JP2004049004A - 5−oxo−ETE受容体タンパク質及びその遺伝子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒトゲノム配列からG蛋白質共役受容体をコードすると思われる遺伝子を多数検索し、それらのいくつかをクローニングした。クローニングした遺伝子の3’末端部分にGi1のαサブユニットの遺伝子を結合したものを作製し、これらを昆虫細胞に導入し、受容体−Gi1α融合タンパク質を発現させた。この融合タンパク質の受容体部分にアゴニストが結合するとGi1αの部分に[35S]−GTPγSが結合することが、受容体とGタンパク質の性質から期待できる。そこで作製した融合タンパク質の中に5−oxo−ETEの用量依存的に[35S]−GTPγSの結合を増加させるものがあるかどうか検索した。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、5−oxo−ETEや5−HPETEに対する受容体(以下、「5−oxo−ETE受容体」という)タンパク質をコードするDNAや、5−oxo−ETE受容体タンパク質や、該5−oxo−ETE受容体のアゴニスト又はアンタゴニスト等に関する。
【0002】
【従来の技術】
G蛋白質共役受容体(GPCR:G−protein coupled receptor)は、細胞膜上に存在し、細胞外からのいろいろな情報を受け取る蛋白質である。GPCRは膜を7回貫通するという共通構造をもつスーパーファミリーを形成しており、その一つひとつが光、匂い、味といった感覚のセンサーとして働いたり、ホルモン、神経伝達物質、生理活性物質、局所仲介物質等の細胞外リガンドと結合することによって、これら受容体のコンホメーションを変化させて、Gi、Gt、Gs、Go、Gq等のG蛋白質(GTP−binding protein)を活性化して、細胞内にシグナルを伝達することが知られている。また、各種生体の細胞内や臓器内の複雑な機能を調節する細胞外リガンドは、生体機能を調節する医薬品として活用されており、現在使用されている臨床薬の30〜50%はGPCRを標的とするリガンドではないかと考えられている。近年の遺伝子クローニング技術の発達により、そのリガンドが同定されていない“オーファンGPCR”の遺伝子が数多く見つかっており、新規GPCRの探索やその機能解明が求められており、かかる新規GPCR遺伝子をクローニングすることは、アゴニストやアンタゴニストなどのGPCRに特異的なリガンドの探索に有用であることが知られている。しかし、GPCRはその全てが明らかとされているわけではなく、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質HEOAD54もGPCRファミリーとして知られている(特開平11−98988号公報)が、そのリガンドが何であるかは知られていなかった。
【0003】
一方、5−oxo−ETE(5−oxo6E,8Z,11Z,14Z−eicosa tetraenomic acid)、5−HETE(5(±)−Hydroxyeicosa−6E,8Z,11Z,14Z tetraenomic acid)及び5−HPETE(5(S)−Hydroperoxyeicosa−6E,8Z,11Z,14Z tetraenomic acid)はロイコトリエンなどの生理活性脂質が生じる過程での代謝中間体として広く理解されている。また、5−oxo−ETEや5−HPETEの好中球遊走活性が報告され、特に、5−oxo−ETEは、好酸球、単球、及び好中球等で合成され、少なくとも好酸球の組織への浸潤反応を起こし、また、PAF、LTB4、及びLTD4より強い遊走活性があると報告されている。5−oxo−ETEや5−HPETEの受容体の存在も示唆されているが、その具体的な生体内生理活性や受容体の実体は明らかではなく、これらは教科書レベルでは一般に生体内生理活性物質としては認識されていない。
【0004】
他方、SOSUI(http://sosui.proteome.bio.tuat.ac.jp/sosuiframe0.html)は蛋白質の一次構造からアミノ酸ごとの疎水性パラメーターなどを利用して、その膜貫通領域を予想するために開発されたプログラムである。すでに数多くの既知、および未知の蛋白質においてその構造予測に適応され、さらにゲノム遺伝子配列上で膜結合型蛋白質をコードする翻訳領域(ORF:open reading frame)を同定することなどに利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
GPCR及びその内在性リガンドは、これらに作用する薬剤の研究や、当該遺伝子及びその変異体の遺伝治療等への応用など、新たな治療法への応用の可能性が期待される。また、新規GPCR遺伝子の解析を通して新しい生体内情報伝達機構の発見や新規薬物標的蛋白質の同定も期待できる。本発明の課題は、生体内情報伝達機構の発見や新規薬物標的蛋白質の同定を可能とすることができる5−oxo−ETE受容体タンパク質やその遺伝子、5−oxo−ETE受容体のアゴニストやアンタゴニストを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
これまでに5−oxo−ETEは好中球に対して正の走化性を誘導する物質であることが分かっていたが、その情報伝達を担う受容体の構造については不明であった。本発明者らはオーファンGPCRのリガンド探索法として、受容体とGαの融合蛋白質を用いる方法を考案した。本発明者らはヒトゲノム配列からG蛋白質共役受容体をコードすると思われる遺伝子を多数検索し、それらのいくつかをクローニングした。クローニングした遺伝子の3’末端部分にGi1のαサブユニットの遺伝子を結合したものを作製し、これらを昆虫細胞に導入し、受容体−Gi1α融合タンパク質を発現させた。この融合タンパク質の受容体部分にアゴニストが結合するとGi1αの部分に[35S]−GTPγSが結合することが、受容体とGタンパク質の性質から期待できる。そこで作製した融合タンパク質の中に5−oxo−ETEの用量依存的に[35S]−GTPγSの結合を増加させるものがあるかどうか検索したところ、ある融合タンパク質の作製に利用された遺伝子は、5−oxo−ETEや5−HPETEに対する受容体の遺伝子であることを確認し、オーファンGPCRのひとつのリガンドが5−oxo−ETEであることを見い出した。
【0007】
一方、このオーファンGPCRは、免疫系組織、血球系組織に高く発現しており、少なくとも各種リンパ球(ヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞)、単球、好酸球、好塩基球、および等に発現していることも明らかにしている。これらの結果から、5−oxo−ETEは、免疫機能のこれら主役細胞に広範に作用する新しいタイプのケモカインと考えられる。今まで見出されているケモカインは内因性の白血球遊走・活性化作用を有する塩基性の強い、ヘパリン結含性活性ポリペプチドの総称であり、その構造から現在4つのサブファミリーに分けられている。今回、本発明者らが新たに見出したオーファンGPCRの内在性リガンド5−oxo−ETEは、他の脂質性の白血球遊走因子と同じくアラキドン酸代謝物であり、従来のペプチド性ケモカインとは別のタイプのケモカインと見なすことが出来る。
【0008】
上記融合タンパク質を用いた同様のアゴニストのスクリーニングから、5−oxo−ETEや5−HPETEに対する受容体には、5−oxo−ETEや5−HPETEが作用し、そのEC50はそれぞれ約1nM、17nMであることが分かった。また、これら5−oxo−ETEや5−HPETEだけでなく、5−HETEやアラキドン酸もアゴニストとして作用し、アラキドン酸は高濃度においてアゴニスト活性を示した。さらにこの融合タンパク質について5−oxo−ETE存在下での[35S]−GTPγSの取込みを阻害するアンタゴニストを検索したところ、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノレン酸又はそれらの誘導体がアンタゴニストとして働くことが分かった。
本発明は、以上の知見に基づいて完成されるに至ったものである。
【0009】
すなわち本発明は、以下の(a)又は(b)の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA。(a)配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質(b)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなるタンパク質(請求項1)や、配列番号1に示される塩基配列又はその相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含む5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA(請求項2)や、請求項2記載のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA(請求項3)や、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質(請求項4)や、配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質(請求項5)や、請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質と、マーカータンパク質及び/又はペプチドタグとを結合させた融合タンパク質(請求項6)や、請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質に特異的に結合する抗5−oxo−ETE受容体抗体(請求項7)や、請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質を産生することができる発現系を含むDNA(請求項8)や、請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現することができる発現系を含む宿主細胞(請求項9)や、請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子機能が染色体上で欠損し又は前記遺伝子が過剰発現する非ヒト動物(請求項10)や、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質又は該5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法(請求項11)や、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質又は5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、5−oxo−ETEと、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法(請求項12)や、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞と、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又はG蛋白質共役受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法(請求項13)や、請求項10記載の非ヒト動物と、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法(請求項14)や、非ヒト動物が、マウスであることを特徴とする請求項14記載の5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法(請求項15)に関する。
【0010】
また本発明は、5−oxo−ETE受容体のアゴニスト(請求項16)や、5−HETE又はアラキドン酸である請求項16記載のアゴニスト(請求項17)や、5−oxo−ETE受容体のアンタゴニスト(請求項18)や、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノレン酸又はそれらの誘導体である請求項18記載のアンタゴニスト(請求項19)や、5−oxo−ETE受容体の機能促進又は発現増強を必要としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物であって、有効成分として、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質、請求項16若しくは17記載のアゴニスト、又は請求項1〜3のいずれか記載のDNAを含む医薬組成物(請求項20)や、5−oxo−ETE受容体の機能又は発現の抑制を必要としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物であって、有効成分として、請求項18若しくは19記載のアンタゴニスト、又は請求項1〜3のいずれか記載のDNAの発現を抑制するDNA若しくはRNAを含む医薬組成物(請求項21)や、検体中の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA配列を、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA配列と比較することを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断方法(請求項22)や、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA又はRNAのアンチセンス鎖の全部又は一部からなる5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断用プローブ(請求項23)や、請求項23記載の診断用プローブ及び/又は請求項7記載の抗体を含有する5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断薬(請求項24)に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNAとしては、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質や、配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNAを挙げることができ、これら5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNAは、そのDNA配列情報等に基づき、例えばヒト由来の5−oxo−ETE受容体遺伝子においてはヒト遺伝子ライブラリーやヒトcDNAライブラリーなどから公知の方法により調製することができる。
【0012】
また、本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNAとしては、配列番号1に示される塩基配列又はその相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含むDNAや、これらDNAをプローブとして、ヒト由来のDNAライブラリーに対してストリンジェントな条件下でハイブリダイゼーションし、かつ5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNAを挙げることができる。かかるDNAを取得するためのハイブリダイゼーションの条件としては、例えば、42℃でのハイブリダイゼーション、及び1×SSC、0.1%のSDSを含む緩衝液による42℃での洗浄処理を挙げることができ、65℃でのハイブリダイゼーション、及び0.1×SSC,0.1%のSDSを含む緩衝液による65℃での洗浄処理をより好ましく挙げることができる。
【0013】
本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質としては、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質や、配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる5−oxo−ETEに対するタンパク質や、これらの組換えタンパク質を具体的に挙げることができる。かかる5−oxo−ETE受容体タンパク質は、そのDNA配列情報等に基づき公知の方法で調製することができる。
【0014】
上記配列番号1に示される塩基配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNAの等価物として、配列番号3に示される塩基配列からなるDNA(31%)、配列番号5に示される塩基配列からなるDNA(31%)、配列番号7に示される塩基配列からなるDNA(32%)、又は配列番号9に示される塩基配列からなるDNA(3%)を挙げることができる(カッコ内の数値は配列番号1に示される塩基配列からなるDNAとのホモロジーを示す)。また、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質の等価物として、配列番号4、6、8又は10にそれぞれ示されるアミノ酸配列からなるGPCRタンパク質を挙げることができる。
【0015】
本発明の融合タンパク質とは、本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質に、マーカータンパク質及び/又はペプチドタグを結合させたものをいい、マーカータンパク質としては、従来知られているマーカータンパク質であればどのようなものでもよく、例えば、アルカリフォスファターゼ、抗体のFc領域、HRP、GFPなどを具体的に挙げることができ、また本発明におけるペプチドタグとしては、Mycタグ、Hisタグ、FLAGタグ、GSTタグなどの従来知られているペプチドタグを具体的に例示することができる。かかる融合タンパク質は、常法により作製することができ、Ni−NTAとHisタグの親和性を利用した5−oxo−ETE受容体タンパク質の精製や、5−oxo−ETE受容体タンパク質の検出や、5−oxo−ETE受容体タンパク質に対する抗体の定量や、その他当該分野の研究用試薬としても有用である。
【0016】
本発明の抗5−oxo−ETE受容体抗体としては、5−oxo−ETE受容体タンパク質に特異的に結合する抗体であればどのようなものでもよく、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、キメラ抗体、一本鎖抗体、ヒト化抗体等の免疫特異的な抗体を具体的に挙げることができ、これらは上記5−oxo−ETE受容体タンパク質を抗原として用い、常法により作製することができるが、その中でもモノクローナル抗体がその特異性の点でより好ましい。かかるモノクローナル抗体等の5−oxo−ETE受容体タンパク質に特異的に結合する抗体は、例えば、5−oxo−ETE受容体タンパク質の変異又は欠失に起因する疾病の診断や5−oxo−ETE受容体タンパク質の分子機構を明らかにする上で有用である。
【0017】
上記5−oxo−ETE受容体タンパク質に対する抗体は、慣用のプロトコールを用いて、動物(好ましくはヒト以外)に該5−oxo−ETE受容体タンパク質若しくはエピトープを含む断片、又は該タンパク質を膜表面に発現した細胞を投与することにより産生され、例えばモノクローナル抗体の調製には、連続細胞系の培養物により産生される抗体をもたらす、ハイブリドーマ法(Nature 256, 495−497, 1975)、トリオーマ法、ヒトB細胞ハイブリドーマ法(Immunology Today 4,72, 1983)及びEBV−ハイブリドーマ法(MONOCLONAL ANTIBODIES AND CANCER THERAPY, pp.77−96, Alan R.Liss, Inc., 1985)など任意の方法を用いることができる。以下に5−oxo−ETE受容体タンパク質として、マウス由来の5−oxo−ETE受容体タンパク質を例に挙げてマウス由来の5−oxo−ETE受容体タンパク質に対して特異的に結合するモノクローナル抗体、すなわち抗マウス5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体の作製方法を説明する。
【0018】
抗マウス5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体は、抗マウス5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体産生ハイブリドーマをインビボ又はインビトロで常法により培養することによって生産することができる。例えば、インビボ系においては、齧歯動物、好ましくはマウス又はラットの腹腔内で培養することにより、またインビトロ系においては、動物細胞培養用培地で培養することにより得ることができる。インビトロ系でハイブリドーマを培養するための培地としては、ストレプトマイシンやペニシリン等の抗生物質を含むRPMI1640又はMEM等の細胞培養培地を例示することができる。
【0019】
抗マウス5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体産生ハイブリドーマは、例えば、マウス以外の動物種の5−oxo−ETE受容体タンパク質を用いてBALB/cマウスを免疫し、免疫されたマウスの脾臓細胞とマウスNS−1細胞(ATCC TIB−18)とを、常法により細胞融合させ、免疫蛍光染色パターンによりスクリーニングすることにより、抗マウス5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体産生ハイブリドーマを作出することができる。また、かかるモノクローナル抗体の分離・精製方法としては、タンパク質の精製に一般的に用いられる方法であればどのような方法でもよく、アフィニティークロマトグラフィー等の液体クロマトグラフィーを具体的に例示することができる。
【0020】
また、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質に対する一本鎖抗体をつくるためには、一本鎖抗体の調製法(米国特許第4,946,778号)を適用することができる。また、ヒト化抗体を発現させるために、トランスジェニックマウス又は他の哺乳動物等を利用したり、上記抗体を用いて、その5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現するクローンを単離・同定したり、アフィニティークロマトグラフィーでそのポリペプチドを精製することもできる。5−oxo−ETE受容体タンパク質に対する抗体は、5−oxo−ETE受容体タンパク質の分子機構を明らかにする上で有用である。
【0021】
また上記抗5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体等の抗体に、例えば、FITC(フルオレセインイソシアネート)又はテトラメチルローダミンイソシアネート等の蛍光物質や、125I、32P、14C、35S又は3H等のラジオアイソトープや、アルカリホスファターゼ、ペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ又はフィコエリトリン等の酵素で標識したものや、グリーン蛍光タンパク質(GFP)等の蛍光発光タンパク質などを融合させた融合タンパク質を用いることによって、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質の機能解析を行うことができる。また免疫学的測定方法としては、RIA法、ELISA法、蛍光抗体法、プラーク法、スポット法、血球凝集反応法、オクタロニー法等の方法を挙げることができる。
【0022】
本発明はまた、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質を産生することができる発現系を含むDNAや、5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現することができる発現系を含む宿主細胞に関する。かかる5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子DNAの宿主細胞への導入は、Davisら(BASIC METHODS IN MOLECULAR BIOLOGY, 1986)及びSambrookら(MOLECULAR CLONING: A LABORATORY MANUAL, 2nd Ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y., 1989)などの多くの標準的な実験室マニュアルに記載される方法、例えば、リン酸カルシウムトランスフェクション、DEAE−デキストラン媒介トランスフェクション、トランスベクション(transvection)、マイクロインジェクション、カチオン性脂質媒介トランスフェクション、エレクトロポレーション、形質導入、スクレープローディング (scrape loading)、弾丸導入(ballistic introduction)、感染等により行うことができる。そして、宿主細胞としては、大腸菌、ストレプトミセス、枯草菌、ストレプトコッカス、スタフィロコッカス等の細菌原核細胞や、酵母、アスペルギルス等の真菌細胞や、ドロソフィラS2、スポドプテラSf9等の昆虫細胞や、L細胞、CHO細胞、COS細胞、HeLa細胞、C127細胞、BALB/c3T3細胞(ジヒドロ葉酸レダクターゼやチミジンキナーゼなどを欠損した変異株を含む)、BHK21細胞、HEK293細胞、Bowesメラノーマ細胞、卵母細胞等の動植物細胞などを挙げることができる。
【0023】
また、発現系としては、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質を宿主細胞内で発現させることができる発現系であればどのようなものでもよく、染色体、エピソーム及びウイルスに由来する発現系、例えば、細菌プラスミド由来、酵母プラスミド由来、SV40のようなパポバウイルス、ワクシニアウイルス、アデノウイルス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイルス、レトロウイルス由来のベクター、バクテリオファージ由来、トランスポゾン由来及びこれらの組合せに由来するベクター、例えば、コスミドやファージミドのようなプラスミドとバクテリオファージの遺伝的要素に由来するものを挙げることができる。これら発現系は、発現を起こさせるだけでなく、発現を調節する制御配列を含んでいてもよい。
【0024】
上記発現系を含んでなる宿主細胞は、5−oxo−ETE受容体タンパク質の製造に用いることができる。例えば上記宿主細胞を培養し、培養物から5−oxo−ETE受容体タンパク質を回収し精製することにより製造することができる。5−oxo−ETE受容体タンパク質を細胞培養物から回収し精製するには、硫酸アンモニウムまたはエタノール沈殿、酸抽出、アニオンまたはカチオン交換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、ハイドロキシアパタイトクロマトグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィーを含めた公知の方法、好ましくは、高速液体クロマトグラフィーが用いられる。特に、アフィニティークロマトグラフィーに用いるカラムとしては、例えば、抗5−oxo−ETE受容体モノクローナル抗体等の抗5−oxo−ETE受容体抗体を結合させたカラムや、上記5−oxo−ETE受容体に通常のペプチドタグを付加した場合は、このペプチドタグに親和性のある物質を結合したカラムを用いることにより、かかる5−oxo−ETE受容体を得ることができる。
【0025】
本発明において、上記5−oxo−ETE受容体をコードする遺伝子が過剰発現する非ヒト動物とは、野生型非ヒト動物に比べてかかる5−oxo−ETE受容体タンパク質の発現レベルが上昇し、5−oxo−ETE受容体タンパク質を大量に産生する非ヒト動物をいい、また、5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子機能が染色体上で欠損した非ヒト動物とは、染色体上の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子の一部若しくは全部が破壊・欠損・置換等の遺伝子変異により不活性化され、5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現する機能を失なった非ヒト動物をいう。そして、本発明における非ヒト動物としては、ウサギや、マウス、ラット等の齧歯目動物などの非ヒト動物を具体的に挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0026】
ところで、メンデルの法則に従い出生してくるホモ接合体非ヒト動物には、5−oxo−ETE受容体タンパク質欠損型又は過剰発現型とその同腹の野生型とが含まれ、これらホモ接合体非ヒト動物における欠損型又は過剰発現型とその同腹の野生型を同時に用いることによって個体レベルで正確な比較実験をすることができることから、野生型の非ヒト動物、すなわち5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子機能が染色体上で欠損又は過剰発現する非ヒト動物と同種の動物、さらには同腹の動物を、種々の実験等に際して併用することが好ましい。かかる5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子の機能が染色体上で欠損又は過剰発現する非ヒト動物の作製方法を、5−oxo−ETE受容体タンパク質のノックアウトマウスやトランスジェニックマウスを例にとって以下説明する。
【0027】
例えば、5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子の機能が染色体上で欠損したマウス、すなわち5−oxo−ETE受容体タンパク質ノックアウトマウスは、マウス遺伝子ライブラリーからPCR等の方法により得られた遺伝子断片を用いて、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子をスクリーニングし、スクリーニングされた5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子を、ウイルスベクター等を用いてサブクローンし、DNAシーケンシングにより特定する。このクローンの5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子の全部又は一部をpMC1ネオ遺伝子カセット等に置換し、3’末端側にジフテリアトキシンAフラグメント(DT−A)遺伝子や単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼ(HSV−tk)遺伝子等の遺伝子を導入することによって、ターゲットベクターを作製する。
【0028】
この作製されたターゲティングベクターを線状化し、エレクトロポレーション(電気穿孔)法等によってES細胞に導入し、相同的組換えを行い、その相同的組換え体の中から、G418やガンシクロビア(GANC)等の抗生物質により相同的組換えを起こしたES細胞を選択する。また、この選択されたES細胞が目的とする組換え体かどうかをサザンブロット法等により確認することが好ましい。その確認されたES細胞のクローンをマウスの胚盤胞中にマイクロインジェクションし、かかる胚盤胞を仮親のマウスに戻し、キメラマウスを作製する。このキメラマウスを野生型のマウスとインタークロスさせると、ヘテロ接合体マウスを得ることができ、また、このヘテロ接合体マウスをインタークロスさせることによって、本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質ノックアウトマウスを作製することができる。また、5−oxo−ETE受容体タンパク質ノックアウトマウスが生起しているかどうかを確認する方法としては、例えば、上記の方法により得られたマウスからRNAを単離してノーザンブロット法等により調べたり、またこのマウスの発現をウエスタンブロット法等により調べる方法がある。
【0029】
5−oxo−ETE受容体タンパク質のトランスジェニックマウスは、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするcDNAにチキンβ−アクチン、マウスニューロフィラメント、SV40等のプロモーター、及びラビットβ−グロビン、SV40等のポリA又はイントロンを融合させて導入遺伝子を構築し、該導入遺伝子をマウス受精卵の前核にマイクロインジェクションし、得られた卵細胞を培養した後、仮親のマウスの輸卵管に移植し、その後被移植動物を飼育し、産まれた仔マウスから前記cDNAを有する仔マウスを選択することによりかかるトランスジェニックマウスを創製することができる。また、cDNAを有する仔マウスの選択は、マウスの尻尾等より粗DNAを抽出し、導入した5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子をプローブとするドットハイブリダイゼーション法や、特異的プライマーを用いたPCR法等により行うことができる。
【0030】
本発明はまた、5−oxo−ETE受容体のアゴニストやアンタゴニストに関する。5−oxo−ETE受容体のアゴニスト等の機能促進物質又は5−oxo−ETE受容体のアンタゴニスト等の機能抑制物質のスクリーニング方法としては、前記本発明の5−oxo−ETE受容体遺伝子の3’末端部分にGilのαサブユニットの遺伝子が結合したものを作製し、これらを昆虫細胞に導入し、5−oxo−ETE受容体タンパク質−Gilα融合タンパク質を発現させ、この融合タンパク質の受容体部分にGDP及び[35S]−GTPγS存在下で各種リガンド候補化合物等の被検物質を作用させ、膜画分に取り込まれた[35S]GTPγSの取り込み量を指標に、5−oxo−ETEに対するアゴニストやアンタゴニストのスクリーニングを行うことができる。また、上記スクリーニングの他の態様として、5−oxo−ETE受容体タンパク質又は5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、被検物質とを用いる方法や、5−oxo−ETE受容体タンパク質又は5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、5−oxo−ETEと、被検物質とを用いる方法や、5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞と、被検物質とを用いる方法や、5−oxo−ETE受容体タンパク質のノックアウトマウスやトランスジェニックマウス等の非ヒト動物と、被検物質とを用いる方法等を挙げることができる。
【0031】
上記5−oxo−ETE受容体タンパク質又は5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と被検物質とを用いたスクリーニング方法としては、5−oxo−ETE受容体タンパク質又は細胞膜表面に発現している5−oxo−ETE受容体タンパク質と被検物質とを接触せしめ、5−oxo−ETE受容体タンパク質又は細胞膜表面に発現している5−oxo−ETE受容体タンパク質と、被検物質との結合状態を測定評価する方法を挙げることができる。また、上記5−oxo−ETE受容体タンパク質又は5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、5−oxo−ETEと、被検物質とを用いる方法としては、5−oxo−ETE受容体タンパク質又は細胞膜表面に発現している5−oxo−ETE受容体タンパク質と5−oxo−ETEと被検物質とを接触せしめ、5−oxo−ETE受容体タンパク質又は細胞膜表面に発現している5−oxo−ETE受容体タンパク質と、5−oxo−ETEとの結合状態を測定評価する方法を挙げることができる。
【0032】
上記5−oxo−ETE受容体タンパク質のノックアウトマウスやトランスジェニックマウス等の非ヒト動物と、被検物質とを用いる方法としては、かかる非ヒト動物から得られる5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞と被検物質とをあらかじめインビトロで接触せしめた後、かかる5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞を5−oxo−ETEの存在下で培養し、該5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞における5−oxo−ETEに対する応答を測定・評価する方法や、前記非ヒト動物から得られる5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞と5−oxo−ETEとをあらかじめインビトロで接触せしめた後、該5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞を被検物質の存在下で培養し、該5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞における5−oxo−ETEとの結合状態等の5−oxo−ETEに対する応答を測定・評価する方法や、前記非ヒト動物にあらかじめ被検物質を投与した後、該非ヒト動物から得られる5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞を5−oxo−ETEの存在下で培養し、該5−oxo−ETE受容体タンパク質発現細胞における5−oxo−ETEに対する応答を測定・評価する方法を挙げることができる。
【0033】
本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質のアゴニスト等の機能促進物質若しくは5−oxo−ETE受容体タンパク質のアンタゴニスト等の機能抑制物質や、5−oxo−ETE受容体タンパク質の発現促進物質若しくは発現抑制物質等は、上記スクリーニング方法により得ることができる。本発明の5−oxo−ETE受容体のアゴニストとして、具体的に5−HETE、アラキドン酸等を挙げることができ、5−oxo−ETE受容体のアンタゴニストとして、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノレン酸又はそれらの誘導体を挙げることができ、エイコサペンタエン酸の誘導体としては、具体的に5,8,11,14−Eicosatetraynoic acid、5,8,11−Eicosatriynoic acid、Eicosa−11Z,14Z,17Z−trienoic acid、N−Acetyl−S−geranylgeranyl−L−cystaine等を挙げることができる。また、ドコサヘキサエン酸の誘導体としては、ドコサヘキサエン酸のエステル、アミド等を挙げることができる。
【0034】
また、本発明の医薬組成物、特に、5−oxo−ETE受容体タンパク質の機能促進又は発現増強を必要としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物としては、有効成分として5−oxo−ETE受容体タンパク質や、その部分ペプチドの他、前記5−HPETE等のアゴニストなどの5−oxo−ETE受容体タンパク質の機能促進物質や、5−oxo−ETE受容体タンパク質の発現促進物質を含んでものであれば特に制限されるものではなく、また、他方、5−oxo−ETE受容体の機能又は発現の抑制を必要としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物としては、有効成分として5,8,11,14−Eicosatetraynoic acid等のアンタゴニストなどの5−oxo−ETE受容体タンパク質の機能抑制物質や、前記本発明のDNAの発現を抑制するDNA若しくはRNAなどの発現抑制物質を含んでものであれば特に制限されるものではなく、これら医薬組成物を医薬品として用いる場合は、薬学的に許容される通常の担体、結合剤、安定化剤、賦形剤、希釈剤、pH緩衝剤、崩壊剤、可溶化剤、溶解補助剤、等張剤などの各種調剤用配合成分を添加することができる。これら医薬組成物は、5−oxo−ETE受容体の機能促進又は発現増強を必要としている疾病や、5−oxo−ETE受容体の機能又は発現の抑制を必要としている疾病の予防若しくは治療方法に用いることができる。またこれら予防若しくは治療方法においては、患者の性別・体重・症状に見合った適切な投与量の上記医薬組成物を、経口的又は非経口的に投与することができる。すなわち通常用いられる投与形態、例えば粉末、顆粒、カプセル剤、シロップ剤、懸濁液等の剤型で経口的に投与することができ、あるいは、例えば溶液、乳剤、懸濁液等の剤型にしたものを注射の型で非経口投与することができる他、スプレー剤の型で鼻孔内投与することもできる。
【0035】
本発明の5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断方法としては、検体中の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA配列を、本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA配列と比較する方法であればどのような方法でもよく、また、本発明の5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断用プローブとしては、前記本発明の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA又はRNAのアンチセンス鎖の全部又は一部からなるものであれば特に制限されるものではなく、本発明の5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断薬としては、上記診断用プローブや前記5−oxo−ETE受容体タンパク質を特異的に認識する抗体を含有するものであれば特に制限されるものではない。
【0036】
【実施例】
以下に、実施例を揚げてこの発明を更に具体的に説明するが、この発明の範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
実施例A(材料と方法)
[ヒトゲノムデータからの推定GPCR遺伝子の抽出]
解析が完了した配列(2000年8月8日現在のもの)を用いて、GPCR遺伝子の候補となりうるオープンリーディングフレーム(ORF:Open Reading Frame)を抽出し、SOSUIによる分析を行った。なお、今回用いたヒトゲノムデータには、同一の確定されていない配列を重複して含んでいるため、ヒトゲノム全体が約3G塩基対であるのに対してこのデータは約4.5G塩基対からなる。ヒトゲノムデータから、200〜1500のアミノ酸残基をコードするDNAからなる約33万5千個のORFを抽出し、この中からDNAの繰り返し配列に由来すると思われるORFや不確定なアミノ酸が多いORFや、同じアミノ酸を20%以上含むORFを排除することによって約27万個のORFを得た。
【0037】
[ホモロジー(BLAST)検索]
上記約27万個のORFをSOSUIにより分析した結果、膜貫通領域を6〜8個含むORFが7780個得られた。得られたGPCR候補7780個のORFの配列を、BLASTを用いて2000年8月20日現在のデータベース“nr”と照会し、既知のGPCRとの相同性を調べてみた結果、既知のGPCRとホモロジーを持つものが1714個得られた。さらにこれらの配列から重複したものを除くことによって、既知の嗅覚受容体遺伝子41種類と、既知の味覚受容体遺伝子11種類と、嗅覚受容体や味覚受容体以外の既知のGPCR遺伝子128種類を同定することができた。一方、新規の嗅覚受容体遺伝子281種類、新規の味覚受容体遺伝子11種類、嗅覚受容体や味覚受容体以外の新規なGPCR遺伝子を50個同定した。
【0038】
[ヒトゲノムからのGPCR遺伝子のクローニング]
PCR法を用いてこれら新規GPCR遺伝子をヒトゲノムDNA(genomicDNA)からクローニングした。PCR増幅の条件としては、始めに98℃で1分間変性させた後、98℃で30秒間変性させ、65℃で30秒間アニーリングし、74℃で90秒間伸長反応させるというサイクルを30回繰返し、最後に74℃で3分間伸長反応を行い、その後4℃にてストックした。プライマーとしては、F; 5’−AAAGCGGCCGCATGTTGTGTCACCGTGGTGGCC−3’(配列番号11)とR; 5’−GGCGCTCAGCGTACAGCCCATGCCCTGGGAGGAGCCTTCCT−3’(配列番号12)を用い、またPCR反応液として以下(表1)の組成のものを用いた。
【0039】
【表1】
【0040】
さらにそこから終止コドンを除いた配列とGi1αサブユニットの遺伝子(FEBS Lett. 197, 1−2, 305−310, 1986)との融合遺伝子を作製し、バキュロウイルスベクターpFASTBacに組み込んだ。この融合遺伝子をもったウイルスを昆虫細胞Sf9(ATCC CRL−1711)に感染させ、GPCR−Gi1α融合タンパク質を発現させた。細胞を回収し、膜画分を調整して、本発明者らが作製したGi1αに対する抗体でウエスタンブロッティングを行い、融合タンパク質の発現を確認した。
【0041】
[アゴニスト活性物質のスクリーニング]
融合タンパク質にGDPおよび[35S]−GTPγS存在下で各種リガンド候補化合物を作用させ、膜画分に取り込まれた[35S]−GTPγSの取り込み量を指標に、各GPCRに対するアゴニストのスクリーニングを行った。化合物にアゴニスト活性がある場合は化合物がGPCRに結合し、結果としてGi1αが活性化されるので[35S]−GTPγSの取り込み量が上昇する。各種リガンド候補物質として約1000種類の化学物質を検索し、96穴プレートの放射活性を自動測定できるパッカード社の液体シンチレーションカウンター「トップカウント」を用いてハイスループットスクリーニングを行った。
【0042】
[5−oxo−ETE受容体の発現部位]
以上のスクリーニングとは別に、各GPCRに対して各種臓器から調整したmRNAを鋳型にRT−PCRを行い、発現部位の分布を調べた。プライマーとしては、F; 5’−AAAGCGGCCGCATGTTGTGTCACCGTGGTGGCC−3’(配列番号11)とR; 5’−GGCGCTCAGCGTACAGCCCATGCCCTGGGAGGAGCCTTCCT−3’(配列番号12)を用い、PCR増幅の条件としては、始めに98℃で1分間変性させた後、98℃で30秒間変性させ、65℃で30秒間アニーリングし、74℃で90秒間伸長反応させるというサイクルを30回繰返し、最後に74℃で3分間伸長反応を行い、その後4℃にてストックした。またPCR反応液として以下の組成のものを用いた。
【0043】
【表2】
【0044】
実施例B(結果)
[アゴニストのスクリーニング]
上記スクリーニングにより、TH24−Giと命名した特定の融合タンパク質に対して5−oxo−ETE[化1]、5−HPETE[化2]、5−HETE[化3]、アラキドン酸などがアゴニストとしての活性を持つことがわかった(図1)。各化合物のおおよそのEC50は、アラキドン酸;約1×10−6M、5−HETE;約1×10−6M、5−HPETE;約3×10−8M、5−oxo−ETE;約4×10−9Mであったことから、TH24のアミノ酸配列をもつ受容体を5−oxo−ETE受容体と同定した。
【0045】
【化1】
【0046】
【化2】
【0047】
【化3】
【0048】
これらの物質をTH24−Gi融合タンパク質に作用させるとGi1α部分のGDPに対する親和性を減少させることが確認できた。5−HPETEを用いたときの結果をリガンドが存在しない対照(−)ligandと共に図2に示す。これは5−HPETE等の物質が5−oxo−ETE受容体に対してアゴニスト活性を持つことを支持するものである。
【0049】
[アンタゴニストのスクリーニング]
さらに5−oxo−ETEを用いて5−oxo−ETE受容体に対するアンタゴニストのスクリーニングを行った。その結果、高濃度(約1×10−5M以上)であればアラキドン酸よりさらに炭素鎖の長いエイコサペンタエン酸やその誘導体であるeicosatrienoic acid(5,8,11−Eicosatriynoic acid)、ドコサヘキサエン酸などの他、α−リノレン酸(linolenic acid)もアンタゴニストとして働くことがわかった(図3)。これはこれらの脂肪酸がアラキドン酸と類似する構造をもつ一方で、5−HPETE、5−oxo−ETE、5−HETEに共通な5位の酸素を持たないことを考えると妥当な結果である。今後、5位に過酸化酸素やカルボニル酸素を導入した化合物は極めて有用な5−oxo−ETE受容体に対するアンタゴニストとして働くことが期待できる。
【0050】
[5−oxo−ETE受容体の発現分布]
5−oxo−ETE受容体の発現分布をRT−PCRで確認した結果は、広く全身に発現しているものの、肝臓や結腸などに比較的強く発現していることがわかった(図4)。RT−PCRの結果では5−oxo−ETE受容体は全身に発現しているとの結果を得たが、おそらくその活性の性質や他の活性脂質の特性との類似性から、リンパ球、特に好中球に発現して機能していると推察される。我々の予備的な実験もそれを支持しているが、一方で臓器の細胞自身が5−oxo−ETE受容体を発現している可能性も依然として考えるべきである。
【0051】
[まとめ]
以上のことから5−HPETE、5−oxo−ETEに対する受容体の存在が可能性として示唆されてきたが、今回見出された5−oxo−ETE受容体が、5−oxo−ETEや5−HPETEに対する生体内受容体である可能性が極めて高い。[35S]−GTPγS結合活性から測定したEC50の値が、これまで報告されている5−oxo−ETEや5−HPETEの生理活性のEC50の値とよく一致することもその理由の一つとして挙げることができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明により新しく同定された5−oxo−ETE受容体は、5−oxo−ETEや5−HPETEの好中球遊走活性を調節していると考えられることから、5−oxo−ETEや5−HPETEの他そのアゴニストなどの5−oxo−ETE受容体の作動剤や、5−oxo−ETE受容体のアンタゴニストなどの作動抑制剤は、各種免疫系細胞の遊走を活性化・不活性化することで、主に免疫系全般の腑活化・失活化を行う可能性があり、炎症やアレルギーの他、腫瘍の治療薬になる可能性が大きく、それらの疾患に関する薬剤の研究や遺伝子治療などによる新しい応用への可能性も期待される。
【0053】
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の5−oxo−ETE受容体のアゴニストのスクリーニング結果を示す図である。
【図2】
本発明の5−oxo−ETE受容体のアゴニストのスクリーニング結果を示す図である。
【図3】
本発明の5−oxo−ETE受容体のアンタゴニストのスクリーニング結果を示す図である。
【図4】
本発明の5−oxo−ETE受容体の発現分布についてのRT−PCRの結果を示す図である。
Claims (24)
- 以下の(a)又は(b)の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA。
(a)配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなるタンパク質 - 配列番号1に示される塩基配列又はその相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含む5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA。
- 請求項2記載のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA。
- 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質。
- 配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる5−oxo−ETE受容体タンパク質。
- 請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質と、マーカータンパク質及び/又はペプチドタグとを結合させた融合タンパク質。
- 請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質に特異的に結合する抗5−oxo−ETE受容体抗体。
- 請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質を産生することができる発現系を含むDNA。
- 請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現することができる発現系を含む宿主細胞。
- 請求項4又は5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードする遺伝子機能が染色体上で欠損し又は前記遺伝子が過剰発現する非ヒト動物。
- 請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質又は該5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法。
- 請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質又は5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞膜と、5−oxo−ETEと、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法。
- 請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質を発現している細胞と、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又はG蛋白質共役受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法。
- 請求項10記載の非ヒト動物と、被検物質とを用いることを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法。
- 非ヒト動物が、マウスであることを特徴とする請求項14記載の5−oxo−ETE受容体の機能促進若しくは抑制物質又は5−oxo−ETE受容体の発現促進若しくは抑制物質のスクリーニング方法。
- 5−oxo−ETE受容体のアゴニスト。
- 5−HETE又はアラキドン酸である請求項16記載のアゴニスト。
- 5−oxo−ETE受容体のアンタゴニスト。
- エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノレン酸又はそれらの誘導体である請求項18記載のアンタゴニスト。
- 5−oxo−ETE受容体の機能促進又は発現増強を必要としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物であって、有効成分として、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質、請求項16若しくは17記載のアゴニスト、又は請求項1〜3のいずれか記載のDNAを含む医薬組成物。
- 5−oxo−ETE受容体の機能又は発現の抑制を必要としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物であって、有効成分として、請求項18若しくは19記載のアンタゴニスト、又は請求項1〜3のいずれか記載のDNAの発現を抑制するDNA若しくはRNAを含む医薬組成物。
- 検体中の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA配列を、請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA配列と比較することを特徴とする5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断方法。
- 請求項4若しくは5記載の5−oxo−ETE受容体タンパク質をコードするDNA又はRNAのアンチセンス鎖の全部又は一部からなる5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断用プローブ。
- 請求項23記載の診断用プローブ及び/又は請求項7記載の抗体を含有する5−oxo−ETE受容体の機能又は発現に関連する疾病の診断薬。
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-
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