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JP2005010363A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2005010363A
JP2005010363A JP2003173348A JP2003173348A JP2005010363A JP 2005010363 A JP2005010363 A JP 2005010363A JP 2003173348 A JP2003173348 A JP 2003173348A JP 2003173348 A JP2003173348 A JP 2003173348A JP 2005010363 A JP2005010363 A JP 2005010363A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
latent image
developer
photoreceptor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003173348A
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English (en)
Inventor
Akihisa Maruyama
彰久 丸山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

【課題】低摩耗性表面層を有する感光体を用いた画像形成装置において、優れた離型性及び滑り性が長期間維持される感光体を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】フッ素系樹脂を必須成分とする改質樹脂により処理された低摩耗性表面層を有して矢印Bの方向に回動可能に配置された感光体ドラム(潜像担持体)15と、感光体ドラム15に対向配置され、キャリア及びトナーを含有する二成分系現像剤を担持しつつ矢印Aの方向に回転駆動して現像剤を感光体ドラム15と摺擦させ、感光体ドラム15に形成された静電潜像を現像する現像ロール48とを備え、現像ロール48は、感光体ドラム15と現像ロール48との対向部における移動方向が、感光体ドラム15の移動方向とは逆である画像形成装置。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、より詳しくは、複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した電子写真装置に利用し得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスにおいては、通常、複数の工程を経て、定着画像が形成される。典型的な例を挙げると、例えば、光導電性物質を利用した電子写真用感光体(以下、単に「感光体」という場合がある)の表面を一様に帯電させた後、露光により潜像を形成し、形成された潜像をトナーを用いた現像によりトナー画像を形成し、感光体表面に形成されたトナー画像を、中間転写体を介して若しくは介さずに用紙等の転写材表面に転写し、この転写された画像を加熱、加圧、若しくは加熱加圧、あるいは溶剤蒸気等により定着する、という工程を経る。また、感光体表面に残ったトナーは、必要に応じて、クリーニング部材によりクリーニングされ、再び、前述したような複数の工程が繰り返される。
【0003】
このような電子写真プロセスにおける電子写真用感光体には、その表面特性として、転写効率を高めるための離型性、機械的クリーニング時の表面滑性、耐摩耗性、適当な硬度を有すること等が要求される。このため、感光体表面に、表面保護層として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂粒子を分散させた樹脂層を設ける方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このようなフッ素樹脂粒子を分散させた樹脂層を設けた感光体は、表面の摩擦係数が低く、クリーニング性が向上し、また、摩耗に対する耐久性も向上するとされている。
【0004】
また、感光体表面の残留トナーや、帯電により発生するオゾンやNOxにより生成され、感光体表面に付着した低抵抗物質を除去するために、電子写真用部材としてクリーニング部材が用いられる。この場合、感光体表面の残留トナーは、電荷を有し、強い静電的吸着力により感光体表面に付着しており、さらに、低抵抗物質が感光体に付着することにより低下する表面滑性に打ち勝ってトナーを感光体表面から除去するためには、ブレード状クリーニング部材を、大きな圧力で感光体表面に押し付ける必要がある。そのため、ブレードと感光体表面との摩擦力が増大し、ブレードめくれやブレード摩耗及び感光体表面の摩耗を増長しやすい現象を防ぐために、感光体表面にシロキサンの三次元ネットワークを形成し、強固な膜を形成する方法が知られている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−15877号公報
【特許文献2】
特開平11−218945号公報
【特許文献3】
特開2000−171990号公報
【特許文献4】
特開2001−13702号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1又は特許文献2のように、フッ素樹脂粒子を分散させた樹脂層を設けた感光体の場合、フッ素樹脂粒子の撥水性が不十分であり、また、樹脂層の表面に多量の結着樹脂が露出しているため、十分な離型性を発現できないという問題が生じる。このような樹脂層の表面を研磨して、フッ素樹脂粒子をより多く露出させる手法も提案されているが、コストアップの割には効果は少ないのが現状である。
【0007】
更に、実使用上可能なフッ素樹脂粒子の含有量範囲では、結着樹脂単独の場合と同等の接触角しか得られないことすらある。接触角が小さいことは、即ち、表面自由エネルギーが大きいことを指し、電子写真用感光体においては、離型性の低下による転写残トナーの増加(転写効率の低下)、NOxなどによる表面汚染の増加、表面滑性の低下によるクリーニング性の劣化、感光体表面へのトナー再付着といった問題が生じ易い。また、離型性を増大させるためにフッ素樹脂粒子を増量すると、感光体表面に曇りが生じ感度が低下する。その結果、画像品質の低下を招く等、改善すべき課題が生じている。
【0008】
一方、特許文献3又は特許文献4のように、シロキサンの三次元ネットワークを表面に形成した感光体の場合は、感光体表面に、シロキサン系樹脂特有の高次に架橋され、弾性的挙動の強い保護層が形成されている。このような感光体表面に付着した残留トナーや低抵抗物質を除去するために、ブレードクリーニングを用いたクリーニング装置を用いると、感光体とクリーニングブレード間のトルクが上昇しやすく、特に、低抵抗物質付着が多い接触帯電器を用いた場合にはトナーのクリーニング性能やクリーニングブレードのめくれに対する安定性が低下するといった問題が発生しやすいという問題が生じる。
【0009】
さらに、感光体の最表層に耐摩耗性の高いシロキサン系樹脂層を設けた場合、感光体表面の摩耗量が低減するものの、その反面、オゾンやNOx等に基づく低抵抗物質の堆積速度が摩耗速度を上回り、その結果、感光体表面に低抵抗物質が堆積(付着)する。このため、感光体表面抵抗の低下、解像度の低下、画像ボケ等の副作用が発生し、このことが画像形成装置の寿命律速になるという新たな問題が生じている。
【0010】
このように、耐摩耗性が良好な感光体の表面層には、オゾンやNOxにより発生する低抵抗物質が堆積するという問題がある。このため、高耐摩耗性感光体には、解像度低下や画像ボケ等の特有の異常画像が発生し、同時に、クリーニング性能やクリーニングブレードのめくれ等の安定性が低下するという問題が生じている。
【0011】
本発明は、このような低摩耗性表面層を有することにより耐摩耗性が良好な感光体を用いた画像形成装置を開発する上で浮き彫りになった問題を解決すべくなされたものである。即ち、本発明の目的は、優れた離型性及び滑り性が長期間維持される電子写真用感光体を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決すべく、本発明においては、二成分系現像剤を、低摩擦抵抗または高耐磨耗性の低摩耗性表面層を有する感光体の表面と二成分系現像剤とを摺擦させ静電潜像の現像を行なう画像形成装置において、摺擦部における現像剤担持体の表面移動方向と感光体の表面移動方向とを逆にする構成を採用している。即ち、本発明が適用される画像形成装置は、低摩耗性表面層を有して回動可能に配置された潜像担持体と、現像剤を担持すると共に潜像担持体に対向配置され、この潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、を備え、現像剤担持体は、潜像担持体と現像剤担持体との対向部における移動方向が潜像担持体の移動方向とは逆であることを特徴とするものである。このように、本発明が適用される画像形成装置は、現像剤担持体と潜像担持体との対向部において、それぞれの移動方向が逆であり、且つ、現像剤を担持した現像剤担持体が潜像担持体に形成された静電潜像を現像することにより、潜像担持体の表面層に、オゾンやNOxに基づく低抵抗物質が堆積することが防止される。
【0013】
本発明が適用される画像形成装置において、現像剤担持体に担持される現像剤は、磁性キャリア及びトナーからなる二成分系現像剤であることが好ましい。
【0014】
また、本発明が適用される画像形成装置において、潜像担持体の低摩耗性表面層は、フッ素化合物を含有することが好ましく、このようなフッ素化合物としては、フッ素系樹脂を必須成分とする改質樹脂であることが好ましい。さらに、潜像担持体の低摩耗性表面層は、フッ素化合物を含有する水性分散液を用いた含浸処理により形成されたものであることが好ましい。
【0015】
一方、本発明が適用される画像形成装置において、潜像担持体の低摩耗性表面層は、電荷輸送性を有する硬化性シリコーン樹脂から形成されることが好ましく、硬化性シリコーン樹脂としては、下記一般式(1)で表される構造を有するシロキサン系樹脂であることが好ましい。
G−D−F (1)
(一般式(1)中、Gは、無機ガラス質ネットワークサブグループであり、Dは、可撓性有機サブユニットであり、Fは、電荷輸送性サブユニットである。)
【0016】
また、一般式(1)におけるGが、下記式で表される含珪素置換基であることが好ましい。
−(SiR3−a
(式中、Rは、水素原子、アルキル基又は置換基を有することがあるアリール基であり、Qは、加水分解性基であり、aは、1〜3の整数である。)
【0017】
さらに、このような硬化性シリコーン樹脂が、下記一般式(2)で表される構造を有するシロキサン系樹脂を含有するものであることが好ましい。
【0018】
【化1】
Figure 2005010363
【0019】
(一般式(2)中、Ar〜Arは、それぞれ独立に置換基を有することがあるアリール基であり、Arは、置換基を有することがあるアリール基又はアリーレン基であり、且つ、Ar〜Arのうち1〜4個は、−(D−G)で表される結合基と結合可能な結合手を有する。Dは、可撓性有機サブユニットであり、Gは、−(SiR3−a)で示される加水分解性基を有する置換ケイ素基から誘導される。Rは、水素、アルキル基、置換基を有することがあるアリール基であり、Qは、加水分解性基であり、kは、0又は1であり、aは、1〜3の整数であり、bは、1〜4の整数である。)
【0020】
特に、本発明が適用される画像形成装置において、潜像担持体の低摩耗性表面層は、フッ素化合物を含有し、且つ、電荷輸送性を有する硬化性シリコーン樹脂から形成されることが好ましい。
【0021】
さらに、本発明が適用される画像形成装置は、潜像担持体の表面に当接するクリーニングブレードをさらに備えることを特徴とすれば、低摩耗性表面層を有する潜像担持体における解像度低下や画像ボケ等の特有の異常画像の発生が抑制されるとともに、クリーニング性能やクリーニングブレードのめくれ等の安定性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本実施の形態が適用される画像形成装置について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタを示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系30、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)12とを備えている。
【0023】
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13K、この画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光体ドラム15に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト25上に多重転写させる転写ユニット20、画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに対してレーザ光を照射する光学系ユニットであるROS(Raster Output Scanner)14を備えている。また本体1には、転写ユニット20によって二次転写された記録用紙(シート)上の画像を、熱および圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器31を備えている。更に、画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ44Y,44M,44C,44Kが設けられている。
【0024】
転写ユニット20は、中間転写体である中間転写ベルト25を駆動するドライブロール27、中間転写ベルト25に一定のテンションを付与するテンションロール23、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール28、中間転写ベルト25上に存在する残留トナー等を除去する中間転写体クリーニング装置43を備えている。中間転写ベルト25は、このドライブロール27とテンションロール23およびバックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト25は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。中間転写体クリーニング装置43は、クリーニングブラシ43aおよびクリーニングブレード43bを備えており、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面から残留トナーや紙粉等を除去して、次の画像形成プロセスに備えるように構成されている。
【0025】
ROS14は、図示しない半導体レーザ、変調器の他、半導体レーザから出射されたレーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)を偏向走査するポリゴンミラー19を備えている。図1に示す例では、ROS14は、画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの下方に備えられることから、トナー等の落下による汚損の危険性を有している。そこで、ROS14は、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム20を設け、レーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)が通過するガラス製のウィンドウ21Kをこのフレーム20の上方に設けて、走査露光と共にシールド効果を高めるように構成されている。
【0026】
シート搬送系30は、画像が記録される記録用紙(シート)を積載して供給する給紙装置34、給紙装置34から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール35、ナジャーロール35から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール36、フィードロール36により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路37を備えている。また、搬送路37を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール38、二次転写位置に設けられバックアップロール28に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール29を備えている。更に、定着器31によってトナー画像が定着された記録用紙を本体1の機外に排出する排出ロール32、排出ロール32によって排出された記録用紙を積載する排出トレイ33を有する。また、定着器31によって定着された記録用紙を反転させて両面記録を可能とする両面用搬送ユニット49を備えている。
【0027】
次に、図1に示す画像形成装置の動作について説明する。図示しない記録用紙読み取り装置によって読み取られた記録用紙の色材反射光像や、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された色材画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとしてIPS12に入力される。IPS12では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、ROS14に出力される。
【0028】
ROS14では、入力された色材階調データに応じて、半導体レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)を、f−θレンズ(図示せず)を介してポリゴンミラー19に出射している。ポリゴンミラー19では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム15に照射している。画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光体ドラム15では、帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
【0029】
画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光体ドラム15上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト25上に多重転写される。このとき、黒色のトナー像を形成する黒の画像形成ユニット13Kは、中間転写ベルト25の移動方向の最下流側に設けられ、黒色のトナー像は、中間転写ベルト25に対して最後に一次転写される。
【0030】
一方、シート搬送系30では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール35が回転し、給紙装置34から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール36により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路37を経てレジストロール38に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト25の移動タイミングに合わせてレジストロール38が回転し、記録用紙は、バックアップロール28および二次転写ロール29によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力および所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。
【0031】
そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器31によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33に排出される。尚、排出トレイ33にそのまま排出せずに、図示しない切り替えゲートによって搬送方向を切り替え、定着器31によって定着された記録用紙を両面用搬送ユニット49によって反転させることもできる。この反転された記録用紙をレジストロール38に搬送した後、前述と同様な流れによって、印刷されていない他の面について画像を形成することで、記録用紙の両面に画像を形成することが可能となる。
【0032】
次に、画像プロセス系10における画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kについて説明する。図2は、画像形成ユニットを説明するための図である。ここでは、画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの中の1つ(例えば、13Y)が示されている。他の画像形成ユニット13M,13C,13Kもほぼ同様に構成されている。
【0033】
図1及び図2に示すように、画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、B方向に回転し、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム15、帯電ロール16を用いて感光体ドラム15を帯電させる帯電器(図示せず)、帯電器によって帯電され、ROS14からのレーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)によって感光体ドラム15上に形成された静電潜像を、A方向に回転する現像ロール48によって現像する現像装置17、中間転写ベルト25を挟んで感光体ドラム15に対向して設けられ、感光体ドラム15上に現像されたトナー像を中間転写ベルト25上に転写する一次転写ロール26、転写後に感光体ドラム15上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置18を備えている。クリーニング装置18は、感光体ドラム15に圧接配置されるクリーニングブレード18aを備えている。
【0034】
図3は、本実施の形態が適用される画像形成装置の現像装置17を説明するための図である。図3に示された現像装置17は、対応する画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの色のトナーとキャリアとからなる二成分系の現像剤を内部に有する現像剤ハウジング47と、現像剤ハウジング47の開口部47a側、つまり感光体ドラム(潜像担持体)15側に配設される現像剤担持体としての現像ロール48と、撹拌部材としての第一オーガ50及び第二オーガ51と、現像ロール48により搬送される現像剤の層厚を規制する層厚規制ブレード52とを備えている。
【0035】
また、第一及び第二オーガ50、51は、現像剤搬送領域である第一現像剤搬送路60、第二現像剤搬送路61内に配置されており、これら第一現像剤搬送路60と第二現像剤搬送路61とは、仕切り板53によって互いに仕切られているとともに、その両端部の通路(図示せず)において繋がっている。第一オーガ50は第二オーガ51よりも現像ロール48の近くに配設されている。現像ロール48は、例えば、アルミニウム合金やステンレス鋼等の非磁性導電性部材からなる現像スリーブ(現像剤担持体)48aと、その内部に固定状態に配置されたマグネットロール(磁界発生手段)48bとから構成されている。感光体ドラム15上の静電潜像の現像に使用されるトナーとキャリアとを含む二成分現像剤は、第一及び第二オーガ50、51によって搬送され攪拌混合されると共に、キャリアによって所定の極性の帯電量に摩擦帯電され、矢印Aの方向に回転駆動される現像ロール48へと搬送され、感光体ドラム15上の静電潜像の現像に使用される。
【0036】
図3に示すように、矢印Bの方向に回転駆動される感光体ドラム15に対向配置された現像ロール48は、現像剤を担持すると共に矢印Aの方向に回転駆動されて、感光体ドラム15に形成された静電潜像を現像する。即ち、現像ロール48は、感光体ドラム15と現像ロール48との対向部における移動方向が、感光体ドラム15の移動方向とは逆になっている。このように、現像剤を担持しつつ矢印Aの方向に回転駆動された現像ロール48が、感光体ドラム15との対向部において、矢印Bの方向に回転駆動される感光体ドラム15の移動方向とは逆に移動して現像剤を感光体ドラム15と摺擦させ、感光体ドラム15の表面層に形成された静電潜像を現像することにより、感光体ドラム15の表面層に、オゾンやNOxに基づく低抵抗物質が堆積することが防止される。その結果、高耐摩耗性感光体特有の、解像度低下や画像ボケ等の異常画像の発生が防止され、さらに、クリーニング性能及びクリーニングブレードのめくれに対する安定性が増大する。
【0037】
尚、二成分現像剤のトナーは、例えば、乳化重合法で作成したスチレンアクリル樹脂中に着色剤を含む体積平均径5.8μmの非磁性体粒子に、酸化チタン、シリカ等が外添してあり、形状係数(ML/A)は、132であるものが挙げられる。キャリアは、例えば、体積平均径35μmのフェライトをコアとし、帯電剤を分散させた樹脂を表面にコートし、飽和磁化は、60〜65emu/gであるものが挙げられる。
【0038】
また、現像パラメータとしては、例えば、現像スリーブと感光体のギャップ(DRS)が350〜500μm、現像スリーブと規制ブレードとのギャップ(TG)が500〜750μmである。また、現像バイアスとしては、Vppは、1.5kv、Vdcは、−550v、帯電電位は、−700V、露光部電位は、−200vである。さらに、現像ロール48の周速は、182mm/secであり、これは、プロセススピードの1.75倍程度の範囲である。
【0039】
次に、感光体ドラム15の表面層について説明する。潜像担持体としての感光体ドラム15は、磨耗、傷等に対する耐性を示す低磨耗性表面層が設けられている。この低磨耗性表面層としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等のバインダー樹脂中に導電性微粒子を分散したもの、通常の電荷輸送層材料にフッ素化合物、アクリル樹脂等を含有させたもの、硬化性シリコーン樹脂又はアクリル樹脂等のハードコート剤等が使用することができる。これらのなかでも、強度、電気特性、画質維持性等の観点から、バインダー樹脂中にフッ素化合物を含有させたもの、及び、電荷輸送性を有する硬化性シリコーン樹脂からなるものが好ましい。
【0040】
バインダー樹脂中の含有させるフッ素化合物は、通常、フッ素化合物と、必要に応じて、潤滑性オイルと、界面活性剤その他の添加剤とを含有する水性分散液の形態に調製され、この水性分散液を感光体ドラム15の表面に塗布又は浸漬処理することにより、感光体ドラム15の表面に、低磨耗性表面層を形成することができる。感光体ドラム15の表面に、バインダー樹脂にフッ素化合物を含有させた低磨耗性表面層を形成することにより、さらなるトルク低減が図れるとともに転写効率の向上も図れるため好ましい。
【0041】
バインダー樹脂中に含有させるフッ素化合物としては、例えば、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルコール等の低分子フッ素化合物及びフッ素系樹脂を必須成分とする改質樹脂が挙げられる。このようなフッ素系樹脂を必須成分とする改質樹脂におけるフッ素系樹脂としては、テトラフルオロエチレンのホモポリマー;テトラフルオロエチレンとオレフィン、含フッ素オレフィン、パーフルオロオレフィン、フルオロアルキルビニルエーテル等とのコポリマー;フッ化ビニリデンのホモポリマー;フッ化ビニリデンとオレフィン、含フッ素オレフィン、パーフルオロオレフィン、フルオロアルキルビニルエーテル等とのコポリマー;クロロトリフルオロエチレンのホモポリマー;クロロトリフルオロエチレンとオレフィン、含フッ素オレフィン、パーフルオロオレフィン、フルオロアルキルビニルエーテル等とのコポリマー等が挙げられる。特に、テトラフルオロエチレンのホモポリマーまたはコポリマーが好ましく、また、テトラフルオロエチレンのホモポリマーと各種コポリマーと、を重量比で95:5〜10:90の割合で混合して用いることも好ましい。
【0042】
フッ素化合物の水性分散液中に添加する潤滑性オイルとしては、ワックス及び/またはシリコーン、パーフルオロポリエーテル等が挙げられる。潤滑性オイルを含有させることにより、フッ素化合物がブレード内部に浸透することを促進するため好ましい。ここで、ワックスとしては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペロトラタム等が挙げられる。シリコーンとしては、シリコーンオイル、シリコーングリス、オイルコンパウンド、シリコーンワニス等が挙げられる。
【0043】
フッ素化合物の水性分散液中に添加する界面活性剤としては、フッ素系又はその他ノニオン系、カチオン系、アニオン系または両性界面活性剤が挙げられる。さらに、その他の添加剤としては、pH調整剤、有機溶媒、多価アルコール、柔軟剤、粘度調整剤、光安定剤、酸化防止剤等を混合することもできる。
【0044】
感光体ドラム15の表面に、ポリカーボネート樹脂等のバインダー樹脂にフッ素化合物を含有させた低磨耗性表面層を形成する方法としては、感光体ドラム15を形成する部材を、フッ素化合物の水性分散液中に浸漬することにより行う方法が挙げられる。この場合、フッ素化合物が感光体ドラム15の部材内部へ浸透することを促進するために、減圧下で行うことが好ましい。この際の圧力としては、0.9気圧以下、好ましくは、0.8気圧以下、より好ましくは0.7気圧以下にて処理する。また、水性分散液を40℃以上、好ましくは50℃以上に加熱することが浸透の促進に効果的である。さらに、0.1気圧以上、好ましくは、0.2気圧以上、より好ましくは0.3気圧以上にて処理することも効果的であり、減圧、加圧、加熱処理を組み合わせることも効果的である。さらに、スプレー法、塗布法等により、フッ素化合物をブレード部材に付着させたのち、40℃以上、好ましくは50℃以上に加熱し、浸透層を形成することもできる。また、フッ素化合物の水性分散液を付着させた後、加熱乾燥前又は加熱乾燥後にふき取り、あるいは洗浄を行うこともできる。
【0045】
感光体ドラム15の低磨耗性表面層を形成するための、電荷輸送性を有する硬化性シリコーン樹脂としては、特に、下記一般式(1)で示される架橋構造を有するシロキサン系樹脂が、強度、安定性に優れ好ましい。
G−D−F (1)
(一般式(1)中、Gは、無機ガラス質ネットワークサブグループであり、Dは、可撓性有機サブユニットであり、Fは、電荷輸送性サブユニットである。)
【0046】
一般式(1)中、無機ガラス質ネットワークサブグループであるGとしては、特に好ましくは、反応性を有するSi基が互いに架橋反応を行うことにより、3次元的なSi−O−Si結合である無機ガラス質ネットワークを形成するものが挙げられる。例えば、一般式(1)で表される化合物の加水分解により生じるシラノール基と結合可能な基が挙げられ、具体的には、下記一般式(3)で表される構造を有するものである。
−(SiR3−a) (3)
(一般式(3)中、Rは、水素原子、アルキル基又は置換基を有することがあるアリール基であり、Qは、加水分解性基であり、aは、1〜3の整数である。)さらに、エポキシ基、イソシアネート基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、ハロゲン等が挙げられる。これらの中でも、一般式(3)で表される基、エポキシ基、イソシアネート基が好ましく、機械強度を高めることができる。また、これらの基を分子内に2つ以上持つ化合物は、硬化膜の架橋構造が3次元的になり、より強い機械強度を有するため好ましい。
【0047】
一般式(1)中、可撓性有機サブユニットであるDは、電荷輸送性サブユニットであるFと、3次元的な無機ガラス質ネットワークであるGとを直接結合するものである。また、硬い反面もろさも有する無機ガラス質ネットワークGに適度な可撓性を付与し、感光体ドラム15の表面層としての強度を向上させるという働きを有する。
【0048】
一般式(1)中、電荷輸送性サブユニットであるFとしては、光キャリア輸送特性を有する構造のものが挙げられる。具体的には、例えば、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合、キノン系化合物、フルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等が挙げられる。
【0049】
一般式(1)で示される架橋構造を有するシロキサン系樹脂として、特に、下記一般式(2)で表される構造を有する化合物は、電荷輸送性、耐光性、耐放電生成ガス性等に優れるので、好ましい。
【0050】
【化2】
Figure 2005010363
【0051】
(一般式(2)中、Ar〜Arは、それぞれ独立に置換基を有することがあるアリール基であり、Arは、置換基を有することがあるアリール基又はアリーレン基であり、且つ、Ar〜Arのうち1〜4個は、−(D−G)で表される結合基と結合可能な結合手を有する。Dは、可撓性有機サブユニットであり、Gは、−(SiR3−a)で示される加水分解性基を有する置換ケイ素基から誘導される。Rは、水素、アルキル基、置換基を有することがあるアリール基であり、Qは、加水分解性基であり、kは、0又は1であり、aは、1〜3の整数であり、bは、1〜4の整数である。)
【0052】
感光体ドラム15の低磨耗性表面層を形成するための成膜性、可撓性を調整する等の目的から、他のカップリング剤、フッ素化合物と混合して用いても良い。このような化合物として、各種シランカップリング剤、および市販のシリコーン系ハードコート剤を用いることができる。シランカップリング剤としては、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
【0053】
また、市販のハードコート剤としては、KP−85、X−40−9740、X−40−2239(信越シリコーン社製);AY42−440、AY42−441、AY49−208(東レダウコーニング社製)等が挙げられる。さらに、撥水製等の付与のために、含フッ素化合物を加えても良い。含フッ素化合物としては、例えば、(トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチル)トリエトキシシラン、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメトキシシラン、3−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)プロピルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロアルキルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリエトシキシラン等が挙げられる。
【0054】
シランカップリング剤の使用量は特に限定されない。尚、含フッ素化合物の使用量は、フッ素を含まないシランカップリング剤化合物に対して、0.25重量部以下であることが望ましい。含フッ素化合物の使用量が過度に多いと、架橋膜の成膜性が低下する場合がある。また、膜の強度を向上させるために、−(SiR3−a)で示される加水分解性基を有する置換ケイ素基を2個以上有している化合物を同時に用いることがより好ましい。
【0055】
感光体ドラム15の低磨耗性表面層を形成する方法としては、一般式(1)で表される化合物及びその他の化合物の混合物からなるコーティング液を調製し、溶媒を添加せずに、または、必要に応じて適当な溶媒を添加した溶液の状態で、感光体ドラム15の表面に塗布する方法が挙げられる、溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類等が挙げられる。好ましくは、沸点が100℃以下のものであり、任意に混合して使用もできる。溶媒の使用量は特に限定されないが、通常、一般式(1)で示される化合物1重量部に対し、0.5〜30重量部、好ましくは、1〜20重量部の範囲で使用される。溶媒の使用量が過度に少ないと、一般式(1)で示される化合物が析出しやすくなるおそれがある。
【0056】
一般式(1)で示される化合物による架橋反応の反応温度及び反応時間は、原料の種類により適宜選択され特に限定されないが、反応温度は、通常、0〜100℃、好ましくは10〜70℃、特に好ましくは、50〜150℃の温度であり、反応時間は、10分から100時間の範囲で行うことが好ましい。反応時間が過度に長くなるとゲル化を生じ易くなるおそれがある。尚、架橋反応を行ったのち、高湿度状態に保ち、特性の安定化を図ることも有効である。さらに、用途によっては、ヘキサメチルジシラザンや、トリメチルクロロシラン等を用いて表面処理を行い、疎水化することもできる。
【0057】
架橋反応には、通常、硬化触媒が使用される。硬化触媒としては、以下の様なものをあげることができる。例えば、塩酸、酢酸、リン酸、硫酸等のプロトン酸;アンモニア、トリエチルアミン等の塩基;ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、オクエ酸第一錫等の有機錫化合物;テトラ−n−ブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート等の有機チタン化合物;アルミニウムトリブトキシド、アルミニウムトリアセチルアセトナート等の有機アルミニウム化合物;有機カルボン酸の鉄塩、マンガン塩、コバルト塩、亜鉛塩、ジルコニウム塩等が挙げられる。これらの中でも、保存安定性の点で金属化合物が好ましく、さらに、金属のアセチルアセトナート、アセチルアセテートが好ましく、特に、アルミニウムトリアセチルアセトナートが好ましい。硬化触媒の使用量は任意に設定できるが、保存安定性、特性、強度等の点で加水分解性ケイ素置換基を含有する材料の合計量に対して0.1〜20重量%が好ましく、0.3〜10重量%がより好ましい。
【0058】
感光体ドラム15の低磨耗性表面層には、帯電器で発生するオゾン等の酸化性ガスによる劣化を防止する目的で、酸化防止剤を添加することが好ましい。感光体ドラム15表面の機械的強度を高めることにより、感光体ドラム15が長寿命になると、感光体ドラム15が、酸化性ガスに長時間接触することになるため、従来より強い酸化耐性が要求される。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ヒンダードアミン系酸化防止剤、有機イオウ系酸化防止剤、フォスファイト系酸化防止剤、ジチオカルバミン酸塩系酸化防止剤、チオウレア系酸化防止剤、ベンズイミダゾール系酸化防止剤等が挙げられる。これらの中でも、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ヒンダードアミン系酸化防止剤が好ましい。酸化防止剤の添加量としては20重量%以下が望ましく、10重量%以下がさらに望ましい。
【0059】
酸化防止剤の中でも、特にヒンダードフェノール系酸化防止剤が好ましく、具体例としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナマイド、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,5−ジ−t−アミルヒドロキノン、2−t−ブチル−6−(3−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)等が挙げられる。
【0060】
また、放電ガス耐性、機械強度、耐傷性、粒子分散性、粘度コントロール、トルク低減、磨耗量コントロール、ポットライフの延長等の目的で、アルコール系溶媒に可溶な樹脂を加えることもできる。アルコール系溶媒に可溶な樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ブチラールの一部がホルマールやアセトアセタール等で変性された部分アセタール化ポリビニルアセタール樹脂等のポリビニルアセタール樹脂(たとえば積水化学社製エスレックB、K等)、ポリアミド樹脂、セルロ−ス樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
【0061】
これらの樹脂のなかでも、特に、電気特性上、ポリビニルアセタール樹脂が好ましい。これらの樹脂の平均分子量は2,000〜100,000が好ましく、5,000〜50,000がさらに好ましい。平均分子量が過度に小さいと所望の効果が得られなくなり、過度に大きいと溶解度が低くなり、添加量の減少及び塗布時に製膜不良の原因になるおそれがある。添加量は、通常、1〜40重量%、好ましくは1〜30重量%、特に好ましくは、5〜20重量%である。添加量が過度に少ない場合は所望の効果が得られにくくなり、過度に多くなると高温高湿下での画像ボケが発生しやすくなるおそれがある。
【0062】
更に、感光体ドラム15表面の耐汚染物付着性、潤滑性を改善するために、各種の微粒子を添加することもできる。それらは、単独で用いることもできるが、併用してもよい。このような微粒子としては、例えば、ケイ素含有微粒子、フッ素系微粒子、半導電性金属酸化物等が挙げられる。ケイ素含有微粒子とは、構成元素にケイ素を含む微粒子であり、具体的には、コロイダルシリカ及びシリコーン微粒子等が挙げられる。コロイダルシリカは、平均粒子径1〜100nm、好ましくは10〜30nmの酸性もしくはアルカリ性の水分散液、あるいはアルコール、ケトン、エステル等の有機溶媒中に分散させたものから選ばれ、一般に市販されているものを使用することができる。最表面層中のコロイダルシリカの固形分含有量は、特に限定されるものではないが、製膜性、電気特性、強度の面から最表面層の全固形分中の0.1〜50重量%の範囲、好ましくは0.1〜30重量%の範囲で用いられる。
【0063】
また、シリコーン微粒子は、球状で、平均粒子径1〜500nm、好ましくは10〜100nmの、シリコーン樹脂粒子、シリコーンゴム粒子、シリコーン表面処理シリカ粒子から選ばれ、一般に市販されているものを使用することができる。シリコーン微粒子は、化学的に不活性で、樹脂への分散性に優れる小径粒子であり、さらに十分な特性を得るために必要とされる含有量が低いため、架橋反応を阻害することなく、電子写真感光体の表面性状を改善することができる。即ち、強固な架橋構造中に均一に取り込まれた状態で、電子写真感光体表面の潤滑性、撥水性を向上させ、長期間にわたって良好な耐摩耗性、耐汚染物付着性を維持することができる。本発明の電子写真感光体における最表面層中のシリコーン微粒子の含有量は、最表面層の全固形分中の0.1〜30重量%の範囲であり、好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。
【0064】
フッ素系微粒子としては、ポリ4フッ化エチレン、ポリ3フッ化エチレン、ポリ6フッ化プロピレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂の微粒子、これらのフッ素樹脂のモノマーと水酸基を有するモノマーとを共重合させた樹脂からなる微粒子(例えば、第8回ポリマー材料フォーラム講演予稿集頁89参照)等が挙げられる。
【0065】
半導電性金属酸化物としては、例えば、ZnO−Al、SnO−Sb、In−SnO、ZnO−TiO、MgO−Al、FeO−TiO、TiO、SnO、In、ZnO、MgO等が挙げられる。
【0066】
また、同様に、感光体ドラム15表面の耐汚染物付着性、潤滑性を改善する目的で、シリコーンオイル等のオイルを添加することもできる。シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、フェニルメチルシロキサン等のシリコーンオイル;アミノ変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、カルボキシル変性ポリシロキサン、カルビノール変性ポリシロキサン、メタクリル変性ポリシロキサン、メルカプト変性ポリシロキサン、フェノール変性ポリシロキサン等の反応性シリコーンオイル;ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシクロシロキサン類;1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリフェニルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル−1,3,5,7,9−ペンタフェニルシクロペンタシロキサン等の環状メチルフェニルシクロシロキサン類;ヘキサフェニルシクロトリシロキサン等の環状フェニルシクロシロキサン類;3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)メチルシクロトリシロキサン等のフッ素含有シクロシロキサン類;メチルヒドロシロキサン混合物、ペンタメチルシクロペンタシロキサン、フェニルヒドロシクロシロキサン等のヒドロシリル基含有シクロシロキサン類;ペンタビニルペンタメチルシクロペンタシロキサン等のビニル基含有シクロシロキサン類等の環状のシロキサン等が挙げられる。
【0067】
感光体ドラム15の低磨耗性表面層を形成する、電荷輸送性を有し、架橋構造を有するシロキサン系樹脂は、優れた機械強度を有する上に光電特性も十分であることから、これをそのまま積層型感光体の電荷輸送層として用いることもできる。その場合、ブレードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法等の通常の方法を用いて、電荷輸送層を形成する。ただし、1回の塗布により必要な膜厚が得られない場合、複数回重ね塗布することにより必要な膜厚を得ることができる。複数回の重ね塗布を行なう場合、加熱処理は塗布の度に行なっても良いし、複数回重ね塗布した後でも良い。
【0068】
【実施例】
以下に実施例に基づき本実施の形態を具体的に説明する。本実施の形態は、実施例に限定されるものではない。尚、実施例及び比較例中の部又は%は、特に断らない限り、総て重量基準である。
(現像剤)
現像剤は、着色剤を含むスチレンアクリル樹脂の非磁性体粒子(体積平均径5.8μm)に、酸化チタン、シリカ等を外添した形状係数(ML/A)132のトナーと、コアであるフェライト(体積平均径35μm)に帯電剤を分散させた樹脂を表面にコートしたキャリア(飽和磁化60〜65emu/g)とからなる二成分現像剤を使用した。
【0069】
(現像パラメータ)
現像パラメータとしては、DRS350〜500μm、TG500〜750μmである。現像バイアスとしては、Vpp1.5kv、Vdc−550v、帯電電位−700V、露光部電位−200vである。なお、現像ロール周速182mm/secである。
【0070】
(感光体Aの作製)
ホーニング処理を施した外径30mmφの円筒状のアルミニウム基材(導電性支持体)表面に、ジルコニウム化合物(商品名:オルガチックスZC540、マツモト製薬社製)10部、シラン化合物(商品名:A1100、日本ユニカー社製)1部、イソプロパノール40部、及びブタノール20質量部からなる溶液を浸漬塗布し、150℃にて、10分間加熱乾燥し、膜厚0.1μmの下引層を形成した。次いで、電荷発生物質としてX線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)7.4°、16.6°、25.5°、28.3°に強い回折ピークを持つクロロガリウムフタロシアニン結晶1部を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBM−S、積水化学社製)1部とともに酢酸ブチル100質量部に加え、ガラスビーズとともにペイントシェーカーで1時間処理して分散させた後、得られた塗布液を前記下引層表面に浸漬塗布し、100℃にて、10分間加熱乾燥して、膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。
更に、下記式(4)で示される構造のベンジジン化合物2部、及び、下記式(5)で示される構造のビスフェノール(Z)ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:4.4×10)3部を、モノクロロベンゼン15部とテトラヒドロフラン15部との混合溶媒に溶解して、得られた塗布液を前記電荷発生層表面に浸漬塗布し、115℃にて1時間加熱乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0071】
【化3】
Figure 2005010363
【0072】
【化4】
Figure 2005010363
【0073】
このようにして得られた積層体の電荷輸送層の外周面に、下記組成に調製したのフッ素系樹脂の水性分散液A(粘度は200mPa・s)をブレードコーターにて塗布し、その後、60℃の恒温槽内で15分間乾燥することにより、フッ素系樹脂を含有する低磨耗性表面層が形成された感光体Aを得た。
【0074】
(処理液A)
テトラフルオロエチレンのホモポリマー 12部
テトラフルオロエチレンのコポリマー 8部
パラフィン系中沸点溶媒 20部
界面活性剤、増粘剤、安定剤 15部
水 45部
【0075】
このようにして得られた感光体Aの表面は、極めて平滑で光沢が高く、曇りやひび割れ等の異常は全く観察されなかった。また、得られた感光体Aの断面を電子顕微鏡で観察したところ、最表層として5μmの厚さのフッ素系樹脂含有層が形成され、電荷輸送層にも2〜5μmの深さまでフッ素系樹脂含有層が侵入し、空隙を充塞していた。
【0076】
(感光体A初期評価)
次いで、得られた感光体Aの表面特性は、水接触角(協和界面科学社製:接触角計CA−Xロール型)110°、動摩擦係数(Heidon 摩擦係数試験器にて測定)0.1であり、表面特性として極めて良好な数値が得られた。また、感光体Aの電気特性は、フッ素系樹脂含有層を形成する前と殆ど変化していないことを確認した。更に、感光体Aにフッ素系樹脂含有層を形成する前の動摩擦係数は0.5であり、滑り性が著しく良好になっていることを確認した。
【0077】
また、感光体Aを、前記現像剤を現像器に投入したフルカラー複写機(DCC400:富士ゼロックス社製)に取り付け、ウレタン製ブレードを感光体表面より1.0mm食い込ませたときの回転トルクを測定した。その結果、回転トルクは0.08N・mであり、フッ素系樹脂含有層を形成しない感光体の回転トルク0.4N・mに比べ1/5に低下していた。
【0078】
更に、感光体Aから中間転写ベルトへの1次転写効率を測定した。なお、ここでいう1次転写効率は、1次転写後に中間転写ベルト表面に存在するトナー質量を1次転写前に感光体表面に存在するトナー質量で割った数値で示している。その結果、1次転写効率は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び黒(K)の全てのトナーにおいて99.9%であった。比較として、フッ素系樹脂含有層を形成しない感光体について1次転写効率を測定したところ、Y、M、C、及びKの各トナーにおいて93.5〜96.2%であり、フッ素系樹脂含有層を形成した感光体の転写効率が極めて良好であることを確認した。
【0079】
(感光体Bの作製)
感光体Aと同様の操作を行い電荷輸送層を形成した。次に、下記式(6)で表される構造の化合物2部、メチルトリメトキシシラン2部、テトラメトキシシラン0.5部、及びコロイダルシリカ0.3部を、イソプロピルアルコール5部、テトラヒドロフラン3部、及び蒸留水0.3部の混合液に溶解させ、さらにイオン交換樹脂(アンバーリスト15E)0.5部を加え、室温で攪拌することにより24時間加水分解を行った。
【0080】
【化5】
Figure 2005010363
【0081】
次に、加水分解後の反応混合物からイオン交換樹脂を濾過分離し、その濾液に、アルミニウムトリスアセチルアセトナート(Al(aqaq))0.1部、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)0.4部を加えて、表面塗布液を調製した。この表面塗布液を前記電荷輸送層の表面にリング型浸漬塗布法により塗布し、室温で30分間風乾した後、170℃で1時間加熱処理して硬化させ、膜厚約3μmの低磨耗性表面層を形成した。尚、式(6)で表される構造の化合物の代わりに下記式(7)で表される構造の化合物を用いても良い。
【0082】
【化6】
Figure 2005010363
【0083】
(感光体Cの作製)
感光体Bの場合と同様な操作により、表面層を有する感光体を作成し、これを真空釜の中に設置し、50℃に加温しつつ0.02MPaの真空度まで減圧した。次いで、真空釜に下記組成のフッ素系樹脂の水性分散液Bを流し込み、表面層の外周面に水性分散液B(粘度8mPa・s)を配置するのと同時に、真空釜を一気に常圧に戻した。真空状態と常圧状態との操作を3回繰り返した後、60℃の恒温槽内で10分間乾燥し、感光体Cを得た。
【0084】
(処理液B)
テトラフルオロエチレンのホモポリマー 5部
テトラフルオロエチレンのコポリマー 5部
パラフィン系中沸点溶媒 20部
界面活性剤、増粘剤、安定剤 10部
水 60部
【0085】
このようにして得られた感光体Cの表面は、極めて平滑で光沢が高く、曇りやひび割れ等の異常は全く観察されなかった。また、得られた感光体Cの断面を電子顕微鏡で観察したところ、最表層として5μmの厚さのフッ素系樹脂含有層が形成され、表面保護層内にも3〜5μmの深さまでフッ素系樹脂含有層が侵入し、空隙を充塞していた。
【0086】
(感光体Cの初期評価)
得られた電子写真用感光体Cの表面特性は、水接触角110°、動摩擦係数0.1であり、表面特性として極めて良好な数値が得られた。また、感光体Cの電気特性は、フッ素系樹脂含有層を形成する前と殆ど変化していないことを確認した。
また、得られた感光体を前記トナー及び現像剤を現像器に投入したフルカラー複写機(DCC400:富士ゼロックス社製)に取り付け、ウレタン製ブレードを感光体表面より1.1mm食い込ませた時の回転トルクを測定した。その結果、回転トルクは0.1N・mであり、フッ素系樹脂含有層を形成しない感光体実施例Bでの回転トルク0.8N・mに比べ1/8に低下していた。更に、感光体Cから中間転写ベルトへの1次転写効率は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び黒(K)の全てのトナーにおいて99.9%と極めて良好であった。
【0087】
(実施例1〜3、比較例1〜4)
表1に示すように、低磨耗性表面層を有する3種類の感光体(A〜C)と、低磨耗性表面層を有さない1種類の感光体とを用いて、現像器の現像ロールの2種類の回転方向との組合せについて、DCC400の改造機を用いて高温/高湿環境(温度28℃、湿度85%RH)、低温/低湿環境(温度10℃、湿度15%RH)における、画像密度20%原稿を各環境10,000枚の計20,000枚の耐久テストを実施し、終了時の感光体とブレードの摩耗状態(量)からそれぞれの推定寿命を算出した。
【0088】
尚、現像器の現像ロールの回転方向は、実施例1〜3では、図3に示す現像装置17のように、摺擦部における現像剤ロールと感光体の移動方向が逆となるように設定し、比較例1〜4では、摺擦部における現像剤ロールと感光体の移動方向Wを同方向とした。また実験の都合上、規制ブレードの位置は実施例と比較例とでは異なるが、現像スリーブ上の単位面積当たりの現像剤量が同一になるようTGを調整した。
【0089】
また、ブレードめくれと画像流れを評価するために、帯電による低抵抗物質の堆積しやすい高温/高湿環境(温度28℃、湿度85%RH)で、転写残トナーがブレードに溜まりにくい画像密度1%の原稿での1,000枚プリントのテストを実施した。さらに帯電条件についてもDCC400の接触帯電器に印可されるAC電流値を通常の1.2倍としてより低抵抗物質の堆積し易い条件とした。結果を表1に示す。
【0090】
【表1】
Figure 2005010363
【0091】
表1の結果から、低磨耗性表面層を有する感光体A〜Cを使用し、摺擦部における現像剤ロールと感光体の移動方向が逆となるように設定した画像形成装置(実施例1〜3)の場合は、感光体の寿命が増大するとともに、ブレードの寿命が大幅に増大することが分かる。また、ブレードめくれ及び画像流れは発生しない。
【0092】
これに対して、低磨耗性表面層を有する感光体A〜Cを使用し、摺擦部における現像剤ロールと感光体の移動方向が同方向になるように設定した画像形成装置(比較例1〜3)の場合は、感光体の寿命は長いものの、ブレードの寿命が1/2〜1/4程度の短いものであることが分かる。ブレードめくれ及び画像流れが発生することが分かる。
【0093】
また、低磨耗性表面層を有しない感光体を用いた場合(比較例4)では、感光体、ブレードとも30,000枚の寿命と推定され、また、ブレードめくれは無いものの、異音、画像流れが発生した。
【0094】
尚、実施例1〜3は、総てクリーニングブレードを装着した装置で評価を行ったが、本実施の形態が適用される画像形成装置は、感光体の転写効率の点でも著しく向上しており、ブレードを装着しない装置にも適用可能である。また、摺擦部における現像剤担持体と潜像担持体の移動方向が逆である事による感光体の表面層へのオゾン、NOxに基づく低抵抗物質の堆積を防止する効果も、ブレードを装着しない装置にも適用可能で解像度低下や画像ボケといった異常画像の発生防止にも有効である。
【0095】
【発明の効果】
かくして本発明によれば、優れた離型性及び滑り性が長期間維持される電子写真用感光体を備えた画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用される画像形成装置の概略図である。
【図2】本実施の形態が適用される画像形成装置の画像形成ユニットを説明するための図である。
【図3】本実施の形態が適用される画像形成装置の現像装置を説明するための図である。
【符号の説明】
1…本体、15…感光体ドラム(潜像担持体)、17…現像装置、18a…クリーニングブレード、47…現像剤ハウジング、47a…開口部、48…現像ロール、48a…現像スリーブ(現像剤担持体)、48b…マグネットロール(磁界発生手段)、50…第一オーガ(撹拌部材)、51…第二オーガ、52…層厚規制ブレード、60…第一現像剤搬送路、61…第二現像剤搬送路、A…現像ロール回転方向、B…感光体ドラム回転方向

Claims (6)

  1. 低摩耗性表面層を有して回動可能に配置された潜像担持体と、
    現像剤を担持すると共に前記潜像担持体に対向配置されて移動し、当該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、を備え、
    前記現像剤担持体は、前記潜像担持体と当該現像剤担持体との対向部における移動方向が当該潜像担持体の移動方向とは逆であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤担持体に担持される前記現像剤は、磁性キャリア及びトナーを含有する二成分系現像剤であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記潜像担持体の前記低摩耗性表面層は、フッ素化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記潜像担持体の前記低摩耗性表面層は、電荷輸送性を有する硬化性シリコーン樹脂から形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記潜像担持体の前記低摩耗性表面層は、フッ素化合物を含有し、且つ、電荷輸送性を有する硬化性シリコーン樹脂から形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記潜像担持体の表面に当接するクリーニングブレードをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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