JP2004333009A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンモニアを冷媒として潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却する。
【解決手段】冷媒にアンモニアを使用し、少なくとも圧縮機4,7、凝縮器8、過冷却器5,6、膨張弁9、蒸発器3を有する冷凍装置1において、蒸発器3で蒸発を終えた冷媒ガスを冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】冷媒にアンモニアを使用し、少なくとも圧縮機4,7、凝縮器8、過冷却器5,6、膨張弁9、蒸発器3を有する冷凍装置1において、蒸発器3で蒸発を終えた冷媒ガスを冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置、特に、冷媒にアンモニアを用いた冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、−60℃を越える超低温冷凍装置としては、R22などのHCFC系冷媒を使用した二段圧縮冷凍装置が広く採用されている。特に、遠洋鮪漁船においては、凍結魚の鮮度保持のために冷凍室で−60℃、魚倉で−55〜−60℃という超低温を、冷媒としてR22を用いた二段圧縮冷凍装置によって実現している。
【0003】
また、陸上の超低温冷蔵倉庫においては、冷媒としてR717/R23あるいはR22/R23のなどの組み合わせによる二元冷凍装置によって実現している。
【0004】
しかしながら、近年、オゾン層の破壊など、世界的規模の地球環境への関心の高まりから、HCFC系冷媒はもとより、その代替冷媒であるHFC系冷媒の使用も地球温暖化への影響が避けられないため、その使用が懸念されている。そのため、わが国においても、HCFC系冷媒については、2010年を目標に新規物件の全廃が決定しており、これに代わる冷媒を使用した超低温冷凍装置が要求されている。
【0005】
一方、過去においては、冷媒としてアンモニアが盛んに用いられており、近年の地球温暖化対策として再び使用され始めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アンモニアは、他の冷媒と比較して、圧縮工程での温度上昇が大きいという特性がある。例えば、現在の汎用冷媒であるR22が、蒸発温度−15℃、凝縮温度+30℃、圧縮機吐出温度約+55℃(単段圧縮の場合)であるのに対し、アンモニアは、蒸発温度−15℃、凝縮温度+30℃、圧縮機吐出温度約+98℃(単段圧縮の場合)である。
【0007】
一方、冷蔵庫内を−60℃以下に冷却するには、まず、二段圧縮が考えられるが、−60℃以下の庫内温度を得るには、蒸発温度を−70℃以下にする必要があること、漁船の場合、熱帯地域で操業することも珍しくなく、その場合の凝縮温度は+40℃になること、により、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱蒸気の過熱度が+5℃の場合、圧縮機から吐出された冷媒ガスの温度は約+180℃となる。
【0008】
すなわち、凝縮温度を+40℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱蒸気の過熱度を+5℃とした条件で二段圧縮冷凍装置を運転した場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を示す図4のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は+180℃となる。
【0009】
冷凍装置においては、圧縮機の潤滑油も冷媒とともに装置内を循環するが、潤滑油は+150℃以上の温度にさらされると変性をおこすため、冷媒としてアンモニアを用いた二段圧縮冷凍装置での超低温運転は不可能である。
【0010】
また、二元冷凍装置の場合においては、アンモニア/R23の組み合わせが考えられるが、R23は、常温では非常に圧力が高くなる特性がある。このため、漁船においては、定期メンテナンス時などの操業中以外、冷凍装置を停止させるが、その際の冷媒液温度は+40℃以上となり、その際の圧力は5MPa以上となるため、現実的に搭載不可能である。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、アンモニアを冷媒として潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することのできる冷凍装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷媒にアンモニアを使用し、少なくとも圧縮機、凝縮器、過冷却器、膨張弁、蒸発器を有する冷凍装置において、蒸発器で蒸発を終えた冷媒ガスを冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行うことを特徴とするものである。
【0013】
この発明によれば、冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行うことにより、凝縮温度+40℃、蒸発温度−70℃、圧縮機各段吸入ガスの過熱蒸気の過熱度を+5℃の条件下で運転した場合、圧縮機吐出ガス温度を潤滑油が劣化しない温度である+150℃以下に保持することができ、潤滑油を劣化させることなく庫内温度を−60℃以下の超低温に維持することができる。
【0014】
また、冷媒をアンモニアのみを使用するため、フロン系冷媒と比較して地球環境に及ぼす影響を抑えることができるとともに、これまで通りの圧力容器で対応することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1には、本発明の冷凍装置1の一実施形態が示されている。
【0017】
この冷凍装置1は、冷蔵庫2と、冷蔵庫2に設けられて庫内を冷却する蒸発器3と、蒸発器3から戻ってきた冷媒ガス(アンモニアガス)を最初に圧縮する二段圧縮機4と、二段圧縮機4の低段吐出ガスを冷却する過冷却器としての液ガスクーラー5と、二段圧縮機4の高段吐出ガスを冷却する過冷却器としての液ガスクーラー6と、二段圧縮機4の高段吐出ガスを再び圧縮する単段圧縮機7と、単段圧縮機7の吐出ガスを冷却する凝縮器8と、凝縮された冷媒液(アンモニア液)を膨張させて蒸発器3を冷却する膨張弁9と、から主に構成されている。
【0018】
そして、蒸発器3から二段圧縮機4に戻る冷媒ガスから冷媒液を分離する液分離器10が蒸発器3と二段圧縮機4とを接続する配管に設けられている他、二段圧縮機4の高段吐出ガスから潤滑油を分離する油分離器11が二段圧縮機4の高段吐出ガス吐出口と液ガスクーラー6とを接続する配管に設けられ、また、単段圧縮機7の吐出ガスから潤滑油を分離する油分離器12が単段圧縮機7の吐出ガス吐出口と凝縮器8とを接続する配管に設けられている。さらに、凝縮器8と液ガスクーラー6とを接続する配管には、凝縮器8によって凝縮された冷媒液を貯留する受液器13が配設されている。
【0019】
なお、凝縮器8には、クーリングタワー14によって冷却された冷却水が冷却水ポンプ15を介して供給されている。また、二段圧縮機4の液ガスクーラー5を冷却するため、受液器13と液ガスクーラー6とを接続する配管から分岐して液ガスクーラー6との間に接続された分岐配管には、冷媒液を膨張させる膨張弁16が配設されている。また、単段圧縮機7の液ガスクーラー6を冷却するため、液ガスクーラー5,6を接続する配管から分岐して液ガスクーラー5との間に接続された分岐配管には、冷媒液を膨張させる膨張弁17が配設されている。
【0020】
次に、このように構成された冷凍装置1の作動について説明する。
【0021】
まず、冷媒としてのアンモニアは、二段圧縮機4の第一段の圧縮機構および第二段の圧縮機構により二回圧縮された後、単段圧縮機7の圧縮機構により三回目の圧縮が行われ、高温高圧の冷媒ガスとなって吐出される。
【0022】
この際、二段圧縮機4の高段吐出ガスは油分離器11に供給され、油分離器11によって冷媒ガスと潤滑油に分離され、また、単段圧縮機7の吐出ガスは油分離器12に供給され、油分離器12によって冷媒ガスと潤滑油に分離される。
【0023】
この後、潤滑油が分離された冷媒ガスは、凝縮器8に供給され、凝縮器8によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器13を経て液ガスクーラー6に供給される。次いで、液ガスクーラー6に供給された冷媒液は、液ガスクーラー6によって過冷却されて液温が下げられた後、液ガスクーラー5に供給され、液ガスクーラー5によってさらに過冷却される。
【0024】
一方、凝縮器8によって凝縮された冷媒液の一部は、分岐管に配設された膨張弁16によって湿りガスとなり、二段圧縮機4の高段吐出ガスと混合され、高段吐出ガスを冷却してから単段圧縮機7の圧縮機構に吸入されて圧縮される。また、液ガスクーラー5に供給された冷媒液の一部は、分岐管に配設された膨張弁17によって湿りガスとなり、二段圧縮機4の低段吐出ガスと混合され、低段吐出ガスを冷却してから二段圧縮機4の第二段の圧縮機構に吸入されて圧縮される。
【0025】
次いで、液ガスクーラー5によって過冷却された冷媒液は、膨張弁9に流入し、膨張弁9によって湿りガスとなり、蒸発器3に送られ、蒸発器3内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして二段圧縮機4の第一段の圧縮機構に吸入され、再び第一段の圧縮機構によって圧縮される。
【0026】
なお、蒸発器3によって蒸発された冷媒ガスは、二段圧縮機4に吸入される前段階において、液分離器10によって冷媒液が分離される。
【0027】
このような冷凍装置1において、凝縮温度を+40℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機4,7における各段の吸入ガスの過熱蒸気の過熱度を+5℃とした場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を図2のモリエル線図に示す。図2のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は、+150℃以下となる。
【0028】
この結果、圧縮後の冷媒ガスの温度が+150℃以下となることにより、冷媒とともに装置内を循環する潤滑油は変成することがなく、冷媒にアンモニアを用いて−60℃以下の超低温を潤滑油の劣化を招来することなく得ることができる。
【0029】
さらに、通常漁船に搭載されている二段圧縮機に単段圧縮機を増設するとともに、冷媒をフロン系からアンモニアに代えることにより、−60℃以上の超低温を得ることができるため、簡単に対応することができる。また、冷媒をアンモニアのみを使用するため、これまで通りの圧力容器で対応することが可能となることから、設備投資を最小限度に抑えることができる。
【0030】
なお、図1に示した冷凍装置1を運転した場合の圧縮後の冷媒ガスの温度変化を図3に示す。
【0031】
この図3から明らかなように、凝縮温度+40℃、蒸発温度−70℃での実際の運転においても、冷媒ガスの温度は、+90℃以下で安定しており、潤滑油の劣化がない状態で−60℃以下の冷蔵庫内温度が得られた。
【0032】
【発明の効果】
このように本発明によれば、アンモニアを冷媒として潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の一実施形態を示す回路図である。
【図2】図1の冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。
【図3】図1の冷凍装置を運転した場合の冷媒ガスの温度変化を冷蔵庫内温度とともに示すグラフである。
【図4】従来の二段圧縮冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。
【符号の説明】
1 冷凍装置
2 冷蔵庫
3 蒸発器
4 二段圧縮機
5,6 液ガスクーラー
7 単段圧縮機
8 凝縮器
9,16,17 膨張弁
10 液分離機
11,12 油分離器
13 受液器
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置、特に、冷媒にアンモニアを用いた冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、−60℃を越える超低温冷凍装置としては、R22などのHCFC系冷媒を使用した二段圧縮冷凍装置が広く採用されている。特に、遠洋鮪漁船においては、凍結魚の鮮度保持のために冷凍室で−60℃、魚倉で−55〜−60℃という超低温を、冷媒としてR22を用いた二段圧縮冷凍装置によって実現している。
【0003】
また、陸上の超低温冷蔵倉庫においては、冷媒としてR717/R23あるいはR22/R23のなどの組み合わせによる二元冷凍装置によって実現している。
【0004】
しかしながら、近年、オゾン層の破壊など、世界的規模の地球環境への関心の高まりから、HCFC系冷媒はもとより、その代替冷媒であるHFC系冷媒の使用も地球温暖化への影響が避けられないため、その使用が懸念されている。そのため、わが国においても、HCFC系冷媒については、2010年を目標に新規物件の全廃が決定しており、これに代わる冷媒を使用した超低温冷凍装置が要求されている。
【0005】
一方、過去においては、冷媒としてアンモニアが盛んに用いられており、近年の地球温暖化対策として再び使用され始めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アンモニアは、他の冷媒と比較して、圧縮工程での温度上昇が大きいという特性がある。例えば、現在の汎用冷媒であるR22が、蒸発温度−15℃、凝縮温度+30℃、圧縮機吐出温度約+55℃(単段圧縮の場合)であるのに対し、アンモニアは、蒸発温度−15℃、凝縮温度+30℃、圧縮機吐出温度約+98℃(単段圧縮の場合)である。
【0007】
一方、冷蔵庫内を−60℃以下に冷却するには、まず、二段圧縮が考えられるが、−60℃以下の庫内温度を得るには、蒸発温度を−70℃以下にする必要があること、漁船の場合、熱帯地域で操業することも珍しくなく、その場合の凝縮温度は+40℃になること、により、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱蒸気の過熱度が+5℃の場合、圧縮機から吐出された冷媒ガスの温度は約+180℃となる。
【0008】
すなわち、凝縮温度を+40℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機における各段の吸入ガスの過熱蒸気の過熱度を+5℃とした条件で二段圧縮冷凍装置を運転した場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を示す図4のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は+180℃となる。
【0009】
冷凍装置においては、圧縮機の潤滑油も冷媒とともに装置内を循環するが、潤滑油は+150℃以上の温度にさらされると変性をおこすため、冷媒としてアンモニアを用いた二段圧縮冷凍装置での超低温運転は不可能である。
【0010】
また、二元冷凍装置の場合においては、アンモニア/R23の組み合わせが考えられるが、R23は、常温では非常に圧力が高くなる特性がある。このため、漁船においては、定期メンテナンス時などの操業中以外、冷凍装置を停止させるが、その際の冷媒液温度は+40℃以上となり、その際の圧力は5MPa以上となるため、現実的に搭載不可能である。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、アンモニアを冷媒として潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することのできる冷凍装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷媒にアンモニアを使用し、少なくとも圧縮機、凝縮器、過冷却器、膨張弁、蒸発器を有する冷凍装置において、蒸発器で蒸発を終えた冷媒ガスを冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行うことを特徴とするものである。
【0013】
この発明によれば、冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行うことにより、凝縮温度+40℃、蒸発温度−70℃、圧縮機各段吸入ガスの過熱蒸気の過熱度を+5℃の条件下で運転した場合、圧縮機吐出ガス温度を潤滑油が劣化しない温度である+150℃以下に保持することができ、潤滑油を劣化させることなく庫内温度を−60℃以下の超低温に維持することができる。
【0014】
また、冷媒をアンモニアのみを使用するため、フロン系冷媒と比較して地球環境に及ぼす影響を抑えることができるとともに、これまで通りの圧力容器で対応することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1には、本発明の冷凍装置1の一実施形態が示されている。
【0017】
この冷凍装置1は、冷蔵庫2と、冷蔵庫2に設けられて庫内を冷却する蒸発器3と、蒸発器3から戻ってきた冷媒ガス(アンモニアガス)を最初に圧縮する二段圧縮機4と、二段圧縮機4の低段吐出ガスを冷却する過冷却器としての液ガスクーラー5と、二段圧縮機4の高段吐出ガスを冷却する過冷却器としての液ガスクーラー6と、二段圧縮機4の高段吐出ガスを再び圧縮する単段圧縮機7と、単段圧縮機7の吐出ガスを冷却する凝縮器8と、凝縮された冷媒液(アンモニア液)を膨張させて蒸発器3を冷却する膨張弁9と、から主に構成されている。
【0018】
そして、蒸発器3から二段圧縮機4に戻る冷媒ガスから冷媒液を分離する液分離器10が蒸発器3と二段圧縮機4とを接続する配管に設けられている他、二段圧縮機4の高段吐出ガスから潤滑油を分離する油分離器11が二段圧縮機4の高段吐出ガス吐出口と液ガスクーラー6とを接続する配管に設けられ、また、単段圧縮機7の吐出ガスから潤滑油を分離する油分離器12が単段圧縮機7の吐出ガス吐出口と凝縮器8とを接続する配管に設けられている。さらに、凝縮器8と液ガスクーラー6とを接続する配管には、凝縮器8によって凝縮された冷媒液を貯留する受液器13が配設されている。
【0019】
なお、凝縮器8には、クーリングタワー14によって冷却された冷却水が冷却水ポンプ15を介して供給されている。また、二段圧縮機4の液ガスクーラー5を冷却するため、受液器13と液ガスクーラー6とを接続する配管から分岐して液ガスクーラー6との間に接続された分岐配管には、冷媒液を膨張させる膨張弁16が配設されている。また、単段圧縮機7の液ガスクーラー6を冷却するため、液ガスクーラー5,6を接続する配管から分岐して液ガスクーラー5との間に接続された分岐配管には、冷媒液を膨張させる膨張弁17が配設されている。
【0020】
次に、このように構成された冷凍装置1の作動について説明する。
【0021】
まず、冷媒としてのアンモニアは、二段圧縮機4の第一段の圧縮機構および第二段の圧縮機構により二回圧縮された後、単段圧縮機7の圧縮機構により三回目の圧縮が行われ、高温高圧の冷媒ガスとなって吐出される。
【0022】
この際、二段圧縮機4の高段吐出ガスは油分離器11に供給され、油分離器11によって冷媒ガスと潤滑油に分離され、また、単段圧縮機7の吐出ガスは油分離器12に供給され、油分離器12によって冷媒ガスと潤滑油に分離される。
【0023】
この後、潤滑油が分離された冷媒ガスは、凝縮器8に供給され、凝縮器8によって凝縮され、高圧の冷媒液となって受液器13を経て液ガスクーラー6に供給される。次いで、液ガスクーラー6に供給された冷媒液は、液ガスクーラー6によって過冷却されて液温が下げられた後、液ガスクーラー5に供給され、液ガスクーラー5によってさらに過冷却される。
【0024】
一方、凝縮器8によって凝縮された冷媒液の一部は、分岐管に配設された膨張弁16によって湿りガスとなり、二段圧縮機4の高段吐出ガスと混合され、高段吐出ガスを冷却してから単段圧縮機7の圧縮機構に吸入されて圧縮される。また、液ガスクーラー5に供給された冷媒液の一部は、分岐管に配設された膨張弁17によって湿りガスとなり、二段圧縮機4の低段吐出ガスと混合され、低段吐出ガスを冷却してから二段圧縮機4の第二段の圧縮機構に吸入されて圧縮される。
【0025】
次いで、液ガスクーラー5によって過冷却された冷媒液は、膨張弁9に流入し、膨張弁9によって湿りガスとなり、蒸発器3に送られ、蒸発器3内で蒸発して冷却作用を行った後、冷媒ガスとして二段圧縮機4の第一段の圧縮機構に吸入され、再び第一段の圧縮機構によって圧縮される。
【0026】
なお、蒸発器3によって蒸発された冷媒ガスは、二段圧縮機4に吸入される前段階において、液分離器10によって冷媒液が分離される。
【0027】
このような冷凍装置1において、凝縮温度を+40℃、蒸発温度を−70℃、圧縮機4,7における各段の吸入ガスの過熱蒸気の過熱度を+5℃とした場合の断熱圧縮における圧縮過程の温度変化を図2のモリエル線図に示す。図2のモリエル線図から明らかなように、圧縮後の冷媒ガスの温度は、+150℃以下となる。
【0028】
この結果、圧縮後の冷媒ガスの温度が+150℃以下となることにより、冷媒とともに装置内を循環する潤滑油は変成することがなく、冷媒にアンモニアを用いて−60℃以下の超低温を潤滑油の劣化を招来することなく得ることができる。
【0029】
さらに、通常漁船に搭載されている二段圧縮機に単段圧縮機を増設するとともに、冷媒をフロン系からアンモニアに代えることにより、−60℃以上の超低温を得ることができるため、簡単に対応することができる。また、冷媒をアンモニアのみを使用するため、これまで通りの圧力容器で対応することが可能となることから、設備投資を最小限度に抑えることができる。
【0030】
なお、図1に示した冷凍装置1を運転した場合の圧縮後の冷媒ガスの温度変化を図3に示す。
【0031】
この図3から明らかなように、凝縮温度+40℃、蒸発温度−70℃での実際の運転においても、冷媒ガスの温度は、+90℃以下で安定しており、潤滑油の劣化がない状態で−60℃以下の冷蔵庫内温度が得られた。
【0032】
【発明の効果】
このように本発明によれば、アンモニアを冷媒として潤滑油の劣化を招くことなく冷蔵庫内を−60℃以下の超低温に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の一実施形態を示す回路図である。
【図2】図1の冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。
【図3】図1の冷凍装置を運転した場合の冷媒ガスの温度変化を冷蔵庫内温度とともに示すグラフである。
【図4】従来の二段圧縮冷凍装置における圧縮工程の温度変化を示すモリエル線図である。
【符号の説明】
1 冷凍装置
2 冷蔵庫
3 蒸発器
4 二段圧縮機
5,6 液ガスクーラー
7 単段圧縮機
8 凝縮器
9,16,17 膨張弁
10 液分離機
11,12 油分離器
13 受液器
Claims (1)
- 冷媒にアンモニアを使用し、少なくとも圧縮機、凝縮器、過冷却器、膨張弁、蒸発器を有する冷凍装置において、蒸発器で蒸発を終えた冷媒ガスを冷媒系統が直列に接続された三段以上の圧縮機群で吸入圧縮を行うことを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003128686A JP2004333009A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003128686A JP2004333009A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | 冷凍装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004333009A true JP2004333009A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33504729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003128686A Pending JP2004333009A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2004333009A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100572993C (zh) * | 2008-02-26 | 2009-12-23 | 蓬莱京鲁渔业有限公司 | 气液分离换热回气调节站 |
| CN104567064A (zh) * | 2015-01-06 | 2015-04-29 | 东华工程科技股份有限公司 | 一种节能压缩制冷方法 |
| CN104792052A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-07-22 | 上海海洋大学 | 一种新型超低温压缩制冷系统 |
-
2003
- 2003-05-07 JP JP2003128686A patent/JP2004333009A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100572993C (zh) * | 2008-02-26 | 2009-12-23 | 蓬莱京鲁渔业有限公司 | 气液分离换热回气调节站 |
| CN104567064A (zh) * | 2015-01-06 | 2015-04-29 | 东华工程科技股份有限公司 | 一种节能压缩制冷方法 |
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