JP2004066374A - 加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2枚の吸着パレットをパレットチェンジャーにより交互に使用する際に、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下を回避する加工装置を提供する。
【解決手段】パレット台30上に保持された2枚のパレット10A,10Bを吸引するために、これらのパレットに吸引ホース50A,50Bと独立に接続する。2系統の吸引ホース50A,50Bを弾性的に巻き取り、パレット台30の往復移動及びパレットの搬入出動作に2系統の吸引ホースを弛みなく追従させる2つのホースリール70A,70Bをパレット台30を挟んで加工機械20の反対側に設け、吸引ホース50A,50Bが係合するダブルプーリ80を加工機械20の正面に配置し、一方のパレット10Aのホースリール70Aを他方のパレット30Bの退避位置側に配置し、他方のパレット30Bのホースリール70Bを一方のパレット10Aの退避位置側に配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】パレット台30上に保持された2枚のパレット10A,10Bを吸引するために、これらのパレットに吸引ホース50A,50Bと独立に接続する。2系統の吸引ホース50A,50Bを弾性的に巻き取り、パレット台30の往復移動及びパレットの搬入出動作に2系統の吸引ホースを弛みなく追従させる2つのホースリール70A,70Bをパレット台30を挟んで加工機械20の反対側に設け、吸引ホース50A,50Bが係合するダブルプーリ80を加工機械20の正面に配置し、一方のパレット10Aのホースリール70Aを他方のパレット30Bの退避位置側に配置し、他方のパレット30Bのホースリール70Bを一方のパレット10Aの退避位置側に配置する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平板状の金属材料をパレット上に吸着保持して切削加工等を行う加工装置に関し、更に詳しくは吸着パレット及びパレットチェンジャーを併用した加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム板から切削加工により放熱フィンを作製するような場合、加工中のアルミニウム板の反りを防ぐために、そのアルミニウム板がパレット上に吸着保持されて加工を受けることが多い。また、このような吸着パレットを使用する機械加工装置の稼働効率を高めるため、パレットチェンジャーがしばしば使用される。吸着パレット及びパレットチェンジャーを併用した従来の加工装置の構成を図2に示す。
【0003】
ここに示された加工装置は、パレット10A,10Bの上に吸着された平板状の被加工物に対して機械加工を行う加工機械20と、加工機械20に併設されたパレット台30とを備えている。加工機械20は、被加工物を載せパレット台30から搬入された何れかのパレットを搬入方向に平行なX方向に駆動しつつ、上方の刃物を搬入方向に直角なY方向及び垂直方向(Z方向)に駆動して、被加工物の表面を切削加工する。
【0004】
パレット台30は、2枚のパレット10A,10BをY方向に並べて支持すると共に、Y方向に往復駆動される。このY方向の往復駆動により、パレット台30は加工済の被加工物を載せた一方のパレットを、加工機械正面のワーク授受位置で加工機械20から受け取り、一方の退避位置へ搬送すると共に、未加工の被加工物を載せた他方のパレットを、他方の退避位置から加工機械正面のワーク授受位置へ搬送し、加工機械20へ受け渡す。このようにしてパレットチェンジが行われる。
【0005】
ここで、パレット10A,10Bは、被加工物を加工時に吸着保持する必要から、吸引ホース50を介して真空ポンプ40と接続する必要があり、この作業は、従来は加工機械20内に搬入されたパレットに対して作業者が吸引ホース50を接続することにより行われていた。また加工後は、パレット10の搬出に先立ち、吸引ホース50をパレット10から分離する作業が行われていた。そして、吸引ホース50の脱着により、パレット10A,10Bの自由な移動も可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の加工装置においては、加工機械20の稼働効率を高めるために、パレット台30によるパレットチェンジャーが使用されているが、吸引ホース50の脱着に要する時間の分、加工機械20の稼働効率の低下を余儀なくされる。
【0007】
即ち、従来の加工装置においては、加工に先立ち、加工機械20内に搬入されたパレット10に吸引ホース50を接続する作業が必要であり、加工後は、加工機械20から搬出する前にパレット10から吸引ホース50を分離する作業が必要である。これらの間、加工機械20では、加工作業が停止され、この分、稼働効率が低下するのである。
【0008】
本発明の目的は、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下を回避できる高効率な加工装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の加工装置は、被加工物を吸着保持するパレットが搬入され、そのパレット上に吸着保持された被加工物に機械加工を行って、搬入側へ搬出する加工機械と、加工機械の搬入出側に配置されており、搬入出方向に直角な方向に2枚のパレットを並列保持すると共に、2枚のパレットを加工機械に対して授受するべく前記並列方向に往復駆動されるパレット台と、パレット台上に保持された2枚のパレットを吸引するために各パレットに独立に接続された2系統の吸引ホースと、2系統の吸引ホースを弾性的に巻き取り、パレット台の往復移動及びパレットの搬入出動作に2系統の吸引ホースを弛みなく追従させる2つのホースリールとを具備している。
【0010】
本発明の加工装置においては、2枚のパレットに吸引ホースがそれぞれ常時接続されており、脱着するにしても加工機械の運転に支障ない時期にこれを行うことができる。このため、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下が回避される。また、常時接続された吸引ホースの弛みがないため、パレットの動作が阻害される危険性がない。
【0011】
好ましくは、パレット台を挟んで加工機械の反対側に、2つのホースリールと、各ホースリールから引き出された2系統の吸引ホースが各係合するダブルプーリとを設け、ダブルプーリを加工機械の正面に配置し、一方のパレットのホースリールを他方のパレットの退避位置側に配置し、他方のパレットのホースリールを一方のパレットの退避位置側に配置する。
【0012】
この構成により、吸引ホースの折れ角が小さくなり、パレットの移動に対する吸引ホースの追従動作がより円滑になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す加工装置の平面図である。
【0014】
本実施形態の加工装置は、2枚の真空吸着式のパレット10A,10Bを使用して、平板状の被加工物の表面に切削加工を行うものである。この加工装置は、各パレット上に吸着された平板状の被加工物に対して機械加工を行う加工機械20と、加工機械20に併設されたパレット台30とを備えている。加工機械20及びパレット台30の構造は、図2に示した従来装置と同じである。図2に示した従来装置と相違するのは、パレット10の吸引構造である。
【0015】
加工機械20及びパレット台30の構造を簡単に説明すると、加工機械20は、被加工物を載せパレット台30から搬入された各パレットを搬入方向に平行なX方向に駆動しつつ、上方の刃物を搬入方向に直角なY方向及び垂直方向(Z方向)に駆動して、被加工物の表面を切削加工する。パレット台30は、2枚のパレット10A,10BをY方向に並べて支持すると共に、各パレットが加工機械正面のワーク授受位置とそれぞれの退避位置へ移動するように、ワーク授受位置を中心としてY方向両側へ往復駆動される。
【0016】
パレット10の吸引構造は次のとおりである。2枚のパレット10A,10Bを吸引するために、本実施形態の加工装置は各パレットに対応する2つの真空ポンプ40A,40Aと、真空ポンプ40A,40Aに各一端が接続された2本の固定ホース60A,60Bと、各固定ホースの他端が接続された2つのホースリール70A,70Bとを備えている。
【0017】
ホースリール70A,70Bは、吸引ホース50A,50Bを弾性的に巻き取って収納しており、外力を付加することにより吸引ホース50A,50Bが自由に引き出される構造になっている。これらのホースリール70A,70Bは、パレット台30を挟んで加工機械20の反対側に配置されており、より具体的には、パレット10Aに対応するホースリール70Aはパレット10Bの退避位置側に、またパレット10Bに対応するホースリール70Bはパレット10Aの退避位置側にそれぞれ配置されている。
【0018】
ホースリール70A,70B内の吸引ホース50A,50Bは、各リール内から引き出され、ホースリール70A,70B間に設けられた2段式のダブルプーリ80を介して対応するパレット10A,10Bにそれぞれ接続されている。2段式のダブルプーリ80は、水平プーリを回転軸方向(垂直方向)に2段重ねしたものであり、パレット台30におけるワーク授受位置の正面に設けられている。
【0019】
次に、本実施形態の加工装置の機能について説明する。
【0020】
一方のパレット10Aが加工機械20内にあってそのパレット上の被加工物が加工を受けているとき、他方のパレット10Bはパレット台30上にあり退避位置に存在する。パレット10Aに対応する真空ポンプ40Aは、そのパレット10Aの上の被加工物を吸着保持するためにオン状態である。パレット10Aに接続された吸引ホース50Aは、途中ダブルプーリ80でほぼ直角に湾曲し、加工機械20とパレット台30の間に設けられた垂直プーリ90に案内されている。そして、この吸引ホース50Aはホースリール70Aによって巻き取り方向に付勢されているため、緊張状態を維持しつつ加工機械20内での加工に伴うパレット10AのX方向の移動に追従する。
【0021】
一方、パレット台30においては、パレット10Bの上に次の被加工物を載せ、真空ポンプ40Bをオフ状態からオン状態に切り替える。これにより、加工中に次の被加工物のセットが行われる。
【0022】
パレット10Aの上の被加工物に対する加工が終わると、パレット10Aがパレット台30の上に戻される。パレット10Aがパレット台30の上に戻ると、パレット10Aを退避位置に戻すべく、パレット台30がY方向に移動する。パレット10Aがパレット台30の上に戻るときも、そのパレット10Aが退避位置に戻るときも、パレット10Aに接続された吸引ホース50Aは、緊張状態を維持し、弛みを生じない。しかも、吸引ホース50Aを巻き取るホースリール70Aが、パレット10Bの退避位置の側にあるため、パレット10Aが退避位置に戻るとき、ダブルプーリ80での吸引ホース50Aの曲がり角が大きくなる。このため、吸引ホース50Aが鋭角に曲が事態が回避される。
【0023】
パレット10Aが退避位置に戻るとき、次の被加工物を吸着保持したパレット10Bがワーク授受位置へ移動する。その後、直ちにパレット10Bが加工機械20内に搬入され、そのパレット上の被加工物に対して加工が開始される。このときも、パレット10Bに接続される吸引ホース50Bに弛みも鋭角の曲がりも生じず、パレット10Bの動作も阻害されない。
【0024】
パレット10Aにおいては、加工を終えた被加工物が取り外され、次の被加工物がセットされる。このとき、パレット10Aに対応する真空ポンプ40Aは、一時的にオフ状態とされる。
【0025】
これを繰り返すことにより、パレット10A,10Bの入れ替え期間を除き、加工機械20がフルに運転される。また、吸引ホース50A,50Bの弛みが回避され、パレット10A,10Bの入れ替え動作が妨害されない。更に、吸引ホース50A,50Bの過度の曲がりが回避され、これもパレット10A,10Bのスムーズな入れ替え動作に寄与する。
【0026】
上記実施形態では、パレット10A,10Bの上の被加工物を交換する際、真空ポンプ40A,40Bを一時的にオフ状態にして、被加工物を解放状態にしたが、パレット10A,10Bから吸引ホース50A,50Bを分離してもよい。そうしたとしても、加工中に被加工物の載せ替えを行うことができるので、稼働率の低下は回避される。
【0027】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明の加工装置は、吸引ホースを2枚のパレットに常時接続としたので、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下を回避できる。また、常時接続であるにもかかわらず、吸引ホースにテンションを付加しその弛みを防止しているため、パレットの円滑な動作を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態を示す加工装置の平面図である。
【図2】
従来の加工装置の平面図である。
【符号の説明】
10A,10B パレット
20 加工機械
30 パレット台
40,40A,40B 真空ポンプ
50,50A,50B 吸引ホース
60A,60B 固定ホース
70A,70B ホースリール
80 ダブルプーリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、平板状の金属材料をパレット上に吸着保持して切削加工等を行う加工装置に関し、更に詳しくは吸着パレット及びパレットチェンジャーを併用した加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム板から切削加工により放熱フィンを作製するような場合、加工中のアルミニウム板の反りを防ぐために、そのアルミニウム板がパレット上に吸着保持されて加工を受けることが多い。また、このような吸着パレットを使用する機械加工装置の稼働効率を高めるため、パレットチェンジャーがしばしば使用される。吸着パレット及びパレットチェンジャーを併用した従来の加工装置の構成を図2に示す。
【0003】
ここに示された加工装置は、パレット10A,10Bの上に吸着された平板状の被加工物に対して機械加工を行う加工機械20と、加工機械20に併設されたパレット台30とを備えている。加工機械20は、被加工物を載せパレット台30から搬入された何れかのパレットを搬入方向に平行なX方向に駆動しつつ、上方の刃物を搬入方向に直角なY方向及び垂直方向(Z方向)に駆動して、被加工物の表面を切削加工する。
【0004】
パレット台30は、2枚のパレット10A,10BをY方向に並べて支持すると共に、Y方向に往復駆動される。このY方向の往復駆動により、パレット台30は加工済の被加工物を載せた一方のパレットを、加工機械正面のワーク授受位置で加工機械20から受け取り、一方の退避位置へ搬送すると共に、未加工の被加工物を載せた他方のパレットを、他方の退避位置から加工機械正面のワーク授受位置へ搬送し、加工機械20へ受け渡す。このようにしてパレットチェンジが行われる。
【0005】
ここで、パレット10A,10Bは、被加工物を加工時に吸着保持する必要から、吸引ホース50を介して真空ポンプ40と接続する必要があり、この作業は、従来は加工機械20内に搬入されたパレットに対して作業者が吸引ホース50を接続することにより行われていた。また加工後は、パレット10の搬出に先立ち、吸引ホース50をパレット10から分離する作業が行われていた。そして、吸引ホース50の脱着により、パレット10A,10Bの自由な移動も可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の加工装置においては、加工機械20の稼働効率を高めるために、パレット台30によるパレットチェンジャーが使用されているが、吸引ホース50の脱着に要する時間の分、加工機械20の稼働効率の低下を余儀なくされる。
【0007】
即ち、従来の加工装置においては、加工に先立ち、加工機械20内に搬入されたパレット10に吸引ホース50を接続する作業が必要であり、加工後は、加工機械20から搬出する前にパレット10から吸引ホース50を分離する作業が必要である。これらの間、加工機械20では、加工作業が停止され、この分、稼働効率が低下するのである。
【0008】
本発明の目的は、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下を回避できる高効率な加工装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の加工装置は、被加工物を吸着保持するパレットが搬入され、そのパレット上に吸着保持された被加工物に機械加工を行って、搬入側へ搬出する加工機械と、加工機械の搬入出側に配置されており、搬入出方向に直角な方向に2枚のパレットを並列保持すると共に、2枚のパレットを加工機械に対して授受するべく前記並列方向に往復駆動されるパレット台と、パレット台上に保持された2枚のパレットを吸引するために各パレットに独立に接続された2系統の吸引ホースと、2系統の吸引ホースを弾性的に巻き取り、パレット台の往復移動及びパレットの搬入出動作に2系統の吸引ホースを弛みなく追従させる2つのホースリールとを具備している。
【0010】
本発明の加工装置においては、2枚のパレットに吸引ホースがそれぞれ常時接続されており、脱着するにしても加工機械の運転に支障ない時期にこれを行うことができる。このため、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下が回避される。また、常時接続された吸引ホースの弛みがないため、パレットの動作が阻害される危険性がない。
【0011】
好ましくは、パレット台を挟んで加工機械の反対側に、2つのホースリールと、各ホースリールから引き出された2系統の吸引ホースが各係合するダブルプーリとを設け、ダブルプーリを加工機械の正面に配置し、一方のパレットのホースリールを他方のパレットの退避位置側に配置し、他方のパレットのホースリールを一方のパレットの退避位置側に配置する。
【0012】
この構成により、吸引ホースの折れ角が小さくなり、パレットの移動に対する吸引ホースの追従動作がより円滑になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す加工装置の平面図である。
【0014】
本実施形態の加工装置は、2枚の真空吸着式のパレット10A,10Bを使用して、平板状の被加工物の表面に切削加工を行うものである。この加工装置は、各パレット上に吸着された平板状の被加工物に対して機械加工を行う加工機械20と、加工機械20に併設されたパレット台30とを備えている。加工機械20及びパレット台30の構造は、図2に示した従来装置と同じである。図2に示した従来装置と相違するのは、パレット10の吸引構造である。
【0015】
加工機械20及びパレット台30の構造を簡単に説明すると、加工機械20は、被加工物を載せパレット台30から搬入された各パレットを搬入方向に平行なX方向に駆動しつつ、上方の刃物を搬入方向に直角なY方向及び垂直方向(Z方向)に駆動して、被加工物の表面を切削加工する。パレット台30は、2枚のパレット10A,10BをY方向に並べて支持すると共に、各パレットが加工機械正面のワーク授受位置とそれぞれの退避位置へ移動するように、ワーク授受位置を中心としてY方向両側へ往復駆動される。
【0016】
パレット10の吸引構造は次のとおりである。2枚のパレット10A,10Bを吸引するために、本実施形態の加工装置は各パレットに対応する2つの真空ポンプ40A,40Aと、真空ポンプ40A,40Aに各一端が接続された2本の固定ホース60A,60Bと、各固定ホースの他端が接続された2つのホースリール70A,70Bとを備えている。
【0017】
ホースリール70A,70Bは、吸引ホース50A,50Bを弾性的に巻き取って収納しており、外力を付加することにより吸引ホース50A,50Bが自由に引き出される構造になっている。これらのホースリール70A,70Bは、パレット台30を挟んで加工機械20の反対側に配置されており、より具体的には、パレット10Aに対応するホースリール70Aはパレット10Bの退避位置側に、またパレット10Bに対応するホースリール70Bはパレット10Aの退避位置側にそれぞれ配置されている。
【0018】
ホースリール70A,70B内の吸引ホース50A,50Bは、各リール内から引き出され、ホースリール70A,70B間に設けられた2段式のダブルプーリ80を介して対応するパレット10A,10Bにそれぞれ接続されている。2段式のダブルプーリ80は、水平プーリを回転軸方向(垂直方向)に2段重ねしたものであり、パレット台30におけるワーク授受位置の正面に設けられている。
【0019】
次に、本実施形態の加工装置の機能について説明する。
【0020】
一方のパレット10Aが加工機械20内にあってそのパレット上の被加工物が加工を受けているとき、他方のパレット10Bはパレット台30上にあり退避位置に存在する。パレット10Aに対応する真空ポンプ40Aは、そのパレット10Aの上の被加工物を吸着保持するためにオン状態である。パレット10Aに接続された吸引ホース50Aは、途中ダブルプーリ80でほぼ直角に湾曲し、加工機械20とパレット台30の間に設けられた垂直プーリ90に案内されている。そして、この吸引ホース50Aはホースリール70Aによって巻き取り方向に付勢されているため、緊張状態を維持しつつ加工機械20内での加工に伴うパレット10AのX方向の移動に追従する。
【0021】
一方、パレット台30においては、パレット10Bの上に次の被加工物を載せ、真空ポンプ40Bをオフ状態からオン状態に切り替える。これにより、加工中に次の被加工物のセットが行われる。
【0022】
パレット10Aの上の被加工物に対する加工が終わると、パレット10Aがパレット台30の上に戻される。パレット10Aがパレット台30の上に戻ると、パレット10Aを退避位置に戻すべく、パレット台30がY方向に移動する。パレット10Aがパレット台30の上に戻るときも、そのパレット10Aが退避位置に戻るときも、パレット10Aに接続された吸引ホース50Aは、緊張状態を維持し、弛みを生じない。しかも、吸引ホース50Aを巻き取るホースリール70Aが、パレット10Bの退避位置の側にあるため、パレット10Aが退避位置に戻るとき、ダブルプーリ80での吸引ホース50Aの曲がり角が大きくなる。このため、吸引ホース50Aが鋭角に曲が事態が回避される。
【0023】
パレット10Aが退避位置に戻るとき、次の被加工物を吸着保持したパレット10Bがワーク授受位置へ移動する。その後、直ちにパレット10Bが加工機械20内に搬入され、そのパレット上の被加工物に対して加工が開始される。このときも、パレット10Bに接続される吸引ホース50Bに弛みも鋭角の曲がりも生じず、パレット10Bの動作も阻害されない。
【0024】
パレット10Aにおいては、加工を終えた被加工物が取り外され、次の被加工物がセットされる。このとき、パレット10Aに対応する真空ポンプ40Aは、一時的にオフ状態とされる。
【0025】
これを繰り返すことにより、パレット10A,10Bの入れ替え期間を除き、加工機械20がフルに運転される。また、吸引ホース50A,50Bの弛みが回避され、パレット10A,10Bの入れ替え動作が妨害されない。更に、吸引ホース50A,50Bの過度の曲がりが回避され、これもパレット10A,10Bのスムーズな入れ替え動作に寄与する。
【0026】
上記実施形態では、パレット10A,10Bの上の被加工物を交換する際、真空ポンプ40A,40Bを一時的にオフ状態にして、被加工物を解放状態にしたが、パレット10A,10Bから吸引ホース50A,50Bを分離してもよい。そうしたとしても、加工中に被加工物の載せ替えを行うことができるので、稼働率の低下は回避される。
【0027】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明の加工装置は、吸引ホースを2枚のパレットに常時接続としたので、吸引ホースの脱着に伴う加工機械の稼働率低下を回避できる。また、常時接続であるにもかかわらず、吸引ホースにテンションを付加しその弛みを防止しているため、パレットの円滑な動作を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態を示す加工装置の平面図である。
【図2】
従来の加工装置の平面図である。
【符号の説明】
10A,10B パレット
20 加工機械
30 パレット台
40,40A,40B 真空ポンプ
50,50A,50B 吸引ホース
60A,60B 固定ホース
70A,70B ホースリール
80 ダブルプーリ
Claims (2)
- 被加工物を吸着保持するパレットが搬入され、そのパレット上に吸着保持された被加工物に機械加工を行って、搬入側へ搬出する加工機械と、加工機械の搬入出側に配置されており、搬入出方向に直角な方向に2枚のパレットを並列保持すると共に、2枚のパレットを加工機械に対して授受するべく前記並列方向に往復駆動されるパレット台と、パレット台上に保持された2枚のパレットを吸引するために各パレットに独立に接続された2系統の吸引ホースと、2系統の吸引ホースを弾性的に巻き取り、パレット台の往復移動及びパレットの搬入出動作に2系統の吸引ホースを弛みなく追従させる2つのホースリールとを具備することを特徴とする加工装置。
- パレット台を挟んで加工機械の反対側に、2つのホースリールと、各ホースリールから引き出された2系統の吸引ホースが各係合するダブルプーリとを設け、ダブルプーリを加工機械の正面に配置し、一方のパレットのホースリールを他方のパレットの退避位置側に配置し、他方のパレットのホースリールを一方のパレットの退避位置側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002227261A JP2004066374A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002227261A JP2004066374A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 加工装置 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2004066374A true JP2004066374A (ja) | 2004-03-04 |
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ID=32014351
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002227261A Pending JP2004066374A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 加工装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2004066374A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006065441A3 (en) * | 2004-11-19 | 2007-03-01 | Jack E Juni | Manufacturing method for pixilated crystal |
-
2002
- 2002-08-05 JP JP2002227261A patent/JP2004066374A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006065441A3 (en) * | 2004-11-19 | 2007-03-01 | Jack E Juni | Manufacturing method for pixilated crystal |
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