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JP2004511265A - 光学発光する喉頭鏡 - Google Patents

光学発光する喉頭鏡 Download PDF

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JP2004511265A
JP2004511265A JP2001575888A JP2001575888A JP2004511265A JP 2004511265 A JP2004511265 A JP 2004511265A JP 2001575888 A JP2001575888 A JP 2001575888A JP 2001575888 A JP2001575888 A JP 2001575888A JP 2004511265 A JP2004511265 A JP 2004511265A
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Abstract

本発明は光学発光する喉頭鏡に関し、2つの独立した管路(3,4)を含み、上記管路の一方が空で、もう一方が光学素子(12)を有する本体(1)からなる。上記本体はまっすぐな部分と、それに続く湾曲した解剖学的部分を有し、先端は挿入された口腔気管チューブの方向を促す3つの壁(16)となっている。上記喉頭鏡の動きは、光学素子(12)を介して拡大レンズ(6)により実像で観察でき、光学誘導は透明板(30)により保護される。これにより口腔気管チューブ(15)を正確な位置に置くことを可能とする。本発明は、手術室、緊急病棟、外来患者部門等における口腔気管挿管に用いられる。喉頭鏡(31)の本体は光学素子(12)を有する1つの管路(4)からなるものでもよい。

Description

[発明の対象]
本発明の対象である光学的光を放射する喉頭鏡は、手術室や緊急病棟、外来患者、その他の類似施設において、口腔気管もしくは鼻気管への管の挿入に用いられる気管内部を視覚化する光学手段を備えた医療装置である。さらに、本発明は単純で有効なものであるため、口腔気管もしくは鼻気管の管挿入が必要なあらゆるタイプの環境で使用してもよい。
【0001】
[技術の詳細な説明]
現在の技術では、口腔気管または鼻気管挿管に用いられるシステムがいくつか用いられているが、それぞれ体内の舌を保持するのに異なる用具を用いている。これにより、呼吸路上のものが除かれ、気管への通路を得るための適切なチューブの挿入ができるので、自動的な呼吸が可能になる。
【0002】
いくつかの代替技術があり、外科的方法と非外科的方法との大きく2つに分類されるが、前者は可能であればできるだけ避けられる。それは、非外科的方法を完成させる傾向があることと、商品と技術の系列が、現在、口腔気管または鼻気管挿管を可能とするために用いられているからである。
【0003】
喉頭のある気管の開口部地点および食道の入り口に近いという解剖学的な位置から、上記の入り口が見えにくいため、患者に人口呼吸器の使用を可能とするチューブの挿入は複雑なものとなっている。これにより、気管内チューブを気管でなく食道内に導入してしまうという高い危険性を伴い、もしチューブが気管へ挿入されずに食道から引き出されなかった場合、死亡の危険がある。
【0004】
現在使用されている患者の気道を確保する手段は、これとは異なる危険性があり、それも同様に死亡の可能性を高めるものである。これらの挿管装置は、通常極限の状況、すなわち、時間が非常に重要な要素となる場合や、まったく完璧に挿入処理を行わなければならないという状況で使われる。しかしまた、計画的な手術室での手術でも、危険なく用いられる事も明らかである。
【0005】
上に挙げたとおり、人の患者の挿管において、異なるガイドや喉頭鏡が用いられている。最も広く使用されているもの、および知られているが使用するのが危険であるため不使用となっている他のものを以下に示す。
【0006】
最も広く使用される喉頭鏡はブレードタイプのものであり、ハンドル、およびそれに垂直なブレードもしくはガイドからなる。これは米国特許US5003962の場合であり、互いの角度がまっすぐな3つの部分からなるブレードである。それにもかかわらず、気管の開口部が見えないブラインド挿管というブレードの主な問題は解決されていない。そして、さらにこれは首を不自然に曲げなければならない。米国特許US5349943には、ルイスにより、他の、ブレードのついた喉頭鏡が記載されており、この場合、この喉頭鏡の一方の端部に鏡を有しているので、首はそれほど曲げなくてもよい。この鏡により、喉頭鏡の使用者、通常は医者が反転した像を見ることができるが、これが気管内チューブの導入を遅らせている。前の喉頭鏡にこのような改良がなされたにもかかわらず、まだブラインド挿管をしなければならない。
【0007】
見えないままで挿管を行うことを避けるための、光ファイバーを組み込んだ喉頭鏡もあるが、光ファイバーを使用することで製品が非常に高価になっている。一つの光ファイバーを含む喉頭鏡が、アプシャー(Upsher)による特許出願EP0030014に記載されている。光ファイバーの主な問題点はその値段であり、それはコストを適正化するために喉頭鏡を再使用しなければならないことを意味する。これら光ファイバー喉頭鏡は、したがって、オートクレーブ中または化学処理のどちらかによって、消毒や滅菌処理を受ける必要があるが、これは光ファイバーの特徴と質とを失うことになる。一方、喉頭鏡の完全な消毒が十分に保証されなく、結果として、病気およびウィルスが患者から他の患者へ伝染する。
【0008】
患者に過度に首を曲げさせない他の挿管の方法がある。これは、オーガスティンによる欧州特許出願EP0284335の件であるが、これには首を曲げることなくチューブの挿入を可能とする喉頭鏡が記載されている。それでもやはり、患者は寝かせなければならず、さらに挿管は見えないまま行われる。
【0009】
挿管のための他のタイプの装置が、米国特許のブラードによるUS5665052およびUS4905669、そしてハーレーによるUS5095888に記載されている。これらは、光ファイバーと結合したスタレットまたはワイヤーによって、正確な口腔気管チューブの気管内への導入に用いられる喉頭鏡を記載している。上記スタレットは口腔気管チューブに挿入され、そこで喉頭鏡の本体上につながれ、その後すべてのセットが患者の内部に置かれる。この方法の主な問題は、挿入された時に、安定性を欠くことにより、スタレットの先端が常にチューブの端からはみ出しており、その動きによって咽頭や気管の開口部が傷つけられることである。スタレットの先端のふれにより、上述したものと同様に、この装置は気管内チューブを患者の気管に正確に挿入することを保証しない。
【0010】
挿管に通常用いられる装置は、先に簡単に述べたように、ガイドもしくはブレードとにより構成される。これは、気管内チューブの挿管に向かう以前に、気管の開口部を見られるようにするために用いられる。このタイプの広く採用されている喉頭鏡に挙げられる問題の範囲を以下に記載する。
【0011】
これらのブレード形状のため、気管部位の観察を可能とするために、患者は非常に居心地の悪い姿勢を強いられる。気管の開口部を見られるようにするには、患者は常に水平位の体勢をとり、できる限り首を後に曲げる必要がある。この姿勢での首部分の過度な伸展は、事故の場合の、複数の外傷を有する患者や首に問題のある人にとって危険である。さらに、患者を上記の姿勢にすることが必須となると、とらわれていたり、動かせない事故被害者への挿管が不可能になる。
【0012】
患者を上述した姿勢にさせると、ブレードが挿入され、気管の開口部の通常の視覚化のための種々のタイプと構成がある。このポイントが発見され、開口部が見えたら、気管内チューブが挿入され、これが気管開口部を見えなくするので、チューブは見えないまま挿入されなければならない。このため、いつでもチューブが気管もしくは食道に挿入されたかどうかを知ることができないので、気道挿管は非常に複雑なものとなる。さらに、手術中はチューブの位置の制御はできない。
【0013】
挿管処理は、上記の問題のためスピードダウンし、この処理は人に呼吸をさせるためにできるだけ早く行わなければならないので、これが患者の命を危険にさらす。
【0014】
患者の特徴によっては、呼吸管を気管へ入れるポイントを観察可能とするのと同様に、口腔気管ブレードやガイドを挿入するのにも大きな力を必要とすることがあるため、口の内部に傷ができ、歯さえも壊してしまうことがある。挿管処理の期間とともに、患者の性別、身長、肥満度が困難さの程度に影響する。
【0015】
ブレードの導入の間、患者に危険を及ぼすものや異物が気道に観察されることがあるが、ダクト内部を観察しながら同時にものを挿入することができないため、視域外の上記のものを見つけることが困難となり、それを取り出すことができない。
【0016】
[発明の詳細な説明]
光学的光を放射する喉頭鏡を対象とする本発明は、上述した問題を実際に除くことに成功し、口腔気管もしくは鼻気管へ管を挿入する従来の方法と比べ危険を最小限にすることを保証する。
【0017】
本発明の光学的光を放射する喉頭鏡は、患者の気道を確保し(aislar)、視覚化するのに最適な装置とすることを可能としている。これは、通常の手術を手術室で行う場合でも、入院より優先して緊急処置が必要となる事故のような緊急の場面でも使用できる。意識不明の、および傷を負った患者での、避けられた死亡の最も多い原因は気道の閉塞であると事実がある。
【0018】
患者が複数の外傷をおっている状況では、その気道を確保する方法が選ばれる。患者の診断なしに行わなければならないこの決定は、慎重に行う必要がある。それは、外傷が深刻であると理由からだけではなく、外傷を生じた事故が発生した瞬間から、外傷患者が決定的な処置を行う病院に到着した瞬間までの経過時間がその発展に非常に重要であるからという理由もある。入院前緊急処置を行うのがこの時間なのである。
【0019】
意識不明の患者を回復させる時、優先して気道を開けて安定に保つことを考えなければならない。このような患者の気道への処置は首に傷がある可能性を常に想定して行われなければならず、あらゆる不適切な処理がより傷を悪化させる可能性がある。慎重な身体検査と首のレントゲン検査の後に気道の処置を行うのが理想的ではあるが、入院前や緊急の処置ではこれに必要な設備さえもなく、多くの場合そのような処置をする時間もない。これは、患者の臨床症状が回復処置を遅らせることができないものであり、そのときに使用可能な手段で直接に行動するためである。
【0020】
本発明に記載される光学的光を放射する咽喉鏡は、特に、患者の口への挿入され、フレームとしての本体から構成され、本体中に2つのチャンネルまたはダクトがある。喉頭鏡の一端は患者の口の外側に残され、その反対側の端には光源を備えて患者体内に位置させる。光源は、喉頭鏡の外側の端にある電池部か、または本体に接続された別の照明システムから電力を送られる。本体の切断面は異なるかもしれないが、その構成に変わりはない。上記本体は2つの異なる部位:1つ目の直線部分と、2つ目の解剖学的にカーブして患者の口の内部に適合する部分からなる。
【0021】
本体の内部は、電力を光源に変換する手段を含む壁により2つのダクトに分かれている。一つのダクト(視覚化ダクト)は喉頭の内部を観察する光学手段を備えている。もう一方のダクトは空であるので、あらゆる必要な器具や要素を導入するために用いれば良い。
【0022】
前記のフリーダクトはガイドとして用いられ、その端部や出口はガイド壁が備えられて器具を挿入、通常は患者に呼吸管(口腔喉頭チューブ)を挿入する。上記角度をつけた壁はチューブを目標地点に向けて案内し、同時に視覚化ダクトを通して観察される。この地点は正確に口腔咽喉チューブを導入するために、通常喉頭の開口部とする。上記ガイド壁は2つのセンタリングサイド壁と挿入された口腔喉頭チューブもしくは器具を持ち上げる低部壁とからなる。
【0023】
視覚化ダクトは、患者の体内にある喉頭鏡の端部から外側にある反対の端部まで像の伝達を行うのに必要な一定の光学部品を備えており、反対の端部には、目標地点をよりはっきりと大きな縮尺で観察することを可能とする拡大レンズがある。光学素子は像を反射する表面であり、ガラスやプラスチックからなる鏡であってもよい。これらは光ファイバーに代用されてもよいが、これは2つ目の選択肢よりも安価であるものがよい。喉頭鏡は解剖学的カーブのセクターに交互に位置する2つの光学素子を有しており、このようにしてダクトの湾曲の角を過ぎ、事前に配置された目標地点に正確に曲げられる。2つの光学素子または反射素子が用いられる理由は、一つが反射した像を他方が反射することで、実物どおりで反転していない目標地点の像を得るためである。視野を視覚化の目標地点に向けるために、2つ目の光学素子、または喉頭鏡の出口の先または内部の先の近くにある一方が、ダクトの軸から少し角度を持っていてもよい。視覚化ダクトの端部は異物の侵入を防ぐ透明な殻で覆われている。
【0024】
上記視覚化ダクトはその構成を少し変更して異なる配置をしても構わない。喉頭鏡の組み立てを容易にしたり、安価にすることを目的として、そうすることがより便利な場合は、角度を持った光学素子を角度を持たない光学素子に取り替えることが可能である。このとき保護用透明殻は、視野を目標地点に向けるプリズムに取り替えられるか、上記地点に焦点の合う広角レンズに取り替えられなければならない。
【0025】
挿管を行うには、本発明の対象であるこの喉頭鏡をただ患者の口部から、喉頭を通って咽頭へ挿入し、内部に配されたら、気管内チューブをガイドダクトを介して挿入する。老人や子供の場合など患者の口部を注意深く扱わなければならないときは、喉頭鏡の口腔へ挿入しやすくする関節式手段を備えた咽頭鏡を挿入することができる。これは、特にカーブのある地点で患者の口に適合するように関節状につながれている。
【0026】
管が正確に挿入されているか、すなわち食道内でなく気管内にあるか、を確かめるために、気管内チューブがガイドダクトに挿入されてから上記チューブの端が視野に現れ、ガイドダクトの端のガイド壁の助けによりそれが気管内に入っていくのが見えるまでの挿入過程の間、気管を観察する。この連続的な視覚化により、挿入された気管内チューブの長さを確認でき、1つの肺の気管支に挿管されるという危険を招く、上記チューブを導入しすぎることを防ぐ。加えて、フレームの外側に光学的光を放射する咽頭鏡の長さの尺度が視覚できるように示されており、挿入されたチューブの長さを確かめられる。
【0027】
気管は喉頭蓋に保護されており、咽頭蓋は飲み込むときに気管を覆い、呼吸器に食物が入るのを防ぐ。気管へアクセスを許すためには、これを挿入する時に喉頭鏡によって上記軟骨を舌と共にずらさなければならない。後者はブレードを備え、ブレードは固定されているか、もしくは可動式で外から制御できるものとしてもよい。
【0028】
喉頭鏡が正確に配され、患者に挿管されたら、前者は喉頭鏡の本体に貼り付けられたバンドを患者の頭部にまわして適切に固定される。
【0029】
喉頭鏡はその端部のまわりに、管で外部とつながって膨らませられる袋を備えていてもよく、これにより喉頭の壁をずらして空洞を広げ、喉頭の場所の視覚化を向上させてもよい。上記咽頭鏡が、気管内チューブの挿入が許されていない、非メディカルの医療関係者により使用される場合、ガイドダクトにあるアダプターを外部の酸素源に接続することに使用して、酸素導入手段として用いてもよい。
【0030】
上述したような構成のバリエーションは、1つのダクトからなる本体で、上述した内部の目標地点の視覚化と同様の光学部品を備えているものを含む。本体が一つのダクトしか持たない場合、簡略型光学的光を放射する喉頭鏡となる。この喉頭鏡は上述したものより小さく、鼻気管挿管のように、異物を探すのに用いてもよい。この喉頭鏡は口腔、咽頭、喉頭および気管の内部の視覚化するための使用や、同様に、鼻気管または口腔気管を介して適切な器具を導入することによる異物の抜き取るための使用に制限される。この喉頭鏡は口腔気管挿管と同様に、患者の鼻からの挿管による鼻気管挿管も可能とする。上記チューブは鼻と口とにつながる鼻腔を介して挿入される。それから、チューブの端が喉頭鏡に観察されるまでチューブを注意深く挿入される必要があり、そのあとチューブは気管の開口部に案内される。
【0031】
これらの構成は、喉頭鏡の現在の使用方法と比べると明らかな利点が推測される。口腔気管ガイド部を備えた光学的光を放射する喉頭鏡と、単純な光学的光を放射する喉頭鏡とは、どちらの場合も気道を開いて安定に維持する最適な装置を提供し、頚部の乱暴な扱いを避ける効果的な通気を可能とするものであるが、その両者に共通する利点を以下に示す。
【0032】
―気管にチューブを挿入しながら、安全かつ正確に視覚化できる。
【0033】
―操作が行われる間継続的に視覚化されることで、食道への挿管を防ぐ。
【0034】
―いつでも呼吸チューブが正確な位置にあるかどうかを観察でき、医療処置の間中視覚による確認が可能である。
―解剖学的なカーブを持つ設計であり、患者の内部の継続的視覚化ができるため、事故や複数の外傷がある場合や、頚部に問題があって首部分を乱暴に扱うと危険な場合であっても、装置を挿入するために患者の頭部および首を無理に抑える必要がない。
【0035】
―迅速に使用でき、その扱い方が覚えやすい。このため、安全に使用できるので、光学的光を放射する喉頭鏡を用いた時に処置の成功が保証される。
【0036】
―適切な解剖学的形状をしており、口部から喉頭までの内部に適合する。
【0037】
―腫瘍の診断、内出血や異物の場所の判定、血液、液体、嘔吐物の吸引のためのプローブの挿入に利用してもよく、ガイドダクトは生体組織検査を行うための装置を挿入したり、または気管支鏡を挿入するなどの利用ができる。
【0038】
―喉頭鏡それ自身と同様、気管内チューブを取り出す操作を正確に制御することが可能となる。このため、液体、凝塊、異物のようなどのタイプの残骸も残すことがなくなり、これに続いて起こる咽頭の閉塞も防がれる。これにより窒息や肺吸引により患者を死に至らせることがなくなる。
【0039】
―上記光学的光を放射する喉頭鏡により内部が視覚化されるという有効性を鑑みると、手術室や、緊急病棟、外来患者病院において使用されることが好ましい。交通事故の場合、巻き込まれた人は、動かすことなくその場で手当てされてもよい。
【0040】
―どんな姿勢でも、頚骨を押さえ込む必要がなく、片手だけで使用されてもよく、また後頭部に渡されたバンドを使用することで患者のもとに残しておいても構わない。
【0041】
―首用固定支持器をはめた人や、顎の保護器のない安全ヘルメット、取り外し可能な顎保護器を持つ安全ヘルメットを着用した人に用いても構わない。
【0042】
―空間がほとんどない、または制限されている場所で用いてもよく、安全性、正確性、スピード、視覚化についての利点は失われない。例えば、誰かが閉じ込められた乗り物内でも、その小さなサイズと、どのような患者の姿勢でも使用可能であることから、用いられる。
【0043】
―挿管後には、そのまま保持していてもよく、チューブか正確な位置にあることを視覚的に確認した後、引き抜いても構わない。
【0044】
―口腔気管チューブをそのまま保持しているときは、それがまだ正確な位置にあるかを確かめるためや、口腔気管チューブを他のものに取り替えるために、再挿入しても構わない。
【0045】
―使用が簡単であり、安全であるため、非メディカルの医療スタッフにより使用してもよい。
【0046】
―内部の視覚化により、口腔気管チューブがどこに挿入されているかを確かめるという安全性だけでなく、気管に挿入されたチューブの長さが分かると言う安全性も提供される。これは、喉頭鏡の本体における表示と、口腔気管チューブの吹き出し口が気管声門を通して見えなくなっていることを確かめられる可能性によって提供される。
【0047】
―切断面が小さいため、少ししか口を開けることができない患者に使用してもよい。
【0048】
―挿管に必要な時間、およびこの手術の困難性は、患者の性別、身長、肥満度、または、喉頭の気道の視認性の「マランパティ(Mallmpati)」分類に影響されない。
【0049】
―力を加える必要がないので、この装置が使用されても、歯または歯茎が傷つけられない。
【0050】
―この装置の特徴により、これを製造するのに用いられる材料は、非常に低価格で製造できるように、プラスチックか機械材料かによる、使い捨て可能でリサイクル可能な材料の範囲のものが用いられる。
【0051】
上述したような応用と同様に、簡略型光学的光を放射する喉頭鏡は以下のようにことを可能とする。
【0052】
―口蓋から気管までの鼻気管チューブ全長の像によって鼻気管挿管を行う。
【0053】
―喉頭鏡を用いて異物を見つけ、「マギル(Maguill)」ピンサーを用いてそれを摘出する。
【0054】
[図面の説明]
光学的光を放射する喉頭鏡に関する本発明の理解を助けるため、この特許出願に20図面を添付している。これは、その基本的な特徴のより一層の理解を得るため、また本発明の実施の好ましい形態の説明をより一層の理解を得るためのものである。これらの図面は実際の一例であって制限するものではない。
【0055】
[実施の好ましい例の詳細な説明]
本発明は、これに係る光学的光を放射する喉頭鏡の主な特徴を示す、以下の詳細な説明に基づいて、より一層理解されるであろう。
【0056】
本発明の対象である、口腔気管ガイド部を備える光学的光を放射する喉頭鏡の特定の構成は、その光学素子、拡大レンズ6、ダクト4を通して像を反射する表面12の配置により区別される。この場合、鏡のような経済的な素子を用いたが、同様にこの目的に適した光ファイバーを使用することも可能である。この上記光学システムは、外部の矢印B(図2および3)に示される視覚方向から、操作がどのように進んでいるかが視診でき、目標地点Cが見られる最後の瞬間を検査することができる。これは気管17への通路を得るのに必要であり、それのダクト4がカバーとして透明な殻30に覆われ、このすべては図4に示されるようであり、高い安全性にて行われる。
【0057】
内部ダクト3の配置は区別されていて、壁5により光学ダクト4と分かれており、口腔気管チューブ14が挿入方向Aに上記ダクト3の入り口7を通る事を可能とし、これを通して空気を循環させる。
【0058】
喉頭鏡のすべての操作は、視覚と照明の手段を制御することで、患者の体の外で行われる。目標地点Cが気道17の開口部を示しているのを観察した瞬間に、既にダクト3にある口腔気道チューブ14を押す。この押す操作も外から行われる。
【0059】
口腔気道ガイド1を有する、光学的光を放射する喉頭鏡の本体の出口8および9の形は、出口ガイド壁16とともに、非常に重要である。ダクト3および4の出口8および9は、チューブ15の端を目標地点Cを超えるように案内するのに必要な角度で壁16を有しており、この方向付けは各々の瞬間に用いられる光学素子、像を反射する表面や、鏡や光ファイバーと一致している。これらの壁16は、口腔気管チューブ14のところまで、図5に示されるその出口15で槍の形(もしくは面取りされた形)となるように形成されており、そのすべりを容易にして、口腔気管チューブ14への正確な方向付けを可能としている。口腔気管チューブ15の先端の槍の形は、知られている方法を用いた挿管で使われるすべてのチューブで通常用いられるものである。
【0060】
この壁16の配置は、その内部が呼吸のための要素が一列に並び得るようになっていて、喉頭鏡の口25、咽頭29、および喉頭24への挿入を助け、結果の外部表面の形のおかげで、患者の解剖構造により適合する。
【0061】
壁5は2つのダクト3および4を分ける働きをし、光源10、および必要な電力を供給する電池ボックス2に接続したワイヤーを運ぶのに用いられる。電池ボックス2はその表面に備えられたスイッチ11により活性化される。
【0062】
他の状況では、人が意識不明状態にあり(麻酔、手術もしくは複数の外傷)、図6に示すように気道がふさがれるときに、口腔気管ガイドを供えた光学的光を放射する喉頭鏡は有益である。この場合、喉頭21の背面部分に落ちた舌20および喉頭蓋19により喉頭24がふさがれ、気道17のダクトはこの時ふさがれて外部からの空気を受け取ることができない。この気道を確保し、不随意のもしくは補助の呼吸ができるようにすることが必須で重要である。
【0063】
このような場合に口腔気道ガイド1を有する光学的光を放射する喉頭鏡が用いられれば、それは図7に示すように患者の口25を開いて直接に挿入され、舌20をその湾曲部23で保持し、この外部がそれに適合する解剖学的形状を有している。
【0064】
図8および9に示されているもののように、このとき舌20を持ち上げ、喉頭蓋19も持ち上げ、気道17への通路を開くと、図10に見られるように口腔気道チューブ14、15の挿入ができ、患者への挿管が可能になる。
【0065】
喉頭鏡1のこのような動作の間、図7に示すものと同じ初めから、図9に示す終わりまで、喉頭鏡を通して、ダクト3を通して、物理的な障害物なく空気を循環させられる。図1および2に示される、喉頭鏡1の本体中の拡大レンズ6および像反射素子12の他に照明システム10および2からなる光学的システムのおかげで、上記動作は継続した視覚的検査を受けている。
【0066】
口25、咽頭29、喉頭24の内部腔の、視点Bの方向における光学的な照明のある検査により、気管17とは壁22により分けられた食道18に気管内チューブを挿入することを常に防ぎながら、より安全で、迅速に、かつより傷をつけないようにゾーンへの通路を得られる。
【0067】
口腔気管ガイドを有する光学的光を放射する喉頭鏡をその一定位置に置くと、バンド13により患者の頭に固定される(図5)。手動のまたは機械的な酸素供給手段をアダプター39につなぐことができ、これで上記普遍接続器38を用いてチューブ37を介した酸素Dの供給をさせる。
【0068】
喉頭鏡に口腔気管ガイド1を加えると、膨張可能なリング体35(図11)を患者に挿入された喉頭鏡1の端部に置いて用いることも可能である。上記膨張可能体35は喉頭および気管の壁をずらし、その視野を改善するのに有用である。喉頭鏡が場所に置かれたら、入り口出口チューブ36を介して空気Eを挿入して環状体35を膨らませて直径を広げ、喉頭の内壁に圧力をかけ、喉頭鏡1をバンド13により患者内部に固定する。
【0069】
この喉頭鏡1の他の特徴は、ブレード32を端部の湾曲部位の横に合わせることができる点である。このブレード32は固定されていても可動式であってもよく、後者の場合外側から制御されるものであってもよい。このブレード32は、舌20と喉頭蓋19とを持ち上げ、口腔気管チューブ14が挿入できるように気道を開けて気管17の開口部の不要物を取り除くことで、喉頭鏡1の咽頭29および喉頭24への挿入を容易にすることを目的としたものである。
【0070】
口腔気道ガイド1を有する光学的光を放射する喉頭鏡を簡略化し、口腔気道ガイド3を除いてそのサイズを小さくし、鼻気管チューブ33および34と同様に口腔気管チューブ14を挿入することができる簡略型光学的光を放射する喉頭鏡31に代えることが可能である。
【0071】
この簡略型喉頭鏡31は、口腔気管ガイド1を有する喉頭鏡で説明した要素のほとんどを有しており、主な違いは前に説明した喉頭鏡1の2つのダクト3および4の代わりに、光学素子12を含む1つのダクトを有していることである。
【0072】
上記喉頭鏡31のいくつかの要素の配置は、前の光学要素、ダクト4内の拡大レンズ6および像反射素子12、を有したものと似ている。そして、前の喉頭鏡では、経済的な理由からこれらの反射要素は鏡12であるが、上記鏡12は前に合わせられた目標地点Cに向けられ、カバーとして機能する透明な殻30により保護されている。鏡により伝達される像は、鏡が2つ続けてあるため、常に実像となり反転していない。このシステムは光ファイバーを用いたものに代えてもよい。この光学システムによれば、必要な時はいつでも、外側から手術がどのように進んでいるかを検査できる。気管17への通路を得るために定められた目標地点Cが視覚化された最後の瞬間も観察できる。
【0073】
前の場合では、装置31は患者の体の外から操作される。正しい時間に、喉頭鏡31が挿入され、気管17の開口部における目標地点Cに置かれると、状況によって、口腔気管チューブ14が口25を介して挿入されて口蓋26に置かれるか、または鼻気管チューブ33および34が鼻27を介して挿入され、鼻腔28を通過する。
【0074】
喉頭鏡31は、その光学システムにより、視覚的に目標地点Cに出口の角度を保たれている。挿入されたチューブ14、33または34は喉頭鏡の本体と平行に配置されている。上記ブレードは図のように固定されていても、可動式で外から制御されるものでもよい。
【0075】
口腔気管ガイド1を有する光学的光を放射する喉頭鏡も、簡略型バージョンも、両方とも、喉頭鏡3の本体先端にブレード32を備えており、これが下側から喉頭蓋19を保持して持ち上げるので、目標地点Cがある気管17の開口部の明瞭な視界が得られる。
【0076】
この簡略型喉頭鏡31は、気管内チューブを挿入するためのガイドダクト以外は、口腔気管ガイド1を備えた喉頭鏡と似た方法で使用される。喉頭鏡の挿入をする第1のステップは上述したものと同じであるが、喉頭鏡がその最終位置にきた時、すなわち、舌20および喉頭蓋19が持ち上がって気管17の開口部が開いた時に、口25を介して口腔気管チューブ14が挿入されるか、鼻27を介して鼻気管チューブ33および34が挿入されるか、のどちらかが行われる。
【0077】
気管内チューブと同様、喉頭鏡31の挿入の間、継続的な視覚による検査が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
口腔気管ガイドを有する光学的光を放射する喉頭鏡の主な外観の1つの水平図面であり、図2および3とともにその全体図が完成する。
【図2】
口腔気管ガイドを有する光学的光を放射する喉頭鏡の主な垂直外観であり、図1および3を補足する。
【図3】
口腔気管ガイドを有する光学的光を放射する喉頭鏡の主な側面図であり、前の2つの図面を補足する。
【図4】
口腔気管チューブの挿入の間に患者の喉頭内でA方向に動く、口腔気管ガイドを有する光学的光を放射する喉頭鏡を示す図面である。
【図5】
図3と同様のもので、喉頭鏡にチューブが挿入され、その端部がガイドダクトの先端内側を通って突き出ているのが見える状態を示す図面である。
【図6】
意識不明の横たわった人の上半身であり、結果的に舌と喉頭蓋が落ち込んで、肺への気道が閉まっている状態を示す図面である。
【図7】
喉頭鏡を患者の口へ挿入する処置の開始時の断面図である。
【図8】
どのように装置、口腔気管ガイドを備えた光学的光を放射する喉頭鏡がその解剖学的形状によって舌を保持し始めるかを示す断面図である。
【図9】
光学的光を放射する喉頭鏡の挿入処置の終了時点で、口腔気管ガイドが喉頭部分に届いた状態を示す断面図である。
【図10】
挿入処置の終了時点で、口腔気管チューブの端部が既に気管内に置かれた状態を示す断面図である。
【図11】
口腔気管ガイドを備えた光学的光を放射する喉頭鏡の挿入処置の完全な終了を示す断面図であり、膨張可能体と外側とをつなぐチューブを介して空気を導入することで膨張可能な輪状体が作動することを示し、またあらゆる手動式または機械式の酸素供給手段と接続する普遍接続へのアダプターを示す。
【図12】
本発明の簡略型光学的光を放射する喉頭鏡の、図3で示した垂直図より低い視野を示す。
【図13】
簡略型光学的光を放射する喉頭鏡の右手側面図を示す。
【図14】
簡略型光学的光を放射する喉頭鏡の主な垂直図面を示す。
【図15】
簡略型光学的光を放射する喉頭鏡の左手側面図を示す。
【図16】
喉頭内の簡略型光学的光を放射する喉頭鏡を示す図面である。
【図17】
簡略型光学的光を放射する喉頭鏡を挿入する処置の開始時の例を示す図面である。
【図18】
簡略型光学的光を放射する喉頭鏡が舌に届いてそれを持ち上げた時の、挿入の続きを示す図面である。
【図19】
簡略型光学的光を放射する喉頭鏡が喉頭に挿入される処置の終了を示す図面であり、気管内チューブが口または鼻を介して挿入できる可能性を示している。
【図20】
挿管処置の完全な終わりを示す図面であり、鼻気管チューブが適切な位置にある。

Claims (20)

  1. 口腔気管ガイドを有する光学的光を放射する喉頭鏡であって、外科手術および緊急処置に用いられるタイプのもので、それを患者の口から挿入することで、気管開口部を視覚化し、別の装置を患者に挿入してもよく、患者の体の上に保持することでフレームとして働き、壁で分離された2つの独立して内部で平行したダクトを備えた本体から構成され、上記本体の一方のダクトが目標地点の像を観察者のいる喉頭鏡の端に伝達するのに適した特定の光学素子により視覚化するためのものであり、他方のダクトが診察および治療用の装置を挿入するためのガイドダクトであり、上記本体がまっすぐな第1の部分と、および口および喉頭への通路部分の内部に適合した形に解剖学的に湾曲した第2の部分と、その内部の端に光源を有し、挿入された上記装置を案内するある角度を持った壁を有していることを特徴とする光学的光を放射する喉頭鏡。
  2. 簡略型の光学的光を放射する喉頭鏡であって、患者の体の上に保持することでフレームとして働く本体から構成され、上記本体が目標地点の像を観察者のいる喉頭鏡の端に伝達するのに適した特定の光学素子により視覚化するための1つのダクトを備えており、上記本体がまっすぐな第1の部分と、および口および喉頭への通路部分の内部に適合した形に解剖学的に湾曲した第2の部分と、その内部の端に光源を有することを特徴とする光学的光を放射する喉頭鏡
  3. 内部ダクトの一方をあけて、空のままにしておいて、入り口を介して装置を挿入する事を可能とし、装置が角度をつけた壁によって視覚化される目標地点へ案内されて現れる事を特徴とする請求項1に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  4. 上記適切な光学素子が上記解剖学的湾曲部にそって並んで位置する像反射表面であり、視覚化ダクトの湾曲角を通って、喉頭鏡の入力で視覚化された目標地点の実像で直接に観察するのに適するように、出口での角度をつけられることを特徴とする請求項1または2に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  5. 視覚化ダクトの出口もしくは内部の端に最も近い第2の像反射表面はダクトの軸に対して角度をつけられていることを特徴とする請求項4に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  6. 像反射表面が、視覚化ダクトの端である出口および内部の端に位置する透明な殻により保護されていることを特徴とする請求項4または5に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  7. 像反射表面が、視覚化ダクトの出力側および内部の端に位置するプリズムと関連して使用される事を特徴とする請求項4に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  8. 像反射表面が、視覚化ダクトの出口および内部の端に位置する広角レンズと関連して使用されることを特徴とする請求項4に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  9. 上記像反射表面がガラスもしくはプラスチックの鏡であることを特徴とする請求項4または5に記載の喉頭鏡。
  10. 上記光学素子がグラスファイバーからなることを特徴とする請求項4に記載の喉頭鏡。
  11. 視覚化ダクトの外部または内部の端にて、像反射表面に反射された実像の拡大されたものを視覚化する拡大レンズがあることを特徴とする請求項4に記載の喉頭鏡。
  12. ガイドダクトを通して挿入された装置を案内する角度をつけた壁の数を3つとし、そのうちの2つがセンタリングのためのサイド壁であり、3つ目が上記装置の端部の下にありそれを持ち上げる事を特徴とする請求項3に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  13. 上記光源が、フレームのまっすぐな部分に位置する電池区画に接続している事を特徴とする請求項1または2に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  14. 上記保持素子が、頭部に回されるバンドからなり、挿入された装置を固定することを特徴とする請求項1または2に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  15. 解剖学的に湾曲した部分の最終端に膨張可能なリング体を含み、上記膨張可能体が膨張可能体と外側とをつなぐチューブを介した空気の導入により作動することを特徴とする請求項1に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  16. 上記本体またはフレームが、外側に、患者の中に挿入されたそれの長さを示す可視の目盛りがあることを特徴とする請求項1および2に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  17. ガイドダクトへの入り口にて、あらゆる手動式または機械式の酸素導入手段への普遍接続のためのアダプターがあることを特徴とする請求項1に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  18. 上記本体がさらに、本体またはフレームが目標地点の視覚化のための、それの口への挿入を容易にする関節式手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  19. フレームの解剖学的湾曲部の端部に、喉頭蓋を持ち上げるブレードがあることを特徴とする請求項1または2に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
  20. 上記ブレードが可動式であることを特徴とする請求項19に記載の光学的光を放射する喉頭鏡。
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