JP2004091467A - カップリング化合物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】式(1)(R1X1 n) (1)で示される不飽和有機化合物のn’モルと式(2){R2(BX2 2)n’} (2)で示されるホウ素化合物のmモル〔上記式(1)および式(2)において、R1は、アリール基等、X1は脱離基を表し、R2は、アリール基等、X2は水酸基またはアルコキシル基を表し、nおよびn’は1または2を表す。mは、1または2、m≦n。〕とを塩基存在下で縮合反応させるにあたり、触媒として、硝酸ニッケルもしくは酢酸ニッケルと、式(i)
〔式中、R6〜R14は、水素原子、アルキル基またはアルコキシル基を表す。〕で示されるトリフェニルホスフィン化合物とをエーテル系溶媒の存在下で用いることを特徴とする式(3)(Y−)(n −1 )R1−R2−(R1)(n ’−1 ) (3)で示されるカップリング化合物の製造方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、触媒として、硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルと、トリフェニルホスフィン化合物を用い、不飽和有機化合物とホウ素化合物とを反応させるカップリング化合物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
カップリング化合物は、医薬、農薬、液晶材料、有機ER材料等、またはそれらの合成中間体として有用な化合物であり、中でも、ビアリール骨格を有する化合物の需要が高まっている。ビアリール骨格を有するカップリング化合物の製造方法としては、ホウ素化合物と、アリールハライド類を、パラジウムまたはニッケル系触媒とホスフィン系化合物を配位子として用いて縮合させる鈴木カップリング反応が、汎用性の高い方法として挙げられる。
ここで用いられるパラジウムまたはニッケル系触媒は、0価または2価触媒であり、パラジウムが、稀少貴金属であるのに対して、ニッケルはより安価であり、工業的にはニッケル系触媒が望まれている。
一方、ニッケル系触媒を用いた鈴木カップリング反応は、パラジウム触媒ほど研究されていない。ニッケル錯体触媒を用いる製造方法に関する報告としては、(i)0価ニッケル触媒存在下で製造する方法(例えば、非特許文献1参照。)、(ii)二価ニッケル触媒存在下で製造する方法(例えば、特許文献1、2参照。)等が挙げられる。
しかし、上記(i)および(ii)の方法では、反応に先立って予め錯体触媒を調製し単離する必要があるなど製法として煩雑になる欠点を有していた。特に0価ニッケル触媒は非常に不安定な化合物であり、容易に失活して反応活性を失う。また、報告されている二価ニッケル触媒においても0価ニッケル触媒と比較すると安定ではあるものの、失活による反応活性の低下が問題になっており、触媒の改良が求められていた。
【0003】
【非特許文献1】
J.Organic.Chemistry 第62巻、8024頁、1997年
【特許文献1】
特開2000−302697
【特許文献2】
特開2000−302720
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ニッケル系触媒の存在下に、不飽和有機化合物とホウ素化合物とを反応させて、カップリング化合物を製造する方法について、鋭意検討を重ねた結果、触媒として、硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルと、トリフェニルホスフィン化合物を用いることにより目的とするカップリング化合物が、収率よくしかも不純物の生成が少なく効率的に製造しうることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち、本発明は、式(1)
(R1X1 n) (1)
で示される不飽和有機化合物のn’モルと式(2)
{R2(BX2 2)n’} (2)
で示されるホウ素化合物のmモル
〔上記式(1)および式(2)において、R1は、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換の直鎖状または環状のアルケニル基を表し、R2は、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアルケニル基または置換もしくは無置換のヘテロアリール基を表し、X1は脱離基を表し、X2は水酸基またはアルコキシル基を表し、nおよびn’はそれぞれ1または2を表す。ただし、nとn’は同時に2を表すことはない。mは、1または2を表し、m≦nである。〕
とを塩基存在下で縮合反応させるにあたり、
触媒として、硝酸ニッケルもしくは酢酸ニッケルと、式(i)
〔式中、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は、同一または相異なり、水素原子、置換されていてもよいアルキル基または置換されていてもよいアルコキシル基を表す。〕
で示されるトリフェニルホスフィン化合物とをエーテル系溶媒の存在下で用いることを特徴とする式(3)
(Y−)(n −1 )R1−R2−(R1)(n ’−1 ) (3)
(式中、R1、R2、nおよびn’は前記と同じ意味を表し、Yは、R2またはX1を表す。)
で示されるカップリング化合物の製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のカップリング反応には、下記のカップリング反応が含まれる。
n=n’=1のとき、
R1−X1 + R2−(BX2 2) → R1−R2 (3a)、
n=2、n’=1、m=1のとき,
X1−R1−X1 + R2−(BX2 2)→ X1−R1−R2 (3b)、
n=2、n’=1、m=2のとき,
X1−R1−X1 + 2{R2−(BX2 2)}→ R2−R1−R2 (3c)、n=1、n’=2のとき
2R1−X1 + (BX2 2)−R2−(BX2 2)→ R1−R2−R1 (3d)。
【0007】
本発明のカップリング反応に用いる不飽和有機化合物(1)について説明する。式(1)で示される不飽和有機化合物において、R1はそれぞれ置換もしくは無置換の、アリール基、ヘテロアリール基、直鎖状または環状のアルケニル基を表す。
R1は、1つ以上の置換基で任意に置換されていてもよいが、R1が単環の基の場合、脱離基X1のオルト位の一方は無置換であることが好ましく、R1がオルト縮合またはオルト、ペリ縮合の芳香環の場合には、脱離基X1のオルト位の一つは、縮合環の共有する炭素原子であるか水素原子であることが好ましい。
【0008】
R1におけるアリール基としては、特に限定されないが、例えば、6〜16の炭素原子からなる1ないし3環のアリール基等が挙げられる。
該アリール基としてはフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、フェナントリル基、インデニル基、フルオレニル基、ピレニル基等が挙げられる。
R1におけるヘテロアリール基としては、ピリジル基、キナゾリル基、キノリル基、ピリミジル基、フリル基、チエニル基,ピロリル基,イミダゾリル基、テトラゾリル基等が挙げられる。
R1がアリール基である式(1)で示される不飽和有機化合物の好ましいものとしては、式(4)
(式中、R3は同一または相異なり、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換の直鎖状または環状のアルケニル基を表し、あるいはベンゼン環の隣り合う炭素原子に結合しているR3は、任意に結合して、ベンゼン環とオルト縮合またはオルト、ペリ縮合した縮合多環性芳香環を表し、X1はベンゼン環または縮合環に結合した脱離基を表す。rは0または1を表し、kは0から5の整数を表す。 ただし、それぞれの脱離基X1の少なくとも一つのオルト位は、縮合環の共通原子、もしくは水素原子であり、ベンゼン環が縮合環でないときは、k + r≦5である。)
で示される化合物が挙げられる。
脱離基としては、前記で挙げられるものと同様のものが例示される。
R3の置換基としては、以下に記載するR1で挙げる例と同様のものが例示される。
【0009】
R1におけるアルケニル基としては、特に限定されないが、例えば、炭素数2〜10の、1個以上の二重結合を有する置換アルケニル基が例示される。ここで、本発明におけるアルケニル基においては、X1は、ビニル炭素と結合している。該アルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニル基等が例示される。
【0010】
R1におけるシクロアルケニル基は、特に限定されないが、例えば、5〜8員の、1または2個の二重結合を含むシクロアルケニル基を表し、該シクロアルケニル基としては、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基等が挙げられる。ここで、本発明におけるシクロアルケニル基は、下式のように、二重結合部分でX1と結合している。
該シクロアルケニル基は、オキソ基で置換されていてもよく、オキソ基で置換されたシクロアルケニル基としては、1,4−ベンゾキノニル基、6−オキソシクロヘキセ−1−エニル基、5−オキソシクロペンテ−1−エニル基等が挙げられる。
【0011】
R1における置換もしく無置換のヘテロアリール基としては、特に限定されないが、例えば、ピリジル基、キナゾリル基、キノリル基、ピリミジル基、フリル基、チエニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、テトラゾリル基等が挙げられる。
【0012】
式(1)で示される不飽和有機化合物において、R1が置換されていてもよい置換基としては、フッ素原子、例えばメチル基、エチル基、i−プロピル基、トリフルオロメチル基などのアルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシル基、例えばエトキシ基、t−ブトキシ基などのアルコキシル基、フェノキシ基、メルカプト基、例えばメチルチオ基などのアルキルチオ基、例えばフェニルチオ基などのアリールチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、例えばジメチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基などの置換アミノ基、例えばt−ブチルカルバメート基、メチルカルバメート基などのカルバメート基、例えばベンゼンスルホンアミド基、メタンスルホンアミド基のようなスルホンアミド基、イミノ基、例えばフタルイミド基などのイミド基、ホルミル基、カルボキシル基、例えばメトキシカルボニル基などのアルコキシカルボニル基、例えばp−メトキシフェノキシカルボニル基などのアリールオキシカルボニル基、例えばカルバモイル基、N−フェニルカルバモイル基などの無置換または置換カルバモイル基、例えばピリジル基、キナゾリニル基、ピリミジル基、フリル基、チエニル基,ピロリル基,イミダゾリル基などのヘテロ環基、例えばフェニル基、ナフチル基などのアリール基などが挙げられる。
これらの置換基の内で隣合う炭素原子上の2個の置換基が結合して、R1と縮合環を形成していてもよい、またこれらの置換基はさらに置換されていてもよい。
【0013】
本発明において、X1は、縮合反応において、ホウ素化合物と反応することによって脱離する基(脱離基)である。かかる脱離基としては、例えば、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メシル基、トリフルオロメタンスルホネート基、p−トルエンスルホネート基などのスルホネート基、または、ジアゾニウム塩等が挙げられ、各々同一であっても異なっていてもよい。
X1の好ましいものとしては、塩素原子、臭素原子、メシル基、トリフルオロメタンスルホネート基等が挙げられる。
nは1または2の整数をあらわす。
【0014】
不飽和有機化合物(1)の具体例としては、例えばフェニルブロマイド、o−トリルブロマイド、p−t−ブチルフェニルブロマイド、3,5−ジメチルフェニルブロマイド、2−ヒドロキシルエチルフェニルブロマイド、4−シクロヘキシルフェニルブロマイド、3−ブロモベンゾトリフルオリド、β−ブロモスチレン、3−ブロモ−4−クロロベンゾトリフルオリド、2−ナフチルブロマイド、9,10−ジブロモアントラセン、9−ブロモアントラセン、2−t−ブチル−9,10−ジブロモアントラセン、1,3−ジブロモベンゼン、m−メトキシフェニルブロマイド、4−ブロモベンズアルデヒド、1,4−ジブロモ−2−フルオロベンゼン、2−ブロモフェニル酢酸メチル、3−ブロモフェニル酢酸メチル、4−ブロモフェニル酢酸エチル、3−ブロモ桂皮酸メチル、5−ブロモサリチル酸メチル、4−ブロモベンズアミド、4−ブロモベンゾニトリル、9−ブロモフェナントレン、2−ブロモフルオレン、5−ブロモインダノン、2,7−ジブロモフルオレン、2,7−ジブロモ−9,9−ジノニルフルオレン、2,7−ジブロモ−9,9−ジオクチルフルオレン、6−ブロモ−2−ナフトール、4,4’−ジブロモビフェニル、2−ブロモピリジン、2−ブロモフラン、3−ブロモフラン、2−ブロモチオフェン、4−ブロモピラゾール、5−ブロモウラシル、8−ブロモキノリン、4−ブロモイソキノリン、1−ベンジル−5−ブロモテトラゾール、フェニルクロライド、2−クロロトルエン、3−クロロトルエン、4−クロロトルエン、2−クロロアセトフェノン、4−クロロアセトフェノン、p−t−ブチルフェニルクロライド、3,5−ジメチルフェニルクロライド、4−シクロヘキシルフェニルクロライド、2−クロロ−4−フルオロトルエン、1−クロロ−4−ニトロベンゼン、2−クロロフェニル酢酸メチル、3−クロロフェニル酢酸メチル、4−クロロフェニル酢酸エチル、3−クロロベンゾフェノン、4−クロロ−1−ナフトール、4−クロロアニリン、4−クロロ−N,N’−ジメチルアニリン、4−クロロ−N,N’−ジフェニルアニリン、5−クロロ−N,N’−ジメチルアニリン、5−クロロー2−メトキシアニリン、4−クロロ安息香酸、3−クロロ安息香酸メチル、2−クロロ安息香酸フェニル、2−クロロアセトアミド、4−クロロアセトアミド、2−クロロベンジルシアナイド、2−ナフチルクロライド、9,10−ジクロロアントラセン、9−クロロアントラセン、1,3−ジクロロベンゼン、o−メトキシフェニルクロライド、m−メトキシフェニルクロライド、p−メトキシフェニルクロライド、3,5−ジメトキシクロロトルエン、3−クロロベンゾニトリル、2,7−ジクロロ−9−フルオレノン、2−クロロ−3−モルホリノ−1,4−ナフトキノン、3−クロロベンズアルデヒド、1,4−ジクロロ−2−フルオロベンゼン、2−クロロピリジン、2−クロロー6−トリフルオロメチルピリジン、1−(3−クロロフェニル)−3−メチル−2−ピラゾリン−5−オン、3−クロロチオフェン、5−クロロ−1−メチルイミダゾール、5−クロロ−1−フェニル−1H−テトラゾール、クロロインドール、2−クロロベンゾイミダゾール、8−クロロー5−メトキシキノリン、2,6−ジクロロピリジン、3,5−ジクロロピリジン、6−クロロプリン、クロロピラジン、1,4−ジクロロフタラジン、2,4−ジクロロピリミジン、フェニルアイオダイド、2−ヨードトルエン、p−t−ブチルフェニルアイオダイド、3,5−ジメチルフェニルアイオダイド、4−ヨードアセトフェノン、2−ヨード安息香酸、2−ナフチルアイオダイド、9,10−ジヨードアントラセン、1,3−ジヨードベンゼン、m−メトキシフェニルアイオダイド、N−t−ブトキシカルボニル−4−ヨードフェニルアラニンメチルエステル、4,4’−ジヨードビフェニル、1,4−ジヨード−2−フルオロベンゼン、2−ヨードピリジン、2,7−ジヨード−9,9−ジノニルフルオレン、ビニルクロライド、ビニルブロマイド、1,2−ジクロロエチレン、アリルクロライド、アリルブロマイド、シクロヘキセン−1−イル−ブロマイド、シクロペンテン−1−イル−クロライド、2−トリフルオロメタンスルホネートピリジン、1,1’−ビ−2−ナフトールビス(トリフルオロメタンスルホネート)、1,2,2−トリメチルビニルトリフルオロメタンスルホネート、シクロヘキセン−1−イル−トリフルオロメタンスルホネート、4−ブロモフェニルトリフルオロメタンスルホネート、フェニルジアゾニウムテトラフルオロボレート塩などが挙げられる。
【0015】
本発明における式(2)で示されるホウ素化合物において、R2は置換基で置換されていてもよい、アリール基、アルケニル基、ヘテロアリール基を表す。 R2は、先に記載した不飽和有機化合物(1)の置換基として例示されたものと同様の置換基で置換されていてもよい。
アリール基、アルケニル基、ヘテロアリール基についても先に記載した不飽和有機化合物(1)の例として示されたものが例示される。
X2は水酸基,または例えばメトキシ基などのアルコキシル基である,また二つのアルコキシル基は架橋されていてもよく、たとえばボロン酸ピナコールエステルやボロン酸カテコールエステルのような形をとっていてもよいし、R2が、下記式(6)のようにボロン酸3量体無水物を形成するとき、X2は(O−B(R2)−)2O 基を表す。
R2は、1個以上の置換基で置換されている場合であって、R2が単環もしくはオルト縮合またはオルト、ペリ縮合環のときは、BX2 2基のオルト位の一方は無置換であることが好ましい。
R2がアリール基である式(2)で示されるホウ素化合物の好ましいものとしては、式(2)で示されるホウ素化合物が、式(5)
(式中、R4は、水素原子を表し、X2は水酸基あるいはアルコキシル基を表すか、または該アルコキシ基は、互いに末端で結合してアルキレンジオキシ基を形成するか、−O−B(R2)−O−B(R2)−O−基を表す。pは、0から4の整数を表す。qは、0または1を表す。
ベンゼン環が縮合芳香環でないときは、p + q≦4である。
R5は、同一または相異なり、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換の直鎖状または環状のアルケニル基を表し、あるいはベンゼン環の隣り合う炭素原子に結合しているR5は、任意に結合して、ベンゼン環とオルト縮合またはオルト、ペリ縮合した縮合多環性芳香環を表す。)
で示される化合物が挙げられる。
またX2が水酸基の場合下記式(6)のような酸無水物となっていてもよい。
【0016】
ホウ素化合物の具体例としては、例えば、フェニルボロン酸、2−メチルフェニルボロン酸、3−メチルフェニルボロン酸、4−メチルフェニルボロン酸、2,3−ジメチルフェニルボロン酸、2,4−ジメチルフェニルボロン酸、2,5−ジメチルフェニルボロン酸、2−エチルフェニルボロン酸、4−n−プロピルフェニルボロン酸、4−イソプロピルフェニルボロン酸、4−n−ブチルフェニルボロン酸、4−t−ブチルフェニルボロン酸、1−ナフチルボロン酸、2−ナフチルボロン酸、2−ビフェニルボロン酸、3−ビフェニルボロン酸、4−ビフェニルボロン酸、2−フルオロ−4−ビフェニルボロン酸、2−フルオレニルボロン酸、9−フルオレニルボロン酸、9−フェナンスレニルボロン酸、9−アントラセニルボロン酸、1−ピレニルボロン酸、2−トリフルオロメチルフェニルボロン酸、3−トリフルオロメチルフェニルボロン酸、4−トリフルオロフェニルボロン酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸、2−メトキシフェニルボロン酸、3−メトキシフェニルボロン酸、4−メトキシフェニルボロン酸、2,5−ジメトキシフェニルボロン酸、4,5−ジメトキシフェニルボロン酸、2,4−ジメトキシフェニルボロン酸、2−エトキシフェニルボロン酸、3−エトキシフェニルボロン酸、4−エトキシフェニルボロン酸、4−フェノキシボロン酸、3,4−メチレンジオキシフェニルボロン酸、2−フルオロフェニルボロン酸、3−フルオロフェニルボロン酸、4−フルオロフェニルボロン酸、2,4−ジフルオロフェニルボロン酸、2,5−ジフルオロフェニルボロン酸、4,5−ジフルオロフェニルボロン酸、3,5−ジフルオロフェニルボロン酸、2−ホルミルフェニルボロン酸、3−ホルミルフェニルボロン酸、4−ホルミルフェニルボロン酸、3−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸、2−シアノフェニルボロン酸、3−シアノフェニルボロン酸、4−シアノフェニルボロン酸、3−ニトロフェニルボロン酸、3−アセチルフェニルボロン酸、4−アセチルフェニルボロン酸、3−トリフルオロアセチルフェニルボロン酸、4−トリフルオロアセチルフェニルボロン酸、4−メチルチオフェニルボロン酸、4−ビニルフェニルボロン酸、3−カルボキシフェニルボロン酸、4−カルボキシフェニルボロン酸、3−アミノフェニルボロン酸、2−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルボロン酸、3−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルボロン酸、4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルボロン酸、2−(N,N−ジエチルアミノ)フェニルボロン酸、3−(N,N−ジエチルアミノ)フェニルボロン酸、4−(N,N−ジエチルアミノ)フェニルボロン酸、2−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェニルボロン酸、フラン−2−ボロン酸、フラン−3−ボロン酸、4−ホルミル−2−フランボロン酸、ジベンゾフラン−4−ボロン酸、ベンゾフラン−2−ボロン酸、チオフェン−2−ボロン酸,チオフェン−3−ボロン酸、5−メチルチオフェン−2−ボロン酸、5−クロロチオフェン−2−ボロン酸、4−メチルチオフェン−2−ボロン酸、5−メチルチオフェン−2−ボロン酸、2−アセチルチオフェン−5−ボロン酸、5−メチルチオフェン−2−ボロン酸、ベンゾチオフェン−2−ボロン酸、ジベンゾチオフェン−4−ボロン酸、ピラゾール−4−ボロン酸、3−メチルピラゾール−4−ボロン酸、ピリジン−3−ボロン酸、ピリジン−4−ボロン酸、ピリミジン−5−ボロン酸、キノリン−8−ボロン酸、イソキノリン−4−ボロン酸、1,4−ベンゼンビス(ボロン酸)、フェニルボロン酸ピナコールエステル、4−シアノフェニルボロン酸ピナコールエステルなどが挙げられる。
【0017】
本発明における生成物は、式(1)で示される不飽和有機化合物と式(2)で示されるホウ素化合物からそれぞれ任意に選ばれた化合物を縮合反応させたカップリング化合物(3)である。
カップリング化合物(3)の具体例としては、例えば、ビフェニル、4−t−ブチルビフェニル、2−メトキシビフェニル、4−t−ブチル−3’−メチルビフェニル、4−メトキシビフェニル、4−ホルミルビフェニル、3−メトキシ−2’−メトキシビフェニル、2−フェニルフェニル酢酸エチル、3−フェニルフェニル酢酸エチル、4−フェニルフェニル酢酸エチル、3−ニトロビフェニル、4−ニトロビフェニル、9−フェニルフェナントレン、1−ベンジルー5−フェニルテトラゾール、4−フェニル−アセトフェノン、4−フェニル−N,N’―ジメチルアニリン、2,4−ジフルオロビフェニル、4−カルボキシビフェニル、1,4−ジフェニル−2−フルオロベンゼン、5−(3−メチルフェニル)−2−メトキシアニリン、2−フェニルベンゾフラン、4−(4−メトキシベンゼン)ベンゾトリフルオライド、2−(3,5−ジフルオロフェニル)ナフタレン、4−ナフチルベンズアミド、9,10−ジフェニルアントラセン、9−(4−カルボキシフェニル)−10−(3−メトキシフェニル)アントラセン、2−(2−エトキシフェニル)フルオレン、4−(2,5−ジフルオロフェニル)ベンズアルデヒド、4−(3−シアノフェニル)ベンズアルデヒド、4−(4−フルオロフェニル)フェニル酢酸、4−カルボキシ−3‘,5’−ジフルオロビフェニル、4−(4−トリフルオロメチルフェニル)フェノール、1−ビニル−2,5−ジフルオロベンゼン、4−(3−メチルフェニル)フェニル酢酸エチル、2−(3−シアノフェニル)ピリジン、5−(フェニル)−1−メチルイミダゾール、2,5−ジメチルビフェニル、2−メチル−2’−メチルビフェニル、2−(3−(N,N’−ジメチルアミノ)フェニル)トルエン、4−(2−エトキシフェニル)ベンズアミド、2−ピリジルベンゾチオフェン、2−ビニル−5−メチルチオフェン、5−(2−メチルフェニル)ウラシル、3−(4−アセチルフェニル)トルエン、2−(4−アセチルフェニル)チオフェン、2−(3−カルボキシフェニル)トルエン、5−(4−メチルフェニル)−2−メチルベンゾオキサゾール、6−フェニル2−メチルプリン、5−(3−フリル)ウリジン、3,6−ジ(2−ピリジル)ピリダジン、2−(3−ニトロフェニル)トルエン、2−(4−シアノフェニル)トルエン、2−(2−メチルフェニル)ベンゾイミダゾール、3−(1−フェニル−1H−テトラゾール)チオフェン、2−(2,4−ジメチルフェニル)ベンジルシアナイド、2−フルオロ−2’,6’−ジメチルビフェニル、3−カルボキシ−2’,6’−ジメチルビフェニル、3−ビフェニル−2’,6’−ジメチルビフェニルなどが挙げられる。
【0018】
本発明で用いられる触媒は、硝酸ニッケルもしくは酢酸ニッケル、とトリフェニルホスフィン化合物であり、ここで、予めトリフェニルホスフィン化合物が硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルに配位した化合物を単離して用いてもよいし、また反応溶媒中に別々に加えて使用してもよい。
【0019】
またかかるトリフェニルホスフィン化合物を反応溶媒に溶解しない樹脂などの担体に担持させて不均一系で反応させることもできる。
かかるトリフェニルホスフィン化合物は硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルのニッケル原子に対して、通常0.1当量以上用い、好ましくは1〜10当量倍用いられる。
【0020】
硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルは反応混合物に完溶していてもよいし、懸濁していてもよい。硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルはそのまま用いてもよいし、かかる反応に使用する溶媒に溶解しない物質,例えば炭素、シリカ、アルミナなどに担持してもよい。
かかる反応において硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケルの使用量は、不飽和有機化合物に対し通常0.00001モル倍以上から1モル倍以下、好ましくは0.2モル倍以下である。
【0021】
本発明における、式(i)で示されるトリフェニルホスフィン化合物において、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は、同一または相異なり、水素原子、置換されていてもよいアルキル基、または置換されていてもよいアルコキシル基を表す。
ここで、置換されていてもよいアルキル基としては、C1−C10の直鎖もしくは分岐を有するアルキル基または環状のアルキル基が例示され、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基などが例示される。
また、置換されていてもよいアルコキシル基としては、C1−C10の直鎖もしくは分岐を有するアルコキシル基が例示され、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基などが例示される。
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14としては、水素原子、メチル基またはメトキシ基が好ましい。
好ましいトリフェニルホスフィン化合物としては、トリフェニルホスフィン、トリ(4−メチルフェニル)ホスフィン、トリ(3−メチルフェニル)ホスフィン等があげられる。
【0022】
本発明には通常、塩基が用いられ、かかる塩基としては、無機塩基であるアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩、カルボン酸塩、アルコキシド等が挙げられる。ここで、用いられる塩基の形態としては、無水物体であってもよいし、水和物体であってもよい。好ましくはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩、カルボン酸塩であり、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の、炭酸塩およびリン酸塩がより好ましい。
【0023】
かかるアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属塩の具体例としては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、リン酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムが好ましく、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸カリウムがより好ましい。
かかるアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属塩の形態としては、無水物体であることが好ましい。
塩基はホウ素化合物(2)に対して、通常0.1〜20当量倍用い、好ましくは1〜5当量倍用いられる。また、2種類以上の塩基を併用して用いても良い。
【0024】
以下に、本発明の製造方法について、詳しく述べる。
本発明の製造方法においては、エーテル系溶媒が用いられ、かかる溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどが挙げられる。かかる溶媒はそれぞれ単独でまたは2種以上を組合わせて用いられ、その使用量は不飽和有機化合物(1)に対して通常は1重量倍以上200重量倍以下、好ましくは5重量倍以上100重量倍以下程度である。
【0025】
反応温度は不飽和有機化合物(1)の構造によるが、通常は0℃以上200℃以下であり、好ましくは20℃から140℃である。
反応時間は特に制限されるものではなく、原料の不飽和有機化合物またはホウ素化合物が消失した時点を反応終点とすることができる。
通常、数分〜72時間の範囲であるが、反応速度の遅いものは不飽和有機化合物またはホウ素化合物が消失する時点までさらに延長すれば反応収率が向上する。
また、反応中に酸素による触媒の失活を防ぐ為に、反応は不活性ガス雰囲気下で行なうことが好ましく、例えば、窒素ガスやアルゴンガスなどが挙げられる。また、反応圧力は特に制限されないが、通常は大気圧で行なう。
【0026】
本発明の製造方法において、不飽和有機化合物(1)、ホウ素化合物(2)、トリフェニルホスフィン化合物(3)、硝酸ニッケルまたは酢酸ニッケル、ならびに塩基は、必要に応じてエーテル系溶媒を用い任意の順番で加えることができる。
【0027】
反応後、生成したカップリング化合物(3)は、例えば反応液に希塩酸または希硫酸等の鉱酸の水溶液などを加えて、酸性にした後、必要に応じて有機溶媒で抽出、水洗した後、溶媒を留去することにより、反応マスから取り出すことができる。また、得られたカップリング化合物は、必要に応じて蒸留、再結晶、各種クロマトグラフィー等の手段を施すことにより、更に精製することもできる。
【0028】
【実施例】
以下実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下に示す含有率は、反応混合物をガスクロマトグラフィーで分析し,不飽和有機化合物由来の目的物と副生物と未反応不飽和有機化合物のガスクロマトグラフィーの面積値総和で,各々の面積値を割り百分率に換算した値である。また、以下に示す目的物の収率は、反応混合物をガスクロマトグラフィーで分析し,GCIS法または、単離操作を行い、目的物の有機ハロゲン化物に対する値を示す。
【0029】
(実施例1)
アルゴン雰囲気下中、2−メチルクロロベンゼン1.82mmol(230mg)、4−メトキシフェニルボロン酸を2.37mmol(360mg)、リン酸カリウム3.77mmol(800mg)およびトリフェニルホスフィン0.110mmol(29mg)および硝酸ニッケル六水和物0.055mmol(16mg)をエチレングリコールジメチルエーテル6.5mlと混合し、室温で30分攪拌した。その後、反応液を80℃に昇温した後に、同温度で3時間加熱攪拌を行なった。反応終了後、室温まで放冷し、2%塩酸水2mlを加えて過剰のリン酸カリウムを溶解させた後、反応液は分液ロートに移し酢酸エチルで抽出、有機層を飽和食塩水で洗浄した。目的物2−メチル−4’−メトキシビフェニルの含有率は87%であった。また、副生成物2,2’−ジメチルビフェニルの含有率は1%であり、未反応不飽和有機化合物である2−メチルクロロベンゼンの含有率は13%であった。結果を表−1に示す。
【0030】
(実施例2〜7)
実施例1において、2−メチルクロロベンゼンの代わりに、表−1に示した不飽和有機化合物用い、4−メトキシフェニルボロン酸の代わりに、表−1に示したホウ素化合物を用い、実施例1に準拠して実施した。結果を表−1に示す。
【表1】
[表−1]
【0031】
(実施例8〜21)
実施例1において、2−メチルクロロベンゼンの代わりに、表−2に示した不飽和有機化合物を用い、4−メトキシフェニルボロン酸の代わりに、表−2に示したホウ素化合物を用い、トリフェニルホスフィンの代わりに、表−2に示したトリフェニルホスフィン化合物を用い実施例1に準拠して実施した。表−2中、実施例8〜10はGC−IS法により、実施例11〜21は単離による収率を表す。結果を表−2に示す。
【表2】
[表2−1]
【0032】
【表3】
[表2−2]
【0033】
(実施例22〜45)
実施例1において、2−メチルクロロベンゼンの代わりに、表−3に示した不飽和有機化合物用い、4−メトキシフェニルボロン酸の代わりに、表−3に示したホウ素化合物を用い、トリフェニルホスフィンの代わりに、表−3に示したトリフェニルホスフィン化合物を用い、エチレングリコールジメチルエーテルの代わりに表−3に示した溶媒を用い、実施例1に準拠して実施すると、表−3に示される目的物が得られる。
【0034】
【表4】
[表3−1]
【0035】
【表5】
[表3−2]
【0036】
【表6】
[表3−3]
【0037】
【表7】
[表3−4]
【0038】
(比較例1)
硝酸ニッケル六水和物の代わりに、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル0.055mmol(36mg)を用い、リン酸カリウムの代わりに、リン酸カリウム二水和物3.00mmol(800mg)を用い、エチレングリコールジメチルエーテルの代わりに、トルエンを用い、実施例1に準拠して実施した。目的物2−メチル−4’−メトキシビフェニルの含有率は0%であった。また、副生成物2,2’−ジメチルビフェニルの含有率は0%であり、未反応不飽和有機化合物である2−メチルクロロベンゼンの含有率は100%であった。結果を表−4に示す。
【0039】
(比較例2〜5)
比較例1において、2−メチルクロロベンゼンの代わりに、表−4に示した不飽和有機化合物を用い、4−メトキシフェニルボロン酸の代わりに、表−4に示したホウ素化合物を用い、比較例2に準拠して実施した。結果を表−4に示す。
【0040】
【表8】
[表−4]
【0041】
(比較例6)
比較例1において、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルの代わりに、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル0.055mmol(19mg)を用い、トリフェニルホスフィンの代わりに、トリシクロヘキシルホスフィン(1Mトルエン溶液)0.110mmol(65μl)用い、2−メチルクロロベンゼンの代わりに、2−ブロモピリジン1.82mmol(144mg)、4−メトキシフェニルボロン酸の代わりに4−メチルフェニルボロン酸を2.37mmol(322mg)用い、比較例1に準拠して実施した。目的物2−(4−メチルフェニル)ピリジンの含有率は0%であった。また、副生成物4,4’−ジメチルビフェニルの含有率は0%であり、未反応不飽和有機化合物である2−ブロモピリジンの含有率は100%であった。
Claims (5)
- 式(1)
(R1X1 n) (1)
で示される不飽和有機化合物のn’モルと式(2)
{R2(BX2 2)n’} (2)
で示されるホウ素化合物のmモル
〔上記式(1)および式(2)において、R1は、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換の直鎖状または環状のアルケニル基を表し、R2は、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアルケニル基または置換もしくは無置換のヘテロアリール基を表し、X1は脱離基を表し、X2は水酸基またはアルコキシル基を表し、nおよびn’はそれぞれ1または2を表す。ただし、nとn’は同時に2を表すことはない。mは、1または2を表し、m≦nである。〕
とを塩基存在下で縮合反応させるにあたり、
触媒として、硝酸ニッケルもしくは酢酸ニッケルと、式(i)
〔式中、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は、同一または相異なり、水素原子、置換されていてもよいアルキル基または置換されていてもよいアルコキシル基を表す。〕
で示されるトリフェニルホスフィン化合物とをエーテル系溶媒の存在下で用いることを特徴とする式(3)
(Y−)(n −1 )R1−R2−(R1)(n ’−1 ) (3)
(式中、R1、R2、nおよびn’は前記と同じ意味を表し、Yは、R2またはX1を表す。)
で示されるカップリング化合物の製造方法。 - X1の脱離基が、ハロゲン原子、スルホネート基またはジアゾニウム塩である請求項1記載の製造方法。
- 式(1)で示される不飽和有機化合物が、式(4)
(式中、R3は同一または相異なり、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換の直鎖状または環状のアルケニル基を表し、あるいはベンゼン環の隣り合う炭素原子に結合しているR3は、任意に結合して、ベンゼン環とオルト縮合またはオルト、ペリ縮合した縮合多環性芳香環を表し、X1はベンゼン環または縮合環に結合した脱離基を表す。rは0または1を表し、kは0から5の整数を表す。 ただし、それぞれの脱離基X1の少なくとも一つのオルト位は、縮合環の共通原子、もしくは水素原子であり、ベンゼン環が縮合環でないときは、k + r≦5である。)
で示される化合物である請求項1または2に記載の製造方法。 - 式(2)で示されるホウ素化合物が、式(5)
(式中、R4は、水素原子を表し、X2は水酸基もしくはアルコキシル基を表し、または該アルコキシ基は、互いに末端で結合してアルキレンジオキシ基を形成するか、あるいはX2 2で、−O−B(R2)−O−B(R2)−O− 基を表す。ここで、R2は、前記と同じ意味を表し、pは、0から4の整数を表す。qは、0または1を表す。また、ベンゼン環が縮合芳香環でないときは、p + q≦4である。R5は、同一または相異なり、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換の直鎖状または環状のアルケニル基を表し、あるいはベンゼン環の隣り合う炭素原子に結合しているR5は、任意に結合して、ベンゼン環とオルト縮合またはオルト、ペリ縮合した縮合多環性芳香環を表す。)
で示される化合物である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。 - 式(i)において、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR14が水素原子である請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
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