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JP2004536731A - システム混合を補償するシステムと方法 - Google Patents

システム混合を補償するシステムと方法 Download PDF

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JP2004536731A
JP2004536731A JP2003516813A JP2003516813A JP2004536731A JP 2004536731 A JP2004536731 A JP 2004536731A JP 2003516813 A JP2003516813 A JP 2003516813A JP 2003516813 A JP2003516813 A JP 2003516813A JP 2004536731 A JP2004536731 A JP 2004536731A
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JP2003516813A
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マルティネス、ヘンリー
ダブリュ クラウス、バリー
マルティネス、チャールズ
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ジ アックレイ マルティネス カンパニー デイビーエイ エムジーアイ ステューディオ
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Abstract

開示の方法は、基準着色剤セットを用いて基準デバイスによって生成された複数の色を有する少なくとも1つの色組み合わせ、すなわち、基準初期パーセントドット値(IPDV)を有する少なくとも1つの重ね刷り色組み合わせに対する基準プロフィール密度値を提供するステップと、現行の着色剤セットを用いて現行のデバイスによって生成された少なくとも1つの色組み合わせ、すなわち、現行のIPDVを有する現行の着色剤セットによって生成された少なくとも1つの色組み合わせに対する現行のプロフィール密度値を提供するステップと、基準着色剤セットを用いて基準理論的パーセントドット値(TPDV)を効率属性として定量化するステップと、現行の着色剤セットを用いて効率属性として現行のTPDVを定量化するステップと、基準着色剤セットで生成された画像データと現行の着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を、画像データを調整して発生するために用いられた基準効率属性と現行の効率属性とに応答して補償する係数を計算するステップとを含む。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は一般的には印刷の分野に関し、より詳しくは、システム混合を補償するシステムと方法に関する。
【背景技術】
【0002】
オフセットプレス上でのフルカラー印刷が、白黒で又はたった1つ又は2つの事前混合済みスポットインクで印刷することに慣れている顧客にとって信頼性が高く、また、手ごろな価格のものとなっている。このような印刷では、光化学プロセスを利用して、オリジナルの多色材料を印刷で用いられる4つの構成色に還元する。たとえば、印刷された色画像は、現在、一般的には、さまざまな強度を持つ4つの基本的な色、すなわち、マジェンタ(”M”)、黄色(”Y”)、シアン(”C”)及び黒(”K”)を、4色プロセス印刷として知られている印刷プロセスを用いて組み合わせる。実際には、顧客の満足するように色画像を正確に印刷することはしばしば退屈であり、問題が多く、また時間がかかるが、それは、通常、手動による操作が必要とされるからである。たとえば、従来の4色プロセス印刷では通常、単一量のインクをページ上の任意のロケーションに付着させたりさせなかったりするように設計されているだけのプレスが利用される。プレスから離れたときの受け入れ可能印刷品質で発生する過失の数及び過失に関連する費用を軽減するために、校正刷りが通常は用いられる。
【0003】
解説すると、4色プロセス印刷には、プレスのオペレータと顧客とが、生産印刷ジョブを実行する印刷機を終了させる際に手引きとして用いられる信頼性のある色校正刷りが必要である。たとえば、この校正刷りは、便利でまた安価に、生産印刷ジョブで用いられる予定の色外観(カラーアピアランス)を容易に変更して閲覧可能な画像で顧客が承認するための印刷プロトタイプとなる。上記の4色の各々に対する1片のフィルムもまた、プレートメーカーが薄い印刷プレートを作成する際に必要とされるが、このプレートは適切なインクで覆われた印刷機のドラムに巻き付けられて、次に、印刷プロセスで紙の上に間接的にローリングされる。コンピュータツープレート(CTP)技術によって、プレート作成プロセスでフォルムを用いる必要性が解消される。
【0004】
反射型多色再現システム(RMCRS)のための色管理プロセスの実行アスペクト及び処理アスペクトにおける従来の試みには、多くの場合、印刷業界の顧客が無満足な感情を持つような障害と結果とを一般的にこうむるような方式が含まれる。たとえば、Webオフセット出版規格(Specifications for Web Offset Publication:SWOP)などの従来の品質管理規格では、変数を制御するのに、ソリッドインク密度、インク色若しくは色合い(hue)/シーケンスならびにドットゲイン及び印刷コントラストが利用されていたが、あまり成功していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
不運にも、校正刷りはプレスシートに由来する固有の階調と色差を含んでおり、プレスの階調と色再現性の特徴の校正刷りシステムの特徴に対する整合性をどのように改善するかを査定するためには非常に時間がかかる。そのうえ、SWOP規格は、一般的には、色科学者が色再現性を特徴付ける際に用いる比例性不良率(proportionality failure rates)、システム混合特徴(system admixture characteristics)及び色域不整合(color gamut mismatches)などの変数を検討しない。国際色彩協会(International Color Consortium:ICC)の色管理システムもまた、通常は1つのグラフィックデータファイルの多次元変換プロセスで色彩測定法(colorimetry measurements)を利用することによって色管理プロセスを調整処理しようと試行してきたが、印刷機業界の実践者は、通常、このタイプの適用は不適切であると信じている。このようなシステムはまた、これらの変数を分離することも補償することもない。ICC色彩測定法に基づいた色管理システムもまた、総体的又は絶対的な色彩測定法や光度測定法などのさまざまな補正方法によってより大きい色域上のポイントをより小さい色域上の最も近いポイントに対してマッピングしようとする。不運にも、このタイプの域マッピングは、一般的に、印刷業界では受け入れられないような損傷をもたらす結果となった。そのうえ、通常このようなシステムは、通常より大きい色域若しくはガモット(gamut)を有する校正刷りデバイスで用いられる色を通常はより小さい色域を有する印刷デバイスで用いられる色域に対してマッピングしようとするものである。このようなシステムと方法は、一般的に、印刷機によって達成される出力を制限してしまう。
【0006】
不運にもそしてたとえば、SWOP方式は不整合と不正確という問題があるが、それは、とりわけ、この方式ではドットゲインと印刷コントラストの測定値を利用するが、これらは、正確な色管理の態様を実行するための正確な測定値とはならない。そのうえ、これらのシステムと方法は、結局は色管理プロセスで処理すべき主要な変数に起因する不安定な影響を考慮していない。たとえば、階調再現性特徴は、電子写真プリンタ、熱プリンタ、レーザプリンタ及びインクジェットプリンタ並びにオフセットリソグラフィ、レタープレス、グラビア及びフレキソ印刷機などの反射型再現デバイスの特長と周辺条件によって広く変動し、しかも、従来は、ドットゲインと印刷コントラストとして報告されている。これに限られないが紙/ベースサブストレート、インク、プレート、壺溶液、画像転送シリンダブランケット、プレスのメカニカルセッティング及び周辺湿度/温度条件による変動を含むプレス印刷条件の印刷特徴の変動によって引き起こされかねないこれらの変動の多くが、バッチ毎に又はその日毎に変化する。これらの変動は通常は、生産印刷ジョブを実行する毎に印刷デバイスの再現性特徴に影響し、また、不運にも、これらの変動の原因を突き止めるのは現実的ではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記から、システム混合を補償するシステムと方法に対する必要性が発生したことが理解されよう。本発明の教示によれば、従来の印刷システムの不利点と問題点とを実質的に軽減又は解消するシステムと方法が提供される。
【0008】
本発明の態様はいくつかの重要な利点を提供する。本発明のさまざまな実施形態は、これらの利点をまったく持っていないか又は一部もしくは全部を持っている。たとえば、本発明の1態様は、色管理プロセスをより制御する密度データなどのデータを収集する方法である。本方法は、基準の着色剤セット(reference colorant set)を用いる基準のデバイスによって生成される複数の色を有する少なくとも1つの色組み合わせに対する基準プロフィール密度(reference profile density)を提供するステップを含む。この基準着色剤セットは、この少なくとも1つの色組み合わせに対する基準の初期パーセントドット値(IPDV)を有する。本方法はまた、現行の着色剤セットを用いて現行のデバイスによって生成された少なくとも1つの色組み合わせに対する現行のプロフィール密度値を提供するステップを含む。この現行の着色剤セットは、この少なくとも1つの色組み合わせに対する現行のIPDVを有する。本方法はまた、基準着色剤セットを用いて効率属性として基準の理論的パーセントドット値を定量化するステップと、現行の着色剤セットを用いて現行のTPDVを効率属性として定量化するステップとを含む。本方法はまた、基準着色剤セットで生成された画像データと現行の着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を、基準効率属性と現行の効率属性とに応答して補償するパーセントドット値補正係数を計算するステップを含むが、この係数は、印刷される予定の画像データを調整して発生するために用いられるものである。このような計算によって、プレス及び/又は校正刷り条件に対するフル階調スケール(1〜100%)の実質的に代表的な特徴と、たとえば、画像のディジタル表示に応用される係数を提供する機能とが、コンピュータツープレート(CTP)又は直接撮像プレス生産フェーズで与えられる。言い換えれば、1つの反射型再現システムの出力のアピアランスが別のそれに対応させられる際の精度が改善される。
【0009】
本発明の別に態様ではまた、5つの主要変数の内の2つが別々に補償される。たとえば、システム混合補償方法の1つの実施形態は、基準TPDVとして基準着色剤セットによって生成されたデータのシステム混合特徴を基準プロフィール密度値と基準IPDVとに応答して識別するステップを含む。本方法はまた、現行のプロフィール密度値と現行のIPDVとに応答して現行のTPDVとして、現行の着色剤セットによって生成されたデータのシステム混合を識別するステップを含む。本方法はまた、上記の係数の内の少なくとも1つの係数と初期基準IPDVの内の対応する少なくとも1つとの和が100パーセントを超えると色域密度調整係数(CGDAF)を提供するステップを含む。このCGDAFは色域不整合を補正し、また、これらの係数の内の少なくとも1つは、制御コンポーネントを決定して、この制御コンポーネントの目標ソリッド主要密度目標ポイントと前記少なくとも1つの係数とに等しい第1の値と、基準TPDVに等しい第2の値との積を、制御コンポーネントに対して計算することによって計算されるが、これは、現行の着色剤セットを用いているシステムが現行のTPDVで除算された完全な効率を有していた場合に複数の色チャネルの内の少なくとも1つの色チャネルの測定密度を制御コンポーネントに対して達成するために必要とされ、これは、第2のシステムが前記少なくとも1つの係数を得るために完全な効率を有していた場合に、第2の複数の色チャネルの内の少なくとも1つのチャネルに対する測定密度を達成するために必要である。加えて、前記係数の内の少なくとも1つの係数が、基準着色剤セットで生成された画像データと現行の着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を補償するものであり、印刷される予定の画像データを調整して発生するために用いられる。このような利点によって、本発明には、さまざまなシステムに対して、複数の着色剤セットと、さまざまな加算性不良特徴を持つそれに対応するRM/CRSとの間の差が補償されるという利点が与えられる。
【0010】
本発明の別の態様もまた、印刷デバイスの再現性特長に影響する印刷機と周辺印刷条件の印刷特徴の変動によって引き起こされる係数を析出する。これらの変動には、これに限られないが、紙/ベースサブストレート、インク、プレート、壺溶液、画像転写シリンダブランケット、プレスのメカニカルセッティング、周辺空気条件、周辺湿度条件、周辺温度条件及び薬品残留物条件が含まれるが、これらはバッチ毎に又はその日毎に変化する。薬品残留物条件は、たとえば、プレートやブランケットの洗浄薬品、ローラ残留物、プレスコンポーネントの磨耗や引き裂き及びさまざまな周辺空気条件の特徴に応じて変化する。
【0011】
本発明の別の態様はデータフォームである。本システム混合データフォームは、着色剤セットを用いて生成された複数の1次元色制御領域を表す第1のカラムを含む。この第1のカラムは、プレス出力デバイスの出力経路に概して平行な第1の軸にほぼ沿って位置付けされている。本システム混合データフォームはまた、着色剤セットを用いて生成された複数の多次元色制御領域を表す第2のカラムを含む。この第2のカラムは、第1のカラムに対して概して平行で、また、これから横方向に間隔を置いた第2の軸にほぼ沿って位置付けされている。第1の軸と第2の軸は、互いに近接して置かれ、また、その横方向の間隔は、所定の距離を越えない。ある特定の実施形態では、この所定の距離は、25ミリを越えない。さらに別の実施形態では、第2のカラムは、マジェンタ、赤、緑、シアン、黄色、青及び中間のファミリからなるグループから選択される。
【0012】
システム混合データフォームの1実施形態では、色ファミリにデータを配置するようにする。本発明は、色画像編集エンジン(CIEE)機能性の使用を許容するという利点を提供するが、この機能性によって、所望次第で、すべての色ファミリを調整することが可能となる。本発明は、応用可能な測定値が取ることが可能な適切な色サンプルを提供するという利点を提供する。加えて、本発明の1つ以上の態様は、インク膜厚の測定値と階調再現性特徴の測定値との間のどのような差でも減少させることによって計算上の不正確さを減少させるという利点を提供する。このような利点によって、色の管理し易さに影響するシステムエラーが減少する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の別の態様ではまた、CDDAFの計算が実行されるが、これによって、従来の色管理システムの光度測定や色彩測定による補正でもたらされる損傷が減少又は解消される。そのうえ、CGDAFは、パーセントドット値色補正係数(PDCCF)及び/又は二次PDCCFと共にある方法で利用されて、通常はより小さい色域を有する印刷デバイスで用いられる100%ドット値より大きい値から通常はより大きい色域を有する校正刷りデバイスで用いられる値までの値に対応する密度が計算される。他の技法的利点は、以下の図面、説明及びクレームから当業者には容易に確認され得るであろう。
【0014】
本発明は、着色剤セットを用いている反射型多色再現システム(RM/CRS)の加算性不良を特徴付けすることによってシステム混合特徴を定量化することを想定している。本発明は、現在周知の又は将来開発される、応用可能な反射型4色CRS(R4/CRS)、3色CRS(R3/CRS)及び/又は他の多色システムなどのRM/CRSを用いることを考察している。そのうえ、本発明の方法及びシステムは、撮像科学者が色再現性を特徴付けする際に用いる階調再現性、比例性不良率、システム混合特徴及び色域不整合を特徴付けし、また、別々に補償することによってRM/CRSを用いる色管理プロセスの態様を容易化することを想定している。
【0015】
色域不整合は、a)減法原色着色剤のソリッド密度と色合いとの不整合、したがって、着色剤セット同士間の重ね刷り色組み合わせの不整合又はb)印刷物上での加算性不良の影響によって引き起こされる。加算性不良によって引き起こされたこの域不整合は、ほとんどの標準の業界の想定とは対照的に、第1のRM/CRSの独立のソリッド減法原色着色剤を、第2の反射型再現システムのソリッド密度と色合いを整合させるように印刷した場合でも発生する。たとえば、第1のシステムの減法原色(C、M及びY)着色剤が第2のシステムの着色剤を整合させるように印刷される場合、結果として得られるマジェンタと黄色、シアンと黄色及びシアンとマジェンタの重ね刷りは一般的には、これら2つのシステム間での赤色、緑色及び青色のそれぞれと整合しない。これらの重ね刷りはまた、クロマ若しくは彩度(色強度)の差が大きく、これは、全ての濃い強烈な色に影響する色域不整合が存在することを示している。
【0016】
加算性不良は、着色剤の層を前に塗布された着色剤のその上に塗布する際に発生した影響に起因する過小効率又は過大効率を、「紙などのサブストレート上に着色剤を直接に塗布する」という理想的な状態によって発生した影響と比較したものと定義される。本明細書中に用いられ、また、印刷・写真業界によって受け入れられている加算性不良という用語の1つの定義は、GATFプレス社の1999年の第2版のフィールド(Gary G. Field)の「色とその再現性」(Color and Its Reproduction)の192〜194ページに見受けられる。
【0017】
色密度測定によって、1つのRM/CRSの出力のアピアランスを別のアピアランスに対してシステム混合データフォーム(”SADF”)を用いて整合させる動作が容易化される。本発明は、オフセットリソグラフィ、レタープレス、グラビア、フレキソ印刷、網掛け印刷システムなどの図6に示すような、そして、無水リソグラフィ、単一流体水性インク及びプレートレスディジタルオフセットでの印刷、並びに、一部の態様では、電子写真印刷、熱式やインクジェット式の印刷プロセスによる印刷などの開発中のさまざまなリソグラフィプロセスで用いられるさまざまなCM/CRSを用いることを考察している。たとえば、RM/CRSは、これに限られないが、インクジェット又は熱式プリンタなどのさまざまな撮像デバイスなどの図6に示すような校正刷りデバイスと、デュポンのWaterproof(登録商標)や、ImationのMatchprint(登録商標)や、富士フィルムのColorArtや、KodakのApprovalなどのハーフトーン印刷デバイスとを含む。これらのデバイスは、さまざまな方法を用いて、中間フィルムと直接ディジタル出力を含む校正刷りをサブストレート上に発生させる。本発明のさまざまな態様が、これらのプレス出力デバイスの一部又は全部で用いられる。
【0018】
どの測定サンプルの色密度でも通常は、4つの測定チャネル、すなわち、C、M、Y及びVを用いて提供される。これに限られないが、ISOステータス、すなわち−T、A、M、E及びIという密度のスペクトルタイプなどの多くのタイプの密度測定値が用いられる。
C、M、Y及びVは次のものを表す:
C=シアンインク色によって達成される色スペクトルの赤波長領域を吸収するRM/CRSの能力の表示;
M=マジェンタインク色によって達成される色スペクトルの緑波長領域を吸収するRM/CRSの能力(capacity)の表示;
Y=黄色インク色によって達成される色スペクトルの青波長領域を吸収するRM/CRSの能力の表示;
V=黒インク色を表示するために主として用いられる無色の(すなわち、灰色)に変換されたCMY色密度値の表示。
【0019】
ソリッド密度とは、分光測光器(スペクトロメータ)、密度計、スキャナ又は他の色密度測定デバイスを用いてソリッドの、すなわち網掛けされていない、画像エリアから取られたCMYV密度測定値のセットのことである。C、M及びYの中で、主要密度とは、C、M及びYの中で最も高い値を持ち、また、原色C、M及びYを含む色サンプルの密度測定値のことである。Kファイル、すなわち、黒インクチャネルの場合、主要(メジャー)密度とは、Vチャネルから単独で取られた密度測定値のことである。この記述に関して検討された密度の一部は、「−紙」すなわち「−P」と表現されるが、これは、色サンプルの密度値から紙/ベースサブストレートの光密度値を減算した値を表す。
【0020】
C、M、Y及びKという略字は、インクや、プレーと、フィルムや、ファイルチャネルなどのものに対する、印刷の際に用いられる4つの従来のプレス色を識別するために用いられる。これら4つの色とは、それぞれシアン(C)、マジェンタ(M)、黄色(Y)及び黒(K)であり、C、M、Y及びKに対する測定値は、上述したようにC、M、Y及びV測定値から取られる。C、M、Y及びKを組み合わせて、重ね刷り若しくはオーバープリント(overprint)の色組み合わせを生成する。たとえば、緑色は黄色とシアンを重ね刷りすることによって形成され、赤は黄色とマジェンタを重ね刷りすることによって形成され、青はマジェンタとシアンとの重ね刷りである。「インク」という用語が本明細書では用いられるが、本発明は、これに限られないが、トナー、染料、顔料、媒介物及び変性用コンポーネントなど着色剤を印刷プロセスにおいて送出して管理するための他の方法を用いることを考察している。
【0021】
ここで、図1を参照すると、本発明の教示によるシステム混合補償方法のフローチャートの例が示されている。本方法では、一般的に、色管理の態様と関連する変数を隔離して、第1の着色剤データを利用して、印刷生産ジョブで用いられる予定の第2の着色剤データの値を調整する。これらの計算には、後で第2の着色剤データの密度と比較される第1の着色剤データの密度からパーセントドット値を計算することが含まれる。この比較によって、C、M、Y及びKという4つの色の各々に対して用いられる変換用データの正確に計算して、第1の着色剤データに対して第2の着色剤データの選択された特徴をより緊密に合わせるような測定値を提供する動作が容易化される。より具体的には、本方法では、第2の着色剤セットを用いている第2のRM/CRSの加算性不良で第1の着色剤セットを用いている第1のRM/CRSの加算性不良を特徴付けることによって2つのセットを成すシステム混合特徴をより緊密に合わせる。システム混合特徴は、着色剤セットを用いているRM/CRSの、加算性不良又は効率測定値などの、特徴として定義される。このように、本発明の態様によって、RM/CRSの色管理プロセスが容易になる。
【0022】
これらの調整(アジャストメント)測定値は、パーセットドット値色補正係数(PDCCF)で表現され、たとえば、色画像編集エンジンを用いて、画像のディジタル表現のパーセントドット値を変更することによって生じる。本方法ではまた、着色剤データ同士間の色域不整合を軽減するものとして生じられる密度調整係数(色域密度調整係数:”CGDAF”)として表現されるさまざまな調整値を提供する。これらは最初に、生産の準備フェーズで着色剤のソリッド主要(メジャー)密度目標(エイム)ポイントに適用され、生産工程全体にわたって維持される。これらの調整値は双方ともが客観的なデータとなり、これによって、アピアランスと従来の生産印刷ジョブが生成される際の忠実度とに対するより高い品質管理が可能となる。
【0023】
不運にも、色域不整合はしばしば、従来の方法を用いる際、特に濃い強烈な色の場合に問題となっており、これは通常は、彩度すなわち色強度に大きい差があるためである。このような差は、一般的には、2つのRM/CRS間の加算性不良率に差があるためである。たとえば、従来の印刷方法とシステムは、第1のRM/CRSのソリッドすなわち100パーセント減法原色CMY着色剤を印刷して、第2のRM/CRSのそれをソリッド密度と色合い誤差を整合させるプロセスを利用している。その結果得られる、マジェンタと黄色、シアンと黄色、シアンとマジェンタなどの重ね刷りは、それぞれ赤、緑、青と一般的に整合しない。
【0024】
本発明の態様は、従来のそして色管理方法とは対照的にシステム混合特徴の変動と、色域不整合とを別々に補償することを考察している。たとえば、ICC色管理方法は、これらの変数を分離しようとはせず、統合的なプロセスでルックアップテーブルを用いる色域マッピング(gamut mapping)によって、グラフィックデータファイルの着色剤域不整合で色を置き換えることによって、1つの多次元変換プロセスで処理を実行する。別の例として、SWOPは、従来は、これらの変数を特徴付け、また、ソリッドインク密度、インク色(色合い)/シーケンス並びにドットゲイン及び印刷トラストを利用することによってこれらの変動を補償しようとしてきた。不運にも、このような方法は、RM/CRSのシステム混合特徴と色域不整合との双方の変動に適切に対処し得ない。
【0025】
本発明を検討しながら引用されるソリッド密度目標ポイントを説明すれば分かるであろう。このような目標ポイントを調整して、技術の変化、修正又は向上に対応する。たとえば、商用オフセットリソグラフィ業界では、一般的な目標化されたソリッド主要密度目標ポイントを、表Iのように、コピーライト2000、GRACoL4.0 2000のグラフィック通信協会(Graphic Communications Association)の許可を得てリプリントして利用している。
【0026】
本書に述べる例の目的上、ソリッド主要密度−P目標ポイントとは、現在利用可能な又は将来開発される一般に受け入れられる校正刷りシステムのソリッド主要密度のことである。本発明の教示を説明するために、CGDAFが計算されて次にRPのソリッド主要密度−P目標ポイントに適用された後に生産工程でCPのソリッド主要密度−P目標ポイントとして用いられるソリッド主要密度目標ポイントのセットの1例として、C=1.60、M=1.60、Y=1.10、K=1.75が挙げられる。選ばれた値を利用して、第1の着色剤データに応答して第2の着色剤に対する調整値を提供する。
【0027】
一般に、本方法は、基準プロフィール(RP)及び現行プロフィール(CP)と表示され、CPを表すADFを用いて生成されたシステム混合データプロフィール(SADP)から測定された値を定量化して、RPで用いられている着色剤の印刷結果のアピアランスをより正確に整合させる。本方法は、理論的パーセントドット値(TPDV)、パーセントドット色補正係数(PDCCF)、二次PDCCF及び/又は色域密度調整係数(CGDAF)などの多くの計算された値を作成して、システム混合特徴と色域不整合とを提示することによって加算性不良の影響に合わせて調整する。1例として、加算性不良の過大及び/又は過小効率の影響はなんでも、目的とする色サンプル(SOI)の初期パーセントドット値(IPDV)に関連している。このステップを実行する1つの方法は、このような影響による結果として得られる密度をTPDVに変換して、パーセントドット値を共通の定義として設定するステップを含んで、PDCCF、二次PDCCF及び/又は色域拡大係数を計算して、システム混合補償をするステップを含む。TPDVは、所与のSOIが欠如した加算性不良に対する測定済み密度を理論的に達成するパーセントドット値である。たとえば、階調再現性色サンプル(TRCS)IPDVと、その結果としてのTRCS密度データとを基本的なスケールとして用いて、TPDVに到達する。次に、TPDVに応答して、PDCCFを計算する。PDCCFを計算する1つの方法を、図4を参照して検討する。
【0028】
加えて、TPDVと後続のPDCCFとを作成すると、階調再現性特徴とは実質的に無関係であるCGDAF、PDCCF及び二次PDCCFを提供する際にも利点がある。TPDV、PDCCF及びCGDAFは、どのような数の着色剤や着色剤セットに対しても提供される。CGDAFは密度値であり、これを計算して、1つの着色剤セットの彩度や色強度という点で色域を、それが第2の着色剤セットのより大きい色域と一致するように拡大する。このような利点によって、特に濃い強烈な色の場合に、色域不整合が軽減されるが、これは通常は、彩度すなわち色強度の差が大きいからであり、このため、グラフィックデータファイル中の色値を変更して、1つの色域を別の色域内に「最良適合」させる域マッピング技法を持つ従来の色管理システムで得られる結果より望ましい結果が得られる。このような利点は、したがって、プレス写真製版校正刷りのアピアランスに整合するアピアランスを持つ印刷済みプレスシートを作成するために用いられるデータを調整しようとする場合に、これら従来の「最良適合」方法より成功に導くものである。
【0029】
たとえば、RPの比較されているCPを作成するために用いられる色域より彩度や色強度という点で大きいRGB色域を、RPを作成するために用いられる着色剤セットが有する場合がある。このような場合においては、所望のパーセントドット値、すなわち、本発明の方法を応用することで得られたCPで用いられる着色剤のSOIに対して誘導された調整済みファイルパーセントドット値(AFPDV)は100パーセントより大きく、また、CPで用いられた着色剤セットは、RPの着色剤セットに対して用いられた目標ポイントより高いソリッド主要密度目標ポイントを用いて印刷生産で印刷されなければならない。本発明は、CGDAFを計算して、それを、後続の生産印刷セッション中にCPを作成するために用いられた着色剤セットのソリッド密度目標ポイントに適用することによって色域のいかなる不整合でも補正することを想定している。PDCCFは、着色剤を利用するRM/CRSの階調再現性特徴から実質的に無関係であるため、PDDCFに応答して計算されたいかなるCGDAFでも、階調再現性特徴の変動とは実質的に無関係となる。
【0030】
本方法はステップ102で始まり、ここで、SADFは、ステップ104でSADPを作成する際の元になるSADFが作成される。SADPは、分光測光器や、密度計などの他の密度測定デバイスから得られたSADF画像中の色サンプルの一部又は全部の測定値を取ることによって作成される。SADFの1例を、図2を参照して詳述する。2つのSADP、すなわちRPとCPを作成する。これらSADFを作成する際に利用された着色剤セットは、4つの着色剤から成っており、インクなどの多くの利用可能な着色剤から選択される。これらの着色剤は変わり得るが、これらSADPの各々に対して用いられる4C、M、Y及びKという着色剤は、そのスペクトルが、類似したものであるべきであり、これによって、これらは、観察者にとっては、実質的に同じ色であるように見える。加えて、SADPそれぞれ同士で同じような色を比較した場合、ソリッドで1次元の色サンプルは、実質的に等しい密度−P値を有すべきである。しかしながら、SADPの各々に対する重ね刷りは、どんな連続順でもサブストレートに対して実行される。1例として、第1のSADP中では、黒インクが最初に塗布され、シアンインクが二番目に、マジェンタが三番目、黄色は4番目に塗布され、一方第2のSADP中では、これらのインクが逆順で、又は他の別の順序で塗布される。SADFサンプルシートを作成するために用いられた着色剤もまた、コーティングや表面テクスチャなどの実質的に類似の特徴を有するサブストレート上で、実質的に同じハーフトーンパターンを用いることによって生成されるべきである。加えて、類似の色を各SADP間で比較する場合、階調1次元着色剤サンプルは、たとえば、互いに対して+/−20%などという公差内で実質的に類似の比例性不良特徴を有するべきである。比例性不良特徴とハーフトーンパターンとは、双方ともが公知であり、ハーフトーンパターンは、走査線数とドット形状などの特長によって変化する。
【0031】
1実施形態では、RPは、校正刷り用のSADFを最初に準備することによって作成される。このステップは、たとえば、SADFグラフィックコンピュータファイルからネガ又はポジのCMYKフィルムを作成するステップを含む。このようなRP用SADFは、所定の校正で校正刷りデバイスによって出力されるが、この校正は、ある好ましい実施形態では、校正刷りシステムメーカの規格を含んでいる。この校正刷りはネガ又はポジから作成されるか、ディジタル校正刷りデータから作成されるかであり、通常は、比較的一定のインク又は着色剤の膜圧を含んでいる。1例として、ImationのMatchprintなどの校正刷りシステムが用いられる。次に、第2のSADFが、CP用に準備される。例として、SWOP印刷生産指針にしたがったインクを用いるリソグラフィオフセットプレスがある。1実施形態では、SADF用のコンピュータツープレート(”CTP”)式プレートが作成され、次に、SADFの印刷プレス工程が、このCTPプレートを用いて実行される。たとえば、ある特定の実施形態では、SADFのCTPプレートの作成ステップには、SADFを現すデータを包含しているコンピュータファイルのコンテンツで変調されたレーザ放射エネルギでCTPプレート画像を露光するステップが含まれる。
【0032】
ステップ104から、本方法はステップ106に進み、ここで、システム混合特徴(SAC)変換用データ報告書が、CPとRPとの間における色密度偏差又は差の比較に応答して作成される。この報告書は、PDCCF及びCGDAF、並びに、適用可能な限り、CGDAFによって持ち込まれた矛盾を解決するために特定の場合に用いられる二次PDCCFとなる。PDCCFとCGDAFを計算する方法の例を、図3と図4を参照して検討する。実施例によっては、PDCCF、CGDAF及び所望の二次PDCCFはまた、以下に検討するように、ステップ112で印刷される予定の変換済みグラフィック画像データを準備するために用いられる他の多くの代替フォーマットで提供される。
【0033】
PDCCFは、CPとRPから測定された選択済みの色サンプルから計算されたパーセントドット調整値を表して、さまざまなシステム混合特徴に対して加算性不良が及ぼすあらゆる可変的影響を補償する。PDCCFには、「着色剤トラッピング」や「透明性/不透明性」などの、着色剤セットと、着色剤セットを用いる対応するRM/CRSとの属性が含まれる。着色剤トラッピングは、1つの着色剤を直接にサブストレート上に、その間に別の層を成す着色剤なしで塗布する方法とは対照的に、1つの着色剤をその前にサブストレートに塗布された別の着色剤の上に塗布する際に示された特徴として記述される。PDCCFは、色チャネル同士間の相互作用に対処する多次元変換値中に転置される。以下に検討するように、次に、現在周知の又は将来開発される多くのソフトウエア、方法又は他の色画像編集エンジン(CIEE)でPDCCFを用いる。
【0034】
PDCCFと後続のすべての多次元変換値の計算は、画像が印刷されるサブストレートと、RP及びCPの着色剤を利用するRM/CRSの階調再現性特徴とに対する実質的な独立性を提供する。このような利点によってまた、1次元階調再現性変換値を、多次元のC、M、Y、K変換値のほかにも、又は、これらとは別に印加することが可能となる。この利点によって、一般的にしばしばドリフトし、また、通常は本来的に階調再現的である変数を、一般的に初期特徴化の後ではかなり安定しているシステム混合関連の変数とは無関係に補正することが可能となる。サンプルと変換値とに適用される1次元という用語は、単一着色剤とそれに関連した計算値のことであり、他方、多次元という用語は、赤などの1つの着色剤の重ね刷り(黄色とマジェンタの重ね刷り)とそれに関連する計算値のことである。1次元サンプルの例にはTRCSが含まれ、多次元サンプルの例には色補正用色サンプル(CCCS)、システム雑音インジケータサンプル(SNIS)及び/又は補正重ね刷り検出サンプル(CODS)が含まれるが、これらはすべて、図2を参照して詳述する。
【0035】
CGDAFは、CPを作成するために用いられる着色剤セットの域を拡大し、これで、それがより大きい色域着色剤セットに対応し得るようにするために用いられる。たとえば、着色剤セットの域は、インク膜圧を調整する及び/又は異なった顔料濃度を持つ別の着色剤セットを作成することによって拡大される。色域の拡大を、図5を参照して図示し、より詳細に検討する。この方法は、自動的に色域を拡大する機能を含むと利点があるが、この方法は、従来の方法を用いても現在利用不可能である。CGDAFは、CPを生成するために用いられる着色剤セットのソリッド主要密度−P目標ポイントに適用される密度調整値である。CPを作成するために用いられる着色剤セットがオフセットリソグラフィインクを含んでいる場合、各インクのソリッド主要密度−P目標ポイントはCGDAFデータだけ増加され、また、印刷機の階調再現性をプロフィーリングする又は特徴付けするプロセスで利用される。したがって、実際の生産印刷においては、CPを作成するために用いられる着色剤セットのソリッド主要密度−P目標ポイントは、RPを作成するために用いられる着色剤セットの目標ポイントに対する調整値を表す(多くの場合、これらの調整値は一般的には増大値である)。次に、このような階調再現性特徴のあらゆる変動を、1次元印刷調整値を提供するさまざまな方法の内のどれか1つを利用することによって、別々に補償する。
【0036】
ステップ108で、CIEE変換セットアップは、所望次第でCIEE中のPDCCFを利用することによって作成される。この変換セットアップは、AFPDVを確認し、これで、生産ジョブに適用されると発生するPDCCFに応答して印刷される予定の画像内の色のドット値に対する変化をオペレータが閲覧し得るようにする。将来の開発によってCIEE機能性の必要性がステップ108及び/又は110で軽減又は解消されるとはいえ、今日の技術水準では、PDCCFをCIEEのための値システムに変換する必要があり、この場合、実験的な調整を実行して、測定誤差又は、たとえば、ラミネート膜が付着することによって影響を受ける測定値などの他のシステム制限値を補償する。PDCCFを用いてグラフィック画像ファイルの値を調整し、これで、CPを発生させるために用いられた着色剤で発生される予定の画像のアピアランスがRPを発生させるために用いられた着色剤で再現される画像のアピアランスと実質的に一致するようにする。PDCCFは、多くのCIEEで用いられるのに適したデータである。たとえば、1つの特定の実施形態では、オペレータにアンバランスを補正し、色を調整することを可能とするADOBEのPHOTOSHOPの5.0中の色範囲選択機能、曲線調整機能及び/又は選択色機能を用いて複数のパス動作を実行する。このような補正技法は、ハイエンドの画像編集スキャナ及び分離プログラムによって用いられて、画像中の9個の所定の色ファミリグループの各々のグループ中のプロセス色の量を増加及び/又は減少させる。たとえば、PDCCFの計算値が、選択された色ファミリ及び/又は選択された色サンプルに対して、それぞれシアン、マジェンタ、黄色及び/又は黒の制御コンポーネントのIPDVを増加又は減少させるべきであることを示している場合、オペレータは、そのように増加又は減少させる。たとえば、図2に示す制御セットポイント1103は、CMYKのIPDVがそれぞれ50、50、50及び0を含み、これが、PDCCFによってAFPDV中に転置される。本書に検討するように、次に、これらのAFPDVは、手引きとして用いられて、CPの所望の制御セットポイントと他の内挿された値とを印刷し、これで、それが、RP中のそれと同じアピアランスを有するようにする。ある特定の実施形態では、これらの値を用いて、印刷生産画像を作成する。これらは、CIEE次第で、相対的又は絶対的な増大もしくは減少という形で実行される。1つの実施形態では、このシステム値へ変換するという動作は、コンピュータモニター上でSADFの画像を閲覧して、CIEEプログラムを制御セッティングすることによってもたらされた色値の変更を監視することによって支援される。これらの値は、RPとCPとを作成した同じRM/CRSを用いて印刷ジョブに対して、校正刷り用着色剤と印刷用着色剤とを同じように組み合わせて将来用いる場合に使用するように保存しておく。
【0037】
PHOTOSHOPでは、選択的色補正は、任意の色を作成するために用いられている各プロセスカラーの量を示すテーブルに基づいている。オペレータは、他のどの所与の色ファミリに影響を与えることなく、任意の色ファミリ中のどれか1つのプロセスカラーの量を選択的に修正するように依頼されている他のプロセスに伴う処理の量を増大及び/又は減少させる。たとえば、選択的な色補正を用いて、画像の緑コンポーネント中のシアンを劇的に増加させ、同時に青コンポーネント中のシアンは不変のままにしておく。
【0038】
本発明は、ステップ108及び/又は110で、今日しかるべく機能している又は将来開発される、なんらかのCIEE又はCIEEを使用する必要性を軽減する等価の機能性を用いることを考察している。たとえば、本発明は、システム雑音の減少と、適切な変数の測定及び/又は計算と、より洗練された色画像編集機能性の開発とを通じて、このステップを自動化させることを考察している。たとえば、本発明の態様は、CIEE又はCIEEを用いる必要性を軽減する等価の機能性の機能によって、このような機能性に対する入力として与えられたPDCCGに応答して、自動的に計算することを考察している。CIEEを使用しているオペレータが画像のアピアランスを変更できるようにすることが主たる目的である従来のCIEEに対する代替物の1例には、本発明の教示を参照して用いられて、PDCCFを用いての色変換とあらゆる必要な二次PDCCFとを提供し、これで、グラフィック画像データが生産印刷ジョブで正しく印刷されるようにするソフトウエア、ファームウエア、ハードウエア又はこれらの組み合わせがある。
【0039】
追加としてのオプションステップとして、選択されたサンプルを用いて、誤差補正をするステップがある。たとえば、図2を参照して検討したCODSは、CIEEを用いて適用される補正で誤差を識別するために用いられる追加のPDCCFデータを提供する。このような利点は、中間色ファミリと、受け入れ可能なもしくは所望の公差又は閾値より大きい他の色ファミリとの間の重なり補正偏差を検出する際の手引きとなる。このような閾値は、あらかじめ定められるか又は動的に設定される。たとえば、CIEEを用いて、中間色ファミリと赤色ファミリなどの色ファミリとに対する適用可能なPDCCFを用いて上述したように増大させたり減少させたりする。この増大や減少によって生じた適用可能なCODSの変化はすべて、この適用可能なCODSに対して計算されたPDCCFと比較される。この計算されたPDCCFからの偏差が、所望の閾値より大きい場合、中間色ファミリに対する適用可能PDCCF、目的とする色ファミリ又はこれらの双方を調整し、この動作をステップ108で繰り返す。偏差がある交差以内に収まったら、調整して偏差を受け入れ可能なものとする。このような閾値の1例として、規制として指定されたIPDVの+/−3%がある。
【0040】
ステップ110では、ステップ108で与えられた、CIEE変換セットアップに基づいたCIEE変換を、適切なCIEE機能性を用いて適用する。このプロセスで得られた変更済み画像データは、別個のファイルに保存されるか又は、印刷生産工程に先だってCTPプレートメーキングでコンピュータグラフィック画像ファイルの値に動的に適用される。たとえば、リソグラフィオフセット印刷では、この変換は、以下に検討するように、印刷生産のCTPプレートメーキングのフェーズで適用されて、CMYK印刷プレートを提供する。ファイル中の各C、M、Y又はKのすべての値レベル(たとえば、90%、75%、50%、25%、10%、5%、及び100%と0.0%間の他のいずれかのパーセンテージドット値)は、内挿法を用いるこの変換によって所望の画素値になるように調整される。技術の許す限り、このステップの実行を変更して、CIEEの使用の必要性を軽減する等価の機能性に対応するようにしてもよい。言い換えれば、この1つ又は複数のステップは、PDCCFと二次PDCCFとを用いてグラフィック画像データを変換する機能性によって実行し、これで、変換されたグラフィック画像データが次に生産印刷ジョブで印刷されるようにしてもよい。実施例によっては、ステップ112は、ステップ106の後で、1つのステップ108の後で又は、PDCCFを用いてグラフィック画像ファイルを調整し、これで、CPを発生するために用いられた着色剤セットで発生させる予定の画像のアピアランスがRPを発生させるために用いられた着色剤セットで再現される画像のアピアランスと実質的に一致するようにさせる1つ以上の代替ステップ108及び/又は110の後で、すぐにリアルタイムで実行される。
【0041】
ステップ112で、ステップ110で作成された変換済みのグラフィック画像データは次に生産印刷ジョブで印刷されて、印刷機上で生産工程画像が作成されるが、そのアピアランスは、変換がなされなかった場合の画像の校正刷りのアピアランスにより緊密に近似するものである。1例として、CMYKの各々に対する網掛けの又は階調のパーセントドット値(たとえば、90%、75%、50%、25%、10%、5%、及び100%と0.0%間の他のいずれかのパーセンテージドット値)は、変換済みのグラフィック画像データを表している。このデータは、その目標密度値が、RPを表す生産画像の校正刷りの密度値のアピアランスにほぼ対応するアピアランスとなるプレス出力データに対する調整済みパーセントドット値を表す。言い換えれば、これら調整済みパーセントドット値で印刷された生産画像の密度値は、生産画像の校正刷りの元来意図された密度値により緊密に近似したものとなる。このプロセスは、従来のシステムより印刷を正確なものとし、また、実質的にサブストレートの影響とは無関係であり、互いに異なったいくつかの校正刷りデバイスを用いる。
【0042】
これらの調整は、たとえば、調整済みの値を、CTPプレート又はネガもしくはポジのフィルムを作成するために用いられる多くの公知のコンピュータ駆動式デバイスの内の1つに対して印加することによって実行される。たとえば、従来のシステムは、印刷デバイスから独立しているコンピュータと、印刷デバイスから独立しているCTPプレートメーキングデバイスとを現行では利用するが、本発明はまた、近代的なデータ処理機能とデータ転送機能とを区着込んだネットワーク化されたシステムを用いることを考察しており、このシステムでは、これらの調整済みの値は自動的に、現在周知の又は将来開発されるいずれかのCTPプレートメーキングデバイスに対して電子的に提供される。1例として、直接撮像方法を用いて、シリンダを、それがプレス出力デバイス上にある間に書き換える。したがって、CIEE機能性は、印刷デバイスに電子的に接続されている、この印刷デバイスから独立している及び/又はこの印刷デバイスから遠隔に置かれている1つ以上のエレメント中に常駐する。これらの調整値を、意図された密度値にほぼ対応している調整済みのドット値を印刷機上で印刷するために用いられるデータに対して適用する。たとえば、これらの調整値は、調整ファイル中に保存されるか、既存のデータファイルに適用されるか、生産印刷ジョブが実行されに連れてリアルタイムで適用されか、又はこれらの組み合わせが実行される。
【0043】
この画像データは記憶及び/又は用いられて、CTPプレートを作成するために用いられるコンピュータファイル中にデータを作成する。この明細書は便宜上CTPプレート又はCTP技術に言及しているが、本発明はまた、直接撮像(たとえば、直接的なコンピュータツーシリンダ式マスター撮像)、中間フィルムの使用及びその他などの生産ジョブを印刷するために用いられるCTPプレート以外の方法を用いることを考察している。この印刷プレートは次に、プレスシリンダ上に搭載されて、印刷機上で変換済みグラフィック画像を印刷するために用いられる。この生産フェーズでは、適用可能なCGDAFもまた、必要に応じて適用されて、生産印刷工程の着色剤セットの色域を拡大させる。
【0044】
図2に、本発明の教示にしたがって用いられるSADF200の例を示す。SADF200は、第1のRM/CRSで用いられる予定の第1の着色剤セットと比較されるときに第2のRM/CRSで用いられる予定の第2の着色剤セットをより正確に定義するために用いられる情報のプロフィールを提供するために用いられる。1つの実施形態では、このようなプロフィールは、印刷機及び/又は校正刷りデバイスの出力をより正確に定義するために用いられる。たとえば、印刷機で印刷されたSADF200の色密度測定データは、校正刷りデバイスによって出力されたSADF200から取られた色密度測定値と比較される。次に、この比較に応答して測定を実行し、これで、CPを作成するために使用された着色剤セット(又は後で誘導された着色剤セット)を用いると、RPを発生するために用いられた着色剤セットでの画像のアピアランスにより緊密に適合するこの使用された着色剤セットを用いる画像のアピアランスが提供されるようにする。1つの実施形態では、校正刷りデバイス中で用いられた着色剤により緊密に整合する印刷機出力中の着色剤を用い易くするために調整が行われる。
【0045】
一般的に、SADF200は、色管理プロセスの態様で、選択済みの値の印刷特徴を定量かするために用いられる。このSADFは、多くの電子データフォーマットの内の1つのフォーマットで提供され、また、校正刷りデバイス及び/又は印刷機を用いて印刷される。このような1つのフォーマットは、このSADFを表すCTPの4つのCMYKプレートを作成するために用いられるディジタルEPSコンピュータグラフィックファイルフォーマットである。SADF200には、複数の色管理領域又は色サンプル1000〜5257が含まれ、これらは各々が、ソリッド色密度の領域(たとえば、100パーセントドット又はソリッド領域)と、1つ以上の網掛けされたすなわち階調の領域(たとえば、5、10、25、50、75、90パーセントドット)とを含んでいる。これらのパーセントドット値の例を表II〜IVに示す。もちろん、必要に応じて、他のパーセントドット値を設定してもよく、その場合、予め定められたように又は動的に、そしてよい多くの又はより少ない領域が用いられる。ある特定の実施形態では、印刷された領域は、密度値が正確に測定されるように、その各々がさし渡しで少なくとも3mmある。これらの領域のこのような形状とサイズとは、用途によって変化し、また、そのサイズは、技術が改善されるに連れて減少する。1例として、その形状は、方形や円形などの規則的な形状又は不規則な形状をしている。
【0046】
ある特定の実施形態では、SADF200は、複数の階調再現性色サンプル(TRCS)と、複数の色補正色サンプル(CCCS)、システム雑音インジケータサンプル(SNIS)及び/又は補正重なり検出サンプル(CODS)とを含むが、これらは各々が色ファミリによって配置される。これらのサンプルの一部又はすべてが、図2に示すように、紙などのサブストレート上に、第1の側部201と第2の側部203との間で、カラム220、222、224、226、228、230、232、...、250中に配置される。これらのカラムは各々が、第1の軸とほぼ合わされ、横方向間隔206だけそれから離されている。第1の軸202は、図2に示すように、プレス出力経路に対してほぼ平行であり、他方、第2の軸204は、プレス出力経路に対してほぼ直交している。
【0047】
CCCS及び/又はSNISを、インク膜圧や階調再現性特徴を含む、適用可能なTRCSを発生する条件と類似の条件下で再現すれば利点がある。あるカラム中の1つの色ファミリのCCCS及び/又はSNISを、これらTRCSの横方向の近くに、所定の横方向間隔だけ離して近接して位置付けすることによって、これらのサンプルにとっては類似の印刷条件が得られる。この位置付けは利点があるが、それは、とりわけ、そうすることによって、サンプルタイプ同士間での条件の類似性を増すインク膜圧の変動が減少するからである。このような正確さと制御とによって、SADPを作成する際の精度が増し、したがって、CPとRPとの比較がより正確になり、このため、プレス出力のアピアランスと校正刷りのアピアランスとをより正確に整合させることが可能となる。これは、従来の方法とデータ又は試験フォームを用いた場合の3%という高い値となるTPDVとPDCCFの計算の際の誤差が減少するという利点を提供する。誤差はまた、印刷機の出力に対してほぼ平行な軸上のこのようなサンプルを編成して、平均化などの統計的な表示の元となる繰り返しサンプルセットを提供することによって減少する。ある特定の実施形態では、色サンプルの中心は、25mmを越える距離には及ばないようにすれば利点がある。同様に、上記の所定の横方向間隔は、SADF200中の色サンプルのサイズによって異なり、一部の実施形態では、たとえば、25mmである。横方向間隔206もまた、動的に決定される。1例として、TRCS制御セットポイント1000〜1057及び1200〜1257は、CCCS制御セットポイント11100〜1123に横方向に近接したものとして図示される。
【0048】
この実施形態では、赤、黄色、緑、シアン、青及び中間色(neutral)という従来の7つの色ファミリが用いられる。これらのファミリの各々に対するコーナーサンプルのパーセントドット値を、表IIに示す。コーナーサンプルは、そのディメンジョンが、C、M及びYにそれぞれ対応する3つの軸に対して定義されている立体として定義される標準の色モデルの、8個の頂点の内の6つの頂点、すなわち、赤、黄色、緑、シアン、青及びマジェンタ(その他の頂点は黒と白)として定義される。中間色ファミリは、黒と白の頂点の間で軸の周りに中心を持つ立体の内部の楕円形状のエリアを含み、また、表II中に示すように、Cチャネル、Mチャネル及びYチャネルからの等しい貢献によって達成される2つのコーナーサンプルを有している。この立体は、0%〜100%間にあるC、M及びYの各々のパーセントドット値から定義される。
【0049】
TRCSは制御セットポイント1000〜1028を含み、これは0%ドット制御セットポイント(すなわち、サブストレートにインクが付着していない)1000並びに、ソリッド(すなわち、100%ドット)C、M、Y及びKを表す制御セットポイント1001、1008、1015及び1022を含む。加えて、TRCもまた、各CMYKに対する5、10、25、50、75及び90パーセントドット制御セットポイントを含む。
【0050】
この実施形態では、SADF200は、制御セットポイント1000〜1057を持つ複数のTRCSを含む。この実施形態では、制御セットポイント1000〜1028に対して検討された値は、制御セットポイント1029〜1057に対して繰り返される。制御セットポイント1000〜1057に対する値は、次に、制御セットポイント1200〜1257、1400〜1457、1600〜1657、1800〜1857、2000〜2057、...、5200〜5257に対する繰り返される。場合によっては、TRCSを複数のCCCSとCODとの近くに近接して置くと利点がある。次に、これらのTRCSを用いて、印刷されたプレス上に印刷されたCPなどのCPのインク膜圧のいかなる変動にも対処する。ある特定の実施形態では、サンプル1022〜1028は、用途次第で、含まれたり含まれなかったり又は用いられたり用いられなかったりする。
【0051】
CCCSは、多次元色サンプルのソリッドエリアと網掛けエリアとを含む。ある特定の実施形態では、SADF200は、色ファミリによって配置されたすべてのCCSの内の複数個を含む。この実施形態では、CCCSは、中間色ファミリ中の色サンプル1100〜1123と、赤ファミリの1300〜1319と、黄色ファミリの1507〜1524と、緑ファミリの1700〜1719と、シアンファミリの1907〜1924と、青ファミリの2100〜2119と、マジェンタファミリの2307〜2324とを含む。CCCSは、SADF200全体にわたって繰り返されるこれらのファミリのうちの1つ以上のファミリの追加の制御セットポイントを含む。たとえば、SADFはまた、上記の色ファミリの各々に対して繰り返され、また、マジェンタファミリに対する制御セットポイント5107〜5124を含む他のサンプル(明示的には図示せず)に加えて、中間色ファミリ中の2500〜2523と3900〜3923とを含む。
【0052】
CCCS、C、M、Y及びKの内の2つ以上の重ね刷りを含む。これらの値は、所望の通りに変化し、用途次第でその値の数は多くなったり少なくなったりする。1例として、中間色ファミリの場合、CCCSの制御セットポイント1100はそれぞれ5、5、5及び0というCMYK初期パーセントドット値(IPDV)を含み、制御セットポイント1101はそれぞれ10、10、10及び0というCMYKのIPDVを含み、制御セットポイント1102はそれぞれ25、25、25及び0というCMYKのIPDVを含み、制御セットポイント1103はそれぞれ50、50、50及び0というCMYKのIPDVを含む。赤ファミリの場合、CCCS制御セットポイント1300はそれぞれ0、100、100及び0というCMYKのIPDVを含み、制御セットポイント1301はそれぞれ0、90、90及び0というCMYKのIPDVを含み、制御セットポイント1307はそれぞれ90、100、100及び0というCMYKのIPDVを含み、制御セットポイント1313はそれぞれ0、100、100及び100というCMYKのIPDVを含む。残りの色ファミリは、所望次第でC、M、Y及び/又はKのさまざまな組み合わせを含む。本発明の教示にしたがって用いられるCCCSの1つの例示的なセットを表IVに示す。表IVに示す例の多くは、用途次第で用いられたり用いられなかったりする。これらのサンプルC、M、Y及びKを”X”として表す。
【0053】
CCCSは、C、M、Y及びKの各々に対して8個の制御セットポイントを用いることによって可能となる4,096個のサンプル組み合わせから選ばれた色サンプルのセットを含む。ある特定の実施形態では、このサブセットは、続いて調整及び/又は計算を実行するために用いられる選択されたCIEEで用いられるように調整される。本発明は、5、10、25、50、75、90及び100以外のパーセントドット値の場合のように、所望に応じて制御セットポイントを制御及び/又は監視するために使用されるCIEEを用いることを考察している。
【0054】
ある特定の実施形態でもまた、CODは、多次元色サンプルのソリッドエリアと網掛けエリアとを含む。ある特定の実施形態では、SADF200は、RGB色ファミリによって配置されたすべてのCODの内の複数個を含む。この実施形態では、CODは、赤ファミリの制御セットポイント1320〜1323と、緑ファミリの1720〜1723と、青ファミリの2120〜2123とを含む。CODは、SADF200全体にわたって繰り返されるこれらのファミリの内の1つ以上のファミリに対する追加の制御セットポイントを含む。たとえば、SADFはまた、赤ファミリ中の制御セットポイント2720〜2723と、4120〜4123とを含むが、これらは明示的には図示しない。
【0055】
CODは、着色剤C、M、Y及びKの内の2つ以上の着色剤の重ね刷り値を有するサンプルとして記述されるが、これらの着色剤の上記のように定義された立体上のロケーションは、色ファミリのコーナーサンプルと中間色ファミリとのほぼ中間点であり、また、CODから収集されたデータが、とりわけ、使用されている色画像編集エンジンの特徴がなんらかの変則性を生じていないかを判定するために用いられる。たとえば、重ね補正の変則性は、本書に述べる方法で調整しながら検出されて、所望次第で補正される。
【0056】
SNISは、ある特定の実施形態では、C、M及びYのファミリ中の1次元色サンプルのソリッドエリアと網掛けエリアとを含む。SNISは、ある特定の実施形態では、インク膜圧及び/又は階調再現性の特徴の変動などのシステム雑音がPDCCFを計算するプロセスで存在するか判定するために用いられる。表IV示すように、サンプル1500〜1506と、1900〜1906と、2300〜2306とは、ある特定の実施形態ではSNISである。こうする代わりに又はこれに加えて、これらのSNISは、相対的近傍TRCSに対する同じコンポーネントCMYK値を含む。相対的近傍値は、近傍のカラム中のサンプルのことである。すなわち、たとえば、カラム230中のSNISの1500〜1506は、それぞれカラム228と232中にあるTRCSの1415〜1421と1615〜1621と同じCMYKコンポーネント値を含む。IPDVの値は、SNISとその相対的近傍TRCSとでは同じであるのが理想的である。言い換えれば、SNISのPDCCFは、システム雑音が存在しないほぼ0.0に等しいのが望ましい。
【0057】
ある特定の実施形態では、SADFは、58個の制御セットポイントの22個のカラム中に配置された1,276のTRCSを含む。同様に、ある特定の実施形態では、SADFは、赤、緑及び青のファミリの各々に対する4つの色サンプル中に配置されている36個のCODSと、中間色ファミリに対する24個のCODS、赤緑及び青のファミリの各々に対する20個のCODS、並びにC、M及びYのファミリの各々に対する18個のCODSを含む414個のCCCSと、を含む。こうする代わりに又はこれに加えて、SADFは、C、M及びYのファミリの各々に対して7つの色サンプル中に配置される63個のSNISを含む。SADF中のこれらのサンプルはその各々が繰り返され、この場合、中間、C、M及びY及び/又は赤、緑及び青のファミリに対するカラムが、既述したように繰り返される。
【0058】
SADF200内のサンプルをこのように繰り返すと、同じ色ファミリに対して多くの測定値が取られるという利点がある。次に、所望次第で、TPDVなどの、平均値などの統計的な表示を、色ファミリ内の選択された値に対して実行する。統計的な表示を用いることによって、測定値や計算値のシステム雑音及び/又は不正確さ及び/又はインク膜圧の変動などの原因による他の影響及び/又は階調再現性特徴が軽減されるという利点がある。
【0059】
ある好ましい実施形態では制御セットポイント1000〜1028は0、5、10、25、50、75、90及び100パーセントドットにセットされるが、必要に応じて代替の制御セットポイントパーセントドット値を設定してもよい。現行の8ビット画素の濃さのディジタル撮像では、100%ドット(すなわち、ソリッドエリア)から0%ドット(すなわち、サブストレート)までの合計で256のパーセントドットグラデーションが与えられる;したがって、8ビット画素濃さの撮像法を用いると、この256個という可能なグラデーション未満しか制御セットポイントとして使用しない場合でさえも、連続するパーセントドットグラデーション同士間を0.4%とすることが可能である。ある特定の実施形態では、内挿法を用いて、256のパーセントドットグラデーションの各々に適用される調整値を計算する。これらのサンプルは、目視及び計器測定で参照されるが、これによって、品質管理、統計プロセス管理及びISO9000認可を必要とする手順が採用しやすくなる。
【0060】
SADFに基づいて測定された密度値は、さまざまなフォーマットで保存されるが、コンピュータ読み取り可能記憶媒体上にディジタル式又は他の表示法で1つ以上のSADP中に保存するのが望ましい。RPとCPに対するグループ分け用の多くのフォーマットが、図4を参照して以下に検討するように、制御コンポーネント及び/又は非制御コンポーネントとして選択される。RPとCPの各SADPはもまた、TPDV、PDCCF、あらゆる所望の二次PDCCF及び/又はCGDAFを含む、これらの密度値から計算された値及び/又は誘導された値を含んでいる。こうする代わりに又はこれに加えて、参照データセットと現行データセットの双方を1つのユニットに合成することが望ましい場合には、これらのデータセットを含む1つのSADPファイルが作成される。
【0061】
図3に、PDCCFとCGDAFとを計算する例を示す。一般に、この方法は:RPとCPの双方中の各TRCS値から密度平均値を計算するステップと;RPとCP双方中のCCCS、CODS及びSNISに対するTPDVを計算するステップと;適用可能なPDCCFを計算するステップとを含む。PDCCFは、CPを作成するために用いられた着色剤セットで発生された画像データを調整し、これで、生産印刷画像のアピアランスがRPを発生するために用いられた着色剤セットで再現された画像のアピアランスと実質的に一致するようにする際に用いられる調整値である。本方法はまた、適用可能なCGDAFを計算するステップを含むが、このCGDAFを用いて、100%ドット値より大きい値に対応する密度を計算して、RPの色域に適合するようにCPの色域を拡大する。
【0062】
ステップ302で、選択されたTRCSの密度値が、CPとRPの双方に対して利用される。ある特定の実施形態では、このステップは、SADFの色ファミリを、目的とする色ファミリ(CFOI)として選択するステップと、次に、この指定されたCFOIのCCCS、CODS又はSNISを目的とするサンプル(SOI)として選択するステップとを含む。ある特定の実施形態では、指定されたCFOIに隣接したTRCSデータを用いると利点がある。このような利点によって、不均一なインク膜圧及び/又は階調再現性特徴などの要因による密度測定の際の変動による影響が軽減されて、TPDV、PDCCF、所望の二次PDCCF及び/又はCGDAFがより正確に計算される。ステップ304〜308が、選択されたSOIとCFOIの各々に対するステップを実行することによってすべての色ファミリに対するすべてのCCCS、CODS及びSNISに対して実行される。
【0063】
ステップ304で、第1のSADPが基準プロフィール(RP)として指定され、第2のSADPが現行プロフィール(CP)として指定される。一般に、密度測定値をRPとCPとから獲得して、RPとCP中の各SOIに対するTPDVを計算する。内挿された密度値が次に、標準の線形技法と他の内挿法技法とを用いることによって、CPとRPとから獲得される。次に、各制御コンポーネントに対するPDCCFが、ステップ306でこれらのTPDVに応答して計算される。PDCCFを計算する1例を図4を参照して詳述するが、これは、ファイルチャネルに対するC、M、Y及び/又はKの制御コンポーネントを指定するステップが含まれる。一般に、制御コンポーネントが指定される場合、他のコンポーネントは非制御コンポーネントとなる。
【0064】
ステップ308で、選択されたCCCSに対するCGDAFが計算される。たとえば、PDCCFとその対応するIPDVとの和が100パーセントを超えると、AFPDVは100パーセントにセットされ、CGDAFが計算されて、100%ドット値より大きい値に対応する密度を計算することが可能となる。CGDAFは、RPのソリッド主要密度−P目標ポイントに適用(本発明の1実施形態では、加算)されて、生産工程中でCPのソリッド主要密度−P目標ポイントとして用いられ、そのため、プレスはこのようなより高い密度を用いて操作される。このようなより高い密度は、より高い濃度の顔料又は染料を包含する着色剤を用いて、着色剤をより高いインク膜圧で塗布することによって、又はこの2つの操作を組み合わせることによって達成される。中間色ファミリは、一般に、「エリア全体被覆」を制御するための「下色除去」という印刷業界の慣行の結果、CGDAFを用いても影響されない。一般に、CGDAFを計算することによって、光度測定又は色彩測定による補正によって域をマッピングしようとするICC色管理システムの場合に一般的に見受けられる障害が軽減又は解消されるという利点が提供される。そのうえ、本発明は、この方法は、より小さい色域を通常は有する印刷デバイスで用いられる予定の密度から、より大きい色域を通常有する校正刷りデバイスで用いられる予定の密度値までを計算するものと考察しているが、これは、印刷デバイスを用いて出力画像データを提供することに対する制限を軽減するソリューションである。CGDAFを計算する1例を次に示す。
CGDAF=目標制御ソリッド主要密度目標ポイントPDCCF(基準制御TPDV/現行制御TPDV)
【0065】
ステップ310で、あらゆる所望の二次PDCCFは計算されて、あらゆる過剰保障により影響を適切に軽減又は解消する。たとえば、二次PDCCFは利点があるように使用されるが、それは、過小効率が最大である特定の色チャネルの適用可能な色ファミリに対する適切な補償が、チャネルに対するCPの目標ソリッド主要密度−P目標ポイントを適用することによって、過小効率が最小である他の2つの適用可能なファミリを過剰補償する場合である。マジェンタチャネルに対する適用可能な色ファミリはマジェンタ、赤及び青であり;黄色チャネルの場合は赤、黄色及び緑であり;シアンチャネルの場合はシアン、緑及び青である。二次PDCCFは負の値であり、これを用いて、通常は選択されたコーナーサンプルにある繰り返し100%IPDVを減少させ、これで、CGDAFを適用可能な色ファミリに適用することによる影響をバランスさせる。1例として、CGDAF、赤、青及びマジェンタのファミリに対するコーナーサンプルポイントでのマジェンタチャネルに対して計算された3つのCGDAFの内の最も高いCGDAFとして選択される。青ファミリがこれら適用可能なファミリの内で最小効率的なファミリであり、最も高いCGDAFの適用を必要とする場合、マジェンタチャネルに対して計算されたこのようなCGDAFは、青ファミリほどには過小効率的ではない赤ファミリを過剰補償する。次に、マジェンタチャネルに対して二次PDCCFが誘導され、より低いCGDAFを持つ赤とマジェンタのファミリの各々に対する100%IPDVに対してAFPDVを発生させる。91〜99パーセントドット値の値などの他の値は、内挿法を含む多くの方法を用いて誘導される。二次PDCCFは次のように表される:
二次PDCCF=(((シアン目標ソリッド主要目標ポイント(”Tcyan”)+緑ファミリ中のシアンのCGDAF(”CGDAFgreen”)−TRCSの90%制御セットポイントでのシアン密度(”90%値”))/(Tcyan+青ファミリ中のシアンのCGDAF−90%値)))−10
【0066】
”90%値”という用語は、所望されるどんな数のTRCS90%制御セットポイントでも平均化する方法や1つの値、たとえば、TRCS制御セットポイント1002を用いる方法を含むさまざまな多くの方法を用いて誘導される。シアンチャネルで測定されたアルト緑のファミリを用いる別の例を説明すると、CGDAFは、青ファミリのコーナーサンプルポイントで誘導され、記録されている値の内で最高の値として選択されたPDCCFに応答して誘導される。このようなシナリオでは、誘導されたCGDAFが緑と青のファミリに対してそれぞれ0.075と0.110である場合、シアンチャネル中の緑コーナーサンプルは、計算された二次PDCCFだけ減少する。したがって、上記の値の例を用いて、二次PDCCFは次のように表される:
【0067】
図4は、PDCFFを計算する方法の例を示す。一般に、本方法は、RPとCPとの双方に対する各色サンプルのTPDVを計算するステップと、次に、密度調整値を計算して、これらの密度調整値ステップに対応してTPDVに対する調整済み密度値を計算するステップとを含む。次に、本方法は、調整済み密度値に応答して、PDCCFを計算するもととなる調整済みパーセントドット値を計算する。このような計算によって、さまざまな印刷デバイス、校正刷りデバイス及び/又はプレス出力デバイスの場合、複数の着色剤を用いてさまざまな加算性不良特徴を持つRM/CRS同士間の差が補償されるという利点が提供される。
【0068】
本方法はステップ402で始まり、ここで、SOIが選択される。ステップ404で、SOIに対する高コンポーネント、中間コンポーネント及び低コンポーネントのTPDVが計算される。TPDVは、SOIから得られた実際の測定密度から誘導されたドット値として記述される。ある特定の実施形態では、本方法は、反復法と、線形技法や他の内挿法技法などの技法とを用いて、測定されたC、M及びYの密度に対応するドット値に到達する。
【0069】
次に、RPとCPとの双方のCCCS、CODS及びSNISのTPDVを、適用可能なTRCSデータを用いて計算する。たとえば、密度測定値を、RPとCPから得て、プロフィール中のこれらCCCS、CODS及びSNISの各々に対するTPDVを計算する。ある特定の実施形態では、複数のサンプルの、平均値などの、統計的な表示が計算される。たとえば、3つのTPDV又はPDCCFの平均や他の統計的な表示が、特定の色ファミリの周りで実行される。1例として、CCCSの制御ポイント1100〜1123の中間色ファミリの場合、TPDVは、TRCS制御ポイント1000〜1057と1200〜1257との平均密度値から計算される。説明すると、CCCS制御ポイント1100〜1123の中間色ファミリに対して適用可能なTRCSソリッドシアン制御セットポイント主要密度値の平均密度値は、TRCS制御セットポイント1001、1201、1030及び1230に対して測定される。このプロセスはまた拡大されて、CCCS制御ポイント2500〜2523と3900〜3923との中間色ファミリに対して計算されるTPDV値とPDDCF値とを含む。本発明は、所望次第で多くの構成中でこのような統計的な表示方法を用いることを考察しており、また、SADFの測定値と計算値が取られるに連れて、システム雑音の影響を軽減する目的で用いられる。
【0070】
たとえば、SOIのC、M、Y及びKコンポーネントの各々に対するサブストレートの平均密度などの統計的な表示値をサンプルの各コンポーネントの測定密度から減算して、C、M及びYの”−P”密度値に到達する。最高の密度を持つコンポーネントは高コンポーネントとして選ばれる。たとえば、サンプル1310の場合、最高密度はマジェンタであり、次に高い密度は黄色であり、最低密度はシアンである。高コンポーネントの開始パーセントドット値(SPDV)は、高コンポーネントの密度をその着色剤の階調再現性密度と比較することによって内挿される。次に高い密度を持つコンポーネントが、中間コンポーネントとして選ばれ、その密度値は、高コンポーネントの着色剤の階調再現性密度から内挿される。中間コンポーネントのSPDVは、次に、中間コンポーネントの計算密度と中間コンポーネントのオリジナルの密度との間の差を用いて内挿される。低コンポーネントのSPDVは、高コンポーネントと中間コンポーネントのパーセントドット値から密度を計算し、この値を、低コンポーネントのオリジナル密度から減算することによって内挿される。このプロセスの結果、高コンポーネント、中間コンポーネント及び低コンポーネントの各々に対するSPDVが得られる。
【0071】
TPDVが次に、所望の公差に収まるまで反復する方法を含むさまざまな方法を用いて計算される。たとえば、1つの実施形態では、3つの計算されたパーセントドット値のすべてに対して、密度を3つのコンポーネントすべてに対して計算する。これらの密度は、次に、合計されて、この3つのコンポーネントの各々の合計密度となる。各コンポーネントに対して、調整係数を次に計算する。この調整係数は次のように表される:
調整係数=実際の−P密度/合計密度
【0072】
ある特定の実施形態では、第1の計算をTPDV=SPDV調整係数と表す。TPDVのその後の新しい値を、調整係数が所望の公差内におなまるまで繰り返し計算する。たとえば、本方法は、3つの調整係数がすべて、四捨五入して1.0に等しくなると終了する。
【0073】
ステップ406〜412では、3つのTPDVを次に用いてPDCCFを計算し、RPのTRCSを用いて、RPとCPとの双方に対するパーセントドット値と密度値とを内挿する。ステップ406では、ステップ408と410を実行する対象となる制御コンポーネントを選択する。この制御コンポーネントは、この態様のアルゴリズムでは、どのドット値に対して正規化値(たとえば、C、M又はY)を計算するかを決定するために用いられる。ある特定の実施形態では、中間色ファミリ中のCCCSに対して、C、M及びYだけを本方法における制御コンポーネントとして用いているが、Kを制御として用いて計算する必要はなにもない。他方、C、M、Y及びKはすべて、他のファミリ中のCCCSに対する本方法における制御コンポーネントとして用いられるが、この場合、Kチャネルはさまざまなドット値を示す。
【0074】
ステップ408で、密度調整を、RPとCPとに対する非制御コンポーネントドット値に対応する選択された密度値を用いて実行する。制御コンポーネントの密度は次に、密度調整によって調整し、制御コンポーネントの調整済みドット値を、制御コンポーネントの調整済み密度に対して計算する。
【0075】
第1に、本方法は、RPのSOIの非制御コンポーネントのTPDVを基準として用いてCPのSOIの非制御コンポーネントに対するTPDVを正規化する。正規化によって、調整プロセスからのファイルチャネルの相互依存性が補償されるという利点が提供される。一般に、たとえば、Cチャネルを調整すると、かならず、M、Y及び/又はKチャネルが影響される。正規化は、これらの影響を補償し、また、選択されたファイルコンポーネント(たとえば、C、M、Y及び/又はK)を調整プロセスで隔離する。
【0076】
制御コンポーネントのCPのTPDVを次に、前記の正規化に応答して調整して、CPの調整済み制御理論的パーセントドット値(ACTPDV)を生成する。例は図示されている。次の例では、制御コンポーネントとしてシアンを用いており、したがって、マジェンタと黄色は非制御コンポーネントである:
密度調整値=(基準マジェンタドット値のシアン密度−
現行マジェンタドット値のシアン密度)+
(基準黄色ドット値のシアン密度−
現行黄色ドット値のシアン密度)
調整済みシアン密度=現行シアンドット値のシアン密度+
密度調整値
調整済みシアンドット値=調整済みシアン密度のシアンドット値
【0077】
ステップ410で、PDCCFが、制御コンポーネントのCPのACTPDVとRPのTPDVとに応答して計算される。
PDCCF=基準シアンドット値−
調整済みシアンドット値
【0078】
ステップ412から本方法はステップ402に戻って、すべてのSOIのすべての制御コンポーネントに対して本方法が実行されていない場合には、多簿制御コンポーネントに対してステップ404と410とを実行する。TPDV又は他の値がすでに計算されている場合、これらや他の値を再計算する必要はない。
【0079】
TPDVからPDCCFを計算する際にこの先行する方式を修正すると、場合によっては利点がある。たとえば、制御コンポーネントが黒である場合、黄色、シアン及びマジェンタという色ファミリに対しては、複数の色の計算値に応答してPDCCFを得る。加えて、Kにファイルチャネルに対する制御コンポーネントが指定されている場合、制御コンポーネントは、CFOIの選択次第で、C、M及びYの内の1つ以上の組み合わせになる。この態様のアルゴリズムを用いて、制御コンポーネントではなく色ファミリを用いて、どのドット値に対して調整値が計算されているか(たとえば、C、M又はY)が判定される。また、シアンファミリ中の制御コンポーネントとしてKを用いる例を解説する:
密度調整値=(基準シアンドット値のマジェンタ密度−
現行シアンドット値のマジェンタ密度)
調整済みマジェンタ密度=現行マジェンタドット値のマジェンタ密度+
密度調整値
調整済みマジェンタドット値=調整済みマジェンタ密度のマジェンタドット値
密度調整値=(基準シアンドット値の黄色密度−
現行シアンドット値の黄色密度)
調整済み黄色密度=現行黄色ドット値の黄色密度+
密度調整値
調整済み黄色ドット値=正規化隅黄色密度の黄色ドット値
PDCCF=(基準マジェンタドット値+基準黄色ドット値)/2
(調整済みマジェンタドット値+調整済み黄色ドット値)/2
【0080】
2つの例は図示されている。たとえば、表Vに、中間色ファミリに対して計算された値を示すが、ここで、第1のカラムはRPに対して計算された値を含み、第2のカラムがCPに対して計算された値を含んでいる。ローFの最後の記入項目は、2つのシステム混合特徴の比較を示している。表V中で用いられているCCCSの1103は、それぞれ50、50、50及び0というCMYKのIPDVを含んでおり、これらを用いて密度を誘導し、これを実際の測定密度と比較して、とりわけ、CPとRPとを作成するために用いられたシステム中で明白な加算性不良を決定する。この例では、CCCSの1103の測定密度は、それぞれ50、50及び50という対応するドット値に対する1次元CMYK密度値に対する密度より小さい。表Vに示すように、互いに近接するTRCSサンプル1000〜1021と1200〜1221はまた、ローA中に1次元の値を提供するために用いられる。Kチャネルの値は計算しないで、C、M及びYチャネルに対して計算される。これらの場合、C、M及びYチャネルに対する計算が実行されるとそれに応答して、Kチャネルに対する調整が実行される。
【0081】
表Vを参照すると、ローBに示す理論的な完全効率密度は、ローAに示す密度を加算した合計である。この例では、ローCに示す実際の密度は、ローBに示す効率密度未満であるので、RPは過小効率を示している。ローD中のTPDVの計算値は、完全システム効率を与えられたローC中の密度を発生するためには、理論上、どのドット値を必要とすべきであったかを表している。ローEは、ローAとローDに示すドット値同士間の差を示す。ローFは、2つのプロフィールに対するローD中に示すパーセントドット値同士間の差を示す。この例では、これらの値は、正規化前の未精製のPDCCFである。これらの値は、画像データグラフィックファイルのC、M及びYの各チャネルに対する色の中間色ファミリのCCCSにとって必要とされる絶対補正を表しており、これで、CPを発生させるために用いられた着色剤セットで生産印刷ジョブ中に発生される予定の画像のアピアランスが、RPを発生させるために用いられた着色剤セットで再現される画像のアピアランスと実質的に一致するようにする。
【0082】
表VIに、赤ファミリに付いて計算される値を示すが、ここで、第1のカラムがRPの計算値を含み、第2のカラムがCPの計算値を含む。ローFとローGの最後の記入項目は、2つのシステム混合特徴の2つの比較を示している。表VIで用いられているCCCS1300は、それぞれ0、100、100及び0というCMYKのIPDVを含み、これらは、とりわけ、CPとRPとを作成するために用いられたシステム中で明白な加算性不良を判定するために実際の測定済み密度と比較される密度を誘導するために用いられる。表VIに示すように、隣接しているTRCSサンプル1200〜1221と1400〜1421はまた、ローA中に1次元値を提供するために用いられる。
【0083】
ローBに示す理論的完全効率密度は、ローAに示す密度を加算して得られる合計である。この例では、CチャネルとMチャネルに対するローCに示すような実際の密度はローBに示す効率密度より大きいので、RPは過剰効率を示す。ローD中のTPDVの計算値は、どのドット値が理論上、完全なシステム効率を与えられた、すなわち、加算性不良がないローC中の密度を発生するために必要とされるべきであったかを表している。ローEは、ローAとローDに示すドット値同士間の差を示している。ローFは、2つのプロフィールのローDに示すパーセントドット値同士間の差を示している。この例では、これらの値は、上述したように、正規化前のPDCCFである。これらの値は、画像データグラフィックファイルのC、M及びYの各チャネルに対する赤色のファミリに対するCCCSにとって必要とされる絶対補正値を表し、これで、CPを発生するために用いられた着色剤セットで生産印刷ジョブで発生される予定の画像のアピアランスが、RPを発生させるために着色剤セットで再現された画像のアピアランスと一致するようにする。ローGは、計算されて、その後で、生産工程でCPのソリッド主要密度−P目標ポイントとして用いられる予定のRPのソリッド主要密度−P目標ポイントに適用されるCGDAFを示している。
【0084】
表VIを参照して解説すると、ローFは、マジェンタチャネルの非正規化PDCCF値を+13.64パーセント、すなわち、0.1364と示している。マジェンタを制御コンポーネントと想定すると、このPDCCF値を、マジェンタチャネルの例示目標マジェンタソリッド主要密度目標ポイントである1.60で乗算する。基準マジェンタTPDVは、どのドット値を、理論上、完全なシステム効率を与えられた、すなわち、加算性不良がないローC中の密度を発生するために必要とすべきであったかを示す。ローGに示すように、CGDAFは、さまざまな式を用いて表されるが、CGDAFを表す1つの方法は次の通りである:
CGDAF=(目標マジェンタソリッド主要密度目標ポイント*PDCCF)*(基準マジェンタTPDV/現行マジェンタTPDV)
【0085】
図5に、3つの色チャネルと3つの重ね刷りとに対する例示のペリメータのポイントを用いて、加算性不良と色域との間の関係の例を図形で示す図である。CGDAFを使用することによって、より小さい域を拡大して生成された画像を用いることは、より大きい域を持つように生成された画像のアピアランスを整合しやすくする目的に大きく寄与するものである。互いに異なった加算性不良率を持つ2つのシステム同士間の概念的関係を説明すると解説となるであろう。色域がシアン、マジェンタ及び黄色の値で整合している場合でさえも、重ね刷り不整合の差は、2つのシステム同士間の加算性不良を現している。ここで、図5を参照すると、互いに異なった加算性不良率を持つ2つのシステムの比較を例示的に示す2次元表示500が示されている。表示500は、これに限られないが、写真製版校正刷りや印刷機RM/CRSで用いられるSWOP印刷基準によって生成された値と類似の仮想の値を例として用いてこの概念を示している。
【0086】
シェイディングされた外部エリア516は、白色又はシェイディングされていないエリア515によって支援される可視色空間を超えたところにある色空間の部分を画定するものである。ペリメータ518Aは、システム加算性不良が特徴付けられるとそれに応答して決定された高効率システム混合特徴を持つ着色剤セットのRM/CRSのペアから成るより大きい域を持つシステムの密度値を示す。したがって、ペリメータ518Aに対応するシステムは、ペリメータ518に対応するシステムより大きい域を有する。1例として、多くの場合、ペリメータ518と518Aとの相対的形状は、それぞれプレス出力デバイスと校正刷りデバイスの出力によって表される。
【0087】
より具体的には、ペリメータ518Aは、青ソリッド密度色ペリメータポイント502A、赤ソリッド密度色ペリメータポイント504A及び緑ソリッド密度色ペリメータポイント506Aを含んでいる。同様に、ペリメータ518は、青ソリッド密度色ペリメータポイント502、赤ソリッド密度色ペリメータポイント504及び緑ソリッド密度色ペリメータポイント506を含んでいる。青色ペリメータポイント502Aと502とは、シアンとマジェンタの重ね刷りであり、赤色ペリメータポイント504Aと504はマジェンタと黄色の重ね刷りであり、緑色ペリメータポイント506Aと506はシアンと黄色の重ね刷りである。ペリメータポイント508、510及び512は、CX白色剤セットRM/CRSペアの双方に対するシアン、マジェンタ及び黄色の色サンプルの共通の値を示す。それぞれ2つのシステムの各々に対するシアン、黄色及びマジェンタのすべての組み合わせのハーフトーン又は階調密度は、それぞれペリメータ518と518A内に収まる。
【0088】
ICC色管理システムは、光度測定法又は色彩測定法による補正によって、ペリメータ518の外部にあるポイントを、ペリメータ518内の最も近いポイントにマッピングしようとするものである。不運にも、このタイプの域マッピングの結果、一般的には、印刷業界では受け入れないような損傷が生じる。そのうえ、このようなシステムは通常は、通常大きい色域を有する構成デバイスで用いられる予定の色を、通常は小さい色域を有する印刷デバイスで用いられる予定の色にマッピングしようとするものである。一般的に、より大きい域を持つシステム用の着色剤を混合して、小さい域を持つシステムで再現可能などのような色でも再現することが可能である。本発明の態様は、校正刷りの域をシミュレートする同じ彩度すなわち色強度を結果としてもたらすプレス上で密度値のしなければならない計算を実行することを可能とすることによって、このような損傷を軽減又は解消するCGDAFを提供する。
【0089】
図6は、システム混合補償システム600のブロック図である。システム600は、通信リンク615を含む、多くのエレメントにカップリングされるコンピュータ620を含む。たとえば、コンピュータ620は、通信リンク615を通じて、コンピュータネットワーク、電話回線、アンテナ、ゲートウエイ又は他の何らかのタイプの通信リンクにカップリングされている。コンピュータ620はまた、入力デバイス610、校正刷りデバイス640及び/又はプレス出力デバイス650にカップリングされている。プレス出力デバイス650は、オフセットリソグラフィ、レタープレス、フレキソ印刷、グラビア及び網掛け印刷などのプレスを用いて印刷された製品を提供することが可能なオフセットリソグラフィ生産印刷機などのなんらかの印刷デバイスである。このような実施形態では、データは、校正刷りデバイス640及び/又はプレス出力デバイス650に対して転送される及び/又はこれらから受信されて、印刷生産ジョブのために、自動化されたデータ転送を実行する。
【0090】
たとえば、従来のシステムは、印刷デバイスとこの印刷デバイスから独立しているCTPプレートメーキングデバイスとから現在独立しているコンピュータを利用するが、本発明はまた、近代的なデータ処理とデータ転送の機能を組み込んだネットワーク化されたシステムを用いることを考察しているが、この場合、これらの調整済みの値は、現在周知の又は将来開発されるなんらかのCTPプレートメーキングデバイスに対して自動的にそして電子的に提供される。1例として、直接撮像方法を用いて、シリンダを、それがプレス出力デバイス上にある間に書き換える。加えて、密度計などの入力デバイス610もまた、このシステムに対するインタフェースを有している。
【0091】
コンピュータ620は、汎用又は特定目的コンピュータであり、プロセッサ622と、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びリードオンリーメモリ(ROM)を含むメモリ624とを含んでいる。コンピュータ620は、メモリ624及び/又は入/出力デバイス612中に記憶される1つ以上のシステム混合補償アプリケーション626を実行するために用いられる。結果は、ディスプレイ616を用いて表示される及び/又はなんらかの適切な記憶媒体である入/出力デバイス612中に記憶される。こうする代わりに又はこれに加えて、コンピュータ620又は別個のデバイス中に含まれる特殊目的ディジタル回路を用いてデータ処理を実行する。このような専用のディジタル回路は、たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC)、ステートマシン、ファジーロジック及び他の従来型回路を含む。コンピュータ620は、公知のMS−DOS、PC−DOS、OS2、UNIX(登録商標)、MAC−OS及びWindows(登録商標)のオペレーティングシステム又は、従来型とは異なるオペレーティングシステムを含む他のオペレーティングシステムのいずれかを実行するように適用される。
【0092】
入力デバイス610は、分光測光器、密度計、スキャナ又は、密度値を提供するように動作可能な他のいずれかのデバイスなどの色密度測定デバイスである。代替例では、色密度の測定は、たとえば、スキャナ、分光測光器又は密度計で値を提供し、キーボード614又は他の手段を用いて測定結果を入力することによって、手動で実行することが可能である。
【0093】
ファイルを読み取ったり通信したりするさらなる入/出力デバイスを含むことが可能である。本発明を実行するためのハードウエア又はソフトウエアのプラットフォームは、それが本書に記載するプロセスを実行することが可能である限り、特殊なタイプである必要はない。代替例では、コンピュータ620の代わりに、プログラムを実行する及び/又はデータファイルを記憶するコンピュータ又はサーバなどの、インターネットを介してアクセス可能なシステムを含む、コンピュータのネットワーク上で又はこれと連動して実行されるように本発明をプログラムすることが可能である。たとえば、調整値は、フロッピディスク、通信リンク615又はこれらの組み合わせを用いて電子的形態でコンピュータ620に提供される。次に、生産印刷ジョブが、プレス出力デバイス650を用いて実行される。
【0094】
図1と図3〜4の方法は、コンピュータ上で実行される。これらの方法は、さまざまな論理的な又は機能的な構成を用いて実行され、また、複数のもしくは1つのステップで実行される。これらの方法はまた、実施形態次第でさまざまなステップを省略する。加えて、これらの方法は各々が、追加のエラーをチェックする及び/又は処理するステップを含む。これらの方法は、オブジェクト指向のFORTRAN、C、及び他の言語を含むなんらかの言語を利用し、また、ある特定の実施形態では、ClipperやJAVA(登録商標)などの高水準言語で書かれる。これらの方法は、機械読み取り可能形態でCD−ROM、磁気ディスク又は他の媒体に記憶され、インターネットを介してアクセス可能である、すなわち、ダウンロードして図600に示すようなコンピュータに入力することが可能である。
【0095】
本発明を特に上記の詳細な記述によっていくつかの実施形態で示し説明したが、多くの変化、変更、改変、変換及び修正が当業者に示唆されており、本発明は、このような変化、変更、改変、変換及び修正は添付クレームの精神と範囲に入るものとして包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0096】
本発明、その目的及び利点をより完全に理解されるように、以下の添付図面と共に次の説明を参照する。
【図1】本発明にしたがって印刷調整値を提供する方法の例の図である。
【図2】本発明の教示による例示のシステム混合データフォーム(”SADF”)の図である。
【図3】本発明の教示による色域密度調整係数(CGDAF)の例の図である。
【図4】本発明の教示によるパーセントドット色補正係数を提供する方法の例の図である。
【図5】加算性不良と色域との間の関係の例を示すグラフである。
【図6】本発明で用いられる例示のコンピュータを示すハイレベルの図である。

Claims (38)

  1. 基準着色剤セットを用いて基準デバイスによって生成された複数の色を有する少なくとも1つの重ね刷り色組み合わせに対する基準プロフィール密度値を提供するステップであり、前記少なくとも1つの重ね刷り色組み合わせが基準初期パーセントドット値(IPDV)を有する、前記ステップと;
    現行の着色剤セットを用いて現行のデバイスによって生成された少なくとも1つの色組み合わせに対する現行のプロフィール密度値を提供するステップと;
    前記基準着色剤セットを用いて基準効率属性として基準の理論的パーセントドット値(TPDV)を定量化するステップと;
    前記現行の着色剤セットを用いて現行の効率属性として現行のTPDVを定量化するステップと;
    前記基準着色剤セットで生成された画像データと前記現行着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を、前記基準効率属性と前記現行効率属性とに応答して補償する係数を計算するステップであり、前記係数は、印刷される予定の前記画像データを調整するために用いられる、前記ステップと;
    を含むシステム混合補償方法。
  2. 基準TPDVを基準効率属性として定量化する前記ステップが:
    前記重ね刷り色組み合わせに対して複数の色チャネルの各々に対する測定値を提供するステップと;
    前記基準TPDVを計算するステップであり、前記基準TPDVは、前記基準デバイスが完全な効率を持っていた場合に、前記複数の色チャネルの各々に対する測定値を達成するために必要とされる、前記ステップと;
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準着色剤セットを用いて生成される少なくとも1つの1次元色組み合わせと、実質的に類似している比例性不良特徴を有する前記現行の着色剤セットを用いて生成される少なくとも1つの1次元色組み合わせとを生成するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 実質的に類似のが、+/−20%という公差を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記係数を計算する前記ステップが:
    前記基準のTPDVと前記現行のTPDVとの間の差を計算するステップであり、前記現行のTPDVが、前記現行のデバイスが前記係数を得るための完全な効率を有していた場合に、前記複数の色チャネルの各々に対して測定値を達成するために必要とされる、前記ステップを;
    含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記基準TPDVに応答して前記現行TPDVを正規化するステップと;
    前記正規化されたTPDVに応答して、調整済み制御TPDV(ACTPDV)を生成するステップと;
    前記基準TPDVから前記ACTPDVを減算することによって係数を誘導するステップと;
    前記基準の着色剤セットと前記現行の着色剤セットとを用いて計算された前記係数を前記基準TPDVに適用して、前記係数を調整済みファイルパーセントドット値(AFPDV)に転置するステップと;
    前記AFPDVが達成不可能である場合、少なくとも1つの色域密度調整係数を前記現行着色剤セットのソリッド主要密度目標ポイントに応用して、前記基準着色剤セットで生成された画像データと前記現行着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を補償するステップと;
    をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 現行のプロフィール密度値が:
    前記現行着色剤セットを用いて生成された複数の1次元色制御領域を表す第1のカラムであり、前記第1のカラムは、前記現行デバイスの出力経路に概して平行な第1の軸にほぼ沿って位置付けされている、前記第1のカラムと;
    前記現行着色剤セットを用いて生成された複数の多次元色制御領域を表す第2のカラムであり、前記第2のカラムは、前記第1のカラムに対して概して平行で、また、これから横方向に間隔を置いた第2の軸にほぼ沿って位置付けされている、前記第2のカラムと;
    を含み、
    前記第1の軸と第2の軸は互いに近接して置かれ、また、前記横方向の間隔は所定の距離を越えない、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記係数の内の少なくとも1つの係数と、前記基準IPDVの内のそれに対応する少なくとも1つの基準IPDVとの和が100パーセントを超える場合には、前記少なくとも1つの色域密度調整係数を計算するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの色域密度調整係数に応答して、少なくとも1つの二次パーセントドット値色補正係数を計算するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 現行プロフィール密度値を定量化するステップと、基準TPDVを定量化するステップと、現行TPDVを定量化するステップと、現行プロフィール中の目的とする各サンプルに対する係数を計算するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記基準デバイスが校正刷りデバイスを備え、前記現行デバイスがプレス出力デバイスを備える、請求項1に記載の方法。
  12. 基準プロフィール密度値と基準初期パーセントドット値(IPDV)とに応答して、基準理論的パーセントドット値(TPDV)として基準着色剤セットを用いて基準デバイスによって生成されたデータのシステム混合特徴を識別するステップと;
    現行のプロフィール密度値と現行のIPDVとに応答して、現行TPDVとして現行の着色剤セットによって生成されたデータのシステム混合特徴を識別するステップと;
    少なくとも1つの係数と前記基準IPDVの内の対応する少なくとも1つとの和が100パーセントを超えると、色域密度調整係数を提供するステップであり、前記色域密度調整係数は、色域不整合を補正するように動作可能であり、また、制御コンポーネントを決定して、前記制御コンポーネントの目標ソリッド主要密度目標ポイントと前記少なくとも1つの係数とに等しい第1の値と、基準TPDVに等しい第2の値との積を、前記制御コンポーネントに対して計算することによって計算されるが、これは前記基準デバイスが現行のTPDVで除算された完全な効率を有していた場合に複数の色チャネルの各々に対する測定密度を、制御コンポーネントに対して達成するために必要とされ、これは、前記現行のデバイスが前記少なくとも1つの係数を得るために完全な効率を有していた場合に、第2の複数の色チャネルの内の各々に対する測定密度を達成するために必要である、前記ステップと;
    を含むシステム混合補償方法において、
    前記少なくとも1つの係数が、前記基準着色剤セットで生成された画像データと前記現行の着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を補償するものであり、印刷される予定の前記画像データを調整して発生するために用いられる、
    前記システム混合補償方法。
  13. 前記基準デバイスが校正刷りデバイスを備え、前記現行デバイスがプレス出力デバイスを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記現行プロフィール密度値と関連する階調再現性色サンプル(TRCS)に応答して、前記現行着色剤セットによって生成されたデータのシステム混合特徴を識別するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  15. 階調再現性特徴に応答して印刷される前記画像データを調整するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  16. 処理モジュールと;
    前記処理モジュール上に常駐しているロジックであり、前記ロジックが:
    基準着色剤セットを用いて基準デバイスによって生成された複数の色を有する少なくとも1つの重ね刷り色組み合わせに対する基準プロフィール密度値を提供し、前記重ね刷り色組み合わせが基準初期パーセントドット値(IPDV)を有し;
    現行の着色剤セットを用いて現行のデバイスによって生成された少なくとも1つの色組み合わせに対する現行プロフィール密度値を提供し、前記色組み合わせが現行のIPDVを有し;
    前記基準着色剤セットを用いて基準効率属性として基準理論的パーセントドット値(TPDV)を定量化し;
    前記現行の着色剤セットを用いて現行の効率属性として現行のTPDVを定量化し;
    前記基準着色剤セットで生成された画像データと前記現行着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を、前記基準効率属性と前記現行効率属性とに応答して補償する係数を計算し、前記係数が、印刷される予定の前記画像データを調整するために用いられる;
    ように動作可能な前記ロジックと;
    を備えるシステム混合補償アプリケーション。
  17. 前記ロジックが:
    前記現行のプロフィール密度値の内の1つと関連する制御コンポーネントを決定し;
    基準の目的とするサンプル(SOI)の第1の非制御コンポーネントの密度と現行のSOIの第1の非制御コンポーネントの密度との間の差と、前記基準SOIの第2の非制御コンポーネントの密度と前記現行のSOIの第2の非制御コンポーネントの密度との間の差との和に応答して、密度調整値を決定し;
    前記密度調整値に応答して前記現行制御コンポーネントの密度を調整し;
    前記調整された制御コンポーネント密度に応答して前記現行SOIの前記制御コンポーネントのTPDVを調整し;
    前記基準SOIの前記制御コンポーネントのTPDVから前記現行SOIの前記制御コンポーネントの調整済みTPDVを減算して、前期係数の内の前記少なくとも1つを発生する;
    ことによって前記係数の内の少なくとも1つを計算するようにさらに動作可能である、請求項16に記載のシステム混合補償アプリケーション。
  18. 前記ロジックが:
    制御コンポーネントを決定し;
    前記コンポーネントに対する後出の色域密度調整係数を:
    前記制御コンポーネントの目標ソリッド主要密度目標ポイントと、前記係数の内の1つと;
    前記制御コンポーネントの基準TPDVを前記制御コンポーネントの現行TPDVで除算した値と;
    の積に応答して決定する;
    ことによって色域密度調整係数を決定するように動作可能である、請求項16に記載のシステム混合補償アプリケーション。
  19. 前記ロジックが、前記色域密度調整係数に応答して二次パーセントドット値色補正係数を決定するようにさらに動作可能である、請求項18に記載のシステム混合補償アプリケーション。
  20. 前記ロジックが、前記基準プロフィール密度値と関連する階調再現性色サンプル(TRCS)を用いて内挿することによって前記係数を決定するようにさらに動作可能である、請求項16に記載のシステム混合補償アプリケーション。
  21. 前記現行プロフィール密度値が、システム混合データフォームで生成されたデータを含む、請求項16に記載のシステム混合補償アプリケーション。
  22. 前記基準デバイスが、校正刷りデバイスを備える、請求項16に記載のシステム混合補償アプリケーション。
  23. 前記現行デバイスが、プレス出力デバイスを備える、請求項16に記載のシステム混合アプリケーション。
  24. 密度値を有する画像データを印刷するように動作可能なプレス出力デバイスと;
    前記画像データと関連する入力データを前記プレス出力デバイスに提供するように動作するコンピュータであり、前記コンピュータが:
    基準着色剤セットを用いて基準デバイスで生成された複数の色を有する少なくとも1つの重ね刷り色組み合わせに対する基準プロフィール密度値を読み取り、前記重ね刷り色組み合わせが基準初期パーセントドット値(IPDV)を有し;
    現行の着色剤セットを用いて前記プレス出力デバイスによって生成された少なくとも1つの色組み合わせに対する現行のプロフィール密度値を読み取り、前記色組み合わせが現行のIPDVを有し;
    前記基準着色剤セットを用いて基準効率属性として基準理論的パーセントドット値(TPDV)を定量化し;
    前記現行の着色剤セットを用いて現行の効率属性として現行のTPDVを定量化し;
    前記基準着色剤セットで生成された画像データと前記現行の着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を、前記基準効率属性と前記現行の効率属性とに応答して補償する係数を計算し、前記係数が前記画像データを調整するために用いられる;
    ようにさらに動作可能な前記コンピュータと;
    を備えるシステム混合補償システム。
  25. 前記密度値が、分光測光器、色彩測定器、密度計及びスキャナから成るグループの内の1つによって測定可能である、請求項24に記載のシステム混合補償システム。
  26. 前記プレス出力デバイスの入力データが、コンピュータツープレート(CTP)プレート、シリンダ、中間フィルム及び/又は従来のプレートならびに直接撮像技術から成るグループの内の少なくとも1つによって利用されるデータを含む、請求項24に記載のシステム混合補償システム。
  27. 前記現行のプロフィール密度値の少なくともサブセットが:
    前記現行の着色剤セットを用いて生成された複数の1次元色制御領域を表す第1のカラムであり、前記第1のカラムが、前記プレス出力デバイスの出力経路にほぼ平行な第1の軸にほぼ沿って位置付けされている、前記第1のカラムと;
    前記現行の着色剤セットを用いて生成された複数の多次元色制御領域を表す第2のカラムであり、前記第2のカラムが、前記第1のカラムにほぼ並行で、また、横方向間隔を置いている第2の軸にほぼ沿って位置付けされている、前記第2のカラムと;
    を含むデータフォームから誘導され、
    前記第1の軸と第2の軸とが互いに近接して置かれ、また、前記横方向間隔が所定の距離を越えない、
    請求項24に記載のシステム混合補償システム。
  28. 前記コンピュータが:
    前記基準TPDVであり、前記基準TPDVが、前記基準デバイスが、完全な効率を有していた場合に前記複数の色チャネルの各々に対する前記測定密度値を達成するために必要とされる前記基準TPDVと、前記現行TPDVであり、前記現行のTPDVが、前記プレス出力デバイスが前記係数を得るための完全な効率を有していた場合に前記複数の色チャネルの各々に対する前記測定密度を達成するために必要とされる前記現行のTPDVと、の差を計算することによって前記係数を計算するように動作可能である、請求項24に記載のシステム混合補償システム。
  29. 着色剤セットを用いて生成された複数の1次元色制御領域を表す第1のカラムであり、前記第1のカラムは、サブストレート上に印刷されるようになっている値を表し、また、前記色制御領域を生成するように動作可能なデバイスの出力経路にほぼ平行な第1の軸にほぼ沿って位置付けされている、前記第1のカラムと;
    前記着色剤セットを用いて生成された複数の多次元色制御領域を表す第2のカラムであり、前記第2のカラムは、サブストレート上に印刷されるようになっている値を表し、前記第1のカラムに対して概して平行で、また、これから横方向に間隔を置いた第2の軸にほぼ沿って位置付けされている、前記第2のカラムと;
    を備えるシステム混合データフォームにおいて、
    前記第1の軸と第2の軸は互いに近接して置かれ、また、前記横方向の間隔は所定の距離を越えない、
    前記システム混合データフォーム。
  30. 前記第2のカラムが、マジェンタ、赤、緑、シアン、黄色、青及び中間色のファミリから成るグループから選択される、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  31. 前記デバイスの前記出力経路にほぼ平行な前記第1の軸にほぼ沿って互いに近接して位置付けされた複数の第1のカラムと;
    各々が、前記複数の第1のカラムの内の少なくとも1つのカラムにほぼ並行で、また、これからある横方向間隔を置いて置かれた前記第2の軸にほぼ並行に位置付けされた複数の第2のカラムと;
    をさらに備え、前記複数の第2のカラムの各々が、マジェンタ、赤、緑、シアン、黄色、青及び中間色のファミリから成るグループから選択される、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  32. 前記複数の第2のカラムの内の3つが、マジェンタ、赤、緑、シアン、黄色、青及び中間色のファミリから成るグループから選択される、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  33. 前記第1のカラムと第2のカラムとの選択された色制御領域から得られた密度値が、前記着色剤セットを用いて前記デバイスによって生成された基準プロフィール密度値を含む、前記基準プロフィール密度値はその各々が基準初期パーセントドット値(IPDV)に対応しており、前記基準密度値が、現行の着色剤を用いて別のデバイスによって生成された現行のプロフィール密度値と比較され、また、各々が現行のIPDVと関連付けられるようになっており、また、基準理論的パーセントドット値(TPDV)が前記着色剤セットを用いて効率属性として定量化されるようになっており、現行TPDVが前記現行の着色剤を用いて別のデバイスによって生成された効率属性として定量化されるようになっており、また、係数が計算されるようになっており、前記係数が、前記基準着色剤セットで生成された画像データと前記現行の着色剤セットで印刷される予定の画像データとの間の少なくとも1つの差を、前記基準効率属性と前記現行の効率属性とに応答して補償し、前記係数がさらに、印刷される予定の前記画像データを調整して発生するようになっている、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  34. 前記複数の1次元色制御領域が、コンピュータ読み取り可能記憶媒体上に記憶され、また、サブストレート上に印刷されるようになっている値である、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  35. 前記複数の1次元色制御領域がサブストレート上に印刷される、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  36. 前記所定の距離が25ミリメートルを超えない、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  37. 前記デバイスが、校正刷りデバイス又はプレス出力デバイスを含む、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
  38. 前記第2のカラムが、前記着色剤セットを用いて生成された第2の複数の1次元色制御領域をさらに含み、前記第2の複数の1次元色制御領域が、パーセントドット値補正係数を計算するプロセスにシステム雑音が存在するかを判定するために用いられるようになっている、請求項29に記載のシステム混合データフォーム。
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