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JP2004091369A - 新規ビフェニル化合物 - Google Patents

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JP2004091369A
JP2004091369A JP2002253344A JP2002253344A JP2004091369A JP 2004091369 A JP2004091369 A JP 2004091369A JP 2002253344 A JP2002253344 A JP 2002253344A JP 2002253344 A JP2002253344 A JP 2002253344A JP 2004091369 A JP2004091369 A JP 2004091369A
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JP
Japan
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unsubstituted
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compound
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Pending
Application number
JP2002253344A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakahira
中平 博之
Hitoshi Hoi
方違 均
Toshihiko Sone
曽根 俊彦
Kiyotaka Iwai
岩井 清高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Priority to JP2002253344A priority Critical patent/JP2004091369A/ja
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Abstract

【課題】自己免疫疾患の治療剤を提供する。
【解決手段】式(1):
Figure 2004091369

[式中、m、及びnは、独立して、0から2の整数を表し、−X−は、隣接する複素環の1位、及び5位と結合して、置換又は無置換の、2もしくは3環性の、3〜6個の窒素原子を含む含窒素ヘテロ環を形成する2価基を表し、−Z=は、−N=、又はC(R)=(Rは、H、ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、アミノ基、アルキル基等を表す。)を表し、R及びRは、独立して、H、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表すか、あるいは、R及びRはいっしょになって置換もしくは無置換のシクロアルカンを形成していてもよい。R及びRは、独立して、H、ハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基を表す。]で表されるビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なビフェニル化合物に関する。詳しくは、免疫応答の異常亢進を伴う疾患の治療薬、予防剤、又は進行防止剤として有効なビフェニル化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体は、外部からの異物、微生物などの侵入に対して、防御機構を持っている。すなわち免疫とは、自己と非自己を判別し、自己の生体機能を守るために、「非自己」を攻撃する、生体に必要な反応である。炎症は、このような細菌やウイルスの感染などに対する自己防衛反応の結果生じ、外敵の侵入による異常を解消し、生体機能の回復を図るために、生体にとって必要なものである。しかし、それが過度になると、2次的に痛み、発熱などの種々の障害をもたらす。
免疫応答の異常亢進による疾患は、本来生体に害を及ぼさないものに対し、自己防衛反応を示す疾患である。たとえば、本来、生体に害を及ぼさない、環境由来のものに対して免疫応答反応を起こしてしまう、アレルギー性疾患(例えば、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎等)、自己の構成物に対して免疫応答反応を起こしてしまう、自己免疫疾患(潰瘍性大腸炎、慢性関節リウマチ、多発性硬化症等)等が挙げられる。これらの疾患において、炎症は重大な障害となっている。
また、臓器や皮膚移植時に、移植片は通常免疫応答により拒絶される。このため移植時には薬剤によって免疫応答を抑制する必要がある。
【0003】
上記の、免疫応答の異常亢進を伴う疾患の要因としては、リンパ球の活性化の異常、免疫統御系の異常等が挙げられるが、発症のメカニズムについてはよくわかっていない点も多い。
免疫応答の異常亢進を伴う疾患の中でも、自己免疫疾患は、病因が不明であり、決め手となる薬剤が無い状況にあるが、現在二次的な炎症を抑える薬剤として抗炎症剤が、また、免疫応答の異常をコントロールする薬剤として免疫抑制剤が用いられている。
【0004】
抗炎症剤としては、糖質コルチコイド、鉱質コルチコイド等のステロイド性抗炎症剤、インドメタシン、イブプロフェン等の非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)等が挙げられる。免疫抑制剤としては、古くから用いられているメソトレキセート等の代謝拮抗剤、シクロスポリン、タクロリムス等のイムノフィリン阻害剤等が用いられている。
ステロイド性抗炎症剤は、炎症に関与する各種メディエーターの産生、遊離、あるいは作用を抑制すると同時に、免疫グロブリン産生を低下させるなど免疫抑制作用をも有する。しかし、副作用として、投薬中止による、症状の増悪、全身倦怠感、もしくは関節痛等のステロイド離脱症候群(リバウンド)、免疫力の低下による易感染、消化性潰瘍、又は骨粗鬆症等が挙げられている。
非ステロイド性抗炎症剤は、シクロオキシゲナーゼを阻害し、炎症へのプロスタグランジン類の関与を遮断する薬剤であるが、副作用として、胃腸障害が挙げられている。
メトトレキセート等の代謝拮抗剤は、核酸合成を抑制することによって効果を示すが、副作用として、顆粒球減少、血小板減少、又は嘔吐等が挙げられる。
また、イムノフィリン阻害剤は、IL−2及び他のサイトカインの発現を抑制する薬剤であるが、副作用として、腎毒性、又は易感染等が挙げられる。
上記のように、既存の薬剤は、効果の点で不十分な上、それぞれに問題点があり、より安全な慢性疾患を対象とした治療剤の開発が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、免疫応答異常を伴う疾患に有効な、新規な免疫抑制剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、上記課題を解決するために、疾患の原因となる免疫応答反応を制御する化合物を見出すべく、マウスにおけるリンパ球増殖抑制活性を指標としてスクリーニングを行った。鋭意検討を重ねた結果、新規なビフェニル化合物が、優れたリンパ球増殖抑制活性を示し、かつ自己免疫疾患動物モデルでも有効であり、自己免疫疾患をはじめとする免疫応答の異常を伴う疾患の治療薬として有用であることを見出した。すなわち、本発明は、上記の知見を基に、完成するに至ったものである。
【0007】
本発明は、
[1] 式(1):
【化3】
Figure 2004091369
[式中、m、及びnは、独立して、0から2の整数を表し、−X−は、隣接する複素環の1位、及び5位と結合して、置換又は無置換の、2もしくは3環性の、3〜6個の窒素原子を含む含窒素ヘテロ環を形成する2価基を表し、−Z=は、−N=、又はC(R)=(Rは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基を表す。)を表し、
及びRは、独立して、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表すか、あるいは、R及びRはいっしょになって置換もしくは無置換のシクロアルカンを形成していてもよい。
及びRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基を表し、m及び/又はnが2を表す場合、R及びRは、それぞれ複数の基を表していてもよい。]
で表されるビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[2] R及びRが、独立して、水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル基を表し、m及びnが同一又は異なって、0又は1を表すことを特徴とする、[1]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[3] Rが水素原子を表し、Rが炭素数1〜3のアルキル基であることを特徴とする、[1]又は[2]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[4] Rがメチル基を表す、[3]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[5] −Z=が−CR=である、[1]〜[4]のいずれか記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
【0008】
[6] 一般式(21)
【化4】
Figure 2004091369
[式中、X、及びRは前記と同義である。]
で表されるビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[7] Rが、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、置換もしくは無置換のアミノ基、又は、炭素数1〜4のアルキル基(該アルキル基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基で置換されていてもよい。)である、[5]又は[6]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
【0009】
[8] −X−が、それぞれ置換もしくは無置換の、以下の式(2)〜(20):
【化5】
Figure 2004091369
[式中、R及びR’は、水素原子、又は置換基を表し、同一もしくは異なって複数存在していてもよく、pは0から2の整数を表し、
、R、R、R10は独立して、水素原子、−C(=NR35)NR3637(R35、R36、及びR37は、独立して、水素原子、又は以下の置換基群から選択される任意の置換基を表すか、又はR35、R36、及びR37のうち、任意の2個が隣接する窒素原子とともに結合して、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)、又は、以下の置換基群から選択される任意の置換基を表す。
置換基群:−R31、−COR31、−COOR31、−SO31、−M−OR31、−M−COR31、−CONR3334、−M−COOR31、−M−SO31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、−M−CONR3334
(Mはアルキレン、アルケニレン、又はアルキニレンを表し、
31は、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルケニル基、置換もしくは無置換のアリール基、又は置換もしくは無置換のヘテロ環基を表し、
32は水素原子、アルキル基、アルケニル基、又はアルキニル基を表し、
33及びR34は、同一又は異なって、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、又は置換もしくは無置換のシクロアルケニル基を表すか、又はR33及びR34は、隣接する窒素原子とともに結合して、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)]
から選択される2価基である、[1]〜[7]のいずれか記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[9] Xが、式(2)〜式(20)で表される2価基を表し、式(2)〜式(20)において、R及びR’における置換基が、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のアリール基、及び置換もしくは無置換のヘテロアリール基から選択される、同一又は異なる1又は複数の置換基である、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[10] Xが、式(2)で表される2価基を表し、式(2)において、Rが、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のアリール基、又は置換もしくは無置換のヘテロアリール基である[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
[11] Xが、式(6)又は式(18)で表される2価基を表し、式(6)又は式(18)において、R’が水素原子を表し、Rが、水素原子、−R31、−CO−R31、−CONR3334、−SO−R31、−M−O−R31、−M−CO−R31、−M−NR3334、−M−NR32CO−R31、又は、−M−CONR3334(M、R31、R32、R33、及びR34は前記と同義である。)を表す、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[12] Xが、式(6)又は式(18)で表される2価基を表し、式(6)又は式(18)において、R’が水素原子を表し、Rが−C(=NR35)NR3637(R35、R36、及びR37は前記と同義である。)を表す、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[13] R35、R36及びR37は、同一もしくは異なって、水素原子、−R31、−M−OR31、−M−COR31、−M−COOR31、−M−SO31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、−M−CONR3334(M、R31、R32、R33、及びR34は前記と同義である。)を表すか、又はR35、R36、及びR37のうち、任意の2個が隣接する窒素原子とともに結合して、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい、[12]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[14] R36及びR37が隣接する窒素原子とともに結合して、式(26):
【化6】
Figure 2004091369
[式中、Yは、結合、メチレン、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR42−(R42は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルキルカルボニル基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、又は炭素数1〜4のアルキルスルホニル基を表す。)を表し、
qは0〜4の整数を表し、
41は、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜4のアルキルカルボニルアミノ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニルアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なる炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なる炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表す。]
で表される含窒素へテロ環を形成している、[13]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩、
[15] R35及びR36は、水素原子又はR31を表し、R37は、−COR31、−CONR33NR34、又は−SO31(R31、R33、及びR34は前記と同義である。)を表す、[12]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
【0010】
[16] Xが式(7)、式(11)、及び式(19)から選択されるいずれかの2価基を表し、式(7)、式(11)、又は式(19)において、R’が水素原子を表し、Rが、水素原子、−R31、−M−OR31、−M−COR31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、又はMCONR3334(R31、R32、R33、R34、及びMは前記と同義である。)を(R31、R32、R33、R34、及びMは前記と同義である。)を表すことを特徴とする[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[17] Xが式(16)又は式(17)で表される2価基を表し、式(16)又は式(17)において、R’は水素原子を表し、R及びR10が独立して、水素原子、−R31、−M−OR31、−M−COR31、−M−COOR31、−M−SO31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、又はM−CONR3334(R31、R32、R33、R34、及びMは前記と同義である。)を表すことを特徴とする、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[18] Mが炭素数1〜6のアルキレンを表し、
32は水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、
31は、それぞれ以下の置換基群から選択される、1又は複数の基で置換されていてもよいアルキル基もしくはアルケニル基を表す、[8]〜[17]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩、
置換基群:水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、−NR3334で表される基、−CONR3334で表される基、−SONR3334で表される基、−OCONR3334で表される基(R33及びR34は、前記と同義である。)
[19] R33及びR34が、独立して、水素原子、もしくは炭素数1〜6のアルキル基(該アルキル基は、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、1〜3の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、1〜2の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、又は1〜2の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基で置換されていてもよい。)を表すか、又は、R33及びR34は隣接する窒素原子とともに結合して、式(26):
【化7】
Figure 2004091369
[式中、Y、R41、及びqは、前記と同義である。]
で表される含窒素へテロ環を形成している、[8]〜[18]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩、
[20] Xが式(22):
【化8】
Figure 2004091369
(式中、pは、前記と同義であり、Rは置換もしくは無置換のアミノ基を表す。)
で表される2価基を表す、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
[21]Rが、無置換、又は、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、もしくはアルキルスルホニル基で置換されたアミノ基である、[20]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
[22] pが1を表すことを特徴とする、[8]〜[21]のいずれか記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
[23] Xが式(23):
【化9】
Figure 2004091369
(式中、R11は、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基を表す。)
で表される2価基を表す、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
[24] Xが式(24):
【化10】
Figure 2004091369
[式中、R12は水素原子、又は、アルキル基(該アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、又は置換もしくは無置換のアミノ基で置換されていてもよい。)を表す。]
で表される2価基を表す、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[25] Xが式(25):
【化11】
Figure 2004091369
(式中、Rは前記と同義であり、R20は水素原子、又は、置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)
で表される2価基を表す、[8]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
[26] R20における置換アルキル基の置換基が、水酸基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、又は置換もしくは無置換のアリール基である、[25]記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩、
【0011】
[27] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする医薬組成物、
[28] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする医薬、
[29] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする免疫抑制剤、
[30] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする自己免疫疾患治療剤、予防剤、又は進行防止剤、[31] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする、アレルギー性疾患の治療剤、予防剤、又は進行防止剤、
[32] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする、炎症性疾患の治療剤、予防剤、又は進行防止剤、
[33] [1]〜[26]のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を有効成分とする、移植時の拒絶反応を抑制する免疫抑制剤、
に関する。
【0012】
【本発明の実施の形態】
以下に、本発明の態様について詳細に説明する。
本明細書において、「ハロゲン原子」は、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素を表し、特に好ましくはフッ素、又は塩素である。
「アルキル基」としては、炭素数1から6の直鎖又は分枝のアルキル基が挙げられる。更に好ましくは、炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、n−ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基等が挙げられる。
【0013】
「アルキルチオ基」、「アルキルカルボニル基」、「アルキルカルボニルオキシ基」、「アルキルスルホニル基」、「アルキルカルボニルアミノ基」、又は「アルキルスルホニルアミノ基」におけるアルキルとしては、上記アルキル基と同じものが挙げられる。
「ハロアルキル基」としては、同一又は異なるハロゲン原子が1〜5個結合したアルキル基が挙げられる。具体的には、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、ペンタフルオロエチル基、ジフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、又は2,2−ジフルオロエチル基等が挙げられる。
【0014】
「アルコキシ基」としては、炭素数1から6の直鎖又は分枝のアルコキシ基が挙げられる。更に好ましくは、炭素数1〜4のアルコキシ基が挙げられる。
具体的には、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、2−ブトキシ基、2−メチルプロポキシ基、t−ブトキシ基、n−ペントキシ基、イソペントキシ基、2−メチルブトキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基等が挙げられる。
「アルコキシカルボニル基」、「アルコキシカルボニルアミノ基」におけるアルコキシとしては、上記のアルコキシ基と同じものが挙げられる。
「ハロアルコキシ基」としては、同一又は異なるハロゲン原子が1〜5個結合したアルコキシ基が挙げられる。具体的には、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、ジフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、又は2,2−ジフルオロエトキシ基等が挙げられる。
【0015】
「アルケニル基」としては、1又は2個の2重結合を有する炭素数2から6の直鎖又は分枝のアルケニル基が挙げられる。具体的には、エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、4−ペンテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基等が挙げられる。
「アルケニルオキシ基」、「アルケニルチオ基」、「アルケニルカルボニル基」、「アルケニルカルボニルオキシ基」、「アルケニルオキシカルボニル基」、「アルケニルスルホニル基」、「アルケニルカルボニルアミノ基」、「アルケニルスルホニルアミノ基」、又は「アルケニルオキシカルボニルアミノ基」におけるアルキルとしては、上記アルキル基と同じものが挙げられる。
「アルキニル基」としては、1又は2個の3重結合を有する炭素数2から6の直鎖又は分枝のアルキニル基が挙げられる。具体的には、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、5−ペンチニル基、1−メチル−3−ブチニル基、1−ヘキシニル基、2−ヘキシニル基等が挙げられる。
「アルキニルオキシ基」、「アルキニルチオ基」、「アルキニルカルボニル基」、「アルキニルカルボニルオキシ基」、「アルキニルオキシカルボニル基」、「アルキニルスルホニル基」、「アルキニルカルボニルアミノ基」、「アルキニルスルホニルアミノ基」又は「アルキニルオキシカルボニルアミノ基」におけるアルキニルとしては、上記アルキニル基と同じものが挙げられる。
【0016】
「アルキレン」としては、直鎖もしくは分枝の、炭素数1〜6のアルキレンが挙げられ、好ましくは、メチレン、エチレン、トリメチレン、2−メチルトリメチレン、2−エチルトリメチレン、2−プロピルトリメチレン、テトラメチレン等が挙げられる。
「アルケニレン」としては、直鎖もしくは分枝の、炭素数2〜6のアルケニレンが挙げられ、好ましくは、ビニレン、2−ビニルトリメチレン、プロペニレン等が挙げられる。
「アルキニレン」としては、直鎖もしくは分枝の、炭素数2〜6のアルキニレンが挙げられ、好ましくは、エチニレン、プロピニレン等が挙げられる。
【0017】
「シクロアルキル基」としては、炭素数3から8のシクロアルキル基が挙げられる。具体的には、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロへキシル基、シクロヘプチル基、又はシクロオクチル基が挙げられる。
「シクロアルキルオキシ基」、「シクロアルキルチオ基」、「シクロアルキルカルボニル基」、「シクロアルキルカルボニルオキシ基」、又は「シクロアルキルスルホニル基」におけるシクロアルキルとしては、上記シクロアルキル基と同じものが挙げられる。
「シクロアルケニル基」としては、1又は2個の2重結合を有する炭素数4から8のシクロアルケニル基が挙げられる。具体的には、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル基、シクロオクテニル基、シクロペンタジエニル基、シクロヘキサジエニル基、又はシクロヘプタジエニル基等が挙げられる。
「シクロアルケニルオキシ基」、「シクロアルケニルチオ基」、「シクロアルケニルカルボニル基」、「シクロアルケニルカルボニルオキシ基」、又は「シクロアルケニルスルホニル基」におけるシクロアルケニルとしては、上記シクロアルケニル基と同じものが挙げられる。
【0018】
「アリール基」としては、フェニル基、又はナフチル基が挙げられる。
「ヘテロアリール基」としては、0〜4の窒素原子、0〜1の酸素原子、0〜1の硫黄原子から選択される、1〜4のヘテロ原子を含有する5〜10員の単環もしくは2環の、ヘテロアリール基が挙げられ、該へテロアリール基としては、チエニル基、フリル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、キノリル基、イソキノリル基、キナゾリル基、キノキサリニル基、インドリル基、イソインドリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、又はオキサゾリル等が挙げられ、それぞれ任意の位置で結合してよい。
アリールカルボニル基、アリールオキシ基、及びアリールオキシカルボニル基におけるアリールとしては、前記アリール基と同じものが挙げられる。
ヘテロアリールカルボニル基、ヘテロアリールオキシ基、及びヘテロアリールオキシカルボニル基におけるヘテロアリールとしては、前記へテロアリール基と同じものが挙げられる。
【0019】
置換アリール基、置換アリールオキシ基、置換アリールカルボニル基、置換アリールオキシカルボニル基、置換アリールスルホニル基、置換ヘテロアリール基、置換ヘテロアリールオキシ基、置換ヘテロアリールカルボニル基、及び置換ヘテロアリールオキシカルボニル基、置換ヘテロアリールスルホニル基における置換基としては、以下のa1)、又は、a2)が挙げられ、同一又は異なる複数の置換基で置換されていてもよい。
a1) 水酸基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基
a2) アルキル基、アルコキシ基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アルケニルカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、アルケニルスルホニル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルケニル基で置換されていてもよいアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルケニル基で置換されていてもよいカルバモイル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なるアルケニル基で置換されていてもよいスルファモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルケニル基で置換されていてもよいウレイド基、アルキニル基、アルキニルオキシ基、アルキニルカルボニル基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキニルスルホニル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキニル基で置換されていてもよいアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキニル基で置換されていてもよいカルバモイル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキニル基で置換されていてもよいスルファモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキニル基で置換されていてもよいウレイド基
(この群の基は、水酸基、カルボキシ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる、1又は複数個の置換基で置換されていてもよい。)
【0020】
ヘテロシクロアルキル基としては、0〜2の窒素原子、0〜1の酸素原子、0〜1の硫黄原子から選択される1〜2のヘテロ原子を含有する、単環もしくは2環の5〜7員のヘテロシクロアルキル基が挙げられ、該へテロシクロアルキル基としては、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基等が挙げられる。
ヘテロシクロアルキルカルボニル基におけるヘテロシクロアルキルとしては、前記ヘテロシクロアルキル基と同じものが挙げられる。
置換ヘテロシクロアルキル基、及び置換ヘテロシクロアルキルカルボニル基における置換基としては、水酸基、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、アルキル基等が挙げられ、同一もしくは異なる1又は複数の基で置換されていてもよい。
【0021】
置換カルバモイル基、置換カルバモイルオキシ基、又は置換スルファモイル基における置換基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、又はシクロアルケニル基[この群の基は、水酸基、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、1〜3の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基されていてもよいスルファモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基、又はアルキルスルホニル基で置換されていてもよく、同一又は異なるものが1又は2個置換していてもよい。]
等が挙げられる。
又は、置換カルバモイル基もしくは置換スルファモイル基における2個の置換基がいっしょになって、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素へテロ環を形成していてもよい。
【0022】
置換アミノ基における置換基としては、以下のb1)〜b4)が挙げられ、同一又は異なる複数の置換基で置換されていてもよい。
b1)アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、又はアルキニルスルホニル基、
[この群の基は、水酸基、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、1〜3の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基されていてもよいスルファモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基、アルキルスルホニル基、アリール基、又はヘテロアリール基で置換されていてもよく、同一もしくは異なるものが1又は2個置換していてもよい。]
b2)置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、置換もしくは無置換のアリールカルボニル基、置換もしくは無置換のヘテロアリールカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールスルホニル基、置換もしくは無置換のヘテロアリールスルホニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールスルホニル基、置換もしくは無置換のヘテロアリールスルホニル基、
b3)シクロアルキル基、シクロアルキルカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルカルボニル基、シクロアルケニルオキシカルボニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルカルボニル基、
[この群の基は、水酸基、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、1〜3の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基で置換されていてもよい。]
又は、置換アミノ基における2個の置換基がいっしょになって、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素へテロ環を形成していてもよい。
【0023】
置換アミジノ基、又は置換グアニジノ基における置換基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルキニルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、又はアルキニルスルホニル基[この群の基は、水酸基、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、1〜3の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基、又はアルキルスルホニル基で置換されていてもよく、同一又は異なるものが1〜3個、好ましくは1もしくは2個置換していてもよい。]
等が挙げられる。
又は、置換アミジノ基もしくは置換グアニジノ基の任意の2個の置換基がいっしょになって、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。
【0024】
前記の置換カルバモイル基、置換カルバモイルオキシ基、置換スルファモイル基、置換アミノ基、置換アミジノ基、又は置換グアニジノ基の同一窒素原子上の2個の置換基がいっしょになって形成する、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素へテロ環としては、1〜3の窒素原子、0〜1の酸素原子、及び0〜1の硫黄原子(1又は2個の酸素原子で酸化されていてもよい)から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する、5〜7員の飽和もしくは不飽和の含窒素ヘテロ環が挙げられる。前記含窒素へテロ環が置換されている場合、1〜3の同一又は異なる置換基で置換されていてもよい。
好ましくは、式(26):
【化12】
Figure 2004091369
(式中、Y、q、及びR41は前記と同義である。)
で表される含窒素へテロ環が挙げられる。具体的には、それぞれ置換基を有していてもよいチアゾリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、1−オキソチオモルホリン、又は1,1−ジオキソチオモルホリン等を例示することができる。
【0025】
置換アミジノ基、又は置換グアニジノ基における、2個の置換基のうち異なる窒素原子上の2個の置換基が結合して、隣接する2個の窒素原子および1個の炭素原子とともに形成する、置換もしくは無置換の、5〜7員の含窒素ヘテロ環としては、1〜3の窒素原子を、0〜1の酸素原子、及び0〜1の硫黄原子(1又は2個の酸素原子で酸化されていてもよい)から選択される、1〜3のヘテロ原子を含有する、5〜7員の不飽和の含窒素ヘテロ環が挙げられる。前記含窒素へテロ環が置換されている場合、1〜3の同一又は異なる置換基で置換されていてもよい。
好ましくは、式(27):
【化13】
Figure 2004091369
(式中、q及びR41は前記と同義であり、rは1〜3の整数を表し、R42は、水素原子、又は、炭素数1〜3のアルキル基を表す。)
で表される含窒素へテロ環が挙げられる。
具体的には、それぞれ置換基を有していても良い、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール、又は、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ジアゼピン等を例示することができる。
【0026】
上記含窒素ヘテロ環が置換されている場合、1〜3の同一又は異なる置換基で置換されていてもよい。
該含窒素へテロ環が置換されている場合の置換基が炭素原子に結合している場合、該置換基としては、以下のc1)、又は、c2)が挙げられる。
c1) ハロゲン原子、シアノ基、オキソ基、水酸基、カルボキシ基、1〜3の同一又は異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基されていてもよいスルファモイル基、又は1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基、
c2) アルキル基、アルコキシ基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアミノ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アルケニルカルボニル基、アルケニルカルボニルアミノ基、アルケニルオキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニルアミノ基、アルケニルスルホニル基、アルケニルスルホニルアミノ基、アルキニル基、アルキニルオキシ基、アルキニルカルボニル基、アルキニルカルボニルアミノ基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキニルオキシカルボニルアミノ基、アルキニルスルホニル基、又はアルキニルスルホニルアミノ
(この群の基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、1〜3の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基等で置換されていてもよい。)
【0027】
前記置換基が窒素原子に結合している場合、該置換基としては、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルカルボニル基、シクロアルケニルカルボニル基、シクロアルキルスルホニル基、シクロアルケニルスルホニル基、シクロアルキルオキシ基、シクロアルケニルオキシ基、シクロアルキルオキシカルボニル基、シクロアルケニルオキシカルボニル基、アルケニル基、アルケニルオキシカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニル基、アルキニルオキシ基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキニルカルボニル基、又はアルキニルスルホニル基
(この群の基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、1〜3の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なるアルキル基で置換されていてもよいウレイド基等で置換されていてもよい。)
等が挙げられる。
【0028】
置換ウレイド基、及び置換カルバモイルオキシ基における置換基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、又はシクロアルキル基等が挙げられ、同一又は異なるものが1又は2個置換していてもよい。
【0029】
本明細書において、R及びRは、好ましくは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表す。好ましいハロゲン原子としては、フッ素原子、又は塩素原子が挙げられる。好ましいアルキル基としては、メチル基及びエチル基等が挙げられる。好ましいアルコキシ基としては、メトキシ基及びエトキシ基等が挙げられる。
【0030】
本明細書において、R、又はRが置換アルキル基を表す場合の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数1〜3のアルキルチオ基、炭素数1〜3のハロアルキル基、又は炭素数1〜3のハロアルコキシ基等が挙げられ、同一又は異なるものが1又は複数個置換していてもよい。
は好ましくは水素原子を表し、Rは好ましくは炭素数1〜3のアルキル基を表す。ここでR及びRが結合している炭素原子の立体配置は、好ましくは(S)体である。
あるいは、R及びRがいっしょになってシクロアルカンを形成する場合、該シクロアルカンとしては、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、又はシクロヘキサンが挙げられる、該シクロアルカンは好ましくはシクロブタンを表す。また、該シクロアルカンが置換されている場合の置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、又はアルコキシ基等が挙げられる。
【0031】
本明細書において、Rは、好ましくは水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、又は置換もしくは無置換のアルキニル基を表し、該ハロゲン原子は好ましくはフッ素原子、又は塩素原子を表す。
におけるアルキル基としては、好ましくは、炭素数1から4のアルキル基が挙げられる、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、又はブチル基等が挙げられる。
におけるアルケニル基としては、好ましくは、炭素数2から4のアルケニル基が挙げられ、具体的には、エテニル基、1−プロペニル基、3−プロペニル基、又は4−ブテニル基等が挙げられる。
におけるアルキニル基としては、好ましくは、炭素数2から4のアルキニル基が挙げられ、具体的には、エチニル基、1−プロピニル基、3−プロピニル基、1−ブチニル基、又は4−ブチニル基等が挙げられる。
【0032】
の置換アルキル基、置換アルケニル基、及び置換アルキニル基における置換基としては、水酸基、カルボキシ基、スルホ基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数2〜4のアルキルカルボニル基、炭素数2〜4のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数1〜3のアルキルスルホニル基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のスルファモイル基、置換もしくは無置換のウレイド基、置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルオキシ基、シクロアルケニルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、又は、置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基等が挙げられる。
好ましくは、水酸基、置換もしくは無置換のアミノ基、カルボキシ基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基が挙げられる。
前記置換基は同一又は異なるものが1又は複数個置換していてもよい。
【0033】
本明細書において、Xが隣接する複素環の1位及び5位と結合して形成する「含窒素ヘテロ環」は、2もしくは3環性の、3〜6個の窒素原子を含む、8〜13員の含窒素ヘテロ環である。Xとしては1〜2個の窒素原子を含む飽和もしくは不飽和の2価基が挙げられる。具体的なXとしては、上記[8]に例示される式(2)〜式(20)で表される2価基が挙げられる。
Xに含まれる任意の炭素原子は、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のアリール基、又は置換もしくは無置換のヘテロアリール基から選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい。
【0034】
Xにおける炭素原子上の置換基が、置換アルキル基、置換アルコキシ基、もしくは置換アルコキシカルボニル基を表す場合、該置換アルキル基、該置換アルコキシ基、もしくは該置換アルコキシカルボニル基の置換基としては、水酸基、又は置換もしくは無置換のアミノ基が挙げられる。前記置換もしくは無置換のアミノ基における置換基としては、1〜3個の同一もしくは異なる炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキルカルボニル基、及び炭素数1〜4のアルキルスルホニル基等が挙げられる。
式(6)〜式(8)、式(12)〜式(14)、及び式(18)〜式(20)において、pは、好ましくは1を表す。
【0035】
また、Xの異なる原子上の2つの置換基がいっしょになって、3環性のヘテロ環を形成していてもよく、具体的には、式:
【化14】
Figure 2004091369
(式中、RおよびR20は、前記と同義である。)
であらわされる2価基等が挙げられる。
【0036】
20が置換もしくは無置換のアルキル基を表す場合、好ましくは、置換もしくは無置換の炭素数1〜4のアルキル基を表す。R20が置換アルキル基を表す場合の置換アルキル基における置換基としては、水酸基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のヘテロアリール基、又は置換もしくは無置換のアミノ基等が挙げられる。
【0037】
また、Xの、同一炭素原子上の2つの置換基がいっしょになって、シクロアルカンを形成し、スピロ環構造を有していてもよく、該シクロアルカンとしては、具体的には、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン等が挙げられる。
【0038】
本明細書において、R31は、好ましくは、置換もしくは無置換の炭素数1〜4のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜5のアルケニル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜5のアルキニル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜6のシクロアルキル基、又は、置換もしくは無置換の炭素数4〜6のシクロアルケニル基を表す。更に好ましくは、置換もしくは無置換の炭素数1〜4のアルキル基、又は置換もしくは無置換の炭素数3〜5のアルケニル基を表す。
前記シクロアルキル基又はシクロアルケニル基が置換されている場合の置換基としては、水酸基、炭素数1〜3のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、1〜3の炭素数1〜3のアルキル基で置換されてもよいアミノ基等が挙げられる。
また、前記アルキル基、アルケニル基、又はアルキニル基が置換されている場合の置換基としては、以下のe1)〜e5)が挙げられ、好ましくはf1)〜f6)が挙げられる。
e1):ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基、カルボキシ基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、
e2):シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルオキシ基、シクロアルケニルオキシ基、シクロアルキルカルボニル基、シクロアルケニルカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基、シクロアルケニルオキシカルボニル基、
(この群の基は、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、1〜3の同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基で置換されていてもよい。)
e3):アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルスルホニル基、アルケニルオキシ基、アルケニルチオ基、アルケニルカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、アルケニルカルボニルオキシ基、アルケニルスルホニル基、アルキニルオキシ基、アルキニルチオ基、アルキニルカルボニル基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキニルカルボニルオキシ基、アルキニルスルホニル基、
(この群の基は、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、メルカプト基、グアニジノ基、炭素数1〜3のアルコキシ基、又は1〜3の同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基で置換されてもよいアミノ基で置換されていてもよい。)
e4):置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のスルファモイル基、置換もしくは無置換のウレイド基、置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ基、置換もしくは無置換のグアニジノ基、置換もしくは無置換のアミジノ基、
e5):アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アリールカルボニル基、ヘテロアリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヘテロアリールオキシカルボニル基、
(この群の基は、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、又は1もしくは2の同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基で置換されてもよいアミノ基で置換されていてもよく、同一又は異なる1〜3個の基で置換されていてもよい。)
【0039】
f1):水酸基、カルボキシ基、シアノ基、炭素数1〜3のハロアルキル基、炭素数1〜3のハロアルコキシ基、
f2):炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、
f3):ウレイド基、カルバモイルオキシ基、
(この群の基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルケニル基、および炭素数1〜4のアルキニル基から選択される1もしくは2の同一もしくは異なる基で置換されていてもよい。)
f4):−NR4344、−CONR4344、−SONR4344、−OCONR4344
[R43及びR44は、独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル基、もしくは炭素数2〜4のアルキニル基(該アルキル基、該アルケニル基、及び該アルキニル基は、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、メルカプト基、グアニジノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、1〜3の同一もしくは異なる炭素数1〜6のアルキル基で置換されてもよいアミノ基、1〜2の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、又は、1〜2の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基で置換されていてもよい。)を表すか、又は、R43及びR44はいっしょになって、隣接する窒素原子とともに式(26):
【化15】
Figure 2004091369
(式中、Y、q、及びR41は前記と同義である。)
で表される含窒素ヘテロ環を形成している。]
f5):−NR45COR46、−NR45SO46
(R45は、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R46は、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、メルカプト基、グアニジノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、1〜3の同一もしくは異なる炭素数1〜4のアルキル基で置換されてもよいアミノ基、1〜2の炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、又は、1〜2の炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基で置換されていてもよいアルキル基を表す。)
f6):フェニル基、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、キノリル基、イソキノリル基、キナゾリル基、キノキサリニル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、ピラゾリル基、フェノキシ基、ピリジルオキシ基、(この群の基は、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜3のアルコキシ基、1もしくは2の同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基で置換されてもよいカルバモイル基、1もしくは2の同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基で置換されてもよいスルファモイル基、又は1もしくは2の同一もしくは異なる炭素数1〜3のアルキル基で置換されてもよいアミノ基で置換されていてもよい。)更に好ましい置換基としては、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、又は、前記f4)及びf5)に記載された基が挙げられる。
【0040】
本明細書において、R32は、好ましくは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルケニル基、又は炭素数1〜3のアルキニル基を表し、更に好ましくは水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表す。具体的には、メチル基又はエチル基が挙げられる。
Mは、好ましくは直鎖又は分枝の炭素数1〜6のアルキレンを表し、具体的には、メチレン、エチレン、トリメチレン、メチルメチレンが挙げられる。
【0041】
本明細書において、R33及びR34は、好ましくは、同一又は異なって、水素原子、あるいは、置換もしくは無置換の炭素数1〜4のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜5のアルケニル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜5のアルキニル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜6のシクロアルキル基、又は、置換もしくは無置換の炭素数4〜6のシクロアルケニル基を表す。
前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、又はシクロアルケニル基が置換されている場合の置換基としては、上記R31と同じものが挙げられる。
また、R33及びR34が隣接する窒素原子とともに結合して、置換もしくは無置換の、1〜3個の窒素原子、0〜1個の硫黄原子、0〜1個の酸素原子から選択される1〜3のヘテロ原子を含む5〜7員の含窒素へテロ環を形成しているものも、また好ましい態様の一つである。該含窒素へテロ環としては、上記の置換アミノ基の2個の置換基が一緒になって形成する含窒素へテロ環と同じものが挙げられる。
【0042】
前記含窒素ヘテロ環が置換されている場合、1〜3の同一又は異なる置換基で置換されていてもよい。該置換基としては、上記の置換アミノ基の2個の置換基が一緒になって形成する含窒素へテロ環の置換基と同じものが挙げられる。
【0043】
本明細書において、R35、R36、及びR37は、好ましくは、同一又は異なって、水素原子、又は−R31(R31は前記と同義である。)を表す。
また、好ましくは、R35及びR36は、独立して、水素原子、又は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R38は、−COR31、−COOR31、又は−SO31(R31は前記と同義であり、好ましくは、置換もしくは無置換の炭素数1〜4のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数2〜5のアルケニル基、置換もしくは無置換の炭素数2〜5のアルキニル基、置換もしくは無置換の炭素数3〜6のシクロアルキル基、又は、置換もしくは無置換の炭素数4〜6のシクロアルケニル基を表す。)前記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、及びシクロアルケニル基が置換されている場合の置換基としては、上記R31と同じものが挙げられる。
【0044】
又は、R36及びR37がいっしょになって、隣接する窒素原子とともに含窒素ヘテロ環を形成しているものも好ましい態様の一つであり、該含窒素へテロ環としては、上記の、置換グアニジノ基の同一窒素原子上の2個の置換基が一緒になって形成する含窒素へテロ環と同じものが挙げられる。該含む窒素へテロ環が置換されている場合、1〜3の同一又は異なる置換基で置換されていてもよく、該置換基としては、上記の置換グアニジノ基の同一窒素原子上の2個の置換基が一緒になって形成する含窒素へテロ環における置換基と同じものが挙げられる。と同じものが挙げられる。
又は、R35及びR36がいっしょになって、隣接する2個の窒素原子及び炭素原子とともに含窒素ヘテロ環を形成しているものも好ましい態様の一つであり、該含窒素へテロ環としては、上記の、置換グアニジノ基の異なる窒素原子上の2個の置換基が一緒になって形成する含窒素へテロ環と同じものが挙げられる。該含む窒素へテロ環が置換されている場合、1〜3の同一又は異なる置換基で置換されていてもよく、該置換基としては、上記の置換グアニジノ基の同一窒素原子上の2個の置換基が一緒になって形成する含窒素へテロ環における置換基と同じものが挙げられる。と同じものが挙げられる。
【0045】
式(6)及び式(8)において、Rの好ましい例として、具体的には、以下のg1)〜g5)が例示される。
g1):水素原子、炭素数3〜5のアルケニル基、
g2):炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルキルカルボニル基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、
(この群の基は、水酸基、カルボキシ基、、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、上記f4)及びf5)に記載された基で置換されていてもよい。)
g3):ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピロリル基、又はピリミジニル基等のヘテロアリール基で置換されたアルキル基、
(該ヘテロアリール基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、又は上記f4)及びf5)に記載された基で置換されていてもよい。)
g4):フェニル基で置換されたアルキル基、
(該フェニル基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、又は上記f4)及びf5)に記載された基で置換されていてもよい。)
g5):−C(=NR35)NR3637
(R35、R36、及びR37は、前記と同義である。)
【0046】
式(7)及び式(11)において、Rは、好ましくは、水素原子、炭素数3〜5のアルケニル基、炭素数1〜4のアルキル基(該アルキル基は、水酸基、カルボキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のスルファモイル基、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基、又はカルバモイルオキシ基等で置換されていてもよい。)を表す。
【0047】
式(14)及び式(15)における、R及びRが、共にR31、R32、R33、R34、R35、R36、R37を含む基で表される場合、これらは、それぞれ同一又は異なっていてもよい。また、式(16)及び式(17)における、R及びR10が、共にR31、R32、R33、R34、R35、R36、R37を含む基で表される場合、これらは、それぞれ同一又は異なっていてもよい。
式(14)において、R及びRは、好ましくは、水素原子又はR31を表す。
式(15)において、R及びRのうち一方は、好ましくは、水素原子又はR31を表し、更に好ましくは、水素原子、炭素数3〜5のアルケニル基、又は炭素数1〜4のアルキル基(該アルキル基は、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基、上記のf4)に記載された基で置換されていてもよい。)を表す。
式(16)及び式(17)において、R及びR10は、好ましくは、独立して、水素原子又はR31(R31は前記と同義である。)を表す。更に好ましくは、水素原子、炭素数3〜5のアルケニル基、又は炭素数1〜4のアルキル基(該アルキル基は、水酸基、カルボキシ基、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基、上記のf4)に記載された基で置換されていてもよい。)を表す。
【0048】
は好ましくは、置換又は無置換のアミノ基を表す。ここで、置換アミノ基の置換基としては、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルキルカルボニル基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、又は炭素数2〜4のアルキルスルホニル基等が挙げられる。
【0049】
11は好ましくは、カルボキシ基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なる、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表す。
【0050】
12は好ましくは、カルボキシ基、炭素数2〜4のアルコキシカルボニル基、又は、1もしくは2の同一もしくは異なる、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表す。
【0051】
本発明のビフェニル化合物は、置換基の種類によっては、全ての互変異性体、幾何異性体、光学異性体を含む概念であり、それらの混合物であってもよい。
【0052】
本発明のビフェニル化合物は、酸性基、又は塩基性基を有する場合、薬学上許容される塩にすることができる。薬学上許容される塩としては、酸付加塩及び塩基付加塩が挙げられる。酸付加塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩が挙げられ、塩基付加塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩等の無機塩基塩、トリエチルアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、ピリジニウム塩、ジイソプロピルアンモニウム塩等の有機塩基塩等が挙げられ、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの塩基性あるいは酸性アミノ酸といったアミノ酸塩が挙げられる。また、本発明には、ビフェニル化合物の薬学上許容される塩の水和物、又はエタノール和物等の溶媒和物も含まれる。
【0053】
本発明のビフェニル化合物又はその異性体は、例えば以下の方法によって製造できる。
製造法1:
【化16】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義であり、R50は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)
1)工程1
式(1−3)の化合物は、不活性溶媒中、ルイス酸、及び/又は無機酸の存在下に、式(1−1)の化合物と式(1−2)の化合物を反応させて合成することができる。式(1−2)の化合物は、式(1−1)の化合物に対して通常1〜20当量用いる。ルイス酸としては、塩化亜鉛、臭化亜鉛、塩化スズ、塩化アルミニウム、又は三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体等が挙げられる。無機酸としては、硫酸、塩酸、塩化水素、臭化水素が挙げられる。上記無機酸及びルイス酸を混合物として用いることもできる。また、酸又は原料化合物が液体の場合、これらを溶媒として使用することもできる。不活性溶媒としては、例えば、水溶媒、エタノール、メタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、又はジクロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲から選択されるが、通常還流下に反応を行う。式(1−2)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することが出来る。具体的には、特開平2−264763に示されている方法等が挙げられる。
【0054】
式(1−1)の化合物は以下の方法等で製造することができる。
式(1−1)において−Z=が−CR =で表される場合(式1−13)
【化17】
Figure 2004091369
(式中、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義であり、E及びEは、脱離基を表す。Eは、置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)2)工程2
式(1−6)の化合物は、不活性溶媒中、塩基の存在下、式(1−4)の化合物と、式(1−5)の化合物とを反応させて合成することができる。ここで、式(1−5)中、Eとしては、具体的には、臭素原子、ヨウ素原子、もしくは塩素原子等のハロゲン原子、又はメタンスルホニルオキシ基もしくはp−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基が挙げられ、好ましくは臭素原子が挙げられる。塩基としては、水素化ナトリウム、もしくは水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属、エチルマグネシウムブロマイド等のグリニヤ試薬、又はブチルリチウム等の有機リチウム試薬等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、又はジクロロメタン、もしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0055】
3)工程3
式(1−8)の化合物は、式(1−6)の化合物から、製造法1の工程2に記載された方法等により合成することができる。ここで、Eとしては、前記Eと同じものが挙げられる。
なお、Rが水素原子を表す場合、工程3は不要である。
【0056】
4)工程4
式(1−9)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には、国際特許公開WO98/04517号に示されている方法や、以下に例示する方法等が挙げられる。
すなわち、式(1−9)の化合物は式(1−8)の化合物を、不活性溶媒中、酸又は塩基の存在下、加水分解することにより合成することができる。酸としては、塩酸、又は硫酸等が挙げられる。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、もしくは水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ金属、又は水酸化アルカリ金属の水溶液等が挙げられる。酸の存在下における加水分解時の不活性溶媒としては、水溶媒、又は酢酸もしくはプロピオン酸等の有機酸が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。塩基の存在下における加水分解時の不活性溶媒としては、水溶媒、エタノール、イソプロパノール、もしくはエチレングリコール等のアルコール性溶媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約50℃〜約250℃の範囲から選択される。
5)工程5
式(1−10)の化合物は、式(1−9)の化合物を、アルコール系溶媒中、酸存在下で、アルコールと反応させて製造することができる。ここで、式(1−10)におけるEとしては、具体的には、メチル基、エチル基、もしくはイソプロピル基等が挙げられる。酸としては、硫酸、塩酸、又はp−トルエンスルホン酸等が挙げられ、式(1−9)の化合物に対して通常0.1〜10当量用いる。アルコール系溶媒としては、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択され、通常加熱還流下に反応を行う。
また、式(1−10)は、不活性溶媒中、ジシクロヘキシルカルボジイミド、もしくはカルボニルジイミダゾール等の脱水縮合剤を用いて、必要に応じてN,N’−ジメチルアミノピリジン等の添加剤の存在下に、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール類と縮合して得ることもできる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、又はジクロロメタン、もしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、通常約−10℃〜約100℃の範囲で選択される。
あるいは、式(1−10)は不活性溶媒中、式(1−9)の化合物を、塩基の存在下、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化アリル、又は臭化ベンジル等のハロゲン化物と、反応させて得ることもできる。塩基としては、トリエチルアミン、もしくはジイソプロピルエチルアミン等の有機アミン、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、もしくは水酸化カリウム等の無機塩基、又はナトリウムエトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等を用いることができる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、又はジクロロメタン、もしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−50℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0057】
6)工程6
式(1−12)の化合物はそれ自体公知か、公知の方法(例えば、特開昭63−152368、又はTetrahedron 53, 1729 (1997)に記載された方法が挙げられる。)により合成できる。
又は、式(1−12)の化合物は、式(1−11)で表されるニトリル誘導体を不活性溶媒中、塩基で処理し、式(1−10)の化合物と反応させて合成することができる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムエトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属、エチルマグネシウムブロマイド等のグリニヤ試薬、ナトリウムアミド、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、もしくはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド等のアミド類、又は、ブチルリチウム、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、もしくはt−ブチルリチウム等の有機リチウム試薬等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又はジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−80℃〜約150℃の範囲から選択される。
例えば、Rが水素原子で表される場合は、以下の方法によって式(1−12)の化合物を合成することもできる。すなわち、不活性溶媒と塩基の混合物を加熱還流させた混合物に対し、式(1−10)の化合物、アセトニトリル、及び不活性溶媒の混合物を滴下し、50℃〜100℃で反応させることによって式(1−12)の化合物を合成することができる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムアミド、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、もしくはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド等のアミド類等を用いることができるが、水素化ナトリウムが特に好ましい。不活性溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げられるが、テトラヒドロフランが特に好ましい。
【0058】
式(1−12)の化合物は、以下に示す方法でも合成できる。
【化18】
Figure 2004091369
(式中、E、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R51は、−(CH51として、−Rを表す基である。Eは、脱離基を表す。)
すなわち、式(1−14)の化合物を前記と同様の方法で合成した後、これを、不活性溶媒中、式(1−15)の化合物、又は式(1−16)で表されるようなオレフィン誘導体等と、塩基の存在下で反応させることによって、式(1−12)の化合物を合成することもできる。Eにおける脱離基としては、臭素原子、ヨウ素原子、もしくは塩素原子のハロゲン原子、又はメタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、もしくはp−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基等が挙げられる。塩基としては、水素化ナトリウム、もしくは水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物、ナトリウムアミド、リチウムアミド、もしくはリチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド、又はナトリウムメトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコラート等が挙げられる。不活性溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素、又はジクロロメタン、もしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約100℃の範囲から選択される。式(1−15)の化合物、又は式(1−16)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0059】
また、式(1−12)の化合物は、以下に示す方法でも合成できる。
【化19】
Figure 2004091369
(式中、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。)
すなわち、式(1−12)の化合物は、式(1−11)で表されるニトリル誘導体を不活性溶媒中塩基で処理した活性体と、式(1−9)のカルボキシ基を活性化した化合物を反応させて製造することができる。式(1−9)の化合物のカルボキシ基を活性化させる方法としては、通常用いられるものが使用可能であり、例えば、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載の方法に従って実施することができる。具体的なカルボキシ基の活性化方法としては、式(1−9)の化合物を酸アジド、リン酸エステル、スルホン酸エステル、アミド、チオエステル、酸ハライド、酸無水物、又は混合酸無水物に変換する方法などが挙げられる。カルボキシ基の活性化剤の具体例としては、クロロギ酸アルキル、塩化ピバロイル、塩化2,4,6−トリクロロベンゾイル、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,1−カルボニルジイミダゾール、2,2’−ジチオジピリジン、又はシアノジエチルフォスフェート等が挙げられ、好ましくは、クロロギ酸アルキル、塩化ピバロイル、又は1,1−カルボニルジイミダゾール等が挙げられる。クロロギ酸アルキルとしては、例えばクロロギ酸イソプロピル、クロロギ酸イソブチル、又はクロロギ酸n−ブチル等が挙げられ、好ましくは、クロロギ酸イソプロピル、又はクロロギ酸イソブチルが挙げられる。具体的には、例えばクロロギ酸アルキル又は塩化ピバロイルを用いるカルボキシ基の活性化方法については、以下の方法が挙げられる。クロロギ酸アルキル、又は塩化ピバロイルイソブチルの使用量としては、例えば式(1−9)の化合物に対して1.0〜1.5当量の範囲が挙げられる。また、その際使用する塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、エチルイソプロピルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、又はN−メチルモルホリン等が挙げられ、好ましい塩基としてはN−メチルモルホリンが挙げられる。塩基の使用量としては、例えば式(1−9)の化合物に対して1〜3当量の範囲が挙げられ、好ましくは1.0〜1.5当量の範囲が挙げられる。反応溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、もしくはエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、塩化メチレン等のハロゲン系溶媒、トルエン等の炭化水素系溶媒、又はジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられ、好ましくはテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンが挙げられる。反応温度は、約−78℃〜約30℃の範囲が挙げられ、好ましくは約−30℃〜約10℃の範囲が挙げられる。例えば、カルボキシ基の活性化後、生じる塩が沈殿する場合には、ろ過により除くこともできる。式(1−11)で表されるニトリル誘導体を処理する塩基としては、水素化ナトリウム、もしくは水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムエトキシドもしくはt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属、エチルマグネシウムブロマイド等のグリニヤ試薬、ナトリウムアミド、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、もしくはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド等のアミド、又は、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、もしくはt−ブチルリチウム等の有機リチウム試薬等が挙げられる。反応温度は、約−80℃〜約150℃の範囲から選択される。カルボキシ基を活性化した式(1−9)の活性体と、塩基で処理した式(1−11)の活性体との反応について以下に説明する。式(1−11)の活性体の使用量としては、例えば式(1−9)の活性体に対して、1〜5当量の範囲が挙げられ、好ましくは1〜2当量の範囲が挙げられる。反応溶媒としては、例えばカルボキシ基の活性化反応で使用した溶媒と同様の溶媒が使用できる。反応温度としては、例えば約−78℃〜約50℃の範囲が挙げられ、好ましくは約−20℃〜約0℃の範囲が挙げられる。式(1−11)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCHパブリッシャーズ,Inc、1989)に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0060】
7)工程7
式(1−13)の化合物は、式(1−12)で表されるシアノケトンを、不活性溶媒中、ヒドラジン・1水和物と反応させて合成することができる。ヒドラジン・1水和物は、式(1−12)の化合物に対して、通常1〜20当量用いる。不活性溶媒としては、例えば、エタノール、メタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素溶媒、又は塩酸、硫酸等の無機酸、もしくは酢酸等の有機酸等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約15℃〜約120℃の範囲から選択されるが、通常還流下に反応を行う。
式(1−13)の化合物は、他に、当業者に知られている方法(例えばA.R.Katritkzky et. al., ”Comprehensive Heterocyclic Chemistry Vol5”, 273−291 (1984)記載の方法等)に従って合成することもできる。
【0061】
式(1−13)において、Rがハロゲン原子の場合、式(1−13)の化合物は、以下に示すように、J. Heterocyclic Chem. 32, 1351 (1995)に記載された方法等を用いて、製造することができる。
【化20】
Figure 2004091369
(式中、式中、R、R、R、R、m及びnは前記と同義であり、Rは、ハロゲン原子を表す。)
すなわち、式(1−13)の化合物は、式(1−17)の化合物を、不活性溶媒中、ハロゲン化物と反応させることにより合成することができる。ハロゲン化物としては、N−クロロこはく酸イミド、N−ブロモこはく酸イミド、又はN−ヨードこはく酸イミド等が挙げられる。不活性溶媒としては、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−10℃〜約50℃の範囲から選択される。
【0062】
式(1−4)の化合物は、市販品を用いるか、公知の方法で合成するなどして、容易に得ることができる。例えば、以下の工程8〜工程11に示す方法で合成できる。
【化21】
Figure 2004091369
(式中、R、R、m及びnは前記と同義であり、Eは脱離基を表し、Eは置換又は無置換のアルキル基を表す。)
8)工程8
式(1−18)の化合物を製造法1の工程5と同様の方法によってエステル化し、式(1−19)の化合物を合成することができる。Eとしては、前記Eと同じものが挙げられる。ここで式(1−18)の化合物は、市販品を用いるか、公知の方法で合成するなどして、容易に得ることができる。合成方法については、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等を用いることができる。
【0063】
9)工程9
次に、式(1−19)の化合物を、不活性溶媒中、水素化アルミニウムリチウム、又は水素化ホウ素ナトリウム等のヒドリド試薬と反応させることによって、式(1−20)の化合物を合成することができる。ここで不活性溶媒としては、エタノール等のアルコール系溶媒、又はテトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−20℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0064】
式(1−20)の化合物は、以下に示す方法でも合成できる。
【化22】
Figure 2004091369
(式中、R、R、m及びnは前記と同義である。)
すなわち、式(1−18)の化合物を、不活性溶媒中、水素化アルミニウムリリウム、又は水素化ホウ素ナトリウム等のヒドリド試薬を反応させることによって、式(1−20)の化合物を合成することができる。ここで、不活性溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、又は1,4−ジオキサン等のエーテル溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約80℃の範囲から選択されるが、通常還流下に反応を行う。
【0065】
また、式(1−20)の化合物は、以下に示す方法でも合成できる。
【化23】
Figure 2004091369
(式中、R、R、m及びnは前記と同義である。)
式(1−20)の化合物は、製造法1の工程9に記載された方法で合成することができる。
【0066】
10)工程10
式(1−20)の化合物は、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者によく知られている方法を用いて式(1−21)の化合物へ導くことができる。
また、式(1−20)の化合物における水酸基を、適当な溶媒中、トリフェニルホスフィン、及び四塩化炭素もしくは四臭化炭素と反応させることによって、塩素原子又は臭素原子等のハロゲン原子に変換し、式(1−21)の化合物へ導くことができる。ここで、通常前記の四塩化炭素又は四臭化炭素を、溶媒を兼ねて用いるが、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素、又はテトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等の不活性溶媒を用いることもできる。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
さらに、式(1−20)の化合物における水酸基を、適当な溶媒中、塩化チオニル又は臭化チオニルと反応させることによって、塩素原子又は臭素原子に変換し、式(1−21)の化合物へ導くことができる。ここで、溶媒としては、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、又は、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0067】
11)工程11
式(1−21)の化合物は、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で、式(1−4)の化合物へ導くことができる。
具体的には、例えば、塩基の存在下、不活性溶媒中、シアン化ナトリウムもしくはシアン化カリウム等と、置換反応を行うことができる。ここで塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、もしくはピリジン等の有機アミン、又は、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、もしくは水酸化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又はジメチルスルホキシドもしくはジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。不活性溶媒として、ジメチルスルホキシドを使用した場合、塩基は非存在下で、反応を行うことができる。反応温度は、約−80℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0068】
式(1−5)の化合物、式(1−7)の化合物、式(1−11)の化合物、式(1−15)の化合物、及び式(1−16)の化合物は、市販品を用いるか、公知の方法で合成するなどして、容易に得ることができる。合成方法については、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)に記載された方法等を用いることができる。
【0069】
式(1−1)において−Z=が−N=で表される場合(式(1−25))
【化24】
Figure 2004091369
(式中、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。)
12)工程12
式(1−23)の化合物は、式(1−9)の化合物を、不活性溶媒中、添加物の存在下又は非存在下、塩化チオニルと反応させて合成することができる。塩化チオニルは、式(1−9)の化合物に対して、通常1〜3当量用いる。添加物としては、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素溶媒、又はジクロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−30℃〜約100℃の範囲から選択される。
【0070】
13)工程13
式(1−24)の化合物は、式(1−23)の化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下、シアナミドと反応させて合成することができる。シアナミドは、式(1−23)の化合物に対して、通常1〜10当量用いる。塩基は、式(1−19)の化合物に対して、通常1〜10当量用いる。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、もしくは水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ金属、又は水酸化アルカリ金属の水溶液等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、水溶媒、アセトン等のケトン系溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素溶媒、又はジクロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−30℃〜約100℃の範囲から選択される。
【0071】
14)工程14
式(1−24)の化合物は、製造法1の工程7と同様な方法で、式(1−25)の化合物へ導くことができる。
【0072】
製造法2:
【化25】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、R50、m及びnは前記と同義である。Eは脱離基又は水酸基を表す。)
1)工程1
式(2−1)の化合物は、式(1−3)の化合物を、不活性溶媒中、還元することによって合成することができる。還元剤としては、ヨウ化水素、硫化水素、水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、もしくはシアノ水素化ホウ素ナトリウム等の水素化物、又は亜鉛、鉄、もしくは錫等の金属等が挙げられる。不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又は、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒が挙げられる。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。また、水素ガス雰囲気下、不活性溶媒中、白金触媒、パラジウム触媒、又は銅触媒等を用いた接触水素還元を行ってもよい。不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又は、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
具体的には、例えば不活性溶媒中、水素化ホウ素ナトリウム等のヒドリド試薬と反応させて製造することができる。不活性溶媒としては、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又は、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0073】
2)工程2
が脱離基の場合、式(2−3)の化合物は、式(2−1)の化合物を、不活性溶媒中、塩基の存在下に式(2−2)の化合物と反応させることにより合成することができる。
ここで、式(2−2)中、Eは具体的には、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子等のハロゲン原子、又はメタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、又はp−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基等が挙げられる。塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、もしくは水酸化ナトリウム等のアルカリ金属塩、トリエチルアミンもしくは1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)等の有機塩基、水素化ナトリウムもしくは水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、又はt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。また、Eが塩素原子もしくは臭素原子で表される場合、ヨウ化ナトリウムもしくはヨウ化カリウム等の添加剤を用いることもできる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、又は、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。
【0074】
が水酸基を表し、Rが−COR31を表す場合(R31は前記と同義である。)、式(2−3)の化合物は、式(2−1)の化合物を、不活性溶媒中、縮合剤を用いて、必要に応じて塩基の存在下に、式(2−2)の化合物と反応させることにより合成することができる。また、場合によっては相関移動触媒を用いることもできる。
塩基としては、通常の反応において塩基として使用されるものであれば特に限定されないが、例えばN−メチルモルホリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン,1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機塩基、又は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、もしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。相間移動触媒としては、例えばテトラブチルアンモニウムブロミドもしくはベンジルトリエチルアンモニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、又は、18−クラウン−6−エーテル等のクラウンエーテル等が挙げられる。縮合剤としては、実験化学講座(日本化学会編、丸善)22巻に記載されているものなどが挙げられる。例えば、シアノリン酸ジエチルもしくはジフェニルホスホリルアジド等のリン酸エステル類、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド・塩酸塩、もしくはジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、2,2’−ジピリジルジスルフィド等のジスルフィド類とトリフェトリフェニルホスフィンのようなホスフィン類を組み合わせたもの、N, N’−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロリド等のリンハライド類、アゾジカルボン酸ジエチル等のアゾジカルボン酸ジエステルとトリフェニルホスフィン等のホスフィン類を組み合わせたもの、又は、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨーダイド等の2−ハロ−1−低級アルキルピリジニウムハライド類等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレンなどの炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、アセトン等のケトン系溶媒、又は、アセトニトリル、N, N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、もしくはヘキサメチレンホスホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0075】
また、式(2−3)において、Rが、置換もしくは無置換のアルキル基で表される場合、式(2−1)の化合物を上記に挙げた方法等でアシル化した後、水素化リチウムアルミニウム、又はジボラン等の還元剤を用いることにより、合成することもできる。
【0076】
また、式(2−3)において、Rがアミジノ基を表す場合、本明細書実施例に記載された方法、又は国際特許公開WO98/47880号もしくは国際特許公開WO01/05774に記載された方法等を用いて合成することができる。具体的には、
【化26】
Figure 2004091369
[式中、Z、R、R、R、R、R50、m及びnは前記と同義である。R52及びR53は、独立して、それぞれRが−C(=NH)NR3637(R36及びR37は、前記と同義である。)を表す場合のR36及びR37を表すか、あるいはR36及びR37の官能基に保護基が結合した基を表す。]
例えば、式(2−1)に、水素化ナトリウム等の塩基の存在下に式(2−4)などのシアノ化アミン類を反応させることにより、式(2−5)の化合物を合成することができる。
【0077】
式(2−2)の化合物、又は式(2−4)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0078】
製造法3(−X−が−NR−X−で表される場合):
【化27】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E、E、及びE10は、脱離基を表す。−X−は、置換もしくは無置換のアルキレンを表す。)
上記Xにおいて、アルキレンとしては炭素数2から4のアルキレンが挙げられ、具体的には、メチレン、エチレン、プロピレン、もしくはブチレン等が挙げられる。該アルキレンの置換基としては、前記のXにおける置換基と同じものが挙げられる。
1)工程1
式(3−2)の化合物は、式(1−1)の化合物を、不活性溶媒中、塩基の存在下に式(3−1)の化合物と反応させることにより合成することができる。ここで、式(3−1)中、E又はEとして具体的には、ヨウ素原子、臭素原子、もしくは塩素原子等のハロゲン原子、又はメタンスルホニルオキシ基もしくはp−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基等が挙げられる。塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、もしくは水酸化ナトリウム等のアルカリ金属塩、トリエチルアミンもしくは1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン等の有機アミン、水素化ナトリウムもしくは水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、又は、ナトリウムメトキシドもしくはt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、又はジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。
2)工程2
製造法2に記載された方法で、式(3−4)の化合物へ導くことができる。ここで、E10としては、前記Eと同じものが挙げられる。
【0079】
ここで、式(3−1)の化合物としては具体的には、式:
【化28】
Figure 2004091369
(式中、E、E、及びpは、前記と同義である。R54及びR55は水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)で表される化合物などが挙げられる。式(3−1)の化合物、及び式(3−3)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0080】
式(3−4)の化合物は、例えばケトン部分を水素化ホウ素ナトリウムなどのヒドリド試薬で還元すること、又はオレフィン部分をパラジウム炭素などの触媒存在下に水素添加によって還元することにより、水酸基もしくはアルキル基などの前記Xの置換基へ変換することもできる。具体的には前記「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCHパブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等を用いることができる。
【0081】
製造法4
【化29】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E12は、脱離基を表す。)
1)工程1
式(4−1)の化合物は、式(1−1)の化合物をグリオキサールと、不活性溶媒中、反応させることによって合成することができる。不活性溶媒としては、水溶媒、メタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド、もしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、又はジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲から選択される。
2)工程2
式(4−3)の化合物は、式(4−1)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。
【0082】
製造法5
【化30】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E13は、置換もしくは無置換のアルキル基を表す。E14は、脱離基を表す。R56及びR57は、独立して、水素原子、又はXの置換基を表す。)
【0083】
1)工程1
式(5−2)の化合物は、不活性溶媒中、塩基存在下に、式(1−1)の化合物と式(5−1)の化合物を反応させることによって合成することができる。E13としては、前記Eと同じものが挙げられる。不活性溶媒としては、水溶媒、酢酸もしくはプロピオン酸等の有機酸、メタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、ベンゼンもしくはトルエン等のベンゼン系溶媒、又は、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲から選択される。塩基としては、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、もしくは炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、N,N’−ジメチルアミノピリジン、もしくはN−メチルモルホリン等の有機塩基、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、又は、カリウムt−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド等が挙げられる。式(5−1)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0084】
2)工程2
式(5−4)の化合物は、式(5−2)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E14としては、前記Eと同じものが挙げられる。
【0085】
製造法6(Xが−NR−CO−X−で表される場合):
【化31】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E15及びE17は、脱離基を表し、E16は、置換又は無置換のアルキル基を表す。Xは、置換もしくは無置換のアルキレンを表す。)
において、アルキレンは前記と同義である。該アルキレンの置換基としては、Xにおける置換基と同じものが挙げられる。
1)工程1
式(6−2)の化合物は、不活性溶媒中、式(1−1)の化合物と、式(6−1)の化合物を塩基の存在下に反応させることによって製造できる。ここで、E15としては、前記Eと同じものが挙げられる。E16としては、前記Eと同じものが挙げられる。塩基としては、水酸化ナトリウム、もしくは水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ナトリウム、もしくはカリウムなどのアルカリ金属、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸水素塩、炭酸カリウムもしくは炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、ナトリウムメトキシドもしくはt−ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコキシド、又はトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−アルキルモルホリン、ピリジン、ルチジン、ピコリン、ジメチルアミノピリジン、N,N’−ジアルキルベンジルアミン、もしくはN,N’−ジアルキルアニリン等の有機アミンが挙げられる。これらの塩基が液体の場合、これらを溶媒として用いることもできる。
不活性溶媒としては、水溶媒、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒、トルエンもしくはベンゼン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は約−20℃〜約150℃の範囲から選択される。式(6−1)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0086】
2)工程2
式(6−2)の化合物は、不活性溶媒中、塩基の存在下に環化することにより、式(6−3)の化合物に導くことができる。塩基としては、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコキシド、又は炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えばメタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、トルエンもしくはベンゼン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミドなどの非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は約−20℃〜約150℃の範囲から選択される。
【0087】
3)工程3
式(6−5)の化合物は、式(6−3)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E17としては、前記Eと同じものが挙げられる。
【0088】
4)工程4
式(6−6)の化合物は、式(6−5)の化合物から、製造法1の工程9に記載された方法により合成することができる。
【0089】
式(6−4)の化合物は、市販品を用いるか、当業者によく知られた方法で合成することができる。
【0090】
製造法7
【化32】
Figure 2004091369
(式中、R、R、R、R、R、R、m、n及びpは前記と同義である。E18は、脱離基を表す。)
1)工程1
式(7−2)の化合物は、式(1−12)の化合物から、製造法1の工程7に記載された方法により合成することができる。式(7−1)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0091】
2)工程2
式(7−3)の化合物は、不活性溶媒中、式(7−2)の化合物を、塩基で処理することによって合成できる。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、又は水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ金属等が挙げられる。また、水酸化アルカリ金属の水溶液を用いることもできる。不活性溶媒としては、例えば、エタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、又はエチレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約80℃〜約250℃の範囲から選択される。
【0092】
3)工程3
式(7−5)の化合物は、式(7−3)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E18としては、前記Eと同じものが挙げられる。
【0093】
4)工程4
式(7−6)の化合物は、式(7−5)の化合物から、製造法1の工程9に記載された方法により合成することができる。
【0094】
式(7−1)の化合物は、市販品を用いるか、当業者によく知られた方法で合成することができる。具体的にはSynthesis 485 (1987)に示されている方法等が挙げられる。式(7−4)の化合物は、市販品を用いるか、当業者によく知られた方法で合成することができる。
【0095】
製造法8
【化33】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R58及びR59は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。E19及びE20は、脱離基を表す。)
1)工程1
式(8−1)の化合物は、式(1−1)の化合物を、溶媒中、酸存在下、亜硝酸ナトリウムと反応させることによって製造できる。溶媒としては、塩酸又は臭化水素酸等の無機酸の水溶液が挙げられる。前記の酸性水溶液をそのまま溶媒として用いるか、アセトン、又は、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒などとの混合溶媒であっても良い。反応温度は、約−50℃〜約50℃の範囲で選択される。好ましくは約−10℃〜約10℃の範囲が挙げられる。得られた式(8−1)の化合物は、単離することなく次の工程で用いることができる。
【0096】
2)工程2
式(8−3)の化合物は、式(8−1)の化合物を、不活性溶媒中、中性条件下、式(8−2)の化合物と反応させることによって合成できる。ここで、中性条件は、約pH7.0〜約pH8.0の範囲から選択される。以下に反応の手順を説明する。まず、式(8−1)の化合物に上記の不活性溶媒を加え、水酸化ナトリウムもしくは飽和炭酸水素ナトリウム等の無機塩基の水溶液を加え、中性条件となるよう調製する。続いて、式(8−2)の化合物を加える。不活性溶媒としては、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、又はクロロホルム等などのハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−20℃〜約50℃の範囲で選択される。好ましくは、約−10℃〜約30℃の範囲が挙げられる。
【0097】
3)工程3
式(8−4)の化合物は、式(8−3)の化合物を、不活性溶媒中、還元することによって合成することができる。還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、メタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、又はジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等エーテル系溶媒が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲で選択される。
また、式(8−4)の化合物は、式(8−3)の化合物を、不活性溶媒中、水素雰囲気下、例えばパラジウム炭素等の触媒存在下に反応を行うことによって合成することができる。不活性溶媒としては、エタノール、メタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、酢酸もしくはプロピオン酸等の有機酸、又は、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約40℃の範囲で選択される。
【0098】
4)工程4
式(8−5)の化合物は、式(8−4)の化合物を、溶媒中、酸性条件下、還元することによって合成することができる。還元剤としては、例えば、シアノ水素化ホウ素ナトリウム等が挙げられる。溶媒としては、1N塩酸を含むメタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。酸性条件は、pH2.0〜pH4.0の範囲から選択される。反応温度は、約10℃〜約80℃の範囲で選択される。
5)工程5
式(8−7)の化合物は、式(8−4)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E19としては、前記Eと同じものが挙げられる。
6)工程6
式(8−8)の化合物は、式(8−7)の化合物から、前記工程4に記載された方法により合成することができる。
7)工程7
式(8−10)の化合物は、式(8−8)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E20としては、前記Eと同じものが挙げられる。
【0099】
式(8−2)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には例えばJ. Heterocycl. Chem. 35,81 (1998) に記載の方法等を用いることができる。
【0100】
製造法9
【化34】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R60,R61、及びR62は、独立して、水素原子、又はXの置換基を表し、R63は置換アミノ基における置換基を表し、E21は脱離基を表す。)
1)工程1
式(9−2)の化合物は、式(1−1)の化合物と、式(9−1)の化合物を、不活性溶媒中、反応させることによって合成できる。不活性溶媒としては、例えばメタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は約0℃〜約200℃の範囲から選択される。式(9−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載されている方法等が挙げられる。
【0101】
2)工程2
式(9−4)の化合物は、式(9−2)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E21としては、前記Eと同じものが挙げられる。
【0102】
製造法10
【化35】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R64は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)
1)工程1
式(10−2)の化合物は、不活性溶媒中、ルイス酸、酸、又はルイス酸と酸の混合物の存在下に、式(10−1)の化合物を反応させて合成することができる。式(10−1)の化合物は、式(10−2)の化合物に対して1〜20当量用いる。酸としては、硫酸、塩酸、塩化水素、臭化水素、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ぎ酸、又は酢酸等が挙げられる。ルイス酸としては、塩化亜鉛、臭化亜鉛、塩化スズ、塩化アルミニウム、又は三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体等が挙げられる。上記酸及びルイス酸はこれらの混合物を用いることもできる。また、酸又は原料化合物が液体の場合これらは、溶媒として使用することもできる。不活性溶媒としては、例えば、水溶媒、エタノール、メタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、又は、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲から選択されるが、通常加熱還流下に反応を行う。また、式(10−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には J. Org. Chem. 47, 2216(1982)もしくはTetrahedron Letters 3979 (1973)に記載の方法等が挙げられる。
【0103】
2)工程2
式(10−3)の化合物は、式(10−2)の化合物を、不活性溶媒中、水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、もしくはシアン化水素化ホウ素ナトリウム等のヒドリド剤と反応させることによって、合成することができる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は約−20℃〜約200℃の範囲から選択される。
【0104】
製造法11(−X−が−CH−NR−X−、又はCO−NR−X−で表される場合):
【化36】
Figure 2004091369
(式中、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。Xは置換もしくは無置換のアルキレンを表し、E22及びE23は、置換もしくは無置換のアルキル基等を表す。E24は、脱離基を表す。)
上記Xにおいて、アルキレンは、前記と同義であり、該アルキレンの置換基としては、Xにおける置換基と同じものが挙げられる。
1)工程1
式(11−1)の化合物は、不活性溶媒中、縮合剤の存在下、式(1−9)とN,O−ジメチルヒドロキシルアミンを反応させることによって合成することができる。縮合は、製造法2の工程2と同様な方法にて行うことができる。
【0105】
2)工程2
式(11−2)の化合物は、不活性溶媒中、式(11−1)の化合物にメチルリチウム又はメチルマグネシウムブロマイドを反応させることにより合成することができる。不活性溶媒としては、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、又はテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は約−80℃〜約30℃の範囲から選択される。
【0106】
3)工程3
式(11−4)の化合物は、不活性溶媒中、塩基で処理した式(11−2)の化合物と式(11−3)の化合物と反応させることにより合成することができる。
塩基としては、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、もしくはポタシウムビス(トリメチルシリル)アミド等のアルカリ金属アミド等が挙げられる。不活性溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、塩基で式(11−2)を処理する際には、約−80℃〜約−50℃の範囲から選択され、塩基で処理された式(11−2)と式(11−3)との反応では、約−80℃〜約30℃の範囲から選択される。ここで、E22及びE23としては、前記Eと同じものが挙げられる。
式(11−3)の化合物は、市販品を用いるか、当業者によく知られた方法で合成することができる。具体的にはSynth. Commun. 28, 1159 (1998)に示されている方法等が挙げられる。
【0107】
4)工程4
式(11−6)の化合物は、不活性溶媒中、式(11−4)の化合物と式(11−5)の化合物と反応させて合成することができる。不活性溶媒としては、トルエンもしくはベンゼン等の炭化水素系溶媒、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は約0℃〜約150℃の範囲から選択される。式(11−5)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0108】
5)工程5
式(11−7)の化合物は、式(11−6)の化合物の水酸基を、不活性溶媒中、前記の製造法1の工程10に記載された方法で、臭素原子等のハロゲン原子、又はメタンスルホニルオキシ基もしくはp−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオキシ基等の脱離基に変換した後、不活性溶媒中、アジ化ナトリウムなどのアジド化剤でアジド化し、さらに、トリフェニルホスフィン等の試薬を用いる還元環化反応によって、合成することができる。アジド化時で使用する不活性溶媒としては、ジメチルスルホキシド、もしくはN,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。還元環化反応で使用する不活性溶媒として、水溶媒、又は1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、アジド化の際には、約50℃〜約130℃の範囲から選択され、還元環化反応では、約50℃〜約100℃の範囲から選択される。
【0109】
6)工程6
式(11−9)の化合物は、式(11−7)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E24は、前記Eと同じものが挙げられる。
【0110】
7)工程7
式(11−10)の化合物は、式(11−9)の化合物から、製造法1の工程9に記載された方法により合成することができる。
【0111】
製造法12
【化37】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E25は、置換又は無置換のアルキル基等を表す。E26及びE27は、脱離基を表す。R65、R66、及びR67は、独立して、水素原子、又はXの置換基を表す。)
1)工程1
式(12−2)、及び式(12−3)の化合物は、式(1−1)の化合物を、必要に応じて塩基の存在下、不活性溶媒中、式(12−1)の化合物と反応させて合成することができる。塩基としては、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリウムもしくはカリウム等のアルカリ金属、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩、炭酸カリウムもしくは炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、ナトリウムメトキシドもしくはt−ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコキシド、又は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ルチジン、ピコリン、ジメチルアミノピリジン、N−アルキルモルホリン、N,N’−ジアルキルベンジルアミン、もしくはN,N’−ジアルキルアニリン等の有機塩基等が挙げられる。これらの塩基、又は原料化合物が液体の場合、これらを溶媒として用いることもできる。不活性溶媒としては、水溶媒、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒、トルエンもしくはベンゼン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタンもしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、通常約−20℃〜約200℃の範囲から選択される。
式(12−1)の化合物は、市販品を用いるか、又は公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)22巻に示されている方法が挙げられる。
【0112】
2)工程2
式(12−4)及び式(12−8)の化合物は、製造法6の工程2と同様に、式(12−2)及び式(12−3)からそれぞれ合成できる。
【0113】
3)工程3
式(12−6)及び式(12−10)の化合物は、製造法2の工程2と同様に、式(12−4)及び式(12−8)からそれぞれ合成できる。ここで、E26及びE27は、前記Eと同じものが挙げられる。
【0114】
4)工程4
式(12−7)及び式(12−11)の化合物は、製造法1の工程9と同様に、式(12−6)及び式(12−10)からそれぞれ合成できる。
【0115】
製造法13
【化38】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R68、R69、及びR70は、独立して、水素原子、又はXの置換基を表す。)
式(13−2)の化合物は、式(1−1)の化合物と式(13−1)の化合物を、酸の存在下、不活性溶媒中で反応させて合成することができる。酸としては、塩酸もしくは硫酸等の無機酸が挙げられる。不活性溶媒としては、メタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、トルエンもしくはベンゼン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、酢酸もしくはプロピオン酸等の有機酸、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は通常約20℃〜約200℃の範囲から選択される。
式(13−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)22巻に記載されている方法等が挙げられる。
【0116】
製造法14
【化39】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E28は、置換又は無置換のアルキル基等を表す。R71及びR72は、独立して水素原子、又はXの置換基を表す。)
1)工程1
式(14−2)の化合物は、不活性溶媒中、酸存在下に、式(1−1)の化合物と式(14−1)の化合物とを反応させることによって合成することができる。酸としては、酢酸又はトリフルオロ酢酸等の有機酸が挙げられ、これらを溶媒量用いても良い。不活性溶媒としては、水溶媒、酢酸等の有機酸、メタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約200℃の範囲から選択される。ここで、E28は、前記Eと同じものが挙げられる。式(14−1)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0117】
2)工程2
式(14−3)の化合物は、式(14−2)の化合物を、ジメチルアニリンもしくはジエチルアニリン等の塩基の存在下、必要に応じて不活性溶媒中、オキシ塩化リン等のハロゲン化剤と反応させることにより、合成することができる。不活性溶媒としては、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。又はロゲン化剤や塩基が液体の場合これを溶媒として用いることもできる。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲から選択される。
【0118】
3)工程3
式(14−4)の化合物は、式(14−3)の化合物を、製造法2の工程1に記載された方法等で還元することによって合成することができる。
式(14−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)22巻に示されている方法が挙げられる。
【0119】
製造法15
【化40】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E29は、置換又は無置換のアルキル基等を表す。R73は、水素原子、又はXの置換基を表す。)
式(15−2)の化合物は、不活性溶媒中、式(1−1)の化合物に、式(15−1)の化合物を、付加反応させた後、有機酸存在下、縮合環化反応を行うことによって合成することができる。付加反応で使用する不活性溶媒として、メタノール又はエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。縮合環化反応で使用する有機酸として、酢酸又はプロピオン酸等が挙げられる。反応温度は、付加反応の際には、約−20℃〜約100℃の範囲から選択され、縮合環化反応では、約50℃〜約100℃の範囲から選択される。ここで、E29としては、前記Eと同じものが挙げられる。
式(15−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には新実験化学講座(日本化学会編、丸善)14巻に示されている方法が挙げられる。
【0120】
製造法16
【化41】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。E30は、置換又は無置換のアルキル基等を表す。R81及びR82は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。又は、R81及びR82はいっしょになって5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)
1)工程1
式(16−2)の化合物は、不活性溶媒中、式(1−1)の化合物と式(16−1)の化合物を反応させることにより合成することができる。不活性溶媒として、酢酸もしくはプロピオン酸等の有機酸が挙げられる。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。ここで、E30は、前記Eと同じものが挙げられる。式(16−1)の化合物は、市販品を用いるか、当業者によく知られた方法で合成することができる。式(16−3)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)20巻に記載されている方法等が挙げられる。
【0121】
2)工程2
式(16−4)の化合物は、不活性溶媒中、式(16−2)の化合物と式(16−3)の化合物を反応させることにより合成することができる。不活性溶媒として、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。
【0122】
製造法17
【化42】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R81、R82、m及びnは前記と同義である。E31は、置換又は無置換のアルキル基等を表す。)
1)工程1
式(17−2)の化合物は、不活性溶媒中、式(1−1)の化合物と式(17−1)の化合物を反応させることにより合成することができる。不活性溶媒として、酢酸もしくはプロピオン酸等の有機酸が挙げられる。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。ここで、E31は、前記Eと同じものが挙げられる。式(17−1)の化合物は、市販品を用いるか、当業者によく知られた方法で合成することができる。
【0123】
2)工程2
式(17−3)の化合物は、塩基存在下、不活性溶媒中、式(17−2)の化合物を加水分解することにより合成することができる。塩基としては、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属等が挙げられ、通常、その水溶液が使用される。不活性溶媒として、メタノールもしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約50℃〜約100℃の範囲から選択される。
【0124】
3)工程3
式(17−5)の化合物は、式(16−3)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法等により合成することができる。
【0125】
製造法18
【化43】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R84は、アルキル基を表し、R83は、水素原子、又はXの置換基を表す。)
1)工程1
式(18−2)の化合物は、不活性溶媒中、酸の存在下に、式(1−1)の化合物と式(18−1)の化合物を反応させることによって合成できる。酸としては、塩酸、硫酸、又はトリフルオロ酢酸等が挙げられる。不活性溶媒としては、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約200℃の範囲から選択される。式(18−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には特開昭63−48270 に示されている方法等が挙げられる。
【0126】
2)工程2
式(18−3)の化合物は、不活性溶媒中、式(18−2)の化合物を還元することによって合成できる。還元方法としては、製造法2の工程1に記載された方法等を用いることができる。
【0127】
製造法19
【化44】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R85及びR86は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。E32は、脱離基を表す。)
1)工程1
式(19−2)の化合物は、不活性溶媒中、ルイス酸、及び/又は酸の存在下、式(19−1)の化合物と式(1−1)の化合物を反応させることによって合成できる。ルイス酸としては、ハロゲン化亜鉛、ハロゲン化スズ、ハロゲン化アルミニウム、又は三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体等が挙げられる。酸としては、硫酸、塩酸、塩化水素、臭化水素、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ぎ酸、又は酢酸等が挙げられる。ルイス酸及び酸は、これらの混合物を用いることもできる。不活性溶媒としては、水溶媒、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲から選択される。式(19−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的にはJ. Org. Chem. 63, 4129(1998)に示されている方法等が挙げられる。
【0128】
2)工程2
式(19−4)の化合物は、式(19−2)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。ここで、E32は、前記Eと同じものが挙げられる。
【0129】
また、式(19−2)の化合物は、以下の方法によっても合成できる。
【化45】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R85、R86、m及びnは前記と同義である。は、水素原子、又は置換又は無置換のアルキル基を表す。>C=E33はカルボニル基又はアセタールを示す。また、E34は、ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、又はp−トルエンスルホニルオキシ基を示す。)
【0130】
3)工程3
式(19−6)の化合物は、不活性溶媒中、式(1−1)の化合物を塩基で処理し、式(19−5)の化合物を反応させることによって合成できる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムエトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属、エチルマグネシウムブロマイド等のグリニアール試薬、ナトリウムアミド、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、もしくはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド等のアミド、又は、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、もしくはt−ブチルリチウム等の有機リチウム試薬等が挙げられる。好ましい塩基としては、水素化ナトリウム、t−ブトキシカリウム、又はn−ブチルリチウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、もしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又はジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−78℃〜約100℃の範囲から選択される。得られた式(19−6)の化合物は、単離することなく次の工程で用いることができる。式(19−5)の化合物は、公知の方法(特開平7−278148)に従って合成することができる。
【0131】
4)工程4
式(19−2)の化合物は、式(19−6)の化合物から、製造法1の工程1に記載された方法等を用いて、合成することができる。
【0132】
製造法20
【化46】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R91及びR92は、水素原子、又は式(1)におけるXの置換基を表す。)
工程1及び工程2は Synthesis 71(1986) に記載されている方法を参考にして実施できる。
1)工程1
式(20−1)の化合物は、式(1−1)の化合物を、不活性溶媒中、無機塩基存在下、ヒドロキシルアミン−O−スルホン酸と反応させることによって合成することができる。無機塩基としては、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属が挙げられる。不活性溶媒としては、ジメチルスルホキシドもしくはジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−10℃〜約40℃の範囲で選択される。
【0133】
2)工程2
式(20−3)の化合物は、式(20−1)の化合物を、不活性溶媒中、式(20−2)の化合物と反応させることによって合成することができる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、もしくはイソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約50℃〜約100℃の範囲で選択される。式(20−2)の化合物は、市販品を用いるか、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCHパブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載された方法等、当業者にとってよく知られた方法で合成することができる。
【0134】
3)工程3
式(20−4)の化合物は、式(20−3)の化合物を、溶媒中、酸性条件下、還元することによって合成することができる。還元剤としては、例えば、シアノ水素化ホウ素ナトリウム等が挙げられる。溶媒としては、1N塩酸を含むメタノール又はエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。酸性条件は、pH2.0〜pH4.0の範囲から選択される。反応温度は、約10℃〜約80℃の範囲で選択される。
【0135】
製造法21
【化47】
Figure 2004091369
(式中、E、Z、R、R、R、R、R50、m及びnは前記と同義である。)
1)工程1
式(21−2)の化合物は、公知の方法で合成することができる。具体的には、J. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 1545 (1996)に示された方法や、以下に例示する方法等が挙げられる。
すなわち、式(21−1)の化合物は、不活性溶媒中、塩基で処理したマロニトリルと式(1−10)の化合物と反応させ、有機塩基存在下、ジメチル硫酸で処理することにより合成することができる。塩基としては、水素化ナトリウム、もしくは水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物、ナトリウムアミド、リチウムアミド、もしくはリチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド、ナトリウムメトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコラート等、又はブチルリチウム、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、もしくはt−ブチルリチウム等の有機リチウム試薬等が挙げられる。有機塩基としては、ジエチルアミンもしくはトリエチルアミン等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、又は1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。塩基でマロニトリルを処理する場合、反応温度は、約−80℃〜約30℃の範囲から選択され、塩基で処理したマロニトリル(21−1)と式(1−8)の化合物と反応させる場合、約−80℃〜約30℃の範囲から選択され、ジメチル硫酸で処理する場合、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。
【0136】
2)工程2
式(21−2)の化合物は、式(21−1)の化合物から製造法1の工程7に記載された方法で、合成することができる。
【0137】
3)工程3
式(21−4)の化合物は、式(21−2)の化合物から、製造法1の工程1に記載された方法等を用いて、合成することができる。
【0138】
4)工程4
式(21−5)の化合物は、式(21−4)の化合物から、製造法2の工程1に記載された方法等を用いて、合成することができる。
【0139】
5)工程5
式(21−6)の化合物は、式(21−5)の化合物から、製造法1の工程9に記載の方法等を用いて、合成することができる。又は「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」等に記載された方法等を用いることができる。
【0140】
6)工程6
式(21−7)の化合物は、式(21−5)の化合物から、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」等に記載された方法等を用い、合成する
尚、前記工程1から工程2までは、化合物を単離することなく、反応を実施することができる。
【0141】
製造法22
【化48】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R94は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基等式(1)におけるXの置換基を表す。)
式(22−2)は、不活性溶媒中、有機塩基存在下、式(1−1)の化合物と式(22−1)の化合物を反応させることによって合成できる。有機塩基としては、ピペリジン又はトリエチルアミン等が挙げられる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、トルエンもしくはベンゼンなどの炭化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒、又はテトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。式(22−1)の化合物は、市販品を用いるか、J. Chem. Res.,Synop. 208 (1998) を参考にして合成することが出来る。
【0142】
製造法23
【化49】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。)
式(23−1)の化合物は、式(1−1)の化合物を、塩基存在下、N−(クロロカルボニル)イソシアネートと反応させることによって合成することができる。塩基としては、トリエチルアミン、又はジイソプロピルエチルアミン等の有機アミンが挙げられる。反応温度は、約−10℃〜約50℃の範囲で選択される。
【0143】
製造法24
【化50】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R95は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基等を表す。式(1)におけるXの置換基を表す。E35は、置換又は無置換のアルキル基等を表す。)
式(24−2)の化合物は、式(1−1)の化合物を、式(24−1)の化合物と反応させることによって合成することができる。反応温度は、約50℃〜約250℃の範囲で選択される。ここで、E35は、前記Eと同じものが挙げられる。式(24−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載されている方法等が挙げられる。
【0144】
製造法25
【化51】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R96は、水素原子又は置換もしくは無置換のアルキル基等を表す。)
式(25−3)は、不活性溶媒中、ホルマリン存在下、前記製造法4を用いて製造することができる式(25−1)の化合物と式(25−2)の1級アミンを反応させることによって合成できる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、又はイソプロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約40℃の範囲から選択される。式(25−2)の化合物は、市販品を用いるか、又は公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)20巻に記載されている方法等が挙げられる。
【0145】
また、式(25−3)の化合物は、Z. Naturforschung 55b, 443 (2000)を参考にして合成することが出来る。
【0146】
製造法26
【化52】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R97及びR98は、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基等を表す。又は、R97及びR98は、いっしょになって5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)
式(26−2)の化合物は、式(25−1)の化合物から、製造法25に記載された方法等を用いて、合成することができる。
【0147】
製造法27
【化53】
Figure 2004091369
(式中、X、R、R、R、R、R97、R98、m、及びnは前記と同義である。)
式(27−3)の化合物は、式(27−1)から、製造法25に記載された方法等を用いて、合成することができる。
【0148】
製造法28
【化54】
Figure 2004091369
(式中、X、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R99は置換アミノ基の置換基を表す。E36は脱離基を表す。)
1)工程1
式(28−2)の化合物は、式(28−1)の化合物を、不活性溶媒中、ニトロニウム テトラフルオロボレートと反応させることによって合成することができる。不活性溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、又はジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−100℃〜約20℃の範囲で選択される。
【0149】
2)工程2
式(28−3)の化合物は、式(28−2)の化合物を、水素ガス雰囲気下、不活性溶媒中、白金触媒、パラジウム触媒、又は銅触媒等を用いた接触水素還元させることによって合成することができる。不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエン、もしくはキシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、又は、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0150】
3)工程3
式(28−5)の化合物は、式(28−3)の化合物を、不活性溶媒の存在下又は不存在下に、塩基の存在下、式(28−4)の化合物と反応させることによって、製法2、工程2と同様の方法で合成できる。式(28−4)の化合物としては具体的には、各種ハロゲン化アシル類、ハロゲン化スルホニル類、ハロゲン化アシルアミノ酸、シアン化ハロゲン又は酸無水物等が挙げられる。塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピコリン等の有機塩基類等が挙げられる。不活性溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
【0151】
製造法29
【化55】
Figure 2004091369
(式中、R、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R100は、水素原子、又は置換又は無置換のアルキル基を表す。R101はRと同義である。E37は脱離基を表す。)
1)工程1
式(29−1)の化合物は、式(1−12)の化合物と2−ヒドロキヒエチルヒドラジンを原料として、製造法1の工程7に記載された方法等を用いて、合成することができる。
【0152】
2)工程2
式(29−2)の化合物は、式(29−1)の化合物を、塩化チオニルと反応させることによって合成することができる。反応温度は、約50℃〜約150℃の範囲で選択される。
【0153】
3)工程3
式(29−4)の化合物は、式(29−2)の化合物を、式(29−3)の化合物と反応させることによって合成することができる。反応温度は、約50℃〜約150℃の範囲で選択される。式(29−3)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)20巻に記載されている方法等が挙げられる。
【0154】
4)工程4
式(29−5)の化合物は、式(29−4)の化合物を、不活性溶媒中、1,1’−ジカルボニルイミダゾールと反応させることによって合成することができる。不活性溶媒としては、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、もしくはジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約20℃〜約150℃の範囲で選択される。
【0155】
5)工程5
式(29−7)の化合物は、式(29−5)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。
【0156】
また、式(29−5)の化合物は、Tetrahedron 32, 839 (1976)を参考にして合成することが出来る。
【0157】
製造法30
【化56】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R 02及びR103は、水素原子、又は置換又は無置換のアルキル基を表す。E38及びE39は、置換もしくは無置換のアルキル基を表す。)
1)工程1
式(30−2)の化合物は、式(1−1)の化合物を、不活性溶媒中、式(30−1)の化合物と反応させることによって合成することができる。不活性溶媒としては、アセトニトリル、ジメチルスルホキシドもしくはジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−10℃〜約40℃の範囲で選択される。ここで、E38は、前記Eと同じものが挙げられる。式(30−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載されている方法等が挙げられる。
【0158】
2)工程2
式(30−4)の化合物は、式(30−2)の化合物を、式(30−3)の化合物と反応させることによって合成することができる。反応温度は、約50℃〜約200℃の範囲で選択される。ここで、E39は、前記Eと同じものが挙げられる。式(30−3)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」に記載されている方法等が挙げられる。
【0159】
また、式(30−4)の化合物は、J. Heterocycl. Chemistry 10, 885 (1973)を参考にして合成することが出来る。
【0160】
製造法31
【化57】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、R70、R71、R97、R98、m、及びnは前記と同義である。)
式(31−2)は、不活性溶媒中、無機塩基存在下、式(14−3)の化合物と式(31−1)の化合物を反応させることによって合成できる。無機塩基としては、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、トルエンもしくはベンゼンなどの炭化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミドもしくはアセトニトリル等の非プロトン性溶媒、又はテトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。式(31−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)20巻に記載されている方法等が挙げられる。
【0161】
また、式(31−2)の化合物は、Chem. Pharm. Bull. 47, 928 (1999)を参考にして合成することが出来る。
【0162】
製造法32
【化58】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R108、R109、及びR110は、水素原子、又は置換又は無置換のアルキル基を表す。又は、R109及びR110はいっしょになって5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。E40は、脱離基を表す。)
1)工程1
式(32−2)の化合物は、不活性溶媒中、塩基存在下、式(1−1)の化合物と式(32−1)の化合物を反応させることにより合成することができる。塩基としては、ナトリウムメトキシド又はナトリウムエトキシド等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶媒としては、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ベンゼンもしくはトルエン等の炭化水素系溶媒、又はジメチルスルホキシドもしくはN,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。ここで、E40は、前記Eと同じものが挙げられる。式(32−1)の化合物は、市販品を用いるか、又は公知の方法で合成することができる。具体的には新実験化学講座(日本化学会編、丸善)14巻に示されている方法が挙げられる。
【0163】
2)工程2
式(32−4)の化合物は、不活性溶媒中、塩素化剤存在下、式(32−2)から合成することができる。不活性溶媒としては、ベンゼンもしくはトルエン等の炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。
【0164】
3)工程3
式(32−5)の化合物は、式(32−3)の化合物から、製造法31に記載された方法により合成することができる。
【0165】
また、式(32−1)の化合物は公知の方法(特開平9−143181)を参考にして合成することができる。
【0166】
製造法33
【化59】
Figure 2004091369
(式中、X、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R111は、水素原子、又は置換又は無置換のアルキル基を表す。)
式(33−2)の化合物は、まず、不活性溶媒中、式(33−1)の化合物と式(28−3)の化合物を反応させ、その反応溶液に有機酸を加え、続いてナトリウムシアノボロヒドリドとの反応を行うことにより合成することができる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、又はイソプロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。有機酸としては、ぎ酸、酢酸、又はプロピオン酸等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。また、式(33−2)の化合物は、式(28−3)の化合物から、「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」等に記載された方法等を用い、合成することができる。
【0167】
製造法34
【化60】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。)
式(34−1)の化合物は、式(1−1)の化合物及び2−クロロマロンアルデヒドから、製造法1の工程1に記載された方法により合成することができる。
【0168】
本発明の化合物、その中間体、又はその原料化合物が官能基を有している場合、必要に応じて、適当な工程、すなわち製造法1ないし[34]で示された各製造方法の途中の段階等で、当業者の常法に従い、置換基を導入する反応、又は官能基変換反応等を行うことができる。これらについては「実験化学講座(日本化学会編、丸善)」、又は「コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション、R.C.ラロック著、(VCH パブリッシャーズ,Inc、1989)」等に記載された方法等を用いることができる。
官能基変換反応としては、例えば、酸ハライド、スルホニルハライド等を用いてアシル化又はスルホニル化を行う反応、ハロゲン化アルキル等のアルキル化剤を反応させる反応、加水分解反応、Friedel−Crafts反応やWittig反応等の炭素−炭素結合形成反応、酸化もしくは還元反応等が挙げられる。
具体的には、以下の製造法35又は[36]に示される方法等が挙げられる。
【0169】
製造法35
【化61】
Figure 2004091369
(式中、Z、R、R、R、R、m及びnは前記と同義である。R112、及びR113は、水素原子、又は置換又は無置換のアルキル基を表す。又は、R112及びR113はいっしょになって含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)
式(35−2)の化合物は、不活性溶媒中、触媒、ホスフィン配位子及び塩基の存在下、式(35−1)の2級アミンと式(34−1)の化合物を反応させることによって合成することができる。触媒としては、酢酸パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、トランス−ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒、又はビス(1,5−シクロロクタジエン)ニッケル等のニッケル触媒が挙げられる。ホスフィン配位子としては、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、ラセミック−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N’−ジメチルアミノ)ビフェニル、又はトリ−t−ホスフィン等の立体的に嵩高いホスフィン配位子等が挙げられる。塩基としては、炭酸セシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムブトキシド、カリウムブトキシド、ナトリウムフェノキシド、カリウムフェノキシド、又はりん酸三カリウム等の無機塩基が挙げられる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、もしくはイソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、N,N’−ジメチルホルムアミドもしくはN,N’−ジメチルアセトアミド等の非プロトン性溶媒、トルエン、ベンゼン、アセトニトリル、N−メチルピロリジン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等の非プロトン性溶媒、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、又はジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は約0℃〜約150℃の範囲から選択される。式(35−1)の化合物は、市販品を用いるか、あるいは公知の方法で合成することができる。具体的には実験化学講座(日本化学会編、丸善)20巻に記載されている方法等が挙げられる。
【0170】
式(35−2)の化合物は、他に当業者に知られている方法に従って合成することができ、例えばAcc. Chem. Res. 31, 805(1998)、J. Am. Chem. Soc. 118, 7217(1996)、 J. Am. Chem. Soc. 199, 6054(1997)、 J. Am. Chem. Soc. 116, 5969(1994)、 J. Org. Chem. 65, 1158(2000)、 J. Org. Chem. 65, 1144(2000)、又はJ. Org. Chem. 64, 5575(1999)に記載された方法等が挙げられる。
【0171】
また、本発明の化合物又はその中間体がアミノ基、カルボキシ基、水酸基、アミジノ基、グアニジノ基、オキソ基等の官能基を有している場合、必要に応じて保護基を導入する工程、又は脱保護する工程も含んでいる。好適な保護基、保護する方法、及び脱保護する方法としては、「Protective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)」などに記載された方法を用いることができる。
【0172】
製造法36
【化62】
Figure 2004091369
(式中、X、R、R、R、R、R99、R100、m及びnは前記と同義である。R114は、アルキル基を表す。E40は、臭素原子又はヨウ素原子を表す。E41は、ナトリウム原子又はカリウム原子を表す。R115は、水素原子又は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。R118は、前記Rと同義である。E35は、脱離基を表す。R119は、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアリール基、又は置換もしくは無置換のヘテロアリール基を表す。)
1)工程1
式(36−2)の化合物は、不活性溶媒中、式(27−3)の化合物と式(36−1)の化合物を反応させることにより合成することができる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノールもしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、あるいはジメチルスルホキシドもしくはN,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。式(36−1)の化合物は、市販品を用いることができる。具体的には、ヨウ化メチル、臭化メチルもしくはヨウ化エチル等が挙げられる。
また、式(36−2)の化合物は、Heterocycles 38, 1881 (1994)又はChem.Pharm. Bull. 39, 2556 (1991)記載の方法を参考に合成することができる。
【0173】
2)工程2
式(36−4)の化合物は、不活性溶媒中、式(36−2)の化合物と式(36−3)の化合物を反応させることにより合成することができる。不活性溶媒としては、メタノール、エタノールもしくはイソプロパノール等のアルコール系溶媒、アセトニトリル、ジメチルスルホキシドもしくはN,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等、又は水等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。式(36−2)の化合物は、市販品を用いることができる。具体的には、シアン化ナトリウムもしくはシアン化カリウム等が挙げられる。
また、式(36−4)の化合物は、Heterocycles 38, 1881 (1994)又はChem.Pharm. Bull. 39, 2556 (1991)記載の方法を参考に合成することができる。
【0174】
3)工程3
式(36−5)の化合物は、式(32−4)の化合物から、製造法1の工程9に記載された方法により合成することができる。
また、式(36−5)の化合物は、Tetrahedron 56, 4759 (2000)記載の方法を参考に合成することができる。
【0175】
4)工程4
式(36−7)の化合物は、式(36−5)の化合物から、製造法33に記載された方法により合成することができる。
【0176】
5)工程5
式(32−8)の化合物は、J. Med. Chem. 43, 1011(2000)記載の方法を参考に合成することができる。
【0177】
6)工程6
式(36−10)の化合物は、式(36−5)の化合物から、製造法2の工程2に記載された方法により合成することができる。
【0178】
7)工程7
式(36−12)の化合物は、不活性溶媒中、式(36−2)の化合物と塩基で処理した式(36−11)の化合物を反応させることにより合成することができる。塩基としては、水素化ナトリウム、もしくは水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物、ナトリウムアミド、リチウムアミド、もしくはリチウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド、又はナトリウムメトキシド、もしくはt−ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコラート等が挙げられる。式(36−11)の化合物を塩基で処理する際の不活性溶媒としては、アセトニトリル、ジメチルスルホキシドもしくはN,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約100℃の範囲から選択される。式(36−2)の化合物と塩基で処理した式(36−11)の化合物との反応を行う際の不活性溶媒としては、ジメチルスルホキシドもしくはN,N’−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約100℃の範囲から選択される。
また、式(36−12)の化合物は、J. Organomet. Chem. 527, 259 (1997)、Synth. Commun. 29, 19 (1999)、又はJ. Org. Chem. 61, 10 (1996)記載の方法を参考に合成することができる。
【0179】
本発明のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩は、上記の製造法1〜製造法36に記載された方法等を用いて合成反応を行った後、必要に応じて、再結晶、クロマトグラフィー(例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、もしくはイオン交換クロマトグラフィー)等で精製しすることにより、製造することができる。具体的には、実験化学講座(日本化学会編、丸善)1巻に記載された方法等を用いることができる。
【0180】
本発明のビフェニル化合物において、1つ以上の不斉点がある場合は、通常の方法に従って、その不斉点を有する原料を用いるか、又は途中の段階で導入することで、製造することができる。例えば、光学異性体の場合、光学活性な原料を用いるか、製造工程の適当な段階で光学分割などを行うことで得ることができる。光学分割法としては、本発明のビフェニル化合物もしくはその中間体を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の炭化水素系溶媒、又はアセトニトリル等、及びこれらの混合溶媒)、光学活性な酸(例えば、マンデル酸、N−ベンジルオキシアラニン、もしくは乳酸などのモノカルボン酸、酒石酸、o−ジイソプロピリデン酒石酸、もしくはリンゴ酸などのジカルボン酸、又は、カンファースルフォン酸もしくはブロモカンファースルフォン酸などのスルフォン酸)と塩を形成させることもできる。
本発明のビフェニル化合物もしくはその中間体がカルボキシ基等の酸性置換基を有する場合は光学活性なアミン(例えばα−フェネチルアミン、キニン、キニジン、シンコニジン、シンコニン、ストリキニーネ等の有機アミン)と塩を形成させることもできる。
【0181】
塩を形成させる温度としては、室温から溶媒の沸点の範囲が挙げられる。光学純度を向上させるためには、一旦、溶媒の沸点付近まで温度を上げることが望ましい。析出した塩を濾取するまえに必要に応じて冷却し、収率を向上させることができる。光学活性な酸又はアミンの使用量は、基質に対し約0.5〜約2.0当量の範囲、好ましくは1当量前後の範囲が適当である。必要に応じ結晶を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の炭化水素系溶媒、アセトニトリル等及びこれらの混合溶媒)で再結晶し、高純度の光学活性な塩を得ることもできる。必要に応じ、得られた塩を通常の方法で酸又は塩基と処理しフリー体を得ることもできる。
【0182】
前述のとおり、本発明のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩は、優れたリンパ球の増殖抑制作用を示し、更に、自己免疫疾患モデルの一つである、潰瘍性大腸炎モデルにおいて、有効であった。
以上のように本発明のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩は、自己免疫疾患治療薬(例えば、潰瘍性大腸炎、慢性関節リュウマチ、多発性硬化症、全身性紅斑性狼瘡、全身性強皮症、シェーグレン症候群、橋本病、重症筋無力症、バセドー病、アジソン病、若年性糖尿病(I型糖尿病)、自己免疫性血液性疾患(例えば、再生不良性貧血、溶血性貧血、突発性血小板減少症等)、慢性活動型肝炎、糸球体腎炎、又は間質性肺繊維症等)、炎症性疾患(例えば変形性関節炎、痛風、乾癬等)、又はアレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎等)などの治療薬、予防薬として有用である。また、臓器もしくは皮膚移植後の、拒絶反応を抑制するために用いることもできる。
更に、本発明のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩は、その生理活性を評価するにあたって、スーパー抗原の一つである、SEBの刺激によるリンパ球の増殖を抑制するか否かを一つの指標としていているので、SEBの関与が示唆されている、川崎病、新生児TSS用発疹症、黄色ぶどう球菌などの感染症等の疾患の治療剤としても有効である。
【0183】
本発明のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩は、これを医薬として用いるにあたり、経口的又は非経口的(例えば、静脈内、皮下、もしくは筋肉内注射、局所的、経直腸的、経皮的、又は経鼻的)に投与することができる。経口投与のための形体としては、例えば、錠剤、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、散剤、液剤、シロップ剤又は懸濁剤などが挙げられ、非経口投与のための形体としては、例えば、注射用水性剤もしくは油性剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、エアロゾル剤、坐剤、貼付剤などが挙げられる。これらの製剤は、従来公知の技術を用いて調製され、許容される通常の担体、賦形剤、結合剤、安定剤等を含有することができる。また、注射剤形で用いる場合には許容される緩衝剤、溶解補助剤、等張剤等を添加することもできる。
本発明のビフェニル化合物又はその医薬上許容される塩の投与量、投与回数は、患者の症状、性別、年令、もしくは体重、又は、投与形態によって異なるが、例えば、成人に対して経口で、本発明化合物の有効成分量として、1日あたり約1〜2000mg、好ましくは10〜500mgを1回又は数回に分けて投与することができる。
【0184】
以下に、本発明のビフェニル化合物を以下の表1〜表5に具体的に例示するが、本発明はこれに限定されない。
【化63】
Figure 2004091369
【0185】
【化64】
Figure 2004091369
【0186】
【化65】
Figure 2004091369
【0187】
【化66】
Figure 2004091369
【0188】
【化67】
Figure 2004091369
【0189】
【化68】
Figure 2004091369
【0190】
【実施例】
以下に実施例及び参考例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はもとよりこれに限定されるものではない。
以下の実施例における略号は以下のとおりである。
t:ターシャリー
Boc:t−ブトキシカルボニル
実施例1
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化69】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(22.0g)、1,1,3,3−テトラメトキシプロパン(14.1 ml)、塩化亜鉛(5.32g)、及び硫酸(5ml)のエタノール(250 ml)溶液を80℃で、5時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル= 5/1)で精製し、目的物(18.10 g)を黄色結晶として得た。
H NMR (300 MHz,DMSO−d)δ:ppm 9.04−9.02(m, 1H),8.48(dd, J = 1.6 and 4.0 Hz, 1H), 7.51−7.21(m, 8H), 6.97 (dd, J = 4.0 and 6.9 Hz, 1H), 6.66 (s,1H), 4.43(q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.69 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0191】
実施例1と同様の方法で、実施例2〜実施例3の化合物を合成した。
【0192】
実施例2
2−[(1S)−1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化70】
Figure 2004091369
H NMR(300MHz, DMSO−d) δ:ppm 9.04−9.02(m, 1H),8.48(dd, J = 1.6 and 4.0 Hz, 1H), 7.51−7.21(m, 8H), 6.97(dd, J = 4.0 and 6.9 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 4.43(q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.69 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0193】
実施例3
t−ブチル 3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノエート
【化71】
Figure 2004091369
H NMR(400MHz,CDCl) δ:ppm 8.62 (dd, J = 1.7 and 7.0 Hz, 1H), 8.38 (dd, J = 1.7 and 4.0 Hz, 1H), 7.55−7.48 (m, 2H), 7.43−7.37 (m, 2H), 7.36−7.31 (m, 2H), 7.21−7.16 (m, 1H), 7.15−7.07 (m, 1H), 6.72 (dd, J = 4.0 and 7.0 Hz, 1H), 4.62 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.53 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 1.95 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 1.79 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.38 (s, 9H).
【0194】
実施例4
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化72】
Figure 2004091369
実施例1で得られた化合物(1.3 g)をエタノール(50 ml)に溶かし、その溶液に水素化ホウ素ナトリウム(232 mg)を加えた。反応溶液を加熱還流下、8時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール = 20/1)で精製し、目的物(830 mg)を白色結晶として得た。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm 7.53−7.50 (m, 2H), 7.43−7.40 (m, 2H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.16−7.08 (m, 2H), 5.19 (s, 1H), 4.10−4.04 (m, 3H), 3.30−3.26 (m, 2H), 2.17−2.11 (m, 2H), 1.61 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0195】
実施例4と同様の方法で、実施例5の化合物を合成した。
【0196】
実施例5
2−[(1S)−1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化73】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm 7.58−7.23 (m, 6H), 7.24−7.21 (m, 2H), 5.95 (s, 1H), 5.11 (s, 1H), 4.01 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.00−3.94 (m, 2H),3.17−3.14 (m, 2H), 2.04−1.98 (m, 2H), 1.54 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
光学純度:>99%ee
HPLC条件
カラム:SUMICHIRAL OA−7000(登録商標)
検出波長:254 nm
流速:1.0 ml/min
移動相:20 mMリン酸水素一カリウム水溶液/アセトニトリル=2/3
【0197】
実施例6
t−ブチル 3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ [1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノエート
【化74】
Figure 2004091369
水素化ホウ素ナトリウム(186 mg)をt−ブチル 3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノエート(1.0g)のエタノール(20 ml)溶液に加え、80℃で、1時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水(200 ml)に注ぎ、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製し、目的物(600 mg)をオイルとして得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ:ppm 7.53−7.51 (m, 2H), 7.46−7.38 (m, 2H), 7.37−7.30 (m, 2H), 7.15−7.10 (m, 1H), 7.09−7.03 (m, 1H), 4.63 (s, 1H), 4.15−4.08 (m, 2H), 4.05 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.27−3.25 (m, 2H), 2.38−2.34 (m, 2H), 2.16−1.95 (m, 4H), 1.64 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.36 (s, 9H).
【0198】
実施例7
3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ [1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパン−1−オール
【化75】
Figure 2004091369
水素化リチウムアルミニウム(93 mg)をt−ブチル 3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ [1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノエート(550 mg)のテトラヒドロフラン (10 ml)溶液に加え、25℃で、2時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水(200 ml)に注ぎ、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール = 30/1)で精製し、目的物(320 mg)をアモルファス状の固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ:ppm 7.52−7.50 (m, 2H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.38−7.28 (m, 2H), 7.18−7.03 (m, 2H), 4.15−4.10 (m, 2H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.49−3.46 (m, 2H), 3.29−3.27 (m, 2H), 2.27−2.23 (m, 2H), 2.17−2.06 (m, 2H), 1.64 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.48−1.25 (m, 2H).
【0199】
実施例8
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化76】
Figure 2004091369
メチル3−{5−アミノ−3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパノエート(1.00 g)とナトリウムエトキサイド(370 mg)のエタノール(20 ml)溶液を100℃まで加熱し、2時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水に移し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をヘキサン/クロロホルムより結晶化を行い、目的物(354 mg)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm  8.16 (s, 1H), 7.54−7.48 (m, 2H), 7.43−7.38 (m, 2H), 7.37−7.31 (m, 2H), 7.13−7.10 (m, 1H), 7.08−7.03 (m, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.32 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.11 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 2.91 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 1.63 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0200】
実施例9
エチル2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキシレート
【化77】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.99g)、J. Org. Chem. 47, 2216 (1982)に記載の方法にて合成された エチル2−ホルミル−3−オキソ プロパノエート(1.22 g)、塩化亜鉛(481 mg)、及び硫酸(0.5 ml)のエタノール(20 ml)溶液を80℃で、30分間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水(400 ml)に注ぎ、酢酸エチル(200 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をジエチルエーテルによって再結晶し、目的物(1.32 g)を黄色結晶として得た。
H NMR (400 MHz,CDCl)δ:ppm 9.27 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.94 (d, J = 2.1Hz, 1H), 7.55−7.48 (m, 2H), 7.46−7.31 (m, 4H), 7.18−7.15 (m, 1H), 7.14−7.08 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 4.46−4.38 (m, 3H), 1.79 (d, J = 7.2 Hz, 3H),1.41 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
【0201】
実施例10
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキシリック アシッド
【化78】
Figure 2004091369
エチル2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキシレート(215 mg)と2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)のエタノール(10 ml)溶液を80℃で、20分間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水(150 ml)に注ぎ、酢酸エチル(80 ml)にて抽出した。水層を12N HClにてpH 2.0に調製し、クロロホルム(60 mlx2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をクロロホルム/ヘキサンによって再結晶し、目的物(83 mg)を白色結晶として得た。
H NMR (400 MHz,CDCl)δ:ppm 9.33 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.97 (d, J = 2.1Hz, 1H), 7.53−7.51 (m, 2H), 7.44−7.35 (m, 4H), 7.20−7.15 (m, 1H), 7.14−7.08 (m, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.44 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.80 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0202】
実施例11
エチル 2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキシレート
【化79】
Figure 2004091369
水素化ホウ素ナトリウム (397 mg)をエチル2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキシレート (820 mg)のエタノール(10 ml)溶液に加え、80℃で、3時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水(300 ml)に注ぎ、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をジエチルエーテルによって再結晶し、目的物(530 mg)を白色結晶として得た。
H NMR (400 MHz,CDCl)δ:ppm  7.55−7.48 (m, 2H), 7.45−7.29 (m, 5H), 7.15−7.10 (m, 1H), 7.09−7.03 (m, 1H), 6.71−6.69 (m, 1H), 5.45 (s, 1H), 4.91(s, 2H), 4.22 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.14 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.64 (d, J= 7.2 Hz, 3H), 1.29 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0203】
実施例12
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化80】
Figure 2004091369
4−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−オキソペンタンニトリル(1.60 g)、2−シアノエチルヒドラジン(1.02 g)、酢酸(10 ml)、及びエタノール(50ml)の混合物を80℃下、5時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(300 ml)に移し、酢酸エチル(200 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をエチレングリコールに溶かし、水酸化カリウム(375 mg)を加えた。混合物を120℃下、6時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却後、飽和食塩水(400 ml)に注ぎ、酢酸エチル(250 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール= 40/1)で精製し、目的物(450 mg)を黄色固体として得た。
H NMR (400 MHz,CDCl)δ:ppm 7.82 (s, 1H), 7.53−7.46 (m, 4H), 7.35−7.33(m, 2H), 7.12−7.08 (m, 2H), 5.48 (s, 1H), 4.30 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 4.12 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 2.90 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.64 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0204】
実施例13
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−4(5H)−オン
【化81】
Figure 2004091369
−78℃下、ブチルリチウム(1.60 M ヘキサン溶液, 55.3 ml)をジイソプロピルアミン(11.6 ml)のテトラヒドロフラン(400 ml)溶液に加え、30分間攪拌した。特開昭54−144347に記載された方法により合成された3−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)ブタン−2−オン(16.51 g)のテトラヒドロフラン(150 ml)溶液をゆっくりと加え、30分間攪拌した。さらにジエチルオギザレート(11.1 ml)を加え、25℃に昇温し、1時間攪拌した。反応溶液を飽和食塩水(1.0 l)に移し、酢酸エチル(800 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮し、エチル(2Z)−5−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−2−ヒドロキシ−4−オキソヘキ−2−エノエートを得た。ここで得た生成物をエタノール(250 ml)に溶解させ、2−ヒドロキシエチルヒドラジン(4.61 ml)を加えた。反応溶液を80℃下、5時間攪拌した。25℃に冷却後、飽和食塩水(1.0 l)に移し、酢酸エチル(500 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル= 1/1)で精製し、エチル 3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(870 mg)を黄色オイルとして得た。エチル 3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(870 mg)をジクロロメタン(30 ml)に溶解させ、5℃に冷却した。トリエチルアミン(632 ml)を加え、メタンスルフォニルクロライド(210 ml)を滴下し、30分間攪拌した。飽和食塩水に移し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮し、エチル 3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1−{2−[(メチルスルフォニル)オキシ]エチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートを得た。エチル 3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1−{2−[(メチルスルフォニル)オキシ]エチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートをジメチルホルムアミド(10 ml)に溶解させ、アジ化ナトリウム(1.18 g)を加え、80℃下、1時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却し、飽和食塩水(200 ml)に移し、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮し、エチル 1−(2−アジドエチル)−3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートを得た。エチル 1−(2−アジドエチル)−3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートをテトラヒドロフラン(10 ml)に溶解させ、水(2 ml)、トリフェニルフォスフィン(893 mg)を加えた。反応溶液を80℃に加熱し、2時間攪拌した。25℃に冷却後、飽和食塩水(100 ml)に移し、酢酸エチル(80 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール= 30/1)で精製し、表題化合物(355 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.75−7.61 (m, 2H), 7.55−7.32 (m, 5H), 7.15−7.12 (m, 1H), 7.11−7.05 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.33−4.28 (m, 2H), 4.23(q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.76−3.66 (m, 2H), 1.67 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0205】
実施例14
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−5−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン
【化82】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(12.1 g)とエチルアセトアセテート(7.13 ml)の酢酸(100 ml)溶液を100℃まで加熱し、4時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、水に移した。生成した、白色固体をろ過し、水で洗浄し、減圧下加熱乾燥することによって、目的物(11.31 g)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.52−7.49 (m, 2H), 7.43−7.40 (m, 2H), 7.36−7.31 (m, 2H), 7.15−7.13 (m, 1H), 7.09−7.06 (m, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.66(s, 1H), 4.34 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 2.31 (s, 3H), 1.70 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0206】
実施例15
7−アミノ−2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール
【化83】
Figure 2004091369
25℃下、3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.86 g)とシアノ酢酸エチル(1.06 ml)のエタノール(80 ml)溶液にナトリウムエトキサイド(1.03 g)を1加え、加熱還流下、16時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水に移し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=50/1)で精製し、目的物(83 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm  7.58−7.50 (m, 2H), 7.48−7.40 (m, 2H), 7.39−7.35 (m, 2H), 7.17−7.07 (m, 2H), 5.74 (s, 1H), 5.46 (s, 2H), 5.14 (s,1H), 4.20 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 1.68 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0207】
実施例16
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−5,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化84】
Figure 2004091369
2−[1−(4−クロロフェニル)シクロブチル]−4,5,6,7,−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.16 g)と2,4−ペンタンジオン(721 ml)のエタノール(20 ml)溶液に濃塩酸(500 ml)を加え、加熱還流下、2時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水に移し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、目的物(1.12 g)を薄黄色オイルとして得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm  7.30−7.23 (m, 4H), 6.45 (s, 1H), 6.24 (s, 1H), 2.96−2.90 (m, 2H), 2.73−2.67 (m, 2H), 2.70 (s, 3H), 2.49 (s, 3H),2.20−2.09 (m, 1H), 2.01−1.88 (m, 1H).
【0208】
実施例17
エチル2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボキシレート
【化85】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.50 g)とジエチルエトキシメチレンマロネート(3.23 ml)の酢酸(50 ml)溶液を100℃まで加熱し、3時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、生成した、白色固体をろ過し、酢酸エチルにて洗浄し、減圧下加熱乾燥することによって、目的物(1.40 g)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 13.00 (bs, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.55−7.34 (m, 6H), 7.32−7.20 (m, 2H), 6.22 (s, 1H), 4.35 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.21 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.64 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0209】
実施例18
5−(クロロメチル)−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン
【化86】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(2.90g)とエチルクロロアセトアセテート(2.54 g)の酢酸(30 ml)溶液を80℃まで加熱し、6時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水(200 ml)に移し、クロロホルム(100 mlx2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。これによって、目的物(3.78 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.48−7.46 (m, 2H), 7.42−7.38 (m, 2H), 7.36−7.04 (m, 2H), 7.13−6.98 (m, 2H), 5.91 (s, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.49 (s, 2H), 4.30 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.66 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0210】
実施例19
メチル {2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル}アセテート
【化87】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(2.40  g)とジメチルオキソグルタレート(2.23 g)の酢酸(30 ml)溶液を80℃まで加熱し、6時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水(150 ml)に移し、クロロホルム(80 mlx2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。これによって、目的物(2.86 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.53−7.48 (m, 2H), 7.46−7.38 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.15−7.10 (m, 1H), 7.07−7.04 (m, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.69(s, 1H), 4.33 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.66 (s, 2H), 1.69 (d,
J = 7.2 Hz, 3H).
【0211】
実施例20
4−[1−(4−{[(t−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]アセチル}−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル
【化88】
Figure 2004091369
−20℃下、イソプロピルクロロホルメート(265μl)をN−Boc−サルコシン(362 mg)と4−メチルモルフォリン(281 ml)のTHF(30 ml)溶液に滴下した。滴下終了後、−20℃下、1時間攪拌した。2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(410 mg)とトリエチルアミン(535 ml)を加え、25℃下、15時間攪拌した。反応溶液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチル(にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル =1/1)で精製し、目的物(80 mg)をアモルファス状の固体として得た。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  7.52−7.36 (m, 6H), 7.20−7.16 (m, 2H),4.23−4.22 (m, 2H), 4.07−4.04 (m, 1.2H), 3.79−3.75 (m, 2H), 2.80, 2.76 (s, 3H each), 2.13−2.09 (m, 2H), 1.38, 1,29 (s, 9H each).
【0212】
実施例21
2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−2−オキソエタノール
【化89】
Figure 2004091369
25℃下、2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.0 g)のピリジン(20 ml)溶液に、アセトキシアセチルクロライド(510 mg)を滴下した。滴下終了後、25℃下、1時間攪拌した。反応溶液に氷水を加え、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をTHF(10 ml)/EtOH(10 ml)に溶解させ、1N NaOH(4 ml)を加え、1時間放置した。1N HClにて、中和し、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=100/1)で精製し、目的物(567 mg)を結晶として得た。H NMR(400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.56−7.49 (m, 2H), 7.48−7.30 (m, 4H), 7.18−7.03 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 4.43−4.30 (m, 2H), 4.23 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.19−4.12 (m, 1H), 4.08−3.98 (m, 1H), 3.70−3.59 (m, 1H), 2.31−2.16 (m, 2H), 1.66 (d, J = 7.2 Hz, 3H).  IR (KBr)[cm−1]: 3250, 1705, 1538, 1417, 1316, 1246, 1101, 957.
【0213】
実施例22
2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−2−オキソエチルカーバメート
【化90】
Figure 2004091369
0℃下、2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−2−オキソエタノール(200 mg)のジクロロメタン(5 ml)溶液に、トリクロロアセチルイソシアネート(138 mg)を滴下した。滴下終了後、0℃下、15分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣を水(3 ml)/
メタノール(5 ml)に溶解させ、炭酸カリウム(219 mg)を加え、0℃下、1時間攪拌し、さらに、25℃下、2時間攪拌した。析出物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(148 mg)を結晶として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.56−7.50 (m, 2H), 7.46−7.40 (m, 2H), 7.38−7.32 (m, 2H), 7.16−7.11 (m, 1H), 7.09−7.04 (m, 1H), 6.66 (bs, 1H), 4.86 (bs, 2H), 4.21 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.13 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.06−3.70 (m, 2H), 2.32−2.18 (m, 2H), 1.64 (d, J = 7.2 Hz, 3H).  IR (KBr)[cm−1]: 3317, 1741, 1707, 1537, 1316, 1118, 959.
【0214】
実施例23
4−[1−(4−{[(t−ブトキシカルボニル)アミノ]アセチル}−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル
【化91】
Figure 2004091369
−20℃下、イソブチルクロロホルメート(810 ml)をN−Boc−グリシン(1.09 g)と4−メチルモルフォリン(680 ml)のテトラヒドロフラン(20 ml)溶液に滴下した。滴下終了後、−20℃下、15分間攪拌した。2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(2.0 g)を加え、−20℃下、30分時間攪拌し、さらに25℃下、1時間攪拌した。飽和重曹水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(600 mg)をアモルファス状の固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.56−7.48 (m, 2H), 7.46−7.39 (m, 2H), 7.38−7.29 (m, 2H), 7.18−7.11 (m, 1H), 7.10−7.03 (m, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.19 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.18−4.08 (m, 1H), 4.03−3.70 (m, 2H), 2.28−2.10 (m, 2H), 1.64 (d,J = 7.2 Hz, 3H), 1.45 (s, 9H).
【0215】
実施例24
4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン ハイドロクロライド
【化92】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(560 mg)、2−ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(481 mg)、炭酸カリウム(692 mg)、アセトン(30 ml)の混合物を80℃下、6時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却し、ろ過後、ろ液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=30/1)で精製し、取得物を1,4−ジオキサン(30 ml)に溶かし、4N HCl(5 ml, 1,4−ジオキサン溶液)を加えた。溶液を濃縮することによって目的物(214 mg)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.58−7.48 (m,2H),7.47−7.33(m,5H),7.18−7.10(m,1H),6.28(s,1H),4.71−4.57(m,2H),4.37−4.21(m,3H), 3.35−3.14 (m, 2H),  2.90 (s, 6H), 1.75 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0216】
実施例24と同様の方法で、実施例25〜実施例27の化合物を合成した。
【0217】
実施例25
4−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イルエチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン ハイドロクロライド
【化93】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53−7.51 (m, 2H), 7.44−7.40 (m, 2H), 7.36−7.34 (m, 2H), 7.18−7.12 (m, 1H), 7.10−7.05 (m, 1H), 5.59 (s, 1H), 4.27 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.13 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.85−3.77 (m, 2H), 2.91 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.68−2.48 (m, 6H), 1.65 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 0.99(t, J = 7.1 Hz, 6H).
【0218】
実施例26
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン ハイドロクロライド
【化94】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  7.56−7.36 (m, 6H), 7.24−7.18 (m, 2H),6.05 (s, 1H), 4.25 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.12 (q, J= 7.2 Hz, 1H), 4.10−3.94 (m, 2H), 3.64−3.53 (m, 2H), 3.42−3.31 (m, 2H), 3.12−3.02 (m, 2H), 2.90 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.08−1.94 (m, 2H), 1.92−1.82 (m, 2H), 1.57 (d, J= 7.2 Hz, 3H).
【0219】
実施例27
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4−(2−モルフォリン−4−イルエチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミッジン−5(4H)−オン ハイドロクロライド
【化95】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  7.53−7.39 (m, 6H), 7.23−7.20 (m, 2H),6.12 (s, 1H), 4.26 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.16−3.90 (m, 5H), 3.86−3.73 (m, 2H), 3.64−3.48 (m, 2H), 3.34−3.23 (m, 2H), 3.22−3.06 (m, 2H), 2.90 (t,J = 7.1 Hz, 2H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0220】
実施例28
2−{2−[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]エチル}−1Hイソインドール−1,3(2H)−ジオン
【化96】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(5.00 g)のジメチルホルムアミド(60ml)溶液に水素化ナトリウム(1.5 g, 60%油性)を加えて25℃で1時間撹拌した。反応溶液にN−(2−ブロモエチル)フタルイミド(11.4 g)のジメチルホルムアミド(40 ml)溶液を滴下して80℃に加熱して10時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却し、水を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=50/1)で精製し、目的物(2.83 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.77 (m, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.53−7.28 (m, 6H), 6.94 (m, 1H), 6.84 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 5.37 (s, 1H), 4.24 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 4.01−3.97 (m, 4H), 3.83 (m, 1H), 2.90 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.30 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0221】
実施例29
4−[2−アミノエチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化97】
Figure 2004091369
2−{2−[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]エチル}−1Hイソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.00g)のエタノール(20ml)溶液にヒドラジン一水和物(2.86ml)を加えて60℃で4時間撹拌した。反応溶液を25℃に冷却し、析出した固体を濾過で除き濾液を減圧濃縮した。粗生成物を2N塩酸(15ml)及びジオキサン(15ml)に溶解し、70℃に加熱して6時間撹拌した。反応溶液を25℃に冷却し、減圧濃縮した。炭酸ナトリウム水溶液を加え液性をPH=10とした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=30/1)で精製し、目的物(1.02g)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53 (m, 2H), 7.45−7.35 (m, 4H), 7.15−7.06 (m, 2H), 5.57 (s, 1H), 4.30 (t, J= 7.1 Hz, 2H), 4.12 (m, 1H), 3.78 (t, J=6.7Hz, 2H), 2.94 (m, 4H), 1.64 (m, 3H).
【0222】
実施例30
2−[({2−[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]エチル}−アミノ)カルボニル]ベンゾイック アシッド
【化98】
Figure 2004091369
2−{2−[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]エチル}−1Hイソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.00 mg)のメタノール(10 ml)溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(780 ml)を25℃で滴下して5時間撹拌した。反応溶液に1N塩酸(2 ml)を加えて減圧濃縮し、水を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮して目的物(180 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  12.85 (br, 1H), 8.40 (m, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.52−7.38 (m, 8H), 7.23−7.19 (m, 3H), 5.94 (s, 1H), 4.19 (m, 2H),4.11 (m, 1H), 3.80 (m, 2H), 3.41 (m, 2H), 2.86 (m, 2H), 1.53 (d, J =7.1Hz, 3H).
【0223】
実施例31
[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]アセティック アシッド
【化99】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(1.43 g)、t−ブチルブロモアセテート(2.50 g)、炭酸カリウム(2.94 g)、アセトン(80 ml)の混合物を80℃下、3時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却し、ろ過後、ろ液を飽和食塩水(500 ml)に移し、酢酸エチル(250 ml)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をジクロロメタン(20 ml)に溶かし、5℃に冷却し、トリフルオロ酢酸(10 ml)を加え、25℃下、35時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(300 ml)に移し、濃アンモニア水でpH 8.0に中和し、クロロホルム(100 ml)で抽出した。水層を6N HClにてpH 3.0とし、酢酸エチル(100 mlx2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。これによって、目的物(1.58 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.52−7.50 (m, 2H), 7.48−7.35 (m, 4H), 7.14−7.10 (m, 1H), 7.06−7.02 (m, 1H), 5.52 (s, 1H), 4.45 (s, 2H),4.39 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.16 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.01 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 1.62 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0224】
実施例32
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4−(2−モルフォリン−4−イル−2−オキソエチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化100】
Figure 2004091369
5℃下、塩化チオニル(41 ml)を[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]アセティック アシッド(200 mg)とジメチルホルムアミド(50 ml)のジクロロメタン(10ml)溶液に加え、1時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、残渣をジクロロメタン(10 ml)に溶解し、モルフォリン(1 ml)を加え、25℃下、1時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(100 ml)に移し、酢酸エチル(100 ml)で抽出した。水層を6N HClにてpH 3.0とし、酢酸エチル(100 ml)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=40/1)で精製し、目的物(73 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53−7.51 (m, 2H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.36−7.34 (m, 2H), 7.13−7.08 (m, 2H), 5.43 (s, 1H), 4.46 (d, J = 12.3 Hz,1H), 4.49 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.35 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 4.10 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.78−3.48 (m, 8H), 3.00 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.68 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0225】
実施例32と同様の方法で、実施例33の化合物を合成した。
【0226】
実施例33
2−[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]−N−メチルアセトアミド
【化101】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53−7.51 (m, 2H), 7.44−7.40 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 2H), 7.16−7.12 (m, 1H), 7.09−7.03 (m, 1H), 5.95 (br, 1H), 5.67 (s, 1H), 4.36−4.31 (m, 4H), 4.11 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.01 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.78 (d, J = 8.0 Hz, 3H), 1.63 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0227】
実施例34
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化102】
Figure 2004091369
−5℃下、 [2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]アセティック アシッド(325 mg)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液にトリエチルアミン(173 ml)、クロロギ酸エチル(134 mg)加え、水素化ホウ素ナトリウム(78 mg)の水溶液(1 ml)を滴下して4時間攪拌した。反応溶液に水(5 ml)を加えて減圧濃縮後、反応混合物に5%炭酸カリウム水溶液を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール =50/1)で精製し、目的物(194 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.54−7.52 (m, 2H), 7.45−7.35 (m, 4H), 7.14−7.06 (m, 2H), 5.59 (s, 1H), 4.30 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.12 (m, 1H), 3.93−3.83 (m, 4H), 2.96 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.20 (m, 1H), 1.64 (m, 3H).
【0228】
実施例35
2−[2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]アセトアミド
【化103】
Figure 2004091369
−5℃下、 [2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル]アセティック アシッド(300mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液にN−メチルモルホリン(85mg)、クロロギ酸イソブチル(115mg)加えて20分間攪拌した。さらに28%アンモニア水(2ml)をゆっくり滴下して2時間撹拌し、徐々に室温に昇温して終夜撹拌した。反応溶媒を減圧留去後、反応混合物に5%炭酸カリウム水溶液を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮して目的物(240mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  7.53−7.38 (m, 7H), 7.22−7.18 (m, 3H),5.73 (s, 1H), 4.24−4.19 (m, 4H), 4.11 (m, 1H), 2.90 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 1.54 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0229】
実施例35と同様の方法で、実施例36の化合物を合成した。
【0230】
実施例36
3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}−N−メチルプロパンアミド
【化104】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:7.57−7.52 (m, 2H), 7.47−7.33 (m, 4H), 7.18−7.09 (m, 2H), 4.39−4.30 (m, 4H), 4.20 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 2.91 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.78 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 2.58 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 1.66 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0231】
実施例37
2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−2−オキソエタンアミン ハイドロクロライド
【化105】
Figure 2004091369
25℃下、4−[1−(4−{[(t−ブトキシカルボニル)アミノ]アセチル}−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル(1.23 g)をトリフルオロ酢酸(10 ml)に溶解させ、30分間放置した。溶媒を減圧下除去し、残渣を飽和重曹水に加え、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン = 10/1/0.1)で精製し、2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−2−オキソエタンアミンを取得した。このアミンに対し4N HCl 1,4−ジオキサン溶液(10 ml)を添加し、生じた塩をろ別し、メタノールに溶解後、エタノール/テトラヒドロフラン/ジエチルエーテルによって再結晶し、目的物(392 mg)を得た。H NMR (400 MHz, MeOH−d) δ:ppm  7.53−7.39 (m, 4H), 7.38−7.30 (m, 2H), 7.21−7.17 (m,1H), 7.15−7.08 (m, 1H), 6.94 (bs, 1H), 4.37−4.22 (m, 5H), 3.97−3.89 (m,2H), 2.40−2.28 (m, 2H), 1.71 (d, J = 7.2 Hz, 3H).  IR (KBr)[cm−1]: 3448, 2857, 1710, 1589, 1483, 1407, 1329, 1265, 1147, 771.   mp: 164.5〜166.5℃
【0232】
実施例38
t−ブチル(1R)−2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−1−メチル−2−オキソエチルカーバメート
【化106】
Figure 2004091369
−20℃下、イソブチルクロロホルメート(810 ml)をN−Boc−L−アラニン(1.18 g)と4−メチルモルフォリン(680 ml)のテトラヒドロフラン(20 ml)溶液に滴下した。滴下終了後、−20℃下、15分間攪拌した。2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(2.0 g)を加え、−20℃下、30分時間攪拌し、さらに25℃下、1時間攪拌した。飽和重曹水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム)で精製し、目的物(860 mg)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.55−7.48(m, 2H), 7.45−7.38 (m, 2H), 7.37−7.30 (m, 2H), 7.16−7.13 (m, 1H), 7.10−7.05 (m, 1H), 6.64 (bs, 1H), 4.79 (m, 1H), 4.21 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.14 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.07−4.00 (m, 1H), 3.87−3.77 (m, 1H), 2.32−2.17 (m, 2H), 1.66 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.54 (bs, 3H), 1.43 (s, 9H).
【0233】
実施例39
(2R)−1−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−1−オキソ−2−プロパンアミン ハイドロクロライド
【化107】
Figure 2004091369
25℃下、t−ブチル(1R)−2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)
エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−1−メチル−2−オキソエチルカーバメート(860 mg)をトリフルオロ酢酸(20 ml)に溶解させ、30分間放置した。溶媒を減圧下除去し、残渣を飽和重曹水に加え、難溶物をろ別し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=10/1)で精製し、(2R)−1−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−1−オキソ−2−プロパンアミンを取得した。このアミンに対し4N HCl 1,4−ジオキサン溶液(10 ml)を添加し、生じた塩をろ別し、エタノール/ジエチルエーテルによって再結晶し、目的物(477 mg)を得た。
H NMR (400 MHz,MeOH−d) δ:ppm  7.54−7.48 (m, 2H), 7.47−7.34 (m, 4H), 7.21−7.15 (m, 1H), 7.13−7.08 (m, 1H), 6.87 (bs, 1H), 4.71 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 4.43−4.30 (m, 2H), 4.28 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 4.22−4.09 (m, 1H), 3.91−3.80 (m, 1H), 2.48−2.29 (m, 2H), 1.72 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.57 (d, J = 6.7 Hz, 3H).  IR (KBr)[cm−1]: 3436, 2972, 1678, 1509, 1351, 1264, 1100, 699.  mp: 137.5−142.5 ℃
【0234】
実施例40
4−(1−{4−[(E)−{[(E)−t−ブトキシ(オキソ)メチル]イミノ}(4−モルフォリニル)メチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}エチル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル
【化108】
Figure 2004091369
25℃下、水素化ナトリウム(37 mg)のテトラヒドロフラン(2 ml)の懸濁液に2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(300 mg)を加え、1時間攪拌した。N−シアノモルフォリン(105 mg)のテトラヒドロフラン(1 ml)の溶液を加え、5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(10 ml)に溶解させ、25℃下、ジ−t−ブチル ジカーボネート(1.0 g)を加え、24時間放置した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(180 mg)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm  7.54−7.47 (m, 2H), 7.46−7.38 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.15−7.09 (m, 1H), 7.08−7.03 (m, 1H), 5.57 (s, 1H), 4.14 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.07 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.70−3.51 (m, 6H), 3.46−3.28 (m, 4H), 2.30−2.22 (m, 2H), 1.62 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.39 (s, 9H).
【0235】
実施例41
(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)(4−モルフォリニル)メタンイミン
【化109】
Figure 2004091369
25℃下、4−(1−{4−[(E)−{[(E)−t−ブトキシ(オキソ)メチル]イミノ}(4−モルフォリニル)メチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}エチル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル(180 mg)をトリフルオロ酢酸(5ml)に溶解させ、1時間放置した。溶媒を減圧下除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン =10/1/0.1)で精製後、エタノール/ジエチルエーテルによって再結晶し、目的物(152 mg)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.55−7.47 (m, 2H), 7.46−7.38 (m, 2H), 7.38−7.30 (m, 2H), 7.18−7.11 (m, 1H), 7.10−7.03 (m, 1H), 5.69 (s, 1H), 4.13 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.08 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.75−3.55 (m, 6H), 3.28−3.08 (m, 4H), 2.22−2.12 (m, 2H), 1.63 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0236】
実施例42
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−4−メチル−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化110】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(1.0 g)のジメチルホルムアミド(10 ml)溶液に25℃にて水素化ナトリウム(298 mg, 60% 油性)を加え同温にて1時間撹拌したのちに、ヨウ化メチル(927 ml)を加え、さらに6時間撹拌した。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)で精製し、目的物(550 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53−7.35 (m, 6H), 7.15−7.07 (m, 2H), 5.54 (s, 1H), 4.28 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.13 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.93 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.66 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0237】
実施例43
4−アリル−2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化111】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(11.21 g)、水素化ナトリウム(924 mg, 60% 油性)のジメチルホルムアミド(170 ml)溶液を、25℃にて40分間攪拌した。この反応液にアリルブロミド(5.53 ml)を加え、1時間加熱還流した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水に移し酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/ヘキサン=1/10)で精製後、目的物(5.89 g)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53−7.51 (m, 2H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.17−7.16 (m, 1H), 7.12−7.09 (m, 1H), 5.86−5.79 (m, 1H), 5.25−5.18 (m, 3H), 4.05 (t, J = 6.2 Hz, 3H), 3.68 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 3.10−3.07 (m, 2H), 2.19−2.13 (m, 2H), 1.61 (d, J = 7.2Hz, 3H).
【0238】
実施例44
2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)エタノール
【化112】
Figure 2004091369
25℃下、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(1.07 Mテトラヒドロフラン溶液,11.0 ml)を2−(2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−4(5H)−イル)−2−オキソエタノール(1.50 g)のテトラヒドロフラン(100 ml)溶液に加えた。反応溶液を60℃に加熱し、2時間攪拌した。25℃に冷却後、反応溶液を飽和食塩水に移し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール = 30/1)で精製し、目的物(286 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.53−7.51 (m, 2H), 7.43−7.40 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.18−7.13 (m, 1H), 7.12−7.07 (m, 1H), 5.19 (s, 1H), 4.09−4.03 (m, 3H), 3.80−3.73 (m, 2H), 3.27−3.18 (m, 4H), 2.20−2.14 (m, 2H), 1.82 (bs, 1H), 1.64 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0239】
実施例45
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン
【化113】
Figure 2004091369
25℃下、2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジン−4(5H)−オン(800 mg)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に対し、リチウムアルミニウムハイドライド(117 mg)を加え、3時間攪拌した。反応溶液を飽和食塩水に移し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(133 mg)をオイルとして得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm  7.53−7.50 (m, 2H), 7.47−7.38 (m, 2H), 7.37−7.30 (m, 2H), 7.17−7.11 (m, 1H), 7.10−7.04 (m, 1H), 5.80 (s, 1H), 4.18 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.12−4.06 (m, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.30−3.27 (m, 2H), 1.64 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0240】
実施例46
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−(モルフォリン−4−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン
【化114】
Figure 2004091369
5−(クロロメチル)−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン(200 mg)とモルフォリン(456 ml)のメタノール(5 ml)溶液を80℃まで加熱し、3時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水(150 ml)に移し、酢酸エチル(100 ml)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(181 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.58−7.33 (m, 6H), 7.23−7.08 (m, 2H), 5.86 (s, 1H), 5.72 (s, 1H), 4.39 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.79−3.65 (m, 4H), 3.47 (s, 2H), 2.62−2.48 (m, 4H), 1.74 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0241】
実施例46と同様の方法で、実施例47〜実施例48の化合物を合成した。実施例47
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミじん−7(4H)−オン
【化115】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.53−7.32 (m, 6H), 7.22−7.02 (m, 2H), 5.85 (s, 1H), 5.71 (s, 1H), 4.39 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.48 (s, 2H), 2.67−2.35 (m, 8H), 2.29 (s, 3H), 1.74 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0242】
実施例48
5−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン
【化116】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 7.53−7.32 (m, 6H), 7.20−7.11 (m, 2H), 5.83 (s, 1H), 5.68 (s, 1H), 4.39 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.41 (s, 2H), 2.32 (s, 6H), 1.74 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0243】
実施例49
{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル}アセティック アシッド
【化117】
Figure 2004091369
メチル {2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル}アセテート(2.23 g)と2N NaOH水溶液(10 ml)のエタノール(50 ml)溶液を80℃まで加熱し、20時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水(300 ml)に移し、酢酸エチル(150 ml)で抽出した。水層を12N塩酸にてpH = 2.0に調製し、クロロホルム(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。ジエチルエーテルにて、再結晶し、目的物(1.02 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm 12.98 (br, 1H), 12.35 (s, 1H), 7.60−7.45 (m, 6H), 7.38−7.27 (m, 2H), 6.13 (s, 1H), 5.73 (s, 1H), 4.38 (q, J = 7.2Hz, 1H), 3.70 (s, 2H), 1.71 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0244】
実施例50
3−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化118】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(13.41 g)の酢酸(50 ml)溶液にホルムアルデヒド液(6.18 ml)、2Mジメチルアミン/テトラヒドロフラン溶液(40 ml)を加え、100℃に加熱して1時間半攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、減圧濃縮した。反応混合物に炭酸カリウム水溶液を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=40/1)で精製し、目的物(10.42 g)を白色固体として得た。
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  7.52−7.34 (m, 6H), 7.18−7.14 (m, 2H),4.24−4.17 (m, 3H), 3.08 (d, J =13.1 Hz, 1H), 2.96 (d, J = 13.1 Hz, 1H),2.77 (m, 2H), 2.04 (s, 6H), 1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3H).
【0245】
実施例50と同様の方法で、実施例51〜実施例54の化合物を合成した。実施例51
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(モルホリン−4−イルメチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化119】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  10.50 (s, 1H), 7.52−7.38 (m, 6H), 7.21−7.19 (m, 2H), 4.25−4.18 (m, 3H), 3.44 (m, 4H), 3.20 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.04 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.78 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.24−2.21 (m, 4H), 1.53 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0246】
実施例52
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化120】
Figure 2004091369
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  10.43 (s, 1H), 7.51−7.34 (m, 6H), 7.19−7.15 (m, 2H), 4.25−4.16 (m, 3H), 3.18 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.02 (d, J= 13.2 Hz, 1H), 2.76 (m, 2H), 2.47−1.90 (m, 8H), 2.07 (s, 3H), 1.51 (d,J = 7.1 Hz, 3H).
【0247】
実施例53
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[(メチルアミノ)メチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化121】
Figure 2004091369
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  10.89 (s, 1H), 7.52−7.35 (m, 6H), 7.27−7.19 (m, 2H), 4.48 (m, 1H), 4.24 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 3.89 (m, 1H), 3.72 (m, 1H), 2.79 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.52 (d, J = 7.1 Hz,3H).
【0248】
実施例54
3−[(シクロプロピルアミノ)メチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化122】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.54−7.34 (m, 6H), 7.11−7.03 (m, 2H), 4.31 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.57 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.47 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 2.89 (m, 2H), 1.99 (m, 1H), 1.65 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 0.46−0.38(m, 4H).
【0249】
実施例55
{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム
ヨーダイド
【化123】
Figure 2004091369
3−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(8.26 g)のメタノール(20 ml)溶液にヨウ化メチル(3.93 ml)を25℃で加え終夜攪拌した。析出してきた白色固体を濾過にて精製し、目的物(8.52 g)を得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  10.84 (s, 1H), 7.52−7.34 (m, 8H), 4.33−4.29 (m, 5H), 3.10−2.80 (m, 11H), 1.58 (br, 3H).
【0250】
実施例56
3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン ハイドロクロライド
【化124】
Figure 2004091369
{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム
ヨーダイド(1.52 g)のアセトニトリル(20 ml)溶液にシアン化ナトリウム(1.25 g)の水溶液(3 ml)室温で滴下して終夜攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5%炭酸カリウム水溶液を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮して粗生成物(908 mg)のニトリル化合物を得て次の反応に用いた。粗生成物(908 mg)のメタノール(20 ml)溶液に塩化コバルト(II)六水和物(1.15 g)を25℃で加えて30分間撹拌した。反応溶液を0℃に冷却して水素化ホウ素ナトリウム(363 mg)を少しずつ加えて6時間撹拌した。反応溶液に2N塩酸(30 ml)を加えて、メタノールを減圧留去した。水層を酢酸エチルで洗浄し、炭酸カリウムを加えて液性をpH 10.0にした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮して粗生成物(527 mg)のアミノ化合物を得て次の反応に用いた。粗生成物(527 mg)のメタノール(9 ml)及び酢酸(1 ml)の溶液にホルムアルデヒド液(450 ml)を加え、シアン化水素化ホウ素ナトリウム(227 mg)のメタノール(2 ml)溶液を25℃で滴下して終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、1N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮して残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール =50/1)で精製した。目的のジメチルアミノ化合物のジオキサン(5 ml)に4N塩酸(2 ml)を25℃で加えて1時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、結晶化(エタノール/酢酸エチル = 1/1)によって、目的物(195 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  10.80 (s, 1H), 7.53−7.37 (m, 6H), 7.31−7.29 (m, 2H), 4.29−4.19 (m, 3H), 2.92−2.60 (m, 12H), 1.54 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0251】
実施例57
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[(ピリジン−2−イルオキシ)メチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化125】
Figure 2004091369
窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(108 mg, 60%油性)のジメチルホルムアミド溶液(10 ml)に2−ヒドロキシピリジン(257 mg)のジメチルホルムアミド溶液(2 ml)を室温で滴下して30分間撹拌した。この反応溶液に{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム ヨーダイド(480 mg)のジメチルホルムアミド(5 ml)懸濁液を滴下して終夜攪拌した。反応溶液に5%炭酸カリウム水溶液を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール = 50/1)で精製し、目的物(328 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  10.40 (s, 1H), 7.55−7.39 (m, 6H), 7.26−7.00 (m, 3H), 6.57 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.30 (m, 1H), 5.84 (m, 1H), 4.80(d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.34−4.23 (m, 3H), 2.90 (m, 2H), 1.68 (m, 3H).
【0252】
実施例57と同様の方法で、実施例58〜実施例60の化合物を合成した。
実施例58
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[(ピリジン−3−イルオキシ)メチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化126】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  9.88 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.49−7.29 (m, 7H), 7.19−6.99 (m, 4H), 4.42 (m, 1H), 4.25 (m, 2H), 3.81 (d, J = 15.0Hz, 1H), 3.75 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 2.85 (m, 2H), 1.65 (d, J = 7.2Hz, 3H).
【0253】
実施例59
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−{[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]メチル}−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化127】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  10.41 (s, 1H), 7.49−7.29 (m, 7H), 7.21−6.80 (m, 4H), 4.41 (m, 1H), 4.25 (m, 2H), 3.80 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 2.85 (m, 2H), 2.46 (s, 3H), 1.66 (d, J = 7.2Hz, 3H).
【0254】
実施例60
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[(ピリジン−4−イルオキシ)メチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化128】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  12.45 (s, 1H), 7.47−7.25 (m, 6H), 6.96 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 6.94−6.88 (m, 2H), 6.05 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 4.71 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.62 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.37 (m, 2H), 3.95 (m, 1H), 2.93 (m, 2H), 1.60 (d, J = 7.1 Hz, 3H).
【0255】
実施例61
3−ブロモ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化129】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(750 mg)とN−ブロモスクシンイミド(517 mg)のジメチルホルムアミド(20 ml)溶液を25℃下、3時間攪拌した。反応溶液を、飽和食塩水(200 ml)に移し、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール= 30/1)で精製し、目的物(815 mg)を茶色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:7.58−7.50 (m, 2H), 7.48−7.33 (m, 4H), 7.19−7.15 (m, 1H), 7.14−7.08 (m, 1H), 4.35 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 4.17−4.15 (m, 1H), 2.93 (t J = 7.1 Hz, 2H), 1.67 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0256】
実施例62
エチル 3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノエート
【化130】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(500 mg)、エチルアクリレート(157 ml)、炭酸セシウム(433 mg)、トリtert−ブチルフォスフィン(48 ml)、及びトリス(ジベンジリデンアセトン)−ジーパラジウム(0)(125 mg)の1,4−ジオキサン(10 ml)の溶液を、100℃下、18時間攪拌した。反応溶液を25℃に冷却し、飽和食塩水(200 ml)に移し、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル= 1/1)で精製し、目的物(312 mg)を黄色オイルとして得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:7.53−7.51 (m, 2H), 7.44−7.40(m, 2H), 7.36−7.33 (m, 2H), 7.17−7.13 (m, 1H), 7.12−7.08 (m, 1H), 4.41−4.28 (m, 4H), 4.14 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.91 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.68 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 1.65 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.20 (t, J = 7.2Hz, 3H).
【0257】
実施例63
3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノイック アシッド
【化131】
Figure 2004091369
エチル 3−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}プロパノエート(750 mg)、2N 水酸化ナトリウム水溶液(5 ml)、エタノール(20 ml)の混合物を、80℃下、1時間攪拌した。 反応溶液を25℃に冷却し、水(150 ml)に移し、酢酸エチル(100ml)にて抽出した。水層を6N HCl水溶液にてpH 2.0に調製し、酢酸エチル(100 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。これによって、目的物(428 mg)をアモルファス状の固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:7.53−7.51 (m, 2H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.17−7.04 (m, 2H), 4.32−4.23 (m, 2H), 4.15 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.49−3.43 (m, 2H), 2.96−2.92 (m, 2H), 2.65−2.60 (m, 2H), 1.63 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0258】
実施例64
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−ニトロ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化132】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(200 mg)、ジメチルホルムアミド(1.0 ml)のジクロロメタン(10 ml)溶液を−78℃に冷却後、ニトロニウムテトラフルオロボレート(186 mg)を加え、同温にて3時間撹拌した。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)で精製し、目的物(122 mg)を黄色固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  8.88 (s, 1H), 7.52−7.50 (m, 2H), 7.44−7.40 (m, 2H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.20−7.08 (m, 2H), 4.79 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.43 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 3.05 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 1.67 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0259】
実施例65
3−アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化133】
Figure 2004091369
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−ニトロ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(122 mg)、ギ酸アンモニウム(162 mg)、Pd−C(10%wet、2mg)、酢酸(1.0 ml)のテトラヒドロフラン(5 ml)溶液を、窒素充填し25℃にて20時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル(50 ml)にて希釈し、セライトろ過後、飽和食塩水(50 ml)を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(210 mg)を固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.52−7.32 (m, 6H), 7.18−7.08 (m, 2H), 6.19 (s, 2H), 4.77 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.14−4.09 (m, 2H), 3.70−3.66 (m, 2H), 1.63 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0260】
実施例66
N−{2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−5−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル}メタンスルホンアミド
【化134】
Figure 2004091369
3−アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(60 mg)、トリエチルアミン(28.5 ml)、N,N’−ジメチルアミノピリジン(1 mg)のジクロロメタン(5 ml)溶液に、0℃にてメタンスルホニルクロリド(15.9 ml)を滴下し、同温にて2時間撹拌した。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=20/1)で精製し、目的物(30 mg)をアモルファス状の固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  8.24 (s, 1H), 7.44−7.30 (m, 6H), 7.05 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 5.35 (s, 1H), 4.30 (d, J = 7.1 and 1.6 Hz, 2H), 4.02 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 2.87 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.56 (s, 3H), 1.30 (d, J = 7.1Hz, 3H).
【0261】
実施例67
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[(ピリジン−4−イルメチル)アミノ]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化135】
Figure 2004091369
3−アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(60 mg)、4−ピリジンアルデヒド(20 mg)のメタノール(5 ml)溶液を、25℃にて1時間撹拌した後に、酢酸(500 ml)を加えさらに1時間撹拌した。そこにナトリウムシアノボロヒドリド(12 mg)を加え25℃にて8時間撹拌した。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール = 50/1)で精製し、目的物(30 mg)をアモルファス状の固体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  8.97 (s, 1H), 8.51 (dd, J = 1.3 and 4.6Hz, 2H), 7.51−7.33 (m, 6H), 7.13−6.93 (m, 4H), 4.75 (s, 1H), 4.29 (t, J= 7.0 Hz, 2H), 4.06 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.78−3.68 (m, 2H), 2.86 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.64 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0262】
実施例68
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−[2−(メチルスルフォニル)エチル]−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化136】
Figure 2004091369
4−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−オキソペンタンニトリル(200 mg)のジメチルホルムアミド(4 ml)溶液に、25℃にて水素化ナトリウム(60% in mineral oil,30mg)を加え、同温にて30分撹拌した。続いて、メチルビニルスルホン(66 ml)を加えさらに12時間の撹拌を行った。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:酢酸エチル/ヘキサン = 1/10)で精製し、4−(1,1’−ビフェニル −4−イル)−2−[2−(メチルスルホニル)エチル]−3−オキソペンタンニトリル(184 mg)を得て、次の反応に用いた。4−(1,1’−ビフェニル −4−イル)−2−[2−(メチルスルホニル)エチル]−3−オキソペンタンニトリル(184 mg)のエタノール溶液にシアノエチルヒドラジン(58 ml)を加えた後、90℃にて8時間撹拌した。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール = 10/1)で精製し、3−{5−アミノ−3−[1−(1,1’−ビフェニル −4−イル)エチル]−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパンニトリル(50 mg)を得て、次の反応に用いた。3−{5−アミノ−3−[1−(1,1’−ビフェニル −4−イル)エチル]−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパンニトリル(50 mg)に濃塩酸(1 ml)、水(1 ml)を加え130℃にて6時間撹拌した。飽和食塩水に反応溶液を注ぎ、これをろ過し白色固体を得た。白色固体をジエチルエーテルにて洗浄し、目的物(10 mg)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  9.28 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.38−7.27 (m, 4H), 7.05 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 4.30−4.28 (m, 2H), 4.04 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 2.84−2.78 (m, 2H), 2.68−2.59 (m, 7H), 1.62 (d, J = 6.9 Hz, 3H).
【0263】
実施例69
2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7(4H,6H)−ジオン
【化137】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(9.55 g)とマロン酸ジエチル(6.52 g)を窒素気流下180℃に加熱して2時間撹拌した。その後25℃に冷却してテトラヒドロフラン(100 ml)を加えて白色個体を濾過で除いた。残渣を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=50/1)で精製し、エステル化合物(780 mg)を白色固体として得た。続いてエステル化合物(439 mg)をエタノール(10 ml)に溶解して、室温で1N水酸化ナトリウム水溶液(1.22 ml)を滴下して6時間撹拌した。反応溶液に1N塩酸(2 ml)を加えて減圧濃縮した。残渣を結晶化(ジエチルエーテル/水=1/1)で精製し、目的物(356 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  12.15 (s, 0.5H), 11.47 (S, 0.5H), 7.53−7.37 (m, 6H), 7.29−7.22 (m, 2H), 5.82 (s, 0.5H), 5.68 (s, 0.5H), 4.90 (s, 0.5H), 4.21 (m, 1H), 3.72 (s, 1H), 1.60 (m, 3H).
【0264】
実施例70
7−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン
【化138】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(4.03 g)のジクロロメタン(40 ml)を窒素気流下0℃に冷却して、トリエチルアミン(2.98 ml)、N−クロロカルボニルイソシアネート(1.67 g)をゆっくりと加え、2時間撹拌した。その後25℃に昇温して2時間撹拌した。反応溶液に水(20 ml)を加えて減圧濃縮し、白色固体をジエチルエーテルで洗浄して濾取した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=50/1)で精製し、目的物(1.31 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.70 (br, 2H), 7.54−7.39 (m, 6H), 7.29−7.23 (m, 2H), 5.72 (s, 1H), 4.22 (m, 1H), 1.59 (d, J = 7.2Hz 3H).
【0265】
実施例71
7アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化139】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ[1,1’−ビフェニル]−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(11.90 g)とシアノ酢酸エチル(5.26 g)を窒素気流下180℃まで加熱し、4時間攪拌した。反応混合物を25℃まで冷却し、メタノールに溶解させて減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルによる結晶化によって、目的物(6.77 g)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.14 (s, 1H), 7.67−7.39 (m, 6H), 7.29−7.22 (m, 2H), 7.15 (s, 2H), 5.73 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.23 (m, 1H), 1.62 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0266】
実施例72
7アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−6−(モルホリン−4−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
【化140】
Figure 2004091369
7アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(200 mg)のエタノール(10 ml)溶液にモルホリン(55 ml)、ホルムアルデヒド液(49 ml)を加え、加熱還流下、3時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、減圧濃縮した。反応混合物に飽和重曹水を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=30/1)で精製し、目的物(122 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.28 (br, 1H), 7.53−7.39 (m, 6H), 7.31−7.23 (m, 2H), 7.05 (s, 2H), 5.64 (s, 1H), 4.24 (m, 1H), 3.54 (m, 4H),3.39 (m, 2H), 2.37 (m, 4H), 1.63 (m, 3H).
【0267】
実施例73
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化141】
Figure 2004091369
7アミノ−2−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(150 mg)のエタノール(10 ml)溶液に40 %メチルアミン水溶液(41 ml)、ホルムアルデヒド液(74 ml)を加え、加熱還流下、3時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、減圧濃縮した。反応混合物に飽和重曹水を加えて、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=25/1)で精製し、目的物(136 mg)を白色固体として得た。
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.29 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.51−7.39 (m, 6H), 7.28−7.22 (m, 2H), 5.67 (s, 1H), 4.24 (m, 1H), 4.03 (s, 2H), 3.43 (s, 2H), 2.33 (s, 3H), 1.62 (d, J = 6.2 Hz, 3H).
【0268】
実施例73と同様の方法で、実施例74〜実施例81の化合物を合成した。
実施例74
3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化142】
Figure 2004091369
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.29 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.54−7.36 (m, 6H), 7.29−7.16 (m, 2H), 5.66 (s, 1H), 4.24 (m, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.51 (s, 2H), 2.55 (m, 2H), 2.39 (m, 2H), 2.13 (s, 6H), 1.62 (d, J = 7.3Hz, 3H).
【0269】
実施例75
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化143】
Figure 2004091369
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.29 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.53−7.39 (m, 6H), 7.29−7.21 (m, 2H), 5.67 (s, 1H), 4.24 (m, 1H), 4.14 (s, 2H), 3.54−3.45 (m, 6H), 2.59 (m, 2H), 2.45 (m, 2H), 2.35−2.30 (m, 4H), 1.62 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0270】
実施例76
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(2−ヒドロキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化144】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.26 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.53−7.37 (m, 6H), 7.28−7.19 (m, 2H), 5.66 (s, 1H), 4.24 (m, 1H), 4.14 (s, 2H), 3.69−3.67 (m, 4H), 2.54 (m, 2H), 1.62 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0271】
実施例77
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化145】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.32 (s, 1H), 8.48 (m, 1H), 7.81−7.79 (m, 2H), 7.54−7.39 (m, 7H), 7.30−7.25 (m, 3H), 5.68 (s, 1H), 4.25 (m, 1H), 4.20 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.53 (s, 2H), 1.63 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0272】
実施例78
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(ピリジン−3−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化146】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.35 (br, 1H), 8.52−8.48 (m, 2H), 7.54−7.52 (m, 2H), 7.49−7.37 (m, 7H), 7.26−7.25 (m, 2H), 5.69 (s, 1H), 4.25 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 1.63 (d, J = 7.2Hz,3H).
【0273】
実施例79
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(ピリジン−4−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化147】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.33 (s, 1H), 8.51 (m, 2H), 7.81 (s,1H), 7.54−7.16 (m, 10H), 5.69 (s, 1H), 4.25 (m, 1H), 4.18 (s, 2H), 3.73(s, 2H), 3.52 (s, 2H), 1.63 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0274】
実施例80
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(2−ピリジン−2−イルエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化148】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.31 (s, 1H), 8.45 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.72−7.67 (m, 2H), 7.53−7.39 (m, 6H), 7.31−7.21 (m, 4H), 5.66 (s, 1H), 4.24 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.56 (s, 2H), 2.94 (m, 2H), 2.84 (m, 2H),1.62 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0275】
実施例81
8−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−3−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミド[5,4−e]ピリミジン−5(6H)−オン
【化149】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ:ppm  11.31 (s, 1H), 8.43 (m, 2H), 7.71 (s,1H), 7.53−7.39 (m, 6H), 7.29−7.23 (m, 4H), 5.66 (s, 1H), 4.23 (m, 1H), 4.14 (s, 2H), 3.54 (s, 2H), 2.81−2.76 (m, 4H), 1.62 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0276】
参考例1
メチル 3−{5−アミノ−3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパノエート
【化150】
Figure 2004091369
3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(2.1 g)とアクリル酸メチル(6.42 g)の水(5 ml)/ピリジン(20 ml)溶液を100℃まで加熱し、4時間攪拌した。反応溶液を25℃まで冷却し、飽和食塩水(300 ml)に移し、酢酸エチル(200 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1→1/2)で精製し、目的物(1.06 g)を得た。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ:ppm  7.57−7.50 (m, 2H), 7.47−7.40 (m, 2H), 7.38−7.32 (m, 2H), 7.17−7.12 (m, 1H), 7.10−7.04 (m, 1H), 5.29 (s, 1H), 4.21−4.18 (m, 2H), 4.07−3.99 (m, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.94−2.87 (m, 2H), 1.57(d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0277】
参考例2
t−ブチル 4−シアノ−6−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−5−オキソヘプタノエート
【化151】
Figure 2004091369
25℃下、水素化ナトリウム(油性60%, 532 mg)を4−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−オキソペンタンニトリル(3.55 g)のジメチルホルムアミド(30 ml)溶液に加え、30分間攪拌した。アクリル酸t−ブチルエステル(2.04 g)を反応混合物に加え、20時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(500 ml)に移し、酢酸エチル(200 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、目的物(2.75 g)を無色オイルとして得た。
H NMR (400MHz, CDCl) δ:ppm 7.57−7.50 (m, 2H), 7.47−7.35 (m, 4H), 7.16−7.10 (m, 1H), 7.08−7.04 (m, 1H), 4.27 (q, J = 7.1Hz, 0.5H, isomer), 4.17 (q, J = 7.1 Hz, 0.5 Hz, isomer), 3.80 (dd, J = 5.1 and 8.9 Hz, 0.5H, isomer), 3.66 (dd, J = 5.9 and 8.2 Hz, 0.5H, isomer), 2.48−2.40 (m, 1H),2.39−2.32 (m, 1H), 2.23−1.97 (m, 2H), 1.49 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.50 (s, 4.5H, isomer), 1.48 (s, 4.5H, isomer).
【0278】
参考例3
t−ブチル 3−{5−アミノ−3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}プロパノエート
【化152】
Figure 2004091369
t−ブチル 4−シアノ−6−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−5−オキソヘプタノエート(2.70 g)とヒドラジン1水和物(430 ml)のエタノール(20 ml)溶液を80℃下、6時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(300 ml)に移し、酢酸エチル(1500 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=10/1)で精製し、目的物(1.15 g)をオイルとして得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.55−7.50 (m, 2H), 7.48−7.40 (m, 2H), 7.39−7.32 (m, 2H), 7.08−7.05 (m, 1H), 7.04−6.98 (m, 1H), 4.15 (q, J = 7.1Hz, 1H), 2.51 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 1.62 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.37 (s、9H).
【0279】
参考例4
3−[(1S)−1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン
【化153】
Figure 2004091369
リチウムt−ブチル−2−シアノ−4−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシペント−2−エノエート(2.70 g)とヒドラジン1水和物(430 ml)のエタノール(20 ml)溶液を80℃下、6時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(300 ml)に移し、酢酸エチル(150 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:クロロホルム/メタノール=10/1)で精製し、目的物(1.15 g)をオイルとして得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.55−7.50 (m, 2H), 7.48−7.40 (m, 2H), 7.39−7.32 (m, 2H), 7.08−7.05 (m, 1H), 7.04−6.98 (m, 1H), 4.15 (q, J = 7.1Hz, 1H), 2.51 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 1.62 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.37 (s、9H).
【0280】
参考例4と同様の方法で、参考例5の化合物を合成した。
参考例5
3−[1−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−5−アミン
【化154】
Figure 2004091369
H NMR (300 MHz, DMSO−d) δ:ppm  7.53−7.35 (m, 6H), 7.20−7.13 (m, 2H),5.24 (s, 1H), 4.03 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.52 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0281】
参考例6
4−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−オキソペンタンニトリル
【化155】
Figure 2004091369
90℃下、水素化ナトリウム(0.968 g, 油性60%,)とテトラヒドロフラン(40 ml)の混合物に対し、エチル 2−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパノエート(3.3 g)及びアセトニトリル(1.27 ml)のテトラヒドロフラン(40 ml)溶液を滴下した。滴下終了後、90℃下、5時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(500 ml)に移し、酢酸エチル(250 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=5/1 → 1/1)で精製し、目的物(1.60 g)を無色オイルとして得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.56−7.51 (m, 4H), 7.29−7.25 (m, 2H), 7.16−7.11 (m, 2H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.41 (s, 2H), 1.49 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0282】
参考例6と同様の方法で、参考例7の化合物を合成した。
【0283】
参考例7
4−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)−3−オキソペンタンニトリル
【化156】
Figure 2004091369
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.54−7.52 (m, 2H), 7.48−7.44 (m, 4H), 7.10−7.02 (m, 2H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.45 (s, 2H), 1.49 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0284】
参考例8
エチル 2−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパノエート
【化157】
Figure 2004091369
2−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパンニトリル(9.0 g)、濃硫酸(10 ml)、水(100 ml)、エタノール(300 ml)、及び酢酸(50 ml)の混合物を100 ℃下、4時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(800 ml)に移し、酢酸エチル(400 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、目的物(5.70 g)を液体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.54−7.48 (m, 4H), 7.38−7.36 (m, 2H), 7.13−7.09 (m, 2H), 4.13 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.74 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.53 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.25 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0285】
参考例9
エチル 2−(2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパノエート
【化158】
Figure 2004091369
フルルビプロフェン(100 g)、濃硫酸(10 ml)、及びエタノール(500 ml)の混合物を100℃下、10時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(1.5l)に移し、酢酸エチル(500 mlx2)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、目的物(108 g)を無色液体として得た。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ:ppm  7.54−7.52 (m, 2H), 7.45−7.35 (m, 4H), 7.16−7.11 (m, 2H), 4.20−4.11 (m, 2H), 3.74 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.53 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.25 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0286】
参考例10
2−(4’−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル)プロパンニトリル
【化159】
Figure 2004091369
4−フルオロフェニルボロニックアシッド(5.64g)、2−(4−ブロモフェニル)プロパンニトリル(7.70 g)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0)(2.11g)、炭酸カリウム(15.2g)、トルエン(130 ml)の混合物を、100℃下3時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却後、飽和食塩水(700 ml)に移し、酢酸エチル(500 ml)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、目的物(6.2 g)を薄黄色固体として得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ:ppm 7.51−7.57 (m, 4H), 7.41−7.44 (m, 2H), 7.11−7.14 (m, 2H), 3.95 (q, J = 7.3 Hz, 1H), 1.68 (d, J = 7.3 Hz, 3H).
【0287】
参考例11
2−(4−ブロモフェニル)プロパンニトリル
【化160】
Figure 2004091369
0℃下、4−ブロモアセトフェノン(100 g)のメタノール−テトラヒドロフラン溶液(600 ml)に対し水素化ホウ素ナトリウム(7.6 g)を加え、5時間攪拌した。反応混合物を水(300 ml)及び1N 塩酸(300 ml)に移し、酢酸エチル(700 ml)にて抽出した。有機層を飽和食塩水(500 ml)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をジクロロメタン(500 ml)に溶解させた。ジメチルホルムアミド(0.1ml)を加え、塩化チオニル(42.9 ml)を滴下し、滴下後、5時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、残渣をジメチルホルムアミド(500 ml)及びジメチルスルフォキシド(100 ml)の混合溶媒に溶解させた。シアン化ナトリウム(32.0 g)を加え、80℃下、8時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に移し、トルエンにて抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、目的物(86.95 g)を黄色オイルとして得た。
H NMR (400MHz, CDCl) δ:ppm 7.53−7.50 (m, 2H), 7.25−7.23 (m, 2H), 3.86 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 1.63 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
【0288】
試験例
潰瘍性大腸炎の抑制
実験動物としてBALB/cマウスを用いた。2,4,6−トリニトロベンゼンスルホン酸処理した卵白アルブミンと完全フロイントアジュバントの乳化液を皮下に感作し、感作の7日後に2,4,6−トリニトロベンゼンスルホン酸を直腸内にチャレンジした。0.5%メチルセルロース溶液に懸濁させた本発明化合物を感作した日から10日間連続経口投与した。対照の群には0.5%メチルセルロース溶液を陽性対照化合物群にはスルファサラジンを感作した日から10日間連続経口投与した。結果は各日のスコアーのAUCで表2に示す。
【表1】
Figure 2004091369
【発明の効果】
本発明により、自己免疫疾患等の免疫異常亢進を伴う疾患に対する治療薬・予防薬として有用な、複素環誘導体又はその薬学上許容される塩の提供が可能になった。

Claims (13)

  1. 式(1):
    Figure 2004091369
    [式中、m、及びnは、独立して、0から2の整数を表し、−X−は、隣接する複素環の1位、及び5位と結合して、置換又は無置換の、2もしくは3環性の、3〜6個の窒素原子を含む含窒素ヘテロ環を形成する2価基を表し、−Z=は、−N=、又はC(R)=(Rは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基を表す。)を表し、
    及びRは、独立して、水素原子、又は置換もしくは無置換のアルキル基を表すか、あるいは、R及びRはいっしょになって置換もしくは無置換のシクロアルカンを形成していてもよい。
    及びRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基を表し、m及び/又はnが2を表す場合、R及びRは、それぞれ複数の基を表していてもよい。]
    で表されるビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  2. 及びRが、独立して、水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル基を表し、m及びnが同一又は異なって、0又は1を表すことを特徴とする、請求項1記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  3. が水素原子を表し、Rが炭素数1〜3のアルキル基であることを特徴とする、請求項1又は2記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  4. −Z=が−CR=である、請求項1〜3のいずれか記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  5. −Z=におけるRが、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、置換もしくは無置換のアミノ基、又は、炭素数1〜4のアルキル基(該アルキル基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールオキシ基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、又は置換もしくは無置換のカルバモイル基で置換されていてもよい。)である、請求項4記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  6. −X−が、それぞれ置換もしくは無置換の、以下の式(2)〜(20):
    Figure 2004091369
    [式中、R及びR’は、水素原子又は置換基を表し、同一もしくは異なって複数存在していてもよく、pは0から2の整数を表し、
    、R、R、R10は独立して、水素原子、−C(=NR35)NR3637(R35、R36、及びR37は、独立して、水素原子、又は以下の置換基群から選択される任意の置換基を表すか、又はR35、R36、及びR37のうち、任意の2個が隣接する窒素原子とともに結合して、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)、又は、以下の置換基群から選択される任意の置換基を表す。
    置換基群:−R31、−COR31、−COOR31、−SO31、−M−OR31、−M−COR31、−CONR3334、−M−COOR31、−M−SO31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、−M−CONR3334
    (Mはアルキレン、アルケニレン、又はアルキニレンを表し、
    31は、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルケニル基、置換もしくは無置換のアリール基、又は置換もしくは無置換のヘテロ環基を表し、
    32は水素原子、アルキル基、アルケニル基、又はアルキニル基を表し、
    33及びR34は、同一又は異なって、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換のアルキニル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、又は置換もしくは無置換のシクロアルケニル基を表すか、又はR33及びR34は、隣接する窒素原子とともに結合して、置換もしくは無置換の5〜7員の含窒素ヘテロ環を形成していてもよい。)]
    から選択される2価基である、請求項1〜5のいずれか記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  7. Xが、式(2)〜式(20)で表される2価基を表し、式(2)〜式(20)において、R及びR’における置換基が、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のアリール基、及び置換もしくは無置換のヘテロアリール基から選択される、同一又は異なる1又は複数の置換基である、請求項6記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  8. Xが、式(2)で表される2価基を表し、式(2)において、Rが、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のカルバモイル基、置換もしくは無置換のアリール基、又は置換もしくは無置換のヘテロアリール基である請求項6又は7記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  9. Xが、式(6)で表される2価基を表し、式(6)において、R’が水素原子を表し、Rが、水素原子、−R31、−CO−R31、−CONR3334、−SO−R31、−M−O−R31、−M−CO−R31、−M−NR3334、−M−NR32CO−R31、又は、−M−CONR3334(M、R31、R32、R33、及びR34は前記と同義である。)を表すことを特徴とする請求項6記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  10. Xが式(7)又は式(11)で表される2価基を表し、式(7)及び式(11)において、R’が水素原子を表し、Rが、水素原子、−R31、−M−OR31、−M−COR31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、又はMCONR3334(R31、R32、R33、R34、及びMは請求項2と同義である。)を表すことを特徴とする請求項6記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  11. Xが式(16)又は式(17)で表される2価基を表し、式(16)及び式(17)において、R及びR10が独立して、水素原子、−R31、−M−OR31、−M−COR31、−M−COOR31、−M−SO31、−M−NR3334、−M−NR32COR31、又はMCONR3334(R31、R32、R33、R34、及びMは請求項2と同義である。)を表すことを特徴とする、請求項6記載のビフェニル化合物、又はその薬学上許容される塩。
  12. 請求項1〜11のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を、有効成分として含有する医薬組成物。
  13. 請求項1〜11のいずれか記載のビフェニル化合物又はその薬学上許容される塩を、有効成分として含有する自己免疫疾患治療剤、予防剤、又は進行防止剤。
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