JP2004007491A - データ通信におけるデータ分配方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内電力線や無線などを利用したネットワークのデータ通信において、1つのノードが送信する情報が、ネットワーク内の全てのノードに届くようにする。
【解決手段】各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼するとともに、そのブロードキャストを依頼する際に、ノード間でタイミングをずらせて行うブロードキャストのタイミングを、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端のつぎのスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信する。
【選択図】図6
【解決手段】各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼するとともに、そのブロードキャストを依頼する際に、ノード間でタイミングをずらせて行うブロードキャストのタイミングを、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端のつぎのスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信する。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば屋内電力線や無線を用いたホームネットワークなど、小規模でしかもリンク間の接続に不安定さが残るネットワークのデータ通信において、情報を全てのノードに分配するデータ分配方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
イーサネットに代表されるLANでは宛先(デスティネーション:destination)アドレスをオール1にするブロードキャストと呼ばれる方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このようなブロードキャスト方法において、宛先がオール1のアドレスのパケット(またはフレーム)を受信したノードは、そのフレームを自らに宛てたものと解釈してデータを取り込む。このようにするためには、1つのノードから出たフレームは若干の伝送誤りを伴なうにしても、全てのノードに届くことが前提となる。若干の伝送誤りは、フレームに付属する誤り検出用の冗長ビットなどによって誤りが発生したことが受信側でわかるので、再送を依頼するなどして誤りのない情報を受信することができる。従来のデータ通信はこのような安定なネットワークを前提に、その方式が構成されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−317755号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、屋内電力線や無線を利用したネットワークでは若干の不安定さは避けられない。屋内電力線や無線ではたとえば電子レンジが動作し始めると、雑音が増して一時的に電子レンジ付近を通るリンクが不安定になることが知られている。このような現象を「聞こえなくなる」と表現する。また、その付近のノードを構成する端末が聞こえなくなった場合、それを「隠れ端末」と呼ぶ。このように聞こえないノードがあるようなネットワークでは、従来のブロードキャストだけでは情報が全てのノードに届くとは限らない。
【0006】
このような状況を打破するには、1つのノードが出したブロードキャストを受けた全てのノードが同じ情報をブロードキャストする「ブロードキャスト中継」と呼ぶ手法が利用される。これを使用する条件は、このブロードキャスト中継で到来する情報がすでに届いているときには、それ以上ブロードキャストしないことである。
【0007】
こうすると、情報が全てのノードに行き渡った場合にブロードキャスト中継がストップする。この条件を「ストップ条件」と呼ぶ。従来のブロードキャスト中継の欠点は、1つのブロードキャストが次のブロードキャストを引き起こすのに同期して、次のトラヒックが多くのノードで発生することである。
【0008】
イーサネットや屋内電力線、無線ネットワークのようなシェアードメディア形のネットワークにおいて多くの衝突が発生した場合、ネットワークが輻奏する恐れがある。どのネットワークでも衝突が一度発生すると、次に、もう一度同じ情報が再送されるが、この再送が衝突する可能性もある。このため再送の際の衝突をできるだけ避けるために、衝突発生後に一定時間の沈黙時間を設けるなど、再送が厳しく制御されることから遅延が避けられない。したがって衝突を発生しなくする方法が求められる。
【0009】
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、屋内電力線や無線などを利用したホームネットワークのような比較的小規模なネットワークのデータ通信において、1つのノードが送信する情報がネットワーク内の全てのノードに届くようにすることが可能なデータ分配方式の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、屋内電力線や無線を用いたデータ通信ネットワークにおいてデータ通信の基本単位である基本パケットの伝送時間を各ノードのタイミングでn分割(n=1,2,・・・)し、その分割単位をスロットとして伝送時間の単位とするためのスロットクロックを発生するスロットクロック発生手段と、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼する依頼手段と、この依頼手段においてブロードキャストを依頼する際に、そのブロードキャストを、ノード間でタイミングをずらせて行うことを指示するタイミング指示手段と、ノード間でタイミングをずらせる指示がある場合に、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信し、かつ、ノード間でタイミングをずらせる指示がない場合には、ブロードキャストを前のブロードキャストの終端から3スロット以上離して送信する送信手段とを備えていることによって特徴づけられる。
【0011】
本発明においては、不安定さが残る屋内電力線や無線を利用したデータ通信ネットワークを前提としているので、データ通信の単位として基本のパケットを導入する。しかも、この基本パケットの長さを測定し、パケット終了後の次の基本パケットの伝送開始を制御するため、基本パケットをn分割(n=1,2,・・・)としたスロットを基本的な時間単位として導入する。
【0012】
本発明では、ブロードキャスト中継方法を採用しており、ブロードキャストを受けたノードがストップ条件を満たしているときには、それ以上ブロードキャスト中継を続けない。
【0013】
一方、ストップ条件を満たしていないノードは、ブロードキャスト送信を行うが、そのブロードキャスト送信の際に、ノード間でタイミングをずらす指示を行って、ブロードキャスト送信のタイミングを、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信する。こうすることで、1つのノードが送信する情報をネットワーク内の全てのノードに届けることが可能になる。
【0014】
なお、ノード間でタイミングをずらす指示を行わない場合は、ブロードキャストを前のブロードキャストの終端から5スロット以上離して送信する。こうすることで、ネットワーク内においてストップ条件を満たすノードが増加し、フロードキャスト中継は急速に収集するのでネットワークに輻輳が生じなくなる。
【0015】
この発明において、ノード間におけるタイミングをずらせるために、各ノードごとにその先頭スロットをカウントする間に、他のノードからtスロット長(t=2,3,4,・・・)の基本パケットが送信されるごとに、先頭スロットのカウント値を(t+2)だけ増加する手段を設けておいてもよい。さらに、はじめから順番mのノードは{3m+1+t(m−1)}番目のスロットを先頭に長さtのパケットを送り出すことにすれば、パケット送信の前に他のパケットが挿入されるかどうかを監視する必要がない。これも本発明に含まれる。
【0016】
本発明は、屋内電力線や無線を用いたデータ通信ネットワークにおいてデータ通信の基本単位である基本パケットの伝送時間を各ノードのタイミングでn分割(n=1,2,・・・)し、その分割単位をスロットとして伝送時間の単位とするためのスロットクロックを発生するスロットクロック発生手段と、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、特定のノードを指定し、そのブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼する依頼手段と、その依頼手段によってブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼されたノードは、ブロードキャストされたパケットの終端から、通常のパケットよりも少ないスロット間隙で繰り返すブロードキャスト送信を開始する手段とを備えていることによって特徴づけられる。
【0017】
この発明によれば、データ通信の当事者である2つのノードと直接通信できるノードの全てに情報を届けることができる。
【0018】
なお、本発明のデータ分配方式を構成する各機能部(手段)は、例えばデータ通信ネットワークに接続される各ノードに設けられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施形態の概要を各項目ごとに説明する。
【0020】
[基本パケットの伝送方式]
本発明では、ブロードキャスト中継においてできるだけ衝突が起きないようにするため、最初のブロードキャストが引き起こす2巡目のブロードキャストの開始点をノードごとにずらせることによって衝突を防止する。
【0021】
本実施形態においては、データ通信方式の基本データ伝送単位を8バイト(64ビット)のパケットとし、これを基本パケットという。データ伝送速度を2Mbpsとするので基本パケットは32μ秒の長さということになる。
【0022】
各ノードでは基本パケットの半分の長さ、すなわち4バイトの伝送に相当する時間をスロットと呼び、これをデータ伝送の基本時間単位とする。したがって基本パケットは2スロットを用いて伝送する。このスロットへの分割はそれぞれのノードが独立に行い、ノード間の位相調節を行わない。
【0023】
基本パケットの送信は衝突回避の手段を講じることなく行う。まず、シェアードメディアに他の信号が存在しないことを確認し、自らのスロットの先頭から伝送を開始する。このスロットの先頭がノード間で微妙にずれているので、これが衝突を防ぐのに役立つ。その理由を図1を用いて説明する。
【0024】
図1において、ノードAが基本パケット11を送り出すと、12で示す伝播遅延で信号が送信され、ノードBにはスロットの先頭13の時点よりも少し前にノードAの送信した信号が届くので、ノードBは13から始まるスロットでデータを送り出すことはない。つまり衝突回避に役立っている。
【0025】
しかし、12で示す伝播遅延にてノードAからの信号がノードCに届くのは、ノードCのスロットの先頭14よりも少し後になるので、ノードCは基本パケット15を送り出してしまう。したがって、ノードAのパケットとノードCのパケットは衝突する。ところが、ノードAのパケットの終端はノードCのパケットの終端16よりも少し遅れた時点17で届き、パケット送出中のノードはスロット上の信号の監視中において、ノードCは自ら送信したパケットが終わっても、次のスロットに信号があることに気付く。これにより、衝突が発生したことがわかる。
【0026】
本実施形態においては、図2に示すように、基本パケットを送り出したり、検出したりすれば、その基本パケットの終端の後の5スロットはデータ送出をしない沈黙時間とすることをルールにする。さらに、基本パケットの終端が自らスロットの切目以外の時点にあるときは、そのスロットに続く5スロットを沈黙時間とする。これにより自ら送り出した基本パケットが衝突したかどうかを見極めることができる。
【0027】
この衝突を検出すると、ノードCは、図2に示す1スロットの間隙でNAK(受信不能)コマンドを出す。確率的には小さいがノードAからの基本パケットとノードCの基本パケットが、ノードCにおいて完璧に2スロット内で重なることがある。そのときは、ノードCは衝突検出ができない。
【0028】
しかし、ネットワーク内のいずれかのノードでノードAからの基本パケットとノードCからの基本パケットの位相がずれて、2スロット分をはみ出して受信されるので衝突が検出できる。そのときには、衝突を検出したノードは1スロット間隙でNAKコマンドをブロードキャストする。これを聞いたノードAやノードCは前記した基本パケットを再送する。
【0029】
[基本パケット受信後の間隙]
次に、1つの通常の基本パケットを受信したあとの間隙について図2を参照しながら説明する。
【0030】
まず、スロットはノード間において位相調整をしないので、受信した基本パケット21は自らのスロットの先端と終端とは一致しない。したがって、受信した基本パケット21の終端が位置するスロットは無視して、その次のスロットから間隙をとる。すなわち、符号22のスロットのみを間隙とする場合を1スロット間隙、符号23の2スロットを間隙とする場合を2スロット間隙、符号24の3スロットを間隙とする場合を3スロット間隙と呼ぶことにする。通常のパケットは少なくとも5スロット間隙をとり、次のスロットで送信をする。
【0031】
こうすることにより、基本コマンド送信に対して衝突を検出したノードは、1スロット間隙でNAKコマンドをブロードキャストする。
【0032】
[データ分配方式]
まず、衝突は多くのノードで検出される可能性が高いので、NAKコマンドも衝突する可能性が高い。しかし、1スロット間隙で送信できるのはNAKコマンドだけであるので、ここにコマンドがあること自体衝突が起こったことを意味することになる
図3にデータ通信に用いる基本パケットの構成を示す。この図3に示す基本パケットは2スロットからなり、8ビットの宛先アドレス、8ビットの送信元アドレス、8ビットのコマンド、16ビットのデータ部、および8ビットの誤り訂正用冗長ビットで構成されている。これらのうち、宛先アドレスがオール1のものがブロードキャストであり、ネットワークに接続されている全ノードを受信対象としている。ただし、すでに述べたように不安定さが残るネットワークではブロードキャストしてもそれが全てのノードに届くとは限らない。
【0033】
図3の制御部の構成を図4を示す。図4において各区切りがビットを表しており、第1ビットに1があれば、それは再送であることを示す。第2ビットに1があれば、この基本パケットのブロードキャストで送る情報をブロードキャストで中継することを依頼することを意味する。
【0034】
ブロードキャスト中継を依頼するノードを図3の補助アドレス部で示す。この補助アドレス部がオール1のときには、ブロードキャストを受信した全てのノードにブロードキャスト中継することを依頼する。
【0035】
図4の第3ビットはタイミング制御を依頼するものであり、第2ビットと第3ビットに1が立っていると、受信したブロードキャストの送信ノードアドレスを基準に全てのノードに予め定めた順序で順番をつける。
【0036】
その順番をm(m=1,2,・・・254)とすると、ブロードキャストされた基本パケットの終端の次のスロットを1として数えて、(m+3)番目のスロットを順番mのノードが、次にブロードキャスト送信を行ってもよいスロットとする。しかも、その順番がくるまでに、他のノードが基本パケットをブロードキャスト送信を行えば、その基本パケットのスロット数+2個のスロットをカウントしないで、(m+3)番目をカウントすることにする。
【0037】
この順番をカウントする順序の一例を図5に示す。
【0038】
図5において、送信アドレスよりも1つ若いアドレスから数え始めてアドレスの小さい方向に順番を付けていく。また、未使用のアドレスは順番を付けない。最少アドレスの1にくると、最大のアドレスに巡回して再びアドレスが小さくなる方向に順番を付ける。
【0039】
こうすると、アドレス6は、前のパケットの終端から3スロット間隙でその次のスロットすなわち終端から4スロット目を先頭にしてブロードキャスト送信する。アドレス5は、アドレス6の基本パケットの2スロットを含めて8スロット間隙で9スロット目にブロードキャスト送信する。
【0040】
アドレス4では、アドレス7からブロードキャストが聞こえていないので何も送信しない。アドレス3は未使用であるので、アドレス2は13スロット間隙で14スロット目に送信することになる。ただし、もし、アドレス5からブロードキャストの基本パケットが出ると、これは19スロット目になる。これらのブロードキャスト送信はタイミング制御をしているので、図4の第4ビットの「タイミング制御中」に1を立てる。しかも、スロット間隙は5とする。
【0041】
こうしてBDR(ブロードキャスト中継依頼)=1、TCR(タイミング制御依頼)=1、補助アドレスオール1のブロードキャストを受信すると、図5に示すようなタイミング制御を行うので、BDR=1、TMC(タイミング制御中)=1、補助アドレスオール1としたブロードキャスト中継する。このブロードキャストを受けたノードはストップ条件を満たしている可能性が高い。そのときはそれ以上ブロードキャスト中継を続けない。
【0042】
ストップ条件を満たしていないノードは、BDR=1、補助アドレスオール1のブロードキャスト送信をするが、このときは図2で5スロット間隙で行う。こうすることにより、TCR=1のブロードキャスト受信の場合のブロードキャスト中継よりもスロット間隙が2スロット分増すので優先度が下がる。1巡目のタイミング制御したブロードキャスト中継が先行し、2巡目以降はストップ条件を満たすノードが増加し、フロードキャスト中継が急速に収束するのでネットワークに輻輳は生じない。
【0043】
さらに、データ通信の当事者である2つのノードと直接通信できるノード全てに周知徹底させればいいような情報の場合、2つの中の1つがその情報をBDR=1、補助アドレスが他のもう1つのノードアドレスのブロードキャスト送信すればよい。そうすると、補助アドレスが指定するノードのみがその情報をBDR=0のブロードキャストをする。これにより、2つのノードから直接聞こえるノードにはいずれかのブロードキャスト送信が届く。
【0044】
次に、本発明のより具体的な実施形態を説明する。
【0045】
図6および図7は本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。なお、図6、図7に示す各構成(機能部)は、ネットワークに接続される各ノードに設けられる。
【0046】
この実施形態では、まず、基本クロック発生部101で発生したクロックを1/256スロットクロック発生部102に送って、スロット長1/256スロットクロックを作成し、次いで、それをスロットクロック発生部103に送ってスロットのタイミングのクロックを発生する。このスロットクロックは図2に述べたスロット間隙をカウントするためなどに供給される。
【0047】
ネットワークからの信号は受信回路104で受信され、基本パケット受信部105とその他受信部106にて基本パケットとそれ以外に分離される。基本パケットは、受信信号検出部107において受信信号レベルから信号の存在が取り出された後、AND回路(論理積)108において、1/256スロットクロック発生部102からの1/256スロットクロックとの論理積が取られる。その論理積の結果(パルス数)を基本パケット長カウント部109にてカウントし、ほぼ512パルスをカウントすると、それは許容度を考慮して基本パケットの長さになる。
【0048】
基本パケット長カウント部109でのカウントがほぼ512パルス以上であれば、衝突が検出されたと判断し、「カウントオーバ」信号を出して衝突検出部110を起動し、衝突コマンド作成部111において衝突発見コマンドを発生し、図2に述べた1スロット間隔を、1スロット間隙カウント部112でカウントして送信回路113からネットワークへ送信する。
【0049】
1スロット間隙カウント部112では1スロット間隙をカウントするため、スロットクロック発生部103からのスロットクロックと、基本パケット長カウント部109で検出した基本パケットの終端の情報の供給を受ける。
【0050】
一方、受信コマンド解釈部114では、基本パケット受信部105から基本パケット信号を貰い、基本パケット長カウント部109において基本パケット長に一致していることを確認した上で、受信コマンドを解釈し、それがブロードキャストかどうかを判断部115で判断する。その判断結果がNOであるときには本発明に直接関与しないので、その詳細な説明はここでは省略する。
【0051】
判断部115での判断結果がYESであるときには、処理分配部116において図4に示した制御部の内容により3種の処理に分ける。
【0052】
具体的には、制御部のBDRが0であるときには、普通のブロードキャストであるので関連処理に委ねる。BDR=1でかつTCR=1であるときには、1順目のブロードキャスト中継に相当するのでタイミング制御の処理に入り、自アドレス順番付部117において自アドレスに順番mを付けるが、その順序は予め定められた順序に従うものとする。一例としては、図5に示したように送信アドレスを基準に、アドレスが小さくなる方向に1から始まる順番を付けていく方法を採用する。
【0053】
自アドレス順番付部117で付けた順番をmとすると、カウントセット部118においてスロット間隙のカウントMの値をm+3にセットする。このカウントに当たっては、スロットクロック発生部103からのスロットクロックと、基本パケット長カウント部109から前の基本パケットの終端情報を貰う。
【0054】
次に、判断部119において、Mのスロット間隙カウント中に他のノード基本パケットのブロードキャストが出された場合、Mを+4し、判断部121でMスロットがカウントされたかどうかを判断する。
【0055】
判断部119での判断結果がNOであるときには、処理部120での処理を省略して判断部121に入り、その判断結果がNOであるときには、判断部119に戻り、Mスロットがカウントされるまで待つ。
【0056】
判断部121でMスロットがカウントされたときには、ブロードキャスト発生部122において2巡目のブロードキャスト中継に入る。すなわちBDR=1、TCR=0、TMC=1のブロードキャストをブロードキャスト発生部122で発生し、送信回路113が次のスロットで送信する。
【0057】
一方、自ノードがブロードキャスト中継を開始するときは、ブローキャスト発生部123でBDR=1、TCR=1のブロードキャストを発生し、図7の5スロット間隙カウント部126に入る。
【0058】
受信したブロードキャストが、処理分配部116でBDR=1、TCR=0のブロードキャストに分類されたときには、補助アドレス分析部131において補助アドレスを分析し、オール1のときには2巡目以降に相当するので、判断部124においてストップ条件が満たされているかどうかを判断し、その判断結果がYESであるときは、本発明の範囲の処理を終了(125)させる。
【0059】
判断部124での判断結果がNOであるときには、5スロット間隙カウント部126においてスロット間隙カウントPに5スロットをセットし、次いで判断部127において、Pのカウントが尽きるまでに他のノードから基本パケットが送信されるかどうかを判断し、その判断結果がYESである場合、処理部128でPのカウントを+7した後、判断部129においてPスロットがカウントされたかどうかを判断する。その判断部129での判断結果がNOである場合、判断部127に戻り、Pのカウントが尽きるとブロードキャスト発生部130においてBDR=1のブロードキャストを発生し、送信回路113から送信する。判断部127での判断結果がNOである場合、処理部128をスキップして判断部129に入る。なお、補助アドレス分析部131において補助アドレスがオール1以外の場合については図8で説明する。
【0060】
以上の実施形態においては、スロット間隙を通常は5スロット、衝突発見の際は1スロット、ブロードキャスト中継の1順目は3スロットとしているが、本発明はこれに限られることなく、衝突発見を最優先し、ブロードキャスト中継を第2優先することが本質であり、1や2という数字そのものは本質的ではない。
【0061】
ネットワークのビットレートも2Mbpsで、基本パケットを8バイト、スロット長は基本パケット長の半分にしたが、これに限られることなく、スロット長が関係するものはネットワークの伝送遅延であり、スロット長はネットワークのノード間の最大伝送遅延の20倍以上にする。しかもスロット長は基本パケット長と同じ、またはその整数分の1とする。
【0062】
このように1順目のブロードキャスト中継をし、2巡目以降とスロット間隙で優先度を制御しても衝突が発生する可能性がある。そのときは図6の衝突検出部110で衝突が検出されたり、または受信コマンド解釈部114のコマンド解釈で他ノードから送られてきたものが衝突したことがわかる。そのときは図4の制御部の第1ビットに1を立てて同じパケットを再送する。
【0063】
タイミング制御の順番付けも、存在するアドレスに一定の順序で順番が付けられればよく、アドレスを小さくなる方向だけでなく、逆に大きくなる方向で順番を付けても構わない。順番をmとしたとき、前のパケットの終端の次のスロットから数え、(m+3)スロット目をそのノードの先頭スロットとした。もし、2スロット間隙を前提にその次のスロットを順番1の先頭スロットとすると、順番mのノードの先頭スロットはm番目ということができる。
【0064】
さらに、図6、図7の実施形態では基本パケットのみの例で説明したが、データパケット(スロット数が3以上のパケット)のときも本発明は有効である。すなわち図6の処理部120や図7の処理部128において他のパケットが間に入ると、Mを+4、Pを+7すると説明したが、tスロットのデータパケットの場合、処理部120においてMを+(t+2)とし、処理部128ではPを+(t+5)することになる。このような処理も本発明に含まれる。
【0065】
また、以上の実施形態でも述べたように、互いに通信する2つのノードと直接通信するために関係ノードが妨害しないように、送信権確保のコマンドを流すときにも、ブロードキャスト中継を利用する。そのための構成を図8に示す。
【0066】
まず、処理部132において、互いに通信する一方のノード(通常は送信ノード)が送信権確保のためのコマンドをBDR=1、TCR=0、補助アドレスで相手ノード指定のブロードキャストを用意し、図7の3スロット間隙カウント部126に入り、3スロット間隙カウント部126、判断部127、処理部128および処理部129においてスロット間隙の制御を行う。
【0067】
一方、このようなブロードキャスト中継を受けると、図6の処理分配部116にてBDR=1,TCR=0の流れに入り、補助アドレス分析部131において補助アドレスを分析する。このときはオール1以外と分析され、図8の判断部133で自アドレスが指定されていることがわかると、処理部134でBDR=0,TCR=0の通常のブロードキャストを用意する。これはブロードキャスト中継の一部をなすので、優先度をあげて2スロット間隙とし、スロット間隙セット部135で2スロット間隙を用意し、判断部136、処理部137および判断部138においてスロット間隙制御を行う。そして、図6の送信回路113に戻る。こうして、2つのノードと直接通信できる全てのノードに送信権確保のコマンドが届く。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼するとともに、そのブロードキャストを依頼する際に、ノード間でタイミングをずらせて行うブロードキャストのタイミングを、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信するようにしているので、屋内電力線や無線などを利用したホームネットワークのような比較的小規模で不安定なネットワークのデータ通信において、1つのノードが送信する情報がネットワーク内の全てのノードに届くようにすることができる。
【0069】
また、本発明によれば、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、特定のノードを指定しそのブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼し、その依頼されたノードが、ブロードキャストされたパケットの終端から、通常のパケットよりも少ないスロット間隙で繰り返すブロードキャスト送信を開始するようにしているので、データ通信の当事者である2つのノードと直接通信できるノードの全てに情報を届けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用するスロットと基本パケットの伝送方式を示す図である。
【図2】基本パケットを受信したあとの間隙の説明図である。
【図3】基本パケットの構成を示す図である。
【図4】図3の基本パケットの制御部の構成を示す図である。
【図5】受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に全てのノードに順番をつける際の処理の説明図である。
【図6】本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】同じく実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A,B,C ノード
101 基本クロック発生部
102 1/256スロットクロック発生部
103 スロットクロック発生部
104 受信回路
105 基本パケット受信部
106 その他受信部
107 受信信号検出部
108 AND回路(論理積)
109 基本パケット長カウント部
110 衝突検出部
111 衝突コマンド作成部
112 1スロット間隙カウント部
113 送信回路
114 受信コマンド解釈部
115 判断部
116 処理分配部
117 自アドレス順番付部
118 カウントセット部
119 判断部
120 処理部
121 判断部
122,123,130 ブロードキャスト発生部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば屋内電力線や無線を用いたホームネットワークなど、小規模でしかもリンク間の接続に不安定さが残るネットワークのデータ通信において、情報を全てのノードに分配するデータ分配方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
イーサネットに代表されるLANでは宛先(デスティネーション:destination)アドレスをオール1にするブロードキャストと呼ばれる方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このようなブロードキャスト方法において、宛先がオール1のアドレスのパケット(またはフレーム)を受信したノードは、そのフレームを自らに宛てたものと解釈してデータを取り込む。このようにするためには、1つのノードから出たフレームは若干の伝送誤りを伴なうにしても、全てのノードに届くことが前提となる。若干の伝送誤りは、フレームに付属する誤り検出用の冗長ビットなどによって誤りが発生したことが受信側でわかるので、再送を依頼するなどして誤りのない情報を受信することができる。従来のデータ通信はこのような安定なネットワークを前提に、その方式が構成されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−317755号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、屋内電力線や無線を利用したネットワークでは若干の不安定さは避けられない。屋内電力線や無線ではたとえば電子レンジが動作し始めると、雑音が増して一時的に電子レンジ付近を通るリンクが不安定になることが知られている。このような現象を「聞こえなくなる」と表現する。また、その付近のノードを構成する端末が聞こえなくなった場合、それを「隠れ端末」と呼ぶ。このように聞こえないノードがあるようなネットワークでは、従来のブロードキャストだけでは情報が全てのノードに届くとは限らない。
【0006】
このような状況を打破するには、1つのノードが出したブロードキャストを受けた全てのノードが同じ情報をブロードキャストする「ブロードキャスト中継」と呼ぶ手法が利用される。これを使用する条件は、このブロードキャスト中継で到来する情報がすでに届いているときには、それ以上ブロードキャストしないことである。
【0007】
こうすると、情報が全てのノードに行き渡った場合にブロードキャスト中継がストップする。この条件を「ストップ条件」と呼ぶ。従来のブロードキャスト中継の欠点は、1つのブロードキャストが次のブロードキャストを引き起こすのに同期して、次のトラヒックが多くのノードで発生することである。
【0008】
イーサネットや屋内電力線、無線ネットワークのようなシェアードメディア形のネットワークにおいて多くの衝突が発生した場合、ネットワークが輻奏する恐れがある。どのネットワークでも衝突が一度発生すると、次に、もう一度同じ情報が再送されるが、この再送が衝突する可能性もある。このため再送の際の衝突をできるだけ避けるために、衝突発生後に一定時間の沈黙時間を設けるなど、再送が厳しく制御されることから遅延が避けられない。したがって衝突を発生しなくする方法が求められる。
【0009】
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、屋内電力線や無線などを利用したホームネットワークのような比較的小規模なネットワークのデータ通信において、1つのノードが送信する情報がネットワーク内の全てのノードに届くようにすることが可能なデータ分配方式の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、屋内電力線や無線を用いたデータ通信ネットワークにおいてデータ通信の基本単位である基本パケットの伝送時間を各ノードのタイミングでn分割(n=1,2,・・・)し、その分割単位をスロットとして伝送時間の単位とするためのスロットクロックを発生するスロットクロック発生手段と、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼する依頼手段と、この依頼手段においてブロードキャストを依頼する際に、そのブロードキャストを、ノード間でタイミングをずらせて行うことを指示するタイミング指示手段と、ノード間でタイミングをずらせる指示がある場合に、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信し、かつ、ノード間でタイミングをずらせる指示がない場合には、ブロードキャストを前のブロードキャストの終端から3スロット以上離して送信する送信手段とを備えていることによって特徴づけられる。
【0011】
本発明においては、不安定さが残る屋内電力線や無線を利用したデータ通信ネットワークを前提としているので、データ通信の単位として基本のパケットを導入する。しかも、この基本パケットの長さを測定し、パケット終了後の次の基本パケットの伝送開始を制御するため、基本パケットをn分割(n=1,2,・・・)としたスロットを基本的な時間単位として導入する。
【0012】
本発明では、ブロードキャスト中継方法を採用しており、ブロードキャストを受けたノードがストップ条件を満たしているときには、それ以上ブロードキャスト中継を続けない。
【0013】
一方、ストップ条件を満たしていないノードは、ブロードキャスト送信を行うが、そのブロードキャスト送信の際に、ノード間でタイミングをずらす指示を行って、ブロードキャスト送信のタイミングを、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信する。こうすることで、1つのノードが送信する情報をネットワーク内の全てのノードに届けることが可能になる。
【0014】
なお、ノード間でタイミングをずらす指示を行わない場合は、ブロードキャストを前のブロードキャストの終端から5スロット以上離して送信する。こうすることで、ネットワーク内においてストップ条件を満たすノードが増加し、フロードキャスト中継は急速に収集するのでネットワークに輻輳が生じなくなる。
【0015】
この発明において、ノード間におけるタイミングをずらせるために、各ノードごとにその先頭スロットをカウントする間に、他のノードからtスロット長(t=2,3,4,・・・)の基本パケットが送信されるごとに、先頭スロットのカウント値を(t+2)だけ増加する手段を設けておいてもよい。さらに、はじめから順番mのノードは{3m+1+t(m−1)}番目のスロットを先頭に長さtのパケットを送り出すことにすれば、パケット送信の前に他のパケットが挿入されるかどうかを監視する必要がない。これも本発明に含まれる。
【0016】
本発明は、屋内電力線や無線を用いたデータ通信ネットワークにおいてデータ通信の基本単位である基本パケットの伝送時間を各ノードのタイミングでn分割(n=1,2,・・・)し、その分割単位をスロットとして伝送時間の単位とするためのスロットクロックを発生するスロットクロック発生手段と、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、特定のノードを指定し、そのブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼する依頼手段と、その依頼手段によってブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼されたノードは、ブロードキャストされたパケットの終端から、通常のパケットよりも少ないスロット間隙で繰り返すブロードキャスト送信を開始する手段とを備えていることによって特徴づけられる。
【0017】
この発明によれば、データ通信の当事者である2つのノードと直接通信できるノードの全てに情報を届けることができる。
【0018】
なお、本発明のデータ分配方式を構成する各機能部(手段)は、例えばデータ通信ネットワークに接続される各ノードに設けられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施形態の概要を各項目ごとに説明する。
【0020】
[基本パケットの伝送方式]
本発明では、ブロードキャスト中継においてできるだけ衝突が起きないようにするため、最初のブロードキャストが引き起こす2巡目のブロードキャストの開始点をノードごとにずらせることによって衝突を防止する。
【0021】
本実施形態においては、データ通信方式の基本データ伝送単位を8バイト(64ビット)のパケットとし、これを基本パケットという。データ伝送速度を2Mbpsとするので基本パケットは32μ秒の長さということになる。
【0022】
各ノードでは基本パケットの半分の長さ、すなわち4バイトの伝送に相当する時間をスロットと呼び、これをデータ伝送の基本時間単位とする。したがって基本パケットは2スロットを用いて伝送する。このスロットへの分割はそれぞれのノードが独立に行い、ノード間の位相調節を行わない。
【0023】
基本パケットの送信は衝突回避の手段を講じることなく行う。まず、シェアードメディアに他の信号が存在しないことを確認し、自らのスロットの先頭から伝送を開始する。このスロットの先頭がノード間で微妙にずれているので、これが衝突を防ぐのに役立つ。その理由を図1を用いて説明する。
【0024】
図1において、ノードAが基本パケット11を送り出すと、12で示す伝播遅延で信号が送信され、ノードBにはスロットの先頭13の時点よりも少し前にノードAの送信した信号が届くので、ノードBは13から始まるスロットでデータを送り出すことはない。つまり衝突回避に役立っている。
【0025】
しかし、12で示す伝播遅延にてノードAからの信号がノードCに届くのは、ノードCのスロットの先頭14よりも少し後になるので、ノードCは基本パケット15を送り出してしまう。したがって、ノードAのパケットとノードCのパケットは衝突する。ところが、ノードAのパケットの終端はノードCのパケットの終端16よりも少し遅れた時点17で届き、パケット送出中のノードはスロット上の信号の監視中において、ノードCは自ら送信したパケットが終わっても、次のスロットに信号があることに気付く。これにより、衝突が発生したことがわかる。
【0026】
本実施形態においては、図2に示すように、基本パケットを送り出したり、検出したりすれば、その基本パケットの終端の後の5スロットはデータ送出をしない沈黙時間とすることをルールにする。さらに、基本パケットの終端が自らスロットの切目以外の時点にあるときは、そのスロットに続く5スロットを沈黙時間とする。これにより自ら送り出した基本パケットが衝突したかどうかを見極めることができる。
【0027】
この衝突を検出すると、ノードCは、図2に示す1スロットの間隙でNAK(受信不能)コマンドを出す。確率的には小さいがノードAからの基本パケットとノードCの基本パケットが、ノードCにおいて完璧に2スロット内で重なることがある。そのときは、ノードCは衝突検出ができない。
【0028】
しかし、ネットワーク内のいずれかのノードでノードAからの基本パケットとノードCからの基本パケットの位相がずれて、2スロット分をはみ出して受信されるので衝突が検出できる。そのときには、衝突を検出したノードは1スロット間隙でNAKコマンドをブロードキャストする。これを聞いたノードAやノードCは前記した基本パケットを再送する。
【0029】
[基本パケット受信後の間隙]
次に、1つの通常の基本パケットを受信したあとの間隙について図2を参照しながら説明する。
【0030】
まず、スロットはノード間において位相調整をしないので、受信した基本パケット21は自らのスロットの先端と終端とは一致しない。したがって、受信した基本パケット21の終端が位置するスロットは無視して、その次のスロットから間隙をとる。すなわち、符号22のスロットのみを間隙とする場合を1スロット間隙、符号23の2スロットを間隙とする場合を2スロット間隙、符号24の3スロットを間隙とする場合を3スロット間隙と呼ぶことにする。通常のパケットは少なくとも5スロット間隙をとり、次のスロットで送信をする。
【0031】
こうすることにより、基本コマンド送信に対して衝突を検出したノードは、1スロット間隙でNAKコマンドをブロードキャストする。
【0032】
[データ分配方式]
まず、衝突は多くのノードで検出される可能性が高いので、NAKコマンドも衝突する可能性が高い。しかし、1スロット間隙で送信できるのはNAKコマンドだけであるので、ここにコマンドがあること自体衝突が起こったことを意味することになる
図3にデータ通信に用いる基本パケットの構成を示す。この図3に示す基本パケットは2スロットからなり、8ビットの宛先アドレス、8ビットの送信元アドレス、8ビットのコマンド、16ビットのデータ部、および8ビットの誤り訂正用冗長ビットで構成されている。これらのうち、宛先アドレスがオール1のものがブロードキャストであり、ネットワークに接続されている全ノードを受信対象としている。ただし、すでに述べたように不安定さが残るネットワークではブロードキャストしてもそれが全てのノードに届くとは限らない。
【0033】
図3の制御部の構成を図4を示す。図4において各区切りがビットを表しており、第1ビットに1があれば、それは再送であることを示す。第2ビットに1があれば、この基本パケットのブロードキャストで送る情報をブロードキャストで中継することを依頼することを意味する。
【0034】
ブロードキャスト中継を依頼するノードを図3の補助アドレス部で示す。この補助アドレス部がオール1のときには、ブロードキャストを受信した全てのノードにブロードキャスト中継することを依頼する。
【0035】
図4の第3ビットはタイミング制御を依頼するものであり、第2ビットと第3ビットに1が立っていると、受信したブロードキャストの送信ノードアドレスを基準に全てのノードに予め定めた順序で順番をつける。
【0036】
その順番をm(m=1,2,・・・254)とすると、ブロードキャストされた基本パケットの終端の次のスロットを1として数えて、(m+3)番目のスロットを順番mのノードが、次にブロードキャスト送信を行ってもよいスロットとする。しかも、その順番がくるまでに、他のノードが基本パケットをブロードキャスト送信を行えば、その基本パケットのスロット数+2個のスロットをカウントしないで、(m+3)番目をカウントすることにする。
【0037】
この順番をカウントする順序の一例を図5に示す。
【0038】
図5において、送信アドレスよりも1つ若いアドレスから数え始めてアドレスの小さい方向に順番を付けていく。また、未使用のアドレスは順番を付けない。最少アドレスの1にくると、最大のアドレスに巡回して再びアドレスが小さくなる方向に順番を付ける。
【0039】
こうすると、アドレス6は、前のパケットの終端から3スロット間隙でその次のスロットすなわち終端から4スロット目を先頭にしてブロードキャスト送信する。アドレス5は、アドレス6の基本パケットの2スロットを含めて8スロット間隙で9スロット目にブロードキャスト送信する。
【0040】
アドレス4では、アドレス7からブロードキャストが聞こえていないので何も送信しない。アドレス3は未使用であるので、アドレス2は13スロット間隙で14スロット目に送信することになる。ただし、もし、アドレス5からブロードキャストの基本パケットが出ると、これは19スロット目になる。これらのブロードキャスト送信はタイミング制御をしているので、図4の第4ビットの「タイミング制御中」に1を立てる。しかも、スロット間隙は5とする。
【0041】
こうしてBDR(ブロードキャスト中継依頼)=1、TCR(タイミング制御依頼)=1、補助アドレスオール1のブロードキャストを受信すると、図5に示すようなタイミング制御を行うので、BDR=1、TMC(タイミング制御中)=1、補助アドレスオール1としたブロードキャスト中継する。このブロードキャストを受けたノードはストップ条件を満たしている可能性が高い。そのときはそれ以上ブロードキャスト中継を続けない。
【0042】
ストップ条件を満たしていないノードは、BDR=1、補助アドレスオール1のブロードキャスト送信をするが、このときは図2で5スロット間隙で行う。こうすることにより、TCR=1のブロードキャスト受信の場合のブロードキャスト中継よりもスロット間隙が2スロット分増すので優先度が下がる。1巡目のタイミング制御したブロードキャスト中継が先行し、2巡目以降はストップ条件を満たすノードが増加し、フロードキャスト中継が急速に収束するのでネットワークに輻輳は生じない。
【0043】
さらに、データ通信の当事者である2つのノードと直接通信できるノード全てに周知徹底させればいいような情報の場合、2つの中の1つがその情報をBDR=1、補助アドレスが他のもう1つのノードアドレスのブロードキャスト送信すればよい。そうすると、補助アドレスが指定するノードのみがその情報をBDR=0のブロードキャストをする。これにより、2つのノードから直接聞こえるノードにはいずれかのブロードキャスト送信が届く。
【0044】
次に、本発明のより具体的な実施形態を説明する。
【0045】
図6および図7は本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。なお、図6、図7に示す各構成(機能部)は、ネットワークに接続される各ノードに設けられる。
【0046】
この実施形態では、まず、基本クロック発生部101で発生したクロックを1/256スロットクロック発生部102に送って、スロット長1/256スロットクロックを作成し、次いで、それをスロットクロック発生部103に送ってスロットのタイミングのクロックを発生する。このスロットクロックは図2に述べたスロット間隙をカウントするためなどに供給される。
【0047】
ネットワークからの信号は受信回路104で受信され、基本パケット受信部105とその他受信部106にて基本パケットとそれ以外に分離される。基本パケットは、受信信号検出部107において受信信号レベルから信号の存在が取り出された後、AND回路(論理積)108において、1/256スロットクロック発生部102からの1/256スロットクロックとの論理積が取られる。その論理積の結果(パルス数)を基本パケット長カウント部109にてカウントし、ほぼ512パルスをカウントすると、それは許容度を考慮して基本パケットの長さになる。
【0048】
基本パケット長カウント部109でのカウントがほぼ512パルス以上であれば、衝突が検出されたと判断し、「カウントオーバ」信号を出して衝突検出部110を起動し、衝突コマンド作成部111において衝突発見コマンドを発生し、図2に述べた1スロット間隔を、1スロット間隙カウント部112でカウントして送信回路113からネットワークへ送信する。
【0049】
1スロット間隙カウント部112では1スロット間隙をカウントするため、スロットクロック発生部103からのスロットクロックと、基本パケット長カウント部109で検出した基本パケットの終端の情報の供給を受ける。
【0050】
一方、受信コマンド解釈部114では、基本パケット受信部105から基本パケット信号を貰い、基本パケット長カウント部109において基本パケット長に一致していることを確認した上で、受信コマンドを解釈し、それがブロードキャストかどうかを判断部115で判断する。その判断結果がNOであるときには本発明に直接関与しないので、その詳細な説明はここでは省略する。
【0051】
判断部115での判断結果がYESであるときには、処理分配部116において図4に示した制御部の内容により3種の処理に分ける。
【0052】
具体的には、制御部のBDRが0であるときには、普通のブロードキャストであるので関連処理に委ねる。BDR=1でかつTCR=1であるときには、1順目のブロードキャスト中継に相当するのでタイミング制御の処理に入り、自アドレス順番付部117において自アドレスに順番mを付けるが、その順序は予め定められた順序に従うものとする。一例としては、図5に示したように送信アドレスを基準に、アドレスが小さくなる方向に1から始まる順番を付けていく方法を採用する。
【0053】
自アドレス順番付部117で付けた順番をmとすると、カウントセット部118においてスロット間隙のカウントMの値をm+3にセットする。このカウントに当たっては、スロットクロック発生部103からのスロットクロックと、基本パケット長カウント部109から前の基本パケットの終端情報を貰う。
【0054】
次に、判断部119において、Mのスロット間隙カウント中に他のノード基本パケットのブロードキャストが出された場合、Mを+4し、判断部121でMスロットがカウントされたかどうかを判断する。
【0055】
判断部119での判断結果がNOであるときには、処理部120での処理を省略して判断部121に入り、その判断結果がNOであるときには、判断部119に戻り、Mスロットがカウントされるまで待つ。
【0056】
判断部121でMスロットがカウントされたときには、ブロードキャスト発生部122において2巡目のブロードキャスト中継に入る。すなわちBDR=1、TCR=0、TMC=1のブロードキャストをブロードキャスト発生部122で発生し、送信回路113が次のスロットで送信する。
【0057】
一方、自ノードがブロードキャスト中継を開始するときは、ブローキャスト発生部123でBDR=1、TCR=1のブロードキャストを発生し、図7の5スロット間隙カウント部126に入る。
【0058】
受信したブロードキャストが、処理分配部116でBDR=1、TCR=0のブロードキャストに分類されたときには、補助アドレス分析部131において補助アドレスを分析し、オール1のときには2巡目以降に相当するので、判断部124においてストップ条件が満たされているかどうかを判断し、その判断結果がYESであるときは、本発明の範囲の処理を終了(125)させる。
【0059】
判断部124での判断結果がNOであるときには、5スロット間隙カウント部126においてスロット間隙カウントPに5スロットをセットし、次いで判断部127において、Pのカウントが尽きるまでに他のノードから基本パケットが送信されるかどうかを判断し、その判断結果がYESである場合、処理部128でPのカウントを+7した後、判断部129においてPスロットがカウントされたかどうかを判断する。その判断部129での判断結果がNOである場合、判断部127に戻り、Pのカウントが尽きるとブロードキャスト発生部130においてBDR=1のブロードキャストを発生し、送信回路113から送信する。判断部127での判断結果がNOである場合、処理部128をスキップして判断部129に入る。なお、補助アドレス分析部131において補助アドレスがオール1以外の場合については図8で説明する。
【0060】
以上の実施形態においては、スロット間隙を通常は5スロット、衝突発見の際は1スロット、ブロードキャスト中継の1順目は3スロットとしているが、本発明はこれに限られることなく、衝突発見を最優先し、ブロードキャスト中継を第2優先することが本質であり、1や2という数字そのものは本質的ではない。
【0061】
ネットワークのビットレートも2Mbpsで、基本パケットを8バイト、スロット長は基本パケット長の半分にしたが、これに限られることなく、スロット長が関係するものはネットワークの伝送遅延であり、スロット長はネットワークのノード間の最大伝送遅延の20倍以上にする。しかもスロット長は基本パケット長と同じ、またはその整数分の1とする。
【0062】
このように1順目のブロードキャスト中継をし、2巡目以降とスロット間隙で優先度を制御しても衝突が発生する可能性がある。そのときは図6の衝突検出部110で衝突が検出されたり、または受信コマンド解釈部114のコマンド解釈で他ノードから送られてきたものが衝突したことがわかる。そのときは図4の制御部の第1ビットに1を立てて同じパケットを再送する。
【0063】
タイミング制御の順番付けも、存在するアドレスに一定の順序で順番が付けられればよく、アドレスを小さくなる方向だけでなく、逆に大きくなる方向で順番を付けても構わない。順番をmとしたとき、前のパケットの終端の次のスロットから数え、(m+3)スロット目をそのノードの先頭スロットとした。もし、2スロット間隙を前提にその次のスロットを順番1の先頭スロットとすると、順番mのノードの先頭スロットはm番目ということができる。
【0064】
さらに、図6、図7の実施形態では基本パケットのみの例で説明したが、データパケット(スロット数が3以上のパケット)のときも本発明は有効である。すなわち図6の処理部120や図7の処理部128において他のパケットが間に入ると、Mを+4、Pを+7すると説明したが、tスロットのデータパケットの場合、処理部120においてMを+(t+2)とし、処理部128ではPを+(t+5)することになる。このような処理も本発明に含まれる。
【0065】
また、以上の実施形態でも述べたように、互いに通信する2つのノードと直接通信するために関係ノードが妨害しないように、送信権確保のコマンドを流すときにも、ブロードキャスト中継を利用する。そのための構成を図8に示す。
【0066】
まず、処理部132において、互いに通信する一方のノード(通常は送信ノード)が送信権確保のためのコマンドをBDR=1、TCR=0、補助アドレスで相手ノード指定のブロードキャストを用意し、図7の3スロット間隙カウント部126に入り、3スロット間隙カウント部126、判断部127、処理部128および処理部129においてスロット間隙の制御を行う。
【0067】
一方、このようなブロードキャスト中継を受けると、図6の処理分配部116にてBDR=1,TCR=0の流れに入り、補助アドレス分析部131において補助アドレスを分析する。このときはオール1以外と分析され、図8の判断部133で自アドレスが指定されていることがわかると、処理部134でBDR=0,TCR=0の通常のブロードキャストを用意する。これはブロードキャスト中継の一部をなすので、優先度をあげて2スロット間隙とし、スロット間隙セット部135で2スロット間隙を用意し、判断部136、処理部137および判断部138においてスロット間隙制御を行う。そして、図6の送信回路113に戻る。こうして、2つのノードと直接通信できる全てのノードに送信権確保のコマンドが届く。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼するとともに、そのブロードキャストを依頼する際に、ノード間でタイミングをずらせて行うブロードキャストのタイミングを、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信するようにしているので、屋内電力線や無線などを利用したホームネットワークのような比較的小規模で不安定なネットワークのデータ通信において、1つのノードが送信する情報がネットワーク内の全てのノードに届くようにすることができる。
【0069】
また、本発明によれば、各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、特定のノードを指定しそのブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼し、その依頼されたノードが、ブロードキャストされたパケットの終端から、通常のパケットよりも少ないスロット間隙で繰り返すブロードキャスト送信を開始するようにしているので、データ通信の当事者である2つのノードと直接通信できるノードの全てに情報を届けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用するスロットと基本パケットの伝送方式を示す図である。
【図2】基本パケットを受信したあとの間隙の説明図である。
【図3】基本パケットの構成を示す図である。
【図4】図3の基本パケットの制御部の構成を示す図である。
【図5】受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に全てのノードに順番をつける際の処理の説明図である。
【図6】本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】同じく実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A,B,C ノード
101 基本クロック発生部
102 1/256スロットクロック発生部
103 スロットクロック発生部
104 受信回路
105 基本パケット受信部
106 その他受信部
107 受信信号検出部
108 AND回路(論理積)
109 基本パケット長カウント部
110 衝突検出部
111 衝突コマンド作成部
112 1スロット間隙カウント部
113 送信回路
114 受信コマンド解釈部
115 判断部
116 処理分配部
117 自アドレス順番付部
118 カウントセット部
119 判断部
120 処理部
121 判断部
122,123,130 ブロードキャスト発生部
Claims (4)
- 屋内電力線や無線を用いたデータ通信ネットワークにおいてデータ通信の基本単位である基本パケットの伝送時間を各ノードのタイミングでn分割(n=1,2,・・・)し、その分割単位をスロットとして伝送時間の単位とするためのスロットクロックを発生するスロットクロック発生手段と、
各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、そのデータを受信したノードがストップ条件を満たさない限り、同一データをさらにブロードキャストするように依頼する依頼手段と、
この依頼手段においてブロードキャストを依頼する際に、そのブロードキャストを、ノード間でタイミングをずらせて行うことを指示するタイミング指示手段と、
ノード間でタイミングをずらせる指示がある場合に、受信したブロードキャストの送信アドレスを基本に、その送信アドレスから一定順序で全ノードに順番mを与え、前のブロードキャストの終端の次のスロットを1番目としたときに、(m+3)番目のスロットを先頭にして、順番mのノードにブロードキャストを送信し、かつ、ノード間でタイミングをずらせる指示がない場合には、ブロードキャストを前のブロードキャストの終端から5スロット以上離して送信する送信手段と、
を備えていることを特徴とするデータ通信におけるデータ分配方式。 - 請求項1記載のデータ通信におけるデータ分配方式において、前記送信手段でノード間におけるタイミングをずらせるために、各ノードごとにその先頭スロットをカウントする間に、他のノードからtスロット長(t=2,3,4,・・・)のパケットが送信されるごとに、先頭スロットのカウント値を(t+2)だけ増加する手段を備えていることを特徴とするデータ通信におけるデータ分配方式。
- 屋内電力線や無線を用いたデータ通信ネットワークにおいてデータ通信の基本単位である基本パケットの伝送時間を各ノードのタイミングでn分割(n=1,2,・・・)し、その分割単位をスロットとして伝送時間の単位とするためのスロットクロックを発生するスロットクロック発生手段と、
各ノードに対して情報の周知をはかるためのデータをブロードキャストする際に、特定のノードを指定し、そのブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼する依頼手段と、
その依頼手段によってブロードキャスト送信を繰り返すことを依頼されたノードは、ブロードキャストされたパケットの終端から、通常のパケットよりも少ないスロット間隙で繰り返すブロードキャスト送信を開始する送信手段と、
を備えていることを特徴とするデータ通信におけるデータ分配方式。 - 請求項1記載のデータ通信におけるデータ分配方式において、第4番目の送信手段を、
ノード間でタイミングをずらせる指示がある場合、次のスロットを1番目としたときに{3m+1+t(m−1)}番目のスロットを先頭に、長さtのパケットを送信し、タイミングをずらせる指示がない場合にはブロードキャストを前のブロードキャストパケットの終端から5スロット以上離して送信する送信手段で置き換えることを特徴とするデータ通信におけるデータ分配方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003080382A JP2004007491A (ja) | 2002-03-25 | 2003-03-24 | データ通信におけるデータ分配方式 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002084087 | 2002-03-25 | ||
| JP2003080382A JP2004007491A (ja) | 2002-03-25 | 2003-03-24 | データ通信におけるデータ分配方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004007491A true JP2004007491A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30445923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003080382A Pending JP2004007491A (ja) | 2002-03-25 | 2003-03-24 | データ通信におけるデータ分配方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004007491A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010027002A1 (ja) | 2008-09-05 | 2010-03-11 | 塩野義製薬株式会社 | Pi3k阻害活性を有する縮環モルホリン誘導体 |
-
2003
- 2003-03-24 JP JP2003080382A patent/JP2004007491A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010027002A1 (ja) | 2008-09-05 | 2010-03-11 | 塩野義製薬株式会社 | Pi3k阻害活性を有する縮環モルホリン誘導体 |
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