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JP2004117048A - 表面プラズモン共鳴を利用する測定装置およびそれに用いる測定用基板 - Google Patents

表面プラズモン共鳴を利用する測定装置およびそれに用いる測定用基板 Download PDF

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JP2004117048A
JP2004117048A JP2002277693A JP2002277693A JP2004117048A JP 2004117048 A JP2004117048 A JP 2004117048A JP 2002277693 A JP2002277693 A JP 2002277693A JP 2002277693 A JP2002277693 A JP 2002277693A JP 2004117048 A JP2004117048 A JP 2004117048A
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thin film
metal thin
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measurement
measuring device
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Kimi Fuke
希美 深日
Hiroaki Oka
弘章 岡
Nobuhiko Ozaki
亘彦 尾崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】測定用基板を回転させて測定することが可能な測定装置およびそれに用いる測定用基板を提供する。
【解決手段】図1に示すように、SPR測定装置10は、光ビームを出射する半導体レーザー等からなる光源1と、光学プリズム2と、光学プリズム2を保持する手段(不図示)と、光検出器3と、回転ステージ4とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。回転ステージ4上には、円盤状の基板5が搭載されたとき、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検試料の状態を高感度で測定することが可能な、表面プラズモン共鳴(Surface Plasmon Resonance:以下、SPRと称する)を利用する測定装置およびそれに用いる測定用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、生体分子間の相互作用を、蛍光物質または放射線物質などで標識することなく、リアルタイムでモニターすることができる測定装置として、金属表面に生じる表面プラズモン共鳴(SPR)を利用する測定装置(以下、SPR測定装置と称する)が開発されている。
【0003】
SPR測定装置は、下記非特許文献1に報告されているように、プリズムと金属との間に空間を有するように配置された構成(オット(Otto)配置)を備えるものと、下記非特許文献2に報告されているように、プリズムに薄膜状の金属を直接接触するように配置された構成(クレッシュマン(Kretschmann)配置)を備えるものとがある。一般に、SPR測定装置では、例えば、特開平6−167443号公報に開示されているように、クレッシュマン配置と呼ばれる構成を有する測定装置が最もよく用いられている。
【0004】
【非特許文献1】
Otto,A、A new method for exciting non−radioactive surface plasmaoscillations.、Phys.Stat.Sol.、26,K99―K101、1968年
【非特許文献2】
E.Kretschmann、Z.Physik、241,313、1971年
図13は、クレッシュマン配置で構成された従来のSPR測定装置を示す模式的な断面図である。SPR測定装置100は、光源101と、測定試料を保持するための金属薄膜102と、金属薄膜102の下面に接触して設けられた光学プリズム103と、光検出器104とを備える。
【0005】
クレッシュマン配置とは、図13に示すように、光学プリズム103が金属薄膜102に直接接触するように配置されている構成を指す。なお、金属薄膜102と光学プリズム103との密着性を高めるために、金属薄膜102と光学プリズム103との間にマッチングオイルが塗布されている。クレッシュマン配置で構成されたSPR測定装置100では、光源101から出射された光ビームが、光学プリズム103を経て金属薄膜102の下面において反射し、再び光学プリズム103を経て光検出器104で受光される。光ビームを光学プリズム103を介して金属薄膜102の下面に対して全反射となる角度以上の入射角で入射させると、金属薄膜102の上面に表面プラズモンが誘起される(表面プラズモン共鳴(SPR))。この場合、金属薄膜102の下面に入射する光ビームのエネルギーは表面プラズモンに移行するため、反射する光ビームのエネルギーは減少する。反射する光ビームのエネルギーが最小になる入射角θを特に共鳴角と呼ぶ。
【0006】
共鳴角は、金属薄膜102の上面に接している誘電体の屈折率(一般的には誘電率)に依存して変化する。そこで、例えば、相互作用する2つの生体分子のうちの一方を金属薄膜102の上面に固定し、もう一方の分子を含む試料溶液を、マイクロ流路系を介して金属薄膜102の上面上に一定の流速で送液する構成とした場合、2つの生体分子間の結合および解離に伴って金属薄膜102の上面での微小な質量変化が生じる。このことによって、金属薄膜102の上面に接している誘電体(すなわち相互作用する2つの生体分子)の誘電率が変化し、共鳴角が変化する。このため、2つの生体分子間の相互作用を、共鳴角の変化量として表すことができる。
【0007】
従って、SPR測定装置100を用いて、共鳴角の経時変化を解析することによって、2つの生体分子間の相互作用を解析することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、クレッシュマン配置で構成された従来のSPR測定装置100においては、光学プリズム103に金属薄膜102を直接接触しているため、光学プリズム103上で金属薄膜102を移動させることは、光学プリズム103と金属薄膜102との摩擦などにより困難であるという不具合がある。
【0009】
本発明は、上記不具合を解決するためになされたものであり、測定用基板を回転させることによって、特別な装置を用いることなく金属薄膜上に試料となる液体、ゲル状物質などを送液しながら測定することが可能な測定装置およびそれに用いる測定用基板を提供するものである。また、本発明は、多数の試料を同時に測定することが可能、つまり、ハイスループットが可能な測定装置およびそれに用いる測定用基板を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の測定装置は、光ビームを金属薄膜に照射し、上記金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定するための表面プラズモン共鳴を利用する測定装置であって、光ビームを出射する光源と、光検出器と、金属薄膜を有する基板を設置し、回転させるための回転ステージとを備える。
【0011】
本発明によれば、金属薄膜を有する基板を回転させながら、金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定することができる。特に、金属薄膜の表面に液体、ゲル状物質などを流しながら測定する必要がある場合、回転によって生じる遠心力を利用して、特別な装置を用いることなく金属薄膜上に試料となる液体、ゲル状物質などを送ることができる。
【0012】
上記回転ステージは、回転速度を調節することができる構成とすることが好ましい。
【0013】
このことによって、金属薄膜上を通過する液体、ゲル状物質などの速度をコントロールすることができる。つまり、従来のSPR測定装置では必要とされる、金属薄膜上の液体、ゲル状物質などの流速を精密にコントロールするためのポンプなどの複雑な装置が、本発明の測定装置では不要である。従って、測定装置の部品点数が著しく減少し、製造コストを大幅に低減することができる。
【0014】
上記設置部は、回転軸の角度を調節することができる構成とすることが好ましい。
【0015】
このことによって、金属薄膜の主面に対する光ビームの入射角を変化させることができる。従って、金属薄膜の主面からの反射光強度が最小になる共鳴角に基づいて、金属薄膜に表面プラズモンを誘起させ、その反射光を光検出器で検出することができる。
【0016】
上記基板の温度を制御する温度制御部をさらに備えることが好ましい。
【0017】
このことによって、基板の測定雰囲気の温度を調節することができる。このため、様々な温度条件下での測定が可能になる。
【0018】
金属薄膜を有する基板が上記回転ステージ上に設置されたときに、上記金属薄膜の主面に対向し、上記基板に離間して配置されるように設けられた光学プリズムをさらに備え、上記光源から出射される光ビームは、上記光学プリズムを介して上記金属薄膜に照射され、上記金属薄膜の主面によって反射された後、上記光学プリズムを介して光検出器に入射する構成とすることが好ましい。
【0019】
このことによって、光ビームの金属薄膜の主面に対する入射角を小さくとることができる。
【0020】
上記光学プリズムと上記基板との間隙の長さは、100nm以下であることが好ましい。
【0021】
第1および第2のビームスプリッターと、ミラーとをさらに備え、上記第1および第2のビームスプリッターと上記ミラーとは、上記光源から出射された光ビームが、上記第1のビームスプリッターによって分割され、分割されたそれぞれの光ビームは上記金属薄膜と上記ミラーとで反射され、上記第2のビームスプリッターによって合成され、上記光検出器に入射するように配置されている構成とすることが好ましい。
【0022】
このことによって、分割された光ビームの間に生じた位相差を利用して、上記金属薄膜の裏面の物質状態を視覚化することができる。
【0023】
上記光検出器は、CCDアレイを備えている構成としてもよい。
【0024】
本発明の測定用基板は、光ビームを金属薄膜に照射することによって、上記金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定するための表面プラズモン共鳴を利用する測定装置に用いられる円形状の測定用基板であって、液体を貯留するための少なくとも1つの第1ウェルと、上記少なくとも1つの第1ウェルに接続された少なくとも1つの第1流路と、上記少なくとも1つの第1流路に接続され、金属薄膜を備える少なくとも1つの第2ウェルとを備え、上記第2ウェル内には、上記金属薄膜が露出している。
【0025】
本発明によれば、第1ウェルに液体またはゲル状物質などを導入し、測定用基板を回転させることによって、遠心力を利用して特別な装置を用いることなく、金属薄膜上に液体を送ることができる。従って、表面プラズモン共鳴を利用する測定装置の装置構成を簡略化できる。
【0026】
上記少なくとも1つの第1ウェルは、第1の円の周上に位置するように設けられた複数の第1ウェルであり、上記少なくとも1つの第1流路は、上記複数の第1ウェルのそれぞれに接続された複数の第1流路であり、上記少なくとも1つの第2ウェルは、上記第1の円と同心円であり、且つ、上記第1の円よりも大きい直径を有する第2の円周上に位置するように設けられた複数の第2ウェルである構成としてもよい。
【0027】
このことによって、各第1ウェルに液体を導入し、測定用基板を回転させることによって、遠心力を利用して特別な装置を用いることなく、各第2ウェルに液体を送ることができる。このため、各第2ウェルの金属薄膜上において同時に表面プラズモン共鳴を利用する測定を行なうことができる。従って、測定時間の大幅な短縮を図ることができる。
【0028】
上記第2の円と同心円であり、且つ、上記第2の円よりも小さい直径を有する第3の円周上に位置するように設けられた複数の第3ウェルと、上記複数の第2ウェルのそれぞれと、上記複数の第3ウェルのそれぞれとを互いに接続する第2流路とをさらに備える構成としてもよい。
【0029】
上記構成において、被検試料を含む液体を第1ウェルに導入し、被検試料と相互作用する反応物質を含む液体を第3ウェルに導入し、続いて測定用基板を回転させることによって、被検試料と反応物質との相互作用の状態を、表面プラズモン共鳴を利用して測定することが可能である。
【0030】
上記少なくとも1つの第1流路には、標的試料を抽出または精製するための抽出・精製部が設けられている構成としてもよい。
【0031】
上記金属薄膜は、クロムまたはニッケルからなる下層膜とその上に形成された金、銀およびアルミニウムのいずれか1つからなる上層膜との積層膜であってもよい。
【0032】
上記金属薄膜は、チタン酸化膜とその上に形成されたシリカ層とからなる積層膜となっており、上記シリカ層の厚さは、光ビームが上記チタン酸化膜に対して高率で共役反射するように設計されていてもよい。
【0033】
このことによって、被検試料の状態の測定感度を上げることができる。
【0034】
本発明の測定用基板は、光ビームを金属薄膜に照射することによって、上記金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定するための表面プラズモン共鳴を利用する測定装置に用いられる円形状の測定用基板であって、第1の円の周上に位置するように設けられた、液体を貯留するための複数の第1ウェルと、上記複数の第1ウェルに接続された複数の第1流路と、上記複数の第1流路に接続され、上記第1の円と同心円であり、且つ、上記第1の円よりも大きい直径を有する第2の円周上に位置するように設けられた、金属薄膜を備える複数の第2ウェルとを備え、上記複数の第2ウェルのそれぞれの内部には、上記金属薄膜が露出している。
【0035】
本発明によれば、各第1ウェルに液体を導入し、測定用基板を回転させることによって、遠心力を利用して特別な装置を用いることなく、各第2ウェルに液体を送ることができる。このため、複数の被検試料について、各第2ウェルの金属薄膜上において同時に表面プラズモン共鳴を利用する測定を行なうことができる。従って、測定時間の大幅な短縮を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、本明細書中では、煩雑さを避けるために、各実施形態に共通する構成要素には同じ参照符号を用いることとする。
【0037】
(実施形態1)
本実施形態のSPR測定装置を、図を参照しながら説明する。
【0038】
図1は、本実施形態のSPR測定装置の構成を表す断面図である。図2は、本実施形態のSPR測定装置に用いられる基板を表す上面図である。
【0039】
図1に示すように、本実施形態のSPR測定装置10は、光ビームを出射する半導体レーザー等からなる光源1と、光学プリズム2と、光学プリズム2を保持する手段(不図示)と、光検出器3と、回転ステージ4とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。
【0040】
図2に示すように、基板5には、測定ユニット11が設けられている。図3(a)は、図2に示す測定ユニットを拡大して表している上面図であり、図3(b)は、図3(a)に示したX−X線に沿った断面図である。
【0041】
図3(a)に示すように、測定ユニット11は、試料溶液、溶媒などの液体を導入するための導入ウェル12および14と、導入ウェル12に導入された液体を混合する混合ウェル13と、測定ウェル15と、排出ウェル16とを有する。また、測定ユニット11には、導入ウェル12と混合ウェル13とを接続する流路17と、混合ウェル13と測定ウェル15とを接続する流路18と、導入ウェル14と測定ウェル15とを接続する流路19と、測定ウェル15と排出ウェル16とを接続する流路が設けられている。さらに、流路18にはカラム部21が設けられており、試料溶液に含まれる標的試料を抽出および精製することができる構成となっている。なお、本実施形態では、カラム部21を設けた構成としているが、カラム部21を必ず設けられている必要はない。試料溶液の状態に応じてカラム部21を設けなくとも構わない。
【0042】
図3(b)に示すように、本実施形態の基板5では、流路17、18および20には、開閉部材22a、22bおよび22cが設けられている。図示していないが、流路19にも同様の開閉部材が設けられている。各開閉部材は、基板5の回転速度に応じて昇降する。従って、基板5の回転速度を調節することによって、各ウェルをそれぞれ密閉することができる。
【0043】
また、図3(b)に示すように、測定ウェル15の底部は、ガラス、プラスチックなどの透明の部材で形成された光透過部(不図示)と、光透過部の上に形成された金属薄膜15aとで構成されており、金属薄膜15aの上面は測定ウェル15内に露出している。金属薄膜15aは、光透過部の上に蒸着されたクロムまたはニッケルなどからなる下層膜と、下層膜の上に蒸着された金、銀、アルミニウムなどからなる上層膜との積層膜である。下層膜の膜厚は約1〜10nmであり、上層膜の膜厚は約50nm〜500nmである。金属薄膜15aの上面上には、相互作用する2つの分子(例えば、生体分子)のうちの一方を固定することが可能である。
【0044】
以上に説明したSPR測定装置10に、基板5を搭載し、2つの分子間の相互作用を測定する際の動作を、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、ここでは、相互作用する2つの生体分子のうちの一方を金属薄膜15aの上面上に固定し、もう一方の分子を含む溶液を、金属薄膜15aの上面上に一定の流速で送液する場合を説明する。
【0045】
まず、図2および図3に示す基板5において、相互作用する2つの生体分子のうちの一方(以下、第1分子と称する)を含む第1分子溶液を導入ウェル12に導入し、相互作用する2つの生体分子のもう一方(以下、第2分子と称する)を含む第2分子溶液を導入ウェル14に導入する。
【0046】
次に、SPR測定装置10の回転ステージ4上に、基板5を搭載する。このとき、図1に示すように、本実施形態のSPR測定装置10では、基板5を回転ステージ4上に搭載したとき、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。光学プリズム2と基板5との間の僅かな間隙は100nm以下にすることが好ましい。つまり、本実施形態のSPR測定装置10では、光学プリズム2と金属薄膜15aとがオット配置となるように構成されている。
【0047】
次に、基板5を、流路19の開閉部材(不図示)が下降し、導入ウェル14と測定ウェル15とが開通する回転速度で回転させる。なお、このとき他の流路は全て閉鎖されている。このことによって、第2分子溶液は流路19を通じて移動し、測定ウェル15に導入され、測定ウェル15の底部に設けられた金属薄膜15aの上面上に第2分子が保持される。
【0048】
次に、基板5の回転速度を高くし、流路17、18および20の開閉部材22a、22bおよび22cが下降し、導入ウェル12、混合ウェル13、測定ウェル15および16が開通する回転速度で基板5を回転させる。このことによって、第1分子溶液は流路17、混合ウェル13および流路18を通じて移動し、測定ウェル15に導入される。また、測定ウェル15を通過した第1および第2分子溶液は、流路20を通じて排出ウェル16に排出される。
【0049】
続いて、本実施形態の基板5の回転速度を維持することによって、第1分子溶液を一定の流速で流し続けることができる。また、回転速度を調節することによって、各流路および測定ウェル15の金属薄膜15a上を通過する液体の速度をコントロールすることができる。このように、本実施形態では、金属薄膜15a上の流速を精密にコントロールするためのポンプなどの複雑な装置が不要である。
【0050】
次に、本実施形態のSPR測定装置10では、光源1から出射された光ビームが、光学プリズム2を経て測定ウェル15に設けられた金属薄膜15aの下面において反射し、再び光学プリズム2を経て光検出器3で受光される。このとき、光ビームが表面プラズモンを誘起して、反射した光ビームの強度が最も減少する入射角、つまり共鳴角を検出する。
【0051】
本実施形態のSPR測定装置10では、回転ステージ4の回転軸の傾きを制御することが可能である。さらに、回転ステージ4の回転軸の傾きの変化に連動して、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置し、且つ、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置されるように、光学プリズム2の配置を光学プリズム2を保持する手段(不図示)によって制御することも可能である。このため、SPR測定装置10は、金属薄膜15aに対する光ビームの入射角を変化させることができる。従って、金属薄膜15aの下面からの反射光強度が最小になる共鳴角に基づいて、金属薄膜15aの上面に表面プラズモンを誘起させ、その反射光を光検出器3で検出することにより被検試料(すなわち、本実施形態では第1分子)の特性を測定することができる。
【0052】
本実施形態では、SPR測定装置10の光学プリズム2と、基板5の金属薄膜15aとが分離されている。このため、上面上に被検試料を配置した状態の金属薄膜15aを光学プリズム2の上方で移動させることが可能である。そこで、本実施形態では、基板5を回転させる構成となっている。このことによって、回転によって生じる遠心力を利用して、特別な装置を用いることなく、金属薄膜15aの上面上に液体を送ることができる。
【0053】
さらに、基板5の回転速度を調節することによって、各流路および各測定ウェル15の金属薄膜15a上を通過する液体の速度をコントロールすることができる。つまり、従来のSPR測定装置では必要とされる、金属薄膜15a上の流速を精密にコントロールするためのポンプなどの複雑な装置が、本実施形態のSPR測定装置10では不要である。従って、SPR測定装置の部品点数が著しく減少し、製造コストを大幅に低減することができる。
【0054】
また、本実施形態では、基板5に複数の測定ユニット11が設けられており、基板を回転させることによって、各測定ユニット11のそれぞれの測定ウェル15について、同時に測定することが可能である。従って、測定時間の大幅な短縮を図ることができる。例えば、本実施形態のように4つの測定ユニット11を備える基板5を用いれば、1つの試料毎に測定を行なう従来のSPR測定装置に比べて約4倍高速化できる。勿論、測定ユニットの数が多くなるほど短縮の効率も上昇する。
【0055】
本実施形態では、基板5の各流路に開閉部材を設けているが、これに限定されず、例えば、基板5の回転速度に応じて開閉する逆流防止弁を設けてもよい。つまり、基板5の回転速度に応じて開閉する手段であれば、いかなる手段を用いてもよい。
【0056】
光源1としては、具体的には、半導体レーザー、波長可変レーザー、ヘリウムネオンレーザーなどのレーザーなどが組み込まれた装置、および発光ダイオード、面発光ダイオードなどが組み込まれた装置を用いることができる。
【0057】
光学プリズム2としては、本実施形態の三角プリズムの他、円錐形状、半球形状の光学プリズムを用いてもよい。また、光学プリズム2を設ける構成を示したが、光学プリズム2を設けない構成とすることも可能である。但し、光学プリズム2を設けることによって、光ビームの金属薄膜15aの下面に対する入射角を小さくとることができるので、光学プリズム2を設ける構成とすることが好ましい。
【0058】
また、光検出器3としては、具体的には、CCDアレイ、CMOSイメージセンサなどが組み込まれた装置を用いることができる。
【0059】
本実施形態では、基板5は、ガラスで形成されているが、プラスチックなどの透明な材料で形成されていてもよい。また、基板5の厚さは、回転速度の制御のしやすさを考慮して、1μm〜10mm程度であることが好ましい。
【0060】
オット配置で構成された従来のSPR測定装置においては、金属薄膜に限らず、バルクの金属であっても、その表面上の物質状態を測定することが可能である。
【0061】
しかし、金属薄膜と光学プリズムとの間に間隙が存在するため、最適な表面プラズモン共鳴が生じる条件(反射光強度の入射角依存性を表す曲線が、深い谷を有し、半値幅が狭い(すなわち、鋭い吸収ピークを示す)曲線となる条件)を得るためには、光学プリズムと金属薄膜との距離をナノメートルレベルで制御する必要がある。このため、SPR測定装置の構成が難しく、また被検試料と反応物質との間の結合、解離に伴う金属薄膜表面での微量な質量変化(すなわち、共鳴角の変化)を捕らえるための十分な感度を得ることが難しい。
【0062】
そこで、本実施形態のSPR測定装置10では、光学プリズム2と金属薄膜15aを有する基板5との間の僅かな間隙を一定に保つことが好ましい。
【0063】
具体的には、光学プリズム2と基板5との間の僅かな間隙を一定に保つために、光学プリズム2を保持する手段(不図示)に、HDDの磁気ヘッド等と同様の構造を採用することが好ましい。
【0064】
(実施形態2)
本実施形態のSPR測定装置を、図4を参照しながら説明する。
【0065】
図4は、本実施形態のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【0066】
図4に示すように、本実施形態のSPR測定装置40は、光ビームを出射する半導体レーザー等からなる光源1と、コーナーキューブ型の光学プリズム2’と、光学プリズム2’を保持する手段(不図示)と、光検出器3と、回転ステージ4とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。
【0067】
図4に示すように、本実施形態のSPR測定装置40でも、上記実施形態1のSPR測定装置10と同様に、基板5を回転ステージ4上に搭載したとき、光学プリズム2’の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2’の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。なお、基板5は上記実施形態1で述べたものであり、ここでは説明を省略する。
【0068】
つまり、上記実施形態1のSPR測定装置10とほぼ同様の構成であるが、光学プリズム2の代わりにコーナーキューブ型の光学プリズム2’が設けられており、光学プリズム2’に対する光ビームの入射方向と出射方向とがほぼ同じ方向であり、光源1と光検出器3とがほぼ同じ位置に設けられている点でのみ異なる。
【0069】
本実施形態のSPR測定装置40は、上記実施形態1のSPR測定装置10とほぼ同様の構成であるので、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
【0070】
さらに、本実施形態のSPR測定装置40では、上記実施形態1のSPR測定装置10に比べて、装置内の光ビームが通過する領域が限定される。このため、装置構成が非常に簡単になり、他の測定装置に設けられる部品の配置を自由度が向上する。つまり、本実施形態のSPR測定装置40では、上記実施形態1のSPR測定装置10に比べて、設計の自由度が非常に高い。
【0071】
(実施形態3)
図5は、本実施形態のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【0072】
図5に示すように、本実施形態のSPR測定装置50は、光ビームを出射する半導体レーザー等からなる光源1と、光学プリズム2と、光学プリズム2を保持する手段(不図示)と、CCDアレイを備える光検出器3’と、回転ステージ4と、アナライザー55とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。
【0073】
図5に示すように、本実施形態のSPR測定装置50でも、上記実施形態1のSPR測定装置10と同様に、基板5を回転ステージ4上に搭載したとき、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。なお、基板5は上記実施形態1で述べたものであり、ここでは説明を省略する。
【0074】
また、本実施形態のSPR測定装置50には、基板5を回転ステージ4上に搭載したときに、光学プリズム2と、回転ステージ4と、基板5とを覆い、基板5の測定雰囲気を調節することができる温度制御部54が設けられている。
【0075】
さらに、光源1と光学プリズム2との間には、偏光板51aと、ビームスプリッター52aとが設けられており、光学プリズム2と光検出器3’との間には、ビームスプリッター52bと、偏光板51bとが設けられている。また、ミラー53が設けられており、ビームスプリッター52aおよび52bと、金属薄膜15aと、ミラー53とは、光ビームの進路が長方形状になるように配置されている。
【0076】
つまり、本実施形態のSPR測定装置50は、Mach−Zender干渉計を採用した構成となっている。
【0077】
光源1から出射される光ビームは、偏光板51aを通過し、ビームスプリッター52aによって2方向に分離される。
【0078】
分離された光ビームの一方は、光学プリズム2を通過し、金属薄膜15aの下面で反射され、再び光学プリズム2を通過し、ビームスプリッター52bに達する。
【0079】
分離された光ビームのもう一方は、ミラー53で反射された後、ビームスプリッター52bに達する。
【0080】
2方向に分離された光ビームは、ビームスプリッター52bによって再合成される。再合成された光ビームは、光検出器3’に到達する。
【0081】
光ビームが光検出器3’に到達すると、検出結果がアナライザー55に転送される。アナライザー55は、金属薄膜15aの下面で反射された光ビームと、ミラー53で反射された光ビームとの位相のずれを分析する。
【0082】
本実施形態のSPR測定装置50は、上記実施形態1のSPR測定装置10とほぼ同様の構成であるので、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
【0083】
さらに、本実施形態のSPR測定装置50によれば、金属薄膜15aの下面で反射された光ビームと、ミラー53で反射された光ビームとの位相のずれを分析することができる。このことによって、金属薄膜15aの上面の物質状態を視覚化することができる。
【0084】
なお、本実施形態では、ビームスプリッター52aおよび52bと、金属薄膜15aと、ミラー53とは、光ビームの進路が長方形状になるように配置されているが、これに限定されない。ビームスプリッター52aおよび52bと、金属薄膜15aと、ミラー53とは、光源1から出射された光ビームが、ビームスプリッター52aによって分割され、分割されたそれぞれの光ビームは金属薄膜15aとミラー53とで反射され、ビームスプリッター52bによって合成され、光検出器3’に入射するように配置されていればよい。
【0085】
また、温度制御部54によって、基板5の測定雰囲気の温度を調節することができる。このため、様々な温度条件下での測定が可能になる。本実施形態では温度制御部54を設ける構成としているが、勿論、必要に応じて温度制御部54を設ける構成としてもよい。
【0086】
(実施形態4)
図6は、本実施形態のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【0087】
図6に示すように、本実施形態のSPR測定装置60は、光ビームを出射する半導体レーザー等からなる光源1と、光学プリズム2と、光学プリズム2を保持する手段(不図示)と、CCDアレイを備える光検出器3’と、回転ステージ4とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。
【0088】
図6に示すように、本実施形態のSPR測定装置60でも、上記実施形態1のSPR測定装置10と同様に、基板5を回転ステージ4上に搭載したとき、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。なお、基板5は上記実施形態1で述べたものであり、ここでは説明を省略する。
【0089】
さらに、光源1と光学プリズム2との間には、偏光板51aと、ビームスプリッター52aとが設けられており、光学プリズム2と光検出器3との間には、ビームスプリッター52bと、偏光板51bとが設けられている。また、ミラー53が設けられており、ビームスプリッター52aおよび52bと、金属薄膜15aと、ミラー53とは、光ビームの進路が長方形状になるように配置されている。
【0090】
また、本実施形態のSPR測定装置60では、光検出器3に接続されたアナライザー55と、アナライザー55に接続されたPC61とを備えている。
【0091】
つまり、本実施形態のSPR測定装置60は、Mach−Zender干渉計を採用した上記実施形態のSPR測定装置50とほぼ同じ構成となっており、基板5の測定雰囲気を調節することができる温度制御部54が設けられておらず、CCDアレイによって得られるイメージデータを解析するPC61を備える点でのみ異なる。
【0092】
光源1から出射される光ビームは、偏光板51aを通過し、ビームスプリッター52aによって2方向に分離される。
【0093】
分離された光ビームの一方は、光学プリズム2を通過し、金属薄膜15aの下面で反射され、再び光学プリズム2を通過し、ビームスプリッター52bに達する。
【0094】
分離された光ビームのもう一方は、ミラー53で反射された後、ビームスプリッター52bに達する。
【0095】
2方向に分離された光ビームは、ビームスプリッター52bによって再合成される。再合成された光ビームは、光検出器3’に到達する。
【0096】
本実施形態のSPR測定装置60は、上記実施形態3のSPR測定装置50とほぼ同様の構成であるので、上記実施形態3と同様の効果が得られる。
【0097】
さらに、本実施形態のSPR測定装置60によれば、金属薄膜15aの下面で反射された光ビームと、ミラー53で反射された光ビームとの位相のずれを分析することができる。また、本実施形態では、CCDアレイを備える光検出器3’によって、金属薄膜15aの上面上の被検試料のイメージデータを取得し、このイメージデータをPC61で解析することによって、例えばPC61に備え付けられたモニターに被検試料の金属薄膜15aの上面上での状態をイメージとして表示することができる。
【0098】
なお、本実施形態では、ビームスプリッター52aおよび52bと、金属薄膜15aと、ミラー53とは、光ビームの進路が長方形状になるように配置されているが、これに限定されない。ビームスプリッター52aおよび52bと、金属薄膜15aと、ミラー53とは、光源1から出射された光ビームが、ビームスプリッター52aによって分割され、分割されたそれぞれの光ビームは金属薄膜15aとミラー53とで反射され、ビームスプリッター52bによって合成され、光検出器3’に入射するように配置されていればよい。
【0099】
上述の実施形態1〜4では、本発明のSPR測定装置の基本的な構成を説明したが、以下の実施形態では、より具体的なSPR測定装置の構成を説明する。
【0100】
(実施形態5)
図7は、本実施形態のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【0101】
図7に示すように、本実施形態のSPR測定装置70は、光ビームを出射する半導体レーザー等からなる光源1と、光学プリズム2と、光学プリズム2を保持する手段(不図示)と、光検出器3と、回転ステージ4とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。
【0102】
また、光検出器3には、アナライザー55が接続されており、アナライザー55にはPC61が接続されている。
【0103】
図7に示すように、本実施形態のSPR測定装置70でも、上記実施形態1のSPR測定装置10と同様に、基板5を回転ステージ4上に搭載したとき、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。なお、基板5は上記実施形態1で述べたものであり、ここでは説明を省略する。
【0104】
特に本実施形態では、光源1は、半導体レーザー71と、コリメーターレンズ72および73と、偏光板74とから構成されており、図7に示すように、平行光となった光ビームが光学プリズム2に入射するようになっている。
【0105】
さらに、光検出器3は、コリメーターレンズ75および77と、絞り76と、CCDアレイ78とを備えている。
【0106】
本実施形態のSPR測定装置70は、上記実施形態1のSPR測定装置10とほぼ同様の構成であるので、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
【0107】
さらに、本実施形態では、光ビームが金属薄膜15aの下面で反射され、コリメーターレンズ75および77と、絞り76とで集光され、CCDアレイ78に到達する。CCDアレイ78は、金属薄膜15aの上面上の被検試料のイメージデータを取得し、このイメージデータをPC61で解析することによって、例えばPC61に備え付けられたモニターに被検試料の金属薄膜15aの上面上での状態をイメージとして表示することができる。
【0108】
(実施形態6)
図8は、本実施形態のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【0109】
図8に示すように、本実施形態のSPR測定装置80は、光ビームを出射する発光ダイオード等からなる光源1と、光学プリズム2と、光学プリズム2を保持する手段(不図示)と、光検出器3と、回転ステージ4とを備えており、回転ステージ4上には、円盤状の基板5を搭載して、CD、レコード等のように基板5を回転させることができる構成となっている。
【0110】
また、光検出器3には、アナライザー55が接続されており、アナライザー55にはPC61が接続されている。
【0111】
図8に示すように、本実施形態のSPR測定装置80でも、上記実施形態1のSPR測定装置10と同様に、基板5を回転ステージ4上に搭載したとき、光学プリズム2の上方に測定ウェル15の底部の金属薄膜15aが位置するように、光学プリズム2の上方にわずかな間隙を介して基板5が配置される。なお、基板5は上記実施形態1で述べたものであり、ここでは説明を省略する。
【0112】
特に本実施形態では、光源1は、発光ダイオード81と、偏光板82と、コリメータレンズ83とから構成されており、図8に示すように、光ビームが光学プリズム2に入射し、金属薄膜15a上で集光されるようになっている。
【0113】
さらに、光検出器3は、コリメーターレンズ84と、イメージセンサ85(具体的には、CMOSイメージセンサなど)とを備えている。
【0114】
本実施形態のSPR測定装置70は、上記実施形態1のSPR測定装置10とほぼ同様の構成であるので、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
【0115】
(実施形態7)
上述の実施形態1〜6では、本発明のSPR測定装置の基本的な構成を説明した。本実施形態では、上記実施形態1で説明した基板5の代わりにSPR測定装置に用いることができる別の基板を図9を参照しながら説明する。
【0116】
本実施形態の基板5’は、図2および図3に示した上記実施形態1の基板5とほぼ同じ構成であるが、測定ウェル15の構造が異なる。
【0117】
図9は、本実施形態の基板の測定ウェルの断面図である。
【0118】
上記実施形態1〜6に示した基板5では、金、銀、アルミニウムなどの金属材料から形成されているが、本実施形態の基板5’では、図9に示すように、金属薄膜15aが、チタン酸化膜92とその上に形成されたシリカ層91とからなる積層膜となっている。
【0119】
チタン酸化膜92の厚さは1mm以下とすることが好ましい。また、シリカ層91の厚さは、光ビームの波長に応じて、チタン酸化膜91に対して高率に共役反射(全反射)するように設計されている。
【0120】
本実施形態の基板を用いることによって、さらに共鳴角の測定を高感度で行なうことができる。
【0121】
【実施例】
(実施例1)
被検試料としてマウス海馬由来粗製膜分画を、反応物質としてカルバコールを用いて、上記実施形態1の測定用基板および測定装置を用いて共鳴角の変化の測定を行った。
【0122】
マウス海馬からの粗製膜分画の調整は次のように行った。マウスより全脳を氷冷下に摘出し、全脳をさらにシャーベット状のEarle’s balanced salts solution(以下、EBSSと称する:5.3mMのKCl、117mMのNaCl、26mMのNaHCO、1mMのNaHPO・HO、および5.6mMのGlucoseの混合溶液)中に3分間放置した。なお、ここで使用したEBSSは、シャーベット状にする前に予め95%O+5%COの混合気体を5分間通気しておいた。
【0123】
次に、3分間放置後、海馬だけを摘出し、はさみで砕片化後、0.02%トリプシン−0.53mM EDTA含有EBSSで37℃、5分間処理を行った。このあと、先端を火であぶって滑らかにしたガラスピペットでピペッティングを行ない、細胞懸濁液を調製した。
【0124】
細胞懸濁液を調製した後、直ちに600Gで10分間遠心し、上清を捨て、細胞の沈殿を10mlのEBSSで2回洗浄した。次に、1mlのEBSSに細胞の沈殿を懸濁した。その後、得られた懸濁液を、37℃で30分間静置した。次に、懸濁液に、90%(w/v)glycerol in EBSSを添加して懸濁液中のglycerolの濃度が約30%となるように調製した。
【0125】
次に、0.6mlのEBSSに上記懸濁液を添加し、さらに0.1mlの90%glycerolを加えて混合し、5分間室温静置した。次に、0.1mlの90%glycerolを加えての混合と、5分間の室温静置とを2回繰り返し、その後、10分間氷冷(0〜4℃)した。
【0126】
次に、上記混合液に600G、4℃にて10分間遠心操作を行ない、細胞を回収した。続いて、得られた細胞にLysis buffer(HEPES;10mM、CaCl2;1mM、MgSO4;1mM)を加え、5分間静置し細胞を爆発させた。そして、4℃にて10分間洗浄を行ない、上清を別のチューブに集めた(ペレットは核、細胞のほかの断片を含み、細胞膜は上清中に存在する。)。0.1mlの40%(w/w)sucroseの上に上清を静かに載せて、20,000G、4℃にて90分間遠心し、沈殿(細胞膜は、水とsucroseの界面に存在する)を集めた。この沈殿をEBSSに再懸濁し、細胞膜溶液を調製した。
【0127】
続いて、上記実施形態1に示した基板5の金属薄膜15aの上面の処理を次のように行なった。
【0128】
まず、導入ウェルからジメチルホルムアミドに溶解した10mMのDithiobis(succinimidyl undecanoate)を導入し、回転ステージ4を回転制御して金属薄膜15a上へ移動させた状態で一晩放置した。その後、導入ウェルからジメチルホルムアミドを注入し、回転ステージ4を制御して基板5を回転させて、金属薄膜15aおよび各流路の洗浄を行ない、排出ウェル16から余分なジメチルホルムアミドを除いた。さらに基板5を回転させることによって金属薄膜15aの上面を完全に風乾させた。さらに、フィブロネクチンを導入し、回転ステージ4を回転制御して金属薄膜15a上に移動させた状態で一晩放置した。
【0129】
続いて、SPR測定装置10全体を37℃に保温し、上述の細胞膜溶液を基板5の導入ウェル12から導入し、回転させることにより試料を移動させ、20分間静置して、細胞膜分画を金属薄膜15aの上面上に固定した。その後、反応物質であるカルバコール(5nMおよび100nM)を導入ウェル14から注入し、回転ステージ4にて回転を行なうことにより、反応物質を金属薄膜15aの上面上に20分間送液させたところ、反射光強度の変化(すなわち、共鳴角の変化)が観測された。その結果を図10に示す。
【0130】
図10に示すように、反応物質であるカルバコールの濃度に依存して、反射光強度、すなわち共鳴角が変化していることがわかる。このことから、上記実施形態1のSPR測定装置10において、被検試料と反応物質との相互作用を測定することが可能であることがわかる。
【0131】
最後に、導入ウェル14から0.35MのEDTAを含む10mM塩酸を注入して基板5を回転させることによって、金属薄膜15aの再生を行った。再生を行なったところ、カルバコールが金属薄膜15aから離脱する様子が観察された。また、再度カルバコールを導入して共鳴角の変化を測定したところ、図10と同様の変化が再び観測された。このように、反応物質を再度、金属薄膜15a上に固定することができた。
【0132】
(実施例2)
本実施例でも、上記実施形態1の測定用基板および測定装置を用い、基板5の金属薄膜15aの上面上にイオンセンシング膜を形成した。イオンセンシング膜として、K.Kuriharaらの方法(K.Kurihara、E.Hirayama、K.Nakamura、S.Sasaki、D.CitterioおよびK.Suzuki、Pittcon、2000年、1323ページ)に準じて、イオン認識分子であるイオノフォアとpH感応色素とを、液膜である可塑化ポリ塩化ビニルに保持したものを用いた。
【0133】
具体的には、可塑剤NPOEとポリ塩化ビニルとを2対1の質量比で混合し、イオン認識分子として、Mg選択性イオノフォアC14−K22B5(同仁化学研究所製)、pH感応色素としてカチオン性色素を使用した。このイオンセンシング膜によって、マグネシウムイオンだけが、選択的に分子認識される。カチオン性色素は、電荷が中性からプラスになると、630nm波長に吸収が現れる性質を有する。さらにイオンセンシング膜が機能するように、イオン認識分子と、pH感応色素と、アニオン添加剤とをそれぞれ等モル混合した。
【0134】
本実施例で使用したイオンセンシング膜は、具体的には、50mgのポリ塩化ビニルと、100mgのDOSと、5μmolのイオノフォアC14−K22B5と、カチオン性色素と、アニオン添加剤とを混合し、厚さ約50nmの金薄薄膜15aの上面上にスピンコーティング装置を使って、厚さ1.5μmのイオンセンシング膜を形成した。
【0135】
このようにして形成されたイオンセンシング膜は、マグネシウムイオン濃度が高くなるにつれて、630nmの波長の光吸収が増加する。この光吸収を定量することにより、マグネシウムイオン濃度を決定できる。そこで、実際に上記実施形態1のSPR測定装置10を用いて、共鳴角と反射高強度とを測定した。なお、SPR測定装置10の光源1として、660nm付近の波長の光ビームを放射する半導体レーザーを用いた。図11にマグネシウムイオン濃度に対する共鳴角の変化と反射高強度の変化とを示す。図11に示すように、マグネシウムイオン濃度が増大するに従って、共鳴角(反射光強度が極小になる入射角)における反射光強度が増加し、同時に共鳴角の高角度側へのシフトが観測された。
【0136】
従来のSPR測定法においては低分子物質については、検出が困難であったが、本実施例で示すように、上記実施形態1のSPR測定装置10と、金属薄膜15aの上面上にイオンセンシング膜が形成された基板5と用いることにより、イオンのような非常に小さい原子または分子を検出することができる。
【0137】
なお、本実施例ではイオンセンシング膜を金属薄膜15aの上面上に形成したが、これに限定されない。例えば、自己組織単分子膜(SAM膜)、生体分子親和性膜(例えば、コラーゲン、フィブロネクチン、ビトロネクチン、ポリLリジン、ポリオルニチン、ポリエチレンイミンなどで形成される膜)などを金属薄膜15aの上面上に公知の方法で形成してもよい。
【0138】
(実施例3)
本実施例では、被検試料としてラット血管平滑筋細胞粗製膜分画を基板5の金属薄膜15aの上面上に固定し、上記実施形態1の測定用基板および測定装置を用いて測定を行なった。
【0139】
ラット血管平滑筋細胞粗製膜画分の調整を次のように行なった。
【0140】
まず、10%FBS(Fetal Bovine Serum:ウシ胎児血清)および抗生物質を含有したDMEM倍地が貯留された75cmフラスコ4本を用いて、5%の二酸化炭素ガスを通気した37度の高温槽にてラット平滑筋細胞を培養した。80%のコンフルエンシーに達したところで、75cmフラスコ4本の内部の培地をFBSを含まないDMEM培地に交換して、一晩37度の恒温槽にて培養を行った。
【0141】
その後、4℃にて保存していたPBS(Phosphate Buffered Saline)でラット平滑筋細胞を2回洗浄し、予め氷冷しておいたダウンスホモジナイザーにてラット平滑筋細胞をホモジナイズした。ホモジナイズ液を15mlのポリプロピレンチューブに移し、1000gにて10分間遠心を行った後、上清を4℃、100000gにて45分間遠心を行った。
【0142】
遠心後に得られた沈殿物を2Xprotease Inhibitorを含む75mMのTris(pH7.5)、15mMのMgClを含む溶液に溶解した。
【0143】
まず、導入ウェルからジメチルホルムアミドに溶解した10mMのDithiobis(succinimidyl undecanoate)を導入し、回転ステージ4を回転制御して金属薄膜15a上へ移動させた状態で一晩放置した。その後、導入ウェル12からジメチルホルムアミドを注入し、回転ステージ4を制御して基板5を回転させて、金属薄膜15aおよび各流路の洗浄を行ない、排出ウェル16から余分なジメチルホルムアミドを除いた。さらに基板5を回転させることによって金属薄膜15aの上面を完全に風乾させた。
【0144】
続いて、10mMのβ−oleoyl−γ−palmitoyl(以下PCOP)と上記方法にて調整したラット平滑筋細胞粗製膜分画との混合溶液を超音波処理することによって混合し、導入ウェル12から注入し、上述のように処理された基板5の金属薄膜15aに保持されるように回転ステージ4により基板5を回転させた後、20分間静置することによって、ラット平滑筋細胞粗製膜分画を金属薄膜15a上に固定した。その後、反応物質である100nMおよび10μMのノルエピネフリン溶液を導入ウェル14から導入し、回転ステージ4で基板5を回転させることによって、ノルエピネフリン溶液を20分間送液し、反射光強度の変化を観測した。その結果を図12に示す。
【0145】
図12に示すように、反応物質であるノルエピネフリンの濃度に依存して、反射光強度、すなわち共鳴角が変化していることがわかる。このことから、上記実施形態1のSPR測定装置10において、被検試料と反応物質との相互作用を測定することが可能であることがわかる。
【0146】
【発明の効果】
本発明によれば、測定用基板を回転させて測定することが可能な測定装置およびそれに用いる測定用基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態1のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【図2】図2は、実施形態1のSPR測定装置に用いられる基板を表す上面図である。
【図3】図3(a)は、図2に示す測定ユニットを拡大して表している上面図であり、図3(b)は、図3(a)に示したX−X線に沿った断面図である。
【図4】図4は、実施形態2のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【図5】図5は、実施形態3のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【図6】図6は、実施形態4のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【図7】図7は、実施形態5のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【図8】図8は、実施形態6のSPR測定装置の構成を表す断面図である。
【図9】図9は、実施形態7の基板の測定ウェルの断面図である。
【図10】図10は、マウス海馬由来粗製膜分画と、カルバコール(5nMおよび100nM)との相互作用を、反射光強度の変化によって観測した結果を示す図である。
【図11】図11は、マグネシウムイオン濃度に対する共鳴角の変化と反射高強度の変化とを示す図である。
【図12】図12は、ラット平滑筋細胞粗製膜分画と、ノルエピネフリン(100nMおよび10μM)との相互作用を、反射光強度の変化によって観測した結果を示す図である。
【図13】図13は、クレッシュマン配置で構成された従来のSPR測定装置を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 光源
2、2’ 光学プリズム
3、3’ 光検出器
4 回転ステージ
5、5’ 基板
10、40、50、60、70 SPR測定装置
11 測定ユニット
12、14 導入ウェル
13 混合ウェル
15 測定ウェル
15a 金属薄膜
16 排出ウェル
17、18、19、20 流路
21 カラム部
22a、22b、22c 開閉部材
51a、51b 偏光板
52a、52b ビームスプリッター
53 ミラー
54 温度制御部
55 アナライザー
61 PC
71 半導体レーザー
72、73、75、77 コリメーターレンズ
74 偏光板
76 絞り
78 CCDアレイ
81 発光ダイオード
82 偏光板
83、84 コリメータレンズ
85 イメージセンサ
91 シリカ層
92 チタン酸化膜

Claims (15)

  1. 光ビームを金属薄膜に照射し、上記金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定するための表面プラズモン共鳴を利用する測定装置であって、
    光ビームを出射する光源と、
    金属薄膜を備える基板を設置し、回転させるための回転ステージと、
    光検出器とを備える測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置において、
    上記回転ステージは、回転速度を調節することができることを特徴とする測定装置。
  3. 請求項1に記載の測定装置において、
    上記回転ステージは、回転軸の角度を調節することができることを特徴とする測定装置。
  4. 請求項1に記載の測定装置において、
    上記基板の温度を制御する温度制御部をさらに備えることを特徴とする測定装置。
  5. 請求項1に記載の測定装置において、
    金属薄膜を有する基板が上記回転ステージ上に設置されたときに、上記金属薄膜の主面に対向し、上記基板に離間して配置されるように設けられた光学プリズムをさらに備え、
    上記光源から出射される光ビームは、上記光学プリズムを介して上記金属薄膜に照射され、上記金属薄膜の主面によって反射された後、上記光学プリズムを介して光検出器に入射することを特徴とする測定装置。
  6. 請求項5に記載の測定装置において、
    上記光学プリズムと上記基板との間隙の長さは、100nm以下であることを特徴とする測定装置。
  7. 請求項5に記載の測定装置において、
    第1および第2のビームスプリッターと、ミラーとをさらに備え、
    上記第1および第2のビームスプリッターと上記ミラーとは、上記光源から出射された光ビームが、上記第1のビームスプリッターによって分割され、分割されたそれぞれの光ビームは上記金属薄膜と上記ミラーとで反射され、上記第2のビームスプリッターによって合成され、上記光検出器に入射するように配置されていることを特徴とする測定装置。
  8. 請求項1に記載の測定装置において、
    上記光検出器は、CCDアレイを備えていることを特徴とする測定装置。
  9. 光ビームを金属薄膜に照射することによって、上記金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定するための表面プラズモン共鳴を利用する測定装置に用いられる円形状の測定用基板であって、
    液体を貯留するための少なくとも1つの第1ウェルと、
    上記少なくとも1つの第1ウェルに接続された少なくとも1つの第1流路と、上記少なくとも1つの第1流路に接続され、金属薄膜を備える少なくとも1つの第2ウェルとを備え、
    上記第2ウェル内には、上記金属薄膜が露出していることを特徴とする測定用基板。
  10. 請求項9に記載の測定用基板において、
    上記少なくとも1つの第1ウェルは、第1の円の周上に位置するように設けられた複数の第1ウェルであり、
    上記少なくとも1つの第1流路は、上記複数の第1ウェルのそれぞれに接続された複数の第1流路であり、
    上記少なくとも1つの第2ウェルは、上記第1の円と同心円であり、且つ、上記第1の円よりも大きい直径を有する第2の円周上に位置するように設けられた複数の第2ウェルであることを特徴とする測定用基板。
  11. 請求項10に記載の測定用基板において、
    上記第2の円と同心円であり、且つ。上記第2の円よりも小さい直径を有する第3の円周上に位置するように設けられた複数の第3ウェルと、
    上記複数の第2ウェルのそれぞれと、上記複数の第3ウェルのそれぞれとを互いに接続する第2流路とをさらに備えることを特徴とする測定用基板。
  12. 請求項9に記載の測定用基板において、
    上記少なくとも1つの第1流路には、標的試料を抽出または精製するための抽出・精製部が設けられていることを特徴とする測定用基板。
  13. 請求項9に記載の測定用基板において、
    上記金属薄膜は、クロムまたはニッケルからなる下層膜とその上に形成された金、銀およびアルミニウムのいずれか1つからなる上層膜との積層膜であることを特徴とする測定用基板。
  14. 請求項9に記載の測定用基板において、
    上記金属薄膜は、チタン酸化膜とその上に形成されたシリカ層とからなる積層膜となっており、
    上記シリカ層の厚さは、光ビームが上記チタン酸化膜に対して高率で共役反射するように設計されていることを特徴とする測定用基板。
  15. 光ビームを金属薄膜に照射することによって、上記金属薄膜の表面に表面プラズモン共鳴が誘起される光ビームの共鳴角の変化を測定するための表面プラズモン共鳴を利用する測定装置に用いられる円形状の測定用基板であって、
    第1の円の周上に位置するように設けられた、液体を貯留するための複数の第1ウェルと、
    上記複数の第1ウェルに接続された複数の第1流路と、
    上記複数の第1流路に接続され、上記第1の円と同心円であり、且つ、上記第1の円よりも大きい直径を有する第2の円周上に位置するように設けられた、金属薄膜を備える複数の第2ウェルとを備え、
    上記複数の第2ウェルのそれぞれの内部には、上記金属薄膜が露出していることを特徴とする測定用基板。
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