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JP2004356996A - 受信兼再送信機および送信兼再受信機からなる量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成法 - Google Patents

受信兼再送信機および送信兼再受信機からなる量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成法 Download PDF

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JP2004356996A
JP2004356996A JP2003152699A JP2003152699A JP2004356996A JP 2004356996 A JP2004356996 A JP 2004356996A JP 2003152699 A JP2003152699 A JP 2003152699A JP 2003152699 A JP2003152699 A JP 2003152699A JP 2004356996 A JP2004356996 A JP 2004356996A
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signal
signal light
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optical fiber
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JP2003152699A
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Akio Yoshizawa
明男 吉澤
Ryosaku Kaji
良作 鍛治
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Abstract

【課題】単一光子、又は、極微弱光を送受信することで暗号(乱数)鍵を共有する量子暗号通信システムにおいて、鍵送信機が二進の乱数値を信号光の位相状態に変換するために使用する位相変調器、および、鍵受信機がその信号光の位相状態を解読するために使用する単一光子検出器を動作させるために必要なタイミング信号を簡単に、且つ、確実に作成する受信兼再送信機および送信兼再受信機からなる量子暗号通信システムおよびそのタイミング作成方法を提供するものである。
【解決手段】本発明は、受信した光クロックを光検出器で検出し、前記光検出器の出力を中心周波数がクロック周波数に等しい狭帯域フィルターを介して周波数シンセサイザーの局発信号として入力し、信号光の繰り返し周波数に等しい電気信号を前記シンセサイザーが出力し、前記シンセサイザーの出力をタイミング信号として前記信号光を位相変調し、信号光の繰り返し周波数で前記信号光を検出するように構成した送信兼再受信機と受信兼再送信機からなる量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成方法に特徴を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバーを伝送路として使用し、必要となる送受信機間における光クロック共有、及び、位相変調器や単一光子検出器を備える量子暗号通信システム、および前記システムを動作させるタイミング信号作成方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、単一光子、又は、極微弱光を送受信することで暗号(乱数)鍵を共有する量子暗号通信システムにおいて、鍵送信者が二進の乱数値を信号光の位相(又は、偏光)状態に変換し、鍵受信者がその信号光の位相(又は、偏光)を解読することが行われていた。その際、タイミング信号に基づいて信号光(単一光子、又は、極微弱光)を検出していた。
【0003】
従来の前記タイミング信号作成方法としては、以下のものがある。
信号光を単一光子検出器(下記特許文献1では「APD:なだれ効果フォトダイオード」が相当する)で受信した検出信号から、直接、タイミング信号を作成するタイミング信号作成方法は、下記特許文献1および下記特許文献2に示されている。代表して下記特許文献1について説明する。図5は下記特許文献1に示される量子暗号通信システムの説明図である。図5の量子暗号通信システムは、送信機40、偏波制御器35および35’、単一光子検出器31および31’、これら偏波制御器および単一光子検出器を制御する受信機コントロール回路30から構成される。送信機40は、レーザー41からの光を、コントロール回路44により制御される減衰器42および位相変調器43を介して単一光子として光ファイバーへ出力する。光ファイバーは、2経路に分かれる箇所で分岐率50:50(どちらの経路をとるかは確率50パーセント)に構成され、分岐後の経路中には偏波制御器35、35’と単一光子検出器31、31’が設けられている。受信機コントロール回路30、30’は、単一光子検出器31、31’の出力をフィルター32、32’で抽出し、その出力で発振器33、33’の局部発振周波数を設定してマイクロプロセッサコントロールユニット34、34’を駆動するように構成されている。他方、単一光子検出器31、31’の出力は弁別増幅器37、37’を介して弁別され、マイクロプロセッサコントロールユニット34、34’で検出される。各機器のバイアス電源36、36’、38、38’はマイクロプロセッサコントロールユニット34、34’で制御される。
【0004】
図5の量子暗号通信システムでは、例えばアバランシフォトダイオードからなる単一光子検出器31、31’の出力を狭帯域フィルター32、32’に入力し,前記フィルター32、32’の出力を発振器33、33’の局発信号とするマイクロプロセッサコントロールユニット34、34’により偏波制御器(polarisation modulator)35、35’を動作させるタイミング信号を作成する。フィルター32、32’はクロック周波数と等しい周波数成分を持つ電気信号(基本周波数成分)のみを通過させる。このとき、単一光子検出器31、31’が単一光子を受信する。前述の通り、従来、単一光子、又は、極微弱光を送受信することで暗号(乱数)鍵を共有する量子暗号通信システムにおいて、鍵送信機が二進の乱数値を信号光の位相(又は、偏光)状態に変換し、鍵受信機がその信号光の位相(又は、偏光)を解読することが行われていた。図5では、鍵送信機となる送信機40が二進の乱数値を信号光の偏光状態に変換し、鍵受信機となる受信機コントロール回路がその信号光の偏光状態を解読することで暗号(乱数)鍵を共有する。尚、鍵送信機、鍵受信機とも単一光子の再送信や再受信は行わない。
一方、タイミング信号作成のために信号光の他に、光クロックも送受信するタイミング信号作成法は、下記特許文献3に示されている。
【0005】
図6は従来の他の量子暗号通信システムの例を示す。
図6の量子暗号通信システムは、送受信部50とエンコード部(鍵解読部)60とそれらをつなぐ光ファイバーからなる。送受信部50は、ボブと名付けられ、レーザー52、ファラデー回転鏡51および55、単一光子検出器54および56をカプラー53で光学的に分離結合して構成されている。エンコード部60は、アリスと名付けられ、カプラー64を介して一方の系に減衰器63、位相変調器62およびファラデー回転鏡61が直列接続され、また、他方の系に光検出器65が接続され、減衰器63、位相変調器62および光検出器65が相互に接続されている。ボブ(光クロックの送信者機)が所持する光パルスレーザー52を出射する光クロックを光ファイバー経由でアリス(光クロックの受信機名)に送り、光検出器65で光クロックを受信し、光クロックの検出信号を、直接、位相変調器(phase modulator)62の動作タイミング信号として使用する。
下記非特許文献1には、送受信機間が2本の光ファイバーで接続され信号光と光クロックがそれぞれ別々に伝搬する例(図7参照)、及び、1本の光ファイバーを使用して、信号光と光クロックがそれぞれ別々の波長で伝搬する例(図8参照)の2種類のタイミング信号作成法が示されている。
【0006】
図7のシステムは、送信機70と、受信機80と、それらを接続する光ファイバー74、75とから構成されている。送信機70は、光源(例えば、1.55μm)となる分布帰還型(DFB(Distributed feedback))半導体レーザー71、光強度変調器72、減衰器73からなる。受信機80は、偏光コントローラ81、偏光ビームスプリッター82、単一光子検出器83,エルビウム・ドープ・ファイバー増幅器84、光検出器85、ゲートジェネレータ86からなる。図7の例では、信号光と光クロックを別々の光ファイバーで伝送し、エルビウム・ドープ・ファイバー増幅器84および光検出器85を介して検出した検出信号を直接タイミング信号として使用している。
【0007】
図8のシステムは、送信機70と、受信機80と、それらを接続する光ファイバー74とから構成されている。送信機70は、2種類の光源(例えば、1.55μm)と光源(例えば、1.3μm)となる分布帰還型(DFB(Distributed feedback))半導体レーザー71と75、光強度変調器72、減衰器73、波長分離結合器76からなる。受信機80は、偏光コントローラ81、偏光ビームスプリッター82、単一光子検出器83,ゲートジェネレータ86、波長分離結合器87、半導体光増幅器88、光検出器89からなる。図8の例では、半導体増幅器84および光検出器85を介して検出した検出信号を直接タイミング信号として使用している。図8の例では、信号光と光クロックを同じ光ファイバーで伝送し、光クロックを波長分離結合器87で分離し、半導体光増幅器88および光検出器89を介して検出した検出信号を直接タイミング信号として使用している。
【0008】
下記非特許文献2には、バースト方式の量子暗号通信システムに関するタイミング信号作成法が記述されている。バースト方式では、鍵送信者は鍵受信者に信号光をパルス列の塊として間欠的に送信する。
尚、非特許文献3および4は、単一光子、又は、極微弱光を信号光に使用する量子暗号通信において、鍵送信者が、信号光の偏光状態(非特許文献3)や位相状態(非特許文献4)に二進の乱数値を記述し、鍵受信者が単一光子検出器を使用して信号光の偏光(又は、位相)状態を測定することで鍵送信者が送った乱数値を鍵受信者が解読し、その乱数値を利用して暗号鍵を共有するために必要な具体的な通信手順が記載されている。本発明では、通信手順は下記非特許文献4を使用する。
【0009】
【特許文献1】
米国特許番号5675648
【特許文献2】
米国特許番号5953421
【特許文献3】
米国特許番号6438234B1
【非特許文献1】
Journal of Modern Optics, Volume48, Number13, pp.1957 1966(2001)
【非特許文献2】
New Journal of Physics,Volume4,pp.41.1 41.8(2002)
【非特許文献3】
In Proceedings of IEEE International Conference on Computers, Systems, and Signal Processing, Bangalore, India (IEEE, New York 1984), p.175(1984)
【非特許文献4】
Optics Express(Optical Society ofAmerica), Volume4, Number10, pp.383
387 (1999)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1および2記載のタイミング信号作成方法は、光クロックを信号光とは別に送受信する作成法と異なり、信号光を単一光子検出器31,31’で受信した検出信号から、直接、タイミング信号を作成する。フィルター32,32’は信号光の繰り返し周波数と等しい周波数成分を持つ電気信号(基本周波数成分)のみを通過させる。このとき、単一光子検出器31,31’が毎回確実に単一光子を受信できれば大きな出力の基本周波数成分を得るが、通常、光ファイバーの伝送損失により大部分の単一光子は鍵受信者まで到達せず、且つ、単一光子検出器31,31’の受信感度限界などにより、光子検出率は非常に小さくなる。この結果、十分な出力強度を持つ基本周波数成分を得ることができず、(局部)発振器33、33’の出力信号としての使用が困難になる。それに伴って、マイクロプロセッサコントロールユニット34、34’によるタイミング信号作成も困難になる。従って、下記特許文献1または2によるタイミング信号作成法は光ファイバー伝送による長距離量子暗号通信システムには不向きである。
【0011】
前記特許文献3には、具体的なタイミング信号作成法が述べられていない。
前記非特許文献1では、光クロックを光検出器で受信した検出信号を狭帯域フィルター経由で周波数シンセサイザーの局発信号として利用する方式と異なり、光クロックを光検出器で受信した検出信号を直接、タイミング信号として使用している。この場合、検出信号が毎回確実に受信されれば問題はないが、光クロックも長距離伝搬後、損失により減衰し、波形が歪むこともある。このような波形が歪む状況下では、光クロックを毎回確実に受信することが困難となり、タイミング信号の発生が歯抜け状態になる危険性や、発生のタイミングが乱れる可能性もある。信号光と光クロックがそれぞれ別々の波長で伝搬する場合、図8に示すように波長分離結合器を送受信者側に設置する必要がある。
【0012】
特許文献1および2、非特許文献1では、鍵送信機が、単一光子、又は、極微弱光を信号光パルス列としてある一定の時間間隔毎に規則正しく送信し、鍵受信機も同一の時間間隔毎に規則正しく受信することを想定しているが、バースト方式では、鍵送信機は鍵受信機に信号光をパルス列の塊として間欠的に送信する。非特許文献2で記載されているタイミング信号作成法は、バースト方式の量子暗号通信システムにのみ有効である。
【0013】
本発明の目的は、上記従来例の問題点に鑑み、単一光子、又は、極微弱光を送受信することで暗号(乱数)鍵を共有する量子暗号通信システムにおいて、鍵送信機が二進の乱数値を信号光の位相状態に変換するために使用する位相変調器、及び、鍵受信機がその信号光の位相状態を解読するために使用する単一光子検出器を動作させるために必要なタイミング信号を簡単に、且つ、確実に作成する受信兼再送信機および送信兼再受信機からなる量子暗号通信システムおよびそのタイミング作成方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決しようとする手段】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の解決手段を採用する。
本発明は、受信した光クロックを光検出器で検出し、前記光検出器の出力を中心周波数がクロック周波数に等しい狭帯域フィルターを介して周波数シンセサイザーの局発信号として入力し、信号光の繰り返し周波数に等しい電気信号を前記シンセサイザーが出力し、前記シンセサイザーの出力をタイミング信号として前記信号光を位相変調し、信号光の繰り返し周波数で前記信号光を検出するように構成した送信兼再受信機と受信兼再送信機からなる量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成方法に特徴を有する。
尚、本発明では、送受信機間で、極微弱光の再送信や再受信を行うため、前記送受信機を「送信兼再受信機」と「受信兼再送信機」と称して両者を区別する。具体的には、以下の解決手段を採用する。
【0015】
(1) 送信兼再受信機において、少なくとも極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と、光クロックを発生するパルス光源と、前記両パルス光源の動作タイミング信号を発生する遅延発生器とからなることを特徴とする。
(2) 送信兼再受信機において、極微弱光を二分割して、信号光と参照光を作成し、信号光と参照光の間に時間差を設け、信号光を参照光より遅延させて光ファイバー経由で送信することを特徴とする。
【0016】
(3) 受信兼再送信機において、極微弱光を光ファイバー経由で受信し、二進の乱数値を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器の乱数値に基づき前記信号光の位相を変調する位相変調器と、光クロックを受信する光検出器と、前記光検出器の出力をろ波して中心周波数をクロック周波数とした出力信号として周波数シンセサイザーに入力する狭帯域フィルターと、前記出力信号を局発信号として、その局発信号と同期した任意の周波数の電気信号を出力する周波数シンセサイザーとからなり、信号光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させることにより、信号光の到着と同期したタイミング信号を作成することを特徴とする。
【0017】
(4) 受信兼再送信機において、信号光の到着と同期したタイミング信号で乱数発生器を動作させて、二進の乱数値を発生させ、その出力値に応じて、出力が二進値の0とき無変調、出力が二進値の1のとき180°の位相変調を信号光に与えることを特徴とする。
(5) 受信兼再送信機において、位相変調をした後、信号光と参照光の平均光子数がともに単一光子レベルとなるように減衰させる減衰器を備え、光クロックを除く減衰後の信号光と参照光を光ファイバー経由で送信兼再受信機に再送信することを特徴とする。
【0018】
(6) 送信兼再受信機であって、再送信された信号光と参照光に対して、参照光に遅延を与え、信号光と参照光を合波し、合波光の偏光状態から、信号光の位相状態に記述された二進の乱数値を判別する偏光ビームスプリッターと、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の0であることを検出する単一光子検出器と、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の1であることを検出する単一光子検出器と、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と光クロックを発生するパルス光源の動作タイミング信号を発生する遅延発生器からなり、信号光および参照光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させることにより、合波光の前記両単一光子検出器への到着と同期したタイミングで両単一光子検出器を動作させるタイミング信号を作成することを特徴とする。
【0019】
(7) 量子暗号通信システムにおいて、光ファイバーの終端にファラデー回転鏡からなる偏波分散補償器を設置し、信号光と参照光の偏光状態が、受信兼再送信機と送信兼再受信機を往復後、もとの偏光状態と比較して、偏波面を90°回転させて、光ファイバーの偏波分散により受けた信号光と参照光の偏光状態の揺らぎを補償することを特徴とする。
(8) 量子暗号通信システムにおいて、請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機を光ファイバーで接続する量子暗号通信システムであって、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と減衰器が光ファイバーを介して接続され、光クロックを発生するパルス光源と光クロックを受信する光検出器が前記光ファイバーと別の光ファイバーを介して接続されたことを特徴とする。
【0020】
(9) 量子暗号通信システムにおいて、請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機を光ファイバーで接続する量子暗号通信システムであって、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と減衰器が波長分離結合器を介して光ファイバーとして接続し、光クロックを発生するパルス光源と光クロックを受信する光検出器が前記波長分離結合器を介して前記光ファイバーとして接続したことを特徴とする。
【0021】
(10) 量子暗号通信システムにおいて、請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機間で秘密鍵を共有するように、極微弱光を信号光および参照光として送受信する量子暗号通信システムにおいて、受信兼再送信機には、送信兼再受信機から信号・参照光とは別に送信される光クロックを受信するための光検出器を設け、前記光検出器の出力を狭帯域フィルターに入力し,前記フィルターの出力を周波数シンセサイザーの局発信号として入力し,前記信号光の繰り返し周波数に等しい電気信号を前記シンセサイザーが出力し、前記出力をタイミング信号として前記信号光を位相変調し、送信兼再受信機には、前記遅延発生器から信号・参照光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させることにより、前記遅延発生器の出力をタイミング信号として前記両単一光子検出器を動作させることを特徴とする。
【0022】
(11) 上記(10)記載の量子暗号通信システムにおいて、送信兼再受信機から送信される信号光および参照光と光クロックをそれぞれ光パルス列で構成し、両者の繰り返し周波数が同一または異なることを特徴とする。
(12) 量子暗号通信システムにおいて、狭帯域フィルターを光クロックのクロック周波数で透過率が最大となるように構成し、狭帯域フィルターの出力を周波数シンセサイザーの局発信号とし、シンセサイザーを信号光の繰り返し周波数と一致する繰り返し周波数で電気パルス信号を発生するように構成したことを特徴とする。
【0023】
(13) 上記(7)乃至(12)記載のいずれか1項記載の量子暗号通信システムにおいて、前記送信兼再受信機と受信兼再送信機間を2本の光ファイバーで接続し、信号光および参照光と光クロックがそれぞれ別々の光ファイバーで伝搬されるようにしたことを特徴とする。
(14) 上記(7)乃至(12)記載のいずれか1項記載の量子暗号通信システムにおいて、前記送信兼再受信機と受信兼再送信機間が波長分離器を介して1本の光ファイバーで接続され、信号光および参照光と光クロックをそれぞれ別々の波長としたことを特徴とする。
【0024】
(15) 上記(7)乃至(14)記載のいずれか1項記載の量子暗号通信システムにおいて、前記受信兼再送信機に位相変調器、及び、前記送信兼再受信機に信号光および参照光の合波光を受信する単一光子検出器を設け、前記受信兼再送信機が前記信号光を二進数の乱数値に比例する位相状態に変換して送信し、前記送信兼再受信機が前記単一光子検出器により前記信号光の位相状態を判別して前記二進の乱数値を解読し、前記二進の乱数値を前記光ファイバーで接続された送受信機間で秘密鍵として共有することを特徴とする。
(16) タイミング信号作成方法において、受信兼再送信機が光クロックを光検出器で検出し、光検出器の出力を中心周波数がクロック周波数に等しい狭帯域フィルターを介して周波数シンセサイザーの局発信号として入力し、信号光の繰り返し周波数で前記信号光を位相変調することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について以下図を用いて詳細に説明する。
本発明は、暗号鍵生成の通信手順には、従来技術である非特許文献3および4を使用することを前提としている。そこで、以下の説明では、通信手順に関しては、極微弱光の二位相状態を利用する通信プロトコル(非特許文献4参照)を用いるが、本発明は、他の通信プロトコル(非特許文献3参照)にも有効なタイミング信号作成法を提供する。
図1は、2本の光ファイバーを用いた、極微弱光の二位相状態を利用する量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成法の概略図を示す。図中では、送信兼再受信機と受信兼再送信機間が2本の光ファイバーで接続され、信号光と光クロックがそれぞれ別々の光ファイバーを伝搬する。
図4は、1本の光ファイバーを信号光と光クロックに共通に用いた、極微弱光の二位相状態を利用する量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成法の概略図を示す。図4では、送信兼再受信機と受信兼再送信機間が1本の光ファイバーで接続され、信号光と光クロックパルスがそれぞれ別々の波長で伝搬する。
【0026】
(第1実施例)
図1の量子暗号通信システムは、鍵送信者側の受信兼再送信機(Alice(アリス)と称する)と鍵受信者側の送信兼再受信機(Bob(ボブ)と称する)で構成される。アリスが二進の乱数値を信号光(極微弱光)の位相状態に変換し、ボブがその信号光の位相状態を解読することで、光ファイバーで接続されたアリスとボブ間で秘密鍵を共有する。図1では、秘密鍵の鍵受信機であるボブが光クロックの鍵送信機となり、秘密鍵の鍵送信機であるアリスが光クロックの鍵受信機となる。
【0027】
ボブ側は信号光となる極微弱光を一定の時間間隔で発生させる半導体レーザー1、極微弱光の偏光状態を調整する偏波制御器2、光の進行方向を図1記載の矢印の向きに限定する光サーキュレーター3、偏光ビームスプリッター4、半波長板5、偏光ビームスプリッター6、四分の一波長板7、全反射鏡8、光ファイバー遅延器9、偏波分散補償器としてのファラデー回転鏡10、光クロックを発生する半導体レーザー11、半導体レーザー1と11の繰り返し周波数を設定するシンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター12、二進値の0であることを検出する単一光子検出器13と、二進値の1であることを検出する単一光子検出器14、遅延発生器15から構成される。遅延発生器15は極微弱光の繰り返し周波数に等しい電気信号を出力し、この出力信号は単一光子検出器13、14の動作タイミング信号として使用される。ボブ側は半導体レーザー1から発生する極微弱光が偏光ビームスプリッター4を透過するように偏波制御器2で偏波面を調整する。このとき、極微弱光の偏波面は紙面に平行である。極微弱光はさらに半波長板5を透過後、偏波面は45゜傾くが、偏光ビームスプリッター6により、透過光と反射光に二分される。反射光は、四分の一波長板7の透過と全反射鏡8による反射後、偏波面が垂直から平行に変化して、偏光ビームスプリッター6を透過した後、光ファイバー16経由でアリス側に送られる。便宜上、参照光と呼ぶ。このとき、参照光の偏波面は平行である。これに対して、透過光は、光ファイバー遅延器9を通過後、ファラデー回転鏡10で反射され、偏波面が平行から垂直に変化して、偏光ビームスプリッター6を反射した後、光ファイバー16経由でアリス側に送られる。便宜上、信号光と呼ぶ。このとき、信号光の偏波面は水平である。信号光は光ファイバー遅延器9による遅延を受けるため参照光より遅れて送信される。
【0028】
アリス側は、位相変調器17、減衰器18、ファラデー回転鏡19、光検出器21、光クロック周波数に等しい中心周波数を持つ狭帯域フィルター22、周波数シンセサイザー23から構成される。
アリス側では、減衰器18を介して受信した信号光に対してのみ位相変調器17を使用して、二進の乱数値が0である場合、無変調、1である場合、180゜の位相変化を与える。但し、参照光は乱数値に無関係に無変調とする。前記の二進の乱数値を信号光の位相状態に変換した後、両光を減衰器18で減衰させてボブ側に再送信する。この時点で、信号光の平均光子数は単一光子レベルにまで減衰される。アリス側の光ファイバー16の終端にはファラデー回転鏡19が設置され、光ファイバーの偏波分散により受けた偏光状態の揺らぎは、両光がファラデー回転鏡19まで往復する間に自動的に補償される。ファラデー回転鏡19による反射のため、参照光の偏波面は往復前の平行から往復後の垂直になり、偏光ビームスプリッター6を反射した後、光ファイバー遅延器9を通過、ファラデー回転鏡10で反射され、偏波面が垂直から水平に変化、偏光ビームスプリッター6を透過し、半波長板5へ進む。信号光の偏波面は往復前の垂直から往復後の水平になり、偏光ビームスプリッター6を透過、四分の一波長板7の透過と全反射鏡8による反射後、垂直偏光になり、偏光ビームスプリッター6を反射した後、半波長板5へ進む。この時点で、信号光と参照光の遅延による時間差は解消され、信号光と参照光は合波され、半波長板5を透過後、アリスが信号光に対して無変調であった場合、二進値の0であることを検出する単一光子検出器13の方向へ進み、180゜の位相変調を与えた場合、二進値の1であることを検出する単一光子検出器14へ進み、それぞれの単一光子検出器の出力値から、ボブはアリスの乱数値を知ることができる。
【0029】
半導体レーザー11の繰り返し周波数は、半導体レーザー1と11の繰り返し周波数を設定するシンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター12により半導体レーザー1と同期するように設定されている。光クロックとなる半導体レーザー11からの光パルス列を光ファイバー20経由でボブ側からアリス側に送信し、アリスは光検出器21で光パルス列を検出後、光クロック周波数に等しい中心周波数を持つ狭帯域フィルター22でろ波し、狭帯域フィルター22の出力を周波数シンセサイザー23の局発信号として使用し、信号光の繰り返し周波数と等しい繰り返し周波数を持つ電気信号を出力させ、周波数シンセサイザー23の出力信号を乱数発生器24の駆動タイミング信号として使用する。この結果、ボブとアリスは信号光と同期したタイミング信号を共有することができるので、タイミング信号を乱数発生器24に入力することによって、アリスは、信号光が位相変調器17を通過するタイミングで位相変調を行うことができる。つまり、周波数シンセサイザー23の局発信号から信号光の繰り返し周波数と一致した電気信号が得られるので、これを、アリスは、位相変調器17の変調タイミング信号として使用する。尚、ボブ側には、光クロックを発生する半導体レーザー11、及び、その繰り返し周波数を設定するシンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター12があり、遅延発生器15をシンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター12と接続することで、遅延発生器15の出力信号を単一光子検出器13、14の動作タイミング信号として使用することができる。
【0030】
前述の通り、アリスとボブ間は、2本の光ファイバーで接続され、信号・参照光と光クロックは別々のファイバーで伝搬されている。さらに、信号・参照光と光クロックの繰り返し周波数は同一でも異なっていても構わない。但し、信号・参照光の繰り返し周波数は常に一致している。また、信号・参照光と光クロックの波長も同一であっても異なっていても構わないが、損失が最も低い1550nm帯に波長を設定することが望ましい。
【0031】
図2に、信号・参照光の繰り返し周波数を5MHz、光クロックの繰り返し周波数を1MHzに設定して得られた、暗号鍵共有の実験結果を示す。信号光と光クロックの波長はともに1550nm帯にある。また、2本の光ファイバーはそれぞれ10.5kmであり、アリス−ボブ間に接続されている。図2では、乱数値1(Bit1と記載)に対しては正電圧パルスが、乱数値0(Bit0と記載)に対しては負電圧パルスが発生するように量子暗号通信システムが調整されている。但し、通常、大部分の信号光は送受信機を往復する間に光ファイバーの伝送損失により消失し、且つ、単一光子検出器13,14の受信感度限界などにより、光子検出率が非常に小さくなるため、電圧パルスが発生しない。図2では、光子検出率は0.5%程度である。非検出時の電圧値は零であり、図2では、黒丸で示されている。但し、送受信機間でタイミング信号が共有されているために、ボブ−アリス間での乱数値の不一致割合は2%程度である。不一致割合は、単一光子検出器13,14の内部雑音によるものが主であり、ボブ−アリス間でタイミング信号が乱れたために生じたものではない。図2の測定時間は10msであり、200ns毎に単一光子検出器13,14が単一光子の有無を検出している。つまり、ボブ−アリス間では、測定時間10msの範囲内で非常に精度良くタイミング信号が共有されている。但し、実際には、測定時間が数時間を超えても精度良くタイミング信号が共有されていることを確認している。図3は、1時間後に測定した暗号鍵共有の実験結果である。図2と同様に、ボブ−アリス間での乱数値の不一致割合は2%程度である。不一致割合は、単一光子検出器13,14の内部雑音によるものが主であり、ボブ−アリス間でタイミング信号が乱れたために生じたものではない。
【0032】
以上、実際に実験を行ない、本発明が提供するタイミング信号作成法において、極微弱光(信号・参照光)を送受信することで暗号(乱数)鍵を共有する量子暗号通信システムにおいて、鍵送信者が二進の乱数値を信号光の位相状態に変換するために使用する位相変調器、鍵受信者がその信号光の位相状態を解読するために使用する単一光子検出器を動作させるために必要なタイミング信号を、簡単に、且つ、確実に作成する受信兼再送信機(Alice(アリス)と称する)と鍵受信者側の送信兼再受信機(Bob(ボブ)と称する)からなる量子暗号通信システムおよびそのタイミング作成方法の有効性が実験的に確認された。
【0033】
(第2実施例)
図4の量子暗号通信システムでも、鍵送信者側の受信兼再送信機(Alice(アリス)と称する)と鍵受信者側の送信兼再受信機(Bob(ボブ)と称する)で構成される。アリスが二進の乱数値を信号光(極微弱光)の位相状態に変換し、ボブがその信号光の位相状態を解読することで、光ファイバーで接続された送受信機間で秘密鍵を共有する。但し、図2では、1本の光ファイバーで送受信機間が接続されている。秘密鍵の鍵受信者であるボブが光クロックの鍵送信者となり、秘密鍵の鍵送信者であるアリスが光クロックの鍵受信者となる。
【0034】
ボブ側は信号・参照光となる極微弱光パルスを一定の時間間隔で発生させる半導体レーザー1、極微弱光パルスの偏光状態を調整する偏波制御器2、光の進行方向を図4記載の矢印の向きに限定する光サーキュレーター3、偏光ビームスプリッター4、半波長板5、偏光ビームスプリッター6、四分の一波長板7、全反射鏡8、光ファイバー遅延器9、ファラデー回転鏡10、光クロックを発生する半導体レーザー11、半導体レーザー1と11の繰り返し周波数を設定するシンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター12、遅延発生器15、二進値の0であることを検出する単一光子検出器13と、二進値の1であることを検出する単一光子検出器14で構成される。但し、図4では、1本の光ファイバー16でボブ−アリス間が接続されている。そのため、信号・参照光と光クロックをボブ側で結合、アリス側で分離するために、両者の波長を変える必要がある。経験上、長距離伝送には光ファイバーでの損失が最も低い1550nm帯に信号光の波長を設定することが望ましい。この場合、光クロックは、例えば、1310nm帯に設定すれば良い。ボブ側、アリス側には波長分離結合器25、26を設置することで、ボブ側では信号光と光クロックを結合することができ、アリス側では信号・参照光と光クロックを分離することができる。これ以外の構成は、図1の実施例と同一構成であり、最終的には、アリスは光検出器21で光パルス列を検出後、光クロック周波数に等しい中心周波数を持つ狭帯域フィルター22を通過させ、周波数シンセサイザー23の局発信号として使用し、信号光の繰り返し周波数を等しい繰り返しを持つ電気信号を位相変調器17、乱数発生器24の駆動タイミング信号として使用する。波長分離結合器25、26を使用するのは、非特許文献1の例と同様である。
【0035】
尚、ボブ側には、光クロックを発生する半導体レーザー11、及び、その繰り返し周波数を設定するシンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター12があり、遅延発生器15を使用して、単一光子検出器13、14の動作タイミング信号を発生することができる。図1の実施例と同様である。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、特許請求の範囲記載の事項により、以下の効果を奏する。
受信兼再送信機と送信兼再受信機で構成される量子暗号通信システムにより、信号光の繰り返し周波数に等しいタイミング信号を鍵送受信機が、確実に、共有することができる。また、受信兼再送信機は、信号・参照光と光クロックの3種類の光パルスを送信兼再受信機に送る必要があるが、信号・参照光と光クロック間で両者の繰り返し周波数が同一でも異なっていても構わない。更に、送受信者間を接続している光ファイバーの本数も1本または2本で実現できる。通常、光ファイバーは、複数本が束ねられた状態で地中に敷設されているため、光ファイバーを2本使用することは実用上特に障害にはならない。
【0037】
前記特許文献1および2記載のタイミング信号作成方法では、タイミング信号を、信号光を単一光子検出器で受信した検出信号から直接作成するが、通常、光ファイバーの伝送損失により大部分の単一光子は鍵受信者まで到達せず、且つ、単一光子検出器の受信感度限界などにより、光子検出率は非常に小さくなるため、十分な出力強度を持つ基本周波数成分を得ることができない。これに対して、本発明では、光クロックを信号光とは別に送受信するので、光クロックの強度を増大することで、十分な出力強度を持つ基本周波数成分を得ることができ、局部発振の出力信号として使用することが可能になる。このため、単一光子検出器が毎回確実に単一光子を受信できないような状況下でも、大きな出力の基本周波数成分を得るができる。それに伴って、測定タイミング信号作成も容易になる。
【0038】
また、前記非特許文献1では、光クロックを受信した検出信号を直接、タイミング信号として使用している。この場合、検出信号が毎回確実に受信されれば問題はないが、光クロックも長距離伝搬後、損失により減衰し、波形が歪むこともある。このような波形が歪む状況下では、光クロックを毎回確実に受信することが困難となり、タイミング信号の発生が歯抜け状態になる危険性や、発生のタイミングが乱れる可能性もある。これに対し、本発明では、光クロックを光検出器で受信した検出信号を狭帯域フィルターでろ波することで、タイミング信号の発生が歯抜け状態になる原因となる雑音や、発生のタイミングが乱れる原因となる雑音を除去することができる。このため、雑音が除去され、周波数シンセサイザーの局発信号として十分使用できるので、上記光クロックを毎回確実に受信することが困難な状況下でも、タイミング信号の発生が歯抜け状態になる危険性が少なくなり、タイミング信号の発生のタイミングが乱れる可能性も少なくなる。
【0039】
本発明は、非特許文献2のバースト方式だけではなく、バースト方式を含むあらゆる量子暗号通信システムに対してタイミング信号作成法に用いることができる。さらには以下の効果を奏する。
(1) 送信兼再受信機を、少なくとも極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と、光クロックを発生するパルス光源と、前記両パルス光源の動作タイミング信号を発生する遅延発生器とから構成することにより、前記極微弱光の発生と同期したタイミングで前記光クロックを発生させることができる。
(2) 送信兼再受信機を、極微弱光を二分割して、信号光と参照光を作成し、信号光と参照光の間に時間差を設け、信号光を参照光より遅延させて光ファイバー経由で送信するように構成することにより、受信兼再送信機に含まれる位相変調器が信号光の位相のみを変調することができる。
【0040】
(3) 受信兼再送信機を、極微弱光を光ファイバー経由で受信し、二進の乱数値を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器の乱数値に基づき前記信号光の位相を変調する位相変調器と、光クロックを受信する光検出器と、前記光検出器の出力をろ波して中心周波数をクロック周波数とした出力信号として周波数シンセサイザーに入力する狭帯域フィルターと、前記出力信号を局発信号として、周波数シンセサイザーが、前記局発信号と同期した任意の周波数の電気信号を出力するように構成することにより、信号光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させることが可能になり、信号光の到着と同期したタイミング信号を作成することができる。
(4) 受信兼再送信機を、信号光の到着と同期したタイミング信号で乱数発生器を動作させて、二進の乱数値を発生させ、その出力値に応じて、出力が二進値の0とき無変調、出力が二進値の1のとき180°の位相変調を信号光に与えるように構成することにより、乱数値を信号光の位相状態に変換することができる。
【0041】
(5) 受信兼再送信機を、位相変調をした後、信号光と参照光の平均光子数がともに単一光子レベルとなるように減衰させる減衰器を備え、光クロックを除く減衰後の信号光と参照光を光ファイバー経由で送信兼再受信機に再送信するように構成することにより、信号光と参照光の中に複数個の光子が含まれる確率を減らし、盗聴者が複数個の光子の中の一個を盗んで乱数値を解読することを防ぐことができる。平均光子数が低いほど盗聴が困難になる。
【0042】
(6) 送信兼再受信機を、再送信された信号光と参照光に対して、参照光に遅延を与え、信号光と参照光を合波し、合波光の偏光状態から、信号光の位相状態に記述された二進の乱数値を判別する偏光ビームスプリッターと、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の0であることを検出する単一光子検出器と、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の1であることを検出する単一光子検出器と、光クロックを受信する光検出器と、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と光クロックを発生するパルス光源の動作タイミング信号を発生する遅延発生器からなり、信号光および参照光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させるように構成することにより、合波光の前記両単一光子検出器への到着と同期したタイミングで両単一光子検出器を動作させることが可能になり、合波光の到着と同期したタイミング信号を作成すことができる。
【0043】
(7) 量子暗号通信システムを、光ファイバーの終端にファラデー回転鏡からなる偏波分散補償器を設置し、光ファイバーの偏波分散により受けた信号光と参照光の偏光状態の揺らぎを補償するように構成することにより、光ファイバーの偏波分散により受けた信号光と参照光の偏光状態の揺らぎを、受信兼再送信機と送信兼再受信機を往復後、相殺することができる。
【0044】
(8) 請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機を光ファイバーで接続する量子暗号通信システムであって、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と減衰器が光ファイバーを介して接続され、光クロックを発生するパルス光源と光クロックを受信する光検出器が前記光ファイバーと別の光ファイバーを介して接続されるように構成することにより、波長分離結合器を使用することなく、量子暗号通信システムを構築することができる。波長分離結合器の性能が不完全な場合、波長分離結合器を使用することで光クロックが信号光である極微弱光に混入し、これが、雑音の原因となる場合もある。二本の光ファイバーを使用することで、光クロックが信号光と完全に分離され、混入雑音を除去することができる。
【0045】
(9) 請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機を光ファイバーで接続する量子暗号通信システムであって、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と減衰器が波長分離結合器を介して光ファイバーとして接続し、光クロックを発生するパルス光源と光クロックを受信する光検出器が前記波長分離結合器を介して前記光ファイバーとして接続されるように構成することにより、前記受信兼再送信機と送信兼再受信機間を一本の光ファイバーで接続することができる。
【0046】
(10) 請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機間で秘密鍵を共有するように、極微弱光を信号光および参照光として送受信する量子暗号通信システムにおいて、受信兼再送信機には、送信兼再受信機から信号・参照光とは別に送信される光クロックを受信するための光検出器を設け、前記光検出器の出力を狭帯域フィルターに入力し,前記フィルターの出力を周波数シンセサイザーの局発信号として入力し,前記信号光の繰り返し周波数に等しい電気信号を前記シンセサイザーが出力するように構成することにより、前記出力をタイミング信号として前記信号光を位相変調することができる。また、送信兼再受信機には、前記遅延発生器から信号・参照光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させるように構成することにより、前記遅延発生器の出力をタイミング信号として、信号光と参照光を合波し、合波光の偏光状態から、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の0であることを検出する単一光子検出器と、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の1であることを検出する単一光子検出器信号光を、合波光の到着タイミングに合わせて動作させることができる。
【0047】
(11) 上記(10)記載の量子暗号通信システムにおいて、送信兼再受信機から送信される信号光および参照光と光クロックをそれぞれ光パルス列で構成し、両者の繰り返し周波数が同一または異なるように構成することにより、光クロックの繰り返し周波数を信号光および参照光の繰り返し周波数より低くすることができる。繰り返し周波数は低い方が取り扱いも簡単である。
【0048】
(12) 量子暗号通信システムにおいて、狭帯域フィルターを光クロックのクロック周波数で透過率が最大となるように構成し、狭帯域フィルターの出力を周波数シンセサイザーの局発信号とし、シンセサイザーを信号光の繰り返し周波数と一致する繰り返し周波数で電気パルス信号を発生するように構成することにより、光クロックの繰り返し周波数を信号光および参照光の繰り返し周波数より低くすることができる。先に示した従来例では、光クロックの繰り返し周波数を信号光および参照光の繰り返し周波数に一致させる必要がある。本発明では、必ずしも一致させる必要はなく、量子暗号通信システム設計に幅ができる。
【0049】
(13) 上記(7)乃至(12)記載のいずれか1項記載の量子暗号通信システムにおいて、前記送信兼再受信機と受信兼再送信機間を2本の光ファイバーで接続し、信号光および参照光と光クロックがそれぞれ別々の光ファイバーで伝搬されるように構成することにより、波長分離結合器の性能が不完全な場合でも、二本の光ファイバーを使用することで、光クロックが信号光と完全に分離され、混入雑音を除去することができる。
【0050】
(14) 上記(7)乃至(12)記載のいずれか1項記載の量子暗号通信システムにおいて、前記送信兼再受信機と受信兼再送信機間が波長分離器を介して1本の光ファイバーで接続し、信号光および参照光と光クロックをそれぞれ別々の波長となるように構成することにより、前記受信兼再送信機と送信兼再受信機間を一本の光ファイバーで接続することができる。
【0051】
(15) 上記(7)乃至(14)記載のいずれか1項記載の量子暗号通信システムにおいて、前記受信兼再送信機に位相変調器、及び、前記送信兼再受信機に信号光および参照光の合波光を受信する単一光子検出器を設け、前記受信兼再送信機が前記信号光を二進数の乱数値に比例する位相状態に変換して送信し、前記送信兼再受信機が前記単一光子検出器により前記信号光の位相状態を判別して前記二進の乱数値を解読するように構成することにより、前記二進の乱数値を前記光ファイバーで接続された送受信機間で秘密鍵として共有することができる。
【0052】
(16) タイミング信号作成方法において、受信兼再送信機が光クロックを光検出器で検出し、光検出器の出力を中心周波数がクロック周波数に等しい狭帯域フィルターを介して周波数シンセサイザーの局発信号として入力し、信号光の繰り返し周波数で前記信号光を位相変調するように構成することにより、前記出力をタイミング信号として前記信号光を位相変調することができる。また、送信兼再受信機には、前記遅延発生器から信号・参照光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させるように構成することにより、前記遅延発生器の出力をタイミング信号として、信号光と参照光を合波し、合波光の偏光状態から、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の0であることを検出する単一光子検出器と、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の1であることを検出する単一光子検出器信号光を、合波光の到着タイミングに合わせて動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成法である(光ファイバーを2本用いる伝送方式)
【図2】本発明の量子暗号通信システムにおける暗号鍵共有の実験結果
【図3】本発明の量子暗号通信システムにおける暗号鍵共有の実験結果(1時間後)
【図4】本発明の量子暗号通信システム及びそのタイミング信号作成法である(光ファイバーを1本用いる伝送方式)
【図5】特許文献1を説明するための量子暗号通信システムの説明図である
【図6】特許文献3記載の量子暗号通信システムである
【図7】非特許文献1記載の量子暗号通信システムである(光ファイバーを2本用いる伝送方式)
【図8】非特許文献1記載の量子暗号通信システムである(光ファイバー1本用いる伝送方式)
【符号の説明】
1 半導体レーザー
2 偏波制御器
3 光サーキュレーター
4 偏光ビームスプリッター
5 半波長板
6 偏光ビームスプリッター
7 四分の一波長板
8 全反射鏡
9 光ファイバー遅延器
10 ファラデー回転鏡
11 半導体レーザー
12 シンセサイズド・ファンクション・ジェネレーター
13 単一光子検出器
14 単一光子検出器
15 遅延発生器
16 光ファイバー
17 位相変調器
18 減衰器
19 ファラデー回転鏡
20 光ファイバー
21 光検出器
22 狭帯域フィルター
23 周波数シンセサイザー
24 乱数発生器
25 波長分離結合器
26 波長分離結合器

Claims (16)

  1. 少なくとも極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と、光クロックを発生するパルス光源と、前記両パルス光源の動作タイミング信号を発生する遅延発生器とからなることを特徴とする送信兼再受信機。
  2. 極微弱光を二分割して、信号光と参照光を作成し、信号光と参照光の間に時間差を設け、信号光を参照光より遅延させて光ファイバー経由で送信することを特徴とする送信兼再受信機。
  3. 極微弱光を光ファイバー経由で受信し、二進の乱数値を発生する乱数発生器と、前記乱数発生器の乱数値に基づき前記信号光の位相を変調する位相変調器と、光クロックを受信する光検出器と、前記光検出器の出力をろ波して中心周波数をクロック周波数とした出力信号として周波数シンセサイザーに入力する狭帯域フィルターと、前記出力信号を局発信号として、その局発信号と同期した任意の周波数の電気信号を出力する周波数シンセサイザーとからなり、信号光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させることにより、信号光の到着と同期したタイミング信号を作成することを特徴とする受信兼再送信機。
  4. 信号光の到着と同期したタイミング信号で乱数発生器を動作させて信号光の位相状態に応じて二進の乱数値を発生させ、その出力値に応じて、出力が二進値の0とき無変調、出力が二進値の1のとき180°の位相変調を信号光に与えることを特徴とする受信兼再送信機。
  5. 位相変調をした後、信号光と参照光の平均光子数がともに単一光子レベルとなるように減衰させる減衰器を備え、光クロックを除く減衰後の信号光と参照光を光ファイバー経由で送信兼再受信機に再送信することを特徴とする受信兼再送信機。
  6. 再送信された信号光と参照光に対して、参照光に遅延を与え、信号光と参照光を合波し、合波光の偏光状態から、信号光の位相状態に記述された二進の乱数値を判別する偏光ビームスプリッターと、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の0であることを検出する単一光子検出器と、前記偏光ビームスプリッターの出力が二進値の1であることを検出する単一光子検出器と、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と光クロックを発生するパルス光源の動作タイミング信号を発生する遅延発生器からなり、前記遅延発生器に信号光および参照光の繰り返し周波数と等しい電気パルスを出力させることにより、合波光の前記両単一光子検出器への到着と同期したタイミングで両単一光子検出器を動作させるタイミング信号を作成することを特徴とする送信兼再受信機。
  7. 光ファイバーの終端にファラデー回転鏡からなる偏波分散補償器を設置し、信号光と参照光の偏光状態が、受信兼再送信機と送信兼再受信機を往復後、もとの偏光状態と比較して、偏波面を90°回転させて、光ファイバーの偏波分散により受けた信号光と参照光の偏光状態の揺らぎを補償することを特徴とする量子暗号通信システム。
  8. 請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機を光ファイバーで接続する量子暗号通信システムであって、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と減衰器が光ファイバーを介して接続され、光クロックを発生するパルス光源と光クロックを受信する光検出器が前記光ファイバーと別の光ファイバーを介して接続されたことを特徴とする量子暗号通信システム。
  9. 請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機を光ファイバーで接続する量子暗号通信システムであって、極微弱光を一定の時間間隔で発生させるパルス光源と減衰器が波長分離結合器を介して光ファイバーとして接続し、光クロックを発生するパルス光源と光クロックを受信する光検出器が前記波長分離結合器を介して前記光ファイバーとして接続したことを特徴とする量子暗号通信システム。
  10. 請求項5記載の受信兼再送信機と請求項6記載の送信兼再受信機間で秘密鍵を共有するように、極微弱光を信号光および参照光として送受信する量子暗号通信システムにおいて、受信兼再送信機には、送信兼再受信機から信号・参照光とは別に送信される光クロックを受信するための光検出器を設け、前記光検出器の出力を狭帯域フィルターに入力し,前記フィルターの出力を周波数シンセサイザーの局発信号として入力し,前記信号光の繰り返し周波数に等しい電気信号を前記シンセサイザーが出力し、前記出力をタイミング信号として前記信号光を位相変調し、送信兼再受信機には、前記遅延発生器から信号・参照光の繰り返し周波数に等しい電気パルスを出力させることにより、前記遅延発生器の出力をタイミング信号として前記両単一光子検出器を動作させることを特徴とする量子暗号通信システム。
  11. 送信兼再受信機から送信される信号光および参照光と光クロックをそれぞれ光パルス列で構成し、両者の繰り返し周波数が同一または異なることを特徴とする請求項10記載の量子暗号通信システム。
  12. 狭帯域フィルターを光クロックのクロック周波数で透過率が最大となるように構成し、狭帯域フィルターの出力を周波数シンセサイザーの局発信号とし、シンセサイザーが信号光の繰り返し周波数と一致する繰り返し周波数で電気パルス信号を発生するように構成したことを特徴とする量子暗号通信システム。
  13. 前記送信兼再受信機と受信兼再送信機間を2本の光ファイバーで接続し、信号光および参照光と光クロックがそれぞれ別々の光ファイバーで伝搬されるようにしたことを特徴とする請求項7乃至12のいずれか1項記載の量子暗号通信システム。
  14. 前記送信兼再受信機と受信兼再送信機間が波長分離器を介して1本の光ファイバーで接続され、信号光および参照光と光クロックをそれぞれ別々の波長としたことを特徴とする請求項7乃至12のいずれか1項記載の量子暗号通信システム。
  15. 前記受信兼再送信機に位相変調器、及び、前記送信兼再受信機に信号光および参照光の合波光を受信する単一光子検出器を設け、前記受信兼再送信機が前記信号光を二進数の乱数値に比例する位相状態に変換して送信し、前記送信兼再受信機が前記単一光子検出器により前記信号光の位相状態を判別して前記二進の乱数値を解読し、前記二進の乱数値を前記光ファイバーで接続された送受信機間で秘密鍵として共有することを特徴とする請求項7乃至14のいずれか1項記載の量子暗号通信システム。
  16. 受信兼再送信機が光クロックを光検出器で検出し、光検出器の出力を中心周波数がクロック周波数に等しい狭帯域フィルターを介して周波数シンセサイザーの局発信号として入力し、信号光の繰り返し周波数で前記信号光を位相変調することを特徴とするタイミング信号作成方法。
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