JP2005204664A - エンテロウィルス核酸の検出 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンテロウィルスの検出に有用であるプローブおよびプライマー、およびそれらを用いるエンテロウィルス検出方法の提供。
【解決手段】(a)特定の配列からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列と、任意選択的に(b)選択される増幅反応または検出反応に必要とされる配列とから本質的に構成されることを特徴とするオリゴヌクレオチド。
【選択図】なし
【解決手段】(a)特定の配列からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列と、任意選択的に(b)選択される増幅反応または検出反応に必要とされる配列とから本質的に構成されることを特徴とするオリゴヌクレオチド。
【選択図】なし
Description
本発明は、エンテロウィルス属の検出に有用であるプローブおよびプライマー、およびエンテロウィルス属を検出するために該プローブおよびプライマーを用いる方法に関する。
エンテロウィルス属は、ヒトにおける最も一般的なウィルス感染として、ライノウィルス属に次いで第2位である。エンテロウィルス属は、米国において年間に推定10〜15百万の症候性感染を起こす。特に、免疫無防備状態の患者に加えて、子供が、感染の危険にさらされる。
エンテロウィルス属は、ピコルナウィルス科の1つの属である。現在、64の血清型が人に感染することが知られており、該血清型は、3種のポリオウィルス、23種のコクサッキーAウィルス、6種のコクサッキーBウィルス、28種のエコーウィルス、および4種の他のエンテロウィルスを含む。エンテロウィルスのゲノムは、1つの大きなタンパク質をコードする単一鎖RNAであり、該タンパク質は、より小さい構造タンパク質および非構造タンパク質の組への自触反応による蛋白分解を受ける。現在認識されているエンテロウィルス全てのゲノムは、配列を決定されている。
エンテロウィルスは、消化管およびことによると呼吸経路を通して身体に侵入する。それらの複製の通常部位は胃腸管であり、胃腸管において、エンテロウィルスは、典型的には非特異的発熱疾患が付随する緩和なGI疾患を引き起こす。しかしながら、血液を通した他の器官へのウィルスの広がりは、種々の深刻な疾病を引き起こす恐れがある。発熱疾患に加えて、主要な疾病関連は、麻痺性灰白随炎、無菌性髄膜炎、ヘルパンギーナ(喉の炎症)、結膜炎、深刻な新生児疾患、心筋心膜炎(心臓組織の炎症)、ボーンホールム病(流行性胸膜痛)、脳炎、発疹、若年発症IDDM、呼吸器感染、ポリオ様疾患、ならびに手、足および口の疾病を含む。エンテロウィルス属およびそれが引き起こす疾病の概要に関しては、www.cdc.gov/ncidod/dvrd/entrirs.htmから利用可能な非特許文献1、およびvirology-online.com/viruses/enteroviruses.htmから利用可能な非特許文献2を参照されたい(非特許文献1および2参照)。
エンテロウィルス感染の慣用の臨床診断は、たとえば、喉または便の試料、脳脊髄液、皮膚の病変または生検材料のような感染した組織からウィルス粒子を検出するための専門の研究設備を必要とする。伝統的には、ウィルスは、細胞培養物から単離される。しかしながら、この技術は約3〜7日を要し、高価であり、かつ容易に利用することができない。慣用の診断方法を用いる感染の最も良好な証拠は、進行期感染または回復期中の中和抗体滴定量の上昇である。より新規なポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に基づく検出方法が、エンテロウィルス検出の速度および感度を改善した。脳脊髄液の被検体において、細胞培養に基づく診断の35〜40%の成功割合に比較して、エンテロウィルス性髄膜炎が確認または疑われる症例の66〜90%超においてエンテロウィルスを検出することができる。前述のPCR試験は、細胞培養に基づく診断より優れる利点を提供するが、PCRは、特異性の欠如という難点を有する。具体的には、ライノウィルス核酸とのPCRに用いられるプライマーのクロスハイブリダイゼーションが、誤診をもたらす可能性がある(非特許文献3および4参照)。したがって、当該技術において、エンテロウィルス感染を迅速かつ正確に診断する能力を改善することに対する要求が存在する。
当該技術のこの要求は、エンテロウィルス核酸の検出および定量化を改善する本発明の増幅プライマー、ハイブリダイゼーションプローブおよび関連する分析方法によって達成される。広範囲のエンテロウィルスの血清型を検出することができる。本発明の増幅方法は、たとえばライノウィルス核酸に比較して、エンテロウィルスに対して高度に特異的かつ選択的である。さらに、分析の高い感度および大きな速度は、1時間ほどの短い時間に、エンテロウィルスゲノムの500個以下のコピーの検出を可能にする。
1つの態様において、本発明は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、および配列番号10からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列からなるオリゴヌクレオチドである。該オリゴヌクレオチドは、配列番号3の塩基1−14、配列番号4の塩基1−13、配列番号5の塩基25−37、配列番号6の塩基25−38、配列番号7の塩基25−37、配列番号8の塩基25−39、配列番号9の塩基21−40、および配列番号10の塩基21−40からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列から構成されていてもよい。標的結合配列は、エンテロウィルス核酸配列とハイブリダイズする機能を維持しつつ、1つまたは2つの塩基によって修飾されてもよい。したがって、本発明の別の態様は、前述のオリゴヌクレオチドの変異体であって、該変異体の標的結合配列は、その配列において、配列番号3の塩基1−14、配列番号4の塩基1−13、配列番号5の塩基25−37、配列番号6の塩基25−38、配列番号7の塩基25−37、配列番号8の塩基25−39、配列番号9の塩基21−40、および配列番号10の塩基21−40からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列から1つまたは2つの塩基が異なる。前記配列と異なる塩基対は、オリゴヌクレオチド変異体の5’末端の近傍または該末端に位置して、ポリメラーゼ伸長反応におけるオリゴヌクレオチド変異体のプライミング効率およびエンテロウィルス核酸との二重鎖形成の特異性に対するいずれの影響をも最小限にしてもよい。
別の態様において、本発明は、(a)配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、および配列番号10からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列と、(b)標的結合配列の3’または5’末端あるいはその両方に、標的配列と二重鎖を形成しない少なくとも1つの追加の配列とを含むオリゴヌクレオチドである。1つの実施形態において、追加の配列は、オリゴヌクレオチドの5’末端に位置して、エンテロウィルス核酸との二重鎖形成の特異性およびポリマー伸長反応におけるオリゴヌクレオチドのプライミング効率に対する影響を最小限にする。
標的結合配列の3’または5’末端あるいはその両方に位置する追加の配列は、選択される増幅反応に必要とされる配列または選択される検出反応のための配列のいずれを含んでもよい。すなわち、増幅または検出に有用である追加の配列を、標的結合配列に添加してもよい。たとえば、選択される増幅反応がストランド置換増幅である場合、選択される増幅反応に必要とされる配列は制限エンドヌクレアーゼ認識部位を含んでもよい。制限エンドヌクレアーゼ認識部位は、BsoB1、BsrI、BstNI、BsmAI、BstOI、Bs1IまたはHincIIエンドヌクレアーゼによって認識される部位からなる群から選択されてもよいが、それらに限定されるものではない(参照により本明細書の一部をなすものとする特許文献1〜3を参照)。たとえば選択される増幅反応が転写をベースとする増幅である場合、選択される増幅要件のために必要とされる配列はDNAポリメラーゼプロモーターであってもよい(特許文献4参照)。選択される検出反応に必要とされる配列は、任意の検出可能な配列であってもよく、該配列は、ヘアピン、G−カルテット(G-quartet)、制限部位またはレポータープローブとハイブリダイズする配列を含むが、それらに制限されるものではない。あるいはまた、もしくはそれに加えて、本発明のオリゴヌクレオチドは、検出可能な標識で標識化されてもよい。1つの実施形態において、標識は、蛍光性標識である。
本発明の別の態様は、エンテロウィルス核酸を検出する方法であって、エンテロウィルス核酸とオリゴヌクレオチドとの間のハイブリッドを形成するのに適当な条件下、生物試料をオリゴヌクレオチドと接触させる工程と、エンテロウィルス核酸とオリゴヌクレオチドとの間のハイブリダイゼーションを検出する工程とを含む方法である。この方法を実施するのに用いられるオリゴヌクレオチドは、前述のオリゴヌクレオチドの任意のものから選択することができる。1つの実施形態において、オリゴヌクレオチドは検出可能に標識化されており、およびハイブリダイズしたオリゴヌクレオチドは標識によって直接的に検出される。
別の実施形態において、エンテロウィルス核酸を検出する方法は、エンテロウィルス核酸の一部をコピーする工程を含む。コピー工程は、逆転写を含んでもよく、あるいはエンテロウィルス核酸の一部を増幅する工程を含んでもよい。増幅は、中温性ストランド置換増幅(SDA)、好熱性ストランド置換増幅(tSDA)、ポリメラーゼ連鎖反応、自動継続する配列複写、核酸をベースとする増幅、Qβレプリカーゼをベースとする増幅、リガーゼ連鎖反応、ローリングサークル増幅または転写をベースとする増幅を含むが、それらに限定されるものではない方法によって実施することができる。増幅は、エンテロウィルス核酸を逆転写酵素と接触させる工程と、逆転写酵素を用いるcDNAの重合を触媒する工程を含んでもよい。1つの実施形態において、少なくとも1つのオリゴヌクレオチドが標識化されており、および検出工程は標識化されたオリゴヌクレオチドを検出する工程を含む。別の実施形態において、試料中の対照標準配列(エンテロウィルス核酸の実時間での定量化のためのもの)の存在下、単一の密封された反応容器中において逆転写増幅および検出が実施される。増幅プライマーとして使用することができるオリゴヌクレオチドは、配列番号3、配列番号4、配列番号5の塩基25−37、配列番号6の塩基25−38、配列番号7の塩基25−37、および配列番号8の25−39からなる群から選択される標的結合配列を含む。1つの実施形態において、配列番号5または配列番号6のオリゴヌクレオチドを順方向プライマーとして用い、および配列番号7または配列番号8のオリゴヌクレオチドを逆方向プライマーとして用いる。本発明の別の態様は、前述のオリゴヌクレオチドの任意のものにしたがうオリゴヌクレオチドを含むキットである。それらオリゴヌクレオチドは別個にまたは一緒に包装されてもよく、および該キットは、標識または酵素のような種々の他の成分に加えて、オリゴヌクレオチドの使用の指示を包含してもよい。1つの実施形態において、キットは、髄膜炎または脳炎を引き起こす他の病原体の核酸を検出するのに有用な試薬をさらに含んでもよい。特に、キットは、単純性疱疹ウィルス1または単純性疱疹ウィルス2を検出するのに有用な試薬を含んでもよい。
エンテロウィルスゲノムの領域に相補的であるオリゴヌクレオチドを提供して、エンテロウィルス感染の診断を改善する。本発明の核酸を、プライマーをベースとする増幅分析のような核酸をベースとする検出方法を用いるエンテロウィルスゲノムの検出のためのプローブまたはプライマーとして使用してもよい。あるいはまた、オリゴヌクレオチドをハイブリダイゼーション反応における標識化されたプローブとして用いる際には、該オリゴヌクレオチドを用いてエンテロウィルス核酸を直接的に検出することができる。本発明のオリゴヌクレオチドは、他のウィルス種、バクテリア、菌類および他の潜在的病原体のオリゴヌクレオチドとは対照的に、エンテロウィルスゲノムを特異的に認識する。この高い識別は、以下に示すように、12の血清型のエンテロウィルスの検出によって例示される。さらに、オリゴヌクレオチドがエンテロウィルスを識別する能力は、同様に以下に示すように、エンテロウィルスの近接した系統発生的な同族であることが知られている種々の株のライノウィルスが、増幅のためのターゲットとして機能しないことによって実証される。
標的核酸の増幅は、本発明の最も感度が高い実施形態の方法を提供する。標的の増幅を用いて、エンテロウィルスゲノムの500個以下のコピーを生物試料中で検出することができる。1つの実施形態において、プライマーをベースとする増幅は、プライマーと標的配列との間の二重鎖部位を重合の開始部位として用いる、RNAをベースとするウィルスのテンプレートのcDNAへの変換のための逆転写酵素工程を含む。次に、cDNAストランドを、種々の核酸をベースとする検出方法(ストランド置換増幅または標識化されたプローブとのハイブリダイゼーションを含む)のためのテンプレートとして用いることができる。
「標的配列」とは、本発明のオリゴヌクレオチドが特異的に結合するエンテロウィルスの核酸配列を意味する。これらは、増幅される本来の核酸配列およびそれに相補的な2次ストランド(エンテロウィルスゲノムおよびエンテロウィルス遺伝子のmRNA転写物のようなもの)も、増幅反応中に発生する本来の標的配列のコピーのいずれのストランドも含む。増幅反応中に発生する標的配列のコピーは、「増幅生成物」または「アンプリコン」と呼ばれる。「伸長生成物」は、標的配列をテンプレートとして用いる、プライマーのハイブリダイゼーションおよびヌクレオチド重合酵素によるプライマーの伸長によって生成される標的配列のコピーを意味する。
術語「プライマー」および「プローブ」は、オリゴヌクレオチドの機能を意味する。オリゴヌクレオチドがテンプレート上で伸長される際に、オリゴヌクレオチドはプライマーとして機能する。オリゴヌクレオチドが標的配列とハイブリダイズして、標的配列を捕捉ないし検出する場合に、オリゴヌクレオチドはプローブとして機能する。標的核酸を捕捉ないし検出することが可能である場合に、増幅に用いられるオリゴヌクレオチドは同様にプローブとして機能してもよい。本発明において有用なオリゴヌクレオチドは、一般的に、10、15、20または25ヌクレオチドから、40、50または75ヌクレオチドまでの長さである。典型的には、好熱性ストランド置換増幅に有用な増幅プライマーの全長は、30〜45ヌクレオチドである。しかしながら、それは10〜70ヌクレオチドであってもよい。
本発明のオリゴヌクレオチドプローブまたは増幅プライマーを調製するのに適当な塩基は、アデニン、シトシン、グアニン、ウラシルおよびチミンのような天然に存在するヌクレオチド塩基、およびイノシンを含むがそれに限定されるのものではない天然に存在しないヌクレオチド塩基(すなわち「合成」ヌクレオチド塩基)から選択することができる。合成塩基は、検出または捕捉を容易にする種々の付加物を含んでもよく、それらは当該技術においてよく知られている。そのような付加物は、蛍光体、放射性同位体またはビオチンを含むが、それらに限定されるものではない。
オリゴヌクレオチドの主鎖は、全体的または部分的に、DNA、RNA、カルボサイクル(carbocycles)のような修飾された糖、およびフルオロ置換およびメトキシ置換のような2’置換を含む糖を包含してもよい。主鎖のホスホジエステル結合は、メチルホスホネート、メチルホスホノチオエート、ホスホロモルホリデート、ホスホロピペラジデートおよびホスホロアミデートのような修飾されたホスフェートであってもよい。オリゴヌクレオチドはペプチド核酸であってもよい(非特許文献5参照)。唯一の要件は、オリゴヌクレオチドプローブは、少なくともその一部が標的DNA分子の配列の一部と結合することができる配列を有するべきであるということである。
増幅方法およびプライマー設計
本明細書に開示されるオリゴヌクレオチドを、当該技術において知られている核酸増幅の任意の方法において用いることができる。「増幅プライマー」は、プライマー伸長による標的配列の増幅のためのプライマーである。伸長生成物は、プライマー、プライマーの一部、およびプライマーの結合部位の下流の標的配列の相補体(complement)である新規に合成されたストランドを含む。2種の増幅プライマーの組を用いて、エンテロウィルス標的配列を増幅してもよい。あるいはまた、単一の増幅プライマーまたは3種以上の増幅プライマーを用いて本発明の方法を実施することができる。
本明細書に開示されるオリゴヌクレオチドを、当該技術において知られている核酸増幅の任意の方法において用いることができる。「増幅プライマー」は、プライマー伸長による標的配列の増幅のためのプライマーである。伸長生成物は、プライマー、プライマーの一部、およびプライマーの結合部位の下流の標的配列の相補体(complement)である新規に合成されたストランドを含む。2種の増幅プライマーの組を用いて、エンテロウィルス標的配列を増幅してもよい。あるいはまた、単一の増幅プライマーまたは3種以上の増幅プライマーを用いて本発明の方法を実施することができる。
適当な増幅反応は、ポリメラーゼ連鎖反応(「PCR」、特許文献5〜8参照)、ストランド置換増幅(「SDA」、非特許文献6および7、ならびに特許文献1参照、それら文献の開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする)、好熱性ストランド置換増幅(「tSDA」、特許文献9参照)、自動継続する配列複写(「3SR」、非特許文献8参照)、核酸配列をベースとする増幅(「NASBA」、特許文献10参照)、Qβレプリカーゼ系(非特許文献9参照)、リガーゼ連鎖反応(「LCR」、特許文献11参照)、ローリングサークル増幅(非特許文献10参照)、および転写をベースとする増幅(非特許文献11参照)を含むが、それらに限定されるものではない。本発明の増幅プライマーを用いて、PCR、SDAまたはtSDAを実施することができ、ここでtSDAが好ましい。
増幅プライマーの設計は、それぞれの増幅の方法に最適化してもよい。たとえば、SDAに有用な増幅プライマーは、標的配列とハイブリダイズすることができる3’末端を含む。増幅プライマーは、特許文献1、2および9に記載されるように、その5’末端近傍に、認識部位が半修飾(hemimodified)される際にDNA二重鎖をニックすることを可能にする制限エンドヌクレアーゼのための制限部位をさらに含む。また、増幅プライマーは、増幅プライマーの標的結合配列が標的配列とハイブリダイズする際にポリメラーゼによって伸長可能な3’−OH基を含む。
(PCR)に有用である増幅プライマーは、標的結合配列のみから構成されてもよい。なぜなら、増幅反応を行うために特別な配列も構造も必要としないからである。対照的に、3SRおよび核酸配列をベースとする増幅(NASBA)のような他の増幅方法に有用である増幅プライマーは、当該プライマーの5’末端近傍にRNAポリメラーゼプロモーターを含む。プロモーターは、標的配列に付加され、そして標的のRNAの多数のコピーの転写を誘導することによって増幅反応を行う。RNAポリメラーゼにより触媒される重合のテンプレートとして機能するプライマーにおいて、プロモーター配列を含む安定なDNA二重鎖が、増幅される標的配列の上流側に形成されなければならない。そのようなポリメラーゼプロモーター配列は標的配列との二重鎖を直接的には形成しないので、それらプロモーターは、プライマーの標的結合配列とのハイブリダイゼーション特異性を変化させない。
tSDAの場合、プライマーおよびそれらの標的配列を、それらのGC含有率が全ヌクレオチド組成の70%未満であるように選択して、標的増幅の効率を制限する恐れがある二次構造およびプライマー−プライマー相互作用を最小限にする。tSDAに適当な増幅プライマーは、プローブの3’末端から5’末端ヘ向かう順序で、標的結合配列、制限エンドヌクレアーゼ認識部位、および「テール」を含む。標的結合配列は、標的核酸の相補的配列に対して特異的にハイブリダイズする。制限エンドヌクレアーゼ認識部位は、非特許文献6および7に記載されるように、認識部位が半修飾(hemimodified)される際に、DNA二重鎖の一方のストランドをニックする制限エンドヌクレアーゼによって認識される。5’テールは、tSDA中に増幅プライマーの残部がニックおよび置換される際に、ポリメラーゼのリプライミング部位として機能する。テールのリプライミング機能は、tSDA反応を継続させ、および単一の標的分子からの多数のアンプリコンの合成を可能にする。テール領域の長さおよび配列は、テールがニックの後に標的に対してハイブリダイズしたままであること、およびテールが標的結合配列または他のプライマーのいずれもに対してハイブリダイズする配列を含有しないことを条件として、変化してもよい。
tSDAのようないくつかの増幅方法は、好ましくは、「バンパープライマー」または「外部プライマー」を用いて、プライマー伸長生成物を置換する。あるいはまた、プライマー伸長生成物は、加熱することによって置換されてもよい。バンパープライマーは、増幅プライマーの標的結合配列の上流の標的配列にハイブリダイズして、バンパープライマーの伸長が下流の増幅プライマーおよびその伸長生成物を置換するようにされる。SDAおよびtSDAにおいて用いられるバンパープライマーはエンテロウィルス核酸に対して特異的にハイブリダイズする必要はない。むしろバンパープライマーは、増幅プライマーの上流であり、かつ増幅プライマーの結合部位に充分に近接する任意の標的配列とハイブリダイズし、バンパープライマーの伸長時に増幅プライマー伸長生成物を置換してもよい。一般的に、バンパープライマー配列とその標的配列との間のミスマッチは、バンパープライマーが依然としてその標的配列にハイブリダイズすることを条件として、増幅効率に影響しない。さらに、他の核酸に優先する標的配列の増幅に関するSDA系の特異性は、標的核酸に対するハイブリダイゼーションに関するバンパープライマーの特異性に依存しない。標的配列に関するSDA系の特異性は、SDAプライマーと、増幅生成物の検出に用いられるプローブまたはオリゴヌクレオチドとのハイブリダイゼーションの忠実度(fidelity)に由来する。
エンテロウィルス核酸を検出する1つの方法は、逆転写酵素SDA(「RT−SDA」)である。定量的RT−SDAを実施する方法は、たとえば非特許文献12に教示される(非特許文献12参照、該文献は参照により本明細書の一部をなすものとする)。この方法においては、最初に逆転写酵素(「RT」)がRNAをcDNAへと変換し、次にそれを、等温SDAを用いて増幅する。逆転写酵素は、プライマーとエンテロウィルス標的核酸との間の二重鎖においてDNAの重合を触媒することを開始する。RTに触媒される重合を開始するのに有用なプライマーは、コピーされるエンテロウィルスRNA配列の3’末端において、または3’末端を越えて特異的にハイブリダイズする任意のプライマーを含む。本発明の方法によれば、プライマーは、配列番号7および配列番号8にて前述したプライマーを含む。たとえば、コクサッキーウィルスB5のテンプレートを用い、Ent5rp1.0(配列番号7)を用いてRT活性をプライミングしてもよい(以下の実施例参照)。逆転写をプライミングするためのプライマーは、配列番号4の塩基1−13、配列番号7の塩基25−37、および配列番号8の塩基25−39からなる群から選択される塩基からなる標的結合配列を含んでもよい。これらのプライマーの標的結合配列は、過酷なハイブリダイゼーション条件下で安定な二重鎖を形成することができる。1つの実施形態において、標的結合配列は、標的結合配列である配列番号4、配列番号7または配列番号8と1つの塩基が異なっており、およびさらに別の実施形態においては2つの塩基が異なっている。本発明のさらなる実施形態において、非特許文献13(参照により本明細書の一部をなすものとする)に記載されるように、多数のオリゴヌクレオチドを用いて逆転写をプライミングしてもよい。この実施形態は、単一のRNA種からの引き続いて起こる増幅のために、cDNAテンプレートの多数のコピーを発生させる逆転写酵素の固有のストランド置換活性を利用する。たとえば、本発明の方法によれば、プライマーEntreb1.0(配列番号4)およびEnt5rp1.0(配列番号7)のそれぞれを用いて、SDAに先だって、エンテロウィルスRNAテンプレートのcDNAコピーを発生させてもよい。さらなる実施形態において、逆転写に3種以上のプライマー配列を用いて、エンテロウィルスRNAの検出の効率を向上させてもよい。
1つの実施形態において、逆転写、増幅および検出を、サンプル中のエンテロウィルス核酸の実時間における定量化のための対照標準配列の存在下、単一の密閉された反応容器中で行ってもよい。対照標準配列は、好ましくは、ウィルスの標的核酸と同じプライマーを用いて逆転写および共増幅されるRNA分子またはその部分である。増幅された対照標準配列およびウィルスの標的核酸は、特異的信号プライマーおよび/または標識化されたプローブを用いて、区別して検出される。ウィルスの量(load)の定量化を必要としない定性的用途においては、内部対照標準の成功した増幅を用いて、たとえば、阻害性化合物の存在に関して、反応を監視する。
1つの実施形態において、オリゴヌクレオチドは、標的結合配列の3’末端に追加の配列を含まない。別の実施形態においては、オリゴヌクレオチドは、標的結合配列の5’末端において追加の配列を含有し、該追加の配列は制限エンドヌクレアーゼ認識部位を含む。
プライマーがエンテロウィルス核酸に結合することを条件として、RTプライマーの標的結合配列に対して修正を施すことができることを、当業者は容易に理解するであろう。以下に関連するように、「ハイブリダイゼーションプローブ」の下では、二重鎖の安定性と、温度、ミスマッチの塩基の程度および溶液の条件のようなパラメータとの間の関係が与えられれば、プライマーの標的結合配列に対する修正の、プライマー−標的二重鎖の安定性に対する効果を予測することができる。この場合においては、適切な溶液条件は、RT活性を容認するようなものである。本発明において有用である他の有用なRTをベースとする増幅方法は、RT−PCR、NASBAおよびTMAを含む。
内部対照標準配列および対応するプライマーまたは信号プライマー/プローブを提供して、エンテロウィルスRNAの正確な定量化を可能にしてもよく、またはエンテロウィルス核酸の定量的分析における成功した増幅の対照標準として機能させてもよい。バンパープライマーは、増幅反応において、テンプレートストランドから単一鎖DNAの増幅生成物を解離させるのに有効である。しかしながら、固有のRNアーゼH活性を有する逆転写酵素を用い、および該酵素がRNA−DNAハイブリッド中間体のRNAストランドの分解を触媒する場合、RT−SDAにおいては、そのようなバンパープライマーを必要としない。あるいはまた、反応に対して外因性RNアーゼHを添加して、cDNA合成の後にRNAテンプレートを分解してもよい。
一般的に、SDAは、以下の経路に沿って進行する。第1に、増幅プライマーが、標的配列または以前に重合され置換された単一鎖の伸長生成物に結合する。第2に、5’−3’エキソヌクレアーゼ欠損ポリメラーゼが、伸長生成物中にα−チオデオキシヌクレオシドトリホスフェート(「α−チオ−dNTP」)を組み込む。たとえば、α−チオ−dNTPがα−チオ−dCTPである場合、テンプレート中に相補的なG残基が存在する場合には必ず、それ(α−チオ−dCTP)が伸長生成物中に組み込まれる。制限エンドヌクレアーゼ認識部位における伸長生成物中へのα−チオ−dNTPの組み込みは、半修飾部位、すなわち伸長生成物ストランド上のみにおいて修飾された部位をもたらす。次に、制限エンドヌクレアーゼが半修飾された二重鎖の制限部位をニックする。次に、制限エンドヌクレアーゼがニック部位から解離する。最後に、5’−3’エキソヌクレアーゼ活性が欠損しているポリメラーゼが、ニックの3’末端から伸長し、そしてDNAの下流のストランドを置換する。ニック(nicking)、ストランド伸長およびストランド置換は同時かつ連続的に発生する。なぜなら、ニックからの伸長が、別のニック可能な制限部位を再生するからである。それぞれが標的配列を含む二重鎖の二重鎖の2つのストランドの一方とハイブリダイズする一対の増幅プライマーを用いる場合、増幅は指数的である。なぜなら、増幅のそれぞれの回においてセンスストランドおよびアンチセンスストランドがテンプレートとして機能するからである。単一の増幅プライマーを用いる場合、増幅は一次である。なぜなら、一方のストランドのみがプライマー伸長のためのテンプレートとして役に立つからである。α−チオ−dNTPが組み込まれる際にそれらの二重鎖の認識部をニックし、かつSDAに適当である制限エンドヌクレアーゼの例は、BsoB1、BsrI、BstNI、BsmAI、BstOI、BslI、AvaI、HincIIおよびNciIを含む。SDAは、その全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする特許文献1〜3にさらに記載されている。
試薬、ピペット計量装置、および実験表面における、以前の増幅反応から持ち込まれる増幅生成物による相互汚染を、伸長生成物中に種々の残基を組み込むことによって減少させてもよい。たとえば、チミンを2’−デオキシウリジン−5−トリホスフェート(「dU」)で置換してもよい(特許文献12参照)。増幅生成物中に組み込まれるdUの除去は、ウラシルDNAグリコシラーゼ(「UDG」)によって触媒することができ、それはdUを含有する増幅生成物のさらなる増幅を不可能にする。引き続く増幅に対して適切である場合には、UDG自身を不活性化してもよい。
本明細書に開示される増幅プライマーを、エンテロウィルス核酸の一部をコードする核酸とハイブリダイズし、そして該核酸を増幅する。特に、本明細書に開示される増幅プライマーは、ヒトに対して感染性であると認識されているエンテロウィルス血清型をコードする核酸を増幅する。該血清型は、23種のコクサッキーAウィルス、6種のコクサッキーBウィルス、28種のエコーウィルス、および4種の他のエンテロウィルスを含むが、それらに限定されるものではない。1つの実施形態において、増幅プライマーを用いて、コクサッキーウィルスA9、B2、B3、B4およびB5;エコーウィルスE6、E7、E9、E11、E25およびE30;およびエンテロウィルスE71の核酸を増幅してもよい。1つの実施形態において、増幅プライマーは、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、および配列番号8で与えられる配列を有する。増幅プライマーは、(a)配列番号3、配列番号4、配列番号5の塩基25−37、配列番号6の塩基25−38、配列番号7の塩基25−37、および配列番号8の塩基25−39からなる群から選択される標的結合配列と;(b)該標的結合配列の5’末端における、標的配列と二重鎖を形成することが不可能である少なくとも1つの追加の配列とを含んでもよい。バンパープライマーは、配列番号3および配列番号4にて記載した配列から構成されてもよい。他の有用なバンパープローブは、(a)配列番号3の塩基1−14および配列番号4の塩基1−13からなる群から選択される標的結合配列と、(b)該標的結合配列の5’末端における、標的配列と二重鎖を形成することが不可能である少なくとも1つの追加の配列とを含む。
増幅された核酸の検出
エンテロウィルス核酸の存在は、増幅されたエンテロウィルス核酸の存在を測定することによって検出してもよい。増幅生成物は、慣用の技術を用いる標識化されたプローブとのハイブリダイゼーションによって検出することができ、好ましくは内部プローブ(すなわち、増幅プライマーの間に存在する配列において増幅された核酸とハイブリダイズするもの)を用いる。あるいはまた、増幅生成物は、それらの特徴的サイズによって、たとえば、電気泳動と、それに引き続いて行われる核酸を可視化するための臭化エチジウム染色によって検出してもよい。さらなる代替手段においては、標識化された増幅プライマーを用いる。さらに別の代替手段においては、非特許文献6および7に記載されるように、標識化された増幅プライマー/内部プローブ(「検出プライマー」)を標的配列上で伸長させる。
エンテロウィルス核酸の存在は、増幅されたエンテロウィルス核酸の存在を測定することによって検出してもよい。増幅生成物は、慣用の技術を用いる標識化されたプローブとのハイブリダイゼーションによって検出することができ、好ましくは内部プローブ(すなわち、増幅プライマーの間に存在する配列において増幅された核酸とハイブリダイズするもの)を用いる。あるいはまた、増幅生成物は、それらの特徴的サイズによって、たとえば、電気泳動と、それに引き続いて行われる核酸を可視化するための臭化エチジウム染色によって検出してもよい。さらなる代替手段においては、標識化された増幅プライマーを用いる。さらに別の代替手段においては、非特許文献6および7に記載されるように、標識化された増幅プライマー/内部プローブ(「検出プライマー」)を標的配列上で伸長させる。
1つの実施形態において、増幅の生成物は、参照により本明細書中に組み込まれるものとする特許文献13に記載されるように、均一で実時間の形式にて検出される。この方式によれば、検出システムは、5’アダプター配列を含む標識化されていない信号プライマーをレボータープローブと組み合わせて用い、該レポータープローブの3’末端は該5’アダプター配列の相補体とハイブリダイズし、5’オーバーハングを生成する。ポリメラーゼを用いてオーバーハングを完成し、そしてレポータープローブの5’オーバーハングの相補体を合成し、該相補体を直接または間接的に検出してもよい。信号プライマーは、配列番号9または配列番号10を含んでもよく、およびレポータープローブは配列番号11または配列番号12を含んでもよい。別の実施形態においては、エンテロウィルス特異的核酸増幅の検出は、反応進行中に増大または減少して特定の標的の存在を示してもよい蛍光を監視することによって行われる。さらに別の実施形態においては、レポータープローブは、ごく接近して保持される蛍光団(fluorophore)および消光剤部分によって標識化される。プローブは線状であってもよく、ヘパリンまたはG−カルテット(G-quartets)のように当該技術において知られている二次構造を有してもよい(それら全体は参照により本明細書の一部をなすものとする特許文献14〜16参照)。ハイブリダイズされるレポータープローブテンプレート上のアダプターテール相補体の3’末端からの伸長は、レポータープローブの立体配座を変化させ、2つの染料の空間的離隔を増大させ、そして蛍光を発生させる。第1表の配列番号11および配列番号12中にイタリックで示されるような発光体および消光体の間の二重鎖の制限エンドヌクレアーゼ認識部位の形成によって、さらなる蛍光を発生させてもよい。二重鎖の検出プローブが適切な制限酵素にさらされる際に、該配列は開裂され、したがって、発光体を消光剤からさらに離間し、そして蛍光を増大させる。
次に、増幅反応の進行中に蛍光を測定して、標的特異的なSDA生成物の蓄積を監視する。蛍光信号は、生成される特異的アンプリコンの量に比例する。エンテロウィルス標的核酸の存在下、蛍光は増大する。標的のない状態では、蛍光は反応を通して一貫して低いままである。
別の実施形態において、特許文献14および15に記載されるように、標識化されたレポータープローブのハイブリダイゼーションおよび伸長によって、検出は直接的に実施される。本方法の実施形態において、標識化されたレポータープローブの標的結合配列は、配列番号9または配列番号10の標的結合領域を含む。
また、特異的検出方法は、増幅された生成物がビオチン化された捕捉プローブおよび酵素が結合された検出プローブを用いて検出される化学発光方法を含む(特許文献17参照)。2つの増幅プライマー結合部位の間の異なる部位におけるこれら2つのプローブのハイブリダイゼーションの後に、複合体をストレプトアビジンで被覆されたマイクロタイタープレート上に捕捉し、そして、化学発光信号を発現させて光度計で読みとる。さらなる代替方法として、特許文献18に記載されるような信号プライマーを増幅反応中に含めて、増幅生成物の検出を容易にする。この実施形態において、増幅中に標的増幅に依存する様式にて標識化された二次増幅生成物が発生し、および該二次増幅生成物を、付随する標識を用いて、標的増幅の指標として検出してもよい。
本発明の別の態様は、核酸プローブを用いてエンテロウィルスを検出するための属特異的(genus-specific)方法である。本発明のこの実施形態によれば、前述のように、核酸プローブは、増幅されたエンテロウィルス核酸にハイブリダイズし、そして次にプローブとエンテロウィルス核酸との間のハイブリダイゼーションを検出する。ハイブリダイゼーションは、当該技術において知られている任意の適当な方法の下で実施することができる。しかしながら、高度に過酷なハイブリダイゼーション条件によって提供される高度の標的識別は必要ではない可能性がある。なぜなら、増幅された核酸は比較的高い濃度にあるからである。
同様に、プローブとエンテロウィルス核酸との間のハイブリダイゼーションの検出は、当該技術において知られている任意の方法によって実施することができる。プローブは、標識化されたプローブと標的核酸との間のハイブリダイゼーションを示す検出可能な標識を含有してもよい。プローブの検出可能な標識は、直接または間接的のいずれかにおいて検出することができる部分である。標識の直接検出のためには、プローブに放射性同位体を付与し、そしてオートラジオグラフィーによって検出してもよい。あるいはまた、プローブに蛍光性部分を付与し、そして当該技術において知られているように蛍光によって検出してもよい。さらなる代替として、プローブに該プローブを検出可能にするために追加の試薬を必要とする標識を付与することによって、該プローブを間接的に検出してもよい。間接的標識化の例示的方法は、化学発光剤;可視の反応生成物を生成する酵素;および、たとえばハプテン、抗体または抗原のような、標識化された特異的に結合する相手に結合すること(たとえば、ハプテンは標識化された抗体と結合する)によって検出することができるリガンドを使用する方法を含む。また、リガンド標識は、オリゴヌクレオチドプローブ、すなわち捕捉プローブの固相捕捉にも有用である。例示的標識は、ビオチン(標識化されたアビジンまたはストレプトアビジンに結合することによって検出可能)、およびホースラディッシュペルオキシダーゼまたはアルカリホスファターゼのような酵素(着色した反応生成物を生成する酵素基質の添加によって検出可能)を含む。オリゴヌクレオチドを標識する方法は、当該技術においてよく知られている。
ハイブリダイゼーションプローブ
また、本発明のオリゴヌクレオチドの標的結合配列は、標的エンテロウィルス核酸の直接検出のためのハイブリダイゼーションプローブとして使用してもよい。増幅による検出とは異なり、プローブハイブリダイゼーションは、ポリメラーゼによる伸長を必要としない。多くの場合、プローブを検出可能な標識と連結して、標的配列にハイブリダイズする際の該プローブの検出または捕捉を容易にする。適切なハイブリダイゼーション方法は、DNAの検出のためのサザンブロットおよびRNAの検出のためのノーザンブロットを含み、それらは当該技術においてよく知られており、非特許文献14に記載されている(非特許文献14参照)
また、本発明のオリゴヌクレオチドの標的結合配列は、標的エンテロウィルス核酸の直接検出のためのハイブリダイゼーションプローブとして使用してもよい。増幅による検出とは異なり、プローブハイブリダイゼーションは、ポリメラーゼによる伸長を必要としない。多くの場合、プローブを検出可能な標識と連結して、標的配列にハイブリダイズする際の該プローブの検出または捕捉を容易にする。適切なハイブリダイゼーション方法は、DNAの検出のためのサザンブロットおよびRNAの検出のためのノーザンブロットを含み、それらは当該技術においてよく知られており、非特許文献14に記載されている(非特許文献14参照)
依然としてエンテロウィルス核酸とハイブリダイズすることを可能にしながら、プローブおよびプライマーの両方の標的結合配列を修飾してもよい。標的結合配列とエンテロウィルス標的との間の相互作用の強度は、二重鎖の半分を解離させるのに必要とされる融解温度(Tm)に反映される。Tmは、参照により本明細書の一部をなすものとする非特許文献14に記載されるように、ホルムアミドのような有機共溶媒の濃度に加えて、ハイブリダイズする核酸のG残基およびC残基の%含有率、塩濃度、相補的塩基対を有する配列の長さの関数である。プローブまたはプライマーとその標的結合配列との間への塩基対ミスマッチの導入は、予測可能な方法で二重鎖形成に関連するエネルギーを減少させ、Tmの低下に反映される(非特許文献15参照)。好ましくは、プローブは、プローブの標的結合領域とミスマッチする多くの残基を含有する非エンテロウィルス配列とハイブリダイズしない。ハイブリダイゼーション反応を、高度に厳しい条件下、たとえば、60℃におおける、または、さらには70℃における、0.3MのNaCl、0.03Mのクエン酸ナトリウム、0.1%のSDSの洗浄の過酷さにおいて実施してもよい。非特許文献14を参照されたい。RT−SDAのような増幅方法において増幅プライマーが標的配列と相互作用する際に、異なるハイブリダイゼーション条件を用いてもよいことを、当業者は理解するであろう。
本明細書に開示されるプローブは、ヒトに対して感染性であると認識されているエンテロウィルス血清型をコードする核酸とハイブリダイズする。該血清型は、3種のポリオウィルス、23種のコクサッキーAウィルス、6種のコクサッキーBウィルス、28種のエコーウィルスおよび4種の他のエンテロウィルスを含むが、それらに限定されるものではない。1つの実施形態において、プローブは、コクサッキーウィルスA9、B2、B3、B4およびB5;エコーウィルスE6、E7、E9、E11、E25およびE30;ならびにエンテロウィルスE71の検出に有用である。本発明に有用なプローブは、(a)配列番号3の塩基1−14、配列番号4の塩基1−13、配列番号5の塩基25−37、配列番号6の塩基25−38、配列番号7の塩基25−37、配列番号8の塩基25−39、配列番号9の塩基21−40、および配列番号10の塩基21−40からなる群から選択される標的結合配列と、(b)標的配列の3’末端または5’末端の、標的配列と二重鎖を形成することができない少なくとも1つの追加の配列とを含むオリゴヌクレオチドを含んでもよい。
キット
また、本発明は、本明細書に記載されるようにオリゴヌクレオチド核酸プローブまたは増幅プライマー、好ましくは一対の増幅プライマーを含む、エンテロウィルス核酸を検出するためのキットを提供する。キットは、サザンハイブリダイゼーション、ドットブロットハイブリダイゼーション、PCR、SDAまたはRT−SDAのようなハイブリダイゼーション反応または増幅反応を実施するための他の成分および試薬をさらに含んでもよい。ハイブリダイゼーションによる検出のためには、ハイブリダイゼーションを実施するのに適切な溶液(たとえば、0.3MのNaCl、0.03Mのクエン酸ナトリウム、0.1%のSDS)を含んでもよい。同様に、検出方法のための成分(たとえば、第2のプローブ、放射線標識、酵素基質、抗体など)を、キット中に含んでもよい。また、核酸増幅方法に用いることが適切な試薬を含んでもよい。キットの成分は、共通の容器中に一緒に包装され、典型的には、本明細書中に開示される方法の選択された具体的実施形態を実施するための指示を含む。
また、本発明は、本明細書に記載されるようにオリゴヌクレオチド核酸プローブまたは増幅プライマー、好ましくは一対の増幅プライマーを含む、エンテロウィルス核酸を検出するためのキットを提供する。キットは、サザンハイブリダイゼーション、ドットブロットハイブリダイゼーション、PCR、SDAまたはRT−SDAのようなハイブリダイゼーション反応または増幅反応を実施するための他の成分および試薬をさらに含んでもよい。ハイブリダイゼーションによる検出のためには、ハイブリダイゼーションを実施するのに適切な溶液(たとえば、0.3MのNaCl、0.03Mのクエン酸ナトリウム、0.1%のSDS)を含んでもよい。同様に、検出方法のための成分(たとえば、第2のプローブ、放射線標識、酵素基質、抗体など)を、キット中に含んでもよい。また、核酸増幅方法に用いることが適切な試薬を含んでもよい。キットの成分は、共通の容器中に一緒に包装され、典型的には、本明細書中に開示される方法の選択された具体的実施形態を実施するための指示を含む。
試料
本明細書に開示される方法、プローブ、増幅プライマーおよびキットを用いて、エンテロウィルスを含有することが疑われる任意の試料中のエンテロウィルスを検出することができる。たとえば、試料は、単離された核酸、単離されたウィルス、臨床標本または環境試料を含んでもよい。典型的には、臨床試料は、生物液体または組織(たとえば喉または便の試料)、脳脊髄液、皮膚の病変および生検材料である。エンテロウィルスはヒトおよび非ヒトの動物種の両方に感染する可能性があるので、本発明は、ヒト診断手順および獣医学的診断手順の両方に適用可能であり、および、生物試料はいずれの源から得られるものであってもよい。また、エンテロウィルスは下水または水の試料から発見される可能性があり、本発明の方法はこれらの標本および他の環境標本に適用可能である。
本明細書に開示される方法、プローブ、増幅プライマーおよびキットを用いて、エンテロウィルスを含有することが疑われる任意の試料中のエンテロウィルスを検出することができる。たとえば、試料は、単離された核酸、単離されたウィルス、臨床標本または環境試料を含んでもよい。典型的には、臨床試料は、生物液体または組織(たとえば喉または便の試料)、脳脊髄液、皮膚の病変および生検材料である。エンテロウィルスはヒトおよび非ヒトの動物種の両方に感染する可能性があるので、本発明は、ヒト診断手順および獣医学的診断手順の両方に適用可能であり、および、生物試料はいずれの源から得られるものであってもよい。また、エンテロウィルスは下水または水の試料から発見される可能性があり、本発明の方法はこれらの標本および他の環境標本に適用可能である。
以下の実施例は、本発明を例示するために提供され、および限定的と解釈するべきではない。ヌクレオチド配列は、左から右へと、5’から3’方向の単一鎖配列として示した。ヌクレオチド配列は、米国特許法施行規則(37 C.F.R.)のセクション1.822にしたがって、IUPAC-IUB Biochemical Nomenclature Commissionに推奨される方法にて同定される。
以下の実施例は、SDAの進行中に発生する標的特異的蛍光に基づく結果を含む。反応を通して蛍光を測定して、特定の増幅生成物の蓄積を監視し、および信号は生成される特定のアンプリコンの量に比例する。標的のない状態では、蛍光は反応を通して一貫して低いままである。蛍光の増大は標的核酸の存在を示し、一方蛍光の実質的変化のないことは標的のないことを示す。
典型的には、試料の蛍光を経時で測定して、試料が標的核酸を含有するかどうかを決定する。1つの実施形態においては、蛍光を1時間の過程について60回測定してもよい。言い換えると、ほぼ毎分で、試料容器(またはマイクロウェル)中で測定される蛍光の量、補正値(必要な場合)および試料の各カラムのための標準物質に関してデータが収集される。グラフの曲線下の面積に関する「MOTA」(メトリック・アザー・ザン・アクセレーション(Metric Other Than Acceleration))法を用いて、データを分析してもよい。MOTAが大きいほど、より多くの蛍光が発生し、かつ増幅された生成物の検出がより効率的である。
別個の検出剤間の比較のための本発明に適当である別の方法は、BD ProbeTec(商標)ETシステムでの使用のために特に開発された新規のパス・アフター・スレショルド(Passes After Threshold)(PAT)アルゴリズムである。MOTAと同様に、より高いPAT評価値は、より効率的なSDA反応を示す。PATアルゴリズムを使用する際には、バックグラウンドが補正された蛍光強度の信号が予め定められた閾値と交差する時間を、T3(「タイム・トゥ・スレショルド(Time-To-Threshold)」)と呼ぶ。同一の閾値の値を、全ての試料に用いる。PAT評価値は、60からT3値を減算したものに等しい。陰性の試料は蛍光の最小の閾値を達成せず、したがって0のPAT値を割り当てる。分析および標的のレベルに依存して、陽性の試料は1と60との間のPAT値、より好ましくは40〜55のPAT値を有する。より低いT3評価値および対応するより高いPAT値はより効率的なSDAに相関する。PATアルゴリズムは、増幅曲線の最も再現性が高い部分のみを用いる。結果として、PATアルゴリズムの方法は、ウェルまたは試料間の認識可能な差異を最小限にし、および反応間の比較の他の方法よりも正確である。PAT評価値の決定は、BD ProbeTec(商標)ETシステムによって自動的に実施することができ、それによってBD ProbeTec(商標)ETシステムのプリントアウトは、PAT評価値および報告可能な結果(すなわち、陽性または陰性のいずれか)を提供する。
(実施例1)エンテロウィルス5’NTRのクローニング
以下のプライマーを用い、コクサッキーウィルスB5(American Type Culture Collection名称VR185)から単離されるRNAに対して、逆転写酵素−PCRを実施した。
i. CoxA9L744 TTG AVA CYT GAG CTC CCA T (配列番号1)
ii. CoxA92U TTA AAA CAG CCT GTG GGT TG (配列番号2)
以下のプライマーを用い、コクサッキーウィルスB5(American Type Culture Collection名称VR185)から単離されるRNAに対して、逆転写酵素−PCRを実施した。
i. CoxA9L744 TTG AVA CYT GAG CTC CCA T (配列番号1)
ii. CoxA92U TTA AAA CAG CCT GTG GGT TG (配列番号2)
これらのプライマーは、ウィルスゲノムの5’末端の761塩基対のフラグメントを増幅する。増幅されたDNAをpCRII-TOPOプラスミドベクター(Invitrogen)中に挿入した。組み換えクローンを、pCoxB5と称した。BamHI制限酵素を用いる消化によって、組み換えDNAを精製および線状化した。DNAを、Qiagen QIAクイックスピンカラムを用いて生成し、蛍光性ピコグリーン試薬(Molecular Probes)を用いる分析によって定量化した。標的DNAの希釈物を、10ng/μLのヒトDNAを含有する水中で調製した。
RT−SDAのために、MegaScript T7キット(Ambion)を用い、BamHIで消化されたpCoxB5からインビトロ転写物を発生させた。RNAは、リボグリーン(Molecular Probes)を用いる蛍光分光法によって定量化した。RNA転写物の希釈物を、キャリアとして10ng/μLの酵母RNAを含有する水中で調製した。
(実施例2)クローニングされたエンテロウィルスDNAの増幅
エンテロウィルスRNAの検出のためのRTをベースとする分析の最適化に向けての最初の段階として、最初に、クローニングされたエンテロウィルスの増幅のためのSDAシステムを、実施例1中に記載される標的核酸を用いて開発した。DNA増幅分析の検出限界を、クローニングされたプラスミドの希釈物を用いて決定した。16回のSDA反応を、それぞれの標的レベル(反応当たり100、50、25、10、5または0コピーの二重鎖DNAに相当する)において実施した。増幅は、50nMのEnt5forb1.0およびEnt5reb1.0、100nMのEnt5fp1.0、500nMのEnt5rp1.0、250nMのEnt5UD1.0、および500nMのTBD10 D/Rを用いるBD ProbeTec(商標)ET装置を用いて、52℃において実施した。これらのプライマーの配列を第1表に列挙する。最終バッファ条件は以下のようなものであった:100mMのビシン(bicine)、35mMのKOH、45mMのKiPO4、12%のグリセロール、85%のDMSO、5mMの酢酸マグネシウム、500nMの2’−デオキシシトシン−5’−O−(1−チオトリホスフェート))「dCsTP」)、100nMのdATP、dGTPおよびdTTP、100ng/μLのBSA、約80単位のBstポリメラーゼおよび約240単位のBsoBI制限酵素。
エンテロウィルスRNAの検出のためのRTをベースとする分析の最適化に向けての最初の段階として、最初に、クローニングされたエンテロウィルスの増幅のためのSDAシステムを、実施例1中に記載される標的核酸を用いて開発した。DNA増幅分析の検出限界を、クローニングされたプラスミドの希釈物を用いて決定した。16回のSDA反応を、それぞれの標的レベル(反応当たり100、50、25、10、5または0コピーの二重鎖DNAに相当する)において実施した。増幅は、50nMのEnt5forb1.0およびEnt5reb1.0、100nMのEnt5fp1.0、500nMのEnt5rp1.0、250nMのEnt5UD1.0、および500nMのTBD10 D/Rを用いるBD ProbeTec(商標)ET装置を用いて、52℃において実施した。これらのプライマーの配列を第1表に列挙する。最終バッファ条件は以下のようなものであった:100mMのビシン(bicine)、35mMのKOH、45mMのKiPO4、12%のグリセロール、85%のDMSO、5mMの酢酸マグネシウム、500nMの2’−デオキシシトシン−5’−O−(1−チオトリホスフェート))「dCsTP」)、100nMのdATP、dGTPおよびdTTP、100ng/μLのBSA、約80単位のBstポリメラーゼおよび約240単位のBsoBI制限酵素。
1時間の経過にわたって60回、蛍光を監視した。結果をMOTA評価値(図3を参照)に換算して表現した。より大きなMOTA評価値は、より多くの蛍光の発生、および一般的に増幅される生成物のより多くの蓄積を示す。本実験の目的においては、>3000のMOTA評価値を、陽性であるとみなした。エンテロウィルスDNA増幅分析の検出限界は、反応当たり9コピーの標的DNA(95%信頼区間:4、13)であると計算された。
エンテロウィルスRNA配列にハイブリダイズする(すなわち該配列と相補的である)SDAプライマーおよびアダプター内の標的結合配列すなわち領域を下線を付して示した。BsoBI制限部位は、イタリックである。
(実施例3)クローニングされたエンテロウィルスRNAの増幅
実施例2に記載されるDNA増幅を、2段階のRT−SDAシステムに変換した。該システムにおいては、最初に、RNAは、鳥類骨髄芽球−RT(AMV−RT)を用いてcDNAにコピーされ、次に慣用のSDA反応において増幅された。AMV−RT酵素の固有のRNアーゼ活性のために、RNA標的の増幅にバンパープライマーは必要ではなかった。該RNアーゼ活性は、DNA−RNAハイブリッドのRNAストランドを分解し、それによって遊離の単一鎖DNAを遊離させる。
実施例2に記載されるDNA増幅を、2段階のRT−SDAシステムに変換した。該システムにおいては、最初に、RNAは、鳥類骨髄芽球−RT(AMV−RT)を用いてcDNAにコピーされ、次に慣用のSDA反応において増幅された。AMV−RT酵素の固有のRNアーゼ活性のために、RNA標的の増幅にバンパープライマーは必要ではなかった。該RNアーゼ活性は、DNA−RNAハイブリッドのRNAストランドを分解し、それによって遊離の単一鎖DNAを遊離させる。
簡単にいえば、逆転写を、69.4mMのビシン(bicine)、12.3mMのKOH、20.8mMのKiPO4、5%のグリセロール、5%のDMSO、100ng/μLのBSA、5mMの酢酸マグネシウム、100μMのdATP、dGTPおよびdTTP、500μMのdCsTPおよび500mMのプライマーEnt5rp1.0を含有するバッファ中に10単位のAMV−RTを有するミクロ遠心管内で実施した。次に25μLの体積の逆転写反応物を、SDAプライマー、バンパープライマー、アダプタープライマー、検出プローブ、ヌクレオチド類およびバッファー成分を含有するプライミングマイクロウェルに移動させた。マイクロウェルに蓋をし、72℃の熱ブロックへ移動させる前に、20分間にわたって周囲温度においてインキュベートした。同時に、酵素およびバッファ成分を含有する増幅ウェルを54℃の熱ブロックへ移動させた。それぞれの温度におけるプライミングウェルおよび増幅ウェルの10分間のインキュベーションの後に、100μLのプライミング反応物を、予熱された増幅ウェルに移動させた。最終増幅条件は以下のとおりであった:100mMのビシン(bicine)、35mMのKOH、45mMのKiPO4、12%のグリセロール、8.5%のDMSO、5mMの酢酸マグネシウム、約80単位のBstポリメラーゼ、および約265単位のBsoBI制限酵素。60回にわたって蛍光を監視し、および結果をMOTAおよびPATに換算して示した(第2表参照)。実施例2においてと同様に、3000以上のMOTA評価値を陽性とみなした。0.0より大きいPAT評価値を陽性とみなした。
RTを欠く対照標準反応を除いて、標的RNAを含有する全ての反応が陽性の結果を与えた。この対照標準を含めて実験中に発生される信号はRT−依存性であることが例示された。したがって、陽性の結果は、RNAの増幅から得られ、およびプラスミドDNA(それから、インビトロ転写が誘導される)による汚染から得られたものではない。
(実施例4) RT−SDAによるエンテロウィルス粒子の検出
Dr. M. Pallansch(Centers for Desease Control and Prevention(Atlanta, GA))から得られた13株のエンテロウィルスについて、RT−SDAを実施した。簡潔には、エンテロウィルスの貯蔵品を、ホスフェートで緩衝される食塩水/BSA中に、約10000ウィルス粒子/μLまで希釈した。この計算は、ウィルス貯蔵品のTCID50値、およびピコルナウィルス類のプラーク形成効率が約1%であるという仮定に基づいた。60μLの希釈されたウィルス貯蔵品を、80μLのPBS/BSAと混合し、そしてQIAamp Viral RNA Kit(Qiagen)を用いて処理した。簡潔には、バッファー中の10単位のAMV−RTとともに、10μLのQiagen溶出液(約1×105ウィルス粒子/反応に相当する)を用いて、マイクロウェル中で逆転写を実施した。該バッファーは、69.4mMのビシン(bicine)、12.3mMのKOH、20.8mMのKiPO4、5%のグリセロール、5%のDMSO、100ng/μLのBSA、5mMの酢酸マグネシウム、100μMのdATP、dGTPおよびdTTP、500μMのdCsTP、および500nMのプライマーEnt5rp1.0を含有した。反応を15分間にわたって42℃にてインキュベートした。次に、マイクロウェルを10分間にわたって72℃に移動させて反応を停止させ、および存在する全てのDNA:RNAハイブリッド標的を変性させた。次に、変性した標的を含有するウェルを、さらに10分間にわたって54℃において平衡化させた。同時に、増幅マイクロウェル(酵素、SDAプライマーEnt5fp1.0、アダプタープライマー、検出プローブ、マグネシウムおよびバッファー成分)を同一温度でインキュベートした。次に、50μLの体積の増幅混合物を、RT反応ウェルに移動させ、増幅を開始した。最終増幅条件は以下のようなものである:75mMのビシン(bicine)、50mMのKOH、30mMのKiPO4、12%のグリセロール、8.5%のDMSO、100ng/μLのBSA、5mMの酢酸マグネシウム、約40単位のBstポリメラーゼ、および約240単位のBsoBI制限酵素。マイクロウェルを密封し、そして52℃でインキュベートした。蛍光を60分にわたって監視し、結果をMOTAに換算して表した(第3表参照)。3000以上のMOTA評価値を陽性とみなした。
Dr. M. Pallansch(Centers for Desease Control and Prevention(Atlanta, GA))から得られた13株のエンテロウィルスについて、RT−SDAを実施した。簡潔には、エンテロウィルスの貯蔵品を、ホスフェートで緩衝される食塩水/BSA中に、約10000ウィルス粒子/μLまで希釈した。この計算は、ウィルス貯蔵品のTCID50値、およびピコルナウィルス類のプラーク形成効率が約1%であるという仮定に基づいた。60μLの希釈されたウィルス貯蔵品を、80μLのPBS/BSAと混合し、そしてQIAamp Viral RNA Kit(Qiagen)を用いて処理した。簡潔には、バッファー中の10単位のAMV−RTとともに、10μLのQiagen溶出液(約1×105ウィルス粒子/反応に相当する)を用いて、マイクロウェル中で逆転写を実施した。該バッファーは、69.4mMのビシン(bicine)、12.3mMのKOH、20.8mMのKiPO4、5%のグリセロール、5%のDMSO、100ng/μLのBSA、5mMの酢酸マグネシウム、100μMのdATP、dGTPおよびdTTP、500μMのdCsTP、および500nMのプライマーEnt5rp1.0を含有した。反応を15分間にわたって42℃にてインキュベートした。次に、マイクロウェルを10分間にわたって72℃に移動させて反応を停止させ、および存在する全てのDNA:RNAハイブリッド標的を変性させた。次に、変性した標的を含有するウェルを、さらに10分間にわたって54℃において平衡化させた。同時に、増幅マイクロウェル(酵素、SDAプライマーEnt5fp1.0、アダプタープライマー、検出プローブ、マグネシウムおよびバッファー成分)を同一温度でインキュベートした。次に、50μLの体積の増幅混合物を、RT反応ウェルに移動させ、増幅を開始した。最終増幅条件は以下のようなものである:75mMのビシン(bicine)、50mMのKOH、30mMのKiPO4、12%のグリセロール、8.5%のDMSO、100ng/μLのBSA、5mMの酢酸マグネシウム、約40単位のBstポリメラーゼ、および約240単位のBsoBI制限酵素。マイクロウェルを密封し、そして52℃でインキュベートした。蛍光を60分にわたって監視し、結果をMOTAに換算して表した(第3表参照)。3000以上のMOTA評価値を陽性とみなした。
株E22を除いて、エンテロウィルスの全ての株が検出された。株E22を検出することの失敗は予期できなかったことではなかった。なぜなら、このウィルスは、他のエンテロウィルスと遺伝的に異なることが知られているからである(非特許文献16参照)。これらのデータは、本発明のプライマーおよびプローブを用いて、広範な種類のエンテロウィルスを検出する能力を例示する。
(実施例5) エンテロウィルスRNAに関するRT−SDAの特異性
エンテロウィルス属と同様に、ライノウィルス属もピコルナウィルス科の一員であり、およびそのようなものとして、2つの群のウィルスは、遺伝子的に密接に関連する。エンテロウィルスを検出するために設計されたPCRプライマーと、ライノウィルスの種々の株との交叉反応が充分に実証されている(非特許文献4参照)。エンテロウィルスの検出のためのRT−SDAの特異性を評価するために、実施例4に記載されるライノウィルスの6種の株についてRT−SDAを実施した。ライノウィルス株は、反応当たりおよそ105〜107ウィルス粒子において試験した。結果を第4表に示す。試験されたライノウィルス株の1つを除いて、試験された濃度におけるRT−SDAによって陰性であった。株86が反応当たり106粒子において弱い陽性の信号を与えた。一方、pCoxB5のインビトロ転写物の105コピーから強い信号が得られた。このデータは、本発明のRT−SDA系がエンテロウィルスRNAの特異的検出が可能であり、かつエンテロウィルスの株とライノウィルスの株とを識別することが可能であることを示す。
エンテロウィルス属と同様に、ライノウィルス属もピコルナウィルス科の一員であり、およびそのようなものとして、2つの群のウィルスは、遺伝子的に密接に関連する。エンテロウィルスを検出するために設計されたPCRプライマーと、ライノウィルスの種々の株との交叉反応が充分に実証されている(非特許文献4参照)。エンテロウィルスの検出のためのRT−SDAの特異性を評価するために、実施例4に記載されるライノウィルスの6種の株についてRT−SDAを実施した。ライノウィルス株は、反応当たりおよそ105〜107ウィルス粒子において試験した。結果を第4表に示す。試験されたライノウィルス株の1つを除いて、試験された濃度におけるRT−SDAによって陰性であった。株86が反応当たり106粒子において弱い陽性の信号を与えた。一方、pCoxB5のインビトロ転写物の105コピーから強い信号が得られた。このデータは、本発明のRT−SDA系がエンテロウィルスRNAの特異的検出が可能であり、かつエンテロウィルスの株とライノウィルスの株とを識別することが可能であることを示す。
特定の代表的実施形態および詳細に関連して本発明を完全に説明したが、本発明の真意または範囲を離れることなしに、本発明に対して変更および修正ができることは当業者にとって明らかであろう。
Claims (18)
- (a)配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9および配列番号10からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドの標的結合配列と、任意選択的に(b)選択される増幅反応または検出反応に必要とされる配列とから本質的に構成されることを特徴とするオリゴヌクレオチド。
- 前記選択される増幅反応または検出反応に必要とされる配列が、制限エンドヌクレアーゼ認識部位を含むことを特徴とする請求項1に記載のオリゴヌクレオチド。
- 前記制限エンドヌクレアーゼ認識部位が、BsoB1、BsrI、BstNI、BsmAI、BstOI、BslIまたはHincIIエンドヌクレアーゼにより認識される部位からなる群から選択されることを特徴とする請求項2に記載のオリゴヌクレオチド。
- 前記制限エンドヌクレアーゼ認識部位が、BsoB1エンドヌクレアーゼにより認識されることを特徴とする請求項3に記載のオリゴヌクレオチド。
- 前記選択される増幅反応または検出反応に必要とされる配列が、ヘアピン、G−カルテット、制限部位、およびレポータープローブとハイブリダイズする配列からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のオリゴヌクレオチド。
- 前記オリゴヌクレオチドは、検出可能な標識で標識化されていることを特徴とする請求項5に記載のオリゴヌクレオチド。
- 前記検出可能な標識は蛍光性標識であることを特徴とする請求項6に記載のオリゴヌクレオチド。
- 前記オリゴヌクレオチドが10〜70塩基の長さであることを特徴とする請求項1に記載のオリゴヌクレオチド。
- 請求項1に記載のオリゴヌクレオチドと、前記オリゴヌクレオチドを収容する少なくとも1つの容器とを含むことを特徴とするキット。
- (a)配列番号3から配列番号10までの任意のものの標的結合配列と、任意選択的に選択される増幅反応に必要とされる配列とから本質的に構成される配列を有する第1の増幅プライマーを用いて、標的配列を増幅する工程と、(b)増幅された標的配列を検出する工程とを含むことを特徴とするエンテロウィルス標的配列を検出するための方法。
- 配列番号3から配列番号10までの任意のものの標的結合配列と、任意選択的に選択される増幅反応に必要とされる配列とから本質的に構成される配列を有する第2の増幅プライマーをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記第1の増幅プライマーは、配列番号5から配列番号8までからなる群から選択されることを特徴とする請求項10の方法。
- 前記第2の増幅プライマーの標的結合配列は、配列番号5から配列番号8までの任意のものの標的結合配列であることを特徴とする請求項11の方法。
- 増幅された標的配列は、配列番号9または配列番号10の標的結合配列と、任意選択的に選択される検出反応に必要とされる配列とから構成される配列を有するオリゴヌクレオチドを用いて検出されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記選択される検出反応に必要とされる配列が、ヘアピン、G−カルテット、制限部位、およびレポータープローブとハイブリダイズする配列からなる群から選択されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 前記オリゴヌクレオチドは検出可能な標識を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 前記標識が蛍光性標識であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 前記第1の増幅プライマーは標識化されておらず、および標的配列は標識化されたレポータープローブのオリゴヌクレオチドの相補体のハイブリダイゼーションによって検出されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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