JP2005177031A - 薬液充填用2層化シリンジ製剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のシリンジ製剤では、薬液の一部が点滴チューブや穿刺した静脈内に停滞し、すぐにその効果を発揮しない。またCTやMRIの造影剤では、目的臓器の造影されるタイミングが不安定になったり、静脈内に貯留した高濃度の造影剤がアーチファクトの原因にもなる。薬液の入ったシリンジと後押し用溶液の入ったシリンジをチューブ連結して連続注入する2筒式注入器も発売されているが、費用や簡便性に問題がある。
【解決手段】シリンジバレルを2重にし、第1バレル17のノズル11には図1のように注射針12を、第2バレル18のノズル20には注射針12が穿通可能な第1ガスケット14を連結して、プランジャー19の圧力でまず第1液13が、つぎに注射針12が第1ガスケット14を貫通して、引き続き第2液15が排出される仕組みの薬液充填用2層化シリンジ製剤10を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】シリンジバレルを2重にし、第1バレル17のノズル11には図1のように注射針12を、第2バレル18のノズル20には注射針12が穿通可能な第1ガスケット14を連結して、プランジャー19の圧力でまず第1液13が、つぎに注射針12が第1ガスケット14を貫通して、引き続き第2液15が排出される仕組みの薬液充填用2層化シリンジ製剤10を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、とくにCT検査用やMRI検査用の造影剤と生理食塩水などの後押し用溶液を2腔に分離して充填する新しい形状のシリンジ製剤で、第1液に続いて第2液が注入可能な形状およびデバイスを有する2層化シリンジ製剤である。
CT検査やMRI検査では、自動注入器で使用する造影剤充填用シリンジ製剤が汎用されている(例えば、特許公開平7−184999号公報や特許公開平7−231936号公報には薬液充填用シリンジ及びその製造方法が記載されている)が、今までのシリンジ製剤では注入された造影剤の一部が点滴チューブ内や静脈穿刺部から心臓に至るまでの静脈内に停滞してしまい、その役割を果たさない。また撮像目的の臓器が造影されるタイミングが不安定となってしまうことや静脈内に貯留する造影剤が原因で画像にアーチファクトが生じてしまうといった問題点がある。また近年、造影剤を充填したシリンジ製剤と生理食塩水などの後押し用溶液を充填したシリンジを三方活栓付きのチューブで連結して、造影剤注入後に後押し用溶液を注入することを可能にする2筒式造影剤注入器が発売されているが、チューブの連結や機械の設定に手間がかかることや注入器および検査毎に使用する連結チューブ等の費用がかかるといった問題点がある。また繁雑な準備作業は検査施行時における医療ミスを誘発する可能性もある。
この改善策としては、1本のシリンジに2液を充填しておき、第1液に引き続き、第2液を排出するといった仕組みのシリンジ製剤が考えられる。そのためには大小2つのシリンジバレルを作成し、大きいシリンジバレル(第1バレル)の後方から先端にガスケット(第1ガスケット)を連結した小さいシリンジバレル(第2バレル)を挿入し、第2バレルの後部にはさらにガスケット(第2ガスケット)を装着して、2液を前後に別々に貯留するスペースを確保する。第1バレルのノズルには第1ガスケットに向かって注射針を設置し、第2バレルのノズルに連結した第1ガスケットは注射針刺入部がその他の部分よりも薄い構造になっている。これによって注射針が第1ガスケットを貫通し、第2バレル内と交通する際にも第1ガスケットが変形せず、また後方に連結したプランジャーに加わる圧力にもほとんど変化が生じない。本2層化シリンジ製剤では、まず第1バレル内に充填されている第1液が排出され、第1液がほとんど排出されたとき、注射針が第1ガスケットを貫通して、引き続いて第2バレル内に充填されている第2液が排出される仕組みとなっている。
特開平7−184999号公報
特開平7−231936号公報
解決しようとする問題点は、従来のシリンジ製剤では薬液の一部がチューブ内や静脈内に停滞してしまい、速やかに体循環に移行せず、薬剤の効果が十分に発揮できないことである。
本発明は、シリンジのバレルを2重化することによって薬液層を2層化し、プランジャーの圧力でまず第1バレル内の第1液が、つぎに第2バレル内の第2液が排出される仕組みのシリンジ製剤で、第1バレルのノズルには内腔に向けて注射針が設置されており、第2バレルのノズルには注射針が穿通可能なガスケット(第1ガスケット)を設けている。プランジャーの圧力によって第1バレル内の第1液がほとんど排出されたとき、注射針が第1ガスケットを貫通して、引き続き第2バレル内の第2液が針穴を通って排出される仕組みの薬液充填用2層化シリンジ製剤である。
薬効のある第1液だけの注入ではすべてがスムーズに体循環に移行せず、点滴チューブ内や穿刺注入した静脈内に停滞してしまうが、第1液を生理食塩水などの第2液で後押しすることによって、第1液を速やかに体循環に移行させることが可能となる。
図1に本発明の概略構成10を示す。従来のシリンジが1つのバレルと1つのガスケットで形成されているのに対し、この実施形態はバレルとガスケットをそれぞれ2つ用いて内腔を2層化している。大きい方の第1バレル17の後方から第1ガスケット14を装着した小さい第2バレル18を挿入して、まずはそれで第1液13を充填する空間が形成される。また第2バレル18にはプランジャー19が装着可能な第2ガスケット16を挿入して、第2液15を充填する空間を確保する。また第1バレル17のノズル11には内腔に向けて注射針12を連結させる。第1ガスケット14の注射針12が貫通する部分はその他の部分よりも薄くなっている。プランジャー19からの圧力でまず第1液13が排出され、つぎにそのままプランジャー19が圧迫されると、第1バレル17のノズル11に設置した注射針12が第2バレル18のノズル20に連結した第1ガスケット14を貫通して、引き続いて第2バレル18内に充填した第2液15が排出される仕組みである。図1の形態ではプランジャー19が最終位置まで到着しても第2液15の一部が第2バレル18のノズル20内に残るが、第2液15は第1液13を後押しするための溶液であるので多少残っても問題は生じない。またシリンジバレルの形状によっては、第1液13が完全に排出されない可能性も考えられるが、その際は注射針12の根部に側孔を設けてもよい。尚、大小2つのシリンジバレルはガラス製でもプラスチック製でも問題ないが、自動注入器の圧力でも破裂しない耐圧性のものでなければならない。また第1ガスケット14、第2ガスケット16、注射針12にも耐圧性が要求される。
第1バレル17の詳細を図2に示す。図2ではノズル11の内側面および外側面にネジ溝を形成し、内側には図3に示すネジ溝付き注射針12を図1に示す向きに連結しているが、固定が可能であればネジ式でなくてもよい。また第1バレル17のノズル11の形状に関しては、既存シリンジ製剤で採用されているいずれの形態でも問題ない。さらに注射針12は金属でもよいが、強度の高いプラスチックなどの材質でも代用可能である。本説明および図示では、第1液13を完全に排出されるため、大きな針穴21を設けているが、小さな針穴にして注射針の根部に側孔を設けるなどの形状でもよい。また注射針12に側孔を開ける以外にも、ノズル11の内縁に孔や溝を設けるなどの形状をとることも可能である。
第1ガスケット14の形状を図4に示す。第1液13と接する第1ガスケット14の中心部はその他の部分よりも薄く、注射針12が容易に穿通可能となっているが、第1液13と第2液15の間には若干の圧較差が生じるため、ある程度の耐圧性は要求される。また通常、第2液15は第1ガスケット14に針を刺して充填する必要があり、細い針を抜いた後でも、液が漏れるような穴が生じない材質でなければならない。さらに注入の際の圧力によって第1ガスケット14と第2バレル18のノズル20との連結部の隙間から第2液15が漏れるような材質であってはならない。第1ガスケット14はコストなどを考慮するとゴム製がもっとも適当と考えられるが、その他の材質でも問題ない。また第1ガスケット14と第2バレル18を安定して連結させられれば、どのような連結方法でもよい。
第2バレル18の形状を図5に示すが、図5では注射針が進入する部分がネジ式ノズル20となっており、第1ガスケット14と安定して連結でき、また第2ガスケット16と注射針12が接しない長さとなっている。第2バレル18の径は第1バレル17内で安定なサイズでなければならないが、第2バレル18の外径が小さい場合は第2バレル18の外縁や第1バレル17の内縁に突起などを付けて、両者を安定させてもよい。
第2バレル18の後方部に装着する第2ガスケット16を図6に、それと連結するプランジャー19を図7に示す。これは従来の技術、既存の形状で問題はない。
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の形状以外にも様々な変形、変更が可能である。たとえば第1液13に引き続いて第2液15がスムーズに排出可能であれば、注射針12、第2バレル18、第1ガスケット14などの形状を変更してもよい。またシリンジバレルやプランジャーのサイズを変えることで、第1液13および第2液15の容量を任意に変更できる。図示した形状やサイズ比は、説明のための例示であり、第1シリンジ17のノズル11の形状も含め、本発明を限定する意図ではない。
図1の実施形態では、プランジャー19が圧迫されると、まず第1液13が排出される。第1液13がほとんど排出されたとき、第1バレル17のノズル11に連結されている注射針12が、近づいてきた第1ガスケット14を貫通する。そのままプランジャー19が圧迫されると、針穴21を通って引き続き第2液15が排出される仕組みである。図1の形態では第2液15の一部が第2バレル18のノズル20内に残るが第2液15は第1液13を後押しするための溶液であるので多少残っても問題は生じない。
10 概略構成(薬液充填用2層化シリンジ製剤)
11 第1バレルのノズル
12 注射針
13 第1液
14 第1ガスケット
15 第2液
16 第2ガスケット
17 第1バレル
18 第2バレル
19 プランジャー
20 第2バレルのノズル
21 針穴
11 第1バレルのノズル
12 注射針
13 第1液
14 第1ガスケット
15 第2液
16 第2ガスケット
17 第1バレル
18 第2バレル
19 プランジャー
20 第2バレルのノズル
21 針穴
Claims (1)
- シリンジバレルを2重にして薬液層を2層化することで、プランジャーの圧力によってまず第1バレル内に充填されている第1液が排出され、つぎに第1バレルのノズルに設置した注射針が第2バレルの先に連結した第1ガスケットを貫通し、引き続いて第2バレル内に充填されている第2液が排出される仕組みの薬液充填用2層化シリンジ製剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003420246A JP2005177031A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 薬液充填用2層化シリンジ製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003420246A JP2005177031A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 薬液充填用2層化シリンジ製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005177031A true JP2005177031A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34781841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003420246A Pending JP2005177031A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 薬液充填用2層化シリンジ製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005177031A (ja) |
-
2003
- 2003-12-18 JP JP2003420246A patent/JP2005177031A/ja active Pending
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