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JP2005153369A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法 Download PDF

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JP2005153369A
JP2005153369A JP2003396479A JP2003396479A JP2005153369A JP 2005153369 A JP2005153369 A JP 2005153369A JP 2003396479 A JP2003396479 A JP 2003396479A JP 2003396479 A JP2003396479 A JP 2003396479A JP 2005153369 A JP2005153369 A JP 2005153369A
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reservoir
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Tetsuji Takahashi
哲司 高橋
Takashi Nakamura
隆志 中村
Toshinao Shinpo
俊尚 新保
Isao Takimoto
勲 瀧本
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 ノズル詰まり等の吐出不良を確実に防止することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】 液体を噴射するノズル開口21に連通する圧力発生室12が形成される流路形成基板10と、流路形成基板10の一方面側に振動板を介して圧力発生室12内に圧力変化を生じさせる圧電素子300とを具備する液体噴射ヘッドにおいて、流路形成基板10には、圧力発生室12の長手方向一端部に連通する連通部13が設けられ、流路形成基板10の圧電素子300側の面には、連通部13に連通するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が接合されており、リザーバ部31と連通部13との境界に対応する領域には、少なくとも振動板を貫通する貫通部110が設けられ、貫通部110の内側の縁面を流路形成基板10とリザーバ形成基板30とを接合する接合部材35(35a)によって覆うようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法に関し、特に、インク滴を吐出するノズル開口と連通する圧力発生室に供給されたインクを圧電素子によって加圧することにより、ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置並びにインクジェット式記録ヘッドの製造方法に関する。
液体噴射装置としては、例えば、圧電素子や発熱素子によりインク滴吐出のための圧力を発生させる複数の圧力発生室と、各圧力発生室にインクを供給する共通のリザーバと、各圧力発生室に連通するノズル開口とを備えたインクジェット式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録装置があり、このインクジェット式記録装置では、印字信号に対応するノズル開口と連通した圧力発生室のインクに吐出エネルギを印加してノズル開口からインク滴を吐出させる。
インク滴を吐出するノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧してノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、たわみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの2種類が実用化されている。
前者は圧電素子の端面を振動板に当接させることにより圧力発生室の容積を変化させることができて、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
これに対して後者は、圧電材料のグリーンシートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難であるという問題がある。
一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消すべく、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法により圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生室毎に独立するように圧電素子を形成することで高密度配列を実現したものがある。
また、このようなインクジェット式記録ヘッドとしては、ノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板の圧電素子側にリザーバの一部を構成するリザーバ部を有するリザーバ形成基板を設け、振動板に形成された貫通部を介してリザーバ部と圧力発生室とを連通した構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなインクジェット式記録ヘッドでは、貫通部は振動板を機械的に加工することによって形成されている。このような機械的な加工では、加工カスが圧力発生室などの流路形成基板内から排除し難く、流路形成基板内に残留した加工カスによってノズル開口が塞がれて吐出不良が発生してしまうという問題がある。また、貫通部を機械的に加工することにより形成すると、貫通部の周囲に亀裂等が発生するという問題がある。この亀裂が発生した状態でインクを充填して吐出させると、振動板の亀裂等が生じている部分から破片が脱落し、この破片によってノズル開口が塞がれて吐出不良が発生するという問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、積層膜を機械的な加工によって貫通して形成された貫通部の周囲を保護膜によって覆うようにした構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この構造によれば、貫通部の周囲がインクに曝されることがないため、その貫通部の周囲の亀裂等から発生した破片によってノズル開口が塞がれて吐出不良となるのを防止することができる。しかしながら、貫通部は振動板を機械的に加工することにより形成されることから、加工時の加工カスが流路形成基板内に残留するのを防止することはできない。したがって、加工カスによってノズル開口が塞がれて吐出不良が発生してしまうことまでは防止できない。また、積層膜の貫通部の周縁部はリザーバ内に残って突出しており、また、この貫通部は流路形成基板とリザーバ形成基板とを接合した後に形成する関係上、その後に貫通部の周縁部を保護膜で完全に覆うのは非常に困難であるという問題がある。また、このようにリザーバ内に積層膜が突出していると、リザーバ部から連通部へのインクの流れが妨げられ、インク供給不良となるという問題もある。なお、このような問題は、インクを吐出するインクジェット式記録ヘッドだけでなく、勿論、インク以外の液体を吐出する他の液体噴射ヘッドの製造方法においても、同様に存在する。
特開2000−296616号公報(第8−9頁、第1−2図) 特開2003−159801号公報(第7−8頁、第8図)
本発明は、このような事情に鑑み、ノズル詰まり等の吐出不良を確実に防止することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面側に振動板を介して前記圧力発生室内に圧力変化を生じさせる圧電素子とを具備する液体噴射ヘッドにおいて、前記流路形成基板には、前記圧力発生室の長手方向一端部に連通する連通部が設けられ、当該流路形成基板の前記圧電素子側の面には、前記連通部に連通するリザーバ部を有するリザーバ形成基板が接合されており、前記リザーバ部と前記連通部との境界に対応する領域には、少なくとも前記振動板を貫通する貫通部が設けられ、当該貫通部の内側の縁面が前記流路形成基板と前記リザーバ形成基板とを接合する接合部材により覆われていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第1の態様では、貫通部の内側の縁面が接合部材によって覆われるため、その貫通部の縁面からその内部に液体が浸漬することがない。このため、液体の浸漬による膜剥がれ等が防止され、膜剥がれ等によって異物が発生することがなく、異物によるノズル詰まり等の吐出不良が確実に防止される。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記貫通部の前記連通部側の開口領域が前記連通部の前記振動板側の開口領域よりも大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第2の態様では、振動板がリザーバ内に突出しないため、リザーバ部内から連通部に供給される液体の流れを妨げることがなく、液体の供給不良が防止される。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記貫通部の前記リザーバ部側の開口領域が前記リザーバ部の前記貫通部側の開口領域よりも大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第3の態様では、接合部材のはみ出しによって貫通部の内側の縁面が確実に覆われる。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記貫通部の前記連通部側の開口領域よりも前記リザーバ部側の開口領域が大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第4の態様では、貫通部の内側の縁面の表面積が大きくなるため、流路形成基板とリザーバ形成基板との接合領域が大きくなり、ヘッドの剛性が高められる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記貫通部は前記振動板をエッチングにより貫通して形成されたものであり、且つ当該貫通部の内側の縁面は、前記連通部側の開口領域及び前記リザーバ部側の開口領域の大小により前記リザーバ部側に向かって階段状に漸大した形状となっていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第5の態様では、貫通部の内側の縁面の表面積が大きくなるため、流路形成基板とリザーバ形成基板との接合領域が大きくなり、ヘッドの剛性が高められる。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる第6の態様では、信頼性を向上した液体噴射装置が比較的容易に実現される。
本発明の第7の態様は、液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面側に振動板を介して前記圧力発生室内に圧力変化を生じさせる圧電素子と、前記流路形成基板の前記圧電素子側の面に接合されて各圧力発生室の共通の液体室であるリザーバの一部を構成するリザーバ部が設けられたリザーバ形成基板とを具備する液体噴射ヘッドの製造方法において、前記流路形成基板の一方面側に前記振動板及び前記圧電素子を形成する工程と、前記流路形成基板の前記圧力発生室の長手方向一端部に連通する連通部を形成する領域に対向する部分の少なくとも前記振動板を厚さ方向に貫通して貫通部を形成する工程と、前記流路形成基板と前記リザーバ形成基板とを接合する接合部材により前記貫通部の内側の縁面を覆うと共に前記流路形成基板の前記圧電素子側の面上に前記リザーバ形成基板を接合する工程と、前記流路形成基板の他方面側からのエッチングにより前記貫通部を介して前記リザーバ部に連通する前記連通部及び前記圧力発生室を形成する工程とを具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第7の態様では、振動板及び圧電素子を形成する際に貫通部をエッチングにより形成するため、従来の連通部を形成した後の機械的な加工による膜破り工程を省略でき、製造工程が簡略化される。また、貫通部をエッチングにより形成するため、ヘッド製造時に異物の発生がなく、異物によるヘッドの組み立て不良が低減される。さらに、貫通部の内側の縁面が接合部材によって覆われるため、貫通部の縁面からその内部に液体が浸漬することがない。このため、液体の浸漬による膜剥がれ等が防止され、膜剥がれ等によって異物が発生することがなく、異物によるノズル詰まり等の吐出不良が確実に防止される。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記リザーバ形成基板を接合する工程では、少なくとも前記振動板の面上と前記リザーバ部の前記流路形成基板側の開口縁部とを前記接合部材によって接合すると共に当該接合部材を前記振動板の面上から前記貫通部の内側の縁面に達するまではみ出させることを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第8の態様では、貫通部の内側の縁面がはみ出した接合部材によって比較的容易に覆われる。
本発明の第9の態様は、第7又は8の態様において、前記連通部及び前記圧力発生室を形成する工程では、前記流路形成基板の他方面側をエッチングして前記連通部の前記振動板側の開口領域を前記貫通部の前記連通部側の開口領域よりも小さく形成することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第9の態様では、振動板がリザーバ内に突出して形成されることがないため、リザーバ部内から連通部に供給される液体の流れを妨げることがなく、液体の供給不良が防止される。
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記連通部を形成する工程では、少なくとも前記リザーバ部の内面を耐エッチング性の材料からなる保護膜で覆った状態で行うことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第10の態様では、リザーバ部の内面が保護膜で覆われるためエッチング液に曝されることがなく、保護膜によってリザーバ部が確実に保護される。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図であり、図2は、図1の平面図及び断面図である。図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方の面には予め熱酸化によって二酸化シリコンからなる厚さ1〜2μmの弾性膜50が形成されている。流路形成基板10には、複数の圧力発生室12がその幅方向に並設されている。また、流路形成基板10の圧力発生室12の長手方向外側の領域には連通部13が形成され、連通部13と各圧力発生室12とが、各圧力発生室12毎に設けられたインク供給路14を介して連通されている。なお、連通部13は、後述するリザーバ形成基板30のリザーバ部31と連通して各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100の一部を構成する。インク供給路14は、圧力発生室12よりも狭い幅で形成されており、連通部13から圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を一定に保持している。
また、流路形成基板10の開口面側には、圧力発生室12を形成する際のマスクとして用いられた絶縁膜51を介して、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.01〜1mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又は不錆鋼などからなる。
一方、このような流路形成基板10の開口面とは反対側には、上述したように、厚さが例えば約1.0μmの弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、厚さが例えば、約0.4μmの絶縁体膜55が形成されている。さらに、この絶縁体膜55上には、厚さが例えば、約0.2μmの下電極膜60と、厚さが例えば、約1.0μmの圧電体層70と、厚さが例えば、約0.05μmの上電極膜80とが、後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子300を構成している。ここで、圧電素子300は、下電極膜60、圧電体層70及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下電極膜60を圧電素子300の共通電極とし、上電極膜80を圧電素子300の個別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧電体能動部が形成されていることになる。また、ここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと称する。上述した例では、弾性膜50及び絶縁体膜55が振動板として作用するが、この絶縁体膜55上に形成された下電極膜60も振動板としての役割を果たす。
例えば、本実施形態では、下電極膜60は、圧力発生室12の長手方向では、圧力発生室12に対向する領域の内側でパターニングされ、複数の圧力発生室12に対応する領域に連続的に設けられている。また、下電極膜60は、圧力発生室12の列の外側の領域で流路形成基板10の端部近傍まで延設され、その先端部が後述する駆動IC120から延設された接続配線130が接続される接続部60aとなっている。圧電体層70及び上電極膜80は、基本的には圧力発生室12に対向する領域内に設けられているが、圧力発生室12の長手方向では、圧力発生室12に対向する領域よりも外側まで延設されており、下電極膜60の一方の端面は圧電体層70によって覆われている。また、上電極膜80の一端部近傍にはリード電極90が接続されている。このリード電極90は、流路形成基板10の端部近傍まで延設されており、その先端部は、下電極膜60の接続部60aと同様に、接続配線130が接続される接続部90aとなっている。
また、流路形成基板10上の圧電素子300側の面には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が接合部材、例えば、本実施形態では、エポキシ系の接着剤35aにより形成された接着剤層35を介して接着されている。このリザーバ部31は、本実施形態では、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成している。なお、本実施形態では、流路形成基板10とリザーバ形成基板30とをエポキシ系の接着剤35aからなる接着剤層35により接着しているが、勿論これに限定されず、両基板を密着性金属等により接合(金属接合)してもよい。
さらに、本実施形態では、連通部13とリザーバ部31とを連通する貫通部110のリザーバ部31側の開口周縁部には、リザーバ形成基板30のリザーバ部31の開口周縁部が接着剤35aにより形成された接着剤層35によって接着され、詳細は後述するが、この接着剤層35によって貫通部110の内側の縁面(内面)は完全に覆われている。この貫通部110は、連通部13に対向する領域の弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極膜60を厚さ方向に貫通することで設けられている。例えば、本実施形態では、貫通部110は、弾性膜50を貫通することで設けられた第1の貫通孔111と、絶縁体膜55を貫通することで設けられた第2の貫通孔112と、下電極膜60を貫通することで設けられた第3の貫通孔113とからなる。そして、リザーバ部31内のインクは、これら第1〜第3の貫通孔111,112,113からなる貫通部110を介して連通部13に供給されるようになっている。
ここで、このような貫通部110の連通部13側の開口領域は、連通部13の振動板(弾性膜50)側の開口領域よりも大きく形成されているのが好ましい。本実施形態では、第1の貫通孔111の開口領域を連通部13の弾性膜50側の開口領域よりも大きくした。これにより、少なくとも弾性膜50が連通部13の開口領域内に突出することがないため、リザーバ100内のインクの流れを妨げることを防止できる。
また、このような貫通部110の内側の縁面は、連通部13側の開口領域及びリザーバ部31側の開口領域の大小によりリザーバ部31側に向かって階段状に漸大した形状となっていることが好ましい。本実施形態では、第2の貫通孔112の開口領域を第1の貫通孔111の開口領域よりも大きくし、第3の貫通孔113の開口領域を第2の貫通孔112の開口領域よりも大きくした。すなわち、本実施形態の貫通部110は、第1〜3の貫通孔111,112,113の開口領域の大小によって連通部13側からリザーバ部31側に向かって階段状に漸大した形状となっている。このように、貫通部110の内側の縁面を階段状に形成することにより、流路形成基板10とリザーバ形成基板30との接着領域、具体的には、貫通部110の開口周縁部とリザーバ部31の開口周縁部との接着領域が大きくなり、ヘッドの剛性を高めることができる。また、このように貫通部110の内側の縁面を階段状とすることで、弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極膜60の各膜が少なくとも連通部13の開口領域内に突出して形成されることはない。これにより、リザーバ100内のインクの流れが妨げられることはなく、インクの供給不良を防止することができ、インクの吐出特性を向上することができる。なお、このような貫通部110は、詳しくは後述するが、連通部13に対向する領域の振動板をエッチングにより除去することによって形成されている。このため、貫通部110を機械的な加工により形成する場合と異なり、貫通部110の形成時に加工カスが発生することはない。したがって、加工カスによってノズル開口21が塞がれてインク吐出不良が発生するのを確実に防止することができる。
さらに、貫通部110のリザーバ部31側の開口領域は、リザーバ部31の貫通部110側の開口領域よりも大きく形成されているのが好ましい。本実施形態では、第3の貫通孔113の開口領域をリザーバ部31の開口領域よりも大きくし、また、第1及び第2の貫通孔111,112の開口領域をリザーバ部31の開口領域よりも大きくした。これにより、リザーバ部31の開口縁部と貫通部110の開口縁部との接着領域が大きくなり、ヘッドの剛性を高めることができる。また、貫通部110の内側の縁面を接着剤層35によって確実に且つ比較的容易に覆うことができる。
そして、このような貫通部110の内側の縁面は、流路形成基板10とリザーバ形成基板30とを接着する接着剤35aにより一体的に形成された接着剤層35によって覆われている。具体的には、リザーバ部31の開口周縁部と貫通部110の開口周縁部とが接着剤層35を介して接着され、この接着剤層35は、下電極膜60の面上から第1の貫通孔111内に露出した流路形成基板10の面上に達するまで一体的に形成されている。そして、この接着剤層35によって貫通部110の内側の縁面、すなわち、第1〜第3の貫通孔111,112,113の内側の端面が完全に覆われている。例えば、本実施形態では、詳細は後述するが、流路形成基板10とリザーバ形成基板30とを接着する際に接着剤35aをはみ出させ、貫通部110の内側の縁面をそのはみ出させた接着剤35aからなる接着剤層35によって覆うようにした。
また、貫通部110の内側の縁面を覆う接着剤層35は、連通部13の開口領域内に突出して形成されていないのが好ましい。接着剤層35がリザーバ部31内から連通部13に供給されるインクの流れを妨げるからである。本実施形態では、接着剤層35の連通部13側の縁部と連通部13の開口縁部とが略一致するようにした。これにより、リザーバ100内のインクの流れが妨げられることはないので、インクの供給不良を確実に防止することができ、インクの吐出特性を向上することができる。なお、接着剤35aとしては、例えば、本実施形態では、エポキシ系樹脂を用いているが、耐インク性及び耐エッチング性を有する材料からなるものであれば限定されない。
以上説明したように、本実施形態では、貫通部110の内側の縁面を流路形成基板10とリザーバ形成基板30とを接着する接着剤35aにより一体的に形成された接着剤層35によって覆うようにしたので、リザーバ100内にインクを充填しても、貫通部110の内側の縁面からその内部、すなわち、弾性膜50と絶縁体膜55、及び絶縁体膜55と下電極膜60との各膜の間からインクが浸漬して膜剥がれ等が発生することがない。このため、このような膜剥がれ等による異物の発生を防止することができる。したがって、異物等によってノズル開口が塞がれてインク吐出不良が発生するのを確実に防止することができ、ヘッドの信頼性を向上することができる。
なお、リザーバ形成基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を確保可能な圧電素子保持部32が設けられている。圧電素子300は、この圧電素子保持部32内に形成されているため、外部環境の影響を殆ど受けない状態で保護されている。なお、このようなリザーバ形成基板30の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス材料、金属、樹脂等が挙げられるが、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料で形成されていることがより好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
また、圧力発生室12の列の外側の領域の下電極膜60、及びリード電極90は、上述したように流路形成基板10の端部近傍まで延設され、下電極膜60の接続部60a及びリード電極90の接続部90aは圧電素子保持部32の外側に設けられている。そして、これら下電極膜60の接続部60a及びリード電極90の接続部90aに、リザーバ形成基板30上に実装された駆動IC120から延設される接続配線130の一端が接続されている。
さらに、リザーバ形成基板30上には、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この封止膜41によってリザーバ部31の一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で形成される。この固定板42のリザーバ100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバ100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドでは、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込み、リザーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC120からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極膜60と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾性膜50、絶縁体膜55、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
ここで、このようなインクジェット式記録ヘッドの製造方法について、図3〜図5を参照して説明する。なお、図3〜図5は、圧力発生室12の長手方向の断面図である。まず、図3(a)に示すように、シリコン単結晶基板である流路形成基板10を約1100℃の拡散炉で熱酸化し、流路形成基板10の表面に弾性膜50及びマスク膜51を構成する二酸化シリコン膜52を形成する。次いで、図3(b)に示すように、弾性膜50(二酸化シリコン膜52)上に、ジルコニウム(Zr)層を形成後、例えば、500〜1200℃の拡散炉で熱酸化して酸化ジルコニウム(ZrO)からなる絶縁体膜55を形成する。次いで、図3(c)に示すように、例えば、白金とイリジウムとを絶縁体膜55上に積層することにより下電極膜60を形成後、この下電極膜60を所定形状にパターニングする。この際、本実施形態では、連通部13が形成される領域に対向する部分の下電極膜60を除去して第3の貫通孔113を形成しておく。次に、図3(d)に示すように、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層70と、例えば、イリジウムからなる上電極膜80とを流路形成基板10の全面に形成する。次いで、図3(e)に示すように、圧電体層70及び上電極膜80を、各圧力発生室12に対向する領域にパターニングして圧電素子300を形成する。
次に、リード電極90を形成する。具体的には、図4(a)に示すように、流路形成基板10の全面に亘って、例えば、チタンタングステン(TiW)、ニッケルクロム(NiCr)等の密着性金属からなる密着層91を形成し、この密着層91上の全面に、例えば、金(Au)等からなる金属層92を形成する。その後、例えば、レジスト等からなるマスクパターン(図示なし)を介して金属層92を各圧電素子300毎にパターニングし、さらに密着層91をエッチングによりパターニングすることで、図4(b)に示すようなリード電極90が形成される。
次いで、貫通孔110を形成する。具体的には、図4(c)に示すように、まず、連通部13が形成される領域に対向する部分、すなわち、第3の貫通孔113内に露出した絶縁体膜55を、マスク(図示しない)を介してエッチングにより除去して第2の貫通孔112を形成する。この第2の貫通孔112の開口領域は、第3の貫通孔113の開口領域より小さく形成した。次に、この第2の貫通孔112内に露出した弾性膜50を、マスク(図示しない)を介してエッチングにより除去して第1の貫通孔111を形成する。この第1の貫通孔111の開口領域は、第2の貫通孔112の開口領域より小さく形成した。これにより、第1〜第3の貫通孔111,112,113からなる階段状の縁面を有する貫通部110が形成される。
次に、図5(a)に示すように、流路形成基板10の圧電素子300側の面にリザーバ形成基板30をエポキシ系樹脂からなる接着剤35aによって接着する。この際、リザーバ形成基板30のリザーバ部31の開口周縁と下電極膜60の第3の貫通孔113の開口周縁とを接着する接着剤35aを貫通部110の内側の縁面を覆うようにはみ出させる。これにより、貫通部110の内側の縁面が接着剤35aからなる接着剤層35によって完全に覆われた状態で、流路形成基板10とリザーバ形成基板30とが接着剤層35を介して接着される。なお、このリザーバ形成基板30の全面には、耐エッチング性の材料、例えば、二酸化シリコンからなる保護膜30aが予め形成されている。また、リザーバ形成基板30としては、リザーバ部31の流路形成基板10側の開口領域が振動板に形成した貫通部110(第3の貫通孔113)の開口領域より小さいものを接着する。
そして、次に、図5(b)に示すように、所定形状にパターニングしたマスク膜51を介して流路形成基板10を異方性エッチングすることにより圧力発生室12、インク供給路14及び連通部13等を形成する。具体的には、流路形成基板10のリザーバ形成基板30が接着された側とは反対側から厚さ方向に異方性エッチングすることにより、圧力発生室12等を形成する。また、振動板の連通部13に対向する領域には、貫通部110が設けられているため、この異方性エッチングにより連通部13が形成されると、貫通部110を介して連通部13とリザーバ部31とが連通し、リザーバ100が形成される。このように異方性エッチングにより圧力発生室12等を形成する際には、本実施形態では、少なくともリザーバ部31の内面が保護膜30aによって覆われているため、エッチング液によってリザーバ部31の内面がエッチングされることはない。また、流路形成基板10をエッチングする際、リザーバ形成基板30の表面は、エッチング溶液が接触しないようにPPS等の樹脂フィルムで覆うことによって保護しておく。さらに、リザーバ部31の連通部13側とは反対側の開口は、リザーバ部31を介してリザーバ形成基板30の表面側にエッチング溶液が接触しないように、例えば、樹脂材料等で予め封止しておく。なお、実際には、上述した一連の膜形成及び異方性エッチングによって一枚のウェハ上に多数のチップを同時に形成し、プロセス終了後、図1に示すような一つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割する。
その後は、流路形成基板10にマスク膜51を介してノズルプレート20を接合し、リザーバ形成基板30上に駆動IC120を実装すると共にコンプライアンス基板40を接合する。さらに、ワイヤボンディングすることによって、駆動IC120と下電極膜60及びリード電極90の接続部60a,90aとの間に接続配線130を形成することにより本実施形態のインクジェット式記録ヘッドとなる。
以上説明したように、本実施形態では、圧電素子300及び振動板を形成した後に、貫通部110を形成し、その後、リザーバ部31に貫通孔110を介して連通する連通部13を形成して、リザーバ部31と連通部13とから構成されるリザーバ100を形成するようにしたので、流路形成基板10とリザーバ形成基板30とを接着した後に、機械的な加工により貫通部を形成する工程を省略できる。このため、加工カス等の異物が発生することはなく、ヘッドの製造工程において、異物による組み立て不良が発生するのを確実に防止することができる。また、機械的な加工によって貫通部を形成する工程を省略できるため、製造プロセスを簡略化することができる。さらに、貫通部110を連通部13側の開口領域よりもリザーバ部31側の開口領域を大きく形成することにより、リザーバ100内に弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極膜60の一部が突出して形成されるのを防止できる。これにより、リザーバ部31内から連通部13に供給されるインクの流れを妨げることがないため、インクの供給不良を確実に防止できる。さらには、流路形成基板10とリザーバ形成基板30とを接着する際に、接着剤35aのはみ出しにより一体的に形成された接着剤層35によって貫通部110の内側の縁面を比較的容易に且つ確実に覆うことができる。なお、このように接着剤35aのはみ出しにより貫通部110の内側の縁面を確実に覆うことができるため、リザーバ形成基板を流路形成基板に接着した後の別工程において貫通部の内側の縁面を保護膜で覆う作業を省略でき、製造プロセスを簡略化できるという効果も奏する。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、貫通部110の内側の縁面を各貫通孔111,112,113の開口領域の大小によって階段状に形成したが、これに限定されず、各貫通孔の開口領域を同じ大きさとし、リザーバ部側から連通部側に亘って貫通部の開口領域を同一形状に形成してもよい。この場合には、貫通部の開口領域をリザーバ部及び連通部の開口領域よりも大きくするのが好ましい。これにより、接着剤のはみ出しにより一体的に形成された接着剤層によって貫通部の内側の縁面を確実に覆うことができる。また、接着剤層が連通部の開口領域内に突出して形成されるのを防止できるため、インクの供給不良を防止できる。
また、上述した実施形態では、振動板を弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極膜60によって構成し、これら各膜に設けられた各貫通孔111,112,113によって貫通部110を構成するようにしたが、これに限定されず、例えば、連通部に対向する領域には弾性膜だけを設けるようにし、この弾性膜をエッチングにより貫通して貫通孔を設け、これを貫通部としてもよい。
なお、上述した実施形態では、下電極膜60をパターニングする際に第3の貫通孔113を形成した後に、圧電素子300を形成し、その後に第1の貫通孔111及び第2の貫通孔112を形成したが、これに限定されず、圧電素子を形成する前に、第1の貫通孔及び第2の貫通孔を形成するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態のインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図6は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。図6に示すように、インクジェット式記録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上を搬送されるようになっている。
なお、上述した実施形態においては、本発明の液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを説明したが、液体噴射ヘッドの基本的構成は上述したものに限定されるものではない。本発明は、広く液体噴射ヘッドの全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射するものにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの平面図及び断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 一実施形態に係る記録装置の概略図である。
符号の説明
10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 リザーバ形成基板、 31 リザーバ部、 32 圧電素子保持部、 35 接着剤層、 40 コンプライアンス基板、 50 弾性膜、 55 絶縁体膜、 60 下電極膜、 70 圧電体層、 80 上電極膜、 100 リザーバ、 110 貫通部、 120 駆動IC、 130 接続配線、 300 圧電素子

Claims (10)

  1. 液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面側に振動板を介して前記圧力発生室内に圧力変化を生じさせる圧電素子とを具備する液体噴射ヘッドにおいて、
    前記流路形成基板には、前記圧力発生室の長手方向一端部に連通する連通部が設けられ、当該流路形成基板の前記圧電素子側の面には、前記連通部に連通するリザーバ部を有するリザーバ形成基板が接合されており、前記リザーバ部と前記連通部との境界に対応する領域には、少なくとも前記振動板を貫通する貫通部が設けられ、当該貫通部の内側の縁面が前記流路形成基板と前記リザーバ形成基板とを接合する接合部材により覆われていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 請求項1において、前記貫通部の前記連通部側の開口領域が前記連通部の前記振動板側の開口領域よりも大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  3. 請求項1又は2において、前記貫通部の前記リザーバ部側の開口領域が前記リザーバ部の前記貫通部側の開口領域よりも大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記貫通部の前記連通部側の開口領域よりも前記リザーバ部側の開口領域が大きく形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  5. 請求項4において、前記貫通部は前記振動板をエッチングにより貫通して形成されたものであり、且つ当該貫通部の内側の縁面は、前記連通部側の開口領域及び前記リザーバ部側の開口領域の大小により前記リザーバ部側に向かって階段状に漸大した形状となっていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜5の何れかの液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
  7. 液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面側に振動板を介して前記圧力発生室内に圧力変化を生じさせる圧電素子と、前記流路形成基板の前記圧電素子側の面に接合されて各圧力発生室の共通の液体室であるリザーバの一部を構成するリザーバ部が設けられたリザーバ形成基板とを具備する液体噴射ヘッドの製造方法において、
    前記流路形成基板の一方面側に前記振動板及び前記圧電素子を形成する工程と、前記流路形成基板の前記圧力発生室の長手方向一端部に連通する連通部を形成する領域に対向する部分の少なくとも前記振動板を厚さ方向に貫通して貫通部を形成する工程と、前記流路形成基板と前記リザーバ形成基板とを接合する接合部材により前記貫通部の内側の縁面を覆うと共に前記流路形成基板の前記圧電素子側の面上に前記リザーバ形成基板を接合する工程と、前記流路形成基板の他方面側からのエッチングにより前記貫通部を介して前記リザーバ部に連通する前記連通部及び前記圧力発生室を形成する工程とを具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
  8. 請求項7において、前記リザーバ形成基板を接合する工程では、少なくとも前記振動板の面上と前記リザーバ部の前記流路形成基板側の開口縁部とを前記接合部材によって接合すると共に当該接合部材を前記振動板の面上から前記貫通部の内側の縁面に達するまではみ出させることを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
  9. 請求項7又は8において、前記連通部及び前記圧力発生室を形成する工程では、前記流路形成基板の他方面側をエッチングして前記連通部の前記振動板側の開口領域を前記貫通部の前記連通部側の開口領域よりも小さく形成することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
  10. 請求項9において、前記連通部を形成する工程では、少なくとも前記リザーバ部の内面を耐エッチング性の材料からなる保護膜で覆った状態で行うことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
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