次診断装置4から送信された修理用の見積依頼データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込んだことを表しており、このとき2次診断制御部65は、次のステップSP313に移る。
ステップSP313において2次診断制御部65は、見積依頼データの内容に基づいて、外部の部品管理サーバからクライアント端末2の修理に必要な部品の価格や在庫数等を示す部品情報を取得して、次のステップSP314に移る。
ステップSP314において2次診断制御部65は、その部品情報に基づいて、自動的にクライアント端末2に対する修理の見積を出しその見積内容を示す見積情報データを生成して、次のステップSP315に移る。
これによりステップSP315において2次診断制御部65は、見積情報データを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70からインターネット5経由で1次診断装置4に送信した後、次のステップSP316に移る。
このときステップSP220において1次診断制御部50は、2次診断装置7から送信される見積情報データの受信を待ち受けており、その見積情報データをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込むと、次のステップSP221に移る。
ステップSP221において1次診断制御部50は、その見積情報データに基づき表示処理部57を介して表示部58にクライアント端末2の修理に対する見積内容を表示してユーザに提示することにより、当該クライアント端末2に対する修理を依頼するか否かを判断する。
このステップSP221において肯定結果が得られると、このことはユーザによりクライアント端末2の修理を依頼するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP222に移って修理依頼データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、次のステップSP223に移る。
これに対してステップSP221において否定結果が得られると、このことはユーザによりクライアント端末2を後日改めて修理するように判断されたことでそのクライアント端末2の修理を延期するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、ステップSP224に移って修理延期データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、ステップSP223に移る。
このときステップSP316において2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信される修正依頼データ及び修理延期データの受信を待ち受けており、いずれか一方のデータをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、次のステップSP317に移る。
ステップSP317において2次診断制御部65は、ステップSP316において受信したデータが修理依頼データであるか否かを判断し、当該修理依頼データを受信したことで肯定結果を得ると、次のステップSP318に移る。
これによりステップSP318において2次診断制御部65は、1次診断装置4に送信していた見積情報データに従って、クライアント端末2の修理に必要な部品を注文するための部品注文データを生成し、これを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70から外部の部品管理サーバに送信して、ステップSP311に戻る。
因みにステップSP317において2次診断制御部65は、クライアント端末2に対する修理が見送られたことで修理延期データを受信して否定結果を得ると、ステップSP311に戻る。
ところで上述したステップSP214において否定結果が得られると、このことはクライアント端末2に対する1次診断の結果、現時点ではクライアント端末2に何ら不具合が生じてはいないことを表しており、このとき1次診断制御部50は、ステップSP223に移る。
またステップSP218において否定結果が得られると、このことはクライアント端末2に対してこの時点では第2の1次診断結果提示画面91によって提示した不具合の解消法によってユーザにより手動で容易に解消し得る(すなわち、記録媒体や携帯型記録再生装置の種類の変更、スピーカの接続等)不具合だけが生じていることを表しており、このとき1次診断制御部50は、クライアント端末2に対する不具合の解消をユーザに任せて、ステップSP223に移る。
ステップSP223において1次診断制御部50は、1次診断したクライアント端末2の2次診断を2次診断装置7に依頼するか否かを判断する。
このステップSP223において肯定結果が得られると、このことはユーザによりクライアント端末2を1次診断とは異なる診断項目でさらに2次診断するように要求されたことを表している。
そして1次診断制御部50は、このときユーザによりクライアント端末2を介して2次診断が要求されたのであれば、当該クライアント端末2の中央処理ユニット10が1次診断の終了を認識し得ることにより、そのまま次のステップSP224に移る。
これに対して1次診断制御部50は、このときユーザにより1次診断装置4に対して直接(すなわち、操作入力部54を介して)2次診断が要求されたのであれば、1次診断の終了を示す1次診断終了通知データを外部機器インターフェース部56からクライアント端末2に送信して、次のステップSP224に移る。
従ってステップSP113において中央処理ユニット10は、操作入力部15を介して2次診断要求信号が入力されると、これに応じてクライアント端末2に対する1次診断が終了したと判断して肯定結果を得ることにより、次のステップSP116に移る。
またステップSP113において中央処理ユニット10は、1次診断装置4に対して直接クライアント端末2に対する2次診断が要求されたときでも、当該1次診断装置4からその2次診断が要求されたときに送信された1次診断終了通知データを外部機器インターフェース部30で受信して取り込むことで、1次診断が終了したことを認識して肯定結果を得ることにより、次のステップSP116に移る。
このようにしてクライアント端末2に対する2次診断が要求されると、ステップSP224において1次診断制御部50は、クライアント端末2の環境情報及び識別情報並びに1次診断結果を格納した2次診断依頼データを生成して、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、次のステップSP225に移る。
このときステップSP311において2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信された2次診断依頼データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むことで肯定結果を得ることにより、次のステップSP319に移る。
ステップSP319において2次診断制御部65は、2次診断依頼データに格納されている環境情報及び1次診断結果を識別情報と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録して、次のステップSP320に移る。
ステップSP320において2次診断制御部65は、1次診断装置4から電子機器(この場合はクライアント端末2)に対する2次診断が依頼されたか否かを判断し、このときには1次診断装置4から送信された2次診断を依頼する2次診断依頼データを受信したことで肯定結果を得て、次のステップSP321に移る。
ステップSP321において2次診断制御部65は、クライアント端末2の環境情報と、基準改訂版情報、及びクライアント端末2のハードディスクドライブ33に対応する故障発生時期統計情報とに基づいて、当該クライアント端末2を2次診断する。
これにより2次診断制御部65は、クライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版のものであるか否かを判別すると共に、ハードディスクドライブ33に対する現時点を基準とした故障発生時期を推測し、その改訂版の判別結果及び故障発生時期の推測結果を2次診断結果として、次のステップSP322に移る。
ステップSP322において2次診断制御部65は、クライアント端末2に対する2次診断結果に基づいて2次診断結果提示データを生成し、これを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70からインターネット5経由で1次診断装置4に送信して、次のステップSP323に移る。
このときステップSP225において1次診断制御部50は、2次診断装置7から送信される2次診断結果提示データの受信を待ち受けており、その2次診断結果提示データをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込むと、次のステップSP226に移る。
ステップSP226において1次診断制御部50は、まずクライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版のものであると判別された2次診断結果が得られていると、2次診断結果提示データに基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図12に示すような第1の2次診断結果提示画面92を表示する。
この場合、第1の2次診断結果提示画面92には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称92Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する2次診断の結果、ソフトウェアは最新の改訂版でした。クライアント端末をそのままお使いいただいても結構です。」のようにクライアント端末2に最新の改訂版のソフトウェアが実装されていることを通知する改訂版通知文92Bが表示されている。
これに対して1次診断制御部50は、クライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版よりも以前の改訂版のものであると判別された2次診断結果が得られていると、2次診断結果提示データに基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図13に示すような第2の2次診断結果提示画面93を表示する。
この場合、第2の2次診断結果提示画面93には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称93Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する2次診断の結果、ソフトウェアは改訂以前のものでした。クライアント端末を安全にお使い頂くには、ソフトウェアを最新の改訂版のものに更新することをお勧めします。」のようにクライアント端末2に改訂前のソフトウェアが実装されていることから、そのソフトウェアの更新を促す改訂版通知文93Bが表示されている。
また第2の2次診断結果提示画面93には、クライアント端末2に実装されているソフトウェアの更新の有無を確認する更新実行ボタン93Cと、更新保留ボタン93Dとが設けられている。
従って1次診断制御部50は、表示部58に第1の2次診断結果提示画面92を表示したときには、ユーザに対して、クライアント端末2に最新の改訂版のソフトウェアが実装されていることにより何ら問題なく各種処理が実行可能であることを当該クライアント端末2に対する2次診断結果の一部として提示する。
これに対して1次診断制御部50は、表示部58に第2の2次診断結果提示画面93を表示したときには、ユーザに対して、クライアント端末2に改訂前のソフトウェアが実装されていることにより各種処理を正常に実行し難くなる可能性があることを当該クライアント端末2に対する2次診断結果の一部として提示すると共に、そのソフトウェアの更新を促して実際に更新するか否かを確認するようになされている。
また1次診断制御部50は、クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する故障発生時期が現時点よりもかなり離れた未来であると推測された2次診断結果が得られていると、2次診断結果提示データに基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図14に示すような第3の2次診断結果提示画面94を表示する。
この場合、第3の2次診断結果提示画面94には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称94Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する2次診断の結果、ハードディスクドライブが現時点から約1年の間は故障せずに動作すると推測されます。ハードディスクドライブの故障を気にせずにクライアント端末を安心してお使い下さい。」のようにクライアント端末2のハードディスクドライブ33がここ暫くの間は何ら故障することなく動作可能であることを通知する故障発生時期通知文94Bが表示されている。
これに対して1次診断制御部50は、クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する故障発生時期が現時点から比較的短い所定期間以内であると推測された2次診断結果が得られていると、2次診断結果提示データに基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図15に示すような第4の2次診断結果提示画面95を表示する。
この場合、第4の2次診断結果提示画面95には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称95Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する2次診断の結果、ハードディスクドライブが現時点から約3週間で故障すると推測されます。クライアント端末の動作中にハードディスクドライブが故障すると、他の不具合を併発する場合がありますので、上記期間内にハードディスクドライブの分解点検修理をお勧めします。」のようにクライアント端末2のハードディスクドライブ33が近い将来に故障する可能性が高いためにそのハードディスクドライブ33に対する分解点検修理を促す故障発生時期通知文95Bが表示されている。
また第4の2次診断結果提示画面95には、クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する分解点検修理の有無を確認する分解点検修理依頼ボタン95Cと、分解点検修理保留ボタン95Dとが設けられている。
従って1次診断制御部50は、表示部58に第3の2次診断結果提示画面94を表示したときには、ユーザに対して、クライアント端末2をそれほど長くは使用していないことによりハードディスクドライブ33自体もそれほど劣化してはいないことにより故障の発生を何ら気にせずに当分の間使用可能であることを当該クライアント端末2に対する2次診断結果の残りの一部として提示する。
これに対して1次診断制御部50は、表示部58に第4の2次診断結果提示画面95を表示したときには、ユーザに対して、クライアント端末2をかなり長く使用していることによりハードディスクドライブ33が経年変化でかなり劣化しており、近い将来に故障する可能性が高いことを当該クライアント端末2の2次診断結果の残りの一部として提示すると共に、そのハードディスクドライブ33に対する分解点検修理を促して実際に分解点検修理するか否かを確認するようになされている。
このようにして1次診断制御部50は、ユーザに対してクライアント端末2に対する2次診断結果を提示すると、次のステップSP227に移る。
ステップSP227において1次診断制御部50は、2次診断結果に基づいて、クライアント端末2に実装されているソフトウェアを更新するか否かを判断する。
このステップSP227において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版よりも以前のものであるために、今後そのソフトウェアに起因して不具合が生じることを防止するうえで、ユーザによりそのソフトウェアの更新が要求されたこと(すなわち、操作入力部54の操作に応じて第2の2次診断結果提示画面93上で更新実行ボタン93Cが選択指示されたこと)を表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP228に移る。
ステップSP228において1次診断制御部50は、例えば第2の2次診断結果提示画面93の更新実行ボタン93Cに予め対応付けられていたアドレス情報(URL:Uniform Resource Locator)に従って、インターネット5上のソフトウェア提供サーバから最新の改訂版のソフトウェア(以下、これを特に更新ソフトウェアと呼ぶ)を取得して、次のステップSP229に移る。
ステップSP229において1次診断制御部50は、更新ソフトウェアを外部機器インターフェース部56からクライアント端末2に送信して、次のステップSP230に移る。
このときステップSP116において中央処理ユニット10は、クライアント端末2に対する2次診断が終了したか否かを判断する。
このステップSP116において否定結果が得られると、このことは2次診断装置7においてクライアント端末2を2次診断している途中であり、又はクライアント端末2に対する2次診断により不具合の生じていることが確認されたことで、その不具合を解消するための対処が施されている途中であることを表しており、このとき中央処理ユニット10は、次のステップSP117に移る。
ステップSP117において中央処理ユニット10は、1次診断装置4から送信される更新ソフトウェアを受信したか否かを判断する。
このステップSP117において否定結果が得られると、このことは2次診断装置7においてクライアント端末2を2次診断している途中であるために更新ソフトウェアが送信されてはいないことを表しており、このとき中央処理ユニット10は、ステップSP116に戻る。
これにより中央処理ユニット10は、この後、少なくともステップSP116において肯定結果を得るまでの間は、ステップSP116−SP117の処理を循環的に繰り返すことにより、2次診断の終了及び更新ソフトウェアの受信を待ち受ける。
そしてステップSP117において肯定結果が得られると、このことは2次診断によりクライアント端末2に少なくとも改訂前のソフトウェアが実装されていることが確認されたことで、そのソフトウェアの更新を目的として1次診断装置4から送信された更新ソフトウェアを外部機器インターフェース部30で受信したことを表しており、このとき中央処理ユニット10は、次のステップSP118に移る。
ステップSP118において中央処理ユニット10は、すでに実装していたソフトウェアを更新ソフトウェアに更新することにより、最新の改訂版のソフトウェアを実装している状態にし、かくしてクライアント端末2にその更新前のソフトウェアに起因して不具合が生じることを未然に回避して、ステップSP116に戻る。
そして中央処理ユニット10は、再びステップSP116−SP117の処理を循環的に繰り返すことによりクライアント端末2に対する2次診断が終了することを待ち受ける。
このときステップSP230において1次診断制御部50は、2次診断結果に基づいて、クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対し分解点検修理が必要であるか否かを判断する。
このステップSP230において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2のハードディスクドライブ33がかなり近い将来に故障する可能性が高いことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP231に移る。
ステップSP231において1次診断制御部50は、クライアント端末2のハードディスクドライブ33の型式等を特定させるための機器識別情報等を格納して、そのハードディスクドライブ33の分解点検修理に対する見積を依頼する見積依頼データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、次のステップSP232に移る。
このときステップSP323において2次診断制御部65は、電子機器(すなわち、この場合にはクライアント端末2)に対する2次診断を終了するか否かを判断する。
このステップSP323において否定結果が得られると、このことはクライアント端末2に対する2次診断によってハードディスクドライブ33がかなり近い将来に故障する可能性が高いと推測したことにより、1次診断装置4からそのハードディスクドライブ33に対する分解点検修理についての問い合わせがあることを表しており、このとき2次診断制御部65は、次のステップSP324に移る。
ステップSP324において2次診断制御部65は、1次診断装置4からクライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する分解点検修理についての問い合わせとして送信される分解点検修理用の見積依頼データの受信を待ち受け、その見積依頼データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、次のステップSP325に移る。
ステップSP325において2次診断制御部65は、見積依頼データの内容に基づいてクライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する型式等を特定し、その特定結果に従って当該ハードディスクドライブ33に対する分解点検修理の見積を出すことで、その見積内容を示す見積情報データを生成して、次のステップSP326に移る。
これによりステップSP326において2次診断制御部65は、見積情報データを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70からインターネット5経由で1次診断装置4に送信した後、次のステップSP327に移る。
このときステップSP232において1次診断制御部50は、2次診断装置7から送信される見積情報データの受信を待ち受けており、その見積情報データをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込むと、次のステップSP233に移る。
ステップSP233において1次診断制御部50は、その見積情報データに基づき表示処理部57を介して表示部58に、クライアント端末2に実装されているハードディスクドライブ33の分解点検修理に対する見積内容を表示してユーザに提示することにより、そのハードディスクドライブ33に対する分解点検修理を依頼するか否かを判断する。
このステップSP233において肯定結果が得られると、このことはユーザによりハードディスクドライブ33の分解点検修理を依頼するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP234に移る。
そしてステップSP234において1次診断制御部50は、ハードディスクドライブ33の分解点検修理を依頼する分解点検修理依頼データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信して、次のステップSP235に移る。
ステップSP235において1次診断制御部50は、クライアント端末2に対する2次診断が分解点検修理の問い合わせ等も含めて全て終了したことを通知する2次診断終了通知データを外部機器インターフェース部56からクライアント端末2に送信した後、次のステップSP236に移って1次診断処理手順RT21を終了する。
これに対してステップSP233において否定結果が得られると、このことはユーザによりクライアント端末2のハードディスクドライブ33を後日改めて分解点検修理するように判断されたことでそのハードディスクドライブ33の分解点検修理を延期するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、ステップSP237に移る。
従ってステップSP237において1次診断制御部50は、ハードディスクドライブ33の分解点検修理の延期を示す分解点検修理延期データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信して、ステップSP235に移る。
このときステップSP116において中央処理ユニット10は、1次診断装置4から送信された2次診断終了通知データを外部機器インターフェース部30で受信して取り込むことで、その2次診断終了通知データに従ってクライアント端末2に対する2次診断が終了したことを認識して肯定結果を得ることにより、次のステップSP119に移って診断依頼処理手順RT11を終了する。
またこのときステップSP327において2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信される分解点検修正依頼データ及び分解点検修理延期データの受信を待ち受けており、いずれか一方のデータをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、次のステップSP328に移る。
ステップSP328において2次診断制御部65は、ステップSP327において受信したデータが分解点検修理依頼データであるか否かを判断し、当該分解点検修理依頼データを受信したことで肯定結果を得ると、次のステップSP329に移る。
これによりステップSP329において2次診断制御部65は、1次診断装置4に送信していた分解点検修理用の見積情報データに従って、クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する分解点検修理に必要な部品を注文するための部品注文データを生成し、これを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70から外部の部品管理サーバに送信した後、次のステップSP330に移る。
因みにステップSP328において2次診断制御部65は、クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対する分解点検修理が見送られたことで分解点検修理延期データを受信して否定結果を得ると、ステップSP330に移る。
また上述のステップSP323において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2に対して2次診断を実施したものの、そのクライアント端末2のハードディスクドライブ33がここ暫くの間は故障する可能性が低いと推測したことにより1次診断装置4からそのハードディスクドライブ33に対する分解点検修理についての問い合わせがないことを表しており、このとき2次診断制御部65は、ステップSP330に移る。
ステップSP330において2次診断制御部65は、今回2次診断したクライアント端末2に対する2次診断結果をハードディスクドライブ33に対する分解点検修理に関する見積情報データや部品の注文状態等の情報と共に識別情報(ユーザ識別情報及びクライアント端末2の機器識別情報)と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録した後、次のステップSP331に移って2次診断処理手順RT31を終了する。
ところで上述したステップSP223において否定結果が得られると、このことはユーザによりクライアント端末2に対して2次診断せずに今回の診断を終了するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、ステップSP238に移る。
ステップSP238において1次診断制御部50は、クライアント端末2に対する環境情報及び識別情報並びに1次診断結果(この場合、1次診断結果には、クライアント端末2に生じている不具合を解消するために施した対処内容に関する情報も含まれている)を格納した1次診断結果登録データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信して、ステップSP236に移る。
このときステップSP113において中央処理ユニット10は、操作入力部15を介してクライアント端末2に対する診断終了要求信号が入力されると、これに応じて1次診断装置4を介して2次診断装置7にクライアント端末2の2次診断を依頼せずに当該クライアント端末2に対する今回の診断を終了すると判断して肯定結果を得ることにより、次のステップSP116に移る。
またステップSP113において中央処理ユニット10は、1次診断装置4に対して直接クライアント端末2に対する今回の診断の終了が要求されたときでも、当該1次診断装置4からその診断の終了が要求されたときに送信された診断終了通知データを外部機器インターフェース部56で受信して取り込むことで、クライアント端末2に対する今回の診断が終了したことを認識して肯定結果を得ることにより、次のステップSP116に移る。
そして中央処理ユニット10は、このようにクライアント端末2の診断終了を認識したときには、当該クライアント端末2の2次診断が実施されることはないため、ステップSP116に移っても否定結果を得てステップSP119に移る。
一方、ステップSP311において2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信された1次診断結果登録データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むことで、その1次診断結果登録データに基づいてクライアント端末2に対する1次診断結果を取得して肯定結果を得ることにより、次のステップSP319に移る。
従ってステップSP319において2次診断制御部65は、その1次診断結果登録データに格納されている環境情報及び1次診断結果を識別情報と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録して、次のステップSP320に移る。
そしてステップSP320において2次診断制御部65は、このときクライアント端末2に対する今回の診断の終了に応じて送信された1次診断結果登録データを受信しており、そのクライアント端末2に対する2次診断が依頼されてはいないことで否定結果を得ることにより、ステップSP331に移る。
このようにして機器診断システム1では、クライアント端末2、1次診断装置4及び2次診断装置7による第1の電子機器診断処理シーケンスを終了する。
これによりかかる第1の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2が起動する毎に家庭内の1次診断装置4によってそのクライアント端末2を1次診断し、その1次診断とは異なる2次診断が要求されたときのみ、引き続きインターネット5上の2次診断装置7によってクライアント端末2を2次診断するようにしたことにより、そのインターネット5上の2次診断装置7に対して多数の電子機器の診断依頼が集中することを未然に回避することができる。
また第1の電子機器診断処理シーケンスでは、1次診断装置4において、クライアント端末2に生じた不具合をほとんど全て的確に発見可能な診断項目に従って1次診断することで、2次診断装置7に対してそのクライアント端末2の2次診断が依頼されることを極力低減することができ、かくして2次診断装置7に対して多数の電子機器の診断依頼が集中することをさらに大幅に低減させることができる。
さらに第1の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に対する2次診断により当該クライアント端末2に実装されているソフトウェアの改訂版が最新のものであるか否かを判別して提示することにより、そのソフトウェアの改訂を自ら頻繁に確認するような習慣のないユーザがクライアント端末2を使用していても、そのクライアント端末2に対する診断をきっかけにしてソフトウェアに対する改訂の有無を確認することができる。
そして第1の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に対する2次診断の結果、当該クライアント端末2に実装されているソフトウェアが改訂以前のものであれば、2次診断の一環としてそのソフトウェアを最新の改訂版のものに更新することまで実施することにより、クライアント端末2において最新の改訂版よりも以前の改訂版のソフトウェアが原因で不具合が生じることを未然に回避することができる。
さらに第1の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に対する2次診断により当該クライアント端末2のハードディスクドライブ33に対して故障発生時期を推測して提示することにより、ハードディスクドライブ33の故障発生に対して事前に対処させることができ、かくしてクライアント端末2においてハードディスクドライブ33が使用中に突然故障して大切な保管データが消失すること等を未然に、かつほぼ確実に回避することができる。
これに加えて第1の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2が起動する毎に1次診断を実施し、その際に要求に応じて2次診断も実施すると共に、1次診断及び2次診断で不具合が発見されたときには、その1次診断及び2次診断の一環として不具合を解消するための対処までをほぼ自動的に実行することにより、クライアント端末2をほぼ定期的に診断し、ユーザが気付かないうちに不具合が発生していてもその不具合を確実に発見して対処することができ、クライアント端末2を常に最適な処理実行環境で使用させることができる。
(2−1−2)2次診断における診断項目をクライアント端末2に実装されたソフトウェアの改訂版の判別及びコンパクトディスクドライブ17に対する故障発生時期の推測とした第2の電子機器診断処理シーケンス
機器診断システム1においてクライアント端末2の中央処理ユニット10は、操作入力部15を介して入力される起動要求信号に応じて当該クライアント端末2を起動すると、ROM11から読み出した診断依頼プログラムに従って図7(A)、図8(A)及び図9(A)との対応部分に同一符号を付した図16(A)、図17(A)及び図18(A)に示す診断依頼処理手順RT11を開始して上述と同様な一連の処理を実行する。
また1次診断装置4の1次診断制御部50は、ROM51に記憶している1次診断プログラムに従って図7(B)、図8(B)及び図9(B)との対応部分に同一符号を付した図16(B)、図17(B)及び図18(B)に示す1次診断処理手順RT22を開始している。
1次診断制御部50は、1次診断処理手順RT22を開始すると、ステップSP211乃至ステップSP224の処理を順次実行して2次診断依頼データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、次のステップSP241に移る。
この際、2次診断装置7の2次診断制御部65は、ROM66に記憶している2次診断プログラムに従って図7(C)、図8(C)及び図9(C)との対応部分に同一符号を付した図16(C)、図17(C)及び図18(C)に示す2次診断処理手順RT32を開始している。
2次診断制御部65は、2次診断処理手順RT32を開始すると、ステップSP311乃至ステップSP320の処理を順次実行してクライアント端末2の2次診断が依頼されたことを認識すると、次のステップSP341に移る。
ステップSP341において2次診断制御部65は、クライアント端末2の環境情報と、基準改訂版情報及びクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対応する故障発生時期統計情報とに基づいて、当該クライアント端末2を2次診断する。
これにより2次診断制御部65は、クライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版のものであるか否かを判別すると共に、コンパクトディスクドライブ17に対する現時点を基準とした故障発生時期を推測し、その改訂版の判別結果及び故障発生時期の推測結果を2次診断結果として、次のステップSP342に移る。
ステップSP342において2次診断制御部65は、クライアント端末2に対する2次診断結果に基づいて2次診断結果提示データを生成し、これを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70からインターネット5経由で1次診断装置4に送信して、次のステップSP343に移る。
このときステップSP241において1次診断制御部50は、2次診断装置7から送信される2次診断結果提示データの受信を待ち受けており、その2次診断結果提示データをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込むと、次のステップSP242に移る。
ステップSP242において1次診断制御部50は、まずクライアント端末2に実装されているソフトウェアの改訂版についての2次診断結果を図12及び図13について上述した第1及び第2の2次診断結果提示画面92及び93を介して提示する。
また1次診断制御部50は、クライアント端末2に対する2次診断により、コンパクトディスクドライブ17に対する故障発生時期が現時点よりもかなり離れた未来であると推測された2次診断結果が得られていると、2次診断結果提示データに基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図19に示すような第5の2次診断結果提示画面96を表示する。
この場合、第5の2次診断結果提示画面96には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称96Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する2次診断の結果、コンパクトディスクドライブが現時点から約1年の間は故障せずに動作すると推測されます。コンパクトディスクドライブの故障を気にせずにクライアント端末を安心してお使い下さい。」のようにクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17がここ暫くの間は何ら故障することなく動作可能であることを通知する故障発生時期通知文96Bが表示されている。
これに対して1次診断制御部50は、クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対する故障発生時期が現時点から比較的短い所定期間以内であると推測された2次診断結果が得られていると、2次診断結果提示データに基づき表示処理部57を介して表示部58に例えば図20に示すような第6の2次診断結果提示画面97を表示する。
この場合、第6の2次診断結果提示画面97には、クライアント端末2の機器識別情報と、ハードディスク内のデータベースの登録情報とにより特定した当該クライアント端末2の機器名称97Aを文中に挿入した例えば「クライアント端末に対する2次診断の結果、コンパクトディスクドライブが現時点から約3週間で故障すると推測されます。クライアント端末の動作中にコンパクトディスクドライブが故障すると、他の不具合を併発する場合がありますので、上記期間内にコンパクトディスクドライブの分解点検修理をお勧めします。」のようにクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17が近い将来に故障する可能性が高いためにそのコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理を促す故障発生時期通知文97Bが表示されている。
また第6の2次診断結果提示画面97には、クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理の有無を確認する分解点検修理依頼ボタン97Cと、分解点検修理保留ボタン97Dとが設けられている。
従って1次診断制御部50は、表示部58に第5の2次診断結果提示画面96を表示したときには、ユーザに対して、クライアント端末2をそれほど長くは使用していないことによりコンパクトディスクドライブ17自体もそれほど劣化してはいないことにより故障の発生を何ら気にせずに当分の間使用可能であることを当該クライアント端末2に対する2次診断結果として提示する。
これに対して1次診断制御部50は、表示部58に第6の2次診断結果提示画面97を表示したときには、ユーザに対して、クライアント端末2をかなり長く使用していることによりコンパクトディスクドライブ17が経年変化でかなり劣化しており、近い将来に故障する可能性が高いことを当該クライアント端末2の2次診断結果として提示すると共に、そのコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理を促して実際に分解点検修理するか否かを確認するようになされている。
このようにして1次診断制御部50は、ユーザに対してクライアント端末2に対する2次診断結果を提示すると、次のステップSP227からステップSP229までの処理を順次実行して、続くステップSP243に移る。
ステップSP243において1次診断制御部50は、2次診断結果に基づいて、クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対し分解点検修理が必要であるか否かを判断する。
このステップSP243において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17がかなり近い将来に故障する可能性が高いことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP244に移る。
ステップSP244において1次診断制御部50は、クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17の型式等を特定させるための機器識別情報等を格納して、そのコンパクトディスクドライブ17の分解点検修理に対する見積を依頼する見積依頼データを生成し、これを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信した後、次のステップSP245に移る。
このときステップSP343において2次診断制御部65は、電子機器(すなわち、この場合にはクライアント端末2)に対する2次診断を終了するか否かを判断する。
このステップSP343において否定結果が得られると、このことはクライアント端末2に対する2次診断によってコンパクトディスクドライブ17がかなり近い将来に故障する可能性が高いと推測したことにより、1次診断装置4からそのコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理についての問い合わせがあることを表しており、このとき2次診断制御部65は、次のステップSP344に移る。
ステップSP344において2次診断制御部65は、1次診断装置4からクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理についての問い合わせとして送信される分解点検修理用の見積依頼データの受信を待ち受け、その見積依頼データをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、次のステップSP345に移る。
ステップSP345において2次診断制御部65は、見積依頼データの内容に基づいてクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対する型式等を特定し、その特定結果に従って当該コンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理の見積を出すことで、その見積内容を示す見積情報データを生成して、次のステップSP346に移る。
これによりステップSP346において2次診断制御部65は、見積情報データを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70からインターネット5経由で1次診断装置4に送信した後、次のステップSP347に移る。
このときステップSP245において1次診断制御部50は、2次診断装置7から送信される見積情報データの受信を待ち受けており、その見積情報データをネットワークインターフェース部60で受信して通信処理部59を介して取り込むと、次のステップSP246に移る。
ステップSP246において1次診断制御部50は、その見積情報データに基づき表示処理部57を介して表示部58に、クライアント端末2に実装されているコンパクトディスクドライブ17の分解点検修理に対する見積内容を表示してユーザに提示することにより、そのコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理を依頼するか否かを判断する。
このステップSP246において肯定結果が得られると、このことはユーザにより操作入力部54を介してコンパクトディスクドライブ17の分解点検修理を依頼するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP247に移る。
そしてステップSP247において1次診断制御部50は、コンパクトディスクドライブ17の分解点検修理を依頼する分解点検修理依頼データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信して、次のステップSP235の処理を実行した後、ステップSP248に移って1次診断処理手順RT22を終了する。
これに対してステップSP246において否定結果が得られると、このことはユーザによりクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17を後日改めて分解点検修理するように判断されたことで操作入力部54を介してそのコンパクトディスクドライブ17の分解点検修理を延期するように要求されたことを表しており、このとき1次診断制御部50は、ステップSP249に移る。
従ってステップSP249において1次診断制御部50は、コンパクトディスクドライブ17の分解点検修理の延期を示す分解点検修理延期データを通信処理部59を介してネットワークインターフェース部60からインターネット5経由で2次診断装置7に送信して、ステップSP235に移る。
このときステップSP347において2次診断制御部65は、1次診断装置4から送信される分解点検修正依頼データ及び分解点検修理延期データの受信を待ち受けており、いずれか一方のデータをネットワークインターフェース部70で受信して通信処理部71を介して取り込むと、次のステップSP348に移る。
ステップSP348において2次診断制御部65は、ステップSP347において受信したデータが分解点検修理依頼データであるか否かを判断し、当該分解点検修理依頼データを受信したことで肯定結果を得ると、次のステップSP349に移る。
これによりステップSP349において2次診断制御部65は、1次診断装置4に送信していた分解点検修理用の見積情報データに従って、クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理に必要な部品を注文するための部品注文データを生成し、これを通信処理部71を介してネットワークインターフェース部70から外部の部品管理サーバに送信した後、次のステップSP350に移る。
因みにステップSP348において2次診断制御部65は、クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理が見送られたことで分解点検修理延期データを受信して否定結果を得ると、ステップSP350に移る。
また上述のステップSP343において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2に対して2次診断を実施したものの、そのクライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17がここ暫くの間は故障する可能性が低いと推測したことにより1次診断装置4からそのコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理についての問い合わせがないことを表しており、このとき2次診断制御部65は、ステップSP350に移る。
ステップSP350において2次診断制御部65は、今回2次診断したクライアント端末2に対する2次診断結果をコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理に関する見積情報データや部品の注文状態等の情報と共に識別情報(ユーザ識別情報及びクライアント端末2の機器識別情報)と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録した後、次のステップSP351に移って2次診断処理手順RT32を終了する。
このようにして機器診断システム1では、クライアント端末2、1次診断装置4及び2次診断装置7による第2の電子機器診断処理シーケンスを終了する。
これによりかかる第2の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に対する2次診断により当該クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対し経年変化によるレーザ光の減衰によってコンパクトディスクからデータを正しく読み出せなくなるような故障の発生時期を推測して提示することにより、コンパクトディスクドライブ17の故障発生に対して事前に予防策を講じさせることができ、かくしてクライアント端末2においてコンパクトディスクドライブ17が使用中に突然故障してコンパクトディスクの再生が中断されることを未然に、かつほぼ確実に回避することができる。
(2−2)1次診断任意要求手法を適用した電子機器診断処理シーケンス
(2−2−1)2次診断における診断項目をクライアント端末2に実装されたソフトウェアの改訂版の判別及びハードディスクドライブ33に対する故障発生時期の推測とした第3の電子機器診断処理シーケンス
機器診断システム1においてクライアント端末2の中央処理ユニット10は、操作入力部15を介して入力される起動要求信号に応じて当該クライアント端末2を起動すると、ROM11から読み出した診断依頼プログラムに従って図7(A)、図8(A)及び図9(A)との対応部分に同一符号を付した図21(A)、図22(A)及び図23(A)に示す診断依頼処理手順RT12を開始する。
中央処理ユニット10は、診断依頼処理手順RT12を開始すると、ステップSP121においてクライアント端末2に対する1次診断が要求されることを待ち受け、ユーザによりクライアント端末2が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断され、操作入力部15を介して1次診断が要求されると、次のステップSP122に移る。
ステップSP122において中央処理ユニット10は、操作入力部15からの1次診断要求信号の入力に応じて、ハードディスク及びRAM13にその時点で記憶している設定内容情報、ハードウェア動作環境情報、ハードウェア状態情報、累計動作時間情報及び改訂版情報を集めて現在のクライアント端末2に対する環境情報とし、これを送信用としてハードディスクに一時記憶した後、次のステップSP123に移る。
ステップSP123において中央処理ユニット10は、ハードディスクに送信用として一時記憶した環境情報と共に識別情報を格納した1次診断任意要求データを生成し、これを外部機器インターフェース部30から1次診断装置4に送信して、次のステップSP113に移り、そのステップSP113からステップSP118までの処理を順次実行した後、次のステップSP124に移って診断依頼処理手順RT12を終了する。
このとき1次診断装置4の1次診断制御部50は、ROM51に記憶している1次診断プログラムに従って図7(B)、図8(B)及び図9(B)との対応部分に同一符号を付した図21(B)、図22(B)及び図23(B)に示す1次診断処理手順RT23を開始している。
1次診断制御部50は、1次診断処理手順RT23を開始すると、ステップSP251においてクライアント端末2から送信される1次診断任意要求データの受信を待ち受け、その1次診断任意要求データを外部機器インターフェース部56で受信して取り込むと、次のステップSP252に移る。
ステップSP252において1次診断制御部50は、1次診断任意要求データの受信による今回のクライアント端末2に対する1次診断の依頼日時(すなわち、現時点の日時)を2次診断依頼判定情報として当該クライアント端末2の機器識別情報と対応付けてハードディスク内のデータベースに登録して、次のステップSP212に移り、そのステップSP212からステップSP222(又はステップSP224)までの処理を順次実行した後、次のステップSP253に移る。
ステップSP253において1次診断制御部50は、ハードディスク内のデータベースに登録している2次診断依頼判定情報を適宜用いて、1次診断したクライアント端末2の2次診断を2次診断装置7に依頼するか否かを判断する。
このステップSP253において肯定結果が得られると、このことは2次診断依頼判定情報に基づき、クライアント端末2に比較的短い期間内で頻繁に不具合が生じていることが判明したこと、又はユーザにより2次診断が要求されたこと、さらにはユーザによりクライアント端末2に不具合が生じていると判断されたにもかかわらず、その不具合を1次診断では特定することができなかったことを表しており、このとき1次診断制御部50は、次のステップSP224に移り、そのステップSP224からステップSP235までの処理を順次実行した後、ステップSP254に移って1次診断処理手順RT23を終了する。
この際、2次診断装置7の2次診断制御部65は、ROM66に記憶している2次診断プログラムに従って図7(C)、図8(C)及び図9(C)との対応部分に同一符号を付した図21(C)、図22(C)及び図23(C)に示す2次診断処理手順RT31を開始して上述と同様な一連の処理を実行する。
このようにして機器診断システム1では、クライアント端末2、1次診断装置4及び2次診断装置7による第3の電子機器診断処理シーケンスを終了する。
これによりかかる第3の電子機器診断処理シーケンスでは、ユーザによりクライアント端末2が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されて1次診断が要求されたときに当該クライアント端末2を1次診断することにより、電子機器が起動する毎に1次診断する場合と比べて複数の電子機器がほぼ同時に起動したときでも1次診断装置4に対してこれら複数の電子機器に対する1次診断の依頼が集中して処理負荷が増大することを未然に回避することができる。
また第3の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版よりも以前の改訂版のものであり、そのソフトウェア自体に不具合が生じていると、クライアント端末2を1次診断してもその不具合を特定することができないことがある。
このため第3の電子機器診断処理シーケンスでは、ユーザによってクライアント端末2が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されたにもかかわらずに、1次診断によって不具合を特定することができないときには自動的に2次診断を依頼することにより、何らユーザの手を煩わせることなく2次診断によってソフトウェアが最新の改訂版よりも以前の改訂版のものであることを確実に判別することができる。
そして第3の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に実装されているソフトウェアが最新の改訂版よりも以前の改訂版のものであると判別されたときには、その判別結果に従ってクライアント端末2のソフトウェアを自動的に更新することにより、この際にも何らユーザの手を煩わせることなくクライアント端末2を迅速かつ的確に正常な状態に復帰することができる。
さらに第3の電子機器診断処理シーケンスでは、例えばクライアント端末2の累計動作時間がハードディスクドライブ33の故障発生時期に近づくと、そのハードディスクドライブ33が誤動作し易くなっている場合があり、この誤動作に起因してクライアント端末2に比較的短い期間内で頻繁に不具合が生じることがある。
しかしながら第3の電子機器診断処理シーケンスでは、このようにクライアント端末2に対して比較的短い期間内で頻繁に不具合が生じているときには自動的に2次診断を依頼して実施しハードディスクドライブ33の故障発生時期をほぼ的確に推測して、その故障発生時期の推測結果に従ってハードディスクドライブ33に対する分解点検修理を促すことにより、ハードディスクドライブ33の誤動作発生を解消するように容易に対処することができる。
これに加えて第3の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2を1次診断した際に、ユーザの要求によっても引き続き2次診断を実施し得るようにしたことにより、そのクライアント端末2に何ら不具合が発生してはいないような場合でも、ソフトウェアが最新の改訂版よりも以前の改訂版のものであるか否かやハードディスクドライブ33の故障発生時期を推測することができ、ほとんど不具合の発生したことのないクライアント端末2が最新の改訂版よりも以前の改訂版のソフトウェアや故障発生時期をむかえたハードディスクドライブ33に起因して突然に各種処理を実行し難くなることを未然に回避することができる。
(2−2−2)2次診断における診断項目をクライアント端末2に実装されたソフトウェアの改訂版の判別及びコンパクトディスクドライブ17に対する故障発生時期の推測とした第4の電子機器診断処理シーケンス
機器診断システム1においてクライアント端末2の中央処理ユニット10は、操作入力部15を介して入力される起動要求信号に応じて当該クライアント端末2を起動すると、ROM11から読み出した診断依頼プログラムに従って図21(A)、図22(A)及び図23(A)との対応部分に同一符号を付した図24(A)、図25(A)及び図26(A)に示す診断依頼処理手順RT12を開始して上述と同様な一連の処理を実行する。
また1次診断装置4の1次診断制御部50は、ROM51に記憶している1次診断プログラムに従って図16(B)、図17(B)及び図18(B)並びに図21(B)、図22(B)及び図23(B)との対応部分に同一符号を付した図24(B)、図25(B)及び図26(B)に示す1次診断処理手順RT24を開始する。
1次診断制御部50は、1次診断処理手順RT24を開始すると、ステップSP251及びステップSP252の処理を順次実行した後、ステップSP212に移ってそのステップSP212からステップSP222(又はステップSP224)までの処理を順次実行し、引き続きステップSP253及びステップSP224の処理を順次実行してステップSP241に移る。
そして1次診断制御部50は、ステップSP241及びステップSP242の処理を順次実行して続くステップSP227からステップSP229までの処理を順次実行した後、ステップSP243からステップSP247(又はステップSP249)までの処理を実行し、次いでステップSP235の処理を実行してステップSP161に移ることにより1次診断処理手順RT24を終了する。
さらに2次診断装置7の2次診断制御部65は、ROM66に記憶している2次診断プログラムに従って図16(C)、図17(C)及び図18(C)との対応部分に同一符号を付した図24(C)、図25(C)及び図26(C)に示す2次診断処理手順RT32を開始して上述と同様な一連の処理を実行する。
このようにして機器診断システム1では、クライアント端末2、1次診断装置4及び2次診断装置7による第4の電子機器診断処理シーケンスを終了する。
これによりかかる第4の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2に対する2次診断により当該クライアント端末2のコンパクトディスクドライブ17に対して故障発生時期を推測して提示することにより、コンパクトディスクドライブ17の故障発生に対して事前に対処させることができ、かくしてクライアント端末2においてコンパクトディスクドライブ17が使用中に突然故障してコンパクトディスクの再生が中断されることを未然に、かつほぼ確実に回避することができる。
また第4の電子機器診断処理シーケンスでは、例えばクライアント端末2の累計動作時間がコンパクトディスクドライブ17の故障発生時期に近づくと、そのコンパクトディスクドライブ17が誤動作し易くなっている場合があり、この誤動作に起因してクライアント端末2に比較的短い期間内で頻繁に不具合が生じることがある。
しかしながら第4の電子機器診断処理シーケンスでは、このようにクライアント端末2に対して比較的短い期間内で頻繁に不具合が生じているときには自動的に2次診断を依頼して実施しコンパクトディスクドライブ17の故障発生時期をほぼ的確に推測して、その故障発生時期の推測結果に従ってコンパクトディスクドライブ17に対する分解点検修理を促すことにより、コンパクトディスクドライブ17の誤動作発生を解消するように容易に対処することができる。
さらに第4の電子機器診断処理シーケンスでは、クライアント端末2を1次診断した際に、ユーザの要求によっても引き続き2次診断を実施し得るようにしたことにより、そのクライアント端末2に何ら不具合が発生してはいないような場合でも、ソフトウェアが最新の改訂版よりも以前の改訂版のものであるか否かやコンパクトディスクドライブ17の故障発生時期を推測することができ、ほとんど不具合の発生したことのないクライアント端末2が最新の改訂版よりも以前の改訂版のソフトウェアや故障発生時期をむかえたコンパクトディスクドライブ17に起因して突然に各種処理を実行し難くなることを未然に回避することができる。
(3)動作及び効果
以上の構成において、機器診断システム1は、家庭内のクライアント端末2等の電子機器に対して1次診断が要求された場合、その電子機器の処理実行環境を示す環境情報を家庭内の1次診断装置4に送信することにより、当該1次診断装置4においてその環境情報の内容に基づいて電子機器を1次診断する。
そして機器診断システム1は、電子機器に対する1次診断の結果、当該電子機器に対して1次診断とは異なる2次診断を要するときには、1次診断装置4からその電子機器の環境情報をインターネット5経由で2次診断装置7に送信して2次診断を依頼することにより、当該2次診断装置7においてその環境情報の内容に基づいて電子機器を2次診断する。
従って機器診断システム1は、電子機器をインターネット5を介さずに接続した1次診断装置4によって1次診断し、引き続き2次診断を要するときにのみインターネット5上の2次診断装置7に対して2次診断を依頼することで、2次診断装置7に対して多数の電子機器の診断依頼が集中することを未然に回避することができる。
以上の構成によれば、電子機器に対する1次診断の要求の際に当該電子機器の処理実行環境を示す環境情報をその電子機器にインターネット5を介さずに接続された1次診断装置4に送信することで当該1次診断装置4により環境情報に基づいて電子機器を1次診断し、引き続き電子機器に対して1次診断とは異なる2次診断を要するときにのみ1次診断装置4から環境情報をインターネット5を介して2次診断装置7に送信して2次診断を依頼することで当該2次診断装置7により環境情報に基づいて電子機器を2次診断するようにしたことにより、インターネット5上の2次診断装置7に対して多数の電子機器に対する診断依頼が集中することを未然に回避することができ、かくしてインターネット5上の2次診断装置7に対して2次診断の際の処理負荷が増大することを未然に回避し得る機器診断システム1を実現することができる。
また機器診断システム1では、電子機器が起動する毎に1次診断装置4に対してその電子機器に対する1次診断を依頼するようにしたことにより、電子機器をほぼ定期的に1次診断してその都度発生の確認された不具合を解消するように対処することができ、かくして電子機器を常に最適な状態で使用させることができる。
さらに機器診断システム1では、ユーザにより電子機器の1次診断が任意に要求されたときにも1次診断装置4に対してその電子機器の1次診断を依頼するようにしたことにより、ユーザにより電子機器が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されたときに迅速に対応して当該電子機器を1次診断して不具合を解消するように対処することができる。
さらに機器診断システム1では、電子機器に対する2次診断により、現時点で生じている不具合を特定するだけではなく、電子機器のハードウェアに対し現時点よりも未来に発生する可能性のある故障の発生時期も推測して提示することにより、電子機器に対し現時点で生じている不具合の解消と共に、未来の故障発生を予防することもでき、かくして電子機器を快適に使用させることができる。
これに加えて機器診断システム1では、電子機器に対する多数の診断項目のほとんどを1次診断の診断項目とし、残りの僅かな診断項目を2次診断の診断項目としたことにより、2次診断装置7に対する診断の処理負荷をさらに大幅に低減させることができる。
さらに機器診断システム1では、電子機器に対する1次診断及び2次診断の際に1次診断結果及び2次診断結果に応じて直ちに不具合を解消するように対処するようにしたことにより、電子機器に何らかの不具合が生じている場合でも、ハードウェアに対する故障の修理や、故障発生が推測されるハードウェアの分解点検修理が必要なければ、当該電子機器に対し1次診断及び2次診断の終了後直ちに正常な状態で使用を再開させることができる。
また機器診断システム1では、電子機器に対する1次診断及び2次診断の結果、ハードウェアに対する故障の修理や、ハードウェアに対する故障発生予防用の分解点検修理が必要であると判断した場合でも、その時点で故障修理及び分解点検修理に対する見積をとり、かつその故障の修理及び分解点検修理に必要な部品を注文することにより、ハードウェアに対する故障の発見及び故障発生時期の推測から故障の修理及び分解点検修理の終了までの時間を極力短くすることができ、電子機器の使用に支障を来たすことを極力を抑えることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、電子機器を1次診断及び2次診断した際の1次診断結果及び2次診断結果を1次診断装置4の表示部58を介してユーザに提示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器に対する1次診断結果及び2次診断結果をその際1次診断及び2次診断した電子機器の表示部(例えば、クライアント端末2のディスプレイ23)を介してユーザに提示するようにしても良く、このようにすれば、電子機器の起動に応じて1次診断を要求した直後や電子機器の使用途中に任意に1次診断を要求した直後にユーザがわざわざ電子機器を離れて1次診断装置4の前に行くことなく、その電子機器の前で1次診断結果及び2次診断結果を知ることができる。
また上述の実施の形態においては、電子機器に対する多数の診断項目のほとんどを1次診断の診断項目として残りの僅かな診断項目を2次診断の診断項目とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器に対する多数の診断項目のうち比較的少ない所定数の診断項目を1次診断の診断項目とし、残りの多数の診断項目を2次診断の診断項目として電子機器に対して1次診断及びこれとは異なり、かつ精密な2次診断を実施するようにしても良い。
このようにすれば、1次診断装置4及び2次診断装置7によって診断項目を分担して電子機器を診断することにより、2次診断装置7のみで電子機器を全診断項目について診断するよりもその診断の際の処理負荷を低減しつつ、上述の実施の形態よりも2次診断装置7において電子機器を2次診断する際の診断項目を増やしている分、1次診断装置4において電子機器を1次診断する際の処理負荷を低減させることができる。
さらに上述の実施の形態においては、電子機器に対する1次診断の依頼日時を、その電子機器に対する2次診断の依頼の有無を判定するための2次診断依頼判定情報とし、1次診断した電子機器に対して所定期間内に頻繁に1次診断を実施しているときには自動的に2次診断を依頼するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器に対する1次診断の回数を2次診断依頼判定情報として、電子機器に対する1次診断の回数が所定回数に達する毎に2次診断を自動的に依頼するようにしても良い。
また電子機器に対する1次診断の依頼日時を2次診断依頼判定情報とした場合でも、今回の1次診断と前回の1次診断との間の診断空期間が所定期間よりも長いときに、その診断空期間でソフトウェアが改訂され、又はハードウェアが故障発生時期に近づいていることがあるため、2次診断を自動的に依頼するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、2次診断の際に電子機器のハードウェアとしてハードディスクドライブ33及びコンパクトディスクドライブ17に対して故障発生時期を推測するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器のハードウェアとしては、この他に液晶ディスプレイ(すなわち、経年変化によるバックライトの照度低下等)や、チューナ、また電子部品が実装された回路基板等のように、この他種々のハードウェアに対して故障発生時期を推測することができる。
さらに上述の実施の形態においては、1次診断自動要求手法と1次診断任意要求手法とのをいずれか一方を選択して電子機器診断処理シーケンスを実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1次診断自動要求手法及び1次診断任意要求手法の両方を組み合せて電子機器診断処理シーケンスを実行するようにしても良い。
このように1次診断自動要求手法及び1次診断任意要求手法を組み合せれば、ユーザにより電子機器が動作中に各種処理を正常に実行しないと判断されたときに不具合を特定して対処し得ると共に、これに加えてユーザにより電子機器に不具合が生じていると気付かれていないときでも当該電子機器を起動する毎の定期的な1次診断(また2次診断)によってその不具合を的確に検出して対処することができ、かくして電子機器を常に最適な状態に維持して使用させることができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明による診断対象の電子機器を、家庭内で使用される図1乃至図26について上述したコンピュータ構成のクライアント端末2やテレビジョン受像機3等のLAN接続電子機器及びオーディオアンプ6等のシリアル接続電子機器に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、家庭や会社、施設等で使用されるパーソナルコンピータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、ゲーム機器等の情報処理装置、コンパクトディスクプレーヤやDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の再生装置、ハードディスクレコーダやビデオテープレコーダ等の記録再生装置等のように、1次診断装置4に対してインターネット5等の広域ネットワークを介さずに接続可能なこの他種々の電子機器に広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明よる1次診断装置を図1乃至図26について上述したプロキシサーバの機能を有するコンピュータ構成の1次診断装置4に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置や、インターネット5等の広域ネットワークに接続可能な機能を有するルータ等のように、この他種々の1次診断装置に広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明よる2次診断装置を図1乃至図26について上述したコンピュータ構成の2次診断装置4に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置や、図5について上述した2次診断装置7及び図6について上述した情報提示装置8の機能を併せ持った2次診断装置等のように、この他種々の2次診断装置に広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、電子機器から広域ネットワークを介さずに送信される、当該電子機器が処理を実行する際の処理実行環境を示す環境情報を受信する環境情報受信手段として、図1乃至図26について上述した1次診断装置4の外部機器インターフェース部56を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器と1次診断装置との間で利用する通信方式に応じた無線通信インターフェース部のように、この他種々の環境情報受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、環境情報受信手段により受信された環境情報に基づいて電子機器を1次診断する1次診断手段として、図1乃至図26について上述した1次診断装置4の当該1次診断装置4全体を統括的に制御する1次診断制御部50を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ限らず、1次診断制御部50の電子機器に対する1次診断機能のみを有する専用の1次診断回路等のように、この他種々の1次診断手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、電子機器に対して1次診断とは異なる2次診断を要するときに、環境情報を広域ネットワークを介して2次診断装置に送信する送信手段として、図1乃至図26について上述した1次診断装置4の通信処理部59及びネットワークインターフェース部60を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1次診断装置と2次診断装置と間の広域ネットワークを利用した通信方式に応じて、この他種々の送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、送信手段により環境情報を2次診断装置に送信した結果、当該2次診断装置から環境情報に基づいて電子機器を2次診断して、広域ネットワークを介して送信される2次診断結果を受信する2次診断結果受信手段として、図1乃至図26について上述した1次診断装置4の通信処理部59及びネットワークインターフェース部60を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1次診断装置と2次診断装置と間の広域ネットワークを利用した通信方式に応じて、この他種々の2次診断結果受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、電子機器が処理を実行する際の処理実行環境を示す環境情報に基づいて電子機器を1次診断する1次診断装置から当該電子機器に対して1次診断とは異なる2次診断を要するときに広域ネットワークを介して送信される環境情報を受信する受信手段として、図1乃至図26について上述した2次診断装置7の通信処理部71及びネットワークインターフェース部70を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2次診断装置と1次診断装置と間の広域ネットワークを利用した通信方式に応じて、この他種々の受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、受信手段により受信された環境情報に基づいて電子機器を2次診断する2次診断手段として、図1乃至図26について上述した2次診断装置7の当該2次診断装置7全体を統括的に制御する2次診断制御部65を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ限らず、2次診断制御部65の電子機器に対する2次診断機能のみを有する専用の2次診断回路等のように、この他種々の2次診断手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、2次診断手段による電子機器の2次診断の2次診断結果を広域ネットワークを介して1次診断装置に送信する送信手段として、図1乃至図26について上述した2次診断装置7の通信処理部71及びネットワークインターフェース部70を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2次診断装置と1次診断装置と間の広域ネットワークを利用した通信方式に応じて、この他種々の送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、他の電子機器に対して初期起動からハードウェアが故障した時点までの累計動作時間を示すハードウェア故障時間情報を蓄積する蓄積手段として、図1乃至図26について上述した2次診断装置7のハードディスクドライブ68を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、半導体メモリや光磁気ディスク等を用いた外付けの記録装置等のように、この他種々の蓄積手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、蓄積手段に蓄積されたハードウェア故障時間情報の統計をとることにより故障発生時期統計情報を生成する統計情報生成手段として、図1乃至図26について上述した2次診断装置7の故障統計情報生成部69を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2次診断制御部65等のように、この他種々の統計情報生成手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、電子機器に実装されたソフトウェアに対する改訂版情報を記憶する記憶手段として、図1乃至図26について上述した2次診断装置7のハードディスクドライブ68を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、半導体メモリや光磁気ディスク等を用いた外付けの記録装置等のように、この他種々の記憶手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本機器で処理を実行する際の処理実行環境を示す環境情報を広域ネットワークを介さずに1次診断装置に送信する送信手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の外部機器インターフェース部30、オーディオアンプ6のマイコン40を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器と1次診断装置との間の広域ネットワークを介さない通信方式に応じて、この他種々の構成の送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、送信手段により環境情報を1次診断装置に送信した結果、当該1次診断装置から環境情報に基づいて本機器を1次診断して、広域ネットワークを介さずに送信された1次診断結果を受信する受信手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の外部機器インターフェース部30、オーディオアンプ6のマイコン40を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器と1次診断装置との間の広域ネットワークを介さない通信方式に応じて、この他種々の受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、受信手段により受信された1次診断結果を表示する表示手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の表示処理部22及びディスプレイ23を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子機器毎にこれに設けられた陰極線管や液晶ディスプレイ等のように、この他種々の表示手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、1次診断装置に対して広域ネットワークを介して接続され、本機器に対して1次診断とは異なる2次診断を行う2次診断装置に当該2次診断を要求する2次診断要求を入力するための2次診断要求入力手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の操作入力部15及び入力処理部16、オーディオアンプ6の操作入力部46及び入力処理部47を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2次診断要求を入力することができれば、この他種々の2次診断要求入力手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、2次診断要求入力手段を介して入力された2次診断要求に応じて、2次診断装置による本機器の2次診断を要求する2次診断要求情報を広域ネットワークを介さずに1次診断装置に送信するように送信手段を制御する制御手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の中央処理ユニット10、オーディオアンプ6のマイコン40を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の制御手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本機器に対する起動要求を入力するための起動要求入力手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の操作入力部15及び入力処理部16、オーディオアンプ6の操作入力部46及び入力処理部47を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、起動要求を入力することができれば、この他種々の起動要求入力手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、1次診断装置に対して本機器の1次診断を要求する1次診断要求を入力するための1次診断要求入力手段として、図1乃至図26について上述したクライアント端末2の操作入力部15及び入力処理部16、オーディオアンプ6の操作入力部46及び入力処理部47を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1次診断要求を入力することができれば、この他種々の1次診断要求入力手段を広く適用することができる。
1……機器診断システム、2……クライアント端末、3……テレビジョン受像機、4……1次診断装置、5……インターネット、6……オーディオアンプ、7……2次診断装置、10……中央処理ユニット、15、46、54……操作入力部、16、47、55……入力処理部、22、57……表示処理部、23……ディスプレイ、30、56……外部機器インターフェース部、40……マイコン、50……1次診断制御部、59、71……通信処理部、60、70……ネットワークインターフェース部、58……表示部、65……2次診断制御部、68……ハードディスクドライブ、69……故障統計情報生成部、RT11、RT12……診断依頼処理手順、RT21、RT22、RT23、RT24……1次診断処理手順、RT31、RT32……2次診断処理手順。