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JP2004293224A - 車止め構造 - Google Patents

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JP2004293224A
JP2004293224A JP2003089606A JP2003089606A JP2004293224A JP 2004293224 A JP2004293224 A JP 2004293224A JP 2003089606 A JP2003089606 A JP 2003089606A JP 2003089606 A JP2003089606 A JP 2003089606A JP 2004293224 A JP2004293224 A JP 2004293224A
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rear plate
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rear end
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JP2003089606A
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Kazuhiko Kitagawa
一彦 北川
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Abstract

【課題】構造が簡単で、車が正常でない速度や方向から進入してもトラブルとならない、バリアフリーの車止め構造を提供する。
【解決手段】駐車場の地面から掘り下げた凹陥部4と、凹陥部4に蓋する状態をとり得る前板8と後板9とから成る組み合わせ板6と、前板を左右方向に回動可能に支持する前板支持部26と、後板9を左右方向に回動可能に支持する後板支持部38と、前板8及び後板9を上方に付勢する付勢手段62とを含んで構成され、組み合わせ板6のそれぞれの面が地面1と面一になる一の状態と、後板9の後端部が、後板9の前端部より上方に位置する二の状態とが可能とされ、二の状態から一の状態に移行する方向に付勢手段62により付勢され、組み合わせ板6に物体が載せられていないときに一の状態となり、車の車輪70が組み合わせ板6に乗せられたときに二の状態となる車止め構造である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は駐車場に設けられる車止めに関する。詳しくは、バリアフリーの機能を有する車止めに関する。
【0002】
【従来の技術】
駐車場に設けられる車止めとしては、高さ、幅10cm、長さ60cm程度のサイズの一対のコンクリートブロックを車輪の間隔に対応して地面に固定したものが一般的である。しかし、このような突起物を地面に固定する態様は、障害者の歩行を妨げ危険である場合がある。
【0003】
この問題に対処するためには、駐車時のみ車止め機能を果たし、車が駐車されていないときには駐車スペースの地面がその周囲の地面と面一になるような方式を実現することが好ましい。このような方式としては、例えば、有料駐車場の駐車管理に用いられるようなロック板を備え、地面から突出しない状態で設置された機構物を駐車場に設置し、車が駐車されていないときにはそのロック板が水平に倒れ、駐車時のみそのロック板が起立して車止めとなる方式が考えられる。
【0004】
従来のロック板を備えた駐車管理機構物は、車一台分の駐車スペースが定められ、その駐車スペースの一側方境界部分から内方に向けロック板が設けられ、このロック板は基端に備えた支持軸を回転可能に水平に軸支されており、そしてこの支持軸を起伏装置によって回転駆動させることにより、前記ロック板を起伏させるように設けられていた。このような機構物としては公知の機構物(例えば、特許文献1参照。)を用いることが出来ると考えられる。
【0005】
しかし、このような機構物は、ロック板の駆動に複雑な機構を必要とし、かつ、車の進入を感知する感知機構の設置が不可欠であり、製造コストや維持コストが高く、不特定多数の人が不定時かつ無料で使用する駐車場には適さない。
【0006】
一方、図7に示すように、地面にピットを掘ってその開口部を踏み板で覆い、駐車時にその踏み板がピットの中に車の重みで下降する方式が考えられる。この方式の公知の具体例としては、図7に示すように、地面201にピット202を掘り、開口部を踏み板204で覆い、踏み板204の前端がピット202の前縁に軸着部210を介して軸着され、踏み板204が圧縮バネ212を介してピット202の底面に支えられる車止め構造230が挙げられる。車のない状態では、踏み板204が圧縮バネ212を介してピット202の底面に支えられて地面201と面一となり、車の車輪214が踏み板204に載ると踏み板204が軸着部210を支点に圧縮バネ212の付勢力に抗して下方に移動し踏み板204の後端がストッパ222で当止される位置まで下降する。これにより、ピット202の後側壁面220が車止めとなる。
【0007】
しかし、この方式では、車止めとなる後側壁面220が、地面201に対して直角となるので、車が勢い良く踏み板204に進入してきた場合に、車輪が後側壁面220と地面201との交わる直角の縁224に激突することとなり、搭乗者に衝撃を与えたり、車輪を損傷したりするおそれがある。更に、車が踏み板204の前後方向と直角に踏み板204に進入してきた場合には、車輪が左又は右の側壁面と地面201との交わる直角の縁に衝突することとなり、この場合も搭乗者に衝撃を与えたり、車輪を損傷したりするおそれがある。更に、車が後側壁面220のがわから進入すると、車輪が踏み板204を踏んで急激に下降するので乗員及び車への衝撃が大きい。
【0008】
【特許文献1】
特開昭60−19875号公報(第2〜3頁、第1〜3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら問題点に鑑み、構造が簡単で、車が正常でない速度で進入したり、正常でない方向から進入してもトラブルとならない、バリアフリーの車止め構造を提供しようとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、駐車場の地面から掘り下げた凹陥部と、
前板と後板とから成り、該前板の後端部と該後板の前端部とが近接又は連結され、該凹陥部に蓋する状態をとり得る組み合わせ板と、
該前板を左右方向を軸心として回動可能に支持する前板支持部と、
該後板を左右方向を軸心として回動可能に支持する後板支持部と
前記前板の後端部及び前記後板の前端部を上方に付勢する付勢手段と
を含んで構成され、
前記組み合わせ板が、
前記前板と前記後板のそれぞれの面が前記地面と面一になる一の状態と、
該前板の前端部が、前記凹陥部の前縁又は該前縁の近傍に位置し、該前板の後端部及び該後板の前端部が前記地面と面一な面から下方の位置に位置し、該後板の後端部が、該後板の前端部より上方に位置する二の状態とをとることとが可能とされた車止め構造であることにある。
【0011】
前記車止め構造においては、前記付勢手段の付勢力が、前記組み合わせ板に人の体重に相当する荷重以下の荷重が下方にかかっているとき前記一の状態を保持するように設定され得る。
【0012】
前記車止め構造においては、前記二の状態において前記後板の後端部が前記地面より上方に位置し得る。
【0013】
又、本発明の要旨とするところは、前記後板の前端部と前記前板の後端部とを連結して連動させる連動部を備え、
前記前板支持部が、前記凹陥部の前縁部に前記前板の前端部を連結する前板連結部であり、
前記凹陥部の内側に前記後板又は前記前板の運動を当止する当止面が設けられ、当止された状態で前記後板の面が水平となる前記車止め構造であることにある。
【0014】
前記車止め構造においては、前記付勢手段がコイルバネを含んで成り得、前記連動部に該コイルバネが装着され得る。
【0015】
前記車止め構造においては、前記連動部が、前記後板の前端部に設けられた前記前板の後端部を載置する載置部であり得、前記後板支持部が、前記後板の前後方向中央部を支持する後板連結部であり得る。
【0016】
前記車止め構造においては、前記付勢手段がコイルバネを含んで成り得、前記後板連結部に該コイルバネが装着され得る。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る態様を図面に基づいて詳しく説明する。なお、本明細書においては、各図にわたって記される同じ符号は同一又は同様の部材やものを示す。図1は本発明の車止め構造2の側面がわからの説明図であり、図2は、図1の上面からみた説明図である。車止め構造2においては、駐車場の地面1から掘り下げ凹陥部4が形成され、凹陥部4には壁面を形成する壁面材5が設けられる。凹陥部4の開口部には、凹陥部4に蓋をする状態で、図面視左方(前がわ)から進入して駐車された車の車輪が乗せられることとなる組み合わせ板6が設けられる。組み合わせ板6は、自身の前部に配された前板8と後部に配された後板9とから成る。後板9は前端部18に載置板16が固着され、載置板16上に前板8の後端部20が載置される配置となる。載置板16が前板の後端部20を載置する載置部19を構成し、載置部19が、後板9の前端部18と前板8の後端部20とを連動する連動部21を構成する。前板8の前端部22が、凹陥部4の前方の縁部24と前板連結部(前板支持部)26を介して連結されている。前板連結部26は、前方の縁部24から内側に突出する一対の軸受け部28と、前板8の前端部22から下方に突出する軸保持部30と、軸保持部30から左右に突出し、軸受け部28に左右方向を軸心として軸着する軸部34とから成る。
【0018】
後板9が、後板9の前後方向にみた中央部の下面で、凹陥部4の側方の側壁部36と後板連結部38を介して連結されている。後板連結部(後板支持部)38は、前後方向に延びる面を有する側壁部36から内側に張り出され、片面42を前方の縁部24に面して垂直に配置し、片面42に直交する面44を空がわに面して水平に配置したアングル形状の固定子40と、片面42から前方に突出するロッド保持部48と、軸心を水平かつ左右方向に向けてロッド保持部48に保持されるロッド50と、ロッド50を左右方向を軸心として軸着する後板軸受部52とで構成される。後板軸受部52は後板9の下面の前後方向にみた中央部で後板9に固定されている。
【0019】
面44は後板9の面が水平になった状態で後板9の後端部58の下面54を下から受けて後端部58がそれ以上下降しないよう当止する当止面60となっている。
【0020】
コイルバネ62のコイル部にロッド50が挿通されて、ロッド50にコイルバネ62が装着されている。コイルバネ62の直線状の一端部64が、後板9の前端部18の下面に当接し、コイルバネ62の直線状の他端部66が片面42に当接している。これにより、後板9は、前端部18が上昇し後端部58が下降する方向に付勢される。
【0021】
この付勢により、組み合わせ板6に物体が載せられていないときに、前板8と後板9のそれぞれの面が前記地面と面一になる実線で示す一の状態が実現する。車の車輪70が組み合わせ板6に乗せられたときに、前板8の前端部22が、凹陥部4の前縁の近傍に位置し、前板8の後端部20が矢印Yの方向に下降して地面1と面一な面より下方の位置に位置し、後板9の前端部18が、その位置の近傍に位置し、かつ後板9の後端部58が、後板9の前端部18の位置より上方に位置する、破線で示す二の状態が実現する。上昇し斜めになった後端部58により、車輪70が当止されるので、車輪70への衝撃が少なく、かつ後端部58が地面1よりも上方に上昇するので確実に車輪70が当止される。
【0022】
この車止め構造2の構成においては、コイルバネ(付勢手段)62により、前板8と後板9とが、二の状態から一の状態に移行する方向に付勢されている。なお、一の状態においても、後板9は後端部58が下降する方向にコイルバネ62により付勢されていることが好ましい。一の状態における付勢力の大きさは、車輪70が組み合わせ板6に載置されたときに二の状態が実現し、人が組み合わせ板6に乗ったときにその体重に抗して組み合わせ板6が水平に保たれる程度の大きさである。破線で示すコイルバネ62の一端部64の状態は、コイルバネ62の他端部66が片面42に当接して一端部64に力がかからない仮想状態である。コイルバネ62はロッド50等とともに左右方向に複数個配設されることが好ましい。
【0023】
例えば、人の体重を例外的ともいえる場合を除いて100kg以下とみなすと、車止め構造2においては、組み合わせ板6に100kg以下の荷重がかかった場合、コイルバネ62の付勢力は、前板8の後端部20と後板9の前端部18とを上方に向けて支え、組み合わせ板6が一の状態にとどまる強さである。又、組み合わせ板6に、車の重量により車輪にかかる荷重である125kg以上の荷重がかかった場合、コイルバネ62の付勢力はこの荷重に耐え切れず、組み合わせ板6が、一の状態から二の状態に移行する。この125kgは、車の重量を軽量の自動車の標準的な重量の範囲にある500kgとして車輪の数4で除した値である。
【0024】
凹陥部4の底面76に後板ストッパ74が設けられて、後板9の前端部18が二の状態より更に下降しないよう後板9を当止する。凹陥部4の底面76が後板ストッパ74の機能を果たしてもよい。又、凹陥部4の底面76に前板ストッパ99が設けられて、前板8が二の状態より更に下降しないよう前板8を当止することも好ましい。
【0025】
車止め構造2のこのような構成により、車輪70が組み合わせ板6に載置された二の状態で、後板9が斜向しその後端部58が地面1の面より上方に位置して車輪70を停止させることが可能となるので、車輪による荷重で組み合わせ板6の全体が凹陥部4の内側に沈む必要がない。このため、車輪による荷重で沈む組み合わせ板6の最大沈み高さHは7cm前後と極めて小さくできる。従って、凹陥部4を深く掘り下げる必要がなく、工費が安く済む。又、車が横(左又は右方向)から進入しても、組み合わせ板6の沈み込み量が小さいので、凹陥部4に落下するとしても衝撃が小さい。更に、車が後方から進入しても、急激に凹陥部4に落下することがない。
【0026】
本発明の他の態様の一例を図3(a)の側面がわからの説明図に示す。本発明の車止め構造2aにおいては、凹陥部4の開口部に、凹陥部4に蓋をする状態で、駐車された車の後輪対又は前輪対が乗せられることとなる組み合わせ板6aが設けられる。組み合わせ板6aは、自身の前部に配された前板8aと後部に配された後板9aとから成る。前板8aの前端部22と凹陥部4の縁部24とが、両者を回動自在に連結する回動自在連結部26a(前板連結部(前板支持部)26)を介して連結されている。前板8aの後端部20と後板9aの前端部18とが左右方向を軸心とする丁番80(連動部82)を介して結合されている。
【0027】
後板9aの下面の前後方向にみた中央部は、受け部(後板支持部)88に備えられた受けロール90で下から支持される。受け部88は、左右方向を軸心として回動自在とされた受けロール90と受けロール90用のブラケット台92から成り、ブラケット台92は左右方向に凹陥部4の左右方向の側壁面から張られたベースアングル材94に固定されている。
【0028】
又、前板8aの後端部20と後板9aの前端部18との間にはコイルバネ(付勢手段)62aが架け渡されている。コイルバネ62aは、コイルの軸心を左右方向にして、直線状の一端部64aが後端部20の下面と当接し、かつ、一端部64aは、この当接した面に固定されている。直線状の他端部66aが前端部18の下面と当接している。コイルバネ62aは左右方向に複数個配設されることが好ましい。
【0029】
図3(b)の要部上面図にあわせ示すように、前板8aの側縁部に切欠き96が形成され、前板8aの側縁部下面の切欠き96が形成された部分に当て板98が固定されている。一方凹陥部4の側縁部から当止子100が内側に突出している。コイルバネ62aの付勢により上昇しようとする前板8aが当て板98を介して当止子100の当止面により当止されて、当止された状態で前板8aの面が水平となる。この状態で、当止子100は、切欠き96と当て板98で形成される窪み102に入り込んでいる。
【0030】
車の車輪70が組み合わせ板6aに乗せられたときに、前板8aの前端部22が、凹陥部4の前縁の近傍に位置し、前板8aの後端部20が、地面1と面一な面より下方の位置に位置し、後板9aの前端部18aが、その位置の近傍に位置し、かつ後板9aの後端部58が、後板9aの前端部18の位置より上方に位置する、破線で示す二の状態が実現する。上昇し斜めになった後端部58により、車輪70が当止されるので、車輪70への衝撃が少なく、かつ後端部58が地面1よりも上方に上昇するので確実に車輪70が当止される。
【0031】
この車止め構造2aの構成においては、コイルバネ(付勢手段)62aにより、前板8aと後板9aとが、二の状態から一の状態に移行する方向に付勢されている。なお、一の状態においても、後板9aは後端部58が下降する方向にコイルバネ62aにより付勢されている。一の状態における付勢力の大きさは、車輪70が組み合わせ板6aに載置されたときに二の状態が実現し、人が組み合わせ板6aに乗ったときにその体重に抗して組み合わせ板6aが水平に保たれる程度の大きさである。凹陥部4の底面76に前板ストッパ74aが設けられて、前板8aの後端部20が二の状態より更に下降しないよう前板8aを当止する。前板ストッパ74aは底面76に複数個設けられてもよい。
【0032】
受けロール90は左右方向に延びる長尺のものであってもよいし、複数個の短尺のロールが左右方向に互いに間隔をおいて設けられてもよい。
【0033】
本発明の更に他の態様の一例を図4の側面がわからの説明図に示す。本発明の車止め構造2bにおいては、凹陥部4の開口部に、凹陥部4に蓋をする状態で、駐車された車の後輪対又は前輪対が乗せられることとなる組み合わせ板6aが設けられる。組み合わせ板6aは、自身の前部に配された前板8aと後部に配された後板9aとから成る。前板8aの前端部22と縁部24とが、両者を回動自在に連結する回動自在連結部26a(前板連結部(前板支持部)26)を介して連結されている。前板8aの後端部20と後板9aの前端部18とが左右方向を軸心とする丁番80(連動部82)を介して結合されている。
【0034】
後板9aの下面の前後方向にみた中央部は、受け部(後板支持部)88で下から支持される。
【0035】
一方、凹陥部4の底面76から圧縮バネ110がコイルの軸心を垂直にして立設されている。圧縮バネ110の上端は、前板8aの下面に当接し、前板8aの後端部20が上昇する方向に前板8aを付勢している。又、凹陥部4の底面76に前板ストッパ74bが設けられて、前板8aの後端部20が二の状態より更に下降しないよう前板8aを当止する。前板ストッパ74bは底面76に複数個設けられてもよい。
【0036】
図3(b)の要部上面図の態様と同様に、前板8aの側縁部に切欠き96が形成され、前板8aの側縁部下面の切欠き96が形成された部分に当て板98が固定されている。一方凹陥部4の側縁部から当止子100が内側に突出している。圧縮バネ110の付勢により上昇しようとする前板8aが当て板98を介して止子100により当止されて、当止された状態で前板8aの面が水平となる。
【0037】
車輪70が組み合わせ板6aに乗せられたときに、前板8aの前端部22が、凹陥部4の前縁24の近傍に位置し、前板8aの後端部20が、地面1と面一な面より下方の位置に位置し、後板9aの前端部18aが、その位置の近傍に位置し、かつ後板9aの後端部58が、後板9aの前端部18aの位置より上方に位置する、破線で示す二の状態が実現する。上昇し斜めになった後端部58により、車輪70が当止されるので、車輪70への衝撃が少なく、かつ後端部58が地面1よりも上方に上昇するので確実に車輪70が当止される。
【0038】
この車止め構造2bの構成においては、圧縮バネ(付勢手段)110により、前板8aと後板9aとが、二の状態から一の状態に移行する方向に付勢されている。なお、一の状態においても、後板9aは後端部58が下降する方向に圧縮バネ110により付勢されている。一の状態における付勢力の大きさは、車輪70が組み合わせ板6aに載置されたときに二の状態が実現し、人が組み合わせ板6aに乗ったときにその体重に抗して組み合わせ板6aが水平に保たれる程度の大きさである。圧縮バネ110は左右方向に複数個配設されることが好ましい。
【0039】
本発明の又更に他の態様の一例を図5の側面がわからの説明図に示す。本発明の車止め構造2cにおいては、凹陥部4cの開口部に、凹陥部4cに蓋をする状態で、駐車された車の後輪対又は前輪対が乗せられることとなる組み合わせ板6cが設けられる。凹陥部4cには壁面を形成する壁面材5cが設けられる。組み合わせ板6cは、自身の前部に配された前板8cと後部に配された後板9cとから成る。前板8cの前端部22から後端部20にかけての中間部120の下面側と、凹陥部4cの前方の縁部24とが丁番122を介して連結されている。前板8cの後端部20と後板9cの前端部18とが左右方向を軸心とする丁番124(連動部82c)を介して結合されている。車輪が載せられない図5(a)の状態では、前端部22は、地面1から凹陥部4cの縁部24に至る地面1よりも一段下がった段差部の水平面124上に重畳された状態で当接している。前板8cの後端部20が、圧縮バネ(付勢手段)126により上方に付勢されており、かつ前端部22のこれ以上の下降が水平面124により妨げられているので、前板8cはこの状態で水平を保つ。後板9cの後端部58は、地面1から凹陥部4cの後縁部130に至る地面1よりも一段下がった段差部の水平面132上に重畳された状態で当接している。これにより、組み合わせ板6cは水平を保つ。
【0040】
車輪が載せられた図5(b)の状態では、前板8cは後端部20がストッパ134に当接する位置まで下降し、又、後板9cは、後縁部130上をスライドしつつ後縁部130を支点として前端部18が下降し、後端部58が地面1よりも上方に上昇する。上昇し斜めになった後端部58により、車輪70が当止されるので、車輪70への衝撃が少なく、かつ後端部58が地面1よりも上方に上昇するので確実に車輪70が当止される。
【0041】
図6に車止め構造の地面への配置と車輪対の位置関係を示す。図6(a)は、1個の車輪対90に対して2個の車止め構造2(2a、2b)が設けられる態様である。即ち、個々の車輪70に対応して凹陥部4が設けられる。図6(b)は、1個の車輪対90に対して1個の車止め構造2(2a、2b)が設けられる態様である。即ち、1個の車輪対90に対応して凹陥部4が設けられる。なお、破線Aは、車輪が載せられていない状態の後板9a(9a)の後端の位置である。
【0042】
以上本発明の車止め構造の態様を説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。例えば、本発明においては、組み合わせ板を付勢する手段としてコイルバネや圧縮バネのほかに板バネや、エアシリンダ、デッドウエイト等の付勢手段の使用が可能である。凹陥部の深さを浅くするうえではコイルバネの使用が好ましい。又、前板、後板それぞれに独立に付勢手段が設けられてもよい。この場合は、前板の後端部と後板の前端部とが結合されない態様のあり得る。更に、連動部は、伸縮性部材、可撓性部材を介して前板の後端部と後板の前端部とを結合するものであってもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の車止め構造は、バリアフリーであり、構造が簡単である。かつ、車が正常でない速度で進入したり、正常でない方向から進入してもトラブルとならない。
【0044】
本発明の車止め構造は、凹陥部の深さを浅くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車止め構造の側面がわからみた説明図である。
【図2】図1の車止め構造の上面からみた説明図である。
【図3】本発明の車止め構造の他の態様の一例を示す側面がわからみた説明図である。
【図4】本発明の車止め構造の更に他の態様の一例を示す側面がわからみた説明図である。
【図5】本発明の車止め構造の又更に他の態様の一例を示す側面がわからみた説明図であり、図5(a)は車輪が載せられていない状態、図5(b)は車輪が載せられた状態である。
【図6】本発明の車止め構造の地面への配置と車輪対の位置関係を示す上面模式図である。
【図7】従来の車止め構造の構成を示す側面がわからみた説明図である。上面模式図である。
【符号の説明】
1:地面
2、2a、2b:車止め構造
4:凹陥部
6、6a:組み合わせ板
8、8a:前板
9、9a:後板
26:前板連結部(前板支持部)
38:後板連結部(後板支持部)
60:当止面
62、62a:コイルバネ(付勢手段)
70:車輪
82:連動部
88:受け部(後板支持部)
110、126:圧縮バネ(付勢手段)

Claims (7)

  1. 駐車場の地面から掘り下げた凹陥部と、
    前板と後板とから成り、該前板の後端部と該後板の前端部とが近接又は連結され、該凹陥部に蓋する状態をとり得る組み合わせ板と、
    該前板を左右方向を軸心として回動可能に支持する前板支持部と、
    該後板を左右方向を軸心として回動可能に支持する後板支持部と
    前記前板の後端部及び前記後板の前端部を上方に付勢する付勢手段と
    を含んで構成され、
    前記組み合わせ板が、
    前記前板と前記後板のそれぞれの面が前記地面と面一になる一の状態と、
    該前板の前端部が、前記凹陥部の前縁又は該前縁の近傍に位置し、該前板の後端部及び該後板の前端部が前記地面と面一な面から下方の位置に位置し、該後板の後端部が、該後板の前端部より上方に位置する二の状態とをとることとが可能とされた車止め構造。
  2. 前記付勢手段の付勢力が、前記組み合わせ板に人の体重に相当する荷重以下の荷重が下方にかかっているとき前記一の状態を保持するように設定された請求項1に記載の車止め構造。
  3. 前記二の状態において前記後板の後端部が前記地面より上方に位置する請求項1又は2に記載の車止め構造。
  4. 前記後板の前端部と前記前板の後端部とを連結して連動させる連動部を備え、
    前記前板支持部が、前記凹陥部の前縁部に前記前板の前端部を連結する前板連結部であり、
    前記凹陥部の内側に前記後板又は前記前板の運動を当止する当止面が設けられ、当止された状態で前記後板の面が水平となる
    請求項1乃至3のいずれかに記載の車止め構造。
  5. 前記付勢手段がコイルバネを含んで成り、前記連動部に該コイルバネが装着された請求項4に記載の車止め構造。
  6. 前記連動部が、前記後板の前端部に設けられた前記前板の後端部を載置する載置部であり、前記後板支持部が、前記後板の前後方向中央部を支持する後板連結部である請求項4に記載の車止め構造。
  7. 前記付勢手段がコイルバネを含んで成り、前記後板連結部に該コイルバネが装着された請求項6に記載の車止め構造。
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