JP2004301353A - 焼却炉及び焼却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被焼却物の燃焼効率を向上して完全燃焼を促進し、小型化を可能とする。
【解決手段】焼却炉1は、第一燃焼室9の上側に第二燃焼室11を備えている。さらに、前記第二燃焼室11の中央部には、当該第二燃焼室11内の螺旋流である燃焼ガスに対して空気を噴出する筒状の外気供給部41が備えられている。第一燃焼室9で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室11内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して空気が噴出されて小さな乱流が発生するので、前記空気と燃焼ガスとが効率よく撹拌、混合される。その結果、燃焼効率が促進され、完全燃焼が行われ、第二燃焼室11内では高温の燃焼雰囲気が維持されるので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高くできる。
【選択図】 図1
【解決手段】焼却炉1は、第一燃焼室9の上側に第二燃焼室11を備えている。さらに、前記第二燃焼室11の中央部には、当該第二燃焼室11内の螺旋流である燃焼ガスに対して空気を噴出する筒状の外気供給部41が備えられている。第一燃焼室9で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室11内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して空気が噴出されて小さな乱流が発生するので、前記空気と燃焼ガスとが効率よく撹拌、混合される。その結果、燃焼効率が促進され、完全燃焼が行われ、第二燃焼室11内では高温の燃焼雰囲気が維持されるので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高くできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、木質系を基本とした産業廃棄物などの被焼却物を焼却する焼却炉及び焼却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、焼却炉としては、産業廃棄物などの被焼却物を投入するホッパと、このホッパから落下した被焼却物を焼却するための一次燃焼室と、この一次燃焼室からの燃焼ガスをさらに燃焼するために前記一次燃焼室の上側に設けた二次燃焼室と、が備えられている。上記の二次燃焼室の燃焼効果を上げるために一次燃焼室から燃焼ガスを二次燃焼室へ導入する煙道が二次燃焼室の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられ、二次燃焼室内で旋回流が発生するように構成されている。
【0003】
一次燃焼室に投入された被焼却物は一次燃焼室で加熱され、乾燥、燃焼、後燃焼へと経時的に進行する。このとき、一次燃焼室では燃焼用空気が被焼却物に供給される。被焼却物が燃焼して発生した排ガスは煙道を経て二次燃焼室に導入され、二次燃焼室で旋回流となって未燃焼ガスと燃焼用空気との撹拌、混合が促進され、未燃焼ガスのガス化燃焼が向上する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−231624号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の焼却炉においては、一次燃焼室からの排ガスが二次燃焼室で旋回流となって燃焼用空気と混合して燃焼されても、完全燃焼を行うという点では不十分であるために、改善すべき点が残されていた。また、小型の焼却炉は急速に冷却されてしまうために燃焼効率を高めることができないので、どうしても大型の焼却炉となってしまうためにコスト高であるという問題点があった。
【0006】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、被焼却物の燃焼効率を向上して完全燃焼を促進すると共に小型化を可能とする焼却炉及び焼却方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の焼却炉は、第一燃焼室の上側に第二燃焼室を備えた焼却炉であって、前記第二燃焼室の中央部に、当該第二燃焼室内の螺旋流である燃焼ガスに対して空気を噴出する筒状の外気供給部を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
したがって、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気が噴出されることにより、螺旋流内に小さな乱流が発生し、前記空気と燃焼ガスとが効率よく撹拌、混合されるので、燃焼効率が促進され、完全燃焼が行われる。このことから、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持することが可能となったので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化が図られる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉が提供される。
【0009】
請求項2によるこの発明の焼却炉は、請求項1記載の焼却炉において、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを再燃焼させる第三燃焼室を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
したがって、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、例えば第二燃焼室の上側の第三燃焼室に自然に流れていき、この第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼されるのでより一層効率よく完全燃焼が促進される。
【0011】
請求項3によるこの発明の焼却炉は、請求項1又は2記載の焼却炉において、前記外気供給部は、螺旋流への空気の噴射方向を前記螺旋流に対して直交する方向に指向していることを特徴とするものである。
【0012】
したがって、螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向されているので、螺旋流内に発生する乱流がより一層効率良く空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する。
【0013】
請求項4によるこの発明の焼却方法は、第一燃焼室内で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室内で螺旋流に変換すると共に前記第二燃焼室の中央部に備えた外気供給部から空気を前記螺旋流に対して噴出することを特徴とするものである。
【0014】
したがって、請求項1記載の作用と同様に、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気が噴出されることにより、螺旋流内に小さな乱流が発生し、前記空気と燃焼ガスとが効率よく撹拌、混合されるので、燃焼効率が促進され、完全燃焼が行われる。このことから、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持することが可能となったので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化が図られる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉が提供される。
【0015】
請求項5によるこの発明の焼却方法は、請求項4記載の焼却方法において、前記第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、第三燃焼室で再燃焼せしめることを特徴とするものである。
【0016】
したがって、請求項2記載の作用と同様に、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、第二燃焼室の上側の第三燃焼室に自然に流れていき、この第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼されるのでより一層効率よく完全燃焼が促進される。
【0017】
請求項6によるこの発明の焼却方法は、請求項4又は5記載の焼却方法において、前記螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向して螺旋流に乱流を発生せしめることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、請求項3記載の作用と同様に、螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向されているので、螺旋流内に発生する乱流がより一層効率良く空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1、図2及び図4を参照するに、この実施の形態に係る焼却炉1は、木質系を基本とした産業廃棄物などの被焼却物3を焼却するガス化逆燃焼方式の焼却炉であって、燃焼排ガスが下方に向かって流れるものであり、通常では火床部としては水平火格子又は水平傾斜火格子が使用される。
【0021】
装置本体5の上部には、被焼却物3を投入するホッパ7が図4において右側に設けられており、装置本体5の下部には上記のホッパ7から落下した被焼却物3を焼却するための第一燃焼室9が備えられており、この第一燃焼室9の燃焼ガスをさらに燃焼する第二燃焼室11が図4において左側で第一燃焼室9の上側に設けられている。また、前記第二燃焼室11を加熱するための第二燃焼室用バーナー13が装置本体5の外側に設けられている。また、第二燃焼室11の燃焼ガスをさらに燃焼すると共に横型のサイクロン方式の第三燃焼室15が第二燃焼室11の上部に備えられている。
【0022】
ホッパ7の内部は蓄熱性及び耐火性を有する厚みの耐火材で構成されており、ホッパ7の上部には開閉自在な回転用の被焼却物投入口17が設けられており、この被焼却物投入口17以外の部分は上壁19で塞がれている。被焼却物3は被焼却物投入口17から連続して投入することができ、ホッパ7内には例えば150kgの被焼却物3が投入可能である。なお、回転用の被焼却物投入口17は焼却時に閉塞して使用される。
【0023】
第一燃焼室9の下部には水平火格子21からなる火床部23が設けられており、この火床部23の下方には、装置本体5の最下部の外気導入路25から外気に連通して一次エアを吸引する一次エア供給室27が設けられており、さらに一次エア供給室27には給気用のエアブロアー装置29からも一次エアが供給するために複数の一次エア噴出口31を備えた一次エア供給ダクト33が図4の紙面に直交する方向に延伸された状態で設けられており、この実施の形態では前記一次エア供給ダクト33に6個の一次エア噴出口31が設けられている。
【0024】
第二燃焼室11の図1において左側の下部には、第一燃焼室9からの燃焼ガスを第二燃焼室11へ導入する第1ガス導入路35が、図2に示されているように第二燃焼室11の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられ、第二燃焼室11内で螺旋流が発生するように構成されている。
【0025】
また、第二燃焼室11の外周側には、図1において右側の外気取入口37から二次エアを吸引し、この二次エアを前記第二燃焼室11の熱で加熱する熱交換室39が設けられている。前記外気取入口37は熱交換率を高めるために第二燃焼室11内の燃焼ガスの流れ方向の下流側に設けられ、しかも二次エアが熱交換室39内で旋回流を発生させるべく上記の外気取入口37が第二燃焼室11の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられている。
【0026】
さらに、上記の第二燃焼室11の内部には、図1及び図3に示されているように前記螺旋流の燃焼ガスに対して二次エアを噴出する筒状の外気供給部としての例えば円筒形状の二次エア供給管41が設けられている。つまり、二次エア供給管41は第二燃焼室11の図1において左端面のほぼ中央部に設けた二次エア吸気口43に取り付けられており、二次エア供給管41の図1において右端面は閉塞されており、二次エア供給管41の外周面には二次エア供給管41の内部に貫通する多数の外気吹出穴部としてのスリット45が設けられている。なお、この実施の形態ではスリット45は矩形状であるが、他の形状であっても構わない。
【0027】
なお、上記の二次エア供給管41及び第1ガス導入路35は、熱伝導を低くして効果的に蓄熱することができるように、アルマー加工された鋼管、或いはステンレスなどの耐熱合金などの材質で製作されており、二次エア吸気口43には容易に交換可能となるように、フランジ部47を介してボルトBTで着脱可能である。
【0028】
また、第二燃焼室11の図1において右端には第三燃焼室15へ排ガスを導入する第2ガス導入路49が設けられている。この第2ガス導入路49は、前記排ガスが第三燃焼室15内で旋回流を発生させるべく第三燃焼室15の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられており、第2ガス導入路49の図1において下端部には排気用のエアブロアー装置51から排出用のエアが供給されるように構成されている。
【0029】
また、第三燃焼室15の内部には、水平式のサイクロンダクト53が第三燃焼室15の断面のほぼ中央部に設けられており、上記のサイクロンダクト53は図1において右側の装置本体5の外部に排出ガスを排出するための排出ダクト55に連通されている。
【0030】
なお、上記の第一燃焼室9、熱交換室39、第三燃焼室15の周囲は耐火材としての例えば防火ジャケット57により覆われており、周囲の温度が100°C以上に上がらない構造となっている。その結果、上記の各部材9,39,15や装置本体5を構成する他の部材は余分なアルマー加工、キャスタブル等の処理が不要となるために、装置本体5の製造加工が簡単であるので量産性が高いものである。
【0031】
なお、上記の第二燃焼室11、第三燃焼室15、第1ガス導入路35、第2ガス導入路49、サイクロンダクト53、排出ダクト55などは鋼管が使用されるなら、強度が高く且つ加工し易く、ローコストで、コンパクト化を図ることができる。
【0032】
上記構成により、まず、第二燃焼室用バーナー13が着火され、第二燃焼室11が加熱される。このことにより、第一燃焼室9から第二燃焼室11へ送られ不燃ガスを燃焼し易くするための燃焼雰囲気温度が高くされることになる。被焼却物3がホッパ7の上部の回転用の被焼却物投入口17からホッパ7内に投入された後に、被焼却物投入口17が閉塞される。
【0033】
次に、第一燃焼室9の水平火格子21からなる火床部23には予め着火材が投入されており、この着火材に着火される。このとき、エアブロアー装置29により一次エアが図1の白抜きの矢印で示されているように一次エア供給ダクト33の6個の一次エア噴出口31から噴出し、この一次エアが図4に示されているように一次エア供給室27から第一燃焼室9に積極的に送り込まれるので、第一燃焼室9の火床部23には急速に“おき”火が作られる。これに伴って、外気が装置本体5の最下部の外気導入路25を経て一次エア供給室27へ吸引される。
【0034】
したがって、第一燃焼室9には一次エア供給室27の一次エアが十分に吸引されるので第一燃焼室9の炎が大きくなり、第二燃焼室11の中へ吸引されて燃焼される。また、第二燃焼室11は内部のガス炎が500°C位の安定燃焼になるまで第二燃焼室用バーナー13で加熱される。
【0035】
より詳しくは、図1に示されているように排気用のエアブロアー装置51からエアが第2ガス導入路49へブロアーされることにより、上記のエアが強制的に第2ガス導入路49から第三燃焼室15を経てサイクロンダクト53へ流入し、このサイクロンダクト53から排出ダクト55を経て外部へ排出される。これによって第二燃焼室11内には負圧が生じるので、第一燃焼室9の燃焼ガスは第1ガス導入路35を経て第二燃焼室11内に流入する。なお、上記のように排気用のエアが第2ガス導入路49へブロアーされることにより、一般的な排出ダクト55に比較して4,5倍の排出効果がある。
【0036】
第一燃焼室9の燃焼ガスが第二燃焼室11内に流入すると、図1及び図2の黒塗りの矢印に示されているように第二燃焼室11の内壁面に沿って旋回して螺旋流となる。換言すれば、上記の螺旋流の燃焼ガスは第二燃焼室11内で二次エア供給管41の外側を図1において右方向に向けて旋回し、第二燃焼室11の出口付近で徐々に小さい螺旋流となって第2ガス導入路49へ流入し、上述したように第三燃焼室15へ送られることになる。
【0037】
一方、第二燃焼室11が負圧になると、熱交換室39も二次エア供給管41の二次エア吸気口43から多数のスリット45を介して第二燃焼室11へ連通していることから負圧となるので、例えば酸素21%の外気が外気取入口37から熱交換室39へ二次エアとして吸引される。この二次エアは、図1及び図3の白抜きの矢印に示されているように、第二燃焼室11の外側を旋回しながら第二燃焼室11の熱で加熱されて約450°C程度に上昇してから二次エア供給管41の内部に吸引され、多数のスリット45から上記の第二燃焼室11の螺旋流の燃焼ガスに対して直交する方向に吹き出されることになる。
【0038】
したがって、第一燃焼室9からの未燃焼ガスは第二燃焼室11で螺旋流になって滞留時間が延長されて燃焼効率が高められている状態に加えて、多数のスリット45から噴出される二次エアが上記の螺旋流の燃焼ガスに対して小さな乱流を生じさせるので、上記のように熱交換室39で約450°C程度の高温になった二次エアが未燃焼ガスと十分に撹拌・混合され、しかも小さな乱流発生によっても燃焼ガスの滞留時間が延長される。なお、二次エアが多数のスリット45から上記の螺旋流に対して直交する方向に吹き出されることは、より一層効率よく二次エアと未燃焼ガスを撹拌・混合せしめる乱流を発生できるという点で望ましいものである。
【0039】
結果として、第二燃焼室11内では、十分な温度、十分な酸素、十分な滞留時間、燃焼ガスが高温であること、などの燃焼性能を高めるために不可欠な条件を整えることができたので燃焼ガスの燃焼効率が促進される。
【0040】
なお、第二燃焼室11内の螺旋流は、第2ガス導入路49へ流入するまでの過程で燃焼ガス内の燃焼灰の一部が落下して第二燃焼室11の底部に溜まることになる。この溜まった灰は焼却運転後に、例えば第二燃焼室11の図1において右端に備えた図示しない排出口から排出される。
【0041】
また、二次エア供給管41はアルマー加工された鋼管、或いはステンレスなどの耐熱合金などの材質から製作して熱伝導を低くすることにより効果的に蓄熱されるので、たとえ第一燃焼室9のおき火が入らない状態で、第一燃焼室9からの未燃焼ガスが流入しても、上記のように高温になった二次エア供給管41で発火することになる。
【0042】
したがって、この実施の形態では着火後の5分間で約800°Cにまで上昇すするので、10〜15分後に第二燃焼室用バーナー13を停止し、一次エア供給用のエアブロアー装置29のスイッチもOFFにしても、上述したような第二燃焼室11における燃焼効率の良い燃焼が継続して行われる。
【0043】
上記のことが実現可能となったのは、第二燃焼室11内が800〜1000°Cの高温雰囲気下にあることや、未燃焼ガスが燃焼分解するのに十分な滞留時間があることや、二次エア供給管41内の高温の二次エアが多数のスリット45から未燃焼ガスの螺旋流に対して直交方向に噴射されて小さな乱流ができるために効率よく撹拌・混合がされること、などの条件が整ったからである。
【0044】
また、第三燃焼室15においては、図1及び図2に示されているように、第二燃焼室11で完全に燃焼された燃焼ガスが第2ガス導入路49を経て第三燃焼室15内に流入し、第三燃焼室15の内壁面に沿ってサイクロンダクト53の外側を旋回して図1において左方向にむけて旋回流となって流れていく。万一、燃焼ガス内に未燃焼ガスが残っていたとしても第三燃焼室15で再燃焼し、しかもこの過程で燃焼ガス内の燃焼灰の一部が落下して第三燃焼室15の底部に溜まる。この溜まった灰は焼却運転後に、例えば第三燃焼室15の図1において左端に備えた図示しない排出口から排出される。
【0045】
さらに、第三燃焼室15の旋回流はサイクロンダクト53の図1において左端の入口から内部へ流入し、排出ガスが排出ダクト55から外気へ排出される。
【0046】
以上のように、第二燃焼室11が500°C以上、好ましくは約800°Cにまで上昇して安定した燃焼を始めたら、外気導入路25を閉じてホッパ7の自然の吸引によるガス化逆燃焼式に変更される。
【0047】
一般的な小型焼却炉1の欠点としては焼却炉1自体が急に冷却されやすいものであるが、この実施の形態の焼却炉1はガス化逆燃焼方式であるので、被焼却物投入口17の隙間が外気のエアの流入口となり、このエアがホッパ7内を下降するため、被焼却物3がホッパ7内を下って第一燃焼室9の火床部23に到達するまでに十分に温められることになる。つまり、第一燃焼室9の火床部23のおき火が結果的にはバーナーの代わりになるので、被焼却物3は下方へ流動しながらホッパ7内の雰囲気温度や輻射熱により含水率が下げられると共に徐々に炭化して火床部23に落下してくる。この炭化した被焼却物3が火床部23で燃焼され且つおき火ともなる。
【0048】
さらに加えて、この実施の形態の焼却炉1はガス化逆燃焼方式であるので、被焼却物3の投入量に無関係に一定速度で燃焼される。また、被焼却物3をホッパ7内に一括投入可能であることは、煤煙の発生が低く抑えられる効果がある。
【0049】
以上のようにして第一燃焼室9の火床部23の被焼却物3が“おき”状態になり、第二燃焼室11の炎が800〜850°Cで安定燃焼するヘリカム状になったら、第二燃焼室用バーナー13と給気用のエアブロアー装置29が止められる。したがって、第二燃焼室用バーナー13やエアブロアー装置29の運転が不要となることで省エネとなり、燃料費、電力費等のランニングコストを低減することができる。
【0050】
例えば、8時間の焼却運転が行われた場合、着火後10〜20分間の第二燃焼室用バーナー13やエアブロアー装置29の運転を行った後に停止し、ガス化逆燃焼式の運転に変更されるため、7時間40分の間は第二燃焼室用バーナー13やエアブロアー装置29が使用されなくとも800°C以上の燃焼温度が維持される。
【0051】
また、構造上の簡易化による製造コストの低減化を図ることができ、第二燃焼室11の二次エア供給管41のようにユニット構造であるので分割補修を安価に行うことができ、メンテナンスの容易な焼却炉1が実現した。なお、二次エア供給管41は焼却運転中であっても交換可能である。
【0052】
また、この発明の実施の形態の焼却炉1はガス可逆燃焼方式であるために、例えば第一燃焼室9の火床面積は0.24m2であるが、上述したようにホッパ7内でも被焼却物3の炭化促進が行われるので、このホッパ7の面積を加えると0.8m2となる。したがって、従来の燃焼方式では火床面積0.24m2の火床部分での燃焼しかないが、この実施の形態ではホッパ7を大きくすることにより火床面積を大きくでき、またホッパ7が大きくされることにより、1回の被焼却物3の投入量は150kg程度が投入可能となる。したがって、作業者による被焼却物3の投入作業は、例えば朝1回、昼1回、午後1回程度の回数で、しかも1回の作業量が5分程度で完了するので、人件費の大幅な削減に寄与することになる。
【0053】
また、この発明の実施の形態の焼却炉1は、上述した結果として炉自体を小型化することができる。つまり、小型であっても、木質系を基本とした産業廃棄物などの被焼却物3の完全燃焼を行うことの可能な燃焼効率の高い焼却炉を実現することができる。
【0054】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0055】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気を噴出するので、螺旋流内に小さな乱流を発生させて前記空気と燃焼ガスとを効率よく撹拌、混合するので、燃焼効率を促進して完全燃焼を行うことができる。したがって、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持できるので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化を図ることができる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉を提供できる。
【0056】
請求項2の発明によれば、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室の上側の第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼するのでより一層効率良く完全燃焼を促進できる。
【0057】
請求項3の発明によれば、螺旋流へ噴出する空気を前記螺旋流に対して直交する方向に指向することにより、より一層効率良く前記空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する乱流を螺旋流内に発生できる。
【0058】
請求項4の発明によれば、請求項1記載の効果と同様に、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気を噴出するので、螺旋流内に小さな乱流を発生させて前記空気と燃焼ガスとを効率よく撹拌、混合するので、燃焼効率を促進して完全燃焼を行うことができる。したがって、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持できるので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化を図ることができる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉を提供できる。
【0059】
請求項5の発明によれば、請求項2記載の効果と同様に、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室の上側の第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼するのでより一層効率良く完全燃焼を促進できる。
【0060】
請求項6の発明によれば、請求項3記載の効果と同様に、螺旋流へ噴出する空気を前記螺旋流に対して直交する方向に指向することにより、より一層効率良く前記空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する乱流を螺旋流内に発生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の焼却炉の概略的な縦断面図である。
【図2】この発明の実施の形態の焼却炉の第一、第二、第三燃焼室を示す概略的な拡大正面図である。
【図3】焼却炉の第二燃焼室の概略的な拡大断面図である。
【図4】この発明の実施の形態の焼却炉の概略的な全体正面図である。
【符号の説明】
1 焼却炉
3 被焼却物
7 ホッパ
9 第一燃焼室
11 第二燃焼室
13 第二燃焼室用バーナー
15 第三燃焼室
17 被焼却物投入口
23 火床部
27 一次エア供給室
31 一次エア噴出口
33 一次エア供給ダクト
35 第1ガス導入路
39 熱交換室
41 二次エア供給管(外気供給部)
43 二次エア吸気口
45 スリット(外気吹出穴部)
49 第2ガス導入路
53 サイクロンダクト
【発明の属する技術分野】
この発明は、木質系を基本とした産業廃棄物などの被焼却物を焼却する焼却炉及び焼却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、焼却炉としては、産業廃棄物などの被焼却物を投入するホッパと、このホッパから落下した被焼却物を焼却するための一次燃焼室と、この一次燃焼室からの燃焼ガスをさらに燃焼するために前記一次燃焼室の上側に設けた二次燃焼室と、が備えられている。上記の二次燃焼室の燃焼効果を上げるために一次燃焼室から燃焼ガスを二次燃焼室へ導入する煙道が二次燃焼室の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられ、二次燃焼室内で旋回流が発生するように構成されている。
【0003】
一次燃焼室に投入された被焼却物は一次燃焼室で加熱され、乾燥、燃焼、後燃焼へと経時的に進行する。このとき、一次燃焼室では燃焼用空気が被焼却物に供給される。被焼却物が燃焼して発生した排ガスは煙道を経て二次燃焼室に導入され、二次燃焼室で旋回流となって未燃焼ガスと燃焼用空気との撹拌、混合が促進され、未燃焼ガスのガス化燃焼が向上する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−231624号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の焼却炉においては、一次燃焼室からの排ガスが二次燃焼室で旋回流となって燃焼用空気と混合して燃焼されても、完全燃焼を行うという点では不十分であるために、改善すべき点が残されていた。また、小型の焼却炉は急速に冷却されてしまうために燃焼効率を高めることができないので、どうしても大型の焼却炉となってしまうためにコスト高であるという問題点があった。
【0006】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、被焼却物の燃焼効率を向上して完全燃焼を促進すると共に小型化を可能とする焼却炉及び焼却方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の焼却炉は、第一燃焼室の上側に第二燃焼室を備えた焼却炉であって、前記第二燃焼室の中央部に、当該第二燃焼室内の螺旋流である燃焼ガスに対して空気を噴出する筒状の外気供給部を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
したがって、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気が噴出されることにより、螺旋流内に小さな乱流が発生し、前記空気と燃焼ガスとが効率よく撹拌、混合されるので、燃焼効率が促進され、完全燃焼が行われる。このことから、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持することが可能となったので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化が図られる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉が提供される。
【0009】
請求項2によるこの発明の焼却炉は、請求項1記載の焼却炉において、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを再燃焼させる第三燃焼室を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
したがって、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、例えば第二燃焼室の上側の第三燃焼室に自然に流れていき、この第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼されるのでより一層効率よく完全燃焼が促進される。
【0011】
請求項3によるこの発明の焼却炉は、請求項1又は2記載の焼却炉において、前記外気供給部は、螺旋流への空気の噴射方向を前記螺旋流に対して直交する方向に指向していることを特徴とするものである。
【0012】
したがって、螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向されているので、螺旋流内に発生する乱流がより一層効率良く空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する。
【0013】
請求項4によるこの発明の焼却方法は、第一燃焼室内で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室内で螺旋流に変換すると共に前記第二燃焼室の中央部に備えた外気供給部から空気を前記螺旋流に対して噴出することを特徴とするものである。
【0014】
したがって、請求項1記載の作用と同様に、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気が噴出されることにより、螺旋流内に小さな乱流が発生し、前記空気と燃焼ガスとが効率よく撹拌、混合されるので、燃焼効率が促進され、完全燃焼が行われる。このことから、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持することが可能となったので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化が図られる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉が提供される。
【0015】
請求項5によるこの発明の焼却方法は、請求項4記載の焼却方法において、前記第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、第三燃焼室で再燃焼せしめることを特徴とするものである。
【0016】
したがって、請求項2記載の作用と同様に、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、第二燃焼室の上側の第三燃焼室に自然に流れていき、この第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼されるのでより一層効率よく完全燃焼が促進される。
【0017】
請求項6によるこの発明の焼却方法は、請求項4又は5記載の焼却方法において、前記螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向して螺旋流に乱流を発生せしめることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、請求項3記載の作用と同様に、螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向されているので、螺旋流内に発生する乱流がより一層効率良く空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1、図2及び図4を参照するに、この実施の形態に係る焼却炉1は、木質系を基本とした産業廃棄物などの被焼却物3を焼却するガス化逆燃焼方式の焼却炉であって、燃焼排ガスが下方に向かって流れるものであり、通常では火床部としては水平火格子又は水平傾斜火格子が使用される。
【0021】
装置本体5の上部には、被焼却物3を投入するホッパ7が図4において右側に設けられており、装置本体5の下部には上記のホッパ7から落下した被焼却物3を焼却するための第一燃焼室9が備えられており、この第一燃焼室9の燃焼ガスをさらに燃焼する第二燃焼室11が図4において左側で第一燃焼室9の上側に設けられている。また、前記第二燃焼室11を加熱するための第二燃焼室用バーナー13が装置本体5の外側に設けられている。また、第二燃焼室11の燃焼ガスをさらに燃焼すると共に横型のサイクロン方式の第三燃焼室15が第二燃焼室11の上部に備えられている。
【0022】
ホッパ7の内部は蓄熱性及び耐火性を有する厚みの耐火材で構成されており、ホッパ7の上部には開閉自在な回転用の被焼却物投入口17が設けられており、この被焼却物投入口17以外の部分は上壁19で塞がれている。被焼却物3は被焼却物投入口17から連続して投入することができ、ホッパ7内には例えば150kgの被焼却物3が投入可能である。なお、回転用の被焼却物投入口17は焼却時に閉塞して使用される。
【0023】
第一燃焼室9の下部には水平火格子21からなる火床部23が設けられており、この火床部23の下方には、装置本体5の最下部の外気導入路25から外気に連通して一次エアを吸引する一次エア供給室27が設けられており、さらに一次エア供給室27には給気用のエアブロアー装置29からも一次エアが供給するために複数の一次エア噴出口31を備えた一次エア供給ダクト33が図4の紙面に直交する方向に延伸された状態で設けられており、この実施の形態では前記一次エア供給ダクト33に6個の一次エア噴出口31が設けられている。
【0024】
第二燃焼室11の図1において左側の下部には、第一燃焼室9からの燃焼ガスを第二燃焼室11へ導入する第1ガス導入路35が、図2に示されているように第二燃焼室11の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられ、第二燃焼室11内で螺旋流が発生するように構成されている。
【0025】
また、第二燃焼室11の外周側には、図1において右側の外気取入口37から二次エアを吸引し、この二次エアを前記第二燃焼室11の熱で加熱する熱交換室39が設けられている。前記外気取入口37は熱交換率を高めるために第二燃焼室11内の燃焼ガスの流れ方向の下流側に設けられ、しかも二次エアが熱交換室39内で旋回流を発生させるべく上記の外気取入口37が第二燃焼室11の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられている。
【0026】
さらに、上記の第二燃焼室11の内部には、図1及び図3に示されているように前記螺旋流の燃焼ガスに対して二次エアを噴出する筒状の外気供給部としての例えば円筒形状の二次エア供給管41が設けられている。つまり、二次エア供給管41は第二燃焼室11の図1において左端面のほぼ中央部に設けた二次エア吸気口43に取り付けられており、二次エア供給管41の図1において右端面は閉塞されており、二次エア供給管41の外周面には二次エア供給管41の内部に貫通する多数の外気吹出穴部としてのスリット45が設けられている。なお、この実施の形態ではスリット45は矩形状であるが、他の形状であっても構わない。
【0027】
なお、上記の二次エア供給管41及び第1ガス導入路35は、熱伝導を低くして効果的に蓄熱することができるように、アルマー加工された鋼管、或いはステンレスなどの耐熱合金などの材質で製作されており、二次エア吸気口43には容易に交換可能となるように、フランジ部47を介してボルトBTで着脱可能である。
【0028】
また、第二燃焼室11の図1において右端には第三燃焼室15へ排ガスを導入する第2ガス導入路49が設けられている。この第2ガス導入路49は、前記排ガスが第三燃焼室15内で旋回流を発生させるべく第三燃焼室15の横断面の中心に対して偏心した位置に設けられており、第2ガス導入路49の図1において下端部には排気用のエアブロアー装置51から排出用のエアが供給されるように構成されている。
【0029】
また、第三燃焼室15の内部には、水平式のサイクロンダクト53が第三燃焼室15の断面のほぼ中央部に設けられており、上記のサイクロンダクト53は図1において右側の装置本体5の外部に排出ガスを排出するための排出ダクト55に連通されている。
【0030】
なお、上記の第一燃焼室9、熱交換室39、第三燃焼室15の周囲は耐火材としての例えば防火ジャケット57により覆われており、周囲の温度が100°C以上に上がらない構造となっている。その結果、上記の各部材9,39,15や装置本体5を構成する他の部材は余分なアルマー加工、キャスタブル等の処理が不要となるために、装置本体5の製造加工が簡単であるので量産性が高いものである。
【0031】
なお、上記の第二燃焼室11、第三燃焼室15、第1ガス導入路35、第2ガス導入路49、サイクロンダクト53、排出ダクト55などは鋼管が使用されるなら、強度が高く且つ加工し易く、ローコストで、コンパクト化を図ることができる。
【0032】
上記構成により、まず、第二燃焼室用バーナー13が着火され、第二燃焼室11が加熱される。このことにより、第一燃焼室9から第二燃焼室11へ送られ不燃ガスを燃焼し易くするための燃焼雰囲気温度が高くされることになる。被焼却物3がホッパ7の上部の回転用の被焼却物投入口17からホッパ7内に投入された後に、被焼却物投入口17が閉塞される。
【0033】
次に、第一燃焼室9の水平火格子21からなる火床部23には予め着火材が投入されており、この着火材に着火される。このとき、エアブロアー装置29により一次エアが図1の白抜きの矢印で示されているように一次エア供給ダクト33の6個の一次エア噴出口31から噴出し、この一次エアが図4に示されているように一次エア供給室27から第一燃焼室9に積極的に送り込まれるので、第一燃焼室9の火床部23には急速に“おき”火が作られる。これに伴って、外気が装置本体5の最下部の外気導入路25を経て一次エア供給室27へ吸引される。
【0034】
したがって、第一燃焼室9には一次エア供給室27の一次エアが十分に吸引されるので第一燃焼室9の炎が大きくなり、第二燃焼室11の中へ吸引されて燃焼される。また、第二燃焼室11は内部のガス炎が500°C位の安定燃焼になるまで第二燃焼室用バーナー13で加熱される。
【0035】
より詳しくは、図1に示されているように排気用のエアブロアー装置51からエアが第2ガス導入路49へブロアーされることにより、上記のエアが強制的に第2ガス導入路49から第三燃焼室15を経てサイクロンダクト53へ流入し、このサイクロンダクト53から排出ダクト55を経て外部へ排出される。これによって第二燃焼室11内には負圧が生じるので、第一燃焼室9の燃焼ガスは第1ガス導入路35を経て第二燃焼室11内に流入する。なお、上記のように排気用のエアが第2ガス導入路49へブロアーされることにより、一般的な排出ダクト55に比較して4,5倍の排出効果がある。
【0036】
第一燃焼室9の燃焼ガスが第二燃焼室11内に流入すると、図1及び図2の黒塗りの矢印に示されているように第二燃焼室11の内壁面に沿って旋回して螺旋流となる。換言すれば、上記の螺旋流の燃焼ガスは第二燃焼室11内で二次エア供給管41の外側を図1において右方向に向けて旋回し、第二燃焼室11の出口付近で徐々に小さい螺旋流となって第2ガス導入路49へ流入し、上述したように第三燃焼室15へ送られることになる。
【0037】
一方、第二燃焼室11が負圧になると、熱交換室39も二次エア供給管41の二次エア吸気口43から多数のスリット45を介して第二燃焼室11へ連通していることから負圧となるので、例えば酸素21%の外気が外気取入口37から熱交換室39へ二次エアとして吸引される。この二次エアは、図1及び図3の白抜きの矢印に示されているように、第二燃焼室11の外側を旋回しながら第二燃焼室11の熱で加熱されて約450°C程度に上昇してから二次エア供給管41の内部に吸引され、多数のスリット45から上記の第二燃焼室11の螺旋流の燃焼ガスに対して直交する方向に吹き出されることになる。
【0038】
したがって、第一燃焼室9からの未燃焼ガスは第二燃焼室11で螺旋流になって滞留時間が延長されて燃焼効率が高められている状態に加えて、多数のスリット45から噴出される二次エアが上記の螺旋流の燃焼ガスに対して小さな乱流を生じさせるので、上記のように熱交換室39で約450°C程度の高温になった二次エアが未燃焼ガスと十分に撹拌・混合され、しかも小さな乱流発生によっても燃焼ガスの滞留時間が延長される。なお、二次エアが多数のスリット45から上記の螺旋流に対して直交する方向に吹き出されることは、より一層効率よく二次エアと未燃焼ガスを撹拌・混合せしめる乱流を発生できるという点で望ましいものである。
【0039】
結果として、第二燃焼室11内では、十分な温度、十分な酸素、十分な滞留時間、燃焼ガスが高温であること、などの燃焼性能を高めるために不可欠な条件を整えることができたので燃焼ガスの燃焼効率が促進される。
【0040】
なお、第二燃焼室11内の螺旋流は、第2ガス導入路49へ流入するまでの過程で燃焼ガス内の燃焼灰の一部が落下して第二燃焼室11の底部に溜まることになる。この溜まった灰は焼却運転後に、例えば第二燃焼室11の図1において右端に備えた図示しない排出口から排出される。
【0041】
また、二次エア供給管41はアルマー加工された鋼管、或いはステンレスなどの耐熱合金などの材質から製作して熱伝導を低くすることにより効果的に蓄熱されるので、たとえ第一燃焼室9のおき火が入らない状態で、第一燃焼室9からの未燃焼ガスが流入しても、上記のように高温になった二次エア供給管41で発火することになる。
【0042】
したがって、この実施の形態では着火後の5分間で約800°Cにまで上昇すするので、10〜15分後に第二燃焼室用バーナー13を停止し、一次エア供給用のエアブロアー装置29のスイッチもOFFにしても、上述したような第二燃焼室11における燃焼効率の良い燃焼が継続して行われる。
【0043】
上記のことが実現可能となったのは、第二燃焼室11内が800〜1000°Cの高温雰囲気下にあることや、未燃焼ガスが燃焼分解するのに十分な滞留時間があることや、二次エア供給管41内の高温の二次エアが多数のスリット45から未燃焼ガスの螺旋流に対して直交方向に噴射されて小さな乱流ができるために効率よく撹拌・混合がされること、などの条件が整ったからである。
【0044】
また、第三燃焼室15においては、図1及び図2に示されているように、第二燃焼室11で完全に燃焼された燃焼ガスが第2ガス導入路49を経て第三燃焼室15内に流入し、第三燃焼室15の内壁面に沿ってサイクロンダクト53の外側を旋回して図1において左方向にむけて旋回流となって流れていく。万一、燃焼ガス内に未燃焼ガスが残っていたとしても第三燃焼室15で再燃焼し、しかもこの過程で燃焼ガス内の燃焼灰の一部が落下して第三燃焼室15の底部に溜まる。この溜まった灰は焼却運転後に、例えば第三燃焼室15の図1において左端に備えた図示しない排出口から排出される。
【0045】
さらに、第三燃焼室15の旋回流はサイクロンダクト53の図1において左端の入口から内部へ流入し、排出ガスが排出ダクト55から外気へ排出される。
【0046】
以上のように、第二燃焼室11が500°C以上、好ましくは約800°Cにまで上昇して安定した燃焼を始めたら、外気導入路25を閉じてホッパ7の自然の吸引によるガス化逆燃焼式に変更される。
【0047】
一般的な小型焼却炉1の欠点としては焼却炉1自体が急に冷却されやすいものであるが、この実施の形態の焼却炉1はガス化逆燃焼方式であるので、被焼却物投入口17の隙間が外気のエアの流入口となり、このエアがホッパ7内を下降するため、被焼却物3がホッパ7内を下って第一燃焼室9の火床部23に到達するまでに十分に温められることになる。つまり、第一燃焼室9の火床部23のおき火が結果的にはバーナーの代わりになるので、被焼却物3は下方へ流動しながらホッパ7内の雰囲気温度や輻射熱により含水率が下げられると共に徐々に炭化して火床部23に落下してくる。この炭化した被焼却物3が火床部23で燃焼され且つおき火ともなる。
【0048】
さらに加えて、この実施の形態の焼却炉1はガス化逆燃焼方式であるので、被焼却物3の投入量に無関係に一定速度で燃焼される。また、被焼却物3をホッパ7内に一括投入可能であることは、煤煙の発生が低く抑えられる効果がある。
【0049】
以上のようにして第一燃焼室9の火床部23の被焼却物3が“おき”状態になり、第二燃焼室11の炎が800〜850°Cで安定燃焼するヘリカム状になったら、第二燃焼室用バーナー13と給気用のエアブロアー装置29が止められる。したがって、第二燃焼室用バーナー13やエアブロアー装置29の運転が不要となることで省エネとなり、燃料費、電力費等のランニングコストを低減することができる。
【0050】
例えば、8時間の焼却運転が行われた場合、着火後10〜20分間の第二燃焼室用バーナー13やエアブロアー装置29の運転を行った後に停止し、ガス化逆燃焼式の運転に変更されるため、7時間40分の間は第二燃焼室用バーナー13やエアブロアー装置29が使用されなくとも800°C以上の燃焼温度が維持される。
【0051】
また、構造上の簡易化による製造コストの低減化を図ることができ、第二燃焼室11の二次エア供給管41のようにユニット構造であるので分割補修を安価に行うことができ、メンテナンスの容易な焼却炉1が実現した。なお、二次エア供給管41は焼却運転中であっても交換可能である。
【0052】
また、この発明の実施の形態の焼却炉1はガス可逆燃焼方式であるために、例えば第一燃焼室9の火床面積は0.24m2であるが、上述したようにホッパ7内でも被焼却物3の炭化促進が行われるので、このホッパ7の面積を加えると0.8m2となる。したがって、従来の燃焼方式では火床面積0.24m2の火床部分での燃焼しかないが、この実施の形態ではホッパ7を大きくすることにより火床面積を大きくでき、またホッパ7が大きくされることにより、1回の被焼却物3の投入量は150kg程度が投入可能となる。したがって、作業者による被焼却物3の投入作業は、例えば朝1回、昼1回、午後1回程度の回数で、しかも1回の作業量が5分程度で完了するので、人件費の大幅な削減に寄与することになる。
【0053】
また、この発明の実施の形態の焼却炉1は、上述した結果として炉自体を小型化することができる。つまり、小型であっても、木質系を基本とした産業廃棄物などの被焼却物3の完全燃焼を行うことの可能な燃焼効率の高い焼却炉を実現することができる。
【0054】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0055】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気を噴出するので、螺旋流内に小さな乱流を発生させて前記空気と燃焼ガスとを効率よく撹拌、混合するので、燃焼効率を促進して完全燃焼を行うことができる。したがって、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持できるので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化を図ることができる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉を提供できる。
【0056】
請求項2の発明によれば、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室の上側の第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼するのでより一層効率良く完全燃焼を促進できる。
【0057】
請求項3の発明によれば、螺旋流へ噴出する空気を前記螺旋流に対して直交する方向に指向することにより、より一層効率良く前記空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する乱流を螺旋流内に発生できる。
【0058】
請求項4の発明によれば、請求項1記載の効果と同様に、第一燃焼室で燃焼した燃焼ガスは第二燃焼室内で螺旋流となるので滞留時間が延長することに加えて、この螺旋流に対して中央部の外気供給部から空気を噴出するので、螺旋流内に小さな乱流を発生させて前記空気と燃焼ガスとを効率よく撹拌、混合するので、燃焼効率を促進して完全燃焼を行うことができる。したがって、第二燃焼室内では高温の燃焼雰囲気を維持できるので、たとえ炉自体が小型であっても燃焼効率が高いので十分に小型化を図ることができる。これに伴って、構造も簡単となるので安価な焼却炉を提供できる。
【0059】
請求項5の発明によれば、請求項2記載の効果と同様に、第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室の上側の第三燃焼室で十分に時間を掛けて再燃焼するのでより一層効率良く完全燃焼を促進できる。
【0060】
請求項6の発明によれば、請求項3記載の効果と同様に、螺旋流へ噴出する空気を前記螺旋流に対して直交する方向に指向することにより、より一層効率良く前記空気と燃焼ガスとを撹拌・混合する乱流を螺旋流内に発生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の焼却炉の概略的な縦断面図である。
【図2】この発明の実施の形態の焼却炉の第一、第二、第三燃焼室を示す概略的な拡大正面図である。
【図3】焼却炉の第二燃焼室の概略的な拡大断面図である。
【図4】この発明の実施の形態の焼却炉の概略的な全体正面図である。
【符号の説明】
1 焼却炉
3 被焼却物
7 ホッパ
9 第一燃焼室
11 第二燃焼室
13 第二燃焼室用バーナー
15 第三燃焼室
17 被焼却物投入口
23 火床部
27 一次エア供給室
31 一次エア噴出口
33 一次エア供給ダクト
35 第1ガス導入路
39 熱交換室
41 二次エア供給管(外気供給部)
43 二次エア吸気口
45 スリット(外気吹出穴部)
49 第2ガス導入路
53 サイクロンダクト
Claims (6)
- 第一燃焼室の上側に第二燃焼室を備えた焼却炉であって、前記第二燃焼室の中央部に、当該第二燃焼室内の螺旋流である燃焼ガスに対して空気を噴出する筒状の外気供給部を備えていることを特徴とする焼却炉。
- 第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスを再燃焼させる第三燃焼室を備えていることを特徴とする請求項1記載の焼却炉。
- 前記外気供給部は、螺旋流への空気の噴射方向を前記螺旋流に対して直交する方向に指向していることを特徴とする請求項1又は2記載の焼却炉。
- 第一燃焼室内で燃焼した燃焼ガスを第二燃焼室内で螺旋流に変換すると共に前記第二燃焼室の中央部に備えた外気供給部から空気を前記螺旋流に対して噴出することを特徴とする焼却方法。
- 前記第二燃焼室で燃焼した燃焼ガスは、第三燃焼室で再燃焼せしめることを特徴とする請求項4記載の焼却方法。
- 前記螺旋流へ噴出される空気は前記螺旋流に対して直交する方向に指向して螺旋流に乱流を発生せしめることを特徴とする請求項4又は5記載の焼却方法。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018066122A1 (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 株式会社エバーグリーン | 焼却装置 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003091248A patent/JP2004301353A/ja active Pending
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| WO2018066122A1 (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 株式会社エバーグリーン | 焼却装置 |
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Legal Events
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