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JP2005068130A - 肺疾患治療剤 - Google Patents

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JP2005068130A
JP2005068130A JP2004126342A JP2004126342A JP2005068130A JP 2005068130 A JP2005068130 A JP 2005068130A JP 2004126342 A JP2004126342 A JP 2004126342A JP 2004126342 A JP2004126342 A JP 2004126342A JP 2005068130 A JP2005068130 A JP 2005068130A
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neutrophilic inflammation
pulmonary disease
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compound
therapeutic
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JP2004126342A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Abe
譲 阿部
Ichiro Miki
一郎 三木
Etsuo Oshima
悦男 大島
Satoko Otsuka
聡子 大塚
Kazuo Yamaguchi
和夫 山口
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 好中球性炎症を伴う肺疾患、例えば慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫、慢性気管支炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、急性肺損傷(ALI)などの治療および/または予防剤を提供すること。
【解決手段】 一般式(I)
【化5】
Figure 2005068130

(式中、mは0〜4を表し、R、R、RおよびRは同一または異なって水素原子、低級アルキルなどを表し、Rは低級アルコキシなどを表し、Rは水素原子などを表し、Yは4−カルボキシフェニルなどを表す)で表される含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症を伴う肺疾患、例えばCOPD、肺気腫、慢性気管支炎、ARDS、ALIなどの治療および/または予防剤を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤に関する。
気流閉塞をともなった慢性気管支炎、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、急性肺損傷(ALI)などは、慢性的な好中球性炎症を発症することを特徴とする肺疾患である[アメリカン・レビュー・オブ・レスピラトリー・ディジィズ(Am.Rev.Respir.Dis.)、1989年、第140巻、p.1527;アメリカン・ジャーナル・オブ・レスピラトリー・アンド・クリティカル・ケア・メディシン(Am.J.Respir.Crit.Care Med.)、1996年、第153巻、p.530;カレント・オピニオン・イン・クリティカル・ケア(Curr.Opin.Crit.Care)、2001年、第7巻、p.1]。このうち、COPDの薬物療法には、β刺激剤、抗コリン剤、テオフェリンなどの気管支拡張剤などが用いられているが抜本的な治療には繋がっていない[アメリカン・ジャーナル・オブ・レスピラトリー・アンド・クリティカル・ケア・メディシン(Am.J.Respir.Crit.Care Med.)、2001年、第163巻、p.1256]。近年、ホスホジエステラーゼ(PDE)−IV阻害剤によるCOPDの薬物療法が注目されている[クリニカル・アンド・エクスペリメンタル・アレルギー(Clin.Exp.Allergy)、1999年、第29巻、p.99;ランセット(Lancet)、2001年、第358巻、p.265]。一方、ARDSおよびALIは、肺毛細血管、肺胞などの損傷に基づく、炎症病変として捉えられており、その治療法としてはもっぱら原因療法と呼吸不全対策、その他ステロイド投与などの対症療法が用いられている[アメリカン・ジャーナル・オブ・レスピラトリー・アンド・クリティカル・ケア・メディシン(Am.J.Respir.Crit.Care Med.)、1994年、第149巻、p.818;ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(N.Engl.J.Med.)、2000年、第342巻、p.1334]。
従来、一般式(I)で表される含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩をPDE−IV阻害剤として用いることが知られている(特許文献1、2参照)。
アイソザイム選択的なPDE−IV阻害剤が、炎症の治療において、また気管支拡張薬として有用であることが知られているが、これまでに知られているPDE−IV阻害剤は、例えば、抗鬱作用や催吐作用をも発現すると報告されている[CNS ドラッグ・レビューズ(CNS Drug Reviews)、2001年、第7巻、p.387;カレント・ファーマシューティカル・デザイン(Current Pharmaceutical Design)、2002年、第8巻、p.1255]。PDE−IVは、炎症性細胞や気管支平滑筋のみならず、中枢神経系においても分布することが知られていることから[ジーン(Gene)、1994年、第149巻、p.237]、これらPDE−IV阻害剤の多様な薬理作用は、中枢のまたは末梢のPDE−IVを阻害することにより、発現したと考えられる。
末梢における疾患の治療を目的とする薬物にとっては、中枢神経系に対する薬理作用は、少なからず副作用に繋がる懸念があり、末梢選択的なPDE−IV阻害剤が望まれる。
国際公開第98/22455号パンフレット 国際公開第00/14085号パンフレット
本発明の目的は、含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症を伴う肺疾患、例えばCOPD、肺気腫、慢性気管支炎、ARDS、ALIなどの治療および/または予防剤を提供することにある。
本発明は、以下の(1)〜(11)に関する。
(1) 一般式(I)
Figure 2005068130
{式中、mは0〜4の整数を表し、R、R、RおよびRは同一または異なって、水素原子、低級アルキル、シクロアルキル、低級アルケニル、シクロアルケニル、アリールまたはアラルキルを表すか、R、R、RおよびRの中で同一炭素原子上に存在する2つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽和炭素環を形成するか、R、R、RおよびRの中で隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する2つの炭素原子と一緒になって飽和炭素環を形成するか、R、R、RおよびRの中で隣接する炭素原子上に存在する2つの基が一緒になって結合を表し(既に存在する結合と一緒になって二重結合を形成する)、Rは非置換またはハロゲン置換の低級アルコキシを表し、Rは水素原子またはハロゲンを表し、Yは式(II)
Figure 2005068130
[式中、Rはシアノ、エチニルまたはカルバモイルを表し、Rは水素原子を表すか、またはRとRが一緒になって結合を表し(既に存在する結合と一緒になって二重結合を形成する)]または4−カルボキシフェニルを表す}で表される含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(2) mが0〜2の整数であり、R、R、RおよびRが水素原子であるか、R、R、RおよびRの中で同一炭素原子上に存在する2つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽和炭素環を形成し、Rが水素原子である(1)記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(3) mが1であり、R、R、RおよびRが水素原子である(1)または(2)記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(4) Rがメトキシである(1)〜(3)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(5) Yが式(II)である(1)〜(4)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(6) Yが4−カルボキシフェニルである(1)〜(4)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(7) Rがシアノであり、Rが水素原子である(1)〜(5)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(8) 好中球性炎症を伴う肺疾患が慢性閉塞性肺疾患(COPD)である(1)〜(7)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(9) 好中球性炎症を伴う肺疾患が肺気腫または慢性気管支炎である(1)〜(7)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(10) 好中球性炎症を伴う肺疾患が急性肺損傷(ALI)である(1)〜(7)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
(11) 好中球性炎症を伴う肺疾患が急性呼吸窮迫症候群(ARDS)である(1)〜(7)のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
以下、一般式(I)で表される化合物を化合物(I)という。
本発明により、含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症を伴う肺疾患(例えば、COPD、肺気腫、慢性気管支炎、ARDS、ALIなど)の治療および/または予防剤が提供される。
一般式(I)の各基の定義において、低級アルキルおよび低級アルコキシの低級アルキル部分としては、例えば直鎖または分岐状の炭素数1〜8のアルキル、具体的にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどがあげられる。
シクロアルキルとしては、例えば炭素数3〜10のシクロアルキル、具体的にはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシルなどがあげられる。
低級アルケニルとしては、例えば直鎖または分岐状の炭素数2〜8のアルケニル、具体的にはビニル、1−プロペニル、アリル、メタクリル、1−ブテニル、クロチル、ペンテニル、イソプレニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニルなどがあげられる。
シクロアルケニルとしては、例えば炭素数4〜10のシクロアルケニル、具体的にはシクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニルなどがあげられる。
アリールとしては、例えば炭素数6〜18のアリール、具体的にはフェニル、ナフチル、アントラニルなどがあげられ、アラルキルとしては、例えば炭素数7〜15のアラルキル、具体的にはベンジル、フェネチル、ベンズヒドリル、ナフチルメチルなどがあげられる。
同一炭素原子上に存在する2つの基がその炭素原子と一緒になって形成するスピロ飽和炭素環および隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する2つの炭素原子と一緒になって形成する飽和炭素環としては、例えば炭素数3〜10の飽和炭素環、具体的にはシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカンなどがあげられる。
ハロゲンおよびハロゲン置換の低級アルコキシにおけるハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子を意味する。
化合物(I)の薬理学的に許容される塩は、薬理学的に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加塩などを包含する。
化合物(I)の薬理学的に許容される酸付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩があげられ、薬理学的に許容される金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩などがあげられ、薬理学的に許容されるアンモニウム塩としては、アンモニウム、テトラメチルアンモニウムなどの塩があげられ、薬理学的に許容される有機アミン付加塩としては、モルホリン、ピペリジンなどの付加塩があげられ、薬理学的に許容されるアミノ酸付加塩としては、グリシン、フェニルアラニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの付加塩があげられる。
次に、化合物(I)の製造方法について説明する。
化合物(I)は、国際公開第98/22455号パンフレットもしくは国際公開第00/14085号パンフレットに記載の方法またはそれらに準じて製造することができる。
化合物(I)には、互変異性体などの立体異性体が存在し得るが、本発明の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤には、これらを含め、全ての可能な異性体およびそれらの混合物を使用することができる。
化合物(I)の塩を取得したいとき、化合物(I)が塩の形で得られるときはそのまま精製すればよく、また、遊離の形で得られるときは、化合物(I)を適当な溶媒に溶解または懸濁し、酸または塩基を加えて単離、精製すればよい。
また、化合物(I)およびその薬理学的に許容される塩は、水または各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、これらの付加物も本発明の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤に使用することができる。
化合物(I)の具体例を第1表に示す。
Figure 2005068130

次に、化合物(I)の薬理作用について試験例により具体的に説明する。
試験例1:中枢移行性試験
9週齢のSD系雄性ラット(日本チャールス・リバー、神奈川)を試験に供した。試験は非絶食下で行い、例数はn=2とした。
化合物2を0.5重量/容量%メチルセルロース水溶液 400(メチルセルロース400cP、和光純薬工業、大阪)に3mg/mLの濃度になるよう懸濁させ、10mL/kgの用量で直接ラットの胃内に投与した(投与量:30mg/kg)。
投与後0.5、1および2時間の各時点にラット尾静脈を剃刀で切傷後、ヘパリン処理したキャピラリーチューブ(Drummond Scientific Co.、Broomall、PA、USA)を用いて約300μLの血液を採取した。血液を遠心分離(9,170xg、10分、4℃)することで血漿を得、得られた血漿サンプルを測定まで−20℃で冷凍保存した。
最終採血時点での採血終了後、ラット大腿部動静脈を切開し、ヘパリンを少量添加したポリプロピレン製テストチューブに血液を採取してラットを放血死させた後、脳を摘出した。摘出した脳は生理食塩水で洗浄し、分析時まで−80℃で冷凍保存した。
各時点で得られた血漿サンプル100μLにそれぞれ内部標準物質を含むメタノール溶液200μLを加えて攪拌し、氷中で20分間放置後、遠心分離(20,600×g、10分、4℃)して、上清をLC/MSに注入し、化合物2の血漿中濃度を求めた。その結果、化合物2は、投与後2時間まで、持続的な血漿中濃度推移を示した。
摘出した脳を秤量後、脳重量と等量(1mL/g脳)の精製水を添加し、ホモジナイザー[約1000rpmで約3分間(5〜6回)粉砕、ホモジナイザー攪拌装置(16−80、池本理化学工業、東京)]を用いて氷冷下でホモジナイズした。さらに、内部標準物質を含む脳重量の2倍量(2mL/g脳)のメタノール溶液を添加して再度氷冷下ホモジナイズし、脳のホモジネート液とした。得られた脳のホモジネート液を氷中で20分間放置後、その400μLをマイクロチューブに分注し遠心分離(20,600xg、10分、4℃)して、上清をLC/MSに注入し、化合物2の脳中濃度を求めた。
投与後2時間時点での化合物2の脳中濃度は189ng/mL(平均値、n=2)、血漿中濃度は6790mg/mL(平均値、n=2)であった。これより化合物2の脳中濃度/血漿中濃度の比は0.0281(2.8%)と算出された。脳の血管容積が脳の全組織量の約2%を占めることを考慮すれば、化合物2の脳内移行量は、無視できるレベルにあると考えられる(杉山 雄一 編集、ファーマコキネティクス研究の方法と技術 −前臨床から臨床第1相へ−、1993年、p.227、日本薬物動態学会)。したがって、化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩は末梢選択的なPDE−IV阻害剤であると考えられる。
試験例2:ラットリポポリサッカライド(LPS)誘発肺障害モデルにおける化合物2の気管内投与による好中球増加抑制作用
化合物2は、25%アレベール[25容量/容量%の呼吸器官用吸入剤アレベール(登録商標:株式会社アズウェル、大阪)を含む生理食塩水溶液]の懸濁液として、0.6mg/mLおよび2.0mg/mLの濃度で調製し、それぞれ試験に用いた。
8週齡の雄性CDラット(日本チャールス・リバー、神奈川)に、25%アレベールまたは0.6mg/mLもしくは2.0mg/mLの化合物2の懸濁液をそれぞれ体重1kgあたり0.5mL気管内投与した。1時間後、生理食塩水または生理食塩水に溶解した5μg/mLのLPS(Sigma−Aldrich、MO、USA)を15分間、噴霧全身曝露した。噴霧には超音波ネブライザー(NE−U12型、オムロン、東京)を使用した。
25%アレベールを投与し生理食塩水を噴霧曝露した群を溶媒群、25%アレベールを投与しLPSを噴霧曝露した群をLPS群、化合物2を投与しLPSを噴霧曝露した群を化合物2投与群とした。
噴霧曝露終了4時間後にハンクス液[Hank’s Balanced Salt Solution(Invitrogen Corporation、CA、USA)]で気管支肺胞洗浄を行った(4mL×3回)。気管支肺胞洗浄液(BALF)を全量回収し、それぞれ200×g、10分間、4℃で遠心分離した後、上清を除き、ペレットを得た。ペレットを0.5mLのハンクス液に再懸濁し、全自動血球計数器セルタックα(日本光電、東京)を用いて総白血球細胞数を計数した。再懸濁液の一部は、サイトスピン3(Shandon、Pittsburgh、PA、USA)を用いて塗沫標本にした。塗沫標本を自動染色装置(オムロン、京都)でライト染色(MICROX用染色液、オムロン)した後、顕微鏡下(400倍)で細胞数を計数した。細胞数は、マクロファージ、好中球およびリンパ球を区別して合計300個まで計数し、それぞれの細胞の割合を式1により算出した。
Figure 2005068130
好中球数は、上記で算出した好中球の割合と総白血球細胞数から式2により求めた。
Figure 2005068130
化合物(I)の好中球数の増加抑制率は、式3により求めた。
Figure 2005068130
本試験では、全ての個体においてBALF中の細胞は、マクロファージ、好中球およびリンパ球で構成されており、好酸球、好塩基球およびその他の細胞はほとんど観察されなかった。
好中球数に関する結果を第2表に示す。
Figure 2005068130
本試験の結果は、溶媒群と比較してLPS群では、BALF中の好中球数が顕著に増加し、化合物2投与群では、LPS群における好中球数の増加が抑制されたことを示している。すなわち、化合物2を気管内に投与することにより、気管支肺胞への好中球の浸潤を抑制できることが示された。
試験例3:ラットLPS誘発肺障害モデルにおける化合物2の経口投与による好中球増加抑制作用
化合物2は、0.5重量/容量%のメチルセルロース(和光純薬工業、大阪)水溶液の懸濁液として、0.3mg/mLおよび1.0mg/mLの濃度で調製し、それぞれ試験に用いた。
7〜8週齡の雄性CDラット(日本チャールス・リバー、神奈川)に、0.5%メチルセルロース(和光純薬工業、大阪)水溶液または0.3mg/mLもしくは1.0mg/mLの化合物2の懸濁液をそれぞれ体重1kgあたり10mL経口投与した。1時間後、生理食塩水または生理食塩水に溶解した5μg/mLのLPS(Sigma−Aldrich、MO、USA)を15分間、噴霧全身曝露した。噴霧には超音波ネブライザー(NE−U12型、オムロン、東京)を使用した。
0.5重量/容量%メチルセルロース水溶液を投与し、生理食塩水を噴霧曝露した群を溶媒群、LPSを噴霧曝露した群をLPS群とし、化合物2を投与しLPSを噴霧曝露した群を化合物2投与群とした。
噴霧曝露終了4時間後にハンクス液(Invitrogen Corporation、CA、USA)で気管支肺胞洗浄を行った(4mL×3回)。BALFを全量回収し、試験例2と同様に処理し、好中球数を求めた。結果を第3表に示す。なお、本試験でも、全ての個体において、BALF中の細胞は、マクロファージ、好中球およびリンパ球で構成されており、好酸球、好塩基球およびその他の細胞はほとんど観察されなかった。
Figure 2005068130
本試験の結果は、溶媒群と比較してLPS群では、BALF中の好中球数が顕著に増加し、化合物2投与群では、LPS群における好中球数の増加が抑制されたことを示している。すなわち、化合物2を経口投与することによっても、気管支肺胞への好中球の浸潤を抑制できることが示された。
試験例4:マウスLPS誘発肺障害モデルにおける化合物2の経口投与による好中球増加抑制作用
化合物2は、0.5重量/容量%のメチルセルロース(和光純薬工業、大阪)水溶液の懸濁液として、0.3mg/mLおよび1.0mg/mLの濃度で調製し、それぞれ試験に用いた。
7〜8週齡の雄性BALB/cマウス(日本チャールス・リバー、神奈川)に、0.5%メチルセルロース(和光純薬工業、大阪)水溶液または0.3mg/mLもしくは1.0mg/mLの化合物2の懸濁液をそれぞれ体重1kgあたり10mL経口投与した。1.5時間後、生理食塩水または生理食塩水に溶解した30ng/mLのLPS(DIFCO Laboratories、MI、USA)を1匹あたり0.1mL気管内に投与した。
0.5重量/容量%メチルセルロース水溶液を投与し、生理食塩水を投与した群を溶媒群、LPSを投与した群をLPS群とし、化合物2を投与しLPSを投与した群を化合物2投与群とした。
気管内投与6時間後に生理食塩水で気管支肺胞洗浄を行った(0.8mL×3回)。BALFを全量回収し、試験例2と同様に処理し、好中球数を求めた。結果を第4表に示す。なお、本試験でも、全ての個体において、BALF中の細胞は、マクロファージ、好中球およびリンパ球で構成されており、好酸球、好塩基球およびその他の細胞はほとんど観察されなかった。
Figure 2005068130
本試験の結果は、溶媒群と比較してLPS群では、BALF中の好中球数が顕著に増加し、化合物2投与群では、LPS群における好中球数の増加が抑制されたことを示している。すなわち、マウスにおいても化合物2を経口投与することによって、気管支肺胞への好中球の浸潤を抑制できることが示された。
試験例5:ラットタバコ主流煙誘発肺障害モデルにおける化合物2および3の経口投与による好中球増加抑制作用
化合物2および3は、それぞれ0.5重量/容量%のメチルセルロース(和光純薬工業、大阪)水溶液の懸濁液として、1.0mg/mLの濃度で調製し、試験に用いた。
8週齡の雄性CDラット(日本チャールス・リバー、神奈川)に、0.5%メチルセルロース(和光純薬工業、大阪)水溶液または1.0mg/mLの化合物2もしくは3の懸濁液を体重1kgあたり10mL経口投与した。1時間後、喫煙曝露システム(M・I・P・S、大阪)を用いてタバコの主流煙[ハイライト(日本タバコ産業、東京)]を全身曝露した。曝露は、5分間のタバコ主流煙曝露を15分毎に8回繰り返すことにより行った。
0.5重量/容量%メチルセルロース水溶液を投与し、大気のみ曝露した群を溶媒群、タバコ主流煙を曝露した群を喫煙群とし、化合物2または3を投与しタバコ主流煙を曝露した群をそれぞれ化合物2投与群および化合物3投与群とした。
曝露終了6時間後にハンクス液(Invitrogen Corporation、CA、USA)で気管支肺胞洗浄を行った(4mL×2回)。BALFを全量回収し、試験例2と同様に処理し、好中球数を求めた。結果を第5表および第6表に示す。なお、本試験でも、全ての個体において、BALF中の細胞は、マクロファージ、好中球およびリンパ球で構成されており、好酸球、好塩基球およびその他の細胞はほとんど観察されなかった。
Figure 2005068130
Figure 2005068130
本試験の結果は、溶媒群と比較して喫煙群では、BALF中の好中球数が顕著に増加し、化合物2投与群および化合物3投与群では、喫煙群における好中球数の増加が抑制されたことを示している。すなわち、化合物2または3を経口投与することにより、気管支肺胞への好中球の浸潤を抑制できることが示された。
試験例2、3および4に示されるLPS誘発肺障害モデルはCOPDの動物モデルとして有効であると考えられている[メディエーターズ・オブ・インフラメーション(Mediators Inflamm.)、2000年、第9巻、p.15]。
また、COPDが喫煙によって引き起こされることが指摘されており[アメリカン・ジャーナル・オブ・レスピラトリー・アンド・クリティカル・ケア・メディシン(Am.J.Respir.Crit.Care Med.)、2001年、163巻、p.1256]、タバコの煙に含有されるLPSが、COPD発症に関与していることも示唆されている[チェスト(Chest)、1999年、115巻、p.829]。すなわち、タバコ主流煙曝露により気道への好中球浸潤を惹起する上記試験例5のような肺障害モデルは、COPD治療薬の評価に有用であると考えられている[レスピラトリー・リサーチ(Respir.Res.)、2001年、第2巻、p.E003;チェスト(Chest)、2002年、第121巻、p.192S]。したがって、化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩はCOPDに対する治療および/または予防薬として有用であると考えられる。
また、慢性気管支炎患者のBALF中には、多くの好中球が認められること[アメリカン・レビュー・オブ・レスピラトリー・ディジィズ(Am.Rev.Respir.Dis.)、1989年、第140巻、p.1527]、肺気腫の発症には、好中球が放出するエラスターゼが重要な役割を担っていること[ユーロピアン・レスピラトリー・ジャーナル(Eur.Respir.J.)、1985年、第132巻、p.1155]から、化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩は慢性気管支炎や肺気腫に対する治療および/または予防薬としても有用であると考えられる。
さらに、LPS誘発肺障害モデルは好中球性の炎症を発症することからARDSまたはALIの動物モデルとしても有効であると考えられている[ラボラトリー・アニマルズ(Lab.Anim.)、1992年、第26巻、p.29;アメリカン・ジャーナル・オブ・レスピラトリー・セル・アンド・モレキュラー・バイオロジー(Am.J.Respir.Cell Mol.Biol.)、1997年、第16巻、p.267;インフラメーション(Inflammation)、1999年、第23巻、p.263]。したがって、化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩はARDSもしくはALIの治療および/または予防薬としても有用であると考えられる。
化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩は、そのまま単独で投与することも可能であるが、通常各種の医薬製剤として提供するのが望ましい。また、それら医薬製剤は、動物および人に使用されるものである。
本発明に係わる医薬製剤は、活性成分として化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩を単独で、あるいは任意の他の治療のための有効成分との混合物として含有することができる。また、それら医薬製剤は、活性成分を薬理学的に許容される一種もしくはそれ以上の担体と一緒に混合し、製剤学の技術分野においてよく知られている任意の方法により製造される。
投与経路としては、治療に際し最も効果的なものを使用するのが望ましく、経口または、例えば静脈内、気管内、経皮などの非経口をあげることができる。
投与形態としては、例えば錠剤、注射剤、吸入剤、外用剤などがあげられる。徐放的な適応もまた利用できる。
経口投与に適当な、例えば錠剤などは、乳糖、マンニットなどの賦形剤、澱粉などの崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロースなどの結合剤、脂肪酸エステルなどの界面活性剤、グリセリンなどの可塑剤、安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類などの防腐剤などを用いて製造できる。
非経口投与に適当な、例えば注射剤は、好ましくは受容者の血液と等張である活性化合物を含む滅菌水性剤からなり、例えば、塩溶液、ブドウ糖溶液または塩水とブドウ糖溶液の混合物からなる担体などを用いて注射用の溶液を調製する。
吸入剤は、活性成分を粉末または液状にして、吸入噴霧剤または担体中に配合し、例えば、定量噴霧式吸入器、ドライパウダー吸入器などの吸入容器に充填することにより製造される。吸入噴射剤としては、従来公知のものを広く使用することができ、例えばフロン−11、フロン−12、フロン−21、フロン−22、フロン−113、フロン−114、フロン−123、フロン−142c、フロン−134a、フロン−227、フロン−C318、1,1,1,2−テトラフルオロエタンなどのフロン系ガス、HFA−227、HFA−134aなどの代替フロンガス、プロパン、イソブタン、n−ブタンなどの炭化水素系ガス、ジエチルエーテル、窒素ガス、炭酸ガスなどがあげられる。担体としては、従来公知のものを広く使用でき、例えば糖類、糖アルコール類、アミノ酸類などがあげられ、乳糖、D−マンニトールなどが好ましい。
外用剤としては、特に限定されるものではないが、例えば基剤に活性成分を溶解または混合分散しクリーム状、ペースト状、ゼリー状、ゲル状、乳液状、液状などの形状になされたもの(軟膏剤、ローション剤など)、基剤に活性成分および経皮吸収促進剤を溶解または混合分散させたものを例えばポリエチレンなどの支持体上に展延したもの(パップ剤、テープ剤など)などがあげられる。上記基剤としては、薬理学的に許容しうるものであればいずれでもよく、軟膏剤、リニメント剤、ローションなどの基剤として従来公知のものを用いることができ、例えば、アルギン酸ナトリウム;ゼラチン、コーンスターチ、トラガントガム、メチルセルロース、キサンタンガム、デキストリン、ポリビニルアルコールなどのポリマー;オリーブ油、ラノリンなどの油脂類;白色ワセリン;パラフィン;ステアリン酸などの高級脂肪酸;セチルアルコールなどの高級アルコール;ポリエチレングリコール;水などがあげられる。上記経皮吸収促進剤としては、薬理学的に許容しうるものであればいずれでもよく、例えばエタノール、ジエチレングリコールなどのアルコール類;ドデシルピロリドンなどの極性溶剤;尿素;ラウリル酸エチル;エイゾン;オリーブ油などがあげられる。さらに必要に応じて、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、酸化チタンなどの無機充填剤;粘度調節剤;老化防止剤;pH調節剤;グリセリン、プロピレングリコールなどの保湿剤などを添加してもよい。
また、これら非経口剤においても、経口剤で例示した賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、界面活性剤、可塑剤、防腐剤などから選択される1種もしくはそれ以上の補助成分を添加することもできる。
化合物(I)またはその薬理学的に許容される塩の投与量および投与回数は、投与形態、患者の年齢、体重、治療すべき症状の性質もしくは重篤度などにより異なるが、通常経口の場合、成人一人当り0.01mg〜1g、好ましくは0.05〜50mgを一日1回ないし数回投与する。静脈内投与などの非経口投与の場合、成人一人当り0.001〜100mg 、好ましくは0.01〜50mgを一日1回ないし数回投与する。気管内投与(吸入剤)の場合、成人一人当たり、0.001mg〜1g、好ましくは0.01〜100mg、より好ましくは0.5mg〜20mgを一日1回ないし数回投与する。しかしながら、これら投与量および投与回数に関しては、前述の種々の条件により変動する。
以下に、本発明の態様を実施例で説明する。
錠剤(化合物1)
常法により、次の組成からなる錠剤を調製する。化合物1 40g、乳糖286.8gおよび馬鈴薯澱粉60gを混合し、これにヒドロキシプロピルセルロースの10%水溶液120gを加える。この混合物を常法により練合し、造粒して乾燥させた後、整粒し打錠用顆粒とする。これにステアリン酸マグネシウム1.2gを加えて混合し、径8mmの杵をもった打錠機(菊水社製RT−15型)で打錠を行って、錠剤(1錠あたり活性成分20mgを含有する)を得る。
処方 化合物1 20 mg
乳糖 143.4mg
馬鈴薯澱粉 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 6 mg
ステアリン酸マグネシウム 0.6mg
200 mg
錠剤(化合物2)
化合物2 40gを用い、実施例1と同様にして、標記錠剤(1錠あたり活性成分20mgを含有する)を得る。
処方 化合物2 20 mg
乳糖 143.4mg
馬鈴薯澱粉 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 6 mg
ステアリン酸マグネシウム 0.6mg
200 mg
注射剤(化合物3)
常法により、次の組成からなる注射剤を調製する。化合物3 1gを精製大豆油に溶解させ、精製卵黄レシチン12gおよび注射用グリセリン25gを加える。この混合物を常法により注射用蒸留水で1000mlとして練合・乳化する。得られた分散液を0.2μmのディスポーザブル型メンブランフィルターを用いて無菌濾過後、ガラスバイアルに2mlずつ無菌的に充填して、注射剤(1バイアルあたり活性成分2mgを含有する)を得る。
処方 化合物3 2 mg
精製大豆油 200 mg
精製卵黄レシチン 24 mg
注射用グリセリン 50 mg
注射用蒸留水 1.72mL
2.00mL
ドライパウダー吸入剤(化合物4)
ジェットミル(A−0JET;セイシン企業)を用いて、化合物4 10gを空気圧5kg/cmで1.5g/分間の送り速度で粉砕する(体積平均粒子径:5.7μm)。得られる化合物4の粉砕物と乳糖(Pharmatose325M;DMV社製)とを重量比1:5で混合し、ドライパウダー製剤を得る。
処方 化合物4 16.7 mg
乳糖 83.3 mg
100 mg

Claims (11)

  1. 一般式(I)
    Figure 2005068130

    {式中、mは0〜4の整数を表し、R、R、RおよびRは同一または異なって、水素原子、低級アルキル、シクロアルキル、低級アルケニル、シクロアルケニル、アリールまたはアラルキルを表すか、R、R、RおよびRの中で同一炭素原子上に存在する2つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽和炭素環を形成するか、R、R、RおよびRの中で隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する2つの炭素原子と一緒になって飽和炭素環を形成するか、R、R、RおよびRの中で隣接する炭素原子上に存在する2つの基が一緒になって結合を表し(既に存在する結合と一緒になって二重結合を形成する)、Rは非置換またはハロゲン置換の低級アルコキシを表し、Rは水素原子またはハロゲンを表し、Yは式(II)
    Figure 2005068130

    [式中、Rはシアノ、エチニルまたはカルバモイルを表し、Rは水素原子を表すか、またはRとRが一緒になって結合を表し(既に存在する結合と一緒になって二重結合を形成する)]または4−カルボキシフェニルを表す}で表される含酸素複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  2. mが0〜2の整数であり、R、R、RおよびRが水素原子であるか、R、R、RおよびRの中で同一炭素原子上に存在する2つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽和炭素環を形成し、Rが水素原子である請求項1記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  3. mが1であり、R、R、RおよびRが水素原子である請求項1または2記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  4. がメトキシである請求項1〜3のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  5. Yが式(II)である請求項1〜4のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  6. Yが4−カルボキシフェニルである請求項1〜4のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  7. がシアノであり、Rが水素原子である請求項1〜5のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  8. 好中球性炎症を伴う肺疾患が慢性閉塞性肺疾患(COPD)である請求項1〜7のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  9. 好中球性炎症を伴う肺疾患が肺気腫または慢性気管支炎である請求項1〜7のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  10. 好中球性炎症を伴う肺疾患が急性肺損傷(ALI)である請求項1〜7のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
  11. 好中球性炎症を伴う肺疾患が急性呼吸窮迫症候群(ARDS)である請求項1〜7のいずれかに記載の好中球性炎症を伴う肺疾患の治療および/または予防剤。
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