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JP2004352060A - 電動パワーステアリング装置の車両搭載方法 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の車両搭載方法 Download PDF

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JP2004352060A
JP2004352060A JP2003151424A JP2003151424A JP2004352060A JP 2004352060 A JP2004352060 A JP 2004352060A JP 2003151424 A JP2003151424 A JP 2003151424A JP 2003151424 A JP2003151424 A JP 2003151424A JP 2004352060 A JP2004352060 A JP 2004352060A
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Abstract

【課題】右ハンドル車に搭載する場合と左ハンドル車に搭載する場合とでアシスト力を発生する電動モータへの通電を制御する電気制御ユニットの共通化を可能にする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法を提供すること。
【解決手段】アシスト力を発生する三相モータと、三相モータの回転角センサと、モータ通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する際に、1)回転角センサをミラー配置せず、且つ、2a)三相モータのV相とW相を入れ替える、或いは、2b)回転角センサを三相モータに対して+120°ずらして配置すると共に三相モータのU相とV相を入れ替える、或いは、2c)回転角センサを三相モータに対して+240°ずらして配置すると共に三相モータのU相とW相を入れ替える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して、電動パワーステアリング装置を車両に搭載する方法に係り、特に、右ハンドル車に搭載する場合と左ハンドル車に搭載する場合とで、或いは、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸に対して車両前方に配置された車両に搭載する場合と車両後方に配置された車両に搭載する場合とで、電気制御ユニットの共通化を可能にする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動パワーステアリング装置を車両に搭載する際、各構成要素は、右ハンドル車と左ハンドル車とでは縦中心線を軸としてミラー反転されるように配置される。このような配置方法を、以下、ミラー配置と称す。
【0003】
この際、ミラー配置により、操舵ハンドルの回転方向とアシスト力を発生する電動モータの回転の向きとの対応関係が入れ替わるため、電動モータへの通電制御を行う制御ユニット(例えば、ECUなど)の中身(ソフトウェア)を変更する必要が生じる。
【0004】
これを図1及び2を用いて具体的に説明する。図1は、右ハンドル車に電動パワーステアリング装置を搭載した状態を概略的に示す図である。操舵ハンドル101を通じて入力された運転者の回動操作は、操舵軸102及びピニオン部103を通じてラック軸104に伝達される。
【0005】
ラック軸104には、その同軸上に、ラック軸104の横方向の動きをアシストする電動モータ105と、電動モータ105の回転角を検出する回転角センサ106とが設けられる。ここで、電動モータ105は、右ねじの減速機(図示せず)を備えるものとする。
【0006】
また、操舵軸102の途中には操舵トルクセンサ107が設けられる。操舵トルクセンサ107によって検出された操舵トルクは、電動モータ105に対する通電制御を行うECU108へ伝達される。ECU108は、操舵トルクの方向及びその大きさ(すなわち、操舵方向及び操舵量)に応じて、電動モータ105の回転を制御し、操舵トルクに応じたアシスト力を発生させる。
【0007】
ここで、操舵ハンドル101について、運転者から見て左きり(反時計回り)をプラス(+)方向、右きり(時計回り)をマイナス(−)方向と定義し、且つ、ラック軸106を左方向に押すアシスト力を発生するモータ回転方向をプラス(+)方向、右方向にアシストする回転方向を−方向と定義するものとする。
【0008】
すなわち、図1に示す例では、電動モータ105の通電制御を行うECU108は、操舵トルク(方向)がプラス(+)の時には電動モータ105をプラス(+)方向に回転させ、マイナス(−)の時にはマイナス(−)方向に回転させるようにプログラムされている。
【0009】
このような電動パワーステアリング装置をミラー配置して左ハンドル車に搭載した状態を図2に概略的に示す。同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0010】
図示するように、ミラー配置により操舵方向とモータ回転方向との対応関係が逆転するため、ECU108が右ハンドル車搭載時の同様の制御を行うと(すなわち、ECU104に右ハンドル車搭載時と同一の制御ソフトウェアが乗っていると)、左きりの時に右方向へアシストされ、右きりの時に左方向へアシストされる逆アシスト状態となってしまう。
【0011】
そこで、左ハンドル車へ搭載する際には、操舵トルクがプラス(+)の時には電動モータ105をマイナス(−)方向へ回転させ、マイナス(−)の時にはプラス(+)方向に回転させるようにECU108内のプログラムを変更する必要がある。
【0012】
現実的には、1)右ハンドル車用と左ハンドル車用の2種類のECUを用意し、製造工程において適宜組み付けるか、或いは、2)1種類のECUに右ハンドル車用のソフトウェアと左ハンドル車用のソフトウェアを双方入れておき、組み付け後に車両からハンドル情報を取得して適切な方のプログラムが用いられるようにする、などの手法が採用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記1)のような従来の手法では、通常、右ハンドル車用ECUと左ハンドル車用ECUとは外観上同一の形状であるため誤組み付けのおそれがある。一旦誤組み付けされると、ハンドルが発振してしまい、正常な操舵ができなくなる。特に、逆方向にアシストされることにより旋回が困難となるため、製造ライン出口から修理・交換を行うエリアへ自走させることすらも難しくなる。
【0014】
また、上記2)の手法では、車両からハンドル情報を読み出すEEPROMに異常が生じると制御続行が不可能となってしまう。
【0015】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、右ハンドル車に搭載される場合と左ハンドル車に搭載される場合とでアシスト力を発生する電動モータへの通電を制御する電気制御ユニットの共通化を可能にする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法を提供することを主たる目的とする。
【0016】
なお、上述のような問題は、右ハンドル車と左ハンドル車の間だけでなく、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸に対して車両前方に配置された車両と車両後方に配置された車両の間でも生ずるため、本発明は、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸に対して車両前方に配置された車両に搭載される場合とステアリングギアボックスがタイヤ中心軸に対して車両後方に配置された車両に搭載される場合とでアシスト力を発生する電動モータへの通電を制御する電気制御ユニットの共通化を可能にする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法を提供することも目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、上記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニット(例えばECUなど)とを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、上記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、(1)上記回転角センサについてはミラー配置せずに上記三相電動モータがアシスト力を発生する上記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に、上記三相電動モータのV相とW相の配線を入れ替えて接続する、或いは、(2)上記回転角センサについてはミラー配置せずに上記三相電動モータがアシスト力を発生する上記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に上記三相電動モータに対して+120°ずらして配置し、更に、上記三相電動モータのU相とV相の配線を入れ替えて接続する、或いは、(3)上記回転角センサについてはミラー配置せずに上記三相電動モータがアシスト力を発生する上記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に上記三相電動モータに対して+240°ずらして配置し、更に、上記三相電動モータのU相とW相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法である。
【0018】
この態様によれば、ミラー配置されたモータを操舵方向に対応付けられた方向とは逆向きに回転させることができると共に、電気制御ユニットには操舵方向に対応付けられた方向にモータが回転していると認識させることができる。
【0019】
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニット(例えばECUなど)とを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、上記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、上記電動モータに備えられた減速機をネジ方向が逆向きのものに替える、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法である。
【0020】
この態様によれば、操舵方向と発生するアシスト力の方向との対応関係を反転させることができる。
【0021】
上記目的を達成するための本発明の第三の態様は、ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニット(例えばECUなど)と、上記操舵ハンドルの回動操作を伝達する軸上に設けられ、該回動操作によってねじれるトーションバーと、該トーションバーの上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、絶対角を検出して上記電気制御ユニットに伝達する上流側及び下流側角度センサと、を有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、上記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、上記上流側及び下流側角度センサと上記電気制御ユニットとをそれぞれ接続する配線について上流側と下流側を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法である。
【0022】
この態様によれば、操舵トルクが逆向きに検出されるため、操舵方向に対応付けられた方向とは逆向きにアシスト力を発生させることができる。
【0023】
上記目的を達成するための本発明の第四の態様は、ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、上記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニット(例えばECUなど)とを有する電動パワーステアリング装置を、上記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、(1)上記回転角センサについては反対向きに配置し、上記三相電動モータがアシスト力を発生する上記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に、上記三相電動モータのV相とW相の配線を入れ替えて接続する、或いは、(2)上記三相電動モータがアシスト力を発生する上記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に上記三相電動モータに対して+120°ずらして配置し、更に、上記三相電動モータのU相とV相の配線を入れ替えて接続する、或いは、(3)上記三相電動モータがアシスト力を発生する上記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に上記三相電動モータに対して+240°ずらして配置し、更に、上記三相電動モータのU相とW相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法である。
【0024】
この態様によれば、同じ向きに配置されたモータを操舵方向に対応付けられた方向とは逆向きに回転させることができると共に、電気制御ユニットには操舵方向に対応付けられた方向にモータが回転していると認識させることができる。
【0025】
上記目的を達成するための本発明の第五の態様は、ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニット(例えばECUなど)とを有する電動パワーステアリング装置を、上記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、上記電動モータに備えられた減速機をネジ方向が逆向きのものに替える、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法である。
【0026】
この態様によれば、操舵方向と発生するアシスト力の方向との対応関係を反転させることができる。
【0027】
上記目的を達成するための本発明の第六の態様は、ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニット(例えばECUなど)と、上記操舵ハンドルの回動操作を伝達する軸上に設けられ、該回動操作によってねじれるトーションバーと、該トーションバーの上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、絶対角を検出して上記電気制御ユニットに伝達する上流側及び下流側角度センサと、を有する電動パワーステアリング装置を、上記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、上記上流側及び下流側角度センサと上記電気制御ユニットとをそれぞれ接続する配線について上流側と下流側を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法である。
【0028】
この態様によれば、操舵トルクが逆向きに検出されるため、操舵方向に対応付けられた方向とは逆向きにアシスト力を発生させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態1〜5について説明する。なお、いずれの実施形態の説明においても、同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。また、下記実施の形態1〜5では、一例として、右ハンドル車用に設計されたラック同軸式の電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載する場合について述べる。
【0030】
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。本実施形態に係る搭載方法では、ECU108を共通化して左ハンドル車に搭載する際に、電動モータ105に備えられた減速機(例えば、ボールねじ)をねじ方向が反対向きのものに交換する。すなわち、右ねじの減速機であった場合、左ねじの減速機に交換する。
【0031】
このように減速機のねじ方向を逆向きにすると、電動モータ105の回転によって発生するアシスト力の向きが逆になる。例えば、図2の示す例の場合、電動モータ105がプラス(+)方向に回転すると、ラック軸104は左へアシストされ、電動モータ105がマイナス(−)方向に回転すると、ラック軸104は右へアシストされる。
【0032】
このように、本実施形態によれば、減速機のねじ方向を逆向きにすることにより、ミラー配置によって反転したアシスト方向を更に反転させ正常な方向に戻すことができるため、右ハンドル車と左ハンドル車とでECUを共通化することができる。
【0033】
(実施の形態2)
次に、図3及び4を用いて、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態に係る電動パワーステアリング装置においては、図1を部分的に拡大した図3(a)に示すように、電動モータ105がU相、V相、及びW相を備えた三相ブラシレスモータであるものとする。
【0034】
また、この三相ブラシレスモータ105は、図4に示す通電パターンの一例に従って回転するものとする。すなわち、U相→V相→W相と通電させることによってプラス(+)方向に回転し、U相→W相→V相と通電させることによってマイナス(−)方向に回転するものとする。
【0035】
この電動パワーステアリング装置を本実施形態に係る搭載方法を用いて左ハンドル車に搭載した場合の部分拡大図を図3(b)に示す。
【0036】
図3(b)に模式的に示するように、本実施形態に係る搭載方法では、電動モータ105は従来通りミラー配置するものの、回転角センサ106についてはミラー配置せず、ラック軸104に対して同じ向きで配置する。したがって、電動モータ105がマイナス(−)方向に回転した際、回転角センサ106はモータがプラス(+)方向に回転しているものと検出することになる。
【0037】
また、同じく図3(b)に模式的に示すように、本実施形態では、ECU108と電動モータ105とをつなぐ配線のうち、V相のラインとW相のラインとを入れ替えて接続する。したがって、ECU108が電動モータ105をプラス(+)方向に回転させることを意図してU相→V相→W相の順で通電させた場合、電動モータ105において実際にはU相→W相→V相の順で通電されることになり、電動モータ105はマイナス(−)方向に回転する。
【0038】
したがって、図3(b)に示した搭載状態では、まずプラス(+)方向に操舵されると(左きり)、ECU108はU相→V相→W相の順に電動モータ105へ通電する。この通電制御は、配線の入れ替えにより、電動モータ105においてはU相→W相→V相の順の通電となるため、電動モータ105はマイナス(−)方向に回転する。電動モータ105のミラー配置により、この電動モータ105のマイナス(−)方向への回転は、ラック軸104を左きりの場合としては正常な左方向へアシストする。
【0039】
また、この電動モータ105のマイナス(−)方向への回転は、ミラー配置されていない回転角センサ106によりプラス(+)方向の回転として検出され、ECU108に伝達されるため、ECU108において、意図したモータ回転方向と発生したモータ回転方向とが異なるという矛盾は発生しない。
【0040】
よって、左ハンドル車搭載時に右ハンドル車搭載時と同じECUを用いても、左きりの際にラック軸が左へ正常にアシストされる。当業者には明らかなように、上記説明した動作は右きりの場合も同様であり、右きりの際にはラック軸が右へ正常にアシストされる。
【0041】
このように、本実施形態によれば、右ハンドル車と左ハンドル車とでECUを共通化することができる。
【0042】
(実施の形態3)
次に、図5及び6を用いて、本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態においても、図1を部分的に拡大した図3(a)に示すように、電動モータ105がU相、V相、及びW相を備えた三相ブラシレスモータであるものとする。また、同様に、この三相ブラシレスモータ105も、図4に示す通電パターンの一例に従って回転するものとする。
【0043】
この電動パワーステアリング装置を本実施形態に係る搭載方法を用いて左ハンドル車に搭載した場合の部分拡大図を図6(b)に示す。
【0044】
図6(b)に模式的に示するように、本実施形態に係る搭載方法では、電動モータ105は従来通りミラー配置するものの、回転角センサ106についてはミラー配置せず、ラック軸104に対して同じ向きで配置する。したがって、電動モータ105がマイナス(−)方向に回転した際、回転角センサ106はモータがプラス(+)方向に回転しているものと検出することになる。
【0045】
また、回転角センサ106は、電動モータ105に対して−120°ずらして配置される。すなわち、図5に示すように、右ハンドル車への搭載時には電動モータ105の回転方向0°点と回転角センサ106の0°点とが一致していたものを、左ハンドル車への搭載時には、図6(a)に示すように、回転角センサ106の0°点が電動モータ105の0°点に対して−120°(若しくは+240°)の位置となるようにずらして配置する。なお、ここでの角度の+/−は、上述の電動モータ105の回転方向のプラス(+)/マイナス(−)に準じる。
【0046】
したがって、この0°点をずらして配置したことのみに着目するならば、電動モータ105にU相→V相→W相の順で通電すると、回転角センサ106はW相→U相→V相の順で通電されたものと検出することになる。
【0047】
さらに、同じく図6(b)に模式的に示すように、本実施形態では、ECU108と電動モータ105とをつなぐ配線のうち、U相のラインとW相のラインとを入れ替えて接続する。したがって、ECU108が電動モータ105をプラス(+)方向に回転させることを意図してU相→V相→W相の順で通電させた場合、電動モータ105において実際にはU相→W相→V相の順で通電されることになり、電動モータ105はマイナス(−)方向に回転する。
【0048】
したがって、図6(b)に示した搭載状態では、まずプラス(+)方向に操舵されると(左きり)、ECU108はU相→V相→W相の順に電動モータ105へ通電する。この通電制御は、配線の入れ替えにより、電動モータ105においてはW相→V相→U相の順の通電となるため、電動モータ105はマイナス(−)方向に回転する。電動モータ105のミラー配置により、この電動モータ105のマイナス(−)方向への回転は、ラック軸104を左きりの場合としては正常な左方向へアシストする。
【0049】
また、この電動モータ105のマイナス(−)方向への回転は、ミラー配置されていない回転角センサ106によりプラス(+)方向の回転として検出され、ECU108に伝達されるため、ECU108において、意図したモータ回転方向と発生したモータ回転方向とが異なるという矛盾は発生しない。
【0050】
さらに、この電動モータ105におけるW相→V相→U相の順の通電は、−120°ずらして配置された回転角センサ106により、U相→W相→V相の順の通電が為されたものとして検出され、ECU108に伝達される。したがって、ECU108において、U相とW相とを入れ替えたことによる通電パターンの位相のずれは認識されない。
【0051】
よって、左ハンドル車搭載時に右ハンドル車搭載時と同じECUを用いても、左きりの際にラック軸が左へ正常にアシストされる。当業者には明らかなように、上記説明した動作は右きりの場合も同様であり、右きりの際にはラック軸が右へ正常にアシストされる。
【0052】
このように、本実施形態によれば、右ハンドル車と左ハンドル車とでECUを共通化することができる。
【0053】
(実施の形態4)
次に、図7を用いて、本発明の実施の形態4について説明する。本実施形態は、上記実施の形態3と基本的に同様の実施形態であり、但し入れ替える電動モータの配線の種類と回転角センサをずらす角度を変えたものである
本実施形態においても、図1を部分的に拡大した図7(b)に示すように、電動モータ105がU相、V相、及びW相を備えた三相ブラシレスモータであるものとする。また、同様に、この三相ブラシレスモータ105も、図4に示す通電パターンの一例に従って回転するものとする。
【0054】
この電動パワーステアリング装置を本実施形態に係る搭載方法を用いて左ハンドル車に搭載した場合の部分拡大図を図7(b)に示す。
【0055】
図7(b)に模式的に示するように、本実施形態に係る搭載方法では、電動モータ105は従来通りミラー配置するものの、回転角センサ106についてはミラー配置せず、ラック軸104に対して同じ向きで配置する。したがって、電動モータ105がマイナス(−)方向に回転した際、回転角センサ106はモータがプラス(+)方向に回転しているものと検出することになる。
【0056】
また、回転角センサ106は、電動モータ105に対して−240°ずらして配置される。すなわち、図5(a)に示すように、右ハンドル車への搭載時には電動モータ105の回転方向0°点と回転角センサ106の0°点とが一致していたものを、左ハンドル車への搭載時には、図7(a)に示すように、回転角センサ106の0°点が電動モータ105の0°点に対して−240°(若しくは+120°)の位置となるようにずらして配置する。なお、ここでの角度の+/−は、上述の電動モータ105の回転方向のプラス(+)/マイナス(−)に準じる。
【0057】
したがって、この0°点をずらして配置したことのみに着目するならば、電動モータ105にU相→V相→W相の順で通電すると、回転角センサ106はV相→W相→U相の順で通電されたものと検出することになる。
【0058】
さらに、同じく図7(b)に模式的に示すように、本実施形態では、ECU108と電動モータ105とをつなぐ配線のうち、U相のラインとV相のラインとを入れ替えて接続する。したがって、ECU108が電動モータ105をプラス(+)方向に回転させることを意図してU相→V相→W相の順で通電させた場合、電動モータ105において実際にはV相→U相→W相の順で通電されることになり、電動モータ105はマイナス(−)方向に回転する。
【0059】
したがって、図7(b)に示した搭載状態では、まずプラス(+)方向に操舵されると(左きり)、ECU108はU相→V相→W相の順に電動モータ105へ通電する。この通電制御は、配線の入れ替えにより、電動モータ105においてはV相→U相→W相の順の通電となるため、電動モータ105はマイナス(−)方向に回転する。電動モータ105のミラー配置により、この電動モータ105のマイナス(−)方向への回転は、ラック軸104を左きりの場合としては正常な左方向へアシストする。
【0060】
また、この電動モータ105のマイナス(−)方向への回転は、ミラー配置されていない回転角センサ106によりプラス(+)方向の回転として検出され、ECU108に伝達されるため、ECU108において、意図したモータ回転方向と発生したモータ回転方向とが異なるという矛盾は発生しない。
【0061】
さらに、この電動モータ105におけるV相→U相→W相の順の通電は、−240°ずらして配置された回転角センサ106により、U相→W相→V相の順の通電が為されたものとして検出され、ECU108に伝達される。したがって、ECU108において、U相とV相とを入れ替えたことによる通電パターンの位相のずれは認識されない。
【0062】
よって、左ハンドル車搭載時に右ハンドル車搭載時と同じECUを用いても、左きりの際にラック軸が左へ正常にアシストされる。当業者には明らかなように、上記説明した動作は右きりの場合も同様であり、右きりの際にはラック軸が右へ正常にアシストされる。
【0063】
このように、本実施形態によれば、右ハンドル車と左ハンドル車とでECUを共通化することができる。
【0064】
(実施の形態5)
次に、図8を用いて、本発明の実施の形態5について説明する。本実施形態では、操舵軸102に設けられた操舵トルクセンサ107が、図8(a)に示すようなトーションバー801と、上流側・下流側回転角センサ802、803とから成り、ECU108において上流側と下流側の絶対角の差とトーションバー801のねじれ特性とから操舵トルクが検出されるものとする。
【0065】
ここで、本実施形態では、左ハンドル車に搭載する際に、図8(b)に模式的に示すように、上流側回転角センサ802の出力値が下流側角度としてECU108に伝達され、下流側回転角センサ803の出力値が上流側角度としてECU108に伝達されるように、配線を入れ替えて接続する。
【0066】
これにより、ECU108に、上流・下流での角度差はそのままに、回転方向を実際とは逆向きに認識させることができる。すなわち、ECU108は、操舵トルクの大きさはそのままに、操舵された方向を実際とは逆向きに認識し、その認識に基づいて電動モータ105を通電制御することになる。
【0067】
ここで、上述のように、左ハンドル車搭載時にはミラー配置により操舵ハンドル101の操舵方向と電動モータ105によるアシスト方向との対応関係が反転しているため(図2参照)、上記のようにECU108に操舵トルクを逆向きに教えることによって、左きりの際には左方向に、右きりの際には右方向に、それぞれラック軸104がアシストされるようになる。
【0068】
よって、左ハンドル車搭載時に右ハンドル車搭載時と同じECUを用いても、左きりの際にラック軸が左へ正常にアシストされる。当業者には明らかなように、上記説明した動作は右きりの場合も同様であり、右きりの際にはラック軸が右へ正常にアシストされる。
【0069】
このように、本実施形態によれば、右ハンドル車と左ハンドル車とでECUを共通化することができる。
【0070】
上記いずれの実施形態においても、右ハンドル車と左ハンドル車とでECUを共通化することができるため、2種類のECUを用意する必要がなく、よって誤組み付けされたECUにより逆アシスト状態が発生することもない。
【0071】
また、1種類のECUに右ハンドル車用のソフトウェアと左ハンドル車用のソフトウェアを双方入れておき、組み付け後に車両からハンドル情報を取得して適切な方のプログラムが用いられるようにする必要がなく、よって車両からハンドル情報を読み出すEEPROMの異常時に制御不能となることもない。
【0072】
なお、ECU以外の構成要素については、構造上誤組み付けが生じにくい設計とすることが可能であり、上記実施形態の実施においては誤組み付けの発生を大幅に低減し得る。
【0073】
また、上記実施形態の説明では、一例として、ラック同軸式の電動パワーステアリング装置を例に挙げたが、当業者には明らかなように、本発明はコラム搭載式の電動パワーステアリング装置にも適用可能である。
【0074】
図9にコラム搭載式の電動パワーステアリング装置を搭載した場合を概略的・模式的に示す。コラム搭載式では、ステアリングコラムに電動モータ105が搭載され、電動モータ105と同軸に配置されたウォームギア901と、操舵軸102と同軸に配置されたウォームホイール(減速機)902とが係合することで、電動モータ105の回転により操舵軸102にアシストトルク(回転)が付与される。
【0075】
このようなコラム搭載式の電動パワーステアリング装置を右ハンドル車及び左ハンドル車に搭載した場合をそれぞれ図9(a)及び(b)に概略的・模式的に示す。図示するように、ラック同軸式の場合と同様に、右ハンドル車(図9(a))と左ハンドル車(図9(b))では、車室内の搭載上の観点から車両中心軸についてミラー配置とされる。
【0076】
図から明らかなように、既述のラック同軸式の場合と同様に、ウォームギア901が右ねじ又は左ねじのいずれか一種類であれば、ミラー配置によりモータ回転が反転するため、別のECUが必要となる。
【0077】
これは上述のラック同軸式の場合と同様の状態であるため、本発明の適用により解決できる。すなわち、右ハンドル車用に設定されたコラム搭載式電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載する場合、及び、左ハンドル車用に設定されたコラム搭載式電動パワーステアリング装置を右ハンドル車に搭載する場合、既述の本発明に係る方法の実施形態1〜5と同様の手法で、操舵方向と発生するアシスト力の方向との対応関係を反転させることができる。
【0078】
以上、右/左ハンドル車用に設計された電動パワーステアリング装置を左/右ハンドル車に搭載する場合を例に挙げて本発明に係る方法の実施形態を説明した。
【0079】
しかしながら、本発明の適用は上記場合に限られない。例えば、車両にはステアリングギアボックスをタイヤ中心軸より車両前方に配置するタイプのものと車両後方に配置するタイプのものがある。両タイプのタイヤ中心軸とラック軸とピニオンの位置関係を図10(a)及び(b)に概略的・模式的に示す。
【0080】
図10(a)はステアリングギアボックスをタイヤ中心軸より車両前方に配置した場合であり、図10(b)はステアリングギアボックスをタイヤ中心軸より車両後方に配置した場合である。図示するように、両タイプでは、操舵ハンドル101(図示せず)によりピニオン部103を同じ方向に回転させたときにラック軸104の動く方向が逆になる。
【0081】
したがって、例えばラック同軸式の電動パワーステアリング装置を搭載した場合、図11(a)及び(b)に示すように、同じ右ハンドル車であっても、ステアリングギアボックスの配置が変わればモータ回転を反転させる必要が生じる。
【0082】
これは上述の右ハンドル車・左ハンドル車の場合と同様の状態であるため、本発明の適用により解決できる。すなわち、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用に設定された電動パワーステアリング装置をステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両に搭載する場合、及び、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用に設定された電動パワーステアリング装置をステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両に搭載する場合、既述の本発明に係る方法の実施形態1〜5と同様の手法で、操舵方向と発生するアシスト力の方向との対応関係を反転させることができる。
【0083】
このように、本実施形態によれば、上記いずれの場合であっても、ECUを1種類に抑えることができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、右ハンドル車に搭載する場合と左ハンドル車に搭載する場合とで、或いは、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸に対して車両前方に配置された車両に搭載する場合と車両後方に配置された車両に搭載する場合とで、アシスト力を発生する電動モータへの通電を制御する電気制御ユニットの共通化を可能にする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラック同軸式電動パワーステアリング装置を右ハンドル車に搭載した状態を概略的に示す模式図である。
【図2】ラック同軸式電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態を概略的に示す模式図である。
【図3】(a) 図1の部分拡大図である。
(b) 本発明の実施の形態2に係る方法で電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態を部分的・概略的に示す模式図である。
【図4】三相電動モータへの通電制御パターンの一例を示すグラフである。
【図5】電動パワーステアリング装置を右ハンドル車に搭載した状態でのモータと回転角センサとの位置関係を概略的に示す模式図である。
【図6】(a) 本発明の実施の形態3に係る方法で電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態でのモータと回転角センサとの位置関係を概略的に示す模式図である。
(b) 本発明の実施の形態3に係る方法で電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態を部分的・概略的に示す模式図である。
【図7】(a) 本発明の実施の形態4に係る方法で電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態でのモータと回転角センサとの位置関係を概略的に示す模式図である。
(b) 本発明の実施の形態4に係る方法で電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態を部分的・概略的に示す模式図である。
【図8】(a) 電動パワーステアリング装置の操舵トルクセンサ部分を概略的に示す模式図である。
(b) 本発明の実施の形態5に係る方法で電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した際の操舵トルクセンサ部分を概略的に示す模式図である。
【図9】(a) コラム搭載式電動パワーステアリング装置を左ハンドル車に搭載した状態を概略的に示す模式図である。
(b) コラム搭載式電動パワーステアリング装置を右ハンドル車に搭載した状態を概略的に示す模式図である。
【図10】(a) ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された場合の位置関係を概略的に示す模式図である。
(b) ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された場合の位置関係を概略的に示す模式図である。
【図11】(a) ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両のラックの同軸上にモータが備えられた状態を概略的に示す模式図である。
(b) ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両のラックの同軸上にモータが備えられた状態を概略的に示す模式図である。
【符号の説明】
101 操舵ハンドル
102 操舵軸
103 ピニオン部
104 ラック軸
105 電動モータ
106 回転角センサ
107 操舵トルクセンサ
108 ECU
801 トーションバー
802、803 回転角センサ
901 ウォームギア
902 ウォームホイール

Claims (10)

  1. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、前記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、前記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記回転角センサについてはミラー配置せずに前記三相電動モータがアシスト力を発生する前記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に、前記三相電動モータのV相とW相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  2. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、前記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、前記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記回転角センサについてはミラー配置せずに前記三相電動モータがアシスト力を発生する前記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に前記三相電動モータに対して+120°ずらして配置し、更に、前記三相電動モータのU相とV相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  3. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、前記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、前記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記回転角センサについてはミラー配置せずに前記三相電動モータがアシスト力を発生する前記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に前記三相電動モータに対して+240°ずらして配置し、更に、前記三相電動モータのU相とW相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  4. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、前記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記電動モータに備えられた減速機をネジ方向が逆向きのものに替える、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  5. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットと、前記操舵ハンドルの回動操作を伝達する軸上に設けられ、該回動操作によってねじれるトーションバーと、該トーションバーの上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、絶対角を検出して前記電気制御ユニットに伝達する上流側及び下流側角度センサと、を有する電動パワーステアリング装置をミラー配置させて、前記電気制御ユニットが右ハンドル車用の設定であれば左ハンドル車に、左ハンドル車用の設定であれば右ハンドル車にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記上流側及び下流側角度センサと前記電気制御ユニットとをそれぞれ接続する配線について上流側と下流側を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  6. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、前記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置を、前記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記回転角センサについては反対向きに配置し、前記三相電動モータがアシスト力を発生する前記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に、前記三相電動モータのV相とW相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  7. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、前記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置を、前記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記三相電動モータがアシスト力を発生する前記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に前記三相電動モータに対して+120°ずらして配置し、更に、前記三相電動モータのU相とV相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  8. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する三相電動モータと、該三相電動モータの回転角を検出する回転角センサと、前記三相電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置を、前記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記三相電動モータがアシスト力を発生する前記ラック軸又はコラム軸に対して同じ向きに配置すると共に前記三相電動モータに対して+240°ずらして配置し、更に、前記三相電動モータのU相とW相の配線を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  9. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットとを有する電動パワーステアリング装置を、前記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記電動モータに備えられた減速機をネジ方向が逆向きのものに替える、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
  10. ラック軸又はコラム軸に操舵ハンドルの回動操作に対するアシスト力を発生する電動モータと、該電動モータへの通電制御を行う電気制御ユニットと、前記操舵ハンドルの回動操作を伝達する軸上に設けられ、該回動操作によってねじれるトーションバーと、該トーションバーの上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、絶対角を検出して前記電気制御ユニットに伝達する上流側及び下流側角度センサと、を有する電動パワーステアリング装置を、前記電気制御ユニットがステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両前方に配置された車両用の設定であれば車両後方に配置された車両に、ステアリングギアボックスがタイヤ中心軸より車両後方に配置された車両用の設定であれば車両前方に配置された車両にそれぞれ搭載する方法であって、
    前記上流側及び下流側角度センサと前記電気制御ユニットとをそれぞれ接続する配線について上流側と下流側を入れ替えて接続する、ことを特徴とする電動パワーステアリング装置の車両搭載方法。
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