[go: up one dir, main page]

JP2004524318A - エチノカンジン誘導体およびその医薬組成物および医薬としての用途 - Google Patents

エチノカンジン誘導体およびその医薬組成物および医薬としての用途 Download PDF

Info

Publication number
JP2004524318A
JP2004524318A JP2002567966A JP2002567966A JP2004524318A JP 2004524318 A JP2004524318 A JP 2004524318A JP 2002567966 A JP2002567966 A JP 2002567966A JP 2002567966 A JP2002567966 A JP 2002567966A JP 2004524318 A JP2004524318 A JP 2004524318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenyl
compound
substituted
salt
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002567966A
Other languages
English (en)
Inventor
勝彦 伊藤
豊 西原
光高 松浦
一美 河合
昌惠 木下
知臣 檜垣
茂弘 高瀬
秀徳 大木
Original Assignee
藤沢薬品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AUPR3363A external-priority patent/AUPR336301A0/en
Priority claimed from AUPR3364A external-priority patent/AUPR336401A0/en
Application filed by 藤沢薬品工業株式会社 filed Critical 藤沢薬品工業株式会社
Publication of JP2004524318A publication Critical patent/JP2004524318A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/50Cyclic peptides containing at least one abnormal peptide link
    • C07K7/54Cyclic peptides containing at least one abnormal peptide link with at least one abnormal peptide link in the ring
    • C07K7/56Cyclic peptides containing at least one abnormal peptide link with at least one abnormal peptide link in the ring the cyclisation not occurring through 2,4-diamino-butanoic acid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/10Antimycotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/02Antiprotozoals, e.g. for leishmaniasis, trichomoniasis, toxoplasmosis
    • A61P33/08Antiprotozoals, e.g. for leishmaniasis, trichomoniasis, toxoplasmosis for Pneumocystis carinii
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

本発明は、抗菌活性(特に抗真菌活性)およびβ−1,3−グルカンシンターゼに対する阻害活性を有し、下記の一般式(I)
【化1】
Figure 2004524318

(式中、R、R、R、R、R、RおよびRは明細書に記載の通りである。)
で表される新規ポリペプチド化合物またはその塩、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成物、ならびにヒトまたは動物におけるニューモシスチスカリニ感染症(たとえばニューモシスチスカリニ肺炎)などの感染症の予防および/または治療方法に関する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬として有用な新規ポリペプチド化合物またはその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】
米国特許No.5,376,634、米国特許No.5,502,033などにおいて、抗菌活性(特に抗真菌活性)を有するポリペプチド化合物またはその塩が開示されている。
【0003】
【発明の開示】
本発明は新規ポリペプチド化合物またはその塩に関する。
【0004】
より詳しくは、本発明は、抗菌活性[特に抗真菌活性であって、真菌としては、アスペルギルスクリプトコックスカンジダムコールアクチノマイセスヒストプラスマ皮膚糸状菌マラセジアフザリウムなどを挙げることができる。]、およびβ−1,3−グルカンシンターゼに対する阻害活性を有し、ヒトまたは動物におけるニューモシスチスカリニ感染症(たとえばニューモシスチスカリニ肺炎)の予防および/または治療に有用であると予想される新規ポリペプチド化合物またはその塩、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成物、ならびにヒトまたは動物におけるニューモシスチスカリニ感染症(たとえばニューモシスチスカリニ肺炎)などの感染症の予防および/または治療方法に関する。
【0005】
本発明の目的ポリペプチド化合物は新規であり、下記の一般式(I)
【化9】
Figure 2004524318
[式中、Rは水素またはアシル基、
、R、R、RおよびRはそれぞれ個別に水素またはヒドロキシ基、
は水素または低級アルキル基、
をそれぞれ意味する。]
で表される化合物またはその塩。
【0006】
本発明のポリペプチド化合物(I)は、下記の反応式で示す方法によって製造することができる。
【0007】
製造法1
【化10】
Figure 2004524318
【0008】
製造法2
【化11】
Figure 2004524318
【化12】
Figure 2004524318
【0009】
製造法3
【化13】
Figure 2004524318
【0010】
【化14】
Figure 2004524318
【0011】
製造法4
【化15】
Figure 2004524318
【化16】
Figure 2004524318
(上記各式中、R、R、R、R、RおよびRは上記定義の通りであり、
はアシル基、
およびR はヒドロキシ基、
およびR は水素、
をそれぞれ意味する。)
【0012】
化合物(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)および(Ie)の好適な塩は、医薬として許容される慣用の無毒の一塩または二塩であって、アルカリ金属塩[たとえばナトリウム塩、カリウム塩など]およびアルカリ土類金属塩[たとえばカルシウム塩、マグネシウム塩など]などの金属塩、アンモニウム塩、有機塩基塩[たとえばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、N,N’−ジジイソプロピルエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩、ジイソプロピルエチルアミン塩など]、有機酸付加塩[たとえば蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩など]、無機酸付加塩[たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩など]、アミノ酸との塩[たとえばアルギニン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩など]などを挙げることができる。
【0013】
本明細書の以上および以下の記述において、本発明の範囲に包含される種々の定義の好適な例および実例を次に詳細に説明する。
【0014】
「低級」とは、特記ない限り、炭素原子数1ないし6を意味する。
【0015】
「高級」とは、特記ない限り、炭素原子数7ないし20を意味する。
【0016】
「1個またはそれ以上」とは、特記ない限り、1ないし6の数を挙げることができる。
【0017】
「ハロゲン」の好適な例としては、特記ない限り、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などを挙げることができる。
【0018】
「低級アルコキシ基」の好適な例としては、直鎖または分枝状のもの、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第三級ブトキシ、ペンチルオキシ、第三級ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシなどを挙げることができ、好ましいものとしては、プロポキシ、ペンチルオキシおよびヘキシルオキシを挙げることができる。
【0019】
「高級アルコキシ基」の好適な例としては、直鎖または分枝状のもの、たとえばヘプチルオキシ、オクチルオキシ、3,5−ジメチルオクチルオキシ、3,7−ジメチルオクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ドデシルオキシ、トリデシルオキシ、テトラデシルオキシ、ヘキサデシルオキシ、ヘプタデシルオキシ、オクタデシルオキシ、ノナデシルオキシ、イコシルオキシなどを挙げることができ、好ましいものとしては、(C−C14)アルコキシを、最も好ましいものとしてはオクチルオキシを挙げることができる。
【0020】
「低級アルキル基」の好適な例としては、特記ない限り、炭素原子1ないし6個を有する直鎖または分枝状のもの、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペンチル、第三級ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシルなどを挙げることができる。
【0021】
「高級アルキル基」の好適な例としては、特記ない限り、炭素原子7ないし20個を有する直鎖または分枝状のもの、たとえばヘプチル、オクチル、3,5−ジメチルオクチル、3,7−ジメチルオクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イコシルなどを挙げることができる。
【0022】
「アリール基」および「アル」部分の好適な例としては、低級アルキルを有していてもよいフェニル(たとえばフェニル、メシチル、トリルなど)、ナフチル、アントリルなどを挙げることができ、好ましいものとしてはフェニルを挙げることができる。
【0023】
「アロイル基」の好適な例としては、ベンゾイル、トルオイル、ナフトイル、アントリルカルボニルなどを挙げることができ、好ましいものとしてはベンゾイルを挙げることができる。
【0024】
「複素環基」および「複素環」部分の好適な例としては、
窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル(たとえば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリルなど)、テトラゾリル(たとえば1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリルなど)など;
窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、たとえばピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニルなど;
窒素原子1ないし4個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばインドリル、イソインドリル、インドリニル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリルなど;
酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばオキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(たとえば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)など;
酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、たとえばモルホリニル、シドノニルなど;
酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリルなど;
硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばチアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル(たとえば1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリルなど)、ジヒドロチアジニルなど;
硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、たとえばチアゾリジニルなど;
硫黄原子1または2個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばチエニル、ジヒドロジチイニル、ジヒドロジチオニルなど;
硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、イミダゾチアジアゾリルなど;
酸素原子1個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばフリルなど;
酸素原子1個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和素単環基、たとえばテトラヒドロフラン、テトラヒドロピランなど;
酸素原子1個および硫黄原子1または2個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばジヒドロオキサチイニルなど;
硫黄原子1または2個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチエニル、ベンゾジチイニルなど;
酸素原子1個および硫黄原子1または2個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサチイニルなど;などを挙げることができる。
【0025】
「アシル基」の好適な例としては、カルボン酸、炭酸、カルバミン酸、スルホン酸などから誘導された脂肪族アシル、芳香族アシル、複素環アシル、アリール脂肪族アシルおよび複素環脂肪族アシルを挙げることができる。
【0026】
前記「アシル基」の好適な例としては、カルボキシ;カルバモイル;モノまたはジ(低級)アルキルカルバモイル(たとえばメチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジエチルカルバモイルなど);
【0027】
脂肪族アシル、たとえば低級または高級アルカノイル(たとえばホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロパノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、ヘプタデカノイル、オクタデカノイル、ノナデカノイル、イコサノイルなど);
低級または高級アルコキシカルボニル(たとえばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、第三級ブトキシカルボニル、第三級ペンチルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニルなど);低級アルケニルオキシカルボニル(たとえばビニルオキシカルボニル、プロペニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、ブテジエニルオキシカルボニル、ペンテニルオキシカルボニル、ヘキセニルオキシカルボニルなど);
低級または高級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニル、エチルスルホニルなど);
低級または高級アルコキシスルホニル(たとえばメトキシスルホニル、エトキシスルホニルなど);など;
【0028】
芳香族アシル、たとえば
アロイル(たとえばベンゾイル、トルオイル、ナフトイルなど);
アル(低級)アルカノイル[たとえばフェニル(C−C)アルカノイル(たとえばフェニルアセチル、フェニルプロパノイル、フェニルブタノイル、フェニルイソブタノイル、フェニルペンタノイル、フェニルヘキサノイルなど)、ナフチル(C−C)アルカノイル(たとえばナフチルアセチル、ナフチルプロパノイル、ナフチルブタノイルなど)など];
アル(低級)アルケノイル[たとえばフェニル(C−C)アルケノイル(たとえばフェニルプロペノイル、フェニルブテノイル、フェニルメタクリロイル、フェニルペンタノイル、フェニルヘキサノイルなど)、ナフチル(C−C)アルケノイル(たとえばナフチルプロペノイル、ナフチルブテノイルなど)など];
アル(低級)アルコキシカルボニル[たとえばフェニル(C−C)アルコキシカルボニル(たとえばベンジルオキシカルボニルなど)、フルオレニル(C−C)アルコキシカルボニル(たとえばフルオレニルメチルオキシカルボニルなど)など];
アリールオキシカルボニル(たとえばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニルなど);
アリールオキシ(低級)アルカノイル(たとえばフェノキシアセチル、フェノキシプロピオニルなど);
アリールカルバモイル(たとえばフェニルカルバモイルなど);
アリールチオカルバモイル(たとえばフェニルチオカルバモイルなど);
アリールグリオキシロイル(たとえばフェニルグリオキシロイル、ナフチルグリオキシロイルなど);
低級アルキルを1ないし4個有していてもよいアリールスルホニル(たとえばフェニルスルホニル、p−トリルスルホニルなど);
1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたアロイル(たとえばベンゾイル);など;
【0029】
複素環アシル、たとえば
複素環カルボニル;
複素環(低級)アルカノイル(たとえば複素環アセチル、複素環プロパノイル、複素環ブタノイル、複素環ペンタノイル、複素環ヘキサノイルなど);
複素環(低級)アルケノイル(たとえば複素環プロペノイル、複素環ブテノイル、複素環ペンテノイル、複素環ヘキセノイルなど);
複素環グリオキシロイル;など;
ここで、「複素環カルボニル」、「複素環(低級)アルカノイル」、「複素環(低級)アルケノイル」および「複素環グリオキシロイル」における好適な「複素環」部分としては、前記の「複素環」部分を挙げることができる。
【0030】
の「アシル基」の好適な例としては、前記の「アシル基」を挙げることができ、好ましいものとしては、低級アルコキシカルボニル、高級アルカノイル、および1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換されたアロイルを挙げることができる。
【0031】
「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換されたアロイル」における「アロイル」部分の好適な例としては、上記の「アロイル」を挙げることができ、好ましいものとしては、ベンゾイルを挙げることができる。
【0032】
「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換されたアロイル」における「複素環基」部分の好適な例としては、上記の「複素環基」を挙げることができ、好ましいものとしては、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基、硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、および硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する不飽和縮合複素環基を挙げることができ、より好ましいものとしては、ピペラジニル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、イミダゾチアジアゾリルおよびイソオキサゾリルを挙げることができる。
【0033】
「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換されたアロイル」における「適当な置換基」部分の好適な例としては、上記の「適当な置換基」を挙げることができ、好ましいものとしては、1個またはそれ以上の高級アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルを有していてもよいシクロ(低級)アルキル、1個またはそれ以上の低級アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の高級アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、複素環基を有する1個またはそれ以上の低級アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の高級アルキルを有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のアリールオキシ(低級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルケニルオキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の複素環(低級)アルコキシを有するアリールで置換されたアリールであって、複素環基は1個またはそれ以上の低級アルキルを有していてもよい、1個またはそれ以上のアリールオキシ(低級)アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の複素環基を有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルオキシを有するアリール、低級アルコキシを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、シクロ(低級)アルキルオキシを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、アリール(低級)アルキルオキシを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、シクロ(低級)アルキルを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、アリールを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、低級アルコキシを有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、高級アルコキシ(低級)アルキルを有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、低級アルコキシ(低級)アルコキシを有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、シクロ(低級)アルキルを有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、複素環基を有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、アリールを有する複素環(低級)アルキルで置換された1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、アリールを有する1個またはそれ以上の複素環基を有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルオキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルキルを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルキルを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の複素環基を有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルオキシを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルキルチオを有するアリール、複素環基を有する1個またはそれ以上の低級アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルキルを有していてもよいシクロ(低級)アルキル、1個またはそれ以上のアリールを有していてもよいシクロ(低級)アルキル、アリール、
【0034】
好ましいものとしては、(C−C14)アルコキシを有するフェニル、(C−C)アルコキシを有するフェニル、シクロ(C−C)アルキルを有するフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C14)アルコキシを有するフェニル、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、シクロ(C−C)アルキルを有するシクロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C14)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシを有するフェニル、(C−C14)アルキルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、フェニルオキシ(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルケニルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C14)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、1ないし4個の(C−C)アルキルを有する酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、フェニルオキシ(C−C)アルコキシを有するフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C14)アルコキシを有するフェニル、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、シクロ(C−C)アルキルオキシを有するフェニル、(C−C)アルコキシを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、シクロ(C−C)アルキルオキシを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、フェニル(C−C)アルキルオキシを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、シクロ(C−C)アルキルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、ジ(C−C)アルキルを有するシクロ(C−C)アルキルで置換された窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、(C−C)アルキルを有するシクロ(C−C)アルキルで置換された窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、(C−C)アルコキシおよびハロゲンを有するフェニルで置換された窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、フェニルで置換された窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニル、(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換された硫黄原子1または2および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基を有するフェニル、(C−C)アルコキシを有するフェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、(C−C14)アルコキシ(C−C)アルキルを有するフェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、(C−C)アルキルを有するフェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、フェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルキルで置換されたフェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、フェニルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基、シクロ(C−C)アルキルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルを有するフェニルで置換されたフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、シクロ(C−C)アルキルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニルで置換されたフェニル、ジ(C−C)アルキルを有するシクロ(C−C)アルキルで置換された窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有するフェニルで置換されたフェニル、シクロ(C−C)アルキルオキシを有するフェニル、(C−C)アルコキシ(C−C14)アルキルチオを有するフェニル、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルコキシを有するフェニル、酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルコキシを有するフェニル、ジ(C−C)アルキルを有する酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルコキシを有するフェニル、硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基を有する(C−C)アルコキシを有するフェニル、(C−C)アルキルを有するシクロ(C−C)アルキル、フェニルを有するシクロ(C−C)アルキル、インダニル、酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基で置換されたフェニル、(C−C)アルキルを有する窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員の飽和複素単環基で置換されたフェニル、ジ(C−C)アルキルを有する酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基で置換されたフェニル、および硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基で置換されたフェニルを挙げることができ、
【0035】
最も好ましいものとしては、オクチルオキシを有するフェニル、ヘキシルオキシを有するフェニル、シクロヘキシルを有するフェニル、ピペリジルを有するフェニル、シクロヘキシルを有するシクロヘキシル、メトキシオクチルオキシを有するフェニル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニル、ブトキシを有するフェニル、ペンチルオキシを有するフェニル、メトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、プロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ブトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ペンチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ヘキシルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ヘプチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ピペリジルを有するプロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニル、デシルオキシを有するイソオキサゾリル、フェニルオキシプロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、プロペニルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、フェニルオキシブトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシオクチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ジメチルを有するプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニル、フェニルオキシプロポキシを有するフェニル、フェニルオキシブトキシを有するフェニル、フェニルオキシペンチルオキシを有するフェニル、メトキシペンチルオキシを有するフェニル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニル、ピペリジルを有するピリジル、シクロヘキシルオキシを有するフェニル、プロポキシを有するピペリジルを有するフェニル、シクロヘキシルを有するピペリジルを有するフェニル、フェニルメトキシを有するピペリジルを有するフェニル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニル、ジメチルを有するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニル、メチルを有するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニル、メトキシおよびクロロフェニルで置換されたピペリジルを有するフェニル、フェニルで置換されたピペリジルを有するフェニル、フェニルで置換されたピペラジニルを有するフェニル、ペンチルオキシフェニルで置換されたチアジアゾリルを有するフェニル、ヘキシルオキシフェニルを有するピラゾリル、ヘプチルオキシメチルフェニルを有するピラゾリル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するピペラジニル、ピペリジルを有するフェニルを有するピラゾリル、ピロリジニルを有するフェニルを有するピラゾリル、フェニルを有するピペラジニルメチルで置換されたフェニルを有するピラゾリル、フェニルを有するピペリジルを有するピリジル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、エトキシメチルを有するフェニルで置換されたフェニル、エトキシプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニル、エトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシペンチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシエトキシメチルを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシエトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニルで置換されたフェニル、ジメチルを有するモルホリニルを有するフェニルで置換されたフェニル、シクロヘキシルオキシを有するフェニル、メトキシヘプチルチオを有するフェニル、ピペリジノブトキシを有するフェニル、ピペリジノペンチルオキシを有するフェニル、ピペリジノヘキシルオキシを有するフェニル、モルホリノペンチルオキシを有するフェニル、ジメチルを有するモルホリノペンチルオキシを有するフェニル、ジメチルを有するモルホリノヘキシルオキシを有するフェニル、チオモルホリノペンチルオキシを有するフェニル、ペンチルを有するシクロヘキシル、フェニルを有するシクロヘキシル、インダニル、ピペリジルを有するフェニル、モルホリニルを有するフェニル、チオモルホリノを有するフェニル、メトキシブトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、エチルを有するピペラジニルで置換されたフェニル、およびジメチルを有するモルホリニルで置換されたフェニルを挙げることができる。
【0036】
「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換されたアロイル」の好適な例としては、オクチルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシオクチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するシクロヘキシルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシオクチルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、ブチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、プロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ブチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘプチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジルを有するプロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、デシルを有するピラゾリルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、デシルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシプロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、プロペニルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシブチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシオクチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルモルホリニルを有するプロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシブチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシペンチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシプロピルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシペンチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジルを有するピリジルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイソオキサゾリルで置換されたベンゾイル、プロポキシを有するピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルメトキシを有するピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルを有するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メチルを有するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシおよびクロロフェニルで置換されたピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルで置換されたピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルで置換されたピペラジニルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシフェニルで置換されたチアジアゾリルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘプチルオキシメチルフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するピペラジニルを有するピペリジルで置換されたベンゾイル、ピペリジルを有するフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピロリジニルを有するフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルを有するピペラジニルメチルで置換されたフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルを有するピペリジルを有するピリジルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキシメチルを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキシプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシペンチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシエトキシメチルを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシエトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルを有するモルホリニルを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシヘプチルチオを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、ピペリジノブトキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジノヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、モルホリノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルを有するモルホリノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルを有するモルホリノヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、チオモルホリノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルを有するシクロヘキシルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、フェニルを有するシクロヘキシルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、インダニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、エチルを有するピペラジニルを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ブトキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたジメチルベンゾイル、ブトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたナフトイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたナフトイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘプチルオキシを有するフェニルを有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、プロポキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシオクチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、モルホリノを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルモルホリノを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、チオモルホリノを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、プロポキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシブトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、およびブトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイルを挙げることができる。
【0037】
本発明の目的化合物(I)またはその塩の製造法を以下に詳細に説明する。
【0038】
製造法1
本発明の化合物(Ia)またはその塩は、栄養培地にColeophoma sp. F−11899などのColeophoma属し、化合物(Ia)または、その塩を生産する菌株を醗酵することにより製造することができる。
(i)微生物
化合物(Ia)またはその塩を生産するために用いられる微生物の詳細を以下に説明する。
【0039】
菌株F−11899は、日本国福島県いわき市で採取した土壌試料から最初に分離された。この生物は種々の培地でかなり抑制的に増殖し、暗灰色ないし茶色がかった灰色のコロニーを形成した。蒸気滅菌した葉状部に生成したアナモルフ(分生子類)を、分離株を植菌することにより、三浦のLCA平板1)またはコーンミール寒天平板に付着させたが、テレモルフもアナモルフも寒天培地には形成されなかった。その形態学的、培養上および生理学的特性は下記の通りである。
【0040】
種々の寒天培地での培養特性を表1に要約する。ポテトデキストロース寒天での培養株はかなり早く増殖し、25℃で2週間後に直径3.5〜4.0cmに達した。このコロニー表面は、平坦で、フェルト状で、多少皺が寄っており、茶色がかった灰色であった。コロニー中心部は、淡い灰色ないし茶色がかった灰色で、気中菌糸で覆われていた。裏面の色は暗灰色であった。麦芽エキス寒天培地でのコロニーはさらに抑制的に増殖し、同一条件で直径2.5〜3.0cmに達した。表面は、平坦で、薄い〜フェルト状で、オリーブ色がかった茶色であった。コロニー中心部は、黄色がかった灰色で、気中菌糸で覆われていた。裏面の色は茶色がかった灰色であった。
【0041】
形態学的特性を、三浦のLCA平板に付着した滅菌葉状部での培養に基づいて確認した。分生子類は葉状部のみに形成された。それらは粉胞子状で、表面近くにあり、分離しており、円盤状〜びん状で、基底部で平たくなっており、単房性で、薄膜で、黒色で、直径90〜160(〜200)μmで、高さが40〜70μmであった。オスチオールは、多くの場合、単一で、円形で、中央部にあり、乳頭状で、直径10〜30μmで、高さが10〜20μmであった。分生子柄が内側粉胞子状壁の下層から形成した。それらは無色で、単一または間隔をあけて分岐し、分離し、滑らかであった。分生子形成細胞は腸芽球性で、鉢状で、明確な形をとり、びん状〜逆さ洋なし状で、無色で、滑らかで、5〜8×4〜6μmで、捲縮輪付きであった。捲縮輪は鐘形ないし円筒形で、14〜18×3〜5μmであった。分生子は無色で、円筒形で、薄肉で、無隔板性で、滑らかで、14〜16(〜18)×2〜3μmであった。
【0042】
増殖型菌糸は分離し、茶色で、滑らかで分岐していた。菌糸細胞は円筒形で、2〜7μmの厚さがあった。厚膜胞子は無かった。
【0043】
菌株F−11899は、ポテトデキストロース寒天培地上で、0ないし31℃の増殖温度範囲および23ないし27℃の最適温度を有していた。
【0044】
上記の特性は、菌株F−11899が、Coelomycetes目2)、3)、4)に属すことを示している。したがって、我々は、この菌株を「Coelomycetes菌株F−11899」と命名した。
【0045】
【表1】
表1 菌株F−11899の培養特性
Figure 2004524318
【0046】
【表2】
Figure 2004524318
【0047】
略記法: G:増殖(コロニーの大きさを直径で測定)
S:コロニー表面
R:裏面
【0048】
これらの特性は、25℃でのインキュベーションの14日後に観察された。色表現は、メシュエン色ハンドブック5)に基づいた。
1) Miura, K.およびM. Y. Kudo: 水性糸状菌類用の寒天培地, Trans. Ycolo. Soc. Japan, 11:116−118, 1970
2) Arx, J. A. von: 菌類の属−純粋培養における胞子形成 (第3版), 315 p., J. Cramer, Vaduz, 1974
3) Sutton, B. C.: Coelomycetes− 粉子器を持つ不完全菌類、分生子堆と間質, 696 p., Commonwealth Mycological Institute, Kew, 1980
4) Hawksworth, D. L., B. C. Sutton および G. C. Ainsworth: 菌類辞典 (第7版), 445 p., Commonwealth Mycological Institute, Kew., 1983
5) Kornerup, A.およびWanscher, J. H.:メシュエン色ハンドブック (第3版), 252 p., Methuen, London, 1983
【0049】
このように命名されたCoelomycetes菌株F−11899の培養株は、特許生物寄託センター(旧名:工業技術院発酵研究所)、(日本、305−8566茨城県つくば市東1丁目1−1)に、1989年10月26日、FERM BP−2635番として寄託された。
【0050】
しかしながら、その後、我々は菌株F−11899の分類をさらに研究し、菌株F−11899が、Coelomycetes目に属するColeophoma empetri (Rostrup) Petrak 19292), 3), 4)に類似するが、いくつかの粉胞子器特性において異なる、すなわち基部で球形または平たく、侵漬し、乳頭状ではないということを見出した。
【0051】
我々は、これらの特性を考慮し、この菌株をさらに細かく分類して、それを「Coleophoma sp. F−11899」と改名した。
【0052】
これに関連して、名前を「Coelomycetes菌株F−11899」から「Coleophoma sp. F−11899」に変更する処置を、特許生物寄託センター(旧名:工業技術院発酵研究所)にて、1990年9月21日に既に実施している。
【0053】
(ii) 化合物(Ia)またはその塩の製造
本発明の化合物(Ia)またはその塩は、Coleophoma属に属し、化合物(Ia)またはその塩を生産する菌株が、好気条件(たとえば振盪培養、浸漬培養など)において、同化可能な炭素源および窒素源を含む栄養培地内で増殖するときに生産される。栄養培地内の好ましい炭素源としては、炭水化物、たとえばブドウ糖、蔗糖、澱粉、果糖またはグリセリンなどを挙げることができる。
【0054】
好ましい窒素源としては、酵母エキス、ペプトン、グルテンミール、綿実粉、大豆ミール、コーンスチープリカー、乾燥酵母、小麦胚芽など、さらには無機または有機の窒素化合物、たとえばアンモニウム塩(たとえば硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウムなど)、尿素またはアミノ酸などを挙げることができる。
【0055】
炭素源および窒素源は、組み合わせて用いるのが有利であるが、微量の増殖因子およびかなりの量のミネラル栄養分を含んだ低純度物質も使用に適しているので、純粋な形で用いる必要はない。
【0056】
所望するならば、培地に、炭酸ナトリウムまたはカルシウム、燐酸ナトリウムまたはカリウム、塩化ナトリウムまたはカリウム、ヨウ化ナトリウムまたはカリウム、マグネシウム塩、銅塩、亜鉛塩またはコバルト塩などのミネラル塩を加えてもよい。必要に応じて、特に培地がひどく発泡する場合、流動パラフィン、脂肪油、植物油、鉱油またはシリコーンなどの消泡剤を加えてもよい。
【0057】
他の生物学的に活性な物質を大量に製造するために用いられる好ましい方法の場合と同様、浸漬好気培養条件が、化合物(Ia)またはその塩の大量の製造には好ましい。
【0058】
少量の製造には、フラスコまたはびん中の振盪培養または表面培養が用いられる。
【0059】
さらに、増殖が大型タンク内で実施される場合、化合物(Ia)またはその塩の製造工程における増殖の遅れを避けるために、製造タンク内の植菌には、生物の栄養型を用いるのが好ましい。したがって、比較的少量の培地に生物の胞子または菌糸体を植え、前記の植菌培地で培養して、生物の栄養期植菌物を最初に生成し、次いで培養した栄養期植菌物を大型タンクに移すことが望ましい。栄養期植菌物が生産される培地は、化合物(Ia)またはその塩の製造に用いられる培地と実質的に同じであるかまたは異なっている。
【0060】
培養混合物の攪拌と通気は、種々の方法で実施してもよい。攪拌は、プロペラまたは同様の機械式攪拌装置により、発酵槽を回転または振盪することにより、または種々のポンプ装置を用いることにより、または無菌空気を培地に通すことにより実施してもよい。通気は無菌空気を発酵混合物に通すことにより行なってもよい。
【0061】
発酵は、発酵の条件および規模により変動することがあるが、通常、約10℃〜40℃、好ましくは20℃〜30℃の温度で約50時間〜150時間実施する。
【0062】
発酵終了時に、化合物(Ia)またはその塩の回収のため、培養液は、生理活性物質の回収と精製に慣用的に用いられる種々の方法、たとえば適当な溶媒またはいくつかの溶媒の混合物を用いる溶媒抽出、クロマトグラフィー、または適当な溶媒またはいくつかの溶媒の混合物からの再結晶などに付される。
【0063】
この発明では、一般的に、化合物(Ia)またはその塩は、培養菌糸体および培養液の両方に見出せる。したがって、化合物(Ia)またはその塩は、アセトンまたは酢酸エチルなどの適当な有機溶媒またはこれらの溶媒の混合物などを用いて抽出によって全体の培養液から取り出される。
【0064】
化合物(Ia)またはその塩を得るために、抽出物を慣用の方法で処理する。たとえば、溶媒留去または蒸留により抽出物を濃縮して少量にし、活性物質を含む残留物、すなわち化合物(Ia)またはその塩を慣用の精製方法、たとえばクロマトグラフィー、または適当な溶媒またはいくつかの溶媒の混合物からの再結晶によって精製する。
【0065】
目的化合物を化合物(Ia)の塩として分離する場合、それは、慣用の方法によって遊離化合物(Ia)または化合物(Ia)の他の塩に転換可能である。
【0066】
製造法2
化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)またはその塩を反応に付すことによって製造することができる。
【0067】
この反応は、化学還元または触媒還元などの慣用の方法によって行われる。
【0068】
化学還元に用いられる好適な還元剤としては、金属[たとえば錫、亜鉛、鉄など]または金属化合物[たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど]と有機酸または無機酸[たとえば蟻酸;酢酸;プロピオン酸;トリフルオロ酢酸;p−トルエンスルホン酸;塩酸;臭化水素酸;水素化アルミニウム化合物(たとえば水素化アルミニウムリチウム、ヒドリドトリ−t−ブトキシアルミン酸リチウムなど)、ホウ化水素化合物(たとえば水素化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウムなど)などの水素化物イオン移動剤]などとの組合せを挙げることができる。
【0069】
触媒還元に用いられる好適な触媒としては、白金触媒[たとえば白金板、白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線など]、パラジウム触媒[たとえばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウムなど]、ニッケル触媒[たとえば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど]、コバルト触媒[たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど]、鉄触媒[たとえば還元鉄、ラネー鉄など]、銅触媒[たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など]などの慣用のものを挙げることができる。
【0070】
この製造法の反応は、通常、水、アルコール[メタノール、エタノール、プロパノールなど]、酢酸、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、塩化メチレンなどの溶媒またはそれらの混合物中で実施される。
この反応は、冷却ないし加温下などのかなり温和な条件で実施するのが好ましい。
【0071】
製造法3
化合物(Id)またはその塩は、化合物(Ic)またはその塩をN−アシル基の脱離反応に付すことによって製造することができる。
【0072】
この反応は、加水分解、還元、酵素との反応などの慣用の方法にしたがって実施される。
【0073】
加水分解は、塩基またはルイス酸などの酸の存在下で行うのが好ましい。好適な塩基としては、無機塩基および有機塩基、たとえばアルカリ金属[たとえばナトリウム、カリウムなど]、アルカリ土類金属[たとえばマグネシウム、カルシウムなど]、それらの水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、トリアルキルアミン[たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミンなど]、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンなどを挙げることができる。
【0074】
好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]、および無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、臭化水素など]を挙げることができる。トリハロ酢酸[たとえばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]などのルイス酸などを用いる脱離反応は、カチオン捕捉剤[たとえばアニソール、フェノールなど]の存在下で行うのが好ましい。
【0075】
この反応は、通常、水、アルコール[たとえばメタノール、エタノールなど]、塩化メチレン、テトラヒドロフランなどの溶媒、それらの混合物、または反応に悪影響を及ぼさない他の溶媒中で行われる。液体の塩基または酸も溶媒として使用できる。反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
【0076】
脱離反応に適用可能な還元方法としては、化学還元および触媒還元を挙げることができる。
【0077】
化学還元に用いられる好適な還元剤としては、金属[たとえば錫、亜鉛、鉄など]または金属化合物[たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど]と有機酸または無機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸など]との組合せを挙げることができる。
【0078】
触媒還元に用いられる好適な触媒としては、白金触媒[たとえば白金板、白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線など]、パラジウム触媒[たとえばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウムなど]、ニッケル触媒[たとえば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど]、コバルト触媒[たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど]、鉄触媒[たとえば還元鉄、ラネー鉄など]、銅触媒[たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など]などの慣用のものを挙げることができる。還元は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、メタノール、エタノール、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、またはそれらの混合物中で行われる。さらに、化学還元で用いられる前記の酸が液体である場合、それらもまた溶媒として使用できる。また、触媒還元で用いられる好適な溶媒としては、上記の溶媒、他の慣用の溶媒、たとえばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなど、またはそれらの混合物を挙げることができる。
【0079】
この還元の反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
【0080】
酵素との反応は、化合物(Ia)またはその塩を、N−アシル基の脱離反応に適した酵素と反応させることによって実施できる。
【0081】
前記の酵素の好適な例としては、Streptomycetaceae科、Actinoplanaceae科, Oidiodendron科またはVerticillium科に属するある種の微生物、たとえばStreptomyces sp. No.6907 (FERM BP−5809)、Streptomyces anulatus No.4811 (FERM BP−5808)、Streptomyces anulatus No.8703 (FERM BP−5810)、Actinoplanes utahensis IFO−13244、Actinoplanes utahensis ATCC 12301、Actinoplanes missenrieneses NRRL 12053、Oidiodendron sp. No.30084 (FERM BP−5943)、Verticillium sp. No.30085 (FERM BP−5944)など;などによって生産されるものを挙げることができる。
【0082】
この脱離反応は、通常、燐酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液などの溶媒または反応に悪影響を及ぼさない他の溶媒中で行われる。
【0083】
反応温度は特に限定されず、反応は、室温または加温下で行われる。
【0084】
製造法4
化合物(Ie)またはその塩は、化合物(Id)またはアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を化合物(II)またはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することができる。
【0085】
化合物(II)のカルボキシ基における好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性アミド、活性エステルなどを挙げることができる。反応性誘導体の好適な例としては、酸塩化物;酸アジ化物;置換された燐酸[たとえばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸など]、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、スルホン酸[たとえばメタンスルホン酸など]、脂肪族カルボン酸[たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロロ酢酸など]などの酸との混合酸無水物;芳香族カルボン酸[たとえば安息香酸など];対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾール、テトラゾールまたは1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールとの活性アミド;または活性エステル[たとえばシアノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ビニルエステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステルなど]、またはN−ヒドロキシ化合物[たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールなど]とのエステル;などを挙げることができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物(II)の種類に応じて任意に選択できる。
【0086】
化合物(II)およびその反応性誘導体の好適な塩としては、化合物(I)で示したのと同じものを挙げることができる。
【0087】
この反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば水、アルコール[たとえばメタノール、エタノールなど]、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン、または反応に悪影響を及ぼさない他の有機溶媒中で行われる。これらの慣用の溶媒を水と混合して用いてもよい。
【0088】
この反応において、化合物(II)が遊離酸またはその塩の形態で使用される場合、この反応は慣用の縮合剤の存在下で行われることが好ましく、縮合剤の例としては、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’−ジエチルカルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N’−カルボニルビス(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アルコキシ−2−クロロエチレン;トリアルキルホスファイト;ポリ燐酸エチル、ポリ燐酸イソプロピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩化チオニル;塩化オキサリル;ハロ蟻酸低級アルキル[たとえばクロロ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソプロピルなど];亜燐酸トリフェニル;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドを塩化チオニル、ホスゲン、クロロ蟻酸トリクロロメチル、オキシ塩化燐、塩化メタンスルホニルなどと反応させて調製されるいわゆるビルスマイヤー試薬;などを挙げることができる。
【0089】
この反応は、無機または有機の塩基、たとえばアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、ジ(低級)アルキルアミン(たとえばジイソプロピルエチルアミンなど)、トリ(低級)アルキルアミン(たとえばトリエチルアミンなど)、ピリジン、ジ(低級)アルキルアミノピリジン(たとえば4−ジメチルアミノピリジンなど)、N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミンなどの存在下で行われてもよい。
【0090】
反応温度は特に限定されず、通常、反応は、冷却ないし加温下で行われる。
【0091】
上記の製造法1ないし4によって得られた化合物は、粉末化、再結晶、カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、再沈殿などの慣用の方法で分離・精製することができる。
【0092】
上記の製造法1ないし4によって得られた化合物は、溶媒和化合物(たとえば水和物、エタノレートなど)として得られることもあり、その溶媒和化合物は本発明の範囲に含まれる。
【0093】
上記の製造法1ないし4によって得られた化合物の各々には、不斉炭素原子および二重結合に基づく光学異性体および幾何異性体などの立体異性体が1個またはそれ以上存在することがあるが、これらのすべての異性体およびそれらの混合物はこの発明の範囲に含まれる。
【0094】
上記の製造法1ないし4によって得られた化合物には、その結晶および非結晶形の両方が含まれる。
【0095】
上記の製造法1ないし4によって得られた化合物には、プロドラッグが含まれると理解されるものとする。
【0096】
上記の製造法1ないし4によって得られた化合物は、アゾ−ル(たとえばフルコナゾ−ル、イトラコナゾ−ルなど)またはポリエン(たとえばアンホテリシンBなど)などの既知の抗真菌剤と組み合わせて使用することができる。
【0097】
本書に引用された特許出願書および公報は引用によって組み込まれる。
【0098】
本発明の化合物(I)の生物学的特性
本発明のポリペプチド化合物(I)の有用性を示すために、代表的化合物の生物学的データを以下に説明する。
【0099】
試験(抗菌活性)
試験方法
坑真菌感受率アッセイを、米国臨床検査標準(NCCLS)によって推奨されたM27−A指針にしたがって微量希釈法により実施して、化合物のMICを決定した。
【0100】
L−グルタミンを有し、重炭酸ナトリウムを有しない、165mMモルホリンプロパンスルホン酸緩衝液(pH7.0)で緩衝したRPMI1640培地を試験培地として用いた。10CFU/mlの接種懸濁液を血球計算法により調製し、希釈して、約0.5×10〜2.5×10CFU/mlの接種サイズを得た。マイクロプレートを35℃でインキューベートし、増殖制御における増殖が良好である場合の示度を読み取った。MICを、目に見える増殖が観察されない最低濃度と定義した。
【0101】
試験結果
【表3】
[MIC(μg/ml)]
Figure 2004524318
【0102】
* 各々は下記の実施例8、9および10にしたがって調製された。
【0103】
試験結果から、本発明の化合物(I)が抗菌活性(特に抗真菌活性)を有することが認められる。
【0104】
より詳しくは、本発明のポリペプチド化合物(I)が抗真菌活性、特に下記の真菌に対する抗菌活性を有する。
【0105】
アクレモニウム;
アブシディア(たとえばアブシジア・コリムビフェラなど);
アスペルギルス(たとえばアスペルギルス・クラバタス、アスペルギルス・フラーブス、アスペルギルス・フミガーツス、アスペルギルス・ニデュランス、アスペルギルス・ニガー、アスペルギルス・テレウス、アスペルギルス・ベジルコロルなど);
ブラストミセス(たとえばブラストミセス・デルマチチジスなど);
カンジダ(たとえばカンジダ・アルビカンス、カンジダ・グラブラタ、カンジダ・ギリエルモンディ、カンジダ・ケフィール、カンジダ・クルセイ、カンジダ・パラシローシス、カンジダ・ステラトイデア、カンジダ・トロピカリス、カンジダ・ユチリスなど);
クラドスポリウム(たとえばクラドスポリウム・トリコイデスなど);
コクシジオイデス(たとえばコクシジオイデス・イミチスなど);
クリプトコッカス(たとえばクリプトコッカス・ネオフォルマンなど);
クンニングアメラ(たとえばクンニングアメラ・エレガンスなど);
皮膚糸状菌;
エキソフィアラ(たとえばエキソフィアラ・デルマチチジス、エキソフィアラ・スピニフェラなど);
エピデルモフィトン(たとえばエピデルモフィトン・フロッコーズムなど);
フォンセセア(たとえばフォンセセア・ペドロソイなど);
フザリウム(たとえばフザリウム・ソラニなど);
ゲオトリクム(たとえばゲオトリクム・カンジドゥムなど);
ヒストプラスマ(たとえばヒストプラスマ・カプスラーツム変異カプスラーツムなど);
マラセジア(たとえばマラセジア・フルフールなど);
ミクロスポルム(たとえばミクロスポルム・カニス、ミクロスポルム・ジプセウムなど);
ムコール;
パラコクシジオイデス(たとえばパラコクシジオイデス・ブラジリエンシスなど);
ペニシリウム(たとえばペニシリウム・マーネフェイなど);
フィアロフォラ;
ニューモシスチス(たとえばニューモシスチス・カリニなど);
プソイドアレシェリア(たとえばプソイドアレシェリア・ボイジーなど);
リゾプス(たとえばリゾプス・ミクロスポルス変異リゾポジホリミス、リゾプス・オリーゼなど);
サッカロミセス(たとえばサッカロミセス・セレビジエなど);
スコプラリオプシス;
スポロトリクス(たとえばスポロトリクス・シェンキーなど);
トリコフィトン(たとえばトリコフィトン・メンタグロフィテス、トリコフィトン・ルブルムなど);
トリコスポロン(たとえばトリコスポロン・アサヒイ、トリコスポロン・クタネウムなど)
【0106】
上記の真菌は、皮膚、毛髪、爪、口腔粘膜、胃腸管、気管支、肺、心内膜、脳、髄膜、泌尿器、腟部、口腔、眼球、全身、腎臓、気管支、心臓、外耳孔、骨、鼻腔、副鼻腔、脾臓、肝臓、皮下組織、リンパ管、胃腸、関節、筋肉、腱、肺内間質性形質細胞、血液などに種々の感染症を引き起こすことがよく知られている。
【0107】
したがって、本発明のポリペプチド化合物(I)は、種々の感染症、たとえば皮膚糸状菌症(たとえば白癬症など)、でん風、カンジダ症、クリプトコックス症、ゲオトリクム症、砂毛症、アスペルギルス症、ペニシリウム症、フザリウム症、接合菌症、スポロトリクス症、クロモミセス症、コクシジオイデス症、ヒストプラスマ症、ブラストミセス症、パラコクシジオイデス症、プソイドアレシェリアシス、足菌腫、真菌性角膜炎、耳真菌症、ニューモシスティス症、真菌血症などの予防および治療に有用である。
【0108】
フルコナゾ−ル、ボリコナゾ−ル、イトラコナゾ−ル、ケトコナゾ−ル、ミコナゾ−ル、ER30346およびSCH56592などのアゾ−ル;アンホテリシンBなどのポリエン、ニスタチン、リポサマルおよびその脂質、たとえばAbelcet、AmBisomeおよびAmphocil;フルシトシンなどのプリンまたはピリミジンヌクレオチド阻害剤;またはニッコマイシンなどのポリキシン、特に、ニッコマイシンZまたはニッコマイシンX;他のキチン阻害剤;ソルダリンおよびその類似物などの伸長因子阻害剤;プレダマイシンなどのマンナン阻害剤、XMP.97またはXMP.127などの殺菌/透過誘発(BPI)タンパク質生成物;またはCAN−296などの複合糖質抗真菌剤;またはタクロリムスなどの免疫抑制剤とポリペプチド化合物(I)またはその塩との併用は上記の感染症に対して有効である。
【0109】
本発明の医薬組成物は、ポリペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩を有効成分として、経腸;経肺(鼻または口腔吸入);経眼;外用(局所塗布);経口投与;非経口投与(皮下、静脈内および筋肉内を含む);吸入(計量式用量吸入器からのエーロゾルを含む);噴霧;または乾燥粉末吸入に適した有機または無機の担体または賦形剤と共に含有する医薬製剤の形態、たとえば固体、半固体または液体の形態で用いることができる。
【0110】
前記有効成分を、たとえば、顆粒、錠剤、糖剤、ペレット剤、トローチ、カプセル剤または坐剤などの固形状;クリーム;軟膏;エーロゾル;吸入用粉末;液剤、乳剤または注射用懸濁剤などの液状;摂取;点眼剤;および用途に適した他の形態を有する常用の無毒の医薬として許容される担体と共に調合してもよい。必要ならば、上記製剤に、安定化剤、増粘剤、湿潤剤、乳化剤および着色剤などの補助剤;香料または緩衝剤を配合してもよく、または他の常用のものを添加剤として用いてもよい。
【0111】
ポリペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩は、疾患の経過または症状に所望の抗菌作用をもたらすに十分な量が前記医薬組成物に含有される。
【0112】
前記組成物のヒトへの適用には、静脈内、筋肉内、経肺、経口、点眼投与または吸入によって適用するのが好ましい。ポリペプチド化合物(I)の治療有効用量は、治療を受ける個々の患者の年令および症状により変化し、それらにも依存するが、一般的に、静脈内投与の場合、ヒトの体重1kgにつき1日当たりポリペプチド化合物(I)の0.01〜400mgの範囲の量を、筋肉内投与の場合、ヒトの体重1kgにつき1日当たりポリペプチド化合物(I)の0.1〜20mgの範囲の量を、経口投与の場合、ヒトの体重1kgにつき1日当たりポリペプチド化合物(I)の0.5〜50mgの範囲の量を感染症の治療または予防に用いる。
【0113】
特にニューモシスチスカリニ感染症の治療または予防の場合には、下記のことに注意すべきである。
【0114】
吸入投与の場合、本発明の化合物は、製剤可能な粉末として加圧されてエーロゾル噴霧方式で好都合に送出されるので、この粉末組成物を、吸入粉末吸入器を用いて吸入してもよい。吸入用の好ましい送出方式は計量式用量吸入エーロゾル方式であって、このエーロゾルを、フルオロカーボンまたは炭化水素などの好適な噴射剤中の化合物の懸濁液または溶液として製剤してもよい。
【0115】
肺および気管支を直接治療するのが望ましいので、エーロゾル投与は好ましい投与方法である。特に感染が耳および他の体腔に拡散しているような場合には、吸入も望ましい方法である。
【0116】
また、点滴静脈内投与を用いて非経口投与を実施してもよい。
【0117】
静脈内投与の場合、好ましい医薬組成物は、ポリペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩を含有する凍結乾燥形態である。
【0118】
本発明の単位用量として、組成物に含有されるポリペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩の量は、0.1ないし400mg、より好ましくは、1ないし200mg、さらに好ましくは、5ないし100mgであって、具体的には、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95および100mgである。
【0119】
本発明は、さらに下記のものを提供する。
【0120】
包装材料と上記のように識別されて前記包装材料内に含まれる化合物(I)とからなる製品であって、前記化合物(I)は病原性微生物を要因とする感染症の予防または治療に有効であり、前記包装材料は、病原性微生物を要因とする感染症の予防または治療に前記化合物(I)を用いることができるまたは用いるべきであることを表示するラベルまたは文書から構成される。
【0121】
販売用包装製品は、上記のように識別される化合物(I)を含有する医薬組成物とそれに関連する文書から構成され、その文書には、病原性微生物を要因とする感染症の予防または治療に化合物(I)を用いることができるまたは用いるべきであることが明記されている。
【0122】
【実施例】
以下の製造例および実施例は、本発明をさらに詳しく説明するために示したものである。
【0123】
製造例1
Coleophoma sp. F−11899の発酵
顆粒状蔗糖4%、ファーマメディア(商標:綿実粉、トレイザーズプロテイン)2%、大豆粉2%、KHPO1.6%およびCaCO0.2%を含む水性種培地(160ml)を500mlのエルレンマイヤーフラスコに注ぎ、120℃で30分間滅菌した。
【0124】
斜面培養からフラスコにCeleophoma sp. F−11899の一白金耳を植菌した。フラスコを回転振盪器(260rpm、5.1cmストローク)により25℃で6日間振盪した。生じた種培養を、30リットルのジャーファーメンター中にデンプン加水分解物MAX1000TM6%、米ぬか油3%、大豆粉2%、麦芽ミール1%、KHPO0.5%、MgSO0.1%、アデカノールLG−109(消泡剤、旭電化株式会社)0.1%とシリコーンKM−70(消泡剤、信越化学株式会社)0.1%を含む20リットルの滅菌生産用培地に植菌した。20リットル/分の通気下に300rpmで攪拌しながら25℃で13日間発酵させた。
【0125】
製造例2
Streptomyces sp. No.6907のアシラーゼの生産
加工デンプンMS#3600TM6%、大豆ミール3%およびCaCO0.5%を含む水性種培地(160ml)を500mlのエルレンマイヤーフラスコに注ぎ、120℃で30分間滅菌した。
【0126】
斜面培養からフラスコにStreptomyces sp. No.6907の一白金耳を植菌した。フラスコを回転振盪器(260rpm、5.1cmストローク)により30℃で3日間振盪しながら培養した。生じた種培地を、30リットルのジャーファーメンター中に加工デンプンMS#3600TM6%、ポテトデンプン2%、乾燥酵母2%、CaCO0.5%、アデカノールLG−109(消泡剤、旭電化株式会社)0.1%とシリコーンKM−70(消泡剤、信越化学株式会社)0.1%を含む20リットルの滅菌生産用培地に植菌した。20リットル/分の通気下に300rpmで攪拌しながら30℃で7日間生産した。
【0127】
実施例1
製造例1で得られた培養液(20リットル)を間欠混合により40リットルのメタノールで抽出した。メタノール抽出物を珪藻土で濾過し、60リットルの水を加えた。混合物をダイヤイオンHP−20(三菱化学株式会社)のカラム(10リットル)に通した。カラムを60%メタノール水溶液(2容)で洗浄し、75%メタノール水溶液(8容)で溶離した。この溶離液(75リットル)を真空濃縮し、メタノール溶液と置換した。メタノール溶液(1.6リットル)に酢酸エチル(8リットル)を加え、沈殿物を得た。沈殿物を真空乾燥した。沈殿物をCHCl(25容)に0℃で懸濁した。懸濁液にEtSiH(10当量)を加え、トリフルオロ酢酸(100当量)を滴下した。次いで溶液を25℃で2ないし2.5時間攪拌した。NaCOでpH8.5ないし10に調製しながら、反応混合物をpH6.86緩衝液(30容)に0℃で徐々に注いだ。CHClを混合物から真空除去後、セパビーズSP−205(三菱化学株式会社)のカラムクロマトグラフィーに付した。カラムを水(5容)、20%メタノール水溶液(5容)と40%メタノール水溶液(5容)で洗浄し、60%メタノール水溶液(5容)と90%メタノール水溶液(5容)で溶離した。溶離液を水溶液に真空濃縮した。水溶液(600ml)に、製造例2で得られたStreptomyces sp. No.6907の発酵培養液(300ml)をメタノール(100ml)と共に加え、反応混合を37℃で3時間実施した。反応混合物を珪藻土で濾過した。濾液をダイヤイオンHP−20SS(三菱化学株式会社)のカラムに通した。カラムを5%メタノール水溶液(25容)で洗浄し、10%メタノール水溶液(20容)で溶離した。目的化合物(1)を含む画分を採取し、溶媒を真空留去して、目的化合物(1)を得た。
【0128】
実施例1で得られた目的化合物(1)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
性状:
両性物質
融点:
250−260℃(分解)
比旋光度:
[α]23 −15.0°(C: 0.5, HO)
分子式:
355217
分子量:
ESI−MASS (m/z) = 887 (M−H)
溶解度:
可溶:水、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
呈色反応:
陽性:ヨウ素蒸気反応
紫外線吸収スペクトル:
λwater max:277 nm
IR (KBr): 3300, 2950, 1670, 1630, 1520, 1440, 1270, 1250, 1090, 1040, 970 cm−1
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 1.04 (3H, t, J=7Hz), 1.24 (3H, d, J=6Hz), 1.69−1.90 (3H, m), 2.10−2.30 (2H, m), 2.39 (1H, dd, J=9および15Hz), 2.47 (1H, dd, J=4および15Hz), 2.50−2.60 (2H, m), 2.67−2.78 (2H, m), 3.14 (1H, m), 3.47 (1H, dd, J=7および10Hz), 3.55 (1H, m), 3.91−3.99 (2H, m), 4.65 (1H, dd, J=7および12Hz), 4.72 (1H, m), 4.97−5.03 (2H, m), 6.97 (1H, d, J=8Hz), 7.02 (1H, dd, J=2および8Hz), 7.22 (1H, d, J=2Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 11.0 (q), 19.1 (q), 23.7 (t), 27.7 (d), 37.68 (t), 37.75 (d), 37.78 (t), 39.4 (t), 39.6 (t), 52.5 (t), 53.2 (d), 55.0 (d), 56.3 (t), 57.6 (d), 58.1 (d), 61.6 (d), 67.1 (d), 68.2 (d), 69.2 (d), 70.7 (d), 72.3 (d), 75.2 (d), 118.0 (d), 124.3 (d), 128.4 (d), 130.4 (s), 139.2 (s), 147.2 (s), 169.4 (s), 170.8 (s), 172.1 (s), 172.4 (s), 174.5 (s), 176.1 (s)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(1)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0129】
【化17】
Figure 2004524318
【0130】
実施例2
製造例1で得られた培養液(20リットル)を間欠混合により40リットルのメタノールで抽出した。メタノール抽出物を珪藻土で濾過し、40リットルの水を加えた。混合物をダイヤイオンHP−20(三菱化学株式会社)のカラム(10リットル)に通した。カラムを60%メタノール水溶液で洗浄し、75%メタノール水溶液で溶離した。この溶離液を水溶液(2.5リットル)に真空濃縮した。水溶液に、製造例2で得られたStreptomyces sp. No.6907の700mlの発酵培養液を、250mlのメタノールと共に加え、反応を37℃で6時間実施した。78%硫酸で反応を停止し、次いでpHを3.5に調整した。反応混合物を珪藻土で濾過した。濾液(3.4リットル)を2リットルに真空濃縮し、次いで溶液をセパビーズSP−207(三菱化学株式会社)のカラム(6リットル)に通した。カラムを5%メタノール水溶液および15%メタノール水溶液で洗浄し、次いで30%メタノール水溶液で洗浄した。溶離液(30リットル)を水溶液(5リットル)に真空濃縮し、YMCゲル(ODS−AM 120 S−50、YMC株式会社)のカラム(1リットル)に付した。カラムを、0.05%燐酸を含む3%メタノール水溶液で洗浄し、0.05%燐酸を含む5%メタノールで溶離した。溶離液(3リットル)を水溶液(1.2リットル)に真空濃縮し、次いでYMCゲル(ODS−AM 120 S−50、YMC株式会社)のカラムに適用した。水で洗浄後、活性画分を80%メタノール水溶液で溶離した。溶離液(1.1リットル)を水溶液に真空濃縮し、凍結乾燥して、目的化合物(2)(80mg)を無色粉末として得た。
【0131】
実施例2で得られた目的化合物(2)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
性状:
両性物質
融点:
215−220℃(分解)
比旋光度:
[α]23 −5.0°(C: 0.5, HO)
分子式:
355220
元素分析:C355220S・11H
計算値:C 37.04, H 6.57, N 9.87 (%)
実測値:C 37.12, H 6.06, N 9.94 (%)
分子量:
ESI−MASS (m/z) = 935 (M−H)
溶解度:
可溶:メタノール、水
わずかに可溶:エタノール
不溶:酢酸エチル、アセトン
呈色反応:
陽性:ヨウ素蒸気反応、硫酸セリウム反応、ニンヒドリン反応
紫外線吸収スペクトル:
λmethanol max(E1% 1cm): 210, 280 nm
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 1.02 (3H, t, J=7Hz), 1.23 (3H, d, J=6Hz), 2.00 (1H, m), 2.32−2.45 (3H, m), 2.57 (1H, m), 2.76 (2H, m), 3.46 (1H, m), 3.89−3.95 (2H, m), 4.05−4.13 (2H, m), 4.19−4.30 (3H, m), 4.36−4.50 (6H, m), 4.58 (1H, m), 4.93 (1H, d, J=6Hz), 5.02 (1H, d, J=4Hz), 5.40 (1H, d, J=3Hz), 6.98 (1H, d, J=8Hz), 7.03 (1H, dd, J=2および8Hz), 7.26 (1H, d, J=2Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 11.2 (q), 19.2 (q), 31.6 (t), 37.7 (d), 39.4 (t), 39.7 (t), 52.7 (t), 53.2 (d), 53.3 (t), 54.8 (d), 57.5 (d), 57.8 (d), 65.0 (d), 67.2 (d), 67.3 (d), 69.1 (d), 70.7 (d), 71.6 (d), 72.4 (d), 74.7 (d), 75.2 (d), 75.8 (d), 118.0 (d), 124.3 (d), 128.6 (d), 130.5 (s), 139.3 (s), 147.3 (s), 169.2 (s), 169.8 (s), 172.2 (s), 172.3 (s), 173.2 (s), 176.1 (s)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(2)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0132】
【化18】
Figure 2004524318
【0133】
実施例3
製造例1で得られた培養液(20リットル)を間欠混合により40リットルのメタノールで抽出した。メタノール抽出物を珪藻土で濾過し、60リットルの水を加えた。混合物をダイヤイオンHP−20(三菱化学株式会社)のカラム(10リットル)に通した。カラムを60%メタノール水溶液で洗浄し、75%メタノール水溶液(8容)で溶離した。この溶離液(75リットル)を真空濃縮し、メタノール溶液と置換した。メタノール溶液(1.6リットル)に酢酸エチル(8リットル)を加え、沈殿物を得た。沈殿物を真空乾燥した。沈殿物をCHCl(25容)に0℃で懸濁した。懸濁液にEtSiH(10当量)を加え、トリフルオロ酢酸(100当量)を滴下した。次いで溶液を25℃で2ないし2.5時間攪拌した。NaCOでpH8.5ないし10に調製しながら、反応混合物をpH6.86緩衝液(30容)に0℃で徐々に注いだ。CHClを混合物から真空除去後、セパビーズSP−205(三菱化学株式会社)のカラムクロマトグラフィーに付した。カラムを水(5容)、20%メタノール水溶液(5容)と40%メタノール水溶液(5容)で洗浄した。溶離液を水溶液に真空濃縮した。水溶液(600ml)に、製造例2で得られたStreptomyces sp. No.6907の発酵培養液(300ml)をメタノール(100ml)と共に加え、反応混合を37℃で3時間実施した。反応混合物を珪藻土で濾過した。濾液をダイヤイオンHP−20SS(三菱化学株式会社)のカラムに通した。カラムを水(5容)で洗浄し、5%メタノール水溶液(25容)で溶離した。目的化合物(3)を含む画分を採取し、溶媒を真空留去して、目的化合物(3)を得た。
【0134】
実施例3で得られた目的化合物(3)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
性状:
両性物質
融点:
255−260℃(分解)
比旋光度:
[α]23 −14.0°(C: 0.5, HO)
分子式:
345017
分子量:
ESI−MASS (m/z) = 873 (M−H)
溶解度:
可溶:水、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
呈色反応:
陽性:ヨウ素蒸気反応
紫外線吸収スペクトル:
λwater max:277 nm
IR (KBr): 3300, 2960, 1680, 1630, 1510, 1450, 1270, 1240, 960 cm−1
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 1.04 (3H, t, J=7Hz), 1.68−1.87 (3H, m), 2.11−2.25 (2H, m), 2.10−2.30 (2H, m), 2.39 (1H, dd, J=9および15Hz), 2.45−2.60 (3H, m), 2.67−2.80 (2H, m), 3.15 (1H, m), 3.44−3.55 (2H, m), 3.87−4.00 (4H, m), 4.05 (1H, dd, J=4および8Hz), 4.21 (1H, dd, J=5および12Hz), 4.27−4.33 (2H, m), 4.42 (1H, br d, J=2Hz), 4.46 (1H, m), 4.52 (1H, m), 4.67 (1H, dd, J=7および11Hz), 4.72 (1H, m), 4.99−5.03 (2H, m), 6.97 (1H, d, J=8Hz), 7.02 (1H, dd, J=2および8Hz), 7.21 (1H, d, J=2Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 11.0 (q), 23.8 (t), 27.9 (t), 37.7 (d), 37.7 (t), 38.1 (t), 39.4 (t), 39.5 (t), 52.5 (t), 53.5 (d), 55.0 (d), 55.2 (d), 56.2 (t), 57.8 (d), 61.5 (d), 61.6 (t), 68.3 (d), 69.4 (d), 70.7 (d), 72.3 (d), 75.2 (d), 118.0 (d), 124.3 (d), 128.4 (d), 130.4 (s), 139.2 (s), 147.2 (s), 169.4 (s), 170.4 (s), 171.5 (s), 172.1 (s), 172.4 (s), 174.6 (s), 176.2 (s)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(3)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0135】
【化19】
Figure 2004524318
【0136】
実施例4、5、6および7
製造例1で得られた培養液(20リットル)を混合によりメタノール(40リットル)で抽出した。メタノール抽出物を珪藻土で濾過し、水(60リットル)を加えた。混合物をダイヤイオンHP−20(三菱化学株式会社)のカラムに通した。カラムを60%メタノール水溶液(2容)で洗浄し、75%メタノール水溶液(8容)で溶離した。この溶離液を水溶液に真空濃縮した。水溶液(600ml)に、製造例2で得られたStreptomyces sp. No.6907の発酵培養液(300ml)をメタノール(100ml)と共に加え、反応を37℃で3時間実施した。反応混合物を珪藻土で濾過した。濾液をダイヤイオンHP−20SS(三菱化学株式会社)のカラムに通した。カラムを水(5容)で溶離した。目的化合物を含む画分を採取し、SP−207(三菱化学株式会社)のカラムに通した。カラムを5%メタノール水溶液(5容)で洗浄し、10%メタノール水溶液(5容)で洗浄した。この溶離液を水溶液に真空濃縮した。この水溶液を、ダイソーパックC18 120BP(20φ×250mm;ダイソー株式会社)のカラムに通し、0.1%HPOを含む3%メタノール水溶液で溶離した。(目的化合物(4)、目的化合物(5)、目的化合物(6)および目的化合物(7)の保持時間は、それぞれ25.3分、29.8分、35.0分および40.6分であった。)目的化合物を含む画分を採取し、溶媒を真空留去した。濃縮溶液を、ダイソーパックC18 120BP(20φ×250mm;ダイソー株式会社)のカラムに通した。カラムを水で洗浄し、3%水溶液で溶離した。溶離液から溶媒を真空留去した。最終的に、目的化合物(4)、目的化合物(5)、目的化合物(6)および目的化合物(7)の各々を得た。
【0137】
実施例4で得られた目的化合物(4)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
融点:
170−180℃(分解)
比旋光度:
[α]23 −38°(C: 0.5, HO)
分子式:
355217
分子量:
分子量:856.83
ESI−MASS (m/z): 857 (M+H), ESI−MASS (m/z): 855 (M−H)
溶解度:
可溶:水、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
赤外線スペクトル
νmax (KBr): 3350, 2980, 2940, 1660, 1630, 1530, 1450, 1280, 1240, 1120, 1080 cm−1
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 6.91 (1H, d, J=8Hz), 6.84 (1H, d, J=2Hz), 6.71 (1H, dd, J=8および2Hz), 5.39 (1H, d, J=3Hz), 5.04 (1H, br d, J=3Hz), 4.91 (1H, d, J=6Hz), 4.72 (1H, m), 4.62 (1H, m), 4.53 (1H, dd, J=12およびl7Hz), 4.44−4.35 (4H, m), 4.26 (1H, d, J=5Hz), 4.21−4.17 (2H, m), 4.10−4.04 (2H, m), 3.93−3.87 (2H, m), 3.38 (1H, dd, J=10および6Hz), 2.58−2.31 (5H, m), 2.14 (1H, m), 2.00 (1H, m), 1.24 (3H, d, J=6Hz), 0.62 (3H, d, J=7Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 176.2 (s), 173.8 (s), 172.3 (s), 172.2 (s), 172.1 (s), 170.0 (s), 169.1 (s), 145.0 (s), 144.8 (s), 132.4 (s), 120.5 (d), 116.9 (d), 115.3 (d), 75.9 (d), 75.3 (d), 75.1 (d), 74.6 (d), 70.8 (d), 70.8 (d), 69.2 (d), 67.2 (d), 61.7 (d), 58.0 (d), 56.2 (t), 55.6 (d), 54.8 (d), 53.2 (d), 52.7 (t), 39.7 (t), 37.6 (d), 37.4 (t), 31.7 (t), 19.2 (q), 11.2 (q)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(4)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0138】
【化20】
Figure 2004524318
【0139】
実施例5で得られた目的化合物(5)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
融点:
190−200℃(分解)
比旋光度:
[α](23℃) −21°(C: 0.5, HO)
分子式:
355221
分子量:
分子量:952.89
ESI−MASS (m/z): 951 (M−H)
溶解度:
可溶:水、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
赤外線スペクトル
νmax (KBr): 3370, 2940, 1670, 1630, 1540, 1520, 1440, 1270, 1240, 1120, 1080, 1050 cm−1
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 7.28 (1H, d, J=2Hz), 7.12 (1H, dd, J=8および2Hz), 7.04 (1H, d, J=8Hz), 5.37 (1H, d, J=3Hz), 5.01 (1H, br d, J=3Hz), 4.96 (1H, d, J=5Hz), 4.72 (1H, m), 4.65−4.53 (3H, m), 4.48−4.42 (3H, m), 4.35 (1H, d, J=4Hz), 4.23−4.20 (2H, m), 4.08−4.03 (2H, m), 3.98−3.90 (2H, m), 3.83 (1H, dd, J=11および7Hz), 3.64 (1H, dd, J=11および7Hz), 3.58 (1H, dd, J=11および8Hz), 2.69 (1H, m), 2.55−2.30 (4H, m), 2.13 (1H, m), 2.01 (1H, m), 1.25 (3H, d, J=6Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 176.2 (s), 174.0 (s), 172.2 (s), 171.8 (s), 171.7 (s), 169.7 (s), 169.3 (s), 148.9 (s), 139.4 (s), 132.3 (s), 126.1 (d), 122.5 (d), 118.3 (d), 75.9 (d), 75.0 (d), 74.9 (d), 72.7 (d), 70.8 (d), 70.7 (d), 69.2 (d), 68.5 (d), 67.1 (d), 61.7 (d), 59.0 (t), 58.0 (d), 56.2 (t), 56.0 (d), 54.9 (d), 53.1 (d), 48.7 (t), 45.2 (d), 39.7 (t), 37.5 (t), 31.4 (t), 19.3 (q)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(5)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0140】
【化21】
Figure 2004524318
【0141】
実施例6で得られた目的化合物(6)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
融点:
160−170℃(分解)
比旋光度:
[α](23℃) −15°(C: 0.5, HO)
分子式:
355221
分子量:
分子量:952.89
ESI−MASS (m/z): 951 (M−H)
溶解度:
可溶:水、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
赤外線スペクトル
νmax (KBr): 3360, 2980, 2940, 1670, 1630, 1520, 1440, 1270, 1080, 1050 cm−1
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 7.37 (1H, d, J=2Hz), 7.14 (1H, dd, J=8および2Hz), 7.05 (1H, d, J=8Hz), 5.37 (1H, d, J=3Hz), 4.98 (1H, br d, J=3Hz), 4.92 (1H, d, J=6Hz), 4.55 (1H, m), 4.52 (1H, d, J=8Hz), 4.46−4.36 (5H, m), 4.28 (1H, d, J=5Hz), 4.25−4.17 (3H, m), 4.12−4.04 (2H, m), 3.96−3.88 (2H, m), 3.41 (1H, dd, J=10および7Hz), 2.56 (1H, m), 2.46−2.29 (3H, m), 1.99 (1H, m), 1.25 (3H, d, J=6Hz), 1.00 (3H, d, J=7Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 176.2 (s), 172.8 (s), 172.3 (s), 172.2 (s), 171.8 (s), 169.8 (s), 169.3 (s), 148.9 (s), 139.5 (s), 132.5 (s), 126.4 (d), 122.3 (d), 118.3 (d), 76.0 (d), 74.97 (d), 74.95 (d), 74.95 (d), 74.6 (d), 71.6 (d), 70.8 (d), 69.1 (d), 67.3 (d), 67.1 (d), 64.9 (d), 57.5 (d), 56.5 (d), 54.8 (d), 53.3 (t), 53.2 (d), 52.7 (t), 39.7 (t), 37.7 (d), 31.5 (t), 19.3 (q), 11.2 (q)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(6)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0142】
【化22】
Figure 2004524318
【0143】
実施例7で得られた目的化合物(7)は下記の物理化学的性質を有する。
外観:
白色粉末
融点:
150−155℃(分解)
比旋光度:
[α](23℃) −29°(C: 0.5, HO)
分子式:
345020
分子量:
分子量:922.88
ESI−MASS (m/z): 921 (M−H)
溶解度:
可溶:水、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
赤外線スペクトル:
νmax (KBr): 3360, 2940, 1670, 1630, 1520, 1450, 1270, 1240, 1080, 1050
cm−1
H−NMR (DO, 500 MHz)
δ: 7.28 (1H, d, J=2Hz), 7.12 (1H, dd, J=8および2Hz), 7.04 (1H, d, J=8Hz), 5.35 (1H, d, J=4Hz), 5.03 (1H, m), 4.91 (1H, d, J=6Hz), 4.72 (1H, m), 4.57 (1H, dd, J=11および7Hz), 4.49 (1H, d, J=8Hz), 4.43−4.33 (3H, m), 4.30 (1H, d, J=5Hz), 4.25 (1H, m), 4.20 (1H, br d, J=2Hz), 4.16 (1H, dd, J=11および4Hz), 4.07−4.00 (2H, m), 3.95−3.85 (3H, m), 3.38 (1H, dd, J=10および7Hz), 2.60−2.34 (5H, m), 2.12 (1H, m), 2.01 (1H, m), 1.0 (3H, d, J=7Hz)
13C−NMR (DO, 125 MHz)
δ: 176.2 (s), 174.0 (s), 172.2 (s), 172.0 (s), 171.6 (s), 169.3 (s), 169.2 (s), 148.9 (s), 139.4 (s), 132.3 (s), 126.0 (d), 122.4 (d), 118.3 (s), 76.3 (d), 74.94 (d), 74.91 (d), 74.5 (d), 70.8 (d), 70.7 (d), 69.5 (d), 67.2 (d), 61.6 (d), 61.6 (t), 56.1 (t), 56.1 (d), 55.3 (d), 54.9 (d), 53.3 (d), 52.7 (t), 39.6 (t), 37.8 (d), 37.5 (t), 31.7 (t), 11.2 (q)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(7)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0144】
【化23】
Figure 2004524318
【0145】
実施例8
実施例1の目的化合物(1)(155mg)と4−[5−(4−ペンチルオキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]安息香酸・ベンゾトリアゾール−1イルエステル(89.9mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5ml)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.046ml)を加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで粉末化した。沈殿物を濾取し、減圧乾燥した。粉末をpH6.86緩衝液に溶解し、水中35%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(YMCゲル・ODS−AM・S−50(商標:山村化学研究所製))カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物(8)を含む画分を合わせ、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(8)(185mg)を得た。
IR (KBr): 3365.2, 1658.5, 1635.3, 1257.4, 1045.2 cm−1
MASS (m/z): 1220 (M−Na)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(8)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0146】
【化24】
Figure 2004524318
【0147】
実施例9
実施例2の目的化合物(2)(400mg)と4−[5−(4−ペンチルオキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]安息香酸・ベンゾトリアゾール−1イルエステル(220mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.112ml)を加え、室温で7時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで粉末化した。沈殿物を濾取し、減圧乾燥した。粉末を水に溶解し、水を溶離溶媒として用いるイオン交換樹脂(DOWEX−50WX4(商標:ダウケミカル社製))カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物(9)を含む画分を合わせ、水中18%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(YMCゲル・ODS−AM・S−50(商標:山村化学研究所製))カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物(9)を含む画分を合わせ、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(9)(309mg)を得た。
IR (KBr): 3347.8, 1664.3, 1627.6, 1508.1, 1438.6, 1257.4, 1047.2 cm−1
NMR (DMSO−d, δ): 0.91 (3H, d, J=7.1Hz), 0.98 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.9Hz), 1.2−1.5 (4H, m), 1.6−2.6 (6H, m), 3.20 (1H, m), 3.6−4.5 (17H, m), 4.6−5.6 (12H, m), 6.71 (1H, d, J=8.1Hz), 6.79 (1H, s), 6.82 (1H, d, J=8.1Hz), 7.10 (1H, s), 7.12 (2H, d, J=8.9Hz), 7.2−7.6 (4H, m), 7.85 (2H, d, J=8.9Hz), 7.9−8.2 (5H, m), 8.35 (1H, d, J=8.8Hz), 8.73 (1H, m), 8.89 (1H, d, J=7.9Hz)
MASS (m/z): 1268 (M−Na)
元素分析:C567023S・8H
計算値:C 46.83, H 6.03, N 8.78 (%)
実測値:C 46.79, H 5.96, N 8.74 (%)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(9)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0148】
【化25】
Figure 2004524318
【0149】
実施例10
実施例3の目的化合物(3)(150mg)と4−[5−(4−ペンチルオキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]安息香酸・ベンゾトリアゾール−1イルエステル(88.4mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5ml)中の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.045ml)を加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで粉末化した。沈殿物を濾取し、減圧乾燥した。粉末をpH6.86緩衝液に溶解し、水中35%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(YMCゲル・ODS−AM・S−50(商標:山村化学研究所製))カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物(10)を含む画分を合わせ、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(10)(160mg)を得た。
IR (KBr): 3365.2, 1664.3, 1635.3, 1257.4, 1045.2 cm−1
MASS (m/z): 1206 (M−Na)
上記の物理化学的性質の分析から、またさらなる化学構造確認調査の結果から、目的化合物(10)の化学構造を確認し、下記のように定めた。
【0150】
【化26】
Figure 2004524318

Claims (8)

  1. 下記の一般式(I)
    Figure 2004524318
    [式中、Rは水素またはアシル基、
    、R、R、RおよびRはそれぞれ個別に水素またはヒドロキシ基、
    は水素または低級アルキル基、
    をそれぞれ意味する。]
    で表されるポリペプチド化合物またはその塩。
  2. 下記の一般式(I)
    Figure 2004524318
    [式中、Rは水素またはアシル基、
    、R、R、RおよびRはそれぞれ個別に水素またはヒドロキシ基、
    は水素または低級アルキル基、
    をそれぞれ意味する。]
    で表されるポリペプチド化合物またはその塩の製造法であって、
    i) 式(Ia)
    Figure 2004524318
    (式中、R、RおよびRはそれぞれ個別に水素またはヒドロキシ基、
    およびR はヒドロキシ基、
    は水素または低級アルキル基、
    をそれぞれ意味する。)
    で表される化合物またはその塩を生産可能なColeophoma属に属する菌株を栄養培地内で発酵させ、化合物(Ia)またはその塩を回収して、化合物(Ia)またはその塩を得るか、または
    ii) 化合物(Ia)またはその塩を還元して、式(Ib)
    Figure 2004524318
    (式中、R、R、RおよびRは前記定義の通りであり、
    およびR は水素を意味する。)
    で表される化合物またはその塩を得るか、または、
    iii) 化合物(Ic)
    Figure 2004524318
    (式中、R、R、RおよびRは前記定義の通りであり、
    およびRはそれぞれ個別に水素またはヒドロキシ基を意味する。)
    またはその塩をN−アシル基の脱離反応に付して、化合物(Id)
    Figure 2004524318
    (式中、R、R、R、R、RおよびRは前記定義の通りである。)
    またはその塩を得るか、または
    iv) 化合物(Id)またはその塩を式(II)
    【化7】
    −OH (II)
    で表される化合物またはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩と反応させて、式(Ie)
    Figure 2004524318
    (式中、R、R、R、R、RおよびRは前記定義の通りであり、
    はパルミトイル以外のアシル基を意味する。)
    で表される化合物またはその塩を得ることを特徴とする前記製造法。
  3. 医薬として許容される担体または賦形剤と共に、請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩を有効成分として含有する医薬組成物。
  4. 請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩の医薬の製造への使用。
  5. 医薬として用いられる請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩。
  6. 請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩をヒトまたは動物に投与することからなる、病原微生物を要因とする感染症の予防および/または治療方法。
  7. 請求項3に記載の医薬組成物とそれに関連する文書から構成される販売用包装製品であって、その文書には、感染症の予防または治療に前記医薬組成物を用いることができるまたは用いるべきであることが明記されている。
  8. 包装材料と、請求項1で識別されて前記包装材料内に含まれる化合物(I)とからなる製品であって、前記化合物(I)は感染症の予防または治療に有効であり、前記包装材料は、感染症の予防または治療に前記化合物(I)を用いることができるまたは用いるべきであることを表示するラベルまたは文書から構成される。
JP2002567966A 2001-02-26 2002-02-25 エチノカンジン誘導体およびその医薬組成物および医薬としての用途 Abandoned JP2004524318A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPR3363A AUPR336301A0 (en) 2001-02-26 2001-02-26 New compound
AUPR3364A AUPR336401A0 (en) 2001-02-26 2001-02-26 New compound
PCT/JP2002/001677 WO2002068456A1 (en) 2001-02-26 2002-02-25 Echinocandin derivatives, pharmaceutical compositions containing same and use thereof as drugs

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004524318A true JP2004524318A (ja) 2004-08-12

Family

ID=25646599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002567966A Abandoned JP2004524318A (ja) 2001-02-26 2002-02-25 エチノカンジン誘導体およびその医薬組成物および医薬としての用途

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20040082757A1 (ja)
EP (1) EP1366065A1 (ja)
JP (1) JP2004524318A (ja)
WO (1) WO2002068456A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519245A (ja) * 2006-10-16 2009-05-14 テバ ジョジセルジャール ザ−トケルエン ムケド レ−スベニュタ−ルシャシャ−グ エキノカンジン型化合物の精製方法
JP2013538833A (ja) * 2010-09-30 2013-10-17 上海天偉生物制薬有限公司 環状リポペプチド化合物又はその塩の精製方法
JP2013538832A (ja) * 2010-09-29 2013-10-17 上海天偉生物制薬有限公司 環状リポペプチド化合物又はその塩の精製方法
JP2015512898A (ja) * 2012-03-30 2015-04-30 シャンハイ テックウェル バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッドShanghai Techwell Biopharmaceutical Co.,Ltd 高純度シクロペプチド化合物およびその製造方法と使用
JP2015512899A (ja) * 2012-03-30 2015-04-30 シャンハイ テックウェル バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッドShanghai Techwell Biopharmaceutical Co.,Ltd シクロペプチド系化合物の水和物およびその製造方法と使用
JP2015516947A (ja) * 2012-03-30 2015-06-18 シャンハイ テックウェル バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッドShanghai Techwell Biopharmaceutical Co.,Ltd 高純度のシクロペプチド系物質の結晶およびその製造方法と使用

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003903205A0 (en) * 2003-06-23 2003-07-10 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. New compound
JP2014088326A (ja) * 2011-02-22 2014-05-15 Astellas Pharma Inc ポリペプチド化合物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1182812A (en) * 1979-12-13 1985-02-19 Bernard J. Abbott Process for the preparation of derivatives of cyclic peptide nuclei
EP0311193B1 (en) * 1987-10-07 1993-12-01 Merck & Co. Inc. Antifungal fermentation product
GB8925593D0 (en) * 1989-11-13 1990-01-04 Fujisawa Pharmaceutical Co Fr901379 substance and preparation thereof
FI912873A7 (fi) * 1990-06-18 1991-12-19 Fujisawa Pharmaceutical Co Uusi polypeptidiyhdiste ja menetelmä sen valmistamiseksi
US6258823B1 (en) * 1996-07-12 2001-07-10 Ariad Pharmaceuticals, Inc. Materials and method for treating or preventing pathogenic fungal infection
AUPO371596A0 (en) * 1996-11-19 1996-12-12 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. New compound
AUPO691897A0 (en) * 1997-05-21 1997-06-12 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. New compound

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519245A (ja) * 2006-10-16 2009-05-14 テバ ジョジセルジャール ザ−トケルエン ムケド レ−スベニュタ−ルシャシャ−グ エキノカンジン型化合物の精製方法
JP2013538832A (ja) * 2010-09-29 2013-10-17 上海天偉生物制薬有限公司 環状リポペプチド化合物又はその塩の精製方法
JP2013538833A (ja) * 2010-09-30 2013-10-17 上海天偉生物制薬有限公司 環状リポペプチド化合物又はその塩の精製方法
JP2015512898A (ja) * 2012-03-30 2015-04-30 シャンハイ テックウェル バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッドShanghai Techwell Biopharmaceutical Co.,Ltd 高純度シクロペプチド化合物およびその製造方法と使用
JP2015512899A (ja) * 2012-03-30 2015-04-30 シャンハイ テックウェル バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッドShanghai Techwell Biopharmaceutical Co.,Ltd シクロペプチド系化合物の水和物およびその製造方法と使用
JP2015516947A (ja) * 2012-03-30 2015-06-18 シャンハイ テックウェル バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッドShanghai Techwell Biopharmaceutical Co.,Ltd 高純度のシクロペプチド系物質の結晶およびその製造方法と使用

Also Published As

Publication number Publication date
US20040082757A1 (en) 2004-04-29
EP1366065A1 (en) 2003-12-03
WO2002068456A1 (en) 2002-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2108342C1 (ru) Циклопептид или его фармацевтически приемлемая соль, способы получения и фармацевтическая композиция
DK173802B1 (da) Præparat til behandling af Pneumocystis carinii infeksioner og anvendelse af et cyclohexapeptid til fremstilling af et lægemiddel mod Pneumocystis carinii infektioner
EP0486011A2 (en) Pharmaceutical composition against Pneumocystis carinii
JP2004524318A (ja) エチノカンジン誘導体およびその医薬組成物および医薬としての用途
EP1198470A1 (en) Pseudomycin prodrugs
US6331521B1 (en) Echinocandine derivatives with antimicrobial activity
JPH08509728A (ja) シクロヘキサペプチジルプロパノールアミン化合物
US6399567B1 (en) Cyclic hexapeptides having antibiotic activity
EP0584360B1 (en) Wf11243 substance
EP1200460A1 (en) Pseudomycin n-acyl side-chain analogs
USH1638H (en) Use of the polypeptide compound
KR100474161B1 (ko) 에어로트리신 유도체, 이의 제조 방법 및 이를 함유하는 약학조성물
WO2001041534A2 (en) Pseudomycin phosphate prodrugs
WO2005005463A1 (en) Antifungal cyclic lipopeptides
JP2661367B2 (ja) Wf11243物質
WO2001005816A1 (en) Amine-modified pseudomycin compounds
MXPA02000312A (es) Analogos de amida y ester de pseudomicina.
JPH05112599A (ja) Wf11243物質、その製法及び生物学的利用
JPH1045617A (ja) 抗原虫剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050217

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050308

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050520

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060913