JP2004045119A - 磁気センサ、この磁気センサを用いた方位検知システム及び携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも磁性体層と非磁性体層との積層構造を含み、かつ、磁性体層のうちに磁界感知用軟磁性体層を含み、磁気的なカップリングにより磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化して当該素子の磁気抵抗が変化する薄膜磁気抵抗効果素子5と、少なくとも一端側が検知系3に接続される線路中に薄膜磁気抵抗効果素子5が配設されて当該薄膜磁気抵抗効果素子5の抵抗変化によりインピーダンスが変化する伝送線路4とを備えることで磁気的なカップリングを受けて磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化した場合、薄膜磁気抵抗効果素子5の磁気抵抗が変化することで最終的に伝送線路4のインピーダンスも変化するので、外部磁界の検知を交流、特に高周波キャリア成分を重畳させて行わせる上で伝送線路4のインピーダンス変化を通じて高感度に対象磁気を検知できるようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁界測定用、ナビゲーション用の地磁気センサ等の磁気センサ、この磁気センサを用いた方位検知システム及び携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の磁気センサとしては、磁気抵抗効果素子(MR素子)、磁気インピーダンス素子(MI素子)、フラックスゲートセンサ、半導体ホール効果センサ等が用いられている。このうち、近年開発されたMIセンサによれば、MI素子という磁気抵抗素子を用いることで薄膜化・小型化が容易なため、近年その改良も盛んである。また、MR素子の場合もこのMR素子に高周波電流を流した場合のその高周波インピーダンスの磁界による変化をもって磁界強度を検知することができる。
【0003】
このような磁気センサに対して、最近では、磁性薄膜層が絶縁層を介して複数層形成され、伝導に関わる電子がスピンを維持しながら絶縁層をトンネル現象によって伝導されることから、この際の磁化の状態によってトンネル透過係数が異なることを利用して磁界検知を行なう原理のトンネル型磁気抵抗効果素子(TMR素子)が提案されている。強磁性体トンネル効果は非常に高い磁場感度を有するため、超高密度磁気記録におけるHDD用磁気再生ヘッドとしての利用可能性がある。この他、モータ用磁界測定装置、ナビゲーション用地磁気センサ等の磁気センサや、いわゆるMRAMと称される磁気固体メモリデバイス等への利用も可能といえる。
【0004】
このようなTMR素子に関しては、例えば特開平11−161919号公報(特許第3004005号)によれば、反強磁性層と自由層(軟磁性層)との相互作用の動作の向上が図られている。
【0005】
また、MR素子一般を方位計に用いる場合、特開平5−157566号公報等に示されるように、磁界感度の鋭敏さとヒステリシスのために補助磁界を与えて高感度化を図るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平11−161919号公報(特許第3004005号)の場合、積層化により反強磁性層と自由層(軟磁性層)との相互作用の動作の向上を図っているもので、本質的な解決法とはいえず、コスト高にもつながる対応策である。
【0007】
また、例えば方位センサを実現する上で、MR素子のように補助磁界を与えて高感度化を図るのも寸法や消費電力の増大があり、携帯機器用には向かない。
【0008】
結局、このような従来の磁気センサ類では、消費電力、小型の点及び感度的な面でまだ十分とはいえず、改良の余地が多分にある。
【0009】
そこで、本発明は、小型で高感度な磁気センサを提供することを目的とする。
【0010】
併せて、このような磁気センサを利用することで地磁気検知等の精度を向上させることができ、ナビゲーションシステム等に有効な方位検知システム又は携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の磁気センサは、少なくとも磁性体層と非磁性体層との積層構造を含み、かつ、前記磁性体層のうちに磁界感知用軟磁性体層を含み、磁気的なカップリングにより前記磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化して当該素子の磁気抵抗が変化する薄膜磁気抵抗効果素子と、少なくとも一端側が検知系に接続される線路中に前記薄膜磁気抵抗効果素子が配設接続されて当該薄膜磁気抵抗効果素子の抵抗変化によりインピーダンスが変化する伝送線路と、を備える。
【0012】
従って、磁気的なカップリングを受けて磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化した場合、薄膜磁気抵抗効果素子の磁気抵抗が変化することで最終的に伝送線路のインピーダンスも変化するので、外部磁界の検知を交流、特に高周波キャリア成分を重畳させて行わせる上で伝送線路のインピーダンス変化を通じて高感度に対象磁気を検知することが可能となり、高周波スイッチ、高感度な方向性結合器、周波数に依存しない高感度なパワーセンサ等への応用が可能となる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の磁気センサにおいて、前記伝送線路の他端側に薄膜コイルを有する。
【0014】
従って、請求項1記載の発明を実現する上で、伝送線路の他端側に薄膜コイルを有することで、伝送線路の他端側に高周波駆動系を直接接続することなく薄膜コイルを介して高周波駆動させることができ、EMC(Electro Magnetic Compatibility)用近磁界プローブ等の用途に好適な磁気センサを提供できる。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の磁気センサにおいて、前記伝送線路は、保磁力が前記磁界感知用軟磁性体層の保磁力よりも低く、膜厚が前記磁界感知用軟磁性体層の膜厚よりも厚い磁性体層により形成されている。
【0016】
従って、伝送線路を磁界感知用軟磁性体層の保磁力よりも保磁力の低い磁性体層により形成することで、センサ部となる薄膜磁気抵抗効果素子への磁束集中効果が期待でき、より一層感度を向上させることができる。この際、直流磁界又は低周波磁界による伝送線路機能への影響は無視できる。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサにおいて、前記磁界感知用軟磁性体層は、永久磁石により磁気的なカップリングを受ける。
【0018】
従って、可動部に配置した永久磁石による磁界の変化による磁気的なカップリングの差を利用して磁界感知用軟磁性体層の磁気状態を変化させて伝送線路上に配設の薄膜磁気抵抗効果素子の抵抗を変化させることで、磁気センサとして意図するアプリケーション機能を実現できる。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサにおいて、前記磁界感知用軟磁性体層は、近接させて配設される配線部に流れる電流により磁気的なカップリングを受ける。
【0020】
従って、近接させて配設される配線部に流れる電流による磁気的なカップリングを利用して磁界感知用軟磁性体層の磁気状態を変化させて伝送線路上に配設の薄膜磁気抵抗効果素子の抵抗を変化させることで、磁気センサとして意図するアプリケーション機能を実現できる。特に、電流を利用しているので、その電流強度を変えることにより、意図するアプリケーション機能を簡単に実現できる。
【0021】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサにおいて、前記磁界感知用軟磁性体層は、前記伝送線路自身に高周波電流に重畳されて流れる直流電流又は低周波電流により磁気的なカップリングを受ける。
【0022】
従って、本来的に高周波電流を流す伝送線路自身を磁気的なカップリング用の電流印加に利用することで、高周波用部分との一体化構成が可能となり、より一層小型・簡便に構成できる。
【0023】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一記載の磁気センサにおいて、前記検知系は、前記伝送線路を伝送される高周波の強度変化によって磁界を検知する。
【0024】
従って、磁気センサとしていわゆる高周波キャリア型センサを提供できる。
【0025】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一記載の磁気センサにおいて、前記薄膜磁気抵抗効果素子は、磁性体層、非磁性体絶縁層及び磁性体層の積層構造を含むトンネル型磁気抵抗効果素子であって、モノリシックに薄膜形成されている。
【0026】
従って、請求項1ないし7の何れか一記載の磁気センサを実現する上で、薄膜磁気抵抗効果素子がトンネル型磁気抵抗効果素子としてモノリシックに作製されるので、高精度な磁気センサとすることができる。また、製品間のばらつきが抑えられ、低コストに製造でき、さらには、並列型センサの実現も容易である。
【0027】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の磁気センサにおいて、チップ構成された複数個の前記トンネル型磁気抵抗効果素子がチップ方向を異ならせて実装されている。
【0028】
従って、請求項8記載の磁気センサを実現する上で、各薄膜磁気抵抗効果素子がトンネル型磁気抵抗効果素子としてチップ構成されて実装されることにより作製されるので、一括して熱処理工程を行なうことが可能で、その分、製造が容易となり、薄膜磁気抵抗効果素子モジュール作製の歩留まりが高く、低コストな磁気センサとすることができる。
【0029】
請求項10記載の発明は、請求項8記載の磁気センサにおいて、チップ外形形状に対して異なる方向の磁気異方性を持たせてチップ構成された複数個のトンネル型磁気抵抗効果素子が、チップ外形形状を揃えて実装されている。
【0030】
従って、請求項8記載の磁気センサを実現する上で、各薄膜磁気抵抗効果素子がトンネル型磁気抵抗効果素子としてチップ構成されて実装されることにより作製されるので、薄膜磁気抵抗効果素子作製の歩留まりが高く、低コストな磁気センサとすることができ、さらには、チップ外形形状に対して磁気異方性の方向を異ならせてチップ外形形状を揃えて実装させているので、汎用実装機を用いることもでき、より一層の低コスト化を図ることができる。また、チップの実装面に対して垂直異方性を採る構成も可能であり、これにより、3軸ベクトル検知も容易に実現できる。
【0031】
請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載の磁気センサにおいて、隣接する前記各薄膜磁気抵抗効果素子間の出力の差動をとる差動演算手段を有し、これらの差動演算手段の差動演算結果に基づき対象となる磁気を検知するようにした。
【0032】
従って、隣接する各薄膜磁気抵抗効果素子間の出力の差動をとり、その差動演算結果に基づき対象となる磁気を検知することで、特に近傍からの磁界ノイズをキャンセルでき、よって、ノイズによる誤検知動作を防止できる。また、携帯電話等へ搭載する上で、他の部品から発生する磁界に対して耐性を持つことになる。
【0033】
請求項12記載の発明の方位検知システムは、地磁気を検知対象とする請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサと、この磁気センサの検知出力に基づき磁気ベクトルを検知する検知手段と、前記磁気センサの検知出力の絶対値と予め設定されている閾値とに基づき検知結果に異常があるか否かを判断する異常検知手段と、この異常検知手段により異常が検知された場合にはその旨を報知する報知手段と、を備える。
【0034】
従って、地磁気を検知対象とする方位検知システムに適用した場合、基本的には、高感度な請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサの検知出力に基づき検知される磁気ベクトルが利用されるが、この際、磁気センサの検知出力の絶対値を測定済みの地磁気強度に測定マージンを加味した閾値との比較により検知結果に異常があるか否かを判断しており、異常が検知された場合にはその旨を報知させることで、誤った検知結果の利用を未然に防止できる。さらには、磁気センサによる検知結果とともに、異常検知の結果の情報も当該システムの使用者に通信により伝送するGPSシステムや携帯電話等の携帯通信端末のようなビジネス形態に利用することも可能である。
【0035】
請求項13記載の発明の方位検知システムは、3軸ベクトル以上の方向に独立して配置されて地磁気を検知対象とする請求項1ないし11の何れか一記載の複数の磁気センサと、これらの磁気センサの検知出力に基づき3軸以上のベクトルを検知する検知手段と、を備える。
【0036】
従って、3軸ベクトル以上の方向に独立して配置された高感度な請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサの検知出力に基づき検知される3軸以上のベクトルを利用することで、地磁気を検知対象とする方位検知システムに適用することができる。特に、加速度センサ等を併用することなく、当該センサのみで使用中の運動を検知することができる。
【0037】
請求項14記載の発明の携帯通信端末は、表示部を備える携帯通信端末であって、地磁気を検知対象として前記表示部の裏面側に埋め込まれた請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサを備える。
【0038】
従って、携帯電話等の実装面積が限られた携帯通信端末に関して、方位検知用の磁気センサを備えるGPS対応の機種の場合でもその実装面積の低減が見込まれる。特に、表示部の裏面側に埋め込み実装しているので、折り畳みタイプの端末の場合であっても、表示面に近接又は一体化され、検知誤差が少なくなる。また、当該磁気センサは受動的な部品であるので、他に電気・磁気的なノイズは発生せず、表示部のように外来ノイズに敏感な箇所にも適合可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態の磁気センサ1の構成例を示す原理的な平面図である。
【0040】
本実施の形態の磁気センサ1は、高周波送信部2と検知系としての高周波受信部3との間に接続配線された伝送線路4(4a,4b,4c)と、伝送線路4b上に配設接続された磁気検知用の薄膜磁気抵抗効果素子5とにより構成されている。
【0041】
ここに、本実施の形態では、薄膜磁気抵抗効果素子5としてTMR素子(トンネル型磁気抵抗効果素子)が用いられている。図2はこのTMR素子の構成例を示し、(a)は概略平面図、(b)はその概略断面図である。基本的には、石英、ガラス等の絶縁性の基板6上に積層させた中程度の保磁力を持つ磁性体層7、絶縁性を有する非磁性体層8、磁性体層である磁界感知用軟磁性体層9の所定パターンによる積層構造として構成されている(積層順序は逆であってもよい)。ここに、磁界感知用軟磁性体層9は磁性体層7に対して直交するパターンで形成され、後述するような方向の一軸磁気異方性及び磁化反転容易な保磁力を有する層として、他層に比べて低い保磁力を持たせてあり、フリー層(自由層)とも称される。
【0042】
これらの層の具体例として、中程度の保磁力を持つ磁性体層4は例えばCo50Fe50,Co75Fe25等により形成され、非磁性体層8はAl−O,Al2O3,Si−O,SiO2,Si−O−N,ZnO,Si3N4等により形成され、磁界感知用軟磁性体層9はFe20Ni80,Fe21Ni79等のパーマロイ、Mo−パーマロイ、Cu−Moパーマロイ、センダスト、CoZrNbアモルファス等により形成されている。
【0043】
本実施の形態で利用するTMR素子5は、基本的には、近年において見出された現象、即ち、強磁性体と絶縁膜と強磁性体との接合構造により形成されて、両強磁性体の磁化の相対角度に依存してトンネル効果が現れる強磁性体トンネル効果という現象を利用したもので、例えば、特開平10−91925号公報、特開平10−255231号公報中にも記載されているように、S.Maeksawa and V.Gafvert等は、IEEE Trans.Magn.,MAG−18,707(1982)において、磁性体/絶縁体/磁性体結合で両磁性層の磁化の相対角度に依存してトンネル効果が現れることが規定されることを理論的、実験的に示している。
【0044】
このような基本構成において、成膜表面の荒れ等によって磁界感知用軟磁性体層9中には非磁性体層8との界面に静電気的な固着部層10が発生する。この固着部層10は、隣接ないし近接する他層との磁気的な結合により本来の磁気特性より特性が劣化した層として発生する。
【0045】
このような構成において、固着部層10の膜厚は10nm以下であることが多いが、成膜条件によって著しく異なる。そこで、本発明者は、固着部層10の膜厚に対して磁界感知用軟磁性体層9の膜厚を数種類変えたバッチを作製し、各々のバッチ(磁界感知用軟磁性体層9/固着部層10の比)のバッチ内最小保磁力、最大保磁力を評価する実験を行ったところ、表1に示すような結果が得られたものである。
【0046】
【表1】
【0047】
この実験結果によれば、磁界感知用軟磁性体層9/固着部層10の比が20以上、即ち、固着部層10の膜厚に対して磁界感知用軟磁性体層9の膜厚が20倍以上であれば、成膜条件に依らず、バッチ内最大保磁力が0.2Oeに収まり、本来の磁気特性より特性が劣化した固着部層10の影響が緩和され、感度等の点で良好なる素子特性が得られたものである。
【0048】
ところで、本実施の形態のTMR素子5の磁化方向について説明する。まず、磁性体層7は図2中に矢印aで示すようにそのパターン形状長手方向に磁化方向が設定されている。ここに、固着部層10の磁化方向は磁性体層7の磁化方向に倣うため、固着部層10の磁化方向も矢印aで示す方向となる。一方、磁界感知用軟磁性体層9の一軸磁気異方性の方向が、図1中に矢印bで示すように、固着部層10の磁化方向aに対して直交する方向に設定されている(厳密に90°である必要はなく、多少の許容範囲を考慮すると、略直交でよい)。
【0049】
このような方向性の設定により、磁界感知用軟磁性体層9の困難軸方向の磁化状態を当該磁気センサ1のデバイス構成に活かすことができる。また、固着部層10との磁気的カップリングも低下する。
【0050】
なお、本実施の形態のTMR素子5を構成する上で、その層構成としては、中程度の保磁力を持つ磁性体層7をいわゆるスピンバルブ構造を持つピン層構造としてもよい。即ち、特に図示しないが、磁性体層7部分を、低又は中程度の保磁力の磁性体層/反強磁性体層/保護層により構成するものである。この場合も素子全体における積層順序を逆としてもよい。また、この場合の反強磁性体層としては、FeMn,IrMn,PtMn等により形成され、保護層はDLC,Ta,Ti,SiO2,Si3N4等により形成される。
【0051】
このような構成において、例えば図1中に示すように可動部に配置された永久磁石11によりTMR素子5が励磁されるが、可動部に配置された永久磁石11の磁界の変化による磁気的なカップリングの差を利用することで磁界感知用軟磁性体層9の磁気状態が変化した場合、TMR素子5の磁気抵抗が変化することで最終的に伝送線路4のインピーダンスも変化することとなる。よって、外部磁界の検知を交流、特に高周波送信部2によって高周波キャリア成分(例えば、キャリア周波数600MHz)を重畳させて行わせる上で伝送線路4のインピーダンス変化を通じて高周波受信部3側では高感度に対象磁気を検知することが可能となる。この結果、当該磁気センサ1は、高周波スイッチ、高感度な方向性結合器、周波数に依存しない高感度なパワーセンサ等への応用が可能となる。
【0052】
なお、伝送線路を非磁性体により構成することは広く行われているが、本実施の形態では、伝送線路4の全部又は一部を磁性体により形成し、その保磁力を磁界感知用軟磁性体層9の保磁力よりも低く、膜厚が磁界感知用軟磁性体層9の膜厚よりも厚くなるようにすれば、所望のアプリケーションの性能向上が可能となる。例えば、センサ部となるTMR素子5への磁束集中効果が期待でき、より一層感度を向上させることができる。この際、直流磁界又は低周波磁界による伝送線路機能への影響は無視できる。
【0053】
また、本実施の形態や以下の実施の形態において、伝送線路4としては、後述するようなコープレーナ型線路に限らず、トリプレート線路、マイクロストリップ線路等でもよい。さらには、導波管等の立体伝送線路であってもよく、同軸ケーブル内に薄膜磁気抵抗効果素子を配設することも可能である。また、薄膜磁気抵抗効果素子としても、少なくとも磁性体層と非磁性体層との積層構造を含み、かつ、磁性体層のうちに磁界感知用軟磁性体層を含み、磁気的なカップリングにより磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化して当該素子の磁気抵抗が変化するものであればよく、TMR素子以外にも、磁性体層、非磁性絶縁体層及び磁性体層で構成される膜面に垂直に電流を流すcpp型巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)や、GMR素子、AMR素子等であってもよい。
【0054】
本発明の第二の実施の形態を図3に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実施の形態でも同様とする)。
【0055】
本実施の形態は、TMR素子5の印加磁化方法を第一の実施の形態とは異ならせたもので、磁場印加用電源(又は、アンプ)12と終端アース(又は、部分アース)13との間に接続されてTMR素子5に近接させて配設させた磁場印加用の配線部14が設けられている。
【0056】
これにより、本実施の形態の場合、磁場印加用電源(又は、アンプ)12により配線部14上に発生した電流によりTMR素子5が励磁されて(磁気的なカップリングを受け)、磁界感知用軟磁性体層9の磁化状態が変化し、TMR素子5の抵抗値が変化することで伝送線路4のインピーダンス変化がもたらされる。よって、磁気センサ1として意図するアプリケーション機能を実現できる。特に、電流を利用しているので、その電流強度を変えることにより、意図するアプリケーション機能を簡単に実現することができる。
【0057】
本発明の第三の実施の形態を図4に基づいて説明する。本実施の形態は、磁場印加用電源(又は、アンプ)12と終端アース(又は、部分アース)13と磁場印加用の配線部14とを高周波送信部2と高周波受信部3と伝送線路4cとを利用して一体化することにより、TMR素子5が、伝送線路4c自身に高周波電流に重畳されて流れる直流電流(又は低周波電流)により磁気的なカップリングを受けるようにしたものである。この場合、図4中に矢印で示すように、伝送線路4aを経由して流れる直流電流(又は低周波電流)も磁場印加用として機能する。
【0058】
即ち、第二の実施の形態の場合と同様に作用するが、本実施の形態によれば、本来的に高周波電流を流す伝送線路4c自身を磁気的なカップリング用の電流印加に利用することで、高周波用部分との一体化構成が可能となり、より一層小型・簡便に構成することができる。
【0059】
なお、本実施の形態の構成において、中心の伝送線路4bに対しても電流を流し、磁気的なカップリング用の電流印加に利用するようにしてもよい。
【0060】
本発明の第四の実施の形態を図5に基づいて説明する。本実施の形態では、高周波送信部2に代えて、伝送線路4b,4cの一端に薄膜コイルとしてループコイル15を備えるようにしたものである。また、本実施の形態では、伝送線路4a,4b、伝送線路4b,4cに跨って複数個、例えば2個のTMR素子5a,5bが並列的に配設接続されて設けられている。なお、TMR素子に対する磁場印加方法については省略する(以下の実施の形態でも同様とする)。
【0061】
本実施の形態の磁気センサ1によれば、伝送線路4の他端側にループコイル15を有するので、伝送線路4の他端側に高周波駆動系(高周波送信部2)を直接接続することなくループコイル15を介して高周波駆動させることができる。この結果、EMC用近磁界プローブ等の用途に好適な高感度磁気センサを提供することができる。
【0062】
なお、複数個、例えば2個のTMR素子5a,5bは図6に示すように伝送線路4上に直列に配設接続させてもよい。
【0063】
何れにしても、TMR素子を複数個配設させた場合、後述するような差動演算処理によりノイズをキャンセルさせることができる。
【0064】
本発明の第五の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば図1で前述したような磁気センサ1をモノリシックな薄膜により作製するようにした作製方法に関する。本実施の形態は、いわゆるダブルジャンクションタイプの構成例を示す。まず、図7(a)に示すように、ガラス基板16上にCoFe膜17(磁性体層7に相当)、Al2O3膜18(非磁性体層8に相当)、Fe−Ni膜19(磁界感知用軟磁性体層9に相当)の薄膜積層が形成された素材を用意し、このような素材を用いて図7(b)、図8(a)に示すように、ダブルジャンクションタイプのTMR素子5をパターン形成する。ついで、図7(c)、図8(b)に示すように、TMR素子5を覆うように絶縁膜20を形成し、必要箇所にスルーホール21を形成する。
【0065】
そして、図7(d)及び図8(c)に示すように、Al等の非磁性金属膜22を用いて配線用伝送線路及びパッド部を形成する。本実施の形態では、伝送線路構造としてコープレーナ型に適用しており、幅方向に見ると、伝送線路(中心導体部)4bを左右両側の伝送線路(外導体部)4a,4cで挟む如く3分割構造とされ、各々長さ方向両端にパッド4d,4e,4fを有し、長さ方向に見ると、入力用パッド部4A、スルーホール21を介してTMR素子5に接続されたコープレーナ伝送線路部4B、出力用パッド部4Cの3つの領域を有する所定のパターン形状とされている。このようなパターン形状は、非磁性金属膜22をスパッタリング法により成膜した後、フォトリソグラフィ法とエッチングとを用いて形成する。Alによる非磁性金属膜22の成膜は蒸着法等であってもよい。また,非磁性金属膜22としてはCu,Ag,Au或いはその合金等であってもよい。
【0066】
本実施の形態によれば、薄膜磁気抵抗効果素子がTMR素子5としてモノリシックに作製されるので、高精度な磁気センサ1とすることができる。また、製品間のばらつきを抑え、低コストに製造することができ、さらには、並列型センサの実現も容易である。
【0067】
本発明の第六の実施の形態を図9に基づいて説明する。図9は本実施の形態の磁気センサ31の原理的構成を示す模式図である。本実施の形態の磁気センサ31は、複数の薄膜磁気抵抗効果素子として、Si熱酸化基板等の薄膜作製基板上に並列に配置させてモノリシックに薄膜形成される高精度なTMR素子を利用することを基本とする。
【0068】
より具体的には、例えば、外形形状が長方形状にチップ構成されてその長手方向に磁気異方性を持たせた4個のTMR素子32a〜32dをプリント基板等の伝送線路搭載基板33上に実装させることにより構成されている(伝送線路については図示を省略する)。即ち、長方形状を利用した形状効果異方性を持たせたTMR素子32a〜32dが用いられており、各々のチップ方向=磁気異方性の方向A〜D(従って、TMR素子32a〜32dの長手方向)が相互に相対角度を持つように並列に配置されている。なお、図示した磁気異方性の方向A〜Dは、中程度の保磁力を持つ磁性体層7(又は、相当するピン層)の磁化方向を示している。
【0069】
このような磁気センサ31は検知対象となる磁気が作用し得る環境下に置かれ、各々のTMR素子32a〜32dの検知出力に基づき磁界のベクトル成分(磁気角度或いは磁気方位)を検知するために使用される。ここに、磁気センサ31に或る磁界が作用した場合、並列に配置されている複数のTMR素子32a〜32d間の磁気異方性の方向A〜Dがずれており、各々のTMR素子32a〜32dが呈示する抵抗値対応の検知出力が大小異なることとなり、これらの検知出力を簡単な演算回路により演算処理することにより、磁気方位を特定検知することができる。即ち、複数のTMR素子32a〜32d間の磁気異方性の方向A〜Dをずらすことにより、磁界のベクトル成分を検知するにあたってその角度検知分解能を向上させ、高感度化を図れるものとなる。
【0070】
また、元々薄膜技術等を用いて作製されるTMR素子32a〜32dを用いているので、磁気センサ31としても小型・軽量化を図ることができる。また、各薄膜磁気抵抗効果素子がTMR素子32a〜32dとしてチップ構成されてチップ搭載基板33上に実装されることにより磁気センサ31が作製されるので、一括して熱処理工程を行なうことが可能で、その分、製造が容易となり、TMR素子モジュール作製の歩留まりが高く、低コストな磁気センサ31とすることができる。
【0071】
本発明の第七の実施の形態を図10に基づいて説明する。本実施の形態も、前述したような磁気センサ41のより実際的な構成例を示すものである。
【0072】
本実施の形態では、前述のTMR素子32a〜32dに相当するTMR素子42a〜42dが、そのチップ外形形状(長方形状)に対して異なる方向の磁気異方性を持たせてチップ構成されたTMR素子であって、伝送線路搭載基板43上にチップ外形形状を揃えて並列配置させて実装させることにより磁気センサ41が構成されている。作用的には、前述した実施の形態の場合と同様である。
【0073】
従って、前述の第六の実施の形態の効果に加えて、本実施の形態によれば、チップ外形形状に対して磁気異方性の方向を異ならせてチップ外形形状を揃えて並列配置させてTMR素子42a〜42dを実装させているので、実装に際して汎用実装機を用いることもでき、より一層の低コスト化を図ることができる。
【0074】
本発明の第八の実施の形態を図11に基づいて説明する。本実施の形態は、前述したような磁気センサの一次的な信号処理も含めた構成例を示すものである。
【0075】
本実施の形態の磁気センサ51は、隣接する各薄膜磁気抵抗効果素子52a,52b間、52b,52c間、及び、52c,52d間の出力の差動をとる差動演算手段としての差動演算器53a,53b,53cを備えて構成されている。即ち、磁気異方性の方向A〜Dに関して各々相対角度を持たせた隣接する各薄膜磁気抵抗効果素子52a,52b間、52b,52c間、及び、52c,52d間の出力の差動を差動演算器53a,53b,53cで演算し、これらの差動演算手段の差動演算結果を比較し、この比較結果に基づき対象となる磁気ベクトルを検知特定するように構成されている。
【0076】
本実施の形態のように、隣接する各薄膜磁気抵抗効果素子52a,52b間、52b,52c間、及び、52c,52d間の出力の差動をとり、その差動演算結果に基づき対象となる磁気ベクトルを検知特定することで、ノイズをキャンセルでき、よって、磁気センサ51としてノイズによる誤検知動作を防止することができる。また、携帯電話等へ搭載する上で、他の部品から発生する磁界に対して耐性を持つことになる。
【0077】
本発明の第九の実施の形態を図12に基づいて説明する。本実施の形態は、前述した各実施の形態のような磁気センサを利用して構成した地磁気検知の方位検知システムへの適用例を示す。まず、例えば3つの磁気センサ61a,61b,61c(前述した磁気センサ1,31,41,51の何れの形態でもよい)をxyz3軸ベクトルの方向に独立して配置させた地磁気センサ62が設けられている。これらの磁気センサ61a,61b,61cの検知出力はデータ取り込み部63を介して検知手段としての3磁気成分検知部64に入力されている。この3磁気成分検知部64は地磁気検知に関して、磁気センサ61a,61b,61cの検知出力に基づき3軸ベクトル成分を検知する。一方、データ取り込み部63を介して取り込まれた磁気センサ61a,61b,61cの検知出力に関してその絶対値を算出する絶対値演算部65と、この絶対値演算部65により算出された絶対値の大きさを予め設定されている比較地磁気強度に測定マージンを加味した閾値と比較する比較部66とによる異常検知手段67が設けられている。比較部66では算出された絶対値の大きさが閾値を越えている場合に検知結果に異常があると判断する。この比較部66の出力側には異常検知出力に基づき動作する報知手段としての警報部68が設けられている。
【0078】
これにより、本実施の形態の方位検知システムによれば、測定済みの地磁気強度に測定マージンを加味して予め設定されている閾値を超えるような大きさの検知結果が得られた場合には、警報部68を通じて測定値に異常がある旨を報知するので、誤った検知結果の利用を未然に防止できる。なお、より実際的には、3磁気成分検知部64から得られる検知結果とともに、この警報部68の出力も通信部69を通じて当該システムの使用者に通信によって通知するシステム構成とすればよい。これにより、GPSシステムや後述の携帯電話等の通信システムのようなビジネス形態に利用することも可能となる。
【0079】
なお、本実施の形態の方位検知システムでは、3つの磁気センサ61a,61b,61cを用いたが、3つ以上の磁気センサを3軸ベクトル以上の方向に独立に配置させて地磁気の方向検知を3軸以上のベクトル検知として行なうようにしてもよい。或いは、逆に、1つの磁気センサのみを用いる一軸ベクトル検知を行なう方位検知システムとして構成してもよい。
【0080】
本発明の第十の実施の形態を図13に基づいて説明する。本実施の形態は、前述した各実施の形態のような磁気センサを利用して構成したGPS対応の携帯通信端末としての携帯電話71への適用例を示す。図13は携帯電話71の外観構成を示す概略正面図で、種々の構成例があるが、一例としてマイク部72、入力操作部73、スピーカ部74、LCD等による表示部75等を備え、ヒンジ部76により2つ折り構造とされている。
【0081】
このような基本的な構成に加え、本実施の形態では、GPS機能を発揮させるための地磁気の方位検知に利用する磁気センサ77(前述した磁気センサ1,31,41,51の何れの形態でもよい)が表示部75の裏面側に埋め込まれることにより搭載されている。
【0082】
従って、携帯電話71等の実装面積が限られた携帯通信端末に関して、方位検知用の磁気センサ77を備えるGPS対応の機種の場合でもその実装面積の低減が見込まれる。特に、表示部75の裏面側に埋め込み実装しているので、本実施の形態のような折り畳みタイプの携帯電話71の場合であっても、表示面に近接又は一体化されるので、誤差が少なくなる。また、磁気センサ77は受動的な部品であるので、他に電気・磁気的なノイズは発生せず、表示部75のように外来ノイズに敏感な箇所にも適合可能となる。
【0083】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の磁気センサによれば、磁気的なカップリングを受けて磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化した場合、薄膜磁気抵抗効果素子の磁気抵抗が変化することで最終的に伝送線路のインピーダンスも変化するので、外部磁界の検知を交流、特に高周波キャリア成分を重畳させて行わせる上で伝送線路のインピーダンス変化を通じて高感度に対象磁気を検知することができ、高周波スイッチ、高感度な方向性結合器、周波数に依存しない高感度なパワーセンサ等に応用することができる。
【0084】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明を実現する上で、伝送線路の他端側に薄膜コイルを有するので、伝送線路の他端側に高周波駆動系を直接接続することなく薄膜コイルを介して高周波駆動させることができ、EMC用近磁界プローブ等の用途に好適な磁気センサを提供することができる。
【0085】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の磁気センサにおいて、伝送線路を磁界感知用軟磁性体層の保磁力よりも保磁力の低い磁性体層により形成することで、センサ部となる薄膜磁気抵抗効果素子への磁束集中効果が期待でき、より一層感度を向上させることができる。
【0086】
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサにおいて、可動部に配置した永久磁石による磁界の変化による磁気的なカップリングの差を利用して磁界感知用軟磁性体層の磁気状態を変化させて伝送線路上に配設の薄膜磁気抵抗効果素子の抵抗を変化させることで、磁気センサとして意図するアプリケーション機能を実現することができる。
【0087】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサにおいて、近接させて配設される配線部に流れる電流による磁気的なカップリングを利用して磁界感知用軟磁性体層の磁気状態を変化させて伝送線路上に配設の薄膜磁気抵抗効果素子の抵抗を変化させることで、磁気センサとして意図するアプリケーション機能を実現することができ、特に、電流を利用しているので、その電流強度を変えることにより、意図するアプリケーション機能を簡単に実現することができる。
【0088】
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサにおいて、本来的に高周波電流を流す伝送線路自身を磁気的なカップリング用の電流印加に利用しているので、高周波用部分との一体化構成が可能となり、より一層小型・簡便に構成することができる。
【0089】
請求項7記載の発明によれば、請求項1ないし6の何れか一記載の磁気センサにおいて、磁気センサとしていわゆる高周波キャリア型センサを提供することができる。
【0090】
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないし7の何れか一記載の磁気センサを実現する上で、薄膜磁気抵抗効果素子がトンネル型磁気抵抗効果素子としてモノリシックに作製されるので、高精度な磁気センサとすることができ、また、製品間のばらつきを抑え、低コストに製造することができ、さらには、並列型センサの実現も容易にすることができる。
【0091】
請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の磁気センサを実現する上で、各薄膜磁気抵抗効果素子がトンネル型磁気抵抗効果素子としてチップ構成されて実装されることにより作製されるので、一括して熱処理工程を行なうことが可能で、その分、製造が容易となり、薄膜磁気抵抗効果素子モジュール作製の歩留まりが高く、低コストな磁気センサとすることができる。
【0092】
請求項10記載の発明によれば、請求項8記載の磁気センサを実現する上で、各薄膜磁気抵抗効果素子がトンネル型磁気抵抗効果素子としてチップ構成されて実装されることにより作製されるので、薄膜磁気抵抗効果素子作製の歩留まりが高く、低コストな磁気センサとすることができ、さらには、チップ外形形状に対して磁気異方性の方向を異ならせてチップ外形形状を揃えて実装させているので、汎用実装機を用いることもでき、より一層の低コスト化を図ることができ、また、チップの実装面に対して垂直異方性を採る構成も可能であり、これにより、3軸ベクトル検知も容易に実現することができる。
【0093】
請求項11記載の発明によれば、請求項9又は10記載の磁気センサにおいて、隣接する各薄膜磁気抵抗効果素子間の出力の差動をとり、その差動演算結果に基づき対象となる磁気を検知することで、特に近傍からの磁界ノイズをキャンセルでき、よって、ノイズによる誤検知動作を防止することができ、また、携帯電話等へ搭載する上で、他の部品から発生する磁界に対して耐性を持たせることができる。
【0094】
請求項12記載の発明の方位検知システムによれば、地磁気を検知対象とする方位検知システムに適用した場合、基本的には、高感度な請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサの検知出力に基づき検知される磁気ベクトルが利用されるが、この際、磁気センサの検知出力の絶対値を測定済みの地磁気強度に測定マージンを加味した閾値との比較により検知結果に異常があるか否かを判断しており、異常が検知された場合にはその旨を報知させることで、誤った検知結果の利用を未然に防止することができ、さらには、磁気センサによる検知結果とともに、異常検知の結果の情報も当該システムの使用者に通信により伝送するGPSシステムや携帯電話等の携帯通信端末のようなビジネス形態に利用することもできる。
【0095】
請求項13記載の発明の方位検知システムによれば、3軸ベクトル以上の方向に独立して配置された高感度な請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサの検知出力に基づき検知される3軸以上のベクトルを利用することで、地磁気を検知対象とする方位検知システムに適用することができ、特に、加速度センサ等を併用することなく、当該センサのみで使用中の運動を検知することができる。
【0096】
請求項14記載の発明の携帯通信端末によれば、携帯電話等の実装面積が限られた携帯通信端末に関して、方位検知用の磁気センサを備えるGPS対応の機種の場合でもその実装面積の低減を見込むことができ、特に、表示部の裏面側に埋め込み実装しているので、折り畳みタイプの端末の場合であっても、表示面に近接又は一体化され、検知誤差を少なくすることができ、また、当該磁気センサは受動的な部品であるので、他に電気・磁気的なノイズは発生せず、表示部のように外来ノイズに敏感な箇所にも適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の磁気センサの原理的な構成例を示す平面図である。
【図2】そのTMR素子を示し、(a)は概略平面図、(b)はその概略断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の磁気センサの原理的な構成例を示す平面図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態の磁気センサの原理的な構成例を示す平面図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態の磁気センサの原理的な構成例を示す平面図である。
【図6】その変形例の磁気センサの原理的な構成例を示す平面図である。
【図7】本発明の第五の実施の形態の磁気センサの作製方法を工程順に示す概略断面図である。
【図8】その概略平面図である。
【図9】本発明の第六の実施の形態の磁気センサの原理的構成を示す模式図である。
【図10】本発明の第七の実施の形態の磁気センサの原理的構成を示す模式図である。
【図11】本発明の第八の実施の形態の磁気センサの原理的構成を示す模式図である。
【図12】本発明の第九の実施の形態の方位検知システムの構成例を示す模式図である。
【図13】本発明の第十の実施の形態の携帯電話の構成例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 磁気センサ
3 検知系
4 伝送線路
5 薄膜磁気抵抗効果素子、TMR素子
7 磁性体層
8 非磁性体層
9 磁界感知用軟磁性体層
11 永久磁石
14 配線部
15 薄膜コイル
31 磁気センサ
32 薄膜磁気抵抗効果素子、TMR素子
41 磁気センサ
42 薄膜磁気抵抗効果素子、TMR素子
51 磁気センサ
52 薄膜磁気抵抗効果素子
53 差動演算手段
61 磁気センサ
62 薄膜磁気抵抗効果素子
64 検知手段
67 異常検知手段
68 報知手段
75 表示部
77 磁気センサ
Claims (14)
- 少なくとも磁性体層と非磁性体層との積層構造を含み、かつ、前記磁性体層のうちに磁界感知用軟磁性体層を含み、磁気的なカップリングにより前記磁界感知用軟磁性体層の磁気状態が変化して当該素子の磁気抵抗が変化する薄膜磁気抵抗効果素子と、
少なくとも一端側が検知系に接続される線路中に前記薄膜磁気抵抗効果素子が配設接続されて当該薄膜磁気抵抗効果素子の抵抗変化によりインピーダンスが変化する伝送線路と、
を備える磁気センサ。 - 前記伝送線路の他端側に薄膜コイルを有する請求項1記載の磁気センサ。
- 前記伝送線路は、保磁力が前記磁界感知用軟磁性体層の保磁力よりも低く、膜厚が前記磁界感知用軟磁性体層の膜厚よりも厚い磁性体層により形成されている請求項1又は2記載の磁気センサ。
- 前記磁界感知用軟磁性体層は、永久磁石により磁気的なカップリングを受ける請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサ。
- 前記磁界感知用軟磁性体層は、近接させて配設される配線部に流れる電流により磁気的なカップリングを受ける請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサ。
- 前記磁界感知用軟磁性体層は、前記伝送線路自身に高周波電流に重畳されて流れる直流電流又は低周波電流により磁気的なカップリングを受ける請求項1ないし3の何れか一記載の磁気センサ。
- 前記検知系は、前記伝送線路を伝送される高周波の強度変化によって磁界を検知する請求項1ないし6の何れか一記載の磁気センサ。
- 前記薄膜磁気抵抗効果素子は、磁性体層、非磁性体絶縁層及び磁性体層の積層構造を含むトンネル型磁気抵抗効果素子であって、モノリシックに薄膜形成されている請求項1ないし7の何れか一記載の磁気センサ。
- チップ構成された複数個の前記トンネル型磁気抵抗効果素子がチップ方向を異ならせて実装されている請求項8記載の磁気センサ。
- チップ外形形状に対して異なる方向の磁気異方性を持たせてチップ構成された複数個のトンネル型磁気抵抗効果素子が、チップ外形形状を揃えて実装されている請求項8記載の磁気センサ。
- 隣接する前記各薄膜磁気抵抗効果素子間の出力の差動をとる差動演算手段を有し、これらの差動演算手段の差動演算結果に基づき対象となる磁気を検知するようにした請求項8ないし10の何れか一記載の磁気センサ。
- 地磁気を検知対象とする請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサと、
この磁気センサの検知出力に基づき磁気ベクトルを検知する検知手段と、
前記磁気センサの検知出力の絶対値と予め設定されている閾値とに基づき検知結果に異常があるか否かを判断する異常検知手段と、
この異常検知手段により異常が検知された場合にはその旨を報知する報知手段と、
を備える方位検知システム。 - 3軸ベクトル以上の方向に独立して配置されて地磁気を検知対象とする請求項1ないし11の何れか一記載の複数の磁気センサと、
これらの磁気センサの検知出力に基づき3軸以上のベクトルを検知する検知手段と、
を備える方位検知システム。 - 表示部を備える携帯通信端末であって、地磁気を検知対象として前記表示部の裏面側に埋め込まれた請求項1ないし11の何れか一記載の磁気センサを備える携帯通信端末。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002200890A JP2004045119A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 磁気センサ、この磁気センサを用いた方位検知システム及び携帯通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002200890A JP2004045119A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 磁気センサ、この磁気センサを用いた方位検知システム及び携帯通信端末 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP2004045119A true JP2004045119A (ja) | 2004-02-12 |
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ID=31707572
Family Applications (1)
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| JP2002200890A Pending JP2004045119A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 磁気センサ、この磁気センサを用いた方位検知システム及び携帯通信端末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2004045119A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008277834A (ja) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Magic Technologies Inc | 磁場角センサおよび磁気トンネル接合素子並びに磁場角センサの製造方法 |
| JP2014099509A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Hitachi Ltd | 磁気検出装置 |
| JP2014212431A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | Tdk株式会社 | 発振器、整流器および送受信装置 |
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| CN117609881A (zh) * | 2023-11-29 | 2024-02-27 | 阿童木(广州)智能科技有限公司 | 一种基于人工智能的金属重叠检测方法及系统 |
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2002
- 2002-07-10 JP JP2002200890A patent/JP2004045119A/ja active Pending
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