JP2004326984A - 光ヘッド装置、および光ヘッド装置用対物レンズ - Google Patents
光ヘッド装置、および光ヘッド装置用対物レンズ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】波長の異なる第1および第2のレーザ光を回折レンズ構造を備えた対物レンズを介して透明保護層の厚さが異なる第1および第2の光記録媒体の記録面に集光させる場合でも良好なピックアップ特性を得ることのできる光ヘッド装置、および光ヘッド装置用対物レンズを提供すること。
【解決手段】光ヘッド装置の対物レンズ3では、中心側屈折面領域33において中心側回折格子35を構成する同心円状の微細な段差30の高さHを設定する際、第1のレーザ光L1の波長に対応する第1の寸法h1と、第2のレーザ光L2の波長に対応する第2の寸法h2の間に、第1および第2の光記録媒体41、42における各ピットの面積S1、S2に関連させて、以下の式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定する。
【選択図】 図3
【解決手段】光ヘッド装置の対物レンズ3では、中心側屈折面領域33において中心側回折格子35を構成する同心円状の微細な段差30の高さHを設定する際、第1のレーザ光L1の波長に対応する第1の寸法h1と、第2のレーザ光L2の波長に対応する第2の寸法h2の間に、第1および第2の光記録媒体41、42における各ピットの面積S1、S2に関連させて、以下の式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる波長のレーザ光を用いて基板厚さの異なるCDやDVDなどの光記録媒体の再生、記録を行う光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、かかる光ヘッド装置に用いるのに適した対物レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光記録媒体としては、CDやDVD等のように記録面を保護する透明保護層の厚さや記録密度の異なるものが知られており、CD(CD−Rを含む)の再生記録用には波長785nmの第1のレーザ光を出射する第1のレーザ光源が用いられ、DVDの再生用には、波長655nmの第2のレーザ光を出射する第2のレーザ光源が用いられている。
【0003】
ここで、光記録媒体に対して情報の記録や再生を行なう光ヘッド装置では、その小型およびコンパクト化のために共通の対物レンズを用いて、CDおよびDVDの記録面にレーザ光を収束させる構成のものが提案されている。
【0004】
但し、CDは、記録面を保護する透明保護層の厚さが1.2mmであり、DVDは、透明保護層の厚さがCDよりも薄い0.6mmであり、その記録密度はCDより高い。そこで、対物レンズとしては、単一の屈折力を有するレンズ面に同心円状の微細な段差からなる回折格子を形成し、この回折格子によって入射光束を回折して、透明保護層の厚さが異なる2種類の光記録媒体の記録面に良好な焦点を結ばせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
ここで、回折格子を構成する段差の高さは、レーザ光の位相2πとする必要があるが、回折格子には、CDの再生記録用の波長785nmの第1のレーザ光、およびDVD再生用の波長655nmの第2のレーザ光がそれぞれ入射することになる。このため、対物レンズにおける第1のレーザ光が入射したときの屈折率、対物レンズにおける第2のレーザ光が入射したときの屈折率、第1のレーザ光の波長、および第2のレーザ光の波長をそれぞれ、n1、n2、λ1、およびλ2としたとき、回折格子の段差の高さは、下式
h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
で求められるh1あるいはh2に設定される。また、回折格子の段差の高さは、(h1+h2)/2に設定されることもある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−81566号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第2のレーザ光を重視して、回折格子の段差の高さをh2とした場合、そのSカーブ特性(フォーカシングエラー信号)は、図5(a)に示すようになり、DVDについては良好な解像度が得られるが、CDではSカーブが得られない。また、再生性能を示すジッターもDVDについては良好な値となるが、CDでは再生可能であっても要求仕様限界レベルの値となる。
【0008】
これに対して、第1のレーザ光を重視して、回折格子の段差の高さをh1とした場合、そのSカーブ特性は、図5(b)に示すようになり、CDについては良好な解像度が得られるが、DVDではSカーブの振幅が低い。DVDのSカーブ振幅が低いと、2層ディスクの記録再生時のフォーカスサーボがとれない問題がある。また、指紋が付着したディスク(フィンガープリントディスク)などの粗悪ディスクのフォーカスサーボが外れる問題がある。また、ジッターもCDについては良好な値となるが、DVDでは要求仕様限界を超え、再生不可能なレベルとなる。
【0009】
また、回折格子の段差の高さを(h1+h2)/2とした場合、そのSカーブ特性は、図5(c)に示すようになり、このようなSカーブでは、CDについては図5(b)と同等レベルのほぼ良好な再生性能が得られるが、CDと比較して解像度を必要とするDVDでは再生性能が悪い。
【0010】
また、対物レンズの屈折面を中心側と外周側に分け、中心側に段差の高さを(h1+h2)/2とした中心側回折格子を形成し、外周側に段差の高さをh2とした外周側回折格子を形成して、第1のレーザ光を用いるCDの再生には中心側回折格子による回折光を使用し、第2のレーザ光を用いるDVDの再生には中心側回折格子および外周側回折格子による回折光を使用することもある。この場合、外周側回折格子の段差高さは、従来、第2のレーザ光の効率を高くするためh2にしていたが、こうすると、中心側回折格子と外周側回折格子とで第2のレーザ光における回折光の位相がずれるため、波面収差が悪くなり、レンズ全体での透過率が悪くなることがわかった。
【0011】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、波長の異なる第1および第2のレーザ光を回折レンズ構造を備えた対物レンズを介して透明保護層の厚さが異なる第1および第2の光記録媒体の記録面に集光させる場合でも良好なピックアップ特性を得ることのできる光ヘッド装置、および光ヘッド装置用対物レンズを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、第1の光記録媒体の記録面に対して第1のレーザ光源から出射した第1のレーザ光を対物レンズを介して集光させ、かつ、前記第1の光記録媒体の透明保護層より透明保護層が薄い第2の光記録媒体の記録面に対して第2のレーザ光源から出射した、前記第1のレーザ光より波長の短い第2のレーザ光を前記対物レンズを介して集光させる光ヘッド装置において、前記対物レンズの屈折面を、その光軸を中心とする中心側屈折面領域と、この中心側屈折面領域の外側を取り囲んでいる外周側屈折面領域とに分割するとともに、前記中心側屈折面領域の全域に亘って同心円状の複数の微細な段差からなる中心側回折格子を形成し、前記第1のレーザ光源を用いて行う前記第1の光記録媒体の記録再生には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束を用い、前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生には、前記外周側屈折面領域を通過した光束と、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束とを用い、前記中心側回折格子の前記段差の高さ、波長λ1の前記第1のレーザ光が入射したときの前記中心側屈折面領域の屈折率、および波長λ2の前記第2のレーザ光が入射したときの前記中心側屈折面領域の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
h2 < H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されてなることを特徴とする。
【0013】
本発明では、第2の光記録媒体、および第2のレーザ光が高密度記録用であることに着目して、中心側回折格子の段差の高さを、第1のレーザ光に対応させた寸法h1と、第2のレーザ光に対応させた寸法h2との中間値よりも、第2のレーザ光に対応させた寸法h2に近い値に設定している。すなわち、光記録媒体におけるピットサイズの大小や、ビームスポットの大小からみて、再生記録動作の難易度に対応する重み付けを行って段差の高さを設定している。このため、第2の光記録媒体では、十分なS字カーブ振幅が得られ、第1および第2の光記録媒体の双方において良好なピックアップ特性を得ることができるとともに、指紋が付着したディスク(フィンガープリントディスク)などの粗悪ディスクに対しても、フォーカスサーボが外れることなく、良好な記録再生性能が得られる。また、中心側回折格子の段差の高さを、寸法h1と寸法h2との中間値よりも、波長の短い第2のレーザ光に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光の波長が多少、長くなっても、中心温度における段差高さHを第2のレーザ光に近い波長に対応させてあるため、第2の光記録媒体において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0014】
本発明において、前記第1の光記録媒体の記録面に対して前記第1のレーザ光によって記録あるいは再生されるピットの面積、および前記第2の光記録媒体の記録面に対して前記第2のレーザ光によって記録あるいは再生されるピットの面積をそれぞれ、S1、およびS2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定されてなることが好ましい。
【0015】
本発明において、前記第1の光記録媒体の記録面に対して前記第1のレーザ光によって形成されるビームスポットの径、および前記第2の光記録媒体の記録面に対して前記第2のレーザ光によって形成されるビームスポットの径をそれぞれ、φ1、およびφ2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(φ1 2×h2+φ2 2×h1)/(φ1 2+φ2 2)
を満たすように設定されてなることが好ましい。
【0016】
本発明において、2.6から4.0の値の定数をkとしたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(k×h2+1×h1)/(k+1)
を満たすように設定されてなることが好ましい。
【0017】
本発明において、前記外周側屈折面領域が、前記第2のレーザ光束が前記第2の光記録媒体の記録面上に前記第2のビームスポットを形成するのに略適した屈折力となるように形成されていることが好ましい。外周側屈折面領域に回折格子を形成しようとすると、微細な段差を狭いピッチで形成する必要があるが、屈折力で第2のレーザ光を第2の光記録媒体の記録面上に集光させるのであれば、外周側屈折面領域に微細な段差を狭いピッチで形成する必要がない。また、段差部分による効率ロスをなくすことができる。
【0018】
また、本発明においては、前記外周側屈折面領域の全域に亘って、同心円状の複数の微細な段差からなる外周側回折格子を形成して、前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生の際には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束と、前記外周側屈折面領域を介して得られる回折光束とを用いる構成を採用してもよいが、このような場合には、前記外周側回折格子を構成する前記段差の高さを前記中心側回折格子の段差高さと同じ高さHに設定することが好ましい。中心側回折格子の段差の高さをHとし、外周側回折格子の段差の高さh2とする構成では、中心側回折格子と外周側回折格子で位相がずれるため、波面収差が悪くなるが、中心側回折格子も外周側回折格子も段差の高さをHとする構成では、位相ずれが無く、波面収差が良好になり、レンズ全体での透過率が向上する。
【0019】
次に、本発明は光ヘッド装置に用いる対物レンズに関するものであり、本発明の対物レンズは、上記構成の屈折面を備えていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した対物レンズを備えた光ヘッド装置を説明する。
【0021】
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本例の光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。
【0022】
図1において、本形態の光ヘッド装置1は、CD、CD−R、DVDなど、基板厚さや記録密度が異なる複数種類の光記録媒体4に対して情報の再生、記録を行うものである。そのために、CDなどの記録再生に用いる中心波長が785nmの第1のレーザL1を出射する第1のレーザ光源11と、DVDの再生等に用いる波長が655nmの第2のレーザL2を出射する第2のレーザ光源12を備えている。各レーザ光は共通の集光光学系Loを介して光記録媒体4に導かれると共に、当該光記録媒体4で反射された各レーザ光束の戻り光は共通受光素子25に導かれる。
【0023】
集光光学系Loには、第1のレーザL1を直進させ、第2のレーザL2を反射させて双方の光を共にシステム光軸L(対物レンズの光軸)に一致させる第1のビームスプリッタ21と、システム光軸Lに沿って進むレーザL1、L2を通過させる第2のビームスプリッタ22と、この第2のビームスプリッタ22を通過したレーザ光L1、L2を平行光化するコリメートレンズ23と、コリメートレンズ23から出射されたレーザ光L1、L2のビームスポットを光記録媒体4の記録面に形成するための対物レンズ3とが含まれている。
【0024】
このように構成した光ヘッド装置1では、第1の光記録媒体4としてのCD41の記録面41aに対して、対物レンズ3によって、第1のレーザ光L1のビームスポットがCD41の記録面上に形成される。また、第2の光記録媒体4としてのDVD42の記録面42aに対して、対物レンズ3によって、第2のレーザ光L2のビームスポットがDVD42の記録面上に形成される。
【0025】
このようにして光記録媒体4(CD41、DVD42)に集光された第1および第2のレーザ光L1、L2はそれぞれ、光記録媒体4で反射された後、共通の集光光学系Loを戻り光として逆に辿り、第2のビームスプリッタ22において反射されて共通受光素子25に集光する。そして、共通受光素子25で検出された信号により光記録媒体4(CD41、DVD42)の情報再生等が行われる。
【0026】
(対物レンズの構成)
図2および図3を参照して、本例の対物レンズ3の構成を詳しく説明する。図2(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、対物レンズ3を示す平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域に形成された段差を示す部分拡大断面図である。図3は対物レンズ3による各波長のレーザ光の収束状態を示す説明図である。
【0027】
図2(a)、(b)、(c)において、本例の対物レンズ3は、第1のレーザ光源11および第2のレーザ光源12から出射されたレーザ光L1、L2が入射する正のパワーを備えた入射側屈折面31と、光記録媒体4に向けてレーザ光束を出射する出射側屈折面32を備えた凸レンズである。
【0028】
入射側屈折面31は、光軸Lを中心にして同心円状に光軸Lを含む円形の中心側屈折面領域33と、この中心側屈折面領域33の外周を環状に囲んでいる外周側屈折面領域34とに二分割されており、中心側屈折面領域33と外周側屈折面領域34との境界部分は、NA=0.45〜0.55に相当する位置である。
【0029】
中心側屈折面領域33の全域に亘っては、同心円状の複数の微細な段差30によって中心側回折格子35が形成されている。
【0030】
対物レンズ3の中心側屈折面領域33は、外周側屈折面領域34とは異なる屈折力を有する屈折面領域である。この中心側屈折面領域33に形成された中心側回折格子35は、当該領域を通過する第1のレーザ光L1の回折光束のビームスポットをCD41の記録面上に形成する回折特性を備えている。これに加えて、当該領域を通過する第2のレーザ光L2の回折光束のビームスポットをDVD42の記録面上に形成する回折特性を備えている。
【0031】
本例では、中心側回折格子35による第1のレーザ光L1の回折光束および第2のレーザ光L2の回折光束ともに1次回折光を使用している。
【0032】
これに対して、対物レンズ3の外周側屈折面領域34は、第2のレーザ光L2における当該領域を通る光束部分のビームスポットをDVD42の記録面上に形成する屈折力を有している。すなわち、外周側屈折面領域34には、回折格子を構成する狭ピッチの溝が形成されていない。このため、対物レンズ3を成形するための金型の製作が容易である。また、段差部分が無いため、外周側屈折領域34を通過する光のロスがなく透過率が高い。
【0033】
このような構成の対物レンズ3を備えた光ヘッド装置1において、CD41の情報再生時には、第1のレーザ光源11のみが駆動され第1のレーザ光L1が出射される。この第1のレーザ光L1における対物レンズ3の中心側屈折面領域33を通過する光束成分のうち、そこに形成されている中心側回折格子35による回折により生成された回折光束成分のビームスポットB(41)が、図3において点線で示すように、CD41の記録面上に形成される。対物レンズ3の外周側屈折面領域34を通る第1のレーザ光L1の光束成分は、再生に必要のない不要光であり、CD41の記録面上にビームスポットとしては集光しない。
【0034】
これに対して、DVD42の情報再生時には、第2のレーザ光源12のみが駆動され第2のレーザ光L2が出射される。図3において実線で示すように、このレーザ光L2における対物レンズ3の中心側屈折面領域33を通過する光束成分のうち、そこに形成されている中心側回折格子35によって回折されて発生した回折光成分と、第2のレーザ光L2における対物レンズ3の外周側屈折面領域34を通過する光束成分とによって、DVD42の記録面上にビームスポットB(42)が形成される。
【0035】
(中心側回折格子の構成例1)
図2(a)、(b)、(c)、(d)において、本形態の光ヘッド装置1に用いられている対物レンズ3では、中心側回折格子35を構成する複数の段差30の高さ、波長λ1の第1のレーザ光L1が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率、および波長λ2の第2のレーザ光L2が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
h2 < H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されている。
【0036】
ここで、中心側屈折面領域33における屈折率n(n1=n2=nとする)、第1のレーザ光L1の波長λ1、および第2のレーザ光L2の波長λ2をそれぞれ、例えば、1.54、785nm、および655nmとした場合、h1、およびh2は、それぞれ1.45μm、および1.21μmとなるので、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
1.21μm<H(μm)<1.33μm
を満たすように設定される。
【0037】
また、本形態では、中心側回折格子35の段差30の高さHについては、上記範囲のうち、CD41の記録面41aに対して第1のレーザ光L1によって形成されるピットの面積、およびDVD42の記録面42aに対して第2のレーザ光L2によって形成されるピットの面積をそれぞれ、S1、およびS2としたとき、下式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定されている。
【0038】
ここで、CD41の記録面41aに形成される最小ピット長(ピットのトラック方向における幅寸法)は、約0.8μmであるのに対して、DVD42の記録面42aに形成される最小ピット長(ピットのトラック方向における幅寸法)は、約0.4μmであり、また、CD41のトラックピッチは1.6μmであるのに対して、DVD42のトラックピッチは0.74μmである。従って、CD41の記録面41aに形成されるピットの面積S1と、DVD42の記録面42aに形成されるピットの面積S2の比は、約4:1である。
【0039】
従って、本形態において、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
H=(4×h2+1×h1)/5
で求められ、1.26μmに設定されている。
【0040】
このような高さHの段差30を中心側屈折面領域33に形成した対物レンズ3を用いれば、中心側回折格子35の段差30の高さHを、第1のレーザ光L1に対応させた寸法h1と、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2との中間値よりも、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、この対物レンズ3を用いた場合のSカーブ特性は、図5(a)に示したSカーブ特性と、図5(c)に示したSカーブ特性との中間で表される。従って、CD41およびDVD42の双方において十分なSカーブ振幅が得られ、特にDVD42ではフィンガープリントディスクに対しても良好なフォーカスサーボが得られ、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0041】
しかも、ピットの面積の比に基づいて、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に偏らせる程度を設定し、再生記録動作の難易度に対応する、適正な重み付けを行って段差30の高さHを設定しているため、DVD42では良好な波面収差および透過率が得られ、CD41でも許容範囲内の波長収差および透過率が得られる。よって、CD41およびDVD42の双方において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0042】
また、中心側回折格子35の段差30の高さHを、寸法h1と寸法h2との中間値よりも、波長の短い第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光L2の波長が多少、長くなっても、中心温度における段差高さHを第2のレーザ光L2に近い波長に対応させてあるため、DVD42において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0043】
(中心側回折格子の構成例2)
図2(a)、(b)、(c)、(d)において、本形態の光ヘッド装置1に用いられている対物レンズ3では、本例でも、構成例1と同様、中心側回折格子35を構成する複数の段差30の高さ、波長λ1の第1のレーザ光L1が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率、および波長λ2の第2のレーザ光L2が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
h2 <H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されている。
【0044】
ここで、中心側屈折面領域33における屈折率n(n1=n2=nとする)、第1のレーザ光L1の波長λ1、および第2のレーザ光L2の波長λ2をそれぞれ、1.54、785nm、および655nmとした場合、h1、およびh2は、それぞれ1.45μm、および1.21μmとなるので、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
1.21μm<H(μm)<1.33μm
を満たすように設定される。
【0045】
また、本形態では、中心側回折格子35の段差30の高さHについては、上記範囲のうち、CD41の記録面41aに対して第1のレーザ光L1によって形成されるビームスポットの径、およびDVD42の記録面42aに対して第2のレーザ光L2によって形成されるビームスポットの径をそれぞれ、φ1、およびφ2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
H=(φ1 2×h2+φ2 2×h1)/(φ1 2+φ2 2)
を満たすように設定されている。
【0046】
ここで、ビームスポットの径は、定数×波長÷レンズの開口率(NA)で表されるので、例えば、第1のレーザ光L1に対する開口率を0.45とし、第2のレーザ光L2に対する開口率を0.60とすると、φ1とφ2の比は1.6:1であるので、φ1 2とφ2 2の比は約2.6:1となる。
【0047】
従って、本形態において、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
H=(2.6×h2+1×h1)/3.6
で求められ、1.28μmに設定されている。
【0048】
このような高さHの段差30を中心側屈折面領域33に形成した対物レンズ3を用いれば、中心側回折格子35の段差30の高さHを、第1のレーザ光L1に対応させた寸法h1と、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2との中間値よりも、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、この対物レンズ3を用いた場合のSカーブ特性は、図5(a)に示したSカーブ特性と、図5(c)に示したSカーブ特性との中間で表される。従って、CD41およびDVD42の双方において十分なSカーブ振幅が得られ、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0049】
しかも、ビームスポットの面積の比に基づいて、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に偏らせる程度を設定し、再生記録動作の難易度に対応する、適正な重み付けを行って段差30の高さHを設定しているため、CD41およびDVD42の双方において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0050】
また、中心側回折格子35の段差30の高さHを、寸法h1と寸法h2との中間値よりも、波長の短い第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光L2の波長が多少、長くなっても、中心温度における段差高さHを第2のレーザ光L2に近い波長に対応させてあるため、DVD42において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0051】
(中心側回折格子の構成例3)
図2(a)、(b)、(c)、(d)において、本形態の光ヘッド装置1に用いられている対物レンズ3では、構成例1、2と同様、中心側回折格子35を構成する複数の段差30の高さ、波長λ1の第1のレーザ光L1が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率、および波長λ2の第2のレーザ光L2が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
h2 <H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されている。
【0052】
ここで、中心側屈折面領域33における屈折率n(n1=n2=nとする)、第1のレーザ光L1の波長λ1、および第2のレーザ光L2の波長λ2をそれぞれ、1.54、785nm、および655nmとした場合、h1、およびh2は、それぞれ1.45μm、および1.21μmとなるので、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
1.21μm<H(μm)<1.33μm
を満たすように設定されている。
【0053】
また、本形態では、中心側回折格子35の段差30の高さHについては、前記の構成例1と構成例2の双方を考慮して、
H=(k×h2+1×h1)/(k+1)
定数k=2.6〜4.0
を満たすように設定されている。
【0054】
ここで、k=3とすると、中心側回折格子35の段差30の高さHは、1.27μmに設定されることになる。
【0055】
このような高さHの段差30を中心側屈折面領域33に形成した対物レンズ3を用いた場合も、構成例1、2と同様、CD41およびDVD42の双方において十分なSカーブ振幅が得られ、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0056】
(対物レンズ3の別の例)
上記の対物レンズ3では、外周側屈折面領域34の屈折力を設定することにより、当該領域を通る第2のレーザ光束の光束成分によるビームスポットをDVD42の記録面上に形成するようにしている。しかるに、この外周側屈折面領域34にも回折格子を形成し、この回折格子による第2のレーザ光L2の回折光束成分のビームスポットがDVD42の記録面上に形成されるようにすることもできる。
【0057】
図4(a)は外周側屈折面領域にも回折格子を形成した対物レンズの例を示す平面図であり、図4(b)はその断面図であり、図4(c)および(d)はそれぞれその部分拡大断面図である。
【0058】
これらの図に示すように、本例の対物レンズ3Aは、第1のレーザ光源11および第2のレーザ光源12から出射されたレーザ光L1、L2が入射する正のパワーを有する屈折面である入射側屈折面31Aと、光記録媒体に向けてレーザ光束を出射する出射側屈折面32Aを有した凸レンズである。
【0059】
入射側屈折面31Aは、光軸Lを含む円形の中心側屈折面領域33Aと、この中心側屈折面領域33Aを同心状に取り囲んでいる環状の外周側屈折面領域34Aとに分けられている。また、中心側屈折面領域33Aには、この領域全体に亘って同心円状の微細な段差30からなる中心側回折格子35Aが形成されている。また、外周側屈折面領域34Aにも、この領域全体に亘って同心円状の微細な段差30からなる外周側回折格子36が形成されている。
【0060】
本例の対物レンズ3Aは、CD41の記録あるいは再生時に出射される第1のレーザ光L1のうち中心側屈折面領域33Aを通過する光束成分によって、CD41の記録面41a上にビームスポットを形成する。詳しくは、当該光束成分のうち、中心側屈折面領域33Aに形成された中心側回折格子35Aによる回折作用を受けて生成された回折光束成分によってCD41の記録面上にビームスポットB(41)が形成される。
【0061】
しかるに、第1のレーザ光L1のうち、外周側屈折面領域34Aを通る光束成分は、記録あるいは再生に寄与しない不要光成分であり、本例では、当該外周側屈折面領域34Aに形成されている外周側回折格子36による回折作用を受けて、CD41の記録面上におけるビームスポット形成位置に集光しないように回折される。
【0062】
また、本例の対物レンズ3Aは、DVD42の再生時に出射される第2のレーザ光L2によるビームスポットをDVD42の記録面42a上に形成する。すなわち、中心側屈折面領域33Aを通過する第2のレーザ光束の光束成分のうち、中心側屈折面領域33Aに形成された中心側回折格子35Aによる回折作用を受けて生成された回折光成分により、DVD42の記録面上にビームスポットが形成される。これと共に、この第2のレーザ光L2における外周側屈折面領域34Aを通過する光束成分のうち、当該領域に形成された外周側回折格子36による回折作用を受けて生成された回折光束成分によっても、DVD42の記録面上の同一位置にビームスポットが形成される。
【0063】
本例では、CD41の記録あるいは再生時、DVD42の再生時ともに、第1のレーザ光L1、または、第2のレーザ光L2の1次回折光を利用している。
【0064】
このような構成の対物レンズ3Aにおいても、中心側回折格子35Aの段差30の高さHについては、前記の構成例1、2、3で説明したように、例えば、1.28μmに設定する。
【0065】
また、本例の対物レンズ3Aでは、その外周側屈折面領域34Aにも外周側回折格子36が形成されているが、この外周側回折格子36については、第1のレーザ光L1における外周側部分の不要光成分がCD41の記録面上におけるビームスポット形成位置に集光しないように、外周側回折格子36の段差30の高さも、中心側屈折面領域33Aと同じ高さ寸法H、例えば、1.28μmに設定されている。よって、第2のレーザ光L2においては、中心側と外周側の位相を揃えることができるため、良好な波面収差を得ることができ、透過率を向上させることができる。従って、外周側を通過する光束成分が回折されない場合より、良好な再生性能を得ることができる。
【0066】
(その他の形態)
なお、本発明は、光ヘッド装置1における対物レンズ3以外で異なる波長のレーザ光束が通るレンズ、例えば、コリメートレンズ23などにも適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、第2の光記録媒体、および第2のレーザ光が高密度記録用であることに着目して、中心側回折格子の段差の高さを、第1のレーザ光に対応させた寸法と、第2のレーザ光に対応させた寸法との中間よりも、第2のレーザ光に対応させた寸法に近い値に設定している。すなわち、光記録媒体におけるピットサイズの大小や、ビームスポットの大小からみて、再生記録動作の難易度に対応する重み付けを行って段差の高さを設定している。このため、第2の光記録媒体のSカーブ振幅が十分大きいため、フィンガープリントディスクでもフォーカスサーボが外れない。また2層ディスクでも良好なフォーカスサーボができ、第1および第2の光記録媒体の双方において良好なピックアップ特性を得ることができる。また、中心側回折格子の段差の高さを第2のレーザ光に対応させた寸法に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光の波長が多少、長くなっても、第2の光記録媒体において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図1に示す対物レンズの平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域に形成された段差を示す部分拡大断面図である。
【図3】図2の対物レンズによる第1および第2のレーザ光の収束状態を示す説明図である。
【図4】対物レンズの別の例を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその断面図であり、(c)および(d)はそれぞれその部分拡大断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、従来の対物レンズを用いた場合のSカーブ特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
3、3A 対物レンズ
4 光記録媒体
11 第1のレーザ光源
12 第2のレーザ光源
21 第1のビームスプリッタ
22 第2のビームスプリッタ
23 コリメートレンズ
24 グレーティング
25 共通受光素子
30 同心円状の微細な段差
31、31A 入射側屈折面
32、32A 出射側屈折面
33 中心側屈折面領域
34、34A 外周側屈折面領域
35 中心側回折格子
36 外周側回折格子
41 CD(第1の光記録媒体)
41a 記録面
42 DVD(第2の光記録媒体)
42a 記録面
B(41) ビームスポット
B(42) ビームスポット
L 対物レンズの光軸(システム光軸)
Lo 集光光学系
L1 第1のレーザ光束
L2 第2のレーザ光束
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる波長のレーザ光を用いて基板厚さの異なるCDやDVDなどの光記録媒体の再生、記録を行う光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、かかる光ヘッド装置に用いるのに適した対物レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光記録媒体としては、CDやDVD等のように記録面を保護する透明保護層の厚さや記録密度の異なるものが知られており、CD(CD−Rを含む)の再生記録用には波長785nmの第1のレーザ光を出射する第1のレーザ光源が用いられ、DVDの再生用には、波長655nmの第2のレーザ光を出射する第2のレーザ光源が用いられている。
【0003】
ここで、光記録媒体に対して情報の記録や再生を行なう光ヘッド装置では、その小型およびコンパクト化のために共通の対物レンズを用いて、CDおよびDVDの記録面にレーザ光を収束させる構成のものが提案されている。
【0004】
但し、CDは、記録面を保護する透明保護層の厚さが1.2mmであり、DVDは、透明保護層の厚さがCDよりも薄い0.6mmであり、その記録密度はCDより高い。そこで、対物レンズとしては、単一の屈折力を有するレンズ面に同心円状の微細な段差からなる回折格子を形成し、この回折格子によって入射光束を回折して、透明保護層の厚さが異なる2種類の光記録媒体の記録面に良好な焦点を結ばせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
ここで、回折格子を構成する段差の高さは、レーザ光の位相2πとする必要があるが、回折格子には、CDの再生記録用の波長785nmの第1のレーザ光、およびDVD再生用の波長655nmの第2のレーザ光がそれぞれ入射することになる。このため、対物レンズにおける第1のレーザ光が入射したときの屈折率、対物レンズにおける第2のレーザ光が入射したときの屈折率、第1のレーザ光の波長、および第2のレーザ光の波長をそれぞれ、n1、n2、λ1、およびλ2としたとき、回折格子の段差の高さは、下式
h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
で求められるh1あるいはh2に設定される。また、回折格子の段差の高さは、(h1+h2)/2に設定されることもある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−81566号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第2のレーザ光を重視して、回折格子の段差の高さをh2とした場合、そのSカーブ特性(フォーカシングエラー信号)は、図5(a)に示すようになり、DVDについては良好な解像度が得られるが、CDではSカーブが得られない。また、再生性能を示すジッターもDVDについては良好な値となるが、CDでは再生可能であっても要求仕様限界レベルの値となる。
【0008】
これに対して、第1のレーザ光を重視して、回折格子の段差の高さをh1とした場合、そのSカーブ特性は、図5(b)に示すようになり、CDについては良好な解像度が得られるが、DVDではSカーブの振幅が低い。DVDのSカーブ振幅が低いと、2層ディスクの記録再生時のフォーカスサーボがとれない問題がある。また、指紋が付着したディスク(フィンガープリントディスク)などの粗悪ディスクのフォーカスサーボが外れる問題がある。また、ジッターもCDについては良好な値となるが、DVDでは要求仕様限界を超え、再生不可能なレベルとなる。
【0009】
また、回折格子の段差の高さを(h1+h2)/2とした場合、そのSカーブ特性は、図5(c)に示すようになり、このようなSカーブでは、CDについては図5(b)と同等レベルのほぼ良好な再生性能が得られるが、CDと比較して解像度を必要とするDVDでは再生性能が悪い。
【0010】
また、対物レンズの屈折面を中心側と外周側に分け、中心側に段差の高さを(h1+h2)/2とした中心側回折格子を形成し、外周側に段差の高さをh2とした外周側回折格子を形成して、第1のレーザ光を用いるCDの再生には中心側回折格子による回折光を使用し、第2のレーザ光を用いるDVDの再生には中心側回折格子および外周側回折格子による回折光を使用することもある。この場合、外周側回折格子の段差高さは、従来、第2のレーザ光の効率を高くするためh2にしていたが、こうすると、中心側回折格子と外周側回折格子とで第2のレーザ光における回折光の位相がずれるため、波面収差が悪くなり、レンズ全体での透過率が悪くなることがわかった。
【0011】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、波長の異なる第1および第2のレーザ光を回折レンズ構造を備えた対物レンズを介して透明保護層の厚さが異なる第1および第2の光記録媒体の記録面に集光させる場合でも良好なピックアップ特性を得ることのできる光ヘッド装置、および光ヘッド装置用対物レンズを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、第1の光記録媒体の記録面に対して第1のレーザ光源から出射した第1のレーザ光を対物レンズを介して集光させ、かつ、前記第1の光記録媒体の透明保護層より透明保護層が薄い第2の光記録媒体の記録面に対して第2のレーザ光源から出射した、前記第1のレーザ光より波長の短い第2のレーザ光を前記対物レンズを介して集光させる光ヘッド装置において、前記対物レンズの屈折面を、その光軸を中心とする中心側屈折面領域と、この中心側屈折面領域の外側を取り囲んでいる外周側屈折面領域とに分割するとともに、前記中心側屈折面領域の全域に亘って同心円状の複数の微細な段差からなる中心側回折格子を形成し、前記第1のレーザ光源を用いて行う前記第1の光記録媒体の記録再生には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束を用い、前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生には、前記外周側屈折面領域を通過した光束と、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束とを用い、前記中心側回折格子の前記段差の高さ、波長λ1の前記第1のレーザ光が入射したときの前記中心側屈折面領域の屈折率、および波長λ2の前記第2のレーザ光が入射したときの前記中心側屈折面領域の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
h2 < H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されてなることを特徴とする。
【0013】
本発明では、第2の光記録媒体、および第2のレーザ光が高密度記録用であることに着目して、中心側回折格子の段差の高さを、第1のレーザ光に対応させた寸法h1と、第2のレーザ光に対応させた寸法h2との中間値よりも、第2のレーザ光に対応させた寸法h2に近い値に設定している。すなわち、光記録媒体におけるピットサイズの大小や、ビームスポットの大小からみて、再生記録動作の難易度に対応する重み付けを行って段差の高さを設定している。このため、第2の光記録媒体では、十分なS字カーブ振幅が得られ、第1および第2の光記録媒体の双方において良好なピックアップ特性を得ることができるとともに、指紋が付着したディスク(フィンガープリントディスク)などの粗悪ディスクに対しても、フォーカスサーボが外れることなく、良好な記録再生性能が得られる。また、中心側回折格子の段差の高さを、寸法h1と寸法h2との中間値よりも、波長の短い第2のレーザ光に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光の波長が多少、長くなっても、中心温度における段差高さHを第2のレーザ光に近い波長に対応させてあるため、第2の光記録媒体において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0014】
本発明において、前記第1の光記録媒体の記録面に対して前記第1のレーザ光によって記録あるいは再生されるピットの面積、および前記第2の光記録媒体の記録面に対して前記第2のレーザ光によって記録あるいは再生されるピットの面積をそれぞれ、S1、およびS2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定されてなることが好ましい。
【0015】
本発明において、前記第1の光記録媒体の記録面に対して前記第1のレーザ光によって形成されるビームスポットの径、および前記第2の光記録媒体の記録面に対して前記第2のレーザ光によって形成されるビームスポットの径をそれぞれ、φ1、およびφ2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(φ1 2×h2+φ2 2×h1)/(φ1 2+φ2 2)
を満たすように設定されてなることが好ましい。
【0016】
本発明において、2.6から4.0の値の定数をkとしたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(k×h2+1×h1)/(k+1)
を満たすように設定されてなることが好ましい。
【0017】
本発明において、前記外周側屈折面領域が、前記第2のレーザ光束が前記第2の光記録媒体の記録面上に前記第2のビームスポットを形成するのに略適した屈折力となるように形成されていることが好ましい。外周側屈折面領域に回折格子を形成しようとすると、微細な段差を狭いピッチで形成する必要があるが、屈折力で第2のレーザ光を第2の光記録媒体の記録面上に集光させるのであれば、外周側屈折面領域に微細な段差を狭いピッチで形成する必要がない。また、段差部分による効率ロスをなくすことができる。
【0018】
また、本発明においては、前記外周側屈折面領域の全域に亘って、同心円状の複数の微細な段差からなる外周側回折格子を形成して、前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生の際には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束と、前記外周側屈折面領域を介して得られる回折光束とを用いる構成を採用してもよいが、このような場合には、前記外周側回折格子を構成する前記段差の高さを前記中心側回折格子の段差高さと同じ高さHに設定することが好ましい。中心側回折格子の段差の高さをHとし、外周側回折格子の段差の高さh2とする構成では、中心側回折格子と外周側回折格子で位相がずれるため、波面収差が悪くなるが、中心側回折格子も外周側回折格子も段差の高さをHとする構成では、位相ずれが無く、波面収差が良好になり、レンズ全体での透過率が向上する。
【0019】
次に、本発明は光ヘッド装置に用いる対物レンズに関するものであり、本発明の対物レンズは、上記構成の屈折面を備えていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した対物レンズを備えた光ヘッド装置を説明する。
【0021】
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本例の光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。
【0022】
図1において、本形態の光ヘッド装置1は、CD、CD−R、DVDなど、基板厚さや記録密度が異なる複数種類の光記録媒体4に対して情報の再生、記録を行うものである。そのために、CDなどの記録再生に用いる中心波長が785nmの第1のレーザL1を出射する第1のレーザ光源11と、DVDの再生等に用いる波長が655nmの第2のレーザL2を出射する第2のレーザ光源12を備えている。各レーザ光は共通の集光光学系Loを介して光記録媒体4に導かれると共に、当該光記録媒体4で反射された各レーザ光束の戻り光は共通受光素子25に導かれる。
【0023】
集光光学系Loには、第1のレーザL1を直進させ、第2のレーザL2を反射させて双方の光を共にシステム光軸L(対物レンズの光軸)に一致させる第1のビームスプリッタ21と、システム光軸Lに沿って進むレーザL1、L2を通過させる第2のビームスプリッタ22と、この第2のビームスプリッタ22を通過したレーザ光L1、L2を平行光化するコリメートレンズ23と、コリメートレンズ23から出射されたレーザ光L1、L2のビームスポットを光記録媒体4の記録面に形成するための対物レンズ3とが含まれている。
【0024】
このように構成した光ヘッド装置1では、第1の光記録媒体4としてのCD41の記録面41aに対して、対物レンズ3によって、第1のレーザ光L1のビームスポットがCD41の記録面上に形成される。また、第2の光記録媒体4としてのDVD42の記録面42aに対して、対物レンズ3によって、第2のレーザ光L2のビームスポットがDVD42の記録面上に形成される。
【0025】
このようにして光記録媒体4(CD41、DVD42)に集光された第1および第2のレーザ光L1、L2はそれぞれ、光記録媒体4で反射された後、共通の集光光学系Loを戻り光として逆に辿り、第2のビームスプリッタ22において反射されて共通受光素子25に集光する。そして、共通受光素子25で検出された信号により光記録媒体4(CD41、DVD42)の情報再生等が行われる。
【0026】
(対物レンズの構成)
図2および図3を参照して、本例の対物レンズ3の構成を詳しく説明する。図2(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、対物レンズ3を示す平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域に形成された段差を示す部分拡大断面図である。図3は対物レンズ3による各波長のレーザ光の収束状態を示す説明図である。
【0027】
図2(a)、(b)、(c)において、本例の対物レンズ3は、第1のレーザ光源11および第2のレーザ光源12から出射されたレーザ光L1、L2が入射する正のパワーを備えた入射側屈折面31と、光記録媒体4に向けてレーザ光束を出射する出射側屈折面32を備えた凸レンズである。
【0028】
入射側屈折面31は、光軸Lを中心にして同心円状に光軸Lを含む円形の中心側屈折面領域33と、この中心側屈折面領域33の外周を環状に囲んでいる外周側屈折面領域34とに二分割されており、中心側屈折面領域33と外周側屈折面領域34との境界部分は、NA=0.45〜0.55に相当する位置である。
【0029】
中心側屈折面領域33の全域に亘っては、同心円状の複数の微細な段差30によって中心側回折格子35が形成されている。
【0030】
対物レンズ3の中心側屈折面領域33は、外周側屈折面領域34とは異なる屈折力を有する屈折面領域である。この中心側屈折面領域33に形成された中心側回折格子35は、当該領域を通過する第1のレーザ光L1の回折光束のビームスポットをCD41の記録面上に形成する回折特性を備えている。これに加えて、当該領域を通過する第2のレーザ光L2の回折光束のビームスポットをDVD42の記録面上に形成する回折特性を備えている。
【0031】
本例では、中心側回折格子35による第1のレーザ光L1の回折光束および第2のレーザ光L2の回折光束ともに1次回折光を使用している。
【0032】
これに対して、対物レンズ3の外周側屈折面領域34は、第2のレーザ光L2における当該領域を通る光束部分のビームスポットをDVD42の記録面上に形成する屈折力を有している。すなわち、外周側屈折面領域34には、回折格子を構成する狭ピッチの溝が形成されていない。このため、対物レンズ3を成形するための金型の製作が容易である。また、段差部分が無いため、外周側屈折領域34を通過する光のロスがなく透過率が高い。
【0033】
このような構成の対物レンズ3を備えた光ヘッド装置1において、CD41の情報再生時には、第1のレーザ光源11のみが駆動され第1のレーザ光L1が出射される。この第1のレーザ光L1における対物レンズ3の中心側屈折面領域33を通過する光束成分のうち、そこに形成されている中心側回折格子35による回折により生成された回折光束成分のビームスポットB(41)が、図3において点線で示すように、CD41の記録面上に形成される。対物レンズ3の外周側屈折面領域34を通る第1のレーザ光L1の光束成分は、再生に必要のない不要光であり、CD41の記録面上にビームスポットとしては集光しない。
【0034】
これに対して、DVD42の情報再生時には、第2のレーザ光源12のみが駆動され第2のレーザ光L2が出射される。図3において実線で示すように、このレーザ光L2における対物レンズ3の中心側屈折面領域33を通過する光束成分のうち、そこに形成されている中心側回折格子35によって回折されて発生した回折光成分と、第2のレーザ光L2における対物レンズ3の外周側屈折面領域34を通過する光束成分とによって、DVD42の記録面上にビームスポットB(42)が形成される。
【0035】
(中心側回折格子の構成例1)
図2(a)、(b)、(c)、(d)において、本形態の光ヘッド装置1に用いられている対物レンズ3では、中心側回折格子35を構成する複数の段差30の高さ、波長λ1の第1のレーザ光L1が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率、および波長λ2の第2のレーザ光L2が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
h2 < H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されている。
【0036】
ここで、中心側屈折面領域33における屈折率n(n1=n2=nとする)、第1のレーザ光L1の波長λ1、および第2のレーザ光L2の波長λ2をそれぞれ、例えば、1.54、785nm、および655nmとした場合、h1、およびh2は、それぞれ1.45μm、および1.21μmとなるので、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
1.21μm<H(μm)<1.33μm
を満たすように設定される。
【0037】
また、本形態では、中心側回折格子35の段差30の高さHについては、上記範囲のうち、CD41の記録面41aに対して第1のレーザ光L1によって形成されるピットの面積、およびDVD42の記録面42aに対して第2のレーザ光L2によって形成されるピットの面積をそれぞれ、S1、およびS2としたとき、下式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定されている。
【0038】
ここで、CD41の記録面41aに形成される最小ピット長(ピットのトラック方向における幅寸法)は、約0.8μmであるのに対して、DVD42の記録面42aに形成される最小ピット長(ピットのトラック方向における幅寸法)は、約0.4μmであり、また、CD41のトラックピッチは1.6μmであるのに対して、DVD42のトラックピッチは0.74μmである。従って、CD41の記録面41aに形成されるピットの面積S1と、DVD42の記録面42aに形成されるピットの面積S2の比は、約4:1である。
【0039】
従って、本形態において、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
H=(4×h2+1×h1)/5
で求められ、1.26μmに設定されている。
【0040】
このような高さHの段差30を中心側屈折面領域33に形成した対物レンズ3を用いれば、中心側回折格子35の段差30の高さHを、第1のレーザ光L1に対応させた寸法h1と、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2との中間値よりも、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、この対物レンズ3を用いた場合のSカーブ特性は、図5(a)に示したSカーブ特性と、図5(c)に示したSカーブ特性との中間で表される。従って、CD41およびDVD42の双方において十分なSカーブ振幅が得られ、特にDVD42ではフィンガープリントディスクに対しても良好なフォーカスサーボが得られ、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0041】
しかも、ピットの面積の比に基づいて、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に偏らせる程度を設定し、再生記録動作の難易度に対応する、適正な重み付けを行って段差30の高さHを設定しているため、DVD42では良好な波面収差および透過率が得られ、CD41でも許容範囲内の波長収差および透過率が得られる。よって、CD41およびDVD42の双方において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0042】
また、中心側回折格子35の段差30の高さHを、寸法h1と寸法h2との中間値よりも、波長の短い第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光L2の波長が多少、長くなっても、中心温度における段差高さHを第2のレーザ光L2に近い波長に対応させてあるため、DVD42において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0043】
(中心側回折格子の構成例2)
図2(a)、(b)、(c)、(d)において、本形態の光ヘッド装置1に用いられている対物レンズ3では、本例でも、構成例1と同様、中心側回折格子35を構成する複数の段差30の高さ、波長λ1の第1のレーザ光L1が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率、および波長λ2の第2のレーザ光L2が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
h2 <H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されている。
【0044】
ここで、中心側屈折面領域33における屈折率n(n1=n2=nとする)、第1のレーザ光L1の波長λ1、および第2のレーザ光L2の波長λ2をそれぞれ、1.54、785nm、および655nmとした場合、h1、およびh2は、それぞれ1.45μm、および1.21μmとなるので、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
1.21μm<H(μm)<1.33μm
を満たすように設定される。
【0045】
また、本形態では、中心側回折格子35の段差30の高さHについては、上記範囲のうち、CD41の記録面41aに対して第1のレーザ光L1によって形成されるビームスポットの径、およびDVD42の記録面42aに対して第2のレーザ光L2によって形成されるビームスポットの径をそれぞれ、φ1、およびφ2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
H=(φ1 2×h2+φ2 2×h1)/(φ1 2+φ2 2)
を満たすように設定されている。
【0046】
ここで、ビームスポットの径は、定数×波長÷レンズの開口率(NA)で表されるので、例えば、第1のレーザ光L1に対する開口率を0.45とし、第2のレーザ光L2に対する開口率を0.60とすると、φ1とφ2の比は1.6:1であるので、φ1 2とφ2 2の比は約2.6:1となる。
【0047】
従って、本形態において、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
H=(2.6×h2+1×h1)/3.6
で求められ、1.28μmに設定されている。
【0048】
このような高さHの段差30を中心側屈折面領域33に形成した対物レンズ3を用いれば、中心側回折格子35の段差30の高さHを、第1のレーザ光L1に対応させた寸法h1と、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2との中間値よりも、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、この対物レンズ3を用いた場合のSカーブ特性は、図5(a)に示したSカーブ特性と、図5(c)に示したSカーブ特性との中間で表される。従って、CD41およびDVD42の双方において十分なSカーブ振幅が得られ、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0049】
しかも、ビームスポットの面積の比に基づいて、第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に偏らせる程度を設定し、再生記録動作の難易度に対応する、適正な重み付けを行って段差30の高さHを設定しているため、CD41およびDVD42の双方において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0050】
また、中心側回折格子35の段差30の高さHを、寸法h1と寸法h2との中間値よりも、波長の短い第2のレーザ光L2に対応させた寸法h2に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光L2の波長が多少、長くなっても、中心温度における段差高さHを第2のレーザ光L2に近い波長に対応させてあるため、DVD42において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0051】
(中心側回折格子の構成例3)
図2(a)、(b)、(c)、(d)において、本形態の光ヘッド装置1に用いられている対物レンズ3では、構成例1、2と同様、中心側回折格子35を構成する複数の段差30の高さ、波長λ1の第1のレーザ光L1が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率、および波長λ2の第2のレーザ光L2が入射したときの中心側屈折面領域33の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
h2 <H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されている。
【0052】
ここで、中心側屈折面領域33における屈折率n(n1=n2=nとする)、第1のレーザ光L1の波長λ1、および第2のレーザ光L2の波長λ2をそれぞれ、1.54、785nm、および655nmとした場合、h1、およびh2は、それぞれ1.45μm、および1.21μmとなるので、中心側回折格子35の段差30の高さHは、下式
1.21μm<H(μm)<1.33μm
を満たすように設定されている。
【0053】
また、本形態では、中心側回折格子35の段差30の高さHについては、前記の構成例1と構成例2の双方を考慮して、
H=(k×h2+1×h1)/(k+1)
定数k=2.6〜4.0
を満たすように設定されている。
【0054】
ここで、k=3とすると、中心側回折格子35の段差30の高さHは、1.27μmに設定されることになる。
【0055】
このような高さHの段差30を中心側屈折面領域33に形成した対物レンズ3を用いた場合も、構成例1、2と同様、CD41およびDVD42の双方において十分なSカーブ振幅が得られ、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0056】
(対物レンズ3の別の例)
上記の対物レンズ3では、外周側屈折面領域34の屈折力を設定することにより、当該領域を通る第2のレーザ光束の光束成分によるビームスポットをDVD42の記録面上に形成するようにしている。しかるに、この外周側屈折面領域34にも回折格子を形成し、この回折格子による第2のレーザ光L2の回折光束成分のビームスポットがDVD42の記録面上に形成されるようにすることもできる。
【0057】
図4(a)は外周側屈折面領域にも回折格子を形成した対物レンズの例を示す平面図であり、図4(b)はその断面図であり、図4(c)および(d)はそれぞれその部分拡大断面図である。
【0058】
これらの図に示すように、本例の対物レンズ3Aは、第1のレーザ光源11および第2のレーザ光源12から出射されたレーザ光L1、L2が入射する正のパワーを有する屈折面である入射側屈折面31Aと、光記録媒体に向けてレーザ光束を出射する出射側屈折面32Aを有した凸レンズである。
【0059】
入射側屈折面31Aは、光軸Lを含む円形の中心側屈折面領域33Aと、この中心側屈折面領域33Aを同心状に取り囲んでいる環状の外周側屈折面領域34Aとに分けられている。また、中心側屈折面領域33Aには、この領域全体に亘って同心円状の微細な段差30からなる中心側回折格子35Aが形成されている。また、外周側屈折面領域34Aにも、この領域全体に亘って同心円状の微細な段差30からなる外周側回折格子36が形成されている。
【0060】
本例の対物レンズ3Aは、CD41の記録あるいは再生時に出射される第1のレーザ光L1のうち中心側屈折面領域33Aを通過する光束成分によって、CD41の記録面41a上にビームスポットを形成する。詳しくは、当該光束成分のうち、中心側屈折面領域33Aに形成された中心側回折格子35Aによる回折作用を受けて生成された回折光束成分によってCD41の記録面上にビームスポットB(41)が形成される。
【0061】
しかるに、第1のレーザ光L1のうち、外周側屈折面領域34Aを通る光束成分は、記録あるいは再生に寄与しない不要光成分であり、本例では、当該外周側屈折面領域34Aに形成されている外周側回折格子36による回折作用を受けて、CD41の記録面上におけるビームスポット形成位置に集光しないように回折される。
【0062】
また、本例の対物レンズ3Aは、DVD42の再生時に出射される第2のレーザ光L2によるビームスポットをDVD42の記録面42a上に形成する。すなわち、中心側屈折面領域33Aを通過する第2のレーザ光束の光束成分のうち、中心側屈折面領域33Aに形成された中心側回折格子35Aによる回折作用を受けて生成された回折光成分により、DVD42の記録面上にビームスポットが形成される。これと共に、この第2のレーザ光L2における外周側屈折面領域34Aを通過する光束成分のうち、当該領域に形成された外周側回折格子36による回折作用を受けて生成された回折光束成分によっても、DVD42の記録面上の同一位置にビームスポットが形成される。
【0063】
本例では、CD41の記録あるいは再生時、DVD42の再生時ともに、第1のレーザ光L1、または、第2のレーザ光L2の1次回折光を利用している。
【0064】
このような構成の対物レンズ3Aにおいても、中心側回折格子35Aの段差30の高さHについては、前記の構成例1、2、3で説明したように、例えば、1.28μmに設定する。
【0065】
また、本例の対物レンズ3Aでは、その外周側屈折面領域34Aにも外周側回折格子36が形成されているが、この外周側回折格子36については、第1のレーザ光L1における外周側部分の不要光成分がCD41の記録面上におけるビームスポット形成位置に集光しないように、外周側回折格子36の段差30の高さも、中心側屈折面領域33Aと同じ高さ寸法H、例えば、1.28μmに設定されている。よって、第2のレーザ光L2においては、中心側と外周側の位相を揃えることができるため、良好な波面収差を得ることができ、透過率を向上させることができる。従って、外周側を通過する光束成分が回折されない場合より、良好な再生性能を得ることができる。
【0066】
(その他の形態)
なお、本発明は、光ヘッド装置1における対物レンズ3以外で異なる波長のレーザ光束が通るレンズ、例えば、コリメートレンズ23などにも適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、第2の光記録媒体、および第2のレーザ光が高密度記録用であることに着目して、中心側回折格子の段差の高さを、第1のレーザ光に対応させた寸法と、第2のレーザ光に対応させた寸法との中間よりも、第2のレーザ光に対応させた寸法に近い値に設定している。すなわち、光記録媒体におけるピットサイズの大小や、ビームスポットの大小からみて、再生記録動作の難易度に対応する重み付けを行って段差の高さを設定している。このため、第2の光記録媒体のSカーブ振幅が十分大きいため、フィンガープリントディスクでもフォーカスサーボが外れない。また2層ディスクでも良好なフォーカスサーボができ、第1および第2の光記録媒体の双方において良好なピックアップ特性を得ることができる。また、中心側回折格子の段差の高さを第2のレーザ光に対応させた寸法に近い値に設定しているため、温度上昇によって、第2のレーザ光の波長が多少、長くなっても、第2の光記録媒体において良好なピックアップ特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図1に示す対物レンズの平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域に形成された段差を示す部分拡大断面図である。
【図3】図2の対物レンズによる第1および第2のレーザ光の収束状態を示す説明図である。
【図4】対物レンズの別の例を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその断面図であり、(c)および(d)はそれぞれその部分拡大断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、従来の対物レンズを用いた場合のSカーブ特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
3、3A 対物レンズ
4 光記録媒体
11 第1のレーザ光源
12 第2のレーザ光源
21 第1のビームスプリッタ
22 第2のビームスプリッタ
23 コリメートレンズ
24 グレーティング
25 共通受光素子
30 同心円状の微細な段差
31、31A 入射側屈折面
32、32A 出射側屈折面
33 中心側屈折面領域
34、34A 外周側屈折面領域
35 中心側回折格子
36 外周側回折格子
41 CD(第1の光記録媒体)
41a 記録面
42 DVD(第2の光記録媒体)
42a 記録面
B(41) ビームスポット
B(42) ビームスポット
L 対物レンズの光軸(システム光軸)
Lo 集光光学系
L1 第1のレーザ光束
L2 第2のレーザ光束
Claims (7)
- 第1の光記録媒体の記録面に対して第1のレーザ光源から出射した第1のレーザ光を対物レンズを介して集光させ、かつ、前記第1の光記録媒体の透明保護層より透明保護層が薄い第2の光記録媒体の記録面に対して第2のレーザ光源から出射した、前記第1のレーザ光より波長の短い第2のレーザ光を前記対物レンズを介して集光させる光ヘッド装置において、
前記対物レンズの屈折面を、その光軸を中心とする中心側屈折面領域と、この中心側屈折面領域の外側を取り囲んでいる外周側屈折面領域とに分割するとともに、前記中心側屈折面領域の全域に亘って同心円状の複数の微細な段差からなる中心側回折格子を形成し、
前記第1のレーザ光源を用いて行う前記第1の光記録媒体の記録再生には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束を用い、前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生には、前記外周側屈折面領域を通過した光束と、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束とを用い、
前記中心側回折格子の前記段差の高さ、波長λ1の前記第1のレーザ光が入射したときの前記中心側屈折面領域の屈折率、および波長λ2の前記第2のレーザ光が入射したときの前記中心側屈折面領域の屈折率をそれぞれ、H、n1、およびn2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
h2 < H < (h1+h2)/2
但し、h1=λ1/(n1−1)
h2=λ2/(n2−1)
を満たすように設定されてなることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1において、前記第1の光記録媒体の記録面に対して前記第1のレーザ光によって記録あるいは再生されるピットの面積、および前記第2の光記録媒体の記録面に対して前記第2のレーザ光によって記録あるいは再生されるピットの面積をそれぞれ、S1、およびS2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(S1×h2+S2×h1)/(S1+S2)
を満たすように設定されてなることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1において、前記第1の光記録媒体の記録面に対して前記第1のレーザ光によって形成されるビームスポットの径、および前記第2の光記録媒体の記録面に対して前記第2のレーザ光によって形成されるビームスポットの径をそれぞれ、φ1、およびφ2としたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(φ1 2×h2+φ2 2×h1)/(φ1 2+φ2 2)
を満たすように設定されてなることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1において、2.6から4.0の値の定数をkとしたとき、前記中心側回折格子の前記段差の高さHは、下式
H=(k×h2+1×h1)/(k+1)
を満たすように設定されてなることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記外周側屈折面領域は、前記第2のレーザ光束が前記第2の光記録媒体の記録面上に前記第2のビームスポットを形成するのに略適した屈折力となるように形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記外周側屈折面領域の全域に亘って、同心円状の複数の微細な段差からなる外周側回折格子を形成し、
前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生の際には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束と、前記外周側屈折面領域を介して得られる回折光束とを用い、
当該外周側回折格子を構成する前記段差の高さを前記中心側回折格子の段差高さと同じ高さHに設定してなることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の光ヘッド装置用対物レンズ。
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