JP2004070267A - 音響装置および音響発生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来方式に比べて、より自然に近い自然環境音を人工的に発生することができる音響装置および音響発生方法を提供する。
【解決手段】ホワイトノイズを発生するホワイトノイズ発生源11と、ホワイトノイズ発生源11からの出力を増幅する増幅回路12と、増幅回路12からの出力の振幅を時間変動させる変調器13と、変調信号の周波数帯域を制限するフィルタ14と、フィルタ14の出力を外部に伝達するスピーカ15とを有し、変調器13によるホワイトノイズの増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間Tdの比率をTu/Td≧1.25もしくはTu/Td≦0.8とすることによって、自然環境の「波の音」、「風の音」を人工的に発生させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ホワイトノイズを発生するホワイトノイズ発生源11と、ホワイトノイズ発生源11からの出力を増幅する増幅回路12と、増幅回路12からの出力の振幅を時間変動させる変調器13と、変調信号の周波数帯域を制限するフィルタ14と、フィルタ14の出力を外部に伝達するスピーカ15とを有し、変調器13によるホワイトノイズの増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間Tdの比率をTu/Td≧1.25もしくはTu/Td≦0.8とすることによって、自然環境の「波の音」、「風の音」を人工的に発生させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AV機器やリラクゼーション機器など生活環境の改善等に使用される音響装置および音響発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自然環境音などを疑似的に発生させる手段としては、例えば「波の音」を発生するには、通常ROM、光ディスクあるいは磁気テープ等の大容量メモリに、自然の「波の音」をPCM記録しておき、D/Aコンバータで再生する手段が最も汎用されている。
【0003】
このような従来の自然環境音を発生する手段は、サンプリング周波数が高くなると大容量メモリを必要とし、更にI/O等の周辺機器が大掛かりとなって、結果として高価な装置となるという問題点がある。
【0004】
そこで、例えば特許文献1によれば、上記従来例に付する欠点を解消し、安価で手軽な疑似音源用信号発生器として、自然環境音を完全に人工的に発生させる手段が示されている。
【0005】
このような特許文献1記載の疑似音源用信号発生器を以下に説明する。
図13は特許文献1記載の疑似音源用信号発生器の基本構成を示すブロック図である。図13において、1は変調信号のもととなる成分の低周波を発生する原信号源で、同図では複数個の低周波発振器、即ち発振周波数がf1の低周波発振器OSC1、発振周波数がf2の低周波発振器OSC2、……、発振周波数がfiの低周波発振器OSCiからなっている。上記複数個の低周波発振器の出力は、夫々周波数に反比例する大きさ、即ち発振周波数がf1の低周波信号は1/f1、発振周波数がf2の低周波信号は1/f2、……の割合で混合器2で混合されて、変調信号となる。
【0006】
3はノイズ発生器で、ホワイトノイズを発生する。このホワイトノイズは、場合によって、−3dB/octフィルタ5(図ではスイッチS3により挿脱可能に構成されている)を通して、1Hz当たりのエネルギーが周波数に反比例して低下するピンクノイズとすることができる。
【0007】
上記の変調信号とホワイトノイズ又はピンクノイズとは、振幅変調器4に印加され、ノイズ信号は変調信号により振幅変調されて、図14の波形で示される疑似音源用信号となる。例えば、発振器が3個の場合、3個の低周波発振器の発信周波数をf1=0.1Hz、f2=0.2Hz、f3=0.4Hzとし、変調度を50〜100%と設定することによって、海岸における波の音に類似の疑似音となる。
【0008】
また、特許文献2によれば、ホワイトノイズから取り出したランダムな低周波の信号とホワイトノイズの出力とを混合することによって、ランダムな時間周期で振幅を変調したホワイトノイズを出力する手段が示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−341795号公報(第2〜3頁、図1〜2)
【0010】
【特許文献2】
特開平6−204749号公報(第2〜4頁、図1〜3)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の音響装置では、ホワイトノイズの振幅の増減において、増幅する時間と減少する時間の割合は一定となるか、もしくはランダムに増減し、いずれも擬似的に自然環境音を発生させているが、依然として不自然さが残るという問題点を有していた。
【0012】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、従来方式に比べて、より自然に近い自然環境音を人工的に発生することができる音響装置および音響発生方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≧1.25とするものであり、これにより、自然環境の「波の音」により近いリズムを得ることができる。
【0014】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=3とするものであり、これにより、さらに自然環境の「波の音」らしい音を得ることができる。
【0015】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≦0.8とするものであり、これにより、自然環境の「風の音」により近いリズムを得ることができる。
【0016】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=0.25とするものであり、これにより、さらに自然環境の「風の音」らしい音を得ることができる。
【0017】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの時間変動周期Tを0.05Hz≦T≦0.5Hzとするものであり、これにより、人間が通常的に自然に聞いている「波の音」や「風の音」の周期にほぼ合致した音を得ることができる。
【0018】
また、本発明は、フィルタとして、ホワイトノイズに対する減衰傾度が3dB/octのローパスフィルタとするものであり、これにより、発生する音響は、ホワイトノイズの周波数特性が変化して、ピンクノイズと呼ばれる周波数特性となり、自然環境により近い音を得ることができる。
【0019】
また、本発明は、フィルタとして、ホワイトノイズに対する遮断周波数fcがfc=20kHzのハイパスフィルタとするものであり、これにより、発生する音響は、ホワイトノイズの帯域が制限され、人間の可聴帯域より高い超音波領域のみとなり、人間にとって可聴音としての感覚をなくすことができる。
【0020】
また、本発明は、ノイズ発生器として、ツェナーダイオードをホワイトノイズの信号源とするものであり、これにより、1つの電子部品でホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0021】
また、本発明は、ノイズ発生器として、複数段のシフトレジスタをホワイトノイズの信号源とするものであり、これにより、決められた範囲の周波数帯域において容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0022】
また、本発明は、ノイズ発生器として、乱数発生関数によるプログラムが入力されたマイクロコンピュータをホワイトノイズの信号源とするものであり、これにより容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0023】
また、本発明は、スピーカを圧電素子とするものであり、占有スペースの少ない小さな部品によって音を発生させることができる。
また、本発明は、スピーカをツィータとするものであり、小径でかつ高周波で広範囲の帯域の音を発生させることができる。
【0024】
また、本発明は、増幅回路として、発生するスピーカからの出力音圧Pを80dB以下にするものであり、空間に伝達される音圧を自然界に存在する範囲の音圧とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す音響装置および音響発生方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0026】
図1は本実施の形態1の音響装置の基本構成を示すブロック図である。図1において、11はホワイトノイズ発生源、12はホワイトノイズ発生源11から出力された信号を増幅する増幅回路、13は増幅回路12からの出力の振幅に変調を与える変調器、14は変調器13により変調された信号に対して周波数帯域の制限をするためのフィルタであり、フィルタ14を通過した音は、スピーカ15から空間へと伝達される。
【0027】
図2は図1におけるホワイトノイズ発生源11(ここではホワイトノイズ発生源11aで示す)の具体的構成例を示した回路図であり、このホワイトノイズ発生源11aに電源(+V)を供給すれば、回路中のツェナーダイオードZDは抵抗Rとにより散弾雑音を発生するため、これをホワイトノイズ出力として利用する。
【0028】
図3は別の手段によるホワイトノイズ発生源11(ここではホワイトノイズ発生源11bで示す)の具体的構成例を示す回路図であり、図3に示すように、回路中のシフトレジスタの1箇所から抜き出したデータと出力データとのXOR演算の結果を、シフトレジスタの入力として返すことにより、性質の良い2値の擬似乱数(M系列信号)を得ることができる。これをホワイトノイズ出力として利用する。
【0029】
さらに別の手段によるホワイトノイズ発生源11は、マイクロコンピュータのライブラリ関数、例えばC言語におけるrandを用いて発生させることもできる(図示せず)。この場合、音響発生装置を搭載する総合環境制御機器(例えば空気調和機や空気清浄器、照明器具、香り発生器、あるいはこれらの組み合わせからなる機器など)を制御するマイコンのプログラムの一部として記述すれば、新たに部品を追加することなくホワイトノイズを得ることができる。
【0030】
そして、図1の増幅回路12によって、その利得を、スピーカ15から発生される音が80dB以下の音圧になるように、調節する。これは、自然界で通常的に発生している音圧が80dBを超えることはなく、これ以上の音圧になると人間に不快感を与えるためである。
【0031】
図4は変調器13の具体的構成例を示した回路図であり、非対称性の三角波を信号源として発生し、その三角波の入力電圧値によって出力が切り替わる増幅回路を利用して、音響装置からの音圧を時間の経過と共に増減させる。このとき三角波の対称性をいろいろ変化させることで、増幅時間Tuと減少時間Tdとの比率を変化させることができる。また、音響装置から発生する増減する音の時間変動周期Tは、三角波の周期Ttを決めることにより、いろいろな周期にすることが可能である。なお、三角波の周期Ttは一定としても、また0.05Hz≦Tt≦0.5Hzの範囲内で適宜変化していても良い。
【0032】
ここで自然環境における「波の音」についての音圧の時間変化を図5に示す。これは実際に音をきいた被験者の申告により最も心理的に心地よいと感じられる「波の音」について分析したもので、これによると、音圧の最大ピークの間隔の平均は約4sで、また音圧が増幅する時間Tuと減少する時間Tdの比率の平均はTu/Td=約3である。この分析に基づき、本実施の形態では、三角波の周期Tを0.25Hzとし、増幅時間Tuと減少時間Tdの比率を3:1とする。
【0033】
なお、増幅時間Tuと減少時間Tdとの比率Tu/Tdが1.25未満で1に近づくと、押し寄せた波がなかなか引かないような不自然さがある。Tu/Tdが1未満の場合は実施の形態2にて説明する。
【0034】
また、増減する音の時間変動周期Tは、0.05Hz未満になると大波が来たような印象になり、0.5Hzより大きいと忙しく感じる。0.25Hz程度の周期は、人間がゆっくり呼吸する時の周期にも近いため、安心感が得られる。
【0035】
次にフィルタについて説明する。
図6は図1におけるフィルタ14(ここでは、フィルタ14aと示す)の具体的構成例を示した回路であり、このフィルタ14aは減衰傾度3dBのローパスフィルタ特性を有しており、このフィルタ14aを通過すると、ホワイトノイズはピンクノイズと言われる周波数特性に変換される。ピンクノイズは自然界に多く存在する音で、「川のせせらぎ」や「鳥の鳴き声」などは周波数分析を行うとピンクノイズになっている。本実施の形態においてもピンクノイズとすることで「波の音」がより自然に聞こえる。
【0036】
このような音響装置において音を発生させると、自然環境の「波の音」に近い音が発生し、人間に鎮静効果をもたらせる。図7は従来のようにランダムな音圧の増減によってホワイトノイズを呈示した場合と、本実施の形態で発生させた音を呈示した場合における心拍数変化を示している。心拍数は一般に鎮静やリラックスした場合に低下が認められるが、本実施の形態による呈示音が従来例より相対的に心拍数が低下した。これはすなわち、本実施の形態によって発生した音が鎮静効果をもたらしていることを示している。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0037】
図8は自然環境における「風の音」についての音圧の時間変化を示している。これは実際に音をきいた被験者の申告により最も心理的に心地よいと感じられる「風の音」について分析したもので、これによると、音圧の最大ピークの間隔の平均は約10sで、また音圧が増幅する時間Tuと減少する時間Tdとの比率の平均はTu/Td=約0.25である。この分析に基づき、本実施の形態では、実施の形態1で述べた変調器の三角波の周期Tを0.1Hzとし、増幅時間Tuと減少時間Tdとの比率を1:4とする。なお、Tu/Tdが0.8より大きくなって1に近づくと、台風のような大きな風が起こる印象があり、心理的にも快適感が少なかった。
【0038】
このような変調の設定値で、他は実施の形態1に示したものと同様の構成の音響装置で音を発生させれば、自然環境の「風の音」に近い音が発生し、人間に鎮静効果をもたらせることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0039】
図9はフィルタ14の別の具体的構成例を示した回路であり、遮断周波数が20kHzとなるハイパスフィルタ14bである。また図10はスピーカ15の具体例として、共振周波数が40kHzの圧電素子15aを用いたときの外観図を示している。
【0040】
近年、人間の耳に聞こえない音への影響が指摘されている。特定の超低周波が人間の生理に悪影響を与えていたり、あるいは逆に人間の可聴周波数帯域を超える超音波(例えば、20KHz以上の高周波成分)が人間のストレス解消に効果的であることがわかってきた。人間の場合、鼓膜や神経へ音を伝える構造の性能が20KHzに制限されているだけで、骨などから直接聴覚神経に音を伝達させれば、超音波領域の音も感じることができるという説もある。
【0041】
そこで、例えば作業中や読書、あるいは勉強中といった何らかの行動をしている場合で、可聴帯域の自然環境音が気になる場合などに、図1で示す音響装置において、フィルタ14には図9のハイパスフィルタ14bを、スピーカ15には図10の圧電素子15aを、それぞれ適用することによって、可聴帯域の音を制限し、他の作業をしていても全く気になることなく、しかも生理量に良い影響を与える音響装置を提供することができる。
【0042】
また、圧電素子15aは、通常のスピーカと比較して小さいので、本実施の形態による音響装置を他の製品、例えば温熱、空質、光、香りなどの環境を総合的にコントロールするような機器に組み込んだ場合でも、スペース上の制約を受けにくくなる。
【0043】
図11には、本実施の形態によって発生した音を呈示した場合の心拍数の変化を示している。音呈示のない場合と比べて心拍数は低下し鎮静をもたらせることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0044】
図1で示す音響装置において、スピーカ15に100kHzまでの高周波数帯域の発生が可能なツィータを用いる。ツィータは高音域の再生が可能であり、リーフ型、リボン型、ドーム型、圧電型などが存在する。例えばドーム型であれば、指向性、周波数特性も均一であり、インピーダンスにも癖がないので扱いやすく、小径であるため、機器への組み込みが容易である。またリーフ型であれば薄型であり同様に機器への組み込みが容易である。
【0045】
図1で示す音響装置において、フィルタ14には図9のハイパスフィルタ14bを、スピーカ15には前述のツィータを、それぞれ適用することによって、実施の形態3で説明したように可聴帯域の音を制限し、他の作業をしていても全く気になることのない20kHzから100kHzまでの広帯域の超音波を提供することができる。
【0046】
また、ツィータは、通常のスピーカと比較して小径あるいは薄型で、本実施の形態による音響装置を、他の製品、例えば温熱、空質、光、香りなどの環境を総合的にコントロールするような機器に組み込んだ場合でも、スペース上の制約を受けにくい。
【0047】
図12には、本実施の形態によって発生した音の周波数スペクトラムと自然界の「波の音」の周波数スペクトラムの比較を示している。本実施の形態によってより自然に近い音の発生が可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≧1.25とすることにより、自然環境の「波の音」により近いリズムを得ることができる。
【0049】
そのため、自然環境の「波の音」により近いリズムを有する音により、人間に鎮静やリラックスをもたらせることができる。
また、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=3とすることにより、さらに自然環境の「波の音」らしい音を得ることができる。
【0050】
そのため、さらに自然環境の「波の音」らしい音により、より人間のストレスを減少させることができる。
また、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≦0.8とすることにより、自然環境の「風の音」により近いリズムを得ることができる。
【0051】
そのため、自然環境の「風の音」により近いリズムを有する音により、人間に鎮静やリラックスをもたらせることができる。
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=0.25とすることにより、さらに自然環境の「風の音」らしい音を得ることができる。
【0052】
そのため、さらに自然環境の「風の音」らしい音により、より人間のストレスを減少させることができる。
また、変調器によるホワイトノイズの時間変動周期Tを0.05Hz≦T≦0.5Hzとすることにより、人間が通常的に自然に聞いている「波の音」や「風の音」の周期にほぼ合致した音を得ることができる。
【0053】
そのため、発生する音はより自然環境音に近い音となり、人間に安心感を与えてリラックスをもたらせることができる。
また、フィルタとして、ホワイトノイズに対する減衰傾度が3dB/octのローパスフィルタとすることにより、発生する音響は、ホワイトノイズの周波数特性が変化して、ピンクノイズと呼ばれる周波数特性となり、自然環境により近い音を得ることができる。
【0054】
そのため、発生する音はより自然環境音に近い音となり、人間に安心感を与えてリラックスをもたらせることができる。
また、フィルタとして、ホワイトノイズに対する遮断周波数fcがfc=20kHzのハイパスフィルタとすることにより、発生する音響は、ホワイトノイズの帯域が制限され、人間の可聴帯域より高い超音波領域のみとなり、人間にとって可聴音としての感覚をなくすことができる。
【0055】
そのため、発生する音が気にならなくなり、かつ生理的には鎮静をもたらせることができる。
また、ノイズ発生器として、ツェナーダイオードをホワイトノイズの信号源とすることにより、1つの電子部品でホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0056】
そのため、電子部品の点数を軽減して装置を安価に制作でき、かつ容易にホワイトノイズが得られ、高利得特性により容易に増幅することができる。
また、ノイズ発生器として、複数段のシフトレジスタをホワイトノイズの信号源とすることにより、確実かつ容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0057】
そのため、デジタル的発生であり周囲の熱環境や回路中の電流変動に影響を受けない発生源とすることができる。
また、ノイズ発生器として、乱数発生関数によるプログラムが入力されたマイクロコンピュータをホワイトノイズの信号源とすることにより、確実かつ容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0058】
そのため、ホワイトノイズ発生のみならず他の制御も兼用できるマイクロコンピュータとすれば装置自体をさらに安価で小スペースに制作することができる。また、スピーカを圧電素子とすることにより、占有スペースの少ない小さな部品によって音を発生させることができる。
【0059】
そのため、装置を他の製品に組み込む場合などに、スペース上の制約を受けにくくすることができる。
また、スピーカをツィータとすることにより、占有スペースの少ない小さな部品でかつ広周波数帯域の超音波を発生させることができる。
【0060】
そのため、装置を他の製品に組み込む場合などに、スペース上の制約を受けにくく、より自然環境に近い音を発生させることができる。
また、増幅回路として、発生するスピーカからの出力音圧Pを80dB以下にすることにより、空間に伝達される音圧を自然界に存在する範囲の音圧とすることができる。
【0061】
そのため、人間に必要以上の刺激を与えることなく、生理量に悪影響を及ぼすことがないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の音響装置の基本構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の音響装置におけるホワイトノイズ発生源の具体的構成を示す回路図
【図3】同実施の形態1の音響装置におけるホワイトノイズ発生源の他の具体的構成を示す回路図
【図4】同実施の形態1の音響装置における変調器の具体的構成を示す回路図
【図5】同実施の形態1の音響装置の発生対象である自然環境音の波形図
【図6】同実施の形態1の音響装置におけるフィルタの具体的構成を示す回路図
【図7】同実施の形態1の音響装置と従来との音呈示による心拍数変化の比較説明図
【図8】本発明の実施の形態2の音響装置の発生対象である自然環境音の波形図
【図9】本発明の実施の形態3の音響装置におけるフィルタの具体的構成を示す回路図
【図10】同実施の形態3の音響装置における圧電素子の構成を示す外観図
【図11】同実施の形態3の音響装置と従来との音呈示による心拍数変化の比較説明図
【図12】本発明の実施の形態4の音響装置の発生対象である自然環境音の周波数スペクトラムの説明図
【図13】従来の擬似音源用信号発生装置の基本構成を示すブロック図
【図14】同従来例の擬似音源用信号発生装置における擬似音源用信号の波形図
【符号の説明】
1 原信号源
2 混合器
3 ノイズ発生器
4 振幅変調器
5 −3dB/octフィルタ
11 ホワイトノイズ発生源
11a ツェナーダイオード
11b シフトレジスタ回路
12 増幅回路
13 変調器
14 フィルタ
14a ローパスフィルタ
14b ハイパスフィルタ
15 スピーカ
15a 圧電素子
【発明の属する技術分野】
本発明は、AV機器やリラクゼーション機器など生活環境の改善等に使用される音響装置および音響発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自然環境音などを疑似的に発生させる手段としては、例えば「波の音」を発生するには、通常ROM、光ディスクあるいは磁気テープ等の大容量メモリに、自然の「波の音」をPCM記録しておき、D/Aコンバータで再生する手段が最も汎用されている。
【0003】
このような従来の自然環境音を発生する手段は、サンプリング周波数が高くなると大容量メモリを必要とし、更にI/O等の周辺機器が大掛かりとなって、結果として高価な装置となるという問題点がある。
【0004】
そこで、例えば特許文献1によれば、上記従来例に付する欠点を解消し、安価で手軽な疑似音源用信号発生器として、自然環境音を完全に人工的に発生させる手段が示されている。
【0005】
このような特許文献1記載の疑似音源用信号発生器を以下に説明する。
図13は特許文献1記載の疑似音源用信号発生器の基本構成を示すブロック図である。図13において、1は変調信号のもととなる成分の低周波を発生する原信号源で、同図では複数個の低周波発振器、即ち発振周波数がf1の低周波発振器OSC1、発振周波数がf2の低周波発振器OSC2、……、発振周波数がfiの低周波発振器OSCiからなっている。上記複数個の低周波発振器の出力は、夫々周波数に反比例する大きさ、即ち発振周波数がf1の低周波信号は1/f1、発振周波数がf2の低周波信号は1/f2、……の割合で混合器2で混合されて、変調信号となる。
【0006】
3はノイズ発生器で、ホワイトノイズを発生する。このホワイトノイズは、場合によって、−3dB/octフィルタ5(図ではスイッチS3により挿脱可能に構成されている)を通して、1Hz当たりのエネルギーが周波数に反比例して低下するピンクノイズとすることができる。
【0007】
上記の変調信号とホワイトノイズ又はピンクノイズとは、振幅変調器4に印加され、ノイズ信号は変調信号により振幅変調されて、図14の波形で示される疑似音源用信号となる。例えば、発振器が3個の場合、3個の低周波発振器の発信周波数をf1=0.1Hz、f2=0.2Hz、f3=0.4Hzとし、変調度を50〜100%と設定することによって、海岸における波の音に類似の疑似音となる。
【0008】
また、特許文献2によれば、ホワイトノイズから取り出したランダムな低周波の信号とホワイトノイズの出力とを混合することによって、ランダムな時間周期で振幅を変調したホワイトノイズを出力する手段が示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−341795号公報(第2〜3頁、図1〜2)
【0010】
【特許文献2】
特開平6−204749号公報(第2〜4頁、図1〜3)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の音響装置では、ホワイトノイズの振幅の増減において、増幅する時間と減少する時間の割合は一定となるか、もしくはランダムに増減し、いずれも擬似的に自然環境音を発生させているが、依然として不自然さが残るという問題点を有していた。
【0012】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、従来方式に比べて、より自然に近い自然環境音を人工的に発生することができる音響装置および音響発生方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≧1.25とするものであり、これにより、自然環境の「波の音」により近いリズムを得ることができる。
【0014】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=3とするものであり、これにより、さらに自然環境の「波の音」らしい音を得ることができる。
【0015】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≦0.8とするものであり、これにより、自然環境の「風の音」により近いリズムを得ることができる。
【0016】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=0.25とするものであり、これにより、さらに自然環境の「風の音」らしい音を得ることができる。
【0017】
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの時間変動周期Tを0.05Hz≦T≦0.5Hzとするものであり、これにより、人間が通常的に自然に聞いている「波の音」や「風の音」の周期にほぼ合致した音を得ることができる。
【0018】
また、本発明は、フィルタとして、ホワイトノイズに対する減衰傾度が3dB/octのローパスフィルタとするものであり、これにより、発生する音響は、ホワイトノイズの周波数特性が変化して、ピンクノイズと呼ばれる周波数特性となり、自然環境により近い音を得ることができる。
【0019】
また、本発明は、フィルタとして、ホワイトノイズに対する遮断周波数fcがfc=20kHzのハイパスフィルタとするものであり、これにより、発生する音響は、ホワイトノイズの帯域が制限され、人間の可聴帯域より高い超音波領域のみとなり、人間にとって可聴音としての感覚をなくすことができる。
【0020】
また、本発明は、ノイズ発生器として、ツェナーダイオードをホワイトノイズの信号源とするものであり、これにより、1つの電子部品でホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0021】
また、本発明は、ノイズ発生器として、複数段のシフトレジスタをホワイトノイズの信号源とするものであり、これにより、決められた範囲の周波数帯域において容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0022】
また、本発明は、ノイズ発生器として、乱数発生関数によるプログラムが入力されたマイクロコンピュータをホワイトノイズの信号源とするものであり、これにより容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0023】
また、本発明は、スピーカを圧電素子とするものであり、占有スペースの少ない小さな部品によって音を発生させることができる。
また、本発明は、スピーカをツィータとするものであり、小径でかつ高周波で広範囲の帯域の音を発生させることができる。
【0024】
また、本発明は、増幅回路として、発生するスピーカからの出力音圧Pを80dB以下にするものであり、空間に伝達される音圧を自然界に存在する範囲の音圧とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す音響装置および音響発生方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0026】
図1は本実施の形態1の音響装置の基本構成を示すブロック図である。図1において、11はホワイトノイズ発生源、12はホワイトノイズ発生源11から出力された信号を増幅する増幅回路、13は増幅回路12からの出力の振幅に変調を与える変調器、14は変調器13により変調された信号に対して周波数帯域の制限をするためのフィルタであり、フィルタ14を通過した音は、スピーカ15から空間へと伝達される。
【0027】
図2は図1におけるホワイトノイズ発生源11(ここではホワイトノイズ発生源11aで示す)の具体的構成例を示した回路図であり、このホワイトノイズ発生源11aに電源(+V)を供給すれば、回路中のツェナーダイオードZDは抵抗Rとにより散弾雑音を発生するため、これをホワイトノイズ出力として利用する。
【0028】
図3は別の手段によるホワイトノイズ発生源11(ここではホワイトノイズ発生源11bで示す)の具体的構成例を示す回路図であり、図3に示すように、回路中のシフトレジスタの1箇所から抜き出したデータと出力データとのXOR演算の結果を、シフトレジスタの入力として返すことにより、性質の良い2値の擬似乱数(M系列信号)を得ることができる。これをホワイトノイズ出力として利用する。
【0029】
さらに別の手段によるホワイトノイズ発生源11は、マイクロコンピュータのライブラリ関数、例えばC言語におけるrandを用いて発生させることもできる(図示せず)。この場合、音響発生装置を搭載する総合環境制御機器(例えば空気調和機や空気清浄器、照明器具、香り発生器、あるいはこれらの組み合わせからなる機器など)を制御するマイコンのプログラムの一部として記述すれば、新たに部品を追加することなくホワイトノイズを得ることができる。
【0030】
そして、図1の増幅回路12によって、その利得を、スピーカ15から発生される音が80dB以下の音圧になるように、調節する。これは、自然界で通常的に発生している音圧が80dBを超えることはなく、これ以上の音圧になると人間に不快感を与えるためである。
【0031】
図4は変調器13の具体的構成例を示した回路図であり、非対称性の三角波を信号源として発生し、その三角波の入力電圧値によって出力が切り替わる増幅回路を利用して、音響装置からの音圧を時間の経過と共に増減させる。このとき三角波の対称性をいろいろ変化させることで、増幅時間Tuと減少時間Tdとの比率を変化させることができる。また、音響装置から発生する増減する音の時間変動周期Tは、三角波の周期Ttを決めることにより、いろいろな周期にすることが可能である。なお、三角波の周期Ttは一定としても、また0.05Hz≦Tt≦0.5Hzの範囲内で適宜変化していても良い。
【0032】
ここで自然環境における「波の音」についての音圧の時間変化を図5に示す。これは実際に音をきいた被験者の申告により最も心理的に心地よいと感じられる「波の音」について分析したもので、これによると、音圧の最大ピークの間隔の平均は約4sで、また音圧が増幅する時間Tuと減少する時間Tdの比率の平均はTu/Td=約3である。この分析に基づき、本実施の形態では、三角波の周期Tを0.25Hzとし、増幅時間Tuと減少時間Tdの比率を3:1とする。
【0033】
なお、増幅時間Tuと減少時間Tdとの比率Tu/Tdが1.25未満で1に近づくと、押し寄せた波がなかなか引かないような不自然さがある。Tu/Tdが1未満の場合は実施の形態2にて説明する。
【0034】
また、増減する音の時間変動周期Tは、0.05Hz未満になると大波が来たような印象になり、0.5Hzより大きいと忙しく感じる。0.25Hz程度の周期は、人間がゆっくり呼吸する時の周期にも近いため、安心感が得られる。
【0035】
次にフィルタについて説明する。
図6は図1におけるフィルタ14(ここでは、フィルタ14aと示す)の具体的構成例を示した回路であり、このフィルタ14aは減衰傾度3dBのローパスフィルタ特性を有しており、このフィルタ14aを通過すると、ホワイトノイズはピンクノイズと言われる周波数特性に変換される。ピンクノイズは自然界に多く存在する音で、「川のせせらぎ」や「鳥の鳴き声」などは周波数分析を行うとピンクノイズになっている。本実施の形態においてもピンクノイズとすることで「波の音」がより自然に聞こえる。
【0036】
このような音響装置において音を発生させると、自然環境の「波の音」に近い音が発生し、人間に鎮静効果をもたらせる。図7は従来のようにランダムな音圧の増減によってホワイトノイズを呈示した場合と、本実施の形態で発生させた音を呈示した場合における心拍数変化を示している。心拍数は一般に鎮静やリラックスした場合に低下が認められるが、本実施の形態による呈示音が従来例より相対的に心拍数が低下した。これはすなわち、本実施の形態によって発生した音が鎮静効果をもたらしていることを示している。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0037】
図8は自然環境における「風の音」についての音圧の時間変化を示している。これは実際に音をきいた被験者の申告により最も心理的に心地よいと感じられる「風の音」について分析したもので、これによると、音圧の最大ピークの間隔の平均は約10sで、また音圧が増幅する時間Tuと減少する時間Tdとの比率の平均はTu/Td=約0.25である。この分析に基づき、本実施の形態では、実施の形態1で述べた変調器の三角波の周期Tを0.1Hzとし、増幅時間Tuと減少時間Tdとの比率を1:4とする。なお、Tu/Tdが0.8より大きくなって1に近づくと、台風のような大きな風が起こる印象があり、心理的にも快適感が少なかった。
【0038】
このような変調の設定値で、他は実施の形態1に示したものと同様の構成の音響装置で音を発生させれば、自然環境の「風の音」に近い音が発生し、人間に鎮静効果をもたらせることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0039】
図9はフィルタ14の別の具体的構成例を示した回路であり、遮断周波数が20kHzとなるハイパスフィルタ14bである。また図10はスピーカ15の具体例として、共振周波数が40kHzの圧電素子15aを用いたときの外観図を示している。
【0040】
近年、人間の耳に聞こえない音への影響が指摘されている。特定の超低周波が人間の生理に悪影響を与えていたり、あるいは逆に人間の可聴周波数帯域を超える超音波(例えば、20KHz以上の高周波成分)が人間のストレス解消に効果的であることがわかってきた。人間の場合、鼓膜や神経へ音を伝える構造の性能が20KHzに制限されているだけで、骨などから直接聴覚神経に音を伝達させれば、超音波領域の音も感じることができるという説もある。
【0041】
そこで、例えば作業中や読書、あるいは勉強中といった何らかの行動をしている場合で、可聴帯域の自然環境音が気になる場合などに、図1で示す音響装置において、フィルタ14には図9のハイパスフィルタ14bを、スピーカ15には図10の圧電素子15aを、それぞれ適用することによって、可聴帯域の音を制限し、他の作業をしていても全く気になることなく、しかも生理量に良い影響を与える音響装置を提供することができる。
【0042】
また、圧電素子15aは、通常のスピーカと比較して小さいので、本実施の形態による音響装置を他の製品、例えば温熱、空質、光、香りなどの環境を総合的にコントロールするような機器に組み込んだ場合でも、スペース上の制約を受けにくくなる。
【0043】
図11には、本実施の形態によって発生した音を呈示した場合の心拍数の変化を示している。音呈示のない場合と比べて心拍数は低下し鎮静をもたらせることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の音響装置および音響発生方法を説明する。
【0044】
図1で示す音響装置において、スピーカ15に100kHzまでの高周波数帯域の発生が可能なツィータを用いる。ツィータは高音域の再生が可能であり、リーフ型、リボン型、ドーム型、圧電型などが存在する。例えばドーム型であれば、指向性、周波数特性も均一であり、インピーダンスにも癖がないので扱いやすく、小径であるため、機器への組み込みが容易である。またリーフ型であれば薄型であり同様に機器への組み込みが容易である。
【0045】
図1で示す音響装置において、フィルタ14には図9のハイパスフィルタ14bを、スピーカ15には前述のツィータを、それぞれ適用することによって、実施の形態3で説明したように可聴帯域の音を制限し、他の作業をしていても全く気になることのない20kHzから100kHzまでの広帯域の超音波を提供することができる。
【0046】
また、ツィータは、通常のスピーカと比較して小径あるいは薄型で、本実施の形態による音響装置を、他の製品、例えば温熱、空質、光、香りなどの環境を総合的にコントロールするような機器に組み込んだ場合でも、スペース上の制約を受けにくい。
【0047】
図12には、本実施の形態によって発生した音の周波数スペクトラムと自然界の「波の音」の周波数スペクトラムの比較を示している。本実施の形態によってより自然に近い音の発生が可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≧1.25とすることにより、自然環境の「波の音」により近いリズムを得ることができる。
【0049】
そのため、自然環境の「波の音」により近いリズムを有する音により、人間に鎮静やリラックスをもたらせることができる。
また、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=3とすることにより、さらに自然環境の「波の音」らしい音を得ることができる。
【0050】
そのため、さらに自然環境の「波の音」らしい音により、より人間のストレスを減少させることができる。
また、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td≦0.8とすることにより、自然環境の「風の音」により近いリズムを得ることができる。
【0051】
そのため、自然環境の「風の音」により近いリズムを有する音により、人間に鎮静やリラックスをもたらせることができる。
また、本発明は、変調器によるホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとをTu/Td=0.25とすることにより、さらに自然環境の「風の音」らしい音を得ることができる。
【0052】
そのため、さらに自然環境の「風の音」らしい音により、より人間のストレスを減少させることができる。
また、変調器によるホワイトノイズの時間変動周期Tを0.05Hz≦T≦0.5Hzとすることにより、人間が通常的に自然に聞いている「波の音」や「風の音」の周期にほぼ合致した音を得ることができる。
【0053】
そのため、発生する音はより自然環境音に近い音となり、人間に安心感を与えてリラックスをもたらせることができる。
また、フィルタとして、ホワイトノイズに対する減衰傾度が3dB/octのローパスフィルタとすることにより、発生する音響は、ホワイトノイズの周波数特性が変化して、ピンクノイズと呼ばれる周波数特性となり、自然環境により近い音を得ることができる。
【0054】
そのため、発生する音はより自然環境音に近い音となり、人間に安心感を与えてリラックスをもたらせることができる。
また、フィルタとして、ホワイトノイズに対する遮断周波数fcがfc=20kHzのハイパスフィルタとすることにより、発生する音響は、ホワイトノイズの帯域が制限され、人間の可聴帯域より高い超音波領域のみとなり、人間にとって可聴音としての感覚をなくすことができる。
【0055】
そのため、発生する音が気にならなくなり、かつ生理的には鎮静をもたらせることができる。
また、ノイズ発生器として、ツェナーダイオードをホワイトノイズの信号源とすることにより、1つの電子部品でホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0056】
そのため、電子部品の点数を軽減して装置を安価に制作でき、かつ容易にホワイトノイズが得られ、高利得特性により容易に増幅することができる。
また、ノイズ発生器として、複数段のシフトレジスタをホワイトノイズの信号源とすることにより、確実かつ容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0057】
そのため、デジタル的発生であり周囲の熱環境や回路中の電流変動に影響を受けない発生源とすることができる。
また、ノイズ発生器として、乱数発生関数によるプログラムが入力されたマイクロコンピュータをホワイトノイズの信号源とすることにより、確実かつ容易にホワイトノイズの信号源を得ることができる。
【0058】
そのため、ホワイトノイズ発生のみならず他の制御も兼用できるマイクロコンピュータとすれば装置自体をさらに安価で小スペースに制作することができる。また、スピーカを圧電素子とすることにより、占有スペースの少ない小さな部品によって音を発生させることができる。
【0059】
そのため、装置を他の製品に組み込む場合などに、スペース上の制約を受けにくくすることができる。
また、スピーカをツィータとすることにより、占有スペースの少ない小さな部品でかつ広周波数帯域の超音波を発生させることができる。
【0060】
そのため、装置を他の製品に組み込む場合などに、スペース上の制約を受けにくく、より自然環境に近い音を発生させることができる。
また、増幅回路として、発生するスピーカからの出力音圧Pを80dB以下にすることにより、空間に伝達される音圧を自然界に存在する範囲の音圧とすることができる。
【0061】
そのため、人間に必要以上の刺激を与えることなく、生理量に悪影響を及ぼすことがないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の音響装置の基本構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の音響装置におけるホワイトノイズ発生源の具体的構成を示す回路図
【図3】同実施の形態1の音響装置におけるホワイトノイズ発生源の他の具体的構成を示す回路図
【図4】同実施の形態1の音響装置における変調器の具体的構成を示す回路図
【図5】同実施の形態1の音響装置の発生対象である自然環境音の波形図
【図6】同実施の形態1の音響装置におけるフィルタの具体的構成を示す回路図
【図7】同実施の形態1の音響装置と従来との音呈示による心拍数変化の比較説明図
【図8】本発明の実施の形態2の音響装置の発生対象である自然環境音の波形図
【図9】本発明の実施の形態3の音響装置におけるフィルタの具体的構成を示す回路図
【図10】同実施の形態3の音響装置における圧電素子の構成を示す外観図
【図11】同実施の形態3の音響装置と従来との音呈示による心拍数変化の比較説明図
【図12】本発明の実施の形態4の音響装置の発生対象である自然環境音の周波数スペクトラムの説明図
【図13】従来の擬似音源用信号発生装置の基本構成を示すブロック図
【図14】同従来例の擬似音源用信号発生装置における擬似音源用信号の波形図
【符号の説明】
1 原信号源
2 混合器
3 ノイズ発生器
4 振幅変調器
5 −3dB/octフィルタ
11 ホワイトノイズ発生源
11a ツェナーダイオード
11b シフトレジスタ回路
12 増幅回路
13 変調器
14 フィルタ
14a ローパスフィルタ
14b ハイパスフィルタ
15 スピーカ
15a 圧電素子
Claims (26)
- ホワイトノイズを発生するノイズ発生器と、前記ノイズ発生器からのホワイトノイズを増幅する増幅回路と、前記増幅回路からのホワイトノイズの振幅を時間変動させる変調器と、前記変調器により振幅が時間変動するホワイトノイズの周波数帯域を制限するフィルタと、前記フィルタの出力を外部に伝達するスピーカとを備え、前記変調器を、ホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td≧1.25になるよう構成したことを特徴とする音響装置。
- ホワイトノイズを発生するノイズ発生器と、前記ノイズ発生器からのホワイトノイズを増幅する増幅回路と、前記増幅回路からのホワイトノイズの振幅を時間変動させる変調器と、前記変調器により振幅が時間変動するホワイトノイズの周波数帯域を制限するフィルタと、前記フィルタの出力を外部に伝達するスピーカとを備え、前記変調器を、ホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td=3になるよう構成したことを特徴とする音響装置。
- ホワイトノイズを発生するノイズ発生器と、前記ノイズ発生器からのホワイトノイズを増幅する増幅回路と、前記増幅回路からのホワイトノイズの振幅を時間変動させる変調器と、前記変調器により振幅が時間変動するホワイトノイズの周波数帯域を制限するフィルタと、前記フィルタの出力を外部に伝達するスピーカとを備え、前記変調器を、ホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td≦0.8になるよう構成したことを特徴とする音響装置。
- ホワイトノイズを発生するノイズ発生器と、前記ノイズ発生器からのホワイトノイズを増幅する増幅回路と、前記増幅回路からのホワイトノイズの振幅を時間変動させる変調器と、前記変調器により振幅が時間変動するホワイトノイズの周波数帯域を制限するフィルタと、前記フィルタの出力を外部に伝達するスピーカとを備え、前記変調器を、ホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td=0.25になるよう構成したことを特徴とする音響装置。
- 変調器の時間変動周期Tを0.05Hz≦T≦0.5Hzとすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の音響装置。
- フィルタは減衰傾度が3dB/octのローパスフィルタ特性を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の音響装置。
- フィルタは遮断周波数fcがfc=20kHzのハイパスフィルタ特性を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の音響装置。
- ノイズ発生器はツェナーダイオードをホワイトノイズの信号源とすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の音響装置。
- ノイズ発生器は複数段のシフトレジスタをホワイトノイズの信号源とすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の音響装置。
- ノイズ発生器は乱数発生関数によるプログラムが入力されたマイクロコンピュータをホワイトノイズの信号源とすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の音響装置。
- スピーカは圧電素子であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の音響装置。
- スピーカはツィータであることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の音響装置。
- 増幅回路はスピーカからの出力音圧Pを80dB以下にすることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の音響装置。
- ホワイトノイズを発生して増幅し、そのホワイトノイズに対して、振幅を変調してホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td≧1.25になるように時間変動させた状態で、フィルタリングにより周波数帯域を制限し、その出力信号を基に、スピーカから外部に音響として伝達することを特徴とする音響発生方法。
- ホワイトノイズを発生して増幅し、そのホワイトノイズに対して、振幅を変調してホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td=3になるように時間変動させた状態で、フィルタリングにより周波数帯域を制限し、その出力信号を基に、スピーカから外部に音響として伝達することを特徴とする音響発生方法。
- ホワイトノイズを発生して増幅し、そのホワイトノイズに対して、振幅を変調してホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td≦0.8になるように時間変動させた状態で、フィルタリングにより周波数帯域を制限し、その出力信号を基に、スピーカから外部に音響として伝達することを特徴とする音響発生方法。
- ホワイトノイズを発生して増幅し、そのホワイトノイズに対して、振幅を変調してホワイトノイズの振幅の増減が連続的でかつ増幅時間Tuと減少時間TdとがTu/Td=0.25になるように時間変動させた状態で、フィルタリングにより周波数帯域を制限し、その出力信号を基に、スピーカから外部に音響として伝達することを特徴とする音響発生方法。
- 変調による時間変動周期Tを0.05Hz≦T≦0.5Hzとすることを特徴とする請求項14から請求項17のいずれかに記載の音響発生方法。
- フィルタリングを、減衰傾度が3dB/octのローパスフィルタ特性で行うことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれかに記載の音響発生方法。
- フィルタリングを、遮断周波数fcがfc=20kHzのハイパスフィルタ特性で行うことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれかに記載の音響発生方法。
- ツェナーダイオードによるホワイトノイズをノイズの信号源とすることを特徴とする請求項14から請求項20のいずれかに記載の音響発生方法。
- 複数段のシフトレジスタによるホワイトノイズをノイズの信号源とすることを特徴とする請求項14から請求項20のいずれかに記載の音響発生方法。
- 乱数発生関数によるプログラムが入力されたマイクロコンピュータによるホワイトノイズをノイズの信号源とすることを特徴とする請求項14から請求項20のいずれかに記載の音響発生方法。
- スピーカとして圧電素子から音響を外部に伝達することを特徴とする請求項14から請求項23のいずれかに記載の音響発生方法。
- スピーカとしてツィータから音響を外部に伝達することを特徴とする請求項14から請求項23のいずれかに記載の音響発生方法。
- 発生したホワイトノイズを、スピーカからの出力音圧Pが80dB以下になるように、増幅することを特徴とする請求項14から請求項25のいずれかに記載の音響発生方法。
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