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JP2004537114A - 有価証券市場およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムおよび方法 - Google Patents

有価証券市場およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

特定の有価証券の価格変化につながり得る市場の動向の不均衡を見出すべく、有価証券市場の動向を監視するための方法、システムおよびコンピュータプログラム。レベル1および/またはレベル2データを分析し、これにより、マーケットメーカーの動向を追跡し、非常に短期的な上方または下方の価格圧力を示す指標を求める。各選択有価証券に関連付けられたこれらの指標は、ユーザに表示することができる。

Description

【技術分野】
【0001】
(関連出願データ)
本願は、2001年7月24日に出願された米国特許出願第09/911,772号および2002年6月12日に出願された米国特許出願第10/167,950号に基づく優先権を主張する。これらの特許出願は、その全文が本明細書中に援用されるものとする。
【0002】
本発明は、広義には、有価証券市場の動向をリアルタイムで監視および分析することに関し、より具体的には、複数の有価証券に対するマーケットメーカーの動向を動的に追跡および分析するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
有価証券市場では、共通のシステムまたは取引所で、企業の株式(およびそのオプション)、商品先物(およびそのオプション)、通貨などが取引される。その他の取引対象には、指数およびミューチュアルファンドがある(これらに限定はされない)。但し、便宜上、以下の説明は企業株式の売買に限定する。取引所内において、トレーダーは、ビッドおよびオファー(アスクともいう)を用いて有価証券を買ったり売ったりする。より具体的には、有価証券を売ろうとしているマーケットメーカーは、様々な有価証券について、それを売ってもよいと思っている「オファー」(価格)および数量(オファーに関連付けられた数量)を送信し、有価証券を買おうとしているマーケットメーカーは、様々な有価証券について、それを買ってもよいと思っている「ビッド」(価格)および数量(ビッドに関連付けられた数量)を送信する。売り手はできるだけ高い価格で売ろうとし、買い手はできるだけ安い価格で買おうとする。「最良相場」は、売り手および買い手が提示する最良の価格、即ち、最安アスク(最良アスク価格またはレベル1アスクともいわれる)および最高ビッド(最良ビッド価格またはレベル1ビッドともいわれる)である。
【0004】
有価証券市場から得られる利益を最大化するために、トレーダーは、特定の有価証券をどの瞬間に売買すれば有利なのかを判断するための情報を欲しがっている。従来より、トレーダーは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、全米証券業協会(ナスダック)、シカゴマーカンタイル取引所などの取引所の「立会場」から得られる情報を追跡している。この情報は、準リアルタイムで(即ち、実際の市場活動とほぼ同時に)電子的にコンピュータワークステーションに送信され、トレーダーはそれを見て分析することができる。
【0005】
現在、トレーダーが入手可能な情報には、「レベル1」情報および「レベル2」情報がある。一般的に、特定の有価証券についてのレベル1情報には、最新の取引値(即ち、現在取引値)、最新の出来高、現売買立会中に取引された合計株数、株価収益率(P/E)、前取引日の終値、その日の始値、その日および過去52週間の高値および安値、前終値比、最安アスク(最良アスク)、最高ビッド(最良ビッド)、一株当たり利益、時価総額、一株当たり配当、配当利回り、ニュース項目およびニュース記事などが含まれる(これらに限定はされない)。また、過去の実績の記録も入手可能である。この記録は、取引毎に、あるいは秒未満〜複数年の一定期間毎に、図表で表示することができる。また、総出来高などの取引所全体の統計値、および、ダウジョーンズ工業株価平均(「ダウ」)、ナスダック総合指数、スタンダードアンドプアーズ500(「S&P500」)、ラッセル2000、業種別指数などの算出市場指数の統計値も入手可能である。
【0006】
一般的に、特定の有価証券についてのレベル2情報には、オープンな(有効な)ビッドまたはアスクを提示中の各マーケットメーカー、ビッドまたはアスクが提示された時刻(それぞれビッド時刻およびアスク時刻ともいう)、そのビッドまたはアスクのサイズ(即ち、多くの場合100株単位で報告される株数)、および、そのアスクまたはビッドの価格が含まれる。
【0007】
多くのトレーダーは、選択された有価証券についての短期的な上方または下方の価格変動に関心がある。上方および下方の価格変動の予想は、多くの場合、マーケットメーカーが様々な有価証券をオファーおよびビッドすることによって作られるトレンドについてのレベル2情報を観察することによって行われる。一般的には、1〜3種類の有価証券についてのレベル2情報がコンピュータモニタ上に表示され、この情報をトレーダーは集中して見つめる。1人の人がこの方法で追跡できる有価証券数は、各有価証券毎に毎秒動的に更新される最大数十または数百の情報項目を把握すべくその人が発揮できる記憶力および認識能力によって制限される。結果的に、ほとんどのトレーダーの場合、一度に効果的に追跡できるのは1つの有価証券だけである。より熟練したトレーダーであれば、一度に数種類の有価証券を追跡できるかもしれない。それでもやはり、この方法は、トレーダーにとって肉体的にも精神的にも負荷が大きい。また、トレーダーが1つまたは2つの有価証券を追跡している間に、別の追跡していない有価証券の売買チャンスを逃してしまうかもしれない。
【0008】
レベル2情報の分析を自動化しようという試みが今までに少なくとも1つなされている。米国特許第5,297,032号によれば、ウォッチリストに入れた有価証券についてのマーケットデプスが以下のようにして表示される。即ち、各ウォッチリスト有価証券のビッドおよびオファーの各呼び値について、最良相場を提示中のマーケットメーカーの合計数を示し、さらに、その価格を提示中のマーケットメーカーの数が増加中なのか、横這いなのか、あるいは減少中なのかを矢印で示すことによって、ウォッチリストに入れた有価証券についてのマーケットデプスが表示される。しかし、このシステムは、特定の有価証券を買うまたは売ることが適切であるかどうかをトレーダーが判断するための十分な情報を提供しない。
【0009】
従って、従来よりも高度な有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムが必要とされている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のある局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する処理を含む。
【0011】
本発明の別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断する処理を含む。
【0012】
本発明の別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は選択したマーケットメーカーについて求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、選択した1組の有価証券の中から前記選択したマーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定し、前記選択したマーケットメーカーについて、前記特定された有価証券に対する前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを作成する処理を含む。
【0013】
本発明のまた別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、前記選択した1組の有価証券の各有価証券に対する各マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量の合算値を求める処理を含む。
【0014】
本発明のさらに別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各マーケットメーカー毎に求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各マーケットメーカー毎に、選択した1組の有価証券に対する各マーケットメーカーの各有効ビッドのビッド数量を総計し、選択した1組の有価証券に対する各マーケットメーカーの各有効アスクのアスク数量を総計する処理を含む。
【0015】
本発明の別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各選択有価証券毎に、所定の期間について、各マーケットメーカーのビッド持続性統計値およびアスク持続性統計値を求める処理を含み、前記ビッド持続性統計値は、前記所定の期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1ビッド以上のビッドを1つ以上提示していた期間のおおよその割合を計算することによって求められ、前記アスク持続性統計値は、前記所定の期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1アスク以下のアスクを1つ以上提示していた期間のおおよその割合を計算することによって求められる。
【0016】
本発明のさらなる局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記データストリームを動的にフィルタリングする工程であって、選択した1組の有価証券の各選択有価証券について、現在取引値の所定閾値パーセンテージを現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージを現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程とを包含する。
【0017】
本発明のまた別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を前記レベル2データから求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、工程と、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記1組の統計値の表示順を動的にソートする工程とを包含する。
【0018】
本発明の別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を前記レベル2データから求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、工程とを包含する。前記選択有価証券のうちの1つの前記統計値をある期間についてチャートにしてチャート表示する。
【0019】
本発明の別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、工程とを包含する。この方法はさらに、複数のビッドを価格によって一連のビッドグループにグループ分けする工程であって、1つのビッド価格グループを除く全てのビッド価格グループはそれぞれ同じ価格のビッドを含み、残りの1つのビッド価格グループは、最良ビッド価格からの乖離が所定の価格段階数よりも大きい全てのビッドを含んでいる、工程と、各ビッド価格グループのビッドの数量を総計し、各ビッド価格グループのビッド数を総計する工程と、各ビッド価格グループの合計数量および各ビッド価格グループのビッド数を表示する工程と、複数のアスクを価格によって一連のアスクグループにグループ分けする工程であって、1つのアスク価格グループを除く全てのアスク価格グループはそれぞれ同じ価格のアスクを含み、残りの1つのアスク価格グループは、最良アスク価格からの乖離が所定の価格段階数よりも大きい全てのアスクを含んでいる、工程と、各アスク価格グループのアスクの数量を総計し、各アスク価格グループのアスク数を総計する工程と、各アスク価格グループの合計数量および各アスク価格グループのアスク数を表示する工程とを包含する。
【0020】
本発明のある局面において、本発明は、少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄(各銘柄は、特定の株式、オプション、先物、指数などを示し得る)を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、工程と、1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各銘柄が新立会高値を達成した回数をカウントし、各銘柄が新立会安値を達成した回数をカウントする処理を含む。
【0021】
本発明の別の局面において、本発明は、少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、工程と、1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各取引価格と立会高値および立会安値の少なくとも一方との関係を求める処理であって、前記関係は、現在取引値が前記立会高値および前記立会安値の少なくとも一方にどれだけ近いのかを示している処理を含む。
【0022】
本発明のまた別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク数量、アスク時刻、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、選択有価証券について、前記ビッド価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をビッド価格の順でディスプレイ上に表示し、前記アスク価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をアスク価格の順でディスプレイ上に表示する工程と、選択したマーケットメーカーについての表示ビッド価格または表示アスク価格の少なくとも一方を視覚的に強調する工程とを包含する。
【0023】
本発明のさらに別の局面において、本発明は、特定のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法である。この方法は、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、選択した1組の有価証券の中から前記マーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定する工程と、前記マーケットメーカーのビッド価格およびアスク価格を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを表示する工程と、ビッド価格およびアスク価格のうち前記マーケットメーカーがそれぞれ最良ビッドおよび最良アスクを提示しているものを全て視覚的に強調する工程とを包含する。
【0024】
本発明の別の局面において、本発明は、少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡するシステムである。このシステムは、前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、受信器と、1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各銘柄が新立会高値を達成した回数をカウントし、各銘柄が新立会安値を達成した回数をカウントする処理を含む。
【0025】
本発明のまた別の局面において、本発明は、少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡するシステムである。このシステムは、前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、受信器と、1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各取引価格と立会高値および立会安値の少なくとも一方との関係を求める処理であって、前記関係は、現在取引値が前記立会高値および前記立会安値の少なくとも一方にどれだけ近いのかを示している処理を含む。
【0026】
本発明のさらに別の局面において、本発明は、複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムである。このシステムは、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク数量、アスク時刻、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、選択有価証券について、前記ビッド価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をビッド価格の順で表示し、前記アスク価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をアスク価格の順で表示するディスプレイであって、選択したマーケットメーカーについての表示ビッド価格または表示アスク価格の少なくとも一方を視覚的に強調するディスプレイとを備えている。
【0027】
本発明のもう1つの局面において、本発明は、マーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するシステムである。このシステムは、前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、選択した1組の有価証券の中から前記マーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定するロジックを実行するプロセッサと、前記マーケットメーカーのビッド価格およびアスク価格を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを表示するディスプレイであって、ビッド価格およびアスク価格のうち前記マーケットメーカーがそれぞれ最良ビッドおよび最良アスクを提示しているものを全て視覚的に強調するディスプレイとを備えている。
【0028】
以下の説明および図面によって、本発明の上記およびその他の特徴が明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
(はじめに)
以下の詳細な説明において、同一の構成要素には、たとえ本発明の異なる実施形態において使われていても、同一の参照符号を付している。図面は正しい縮尺ではない場合もあり、また、幾分模式的に図示されている部分もあるが、これは本発明を明解かつ簡潔に示すという目的のためである。
【0030】
本発明は、共通の市場で取引される有価証券を追跡するシステムおよびその関連方法に関する。システムおよびその関連方法は、取引されている有価証券の売買に関わっているマーケットメーカーの動向をユーザが追跡および分析することを支援する。その際、システムおよびその関連方法は、少なくとも1つの有価証券に関して、短期的な(即ち、限られた時間内での)上方または下方の価格変動につながる可能性のあるトレンドまたは指標について、マーケットメーカーの動向を観察する。システムおよび方法は、マーケットメーカーの動向に関する動的に更新される複数の情報項目と、それを元に求められる統計値を複数組用いて、取引されている有価証券の売買に関わっているマーケットメーカーの動向に関する情報をユーザに提示する。
【0031】
システムは、レベル1およびレベル2情報を用いて、ユーザが選択した複数の有価証券についての短期的な上方または下方の価格圧力の指標を求める。レベル2情報を1組のレベル2フィルタでフィルタリングして、これに対応する数のレベル2データ組を求める。複数の有価証券のそれぞれについて、レベル2データ組のそれぞれから、上方または下方の価格圧力の指標を求める。これらのフィルタは、最新の市況に合わせて動的に自身を適応させるものであり、その詳細は後述する。
【0032】
算出統計値を含むユーザに表示される情報は動的にソートされており、画面が再描画される度に、ユーザが選択した表示方法に合わせて表示情報が適切に並ぶようになっている。
【0033】
システムおよびそれに対応する方法には、少なくとも以下の7種類の動作モードがある:ウォッチリストモード、マーケットメーカー帳簿モード、マーケットストックモード、マーケットプレイヤーモード、最良価格者モード、カウントモード、および、ランクモード。これらの各モードの詳細は後述する。
【0034】
簡単に説明すると以下の通りである。ウォッチリストモードでは、選択有価証券グループについてのビッドおよびアスク数量情報、および、その選択有価証券グループについての買いおよび売り圧力がユーザに提示される。
【0035】
マーケットメーカー帳簿モードでは、選択したマーケットメーカーが有効ビッドおよび有効アスクを提示している有価証券についての情報がユーザに提示される。
【0036】
マーケットストックモードでは、ビッドおよびアスク数量が大きい有価証券に関する情報が、各マーケットメーカー毎に、ユーザに提示される。
【0037】
マーケットプレイヤーモードでは、各マーケットメーカー毎にその動向を累積した結果に関する情報がユーザに提示される。
【0038】
最良価格者モードでは、最も長時間に亘って最良相場に留まっているマーケットメーカーの関する情報が、各有価証券毎に、ユーザに提示される。
【0039】
カウントモードでは、新立会高値(その日の高値という場合もある)および/または新立会安値の数に関する情報が、各銘柄毎に、ユーザに提示される。
【0040】
ランクモードでは、ある銘柄の現在取引価格と、その銘柄の立会高値および安値との間の関係に関する情報がユーザに提示される。
【0041】
システムには、レベル1またはレベル2データストリーム内に含まれるデータ値または算出統計値によって作動するアラート閾値を設定することができる。アラートが作動すると、ユーザはシステムから通知を受ける。
(有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムの概説)
図1を参照して説明を行う。図1は、本発明による有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステム10(またはシステム10)のブロック図を示している。本明細書中、用語「有価証券」は、企業の株式(またはそのオプション)、社債または国債、商品先物(またはそのオプション)、通貨、オプション、指数、ミューチュアルファンド、および、共通のシステムまたは取引所で取引される他のあらゆる対象物を含むものとする(これらに限定はされない)。また、用語「有価証券」は、「ダウ」、「ナスダック総合指数」、業種別指数または指標などの指数をさらに含み得る。用語「銘柄」は、有価証券および指数を含む。簡単に説明すると、システム10は、有価証券トレーダーが、有価証券市場からの情報を分析して、特定の有価証券を買うまたは売るための好機を判断することを支援する、グラフィカルユーザインターフェースを備えたコンピュータツールである。本発明は、あらゆる種類の有価証券の追跡および分析に適用可能であるが、以下の説明は、取引所で行われる企業株式の取引に関する情報の追跡および分析に関するものである。
【0042】
より具体的には、マーケットメーカーの動向(即ち、ビッドおよびアスクの提示)を分析する。本明細書中に記載される動作モードの多くは、特定の有価証券または指数の価格変化につながり得る個別のまたは全体的なマーケットメーカーの動向の一時的な、一般的には短期的な(即ち、数秒〜数時間持続する)、不均衡を見出すことを目的としている。この不均衡(「上方または下方の価格圧力」ともいう)は、市況に応じて数秒、数分または数時間持続し得る。
【0043】
システム10は、コンピュータシステム12を含む。コンピュータシステム12は、互いに離れた場所に位置し得る複数のコンピュータを含み得る。但し、図1に示す実施形態においては、コンピュータシステム12に含まれるコンピュータは1台のみである。コンピュータシステム12は、通常コンピュータコード形式の命令を実行し、それにより、特定のロジックルーチンを実行する1つ以上のプロセッサ14を有する。コンピュータシステム12は、データ、ソフトウェア、ロジックルーチン命令、コンピュータプログラム、ファイル、オペレーティングシステム命令などを保存するメモリ16を有する。メモリ16は、いくつかの装置を含み得る。例えば、メモリ16は、揮発性および不揮発性メモリ部品を含む。通常、揮発性メモリ部品は、電源供給が切れるまでの間しかデータ値を保持しない。不揮発性メモリ部品は、電源供給が切れてもデータを保持する。従って、メモリ16は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ハードディスク、フロッピー(R)ディスク、コンパクトディスク(これらに限定はされないが、CD−ROM、DVD−ROMおよびCD−RW)、テープ、および/または、他のメモリ部品、そして、これらの種類のメモリに対応するドライブおよび再生装置を含み得る。コンピュータが複数台ある実施形態の場合、プロセッサ14は、互いにローカル接続またはリモート接続された1つ以上のマシン上にある複数のプロセッサであり得る。本明細書中に記載するソフトウェアは、いくつかのパーツに分解して、それらのパーツを、互いにローカルまたはリモートに配置された複数のコンピュータによって実行することも可能である。
【0044】
プロセッサ14およびメモリ16は、ローカルインターフェース18に接続されている。ローカルインターフェース18は、例えば、制御バスが付随するデータバスであってもよいし、あるいは、プロセッサおよび/またはメモリ間のネットワークであってもよい。コンピュータシステム12は、ビデオインターフェース20、複数の入力インターフェース22、モデム24、および/または、データ送受信器インターフェース装置25(モデム24、データ受信器25および他のあらゆるデータを受信および/または送信する装置を、本明細書中、受信器、受信手段および/または送受信器ともいう)、複数の出力インターフェース26を有し、これらはそれぞれローカルインターフェース18に接続されている。
【0045】
システム10は、ビデオインターフェース20を介してローカルインターフェース18に接続されたディスプレイ28を有する。図中では1台の陰極線管(CRT)型ディスプレイとして図示されているが、複数のディスプレイを用いることも可能である。また、ディスプレイ装置は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネセントディスプレイ、インジケータランプ、または発行ダイオード(LED)であってもよい。さらに、システム10は、それぞれ入力インターフェース22を介してローカルインターフェース18に接続された、キーボード30、マウス32、マイク34、デジタルカメラ(図示せず)およびスキャナー(図示せず)を含む(これらに限定はされない)数種類の入力装置を有する。モデム24および/またはデータ受信器25は外部ネットワーク38に接続可能であり、これにより、当該分野においては周知であるように、コンピュータシステム12が、外部ネットワーク38を介して、データ信号、音声信号、映像信号などを送受信することができるようになる。外部ネットワーク38は、例えば、インターネット、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ダイレクトデータリンク、あるいは、ワイヤレスネットワークを含む、他の同様のネットワークまたは通信リンクであり得る。モデム24および/またはデータ受信器25は、衛星送受信器39、同軸ケーブル、光ケーブルなどからデータを受信するように接続することができる。なお、リモートユーザでも、外部ネットワーク38およびモデム24を介して、システム10にアクセスしてこれを利用することができる。また、システム10は、音声スピーカ40やプリンタ42などの出力インターフェース26を介してローカルインターフェース18に接続される出力装置を含み得る。
【0046】
コンピュータシステム12は、有価証券追跡ソフトウェアツールをグラフィカルユーザインターフェース(GUI)形式で表示および実行するようにプログラムされている。あるいは、コンピュータシステム12は、実行することにより有価証券追跡ソフトウェアツールを表示しその機能を果たすロジックをメモリ16内に保存している。
【0047】
本発明のある実施形態において、サーバは、レベル1およびレベル2データストリームを受信し、そのデータストリームを分析して、本明細書中に記載の統計値を生成する。サーバは、この統計値を含むデータ組をネットワークまたは通信リンクを介してクライアント端末に出力する。クライアントは、送信されてきたデータをさらに処理して、ユーザに対してデータ表示を行うことができる。
【0048】
さらに図2を参照して説明を行う。図2は、有価証券追跡システム10によって生成され、ディスプレイ28上に表示されたGUIディスプレイ画面50の一例(スクリーンショット)を示している。ディスプレイ画面50は、有価証券追跡システム10のユーザに情報を表示する。この情報は、どの有価証券を買うまたは売るべきか、そして、それらの売買をいつ行うべきなのかをユーザが判断することを支援するためのものである。ディスプレイ画面50は、様々な情報を表示する複数の領域を有し、処理メニューウィンドウ52、レベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54、分析結果ウィンドウ56、チャートウィンドウ58およびアラートウィンドウ60を含んでいる。この一例のディスプレイ画面50は、ユーザが有価証券追跡システム10の様々な特徴および機能を選択するための、当該分野においては周知のドロップダウンメニュー62を含んでいる。
【0049】
なお、GUIディスプレイ画面50は、同時に開かれた複数のウィンドウを含んでいてもよい。例えば、ウィンドウ54、56、58および/または60は、それぞれ別のウィンドウボックスに表示されてもよい。さらに、あるウィンドウの複数のインスタンスを開くことも可能である。例えば、複数の分析結果ウィンドウ56を開くことができる。その場合、同じモードの情報を表示する場合でも、違うモードの情報を表示する場合でも、異なるモード(例えば、ウォッチリストモード、マーケットメーカー帳簿モードなど)の組み合わせの情報を表示する場合でも、異なる複数のグループのデータおよび/または統計値を動的に更新しながら表示することができる。各ウィンドウは、ユーザの好みに合わせてサイズ変更可能である。
【0050】
処理メニューウィンドウ52は、複数のファンクションボタンを含んでいる。ユーザは、以下のようにして、ファンクションボタンを選択することができる。即ち、ユーザは、マウスで操作されるカーソルをボタンのところまで動かして、マウスボタンを押すことによって、ディスプレイ画面50上に表示されたボタンを選択することができる。また、キーボード30の操作および/または音声コマンドによって、様々な機能を選択してシステム10をコントロールすることも可能である。ボタン、メニュー項目、アイコンまたは機能(または他のコマンド入力機構)を選択すると、有価証券追跡システム10は、対応する処理を呼び出すためのロジックを実行する。
【0051】
ボタンの一例はデータボタン66である。データボタン66は、モデム24またはデータ受信器25を介して、レベル1およびレベル2情報データサービスプロバイダへの通信リンク、または、図11を参照してより詳細に後述する中央サーバへの通信リンクを確立するためのものである。この通信リンクが確立されると、有価証券追跡システム10は、選択した取引所で取引されている有価証券に関する様々な情報項目を受信する。例えば、ユーザは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)および全米証券業協会(ナスダック)で取引されている有価証券についての情報を受信するように選択することができる。ナスダックの場合、約8,000種類の有価証券が取引されており、各有価証券に複数のレベル1情報項目が関連付けられている。この情報は、有価証券追跡システム10に信号を送っているデータサービスプロバイダによってリアルタイムまたは準リアルタイムで(即ち、実際の市場活動とほぼ同時に)更新される。例えば、その取引所で取引されているいずれかの有価証券の現在取引値および出来高が変化する度に、データサービスプロバイダは、その有価証券の最新の取引値、出来高および取引時刻を有価証券追跡システム10に送信する。
【0052】
同様に、ナスダックに上場されている有価証券の場合、データサービスプロバイダから有価証券追跡システム10にレベル2情報が提供される。なお、本特許出願の出願時点において、NYSEのレベル2情報は一般的には入手不可能である。しかし、本明細書中に記載の概念および発明は、NYSEを含む全ての取引所のレベル2型情報に等しく適用できるであろう。レベル2情報には、追跡中の取引所に上場されている有価証券についてオープンなビッドまたはアスクを提示している各マーケットメーカーが含まれる。レベル2情報には、アスクまたはビッドが提示された時刻(それぞれアスク時刻およびビッド時刻ともいう)、株数で表されるアスクまたはビッドのサイズ(多くの場合、百株単位で報告される)、および、ビッドまたはアスクの値が含まれ、これらは全てリアルタイムまたは準リアルタイムで有価証券追跡システム10に送信される。
【0053】
送信されるレベル2情報の総量は、任意の時点において任意の有価証券についてビッドまたはアスクを提示しているマーケットメーカーの数に依存する。ナスダックの場合、レベル1およびレベル2情報を合わせて、約400〜約1000個の情報項目が毎秒更新されていると言われている。また、一部の有価証券は他の有価証券よりも広く取引されているので、市場の活動のほとんどは一部の有価証券に関するものであると言われている。例えば、市場の活動の約90%は、NYSEおよびナスダックで取り扱われている全有価証券の約10%の有価証券に関するものであると言われている。ナスダック50(即ち、ナスダックで取引されている上位50種類の有価証券)を追跡する場合にデータサービスプロバイダによって送信される情報量を追跡するために必要なコンピュータプロセッサの能力は、Xのような変数で表すことができる。しかし、ナスダック50の3倍の有価証券数であるナスダック150(即ち、ナスダックで取引されている上位150種類の有価証券)を追跡する場合にデータサービスプロバイダによって送信される情報を追跡するのに必要なプロセッサの能力は、3X未満(おそらく約1.5X〜約2X)であると言われている。
【0054】
処理メニューウィンドウ52は、ウォッチリスト設定ボタン68をさらに含み得る。ユーザは、ウォッチリスト設定ボタン68によって、特に関心のある株式を選択しグループ分けするためのGUI画面に進むことができる。例えば、ユーザは、ハイテク企業、製薬会社、小売業者、運輸業者、ナスダック50または150、ユーザのお気に入りの有価証券など、それぞれ選択された有価証券グループを含んだ、様々なウォッチリストを設定することができる。各ウォッチリスト内では、各有価証券が銘柄記号によって識別される。
【0055】
処理メニューウィンドウ52は、アラート設定ボタン70をさらに含み得る。ユーザは、アラート設定ボタン70によって、レベル1およびレベル2情報および算出統計値の結果によって起動される様々なアラートを設定するためのGUIウィンドウに進むことができる。具体的なアラートの詳細は後述するが、アラートは、ユーザが特定の有価証券を買うまたは売ると決定する際に影響を与え得る市況をユーザに通知するためのものである。
【0056】
処理メニューウィンドウ52は、モード選択ボタン72をさらに含み、これにより、ユーザは、分析結果ウィンドウ56に表示する情報の種類を選択することができる。分析結果ウィンドウ56は、ウォッチリストモード(図4A)、マーケットメーカー帳簿モード(図4Bおよび8)、マーケットストックモード(図4C)、マーケットプレイヤーモード(図4D)、最良価格者モード(図4E)、カウントモード(図9)、および、ランクモード(図10)という少なくとも7種類のモードで情報を表示することができる。これらのモードは、表示選択ボタン72上においてアイコンで表されている。図示した例において、ウォッチリストモードは一覧リストを示唆するメモパッドであり、マーケットメーカー帳簿モードはノートのアイコンであり、マーケットストックモードは株券のアイコンであり、マーケットプレイヤーモードはビジネスマンのシルエットであり、および最良価格者モードは「B/A」(「bid/ask」の略)の記号である。
【0057】
処理メニューウィンドウ52は、ウォッチリスト表示モード選択時には様々なウォッチリストから1つのウォッチリストを選び、マーケットメーカー帳簿モード選択時にはマーケットメーカーの1つを選ぶためのドロップダウンメニュー74を有する。総合的な市場統計値、市場指数などは、図示したように市場統計値ウィンドウ76に表示してもよいし、あるいは、図2において表示されているウィンドウとは別の市場相場ウィンドウに表示してもよい。
【0058】
処理メニューウィンドウ52は、レベル2フィルタ選択ドロップダウンメニュー78をさらに含む。レベル2フィルタ選択ドロップダウンメニュー78は、ユーザに、表示情報に対するフィルタリングレベル(または閾値)を選択させるためのものである。簡単に説明すると、有価証券追跡システム10はレベル2フィルタを用いることにより、各有価証券の最後に報告された取引価格との差が所定の価格パーセンテージよりも大きいマーケットメーカーの動向を無視する。これにより、ユーザは、マーケットメーカーの動向の分析作業を、各有価証券の最新の市場価格に近いビッドおよびアスクに限定することができる。理論に縛られるわけではないが、最新の市場価格に近いマーケットメーカーの動向を監視および分析することによって、最も関連性の高い情報項目だけを観察して、ある有価証券の株式を買うまたは売る際の判断材料にすることができると考えられている。パーセンテージ表記のフィルタリング閾値の例としては、1%、2%、3%、4%および5%が挙げられる。但し、フィルタパーセンテージはユーザが決めることができるものであり、また、整数でなくてもよい(例えば、2.5%)。フィルタは、例えば5/16ポイント、5/8ポイント、3セント、1セントなどのような、最後に報告された取引価格からの単数または複数の固定乖離値に基づくものであってもよい。また、フィルタをオフにして、市場の動向に関するいかなるデータも排除されないようにしてもよい。システム10のある実施形態において、入来データストリームは、ユーザが表示データについて選択したフィルタリングレベルに関わらず、可能な全てのフィルタリングパーセンテージ(予め設定されたパーセンテージおよびユーザが決めたパーセンテージを含む)でフィルタリングされる。各フィルタリングパーセンテージについて対応するデータ組が求められる。これらのデータ組は保存され、後に過去のマーケットメーカーの動向として表示されるか、あるいは、ユーザが表示データについて異なるフィルタリングレベルを選択した場合には即座に提示される。
【0059】
最新の市場価格を積極的に追従するために、フィルタの処理は動的に行われる。フィルタ処理の一例として、ある株式について最後に報告された取引が$20.00で行われ、表示情報のレベル2フィルタが1%に設定されていた場合には、情報表示ウィンドウ54にデータを表示する際、分析結果ウィンドウ56に表示する情報を計算する際、および/または、アラートを発生および表示する際に、$19.80(20セント=$20.00の1%)未満の全てのマーケットメーカービッドおよび$20.20より高い全てのマーケットメーカーアスクが無視される。上記の例において、その株式について次に報告されたアスクが$20.10であった場合、有価証券追跡システム10は、報告された$20.10というアスクを採用し、ディスプレイ画面50上に表示される統計値を動的に更新し、そして、更新された統計値によってユーザが設定したアラートのいずれかが起動されるかどうかを決定する。しかし、次のアスクが$20.50であった場合、そのアスクは、フィルタパラメータによって許可されるデータ値の範囲外であるため無視される。フィルタは、現在取引値に基づいて動的に自身を調節する。例えば、次に報告される株式取引が$19.90であった場合、$19.70未満の全てのビッドは無視され、また、$20.10より高い全てのアスクも無視される。システム10は、他の全てのフィルタレベルについても同様に入来データストリームをフィルタリングし、これにより、それぞれのフィルタレベルに対応するデータ組を生成する。上記の通り、これらのデータ組は保存され、後に過去のマーケットメーカーの動向として表示されるか、あるいは、ユーザが表示データについて異なるフィルタリングレベルを選択した場合には即座に提示される。
【0060】
ユーザが各ウォッチリストに設定した選択有価証券は、そのユーザに関連付けられたデータベース内に保存される。ユーザのデータベース内にある各有価証券についての統計値は、その特定の有価証券が現在ディスプレイ画面50に表示中であるかどうかに関わらず計算される。これにより、有価証券追跡システム10は、ユーザのデータベース内のいずれかの有価証券について、設定されたアラート(本明細書中、アラームともいう)が作動したかどうかを判断することができる。アラートが作動した場合、アラートウィンドウ60にアラートが表示される。その詳細は後述する。ユーザは、複数のデータベースを定義して複数組の有価証券を追跡することができる。しかし、典型的な動作モードにおいては、一度に使用できるデータベースは1つだけである。上記の通り、各データベースは複数のウォッチリストを含んでいてもよく、これにより、ユーザのデータベースに含まれる有価証券をさらに分類することができる。また、1つのデータベース内に含まれる複数のウォッチリストに同じ有価証券が含まれていてもよい。データベースに入れて有価証券追跡システム10によって処理可能な合計有価証券数は、有価証券追跡ソフトウェアツールを実行するために用いられているコンピュータシステム12の処理能力およびメモリ能力によってのみ制限される。
(レベル1およびレベル2情報の表示)
さらに図3を参照して説明を行う。図3は、レベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54の一例を示している。ウィンドウ54は、GUIディスプレイ画面50の一部であってもよいし、あるいは、ユーザによって選択的に開かれる別のウィンドウであってもよい。ウィンドウ54の複数のインスタンスを開いて、異なる複数の株式を同時に追従することも可能である。
【0061】
情報表示ウィンドウ54は、選択有価証券についてレベル1およびレベル2情報を表示する。ある実施形態において、分析結果ウィンドウ56またはアラートウィンドウ60に示されている有価証券のうちの1つをユーザがマウス操作によって選択することによって、情報表示ウィンドウ54に表示する有価証券を選択することができる。図示した例においては、Cisco Systems(銘柄記号CSCO)が表示されている。情報表示ウィンドウ54は、選択有価証券についての選択されたレベル1情報項目を表示する基本レベル1情報ウィンドウ80を含む。例えば、図示した例において、基本レベル1情報ウィンドウ80は、その有価証券の現在取引値と、前日終値比と、現取引日の始値と、その日の高値および安値と、現売買立会でのこれまでの出来高と、最良ビッドおよび最良アスクとを含む。情報表示ウィンドウ54は、表示中の有価証券の全取引の時刻、価格および数量を表示する取引一覧ウィンドウ82をさらに含む。
【0062】
情報表示ウィンドウ54は、一対のマーケットメーカーリスト84をさらに有する。第1のマーケットメーカーリスト84aでは、表示中の有価証券にビッドを提示しているマーケットメーカーが、「MMID」(「マーケットメーカー識別子」の略)という見出しの下に4文字のマーケットメーカー識別子で示されている。第2のマーケットメーカーリスト84bでは、表示中の有価証券にアスクを提示しているマーケットメーカーが示されている。マーケットメーカーリスト84には、ビッドまたはアスクの時刻、ビッドまたはアスクのサイズ(100株単位)、および、ビッドまたはアスクの価格も表示される。同じ価格のビッドは1つのグループにまとめられ、同じ背景色または図示のように同じ網掛けの背景で表示される。特定の閾値よりも低い(例えば、最高ビッドから価格が4段階以上離れている)ビッドは1つのグループにまとめられリスト84aの最下部に表示される。同様に、同値のアスクは1つのグループにまとめられ、同じ色または同じ網掛けの背景で表示される。最安アスクから価格が4段階以上離れているアスクは1つのグループにまとめられる。
【0063】
マーケットデプスの指標として、バーチャート86が設けられている。バーチャート86は、様々な価格レベルについてオープンな(有効な)ビッドまたはアスクを提示しているマーケットメーカーの数の指標をユーザに与えるためのものである。バーチャート86は、略等しい大きさの複数のブロックを含み、これらのブロックの色または網掛けは、マーケットメーカーリスト84で用いられている色または網掛けに対応する。各価格グループについて、ビッドまたはオファーされている株数が示され、その後にその価格ポイントを提示中のマーケットメーカーの数が示されている。例えば、図示した情報表示ウィンドウ54においては、2つのマーケットメーカーが合計800株を$14.56でビッドしている。この情報は、対応するバーチャート86において「8/2」(=2つのマーケットメーカーで合計800株)と表示されている。なお、マーケットメーカーリスト84およびバーチャート86に表示される情報にはレベル2フィルタを適用することが可能であり、その結果、現在取引価格からの乖離が大き過ぎると判断されたビッドまたはアスクは、マーケットメーカーリスト84およびバーチャート86中において省略される。
【0064】
当業者であれば分かるように、マーケットメーカーの動向に関するデータがシステム10に送信されると、情報ウィンドウ54に表示される情報は動的に更新される。図3に図示した情報表示ウィンドウ54は、ある一瞬を切り取ったものに過ぎない。分析結果ウィンドウ56、アラートウィンドウ60、チャートウィンドウ58などに表示されるデータ、情報および統計値についても同様である。ディスプレイ画面50を再描画する際には、データを正しく表示するように表84の行単位でのソートおよび並べ替えを動的に行う(例えば、表84aの最上部に最良ビッドを表示して、その後にそれよりも安いビッドを価格の降順で表示し、表84bの最上部に最良アスクを表示して、その後にそれよりも高いアスクを価格の昇順で表示する(再描画前にはアスクおよび/またはビッドが異なる順序で表示されていた場合でも))。図示した例においては、表84aはビッド価格の降順で動的にソートされ、表84bはアスク価格の昇順で動的にソートされる。
【0065】
選択したマーケットメーカーの動向をユーザが追従するのを支援するために、有価証券追跡システム10はトラッカー機能を有していてもよい。表84aおよび/または84bを用いて、選択有価証券についての、100程度のマーケットメーカーからのビッドおよびアスクを表示できることは珍しいことではない。最新の市況を反映させるべく、ウィンドウ54は比較的短い間隔で(例えば、間断なくまたは一定間隔で(詳細後述))更新されるので、各マーケットメーカーに対応する行の表示位置が比較的頻繁に変化する場合がある。そのような環境では、特定の有価証券についての特定のマーケットメーカーの動向を監視することは困難かつ煩雑になり得る。
【0066】
トラッカー機能を使うと、表84aおよび/または84bの行のうち、選択したマーケットメーカーに関する情報を表示するために使われている1つまたは複数の行が視覚的に強調される。選択したマーケットメーカーに関連付けられた行が表84aおよび84b中で上下に動いても、その行は強調された状態を維持する。これにより、選択したマーケットメーカーの動向を他のマーケットメーカーの動向と対比しながらユーザの目で追従することを支援する。
【0067】
図3の例では、トラッカー選択ウィンドウ85にSMCOという銘柄を入力することによって、ユーザがマーケットメーカー「SMCO」を選択している。あるいは、ドロップダウンメニューや他の選択方法を用いてもよい。また、追跡対象マーケットメーカーは、本明細書中に記載のいずれかのウィンドウ(例えば、ウィンドウ56、表84、など)内に表示されているマーケットメーカー識別子をクリックする等、マウス操作によって選択することもできる。
【0068】
その後、トラッカー機能により、選択したマーケットメーカーのビッドおよびアスクが強調表示される。この例では、選択したマーケットメーカーに対応する行を白色の背景上に表示して、その他の行よりも視覚的に目立つようにしている。上記のように、その他の行は色付きの背景上に表示される。これは、添付図面中では網掛けの背景で表されている。選択したマーケットメーカーに対応する行が白色で表示される必要はなく、選択したマーケットメーカーに対応する情報が他のマーケットメーカーに対応する情報よりも目立つような他の色や他の網掛けを用いてもよいことは明らかである。他の実施形態においては、選択したマーケットメーカーに関連付けられた行に表示される英数文字の表示を、他の行の情報の表示よりも目立つようにしてもよい。
【0069】
当業者であれば分かるように、レベル1およびレベル2情報サービスプロバイダから送信され、有価証券追跡システム10によって受信された情報が間違っている場合もある。図3の第2のマーケットメーカーリスト84b中にはそのような間違いが少なくとも1つある。即ち、$1.00というアスク価格がマーケットメーカーJPHQに関連付けられて表示されている。この間違いは、ユーザが選択したレベル2フィルタによっては、排除されるかもしれない。しかし、レベル2フィルタがオンになっていない場合、あるいは、この間違いがフィルタリング後に維持すべき数値範囲内に入っている場合、この間違ったデータ値は、情報表示ウィンドウ54に表示されるとともに、有価証券追跡システム10が行うあらゆる統計値計算に取り入れられてしまう。
【0070】
表示やシステム10の統計値計算から排除できる情報は他にもある。例えば、逆転相場フィルタを用いて、レベル1ビッドよりも高いビッドおよびレベル1アスクよりも安いアスクを排除することができる。これらのビッドおよびアスクは、通常、消去されずに残ってしまった古いビッドまたはアスクである。このように、レベル1データを用いてレベル2データの正確性を検証する。上記の例では、逆転相場フィルタがオンになっていれば、JPHQの$1.00というアスクは排除される。
【0071】
有価証券追跡システム10は、各有価証券に対する各マーケットメーカーの各ビッドおよびアスクの値を追跡する。次にマーケットメーカーがその有価証券にビッドを提示した時には、有価証券追跡システム10は、そのビッドが、その有価証券に対するそのマーケットメーカーの前回のビッドよりも高いか安いかを計算する。値がより高い場合には、第1のマーケットメーカーリスト84aの前比列にプラス記号が付される。値がより安い場合には、前比列にマイナス記号が付される。前回のビッドから変化がない場合には、そのマーケットメーカーに関連付けられた行の前比列は空欄になる。例えば、第1のマーケットメーカーリスト84aにおいて、マーケットメーカーBTRDはCisco Systemsに対して$14.56というビッドを入力しており、このビッドは、Cisco Systemsに対するBTRDの前回のビッドよりも値が高い。従って、BTRDの前比列には「+」記号が表示されている。同様に、次にマーケットメーカーがその有価証券にアスクを提示した時には、有価証券追跡システム10は、そのアスクが、その有価証券に対するそのマーケットメーカーの前回のアスクよりも高いか安いかを計算する。値がより高い場合には、第2のマーケットメーカーリスト84bの前比列にプラス記号が付される。値がより安い場合には、前比列にマイナス記号が付される。前回のアスクから変化がない場合には、そのマーケットメーカーに関連付けられた行の前比列は空欄になる。例えば、マーケットメーカーMONTはCisco Systemsに対して$14.63というアスクを提示しており、このアスクは、Cisco Systemsに対するMONTの前回のアスクよりも安い。従って、MONTの前比列には「−」記号が表示されている。より詳細に後述するように、有価証券追跡システム10は、これらの変化を合計して、それにより、ユーザのデータベースに含まれる各有価証券について上方または下方の価格圧力を示す。
【0072】
情報表示ウィンドウ54は、最良価格者経時変化ウィンドウ88をさらに含み得る。最良価格者経時変化ウィンドウ88内に表示される情報は、最良価格者モードにリンクしている。この詳細は後述する。
(分析結果ウィンドウ)
再び図2を参照して説明を行う。分析結果ウィンドウ56は、最新の市場の動向から求められた統計値を表示するためのものである。なお、これらの統計値は、入来データストリームに基づいて、ここでより詳細に説明するように、間断なく更新されソートし直される。統計値は、レベル1およびレベル2データサービスプロバイダとの間で確立された通信リンクを介して受信する入来レベル1およびレベル2データに基づいて計算される。ある実施形態において、ディスプレイ画面50に提示される表示情報は、ユーザが決める再描画間隔に従って画面に書き込まれる。画面の再描画を連続的にではなく一定間隔で行うことにより、コンピュータシステム12の負荷が軽減され、有価証券追跡システム10のパフォーマンスが向上する。再描画間隔の例としては、毎秒4回、毎秒2回、毎秒1回、2秒毎などが挙げられる。
【0073】
上記のように、分析結果ウィンドウ56に表示する統計値は、レベル2フィルタおよび逆転相場フィルタによってフィルタリングされたフィルタリング済みデータ組から得られるものである。レベル2フィルタおよび逆転相場フィルタに加えて、不良データ項目フィルタ(不良ティックフィルタ)を用いることもできる。不良データ項目フィルタを用いれば、株式取引所データベースのオペレータによって間違って入力され、データサービスプロバイダによって有価証券追跡システム10に送信された情報項目を排除することができる。不良データフィルタによって、同じ有価証券に対する他の価格事象から有意に乖離した情報項目を排除することができる。例えば、ビッド、アスクまたは取引価格であって、最新10件の平均との乖離が10%よりも大きいものを排除することができる。不良データフィルタの別の例としては、対応する最近の価格情報から10または100の倍数だけ乖離している全ての価格情報項目(即ち、ビッド呼び値、アスク呼び値または取引価格)を排除するフィルタが挙げられる。そのようなデータ項目は、価格情報に間違って小数点が入力されたか、あるいは、少数位が抜けてしまったことを示唆している。例えば、ある株式が約$50.00/株で取引されているときに$5.00というビッドを受信した場合、このフィルタによってこのデータ項目を排除することができる。また別の不良データフィルタとして、価格の1ドル、10ドルまたは100ドルの桁位置で1だけ違う価格情報項目を排除するフィルタが挙げられる。例えば、ある有価証券が約$23.00/株で取引されている場合、$22.00/株または$24.00/株というデータ値を無視することができる。
(ウォッチリストモード)
さらに図4Aを参照して説明を行う。図4Aは、ユーザが有価証券追跡システム10をウォッチリストモードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。このモードでは、分析結果ウィンドウ56は、選択したウォッチリスト内にある各有価証券を示した表56aを表示する。レベル1およびレベル2情報から得られた選択的情報が、ウォッチリスト内にある各銘柄記号に関連付けて表示される。この情報は、ビッドおよびアスクの相対数量(列90)、買いまたは売り圧力の指標(列92)、オープンなビッドまたはアスクを提示しているマーケットメーカーの数(列94)、100株単位で報告されるビッドおよびアスクの実数量(列96)、および、圧力加重数量(列98)を含み得る。なお、表示される全ての統計値は、ユーザが選択するレベル2フィルタおよび/または逆転相場フィルタ適用後のデータから得られるものであり、ディスプレイ画面50上において所望の再描画間隔で再描画され、そして、下記のように動的にソートされる。
【0074】
列96に表示される実数量を計算するために、システム10は、フィルタ閾値範囲内でオープンなビッドまたはアスクを提示しているフィルタリングされたマーケットメーカーの各ビッドのサイズおよび各アスクのサイズを各有価証券毎に合計する。さらに、有価証券追跡システム10は、フィルタ閾値範囲内でオープンなビッドを提示しているマーケットメーカーの数およびオープンなアスクを提示しているマーケットメーカーの数をカウントして、列94に表示する。図示した例では、Apple Computer(即ち、銘柄記号AAPL)について、38のマーケットメーカーが合計ビッド数量9,300株のオープンなビッドを提示しており、42のマーケットメーカーが合計アスク数量16,000株のオープンなアスクを提示している。
【0075】
各有価証券のビッドの相対数量(列90)は、実ビッド数量および実アスク数量の総和で実ビッド数量を割ってパーセンテージを求めることによって計算される。同様に、アスクの相対数量は、実ビッド数量および実アスク数量の総和で実アスク数量を割ることによって求められる。この相対数量計算は、ある有価証券について有意な買いまたは売り圧力があるかどうかの指標となり得る。例えば、図示した例において、Cisco Systems(銘柄記号CSCO)は、合計株数の88.4%が買いであり、売りは合計株数の11.6%しかない。結果として、この有価証券の需要は、その入手可能度を大きく上回っている。従って、この有価証券の値は上がるであろうと推測できる。対照的に、図示した例において、Worldcom(銘柄記号WCOM)は、ビッドの相対数量が17%であり、アスクの相対数量が83%である。これは、Worldcomを売りたがっているトレーダーの数が、Worldcomを買いたがっているトレーダーの数よりも有意に大きいことを示している。従って、この有価証券の値は下がるであろうと推測できる。このようにして、トレーダーは、市場の動向を観察してマーケットメーカーの動向の不均衡を見出し、それにより、取引を行うのに有利な瞬間を特定することができる。他方、この情報によって、トレーダーは、特定の有価証券について市場の動向が比較的均衡状態にあることを知ることもできる。例えば、Microsoft Corporation(銘柄記号MSFT)は、相対ビッド数量が46.8%であり、相対アスク数量が53.2%である。これは、Microsoft株の価格が、少なくともこの瞬間においては比較的安定しているかもしれないということを示し得る。株式取引の当業者であれば分かるように、上記およびその他の本明細書中に記載の計算はあくまで指標に過ぎず、有価証券の値の変動を予測する際に完全に信頼できるものではない。有価証券の取引は、本来リスクを伴うものであり、このような活動に携わることによってお金をいくら得られるのか、または失うのか、ということについての保証は一切無い。
【0076】
また、有価証券追跡システム10は、列92に、買い圧力値および売り圧力値を表示する。より具体的には、有価証券追跡システム10は、ビッド価格を上げたビッド提示中のマーケットメーカーの数(即ち、リスト84a中のプラス記号の数)をカウントする。この数から、ビッド価格を下げたビッド提示中のマーケットメーカーの数(即ち、リスト84a中のマイナス記号の数)を引く。その結果を、買い圧力として列92に表示する。同様に、有価証券追跡システム10は、アスク価格を上げたオファー提示中のマーケットメーカーの数(即ち、リスト84b中のプラス記号の数)をカウントする。この数から、アスク価格を下げたオファー提示中のマーケットメーカーの数(即ち、リスト84b中のマイナス記号の数)を引く。その結果を、売り圧力として列92に表示する。
【0077】
あるいは、買いおよび売り圧力を、比率形式または相対圧力パーセンテージで表すことも可能である。相対買い圧力は、買い圧力値および売り圧力値の総和で買い圧力値を割ることによって計算される。相対売り圧力は、買い圧力値および売り圧力値の総和で売り圧力値を割ることによって計算される。
【0078】
買い圧力および売り圧力がそれぞれゼロに近い場合(例えば、買い/売り圧力=0/0、1/2または−2/−3)、ユーザは、その有価証券に対してはほとんど上方または下方の価格圧力が無いと推測できる。しかし、買いおよび/または売り圧力が大きい正の数値である場合、それは、マーケットメーカーがその有価証券に対するビッドおよびアスク価格を上げていることを示している。逆に、買いおよび/または売り圧力値が大きい負の数字の場合、それは、マーケットメーカーがビッドおよびアスク値を下げており、この有価証券に下方の価格圧力がかかっていることを示している。買い圧力が正の数字で、売り圧力が負の数字である場合、それは、ビッドを提示しているマーケットメーカーがビッド価格を上げて、その有価証券の株式をオファーしているマーケットメーカーがアスク価格を下げており、ビッドおよびアスクの価格差が狭まってきていることを示している。他方、買い圧力が負の値であり、売り圧力が正の値である場合、それは、ビッドとアスクの乖離が広がってきていることを示している。
【0079】
また、有価証券追跡システム10は、圧力加重数量を表示することもできる。より具体的には、有価証券追跡システム10は、ビッド価格を上げたビッド提示中のマーケットメーカーからの各ビッドに関連付けられたビッド数量を総計する。この数から、ビッド価格を下げたビッド提示中のマーケットメーカーからの各ビッドに関連付けられたビッド数量の総和を引く。その結果を、圧力加重ビッド数量として列98に表示する。同様に、有価証券追跡システム10は、価格を上げたオファー提示中のマーケットメーカーからの各アスクに関連付けられたアスク数量を合計する。この数から、アスク価格を下げたオファー提示中のマーケットメーカーからの各アスクに関連付けられたアスク数量を引く。その結果を、圧力加重アスク数量として列98に表示する。
【0080】
この圧力加重数量の概念によって、ユーザは、ビッドおよび/またはオファーされている大量の株式が、価格を上げ下げしているかどうかを判断することができる。圧力加重数量は、買い圧力および/または売り圧力の加重指標とみなすこともできる。この買い圧力および/または売り圧力の加重指標は、各関連マーケットメーカーに関して、最近価格が変動したビッドおよびアスクに関連付けられた数量を示すものである。従って、圧力加重数量は、1つのマーケットメーカーによって、または複数のマーケットメーカーによって集合的に、大量の株式が価格を変動させている場合に、これをユーザに示すものである。一例として、あるユーザは、少数のマーケットメーカーがオファーしている数百株の株式のアスク価格が変動したことにはそれ程関心はないが、例えば、ビッドまたはオファーされている5000株以上の株式の価格が変動しているかどうかには関心があるかもしれない。
【0081】
図示した例においては、実際の圧力加重数量が列98に示されている。しかし、本発明においては、圧力加重数量を示すさらなる方法または代替的な方法も想起されている。例えば、圧力加重相対数量(即ち、圧力加重ビッド数量を合計圧力加重数量で割って、圧力加重アスク数量を合計圧力加重数量で割って、それぞれパーセンテージで報告したもの)を表示することも可能である。別の実施形態においては、圧力加重数量を合計ビッドおよび/またはアスク数量のパーセンテージ(即ち、図示した例の圧力加重ビッド数量をその有価証券の合計ビッド数量で割って、図示した例の圧力加重アスク数量をその有価証券の合計アスク数量で割って、それぞれの結果をパーセンテージで報告したもの)として報告することも可能である。別の例として、圧力加重ビッド数量を、上昇ビッドおよび下降ビッドに関連付けられた数量に分解することも可能である。同様に、圧力加重アスク数量も、上昇アスクおよび下降アスクに分解することが可能である。これらの分解された合計値は、ユーザが所望する様々な比率形式で報告することが可能である。
【0082】
ユーザは、分析結果ウィンドウ56に対して様々な視覚的設定を行うことができる。例えば、一部の列を表示しないようにしてもよい。別の例として、リストに表示する有価証券を、図のように銘柄記号のアルファベット順で表示するのではなく、上記算出パラメータのいずれかを基準にした順番で表示してもよい。例えば、合計ビッド数量の一番多い有価証券を一番先に表示したいと思うトレーダーがいるかもしれない。これは、キーボード30またはマウス32を操作して実数量列96の見出し「ビッド」を選択することによって行うことができる。あるいは、合計ビッドおよびアスク数量、アスク数量、マーケットメーカーの合計数、オープンなビッドを提示しているマーケットメーカーの数、オープンなアスクを提示しているマーケットメーカーの数、相対ビッド数量、相対アスク数量、買いまたは売り圧力、または、買いまたは売り圧力加重数量の順で各有価証券を表示することも可能である。別の実施形態においては、キーボード30またはマウス32を操作することによって、選択された列を互いに入れ替えることも可能である。例えば、ウォッチリスト内にある各有価証券について、表56aに、相対数量列90、マーケットメーカー列94および実数量列96を表示して、買いおよび売り圧力列92および圧力加重数量列98については表示を隠すこともできる。キーボード30またはマウス32を操作する(例えば、特定の列のうちの1つの列の上で右クリックする)と、選択された列が隠されていた列と入れ替えられる。
【0083】
また、有価証券追跡システム10は動的ソートによる表示情報の更新も行う。チャートウィンドウ58(後述)を除いて、ユーザに提示される情報のほとんどは表形式で表示される。上記のように、キーボード30、マウス32、または音声コマンドを用いて各列の最上部に記載された単語を選択することによって、各表をソートすることができる。さらに、最新の市場の動向に関する情報を示すために、表は一定間隔で再描画される。新しいデータを受信し、統計値を計算する中で、表およびチャートを間断なく再描画してもよい。あるいは、コンピュータシステム12のリソースを節約するために、1/4秒毎、1/2秒毎、1秒毎、2秒毎、4秒毎などのような一定間隔で、ディスプレイ画面50上に表示される表およびチャートを再描画するようにしてもよい。ディスプレイ画面50を再描画する際には、ユーザが選択した方法でデータを正しく表示するように表の行単位での並べ替えを行う。例えば、ユーザが、有価証券追跡システム10をウォッチリスト表示モードにして表56aを見ることを選択し、かつ、表56a中の情報を相対ビッド数量順で表示することを選択した場合、再描画の度に、相対ビッド数量が一番多い株が一番目に、相対ビッド数量が二番目に多い株がその次に、そしてそれ以降も同様の順番で表示されるように株式が並べられる(再描画前には株式が異なる順序で表示されていた場合でも)。ユーザは、この本発明の動的ソート機能をオフにすることもできる。その場合、更新された情報が、再描画前と同じ行順序で表示される。
【0084】
最新の市場の動向に関する更新された統計値を表示するだけでなく、有価証券追跡システム10は、ユーザのデータベース内にある各株式についての市場の動向に関する過去の統計値を保存する。より具体的には、この情報を保存しておき、これを用いて、以下に説明するような様々な方法でチャートウィンドウ58にチャートを作成することができる。簡単に説明すると、保存される情報には、ビッドおよびアスク実数量、ビッドおよびオファー提示中のマーケットメーカーの数、買いおよび売り圧力、相対ビッドおよびアスク数量、および、圧力加重ビッドおよびアスク数量が含まれる(また、過去の記録から必要に応じて特定の統計値を再計算してもよい)。また、有価証券追跡システム10をマーケットメーカー帳簿モード、または、マーケットプレイヤーモード、マーケットストックモード、および、最良価格者モードにした場合、下記の情報についても過去の記録が保存される。このさらなる情報には、各有価証券に対して各マーケットメーカーが提示する各ビッドおよびアスクが含まれる。これにより、特定のマーケットメーカーが特定の有価証券または業種をどの程度支持しているのかを示すチャートを作成することができる。例えば、特定のマーケットメーカーが、自身が所有する特定の有価証券の少なくとも一部を売り払うべく、その有価証券の多数の株を現在取引値に近い価格でオファーしていることが、ある期間中に明らかになることがある。この情報をユーザが見極めることを支援するために、マーケットメーカーの動向を、その他の情報(例えば、実取引値、実数量、および/または、その有価証券に対する全マーケットメーカーのビッドまたはアスク数量の平均が挙げられる)と一緒にして1つのチャートを作成することができる。
(マーケットメーカー帳簿モード)
次に図4Bを参照して説明を行う。図4Bは、ユーザが、帳簿表示選択ボタン72(図2)を選択してシステム10をマーケットメーカー帳簿モードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。図4Bに示す表を表56bと呼ぶ。マーケットメーカー帳簿モードでは、マーケットメーカーリストを反映すべく、有価証券追跡システム10がドロップダウンメニュー74の内容を変更する。ユーザは、このマーケットメーカーリストから特定のマーケットメーカーを選択できる。表56bは、選択したマーケットメーカーの動向をユーザが追跡することを可能にする情報、即ち「マーケットメーカーの帳簿」、を提示する。
【0085】
表56bにおいては、選択したマーケットメーカーが、ユーザが選択したフィルタリング閾値範囲内の有効ビッドまたは有効アスクを提示している有価証券を銘柄記号順で表示する。これらの各有価証券について選択したマーケットメーカーがビッドまたはオファーしている実数量を実数量列100に表示する。図示のように、実数量列100には、ビッドおよびアスクと分類された2つのサブ列がある。これらの数量は選択したマーケットメーカー固有のものであり、相対数量列102において相対数量でも表示される。ビッドの相対数量は、実ビッド数量および実アスク数量の総和で実ビッド数量を割ることによって計算する。相対アスク数量は、実ビッド数量および実アスク数量の総和で実アスク数量を割ることによって計算する。列104も表示されており、これは、各有価証券に対するそのマーケットメーカーのビッドおよびアスク価格を示すものである。なお、各株式についてのビッドおよびオファーを全て入手可能な状態にしている一部の電子マーケットメーカーを除いて、現在入手可能なレベル2情報は、各有価証券に対して各マーケットメーカーが提示している最良のビッドと最良のオファーに限定される。従って、表56bに提示される情報も同様に限定される。各有価証券に対する各マーケットメーカーの全ビッドおよび全オファーに関する情報が広く入手可能な状態になった場合、各マーケットメーカーの帳簿にある全てのビッドおよびアスクに関する統計値を出力するようにシステム10を改変すればよい。このような改変は、当業者には明らかなものである。
【0086】
表56aと同様に、表56bに表示される情報は、表示される列またはサブ列のいずれかを基準にソートすることができる。さらに、選択した列をユーザが非表示にしたり表示したりすることができる。上記のように、ディスプレイ画面50が再描画される度に最新のマーケットメーカーの動向を反映した順序で行が並べられるように情報を動的にソートすることができる。上記のように、特定の有価証券に対するマーケットメーカーの動向に関するチャートが表示できるように、システム10はマーケットメーカーのビッドおよびオファーの動向を保存する。なお、ユーザは、表56bに提示したリストから有価証券を選択することによって、選択有価証券のレベル1およびレベル2情報をレベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54に表示させることができる。
【0087】
さらに図8を参照して説明を行う。図8は、最良ビッド/アスク処理機能をオンにした状態でマーケットメーカーの帳簿に関する情報を提示する表56b’を示している。表56b’において、ビッド列およびアスク列には対照的な色を付けている。例えば、ビッド列は緑色(図中では薄い灰色に黒色文字)であり、アスク列は赤色(図中では濃い灰色に白色文字)である。なお、このようにして、結果ウィンドウ56に表示される全ての表は、列毎および/または行毎に異なる背景色および/または網掛け、および/または、異なる文字色および/またはフォントを用いて表示することができる。
【0088】
最良ビッド/アスク機能によって、関連有価証券について現在そのマーケットメーカーが最高ビッドを提示している(即ち、そのマーケットメーカーが最良ビッドを提示している)ビッド価格(列104)が強調表示される。同様に、最良ビッド/アスク機能によって、関連有価証券について現在そのマーケットメーカーが最安アスクを提示している(即ち、そのマーケットメーカーが最良アスクを提示している)アスク価格(列104)も強調表示される。例えば、図示したように、表示中のマーケットメーカーについて最良ビッドおよび最良アスクであるビッドおよびアスクを所定の行列位置において白色の背景で表示することが可能である。
【0089】
一例として、図8に図示された瞬間において、選択したマーケットメーカーが、SEMA、CEFT、FLEX、ORCL、MCLD、SUNW、IMNX、VRTS、TLAB、PSFTおよびXOXOという銘柄記号で表される各有価証券について最高ビッドを提示していることをユーザは容易に確認することができる。また、選択したマーケットメーカーは、SBUX、SHPGY、TMPW、IMNX、ERICY、INTUおよびTEVAという銘柄記号で表される各有価証券について最安アスクを提示している。図示した例において、選択したマーケットメーカーは、IMNXで表される有価証券について最良ビッドと最良アスクの両方を提示している。
【0090】
最良ビッド/アスク機能は、選択したマーケットメーカーがどの株式に対して最良のビッド/アスクを提示しているのかをユーザに視覚的に示す。表84aおよび84bを参照しながら説明したトラッカー機能と同様に、この強調表示機能は、特定のマーケットメーカーの動向をユーザが追従するのを支援する。結果として、すぐに把握できる多次元的なデータがユーザに提供され、これにより、ユーザが、取引を行うことに関してより詳しい情報に基づく判断を下すことを支援する。価格が表示されていない場合(例えば、マーケットストックモードに関して後述する表56c(図4C)の表示の場合)、最良ビッド/アスク機能を用いて最良ビッド数量およびアスク数量を強調表示するようにしてもよい。
【0091】
ビッド/アスク機能の別の実施形態において、列104に表示される各ビッド価格および各アスク価格は、そのビッド/アスクが属するビッド/アスク段階に対応する背景色上に表示してもよい。より具体的には、図3の表84を再び参照して、各ビッドおよびアスクは価格が同じ他のビッドおよびアスクと1つのグループにまとめられ、各グループは異なる背景色で表示される。表56b’にビッド価格およびアスク価格を表示する際にこれらと同じ背景色(または他の背景色または網掛け)を用いることにより、表示されたビッド価格およびアスク価格と、他のマーケットメーカーが提示している他のビッドおよびアスク価格との関係を視覚的に示すことが可能である。
(マーケットストックモード)
次に図4Cを参照して説明を行う。図4Cは、システム10をマーケットストックモードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。ユーザは、対応する表示選択ボタン72を選択することにより、マーケットストックモードに入ることができる。図4Cに示す表を表56cと呼ぶ。
【0092】
マーケットストックモードでは、システム10によって、ユーザのデータベース内にある任意の有価証券について、ユーザが選択したフィルタリングレベル範囲内でビッドおよびアスク数量の合算値が最も大きいマーケットメーカーが特定される。なお、ビッドおよびアスク数量の計算は、データシステム内にあり且つ選択したフィルタの適用後にも残った、各有価証券に対する各マーケットメーカーのビッド/アスクの全てを含み得る。例えば、特定のマーケットメーカーは特定の有価証券に対して複数のビッドを提示することができ、データプロバイダは、例えば、価格順でベスト5のビッドを入来データストリーム中に含ませることができる。その場合、そのマーケットメーカーおよび有価証券についての数量計算は、その5つのビッド全てに基づいて行うことができる(但し、本明細書中に記載のフィルタは適用される)。あるいは、システム10は、各有価証券に対する各マーケットメーカーの最高ビッドおよび最安アスクのみを用いて数量計算を行うことも可能である。
【0093】
マーケットメーカー識別子は、MMID列106に表示される。また、各有価証券について、列108には、列106に表示されたマーケットメーカーによって発生しているビッドおよびアスクの実数量を表示する。列108の値から相対数量を計算し、これを相対数量列100に表示する。より具体的には、有価証券とマーケットメーカーの組み合わせそれぞれについて、マーケットメーカーの実ビッド数量および実アスク数量の総和でマーケットメーカーの実ビッド数量を割って相対ビッド数量を求め、マーケットメーカーの実ビッド数量および実アスク数量の総和でマーケットメーカーの実アスク数量を割って相対アスク数量を求める。
【0094】
図4Cに図示した例においては、各有価証券は合計実数量順で並べられている。即ち、報告される各マーケットメーカー毎に、ビッドおよびアスクの総和を合計し、その降順で並べられている。なお、この合計値は、図示した例においては表示されていないが、必要に応じて表示することができる。表56aおよび56b同様、表56cも、様々な列またはサブ列(例えば、ビッドまたはアスク)の見出しをユーザが選択することによって、様々な順序に並べ替えることができる。マウス、キーボードまたは音声コマンドを用いていずれかの銘柄記号を選択することによって、その有価証券についての関連レベル1およびレベル2情報がレベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54に表示される。マウス、キーボードまたは音声コマンドを用いて列106のいずれかのマーケットメーカー識別子を選択することによって、関連付けられたマーケットメーカーの帳簿(表56b)を分析結果ウィンドウ56または別のウィンドウに表示することができる。また、上記のように、ディスプレイ画面50が再描画される度に、表56cを動的にソートすることができる。
【0095】
上記のように、ユーザのデータベース内にある各有価証券は、表56c中に複数回現れることがある。図示した例においては、銘柄記号SSCCが表中において四番目および五番目のエントリとして現れている。SSCCの最初のエントリは、ユーザのデータベース内の任意の有価証券についてビッドおよびアスク数量の合算値が四番目に大きいマーケットメーカー(SSCCを35,300株ビッドし、100株オファーしているARCA)のものであり、SSCCの二番目のエントリは、ユーザのデータベース内の任意の有価証券についてビッドおよびアスク数量の合算値が五番目に大きいマーケットメーカー(SSCCを1,000株ビッドし、31,700株オファーしているREDI)のものである。
【0096】
当業者であれば分かるように、マーケットストックモードにおいてマーケットメーカーの動向に関する情報を表示する際に他の表示方法を用いることも可能である。例えば、特定のマーケットメーカーのビッドおよび/またはアスク価格をリストにして、有価証券追跡システム10によって、この価格が最高ビッドまたは最安アスクであるかどうかを示してもよい。別の実施形態においては、表56c中に、各有価証券毎に1つのエントリを表示し、ビッド数量が最も高いマーケットメーカーのマーケットメーカー識別子と、アスク数量が最も高いマーケットメーカーとを2つの別々の列に表示してもよい。図8に関連して上記した最良ビッド/アスク機能と同様に、最良ビッド数量(最良価格に関連付けられたビッド数量)および最良アスク数量(最良価格に関連付けられたアスク数量)を強調表示してもよい。
【0097】
表56cに表示される情報は、特定のマーケットメーカーがいつ特定の有価証券を大量に買おうとしているのか、または売ろうとしているのかをユーザが判断することを支援する。この情報を収集しておき、過去のマーケットメーカーの動向を作成して表示できるようにする。
(マーケットプレイヤーモード)
次に図4Dを参照して説明を行う。図4Dは、ユーザが、マーケットプレイヤーモード選択ボタン72(図2)を選択してシステム10をマーケットプレイヤーモードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。図4Dに示す表を表56dと呼ぶ。マーケットプレイヤーモードでは、システム10は、ユーザが選択したフィルタリングレベル範囲内でオープンなアスクまたはオープンなビッドを提示している各マーケットメーカー毎に、全有価証券のビッド数量およびアスク数量を別々に総計する。これらの値はそれぞれ表56dの列112において報告される。図示した例においては、マーケットメーカーは、合計数量(即ち、各マーケットメーカーに関連付けられたビッド数量およびアスク数量の合算値)の順で並べられる。当業者であれば分かるように、表56dは、他の列またはサブ列のいずれの順序で並べられてもよい。(例えば、ビッドまたはアスク数量順)。列112の実数量は、上記のようにして相対数量に変換され、列114において報告される。
【0098】
システム10は、各マーケットメーカーに固有の買い圧力および売り圧力も計算する。より具体的には、システム10は、マーケットメーカーが価格を上げたビッドの数を総計し、その数から、そのマーケットメーカーが価格を下げたビッドの数を引き、これにより、マーケットメーカー買い圧力の合計を求める。同様に、システム12は、マーケットメーカーが価格を上げたアスクの数を総計し、その数から、そのマーケットメーカーが価格を下げたアスクの数を引くことによって売り圧力を計算し、その合計をマーケットメーカー売り圧力として表示する。マーケットメーカー買いおよび売り圧力は、列116に表示される。
【0099】
表56aと同様に、表56dに表示される情報は、表示される列またはサブ列のいずれかを基準にソートすることができる。さらに、選択した列をユーザが非表示にしたり表示したりすることができる。上記のように、ディスプレイ画面50が再描画される度に最新のマーケットメーカーの動向に従った順序でマーケットメーカーが並べられるように情報を動的にソートすることができる。上記のように、マーケットメーカーの動向に関するチャートが表示できるように、表56dについてシステム10によって計算された統計値を保存することができる。なお、ユーザは、表56dに提示したリストから対応するマーケットメーカー識別子を選択することによって、選択したマーケットメーカーの帳簿(表56b)表示させることができる。
(最良価格者モード)
次に図4Eを参照して説明を行う。図4Eは、ユーザが、対応する最良価格者ボタン72(図2)を選択してシステム10を最良価格者モードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。図4Eに示す表を表56eと呼ぶ。最良価格者モードは、マーケットメーカーの最良相場持続性の指標となる、システム10によって計算された統計値を表示するためのものである。より具体的には、あるマーケットメーカーがポジションを追加したいと思っている場合、そのマーケットメーカーは最も積極的なビッド提示者でなければならない。逆に、あるマーケットメーカーがポジションを売りたいと思っている場合、そのマーケットメーカーは、その有価証券について、最も積極的なオファー提示中のマーケットメーカーでなければならない。マーケットメーカーは、1つあるいは複数の有価証券に関する動向を隠したいと思っている場合があり、これは、最良相場またはその付近で、持続的に、ビッドまたはアスクを少量ずつ提示することによって行われる。一例として、2000年に、Goldman Sachsは、最安アスク価格またはその付近の価格で一度に1,000株以下ずつオファーすることによってWorld Com(銘柄記号WCOM)の非常に大きなポジションを3日間で売り払った。最良価格者モードは、1つあるいは複数のマーケットメーカーによるこの種の積極的な買いまたは売り行動についてユーザに通知することを支援するためのものである。
【0100】
システム10は、マーケットメーカーの持続性統計値(移動平均または指数平滑法に類似)を用いて、最良相場におけるマーケットメーカーの存在を追跡する。持続性統計値はパーセンテージで表され、近似的には、ある特定の期間のうち、特定のマーケットメーカーが任意の特定の有価証券に対して最も積極的なビッドまたは最も積極的なアスクを提示していた時間のパーセンテージである。持続性統計値は、任意の期間について計算することができる。図示した例において、列118には、3分間の持続性統計値が、有価証券毎(列122)およびマーケットメーカー毎(列124)に報告されている。同じ有価証券/マーケットメーカーの組み合わせについての15分間の持続性統計値が列120に表示されている。図示した例においては、各有価証券は、3分間での最も積極的なビッド提示者の順でソートされている。
【0101】
図示した例においては、過去3分間において任意の株式に対して最も積極的にビッドを提示しているマーケットメーカーに、Siebel Systems(銘柄記号SEBL)が関連付けられている。より具体的には、その期間のうちの約37.3%の間は、NFSCというマーケットメーカーが、Siebel Systemsに対して最高ビッドを提示している。同じ3分間のうちの約0.2%の間、NFSCは最安アスクを提示している。15分間では、NFSCは、その15分のうちの約11.9%の間SEBLに対して最高ビッドを提示しており、その15分のうちの約0.2%の間最安アスクを提示している。
【0102】
当業者であれば分かるように、特定のマーケットメーカーが任意の特定の有価証券に対してどのくらいの間最良相場を提示していたのかを計算する方法は複数存在する。一例として、ある期間(例えば、3分間、15分間、1時間、1回の売買立会など)を複数のセグメントに分解する方法がある。各セグメントは、1/4秒、1/2秒、1秒、2秒、4秒のような既知の時間である。期間をセグメントに分解する割合を本明細書中ではインデックスレートと呼ぶ。インデックスレートは、ディスプレイ画面50上に表示される情報を再描画する再描画間隔と同じであってもよいし、再描画間隔と同じでなくてもよい。
【0103】
各マーケットメーカーには、ビッドおよびアスクの両方について、各時間セグメント毎に、ユーザのデータベース内にある各有価証券毎に1または0の値が与えられる。ビッドについては、そのセグメント/有価証券について、あるマーケットメーカーのレベル2ビッドがその有価証券に対するレベル1ビッド(即ち、最良相場ビッド)以上である場合に、そのマーケットメーカーにビッド値1が与えられる。アスクについては、そのセグメント/有価証券について、あるマーケットメーカーのレベル2アスクがその有価証券に対するレベル1アスク(即ち、最良相場アスク)以下である場合に、そのマーケットメーカーにアスク値1が与えられる。任意の時間セグメントにおいて、マーケットメーカーがレベル1ビッド以上のレベル2ビッドを提示していない場合、そのマーケットメーカーにはビッド値0が与えられる。任意の時間セグメントにおいて、マーケットメーカーがその株式についてレベル1アスク以下のレベル2アスクを提示していない場合、そのマーケットメーカーにはアスク値0が与えられる。当業者であれば分かるように、任意のセグメントにおいて複数のマーケットメーカーが最良相場を提示している場合があり、その場合、そのセグメントについては、それらの各マーケットメーカーにビッドまたはアスク値1が与えられる。
【0104】
各マーケットメーカー毎に、各有価証券毎のビッド値およびアスク値は、この期間を通して追跡される。この値は、以下のようにしてパーセンテージに変換することができる。即ち、各マーケットメーカーに与えられた全てのビッド値を有価証券毎に数値的に総計して、その数字を、この期間のセグメント数で割り、また、各マーケットメーカーに与えられた全てのアスク値を総計して、その数字を、この期間のセグメント数で割ることによりパーセンテージに変換する。
【0105】
本発明の別の実施形態によれば、現全値総和(ΣVALc)を下記等式1に従って計算する指数平均によって各ビッドまたはアスクを別々に総計することによって指数平滑化された持続性パーセンテージが計算される。
【0106】
【数1】
【0107】
等式1において、mは1期間中のセグメント数であり、CVはマーケットメーカーに与えられている現在値であり、ΣVALpは、1セグメント前に等式1によって計算された前全値総和である。ΣVALc値を100倍してパーセンテージにする。このパーセンテージは、対象期間における選択有価証券に対するそのマーケットメーカーの各ビッドまたはアスク値の合計の指数平均を表している。この等式をビッドおよびアスク値について別々に解く。
【0108】
一例として、インデックスレートは、1秒毎にビッドおよびアスク値を与えるように設定される。すると、3分間で180セグメントになる(毎分60セグメント×3分)。特定のマーケットメーカーが、これらのセグメントのうち90セグメントの間、ある有価証券に対して最高レベル1ビッド以上のレベル2ビッドを提示していた場合、ΣVALcは0.50に近似する。そのマーケットメーカーに与えられている現在値が1である(現時間セグメントにおいてそのマーケットメーカーが最高レベル1ビッド以上のビッドを提示している)場合、上記等式の二番目の項によって持続性パーセンテージが僅かに増加する。この例の場合、持続性パーセンテージは約50.3%になる。当業者であれば分かるように、各マーケットメーカー、各株式、各対象期間について、等式1の解は、ビッドおよびアスクの両方について求められる。この解は、そのマーケットメーカーが最良相場を提示している時間のパーセンテージの近似値であり、結果として、そのマーケットメーカーが最良相場を提示している時間の指数移動平均を計算する手段となる。得られた持続性統計値は、その期間についてグラフ化してもよいし、または、そのマーケットメーカーの関連ビッドおよびアスクの数量に対して重み付けしてもよい。
【0109】
当業者であれば分かるように、マーケットメーカーが最良ビッドに等しいビッドまたは最良アスクに等しいアスクを提示する持続性(時間のパーセンテージ)を測るために他の数式を用いてもよい。
【0110】
当業者であれば分かるように、広く取引されていない一部の有価証券の場合、1つあるいは複数のマーケットメーカーが、売り手または買い手が現れるまで、その有価証券に対して間断なくビッドまたはアスクを提示する場合がある。これは、相当な時間(例えば、数分〜数日)続く場合があり、表56eに示される結果を歪めてしまう可能性がある。このため、ユーザは、フィルタを作動させて、最良価格者モードの統計値から特定の有価証券を破棄することができる。このフィルタによって、出来高が閾値未満の有価証券は無視される。この数量閾値は、前取引日の出来高であってもよいし、その有価証券の平均出来高であってもよい。この閾値はユーザ定義できるものであり、これをグローバルに設定してもよいし、選択有価証券に対して設定してもよい。
【0111】
表56aと同様に、表56eに表示される情報は、表示される列またはサブ列のいずれかを基準にソートすることができる。さらに、選択した列をユーザが非表示にしたり表示したりすることができる。上記のように、ディスプレイ画面50が再描画される度に最新のマーケットメーカーの動向に従った順序で行が並べられるように情報を動的にソートすることができる。上記のように、任意の特定の有価証券に対するマーケットメーカーの動向に関するチャートが表示できるように、表56eに関連するデータ(マーケットメーカーのビッドまたはオファー動向)はシステム10によって保存される。また、ユーザは、表56eの列122に示されたリストからある有価証券を選択することにより、選択有価証券に関するレベル1およびレベル2情報をレベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54に表示させることができる。ユーザは、表56eの列124中のマーケットメーカー識別子を選択することにより、マーケットメーカーの帳簿(表56b)を表示させることができる。
(カウントモード)
次に図9を参照して説明を行う。図9は、有価証券追跡システム10をカウントモードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。カウントモードでは、分析結果ウィンドウ56に、有価証券追跡システム10が追跡している各有価証券(これは、ユーザの全ウォッチリスト内にある全有価証券および指数を含んでいてもよいし、あるいは、データを受信している全ての取引所の全有価証券を含んでいてもよい(それらの有価証券および指数が株式と先物の混合商品のように異なる種類のものである場合でも))を示した表56fが表示される。あるいは、表示される有価証券は、選択されたウォッチリスト内にある有価証券であってもよい。表示される有価証券は、下記の1つ以上のフィルタによって限定されてもよい。
【0112】
表示される各有価証券について、表56fに提示される情報は、現在取引値(列300)、ランク指標(列302(ランクモードに関連してより詳細に後述する))、および、立会高値および立会安値(列304)などの価格情報を含み得る。
【0113】
さらに、表示される各有価証券について、表56fは、高値カウントおよび安値カウント(それぞれ列306aおよび306b)を含み得る。高値カウントは、売買立会中にその有価証券が新しくより高い立会高値価格で取引された回数である。安値カウントは、売買立会中にその有価証券が新しくより安い立会安値価格で取引された回数である。下記のように、高値カウントおよび安値カウントを計算する際、その有価証券の価格が取引値幅付近に落ち着くまで、その売買立会の開始直後に付いた新高値および/または新安値を無視するように有価証券追跡システムを設定することが可能である。高値カウントおよび安値カウントは、レベル1取引価格データに基づくものである。
【0114】
大手取引所は競り市場であるので、買い手および売り手は他者と競って所望の価格で有価証券を売買しようとする。売買立会の開始時(「開場直後」期間と呼ぶ)において、各有価証券の取引はある値幅(「開場直後」値幅)で行われる。この値幅は、その有価証券の市価を確立するものである。開場直後値幅は、高値価格と安値価格で規定され、高値価格と安値価格との間の全ての取引を含んでいる。多くの場合、ある有価証券の立会全体を通しての取引が、この開場直後値幅内に収まる。時折、有価証券がトレンドデイ(またはその有価証券の値が上がり続けたり、下がり続けたりする立会)を経験することがある。このような立会の場合、その有価証券は、通常、ある程度規則的に同じ方向に値動きし、立会高値(または安値)取引値から5パーセント以内の値で引ける傾向がある。
【0115】
特定のトレーダーは、ある有価証券がいつトレンドデイになるのかを特定したいと思っている。また、特定のトレーダーは、ある有価証券がいつ開場直後値幅外で取引されるのかということに特に関心があるかもしれない。これらのファクターは、トレーダーが特定の有価証券をいつ売買するのかを判断することを支援し得る。
【0116】
高値カウントおよび安値カウントは、トレンドデイの指標となり得る。即ち、特定の有価証券が、その売買立会を通して値上がりする見込み、あるいは、その売買立会を通して値下がりする見込みを示す指標となり得る。高値カウント値が比較的大きな有価証券は、傾向として、その売買立会を通して値上がりする見込みのある有価証券である。安値カウント値が比較的大きな有価証券は、傾向として、その売買立会を通して値下がりする見込みのある有価証券である。
【0117】
カウントモードは、表示される各有価証券について、開場直後期間経過後の新立会高値回数および/または新立会安値回数をリアルタイムまたは準リアルタイムでユーザに表示するためのものである。市場が安定した開場直後値幅を確立するまでにどれくらいの時間を要するのかについては意見が別れるところであるので、有価証券追跡システム10が新立会高値および新立会安値を無視する開場直後期間はユーザが定義できるようになっている。有価証券追跡システム10が新立会高値および新立会安値を無視する期間を、本明細書中、カウント遅延時間と呼ぶ。一般的なカウント遅延時間としては、例えば、0分(この場合、高値カウントおよび安値カウントは売買立会開始時点から計数される)、15分、30分、45分および60分が挙げられる。
【0118】
カウント遅延時間が経過すると、有価証券追跡システム10は、カウントモードにおいて監視している各有価証券について、その有価証券がその立会高値よりも高く取引される度に高値カウンタを1つ上げる。同様に、有価証券追跡システム10は、遅延時間経過後、カウントモードにおいて監視している各有価証券について、その有価証券がその立会安値よりも安く取引される度に安値カウンタを1つ上げる。なお、立会高値および立会安値は新たな高値および/または安値が付く度に更新されるものであり、各取引を最新の高値および安値と比較することによって高値カウンタまたは安値カウンタを1つ上げるかどうかを判断する。
【0119】
一例として、図9は、高値カウントの大きい順にソートした有価証券のリストを示している。この例においては、銘柄MXIMで表される有価証券が、カウント遅延時間経過後に新しい立会高値を39回付けている。安値カウントが0より大きい有価証券は1つも表示されていない。しかし、表56fを安値カウント順にソートしたり、あるいは、ユーザが表56fを下にスクロールすれば、カウント遅延時間経過後に新しい立会安値が付いた有価証券が現れるであろう。上記のように、表56fを所望の列でソートしたい場合、これは、その列を選択することによって行うことができる。図示した例においては、選択中の列の見出し語を太字で表示している。
【0120】
本明細書中に記載の他のモードと同様に、高値カウントおよび安値カウントを表示している表56fは、動的ソートを用いて更新することができる。即ち、画面が再描画される度に、選択した列にある更新された値に基づく順序で有価証券が表示されるように、この表を行毎に並べ替えることができる。また、各列は、昇順または降順で表示することができる。
【0121】
上記のように、有価証券追跡システム10が高値カウントおよび安値カウントを数える対象となる有価証券をフィルタリングしてもよい。例えば、各有価証券を数量を基準にしてフィルタリングしてもよい。いつ取引を行うのかを判断する際、有価証券の流動性はトレーダーの関心事の1つであり得る。ある有価証券について十分な出来高がない場合、トレーダーは、取引(買いまたは売り)が所望の値またはその付近で行われるのか確信が持てない。有価証券追跡システムにより、ユーザは、特定の流動性閾値を上回らない有価証券を表56fから排除することができる。例えば、この数量フィルタは、前売買立会での出来高に基づくものであってもよい。ある実施形態によれば、前立会(または前取引日)において特定の株数(例えば、500,000株)よりも合計出来高が多かった有価証券の高値カウントおよび安値カウントを追跡するように有価証券追跡システム10を設定することができる。この閾値は、全ての有価証券に対してグローバルに設定してもよいし、および/または、各有価証券毎に設定してもよい。
【0122】
当業者であれば分かるように、他の数量フィルタを用いてもよい。別の例として、全ての有価証券について高値カウントおよび安値カウントを数えながら、現売買立会において特定の出来高に達した有価証券のみを表56fに表示するようにしてもよい。別の例として、所定時間経過後に特定の出来高に達した有価証券のみについて高値カウントおよび安値カウントを数えるようにしてもよい。この所定時間は、上記カウント遅延時間と同じであってもよいし、別の時間であってもよい。
(数量フィルタと併用して、または、単独で)使用し得る別のフィルタとして価格フィルタがある。価格が比較的安い(例えば、約$5.00以下)有価証券は、その有価証券を取引するためのコスト全体に対して取引処理コストが高くついてしまうかもしれない。そのために、取引値が所定の閾値よりも高い有価証券の高値カウントおよび安値カウントを追跡するように有価証券追跡システム10を設定することができる。所定の閾値はユーザ定義閾値であってもよく、全ての有価証券に対してグローバルに適用されてもよいし、および/または、各有価証券毎に適用されてもよいし、および/または、様々な値(例えば、前立会の終値、最新の取引価格、立会高値など)に対して設定することができる。
【0123】
ユーザ定義フィルタのような他のフィルタを、単独で、または、上記フィルタと共に用いて、カウントモードにおいて追跡される有価証券を減らして所望の1組の有価証券に絞り込むことも可能である。
【0124】
前述のように、ユーザは、表56fの有価証券列からある有価証券を選択することによって、その選択有価証券のレベル1およびレベル2情報をレベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54または別のウィンドウに表示することができる。
(ランクモード)
引き続き図9を参照し、さらに図10を参照して説明を行う。これらの図は、有価証券追跡システム10をランクモードにした場合の分析結果ウィンドウ56を示している。ランクモードは、本明細書中においてランク値(または単に「ランク」)と呼ばれる統計値を生成するためのものである。ランク値は、ある有価証券の現在取引価格とその有価証券の立会高値および立会安値との関係に関する情報をユーザに提示する。カウントモードに関連して説明した高値カウントおよび安値カウントをランク値と一緒に表示することが望ましい場合がある。このため、表56fは、ランク列302、高値カウント列306aおよび安値カウント列306b、ならびに、ユーザが有用であると考えるあらゆる他の情報の列を含み得る。
【0125】
ランク値は、表56fに表示される各有価証券について計算される。その計算は、表示される各有価証券について各取引毎に行われる。例えば、ランク値は、有価証券追跡システム10が追跡している各有価証券(これは、ユーザの全ウォッチリスト内にある全有価証券および指数を含んでいてもよいし、あるいは、データを受信している全ての取引所の全有価証券を含んでいてもよい(それらの有価証券が株式、先物および/または指数の混合商品のように異なる種類のものである場合でも))について計算してもよい。あるいは、表示される有価証券は、選択されたウォッチリスト内にある有価証券であってもよい。表示される有価証券を、下記のような1つ以上のフィルタによって限定してもよい。
【0126】
ある実施形態において、ランク値は、その有価証券の最後の取引が、その立会高値および立会安値からどれくらい離れているのかを示すパーセンテージ値である。立会高値と立会安値の差は、本明細書中「日計値幅」と呼ぶ。ある有価証券に新しい取引高値および/または安値が付くと、日計値幅が広がる。等式2を用いてランク値を計算することができる。
【0127】
【数2】
【0128】
各有価証券について、有価証券追跡システム10によって新しい取引情報(取引価格、新立会高値および新立会安値)が受信され処理されると、ランク値が更新される。ランク値は、リアルタイムで計算し、ユーザが選択したディスプレイ28再描画オプションに応じてリアルタイムまたは準リアルタイムで表示することができる。
【0129】
図10の例において、表56fでは、対応ランク値の降順で有価証券が並べられている。本明細書中に記載の他のモードと同様に、表56fは、動的ソートを用いて更新することができる。即ち、画面が再描画される度に、選択した列にある更新された値に基づく順序で有価証券が表示されるように、この表を行毎に並べ替えることができる。また、各列は、昇順または降順で表示することができる。
【0130】
図10は、ランク値の数字が大きい順にソートした有価証券のリストを示している。この例では、銘柄ASMLで表される有価証券のランク値が100パーセントになっている。これは、最後の取引が立会高値で行われたことを示している。別の例を挙げると、銘柄MERQで表される有価証券の最後の取引は$39.12であり、これは、日計値幅の97.4パーセントである。さらに、MERQは、この立会で22回高値が付けられている(これは列306aに示されている)。これらの指標は、MERQという有価証券の値が値上がりしているとユーザが判断することを支援し得る。
【0131】
ランク値が0である場合または0に近づいている場合、それは、その株式が立会安値あるいはその付近にあることを示している。なお、ある有価証券が新立会安値で取引された場合、数学的に等式2の値は0になる。従って、定義上、新高値で取引されている有価証券のランク値は100になり、新安値で取引されている有価証券のランク値は0になる。
【0132】
結果的に、ある有価証券が新立会高値または新立会安値に達した時に、ランクを用いて、これらの新高値および/または安値が付いたことをユーザにアラート通知することができる。図示はしていないが、2つの表56f(または1つの分割された表56f)を表示して、ユーザが、新高値が付いている有価証券および新安値が付いている有価証券を視覚的に追従することを支援することができる。
【0133】
上記のように、有価証券追跡システム10がランク値をつける有価証券をフィルタリングしてもよい。例えば、カウントモードについて上記したように、数量および/または価格に基づいて有価証券をフィルタリングしてもよい。ユーザ定義フィルタのような他のフィルタを、単独で、または、上記フィルタと共に用いて、ランクモードにおいて追跡される有価証券を減らして所望の1組の有価証券に絞り込むことも可能である。
(最良価格者経時変化ウィンドウ)
次に再び図3を参照して、最良価格者経時変化ウィンドウ88についてより詳細に説明する。図示した最良価格者経時変化ウィンドウ88の例は、3分間ウィンドウであるが、同様にして、他の期間またはさらに別の期間を最良価格者経時変化ウィンドウ88に表示することもできる。最良価格者経時変化ウィンドウ88は、情報表示ウィンドウ54に表示される有価証券に対して、所定の期間の間に最も積極的にビッドまたはアスクを提示しているマーケットメーカーを表示する。これらのマーケットメーカーは、マーケットメーカー識別子と、その後に続く、上記期間のうちマーケットメーカーが最良相場を提示していた期間のおおよそのパーセンテージ(上記持続性パーセンテージの等式によって計算される)とで報告される。ユーザに情報を表示する他の表と同様に、最新のマーケットメーカーの動向に基づいて最良価格者経時変化ウィンドウ88に表示されるマーケットメーカーのリストが正しく並べ替えられるように、最良価格者経時変化ウィンドウ88は動的ソートを用いて表示することができる。
(チャート作成)
次に図5Aを参照して、チャートウィンドウ58をより詳細に説明する。図示したチャートウィンドウ58は、1分間の間の特定の有価証券の取引値、取引時刻および出来高を示している。なお、分析結果ウィンドウ56またはアラートウィンドウ60から特定の株式が選択された場合、チャートウィンドウ58にはその株式に対応するチャートが表示される。従って、チャートウィンドウ58に表示されるチャートは、通常、情報表示ウィンドウ54に表示されるレベル1およびレベル2情報に示される情報に対応する。しかし、業種別指数または特定のマーケットメーカーの動向を表示するためにチャートウィンドウ58が用いられている場合など、情報表示ウィンドウ54に表示される情報にチャートが対応していない時もある。また、チャートウィンドウ58は、例示したGUIディスプレイ画面50レイアウトとは別のサイズ変更可能な独自のウィンドウに表示することもできる。
【0134】
チャートウィンドウ58は、図示した例においてグラフ表示用サブウィンドウ152に示されている実際の取引動向など、表示するチャートの種類を選択するためのドロップダウンボックス形式の第1のメニュー150を有している。また、第1のメニュー150は、有価証券毎またはマーケットメーカー毎に表示される過去情報のグラフの中からいずれかを選択するための選択肢も含んでいる。グラフの例としては、有価証券追跡システム10をウォッチリスト表示モードにした場合に表示される表56aのために求めたこれまでのデータの集合が含まれる。これらのグラフには、正味数量、相対数量、ビッドおよび/またはアスク数量、正味または相対の買いおよび/または売り圧力、正味または相対の圧力加重数量などのチャートが含まれ得る。前述のように、特定のマーケットメーカーの動向に基づいてさらに別のチャートを構築してもよい。これらのグラフには、有価証券追跡システム10をマーケットメーカー帳簿モード、マーケットストックモード、マーケットプレイヤーモードおよび最良価格者モードのいずれかにしたときに計算された過去の情報のグラフが含まれる。
【0135】
選択情報の表示期間をユーザが選択できるように第2のメニュー154が設けられている。例えば、情報は、ティック単位、1分単位、5分単位または10分単位で表示することができる。当業者であれば分かるように、時間、日、月、四半期または年などのような他の期間でチャート作成することも可能である。ユーザがチャートの古い部分を見ることができるように、グラフ表示用サブウィンドウ152の一部としてスクロールバーが設けられている。
【0136】
時折、ユーザは、チャートに表示されたある特定の情報項目に関心を持つかもしれない。図示した例においては、時刻インデックス15:01頃に下方に飛び出した価格線がある。ユーザは、この変則的な部分についてチェックしたいと思うかもしれない。有価証券追跡システム10にはズーム機能があり、ユーザは、マウス32、キーボード30または音声コマンドを使ってズームインしたい項目の上にマウスカーソル156を合わせることによってこの機能を使う。コマンドが開始されると、ディスプレイ画面50上にズームチャート158(図5B)が表示される。ズームチャート158は、対応する時刻インデックスの情報を、より高い解像度で表示する。より具体的には、有価証券追跡システム10は、グラフ表示用サブウィンドウ152に表示されるチャートに対応するチャートを、グラフ表示用サブウィンドウ152の第2のメニュー154で選択した期間よりも1段階短い期間で表示する。例えば、グラフ表示用サブウィンドウ152が5分間チャートを示している場合、ズームチャート158は、選択された5分間の周辺の情報を1分刻みで表示する。ユーザは、ズームチャート158中の一点をクリックすることによって上記処理を繰り返すことができ、これにより、選択された1分間分のティックチャートとして第2のズームチャート158が表示される。図示した実施形態の場合、図5Aに示すチャートウィンドウは1分間チャートであり、これに対応する図5Bのズームチャート158はティックチャートである。チャートの一部をズームインすることにより、ユーザは、市場の挙動に関する深い理解を得ることができる。また、ユーザは、ズーム機能を用いて、有価証券追跡システム10に送信されてしまった間違ったデータ値を特定することができる。例えば、例示した下方に飛び出した線は、実際には約$18.35で行われた取引を間違えて$18.18と入力した結果であるかもしれない。
(アラート)
次に図6を参照して説明を行う。図6は、アラートウィンドウ60の一例を示している。上記のように、アラートウィンドウは、レベル1データ、レベル2データまたはそれを元に求められる統計値によって起動するアラートを含んでいる。ユーザは、これらのアラートを、グローバルに設定してもよいし、有価証券毎またはマーケットメーカー毎の設定として設定してもよい。より具体的には、グローバルなアラートとは、有価証券がどの有価証券であっても、マーケットメーカーがどのマーケットメーカーであっても、特定の条件が存在すれば起動するアラートである。例えば、ユーザは、任意の有価証券の相対ビッド数量が10%を下回ったときにアラートが起動するように指定することができる。具体的なアラートの一例としては、Dell Computers(銘柄記号DELL)の相対ビッド数量(アスク数量)が15%を下回った場合(85%を上回った場合)に起動するアラートが挙げられる。アラートは、様々な形式を取ることができ、例えば、ディスプレイ画面50上で点滅するアイコンであってもよいし、スピーカ40から発せられる音声アラートであってもよいし、アラートウィンドウ60にアラートを追加表示するものであってもよい。なお、有価証券追跡システム10は、任意の時点でディスプレイ画面50に表示されている項目だけでなく、ユーザのデータベース内にある全ての項目に対してアラートを発する。
【0137】
ユーザは、キーボード30、マウス32操作または音声コマンドによって、アラートウィンドウ60内に表示されている任意のアラートを選択することができる。表示されているアラートの1つを選択すると、レベル1およびレベル2情報表示ウィンドウ54は選択有価証券についてのレベル1およびレベル2情報を表示し、チャートウィンドウ58は選択有価証券についての取引履歴チャートを表示する。さらに、ポップアップメニューが現れて、このアラートに関する処理の選択肢をユーザに提示する。メニュー選択肢には、アラートをクリアする(即ち、アラートを画面から消す(再びアラート閾値を越えた場合にはアラートが再発生する)、アラートをリセットする(即ち、新しいアラート閾値を入力する)、および、算出統計値を基準にしてどのようにアラートを発生させるのかを設定するためのアラート設定メニューを開く、が含まれる。本発明のある実施形態において、ユーザがアラートを選択しなかった場合、および/または、ユーザが上記メニュー選択肢に基づいて処理を選択しなかった場合、そのアラートは、設定イベント発生時に自動的にクリアされる。設定イベントには以下のようなものがある。即ち、タイマーが切れた場合(例えば、ユーザが何もしないままアラートが2分間表示されると、アラートはアラートウィンドウから消去される)、あるいは、そのアラートを発生させた条件が成立しなくなった場合である(例えば、ある有価証券の相対ビッド数量が10%未満になってアラートが起動した場合に、相対ビッド数量が、その10%という閾値、または、別に設定されたアラートクリア閾値より大きな値にまで回復するとそのアラートはクリアされる)。
【0138】
図6は、ユーザ定義可能なアラートの例を示す。当業者であれば分かるように、算出統計値に基づいて、または、レベル1情報および/またはレベル2情報に基づいて、これら以外の種類のアラートも数多く設定可能である。アラートは表形式で表示される。図示した例の表は、7つの情報項目を含んでいる。表の最上部に表示されている見出しを選択することによって、アラートの順序をソートすることができる。ディスプレイ画面50の様々なウィンドウに示されている他の表の見出しと同様に、これらの見出しは図6に示すような「ボタン」形式でもよい。これらの例示的な列には、以下のものが含まれる。即ち、銘柄記号列、ユーザ定義されたアラートの名前、フィールド列、(即ち、アラートを発生させたレベル1、レベル2または算出統計値の分類)、種別列(即ち、フィールド列に示された分類に関してどのようにアラートが起動したのかを示す)、値列(アラート起動の閾値を示す)、前回値列(アラートの起動を引き起こした値を示す)、および、時刻列(アラートが発生した時刻を示す)である。
【0139】
図6に示した例の最初の2つのアラートは、レベル1情報によって起動されるものである。より具体的には、JNPRおよびAAPLに関するアラートは、価格(即ち、現在取引値)、より具体的にはこれらの有価証券の日計高値または安値、に基づいて発生したものである。これらのアラートの起動を引き起こした取引値は、それぞれ、$33.94および$21.60である。これらのアラートは、ユーザが設定することによって、特定の株式に特有のものとすることができる。例えば、JNPRが約$40.00/株で取引されていたのであれば、ユーザは、この数値からの有意な乖離に関心を持っていたかもしれない。設定可能なアラートの例としては、価格が所定の値(例えば、$36.50および$45.00)を下回るかあるいは上回った場合のアラート、または、価格があるパーセンテージだけ乖離した場合のアラートがある。
【0140】
次の4つのアラートの例は、相対数量に基づいて発生するアラートを示している。例えば、Dell Computer(銘柄記号DELL)に対してユーザが設定したアラートは、相対ビッド数量が15%を下回った時に起動するように設定されたものである。次の3つのJNPR、ATHMおよびMSFTに対するアラートは、任意の有価証券の相対数量が10%を下回るかあるいは90%を上回った場合に起動するようにグローバルに設定されたアラートの例である。
【0141】
次の2つのアラートは、買い圧力(即ち、上方の価格圧力)または売り価格圧力(即ち、下方の価格圧力)に基づいて起動したアラートを示している。例えば、SVINに対するアラートに示されているように、ユーザは、任意の有価証券の買い圧力が10以上で且つ売り圧力が10となったときに起動するようにアラートを設定したのかもしれない。ROBSに対するアラートに示されているように、ユーザは、ROBSの買い圧力が−8以下で且つROBSの売り圧力が−6以下となったときに起動するようにアラートを設定したのかもしれない。
【0142】
当業者であれば分かるように、アラートはあらゆるデータ値に対して設定可能であり、特定の閾値、または、最新の値あるいは所定値からの乖離(数値またはパーセンテージとして表される)に基づくものとして設定可能である。さらに、複数のパラメータに基づくアラートも可能である。例えば、あるアラートを、買い/売り圧力がX/Yであり且つ合計ビッド/アスク数量がZ株である有価証券を検出するように設定することもできる。
(演算ロジックの例)
次に図7A〜7Dを参照して説明を行う。図7A〜7Dは、有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムのソフトウェアツールのアーキテクチャまたは演算ロジック200の一例を示している。図示したアーキテクチャは複数の演算処理ブロックを示しており、各演算処理ブロックは、複数のサブ処理、ルーチンまたはアプレットであり得る。図示したアーキテクチャは、上記のロジックおよびシステム10の実装例の機能性および動作を示すものである。ソフトウェア実装の場合、各機能ブロックは、所定のロジック機能を実現するための1つ以上の実行可能な命令を含んだコードのモジュール、セグメントまたは一部分であり得る。ハードウェア実装の場合、各機能ブロックは、所定のロジック機能を実現するための単体の回路または相互接続された複数の回路であり得る。
【0143】
これらのアーキテクチャブロックは、特定の実行順に示されているが、当然ながら、実行順は図示したものと違っていてもよい。例えば、2つ以上のブロックの実行順を、図示した順序から変更してもよい。また、図において連続している2つ以上のブロックを同時あるいは一部同時に実行してもよい。さらに、様々なブロックは省略可能であり得る。当然ながら、それらの改変は本発明の範囲を逸脱しないものである。
【0144】
処理ブロック202では、演算ロジック200が、レベル1およびレベル2データサービスプロバイダとの通信リンクを確立することにより、データフィードを開始する。上記のように、データは、モデム24またはデータ送受信器25のような適切なインターフェースを用いて、外部ネットワーク38または衛星受信器39のような他の通信装置を介して受信する。
【0145】
処理ブロック204では、有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するソフトウェアツールまたはプログラムを起動する。より具体的には、メモリ16または他のコンピュータ可読媒体からソフトウェアツールを読み込み、これをプロセッサ14によって実行する。
【0146】
処理ブロック205では、演算ロジック200がプログラム設定を取り出す。プログラム設定には、レベル2データフィルタリングレベル、再描画間隔、インデックスレート、インデックス期間などの項目がある。
【0147】
処理ブロック206では、プログラムが、ユーザが関心のある有価証券が入ったウォッチリストやユーザ定義されたアラートおよび有価証券情報(例えば、レベル1およびレベル2情報)のようなユーザ定義されたパラメータを含むデータベースにユーザを接続する。ユーザがプログラムをデータベースに接続しなかった場合、処理ブロック208で演算ロジック100が終了する。ユーザが、処理ブロック206でソフトウェアツールをデータベースに接続した場合には、演算ロジック200は処理ブロック210へと進み、ここで、演算ロジックはセキュリティコードをチェックする。セキュリティ確認が正しく行われた場合、演算ロジック200は処理ブロック212へと進み、ここで、ソフトウェアツールは、ウォッチリストおよび関連有価証券、ならびに、変化する市況およびマーケットメーカーの動向に基づいて起動するアラートを含むユーザのデータベースをロードする。処理ブロック210で有効なセキュリティコードが確認されなかった場合、処理ブロック214において、有効なセキュリティ確認情報を入力する機会がユーザに与えられる。処理ブロック214でユーザが有効なセキュリティ確認情報を入力しなかった場合、処理ブロック208でソフトウェアツールが終了する。それ以外の場合、演算ロジック200は処理ブロック212に進む。なお、パスワード、バイオメトリクススキャンおよび/またはデジタル署名を含む他のアクセス制御技術によってソフトウェアツールへのアクセスを制限してもよい。
【0148】
これも当業者であれば分かるように、いくつかの機能はコンピュータシステム12での利用に限定されるものではなく、リモートシステムからネットワーク38を介してアクセスすることも可能である。より具体的には、コンピュータシステム12が、本明細書中に記載の演算ロジック200の一部分を実行して、データおよび/または計算値を単数または複数のリモートワークステーションに送信し、これを表示し、さらに処理し、および/または、演算ロジック200の他の部分を完了することができる。
【0149】
処理ブロック216では、処理ブロック202で開始されたデータフィードにソフトウェアツールがアクセスする。データフィードは、レベル1情報、レベル2情報、指数情報(即ち、ダウ、ナスダック総合指数、S&P500、など)、先物情報、オプション情報および通貨情報を含み得る。処理ブロック216においてデータフィードへアクセスすると、処理ブロック218において演算ロジック200はデータフィードの監視を始める。処理ブロック218では、データフィードを介して受信した情報項目を調べて、各情報項目を適切なサブ処理に渡す。図示した実施形態の場合、指数サブ処理220(図7B)、レベル1データサブ処理224(図7C)およびレベル2データサブ処理238(図7D)の3つのサブ処理がある。先物、オプションおよび通貨に関するデータフィード情報の処理および取扱いのために、その他のサブ処理を追加してもよいが、本明細書中では詳細には説明しない。
【0150】
次に図7Bを参照して説明を行う。図7Bは、指数サブ処理220を示している。処理ブロック218(図7A)では、指数に関するあらゆる情報が指数サブ処理220に渡される。概して、システム10は、指数データに基づく詳細な計算は行わない。従って、処理ブロック222では、演算ロジック200は、ディスプレイ画面50の次回の再描画時またはその前に、データストリームに含まれる指数情報に基づいて、変化した全てのディスプレイ画面50情報を更新する。
【0151】
次に図7Cを参照して説明を行う。図7Cは、レベル1データサブ処理224を示している。レベル1データに関する情報項目を受信すると、処理ブロック218(図7A)は、これらのレベル1情報項目をレベル1データサブ処理224に渡す。処理ブロック228では、レベル1データサブ処理224は、レベル1情報項目が、ユーザのデータベース内に含まれる有価証券またはアラートのいずれか、あるいは、カウントモードおよび/またはランクモードで使用される情報に対応していないかどうかを判断する。なお、処理ブロック212でユーザのデータをロードした後に、ユーザは、1つまたは複数のユーザのウォッチリスト内にある1つまたは複数の有価証券に対して更新または何らかの変更を行っているかもしれないし、および/または、システム10によって処理されるアラートパラメータに対して変更を行っているかもしれない。入来レベル1情報項目がユーザのデータベース内にある項目に対応しているかどうかを判断する際、処理ブロック228および後続の処理ブロック232〜236では、これらの変更が考慮に入れられる。任意のレベル1情報項目がユーザのデータベース内にある項目またはカウントモードまたはランクモードで使用される情報に対応しない場合、処理ブロック230でそのレベル1情報項目を破棄する。対応するものがあった場合、入来レベル1情報項目は処理ブロック232へと渡され、そこで、レベル1サブ処理224はこのレベル1データ項目に対して適切な処理を行う。また、ディスプレイ画面50のウィンドウ(情報表示ウィンドウ54、分析結果ウィンドウ56およびチャートウィンドウ58など)は、そのウィンドウに現在表示されている有価証券に関するあらゆる新規または変更されたレベル1情報に基づいて更新される。
【0152】
処理ブロック234では、レベル1データサブ処理224は、レベル1情報のいずれか(例えば、取引の価格)がアラートを起動しないかどうかを判断する。レベル1情報に基づいてアラートが起動した場合、そのアラートは、アラートウィンドウ60に表示されるか、あるいは、他の方法でユーザに発せられる。処理ブロック234は、起動済みのアラートのいずれかをクリアすべきかどうかを判断するようにもプログラム可能である。上記のように、アラートは、適切なユーザによる操作によってクリアされてもよいし、各アラートに関連付けられたタイマーが切れたときにクリアされてもよいし、あるいは、そのアラートを発生させた条件が成立しなくなったときにクリアされてもよい。クリアすべきアラートがある場合、レベル1データサブ処理224は、処理ブロック234において、そのアラートをクリアして表示画面から消去する。
【0153】
処理ブロック236では、演算ロジック200は、ユーザの行った選択に従って、チャートウィンドウ58にチャートを表示する。当該分野においては公知であるように、選択肢としては、所定の期間のバーチャートまたはティックチャートがある。ユーザは、このチャートの一部分をズームインすることを選択して、チャート152(図5A)の表示よりも細かな時間解像度のズームチャート158を呼び出すことができる。ユーザは、ドロップダウンメニュー150を用いて、先により詳細に説明したような他のチャート作成方法を選択して、マーケットメーカーの動向に基づいた算出統計値のチャートを表示することも可能である。
【0154】
次に図7Dを参照して説明を行う。図7Dは、レベル2データサブ処理238を示している。レベル2データに関する情報項目を受信すると、処理ブロック218(図7A)は、これらの項目をレベル2データサブ処理238に渡す。処理ブロック240では、レベル2データサブ処理238は、各入来レベル2データ値が、ユーザのデータベース内に含まれている項目(ウォッチリストおよびアラートに含まれている有価証券を含む)に対応するかどうかを判断する。入来レベル2データ値がユーザのデータベース内にある項目に対応しない場合、そのレベル2データ項目は処理ブロック242において破棄される。対応する場合には、そのレベル2データ項目は処理ブロック244に渡される。なお、処理ブロック212(図7A)においてユーザのデータベース内に含まれている情報をロードした後でユーザのデータベースが変更されていても、処理ブロック240では、これらの変更が全て考慮に入れられる。処理ブロック244〜256の各処理ブロックでも、これらの更新内容が考慮に入れられる。
【0155】
処理ブロック244では、レベル2データサブ処理238は、ディスプレイ画面50の最後の再描画以降に受信した各レベル2情報項目を追跡し、これらを、本明細書中に記載したような後の計算に使用できるようにする。処理ブロック246では、レベル2データサブシステム238は、先により詳細に説明したような各レベル2フィルタを適用する。より具体的には、デフォルト設定またはユーザ設定の各レベル2フィルタ(例えば、各株式の現在取引値の1%、1.5%、2%など)をレベル2データに適用して、対応有価証券の現在取引価格からの差が所定のパーセンテージであるビッドおよびアスクを排除し、これにより、各有価証券についてマーケットメーカーによって提示され且つフィルタを通過した(即ち、フィルタリングレベル閾値の範囲外であるとして破棄されなかった)ビッドおよびアスクを含む対応データ組を求める。
【0156】
処理ブロック248では、レベル2データサブシステム238は、処理ブロック248で各フィルタを適用した結果得られた各データ組に対して、様々な動作モード(ウォッチリストモード、マーケットメーカー帳簿モード、マーケットストックモード、マーケットプレイヤーモードおよび最良価格者モードを含む)について統計値を計算する。処理ブロック248で計算された統計値は処理ブロック250で保存され、後からこれを取り出して、チャートとしてウィンドウ58に表示したり、分析結果ウィンドウ56に表示したり、および/または、情報表示ウィンドウ54に表示したりできるようにしておく。なお、統計値はレベル1データと一緒に保存される。
【0157】
処理ブロック252では、レベル2データサブシステム238は、レベル2統計値に依存するいずれかのアラートが処理ブロック248の算出統計値に基づいて起動するかどうかを判断し、もし、いずれかのアラートが作動した場合、処理ブロック252はそれらのアラートをアラートウィンドウ60に表示するか、あるいは、他の方法でユーザに通知する。アラートの発生は、処理ブロック248でフィルタを適用した結果得られたデータ組の1つから得られた統計値に基づいて起動するアラートのみに限定することが可能である。また、処理ブロック252は、起動済みのアラートでクリアすべきものがないかどうかを判断し、もし、クリアすべきアラートがあった場合には、それらのアラートをクリアする。上記のように、アラートは、適切なユーザによる操作によってクリアされてもよいし、各アラートに関連付けられたタイマーが切れたときにクリアされてもよいし、あるいは、そのアラートを発生させた条件が成立しなくなったときにクリアされてもよい。
【0158】
処理ブロック254では、レベル2データサブ処理は、統計値を(その統計値に関連付けられた銘柄記号およびマーケットメーカー識別子と一緒に)動的にソートする。先により詳細に説明したように、この動的ソートは、ユーザが選択した順序で表示項目が並べられるように、最新の算出統計値を用いて行われる。例えば、ユーザがウォッチリスト表示モードを選択し、合計数量順で表示情報を見ることを選択した場合、レベル2データサブ処理238は、ビッド数量およびアスク数量の合算合計が一番多い有価証券が一番目に、ビットおよびアスク数量の合算合計値が次に多い有価証券が二番目に、そしてそれ以降も同様の順番で表示されるように、表示中のウォッチリストの有価証券を並べる。
【0159】
処理ブロック256では、次にディスプレイ画面50を再描画する際に、レベル2データサブ処理238が、レベル2データ(例えば、情報表示ウィンドウ54に表示される未処理のビッドおよびアスクデータ)、および、全ての関連算出統計値(例えば、分析結果ウィンドウ56および最良価格者経時変化ウィンドウ88に表示される統計値)の表示を更新する。なお、表示情報は、ユーザが選択した動作モードおよび表示情報について選択したフィルタリングレベルに従って表示される。
【0160】
当業者であれば分かるように、有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するソフトウェアツールおよび関連演算ロジック200の上記アーキテクチャは一例に過ぎない。当業者であれば、本明細書中に記載のロジックおよび方法を実行する他の方法があることは明白であるが、そのような他の方法も本願の請求の範囲を逸脱しない。
【0161】
本明細書中に記載のロジックは、コンピュータ可読媒体からロジックをフェッチまたは取得してその中に含まれる命令を実行することができるコンピュータ/プロセッサによるシステムまたは他のシステムなどの命令実行システムで使用可能な任意のコンピュータ可読媒体に収められていてもよい。本書の文脈において、「コンピュータ可読媒体」とは、命令実行システムで使用可能なロジックおよび/またはデータを格納、保存または維持できる任意の媒体であり得る。コンピュータ可読媒体は、例えば、電子式媒体、磁気式媒体、光学式媒体、電磁式媒体、赤外線式媒体または半導体式媒体など多数の物理式媒体のいずれであってもよい。適切なコンピュータ可読媒体のより具体的な例として、フロッピー(R)ディスクなどのポータブル磁気式コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、または、コンパクトディスク(例えば、CD、CD−RWまたはDVD−ROM)が挙げられる(これらに限定はされない)。
(分散型アーキテクチャの例)
上記のように、本明細書中に記載の演算ロジックの複数部分を、複数のプロセッサおよび/または複数のコンピュータシステムに分散することが可能である。さらに図11を参照して説明を行う。図11は、分散型の実施形態における有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステム10’を示している。システム10’は、データソース350、サーバ352、および、1つまたは複数のクライアント354を含む。図示した分散型システム10’の実施形態においては、上記統計値の多くを計算するのはサーバ352である。そして、未処理データおよび算出統計値を含むカスタム情報組は、クライアント354に送信して、さらなる処理および/または表示を行うことができる。汎用コンピュータ装置であり得るクライアント354は、通常、トレーダーや、有価証券市場およびマーケットメーカーの動向を観察することに関心を持つ者によって使用される。
【0162】
データソース350は、対象となる単数または複数の取引所の全ての有価証券および指数についてのレベル1およびレベル2情報を含むデータストリームをサーバ352に送信する。データストリームは、データ販売業者および/または1つまたは複数の取引所によって提供される。当該分野においては公知であるように、データストリームは、例えば、専用通信回線、インターネット、衛星通信回線などを含む任意のネットワークインターフェースを介して送信することができる。
【0163】
汎用コンピュータ装置であり得るサーバ352は、データオブジェクト356の演算を行うロジック(例えば、ソフトウェア形態)と、データサーバ358と、1つまたは複数のソケットマシン360とを含む。データオブジェクト356は、レベル1およびレベル2情報の入来データストリームを受信する。データオブジェクト356は、サーバ352から情報(データおよび統計値)を受信するように設定された各クライアント354が追跡している全銘柄のマスターリストを保持していてもよい。なお、各クライアント354は異なる銘柄組の情報を受信することに関心があるかもしれないが、ほとんどのトレーダーは流動性の高い銘柄に関心があるので、複数のクライアント354間で、関心のある銘柄にはかなりの重複があるものと思われる。特定のクライアント354が関心を持つ複数の銘柄は、1つのクライアントリスト(このクライアントリストは、クライアント354に関連付けられたウォッチリストから構築することができる)にまとめることができ、マスターリストは、各クライアントリストから構築することができる。
【0164】
マスターリスト内にある各銘柄について、データオブジェクト356は、本明細書中に記載の統計値の多くを計算することができる。従って、システム10’に関わる処理の多くは集中化することができる。その後、データおよび/または統計値を、データオブジェクト356から各データサーバ358およびソケットマシン360に送信することができる。データサーバ358はデータおよび/または算出統計値を保持し、1つまたは複数のクライアント354が所望した場合に履歴の取り出しができるようにしておく。この詳細は後述する。上記の保持される情報には、現売買立会で得られた全てのデータおよび/または統計値、および/または、過去の売買立会で得られた過去のデータおよび/または統計値が含まれる。また、データサーバ358は、各クライアント354に関する情報を加入者データベースの形で保持してもよい。この加入者データベースは、例えば、各クライアント354のクライアントリスト、クライアント354のアクセス権限などを含み得る。
【0165】
ソケットマシン360は、データオブジェクト356からデータおよび統計値を受信する。ある実施形態において、データおよび統計値はデータオブジェクト356から放送方式で送信され、データオブジェクト356の出力ポートを「聴いている」各ソケットマシン360がこれを受信するようになっている。従って、サーバ352は、必要に応じてソケットマシン360を利用可能にしたり、利用不可能にしたりすることによって、全体としてスケーラビリティを有している。
【0166】
クライアント354は、サーバ352のソケットマシン360の1つへの通信接続を(ネットワーク化された通信リンクまたはダイレクト通信リンクを介して)確立することによって、システム10’にログオンするように構成可能である。各ソケットマシン360は、複数のクライアント354と通信接続を確立できる。サーバ352は、複数のクライアント354に情報(例えば、データおよび算出統計値)を送信する負荷を、複数の利用可能状態にあるソケットマシン354間で釣り合わせるように設定可能である。
【0167】
ソケットマシン360は、データオブジェクト356から受信したデータおよび統計値を、各クライアント354のクライアントリストに従って各クライアント354に転送する。このようにして、クライアント354は、自身が関心を持っている銘柄のデータおよび統計値だけを受信する。ある実施形態において、この情報はソケットマシン360から各クライアント354に放送方式で送信される(例えば、クライアント354は、関連付けられたソケットマシン360から送られてくるデータを、催促するのではなく、「聴いている」状態である)。当業者であれば分かるように、限定されたデータ・統計値組だけを各クライアント354に送信するようにすることによって、各クライアント354が関心を持っているもの以外のものも含む複数の銘柄に関連付けられた情報を含んだデータストリーム全体を各クライアント354が受信するような設定と比較して、各クライアント/サーバ接続が費やす帯域幅を低減することができ、また、各クライアント354によって行われるフィルタリングおよび処理の量を低減することができる。
【0168】
サーバ352からデータおよび統計値を受信すると、各クライアントは、このデータおよび統計値に対して、先により詳細に説明したような様々な処理機能を行うことができる。これらの処理機能には、例えば、フィルタリング、動的ソート、アラート発生、チャート作成、表示などが含まれ得る。また、クライアント354は、過去情報の画面やチャートを作成するために、データおよび/または統計値のデータベースを維持してもよい。このデータベースは、現売買立会の情報を含んでいてもよいし、数日間分の情報を含んでいてもよい。その他の情報(クライアント354がサーバ352と通信していなかった期間の情報)が所望される場合、クライアント354はその所望の情報についてサーバ352に問い合わせることができる。ソケットマシン360は、マスターリスト上の各銘柄についてのデータの一部(例えば、当日の取引データおよび統計値と、最近の過去データおよび統計値)を保持していてもよい。クライアント354から要求された情報をソケットマシン360が保持している場合、その情報をソケットマシン360から、情報要求中のクライアント354に送信すればよい。要求された情報をソケットマシン360が保持していなかった場合、ソケットマシン360は、その所望の情報をデータサーバ358から取り出して、その情報を、情報要求中のクライアント354に送信すればよい。
(結論)
本発明の具体的な実施形態を詳細に説明したが、勿論、本発明の範囲がこれによって限定されるものではなく、本願の請求の範囲の精神および条件を逸脱しない変更、改変および等価物は全て本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0169】
【図1】本発明による有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムを示すブロック図である。
【図2】図1のシステムによって生成された表示情報のスクリーンショットを示すブロック図である。
【図3】レベル1およびレベル2情報表示ウィンドウを示すブロック図である。
【図4A】ウォッチリストモードにおける分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図4B】マーケットメーカー帳簿モードにおける分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図4C】マーケットストックモードにおける分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図4D】マーケットプレイヤーモードにおける分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図4E】最良価格者モードにおける分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図5A】チャートウィンドウを示すブロック図である。
【図5B】ズームチャートウィンドウを示すブロック図である。
【図6】アラートウィンドウを示すブロック図である。
【図7A】本発明による有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムのソフトウェアツールのアーキテクチャの一例を示す図である。
【図7B】本発明による有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムのソフトウェアツールのアーキテクチャの一例を示す図である。
【図7C】本発明による有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムのソフトウェアツールのアーキテクチャの一例を示す図である。
【図7D】本発明による有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムのソフトウェアツールのアーキテクチャの一例を示す図である。
【図8】最良ビッド/アスク処理機能をオンにした状態でのマーケットメーカー帳簿モードにおける分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図9】カウントモードおよびランクモード(高値カウントで降順ソート)における分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図10】カウントモードおよびランクモード(ランク値で降順ソート)における分析結果ウィンドウを示すブロック図である。
【図11】分散型の実施形態における有価証券およびマーケットメーカーの動向を追跡するシステムを示すブロック図である。

Claims (252)

  1. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク数量、アスク時刻、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する処理を含む、方法。
  2. 各選択有価証券についての合計ビッド数量および各選択有価証券についての合計アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記相対ビッド数量および相対アスク数量を表示する工程をさらに包含する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記選択した1組の有価証券についての前記合計ビッド数量および前記合計アスク数量を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項4に記載の方法。
  6. 各選択有価証券に関連付けられた有効ビッドを提示中のマーケットメーカーの合計数を総計する工程と、各選択有価証券に関連付けられた有効アスクを提示中のマーケットメーカーの合計数を総計する工程とをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  7. 有効ビッドを提示中のマーケットメーカーの合計数および有効アスクを提示中のマーケットメーカーの合計数を表示する工程をさらに包含する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  9. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項8に記載の方法。
  10. 各有価証券について求められた前記統計値を保存する工程であって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券から選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項12に記載の方法。
  15. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断する処理を含む、方法。
  16. 前記分析工程は、各選択有価証券について、価格が上がった有効ビッドをカウントして、この価格が上がったビッドの数から価格が下がった有効ビッドの数を引くことにより買い圧力を求め、価格が上がった有効アスクをカウントして、この価格が上がったアスクの数から価格が下がった有効アスクの数を引くことにより売り圧力を求める処理をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記分析工程は、各選択有価証券について、前記有価証券に対して有効ビッドを提示しているマーケットメーカーの数で買い圧力を割ることによって前記買い圧力を相対買い圧力に変換し、前記有価証券に対して有効アスクを提示しているマーケットメーカーの数で売り圧力を割ることによって前記売り圧力を相対売り圧力に変換する処理をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記分析工程は、各選択有価証券について、価格が上がった各有効ビッドのビッド数量を総計してそこから価格が下がった各有効ビッドのビッド数量を引くことによって圧力加重ビッド数量を求め、価格が上がった各有効アスクのアスク数量を総計してそこから価格が下がった各有効アスクのアスク数量を引くことによって圧力加重アスク数量を求める処理をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記分析工程は、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する処理をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  20. 前記選択した1組の有価証券についての前記買い圧力および前記売り圧力を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項16に記載の方法。
  21. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記分析工程は、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する処理をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  23. 各選択有価証券についての合計ビッド数量および各選択有価証券についての合計アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項22に記載の方法。
  24. 各選択有価証券に関連付けられた有効ビッドを提示中のマーケットメーカーの合計数を総計する工程と、各選択有価証券に関連付けられた有効アスクを提示中のマーケットメーカーの合計数を総計する工程とをさらに包含する、請求項15に記載の方法。
  25. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
  26. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項25に記載の方法。
  27. 各有価証券について求められた前記統計値を保存する工程であって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
  28. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項15に記載の方法。
  29. 前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
  30. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券から選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項29に記載の方法。
  31. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項29に記載の方法。
  32. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は選択したマーケットメーカーについて求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、選択した1組の有価証券の中から前記選択したマーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定し、前記選択したマーケットメーカーについて、前記特定された有価証券に対する前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを作成する処理を含む、方法。
  33. 前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標は相対ビッド数量および相対アスク数量である、請求項32に記載の方法。
  34. 前記特定された有価証券と、前記特定された有価証券に対する前記選択したマーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標とを示した前記リストを表にして表示する工程をさらに包含する、請求項32に記載の方法。
  35. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項34に記載の方法。
  36. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項32に記載の方法。
  37. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項36に記載の方法。
  38. 各マーケットメーカー毎に求められた前記統計値を保存する工程であって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、工程をさらに包含する、請求項32に記載の方法。
  39. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項32に記載の方法。
  40. 前記選択したマーケットメーカーについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する工程をさらに包含する、請求項32に記載の方法。
  41. 前記閾値は全てのマーケットメーカーについてグローバルに設定される、請求項40に記載の方法。
  42. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、前記選択した1組の有価証券の各有価証券に対する各マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量の合算値を求める処理を含む、方法。
  43. 前記合算ビッド数量および前記合算アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項42に記載の方法。
  44. 前記有価証券およびマーケットメーカーをビッド数量およびアスク数量の合算値が大きい順に表にして表示する工程をさらに包含する、請求項42に記載の方法。
  45. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項44に記載の方法。
  46. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項42に記載の方法。
  47. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項46に記載の方法。
  48. 各有価証券について求められた前記統計値を保存する工程であって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、工程をさらに包含する、請求項42に記載の方法。
  49. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項42に記載の方法。
  50. 前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する工程をさらに包含する、請求項42に記載の方法。
  51. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券から選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項50に記載の方法。
  52. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項50に記載の方法。
  53. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各マーケットメーカー毎に求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各マーケットメーカー毎に、選択した1組の有価証券に対する各マーケットメーカーの各有効ビッドのビッド数量を総計し、選択した1組の有価証券に対する各マーケットメーカーの各有効アスクのアスク数量を総計する処理を含む、方法。
  54. 前記ビッド数量の総和および前記アスク数量の総和は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項53に記載の方法。
  55. 前記分析工程は、
    前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが同じ有価証券に対して提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが同じ有価証券に対して提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断する処理と、
    各マーケットメーカー毎に、前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効ビッドのうち価格が上がった有効ビッドをカウントして、この価格が上がったビッドの数から前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効ビッドのうち価格が下がった有効ビッドの数を引くことによりマーケットメーカー買い圧力を求め、前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効アスクのうち価格が上がった有効アスクをカウントして、この価格が上がったアスクの数から前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効アスクのうち価格が下がった有効アスクの数を引くことによりマーケットメーカー売り圧力を求める処理とをさらに包含する、請求項53に記載の方法。
  56. 各マーケットメーカーについての前記合計ビッド数量の指標および前記合計アスク数量の指標を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項53に記載の方法。
  57. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項56に記載の方法。
  58. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項53に記載の方法。
  59. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項58に記載の方法。
  60. 各マーケットメーカー毎に求められた前記統計値を保存する工程であって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、工程をさらに包含する、請求項53に記載の方法。
  61. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項53に記載の方法。
  62. 前記選択したマーケットメーカーのうちの1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する工程をさらに包含する、請求項53に記載の方法。
  63. 前記閾値は全てのマーケットメーカーについてグローバルに設定される、請求項62に記載の方法。
  64. 前記閾値は特定のマーケットメーカーについて設定される、請求項62に記載の方法。
  65. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各選択有価証券毎に、所定の期間について、各マーケットメーカーのビッド持続性統計値およびアスク持続性統計値を求める処理を含み、前記ビッド持続性統計値は、前記所定の期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1ビッド以上のビッドを1つ以上提示していた期間のおおよその割合を計算することによって求められ、前記アスク持続性統計値は、前記所定の期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1アスク以下のアスクを1つ以上提示していた期間のおおよその割合を計算することによって求められる、方法。
  66. 前記ビッド持続性統計値および前記アスク持続性統計値は、それぞれ、前記期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1ビッド以上のビッドを1つ以上提示していた期間のパーセンテージを求めること、および、前記期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1アスク以下のアスクを1つ以上提示していた期間のパーセンテージを求めることによって計算される、請求項65に記載の方法。
  67. 各マーケットメーカーについての前記ビッド持続性統計値および前記アスク持続性統計値は、
    前記所定の期間を複数のセグメントに分割し、
    各セグメント毎に、各有価証券について、1または0のビッド値およびアスク値を前記マーケットメーカーに与えて(前記有価証券に対して前記マーケットメーカーがレベル1ビッド以上のビッドを提示している場合にはビッド値1を与え、そうでなければビッド値0を与え、また、前記有価証券に対して前記マーケットメーカーがレベル1アスク以下のアスクを提示している場合にはアスク値1を与え、そうでなければアスク値0を与える)、
    以下の等式:
    をビッド値およびアスク値の両方について解く(但し、ΣVALpは1セグメント前に前記等式によって計算された値全ての総和であり、mは前記期間のセグメント数であり、CVは前記有価証券について前記マーケットメーカーに与えられた現ビッド値および現アスク値である)ことによって計算される、請求項65に記載の方法。
  68. 前記ビッドおよびアスク持続性統計値を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項65に記載の方法。
  69. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項68に記載の方法。
  70. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項65に記載の方法。
  71. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項70に記載の方法。
  72. 前記選択した1組の有価証券のうち出来高が数量閾値未満である有価証券をフィルタリングする工程をさらに包含する、請求項65に記載の方法。
  73. 各有価証券について求められた前記統計値を保存する工程であって、該保存される統計値は、過去の市場の動向として表示するのに適したものになっている、工程をさらに包含する、請求項65に記載の方法。
  74. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項65に記載の方法。
  75. 前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する工程をさらに包含する、請求項65に記載の方法。
  76. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券のうち選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項75に記載の方法。
  77. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項75に記載の方法。
  78. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記データストリームを動的にフィルタリングする工程であって、選択した1組の有価証券の各選択有価証券について、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは現在取引値に対する固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは現在取引値に対する固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程とを包含する方法。
  79. 前記フィルタリング工程は、現在取引値の所定閾値パーセンテージを現在取引値に足したものを上回るビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージを現在取引値から引いたものを下回るアスクを破棄する処理を含む、請求項78に記載の方法。
  80. 前記フィルタリング工程は複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められる、請求項78に記載の方法。
  81. 前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について各データ組を分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、工程をさらに包含する、請求項80に記載の方法。
  82. 前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記フィルタリングされたデータストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めて更新する工程をさらに包含する、請求項78に記載の方法。
  83. 前記データストリームに逆転相場フィルタをかけて、関連有価証券に対するレベル1ビッドを上回るビッドおよび関連有価証券に対するレベル1アスクを下回るアスクを排除する工程をさらに包含する、請求項78に記載の方法。
  84. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、工程と、
    最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記1組の統計値の表示順を動的にソートする工程とを包含する方法。
  85. 前記動的ソートをオフにして、各選択有価証券の前記統計値の更新は行いながらも相対表示順序は一定になるようにする工程をさらに包含する、請求項84に記載の方法。
  86. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項84に記載の方法。
  87. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項86に記載の方法。
  88. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項84に記載の方法。
  89. 前記統計値はディスプレイ上に一定間隔で表示される、請求項88に記載の方法。
  90. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を前記レベル2データから求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、工程と、
    前記選択有価証券のうちの1つの前記統計値をある期間についてチャートにしてチャート表示する工程とを包含する方法。
  91. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、工程と、
    複数のビッドを価格によって一連のビッドグループにグループ分けする工程であって、1つのビッド価格グループを除く全てのビッド価格グループはそれぞれ同じ価格のビッドを含み、残りの1つのビッド価格グループは、最良ビッド価格からの乖離が所定の価格段階数よりも大きい全てのビッドを含んでいる、工程と、
    各ビッド価格グループのビッドの数量を総計し、各ビッド価格グループのビッド数を総計する工程と、
    各ビッド価格グループの合計数量および各ビッド価格グループのビッド数を表示する工程と、
    複数のアスクを価格によって一連のアスクグループにグループ分けする工程であって、1つのアスク価格グループを除く全てのアスク価格グループはそれぞれ同じ価格のアスクを含み、残りの1つのアスク価格グループは、最良アスク価格からの乖離が所定の価格段階数よりも大きい全てのアスクを含んでいる、工程と、
    各アスク価格グループのアスクの数量を総計し、各アスク価格グループのアスク数を総計する工程と、
    各アスク価格グループの合計数量および各アスク価格グループのアスク数を表示する工程とを包含する方法。
  92. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項91に記載の方法。
  93. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項92に記載の方法。
  94. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク数量、アスク時刻、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する処理を含む、システム。
  95. 各選択有価証券についての合計ビッド数量および各選択有価証券についての合計アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項94に記載のシステム。
  96. 前記相対ビッド数量および相対アスク数量を表示するディスプレイをさらに備えた、請求項95に記載のシステム。
  97. 前記選択した1組の有価証券についての合計ビッド数量および合計アスク数量を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項94に記載のシステム。
  98. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項97に記載のシステム。
  99. 前記ロジックは、各選択有価証券に関連付けられた有効ビッドを提示しているマーケットメーカーの合計数を総計し、各選択有価証券に関連付けられた有効アスクを提示しているマーケットメーカーの合計数を総計する、請求項94に記載のシステム。
  100. 有効ビッドを提示中のマーケットメーカーの合計数および有効アスクを提示中のマーケットメーカーの合計数を表示するディスプレイをさらに備えた、請求項99に記載のシステム。
  101. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項94に記載のシステム。
  102. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項101に記載のシステム。
  103. 各有価証券について求められた前記統計値を保存するメモリであって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、メモリをさらに備えた、請求項94に記載のシステム。
  104. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項94に記載のシステム。
  105. 前記ロジックは、前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する、請求項94に記載のシステム。
  106. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券から選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項105に記載のシステム。
  107. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項105に記載のシステム。
  108. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断する処理を含む、システム。
  109. 前記ロジックは、各選択有価証券について、価格が上がった有効ビッドをカウントして、この価格が上がったビッドの数から価格が下がった有効ビッドの数を引くことにより買い圧力を求め、価格が上がった有効アスクをカウントして、この価格が上がったアスクの数から価格が下がった有効アスクの数を引くことにより売り圧力を求める、請求項108に記載のシステム。
  110. 前記ロジックは、各選択有価証券について、前記有価証券に対して有効ビッドを提示しているマーケットメーカーの数で買い圧力を割ることによって前記買い圧力を相対買い圧力に変換し、前記有価証券に対して有効アスクを提示しているマーケットメーカーの数で売り圧力を割ることによって前記売り圧力を相対売り圧力に変換する、請求項109に記載のシステム。
  111. 前記ロジックは、各選択有価証券について、価格が上がった各有効ビッドのビッド数量を総計してそこから価格が下がった各有効ビッドのビッド数量を引くことによって圧力加重ビッド数量を求め、価格が上がった各有効アスクのアスク数量を総計してそこから価格が下がった各有効アスクのアスク数量を引くことによって圧力加重アスク数量を求める、請求項109に記載のシステム。
  112. 前記ロジックは、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する、請求項109に記載のシステム。
  113. 前記選択した1組の有価証券についての前記買い圧力および前記売り圧力を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項109に記載のシステム。
  114. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項113に記載のシステム。
  115. 前記ロジックは、各選択有価証券に関連付けられた各有効ビッドの数量を総計し、各選択有価証券に関連付けられた各有効アスクの数量を総計する、請求項108に記載のシステム。
  116. 各選択有価証券についての合計ビッド数量および各選択有価証券についての合計アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項115に記載のシステム。
  117. 前記ロジックは、各選択有価証券に関連付けられた有効ビッドを提示しているマーケットメーカーの合計数を総計し、各選択有価証券に関連付けられた有効アスクを提示しているマーケットメーカーの合計数を総計する、請求項108に記載のシステム。
  118. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項108に記載のシステム。
  119. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値に
    ついて実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項118に記載のシステム。
  120. 各有価証券について求められた前記統計値を保存するメモリであって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、メモリをさらに備えた、請求項108に記載のシステム。
  121. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項108に記載のシステム。
  122. 前記ロジックは、前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する、請求項108に記載のシステム。
  123. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券から選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項122に記載のシステム。
  124. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項122に記載のシステム。
  125. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は選択したマーケットメーカーについて求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、選択した1組の有価証券の中から前記選択したマーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定し、前記選択したマーケットメーカーについて、前記特定された有価証券に対する前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを作成する処理を含む、システム。
  126. 前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標は相対ビッド数量および相対アスク数量である、請求項125に記載のシステム。
  127. 前記特定された有価証券と、前記特定された有価証券に対する前記選択したマーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標とを示した前記リストを表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項125に記載のシステム
  128. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項127に記載のシステム。
  129. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項125に記載のシステム。
  130. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項129に記載のシステム。
  131. 各マーケットメーカー毎に求められた前記統計値を保存するメモリであって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、メモリをさらに備えた、請求項125に記載のシステム。
  132. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項125に記載のシステム。
  133. 前記ロジックは、前記選択したマーケットメーカーについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する、請求項125に記載のシステム。
  134. 前記閾値は全てのマーケットメーカーについてグローバルに設定される、請求項133に記載のシステム。
  135. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、前記選択した1組の有価証券の各有価証券に対する各マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量の合算値を求める処理を含む、システム。
  136. 前記合算ビッド数量および前記合算アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項135に記載のシステム。
  137. 前記有価証券およびマーケットメーカーをビッド数量およびアスク数量の合算値が大きい順に表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項135に記載のシステム。
  138. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項137に記載のシステム。
  139. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項135に記載のシステム。
  140. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項139に記載のシステム。
  141. 各有価証券について求められた前記統計値を保存するメモリであって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、メモリをさらに備えた、請求項135に記載のシステム。
  142. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項135に記載のシステム。
  143. 前記ロジックは、前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する、請求項135に記載のシステム。
  144. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券から選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項143に記載のシステム。
  145. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項143に記載のシステム。
  146. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各マーケットメーカー毎に求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各マーケットメーカー毎に、選択した1組の有価証券に対する各マーケットメーカーの各有効ビッドのビッド数量を総計し、選択した1組の有価証券に対する各マーケットメーカーの各有効アスクのアスク数量を総計する処理を含む、システム。
  147. 前記ビッド数量の総和および前記アスク数量の総和は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項146に記載のシステム。
  148. 前記ロジックは、
    前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが同じ有価証券に対して提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが同じ有価証券に対して提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断し、
    各マーケットメーカー毎に、前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効ビッドのうち価格が上がった有効ビッドをカウントして、この価格が上がったビッドの数から前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効ビッドのうち価格が下がった有効ビッドの数を引くことによりマーケットメーカー買い圧力を求め、前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効アスクのうち価格が上がった有効アスクをカウントして、この価格が上がったアスクの数から前記選択した1組の有価証券に対して前記マーケットメーカーが提示した有効アスクのうち価格が下がった有効アスクの数を引くことによりマーケットメーカー売り圧力を求める、請求項146に記載のシステム。
  149. 各マーケットメーカーについての前記合計ビッド数量の指標および前記合計アスク数量の指標を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項146に記載のシステム。
  150. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項149に記載のシステム。
  151. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項146に記載のシステム。
  152. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項151に記載のシステム。
  153. 各マーケットメーカー毎に求められた前記統計値を保存するメモリであって、該保存される統計値は、過去のマーケットメーカーの動向として表示するのに適したものになっている、メモリをさらに備えた、請求項146に記載のシステム。
  154. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項146に記載のシステム。
  155. 前記ロジックは、前記選択したマーケットメーカーのうちの1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する、請求項146に記載のシステム。
  156. 前記閾値は全てのマーケットメーカーについてグローバルに設定される、請求項155に記載のシステム。
  157. 前記閾値は特定のマーケットメーカーについて設定される、請求項155に記載のシステム。
  158. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各選択有価証券毎に、所定の期間について、各マーケットメーカーのビッド持続性統計値およびアスク持続性統計値を求める処理を含み、前記ビッド持続性統計値は、前記所定の期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1ビッド以上のビッドを1つ以上提示していた期間のおおよその割合を計算することによって求められ、前記アスク持続性統計値は、前記所定の期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1アスク以下のアスクを1つ以上提示していた期間のおおよその割合を計算することによって求められる、システム。
  159. 前記ビッド持続性統計値および前記アスク持続性統計値は、それぞれ、前記期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1ビッド以上のビッドを1つ以上提示していた期間のパーセンテージを求めること、および、前記期間のうち前記マーケットメーカーが前記有価証券に対してレベル1アスク以下のアスクを1つ以上提示していた期間のパーセンテージを求めることによって計算される、請求項158に記載のシステム。
  160. 各マーケットメーカーについての前記ビッド持続性統計値および前記アスク持続性統計値は、
    前記所定の期間を複数のセグメントに分割し、
    各セグメント毎に、各有価証券について、1または0のビッド値およびアスク値を前記マーケットメーカーに与えて(前記有価証券に対して前記マーケットメーカーがレベル1ビッド以上のビッドを提示している場合にはビッド値1を与え、そうでなければビッド値0を与え、また、前記有価証券に対して前記マーケットメーカーがレベル1アスク以下のアスクを提示している場合にはアスク値1を与え、そうでなければアスク値0を与える)、
    以下の等式:
    をビッド値およびアスク値の両方について解く(但し、ΣVALpは1セグメント前に前記等式によって計算された値全ての総和であり、mは前記期間のセグメント数であり、CVは前記有価証券について前記マーケットメーカーに与えられた現ビッド値および現アスク値である)ことによって計算される、請求項158に記載のシステム。
  161. 前記ビッドおよびアスク持続性統計値を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項158に記載のシステム。
  162. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項161に記載のシステム。
  163. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項158に記載のシステム。
  164. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値に
    ついて実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項163に記載のシステム。
  165. 前記ロジックは、前記選択した1組の有価証券のうち出来高が数量閾値未満である有価証券をフィルタリングする、請求項158に記載のシステム。
  166. 各有価証券について求められた前記統計値を保存するメモリであって、該保存される統計値は、過去の市場の動向として表示するのに適したものになっている、メモリをさらに備えた、請求項158に記載のシステム。
  167. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項158に記載のシステム。
  168. 前記ロジックは、前記選択有価証券の1つについての前記統計値が閾値を上回るか下回るかした場合にアラートを発生する、請求項158に記載のシステム。
  169. 前記閾値は前記選択した1組の有価証券のうち選択された有価証券全てについてグローバルに設定される、請求項168に記載のシステム。
  170. 前記閾値は特定の有価証券について設定される、請求項168に記載のシステム。
  171. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記データストリームを動的にフィルタリングするロジックを実行するプロセッサであって、選択した1組の有価証券の各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、プロセッサとを備えたシステム。
  172. 前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージを現在取引値に足したものを上回るビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージを現在取引値から引いたものを下回るアスクを破棄する、請求項171に記載のシステム。
  173. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められる、請求項171に記載のシステム。
  174. 前記ロジックは、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について各データ組を分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求め、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項173に記載のシステム。
  175. 前記ロジックは、前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記フィルタリングされたデータストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めて更新する、請求項171に記載のシステム。
  176. 前記ロジックは、前記データストリームに逆転相場フィルタをかけて、関連有価証券に対するレベル1ビッドを上回るビッドおよび関連有価証券に対するレベル1アスクを下回るアスクを排除する、請求項171に記載のシステム。
  177. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、プロセッサと、
    前記1組の統計値を表示するディスプレイであって、前記1組の統計値は、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて動的にソートされる、ディスプレイとを備えたシステム。
  178. 前記動的ソートを行うロジックをオフにして、各選択有価証券の前記統計値の更新は行いながらも相対表示順序は一定になるようにすることができる、請求項177に記載のシステム。
  179. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項177に記載のシステム。
  180. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項179に記載のシステム。
  181. 前記統計値は一定間隔で更新される、請求項177に記載のシステム。
  182. 前記統計値は前記ディスプレイ上に一定間隔で表示される、請求項181に記載のシステム。
  183. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を前記レベル2データから求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、プロセッサと、
    前記選択有価証券のうちの1つの前記統計値をある期間についてチャートにして表示するディスプレイとを備えたシステム。
  184. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる1組の統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される、プロセッサとを備え、
    前記ロジックは、
    複数のビッドを価格によって一連のビッドグループにグループ分けする処理であって、1つのビッド価格グループを除く全てのビッド価格グループはそれぞれ同じ価格のビッドを含み、残りの1つのビッド価格グループは、最良ビッド価格からの乖離が所定の価格段階数よりも大きい全てのビッドを含んでいる、処理と、
    各ビッド価格グループのビッドの数量を総計し、各ビッド価格グループのビッド数を総計する処理と、
    各ビッド価格グループの合計数量および各ビッド価格グループのビッド数をディスプレイ上に表示する処理と、
    複数のアスクを価格によって一連のアスクグループにグループ分けする処理であって、1つのアスク価格グループを除く全てのアスク価格グループはそれぞれ同じ価格のアスクを含み、残りの1つのアスク価格グループは、最良アスク価格からの乖離が所定の価格段階数よりも大きい全てのアスクを含んでいる、処理と、
    各アスク価格グループのアスクの数量を総計し、各アスク価格グループのアスク数を総計する処理と、
    各アスク価格グループの合計数量および各アスク価格グループのアスク数を前記ディスプレイ上に表示する処理と、
    を行うためのコードを含んでいる、システム。
  185. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、各選択有価証券について、前記ロジックは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する、請求項184に記載のシステム。
  186. 前記フィルタロジックは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値に
    ついて実行され、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項185に記載のシステム。
  187. 少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、工程と、
    1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各銘柄が新立会高値を達成した回数をカウントし、各銘柄が新立会安値を達成した回数をカウントする処理を含む、方法。
  188. 立会開始後所定の時間が経過するのを待ってから前記新立会高値および新立会安値のカウントを開始する工程をさらに包含する、請求項187に記載の方法。
  189. 前記新立会高値カウントの少なくとも一部およびそれらに関連付けられた銘柄を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項188に記載の方法。
  190. 前記新立会安値カウントの少なくとも一部およびそれらに関連付けられた銘柄を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項188に記載の方法。
  191. 前記1組の銘柄の少なくとも一部の銘柄についてこれに関連付けられた銘柄識別子を表示し、各銘柄識別子についてこれに関連付けられた値を表示する工程であって、前記値は、前記新立会高値カウントと、前記新立会安値カウントと、その組み合わせとから選択された値である、工程をさらに包含する、請求項187に記載の方法。
  192. 最新の市場の動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項191に記載の方法。
  193. 分析工程の前に、各銘柄について数量に基づいて前記データストリームをフィルタリングする工程をさらに包含する、請求項187に記載の方法。
  194. 前記フィルタリング工程は前売買立会での数量に基づいて行われる、請求項193に記載の方法。
  195. 前記フィルタリング工程は現売買立会での数量に基づいて行われる、請求項193に記載の方法。
  196. 分析工程の前に、各銘柄について価格に基づいて前記データストリームをフィルタリングする工程をさらに包含する、請求項187に記載の方法。
  197. 前記1組の銘柄の各銘柄について、各取引価格と立会高値および立会安値の少なくとも一方との関係を求める処理であって、前記関係は、現在取引値が前記立会高値および前記立会安値の少なくとも一方にどれだけ近いのかを示している工程をさらに包含する、請求項187に記載の方法。
  198. 前記関係は以下の等式:
    を解くことによって求められる(但し、日計値幅は立会高値から立会安値を引いた値)、請求項197に記載の方法。
  199. 少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、工程と、
    1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程とを包含し、前記統計値を求める処理は、各取引価格と立会高値および立会安値の少なくとも一方との関係を求める処理であって、前記関係は、現在取引値が前記立会高値および前記立会安値の少なくとも一方にどれだけ近いのかを示している処理を含む、方法。
  200. 前記関係は以下の等式:
    を解くことによって求められる(但し、日計値幅は立会高値から立会安値を引いた値)、請求項199に記載の方法。
  201. 前記関係統計値の少なくとも一部およびそれらに関連付けられた銘柄指標を表にして表示する工程をさらに包含する、請求項199に記載の方法。
  202. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項201に記載の方法。
  203. 分析工程の前に、各銘柄について数量に基づいて前記データストリームをフィルタリングする工程をさらに包含する、請求項199に記載の方法。
  204. 前記フィルタリング工程は前売買立会での数量に基づいて行われる、請求項203に記載の方法。
  205. 前記フィルタリング工程は現売買立会での数量に基づいて行われる、請求項203に記載の方法。
  206. 分析工程の前に、各銘柄について価格に基づいて前記データストリームをフィルタリングする工程をさらに包含する、請求項199に記載の方法。
  207. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク数量、アスク時刻、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    選択有価証券について、前記ビッド価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をビッド価格の順でディスプレイ上に表示し、前記アスク価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をアスク価格の順でディスプレイ上に表示する工程と、
    選択したマーケットメーカーについての表示ビッド価格または表示アスク価格の少なくとも一方を視覚的に強調する工程とを包含する方法。
  208. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、表示されるビッド価格、アスク価格およびマーケットメーカー識別子を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項207に記載の方法。
  209. 前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項207に記載の方法。
  210. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項209に記載の方法。
  211. 前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求める工程であって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新される工程をさらに包含し、前記統計値を求める処理は、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断する処理を含む、請求項207に記載の方法。
  212. マーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    選択した1組の有価証券の中から前記マーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定する工程と、
    前記マーケットメーカーのビッド価格およびアスク価格を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを表示する工程と、
    ビッド価格およびアスク価格のうち前記マーケットメーカーがそれぞれ最良ビッドおよび最良アスクを提示しているものを全て視覚的に強調する工程とを包含する方法。
  213. 前記特定された有価証券に対する前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標を求める工程をさらに包含する、請求項212に記載の方法。
  214. 前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標は相対ビッド数量および相対アスク数量である、請求項213に記載の方法。
  215. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表示を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項212に記載の方法。
  216. 各有価証券を特定する前に、前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、各選択有価証券について、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項212に記載の方法。
  217. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項216に記載の方法。
  218. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡する方法であって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する工程であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、工程と、
    前記複数の有価証券から1組の有価証券を選択する工程と、
    各選択有価証券について、各マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量の少なくとも一方を示す指標を求める工程と、
    前記有価証券およびマーケットメーカーをビッド数量およびアスク数量の少なくとも一方を示す指標の順で表にして表示する工程と、
    表示しているビッド数量指標および表示しているアスク数量指標のうち関連マーケットメーカーがそれぞれ最良ビッド価格または最良アスク価格を提示しているものを全て視覚的に強調する工程とを包含する方法。
  219. ビッド数量およびアスク数量の少なくとも一方を示す指標はビッド数量およびアスク数量の合算値である、請求項218に記載の方法。
  220. 前記合算ビッド数量および前記合算アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項218に記載の方法。
  221. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表示を動的にソートする工程をさらに包含する、請求項218に記載の方法。
  222. 前記指標を求める工程の前に、前記データストリームをフィルタリングする工程であって、前記フィルタリングは、各選択有価証券について、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、工程をさらに包含する、請求項218に記載の方法。
  223. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項222に記載の方法。
  224. 少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、受信器と、
    1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各銘柄が新立会高値を達成した回数をカウントし、各銘柄が新立会安値を達成した回数をカウントする処理を含む、システム。
  225. 立会開始後所定の時間が経過するのを待ってから前記新立会高値および新立会安値のカウントを開始する、請求項224に記載のシステム。
  226. 前記新立会高値カウントの少なくとも一部およびそれらに関連付けられた銘柄を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項225に記載のシステム。
  227. 前記新立会安値カウントの少なくとも一部およびそれらに関連付けられた銘柄を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項225に記載のシステム。
  228. 前記1組の銘柄の少なくとも一部の銘柄についてこれに関連付けられた銘柄識別子を表示し、各銘柄識別子についてこれに関連付けられた値を表示するディスプレイであって、前記値は、前記新立会高値カウントと、前記新立会安値カウントと、その組み合わせとから選択された値である、ディスプレイをさらに備えた、請求項224に記載のシステム。
  229. 前記ロジックは、最新の市場の動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項228に記載のシステム。
  230. 前記ロジックは、各銘柄について、数量フィルタリングと、価格フィルタリングと、その組み合わせとから選択される手法に基づいて、前記データストリームをフィルタリングする、請求項224に記載のシステム。
  231. 少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する複数の銘柄を追跡するシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される前記複数の銘柄に関するレベル1データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各銘柄の現在取引価格を含む、受信器と、
    1組の銘柄について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は前記1組の銘柄の各銘柄について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサとを備え、前記統計値を求める処理は、各取引価格と立会高値および立会安値の少なくとも一方との関係を求める処理であって、前記関係は、現在取引値が前記立会高値および前記立会安値の少なくとも一方にどれだけ近いのかを示している処理を含む、システム。
  232. 前記関係は以下の等式:
    を解くことによって求められる(但し、日計値幅は立会高値から立会安値を引いた値)、請求項231に記載のシステム。
  233. 前記関係統計値の少なくとも一部およびそれらに関連付けられた銘柄指標を表にして表示するディスプレイをさらに備えた、請求項231に記載のシステム。
  234. 前記ロジックは、最新の市場の動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項233に記載のシステム。
  235. 前記ロジックは、各銘柄について、数量フィルタリングと、価格フィルタリングと、その組み合わせとから選択される手法に基づいて、前記データストリームをフィルタリングする、請求項231に記載のシステム。
  236. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するためのシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク数量、アスク時刻、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    選択有価証券について、前記ビッド価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をビッド価格の順でディスプレイ上に表示し、前記アスク価格の少なくとも一部およびそれらに関連付けられたマーケットメーカー識別子をアスク価格の順でディスプレイ上に表示するディスプレイであって、選択したマーケットメーカーについての表示ビッド価格または表示アスク価格の少なくとも一方を視覚的に強調するディスプレイとを備えたシステム。
  237. 最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、表示されるビッド価格、アスク価格およびマーケットメーカー識別子を動的にソートするロジックを実行するプロセッサをさらに備えた、請求項236に記載のシステム。
  238. 前記データストリームをフィルタリングするロジックを実行するプロセッサであって、前記フィルタリングは、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、プロセッサをさらに備えた、請求項236に記載のシステム。
  239. 前記フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項238に記載のシステム。
  240. 前記複数の有価証券から選択した1組の有価証券について前記データストリームを分析して一時的な上方または下方の価格圧力の指標となる統計値を求めるロジックを実行するプロセッサであって、前記統計値は各選択有価証券について求められ且つ前記更新されるデータストリームに基づいて更新されるプロセッサをさらに備え、前記統計値を求める処理は、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したビッドが、同マーケットメーカーが提示した前のビッドよりも高いか同じかあるいは安い値のビッドであるかどうかを判断し、前記マーケットメーカーのいずれかが提示したアスクが、同マーケットメーカーが提示した前のアスクよりも高いか同じかあるいは安い値のアスクであるかどうかを判断する処理を含む、請求項236に記載のシステム。
  241. マーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    選択した1組の有価証券の中から前記マーケットメーカーが有効ビッドまたは有効アスクの少なくとも一方を提示している各有価証券を特定するロジックを実行するプロセッサと、
    前記マーケットメーカーのビッド価格およびアスク価格を示す指標と共に前記特定された有価証券を示したリストを表示するディスプレイであって、ビッド価格およびアスク価格のうち前記マーケットメーカーがそれぞれ最良ビッドおよび最良アスクを提示しているものを全て視覚的に強調するディスプレイとを備えた、システム。
  242. 前記プロセッサは、前記特定された有価証券に対する前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標を求めるロジックを実行する、請求項241に記載のシステム。
  243. 前記マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量を示す指標は相対ビッド数量および相対アスク数量である、請求項242に記載のシステム。
  244. 前記ロジックは、最新の取引所の動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項241に記載のシステム。
  245. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、前記フィルタリングは、各選択有価証券について、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、請求項241に記載のシステム。
  246. 前記フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項245に記載のシステム。
  247. 複数のマーケットメーカーがビッドおよびアスクを提示する少なくとも1つの共通の取引所で取引される有価証券に関する前記マーケットメーカーの動向を追跡するシステムであって、
    前記少なくとも1つの取引所で取引される複数の有価証券に関するレベル1およびレベル2データを含む動的に更新されるデータストリームを受信する受信器であって、前記レベル1データは、少なくとも各有価証券の現在取引価格を含み、前記レベル2データは、各ビッドについてのビッド価格、ビッド時刻、ビッド数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子、ならびに、各アスクについてのアスク価格、アスク時刻、アスク数量、有価証券識別子およびマーケットメーカー識別子を含む、受信器と、
    前記複数の有価証券から選ばれた1組の有価証券の中の各選択有価証券について、各マーケットメーカーのビッド数量およびアスク数量の少なくとも一方を示す指標を求めるロジックを実行するプロセッサと、
    前記有価証券およびマーケットメーカーをビッド数量およびアスク数量の少なくとも一方を示す指標の順で表にして表示するディスプレイであって、表示しているビッド数量指標および表示しているアスク数量指標のうち関連マーケットメーカーがそれぞれ最良ビッド価格または最良アスク価格を提示しているものを全て視覚的に強調するディスプレイとを備えた、システム。
  248. ビッド数量およびアスク数量の少なくとも一方を示す指標はビッド数量およびアスク数量の合算値である、請求項247に記載のシステム。
  249. 前記合算ビッド数量および前記合算アスク数量は相対ビッド数量および相対アスク数量に変換される、請求項248に記載のシステム。
  250. 前記ロジックは、最新のマーケットメーカーの動向を反映するべく、ユーザが選択したパラメータに基づいて前記表を動的にソートする、請求項247に記載のシステム。
  251. 前記ロジックは前記データストリームをフィルタリングし、前記フィルタリングは、各選択有価証券について、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値から引いたものを下回る価格のビッドを破棄し、現在取引値の所定閾値パーセンテージまたは固定価格乖離値の一方を現在取引値に足したものを上回る価格のアスクを破棄する処理を含む、請求項247に記載のシステム。
  252. フィルタリングは複数の所定閾値パーセンテージまたは複数の固定価格乖離値について行われ、各所定閾値パーセンテージまたは各固定価格乖離値について対応するデータ組が求められ、前記統計値は各選択有価証券について各データ組毎に計算および更新される、請求項251に記載のシステム。
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