JP2005093491A - 基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの増加を防止しつつヒータユニットを移動し精度よく位置決めする。
【解決手段】ヒータユニット60とマニホールド55とプロセスチューブ59を支持したベース72を熱処理実施位置とメンテナンス作業実施位置との間でヒータユニット移動装置61によって往復移動させるように構成する。ベース72の荷重を水平スライドガイド65を介して支持フレーム62で支持する。ベース72を支持フレーム62に位置決めピン76と位置決め凹部77とで位置決めする。ヒータユニット周辺部に対するメンテナンス作業を熱処理実施位置から離間したメンテナンス作業実施位置で実施できるので、ヒータユニットの周辺部に対するメンテナンス作業を効率的に実施できる。大径のボールスプラインの使用を回避できるので、コストを低減できる。位置決めピンと位置決め凹部とで位置決め精度を向上できる。
【選択図】図3
【解決手段】ヒータユニット60とマニホールド55とプロセスチューブ59を支持したベース72を熱処理実施位置とメンテナンス作業実施位置との間でヒータユニット移動装置61によって往復移動させるように構成する。ベース72の荷重を水平スライドガイド65を介して支持フレーム62で支持する。ベース72を支持フレーム62に位置決めピン76と位置決め凹部77とで位置決めする。ヒータユニット周辺部に対するメンテナンス作業を熱処理実施位置から離間したメンテナンス作業実施位置で実施できるので、ヒータユニットの周辺部に対するメンテナンス作業を効率的に実施できる。大径のボールスプラインの使用を回避できるので、コストを低減できる。位置決めピンと位置決め凹部とで位置決め精度を向上できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、基板処理装置、特に、バッチ式縦型熱処理装置(furnace )に関し、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)の製造方法において、ICが作り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に拡散や成膜、酸化、窒化、リフローおよびアニール等の熱処理(thermal treatment )を施すのに利用して有効なものに関する。
ICの製造方法においてウエハに熱処理を施すのに、バッチ式縦型熱処理装置(以下、熱処理装置という。)が使用されている。従来のこの種の熱処理装置としては、熱処理を施す処理室を形成したプロセスチューブと、プロセスチューブを取り囲んで処理室を加熱するヒータユニットと、複数枚のウエハを保持して処理室に搬入搬出するボートと、ボートが処理室への搬入搬出に対して待機する待機室と、複数枚のウエハを収納したウエハキャリアとボートとの間でウエハを移載するウエハ移載装置とを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−7800号公報
一般に、熱処理装置においては、プロセスチューブを洗浄したり、ヒータ素線の断線を修理したり、ヒータユニットの保守点検したりする等のヒータユニットの周辺部のメンテナンスが必要になる。このようなヒータユニットの周辺部に対するメンテナンスの作業の実施に際しては、ヒータユニットを熱処理実施位置からメンテナンス作業実施位置に移動させてから実施することが便利である。
ヒータユニットを熱処理作業実施位置からメンテナンス作業実施位置に移動させる手段としては、ヒータユニットをボールスプラインによって移動自在に支承するとともに、ヒータユニットをショックアブソーバによって位置決めするように構成したヒータユニット移動装置を熱処理装置に装備することが、考えられる。しかしながら、このヒータユニット移動装置を装備した熱処理装置においては、ボールスプラインが高価であり、ショックアブソーバの位置決め精度が低いという問題点がある。
本発明の目的は、コストの増加を防止しつつヒータユニットを移動可能で、かつ、精度よく位置決め可能な基板処理装置を提供することにある。
本発明に係る基板処理装置は、処理室に収容された基板を加熱するヒータユニットと、このヒータユニットを移動させるヒータユニット移動装置とを備えた基板処理装置であって、前記ヒータユニット移動装置は前記ヒータユニットをガイドによって支持する第一の位置と、前記ヒータユニットを支持フレームによって支持する第二の位置に移動させるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第一の位置においてヒータユニットを容易に往復移動させることができる。第二の位置においてヒータユニットの加熱による処理およびメンテナンス作業を実施することができる。第二の位置ではヒータユニットが支持フレームに支持されるので、ヒータユニットの位置決め精度を高めることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
本実施の形態において、本発明に係る基板処理装置は、ICの製造方法においてウエハに熱処理を施す工程に使用される熱処理装置(バッチ式縦形熱処理装置)として構成されている。なお、この熱処理装置10においては、ウエハを収納して搬送するためのウエハキャリアとしては、FOUP(front opening unified pod 。以下、ポッドという。)が使用されている。また、以下の説明において、前後は図2を基準とする。すなわち、ポッドステージ12側が前側、その反対側すなわちヒータユニット60側が後側とする。
図1および図2に示されているように、熱処理装置10は型鋼や鋼板等によって直方体の箱形状に構築された筐体11を備えている。筐体11の正面壁の手前にはポッドステージ12が設置されており、ポッドステージ12はウエハ1を収納して搬送するためのウエハキャリアとしてのポッド2を載置されて位置合わせを実行するように構成されている。ポッド2はポッドステージ12の上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ポッドステージ12の上から搬出されるようになっている。筐体11の正面壁にはポッド搬入搬出口13が筐体11の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口13はフロントシャッタ14によって開閉されるようになっている。
筐体11内のポッドステージ12の上方には固定式ポッド棚15が設置されており、固定式ポッド棚15は複数個のポッド2を保管するように構成されている。筐体11内の前後方向の略中央部における上部には回転式ポッド棚16が設置されている。回転式ポッド棚16は垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱17と、支柱17に上下段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板18とを備えており、複数枚の棚板18はポッド2を一個宛それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。筐体11内の固定式ポッド棚15と回転式ポッド棚16との間にはポッド搬送装置19が設置されている。ポッド搬送装置19は筐体11の底面の上に左右方向に敷設されたリニアアクチュエータ20と、リニアアクチュエータ20によって左右方向に移動されるポッドエレベータ21と、ポッドエレベータ21の昇降台22によって支持されたロボットアーム23と、ロボットアーム23の最終段に取り付けられたポッド保持部材24とを備えており、ポッドエレベータ21およびロボットアーム23の操作によるポッド保持部材24の三次元の移動によってポッド2を下から掬い取って下から支えた状態で、ポッドステージ12、固定式ポッド棚15、回転式ポッド棚16および後記するポッドオープナとの間でポッド2を搬送するように構成されている。
図2に示されているように、筐体11内の回転式ポッド棚16の下側にはウエハ移載装置が設置される設置空間としての設置室(以下、移載室という。)25を形成した移載室筐体26が設置されており、移載室25は適度(大気圧程度に耐え得る常圧気密構造)の気密室に構成されている。図2に示されているように、移載室筐体26には給気管27および排気管28が移載室25に連通するようにそれぞれ接続されており、給気管27および排気管28には窒素ガスが移載室25を流通するように供給および排気されるようになっている。移載室筐体26の正面壁にはウエハを移載室25に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口29が一対、垂直方向に上下二段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口29、29には一対のポッドオープナ30、30がそれぞれ設置されている。ポッドオープナ30はいずれもポッド2を載置する載置台31と、載置台31に載置されたポッド2のキャップを着脱するキャップ着脱機構32とを備えており、載置台31に載置されたポッド2のキャップをキャップ着脱機構32によって着脱することにより、ポッド2のウエハ出し入れ口を開閉するようになっている。ポッドオープナ30の載置台31に対してはポッド2がポッド搬送装置19によって搬入および搬出されるようになっている。
移載室25にはボートに対してウエハ1を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するウエハ移載装置33が設置されている。ウエハ移載装置33はロータリーアクチュエータ34を備えており、ロータリーアクチュエータ34は上面に設置されたリニアアクチュエータ35を水平面内で回転させるように構成されている。リニアアクチュエータ35の上面には移動台36が設置されており、移動台36にはウエハ1を下から支持するツィーザ37が複数枚(本実施の形態においては五枚)、等間隔に配置されて水平に取り付けられている。ウエハ移載装置33は送りねじ装置等によって構成されたエレベータ38によって全体的に昇降されるようになっている。
図2に示されているように、移載室筐体26の後側にはボートを収容して待機させる待機空間を構成する待機室40を形成した待機室筐体41が隣接して設置されており、待機室40は適度(大気圧程度に耐え得る常圧気密構造)の気密室に構成されている。待機室筐体41の前面壁にはゲート42によって開閉されるウエハ搬入搬出口43が開設されている。待機室筐体41の後面壁には保守点検等に際してボートを待機室筐体41の内部に対して出し入れするための保守点検口44が開設されており、保守点検口44は通常時にはゲート45によって閉塞されている。待機室筐体41には給気管46および排気管47が待機室40に連通するようにそれぞれ接続されており、給気管46および排気管47には窒素ガスが待機室40を流通するように供給および排気されるようになっている。
待機室40にはボートを昇降させるためのボートエレベータ48が設置されており、ボートエレベータ48は垂直に立脚されて回転自在に支承されモータによって回転駆動される送りねじ軸49と、送りねじ軸49の正逆回転によって昇降される昇降台50とを備えている。なお、送りねじ軸49と昇降台50との螺合部には、昇降時の動きやバックラッシュを良好なものとするためにボールねじ機構を使用することが望ましい。ボートエレベータ48の昇降台50の先端部の上面には、炉口を気密封止するシールキャップ51が水平に据え付けられており、シールキャップ51の中心線上にはボート52が垂直に支持されている。ボート52は複数本(本実施の形態では三本)のウエハ(基板)保持部材を備えており、複数枚(例えば、五十枚程度〜百五十枚程度)のウエハ1をその中心を揃えて水平に支持した状態で、ボートエレベータ48によるシールキャップ51の昇降に伴って昇降するようになっている。
待機室筐体41の天井壁にはボート搬入搬出口53が開設されており、ボート搬入搬出口53はシャッタ54によって開閉されるように構成されている。待機室筐体41の天井壁の上にはマニホールド55が設置されており、マニホールド55には原料ガスやパージガス等を導入するためのガス導入管56と排気管57とが接続されている。マニホールド55の上には処理室58を形成したプロセスチューブ59が設置されており、プロセスチューブ59は上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。プロセスチューブ59の外側には処理室58を加熱するヒータユニット60がプロセスチューブ59を取り囲むように同心円に設置されており、ヒータユニット60は熱処理実施位置とメンテナンス作業実施位置との間を、ヒータユニット移動装置61によって移動されるように構成されている。
図3および図4に示されているように、ヒータユニット移動装置61は二本の支柱63と二本の梁64とによって構築されてヒータユニット60を支持する支持フレーム62を備えており、支持フレーム62の長辺側の一対の梁64、64は待機室筐体41の天井壁の位置から後方にわたって水平に架設されている。長辺側の両梁64、64の内面には一対の水平スライドガイド65、65が略全長にわたってそれぞれ敷設されており、一方の水平スライドガイド65の下側には水平スライドシリンダ装置66が略全長にわたって敷設されている。水平スライドシリンダ装置66のシリンダ67の端部は支持フレーム62に連結されており、ピストンロッド68の端部は水平スライドガイド65、65に支承されたスライダ70にブラケット69を介して連結されている。スライダ70には四個の上下移動ガイド71が垂直に立設されており、上下移動ガイド71は待機室筐体41の天井壁に対応する大きさの略正方形の平板形状に形成されたベース72を垂直に上下移動させ得るように支承している。また、スライダ70にはブラケット73を介して上下動用シリンダ装置74が垂直方向下向きに設置されており、上下動用シリンダ装置74のピストンロッド75の下端はベース72に連結されている。すなわち、上下動用シリンダ装置74はベース72を上下移動ガイド71を介して水平状態で垂直に昇降させるようになっている。ベース72の下面の四隅には位置決めピン76がそれぞれ下向きに突設されており、各位置決めピン76は支持フレーム62の熱処理実施位置とメンテナンス作業実施位置とにそれぞれ配置された位置決め凹部77に上から嵌合することにより、ベース72を支持フレーム62に位置決めするように構成されている。
ベース72にはプロセスチューブ取付口78が大きく開設されており、ベース72の上にはヒータユニット60がプロセスチューブ取付口78と同軸に配されて載置されている。図示しないが、ヒータユニット60は遊動しないようにベース72に締結具によって着脱自在に締結されている。また、マニホールド55はベース72と一体移動し得るようにベース72に締結具によって着脱自在に締結されている。なお、待機室筐体41の上にはヒータユニットカバー80がヒータユニット60を被覆するように設置されており、ヒータユニットカバー80もベース72に締結具によって着脱自在に締結されている。
次に、前記構成に係る熱処理装置の作用を説明することにより、ICの製造方法における成膜工程を説明する。
図2に示されているように、ポッド2がポッドステージ12に供給されると、ポッド搬入搬出口13がフロントシャッタ14によって開放され、ポッドステージ12の上のポッド2はポッド搬送装置19のポッド保持部材24によって掬い取られ、筐体11の内部へポッド搬入搬出口13から搬入される。搬入されたポッド2は固定式ポッド棚15または回転式ポッド棚16へポッド搬送装置19によって自動的に搬送されて、指定された棚板に一時的に保管される。
図2に示されているように、ポッド2がポッドステージ12に供給されると、ポッド搬入搬出口13がフロントシャッタ14によって開放され、ポッドステージ12の上のポッド2はポッド搬送装置19のポッド保持部材24によって掬い取られ、筐体11の内部へポッド搬入搬出口13から搬入される。搬入されたポッド2は固定式ポッド棚15または回転式ポッド棚16へポッド搬送装置19によって自動的に搬送されて、指定された棚板に一時的に保管される。
固定式ポッド棚15または回転式ポッド棚16の指定の棚板に一時的に保管されたポッド2はポッド搬送装置19によって掬い取られ、一方のポッドオープナ30に搬送されて載置台31に移載される。この際、ポッドオープナ30のウエハ搬入搬出口29はキャップ着脱機構32によって閉じられており、移載室25には窒素ガスが給気管27と排気管28とによって流通されることによって充満されている。
載置台31に載置されたポッド2はその開口側端面が移載室筐体26の正面におけるウエハ搬入搬出口29の開口縁辺部に押し付けられるとともに、そのキャップがキャップ着脱機構32によって取り外され、ウエハ出し入れ口を開放される。この際、移載室25と待機室40との間を仕切る隔壁に開設されたウエハ搬入搬出口43はゲート42によって閉じられており、移載室25には窒素ガスが給気管27および排気管28によって流通されることによって充満され、待機室40には窒素ガスが給気管46および排気管47によって流通されることによって充満されている。
次いで、ポッド2に収納された複数枚のウエハ1はウエハ移載装置33のツィーザ37によって掬い取られ、ウエハ搬入搬出口29から移載室25に搬入される。続いて、移載室25と待機室40とを仕切る隔壁に開設されたウエハ搬入搬出口43がゲート42によって開放され、ツィーザ37によって保持されたウエハ1がウエハ搬入搬出口43から待機室40へ搬入され、ボート52に装填(チャージング)される。この際、プロセスチューブ59の炉口はシャッタ54によって閉じられているため、プロセスチューブ59の処理室58の輻射熱がウエハ1に及ぼす影響は小さい。
ボート52にウエハ1を受け渡して装填したツィーザ37は、ウエハ搬入搬出口43から移載室25にウエハ移載装置33の作動によって引き戻される。以降、前記ウエハ移載装置33の作動が繰り返されることにより、一方のポッドオープナ30の載置台31の上のポッド2の全てのウエハ1がボート52に順次装填されて行く。
この一方(上段または下段)のポッドオープナ30におけるウエハ移載装置33によるウエハ1のボート52への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ30には指定された棚板から別のポッド2がポッド搬送装置19によって搬送されて移載され、ポッドオープナ30によるポッド2の開放作業が同時進行される。このように他方のポッドオープナ30において開放作業が同時進行されていると、一方のポッドオープナ30におけるウエハ1のボート52への装填作業の終了と同時に、他方のポッドオープナ30にセットされたポッド2についてのウエハ移載装置33によるウエハ1のボート52への装填作業を開始することができる。すなわち、ウエハ移載装置33はポッド2の入替え作業についての待ち時間を浪費することなくウエハ1のボート52への装填作業を連続して実施することができるため、熱処理装置10のスループットを高めることができる。
以上のようにして予め指定された枚数のウエハ1がボート52に装填されると、ボート52はボートエレベータ48によって上昇されてプロセスチューブ59の処理室58に搬入(ボートローディング)される。この際、移載室25と待機室40との間を仕切る隔壁に開設されたウエハ搬入搬出口43はゲート42によって閉じられており、待機室40には窒素ガスが給気管46および排気管47によって流通されることによって充満されている。
ボート52が上限に達すると、ボート52を保持したシールキャップ51の上面の周辺部がマニホールド55の炉口をシール状態に閉塞するため、プロセスチューブ59の処理室58は気密に閉じられた状態になる。プロセスチューブ59の処理室58が気密に閉じられた状態で、所定の真空度に排気管57によって真空排気され、ヒータユニット60によって所定の温度に加熱され、所定の原料ガスがガス導入管56によって所定の流量だけ供給される。これにより、所定の膜がウエハ1に形成される。
予め設定された処理時間が経過すると、ボート52がボートエレベータ48によって下降されることにより、処理済みウエハ1を保持したボート52が待機室40に搬出(ボートアンローディング)される。この際、待機室40には窒素ガスが給気管46および排気管47によって流通されることにより充満されて酸素濃度が低く抑えられているため、高温になったウエハ1が待機室40に搬出されても、ウエハ1に自然酸化膜が生成されるのは防止されることになる。
待機室40に搬出されたボート52の処理済みウエハ1は、待機室40を流通する冷えた窒素ガスによって冷却される。ウエハ1が所定の温度に冷えると、待機室40と移載室25とを仕切る隔壁に開設されたウエハ搬入搬出口43がゲート42によって開放される。続いて、ウエハ移載装置33のツィーザ37がウエハ搬入搬出口43に挿入され、ボート52に保持されたウエハ1がツィーザ37によって掬い取られて、ボート52から脱装(ディスチャージング)される。ツィーザ37によって保持されたウエハ1はウエハ搬入搬出口43から移載室25へ搬出され、ポッドオープナ30において開放されているポッド2に挿入されて収納される。
以上のようにして所定枚数の処理済みのウエハ1が収納されると、ポッド2はポッドオープナ30によってキャップを装着されて閉じられる。続いて、処理済みのウエハ1が収納されたポッド2はポッドオープナ30の載置台31から固定式ポッド棚15または回転式ポッド棚16の指定された棚板にポッド搬送装置19によって搬送されて一時的に保管される。
その後、処理済みのウエハ1を収納したポッド2は固定式ポッド棚15または回転式ポッド棚16からポッド搬入搬出口13へポッド搬送装置19により搬送され、ポッド搬入搬出口13から筐体11の外部に搬出されて、ポッドステージ12の上に載置される。ポッドステージ12の上に載置されたポッド2は、次工程へ工程内搬送装置によって搬送される。なお、新旧のポッド2についてのポッドステージ12への搬入搬出作業およびポッドステージ12と固定式ポッド棚15および回転式ポッド棚16との間の入替え作業は、プロセスチューブ59におけるボート52の搬入搬出ステップや成膜ステップの間に同時に進行させることができるので、熱処理装置10の全体としての作業時間が延長してしまうのを防止することができる。
以降、前述した作用が繰り返されてウエハ1が熱処理装置10によってバッチ処理されて行く。
ところで、前述した熱処理装置10においては、プロセスチューブ59を洗浄したり、ヒータユニット60のヒータ素線の断線を修理したり、ヒータユニット60の保守点検したりする等のヒータユニット60の周辺部のメンテナンスが必要になる。このようなヒータユニット60の周辺部に対するメンテナンスの作業の実施に際しては、ヒータユニット60は熱処理実施位置からメンテナンス作業実施位置にヒータユニット移動装置61によって移動させてから実施される。
ヒータユニット60を熱処理実施位置からメンテナンス作業実施位置へ移動させるに際しては、予じめ、待機室40のボート搬入搬出口53がシャッタ54で閉じられる。まず、図5に示されているように、上下動用シリンダ装置74のピストンロッド75が短縮作動されることにより、ベース72がスライダ70に対して引き上げられる。ベース72がスライダ70に対して引き上げられると、位置決めピン76が位置決め凹部77から抜き出された状態になるために、ベース72すなわちスライダ70は水平スライドガイド65、65によって支持される第一の位置に移動されて支持フレーム62に対して水平スライド可能な状態になる。ベース72にはヒータユニット60、マニホールド55およびプロセスチューブ59が支持されているために、これらも水平移動可能な状態になる。次いで、水平スライドシリンダ装置66のピストンロッド68が短縮作動されることにより、スライダ70すなわちベース72が熱処理実施位置からメンテナンス作業実施位置へ水平スライドガイド65、65を介して水平移動される。ベース72にはヒータユニット60、マニホールド55およびプロセスチューブ59が搭載されているために、これらも熱処理実施位置からメンテナンス作業実施位置へ水平スライドガイド65、65を介して水平移動される。
ベース72がメンテナンス作業実施位置に移動されると、上下動用シリンダ装置74のピストンロッド75が伸長作動されることにより、ベース72がスライダ70に対して押し下げられる。ベース72がスライダ70に対して押し下げられると、位置決めピン76が位置決め凹部77に嵌合された状態になるために、ベース72すなわちスライダ70は支持フレーム62に位置決めピン76および位置決め凹部77を介して位置決めされた状態になる。ベース72にはヒータユニット60、マニホールド55およびプロセスチューブ59が支持されているために、これらも支持フレーム62に支持されて位置決めされた第二の位置になる。このようにベース72が支持フレーム62に位置決めされた状態になることにより、ヒータユニット60、マニホールド55およびプロセスチューブ59のベース72に対する取外し作業や取り付け作業を容易に実施することができるために、これらに対する保守点検や修理等のメンテナンス作業は効率的に実施することができる。
メンテナンス作業完了後にヒータユニット60をメンテナンス作業実施位置から熱処理実施位置へ移動させるに際しては、前述した熱処理実施位置からメンテナンス作業への移動の手順と同様に、まず、ベース72がスライダ70から上下動用シリンダ装置74によって引き上げられて位置決めピン76と位置決め凹部77との係合が解除された後に、水平スライドシリンダ装置66のピストンロッド68が伸長作動されることにより、スライダ70すなわちベース72がメンテナンス作業実施位置から熱処理実施位置へ水平スライドガイド65、65を介して水平移動される。ベース72が熱処理実施位置に移動されると、上下動用シリンダ装置74のピストンロッド75が伸長作動されることにより、ベース72がスライダ70に対して押し下げられ、位置決めピン76が位置決め凹部77に嵌合され、ベース72すなわちスライダ70が支持フレーム62に位置決めピン76および位置決め凹部77を介して位置決めされる。この位置決めにより、ベース72に支持されたヒータユニット60、マニホールド55およびプロセスチューブ59は支持フレーム62に位置決めされた状態になるために、ヒータユニット60、マニホールド55およびプロセスチューブ59は前述した成膜工程を適正に実施することができる。
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
1) ヒータユニット、マニホールドおよびプロセスチューブを支持したベースを熱処理実施位置とメンテナンス作業実施位置との間でヒータユニット移動装置によって往復移動させることにより、ヒータユニットの周辺部に対するメンテナンス作業を熱処理実施位置から離間したメンテナンス作業実施位置において実施することができるので、ヒータユニットの周辺部に対する保守点検や修理等のメンテナンス作業を効率的に実施することができる。
2) ヒータユニット、マニホールドおよびプロセスチューブを支持したベースの荷重を水平スライドガイドを介して支持フレームによって支持することにより、高価部品である大径のボールスプラインの使用を回避することができるので、ヒータユニット移動装置ひいては熱処理装置の製造コストを低減することができる。
3) ヒータユニット、マニホールドおよびプロセスチューブを支持したベースを支持フレームに位置決めピンおよび位置決め凹部によって位置決めすることにより、ショックアブソーバによって位置決めする場合に比べて、位置決め精度を向上させることができ、かつ、ヒータユニット移動装置ひいては熱処理装置の製造コストを低減することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、水平スライドシリンダ装置を使用するに限らず、送りねじ軸装置等のリニアアクチュエータを使用してもよい。また、上下動用シリンダ装置を使用するに限らず、ねじ式ジャッキ等の昇降駆動装置を使用してもよい。
プロセスチューブはアウタチューブとインナチューブとによって構成してもよい。
基板はウエハに限らず、ホトマスクやプリント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスクおよび磁気ディスク等であってもよい。
熱処理装置は成膜処理に使用するに限らず、酸化膜形成処理や拡散およびアニール等の熱処理にも使用することができる。
1…ウエハ、2…ポッド、10…熱処理装置(基板処理装置)、11…筐体、12…ポッドステージ、13…ポッド搬入搬出口、14…フロントシャッタ、15…固定式ポッド棚、16…回転式ポッド棚、17…支柱、18…棚板、19…ポッド搬送装置、20…リニアアクチュエータ、21…ポッドエレベータ、22…昇降台、23…ロボットアーム、24…ポッド保持部材、25…移載室(ウエハ移載装置設置空間)、26…移載室筐体、27…給気管、28…排気管、29…ウエハ搬入搬出口、30…ポッドオープナ、31…載置台、32…キャップ着脱機構、33…ウエハ移載装置、34…ロータリーアクチュエータ、35…リニアアクチュエータ、36…移動台、37…ツィーザ、38…エレベータ、40…待機室(待機空間)、41…待機室筐体、42…ゲート、43…ウエハ搬入搬出口、44…保守点検口、45…ゲート、46…給気管、47…排気管、48…ボートエレベータ、49…送りねじ軸、50…昇降台、51…シールキャップ、52…ボート、53…ボート搬入搬出口、54…シャッタ、55…マニホールド、56…ガス導入管、57…排気管、58…処理室、59…プロセスチューブ、60…ヒータユニット、61…ヒータユニット移動装置、62…支持フレーム、63…支柱、64…梁、65…水平スライドガイド、66…水平スライドシリンダ装置、67…シリンダ、68…ピストンロッド、69…ブラケット、70…スライダ、71…上下移動ガイド、72…ベース、73…ブラケット、74…上下動用シリンダ装置、75…ピストンロッド、76…位置決めピン、77…位置決め凹部、78…プロセスチューブ取付口、80…ヒータユニットカバー、81…保守点検口、82…ドア。
Claims (1)
- 処理室に収容された基板を加熱するヒータユニットと、このヒータユニットを移動させるヒータユニット移動装置とを備えた基板処理装置であって、前記ヒータユニット移動装置は前記ヒータユニットをガイドによって支持する第一の位置と、前記ヒータユニットを支持フレームによって支持する第二の位置に移動させるように構成されていることを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003320977A JP2005093491A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003320977A JP2005093491A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 基板処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005093491A true JP2005093491A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34452790
Family Applications (1)
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| JP2003320977A Pending JP2005093491A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005093491A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200029895A (ko) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | 주식회사 원익아이피에스 | 웨이퍼 공정용 리액터 |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003320977A patent/JP2005093491A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR20200029895A (ko) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | 주식회사 원익아이피에스 | 웨이퍼 공정용 리액터 |
| KR102431930B1 (ko) | 2018-09-11 | 2022-08-12 | 주식회사 원익아이피에스 | 웨이퍼 공정용 리액터 |
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